JP2002146312A - 粘着剤組成物とその粘着シート類およびその製造方法 - Google Patents

粘着剤組成物とその粘着シート類およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分
とする単量体混合物を共重合して得られる粘着剤組成物
において、実質的に粘着特性は変化させることなく、剥
離剤を塗布した剥離ライナーや背面処理層に対する剥離
力を粘着剤側でコントロールすることが出来る粘着剤組
成物、および該粘着剤組成物からなる粘着剤層を備えた
粘着シート類を提供する。 【解決手段】(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主
成分とする単量体混合物100重量部に対して、0.0
05〜0.5重量部の範囲でシラン系単量体を共重合
し、その後架橋剤を添加して最終的な溶剤不溶分を20
〜80%とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアクリル系の粘着剤
組成物とそれを基材上に設けた粘着シート類(テープ、
シート、フィルムなど)、およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】
【0003】現在(メタ)アクリル酸アルキルエステル
を主成分とする単量体混合物を共重合し、基材の両面に
粘着剤層を設け剥離ライナーを介して巻回した両面テー
プが非常に多く使われている。この場合、粘着シートか
ら剥離ライナーを剥がす際の剥離力はその使用において
大変重要である。剥離が軽すぎる、すなわち剥離力が小
さすぎる場合は、容易に剥離ライナーが剥がれ粘着面が
露出してしまい、また剥離が重すぎる、すなわち剥離力
が大きすぎると、その剥離工程において簡便な作業が困
難となってしまう。
【0004】また基材の背面に剥離処理を行い、他面に
粘着剤層を設け巻回する粘着シート類においても、背面
からの剥離力は重要で、軽すぎれば巻回状態での保存安
定性が悪くなり、重すぎれば巻き戻しが困難となる。
【0005】このため、粘着剤に応じて剥離ライナーや
背面からの剥離力を調整する必要があり、このためには
従来剥離ライナーや背面に設ける剥離処理層の処理方法
を変更し対応していた。
【0006】このように従来は、粘着剤を変更する度に
剥離処理条件の変更が必要であり、管理、保管などの作
業性が非常に面倒であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とする単
量体混合物を共重合して得られる粘着剤組成物におい
て、実質的に粘着特性は変化させることなく、剥離剤を
塗布した剥離ライナーや背面処理層に対する剥離力を粘
着剤側でコントロールすることが出来る粘着剤組成物、
および該粘着剤組成物からなる粘着剤層を備えた粘着シ
ート類を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するため鋭意検討した結果、(メタ)アクリル
酸アルキルエステルを主成分とする単量体混合物に、特
定量のシラン系単量体を共重合することにより得られる
重合体が、シラン系単量体の配合量に応じて剥離力をコ
ントロールすることができ、合わせて後から添加する架
橋剤の量を調整して溶剤不溶分を一定とすることによっ
て実質的に粘着特性が変わらないことを見出した。本発
明はこれらの知見に基づいて完成されたものである。
【0009】すなわち、本発明は、(メタ)アクリル酸
アルキルエステルを主成分とする単量体混合物100重
量部に対して、0.005〜0.5重量部のシラン系単
量体を共重合して得られる重合体と架橋剤を含み、溶剤
不溶分が20〜80%である粘着剤組成物(請求項1)
であり、特に水分散型粘着剤組成物(請求項2)に係る
ものである。
【0010】本発明は、さらに、上記水分散型粘着剤組
成物からなる粘着剤層を備えた粘着シート類(請求項
3)に係るものであり、特に粘着剤層がシリコーン系剥
離剤を塗布した剥離ライナーあるいはシリコーン系剥離
剤からなる背面処理層に接する構成である粘着シート類
(請求項4)に係るものである。
【0011】また本発明は、(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルを主成分とする単量体混合物100重量部に
対して、0.005〜0.5重量部の範囲でシラン系単
量体を共重合し、その後その後架橋剤を添加して架橋さ
せ、最終的な溶剤不溶分を20〜80%とすることによ
り、実質的に接着特性は同じであり、かつシリコーン系
剥離剤を塗布した剥離ライナーあるいはシリコーン系剥
離剤からなる背面処理層に対する剥離力をコントロール
できる粘着シート類の製造方法(請求項5)に係るもの
である。
【0012】なお、本明細書において「溶剤不溶分」と
は、所定量(約500mg)の試料を精秤し(そのうち
不揮発分の重量をW1mgとする)、これを酢酸エチル
中に室温で3日間浸漬した後、不溶物を取り出し、この
不溶物を100℃で2時間乾燥させて重量(W2mg)
を測定し、下記式 溶剤不溶分(重量%)=(W2/W1)×100 に従って算出したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルを主成分とし、且つシラン系単量体を含
む単量体混合物を共重合して得られる重合体に、最終的
な溶剤不溶分が20〜80%となるよう架橋剤を添加し
粘着剤組成物としたものである。
【0014】本発明において主構成単量体として用いる
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、一般式
(1) CH2=C(R1)COOR2 (1) (式中、R1は水素原子又はメチル基、R2は炭素数1〜
14のアルキル基を示す)で表される化合物が挙げられ
る。
【0015】前記R2として、例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、イソアミル基、ヘキシル基、へプチル基、2−
エチルヘキシル基、イソオクチル基、イソノニル基、イ
ソデシル基などが例示できる。なかでも、R2として、
ブチル基、2−エチルヘキシル基などの炭素数2〜10
のアルキル基が好ましい。上記(メタ)アクリル酸アル
キルエステルは単独でまたは2種以上混合して使用でき
る。例えば、アクリル酸アルキルエステルとして、アク
リル酸ブチル単独、又はアクリル酸ブチルとアクリル酸
2−エチルヘキシルとを組み合わせて使用できる。この
場合、アクリル酸2−エチルヘキシルとアクリル酸ブチ
ルとの割合は、前者/後者=0/100〜55/45
(例えば、5/95〜60/40)程度である。
【0016】(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主
成分とする単量体混合物中の該(メタ)アクリル酸アル
キルエステル[例えば、上記(メタ)アクリル酸C2-14
アルキルエステル]の比率は、一般に80重量%以上
(例えば80〜99.8重量%程度)、好ましくは85
重量%以上(例えば85〜99.5重量%程度)、さら
に好ましくは90重量%以上(例えば90〜99重量%
程度)である。
【0017】前記単量体混合物は、熱架橋するための架
橋点を導入するため、通常、官能基含有単量体(熱架橋
性官能基含有単量体)を含んでいる。該官能基含有単量
体をコモノマー成分として用いることにより被着体に対
する接着力も向上する。
【0018】前記官能基含有単量体としては、例えば、
アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、
クロトン酸、無水マレイン酸などのカルボキシル基含有
単量体又はその酸無水物;(メタ)アクリル酸2−ヒド
ロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロ
ピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチルなどの
水酸基含有単量体;(メタ)アクリルアミド、N,N−
ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アク
リルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミ
ドなどのアミド基含有単量体;(メタ)アクリル酸ジメ
チルアミノエチル、(メタ)アクリル酸t−ブチルアミ
ノエチルなどのアミノ基含有単量体;(メタ)アクリル
酸グリシジルなどのグリシジル基含有単量体;(メタ)
アクリロニトリル、N−(メタ)アクリロイルモルホリ
ン、N−ビニル−2−ピロリドンなどが挙げられる。こ
れらの中でも、アクリル酸などのカルボキシル基含有単
量体又はその酸無水物などが好ましい。上記の官能基含
有単量体は1種または2種以上使用することができる。
【0019】上記官能基含有単量体の使用量は、前記
(メタ)アクリル酸アルキルエステル100重量部に対
して、例えば0.5〜10重量部、好ましくは1〜8重
量部程度である。0.5重量部未満ではその効果が現れ
ず、10重量部を超えると接着力が低下する恐れがあ
る。
【0020】また、前記単量体混合物には、凝集力等の
特性を高めるため、必要に応じて、その他の共重合性単
量体が含まれていてもよい。このような共重合性単量体
としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル:酢酸ビ
ニルなどのビニルエステル類;スチレン、ビニルトルエ
ンなどの芳香族ビニル化合物;シクロペンチルジ(メ
タ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート
などの環式アルコールの(メタ)アクリル酸エステル
類;ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、プロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメ
タントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレートなどの多価アルコールの
(メタ)アクリル酸エステル類などが挙げられる。これ
らの共重合性単量体も1種または2種以上使用できる。
【0021】本発明において、前記(メタ)アクリル酸
アルキルエステルと共重合されるシラン系単量体として
は、ケイ素原子を有する重合性化合物であれば特に限定
されないが、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
に対する共重合性に優れている点で(メタ)アクリロイ
ルオキシアルキルシラン誘導体などの(メタ)アクリロ
イル基を有するシラン化合物が好ましい。シラン系単量
体としては、例えば、3−メタクリロイルオキシプロピ
ルトリメトキシシラン、3−アクリロイルオキシプロピ
ルトリメトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロ
ピルトリエトキシシラン、3−アクリロイルオキシプロ
ピルトリエトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプ
ロピルメチルジメトキシシラン、3−アクリロイルオキ
シプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロイ
ルオキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−アクリ
ロイルオキシプロピルメチルジエトキシシランなどが挙
げられる。これらのシラン系単量体は単独で又は2種以
上組み合わせて使用できる。
【0022】また、上記以外に、共重合可能なシラン系
単量体として、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、4−ビニルブチルトリメトキ
シシラン、4−ビニルブチルトリエトキシシラン、8−
ビニルオクチルトリメトキシシラン、8−ビニルオクチ
ルトリエトキシシラン、10−メタクリロイルオキシデ
シルトリメトキシシラン、10−アクリロイルオキシデ
シルトリメトキシシラン、10−メタクリロイルオキシ
デシルトリエトキシシラン、10−アクリロイルオキシ
デシルトリエトキシシランなども使用できる。
【0023】シラン系単量体の量は前記(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルの種類や用途などに応じて適宜選
択できるが、シラン系単量体の共重合量が、前記(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とする単量体
混合物(シラン系単量体を除く)100重量部に対し
て、0.5重量部を超えると接着できない程度まで接着
力が低下する場合がある。また0.005重量部未満で
は、粘着特性、特に耐反発性が0.005重量部以上添
加した場合に比べて低下する場合がある。従って、本発
明では、前記単量体混合物(シラン系単量体を除く)1
00重量部に対するシラン系単量体の量は、0.005
〜0.5重量部、好ましくは0.01〜0.1重量部の
範囲である。
【0024】本発明の粘着剤組成物を構成する重合体
は、例えば、前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
を主成分とし且つシラン系単量体を含む単量体混合物を
慣用の重合方法において重合体とすることができる。特
に本発明においては、溶剤を用いないため環境衛生上望
ましく、耐溶剤性の点でも優れるなどの利点を有してい
る水分散型粘着剤組成物として調製することが好まし
い。
【0025】水分散型粘着剤組成物を得る方法として
は、一般的な乳化重合や懸濁重合を用いることができ、
その方法も一般的な一括重合、連続滴下重合、分割滴下
重合などを採用できる。重合温度は、例えば20〜10
0℃程度である。
【0026】また水分散型粘着剤組成物は、上記方法の
ほか、別途溶液重合や塊状重合により得た(メタ)アク
リル酸エステル共重合体を、乳化剤により水に分散させ
て調製してもよい
【0027】重合に用いる重合開始剤としては、例え
ば、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、2,2′
−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二硫酸
塩、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒ
ドロクロライド、2,2′−アゾビス[2−(5−メチ
ル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロ
クロライド、2,2′−アゾビス(N,N′−ジメチレ
ンイソブチルアミジン)などのアゾ系開始剤;過硫酸カ
リウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩;ベンゾイ
ルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイ
ド、過酸化水素などの過酸化物系開始剤;フェニル置換
エタンなどの置換エタン系開始剤;芳香族カルボニル化
合物;過硫酸塩と亜硫酸水素ナトリウムとの組み合わ
せ、過酸化物とアスコルビン酸ナトリウムとの組み合わ
せなどのレドックス系開始剤などが挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。重合開始剤の使用量は、
モノマーの総量100重量部に対して、例えば0.00
5〜1重量部程度である。
【0028】また、重合には連鎖移動剤を用いてもよ
い。連鎖移動剤としては、慣用の連鎖移動剤、例えば、
ドデカンチオール等のメルカプタン類等が例示できる。
連鎖移動剤の使用量は、単量体混合物の総量100重量
部に対して、例えば0.001〜0.5重量部程度であ
る。
【0029】また、乳化重合において用いる乳化剤とし
て、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウ
ム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸
ナトリウムなどのアニオン系乳化剤;ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテルなどのノニオン系乳化剤などを使用でき
る。これらの乳化剤は単独で用いてもよく、2種以上を
併用してもよい。乳化剤の使用量は、単量体混合物の総
量100重量部に対して、例えば0.2〜10重量部、
好ましくは0.5〜5重量部程度である。
【0030】本発明の粘着剤組成物において、上記乳化
重合により水分散型粘着剤組成物を得る場合は、特に、
(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とし且つ
シラン系単量体を含まない組成で重合した場合の重合終
了時の溶剤不溶分が5%以下となる樹脂組成物が得られ
る単量体混合物と重合条件により、シラン系単量体を共
重合することが好ましい。これにより水分散型であるに
もかかわらず、水分散型粘着剤の粒子の内部と外側が均
一に架橋されるため、優れた端末剥がれ性と高い保持性
とを両立させることが可能である。
【0031】上記の「重合条件」とは、シラン系単量体
の有無を除く他の重合条件、例えば、反応温度、反応時
間、重合開始剤の種類及び使用量、連鎖移動剤の種類及
び使用量等が同一であることを意味する。
【0032】なお、シラン系単量体を含まない組成で重
合した場合に溶剤不溶分が5%を超える樹脂組成物が得
られる単量体混合物とシラン系単量体とを重合に付す場
合には、端末剥がれ性が低下しやすい。
【0033】本発明の粘着剤組成物は、前記シラン系単
量体を含む(メタ)アクリル酸エステル共重合体に、架
橋剤を添加してなるものである。本発明では、粘着剤の
用途に応じて架橋剤を用いることができる。前記架橋剤
としては、通常用いる架橋剤を使用することができ、例
えば日本ポリウレタン工業株式会社製『アクアネート2
00』、武田薬品工業株式会社製『タケネートWD−7
25』、住友バイエルンウレタン株式会社製『SBUイ
ソシアネート0775』、第一工業製薬株式会社製『エ
ラストロンBN−69』などのイソシアネート系架橋
剤、1,3−ビス(N,N´−ジグリシジルアミノメチ
ル)シクロヘキサン、トリス(エポキシプロピル)イソ
シアヌレート、ポリエチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテルなど
のエポキシ系架橋剤、株式会社日本触媒製『エポクロス
WS−500』などのオキサゾリン系架橋剤、株式会社
日本触媒製『ケミタイトPZ−33』などのアジリジン
系架橋剤、酢酸亜鉛などの金属キレート系架橋剤などが
挙げられる。架橋剤は、油溶性及び水溶性の何れであっ
てもよい。
【0034】これらの架橋剤の配合量は、上記シラン系
単量体の配合量によって調整されるものであって、最終
的な溶剤不溶分が20〜80%、好ましくは30〜70
%となるよう添加される。最終的な溶剤不溶分が20%
未満では粘着特性が劣り、80重量%を超えると凝集力
が高くなりすぎ接着力が低下する。
【0035】また本発明では、粘着剤の用途に応じて粘
着付与成分を混合することもできる。粘着付与成分とし
ては、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、脂肪族系石油樹
脂、芳香族系石油樹脂、共重合系石油樹脂、脂環族系石
油樹脂、キシレン樹脂、およびエラストマーなどを挙げ
ることができる。
【0036】また本発明の粘着剤組成物には、その他必
要に応じて、粘着剤に通常使用される添加剤、例えば、
老化防止剤、充填剤、顔料、着色剤、水分散体の場合p
Hを調整するための塩基(アンモニア水など)や酸、な
どが添加されていてもよい。
【0037】次に本発明の請求項3または4に係る粘着
シート類の実例を図面にもとづいて説明するが、本発明
はこれらに何ら限定されるものではない。
【0038】図1は、基材フィルムの両面に粘着剤層を
有する粘着シート類の一例を模式的に示す断面図であ
る。
【0039】図1において、1は粘着剤層を、2は基材
を、3は剥離ライナーをそれぞれ示している。本発明の
粘着シート類は、前記水分散型粘着剤組成物を基材2上
に塗布し、熱架橋して粘着剤層1を形成し、剥離ライナ
ー3と貼り合せることにより得られる。これは図示する
ように巻回されることが好ましいが、そのまま保管する
こともできる。また剥離ライナー3上に粘着剤層1を形
成した後、基材2と貼り合せることもできる。また剥離
ライナー3上に粘着剤層1を形成しそのまま巻回するこ
とで、基材を含まない、いわゆる基材レスの両面粘着シ
ートとすることもできる。
【0040】本発明において基材2としては、例えば、
ポリプロピレンフィルム、エチレン−プロピレン共重合
体フィルム、ポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルな
どのプラスチックフィルム;クラフト紙などの紙;金属
箔などを使用できる。前記プラスチックフィルムは、無
延伸フィルム及び延伸(一軸延伸又は二軸延伸)フィル
ムの何れであってもよい。また、基材のうち粘着剤を塗
布する面には、通常使用される下塗剤やコロナ放電方式
などによる表面処理が施されていてもよい。基材の厚み
は、目的に応じて適宜選択できるが、一般には10〜5
00μm程度である。
【0041】粘着剤層1は前記水分散型粘着剤組成物を
慣用のコーター、例えば、グラビヤロールコーター、リ
バースロールコーター、キスロールコーター、ディップ
ロールコーター、バーコーター、ナイフコーター、スプ
レーコーターなどを用いて基材1に塗布することで行う
ことができる。前記水分散型粘着剤組成物は、乾燥後の
粘着剤層の厚みが、例えば10〜100μm程度となる
ように塗布される。
【0042】塗布された前記水分散型粘着剤組成物は、
加熱により熱架橋され粘着剤層1を形成する。熱架橋
は、慣用の方法、例えば、シラン系単量体や架橋剤の種
類に応じて架橋反応が進行する温度にまで加熱すること
により行われる。
【0043】本発明において剥離ライナー3は、薄葉基
材の片面あるいは両面にシリコーン系剥離剤からなる剥
離層を設けたものであって、従来から用いられてきたも
のが使用される。その厚さは特に限定されないが、好ま
しくは15μm以上、さらに好ましくは25〜500μ
mである。
【0044】図2は、本発明の粘着シート類の別の一例
を模式的に示す断面図であって、基材2の片面に粘着剤
層1が設けられ、これに剥離ライナー3が貼り合わされ
ている構成を示している。これは図示するように巻回さ
れることが好ましいが、そのまま保管することもでき
る。
【0045】図3は本発明の粘着シート類の別の一例を
模式的に示す断面図であって、背面処理層4を設けた基
材2に粘着剤層1を付設した構成を示している。これは
図示するように、背面処理層4に粘着剤層1が接するよ
うに巻回され、保管される。背面処理層4は、シリコー
ン系背面処理剤を従来周知の方法によって基材1に設け
たものを用いることができる。
【0046】本発明の請求項5に係る粘着シート類の製
造方法は、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成
分とする単量体混合物100重量部に対して、0.00
5〜0.5重量部の範囲でシラン系単量体を共重合し、
その後その後架橋剤を添加して架橋させ、最終的な溶剤
不溶分を20〜80%とする粘着シート類の製造方法で
ある。すなわちシラン系単量体を除く単量体混合物10
0重量部に対して0.005〜0.5重量部の範囲にお
いてシラン系単量体の配合量を調整することにより、シ
リコーン系剥離剤を塗布した剥離ライナーあるいはシリ
コーン系剥離剤からなる背面処理層に対する剥離力をコ
ントロールする。さらに、シラン系単量体の量を調整し
たことにより変化した溶剤不溶分を架橋剤の添加量を調
整し、最終的な溶剤不溶分を20〜80%の範囲内で一
定値とすることで粘着特性を実質的に同じとすることが
出来る。
【0047】ここで粘着特性を実質的に同じにすると
は、例えば接着力が10%程度の違いしかなく、実用的
には問題のない違いしかないことを言う。
【0048】本発明の粘着シート類の製造方法は、シリ
コーン系剥離剤を塗布した剥離ライナーあるいはシリコ
ーン系剥離剤からなる背面処理層に対する剥離力のみ変
化させた粘着シート類を品揃えできる有用な方法であ
る。
【0049】本発明において(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルを主成分とする単量体混合物にシラン系単量
体を共重合することで、シリコーン系剥離剤を塗布した
剥離ライナーあるいはシリコーン系剥離剤からなる背面
処理層に対する剥離力をコントロールすることができる
理由は必ずしも明確ではないが、シラン系単量体のシリ
ルエーテル基やシラノール基が剥離層表面に残存する官
能基と反応するため、シラン系単量体の量を調整するこ
とで粘着剤と剥離処理層との剥離力をコントロールでき
ると推察される。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルを主成分とする単量体混合物を共重合し
て得られる粘着剤組成物において、実質的に粘着特性は
変化させることなく、シリコーン系剥離剤を塗布した剥
離ライナーあるいはシリコーン系剥離剤からなる背面処
理層に対する剥離力をコントロールすることが出来る粘
着剤組成物を得ることができる。このため、粘着剤に応
じて剥離ライナーや背面からの剥離力を調整する必要が
なく、例えば1種類の剥離ライナーで剥離力は異なり、
その他の粘着特性は実質的に同じである粘着シート類を
提供できる。
【0051】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、「部」及び「%」は、特に断りがない限り重量基
準である。
【0052】実施例1 冷却管、窒素導入管、温度計および攪拌機を備えた反応
容器を用い、アクリル酸ブチル97部、アクリル酸3
部、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリエトキシシ
ラン(信越シリコーン株式会社製『KBE−503』)
0.08部、ドデカンチオール(連鎖移動剤)0.05
部、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒ
ドロクロライド(開始剤)0.1部、ポリオキシエチレ
ンノニルフェニルエーテル硫酸アンモニウム(乳化剤)
2部を水100部に加えて乳化重合して重合体を得た。
なお、シラン系単量体を混合しない組成で同様にして重
合した場合の重合終了時の重合体の溶剤不溶分は0%で
あった。これに10%アンモニウム水を添加してpH8
に調整した後、架橋剤として1,3−ビス(N,N´−
ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.00
5部添加し、水分散液の固形部100重量部に対し粘着
付与剤としてロジン系樹脂(荒川化学工業株式会社製
『スーパーエステルE−720』)を固形分で30部加
え、水分散型粘着剤を得た。
【0053】これをシリコーン系剥離剤を塗布した剥離
ライナー(カイト化学工業株式会社製『SLB−80W
5D』)および厚さ40μmのPETフィルムに塗工し
120℃で3分乾燥し、厚さ50μmの粘着剤層を作製
しテープサンプルとした。このテープサンプルから得ら
れる水分散型粘着剤の溶剤不溶分は55%であった。
【0054】実施例2 上記実施例1において、γ−メタクリルオキシプロピル
トリエトキシシラン(信越シリコーン株式会社製『KB
E−503』)を0.05部として得られた重合体に、
架橋剤として1,3−ビス(N,N´−ジグリシジルア
ミノメチル)シクロヘキサンを0.02部添加した以外
は実施例1と同様にして粘着シートを作製した。このテ
ープサンプルから得られる水分散型粘着剤の溶剤不溶分
は53%であった。
【0055】実施例3 上記実施例1において、γ−メタクリルオキシプロピル
トリエトキシシラン(信越シリコーン株式会社製『KB
E−503』)を0.02部として得られた重合体に、
架橋剤として1,3−ビス(N,N´−ジグリシジルア
ミノメチル)シクロヘキサンを0.05部添加した以外
は実施例1と同様にして粘着シートを作製した。このテ
ープサンプルから得られる水分散型粘着剤の溶剤不溶分
は56%であった。
【0056】比較例1 上記実施例1において、γ−メタクリルオキシプロピル
トリエトキシシラン(信越シリコーン株式会社製『KB
E−503』)を0.002部として得られた重合体
に、架橋剤として1,3−ビス(N,N´−ジグリシジ
ルアミノメチル)シクロヘキサンを0.09部添加した
以外は実施例1と同様にして粘着シートを作製した。こ
のテープサンプルから得られる水分散型粘着剤の溶剤不
溶分はは57%であった。
【0057】比較例2 上記実施例3において、架橋剤として1,3−ビス
(N,N´−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサ
ンを添加しない以外は実施例3と同様にして粘着シート
を作製した。このテープサンプルから得られる水分散型
粘着剤の溶剤不溶分は15%であった。
【0058】上記実施例および比較例で得た粘着シート
について、以下の特性を調べた。
【0059】(接着力)PETフィルムに粘着剤を塗工
した粘着テープを幅20mm、長さ100mmに切断
し、これを粒度280番の研磨紙で磨いたSUS板に重
さ2kgのゴムローラを1往復させる方法にて厚着し、
23℃に30分放置後、23℃、65%RH雰囲気中に
て剥離に要する力を測定した(180度ピール、剥離速
度300mm/分)。
【0060】(剥離ライナー剥離力)剥離ライナーに粘
着剤を塗工した粘着テープを幅50mm、長さ150m
mに切断し、塗装板に貼り合せた。そのサンプルを23
℃、65%RH雰囲気中にて剥離ライナーを剥離するの
に要する力を測定した(180度ピール、剥離速度30
0mm/分)。
【0061】(耐反発性)剥離ライナーに粘着剤を塗工
した粘着テープを、厚さ0.5mmのアルミニウム板
(面積:10mm×100mm)に貼り付け、直径50
mmの円弧状に曲げた。剥離ライナーを剥がし、アクリ
ル板にラミネーターを用いて貼り合わせ、これを70℃
の雰囲気下に2時間置き、その時のアルミニウム板の端
部の剥がれた高さを測定した。
【0062】(保持力試験)PETフィルムに粘着剤を
塗工した粘着テープ(幅10mm)を、フェノール樹脂
板に対し10mm×20mmの接触面積で貼り付け、2
0分経過後80℃に20分放置した後、フェノール樹脂
板を垂下し、粘着テープの自由端に600gの均一荷重
を負荷して、80℃での粘着シートの落下時間を測定し
た。
【0063】
【表1】
【0064】表1より明らかなように実施例1〜3にお
いては、接着力、耐反発性、保持力は実用上問題のない
程度の違いであって実質的に変化がないのに対し、剥離
ライナーの剥離力はコントロールできることがわかる。
一方、比較例1では溶剤不溶分を実施例と同等になるよ
う架橋剤を添加しているが、シラン系単量体の添加量が
限定値以下であるため特に端末剥がれ性に劣る。また比
較例2では架橋剤を添加せず溶剤不溶分が限定値以下で
あったため耐反発性や保持力に劣るものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の粘着シート類の一例を模式的に示す
断面図である。
【図2】 本発明の粘着シート類の別の一例を模式的に
示す断面図である。
【図3】 本発明の粘着シート類の別の一例を模式的に
示す断面図である。
【符号の説明】
1: 粘着剤層 2: 基材 3: 剥離ライナー 4: 背面処理層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 道夫 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4J004 AA10 AB01 CA02 CA04 CA05 CA06 CA08 CC02 CE01 DA04 EA01 EA05 FA08 FA10 4J040 DF031 GA07 GA31 JA01 JB09 KA16 LA06 MB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (メタ)アクリル酸アルキルエステルを
    主成分とする単量体混合物100重量部に対して、0.
    005〜0.5重量部のシラン系単量体を共重合して得
    られる重合体と架橋剤を含み、溶剤不溶分が20〜80
    %である粘着剤組成物。
  2. 【請求項2】 水分散型である請求項1記載の粘着剤組
    成物。
  3. 【請求項3】 基材上に請求項1または2のいずれかに
    記載の粘着剤組成物からなる粘着剤層を備えた粘着シー
    ト類。
  4. 【請求項4】 粘着剤層がシリコーン系剥離剤を塗布し
    た剥離ライナーあるいはシリコーン系剥離剤からなる背
    面処理層に接する構成である請求項3記載の粘着シート
    類。
  5. 【請求項5】 (メタ)アクリル酸アルキルエステルを
    主成分とする単量体混合物100重量部に対して、0.
    005〜0.5重量部の範囲でシラン系単量体を共重合
    し、その後架橋剤を添加して架橋させ、最終的な溶剤不
    溶分を20〜80%とすることにより、実質的に粘着特
    性は同じであり、かつシリコーン系剥離剤を塗布した剥
    離ライナーあるいはシリコーン系剥離剤からなる背面処
    理層に対する剥離力をコントロールできる粘着シート類
    の製造方法。
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