JP2002145551A - ダブルデッキエレベータの救出運転装置および方法 - Google Patents

ダブルデッキエレベータの救出運転装置および方法

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JP2002145551A JP2000342801A JP2000342801A JP2002145551A JP 2002145551 A JP2002145551 A JP 2002145551A JP 2000342801 A JP2000342801 A JP 2000342801A JP 2000342801 A JP2000342801 A JP 2000342801A JP 2002145551 A JP2002145551 A JP 2002145551A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下かご室間距離に合わせて救出エレベータ
の上下かご室間距離を調整し、安全かつ確実にサイド救
出運転が行えるダブルデッキエレベータの救出運転装置
および方法を提供することである。 【解決手段】 他方のダブルデッキエレベータが階間で
停止し、かご位置受信装置19で他方のかご位置を受信
したときは、巻上機制御装置15は、自己のダブルデッ
キエレベータをそのかご位置まで移動させる。また、か
ご室間距離制御装置16は、自己のダブルデッキエレベ
ータの上下かご室2、3と他方のダブルデッキエレベー
タの上下かご室2、3のかご位置が一致するようにかご
室駆動装置10を駆動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下かご室の少な
くとも一方を駆動して上下かご室の相対距離を変化させ
るかご室駆動装置を備えたダブルデッキエレベータの救
出運転装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】超高層ビル等ではビルのスペース効率を
向上するために、ビル内の縦の交通手段として、かご室
を上下2段に構成し大量輸送が可能なダブルデッキエレ
ベータがたびたび用いられる。ダブルデッキエレベータ
では、建物の1階床の高さが一定でない場合にも、上下
のかご室が同時に着床できるように、上下のかご室間の
距離を調整するようにしたものがある。
【0003】図9は、かご室間距離調整機能付きダブル
デッキエレベータの側面図である。かご枠1には上かご
室2と下かご室3の2個のかご室が設けられ、下かご室
3にはさらに下かご枠4が設けられ、下かご室3を移動
できるように構成されている。すなわち、下かご枠4を
アクチュエータ6で駆動し、下かご枠4が案内ローラー
5に案内されて下かご室3が移動できるようになってい
る。これにより、上かご室2と下かご室3との間の距離
が変化するようになっている。
【0004】図10は、別のかご室間距離調整機能付き
ダブルデッキエレベータの側面図である。かご枠1の中
央部に取りつけられたクランク7に上かご室2と下かご
室3が取り付けられ、お互いの重量でバランスしている
状態で、モータ8とボールねじ9によって相反する方向
に駆動される。クランク7を用い上下かご室2、3の重
量をバランスさせながらそれぞれ反対方向に移動させる
ので、少ない消費電力で上下かご2、3間の距離を可変
にできる。
【0005】このような上下かご室間距離調整機能を持
つダブルデッキエレベータでは、エレベータ運転中にか
ご室間の距離を調整する。その際には、かご室間距離の
調整動作により乗客が不安感や不快感を感じないように
している。すなわち、上下かご室は、一定加速、定速、
一定減速という速度パターンになるように制御され、乗
客にかご室間距離調節の違和感を感じさせないようにし
ている。
【0006】ところで、隣接して設置された複数台のエ
レベータの一方が故障等で階間にて停止し動けなくなっ
た場合、もう一方のエレベータに作業員が乗りこみ、故
障したエレベータと同じ位置まで移動してかご室の側面
に取り付けられた救出口を開け、故障したエレベータ内
に閉じ込められた乗客を救出することがある。これは、
サイド救出運転と呼ばれ、複数台のエレベータを効率よ
く運転させる群管理機能付エレベータでは一般的に採用
されている。
【0007】ダブルデッキエレベータにおけるサイド救
出運転については、救出する側のエレベータ(以下救出
エレベータと称する)の上下いずれか一方のかごを救出
かごとして決定し、救出される側のエレベータ(以下被
救出エレベータと称する)の上下両方のかご室内の乗客
を救出する救出運転がある。たとえば、救出エレベータ
の下かごを救出かごとして、これに作業員が乗りこみ、
被救出エレベータの下かごの位置に救出かごを移動させ
て下かご内の乗客をまず救出し、その後に被救出エレベ
ータの上かごの位置に救出かごを移動させて上かご内の
乗客を救出するような救出運転である。
【0008】また、救出エレベータの下かごを被救出エ
レベータの下かごと同じ位置に移動させて被救出エレベ
ータの上下のかご室内の乗客を同時に救出する救出運転
もある。すなわち、救出エレベータの上下のかごにそれ
ぞれ作業員が乗りこみ、被救出エレベータの上下かごそ
れぞれの位置に、救出エレベータの上下かごを横付けさ
せる。この場合、被救出エレベータの下かご内の乗客は
救出エレベータの下かごで、また被救出エレベータの上
かご内の乗客は救出エレベータの上かごでそれぞれ救出
される。このため、一方のかごを救出かごに決定しこれ
によって被救出エレベータの上下のかご内の乗客を一方
ずつ救出する場合に比べて、救出にかかる時間が短縮さ
れ、被救出エレベータ内の乗客への不安感を減少するこ
とができる。
【0009】いずれの救出運転においても、上下かご室
間の距離が一定であるので、被救出エレベータの上下か
ご位置に救出エレベータの上下かご位置を合わせること
は比較的容易に行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上下かご室
間距離調整機能を持つダブルデッキエレベータにおいて
は、故障等により階間で停止したエレベータの上下かご
それぞれに救出エレベータの上下かごを横付けし、上下
かご同時にサイド救出運転を行う場合には、上下かご室
間の距離が可変なので上下のどちらかのかごについてず
れが生じ、かご室内の乗客を安全に救出することが困難
となる。
【0011】本発明の目的は、上下かご室間距離に合わ
せて救出エレベータの上下かご室間距離を調整し、安全
かつ確実にサイド救出運転が行えるダブルデッキエレベ
ータの救出運転装置および方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
ダブルデッキエレベータの救出運転装置は、上下かご室
の少なくとも一方を駆動して上下かご室の相対距離を変
化させるかご室駆動装置を備えたダブルデッキエレベー
タを互いに隣接して設置し、階間で異常停止したダブル
デッキエレベータの乗客を正常なダブルデッキエレベー
タで救出するダブルデッキエレベータの救出運転装置に
おいて、上下かご室の少なくとも一方のかご位置を検出
するかご位置検出装置と、前記かご位置検出装置にて得
られたかご位置を互いに隣接して設置された2台のダブ
ルデッキエレベータの他方に通知するかご位置通知装置
と、他方のダブルデッキエレベータの前記かご位置通知
装置から通知されたかご位置を受信するかご位置受信装
置と、他方のダブルデッキエレベータが階間で停止し前
記かご位置受信装置で他方のかご位置を受信したときは
自己のダブルデッキエレベータをそのかご位置まで移動
させる巻上機制御装置と、自己のダブルデッキエレベー
タの上下かご室と他方のダブルデッキエレベータの上下
かご室のかご位置とが一致するように前記かご室駆動装
置を駆動制御するかご室間距離制御装置とを備えたこと
を特徴とする。
【0013】請求項1の発明に係わるダブルデッキエレ
ベータの救出運転装置においては、他方のダブルデッキ
エレベータが階間で停止し、かご位置受信装置で他方の
かご位置を受信したときは、巻上機制御装置は、自己の
ダブルデッキエレベータをそのかご位置まで移動させ
る。また、かご室間距離制御装置は、自己のダブルデッ
キエレベータの上下かご室と他方のダブルデッキエレベ
ータの上下かご室のかご位置が一致するようにかご室駆
動装置を駆動制御する。
【0014】請求項2の発明に係わるダブルデッキエレ
ベータの救出運転装置は、請求項1の発明において、前
記かご室距離制御装置は、建物の各階における階高寸法
の情報を記憶したメモリー装置を有し、階間に停止した
ダブルエレベータのかご位置と前記メモリー装置に格納
された階高寸法に基づいて、自己のダブルエレベータの
上下かご室間の距離を調整制御することを特徴とする。
【0015】請求項2の発明に係わるダブルデッキエレ
ベータの救出運転装置においては、請求項1の発明の作
用に加え、かご室距離制御装置は、階間に停止したダブ
ルエレベータのかご位置とメモリー装置に格納された階
高寸法に基づいて、自己のダブルエレベータの上下かご
室間の距離を調整制御する。これにより、双方のダブル
デッキエレベータの上下かご位置を一致させる。
【0016】請求項3の発明に係わるダブルデッキエレ
ベータの救出運転装置は、請求項1の発明において、前
記かご室間距離制御装置に操作指令を出力して自己の上
下かご室間の距離を調節する操作スイッチを前記ダブル
デッキエレベータのかご室内に設置したことを特徴とす
る。
【0017】請求項3の発明に係わるダブルデッキエレ
ベータの救出運転装置においては、請求項1の発明の作
用に加え、かご室内に設けられた操作スイッチから、か
ご室間距離制御装置に操作指令を出力して、手動で自己
の上下かご室間の距離を調節する。これにより、双方の
ダブルデッキエレベータの上下かご位置を一致させる。
【0018】請求項4の発明に係わるダブルデッキエレ
ベータの救出運転装置は、請求項3の発明において、前
記操作スイッチでの操作中に、他方のダブルデッキエレ
ベータの上下かご室の少なくとも一方のかご位置を目視
確認する覗き窓を前記ダブルデッキエレベータのかご室
内に設けたことを特徴とする。
【0019】請求項4の発明に係わるダブルデッキエレ
ベータの救出運転装置においては、請求項3の発明の作
用に加え、操作スイッチでの操作中には、覗き窓から他
方のダブルデッキエレベータの上下かご室のかご位置を
目視確認しながら自己のかご室のかご位置を調節する。
これにより、双方のダブルデッキエレベータの上下かご
位置を一致させる。
【0020】請求項5の発明に係わるダブルデッキエレ
ベータの救出運転装置は、請求項1の発明において、他
方のダブルデッキエレベータの上下かご室のうち少なく
とも一方のかご室が側面に位置することを検出するかご
室検出装置を設け、前記かご室距離制御装置は、自己の
上下かご室間の距離を最短または最長にした後、徐々に
上下かご室間の距離を大きくしていき前記かご室検出装
置が他方のダブルデッキエレベータのかご室を検出しな
くなったとき上下かご室の駆動制御を停止することを特
徴とする。
【0021】請求項5の発明に係わるダブルデッキエレ
ベータの救出運転装置においては、請求項1の発明の作
用に加え、かご室距離制御装置は、自己の上下かご室間
の距離を最短または最長にした後、徐々に上下かご室間
の距離を大きくしていき、かご室検出装置が他方のダブ
ルデッキエレベータのかご室を検出しなくなったとき
に、自己の上下かご室の駆動制御を停止する。これによ
り、双方のダブルデッキエレベータの上下かご位置を一
致させる。
【0022】請求項6の発明に係わるダブルデッキエレ
ベータの救出運転装置は、請求項1の発明において、前
記かご室駆動装置および前記かご室間距離制御装置を駆
動するに足る電力を供給する救出用電源装置を設け、階
間に停止したダブルデッキエレベータのかご室間距離制
御装置は前記上下かご室の距離が予め定めた所定距離に
なるように前記救出用電源装置からの電源で前記かご室
駆動装置を駆動し、正常なダブルデッキエレベータのか
ご室間距離制御装置は自己の上下かご室の距離が他方の
ダブルデッキエレベータの上下かご室の所定距離になる
ように前記かご室駆動装置を駆動することを特徴とす
る。
【0023】請求項6の発明に係わるダブルデッキエレ
ベータの救出運転装置においては、請求項1の発明の作
用に加え、階間に停止したダブルデッキエレベータのか
ご室間距離制御装置は、上下かご室の距離が予め定めた
所定距離になるように、救出用電源装置からの電源でか
ご室駆動装置を駆動する。一方、正常なダブルデッキエ
レベータのかご室間距離制御装置は自己の上下かご室の
距離が他方のダブルデッキエレベータの上下かご室の所
定距離になるようにかご室駆動装置を駆動する。これに
より、双方のダブルデッキエレベータの上下かご位置を
一致させる。
【0024】請求項7の発明に係わるダブルデッキエレ
ベータの救出運転装置は、請求項1の発明において、前
記上下かご室間の距離を検出するかご室間距離検出装置
を設け、正常なダブルデッキエレベータのかご室間距離
制御装置は、自己の上下かご室間の距離が前記かご位置
通知装置を介して得られた他方のダブルデッキエレベー
タの前記かご室間距離検出装置で検出されたかご室間の
距離となるように前記かご室駆動装置を駆動制御するこ
とを特徴とする。
【0025】請求項7の発明に係わるダブルデッキエレ
ベータの救出運転装置においては、請求項1の発明の作
用に加え、正常なダブルデッキエレベータのかご室間距
離制御装置は、自己の上下かご室間の距離がかご位置通
知装置を介して得られた他方のダブルデッキエレベータ
のかご室間距離検出装置で検出されたかご室間の距離と
なるように、かご室駆動装置を駆動制御する。これによ
り、双方のダブルデッキエレベータの上下かご位置を一
致させる。
【0026】請求項8のダブルデッキエレベータの救出
運転方法は、上下かご室の少なくとも一方を駆動して上
下かご室の相対距離を変化させるダブルデッキエレベー
タを互いに隣接して設置し、階間で異常停止したダブル
デッキエレベータの乗客を正常なダブルデッキエレベー
タで救出するダブルデッキエレベータの救出運転方法に
おいて、他方のダブルデッキエレベータが階間で停止し
たときは、自己のダブルデッキエレベータをその停止位
置まで移動させ、自己のダブルデッキエレベータの上下
かご室が他方のダブルデッキエレベータの上下かご室の
かご位置と一致するように上下かご室間を調整すること
を特徴とする。
【0027】請求項8のダブルデッキエレベータの救出
運転方法においては、他方のダブルデッキエレベータが
階間で停止したときは、自己のダブルデッキエレベータ
をその停止位置まで移動させる。そして、自己のダブル
デッキエレベータの上下かご室が他方のダブルデッキエ
レベータの上下かご室のかご位置と一致するように上下
かご室間を調整する。これにより、双方のダブルデッキ
エレベータの上下かご位置を一致させる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わるダブル
デッキエレベータの救済運転装置の構成図である。
【0029】上かご室2および下かご室3はかご枠1に
搭載され、上かご室2および下かご室3のいずれか一方
または双方にかご室駆動装置10が設けられている。図
1では下かご室3にかご室駆動装置10が設けられ、そ
のかご室駆動装置10は案内ローラー5およびアクチュ
エータ6で構成されたものを示している。
【0030】上かご室2および下かご室3を搭載したか
ご枠1はロープ11を介してカウンターウエイト12に
連結され、巻上機13のシーブ14で駆動され昇降する
ことになる。巻上機13には、例えばパルスジェネレー
ター、近接スイッチなどのかご位置検出装置18が設け
られ、例えば上かご室2の位置が検出される。かご位置
検出装置18が検出するかご位置P1は、上かご室2の
位置に代えて、かご枠1の位置としてもよい。以下の説
明では、上かご室2の位置を検出するものとする。
【0031】このかご位置検出装置18で検出されたか
ご位置信号P1は、巻上機制御装置15およびかご室間
距離制御装置16およびかご位置通知装置19に入力さ
れる。かご位置通知装置19に入力されたかご位置信号
P1は、互いに隣接するダブルデッキエレベータに対し
て通知される。かご位置検出装置18およびかご位置通
知装置19は電池によりバックアップされており、停電
等で電源供給されない状態でもかご位置信号P1を他方
のダブルデッキエレベータに対して通知することが可能
である。
【0032】また、かご位置受信装置20は、他方のダ
ブルエレベータのかご位置通知装置19によって出力さ
れた上かご室2のかご位置信号P1を受信するものであ
り、サイド救出運転時に巻上機制御装置15およびかご
室間距離制御装置16の演算に使用される。
【0033】かご室間距離制御装置16はメモリー装置
17を有しており、このメモリー装置17には各階の階
高寸法に関する情報が納められている。かご室間距離制
御装置16は、通常運転時には、ダブルデッキエレベー
タの着床時に上下かご室2、3が各階床に段差なく着床
できるように上下かご室間の距離を調整制御する。ま
た、救出運転時には、後述するように双方のダブルデッ
キエレベータの下かご室3の位置が一致するようにかご
位置を調整制御する。
【0034】巻上機制御装置15は、通常運転時には、
上かご室2のかご位置信号P1に基づいて、上かご室2
の速度変化が一定の加速度で加速した後に定速度を維持
し、その後に一定の減速度で減速して停止するように巻
上機を制御し、救出運転時には、後述するように双方の
ダブルデッキエレベータの上かご室2の位置が一致する
ようにかご枠1を駆動制御をする。
【0035】図2は、本発明の第1の実施形態における
ダブルデッキエレベータの速度変化パターンの1例を示
す特性図である。これは、かご室駆動装置10が下かご
室3のみを駆動するような構成のダブルデッキエレベー
タで、かご室駆動装置10が下かご室3をエレベータ進
行方向に駆動する場合の速度変化パターンを示してい
る。縦軸は速度、横軸は時間を表し、巻上機13の運転
速度パターン(上かご室2の速度変化)S1、下かご室
3の速度変化S2、かご室駆動装置10の運転速度パタ
ーンS3を示している。
【0036】かご室駆動装置10は、運転速度パターン
S3からわかるように、巻上機13が減速を開始した時
点t1から一定の減速度に達する時点t2までの間に加
速を完了して、巻上機13が減速度を下げ始める時点t
3までの間、一定の速度で下かご室3を駆動する。そし
て、巻上機13が停止する時点t4までに減速を完了し
て、巻上機13の停止の直前または同時に下かご室3の
距離調整を完了して停止する。
【0037】かご室間距離制御装置16内のメモリー装
置17は、行き先階の階間距離に関する情報をその内部
に持っている。そして巻上機制御装置15は、行き先階
に停止するための減速時間t1〜t2、t2〜t3、t
3〜t4をそれぞれ計算し、この情報をかご室間距離制
御装置16へ伝える。かご室間距離制御装置16はメモ
リー装置17に持っている距離情報と巻上機制御装置1
5からの時間情報とから、かご室駆動装置10を動かす
加速度、速度等を計算し、それに基づいてかご室駆動装
置10が下かご室3を巻上機13が停止する時間に合わ
せてかご室間距離分の移動を完了するよう制御する。
【0038】いま、かご室駆動装置10がかご室間距離
分の移動を完了しない状態(図2におけるt1〜t4
間)でエレベータが階間停止したとする。この場合のサ
イド救出運転時においては、被救出エレベータのかご位
置通知装置19によって出力された上かご室2のかご位
置信号P1を救出エレベータがかご位置受信装置20に
よって受信し、受信したかご位置信号P1に対応する位
置まで救出エレベータの巻上機13によって上かご室2
を移動させる。さらに、かご位置信号P1とかご室駆動
装置10の運転速度パターンS3とから被救出エレベー
タのかご室間距離を演算し、その距離分だけかご室駆動
装置10およびかご室間距離制御装置16によって救出
エレベータの下かご室3を移動させる。このように、救
出エレベータの下かご室3を移動させることにより、サ
イド救出運転時におけるサイド救出口の位置のずれを解
消し、上下かご室内の乗客を安全にかつ迅速に同時救出
することが可能となる。
【0039】図3は、本発明の第1の実施の形態におけ
るダブルデッキエレベータのサイド救出運転時の状況の
説明図である。被救出エレベータの上かご室2Aの側面
に設けられた上かごサイド救出口22Aに、救出エレベ
ータの上かご室2Bの側面に設けられた上かごサイド救
出口22Bを近接させる。その後、被救出エレベータの
下かご室3Aの側面に設けられた下かごサイド救出口2
3Aに、救出エレベータの下かご室3Bの側面に設けら
れた下かごサイド救出口23Bを近接させるようかご室
駆動装置10Bを動作させる。
【0040】このように、救出エレベータのかご室駆動
装置10Bを動作させることにより、サイド救出運転時
におけるサイド救出口の位置のずれを解消し、上下のか
ご室内の乗客を安全にかつ迅速に同時救出することが可
能となる。
【0041】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図4は本発明の第2の実施の形態に係わるダブルデ
ッキエレベータの救出運転装置の構成図である。この第
2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対
し、メモリー装置17に代えて、かご室間距離制御装置
16に操作指令を出力して自己の上下かご室間の距離を
調節する操作スイッチ24を下かご室3内に設置したも
のである。その他の構成は、図1に示した第1の実施の
形態と同一であるので、同一要素には、同一符号を付し
重複する記載は省略する。
【0042】いま、ダブルデッキエレベータが階間停止
したとし、救出エレベータによりサイド救出運転が開始
されたとする。救出エレベータのかご位置受信装置20
は、被救出エレベータのかご位置通知装置19によって
出力された上かご室2のかご位置信号P1を受信し、受
信したかご位置信号P1に対応する位置まで救出エレベ
ータの巻上機13によって上かご室2を移動させる。
【0043】そして、救出エレベータの下かご室3に乗
った作業員は、下かご室3内に設けられた操作スイッチ
24から、かご室間距離制御装置16に操作指令を出力
して、手動で自己の上下かご室間の距離を調節する。こ
れにより、双方のダブルデッキエレベータの上下かご位
置を一致させる。このように、救出エレベータの下かご
室3を移動させることにより、サイド救出運転時におけ
るサイド救出口の位置のずれを解消し、上下かご室内の
乗客を安全にかつ迅速に同時救出する。
【0044】図5は、第2の実施の形態におけるダブル
デッキエレベータの下かご室3内の概要図である。かご
操作パネル21内部には操作スイッチ24が配置されて
いる。この操作スイッチ24はスプリングスイッチにて
構成され、上側に操作すると、かご室間距離制御装置1
6はかご室駆動装置10に対して、上下かご室間の距離
を小さくする方向に下かご室3を移動させるよう信号を
送る。同様に下側に操作すると、かご室間距離制御装置
16はかご室駆動装置10に対して、上下のかご室間距
離を大きくする方向に下かご室3を移動させるよう信号
を送る。
【0045】また、下かご室3内部の側面には下かごサ
イド救出口23および覗き窓25が設けられている。覗
き窓25は、かご操作パネル21の操作スイッチ24を
操作しながら隣接するダブルデッキエレベータの位置を
目視する際の覗き窓である。
【0046】サイド救出運転時においては、救出エレベ
ータの上かご室2は、被救出エレベータの上かご室2の
かご位置信号P1に対応する位置まで移動する。この状
態で、作業員は覗き窓25から被救出エレベータの下か
ご室3の位置を目視しながら操作スイッチ24を操作
し、かご室駆動装置10を動作させる。これにより、救
出エレベータの下かご室3の位置と被救出エレベータの
下かご室3の位置を一致させる。このようにして救出エ
レベータの下かご室3を移動させることにより、救出エ
レベータの上下のかご室間距離を調整し、サイド救出運
転時におけるサイド救出口23の位置のずれを解消し、
上下かご室内の乗客を安全にかつ迅速に同時救出する。
【0047】以上の説明では、操作スイッチ24はスプ
リングスイッチによる入力としたが、かご操作パネル2
1に対し特定の操作をする構成としてもよい。例えば、
サイド救出運転スイッチと戸開釦とを同時に操作する
と、かご室間距離を大きくするようにかご室駆動装置1
0を駆動するように構成することが考えられる。また、
被救出エレベータのかご位置を目視するために覗き窓2
5を設置したが、覗き窓25は設置せずに下かごサイド
救出口23をわずかに開けて目視確認するようにしても
よい。
【0048】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図6は本発明の第3の実施の形態に係わるダブルデ
ッキエレベータの救出運転装置の構成図である。この第
3の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態のメ
モリー装置17に代えて、他方のダブルデッキエレベー
タの下かご室が側面に位置することを検出するかご室検
出装置26を設けたものである。そして、かご室距離制
御装置16は、サイド救出運転にあたっては、自己の上
下かご室間の距離を最短または最長にした後に、徐々に
上下かご室間の距離を大きくまたは小さくしていき、か
ご室検出装置26が他方のダブルデッキエレベータの下
かご室3を検出しなくなったときに、上下かご室の駆動
制御を停止するようにしたものである。
【0049】下かご室3外部の下部側面に設置されたか
ご室検出検出装置26は、隣接して設置されたダブルデ
ッキエレベータのかごが近接しているか否かを検出する
センサーである。かご室検出検出装置26は距離測定セ
ンサーなどで構成され、予め定められた位置に物体があ
れば、それを隣接して設置されたエレベータのかご室と
認識する。
【0050】サイド救出運転時においては、救出エレベ
ータの上かご室2は、被救出エレベータの上かご室2の
かご位置信号P1に対応する位置まで移動する。この状
態で、救出エレベータのかご室間距離制御装置16は、
かご室駆動装置10によって上下のかご室間距離を一旦
最短にした後、かご室検出検出装置26が隣接して設置
されたエレベータのかご室(すなわち被救出エレベータ
の下かご室3)を認識している間は、徐々にそのかご室
間距離を大きくする方向に駆動する。かご室検出検出装
置26が被救出エレベータの下かご室3を認識しなくな
った時点で、かご室駆動装置10の動作を停止する。
【0051】このようにして救出エレベータの下かご室
3を移動させることにより、救出エレベータの上下のか
ご室間の距離を調整し、サイド救出運転時におけるサイ
ド救出口23の位置のずれを解消し、上下かご室内の乗
客を安全にかつ迅速に同時救出する。
【0052】以上の説明では、救出エレベータの上下か
ご室間距離を一旦最短にしてから徐々に長くしていく構
成としたが、一旦最長にしてから徐々に短くしていく構
成としてもよい。
【0053】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図7は本発明の第4の実施の形態に係わるダブルデ
ッキエレベータの救出運転装置の構成図である。この第
4の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態のメ
モリー装置17に代えて、かご室駆動装置10およびか
ご室間距離制御装置16を駆動するに足る電力を供給す
る救出用電源装置28を設けたものである。そして、被
救出エレベータのかご室間距離制御装置16は、上下か
ご室の距離が予め定めた所定距離になるように救出用電
源装置28からの電源でかご室駆動装置10を駆動し、
救出エレベータのかご室間距離制御装置16は自己の上
下かご室の距離が被救出エレベータの上下かご室の所定
距離になるようにかご室駆動装置10を駆動する。
【0054】救出用電源装置28は、かご室駆動装置1
0およびかご室間距離制御装置16を駆動するに足る電
力を供給し、救出電源スイッチ27はその救出用電源装
置28からの電力を遮断するブレーカーである。
【0055】サイド救出運転時において、作業員が機械
室に設置された救出電源スイッチ27をオンすると、救
出用電源装置28から電源が供給される。供給された救
出用電源により被救出エレベータのかご室間距離制御装
置16は上下のかご室間の距離が予め定められた値(例
えば最大値)になるまでかご室駆動装置10を駆動す
る。作業員が救出エレベータに乗りこんだ後、被救出エ
レベータのかご位置通知装置19によって出力された上
かご室2のかご位置信号P1を救出エレベータがかご位
置受信装置20によって受信し、受信したかご位置信号
P1に対応する位置まで救出エレベータの巻上機13に
よって上かご室2を移動させる。
【0056】さらに、救出エレベータのかご室間距離制
御装置16は、上下のかご室間の距離を予め定められた
値(先の例では最大値)になるまでかご室駆動装置10
を駆動する。このようにして救出エレベータおよび被救
出エレベータの下かご室3をともに移動させることによ
り各々の上下のかご室間距離を調整し、サイド救出運転
時におけるサイド救出口の位置のずれを解消し、上下の
かご室内の乗客を安全にかつ迅速に同時救出する。
【0057】次に、本発明の第5の実施の形態を説明す
る。図8は本発明の第5の実施の形態に係わるダブルデ
ッキエレベータの救出運転装置の構成図である。この第
5の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態のメ
モリー装置17に代えて、上下かご室間の距離を検出す
るかご室間距離検出装置29を設けたものである。そし
て、救出エレベータのかご室間距離制御装置16は、自
己の上下かご室間の距離がかご位置通知装置19を介し
て得られた被救出エレベータのかご室間距離検出装置2
9で検出されたかご室間の距離となるように、かご室駆
動装置10を駆動制御する。
【0058】かご室駆動装置10により駆動される下か
ご室3のかご位置信号P2は、かご室間距離検出装置2
9で検出される。かご間距離検出装置29は、例えば近
接スイッチなどで構成され、その検出信号は、上かご室
2および下かご室3のかご室間距離信号として巻上機制
御装置15およびかご室間距離制御装置16に入力され
る。
【0059】サイド救出運転時においては、被救出エレ
ベータのかご位置通知装置19によって出力された上か
ご室2のかご位置信号P1を救出エレベータがかご位置
受信装置20によって受信し、受信したかご位置信号P
1に対応する位置まで救出エレベータの巻上機13によ
って上かご室2を移動させる。また、かご室間距離制御
装置16は、かご室間距離検出装置29で検出されたか
ご室間距離信号に相当する距離だけかご室駆動装置10
を駆動し下かご室3を移動させる。
【0060】このように、救出エレベータの下かご室3
を移動させることにより、サイド救出運転時におけるサ
イド救出口の位置のずれを解消し、上下のかご室内の乗
客を安全にかつ迅速に同時救出する。
【0061】以上述べた各実施の形態においては、下か
ご室3を駆動してかご室間距離を調整するようにしてい
るが、上かご室を駆動するようにしてもよいし、上下か
ご室ともに駆動するようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、隣接
して設けられたダブルデッキエレベータのサイド救出運
転時に救出エレベータと被救出エレベータとのかご室間
距離を調整するので、救出エレベータの上下かご室を被
救出エレベータの上下かご室にそれぞれ確実に一致させ
ることができる。また、これにより上下のかご室の乗客
を同時にかつ安全に救出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるダブルデッ
キエレベータの救済運転装置の構成図。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるダブルデッキ
エレベータの速度変化パターンの1例を示す特性図。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるダブルデッ
キエレベータのサイド救出運転時の状況の説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係わるダブルデッ
キエレベータの救出運転装置の構成図。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるダブルデッ
キエレベータの下かご室内の概要図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係わるダブルデッ
キエレベータの救出運転装置の構成図。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係わるダブルデッ
キエレベータの救出運転装置の構成図。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係わるダブルデッ
キエレベータの救出運転装置の構成図。
【図9】従来のかご室間距離調整機能付きダブルデッキ
エレベータの側面図。
【図10】従来の別のかご室間距離調整機能付きダブル
デッキエレベータの側面図。
【符号の説明】
1…かご枠、2…上かご室、3…下かご室、4…下かご
枠、5…案内ローラー、6…アクチュエータ、7…クラ
ンク、8…モータ、9…ボールねじ、10…かご室駆動
装置、11…ロープ、12…カウンターウエイト、13
…巻上機、14…シーブ、15…巻上機制御装置、16
…かご室間距離制御装置、17…メモリー装置、18…
かご位置検出装置、19…かご位置通知装置、20…か
ご位置受信装置、21…かご操作パネル、22…上かご
サイド救出口、23…下かごサイド救出口、24…操作
スイッチ、25…覗き窓、26…かご室検出装置、27
…救出電源スイッチ、28…救出用電源装置、29…か
ご室間距離検出装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下かご室の少なくとも一方を駆動して
    上下かご室の相対距離を変化させるかご室駆動装置を備
    えたダブルデッキエレベータを互いに隣接して設置し、
    階間で異常停止したダブルデッキエレベータの乗客を正
    常なダブルデッキエレベータで救出するダブルデッキエ
    レベータの救出運転装置において、上下かご室の少なく
    とも一方のかご位置を検出するかご位置検出装置と、前
    記かご位置検出装置にて得られたかご位置を互いに隣接
    して設置された2台のダブルデッキエレベータの他方に
    通知するかご位置通知装置と、他方のダブルデッキエレ
    ベータの前記かご位置通知装置から通知されたかご位置
    を受信するかご位置受信装置と、他方のダブルデッキエ
    レベータが階間で停止し前記かご位置受信装置で他方の
    かご位置を受信したときは自己のダブルデッキエレベー
    タをそのかご位置まで移動させる巻上機制御装置と、自
    己のダブルデッキエレベータの上下かご室と他方のダブ
    ルデッキエレベータの上下かご室のかご位置とが一致す
    るように前記かご室駆動装置を駆動制御するかご室間距
    離制御装置とを備えたことを特徴とするダブルデッキエ
    レベータの救出運転装置。
  2. 【請求項2】 前記かご室距離制御装置は、建物の各階
    における階高寸法の情報を記憶したメモリー装置を有
    し、階間に停止したダブルエレベータのかご位置と前記
    メモリー装置に格納された階高寸法に基づいて、自己の
    ダブルエレベータの上下かご室間の距離を調整制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のダブルデッキエレベ
    ータの救出運転装置。
  3. 【請求項3】 前記かご室間距離制御装置に操作指令を
    出力して自己の上下かご室間の距離を調節する操作スイ
    ッチを前記ダブルデッキエレベータのかご室内に設置し
    たことを特徴とする請求項1に記載のダブルデッキエレ
    ベータの救出運転装置。
  4. 【請求項4】 前記操作スイッチでの操作中に、他方の
    ダブルデッキエレベータの上下かご室の少なくとも一方
    のかご位置を目視確認する覗き窓を前記ダブルデッキエ
    レベータのかご室内に設けたことを特徴とする請求項3
    に記載のダブルデッキエレベータ救出運転装置。
  5. 【請求項5】 他方のダブルデッキエレベータの上下か
    ご室のうち少なくとも一方のかご室が側面に位置するこ
    とを検出するかご室検出装置を設け、前記かご室距離制
    御装置は、自己の上下かご室間の距離を最短または最長
    にした後、徐々に上下かご室間の距離を大きくしていき
    前記かご室検出装置が他方のダブルデッキエレベータの
    かご室を検出しなくなったとき上下かご室の駆動制御を
    停止することを特徴とする請求項1に記載のダブルデッ
    キエレベータの救出運転装置。
  6. 【請求項6】 前記かご室駆動装置および前記かご室間
    距離制御装置を駆動するに足る電力を供給する救出用電
    源装置を設け、階間に停止したダブルデッキエレベータ
    のかご室間距離制御装置は前記上下かご室の距離が予め
    定めた所定距離になるように前記救出用電源装置からの
    電源で前記かご室駆動装置を駆動し、正常なダブルデッ
    キエレベータのかご室間距離制御装置は自己の上下かご
    室の距離が他方のダブルデッキエレベータの上下かご室
    の所定距離になるように前記かご室駆動装置を駆動する
    ことを特徴とする請求項1に記載のダブルデッキエレベ
    ータの救出運転装置。
  7. 【請求項7】 前記上下かご室間の距離を検出するかご
    室間距離検出装置を設け、正常なダブルデッキエレベー
    タのかご室間距離制御装置は、自己の上下かご室間の距
    離が前記かご位置通知装置を介して得られた他方のダブ
    ルデッキエレベータの前記かご室間距離検出装置で検出
    されたかご室間の距離となるように前記かご室駆動装置
    を駆動制御することを特徴とする請求項1に記載のダブ
    ルデッキエレベータの救出運転装置。
  8. 【請求項8】 上下かご室の少なくとも一方を駆動して
    上下かご室の相対距離を変化させるダブルデッキエレベ
    ータを互いに隣接して設置し、階間で異常停止したダブ
    ルデッキエレベータの乗客を正常なダブルデッキエレベ
    ータで救出するダブルデッキエレベータの救出運転方法
    において、他方のダブルデッキエレベータが階間で停止
    したときは、自己のダブルデッキエレベータをその停止
    位置まで移動させ、自己のダブルデッキエレベータの上
    下かご室が他方のダブルデッキエレベータの上下かご室
    のかご位置と一致するように上下かご室間を調整するこ
    とを特徴とするダブルデッキエレベータの救出運転方
    法。
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