JP2002145186A - 沈没物体引き揚げ索取付方法、及び沈没物体引き揚げ索取付システム - Google Patents

沈没物体引き揚げ索取付方法、及び沈没物体引き揚げ索取付システム

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JP2002145186A
JP2002145186A JP2000346646A JP2000346646A JP2002145186A JP 2002145186 A JP2002145186 A JP 2002145186A JP 2000346646 A JP2000346646 A JP 2000346646A JP 2000346646 A JP2000346646 A JP 2000346646A JP 2002145186 A JP2002145186 A JP 2002145186A
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long material
guide stack
stack
cable
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Masahiro Komatsu
正博 小松
Shozo Obara
省三 小原
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Japan Drilling Co Ltd
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NIPPON SARUBUEEJI KK
Japan Drilling Co Ltd
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63CLAUNCHING, HAULING-OUT, OR DRY-DOCKING OF VESSELS; LIFE-SAVING IN WATER; EQUIPMENT FOR DWELLING OR WORKING UNDER WATER; MEANS FOR SALVAGING OR SEARCHING FOR UNDERWATER OBJECTS
    • B63C7/00Salvaging of disabled, stranded, or sunken vessels; Salvaging of vessel parts or furnishings, e.g. of safes; Salvaging of other underwater objects
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63CLAUNCHING, HAULING-OUT, OR DRY-DOCKING OF VESSELS; LIFE-SAVING IN WATER; EQUIPMENT FOR DWELLING OR WORKING UNDER WATER; MEANS FOR SALVAGING OR SEARCHING FOR UNDERWATER OBJECTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潜水作業に依存することなく引き揚げ索を取
り付ける。 【解決手段】 先端に掘削具5を取り付けたコイルドチ
ュービング4を昇降する作業船1と、ガイドシューター
と送出機を備えたガイドスタック13と、掘削具に設け
られた係止部10と、ガイドスタックに設けられ、係止
部に係止してコイルドチュービングが吊り下げられた状
態でガイドスタックの抜け落ちを防止する係止受部と、
ガイドスタックが着底して掘削具により沈没船の下方の
砂、岩、泥などからなる水底を掘削した際に、掘削具に
揚力を与えるウイングベントサブ11と、を備えて沈没
物体引き揚げ索取付システムを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海底や湖底等に沈
没した船舶や飛行機等の沈没物体を引き揚げる作業を行
なう際に、引き揚げ索を沈没物体に取り付ける沈没物体
引き揚げ索取付方法、及び引き揚げ索の取付システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】沈没した船舶や飛行機等を引き揚げるに
は、昇降機を備えた作業船から引き揚げ索を吊り下げ、
この引き揚げ索を沈没した船舶等の下に通して引き揚げ
る。
【0003】例えば、海底に正位に沈没した船舶を引き
揚げるには、ダイバーが、先ず、船底直下の海底を船の
幅方向にトンネルを掘る。このトンネルは、ダイバーが
ジェット・ウォーター掘削機で船底下の砂や泥を崩し、
これをエアーリフトで取り除きながら掘り進むことによ
り作られる。トンネルが貫通したならば、ダイバーが先
取り索(細いロープ)をトンネルの一方の開口部から他
方の開口部に通し、この挿通した先取り索の一端に、作
業船から吊り下げた引き揚げ索の一端を連結する。そし
て、この引き揚げ索を下降しながら反対側の先取り索を
吊り上げることにより引き揚げ索をトンネル内に挿通
し、これにより引き揚げ索を船体大回しに取り付ける。
この作業を所定の引き揚げ索の本数分だけ繰り返す。そ
して、引き揚げ索の張力が均等になるように索配置を調
整し、各引き揚げ索を一斉に吊り上げることにより船体
を引き揚げる。
【0004】この様に、従来の沈没船引き揚げ作業には
ダイバーによる引き揚げ索の取付作業が不可欠であっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダイバ
ー作業には数々の制約があり、従来の引き揚げ索の取付
には以下に述べる多くの課題がある。
【0006】水深に関しての問題。 現状での大型船等の引き揚げ水深限界は、一般的には5
5〜60mであり、これ以上の水深に沈没した船舶等の
引き揚げはできない。これは、最も普及している空気呼
吸式潜水が、潜水病の関係で水深に制限を受けるからで
ある。また、空気呼吸式に代えて特殊混合ガスを用いる
と空気呼吸式よりも深い水深まで潜水できるが、ダイバ
ーに対する生理的な危険性が高まるので、大型沈没船等
の引き揚げ作業の様な重労働には適しない。したがっ
て、「水深」は引き揚げ作業の可否を決定する上で最も
重大なファクターである。
【0007】潮流と海流に関しての問題。 ダイバーが水流に対して安全性を確保できる限界は、一
般的には1〜1.5ノットとされている。これは、これ
を越えると、ダイバー自身の安全確保ができなくなり、
目的の場所に到達できなくなる。また、ダイバーが緊急
浮上した場合に、このダイバーの人命救助が困難となる
からである。また、エアーリフトホースやジェットウォ
ーターホースの圧流抵抗が強まると、ダイバーはこれら
の保守、操作が不可能となり、作業することができな
い。なお、「潮流」は潮の満ち引きで流速に強弱が生じ
る。このため、潮流の影響を強く受ける海域での潜水作
業は、流速の弱まる憩潮時に限定される。一方、「海
流」は恒常的であるため、強海流域では潜水作業が一切
できない。この様に、「潮流」と「海流」は、引き揚げ
作業の可否を決定する上で重大なファクターである。
【0008】水中視界に関しての問題。 水底近くが泥等で濁っている状況では水中視界が確保で
きないので、潜水作業は不可能となる。特に、トンネル
掘削作業では砂や泥が水中に舞い上がるので、水中視界
が悪化し易い。このため、作業中のダイバーがトンネル
内で崩壊に気付かずに生き埋めになることがある。この
様に、「水中視界」はダイバーの安全性を確保する上で
重要なファクターであり、また、作業工期にも大きな影
響を及ぼすファクターでもある。
【0009】水温に関しての問題。 水温が体温以下であると、ダイバーの体温が奪われてし
まい、時には人命にも関わる。このため、水温が低い水
域では、潜水作業時間が水温により大きく制限されてし
まい、作業工期に大きな影響を及ぼすファクターとな
る。
【0010】底質に関しての問題。 底質が岩の場合、ダイバーがエアードリルでこれを取り
除けることもあるが、岩質や岩の分布状態によってはト
ンネル掘りが不可能となる場合が少なくない。この様な
場合には、ダイバーが船体の外板に吊り金具を水中電気
溶接で取り付けたり、外板に穴を開けたりして引き揚げ
索を取り付けなければならない。しかし、この様な作業
は困難をきわめ、また、引き揚げ索の根止めの強度や船
体の残存強度が不十分な場合には船体を水中切断して引
き揚げ荷重を低減し、引き揚げ回数を増やすことで対処
しなければならない。この様に、底質は作業工期に大き
な影響を及ぼすファクターとなる。
【0011】波浪高さに関しての問題。 波浪高さに対する潜水中止基準は、一般的に約1.5m
である。これは、ダイバーが作業母船と水中との間を安
全に昇降できる限界である。このため、荒天海域での潜
水稼働率は低くなる。この様に、「波浪高さ」は作業工
期を大きく左右するファクターとなっている。
【0012】その他の問題。 沈没船等の引き揚げ作業は前記したファクターが複合的
に作用するものであり、また、気象や海象の変化により
前記ファクターもその影響度合が変化し、このために作
業工期が長くなったり、作業途中で引き揚げ不可能の事
態に至ったりすることもある。その結果、沈没船等が長
期間に亘って放置されることとなる。また、船体状況が
海象等の影響で悪化し、燃料油、危険物、毒物、放射性
物質等の流出による環境汚染の問題が引き起こされるこ
とも少なくない。
【0013】本発明は上記した問題を解決するために提
案されたもので、その目的は、潜水作業に依存すること
なく引き揚げ索を取り付けることができる沈没物体の引
き揚げ索取付方法、及び引き揚げ索の取付システムを提
供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、可撓性を有し駆動力を送る長尺材の先端に該駆動力
により作動する掘削具を取り付け、この長尺材をガイド
スタックのガイドシューターに沿わせ、上記長尺材を作
業船上から吊り下げて、掘削具から長尺材の先端部分の
間に設けた係止部をガイドスタックの係止受部に係止さ
せることによりガイドスタックの抜け落ちを防止し、こ
の状態で、ガイドスタックが目標地点に着底するまで長
尺材を下降し、ガイドスタックが着底した状態で掘削具
の先端を沈没物体側の斜め下方に向け、この状態で掘削
具を作動させながら長尺材をガイドシューターにより縦
方向から横方向に彎曲させながらガイドスタックから送
り出して上記目標地点の水底から沈没物体の下方の地中
を掘削し、この掘削中は揚力を作用させながら掘削し、
沈没物体を挟んで反対側の水底から掘削具が出てトンネ
ルができたならば、作業船から吊り降ろした索の先端部
分を、掘削具から長尺材の先端部分の間に接続し、この
状態で長尺材を引き戻して上記索を沈没物体の下方のト
ンネル内に挿通して上記目標地点側に引き出し、その
後、上記索を接続した状態で長尺材をガイドスタックと
共に上昇させる工程を含むことを特徴とする沈没物体引
き揚げ索取付方法である。
【0015】請求項2に記載のものは、請求項1におい
て、作業船から吊り降ろした前記索が先取り索であり、
この先取り索を接続した状態で長尺材をガイドスタック
と共に引き上げ、その後、引き上げた先取り索の先端部
分を長尺材側から取り外して引き揚げ索の先端部分に付
け換え、作業船から吊り下げた引き揚げ索を下降しなが
ら先取り索の反対側を引き上げることにより、先取り索
に接続した引き揚げ索をトンネル内に挿通する工程を含
むことを特徴とする沈没物体引き揚げ索取付方法であ
る。
【0016】請求項3に記載のものは、可撓性を有し駆
動力を送る長尺材と、この長尺材の先端に取り付けられ
て上記駆動力により作動する掘削具と、上記長尺材を昇
降する昇降機を備えた作業船と、上記長尺材を縦方向か
ら横方向に彎曲させるガイドシューターを備えるととも
に、長尺材を上方から引き入れて上記ガイドシューター
に沿わせて彎曲させた後に下部一側から横方向に送り出
す送出機を備えたガイドスタックと、上記掘削具から長
尺材の先端部分の間に設けられた係止部と、上記ガイド
スタック側に設けられ、上記係止部に係止して長尺材が
吊り下げられた状態でガイドスタックの抜け落ちを防止
する係止受部と、ガイドスタックが着底して掘削具の先
端を沈没物体側の斜め下方に向けた状態で掘削具を作動
させながら長尺材をガイドスタックから送り出して水底
から沈没物体の下方の地中を掘削した際に、掘削具に揚
力を与える揚力発生手段と、を備えることを特徴とする
沈没物体引き揚げ索取付システムである。
【0017】請求項4に記載のものは、前記ガイドシュ
ーターは、長尺材を送り出す角度が調整可能であること
を特徴とする請求項3に記載の沈没物体引き揚げ索取付
システムである。
【0018】請求項5に記載のものは、前記ガイドスタ
ックは、作業船に映像信号を送出可能なカメラを備えた
ことを特徴とする請求項3または4に記載の沈没物体引
き揚げ索取付システムである。
【0019】請求項6に記載のものは、前記ガイドスタ
ックは、横方向に推進力を発生する横方向移動手段を備
えたことを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載
の沈没物体引き揚げ索取付システムである。
【0020】請求項7に記載のものは、前記ガイドスタ
ックは、可動脚を備えたことを特徴とする請求項3から
6のいずれかに記載の沈没物体引き揚げ索取付システム
である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、海
底に沈没した大型船舶(以下、沈没船という。)を引き
揚げる場合を例に挙げて図面に基づいて説明する。図1
は昇降機を備えた作業船(以下、単に作業船という。)
から長尺材を吊り下げてガイドスタックを昇降する状態
を示す斜視図、図2は沈没船の下方を掘削して掘削具が
水底から出た状態を示す斜視図、図3は長尺材を彎曲さ
せて送出するガイドスタックの斜視図である。
【0022】作業船1は、船上に昇降機2を、その前方
にリール3を搭載し、このリール3に巻いた長尺材を昇
降機2の作動により水中に吊り下げたり、吊り上げたり
することができ、また、この長尺材の昇降長さを的確に
把握することができる機器等を備える。
【0023】長尺材は、充分な引っ張り強さと可撓性を
有し、駆動力を送る長尺な部材であり、先端(下端)に
上記駆動力により作動する掘削具を取り付けてある。本
実施形態では、長尺材として直径1〜2インチのコイル
ドチュービング4を用い、駆動力として、作業船1上か
ら高圧液(高圧に加圧した海水等)をコイルドチュービ
ング4内を通して先端(下端)の掘削具5に供給する。
【0024】掘削具5は、図3においては、円筒状の本
体6の内部に、高圧液により作動するダウンホールモー
タを有し、本体6の先端にはダウンホールモータの回転
力により回転するドリルビット9を備え、本体6の長手
方向のほぼ中央には、係止部10として機能する鍔状の
ストッパーを有し、このストッパーよりも前方の本体6
の左右に翼状のウイングベントサブ11を備える。この
ウイングベントサブ11は、掘削しながら進む間に揚力
を与える揚力発生手段として機能する部材であり、本体
6の中心線に対して先端側が上、後端側が下になるよう
に傾斜した状態で取り付けられている。したがって、本
体6の中心線に沿った方向の推進力を受けると、本体及
び先端のドリルビット9を上方に向ける揚力を発生し、
少しずつ上方に向けて掘り進む。なお、揚力の発生度
合、すなわち掘削方向の上方への曲率は、ウイングベン
トサブ11の傾斜角度を変えることにより適宜に調整す
ることができる。
【0025】なお、揚力発生手段は、ウイングベントサ
ブ11に限定されるものではなく、掘り進む間に揚力を
発生させることができればどのような構成でもよい。例
えば、図4に示す掘削具5に設けたベントサブ12のよ
うに、本体6の先端部分自体を先端側が斜め上方に屈曲
した構成とし、ドリルビット9の向きを本体6の中心線
に対して斜め上方に向けてもよい。
【0026】また、本発明における掘削具5は、前記し
たドリルビット9を回転する形式に限定されるものでは
なく、底質に応じて選択して使用できる。例えば、ドリ
ルビット回転式の掘削具5は、底質が硬い岩であっても
掘削することができるが掘削速度が遅く、ジェット噴射
式掘削具5は、底質が砂や泥である場合に掘削速度がド
リルビット回転式よりも速いが硬い岩に対しては掘削力
が劣る。したがって、掘削具5は、底質に応じた形式の
ものを選択して使用することが望ましい。
【0027】本実施形態に例示したガイドスタック13
は、高さ約5mの略四角錐台形に組んだフレーム14内
に、作業船1から吊り下げられた長尺材(本実施形態で
はコイルドチュービング4)の下端部分を縦方向から横
方向に彎曲させるガイドシューター15を備えるととも
に、長尺材を上方から引き入れて上記ガイドシューター
15に沿わせて彎曲させた後に下側部から横方向に送り
出す送出機16等を備え、側面にはプロペラの回転によ
り前後左右方向の推進力を発生する横方向移動手段(ス
ラスター)17を90度位相を変えて少なくとも2箇所
設け、下部には液圧シリンダ19により下方に伸縮する
可動脚20を四隅に有する。したがって、両スラスター
の推進力を加減することにより、ガイドスタック13を
前後左右斜め360度いずれの横方向にも移動させるこ
とができる。
【0028】なお、このガイドスタック13は、前面部
分がヒンジにより開閉可能に構成され、この前面部分を
開いた状態でコイルドチュービング4を送出機16に掛
けるとともにガイドシューター15に沿わせてセット
し、掘削具5を後述する掘削具収納部21内に収納でき
るようにしてある。
【0029】また、ガイドシューター15の出口側を前
とすると、ガイドシューター15の後方に配置した横方
向移動手段17のプロペラを正転・逆転することにより
ガイドスタック13を前方或は後方に移動することがで
き、ガイドシューター15の側方に配置した横方向移動
手段17のプロペラを正転・逆転することにより左側或
は右側に移動することができる。なお、ガイドスタック
13の前後左右にそれぞれ前方、後方、左側、右側への
移動専用のスラスター17を設けてもよい。
【0030】送出機16は、コイルドチュービング4を
送り出すことができればどのような構成でもよいが、図
5に示す実施形態では、液圧モーター22により回転駆
動されるドライブローラー23を固定フレーム24aに
軸着し、遊転ローラー25を軸着したスライドフレーム
24bを固定フレーム24aにスライド可能に取り付け
て2つのローラー23,25の間隔を調整可能とし、固
定フレーム24aに取り付けたスライドジャッキ27の
ロッドの先端をスライドフレーム24bに接続して遊転
ローラー25をドライブローラー23に押圧可能として
ある。
【0031】この送出機16にコイルドチュービング4
を掛けるには、ドライブローラー23と遊転ローラー2
5との間隔を拡大した状態で、作業船1から吊り下げる
コイルドチュービング4を両ローラー23,25の間に
位置させてから遊転ローラー25を図5中左側に移動し
て遊転ローラー25とドライブローラー23との間に挟
み付ける。なお、コイルドチュービング4の途中を両ロ
ーラー23,25の間に挟み付けてから先端部分を掘削
具5に接続してもよいし、或いは、予め先端部分を掘削
具5に接続してから途中を両ローラー23,25の間に
挟み付けてもよい。
【0032】この様な構成からなる送出機16において
は、スライドジャッキ27の押圧力により遊転ローラー
25とドライブローラー23との間にコイルドチュービ
ング4を挟み付けた状態で液圧モーター22を作動する
と、ドライブローラー23の回転力によりコイルドチュ
ービング4を下方のガイドシューター15側に送り出す
ことができる。
【0033】なお、液圧モーター22への作動液の供給
は、コイルドチュービング4に沿って設けた管30内の
圧力管(図示せず)を介して行なう。また、前記したス
ラスター17、液圧シリンダ19など駆動源に圧液機器
を使用したものへの駆動力の供給も上記圧力管を介して
行ない、TVカメラ等の電気機器への電力供給や映像信
号を送る信号線等も上記管30内に通した配線(図示せ
ず)を介して行なう。
【0034】ガイドシューター15は、ガイドスタック
13内に固定した前面開放樋状の縦ガイド31と、傾斜
下端をガイドスタック13の下部一側に軸着して傾斜上
端部分を上記縦ガイド31の高さの途中に止着可能な上
面開放樋状の傾斜シュート32と、傾斜シュート32の
傾斜下部に設けた掘削具収納部21とから概略構成さ
れ、傾斜シュート32の縦ガイド31に対する止着位置
を変化させることにより、すなわち縦ガイド31に縦方
向に複数開設した止着孔33を選択して止着することに
より傾斜シュート32の傾斜角度を調整可能としてあ
る。なお、傾斜シュート32を止着するには、選択した
縦ガイド31の止着孔33と傾斜シュート32の止着孔
34とを連通し、両孔33,34内にピン35を挿入し
て傾斜シュート32の傾斜上端部分を所望する高さに支
持して止着する。この様に、図面に例示したガイドシュ
ーター15は、傾斜シュート32の止着位置を選択する
ことにより傾斜を調整するように構成したが、油圧ジャ
ッキにより傾斜シュートの傾斜角度を調整するように構
成してもよく、この様にすると作業船1上から遠隔操作
することもできる。
【0035】掘削具収納部21は、掘削具5の本体6を
収納可能な略円筒状の部材であり、ガイドスタック13
が着底した状態で掘削具5の先端を水底に斜め下方に向
けた状態で収納するように構成されている。図4に示す
掘削具収納部21を具体的に説明すると、円筒状の掘削
具ハウジング40の傾斜下端に漏斗状のベルマウス41
を形成した部材であり、ベルマウス41の開口部内に掘
削具5の係止部10が嵌合して当接するので、この当接
部分が本発明の係止受部42として機能する。
【0036】なお、図4に示すように、ベルマウス41
の下部をガイドスタック13に軸着してもよいし、図3
に示すように、掘削具ハウジング40の傾斜下端部分や
ベルマウス41をガイドスタック13に軸着してもよ
い。
【0037】上記した構成からなるガイドシューター1
5においては、送出機16からコイルドチュービング4
が送られると、このコイルドチュービング4を縦ガイド
31から傾斜シュート32の傾斜に沿わせて移動させる
ことにより、縦方向のコイルドチュービング4を横方向
に方向変換させてから送り出すことができる。
【0038】この様に、本実施形態では、長尺材として
のコイルドチュービング4と、このコイルドチュービン
グ4の先端に取り付けられた回転ビット式の掘削具5
と、コイルドチュービング4を昇降する昇降機2を備え
た作業船1と、コイルドチュービング4のガイドシュー
ター15と送出機16を備えるガイドスタック13と、
上記掘削具5に設けられた係止部10と、上記ガイドス
タック13のガイドシューター15の傾斜下端に設けた
係止受部42と、掘削具5に設けたウイングベントサブ
11とが沈没物体引き揚げ索取付システムを構成してい
る。なお、底質によっては掘削具5を回転ビット式に代
えてジェット噴射式とする。
【0039】次に、上記した構成から成る沈没物体引き
揚げ索取付システムを使用して沈没船44を引き揚げる
作業の手順について説明する。
【0040】先ず、準備工程として、作業船1上におい
て、掘削具5のウイングベントサブ11の傾斜角度とガ
イドシューター15の傾斜角度を沈没船44の状況に応
じて設定し、ガイドスタック13の前面を開いてコイル
ドチュービング4を送出機16に掛けるとともにガイド
シューター15に沿わせてセットし、掘削具5をガイド
シューター15の傾斜下端の掘削具収納部21内に収納
する。そして、準備工程が終了したならば、ガイドスタ
ック13の前面を閉める。
【0041】この状態でコイルドチュービング4を少し
巻き上げると、掘削具5の係止部10がガイドスタック
13の係止受部42に係止するので、ガイドスタック1
3が抜け落ちることなく宙に浮く。この状態で作業船1
の位置を沈没船44の位置に対応させて位置調整しなが
らコイルドチュービング4を吊り降ろすと、ガイドスタ
ック13が海中を下降する(下降工程)。
【0042】引き続きコイルドチュービング4を繰り出
して吊り降ろすと、下降した長さを作業船1の繰り出し
長さ計測器により把握することができる。したがって、
ガイドスタック13を沈没船44に近付けることがで
き、位置調整と向きの調整を行ないながら目標地点に着
底させることができる(着底工程)。
【0043】なお、作業船1の位置の調整だけではな
く、スラスター17によりガイドスタック13を前後左
右方向に移動しながら位置調整を行なうと、目標地点に
より正確に着底させることができる。また、ガイドスタ
ック13に遠隔操作可能なTVカメラ45と照明ランプ
(図示せず)を設け、このTVカメラ45からの映像信
号により作業船1上からガイドスタック13の周囲を監
視しながらガイドスタック13を着底させると、一層目
標地点に正確に着底させることができる。さらにまた、
TVカメラ45を備えた水中ロボット(ROV)により
ガイドスタック13の向きや沈没船44との距離や角度
を確認しながら着底すると、目標地点により一層正確に
着底させることができる。なお、四隅に設けた可動脚2
0を水底の起伏に応じて伸ばすと、ガイドスタック13
を所望する姿勢で着底させることができる。
【0044】着底工程が終了すると、掘削具5の先端が
沈没船44側の斜め下方に予め設定した伏角で向けられ
ているので、この状態で掘削具5を作動しながら送出機
16を始動すると、コイルドチュービング4が送り出さ
れ、この推進力を受けて掘削具5が水底を掘削し始め
る。そして、コイルドチュービング4を少しずつ送り出
しながら掘削を続けると、ウイングベントサブ11が地
中を進むことにより揚力を発生するので、掘削の方向が
少しずつ上方に変化し、この揚力を受けながらの掘削に
よるトンネル46の軌跡が図6に示すように、ほぼ円弧
状に彎曲し、充分な長さを掘り進むと掘削具5が、沈没
船44を挟んで反対側の水底に出る(掘削工程)。掘削
中、掘削された小さな岩や砂は、掘削具5を駆動した高
圧液がドリルビット9の先端から噴出されてトンネル内
を通って入口から出るので、この水流に乗ってトンネル
外に排出される。
【0045】なお、掘削具5が掘り進んだ距離は、作業
船1上から吊り降ろしたコイルドチュービング4の繰り
出し長さを計測したり、送出機16の送出長さを計測す
ることにより監視することできる。また、掘削具5内に
位置検出装置(図示せず)を設け、この位置検出装置か
らの信号に基づいて、掘削長さ、方向、深さ等を監視す
るように構成してもよい。
【0046】掘削具5が反対側の水底から出たならば、
掘削具5と送出機16の作動を停止し、図6に示すよう
に、作業船1から吊り降ろした先取り索50の先端部分
を掘削具5からコイルドチュービング4の先端部分の
間、好ましくは掘削具5にROVを使うことにより接続
する(先取り索接続工程)。
【0047】例えば、先取り索50の先端部分を掘削具
5に接続する作業は、前記ROVのマニピュレータによ
り行ない、先取り索50の先端に形成したループ部(図
示せず)を掘削具5の外れ止め付きフック等のキャッチ
(図示せず)に接続することにより成し得る。なお、先
取り索50を掘削具5やコイルドチュービング4に接続
する構成は、前記したループ部とフック状のキャッチに
限定されるものではなく、どのような構成もでよいが、
接続し易く尚且つ途中で外れ難いものであることが望ま
しい。
【0048】先取り索50の接続が終了したならば、作
業船1の昇降機2によりコイルドチュービング4を巻き
上げるとともに先取り索50を対応させて引き下ろす。
コイルドチュービング4が巻き上げられると、トンネル
46内のコイルドチュービング4が引き戻され、これに
伴って掘削具5に接続した先取り索50がトンネル46
内に引き込まれる。そして、コイルドチュービング4を
更に巻き上げると、掘削具5がトンネル46内から引き
抜かれて目標地点の水底から出て、先取り索50がトン
ネル46内を貫通して沈没船44の下を横断する(索貫
通工程)。
【0049】先取り索50がトンネル46内を貫通した
ならば、さらにコイルドチュービング4を巻き上げ、こ
れにより掘削具5がガイドスタック13の掘削具収納部
21内に収納され、掘削具5の係止部10がガイドスタ
ック13の係止受部42に当接して係止する。この状態
でコイルドチュービング4をさらに巻き上げると、係止
部10がガイドスタック13の抜け落ちを防止するの
で、コイルドチュービング4の巻き上げに伴って共に上
昇し、この上昇によりトンネル46内を貫通した先取り
索50の先端部分も上昇する。そして、コイルドチュー
ビング4を充分に巻き上げると、ガイドスタック13と
掘削具5を先取り索50が接続した状態で海面から出て
作業船1上に回収できる(ガイドスタック及び先取り索
の引き上げ工程)。
【0050】次に、先取り索50の先端部分を掘削具5
から取り外して引き揚げ索51の先端部分に接続、すな
わち付け換える(先取り索付け換え工程)。
【0051】先取り索50の付け換えが終了したなら
ば、接続した引き揚げ索51を作業船1から海中に吊り
降ろして下降するとともに、先取り索50の反対側、す
なわち後端側を引き揚げ索51の下降に応じて作業船1
に引き上げる。そして、引き揚げ索51の先端部分が水
底に到達して先取り索50をさらに引き上げると、トン
ネル46内を貫通している先取り索50が引き抜かれな
がら引き揚げ索51をトンネル46内に引き込み、先取
り索50を充分に引いてトンネル46から引き抜くと、
先取り索50の先端部分に接続された引き揚げ索51が
トンネル46内を貫通して沈没船44の下を横断する
(引き揚げ索横断工程)。
【0052】引き揚げ索51がトンネル46内を貫通し
て先端部分が水底から出たならば、先取り索50をさら
に引き上げ、充分に引き上げると、引き揚げ索51の先
端部分が海面から出て作業船1上に回収することができ
る。そして、回収したならば、引き揚げ索51の先端部
分を先取り索50から取り外し、これにより図8に示す
ように、この1本目の引き揚げ索51の取り付けを終了
する(引き揚げ索大回し工程)。
【0053】この様な作業を繰り返し行なうと、ダイバ
ーが沈没船44まで潜水することなく、沈没船44の大
きさに応じた本数および位置に引き揚げ索51を取り付
けることができる。そして、必要な本数の引き揚げ索5
1を沈没船44に取り付けたならば、引き揚げ索51の
張力が均等になるような索配置を行ない、沈没船44を
引き揚げる。
【0054】なお、前記実施形態では大型船舶を引き揚
げるために大荷重に耐える太い引き揚げ索51を取り付
ける必要があるので、まず、先取り索50をトンネル4
6内に通し、この先取り索50に引き揚げ索51を付け
換えてからトンネル46内に通した。しかしながら、細
い引き揚げ索51でも引き揚げ可能な沈没物の場合に
は、必ずしも先取り索50を接続する必要はなく、直接
引き上げ索をトンネル46内に貫通させてもよい。すな
わち、トンネル46内にコイルドチュービング4を貫通
させたならば、このコイルドチュービング4に細い引き
揚げ索51を接続し、この状態でコイルドチュービング
4を引き上げてトンネル46内に細い引き揚げ索51を
貫通させてもよい。例えば、沈没した軽飛行機を引き揚
げる場合などである。また、コイルドチュービング4を
引き揚げ索として使用することも可能である。
【0055】また、前記実施形態では、掘削具5の駆動
力が高圧液であるためにコイルドチュービング4を使用
したが、本発明における長尺材はこれに限定されるもの
ではなく、掘削具5の駆動力を供給することができ、必
要な引っ張り強度と可撓性を有すればよい。例えば、電
気モーターを駆動源とする掘削具5を使用する場合に
は、長尺材として、丈夫で可撓性のある電線を使用する
こともできる。
【0056】なお、本発明は海洋に限らず、湖、池、沼
などの水域で実施することができ、引き揚げ物体も船舶
に限らない。例えば、飛行機、ロケット、宇宙船なども
引き揚げることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ダ
イバーが引き揚げ物体まで潜水する必要がないので、ダ
イバーが作業することのできない深い水底、例えば30
00mの深海に沈没した船や危険物、毒物、放射性物質
であっても引き揚げ索を取り付けて引き揚げることが可
能となる。また、従来のダイバーが潜水可能な水深域で
の作業で障壁となっていたダイバーに対する水温、波
浪、潮流による影響を考慮する必要がなくなったので、
作業時間も長くとれて工期の短縮化に大きく寄与する。
また、引き揚げ物体近傍の水中視界やトンネル掘削作業
中の視界に大きく左右されないので、引き揚げ作業が中
断する期間を短縮することができ、これによっても工期
の短縮化を図ることができる。さらに、水中における使
用機器の圧流抵抗を著しく低減できるので、潮流による
作業中断時間が殆どなくなり、効率良く作業できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業船から吊り下げたコイルドチュービングを
昇降する状態を示す斜視図である。
【図2】沈没船の下にトンネルを掘った掘削具が水底か
ら出た状態を示す斜視図である。
【図3】ガイドスタックの斜視図である。
【図4】ガイドシューターの側面図である。
【図5】(a)は送出機の側面図、(b)は送出機の平
面図である。
【図6】トンネルを掘削して掘削具に先取り索を接続し
た状態を示す説明図である。
【図7】トンネル内に挿通した先取り索の先端に接続し
た引き揚げ索を下降する状態を示す説明図である。
【図8】沈没船に引き揚げ索を大回しした状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 作業船 2 昇降機 3 リール 4 コイルドチュービング 5 掘削具 6 内部にダウンホールモータを備えた掘削具の本体 9 ドリルビット 10 係止部 11 ウイングベントサブ 12 ベントサブ 13 ガイドスタック 14 フレーム 15 ガイドシューター 16 送出機 17 前後左右方向移動手段(スラスター) 19 液圧シリンダ 20 可動脚 21 掘削具収納部 22 液圧モーター 23 ドライブローラー 24a 固定フレーム 24b スライドフレーム 25,26 遊転ローラー 27 スライドジャッキ 30 管 31 縦ガイド 32 傾斜シュート 33,34 止着孔 35 ピン 40 掘削具ハウジング 41 ベルマウス 42 係止受部 44 沈没船 45 TVカメラ 50 先取り索 51 引き揚げ索

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有し駆動力を送る長尺材の先端
    に該駆動力により作動する掘削具を取り付け、この長尺
    材をガイドスタックのガイドシューターに沿わせ、 上記長尺材を作業船上から吊り下げて、掘削具から長尺
    材の先端部分の間に設けた係止部をガイドスタックの係
    止受部に係止させることによりガイドスタックの抜け落
    ちを防止し、 この状態で、ガイドスタックが目標地点に着底するまで
    長尺材を下降し、 ガイドスタックが着底した状態で掘削具の先端を沈没物
    体側の斜め下方に向け、 この状態で掘削具を作動させながら長尺材をガイドシュ
    ーターにより縦方向から横方向に彎曲させながらガイド
    スタックから送り出して上記目標地点の水底から沈没物
    体の下方の地中を掘削し、 この掘削中は揚力を作用させながら掘削し、 沈没物体を挟んで反対側の水底から掘削具が出てトンネ
    ルができたならば、作業船から吊り降ろした索の先端部
    分を、掘削具から長尺材の先端部分の間に接続し、 この状態で長尺材を引き戻して上記索を沈没物体の下方
    のトンネル内に挿通して上記目標地点側に引き出し、 その後、上記索を接続した状態で長尺材をガイドスタッ
    クと共に上昇させる工程を含むことを特徴とする沈没物
    体引き揚げ索取付方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、作業船から吊り降ろ
    した前記索が先取り索であり、この先取り索を接続した
    状態で長尺材をガイドスタックと共に引き上げ、 その後、引き上げた先取り索の先端部分を長尺材側から
    取り外して引き揚げ索の先端部分に付け換え、 作業船から吊り下げた引き揚げ索を下降しながら先取り
    索の反対側を引き上げることにより、先取り索に接続し
    た引き揚げ索をトンネル内に挿通する工程を含むことを
    特徴とする沈没物体引き揚げ索取付方法。
  3. 【請求項3】 可撓性を有し駆動力を送る長尺材と、 この長尺材の先端に取り付けられて上記駆動力により作
    動する掘削具と、 上記長尺材を昇降する昇降機を備えた作業船と、 上記長尺材を縦方向から横方向に彎曲させるガイドシュ
    ーターを備えるとともに、長尺材を上方から引き入れて
    上記ガイドシューターに沿わせて彎曲させた後に下部一
    側から横方向に送り出す送出機を備えたガイドスタック
    と、 上記掘削具から長尺材の先端部分の間に設けられた係止
    部と、 上記ガイドスタック側に設けられ、上記係止部に係止し
    て長尺材が吊り下げられた状態でガイドスタックの抜け
    落ちを防止する係止受部と、 ガイドスタックが着底して掘削具の先端を沈没物体側の
    斜め下方に向けた状態で掘削具を作動させながら長尺材
    をガイドスタックから送り出して水底から沈没物体の下
    方の地中を掘削した際に、掘削具に揚力を与える揚力発
    生手段と、を備えることを特徴とする沈没物体引き揚げ
    索取付システム。
  4. 【請求項4】 前記ガイドシューターは、長尺材を送り
    出す角度が調整可能であることを特徴とする請求項3に
    記載の沈没物体引き揚げ索取付システム。
  5. 【請求項5】 前記ガイドスタックは、作業船に映像信
    号を送出可能なカメラを備えたことを特徴とする請求項
    3または4に記載の沈没物体引き揚げ索取付システム。
  6. 【請求項6】 前記ガイドスタックは、横方向に推進力
    を発生する横方向移動手段を備えたことを特徴とする請
    求項3から5のいずれかに記載の沈没物体引き揚げ索取
    付システム。
  7. 【請求項7】 前記ガイドスタックは、可動脚を備えた
    ことを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の沈
    没物体引き揚げ索取付システム。
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