JP2773011B2 - スキ型水底ケーブル埋設機および水底ケーブル埋設方法 - Google Patents

スキ型水底ケーブル埋設機および水底ケーブル埋設方法

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JP2773011B2 JP23636892A JP23636892A JP2773011B2 JP 2773011 B2 JP2773011 B2 JP 2773011B2 JP 23636892 A JP23636892 A JP 23636892A JP 23636892 A JP23636892 A JP 23636892A JP 2773011 B2 JP2773011 B2 JP 2773011B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスキ型水底ケーブル埋
設機およびそれを使用する水底ケーブル埋設方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4および図5について従来のスキ型水
底ケーブル埋設機およびこれを使用する水底ケーブル埋
設方法について説明する。図4および図5は埋設すべき
ケーブル1を送りだす送出しドラム1Aを積んだ台船S
が、この図には表れていないがケーブル1の端部を出発
側岸の一部に固定した後スキ型水底ケーブル埋設機10
1によりケーブル埋設作業を続け、いま上陸目標の対岸
にその台船Sの吃水の許す限り近接した位置に来ている
状態を示している。
【0003】ここで従来のスキ型水底ケーブル埋設機1
01と台船Sが航行できる深さにおける水底ケーブルの
埋設について説明する。スキ型水底ケーブル埋設機10
1は図1について説明する本発明のスキ型水底ケーブル
埋設機Pから要素6を取り除いた構造にほぼ同じである
と考えてよいので、本発明の構造の説明を簡単化するた
めに以下、図1も併せ参照して詳しく説明すると、水底
を滑動できるフレームFに、その上方に縦に延びる樋状
の縦方向ケーブル導入案内部2と、下方に延び回動可能
なケーブル導出案内埋設部3と、フレームFにほぼ直角
に下方に延びる掘削スキ部4が取り付けられて成るもの
である。
【0004】縦方向ケーブル導入案内部2とケーブル導
出案内埋設部3は、図3に示すように対向する2枚の側
板31,31をスペーサピン32によって離隔保持した
ほぼ樋状をなし、その間に複数個のローラ33を適宜の
間隔をもって回転自在に設けて成るものであって、ケー
ブル1はこれらのローラ33によって下方に押さえつけ
られるように走行案内されケーブル導出案内埋設部3を
出た後に埋設される。掘削スキ部4はケーブル1を埋設
すべき溝を掘る作用をなし、ここに設けられる噴水ノズ
ル102は前方約30度下方に向けられて、掘削スキ部
4がこれから掘削すべき水底部分の泥やその他の障害物
を吹き払う役目を果たすものである。
【0005】スキ型水底ケーブル埋設機101は台船S
上のウィンチ11により、そこから上陸目標点10に設
けられる滑車に掛けられて戻る牽引ロープ12によって
牽引されて上述の埋設作業が行われる。噴水ノズル10
2へは台船S上に設置されたポンプ13から給水ホース
17により加圧された水が供給され、また荷重検出器8
はケーブル1に不当に側圧がかからないように監視し、
傾斜角度検出器9はスキ型水底ケーブル埋設機101が
正しい作業姿勢にあるか否かを検知するためのもので、
いずれもそれぞれ台船S上の荷重表示盤14、傾斜角度
表示盤15にケーブル18により連絡されている。
【0006】さて台船Sが図4に示す位置に到達した後
はスキ型水底ケーブル埋設機101を取り外し、台船S
から上陸目標点10までの距離に相当する長さのケーブ
ル1を送出しドラム1Aから繰り出し、それを上陸目標
点10に向かって直線状に延ばして水底に単に置く。符
号16はこのケーブル1を直線状に延ばす作業を容易に
するためにこれに適宜間隔をもって取り付けられる浮子
を示している。
【0007】ケーブル1を直線状に延ばして水底に置く
作業以降はすべて潜水夫などによる人力作業であり、作
業者が水底に置かれたケーブル1に沿って実際に溝を手
で掘りながら対岸までケーブル1を順次埋めてゆく作業
となる。なぜ従来のスキ型水底ケーブル埋設機101が
使用できないかと言えば、埋設機の縦方向ケーブル導入
案内部2の入口は水底から2メートル以上も高い位置に
あり、重いケーブル1をこの高さまで引き上げていちい
ちこの入口から連続的に供給しながらスキ型水底ケーブ
ル埋設機101を進行させてゆくことは不可能だからで
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したよう
に、台船Sが航行できない深さのところの水底ケーブル
埋設はすべて人力作業であり、特に溝の掘削とその溝へ
のケーブル埋設という労苦の多い作業を潜水服を着ての
作業という非常な重労働に頼るしかないのが現状であ
り、この問題の解決が当業界の急務とされていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの請求項1記載の発明は、水底に沿って滑動するフレ
ームと、このフレームの滑動面より下方に延びる掘削ス
キ部と、フレームの縦上方に延びる縦方向ケーブル導入
案内部と、前記縦方向ケーブル導入案内部に導入された
埋設すべきケーブルを前記掘削スキ部によって水底に掘
削された溝内に案内埋設させるケーブル導出案内埋設部
とを有するスキ型水底ケーブル埋設機において、前記フ
レームの上面部に、先端部が該フレームの被牽引端部付
近に位置すると共に後尾端が前記ケーブル導出案内埋設
部の入口付近に位置する水平方向ケーブル導入案内部が
設けられるとともに、前記掘削スキ部に加圧水を水平方
向に噴出する噴水ノズルが備えられているスキ型水底ケ
ーブル埋設機である。
【0010】また請求項2に記載の発明は、台船が対岸
の上陸目標点にもっとも航行接近できる位置から該上陸
目標点までの距離に相当する長さのケーブルを台船から
繰り出して切断した後、該ケーブルを前記上陸目標点に
向けて直線的に引き延ばして水底に置く工程と、前記工
程によって水底に置かれたケーブルのスキ型水底ケーブ
ル埋設機側に位置する基端部を埋設機における水平方向
ケーブル導入案内部内にセットする工程と、前記上陸目
標点から牽引ロープによりスキ型水底ケーブル埋設機を
上陸目標点まで牽引しつつ堀削スキ部によって水底に堀
削された溝内に前記ケーブルを順次埋設していく工程と
を有する水底ケーブル埋設方法である。
【0011】
【作用】先端部がスキ型水底ケーブル埋設機のフレーム
の被牽引端部付近に位置すると共に後尾端がケーブル導
出案内埋設部の入口付近に位置するようにフレームの上
面部に設けられている水平方向ケーブル導入案内部は、
水底に置かれたケーブルを牽引ロープに牽引されて進行
しながら好適に呑み込み導入し、次いでケーブルをケー
ブル導出案内埋設部に導いてその後尾端から吐き出しつ
つ掘削スキ部によって水底に掘削された溝内に順次埋設
していく。
【0012】
【実施例】図1〜図3についてこの発明の一実施例を説
明する。既に説明した従来装置と異なる構造についての
み説明すると、本発明のスキ型水底ケーブル埋設機Pの
フレームFの上面の水底に近いところには水平方向ケー
ブル導入案内部6が設けられる。これは対向する2枚の
側板をケーブル導出案内埋設部3の構造と同様にスペー
サピン32によって適宜間隔をもって平行に保持し、そ
の間に長手方向に適宜の間隔をもってローラ33を回転
可能に連設したほぼ樋状をなすものである。図2からも
明白なように、この水平方向ケーブル導入案内部6の進
行方向の入口はフレームFの被牽引端である牽引ロープ
取付孔7に近接しており、このためこのスキ型水底ケー
ブル埋設機が牽引ロープ12に牽引されながら進むとき
には前方に横たわるケーブル1を順次導入するのに極め
て好適である。またこの水平方向ケーブル導入案内部6
の後尾端がケーブル導出案内埋設部3の入口に近接して
いる構造は、この水平方向ケーブル導入案内部6に導入
されたケーブル1が引き続いてケーブル導出案内埋設部
3に支障なく案内されていくために好適である。
【0013】掘削スキ部4には縦方向に複数の噴水ノズ
ル5が連設されてケーブル1の埋設溝を掘削する場所の
泥の排除を前もっておこなうわけであるが、この噴出の
方向は従来機のそれと異なって水平方向に噴出するよう
に構成されている。これは掘削スキ部4が既に水底に置
かれているケーブル1に沿ってその下側を進行しながら
そこに溝を掘削することになるために、もし噴水ノズル
5の噴水の方向が従来機のように下向きであると、噴出
力の鉛直方向の成分が、そこに置かれているケーブル1
を押し上げるような面抗力として作用することになり、
スキ型水底ケーブル埋設機Pの進行に対して大きい摩擦
抵抗力を生じることになるからである。
【0014】この発明のスキ型水底ケーブル埋設機Pを
使用すれば、台船Sが航行できない深さの位置から上陸
目標点10までの水底ケーブルの埋設は次のような手順
で簡単におこなうことができる。すなわち必要な長さの
ケーブル1を台船Sから繰り出して上陸目標点10に向
かって直線的に水底に置く工程は従来と同様であるが、
スキ型水底ケーブル埋設機Pはもちろん取り外すことな
く、ただその縦方向ケーブル導入案内部2に入っていた
ケーブル1を潜水夫の人力作業により水平方向ケーブル
導入案内部6内にセットし直すだけでよい。この作業は
上述したケーブル1の水底への配置に引き続き行われ
る。あとはウィンチによる巻き上げ位置を台船Sから上
陸目標点10に切り換え、ここから牽引ロープ12によ
ってスキ型水底ケーブル埋設機Pを牽引し、上陸目標点
10にそれが上陸するまで続行すればよいだけである。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、先端部がスキ型水底
ケーブル埋設機のフレームの被牽引端部付近に位置する
と共に後尾端がケーブル導出案内埋設部の入口付近に位
置するように前記フレームの上面部に設けられている水
平方向ケーブル導入案内部が、水底に置かれたケーブル
を牽引ロープに牽引されて進行しながら好適に呑み込み
導入し、次いでケーブルをケーブル導出案内埋設部に導
いてその後尾端から吐き出しつつ掘削スキ部によって水
底に掘削された溝内に順次効率的に埋設していくことが
でき、したがって従来の潜水夫が行なっていた重労働作
業を排除できる利点がある。
【0016】また水平方向に噴出する噴水ノズルによっ
てスキ型水底ケーブル埋設機の進行にたいする抵抗力を
軽減し、効率的に水底ケーブルの埋設をおこなうことが
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスキ型水底ケーブル埋設機の一
実施例を示す簡略側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のIII−III線における拡大断面図である。
【図4】従来のスキ型水底ケーブル埋設機およびそれを
使用する水底ケーブル埋設方法を説明する簡略側面図で
ある。
【図5】台船が航行できない深さの岸に近い場所におけ
る水底ケーブルの埋設作業を説明する簡略平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーブル 1A 送出しドラム 2 縦方向ケーブル導入案内部 3 ケーブル導出案内埋設部 31 側板 32 スペーサピン 33 ローラ 4 掘削スキ部 5 噴水ノズル 6 水平方向ケーブル導入案内部 7 牽引ロープ取付孔 8 荷重検出器 9 傾斜角度検出器 10 上陸目標点 11 ウィンチ 12 牽引ロープ F フレーム S 台船
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−31326(JP,A) 特公 昭56−40569(JP,B2) 特公 平3−32283(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水底に沿って滑動するフレーム(F)
    と、このフレーム(F)の滑動面より下方に延びる掘削
    スキ部(4)と、フレーム(F)の縦上方に延びる縦方
    向ケーブル導入案内部(2)と、前記縦方向ケーブル導
    入案内部(2)に導入された埋設すべきケーブル(1)
    を前記掘削スキ部(4)によって水底に掘削された溝内
    に案内埋設させるケーブル導出案内埋設部(3)とを有
    するスキ型水底ケーブル埋設機において、前記フレーム
    (F)の上面部に、先端部が該フレーム(F)の被牽引
    端部付近に位置すると共に後尾端がケーブル導出案内埋
    設部(3)の入口付近に位置する水平方向ケーブル導入
    案内部(6)が設けられるとともに、前記掘削スキ部
    (4)に加圧水を水平方向に噴出する噴水ノズル(5)
    が備えられていることを特徴とするスキ型水底ケーブル
    埋設機。
  2. 【請求項2】 台船(S)が対岸の上陸目標点(10)
    にもっとも航行接近できる位置から該上陸目標点(1
    0)までの距離に相当する長さのケーブル(1)を台船
    (S)から繰り出して切断した後、該ケーブル(1)を
    前記上陸目標点(10)に向けて直線的に引き延ばして
    水底に置く工程と、前記工程によって水底に置かれたケ
    ーブル(1)のスキ型水底ケーブル埋設機(P)側に位
    置する基端部を埋設機(P)における水平方向ケーブル
    導入案内部(6)内にセットする工程と、前記上陸目標
    点(10)から牽引ロープ(12)によりスキ型水底ケ
    ーブル埋設機(P)を上陸目標点(10)まで牽引しつ
    つ堀削スキ部(4)によって水底に堀削された溝内に前
    記ケーブル(1)を順次埋設していく工程とを有する水
    底ケーブル埋設方法。
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