JP2002144978A - ウェザーストリップの取付構造 - Google Patents
ウェザーストリップの取付構造Info
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Abstract
によってバックドア又はトランクのドア開口部の空間を
拡大することのできるウェザーストリップの取付構造を
提供する。 【解決手段】 バックドアDの開口縁に沿って形成され
たフランジFに挿入される断面略U字形状の取付基部1
1に、ドア閉時にバックドアDに弾接する中空シール部
12と、及び、内装材Sを覆うリップ部13とがそれぞ
れ一体成形されてなるウェザーストリップの取付構造で
あって、フランジFを、ドア閉時のバックドアDに略平
行に突設するとともに、取付基部11には芯金を埋設し
ないように、かつ中空シール部12を取付基部11のド
ア側側壁11aに一体成形し、しかも、ドア側側壁11
aの内面に、両面テープTを貼着して、両面テープTを
フランジFのドアD側面に密着させて固定する。
Description
ランクのドア開口縁に沿って形成されたフランジに挿入
されるウェザーストリップの取付構造に関する。
沿って形成されたフランジに挿入されるウェザーストリ
ップの取付構造として、図7に示すようなものが知られ
ている。これは、バックドアDの開口縁に沿って形成さ
れたフランジFに挿入されるウェザーストリップを例に
したものである。
状の取付基部1に中空シール部2,車内側リップ部3,
車外側リップ部4とが一体成形されたものであり、ドア
Dの閉時には取付基部1の頂部に形成された中空シール
部2がドアDに弾接するようになっている。また、車内
側リップ部3は内装材Sを覆うように弾接し、車外側リ
ップ4はドレイン溝Mを構成するボディ側のパネル面に
弾接している。また略U字形状を構成する、取付基部1
の両側壁1a,1bの内面には複数の突条リップ部5〜
8が形成され、突条リップ部5,6と突条リップ部7,
8との間にフランジFが位置するように挿入されてい
る。また、取付基部1には取付基部1と同様に断面略U
字形状の芯金9が埋設されていて、取付基部1の剛性を
向上した状態でフランジFに取付けられるようになって
いる。
で示すウェザーストリップの取付構造は、フランジFが
ドアDに垂直な方向に設けられ、そのフランジFにウェ
ザーストリップが立設するよう取付けられているので、
ドアDの開口部Pが狭くなるという問題がある。すなわ
ち、フランジFを形成するためにボディ側のパネルを折
曲する必要があり、その折曲部確保により開口部Pが狭
くなってしまう。また、取付基部1に芯金9が埋設され
たものは、全体の重量が重く、水密性が劣るといった問
題がある。また芯金9の埋設により中空シール部2の反
力が大きくなりドアD閉じ性が悪くなるといった問題も
ある。
いないウェザーストリップによってバックドア又はトラ
ンクのドア開口部の空間を拡大し、さらには水密性を向
上させることのできるウェザーストリップの取付構造を
提供することにある。
めに、本発明の請求項1に記載のウェザーストリップの
取付構造は、バックドア(D)又はトランクのドア開口
縁に沿って形成されたフランジ(F)に挿入される断面
略U字形状の取付基部(11)に、ドア(D)閉時にバ
ックドア(D)又はトランクに弾接する中空シール部
(12)と、及び、内装材(S)を覆うリップ部(1
3)とがそれぞれ一体成形されてなるウェザーストリッ
プの取付構造であって、フランジ(F)を、ドア(D)
閉時のバックドア(D)又はトランクに略平行に突設す
るとともに、取付基部(11)には芯金を埋設しないよ
うに、かつ中空シール部(12)を取付基部(11)の
ドア側側壁(11a)に一体成形し、しかも、ドア側側
壁(11a)の内面に、両面テープ(T)を貼着して、
両面テープ(T)をフランジ(F)のドア(D)側面に
密着させて固定することを特徴とする。
する発明の実施の形態に記載された記号に対応するもの
である。
略平行に突設したフランジに取付基部を挿入するように
したので、従来例で示したようにフランジを形成するた
めにボディ側のパネルを略U字状に折曲する必要はな
い。よって、その折曲部を確保する必要がないので開口
部の面積が広くなる。また、取付基部を立設させるので
はなくフランジと平行に取付け、しかもそのドア側側壁
に中空シール部が一体成形されているので、背の高い大
きめの中空シール部を設けることができる。しかも、取
付基部には芯金を埋設しないので、中空シール部の反力
が高くなりドア閉じ性が特に悪くなることもない。ま
た、芯金の廃止によって軽量化が図れるとともに、ベン
ダー工程がなくなるので形状的な制約を受けにくく外観
を向上させることができる。また、両面テープによって
取付基部とフランジとを圧着させたので水密性に優れ
る。
(F)を先端に形成するボディ側のパネルをドア(D)
側に彎曲させ、そのサイド面(U)と、中空シール部
(12)との間にドレイン溝(M)を形成したことを特
徴とする。
に加えて、従来例と同様にドレイン溝が形成されるの
で、水が中空シール部を越えて車内側に進入することが
防止される。
(11)のドア側側壁(11a)とは逆側の側壁(11
b)先端を、フランジ(F)の側面に弾接させるととも
に、その側壁(11b)内面に凹溝(15)を形成した
ことを特徴とする。
用効果に加えて、例えば、フランジの枚数が2枚,ある
いは3枚に急変するような部位に生じた隙間から、万
一、取付基部の内部に水が侵入しても凹溝から水が外部
に流れるようにしたので、車内側への侵入は防止され
る。
(F)を先端に形成するボディ側のパネルをドア(D)
側に彎曲させ、そのサイド面(U)に弾接するヒレ片
(25)を、取付基部(21)のドア側側壁(21a)
の先端でしかもフランジ(F)のドア側面側に突設した
ことを特徴とする。
用効果に加えて、ヒレ片を設けることにより、水が両面
テープに直接かかることが防止される。また、ヒレ片は
取付基部をフランジに挿入する場合の位置規制の役割も
果たすので取付作業が簡単に行える。しかも、ヒレ片の
突設位置は、フランジのドア側面側、すなわちドア側側
壁先端の下面にしてあるので、ヒレ片がサイド面に弾接
することによりヒレ片が中空シール部側にめくれ上が
り、それにともない両面テープをフランジのドア側面か
ら離す方向に力がはたらくことが防止される。
(F)を先端に形成するボディ側のパネルをドア(D)
側に彎曲させ、そのサイド面(U)に中空シール部(3
2)及び取付基部(31)のドア側側壁(31a)先端
を当接させ、さらに彎曲させたパネルの部位より車外側
に溝部(35)を形成したことを特徴とする。
に加えて、サイド面に中空シール部及び取付基部のドア
側側壁を当接させるので、その間にはドレイン溝は形成
されず、隙間は形成されない。そして、ドレイン機能を
果たす溝部はサイド面より車外側に設けられている。よ
って、ドアを開けた瞬間に水がオーバーフローするよう
な場合があっても、大量の水が、車外側に形成された溝
部に流れるので、ドア側側壁とサイド面との間から水が
取付基部内部に侵入して、ドア側側壁に貼着された両面
テープに直接かかることはない。
(D)又はトランクのドア開口縁に沿って形成されたフ
ランジ(F)に挿入される断面略U字形状の取付基部
(41)に、ドア(D)閉時にバックドア(D)又はト
ランクに弾接する中空シール部(42)と、及び、内装
材(S)を覆うリップ部(43)とがそれぞれ一体成形
されてなるウェザーストリップの取付構造であって、フ
ランジ(F)を、ドア(D)閉時のバックドア(D)又
はトランクに略平行に突設するとともに、フランジ
(F)を先端に形成するボディ側のパネルをドア(D)
側に斜めに彎曲させ、さらに取付基部(41)のドア側
側壁(41a)の一部を、斜めに彎曲させたパネルに沿
うように斜めに彎曲させ、取付基部(41)には芯金を
埋設しないように、かつ中空シール部(42)を取付基
部(41)のドア側側壁(41a)に一体成形し、しか
も、ドア側側壁(41a)の斜面内面に、両面テープ
(T)を貼着して、両面テープ(T)をパネルの彎曲に
より形成された斜面(V)に密着させて固定することを
特徴とする。
に加えて、形成した斜面に両面テープを貼着するように
したので、例えば、フランジの長さが短く両面テープを
貼着する空間を確保できない場合であっても問題はな
い。よって、フランジを短くしても支障はなくなるの
で、フランジの長さを短くして開口部の面積を一層広く
することができる。
パネルの部位より車外側に溝部(55)を形成するとと
もに、取付基部(51)のドア側側壁(51a)先端
に、車外側に形成された溝部(55)に入り込むリップ
部(56)を設けたことを特徴とする。
に加えて、溝部の形成によって、請求項5の発明の作用
効果も有する。そしてさらに、溝部に入り込むリップ部
を設けることによって、ドア側側壁とサイド面との間か
ら水が取付基部内部に侵入して、ドア側側壁に貼着され
た両面テープに直接かかることを極限までなくすことが
できる。
の実施形態に係るウェザーストリップの取付構造につい
て図1を参照して説明する。なお、従来例と同一の部分
には同一符号を付した。このウェザーストリップは、バ
ックドアDの開口縁に沿って形成されたフランジFに挿
入され、固定されるものであって、取付基部11と中空
シール部12と車内側リップ部13とが一体成形されて
なる。なお、バックドアDにかえて、トランクのドアに
適用することもできる。
構成するドア側側壁11a,内装材側側壁11b,及び
奥壁11cのうち、ドア側側壁11aの外面の車内側寄
りにドアDに膨出する中空シール部12が取付けられて
いる。中空シール部12は、ドアDの閉時にドアDに弾
接するようになっている。また、車内側リップ部13は
舌状であり、フランジFを挟んでドアDとは逆側に設け
られた内装材Sを覆うように弾接していて、水の侵入を
防止するとともに遮音性の向上を図っている。
Dに対して略平行に突設されていて、ウェザーストリッ
プが略水平の状態で取付けられるようになっている。そ
して、取付基部11のドア側側壁11aの内面には、両
面テープTが貼着されていて、両面テープTをフランジ
Fのドア側面に密着させることによってウェザーストリ
ップを取付け固定するようになっている。なお、取付基
部11には従来例(図7)で示したような芯金9は埋設
されていない。
に形成するボディ側のパネルを、ドアD側に略直角に彎
曲させ、サイド面Uが形成されている。そして、中空シ
ール部12は、上述したように、ドア側側壁11aの外
面の車内側寄りに設けられているので、中空シール部1
2とサイド面Uとの間にドレイン溝Mが形成されてい
る。
ンジFを形成するためにボディ側のパネルを略U字状に
折曲する必要はないので、その折曲部確保により開口部
Pが特に狭くなることはない。しかも、従来例と同様に
ドレイン溝Mは形成されるので、水が中空シール部12
を越えて車内側に進入することが防止される。また、取
付基部11を立設させるのではなく略水平にフランジF
に取付けるので、背の高い大きめの中空シール部12を
ドア側側壁11aに設けることができるので中空シール
部12の反力が高くなりドアD閉じ性が特に悪くなるこ
ともない。
内装材側側壁11bの先端はフランジF側にそれぞれ曲
げられ、取付時にフランジFに弾接して、ドレイン溝M
から取付基部11の内部、さらには車内側に水が侵入す
ることを防止している。
壁11bの内面にドレインの役目をする凹溝15を形成
してよい。これによれば、例えば、フランジFの枚数が
2枚,あるいは3枚に急変するような部位に生じた隙間
から、万一、取付基部11の内部に水が侵入しても凹溝
15から水は外部に流れるので、車内側への侵入は防止
される。
2を取付基部11のドア側側壁11aの車内側寄りに設
けてドレイン溝Mを幅広く設けるようにしたが、図3に
示すように、ドア側側壁21aの中央部に設けるように
してもよい。また、フランジFを先端に形成するボディ
側のパネルの彎曲によって形成されたサイド面Uに弾接
するヒレ片25を、中空シール部22と車内側リップ部
23とが一体成形された取付基部21のドア側側壁21
aの先端に突設するようにしてもよい。
のソリッドゴムからなりドレイン溝Mに流れた水が両面
テープTに直接かかることを防止している。通常、両面
テープTの接着は比較的確実に行われるが、ジョッグル
部分やスポット打痕などにより不十分な場合があり、そ
のような場合に特に有効である。また、ヒレ片25は取
付基部11をフランジFに挿入する場合の位置規制の役
割も果たしている。これによれば、図1及び図2で示し
たように取付基部11の内装材側側壁11b先端をフラ
ンジFに弾接させなくても優れた防水効果が得られる。
側、すなわちドア側側壁21a先端の下面に突設するこ
とが好ましい。これは、ヒレ片25がサイド面Uに弾接
することにより中空シール部22側にめくれ上がり、そ
れにともない両面テープTをフランジFのドア側面から
離す方向に力がはたらくことを防止するためで、ドア側
側壁21a先端の下面の方が、離す方向の力を比較的抑
えることができるからである。
実施形態に係るウェザーストリップの取付構造について
図4を参照して説明する。なお、従来例と同一の部分に
は同一符号を付した。これは、フランジFを先端に形成
するボディ側のパネルをドアD側に彎曲させ、その彎曲
させたパネルの部位より車外側にドレイン機能を有する
溝部35を形成し、さらに中空シール部32と車内側リ
ップ部33とが一体成形された取付基部31のドア側側
壁31a先端と、中空シール部32とを、フランジFを
先端に形成するボディ側のパネルをドアD側に彎曲させ
たサイド面Uに当接させたものである。なお、フランジ
Fの突設方向や取付基部31の挿入方向については第1
の実施形態と同様である。
ーバーフローするような場合があっても、大量の水を溝
部35に流し、ドア側側壁31aとサイド面Uとの間か
ら水が取付基部33内部に侵入して、ドア側側壁31a
に貼着された両面テープTに直接かかることのないよう
にしたものである。
実施形態に係るウェザーストリップの取付構造について
図5を参照して説明する。なお、従来例と同一の部分に
は同一符号を付した。これは、フランジFを、ドアD閉
時のバックドアDに略平行に突設するとともに、フラン
ジFを先端に形成するボディ側のパネルをドアD側車外
側に向けて斜めに彎曲させ、さらに取付基部41のドア
側側壁41aの一部(この場合には先部)を、斜めに彎
曲させたパネルに沿うように同じくドアD側車外側に向
けて斜めに彎曲させたものであり、ドア側側壁41aの
斜面内面に、両面テープTを貼着して、両面テープTを
パネルの彎曲により形成された斜面Vに密着させて固定
したものである。なお、取付基部41に一体成形される
中空シール部42や車内側リップ部43については第1
の実施形態と同様である。
プTを貼着できるようにしたので、フランジFの長さが
短く両面テープTを貼着する空間を確保できない場合で
あっても問題はない。フランジFは、通常、スポット溶
接を行うため10〜18ミリ(mm)の長さが必要であ
ったが、近年、レーザー溶接や接着材等の技術進歩によ
ってフランジFの長さを短くすることができるので、そ
の場合に特に有効である。フランジFの長さを短くする
ことができれば、本発明のウェザーストリップの取付構
造を採用することで開口部Pの面積を一層広くとること
ができる。なお、フランジFの長さが両面テープTを貼
着することができる長さの場合には、斜面Vに加えてフ
ランジFの水平面にも一体的にあるいは別体の両面テー
プTを貼着することも可能である。
実施形態に係るウェザーストリップの取付構造について
図6を参照して説明する。なお、従来例と同一の部分に
は同一符号を付した。これは、本発明の第2の実施形態
と第3の実施形態とを組み合わせたものであり、フラン
ジFを、ドアD閉時のバックドアDに略平行に突設する
とともに、フランジFを先端に形成するボディ側のパネ
ルをドアD側車外側に向けて斜めに彎曲させるととも
に、その彎曲させたパネルの部位より車外側にドレイン
機能を有する溝部55を形成したものである。そして、
取付基部51のドア側側壁51aの一部(この場合には
中間部)を、斜めに彎曲させたパネルに沿うように同じ
くドアD側車外側に向けて斜めに彎曲させたものであ
り、ドア側側壁51aの斜面内面に、両面テープTを貼
着して、両面テープTをパネルの彎曲により形成された
斜面Vに密着させて固定したものである。そして、さら
に取付基部51のドア側側壁51a先端に、車外側に形
成された溝部55に車内側から少し入り込むリップ部5
6を設けたものである。また、フランジFから溝部55
までの距離Lは第2の実施形態で示したもの(図4)よ
り短く設定してある。なお、取付基部51に一体成形さ
れる中空シール部52や車内側リップ部53については
第2の実施形態と同様である。
アDを開けた瞬間に水がオーバーフローするような場合
があっても、大量の水を溝部55に流すとともに、第3
の実施形態と同様にフランジFの長さが短くなっても対
応することできる。さらに、リップ部56を設けること
により、ドア側側壁51aとサイド面Uとの間から水が
取付基部53内部に侵入して、ドア側側壁51aに貼着
された両面テープTに直接かかることを極限までなくす
ことができるので、第2の実施形態よりも効果は大き
い。
よれば、バックドア又はトランクに略平行に突設したフ
ランジに取付基部を挿入するようにしたので、従来例で
示したようにフランジを形成するためにボディ側のパネ
ルを略U字状に折曲する必要はない。よって、その折曲
部を確保する必要がないので開口部の面積が広くなる。
また、取付基部を立設させるのではなくフランジと平行
に取付け、しかもそのドア側側壁に中空シール部が一体
成形されているので、背の高い大きめの中空シール部を
設けることができる。しかも、取付基部には芯金を埋設
しないので、中空シール部の反力が高くなりドア閉じ性
が特に悪くなることもない。また、芯金の廃止によって
軽量化が図れるとともに、ベンダー工程がなくなるので
形状的な制約を受けにくく外観を向上させることができ
る。また、両面テープによって取付基部とフランジとを
圧着させたので水密性に優れる。
項1の発明の作用効果に加えて、従来例と同様にドレイ
ン溝が形成されるので、水が中空シール部を越えて車内
側に進入することが防止される。
求項1又は2の発明の作用効果に加えて、例えば、フラ
ンジの枚数が2枚,あるいは3枚に急変するような部位
に生じた隙間から、万一、取付基部の内部に水が侵入し
ても凹溝から水が外部に流れるようにしたので、車内側
への侵入は防止される。
項1乃至3の発明の作用効果に加えて、ヒレ片を設ける
ことにより、水が両面テープに直接かかることが防止さ
れる。よって、両面テープが何らかの理由で仮りに確実
に接着されていない場合が発生しても、車内側に水が侵
入することは防止される。また、ヒレ片は取付基部をフ
ランジに挿入する場合の位置規制の役割も果たすので取
付作業が簡単に行える。しかも、ヒレ片の突設位置は、
フランジのドア側面側、すなわちドア側側壁先端の下面
にしてあるので、ヒレ片がサイド面に弾接することによ
りヒレ片が中空シール部側にめくれ上がり、それにとも
ない両面テープをフランジのドア側面から離す方向に力
がはたらくことが防止される。
項1の発明の作用効果に加えて、サイド面に中空シール
部及び取付基部のドア側側壁を当接させるので、その間
にはドレイン溝は形成されず、隙間は形成されない。そ
して、ドレイン機能を果たす溝部はサイド面より車外側
に設けられている。よって、ドアを開けた瞬間に水がオ
ーバーフローするような場合があっても、大量の水が、
車外側に形成された溝部に流れるので、ドア側側壁とサ
イド面との間から水が取付基部内部に侵入して、ドア側
側壁に貼着された両面テープに直接かかることはない。
項1の発明の作用効果に加えて、形成した斜面に両面テ
ープを貼着するようにしたので、例えば、フランジの長
さが短く両面テープを貼着する空間を確保できない場合
であっても問題はない。よって、フランジを短くしても
支障はなくなるので、フランジの長さを短くして開口部
の面積を一層広くすることができる。
項6の発明の作用効果に加えて、溝部の形成によって、
請求項5の発明の作用効果も有する。そしてさらに、溝
部に入り込むリップ部を設けることによって、ドア側側
壁とサイド面との間から水が取付基部内部に侵入して、
ドア側側壁に貼着された両面テープに直接かかることを
極限までなくすことができる。
ップの取付構造を示す断面図である。
である。
である。
ップの取付構造を示す断面図である。
ップの取付構造を示す断面図である。
である。
示す断面図である。
壁 11b,21b,31b,41b,51b 内装材側
側壁 11c,21c,31c,41c,51c 奥壁 12,22,32,42,52 中空シール部 13,23,33,43,53 車内側リップ部 15 凹溝 25 ヒレ片 35,55 溝部 56 リップ部 D バックドア F フランジ M ドレイン溝 P 開口部 S 内装材 T 両面テープ U サイド面 V 斜面
Claims (7)
- 【請求項1】 バックドア又はトランクのドア開口縁に
沿って形成されたフランジに挿入される断面略U字形状
の取付基部に、ドア閉時に前記バックドア又はトランク
に弾接する中空シール部と、及び、内装材を覆うリップ
部とがそれぞれ一体成形されてなるウェザーストリップ
の取付構造であって、 前記フランジを、ドア閉時のバックドア又はトランクに
略平行に突設するとともに、前記取付基部には芯金を埋
設しないように、かつ前記中空シール部を前記取付基部
のドア側側壁に一体成形し、しかも、該ドア側側壁の内
面に、両面テープを貼着して、該両面テープを前記フラ
ンジのドア側面に密着させて固定することを特徴とする
ウェザーストリップの取付構造。 - 【請求項2】 前記フランジを先端に形成するボディ側
のパネルを前記ドア側に彎曲させ、そのサイド面と、前
記中空シール部との間にドレイン溝を形成したことを特
徴とする請求項1に記載のウェザーストリップの取付構
造。 - 【請求項3】 前記取付基部のドア側側壁とは逆側の側
壁先端を、前記フランジの側面に弾接させるとともに、
その側壁内面に凹溝を形成したことを特徴とする請求項
1又は2に記載のウェザーストリップの取付構造。 - 【請求項4】 前記フランジを先端に形成するボディ側
のパネルを前記ドア側に彎曲させ、そのサイド面に弾接
するヒレ片を、前記取付基部のドア側側壁の先端でしか
も前記フランジのドア側面側に突設したことを特徴とす
る請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載のウェザー
ストリップの取付構造。 - 【請求項5】 前記フランジを先端に形成するボディ側
のパネルを前記ドア側に彎曲させ、そのサイド面に前記
中空シール部及び取付基部のドア側側壁先端を当接さ
せ、さらに前記彎曲させたパネルの部位より車外側に溝
部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のウェザ
ーストリップの取付構造。 - 【請求項6】 バックドア又はトランクのドア開口縁に
沿って形成されたフランジに挿入される断面略U字形状
の取付基部に、ドア閉時に前記バックドア又はトランク
に弾接する中空シール部と、及び、内装材を覆うリップ
部とがそれぞれ一体成形されてなるウェザーストリップ
の取付構造であって、 前記フランジを、ドア閉時のバックドア又はトランクに
略平行に突設するとともに、該フランジを先端に形成す
るボディ側のパネルを前記ドア側に斜めに彎曲させ、 さらに前記取付基部のドア側側壁の一部を、前記斜めに
彎曲させたパネルに沿うように斜めに彎曲させ、 前記取付基部には芯金を埋設しないように、かつ前記中
空シール部を前記取付基部のドア側側壁に一体成形し、
しかも、該ドア側側壁の斜面内面に、両面テープを貼着
して、該両面テープを前記パネルの彎曲により形成され
た斜面に密着させて固定することを特徴とするウェザー
ストリップの取付構造。 - 【請求項7】 前記彎曲させたパネルの部位より車外側
に溝部を形成するとともに、前記取付基部のドア側側壁
先端に、前記車外側に形成された溝部に入り込むリップ
部を設けたことを特徴とする請求項6に記載のウェザー
ストリップの取付構造。
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JP2000339029A JP4294847B2 (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | ウェザーストリップの取付構造 |
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