JP2002144609A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2002144609A
JP2002144609A JP2000340559A JP2000340559A JP2002144609A JP 2002144609 A JP2002144609 A JP 2002144609A JP 2000340559 A JP2000340559 A JP 2000340559A JP 2000340559 A JP2000340559 A JP 2000340559A JP 2002144609 A JP2002144609 A JP 2002144609A
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Satoru Mifune
哲 三船
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速印刷時における印字ヘッドの移動速度の
変動に起因する印字品質の劣化を良好に抑制できる印刷
装置を提供する。 【解決手段】 スイッチ部35による複数の印字ピンの
駆動が完了するまでに、移動検出部から検出信号が出力
された場合、スイッチ部35を制御して複数の印字ピン
のうち未駆動の印字ピンを強制的に駆動させる印字ピン
監視部34を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、往復直線移動する
印字ヘッドと、印字ヘッドに設置された複数の印字ピン
とを有する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】主に業務用に利用されている高速のプリ
ンタとして、往復直線移動するシャトル機構に印字ヘッ
ドを搭載し、印字ヘッドに、複数の印字ピンを備えたピ
ンブロックを印字ヘッドの移動方向に複数個設置して、
印字ヘッドの移動により複数ラインを同時に印刷するド
ットプリンタが存在する。
【0003】このようなドットプリンタにおいては、従
来、印字ヘッドが所定距離移動する毎に検出パルスを出
力するセンサを設け、このセンサからの検出パルスに基
づいて、各ピンブロックの印字ピンを駆動していた。
【0004】たとえば、各ピンブロックの複数の印字ピ
ンが、印字ヘッドの移動方向とそれに直交する方向との
双方に対して傾斜した方向に所定間隔をあけて一直線上
に配置されている場合、センサからの検出パルスをトリ
ガとして、複数の印字ピンを順次駆動していた。そし
て、これら複数の印字ピンの駆動間隔は、予めテーブル
形式でメモリに記憶させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のド
ットプリンタでは、近年の印刷速度の高速化の要請に従
って印字ヘッドを高速に移動させた場合、移動速度の予
期していない変動に対して対処できないという課題があ
った。
【0006】すなわち、印字ヘッドは往復直線移動する
ので、移動方向の両端部には減速および加速領域が存在
し、特にこの領域において移動速度の予期していない変
動が生じ易いのであるが、従来のドットプリンタでは、
印字ヘッドの実際の移動速度に係わらず、複数の印字ピ
ンの駆動間隔が予めメモリに記憶されているデータによ
って決定されるので、移動速度の予期していない変動に
対処できない場合がある。
【0007】たとえば、ある位置で印字ヘッドの移動速
度が設計上の速度よりも高速側に変動した場合、センサ
からの検出パルスの周期が短くなる。この場合、従来の
ドットプリンタのように印字ヘッドの移動速度が比較的
遅ければ、印字ピンの駆動間隔も比較的長いので、1つ
の検出パルスに基づく最終の印字ピンの駆動から次の検
出パルスに基づく最初の印字ピンの駆動までに時間的な
余裕があり、最終の印字ピンの駆動前に次の検出パルス
が出力されることはない。しかし、高速印刷を実現する
ために、印字ヘッドの移動速度を高速化すると、印字ピ
ンの駆動間隔が短くなり、最終の印字ピンの駆動前に次
の検出パルスが出力される場合がある。
【0008】従来のドットプリンタでは、このような事
態を想定しておらず、何らの対策も講じられていなかっ
た。
【0009】このような事態に対する対処としては、次
の検出パルスの出力により印字データのバッファメモリ
が次の印字データに更新されてしまうことから、未駆動
の印字ピンは未駆動のまま放置し、次の印字データの印
字のために新たに最初の印字ピンの駆動を開始するとい
う方法が考えられる。
【0010】しかし、このような方法では、未印字のド
ットが発生することになり、印字品質が低下する。
【0011】
【発明の開示】本発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、高速印刷時における印字ヘッドの
移動速度の変動に起因する印字品質の劣化を良好に抑制
できる印刷装置を提供することを、その課題とする。
【0012】上記課題を解決するため、本発明では、次
の技術的手段を講じている。
【0013】本発明の第1の側面によれば、往復直線移
動する印字ヘッドと、印字ヘッドの移動方向とそれに直
交する方向との双方に対して傾斜した方向に所定間隔を
あけて配置された複数の印字ピンを有し、印字ヘッドに
固定された任意数のピンブロックと、印字ヘッドが所定
距離移動する毎にそれを検出する移動検出部と、移動検
出部からの検出信号に基づいて、複数の印字ピンを順次
駆動するピン駆動部とを有する印刷装置であって、ピン
駆動部による複数の印字ピンの駆動が完了するまでに、
移動検出部から検出信号が出力された場合、ピン駆動部
を制御して複数の印字ピンのうち未駆動の印字ピンを強
制的に駆動させる強制駆動制御部を備えたことを特徴と
する、印刷装置が提供される。
【0014】好ましい実施の形態によれば、ピン駆動部
は、移動検出部から検出信号が出力されたときに、その
直前の検出信号の周期を複数の印字ピンの個数で除した
周期で複数の印字ピンを順次駆動する。
【0015】他の好ましい実施の形態によれば、ピン駆
動部は、移動検出部から検出信号が出力されたときに、
その前の複数の検出信号の平均周期を複数の印字ピンの
個数で除した周期で複数の印字ピンを順次駆動する。
【0016】他の好ましい実施の形態によれば、強制駆
動制御部は、未駆動の印字ピンが複数存在する場合、そ
れらを同時に強制的に駆動させる、請求項1ないし3の
いずれかに記載の印刷装置。
【0017】他の好ましい実施の形態によれば、強制駆
動制御部は、未駆動の印字ピンが複数存在する場合、そ
れらを連続的に順次強制的に駆動させる。
【0018】本発明によれば、強制駆動制御部が、ピン
駆動部による複数の印字ピンの駆動が完了するまでに、
移動検出部から検出信号が出力された場合、ピン駆動部
を制御して複数の印字ピンのうち未駆動の印字ピンを強
制的に駆動させるので、未印字のドットが発生しないこ
とから、高速印刷時における印字ヘッドの移動速度の変
動に起因する印字品質の劣化を良好に抑制できる。
【0019】本発明のその他の特徴および利点について
は、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明ら
かになるであろう。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0021】図1は、本発明に係る印刷装置の概念説明
図である。この印刷装置は、印字ヘッド1、リニアモー
タ2、リニアエンコーダ3、移動体4、ベルト5、プー
リ6a,6b、案内ロッド7、およびコイルバネ8a,
8bを備えている。
【0022】移動体4の先端部には、案内ロッド7に摺
動自在に嵌合するストッパ9a,9bが設けられてお
り、印字ヘッド1および移動体4は、案内ロッド7に沿
って移動可能である。コイルバネ8a,8bは、案内ロ
ッド7に摺動自在に嵌合している。リニアモータ2は、
移動体4を図1の矢印方向に往復直線移動させる。移動
体4の移動に伴って、移動体4に連結されたベルト5が
移動し、このベルト5の移動に伴って、ベルト5に連結
された印字ヘッド1が移動体4と逆方向に移動する。し
たがって、移動体4が図1における右方向に移動した場
合、印字ヘッド1が左方向に移動し、コイルバネ8bが
印字ヘッド1と移動体4のストッパ9bとの間に挟み込
まれて圧縮される。逆に、移動体4が図1における左方
向に移動した場合、印字ヘッド1が右方向に移動し、コ
イルバネ8aが印字ヘッド1と移動体4のストッパ9a
との間に挟み込まれて圧縮される。
【0023】図2は、リニアモータ2の要部の正面図で
ある。図3は、リニアモータ2の要部の平面図である。
リニアモータ2は、所定間隔をあけて相対向する対の永
久磁石11a,11bを複数対(本実施形態では6対)
備えており、これら各対の永久磁石11a,11bの間
には、移動体4のコイル支持部12が位置している。コ
イル支持部12には、複数(本実施形態では6個)のコ
イル13が配置されており、各コイル13は、各対の永
久磁石11aと永久磁石11bとの間隙に位置してい
る。これらコイル13のうち、両端の2個のコイル13
が定速コイルとして機能し、残りの4個のコイルが反転
コイルとして機能する。反転コイルは、印字ヘッド1が
移動方向を反転させるために加減速する際に主に印字ヘ
ッド1に推進力あるいはブレーキ力を付与するためのコ
イルであり、定速コイルは、印字ヘッド1が定速走行を
行なう際に主に印字ヘッド1に推進力を付与するための
コイルである。印字ヘッド1の移動方向を反転させるに
際しては、リニアモータ2により付与された推進力によ
ってコイルバネ8aあるいはコイルバネ8bを圧縮変形
させる。これにより、コイルバネ8aあるいはコイルバ
ネ8bの弾性復元力が印字ヘッド1に作用し、印字ヘッ
ド1の移動方向が瞬時に反転する。
【0024】図4は、リニアエンコーダ3の概略正面図
である。図5は、リニアエンコーダ3の概略平面図であ
る。図6は、リニアエンコーダ3のスリット板の拡大正
面図である。リニアエンコーダ3は、スリット板15
と、反射型の光電スイッチ16とを備えている。光電ス
イッチ16は、印字ヘッド1に取り付けられており、ス
リット板15に沿って往復直線移動する。スリット板1
5には、光電スイッチ16の移動方向に沿って多数のス
リット17が所定のピッチで形成されている。スリット
17の配置ピッチPは、印刷の画素密度によって決定さ
れており、たとえば画素密度が180dpiの場合、配
置ピッチPは0.141mmである。
【0025】図7は、印字ヘッド1に設置されたピンブ
ロックの説明図である。ピンブロック21には、図7に
矢印Aで示す印字ヘッド1の移動方向とそれに直交する
方向との双方に対して傾斜した方向に所定間隔をあけ
て、換言すればピンブロック21のほぼ対角線上に、複
数個(本実施形態では12個)の印字ピン22が所定の
ピッチで設置されている。印字ヘッド1には、印字ヘッ
ド1の移動方向に沿ってピンブロック21が多数配置さ
れている。本実施形態においては、図7の左上端に位置
する印字ピン22を1番ピンとし、以下順番に番号を増
加させていき、右下端に位置する印字ピン22をn番ピ
ンとする。たとえば連続紙からなる印刷用紙(図示せ
ず)は、図7の矢印B方向に搬送される。なお図示して
いないが、印字ピン22の駆動により、印字ピン22が
インクリボンを介して印刷用紙をプラテンローラに押圧
することにより、印字が行なわれる。
【0026】図8は、本発明に係る印刷装置の制御部の
回路ブロック図である。この制御部は、MPU25、R
OM26、RAM27、およびインターフェース回路2
8を備えている。これらMPU25、ROM26、RA
M27、およびインターフェース回路28は、バス線に
より相互に接続されている。インターフェース回路28
には、リニアモータ2のコイル13およびリニアエンコ
ーダ3の光電スイッチ16が接続されている。
【0027】MPU(microprocessor unit) 25は、印
刷装置の全体を制御する。
【0028】ROM(read only memory)26は、MP
U25が実行すべき制御プログラムや設定値などのデー
タを記憶している。
【0029】RAM(random access memory)27は、
MPU25の作業領域などとして用いられ、各種のデー
タを記憶する。
【0030】インターフェース回路28は、MPU25
とリニアモータ2およびリニアエンコーダ3との間の信
号の授受を制御する。
【0031】図9は、MPU25によって実現される機
能ブロックの説明図である。MPU25は、ROM26
に格納された制御プログラムに基づいて動作することに
より、第1タイマ部31、第2タイマ部32、演算部3
3、印字ピン監視部34、およびスイッチ部35を実現
している。
【0032】第1タイマ部31は、リニアエンコーダ3
の光電スイッチ16からの検出信号の周期を計時する。
【0033】第2タイマ部32は、演算部33により演
算された各印字ピン22の駆動間隔の時間を計時する。
【0034】演算部33は、第1タイマ部31により計
時された検出信号の周期に基づいて、各印字ピン22の
駆動間隔を演算する。具体的には、検出信号の立上がり
のタイミングで、その直前の検出信号の周期が第1タイ
マ部31から供給されるので、その周期をnで除算し、
その除算結果を各印字ピン22の駆動間隔として第2タ
イマ部32に供給する。
【0035】印字ピン監視部34は、スイッチ部35か
ら出力される各印字ピン22を駆動するための印字タイ
ミング信号を常時監視し、リニアエンコーダ3の光電ス
イッチ16からの検出信号が入力された時点で、1番ピ
ンからn番ピンまでの印字ピン22の駆動が完了してい
なければ、演算部33から第2タイマ部32に設定され
る値を無効とし、第2タイマ部32に0を設定する。そ
して、n番ピンの駆動が完了した時点で、演算部33か
ら第2タイマ部32に設定される値を有効とする。
【0036】スイッチ部35は、1番ピンからn番ピン
までの印字ピン22を順次駆動するための印字タイミン
グ信号を出力する。すなわちスイッチ部35は、第2タ
イマ部32からのキャリー信号が入力される毎に、次の
印字ピン22を駆動するための印字タイミング信号を出
力する。
【0037】次に動作を説明する。図10は、検出信号
および印字タイミング信号の波形図である。時刻t1の
時点において、検出信号が立上がり、そのときの第1タ
イマ部31による計時結果がT1であったとすると、演
算部33が、α=T1/nを演算し、αを第2タイマ部
32に設定する。これにより第2タイマ部32が、時間
α毎にキャリー信号を出力し、スイッチ部35が、時間
α毎に印字タイミング信号を1番ピンからn番ピンまで
順次出力する。したがって、各ピンブロック21におけ
る印字ピン22の駆動周期はαになる。
【0038】ところが、印字ヘッド1の移動速度が高速
側に変動して、時刻t2において次の検出信号が立上が
り、検出信号の周期がT2になったとすると、時刻t2
の時点でn番ピンの印字タイミング信号が未だ出力され
ていないことになる。この場合、それを印字ピン監視部
34が検出し、第2タイマ部32に計時時間として0を
設定する。これにより第2タイマ部32は、計時に利用
しているクロック信号のタイミングで即座にキャリー信
号を出力するので、時刻t2における検出信号の立上が
りと同時にスイッチ部35からn番ピンの印字タイミン
グ信号が出力され、n番ピンが駆動される。n番ピンが
駆動されると、印字ピン監視部34は演算部33から第
2タイマ部32に供給される計時時間の設定値を有効に
するので、スイッチ部35は時間β毎に印字タイミング
信号を出力し、β=T2/nの駆動周期で1番ピンから
n番ピンまでが順次駆動される。もちろん、印字ピン2
2を選択的に駆動するための印字データを一時記憶する
バッファメモリの内容は、MPU25の制御により、n
番ピンが駆動されると同時に書き替えられる。
【0039】時刻t3の時点で次の検出信号が立上が
り、この時点では印字ヘッド1の移動速度の変動が解消
されていたとすると、検出信号の周期T3の期間に1番
ピンからn番ピンまでの印字ピン22が全て駆動されて
いるので、γ=T3/nの周期で各ピンブロック21に
おける1番ピンからn番ピンまでの印字ピン22が順次
駆動される。
【0040】なお、実際には、印字ヘッド1の速度変動
はそれほど極端なものではなく、図10のように周期T
2の期間に最後のn番ピンだけが未駆動になるのが最悪
のケースであると考えられるが、印刷の高速化がさらに
顕著になるなどの要因により、複数の印字ピン22が未
駆動になった場合を想定すると、印字ピン監視部34に
より第2タイマ部32の計時時間として0が設定されて
いるので、第2タイマ部32から連続的にキャリー信号
が出力され、各ピンブロック21における未駆動の印字
ピン22が順次連続的に駆動されることになる。
【0041】このように、検出信号の1周期の期間に未
駆動の印字ピン22が発生した場合、それらをその周期
の終了時点から強制的に駆動するので、未印字のドット
が発生することがなく、印字品質の劣化を良好に抑制で
きる。
【0042】また、検出信号の1周期において未駆動の
印字ピン22が複数発生した場合、それらを同時に駆動
するのではなく、連続的に順次駆動するので、印字ピン
22を駆動するための電流のピーク値を良好に抑えるこ
とができ、必要な電源容量の増大を抑制できる。
【0043】また、検出信号の1周期において未駆動の
印字ピン22が発生した場合、先に未駆動の印字ピン2
2を駆動し、その後に次の周期のための印字ピン22の
駆動を1番ピンから開始するので、バッファメモリに検
出信号の2周期分の印字データを記憶させておく必要が
なく、バッファメモリの所要容量の増大を良好に抑制で
きる。
【0044】なお、上記実施形態においては、ピン駆動
部や強制駆動制御部を構成する、第1タイマ部31、第
2タイマ部32、演算部33、印字ピン監視部34、お
よびスイッチ部35を、MPU25により実現したが、
これらの一部または全部をハードウェアにより実現して
もよい。
【0045】また、上記実施形態においては、演算部3
3により、直前の検出信号の周期を印字ピン22の個数
で除算し、その値を印字ピン22の駆動周期としたが、
演算部33により、直前の検出信号を含む連続した複数
の検出信号の平均周期を印字ピン22の個数で除算し、
その値を印字ピン22の駆動周期としてもよい。
【0046】あるいは、演算部33により、直前の検出
信号を含む連続した複数の検出信号の周期の変化率に基
づいて、現時点における検出信号の予測周期を演算し、
その予測周期を印字ピン22の個数で除算し、その値を
印字ピン22の駆動周期としてもよい。
【0047】また、上記実施形態においては、検出信号
の1周期において未駆動の印字ピン22が複数個発生し
た場合、それらを連続的に順次駆動したが、それらを同
時に駆動してもよい。
【0048】また、上記実施形態においては、検出信号
の1周期において未駆動の印字ピン22が発生した場
合、それらを駆動した後に、次の印字データを印字する
ために1番ピンから順次駆動するように構成したが、検
出信号の立上がりと同時に、未駆動の印字ピンと1番ピ
ンとの双方を駆動するように構成してもよい。
【0049】また、上記実施形態においては、印字ヘッ
ド1に複数のピンブロック21を設置したが、ピンブロ
ック21の設置数は任意である。
【0050】もちろん、上記実施形態における印刷装置
の具体的な構成は一例であって、本発明はこのような具
体的な構成に限定されるものではない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、強
制駆動制御部が、ピン駆動部による複数の印字ピンの駆
動が完了するまでに、移動検出部から検出信号が出力さ
れた場合、ピン駆動部を制御して複数の印字ピンのうち
未駆動の印字ピンを強制的に駆動させるので、未印字の
ドットが発生しないことから、高速印刷時における印字
ヘッドの移動速度の変動に起因する印字品質の劣化を良
好に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷装置の概念説明図である。
【図2】図1に示す印刷装置に備えられたリニアモータ
の要部の正面図である。
【図3】図1に示す印刷装置に備えられたリニアモータ
の要部の平面図である。
【図4】図1に示す印刷装置に備えられたリニアエンコ
ーダの概略正面図である。
【図5】図1に示す印刷装置に備えられたリニアエンコ
ーダの概略平面図である。
【図6】図1に示す印刷装置に備えられたリニアエンコ
ーダのスリット板の拡大正面図である。
【図7】印字ヘッドに設置されたピンブロックの説明図
である。
【図8】図1に示す印刷装置に備えられた制御部の回路
ブロック図である。
【図9】図8に示すMPUによって実現される機能ブロ
ックの説明図である。
【図10】検出信号および印字タイミング信号の波形図
である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 2 リニアモータ 3 リニアエンコーダ 13 コイル 15 スリット板 16 光電スイッチ 17 スリット 21 ピンブロック 22 印字ピン 25 MPU 31 第1タイマ部 32 第2タイマ部 33 演算部 34 印字ピン監視部 35 スイッチ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復直線移動する印字ヘッドと、 前記印字ヘッドの移動方向とそれに直交する方向との双
    方に対して傾斜した方向に所定間隔をあけて配置された
    複数の印字ピンを有し、前記印字ヘッドに固定された任
    意数のピンブロックと、 前記印字ヘッドが所定距離移動する毎にそれを検出する
    移動検出部と、 前記移動検出部からの検出信号に基づいて、前記複数の
    印字ピンを順次駆動するピン駆動部とを有する印刷装置
    であって、 前記ピン駆動部による前記複数の印字ピンの駆動が完了
    するまでに、前記移動検出部から検出信号が出力された
    場合、前記ピン駆動部を制御して前記複数の印字ピンの
    うち未駆動の印字ピンを強制的に駆動させる強制駆動制
    御部を備えたことを特徴とする、印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記ピン駆動部は、前記移動検出部から
    検出信号が出力されたときに、その直前の検出信号の周
    期を前記複数の印字ピンの個数で除した周期で前記複数
    の印字ピンを順次駆動する、請求項1に記載の印刷装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ピン駆動部は、前記移動検出部から
    検出信号が出力されたときに、その前の複数の検出信号
    の平均周期を前記複数の印字ピンの個数で除した周期で
    前記複数の印字ピンを順次駆動する、請求項1に記載の
    印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記強制駆動制御部は、前記未駆動の印
    字ピンが複数存在する場合、それらを同時に強制的に駆
    動させる、請求項1ないし3のいずれかに記載の印刷装
    置。
  5. 【請求項5】 前記強制駆動制御部は、前記未駆動の印
    字ピンが複数存在する場合、それらを連続的に順次強制
    的に駆動させる、請求項1ないし3のいずれかに記載の
    印刷装置。
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