JP2002144590A - インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法 - Google Patents

インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002144590A
JP2002144590A JP2001023776A JP2001023776A JP2002144590A JP 2002144590 A JP2002144590 A JP 2002144590A JP 2001023776 A JP2001023776 A JP 2001023776A JP 2001023776 A JP2001023776 A JP 2001023776A JP 2002144590 A JP2002144590 A JP 2002144590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front head
plate
ink
head unit
jet printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001023776A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3812344B2 (ja
Inventor
Atsushi Hirota
淳 廣田
Atsushi Ito
敦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2001023776A priority Critical patent/JP3812344B2/ja
Priority to US09/933,156 priority patent/US6729717B2/en
Publication of JP2002144590A publication Critical patent/JP2002144590A/ja
Priority to US10/784,194 priority patent/US7063405B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3812344B2 publication Critical patent/JP3812344B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタの本体フレーム1の
下面に複数のフロントヘッドユニットを正確且つ迅速に
固定する。 【解決手段】 前面に列状の複数個のノズルと、この各
ノズル毎に圧力室を備えたキャビティプレート10と、
圧力室毎にインクに噴射エネルギーを付与する圧電アク
チュエータ20と、フレキシブルフラットケーブル40
とを積層したフロントヘッドユニット6を、治具42の
表面に載置する。そのとき、キャビティプレート10の
表面側のノズルプレート43に、ノズル列の前後部位に
穿設された位置決め孔に対して治具42から突出する位
置決めピンを嵌合して位置決めした状態で、本体フレー
ム1の底板5の下面の支持部8をフロントヘッドユニッ
ト6に被せ、本体フレーム1の上側に露出する空所9
a,9bからUV接着剤を充填後紫外線照射にてフロン
トヘッドユニット6を固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電式等のインク
ジェットプリンタヘッドの構成に係り、より詳しくは、
ノズル及びアクチュエータを備えたフロントヘッドユニ
ットを、インク供給通路を備えた本体フレームに強固且
つ迅速に且つ精度良く固定できる構造及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先行技術のオンディマンド型の圧電式の
インクジェットプリンタヘッドにおいては、例えば、特
開平8−276586号公報に記載されているように、
積層型のフロントヘッドユニットは、多数のノズルを備
えたノズルプレートと、その背面に接着剤にて積層さ
れ、インク供給タンクに連通するリザーバ室と前記ノズ
ルの孔径より大径の第1通孔を有するスペーサプレート
と、該スペーサプレートの背面に接着され、前記リザー
バ室と連通するオリフィスと前記第1通孔に連通する第
2通孔を有するインク供給プレートと、該インク供給プ
レートの背面に接着された補強プレート及び圧力室を構
成するための圧力室プレートと、前記圧力室の背面に接
着した圧電振動板とから構成されており、このフロント
ヘッドユニットを、合成樹脂製のヘッドケースの下面の
凹所内に接着剤にて固定する。このヘッドケースには、
後述するインクカートリッジからのインクを前記フロン
トヘッドユニットに流入させるためのインク流路が形成
されており、このヘッドケースを、合成樹脂製の上面開
放状でインクカートリッジを着脱自在に搭載できる本体
フレームの下面にビス止めするという構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
構成では、ヘッドケースが合成樹脂製の射出成形品であ
るとしても、フロントヘッドユニットの外周形状に合わ
せた凹所を正確に形成することができず、また、前記凹
所の内壁面とフロントヘッドユニットの外周及び裏面と
の間の隙間に隈なく接着剤で充填するので、当該フロン
トヘッドユニットのノズルの向きをヘッドケースの下面
と直交する方向に正確に合わせることも困難であるとい
う問題があった。そして、前記フロントヘッドユニット
を複数並設させる場合、一方のフロントヘッドユニット
におけるノズル列と隣接する他方のフロントヘッドユニ
ットにおけるノズル列との平行度や間隔の誤差が大きく
なると、用紙等の被記録媒体に対するインクの付着位置
がずれて印刷精度が悪くなるので、前記複数のフロント
ヘッドユニットを、その平行度や配置間隔の誤差が小さ
くなるように、ヘッドケースに固定する必要があった。
【0004】さらに、前記接着剤の硬化速度が遅いと、
ヘッドケースに対してフロントヘッドユニットを固定す
るために位置及び姿勢保持する治具を長時間拘束しなけ
ればならず、組み立て作業の能率も悪くなるという問題
もあった。
【0005】本発明は、このような問題を解消したイン
クジェットプリンタヘッド及びその製造方法を提供する
ことを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため、請求項1に記載の発明のインクジェットプリン
タヘッドは、前面に列状の複数個のノズル、この各ノズ
ル毎の圧力室及び、前記各圧力室ごとにインクに噴射エ
ネルギーを付与するアクチュエータとからなるフロント
ヘッドユニットを、インク供給源から前記フロントヘッ
ドユニットにインクを供給するインク供給通路を備えた
本体フレームに固着してなるインクジェットプリンタヘ
ッドにおいて、前記本体フレームの底板には、前記フロ
ントヘッドユニットの裏面を支持するための支持部と、
該フロントヘッドユニットの裏面の複数箇所が露出する
空所とを備え、該各空所には速硬化性の接着剤を充填し
てフロントヘッドユニットを固定したものである。
【0007】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前
記速硬化性の接着剤はUV接着剤としたものである。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載のインクジェットプリンタヘッドに
おいて、前記底板には、前記フロントヘッドユニットを
複数並設するための支持部を並列状に形成し、該隣接す
る支持部には、前記隣接する2つのフロントヘッドユニ
ットの裏面に跨がるように前記空所を形成したものであ
る。
【0009】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載のインクジェットプリ
ンタヘッドにおいて、前記空所は、1つのフロントヘッ
ドユニットの四隅近傍に対応するように配置したもので
ある。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッ
ドにおいて、前記フロントヘッドユニットを複数並べて
その前面に固着されたカバープレートをさらに備えたも
のである。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッ
ドにおいて、前記本体フレームの底板に、前記フロント
ヘッドユニットを複数並設するにおいて、前記各フロン
トヘッドユニットにおけるノズルプレートには、前記ノ
ズルの列の前後部位またはその近傍に、治具に突設した
位置決めピンにそれぞれ嵌まる位置決め孔を備え、ノズ
ルプレートに隣接するプレートには、前記各位置決め孔
に連通し、且つ位置決め孔より大径の盲孔を有したもの
である。
【0012】請求項7に記載の発明のインクジェットプ
リンタヘッドの製造方法は、前面に列状の複数個のノズ
ル、この各ノズル毎の圧力室及び、前記各圧力室ごとに
インクに噴射エネルギーを付与するアクチュエータとか
らなるフロントヘッドユニットを、インク供給源から前
記フロントヘッドユニットにインクを供給するインク供
給通路を備えた本体フレームに固着してなるインクジェ
ットプリンタヘッドにおいて、前記本体フレームの底板
には、前記複数のフロントヘッドユニットの裏面を並列
状に支持するための支持部と、該フロントヘッドユニッ
トの裏面の複数箇所が露出する空所とを設けておき、前
記複数のフロントヘッドユニットを相互に位置決めして
配置した後、該複数のフロントヘッドユニットの裏面に
前記支持部を対向配置し、前記空所から充填した接着剤
にて、前記複数のフロントヘッドユニットを前記支持部
に固定することを特徴とする。
【0013】そして、請求項8に記載の発明は、請求項
7に記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法に
おいて、前記接着剤は、UV接着剤としたものである。
【0014】また、請求項9に記載の発明は、請求項7
または請求項8に記載のインクジェットプリンタヘッド
の製造方法において、前記空所は1つのフロントヘッド
ユニットの四隅近傍に対応するよう設けたことを特徴と
するものである。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項7乃至
請求項9のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘ
ッドの製造方法において、前記複数のフロントヘッドユ
ニットの前面に固着されたカバープレートをさらに備
え、前記複数のフロントヘッドユニットを相互に位置決
め配置するとともにその前面に前記カバープレートを配
置し、それらに前記支持部を対向配置させたことを特徴
とするものである。
【0016】請求項11に記載の発明は、請求項7乃至
請求項10のいずれかに記載のインクジェットプリンタ
ヘッドの製造方法であって、前記本体フレームの底板
に、前記フロントヘッドユニットを複数並設するにおい
て、前記各フロントヘッドユニットにおけるノズルプレ
ートの前記ノズルの列の前後部位またはその近傍に予め
穿設された位置決め孔を、治具に突設した位置決めピン
にそれぞれ嵌合させた状態で、前記空所から充填した接
着剤にて、前記複数のフロントヘッドユニットを前記支
持部に固定するものである。
【0017】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法におい
て、前記各ノズルプレートには、ノズルと位置決め孔と
を同一工程にて穿設するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
について説明する。図1、図2及び図3は、本発明の実
施の形態による圧電式インクジェットプリンタヘッドの
斜視図を示し、図4は本体フレーム1の下面図である。
【0019】これらの図において、記録媒体に沿って走
行する公知のキャリッジ(図示しない)に搭載される本
体フレーム1は、ポリプロエチレン、ポリプロピレン等
の合成樹脂材の射出形成品で、上面開放の略箱状に形成
されており、その上方から4つのインクカートリッジ2
を着脱自在に装着できる搭載部3を有し、該搭載部3の
一側部位3aには、前記各インクカートリッジ2のイン
ク放出部(図示せず)に接続できるインク供給通路4
a,4b,4c,4dが本体フレーム1の底板5の下面
まで連通している。なお、前記搭載部3の一側部位3a
の上面には、前記インク放出部と密接できるようにした
ゴム製等のパッキング(図示せず)が配置されている。
【0020】前記底板5は、前記搭載部3から一段下に
突出するようにして水平状に形成され、該底板5の下面
側には、後に詳述するフロントヘッドユニット6を2つ
並列させて配置するための2つの支持部8、8を段付き
状に形成する。該各支持部8にはUV接着剤7にて固定
するための複数の空所9a,9bが上下に貫通するよう
に形成されている。
【0021】フロントヘッドユニット6は、図12に示
すように、複数枚の金属板製の積層型のキャビティープ
レート10と、該キャビティプレート10に対して接着
剤または接着シート41(図16参照)を介して接着・
積層されるプレート型の圧電アクチュエータ20と、そ
の上面に外部機器との電気的接続のために、フレキシブ
ルフラットケーブル40が接着剤にて重ね接合されて構
成されており、キャビティープレート10における最下
層のノズルプレート43に後述のように開口されたノズ
ル54から下向きにインクが吐出するものとする。
【0022】次に、フロントヘッドユニット6の各構成
部品の詳細について説明する。前記キャビティープレー
ト10の第1実施形態は、図13、図14、図15及び
図16に示すように構成されている。すなわち、ノズル
プレート43、下層プレート11、二枚のマニホールド
プレート12、スペーサプレート13及びベースプレー
ト14の五枚の薄い板状材料をそれぞれ接着剤にて重ね
接合して積層した構造である。実施形態では、ノズルプ
レート43を除く各プレートは、42%ニッケル合金鋼
板製で、50μm〜150μm程度の厚さを有する。
【0023】前記ノズルプレート43には、微小径(実
施形態では25μm程度)の多数個のインク噴出用のノ
ズル54が、当該ノズルプレート43における第1の方
向(長辺方向)に沿って2列の千鳥配列状に設けられて
いる。また、ノズルプレート43には、ノズル54の列
の前後部位またはその近傍に、後述するように、複数の
フロントヘッドユニット6、6を相互の位置を高い精度
で並設固定するための前後一対の位置決め孔55、55
が寸法L1だけ隔てて穿設されている(図14参照)。
【0024】前記ノズル54及び位置決め孔55、55
はレーザ加工、プレス加工等により同一工程にて穿設さ
れるから、例えばノズル54の列を結ぶ直線に対して位
置決め孔55、55の位置が所定の高い精度で穿設され
る。また、ノズル54の列の先端及び後端に対して位置
決め孔55、55の位置が近すぎると、印字作業に伴う
インク滴が位置決め孔55内に溜まるおそれがあるた
め、実施形態では、前または後の位置決め孔55から直
近のノズル54までの距離を1mm程度離した位置に穿設
するものとする。
【0025】前記ノズル54に対応する連通孔15が下
層プレート11の前記第1の方向に延びる2つの平行状
の基準線11a、11bに沿って、微小ピッチPの間隔
で千鳥状配列にて穿設されている。前記二枚のマニホー
ルドプレート12、12には、インク通路12a、12
bが、前記連通孔15の列の両側に沿って延びるように
穿設されている。但し、下層プレート11に対面する下
側のマニホールドプレート12におけるインク通路12
bは、当該マニホールドプレート12の上側にのみ開放
するように凹み形成されている(図14参照)。このイ
ンク通路12a、12bは、上側のマニホールドプレー
ト12に対する前記スペーサプレート13の積層により
密閉される構造になっている。
【0026】なお、前記下層プレート11及び下側のマ
ニホールドプレート12には、前記各位置決め孔55に
連通する逃がし孔56が穿設されており(図14参
照)、各逃がし孔56の直径は位置決め孔55より大き
く設定され、且つ逃がし孔56は、上側のマニホールド
プレート12や前記スペーサプレート13まで届かない
盲孔に形成されている。これにより、万一、前記各位置
決め孔55からインクが浸入した場合でも、後述する圧
電アクチュエータ20の箇所までインクが届かず、イン
クの液による電気的短絡の事故がないように配慮されて
いる。
【0027】また、前記ベースプレート14には、その
長辺(前記第1の方向)に沿う中心線に対して直交する
第2の方向(短辺方向)に延びる細幅の圧力室16の多
数個が穿設されている。そして、前記中心線を挟んで左
右両側にて平行状の長手基準線14a、14bを設定す
ると、前記中心線より左側の圧力室16の先端16aは
前記左側の長手基準線14a上に位置し、逆に前記長手
中心線より右側の圧力室16の先端16aは前記右側の
長手基準線14b上に位置し、且つこの左右の圧力室1
6の先端16aが交互に配置されているので、左右両側
の圧力室16は一つおきに互いに逆方向に延びるように
交互に配置されていることになる。
【0028】この各圧力室16の先端16aは、前記ノ
ズルプレート43における前記千鳥状配列のノズル54
に、前記スペーサプレート13及び両マニホールドプレ
ート12に同じく千鳥状配列にて穿設されている微小径
の貫通路17、17、17及び連通孔15を介して連通
している。これらの場合、連通孔15、貫通路17の直
径は、ノズル54の直径よりかなり大きく設定されてい
る。一方、前記各圧力室16の他端16bは、前記スペ
ーサプレート13における左右両側部位に穿設された貫
通孔18を介して、前記両マニホールドプレート12に
おけるインク通路12a、12bに連通している。
【0029】前記各圧力室16の他端16bは、図15
に示すように、ベースプレート14の下面側にのみ開口
するように凹み形成されているものである。また、最上
層のベースプレート14の一端部に穿設された供給孔1
9aの上面には、その上方のインクカートリッジ3から
供給されるインク中の塵除去のためのフィルタ29が張
設されている。
【0030】これにより、前記ベースプレート14及び
スペーサプレート13の一端部に穿設の供給孔19a,
19bから前記インク通路12a、12b内に流入した
インクは、このインク通路12aから前記各貫通孔18
を通って前記各圧力室16内に分配されたのち、この各
圧力室16内から前記貫通路17、17、17及び連通
孔15を通って、当該圧力室16に対応するノズル54
に至るという構成になっている(図15及び図16参
照)。
【0031】前記圧電アクチュエータ20は、図12、
図13及び図17に示すように、9枚の圧電シート21
a,21b,21c,21d,21e,21f,21
g,22及びトップシート23を積層した構造で、前記
各圧電シートのうち最下段の圧電シート22とそれから
上方へ数えて奇数番目の圧電シート21b,21d,2
1fの上面(広幅面)には、前記キャビティープレート
10における各圧力室16の箇所ごとに細幅の個別電極
24が、第1の方向(長辺方向)に沿って列状に形成さ
れ、各個別電極24は前記第1の方向と直交する第2の
方向に沿って各圧電シートの長辺の端縁部近傍まで延び
ている。下から偶数段目の圧電シート21a,21c,
21e,21gの上面(広幅面)には、複数個の圧力室
16に対して共通のコモン電極25が形成されている。
【0032】実施形態においては、前記各個別電極24
の幅寸法は対応する圧力室16における平面視での広幅
部より少し狭く設定されている。
【0033】他方、圧力室16は前記のベースプレート
14の短辺の中央部側で、前記第1の方向(長辺)に沿
って2列状に配列されているので、前記コモン電極25
は、その2列の圧力室16、16を一体的に覆うよう
に、偶数段目の圧電シート21a,21c,21e,2
1gの短辺方向の中央において長辺に沿って延びる平面
視略矩形状に形成されると共に、該偶数段目の圧電シー
ト21a,21c,21e,21gの対の短辺の端縁部
近傍では当該端縁部のほぼ全長にわたって延びる引出部
25a,25aが一体的に形成されている。
【0034】そして、前記偶数段目の圧電シート21
a,21c,21e,21gの対の長辺の端縁部近傍の
表面であって、前記コモン電極25が形成されていない
箇所には、前記各個別電極24と同じ上下位置(対応す
る位置)に、当該個別電極24と略同じ幅寸法で長さの
短いダミー個別電極26を形成する。
【0035】他方、最下段の圧電シート22とそれから
上方へ数えて奇数番目の圧電シート21b,21d,2
1fの上面(広幅面)のうち、前記引出部25a,25
aに対応する位置(同じ上下位置、圧電シートの対の短
辺の端縁部近傍)には、ダミーコモン電極27を形成す
るのである。
【0036】前記最上段のトップシート23の上面に
は、その長辺の端縁部に沿って、前記各個別電極24の
各々に対する表面電極30と、前記コモン電極25に対
する表面電極31とが、設けられている。
【0037】さらに、前記最下段の圧電シート22を除
いて、他の全ての圧電シート21a,21b,21c,
21d,21e,21f,21gとトップシート23と
には、前記各表面電極30と、それに対応する位置(同
じ上下位置)の個別電極24並びにダミー個別電極26
とが互いに連通するように、スルーホール32を穿設す
る。同様に、前記少なくとも1つの表面電極31(実施
形態では、トップシート23の4隅の位置の表面電極3
1)と、それに対応する位置(同じ上下位置)の引出部
25a並びにダミーコモン電極27とが互いに連通する
ように、スルーホール33を穿設し、スルーホール3
2、33内に充填された導電性材料を介して、各層の個
別電極24同士及びそれと対応する位置の表面電極30
とが電気的に接続されているように構成し、同じく、各
層のコモン電極25同士及びそれと対応する位置の表面
電極31とが電気的に接続されているように構成するも
のである(図13及び図17参照)。
【0038】前記した構成の圧電アクチュエータ20
は、以下に述べるような方法で製造される。即ち、前記
一つの圧電アクチュエータ20における圧電シート21
b,21d,21fの複数個をマトリックス状に並べて
一体化してなる第1素材シート(セラミックグリーンシ
ート)の表面のうち各圧電シートの箇所に、複数個の個
別電極24と、捨てパターンの電極としてのダミーコモ
ン電極27を設ける位置に対応して予めスルーホール3
2を穿設する。同様に、圧電シート21a,21c,2
1e,21gの複数個をマトリックス状に並べて一体化
してなる第2素材シート(セラミックグリーンシート)
の表面のうち各圧電シートの箇所に、複数個のコモン電
極25と、捨てパターンの電極としてのダミー個別電極
26を設ける位置に対応して予めスルーホール33を穿
設する。さらに、前記と同様に、トップシート23の複
数個をマトリックス状に並べて一体化してなる第3素材
シート(セラミックグリーンシート)の表面のうちトッ
プシート23の箇所に、複数個の表面電極30、31を
設ける位置に対してスルーホール32、33を穿設す
る。
【0039】そして、各圧電シート21b,21d,2
1f、22の表面に個別電極24及びダミーコモン電極
27を、圧電シート21a,21c,21e,21gの
表面にコモン電極25及びダミー個別電極26を、トッ
プシート23の表面に表面電極30、31の箇所を、そ
れぞれ、導電ペーストのスクリーン印刷にて形成する
と、前記各スルーホール32、33は、第1、第2素材
シートの上下広幅面に貫通しているので、各スルーホー
ル32、33内にも前記導電ペーストが浸入し、該各ス
ルーホール32、33を介して各電極部分でシートの上
下面で導電通可能となる。次いで、各グリーンシートを
乾燥した後、積層し、次いで積層方向にプレスすること
で一体化して、一枚の積層体にする。その後焼成する。
【0040】これにより、上下に積層された複数枚の圧
電シート21とトップシート23とは上下同じ位置の前
記個別電極24及びダミー個別電極26が表面電極30
の箇所と電気的に接続されるし、同じく上下複数枚のコ
モン電極25及びダミーコモン電極27が表面電極31
の箇所と電気的に接続されることになる。
【0041】なお、圧電アクチュエータ20の厚さ方向
の外周側面にて個別電極24同士やコモン電極25同士
を電気的に接続するように、側面電極(図示せず)を形
成しても良い。
【0042】そして、このような構成のプレート型の圧
電アクチュエータ20は、前記キャビティープレート1
0に対して、当該圧電アクチュエータ20における各個
別電極24が前記キャビティープレート10における各
圧力室16の各々に対応するように積層固定される(図
12、図13参照)。また、この圧電アクチュエータ2
0における上側の表面には、前記フレキシブルフラット
ケーブル40が重ね接着されることにより、このフレキ
シブルフラットケーブル40における各種の配線パター
ン(図示せず)が、前記各表面電極30、31に電気的
に接合される。
【0043】この構成において、前記圧電アクチュエー
タ20における各個別電極24のうち任意の個別電極2
4と、コモン電極25との間に電圧を印加することによ
り、圧電シート21のうち前記電圧を印加した個別電極
24の部分に圧電による積層方向の歪みが発生し、この
歪みにて前記各個別電極24に対応する圧力室16の内
容積が縮小されることにより、この圧力室16内のイン
クが、ノズル15から液滴状に噴出して、所定の印字が
行われる(図16参照)。
【0044】次に、本体フレーム1の底板5の支持部8
に対して複数のフロントヘッドユニット6、6を並列的
に固着する方法について説明する。図2〜図8に示すよ
うに、複数の空所9a,9bは、一つのフロントヘッド
ユニット6に対してその四隅近傍を固定する箇所に形成
されているものであり、実施形態では、前記2つの支持
部8、8のうち一辺(実施形態では長辺)が隣接する箇
所においては、並設する2つのフロントヘッドユニット
6、6の裏面に跨がるように、空所9a,9aを広幅に
形成する。
【0045】まず、前記2つのフロントヘッドユニット
6、6を並設するために、治具42プレートに予め位置
決めピン57、57を4つ突設する。その場合、2つの
ノズルプレート43、43におけるノズル54、54列
が互いに平行であるように正確にセットする必要があ
る。そのため、1つのノズルプレート43の前後部位に
L1だけ隔てて穿設された位置決め孔55、55に対応
するように前後2箇所の位置決めピン57、57を突設
させる(図6参照)。また、2つのノズルプレート4
3、43におけるノズル54、54列の間隔がL2にて
平行度を保持するために、位置決めピン57、57をL
2の間隔だけ隔てて突設させる(図5参照)。
【0046】治具42においてノズルプレート43が載
る位置決めピン57、57のまわりの部分42aは、他
の部分よりも高く突出しており、平面視においてカバー
プレート44の開口部44aよりも小さい大きさであ
る。最初に、カバープレート44をその開口部44aに
突出部分42aが挿入するようにして治具42上に載せ
る。
【0047】次いで、前記各フロントヘッドユニット6
のノズルプレート43をプレート状の治具42の突出部
分42aに対面させるように下向きにして、各ノズルプ
レート43に設けられた前記ノズル54の列の前後部位
に穿設された位置決め孔55、55を対応する位置決め
ピン57、57に嵌め入れる(図10(a)及び図11
参照)。これにより、2つのフロントヘッドユニット
6、6における両ノズル54、54列が平行で、且つノ
ズル列の前後位置も前後にずれないようにセットされる
(図10(a)参照)。
【0048】そして、前記位置決めピン57の高さ寸法
をノズルプレート43の厚さ寸法より高くしてあって
も、当該ノズルプレート43に隣接するプレート(下層
プレート11)には逃がし孔56が形成されているか
ら、位置決めピン57の先端がプレートにつかえず、ま
た、位置決めピン57と位置決め孔55との両直径を同
じにしてガタつかないようすることにより、ノズルプレ
ート43の表面(下面)が治具42の表面に当接した状
態を保持でき、並設するノズル54の軸線(インクの噴
射方向に対応する)を治具42の表面に対して直交する
方向に正確に設定できることになる。なお、逃がし孔5
6の直径が位置決め孔55(位置決めピン57)の直径
より大きく設定することにより、キャビティプレート1
0における各プレート43、11、12、13、14の
積層作業時の各プレートの横ずれの誤差が若干あって
も、位置決めピン57全体が位置決め孔55に貫通でき
るのである。
【0049】次いで、このフロントヘッドユニット6、
6の上方から本体フレーム1を被せる。そのとき、各支
持部8の段付きの凹部内に前記各フロントヘッドユニッ
ト6が収納されるようにセットすると、底板5のリブ5
aの下縁はノズルプレート43の下面とほぼ同一平面を
なす状態に保持される。次いで、本体フレーム1の上面
側から前記各空所9a,9bに速硬化性の接着剤として
の変性アクリル樹脂系接着剤の粘性のあるUV接着剤7
を図10(b)の下向き矢印のごとく落とし込み充填
し、次いで、本体フレーム1上から前記各空所9a,9
bに向かって紫外線を照射する。すると、UV接着剤7
は短時間(数十秒以内)で固化するのである。
【0050】このとき、フロントヘッドユニット6の厚
さ寸法H1aを、前記キャビティプレート10における
ノズルプレート43前面からフレキシブルフラットケー
ブル40の裏面までの厚さとするときには、前記段付き
状の各支持部8の深さ寸法H2を、H1aより若干深く
設定すると(図5参照)、各支持部8とフレキシブルフ
ラットケーブル40や圧電アクチュエータ20、さらに
はキャビティプレート10の上面(裏面)との間に若干
の隙間9cができ(図7及び図8参照)、この隙間9c
に前記UV接着剤7が侵入した状態で秒単位で固化する
から、本体フレーム1でフロントヘッドユニット6のい
ずれの箇所も押さえ付ける余分な外力が作用しない状態
の元で両者を固定するすることができる。
【0051】従って、ノズル54の軸線(インクの噴射
方向に対応する)を治具42の表面に対して直交する方
向に正確に設定でき、かつ、2つのフロントヘッドユニ
ット6、6のノズル列の相互の関係も正確に維持でき
る。
【0052】また、前記凹所9a,9bを例えば、平面
視矩形状のフロントヘッドユニット6の四隅近傍に配置
することにより、UV接着剤7の固化時に、当該接着剤
の収縮歪みに伴うフロントヘッドユニット6の位置ずれ
を極力少なくすることができる。
【0053】また、フロントヘッドユニット6の四隅近
傍を固化することで、後にインクジェットヘッドをプリ
ンタに搭載した状態での不使用時に、ノズル部分の乾燥
を防止すべくゴム製等のキャップでキャビティプレート
10の前面を密接すべく押圧したときに当該キャビティ
プレート10の平面が歪むような変形が起こり難くなる
という利点を有する。
【0054】さらに、図5及び図7に示すように、並列
させたフロントヘッドユニット6、6の隣接する辺に跨
がって空所9aが広幅で形成されていると、1箇所の空
所9aにUV接着剤7を充填し、紫外線照射で、2つの
ユニット6、6を一度に固化でき、作業速度の短縮及び
製造効率の大幅向上に寄与できる。
【0055】なお、速硬化性の接着剤としては、前記U
V接着剤7と成分が類似する湿気硬化型接着剤等も使用
できる。
【0056】そして、フロントヘッドユニット6、カバ
ープレート44、本体フレーム1の間には、シール剤4
5を充填する。なお、フロントヘッドユニット6とカバ
ープレート44の間には、カバープレート44にフロン
トヘッドユニット6を対向させる際に、カバープレート
44またはフロントヘッドユニット6の下層プレート1
1の対向面のいずれかに予め塗布した接着剤兼シール剤
を介装させる。
【0057】即ち、図7〜図9に示すように、弾性のあ
る薄金属板製のカバープレート44の左右両側縁とリブ
5aとの間、及びカバープレート44の折曲部分44c
の先端と本体フレーム1の側面との間にシール剤45を
塗布する。なお、フレキシブルフラットケーブル40と
本体フレーム1との間、フレキシブルフラットケーブル
40とカバープレート44との間、およびカバープレー
ト44における折曲部分44cのコーナ部と本体フレー
ム1との間には、フロントヘッドユニット6に本体フレ
ーム1を被せ付ける前に、シール剤45をあらかじめ塗
布しておく。これにより、前記隙間9cの外周を完全に
封止でき、外部からインクや、紙粉、埃等が侵入するこ
とを防止できるのである。
【0058】なお、カバープレート44は、中央部分に
おいてノズルプレート43に対応する孔44aを有し、
両端において底板5の下面側から本体フレーム1の側面
に沿って折曲部分44b,44cが形成され、一方の折
曲部分44bで、フレキシブルフラットケーブル40の
中途部の下面側を覆うようにしている。
【0059】カバープレート44の外周は、本体フレー
ム1に対してシリコーン接着剤等のシール剤45で封止
固定されている。すなわち、カバープレート44の左右
両側縁と底板5の左右両側に立ち上がったリブ5aとの
間、及びカバープレート44の他方の折曲部分44cの
先端と本体フレーム1の側面との間に沿って、ほぼU字
状にシール剤45が充填され(図7及び図9)、また一
方の折曲部分44bの内側とフレキシブルフラットケー
ブル40との間およびそのケーブル40と本体フレーム
1の側面との間にそれぞれシール剤45が充填されてい
る(図8参照)。カバープレート44の孔44aの内周
とフロントヘッドユニット6の前面との間は、カバープ
レート44とフロントヘッドユニット6とを接着する接
着剤(シール剤)によって封止される。これにより、2
個のフロントヘッドユニット6の間は、カバープレート
44によって塞がれ、かつ本体フレーム1とフロントヘ
ッドユニット6の外周との間は、カバープレート44お
よびシール剤45を介して封止されて、本体フレーム1
とフロントヘッドユニット6との隙間9cにインクや、
紙粉、埃等が侵入することを防止でき、圧電アクチュエ
ータ20とフレキシブルフラットケーブル40との電気
的接続箇所の電気的短絡事故が防止できるのである。ま
た、一方の折曲部分44bにより、フレキシブルフラッ
トケーブル40の引き出し方向を案内できるとともに、
そのケーブル40の保護もできる。
【0060】なお、図2、図9に示すように、本体フレ
ーム1における前記各インク供給通路4a,4b,4
c,4dの本体フレーム1の底板5の下面への連通部の
外周には平面視8字状等の嵌合溝46を凹み形成し、該
嵌合溝46には、リング状のゴム製等のパッキン47を
挿入するとともに、シリコーン樹脂等のシール剤45に
て予め充填しておく。前述のフロントヘッドユニット6
と本体フレーム1との接着固定時に、同時に前記各パッ
キン47の先端が前記各供給孔19aの外周に押圧され
ことにより、シール剤45もフロントヘッドユニット6
に接触し、供給孔19a(フィルタ29)とのシール箇
所が密閉できるのである。
【0061】図18はキャビティプレート10の第2実
施形態を示し、第1実施形態のキャビティプレート10
との相違は下層プレート11が省略されている点であ
り、他の形態及び構成、作用・効果は同一であるので、
同一符号を付して、詳細な説明は省略する。そして、ノ
ズルプレート43における位置決め孔54に連通する盲
孔としての逃がし孔56は、下側マニホールドプレート
12及び上側マニホールドプレート12にのみ穿設され
ており、スペーサプレート13やベースプレート14に
は逃がし孔56が穿設されていないので、第1実施形態
と同様に、位置決め孔54側からインクが浸入してもス
ペーサプレート13やベースプレート14にて遮断さ
れ、その裏面側の圧電アクチュエータ20の箇所にイン
クが浸透せず、電気的短絡事故が発生しない。
【0062】また、並列すべきフロントヘッドユニット
の個数は2〜4と任意に構成することができ、フロント
ヘッドユニットにおけるキャビティプレートは金属材料
の他、セラミックス材であっても良い。さらに、本発明
のインクジェットプリンタの駆動手段は、上記のプレー
ト状の圧電アクチュエータ20の他の形式であっても良
いし、静電気により、圧力室の背面を覆う振動板を振動
させてインクをノズル54から吐出させる構成であって
も良い。また、本体フレーム1にインクカートリッジを
搭載することなく、キャリッジ以外のインクタンクから
チューブを介してインク供給路4a〜4bにインクを供
給するものであっても良い。
【0063】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
に記載の発明の圧電式インクジェットプリンタヘッド
は、前面に列状の複数個のノズル、この各ノズル毎の圧
力室及び、前記各圧力室ごとにインクに噴射エネルギー
を付与するアクチュエータとからなるフロントヘッドユ
ニットを、インク供給源から前記フロントヘッドユニッ
トにインクを供給するインク供給通路を備えた本体フレ
ームに固着してなるインクジェットプリンタヘッドにお
いて、前記本体フレームの底板には、前記フロントヘッ
ドユニットの裏面を支持するための支持部と、該フロン
トヘッドユニットの裏面の複数箇所が露出する空所とを
備え、該各空所には速硬化性の接着剤を充填してフロン
トヘッドユニットを固定したものである。
【0064】この構成により、フロントヘッドユニット
の裏面と空所の壁面との間に充填された速硬化性の接着
剤にて迅速に固定でき、且つフロントヘッドユニットの
配置位置誤差も極めて小さくできるという効果を奏す
る。
【0065】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前
記速硬化性の接着剤はUV接着剤としたものであるか
ら、秒単位の極短時間で固化が完了するので組み立て作
業効率が大幅に向上するという効果を奏する。
【0066】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載のインクジェットプリンタヘッドに
おいて、前記底板には、前記フロントヘッドユニットを
複数並設するための支持部を並列状に形成し、該隣接す
る支持部には、前記隣接する2つのフロントヘッドユニ
ットの裏面に跨がるように前記空所を形成したものであ
るから、該跨がった空所に接着剤を充填すれば隣接する
フロントヘッドユニットの裏面箇所を同時に固定でき、
組み立て作業効率が一層向上するという効果を奏する。
【0067】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載のインクジェットプリ
ンタヘッドにおいて、前記空所は、1つのフロントヘッ
ドユニットの四隅近傍に対応するように配置したもので
ある。
【0068】このように、1つのフロントヘッドユニッ
トの四隅近傍に対応する空所にて接着剤で固定すると、
接着剤の固化時に、当該接着剤の収縮歪みに伴うフロン
トヘッドユニットの位置ずれを極力少なくすることがで
きると共に、後にインクジェットヘッドをプリンタに搭
載した状態での不使用時に、ノズル部分の乾燥を防止す
べくゴム製等のキャップでキャビティプレートの前面を
密接すべく押圧したときに当該キャビティプレートの平
面が歪むような変形が起こり難くなるという利点を有す
る。
【0069】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載のインクジェットプリン
タヘッドにおいて、前記フロントヘッドユニットを複数
並べてその前面に固着されたカバープレートをさらに備
えるものであるから、上記のように複数のフロントヘッ
ドユニットの配置誤差を小さくし、かつ、それらの間の
隙間をカバープレートで塞ぎ、埃等の侵入を防止するこ
とができる。
【0070】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッ
ドにおいて、前記本体フレームの底板に、前記フロント
ヘッドユニットを複数並設するにおいて、前記各フロン
トヘッドユニットにおけるノズルプレートには、前記ノ
ズルの列の前後部位またはその近傍に、治具に突設した
位置決めピンにそれぞれ嵌まる位置決め孔を備えたもの
であるから、一つのフロントヘッドユニットごとにノズ
ルプレートを治具に対面させてセットすると、治具にお
ける位置決めピンに対してノズルプレートにおけるノズ
ル列前後の位置決め孔を介して、ノズルプレートが正確
な位置姿勢で簡単にセットできるから、この状態で本体
フレームに対してフロントヘッドユニットを接着剤にて
固着するだけで、複数並設するフロントヘッドユニット
のノズル列が互いに平行状になり配置誤差を無くするこ
とができる。また、位置決めのための構成も至極簡単で
あり、インクジェットヘッド側に跡に突出部が残らない
という効果も奏する。
【0071】そして、本発明では、ノズルプレートに隣
接するプレートには、前記各位置決め孔に連通し、且つ
位置決め孔より大径の盲孔を有したものであるから、フ
ロントヘッドユニットを積層状に組み立てるときに、ノ
ズルプレートとそれに隣接するプレートとの間の横ずれ
が多少できても、位置決めピンが盲孔につかえず、且
つ、印刷作業中に万一、インクが位置決め孔を介して盲
孔内に浸入しても、アクチュエータ側にインクが浸入せ
ず、電気的短絡事故が発生しないという効果を奏する。
【0072】請求項7に記載の発明のインクジェットプ
リンタヘッドの製造方法は、前面に列状の複数個のノズ
ル、この各ノズル毎の圧力室及び、前記各圧力室ごとに
インクに噴射エネルギーを付与するアクチュエータとか
らなるフロントヘッドユニットを、インク供給源から前
記フロントヘッドユニットにインクを供給するインク供
給通路を備えた本体フレームに固着してなるインクジェ
ットプリンタヘッドにおいて、前記本体フレームの底板
には、前記複数のフロントヘッドユニットの裏面を並列
状に支持するための支持部と、該フロントヘッドユニッ
トの裏面の複数箇所が露出する空所とを設けておき、前
記複数のフロントヘッドユニットを相互に位置決めして
配置した後、該複数のフロントヘッドユニットの裏面に
前記支持部を対向配置し、前記空所から充填した接着剤
にて、前記複数のフロントヘッドユニットを前記支持部
に固定することを特徴とする。
【0073】したがって、複数のフロントヘッドユニッ
トの前面の水平度やノズル列の平行度を正確に保持した
状態で、各フロントヘッドユニットの裏面からの接着剤
の充填で、本体フレームと固定でき、インクジェットプ
リンタヘッドの組み立て精度を大幅に向上できるという
効果を奏する。
【0074】そして、請求項8に記載の発明は、請求項
7に記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法に
おいて、前記接着剤は、UV接着剤としたものであるか
ら、固定に要する時間が短時間となり、請求項5に記載
の発明による効果に加えて、組み立て作業能率が大幅に
向上するという効果を奏する。
【0075】また、請求項9に記載の発明は、請求項7
または請求項8に記載のインクジェットプリンタヘッド
の製造方法において、前記空所は1つのフロントヘッド
ユニットの四隅近傍に対応するよう設けたことを特徴と
するものであるから、接着剤による固化に際しての収縮
による本体フレームに対するフロントヘッドユニットの
取付け位置のずれを少なくできるという効果を奏する。
【0076】また、請求項10に記載の発明は、請求項
7乃至請求項9のいずれかに記載のインクジェットプリ
ンタヘッドの製造方法において、前記複数のフロントヘ
ッドユニットの前面に固着されたカバープレートをさら
に備え、前記複数のフロントヘッドユニットを相互に位
置決め配置するとともにその前面に前記カバープレート
を配置し、それらに前記支持部を対向配置するものであ
るから、複数のフロントヘッドユニットを上記のように
正確に配置し、かつ、それらの間の隙間をカバープレー
トで塞ぎ、埃等の侵入を防止することができる。
【0077】請求項11に記載の発明は、請求項7乃至
請求項10のいずれかに記載のインクジェットプリンタ
ヘッドの製造方法であって、前記本体フレームの底板
に、前記フロントヘッドユニットを複数並設するにおい
て、前記各フロントヘッドユニットにおけるノズルプレ
ートの前記ノズルの列の前後部位またはその近傍に予め
穿設された位置決め孔を、治具に突設した位置決めピン
にそれぞれ嵌合させた状態で、前記空所から充填した接
着剤にて、前記複数のフロントヘッドユニットを前記支
持部に固定するものである。
【0078】従って、一つのフロントヘッドユニットご
とにノズルプレートを治具に対面させてセットすると、
治具における位置決めピンに対してノズルプレートにお
けるノズル列前後の位置決め孔を介して、ノズルプレー
トが正確な位置姿勢で簡単にセットできるから、この状
態で本体フレームに対してフロントヘッドユニットを接
着剤にて固着するだけで、複数並設するフロントヘッド
ユニットのノズル列が互いに平行状になり配置誤差を無
くすることができる。また、本体フレームに、フロント
ヘッドユニットを複数固定した後には、治具における位
置決めピンからノズルプレートを外すだけでよいから、
作業効率が良いという効果を奏する。
【0079】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法におい
て、前記各ノズルプレートには、ノズルと位置決め孔と
を同一工程にて穿設したものであるから、ノズルと位置
決め孔とを別工程で形成する場合に比べて、相互の位置
誤差が少なくなり、その分だけ複数のフロントヘッドユ
ニットの並設の配置誤差も小さくできるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるインクジェットプリ
ンタヘッドのノズル側を上にした斜視図である。
【図2】インクジェットプリンタヘッドの部品の分解斜
視図である。
【図3】本体フレームの上方から見たインクジェットプ
リンタヘッドの部品の分解斜視図である。
【図4】本体フレームの底板を下面側から見た図であ
る。
【図5】図4のV−V線矢視で見た各部品の拡大断面図
である。
【図6】図4のVI−VI線矢視で見た各部品の拡大断面図
である。
【図7】図4のV−V線矢視で見た本体フレームとフロ
ントヘッドユニットとの接着部を示す拡大断面図であ
る。
【図8】図4のVI−VI線矢視で見た本体フレームとフロ
ントヘッドユニットとの接着部を示す拡大断面図であ
る。
【図9】インク供給通路部における本体フレームとフロ
ントヘッドユニットとの接着部を示す拡大断面図であ
る。
【図10】製造方法を示し(a)はフロントヘッドユニ
ットを治具上に位置決め配置した状態の側面図、(b)
は本体フレームを被せた状態の断面図である。
【図11】位置決め状態での位置決めピンと位置決め孔
及び盲孔としての逃がし孔の位置関係を示す要部拡大断
面図である。
【図12】フロントヘッドユニットの各部品の斜視図で
ある。
【図13】キャビティープレートと圧電アクチュエータ
との一端部を示す拡大斜視図である。
【図14】キャビティープレートの分解斜視図である。
【図15】キャビティープレートの部分的拡大斜視図で
ある。
【図16】フロントヘッドユニットの拡大側断面図であ
る。
【図17】圧電アクチュエータの分解斜視図である。
【図18】第2実施形態のキャビティープレートの分解
斜視図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム 5 底板 6 フロントヘッドユニット 7 UV接着剤 8 支持部 9a,9b 空所 9c 隙間 10 キャビティープレート 11 下層プレート 12,12 マニホールドプレート 13 スペーサプレート 14 ベースプレート 16 圧力室 20 圧電アクチュエータ 40 フレキシブルフラットケーブル 42 治具 43 ノズルプレート 54 ノズル 55 位置決め孔 56 盲孔としての逃がし孔 57 位置決めピン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に列状の複数個のノズル、この各ノ
    ズル毎の圧力室及び、前記各圧力室ごとにインクに噴射
    エネルギーを付与するアクチュエータとからなるフロン
    トヘッドユニットを、インク供給源から前記フロントヘ
    ッドユニットにインクを供給するインク供給通路を備え
    た本体フレームに固着してなるインクジェットプリンタ
    ヘッドにおいて、 前記本体フレームの底板には、前記フロントヘッドユニ
    ットの裏面を支持するための支持部と、該フロントヘッ
    ドユニットの裏面の複数箇所が露出する空所とを備え、
    該各空所には速硬化性の接着剤を充填してフロントヘッ
    ドユニットを固定したことを特徴とするインクジェット
    プリンタヘッド。
  2. 【請求項2】 前記速硬化性の接着剤はUV接着剤であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプ
    リンタヘッド。
  3. 【請求項3】 前記底板には、前記フロントヘッドユニ
    ットを複数並設するための支持部を並列状に形成し、該
    隣接する支持部には、前記隣接する2つのフロントヘッ
    ドユニットの裏面に跨がるように前記空所を形成したこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクジ
    ェットプリンタヘッド。
  4. 【請求項4】 前記空所は、1つのフロントヘッドユニ
    ットの四隅近傍に対応するように配置したことを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のインクジ
    ェットプリンタヘッド。
  5. 【請求項5】 前記フロントヘッドユニットを複数並べ
    てその前面に固着されたカバープレートをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載のインクジェットプリンタヘッド。
  6. 【請求項6】 前記本体フレームの底板に、前記フロン
    トヘッドユニットを複数並設するにおいて、前記各フロ
    ントヘッドユニットにおけるノズルプレートには、前記
    ノズルの列の前後部位またはその近傍に、治具に突設し
    た位置決めピンにそれぞれ嵌まる位置決め孔を備え、ノ
    ズルプレートに隣接するプレートには、前記各位置決め
    孔に連通し、且つ位置決め孔より大径の盲孔を有したこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のインクジェットプリンタヘッド。
  7. 【請求項7】 前面に列状の複数個のノズル、この各ノ
    ズル毎の圧力室及び、前記各圧力室ごとにインクに噴射
    エネルギーを付与するアクチュエータとからなるフロン
    トヘッドユニットを、インク供給源から前記フロントヘ
    ッドユニットにインクを供給するインク供給通路を備え
    た本体フレームに固着してなるインクジェットプリンタ
    ヘッドにおいて、 前記本体フレームの底板には、前記複数のフロントヘッ
    ドユニットの裏面を並列状に支持するための支持部と、
    該フロントヘッドユニットの裏面の複数箇所が露出する
    空所とを設けておき、 前記複数のフロントヘッドユニットを相互に位置決めし
    て配置した後、該複数のフロントヘッドユニットの裏面
    に前記支持部を対向配置し、前記空所から充填した接着
    剤にて、前記複数のフロントヘッドユニットを前記支持
    部に固定することを特徴とするインクジェットプリンタ
    ヘッドの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記接着剤は、UV接着剤であることを
    特徴とする請求項7に記載のインクジェットプリンタヘ
    ッドの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記空所は1つのフロントヘッドユニッ
    トの四隅近傍に対応するよう設けることを特徴とする請
    求項7または請求項8に記載のインクジェットプリンタ
    ヘッドの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記複数のフロントヘッドユニットの
    前面に固着されたカバープレートをさらに備え、 前記複数のフロントヘッドユニットを相互に位置決め配
    置するとともにその前面に前記カバープレートを配置
    し、それらに前記支持部を対向配置することを特徴とす
    る請求項7乃至請求項9のいずれかに記載のインクジェ
    ットプリンタヘッドの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記本体フレームの底板に、前記フロ
    ントヘッドユニットを複数並設するにおいて、前記各フ
    ロントヘッドユニットにおけるノズルプレートの前記ノ
    ズルの列の前後部位またはその近傍に予め穿設された位
    置決め孔を、治具に突設した位置決めピンにそれぞれ嵌
    合させた状態で、前記空所から充填した接着剤にて、前
    記複数のフロントヘッドユニットを前記支持部に固定す
    ることを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか
    に記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記各ノズルプレートには、ノズルと
    位置決め孔とを同一工程にて穿設することを特徴とする
    請求項11に記載のインクジェットプリンタヘッドの製
    造方法。
JP2001023776A 2000-08-30 2001-01-31 インクジェットプリンタヘッドの製造方法 Expired - Fee Related JP3812344B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001023776A JP3812344B2 (ja) 2000-08-30 2001-01-31 インクジェットプリンタヘッドの製造方法
US09/933,156 US6729717B2 (en) 2000-08-30 2001-08-21 Ink-jet head and method of fabricating same
US10/784,194 US7063405B2 (en) 2000-08-30 2004-02-24 Ink-jet head and method of fabricating same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000260617 2000-08-30
JP2000-260617 2000-08-30
JP2001023776A JP3812344B2 (ja) 2000-08-30 2001-01-31 インクジェットプリンタヘッドの製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005331541A Division JP3818453B2 (ja) 2000-08-30 2005-11-16 インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002144590A true JP2002144590A (ja) 2002-05-21
JP3812344B2 JP3812344B2 (ja) 2006-08-23

Family

ID=26598763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001023776A Expired - Fee Related JP3812344B2 (ja) 2000-08-30 2001-01-31 インクジェットプリンタヘッドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3812344B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004042298A (ja) * 2002-07-09 2004-02-12 Ricoh Co Ltd 液滴吐出ヘッド及びインクジェット記録装置
JP2004291535A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Brother Ind Ltd インクジェットヘッド及びその製造方法
JP2004345281A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Seiko Epson Corp 液体噴射装置の製造方法および液体噴射装置
JP2005246779A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタヘッドおよびその製造方法
US7140083B2 (en) 2002-11-26 2006-11-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Method of manufacturing an ink jet printer head including a plurality of cavity units
US7306328B2 (en) 2003-09-04 2007-12-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet printer head
US7731333B2 (en) 2006-01-19 2010-06-08 Seiko Epson Corporation Liquid-jet head and liquid-jet apparatus
JP2010201937A (ja) * 2010-05-19 2010-09-16 Seiko Epson Corp 液体噴射装置の製造方法および液体噴射装置
US7828416B2 (en) 2006-02-21 2010-11-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet printer and manufacturing method for same
US8167405B2 (en) 2008-02-29 2012-05-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid ejection head and method of producing the same
JP2013052512A (ja) * 2011-08-31 2013-03-21 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2014208426A (ja) * 2013-03-27 2014-11-06 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置
JP2015120292A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド、液体噴射装置および液体噴射ヘッドの製造方法
JP2016130026A (ja) * 2016-04-20 2016-07-21 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド
US9956773B2 (en) 2013-03-27 2018-05-01 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004042298A (ja) * 2002-07-09 2004-02-12 Ricoh Co Ltd 液滴吐出ヘッド及びインクジェット記録装置
US7140083B2 (en) 2002-11-26 2006-11-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Method of manufacturing an ink jet printer head including a plurality of cavity units
US7131716B2 (en) 2003-03-28 2006-11-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet printer head and method of producing ink jet printer head
JP2004291535A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Brother Ind Ltd インクジェットヘッド及びその製造方法
JP4539029B2 (ja) * 2003-05-23 2010-09-08 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置の製造方法
JP2004345281A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Seiko Epson Corp 液体噴射装置の製造方法および液体噴射装置
US7306328B2 (en) 2003-09-04 2007-12-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet printer head
JP2005246779A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタヘッドおよびその製造方法
JP4539123B2 (ja) * 2004-03-04 2010-09-08 ブラザー工業株式会社 インクジェットプリンタヘッドおよびその製造方法
US7731333B2 (en) 2006-01-19 2010-06-08 Seiko Epson Corporation Liquid-jet head and liquid-jet apparatus
US7828416B2 (en) 2006-02-21 2010-11-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet printer and manufacturing method for same
US8167405B2 (en) 2008-02-29 2012-05-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid ejection head and method of producing the same
JP2010201937A (ja) * 2010-05-19 2010-09-16 Seiko Epson Corp 液体噴射装置の製造方法および液体噴射装置
JP2013052512A (ja) * 2011-08-31 2013-03-21 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2014208426A (ja) * 2013-03-27 2014-11-06 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置
US9956773B2 (en) 2013-03-27 2018-05-01 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus
JP2015120292A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド、液体噴射装置および液体噴射ヘッドの製造方法
US10059107B2 (en) 2013-12-24 2018-08-28 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting head, liquid ejecting apparatus, and manufacturing method of liquid ejecting head
JP2016130026A (ja) * 2016-04-20 2016-07-21 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP3812344B2 (ja) 2006-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6729717B2 (en) Ink-jet head and method of fabricating same
JP3809787B2 (ja) インクジェットプリンタヘッド
JP3951119B2 (ja) インクジェットプリンタヘッド
JP3633461B2 (ja) インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法
JP3812344B2 (ja) インクジェットプリンタヘッドの製造方法
JP2004174827A (ja) インクジェットプリンタヘッド及びそのためのヘッドユニット
JP3687662B2 (ja) 液体噴射ヘッド
JP3818453B2 (ja) インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法
JP4288981B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP3674496B2 (ja) インクジェットプリンタヘッド
JP4016240B2 (ja) インクジェットプリンタヘッドの検査方法
JP3731487B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2002234167A (ja) 薄板状部品の接着固定構造
JP4257489B2 (ja) インクジェットプリンタヘッド
JP3731484B2 (ja) インクジェット記録装置およびその製造方法
JP3852674B2 (ja) インクジェット記録装置
US7610679B2 (en) Method of producing inkjet printhead
JP3928693B2 (ja) インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法
JP4329376B2 (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
JP2003251811A (ja) インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法
JP3797246B2 (ja) インクジェットプリンタヘッド
JP4032227B2 (ja) インクジェットプリンタヘッドの製造方法
JP4269526B2 (ja) インクジェットプリンタヘッドの製造方法及びその保護カバープレートの製造方法
JP4144070B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP3714151B2 (ja) インクジェットプリンタヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3812344

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130609

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees