JP3731487B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置に関し、特に、インクジェットヘッドを被包するカバープレートを備えたインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録装置は、印字媒体である記録用紙に画像を形成する画像形成装置の一種であり、インクジェットヘッドに設けられた複数個のノズルから記録用紙にインクを吐出して印字を行うものである。このインクジェットヘッドは、複数個のノズルと、その複数個のノズルごとにそれぞれ形成された圧力室と、その複数の圧力室にインクを分配する共通インク室とを有するキャビティプレートと、前記各圧力室のそれぞれに対応した駆動部を有するアクチュエータ(圧力発生部)と、そのアクチュエータに電気的信号を送信するフレキシブルフラットケーブルとを有し、そのフレキシブルフラットケーブルとアクチュエータとキャビティプレートとを重ねて構成されていた。
【0003】
そして、インクジェットヘッドは、記録用紙との衝突から保護したり、アクチュエータとフレキシブルフラットケーブルとの接続部にインクや紙粉等が侵入して電気的短絡事故を起こすことを防止するなどのために、カバープレートで被包し、そのカバープレートの周囲をシリコーン等のシール剤でシールすることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
発明者は、先にカバープレートを箱形に製作し、そのカバープレートの側壁を、インクジェットヘッドを固着した本体フレームの溝に挿入し、その溝内にシール剤を充填することを考えた。しかし、インクジェットヘッドはそのノズル面の位置を正確に決め、それを基準に、カバープレートでインクジェットヘッドを被包し、本体フレームを配置するので、カバープレートの側壁が本体フレームの溝の底に密着して位置することはない。
【0005】
カバープレートの側壁を本体フレームの溝に挿入した後、シール剤を流しこんだとき、溝の底と側壁の端部との間の隙間は、溝の深さ方向に形成されているために、シール剤がその隙間を完全に充填しているかどうかを確認することができない。シール剤の量にばらつきがあると、充填が不完全になることがある。しかも、金属板を絞り加工して製作したカバープレートは、側壁の高さが不揃いになることがあり、この場合、溝の底と側壁の端部との間の隙間を完全に充填することが一層困難になる。この結果、カバープレート周囲からのインクや紙粉の侵入を防止することができなくなる問題があった。
【0006】
また、側壁が立ち上がっているだけのカバープレートは、変形しやすく、インクジェットヘッドとの間に隙間を生じたり、さらに、ワイプ処理時においてインクを効率よく拭うことができないという問題点があった。
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、カバープレートの変形を少なくしてインクジェットヘッドとの間の隙間をなくし、かつ、カバープレートと本体フレームの溝との隙間の充填を確実に行うことができ、また、ワイプ処理時においてインクを効率よく拭うことができるインクジェット記録装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載のインクジェット記録装置は、印字面にインクを吐出する複数のノズルと、その複数のノズルに対応してそれぞれ設けらる複数の圧力室と、その複数の圧力室に前記インクを前記ノズルから吐出させるための圧力をそれぞれ与える複数の圧力発生部とを有するインクジェットヘッドと、そのインクジェットヘッドを前記複数のノズルを除いて被包するカバープレートと、前記インクジェットヘッド及びカバープレートを支持する本体フレームとを備えており、前記カバープレートは、前記インクジェットヘッドに当接する底壁と、その底壁の周縁から立ち上がった側壁と、その側壁の底壁とは反対側の側面に突出したフランジとを備え、前記本体フレームは、前記カバープレートの底壁との間に前記インクジェットヘッドを収容する空間を形成し、前記カバープレートの側壁とフランジとを挿入する溝を有し、前記溝内にシール剤を前記フランジ上に載せて充填した。
【0009】
この請求項1記載のインクジェット記録装置によれば、インク供給源からインクジェットヘッドに供給されるインクは、複数の圧力室に分配される。インクが分配された複数の圧力室には、この複数の圧力室に対応してそれぞれ設けられた圧力発生部によって圧力が与えられる。この複数の圧力室内の圧力が変動することによって、これらの複数の圧力室に対応してそれぞれ設けられた複数のノズルから印字媒体にインクが吐出され、印字が行われる。
【0010】
ここで、インクジェットヘッドは、ノズルを除いてインクジェットヘッドに当接する底壁と、その底壁から立ち上がった側壁とを有するカバープレートに被包されると共に、その底壁と本体フレームの間に形成された空間に収容され本体フレームに支持されている。一方、カバープレートは、その側壁とその側壁の底壁とは反対側の側面に突出したフランジが本体フレームに形成された溝に挿入され、そのフランジの上にのるようにシール剤が溝内に充填される。
【0011】
請求項2記載のインクジェット記録装置は、請求項1記載のインクジェト記録装置において、前記カバープレートは、前記本体フレーム側を開放した箱状に形成され、前記フランジは、前記側壁の端部に沿って周囲に形成されている。
【0012】
この請求項2記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1記載のインクジェット記録装置と同様に作用する上、箱状に形成されたカバープレートの側壁の端部には、その側壁の端部に沿って周囲にフランジが形成されており、そのフランジによって、カバープレートは補強される。
【0013】
請求項3記載のインクジェット記録装置は、請求項1又は2に記載のインクジェト記録装置において、前記インクジェットヘッドは、前記圧力室が形成されたキャビティプレートと、前記ノズルが形成されたノズルプレートとを備え、前記ノズルプレートがキャビティプレートよりも平面視において小さく形成されて、そのキャビティプレートに凸状に固着され、前記カバープレートの底壁は、前記ノズルプレートを収容する開口を有し、前記ノズルプレートよりも厚く形成され、前記ノズルプレート周囲の前記キャビティプレートが固着されている。
【0014】
この請求項3記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1又は2記載のインクジェット記録装置と同様に作用する上、インクジェトヘッドは、圧力室が形成されたキャビティプレートと、ノズルが形成されたノズルプレートとを固着して構成されている。そして、ノズルプレートはキャビティプレートよりも平面視において小さく形成されて、そのキャビティプレートに凸状に固着されている。ここで、ノズルプレートを収容する開口を有するカバープレートは、ノズルプレートよりも厚く形成され且つ、ノズルプレート周囲のキャビティプレートに固着されるので、ノズルプレートはカバープレート表面に対して低く配置されることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明のインクジェット記録装置としての実施形態の1つであるカラーインクジェットプリンタを示す斜視図である。図1において、このカラーインクジェットプリンタ100は、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のカラーインクがそれぞれ充填されるインクカートリッジ61と、用紙62に印字するための圧電式インクジェットヘッド6を備えるヘッドユニット63と、インクカートリッジ61およびヘッドユニット63が搭載されるキャリッジ64と、このキャリッジ64を直線方向に往復移動させる駆動ユニット65と、キャリッジ64の往復移動方向に延び、圧電式インクジェットヘッド6と対向配置されるプラテンローラ66と、パージ装置67とを備えている。
【0016】
駆動ユニット65は、キャリッジ64の下端部に配置されプラテンローラ66と平行に延びるキャリッジ軸71と、キャリッジ64の上端部に配置されキャリッジ軸71に平行に延びるガイド板72と、そのキャリッジ軸71とガイド板72との間であって、キャリッジ軸71の両端部に配置される2つのプーリー73および74と、これらのプーリー73および74の間に掛け渡されるエンドレスベルト75とからなる。
【0017】
そして、一方のプーリ73が、モータの駆動により正逆回転されると、そのプーリ73の正逆回転に伴って、エンドレスベルト75に接合されているキャリッジ64が、キャリッジ軸71およびガイド板72に沿って、直線方向に往復移動される。
【0018】
用紙62は、カラーインクジェットプリンタ100の側方に設けられた給紙カセット(図示せず)から給紙され、圧電式インクジェットヘッド6と、プラテンローラ66との間に導入されて、圧電式インクジェットヘッド6から吐出されるインクにより所定の印字がなされ、その後、排紙される。なお、図1においては、用紙62の給紙機構および排紙機構の図示を省略している。
【0019】
パージ装置67は、プラテンローラ66の側方に設けられ、ヘッドユニット63がリセット位置にある時に、圧電式インクジェットヘッド6に対向するように配置されている。このパージ装置67は、圧電式インクジェットヘッド6の後述する複数のノズルを覆うように当該ノズルの開口面に対し当接するパージキャップ81と、ポンプ82およびカム83と、インク貯留部84と、を備えており、ヘッドユニット63が、リセット位置にある時に、圧電式インクジェットヘッド6のノズルをパージキャップ81で覆い、圧電式インクジェットヘッド6の内部に溜まる気泡などを含んだ不良インクを、カム83の駆動によりポンプ82によって吸引することにより、圧電式インクジェットヘッド6の回復を図るようにしている。なお、吸引された不良インクは、インク貯留部84に貯められる。
【0020】
パージ装置67におけるプラテンローラ66側の位置には、パージ装置67に隣接してワイパ部材86が配設されている。このワイパ部材86は、へら状に形成されており、キャリッジ64の移動に伴って、圧電式インクジェットヘッド6のノズル形成面を拭うものである。このワイパ部材86は、ノズル形成面を拭う場合に、矢印W方向へ突出され、ノズル形成面を拭わない場合に、反矢印W方向へと後退される。
【0021】
キャップ85は、インクの乾燥を防止するため、印字が終了するとリセット位置に戻されるキャリッジ64に搭載された圧電式インクジェットヘッド6の複数のノズル22(図2参照)を覆うものである。
【0022】
図2、図3及び図4は、本発明の実施の形態によるヘッドユニット63の斜視図を示し、図5はそのヘッドユニットの本体フレーム1の上面図である。なお、図2〜5では、インクカートリッジ61が取り外された状態のヘッドユニット63を図示しており、更に、図3及び図4では、理解を容易とするために各構成部材毎に分解された状態のヘッドユニット63を図示している。
【0023】
これらの図において、キャリッジ64(図1参照)に搭載される本体フレーム1は、ポリプロエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂材の射出形成品で、上面開放(図4参照)の略箱状に形成されており、この開放部には、インクカートリッジ61を着脱自在に装着するための搭載部3が設けられている。搭載部3の一側部位3aには、搭載部3に装着されるインクカートリッジ61のインク放出部(図示せず)に接続できるインク供給通路4a,4b,4c,4dが穿設されており、この各インク供給通路4a〜4dは、底板5(図3参照)が形成される本体フレーム1の下面(図3上側)まで連通されている。なお、各インク供給通路4a〜4dの外周には、インクカートリッジ61のインク放出部と密接できるようにしたゴム製等のパッキン(図示せず)が配置されている。
【0024】
底板5は、圧電式インクジェットヘッド6を配設するためのものであり、本体フレーム1から一段突出するようにして水平状に形成されている(図3参照)。この底板5には、図3に示すように、後述する圧電式インクジェットヘッド6を2つ並列させて配設するための2つの支持部8,8が形成されており、この各支持部8,8には、その圧電式インクジェットヘッド6をUV接着剤7にて固定するための複数の空所9a,9bが搭載部3側へ貫通するように形成されている。
【0025】
複数の空所9a,9bは、一つの圧電式インクジェットヘッド6に対してその四隅近傍を固定する箇所に形成されているものである。本実施例では、2つの支持部8、8のうち一辺(実施形態では長辺)が隣接する箇所においては、空所9a,9aが、並設する2つの圧電式インクジェットヘッド6,6の裏面に跨がるように広幅に形成されている。
【0026】
各支持部8,8の一端には、上記したインク供給通路4a〜4dを介してインクカートリッジ61と連通する連通部10a〜10dが設けられており、この連通部10a〜10dの外周には、平面視8字状等の嵌合溝11が凹設されている。この嵌合溝11には、リング状のゴム製等のパッキン47が挿入されており、圧電式インクジェットヘッド6が本体フレーム1に接着固定される場合には、このパッキン47の先端が後述する圧電式インクジェットヘッド6の供給口21(図6参照)の外周へ押圧され、供給口21との当接箇所が密閉されるのである。
【0027】
ここで、圧電式インクジェットヘッド6は、図6に示すように、積層型のキャビティープレート20と、このキャビティプレート20に対して接着剤または接着シート(図示せず)を介して接着・積層されるプレート型の圧電アクチュエータ30と、その上面に外部機器との電気的接続のために重ね接合されたフレキシブルフラットケーブル40とから構成されており、キャビティープレート20の上面側(図6上側)に設けられる供給口21によりインクカートリッジ61から供給されたインクが下面側(図6下側)に開口されたノズル22から下向き(図6下方)にインクが吐出されるものである。
【0028】
図7は、キャビティプレート20の分解斜視図を示すものであり、図8は、キャビティプレート20の分解拡大斜視図を示すものである。キャビティプレート20は、図7に示すように、ノズルプレート23、2枚のマニホールドプレート24,25、スペーサプレート26、ベースプレート27の5枚の薄い金属板をそれぞれ接着材にて重ね接合して積層した構造である。本実施形態では、これらの各プレート23〜27は、42%ニッケル合金鋼板(42合金)製で、50μm〜150μm程度の厚さを有している。なお、これらの各プレート23〜27は、金属製に限らず、例えば、樹脂により形成してもよい。
【0029】
ベースプレート27には、図8に示すように、ベースプレート27の長手方向に対して直交する方向に延びる細幅の複数の圧力室28が千鳥状配列で2列に穿設されている。また、ベースプレート27のスペーサプレート26側には、各圧力室28と接続される絞り部28dと、この絞り部28dと接続されるインク供給孔28bとが凹設されている。各インク供給孔28bは、スペーサプレート26における左右両側部位に穿設された各インク供給孔29を介して、マニホールドプレート25における共通インク室30に連通している。
【0030】
各圧力室28の一端部28aは、ノズルプレート23における千鳥状配列のノズル22に、スペーサプレート26及び2枚のマニホールドプレート24,25に同じく千鳥状配列で穿設されている微小径の貫通孔17、32を介して連通している。
【0031】
また、ベースプレート27及びスペーサプレート26には、図7に示すように、共通のインクカートリッジからインクをマニホールドプレート25における2つの共通インク室30、31に供給するための2つのインク供給口21,21,21a,21aがそれぞれ穿設されている。
【0032】
2枚のマニホールドプレート24,25には、図7に示すように、共通インク室30、31がノズルプレート23における複数のノズル22のなす列を挟んで2つあり、該ノズル列と平行に長く延びている。この共通インク室30,31は、ベースプレート27における複数の圧力室28がなす面と平行な面内に位置し、かつ当該複数の圧力室28よりも、ノズルプレート23における複数のノズル22開口面側に位置している。
【0033】
また、共通インク室30,31の端部は、インク供給口21,21,21a,21a等と連通させるため中央側へ屈曲している。そして、この上側の共通インク室30の上面は、マニホールドプレート25に対するスペーサプレート26の積層により密閉される構造になっている。下側の共通インク室31は底面を閉鎖してマニホールドプレート24に凹設されている。
【0034】
ノズルプレート23には、図4に示すように、微小径(本実施例では、25μm程度)の複数のインク吐出用のノズル22が当該ノズルプレート23における長手方向に沿って、千鳥状配列で穿設されている。また、ノズルプレート23は、他のプレート28等に比べ平面視において小さく構成されている。ノズルプレート23の開放側は用紙62の浮き上がりにより、用紙62と接触する可能性があるため、ノズルプレート23を後述するカバープレート44の底壁44bに設けた孔44aに収容すると共に、カバープレート44の厚みをノズルプレート23より厚く形成して、ノズルプレート23の開放側がカバープレート44の表面よりも内側になるよう構成している。
【0035】
圧電アクチュエータ30は、特開平4−341851号公報に記載のものとほぼ同様に、圧電シートに、各圧力室28と対応した複数の電圧印加用電極を形成した構成で、各圧力室28と対応した複数の圧力発生部を選択的に駆動して圧力室28に圧力を印加しノズル22からインクを吐出する。
【0036】
また、圧電式インクジェットヘッド6の前面(図2上側)には、この圧電式インクジェットヘッド6を覆うように、弾性のある薄金属板製のカバープレート44が固定されている。カバープレート44は、ノズル22を外部に臨ませるようにノズルプレート23を収容する孔44aを有する底壁44bと、その底壁44bの周囲から立ち上がった側壁44cとからなる箱状に形成され、その箱の開口部外周即ち側壁44cの底壁44bとは反対側の側面に、フランジ44dが突出して形成されている。
【0037】
フランジ44dは、カバープレート44の側壁44cの変形を規制するものである。即ち、カバープレート44は圧電式インクジェットヘッド6を被包すべく底壁44bの反対面は開放されており、さらにカバープレート44は薄金属板製であるため、カバープレート44の側壁44cは力が加わると容易に変形してしまう。この側壁44cが変形することにより、その側壁44cに連接した底壁44bも変形し、底壁44bの表面に凹凸が生じる。この凹凸は、底壁44bに沿ってワイパ部材86(図1参照)が移動して余分のインクを拭うワイプ処理時の障害となり、また圧電式インクジェットヘッド6との間に隙間を生じさせるものである。そこで、側壁44cの変形をフランジ44dにより規制することにより、底壁44bを平面状に保つことができ、ワイプ処理時において効率よくインクを拭うことができる。
【0038】
また、フランジ44dは、側壁44cの端部に沿って全周に形成されているので、いずれの方向に生ずるか予測不可能な側壁44cの変形を効率よく吸収でき、更に、プレス抜きによりカバープレート44とフランジ44dとを一体に形成できると共に、フランジ44dの幅を高精度に製造できる。
【0039】
本体フレーム1には、カバープレート44の側壁44c及びフランジ44dを挿入する溝50,51が設けられる。即ち、底板5の対向する両側面とそれぞれ間隔を置いて立ち上がったリブ52,52が本体フレーム1に形成され、その底板5の側面とリブ52との間に溝50が形成され、また、それらの側面と隣接する底板5の1つの側面に沿って本体フレーム1に溝51が形成されている。溝50,50,51は、底板5の3辺に沿ってほぼU字状をなす。リブ52に沿う溝50,50の端部(溝51とは反対側の端部)は、底板5の側面部5aに接続している。
【0040】
支持部8の端部に対応する溝51の底部には、隣接した2つの連通部10a、10b及び10c、10dの間に対応して、シリコーン樹脂等の充填剤46を注入するための注入口12,12が形成されている。その各注入口12は、本体フレーム1を貫通してカバープレート44が覆設される側とは反対側、即ち、インクカートリッジの搭載部3側に開口している。また、その端部と反対側の支持部8の端部の底板5の側面部5aには、排出口13a(図3、図10)が複数形成されている。その各排出口13aは、本体フレーム1を貫通してカバープレートが覆設される側とは反対側、即ち、インクカートリッジの搭載部3側に開口している。なお、嵌合溝11は、注入口12と対応する位置を壁11aで閉鎖され、2つの連通部10a、10b(10c、10d)に対応する位置で溝51と連通する開口11b、11bを有する。
【0041】
さらに、各支持部8の中央部には、溝50と平行に延びる溝53が形成され、その溝53の一端は、連通部10a、10b及び10c、10dの間の位置で嵌合溝11と連通して溝50と平行に延び、他端は底板5の側面部5aに接続している。また、各支持部8には、本体フレーム1を貫通してインクカートリッジの搭載部3側に開口した複数の排出口13bが点在して形成されている。
【0042】
底板5の上記の側面部5aと連続する側の本体フレーム1の側面には、その側面に沿って延びるフレキシブルフラットケーブル40を覆う蓋板54(図2)が固着されている。フレキシブルフラットケーブル40は、圧電アクチュエータ30を駆動するための駆動回路のチップ55を有し、そのチップ55が蓋板54に接触するよう、本体フレーム1の側面に固定したゴムまたはスポンジ状の弾性体56により押圧されている。それによって、チップ55は、駆動にともなう発熱を蓋板54を放熱板として放出する。
【0043】
次に、圧電式インクジェットヘッド6を本体フレーム1に組み付けてヘッドユニット63を製造する方法について説明する。なお、図10は、圧電式インクジェットヘッド6が収容される内部空間15内へ充填剤46が充填される前の状態を、図11及び図12は、充填剤46が充填された後の状態を示している。
【0044】
ヘッドユニット63の組み立てにおいては、まず、2つの圧電式インクジェットヘッド6,6を相対的に位置決めした後、本体フレーム1へ固定させる。即ち、図4に示すように、治具(図示せず)の当接面上へカバープレート44をその前面を下向きにして置く。そして、2つの圧電式インクジェットヘッド6、6を、そのノズルプレート23をカバープレート44の孔44aに対応させ、かつノズル22の開放面(キャビティプレート20の下面(図7及び図8下側))を下向きにして、ノズル22の列が平行状で所定間隔に配置されるように治具で位置決めして圧電式インクジェットヘッド6,6をカバープレート44上に載置する。この時、圧電式インクジェットヘッド6とカバープレート44との間には、接着剤を兼用したシール剤を介装し両者を接着させる。
【0045】
次いで、この圧電式インクジェットヘッド6、6の上方から本体フレーム1を被せる。そのとき、各支持部8に各圧電式インクジェットヘッド6が対応するようにセットし、次いで、本体フレーム1の上面側から各空所9a,9bに速硬化性の接着剤としての変性アクリル樹脂系接着剤の粘性のあるUV接着剤7を図12の矢印Xのごとく落とし込み充填し、次いで、本体フレーム1上から各空所9a,9bに向かって紫外線を照射する。すると、UV接着剤7は短時間(数十秒以内)で固化するのである。
【0046】
各圧電式インクジェットヘッド6を各支持部8にセットしたとき、ヘッド6の各供給口21は、その周囲をパッキン47に接触させて連通部10a〜10dと一致して配置されている。また、この時、各支持部8とフレキシブルフラットケーブル40や圧電アクチュエータ30、さらにはキャビティプレート20の裏面との間に若干の隙間14が形成され、UV接着剤7はこの隙間14に侵入した状態で秒単位で固化するので、本体フレーム1で圧電式インクジェットヘッド6のいずれの箇所も押さえ付ける余分な外力が作用しない状態の元で両者を固定するすることができる。なお、カバープレート44は2つの圧電式インクジェットヘッド6、6を不動に保持するほどの剛性はない。したがって、2つの圧電式インクジェットヘッド6のキャビティプレート20の前面が治具の当接面と平行状を保ち、ノズル22,22列の相互の関係も正確に維持することができる。
【0047】
また、空所9a,9bを例えば、平面視矩形状の圧電式インクジェットヘッド6の四隅近傍に配置することにより、UV接着剤7の固化時に、当該接着剤の収縮歪みに伴う圧電式インクジェットヘッド6の位置ずれを極力少なくすることができる。そして、圧電式インクジェットヘッド6の四隅近傍を固化することで、後に圧電式インクジェットヘッド6をプリンタに搭載した状態での不使用時に、ノズル22部分の乾燥を防止すべくゴム製等のキャップ85(図1参照)でキャビティプレート10の前面を密接すべく押圧したときにこのキャビティプレート10の平面が歪むような変形が起こり難くなるという利点を有する。
【0048】
更に、空所9aは、図12に示すように、並列させた圧電式インクジェットヘッド6、6の隣接する辺に跨がるように広幅に形成されている。よって、1箇所の空所9aにUV接着剤7を充填し、紫外線照射することにより、2つのユニット6、6を一度に固化でき、作業速度の短縮及び製造効率の大幅向上に寄与できる。なお、速硬化性の接着剤としては、前記UV接着剤7と成分が類似する湿気硬化型接着剤等も使用できる。また、圧電式インクジェットヘッド6とカバープレート44とは、両者が接着剤により固着された後、本体フレーム1へ固着されたが、先に圧電式インクジェットヘッド6のみを本体フレーム1へ固着し、その後、カバープレート44を圧電式インクジェットヘッド6へ固着させても良い。
【0049】
次に、互いに固着された本体フレーム1と、圧電式インクジェットヘッド6と、カバープレート44とを、図2のように、ノズル22が上向きになるように置き、カバープレート44の周囲を封止する。即ち、上記のように、本体フレーム1を圧電式インクジェットヘッド6に被せつけたとき、カバープレート44の3辺の側壁44c及びフランジ44dは、底板5の周囲の溝50,51に挿入されており、シール剤45を、図10〜図12に示すように、フランジ44dの上に載せるようにして側壁44cと溝50,51の内面との間に注入する。
【0050】
ここで、封止しなけばならない隙間は、本体フレーム1とカバープレート44とに被包された内部と外部との境界面である。即ち、本実施例の場合には、カバープレート44のフランジ44dが、カバープレート44の側壁44cの底壁44bとは反対側に突出されているため、封止しなければならない隙間は、溝50、51の内面とカバープレート44のフランジ44dの端部との水平方向(溝50、51の深さ方向と垂直な方向)に生じた隙間である。従って、シール剤45をカバープレート44のフランジ44dの上に載せるように充填して、少なくともカバープレート44のフランジ44dの端部が見えなくなる程度にシール剤45を注入すれば、溝50、51の側面とカバープレート44のフランジ44dとの隙間が封止されたことになる。
【0051】
また、フレキシブルフラットケーブル40を覆うように、蓋板54を本体フレーム1の側面に固着する。このとき、蓋板54と本体フレーム1との合わせ目も同様にシール剤で封止する。また、カバープレート44の残った1辺と蓋板54との間も、上記シール剤45による封止に連続して同様に封止する。
【0052】
本体フレーム1とカバープレート44との合わせ目部分を封止した後は、充填工程に移行し、これら本体フレーム1とカバープレート44との間に形成される内部空間15内へ充填剤46を充填する。即ち、図10に示すように、搭載部3側から注入口12へ充填剤を注入する(矢印Y方向)。注入された充填剤46は、内部空間15内のエアーを排出口13a、13bから押し出しつつその内部空間15内を流動する。充填剤46は、主として溝51から溝50に沿う流路、及び、溝51から溝53に沿う流路を流動し、前者の流路において溝51、50に対応するカバープレート44の側壁44c内面と底板5の側面との間を充填する。また、後者の流路においては、まず、嵌合溝11を充填し、キャビティプレート20の供給口21と連通部10a〜10dの周囲をパッキン47とともに封止する。続いて、溝53内を圧電式インクジェットヘッド6の上面に沿って流動する。
【0053】
溝50,53に沿って流動する充填剤46は、その流動方向から横へ、即ち、圧電式インクジェットヘッド6と支持部8との間の狭い隙間にも侵入する。更に、充填剤46は、溝50,53の端から底板5の側面部5aとカバープレート44の側壁44c内面との間を充填する。これにより圧電式インクジェットヘッド6の周囲は、充填剤46によって封止され、その結果、インクが内部空間15に侵入して、UV接着剤17を侵したり、圧電アクチュエータ30とフレキシブルフラットケーブル40の電気的接続箇所の短絡事故を起こすことが防止される。
【0054】
このように、充填剤46が流動する際、注入口12から最も離れた排出口13a、及び、溝50,53から離れた位置で圧電式インクジェットヘッド6と支持部8との間の狭い隙間に対応する排出口13bから、空間15内のエアーを押し出すので、内部空間15内にエアーが残留することを防止し、空間15を充填剤46によりほぼ完全に充填することができる。
【0055】
また、これら各排出口13a,13bは、それぞれ異なる内径に設定されており、本実施例では、注入口12からの離間距離が遠くなるほど大きな内径とされている。充填剤46を長時間排出する排出口(注入口12に近い排出口)ほど内径を小さく設定することにより、各排出口から排出される充填剤46の排出量を抑制することができ、内部空間15を充塞するために使用される充填剤46の総使用量を低減することができるのである。
【0056】
以上説明したように、本実施例のカラーインクジェットプリンタ100によれば、本体フレーム1とカバープレート44との内部を充填剤により充填する工程の前にカバープレート44と本体フレームの溝50、51との周囲をシール剤により封止する場合においては、封止しなければならない隙間は、溝50、51の内面とカバープレート44のフランジ44dの端部との水平方向(溝50、51の深さ方向と垂直な方向)に生じた隙間である。従って、シール剤45をカバープレート44のフランジ44dの上に載せるように充填して、少なくともカバープレート44のフランジ44dの端部が見えなくなる程度にシール剤45を注入すれば、溝50、51の側面とカバープレート44のフランジ44dとの隙間が封止されたことになり、目視によっても容易にシール剤の充填状況を確認することができる。
【0057】
また、カバープレート44の側壁44cの変形は規制され、それに伴い、カバープレート44の底壁44bを平面状に保つことができるので、圧電式インクジェットヘッド6と隙間なく接着することができるとともに、ワイプ処理時において効率よくインクを拭うことができる。
【0058】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0059】
本実施形態のカバープレート44は、本体フレーム1側を開放した略箱状であって、その開口部の端部に沿ってフランジ44dが形成されているが、カバープレート44の形状は四角形の略箱状には限定されず、圧電式インクジェットヘッド6を被包できる形状であれば、例えば略円筒状、多角形状であっても良い。
【0060】
また、本実施形態のカバープレート44は、側壁44cの端部に沿ってフランジ44dを設け、側壁44cの変形を抑制するものであるが、フランジ44dの位置は側板44bの端部には限定されず、例えば、側壁44bの途中であっても良い。
【0061】
また、本実施形態においては、カバープレート44とフランジ44dとは一体に形成されているが、カバープレート44の側壁44cの変形を規制することができれば、カバープレート44の側壁44cに別途、カバープレート44の側壁44cの変形を規制する規制部材を取り付るように構成しても良い。
【0062】
【発明の効果】
請求項1記載のインクジェット記録装置によれば、カバープレートの側壁及びフランジを本体フレームの溝に挿入し、インクジェットヘッドが被包されているカバープレートと本体フレームとの内部と外部との境界面をシール剤により充填する場合に、カバープレートのフランジはカバープレートの側壁の底壁とは反対側の側面に突出して形成されているので、その境界面は溝の内面とフランジの端部との水平方向(溝の深さ方向と垂直な方向)の隙間である。よって、溝内にシール剤をフランジ上に載せて充填すれば、その境界面を容易にシールすることができ、カバープレート周囲からのインクや紙粉の侵入を確実に防止することができる。
【0063】
請求項2記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1に記載のインクジェット記録装置の奏する効果に加え、箱状に形成されたカバープレートの側壁には、その側壁の端部に沿って周囲にフランジが形成されているので、そのフランジによって、カバープレートの側壁の変形を規制することができる。側壁の変形をフランジにより規制することにより、カバープレートの底壁を平面状に保つことができ、インクジェットヘッドとの隙間をなくすことができるとともに、ワイプ処理時において効率よくインクを拭うことができるという効果がある。
【0064】
また、カバープレートのフランジは、金属板からプレス抜きによりカバープレートとフランジとを一体に形成できるので、フランジを設けることによって製造工程や部品点数が増加することはなく、更に、プレス抜きによりフランジの大きさを高精度に製造することができるので、フランジを挿入する溝を所望の幅で構成できインクジェットヘッドの大型化を抑制することができる。
【0065】
請求項3記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置の奏する効果に加え、ノズルプレートの表面はカバープレートの表面よりも内側に形成されるので、カバープレートによりノズルプレートを保護することができる。例えば、印字時においは記録紙の浮き上がりにより記録用紙がノズルプレートに接触することがあっても記録用紙はカバープレートの表面に接触するため、記録紙がノズルプレートに接触することによりノズルプレートが損傷することを防ぐことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置としての実施形態の1つであるカラーインクジェットプリンタを示す斜視図である。
【図2】ヘッドユニットの斜視図である。
【図3】各構成部材毎に分解された状態におけるヘッドユニットの斜視図である。
【図4】各構成部材毎に分解された状態におけるヘッドユニットの斜視図である。
【図5】本体フレーム1の上面図である。
【図6】圧電式インクジェットヘッドの分解斜視図である。
【図7】キャビティプレートの分解斜視図である。
【図8】キャビティプレートの一部を拡大した分解斜視図である。
【図9】本体フレームの下面図である。
【図10】図9のX−X線における断面図である。
【図11】図5のXI−XI線における断面図である。
【図12】図5のXII−XII線における断面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム
5 底板
6 圧電式インクジェットヘッド(インクジェットヘッド)
12 注入口
13a,13b 排出口
15 内部空間
20 キャビティプレート
22 ノズル
23 ノズルプレート
28 圧力室
30 圧電アクチュエータ(圧力発生部)
44 カバープレート
44a 孔(ノズルプレート収容開口)
44b カバープレートの底壁
44c カバープレートの側壁
44d フランジ
45 シール剤
46 充填剤
50,51 溝
52 リブ
100 カラーインクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)

Claims (3)

  1. 印字面にインクを吐出する複数のノズルと、その複数のノズルに対応してそれぞれ設けらる複数の圧力室と、その複数の圧力室に前記インクを前記ノズルから吐出させるための圧力をそれぞれ与える複数の圧力発生部とを有するインクジェットヘッドと、そのインクジェットヘッドを前記複数のノズルを除いて被包するカバープレートと、前記インクジェットヘッド及びカバープレートを支持する本体フレームとを備えるインクジェット記録装置において、
    前記カバープレートは、前記インクジェットヘッドに当接する底壁と、その底壁の周縁から立ち上がった側壁と、その側壁の底壁とは反対側の側面に突出したフランジとを備え、
    前記本体フレームは、前記カバープレートの底壁との間に前記インクジェットヘッドを収容する空間を形成し、前記カバープレートの側壁とフランジとを挿入する溝を有し、
    前記溝内にシール剤を前記フランジ上に載せて充填したことを特徴とするインクジェト記録装置。
  2. 前記カバープレートは、前記本体フレーム側を開放した箱状に形成され、前記フランジは、前記側壁の端部に沿って周囲に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記インクジェットヘッドは、前記圧力室が形成されたキャビティプレートと、前記ノズルが形成されたノズルプレートとを備え、前記ノズルプレートがキャビティプレートよりも平面視において小さく形成されて、そのキャビティプレートに凸状に固着され、
    前記カバープレートの底壁は、前記ノズルプレートを収容する開口を有し、前記ノズルプレートよりも厚く形成され、前記ノズルプレート周囲の前記キャビティプレートが固着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
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