JP2002273894A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2002273894A
JP2002273894A JP2001081546A JP2001081546A JP2002273894A JP 2002273894 A JP2002273894 A JP 2002273894A JP 2001081546 A JP2001081546 A JP 2001081546A JP 2001081546 A JP2001081546 A JP 2001081546A JP 2002273894 A JP2002273894 A JP 2002273894A
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバープレートと本体フレームの溝との隙間
の充填を確実に行うことができ、また、カバープレート
の変形を少なくしてインクジェットヘッドとの間の隙間
をなくし、かつ、ワイプ処理時におけるインクを効率よ
く拭うことができるインクジェット記録装置を提供する
こと。 【解決手段】 圧電式インクジェットヘッド6は、ノズ
ル22を除いて圧電式インクジェットヘッド6に当接す
る底壁44bと、その底壁44bから立ち上がった側壁
44cとを有するカバープレート44に被包されると共
に、その底壁44bとの間であって、本体フレーム1に
形成された空間に収容され本体フレーム1に支持されて
いる。一方、カバープレート44は、その側壁44cと
その側壁44cの底壁44bとは反対側の側面に突出し
たフランジ44dが本体フレーム1に形成された溝50
に挿入され、そのフランジ44dの上にのるようにシー
ル剤が充填され、本体フレーム1支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、特に、インクジェットヘッドを被包する
カバープレートを備えたインクジェット記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、印字媒体で
ある記録用紙に画像を形成する画像形成装置の一種であ
り、インクジェットヘッドに設けられた複数個のノズル
から記録用紙にインクを吐出して印字を行うものであ
る。このインクジェットヘッドは、複数個のノズルと、
その複数個のノズルごとにそれぞれ形成された圧力室
と、その複数の圧力室にインクを分配する共通インク室
とを有するキャビティプレートと、前記各圧力室のそれ
ぞれに対応した駆動部を有するアクチュエータ(圧力発
生部)と、そのアクチュエータに電気的信号を送信する
フレキシブルフラットケーブルとを有し、そのフレキシ
ブルフラットケーブルとアクチュエータとキャビティプ
レートとを重ねて構成されていた。
【0003】そして、インクジェットヘッドは、記録用
紙との衝突から保護したり、アクチュエータとフレキシ
ブルフラットケーブルとの接続部にインクや紙粉等が侵
入して電気的短絡事故を起こすことを防止するなどのた
めに、カバープレートで被包し、そのカバープレートの
周囲をシリコーン等のシール剤でシールすることが行わ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発明者は、先にカバー
プレートを箱形に製作し、そのカバープレートの側壁
を、インクジェットヘッドを固着した本体フレームの溝
に挿入し、その溝内にシール剤を充填することを考え
た。しかし、インクジェットヘッドはそのノズル面の位
置を正確に決め、それを基準に、カバープレートでイン
クジェットヘッドを被包し、本体フレームを配置するの
で、カバープレートの側壁が本体フレームの溝の底に密
着して位置することはない。
【0005】カバープレートの側壁を本体フレームの溝
に挿入した後、シール剤を流しこんだとき、溝の底と側
壁の端部との間の隙間は、溝の深さ方向に形成されてい
るために、シール剤がその隙間を完全に充填しているか
どうかを確認することができない。シール剤の量にばら
つきがあると、充填が不完全になることがある。しか
も、金属板を絞り加工して製作したカバープレートは、
側壁の高さが不揃いになることがあり、この場合、溝の
底と側壁の端部との間の隙間を完全に充填することが一
層困難になる。この結果、カバープレート周囲からのイ
ンクや紙粉の侵入を防止することができなくなる問題が
あった。
【0006】また、側壁が立ち上がっているだけのカバ
ープレートは、変形しやすく、インクジェットヘッドと
の間に隙間を生じたり、さらに、ワイプ処理時において
インクを効率よく拭うことができないという問題点があ
った。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、カバープレートの変形を少なく
してインクジェットヘッドとの間の隙間をなくし、か
つ、カバープレートと本体フレームの溝との隙間の充填
を確実に行うことができ、また、ワイプ処理時において
インクを効率よく拭うことができるインクジェット記録
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1記載のインクジェット記録装置は、印字面に
インクを吐出する複数のノズルと、その複数のノズルに
対応してそれぞれ設けらる複数の圧力室と、その複数の
圧力室に前記インクを前記ノズルから吐出させるための
圧力をそれぞれ与える複数の圧力発生部とを有するイン
クジェットヘッドと、そのインクジェットヘッドを前記
複数のノズルを除いて被包するカバープレートと、前記
インクジェットヘッド及びカバープレートを支持する本
体フレームとを備えており、前記カバープレートは、前
記インクジェットヘッドに当接する底壁と、その底壁の
周縁から立ち上がった側壁と、その側壁の底壁とは反対
側の側面に突出したフランジとを備え、前記本体フレー
ムは、前記カバープレートの底壁との間に前記インクジ
ェットヘッドを収容する空間を形成し、前記カバープレ
ートの側壁とフランジとを挿入する溝を有し、前記溝内
にシール剤を前記フランジ上に載せて充填した。
【0009】この請求項1記載のインクジェット記録装
置によれば、インク供給源からインクジェットヘッドに
供給されるインクは、複数の圧力室に分配される。イン
クが分配された複数の圧力室には、この複数の圧力室に
対応してそれぞれ設けられた圧力発生部によって圧力が
与えられる。この複数の圧力室内の圧力が変動すること
によって、これらの複数の圧力室に対応してそれぞれ設
けられた複数のノズルから印字媒体にインクが吐出さ
れ、印字が行われる。
【0010】ここで、インクジェットヘッドは、ノズル
を除いてインクジェットヘッドに当接する底壁と、その
底壁から立ち上がった側壁とを有するカバープレートに
被包されると共に、その底壁と本体フレームの間に形成
された空間に収容され本体フレームに支持されている。
一方、カバープレートは、その側壁とその側壁の底壁と
は反対側の側面に突出したフランジが本体フレームに形
成された溝に挿入され、そのフランジの上にのるように
シール剤が溝内に充填される。
【0011】請求項2記載のインクジェット記録装置
は、請求項1記載のインクジェト記録装置において、前
記カバープレートは、前記本体フレーム側を開放した箱
状に形成され、前記フランジは、前記側壁の端部に沿っ
て周囲に形成されている。
【0012】この請求項2記載のインクジェット記録装
置によれば、請求項1記載のインクジェット記録装置と
同様に作用する上、箱状に形成されたカバープレートの
側壁の端部には、その側壁の端部に沿って周囲にフラン
ジが形成されており、そのフランジによって、カバープ
レートは補強される。
【0013】請求項3記載のインクジェット記録装置
は、請求項1又は2に記載のインクジェト記録装置にお
いて、前記インクジェットヘッドは、前記圧力室が形成
されたキャビティプレートと、前記ノズルが形成された
ノズルプレートとを備え、前記ノズルプレートがキャビ
ティプレートよりも平面視において小さく形成されて、
そのキャビティプレートに凸状に固着され、前記カバー
プレートの底壁は、前記ノズルプレートを収容する開口
を有し、前記ノズルプレートよりも厚く形成され、前記
ノズルプレート周囲の前記キャビティプレートが固着さ
れている。
【0014】この請求項3記載のインクジェット記録装
置によれば、請求項1又は2記載のインクジェット記録
装置と同様に作用する上、インクジェトヘッドは、圧力
室が形成されたキャビティプレートと、ノズルが形成さ
れたノズルプレートとを固着して構成されている。そし
て、ノズルプレートはキャビティプレートよりも平面視
において小さく形成されて、そのキャビティプレートに
凸状に固着されている。ここで、ノズルプレートを収容
する開口を有するカバープレートは、ノズルプレートよ
りも厚く形成され且つ、ノズルプレート周囲のキャビテ
ィプレートに固着されるので、ノズルプレートはカバー
プレート表面に対して低く配置されることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例に
ついて、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明
のインクジェット記録装置としての実施形態の1つであ
るカラーインクジェットプリンタを示す斜視図である。
図1において、このカラーインクジェットプリンタ10
0は、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック
の4色のカラーインクがそれぞれ充填されるインクカー
トリッジ61と、用紙62に印字するための圧電式イン
クジェットヘッド6を備えるヘッドユニット63と、イ
ンクカートリッジ61およびヘッドユニット63が搭載
されるキャリッジ64と、このキャリッジ64を直線方
向に往復移動させる駆動ユニット65と、キャリッジ6
4の往復移動方向に延び、圧電式インクジェットヘッド
6と対向配置されるプラテンローラ66と、パージ装置
67とを備えている。
【0016】駆動ユニット65は、キャリッジ64の下
端部に配置されプラテンローラ66と平行に延びるキャ
リッジ軸71と、キャリッジ64の上端部に配置されキ
ャリッジ軸71に平行に延びるガイド板72と、そのキ
ャリッジ軸71とガイド板72との間であって、キャリ
ッジ軸71の両端部に配置される2つのプーリー73お
よび74と、これらのプーリー73および74の間に掛
け渡されるエンドレスベルト75とからなる。
【0017】そして、一方のプーリ73が、モータの駆
動により正逆回転されると、そのプーリ73の正逆回転
に伴って、エンドレスベルト75に接合されているキャ
リッジ64が、キャリッジ軸71およびガイド板72に
沿って、直線方向に往復移動される。
【0018】用紙62は、カラーインクジェットプリン
タ100の側方に設けられた給紙カセット(図示せず)
から給紙され、圧電式インクジェットヘッド6と、プラ
テンローラ66との間に導入されて、圧電式インクジェ
ットヘッド6から吐出されるインクにより所定の印字が
なされ、その後、排紙される。なお、図1においては、
用紙62の給紙機構および排紙機構の図示を省略してい
る。
【0019】パージ装置67は、プラテンローラ66の
側方に設けられ、ヘッドユニット63がリセット位置に
ある時に、圧電式インクジェットヘッド6に対向するよ
うに配置されている。このパージ装置67は、圧電式イ
ンクジェットヘッド6の後述する複数のノズルを覆うよ
うに当該ノズルの開口面に対し当接するパージキャップ
81と、ポンプ82およびカム83と、インク貯留部8
4と、を備えており、ヘッドユニット63が、リセット
位置にある時に、圧電式インクジェットヘッド6のノズ
ルをパージキャップ81で覆い、圧電式インクジェット
ヘッド6の内部に溜まる気泡などを含んだ不良インク
を、カム83の駆動によりポンプ82によって吸引する
ことにより、圧電式インクジェットヘッド6の回復を図
るようにしている。なお、吸引された不良インクは、イ
ンク貯留部84に貯められる。
【0020】パージ装置67におけるプラテンローラ6
6側の位置には、パージ装置67に隣接してワイパ部材
86が配設されている。このワイパ部材86は、へら状
に形成されており、キャリッジ64の移動に伴って、圧
電式インクジェットヘッド6のノズル形成面を拭うもの
である。このワイパ部材86は、ノズル形成面を拭う場
合に、矢印W方向へ突出され、ノズル形成面を拭わない
場合に、反矢印W方向へと後退される。
【0021】キャップ85は、インクの乾燥を防止する
ため、印字が終了するとリセット位置に戻されるキャリ
ッジ64に搭載された圧電式インクジェットヘッド6の
複数のノズル22(図2参照)を覆うものである。
【0022】図2、図3及び図4は、本発明の実施の形
態によるヘッドユニット63の斜視図を示し、図5はそ
のヘッドユニットの本体フレーム1の上面図である。な
お、図2〜5では、インクカートリッジ61が取り外さ
れた状態のヘッドユニット63を図示しており、更に、
図3及び図4では、理解を容易とするために各構成部材
毎に分解された状態のヘッドユニット63を図示してい
る。
【0023】これらの図において、キャリッジ64(図
1参照)に搭載される本体フレーム1は、ポリプロエチ
レン、ポリプロピレン等の合成樹脂材の射出形成品で、
上面開放(図4参照)の略箱状に形成されており、この
開放部には、インクカートリッジ61を着脱自在に装着
するための搭載部3が設けられている。搭載部3の一側
部位3aには、搭載部3に装着されるインクカートリッ
ジ61のインク放出部(図示せず)に接続できるインク
供給通路4a,4b,4c,4dが穿設されており、こ
の各インク供給通路4a〜4dは、底板5(図3参照)
が形成される本体フレーム1の下面(図3上側)まで連
通されている。なお、各インク供給通路4a〜4dの外
周には、インクカートリッジ61のインク放出部と密接
できるようにしたゴム製等のパッキン(図示せず)が配
置されている。
【0024】底板5は、圧電式インクジェットヘッド6
を配設するためのものであり、本体フレーム1から一段
突出するようにして水平状に形成されている(図3参
照)。この底板5には、図3に示すように、後述する圧
電式インクジェットヘッド6を2つ並列させて配設する
ための2つの支持部8,8が形成されており、この各支
持部8,8には、その圧電式インクジェットヘッド6を
UV接着剤7にて固定するための複数の空所9a,9b
が搭載部3側へ貫通するように形成されている。
【0025】複数の空所9a,9bは、一つの圧電式イ
ンクジェットヘッド6に対してその四隅近傍を固定する
箇所に形成されているものである。本実施例では、2つ
の支持部8、8のうち一辺(実施形態では長辺)が隣接
する箇所においては、空所9a,9aが、並設する2つ
の圧電式インクジェットヘッド6,6の裏面に跨がるよ
うに広幅に形成されている。
【0026】各支持部8,8の一端には、上記したイン
ク供給通路4a〜4dを介してインクカートリッジ61
と連通する連通部10a〜10dが設けられており、こ
の連通部10a〜10dの外周には、平面視8字状等の
嵌合溝11が凹設されている。この嵌合溝11には、リ
ング状のゴム製等のパッキン47が挿入されており、圧
電式インクジェットヘッド6が本体フレーム1に接着固
定される場合には、このパッキン47の先端が後述する
圧電式インクジェットヘッド6の供給口21(図6参
照)の外周へ押圧され、供給口21との当接箇所が密閉
されるのである。
【0027】ここで、圧電式インクジェットヘッド6
は、図6に示すように、積層型のキャビティープレート
20と、このキャビティプレート20に対して接着剤ま
たは接着シート(図示せず)を介して接着・積層される
プレート型の圧電アクチュエータ30と、その上面に外
部機器との電気的接続のために重ね接合されたフレキシ
ブルフラットケーブル40とから構成されており、キャ
ビティープレート20の上面側(図6上側)に設けられ
る供給口21によりインクカートリッジ61から供給さ
れたインクが下面側(図6下側)に開口されたノズル2
2から下向き(図6下方)にインクが吐出されるもので
ある。
【0028】図7は、キャビティプレート20の分解斜
視図を示すものであり、図8は、キャビティプレート2
0の分解拡大斜視図を示すものである。キャビティプレ
ート20は、図7に示すように、ノズルプレート23、
2枚のマニホールドプレート24,25、スペーサプレ
ート26、ベースプレート27の5枚の薄い金属板をそ
れぞれ接着材にて重ね接合して積層した構造である。本
実施形態では、これらの各プレート23〜27は、42
%ニッケル合金鋼板(42合金)製で、50μm〜15
0μm程度の厚さを有している。なお、これらの各プレ
ート23〜27は、金属製に限らず、例えば、樹脂によ
り形成してもよい。
【0029】ベースプレート27には、図8に示すよう
に、ベースプレート27の長手方向に対して直交する方
向に延びる細幅の複数の圧力室28が千鳥状配列で2列
に穿設されている。また、ベースプレート27のスペー
サプレート26側には、各圧力室28と接続される絞り
部28dと、この絞り部28dと接続されるインク供給
孔28bとが凹設されている。各インク供給孔28b
は、スペーサプレート26における左右両側部位に穿設
された各インク供給孔29を介して、マニホールドプレ
ート25における共通インク室30に連通している。
【0030】各圧力室28の一端部28aは、ノズルプ
レート23における千鳥状配列のノズル22に、スペー
サプレート26及び2枚のマニホールドプレート24,
25に同じく千鳥状配列で穿設されている微小径の貫通
孔17、32を介して連通している。
【0031】また、ベースプレート27及びスペーサプ
レート26には、図7に示すように、共通のインクカー
トリッジからインクをマニホールドプレート25におけ
る2つの共通インク室30、31に供給するための2つ
のインク供給口21,21,21a,21aがそれぞれ
穿設されている。
【0032】2枚のマニホールドプレート24,25に
は、図7に示すように、共通インク室30、31がノズ
ルプレート23における複数のノズル22のなす列を挟
んで2つあり、該ノズル列と平行に長く延びている。こ
の共通インク室30,31は、ベースプレート27にお
ける複数の圧力室28がなす面と平行な面内に位置し、
かつ当該複数の圧力室28よりも、ノズルプレート23
における複数のノズル22開口面側に位置している。
【0033】また、共通インク室30,31の端部は、
インク供給口21,21,21a,21a等と連通させ
るため中央側へ屈曲している。そして、この上側の共通
インク室30の上面は、マニホールドプレート25に対
するスペーサプレート26の積層により密閉される構造
になっている。下側の共通インク室31は底面を閉鎖し
てマニホールドプレート24に凹設されている。
【0034】ノズルプレート23には、図4に示すよう
に、微小径(本実施例では、25μm程度)の複数のイ
ンク吐出用のノズル22が当該ノズルプレート23にお
ける長手方向に沿って、千鳥状配列で穿設されている。
また、ノズルプレート23は、他のプレート28等に比
べ平面視において小さく構成されている。ノズルプレー
ト23の開放側は用紙62の浮き上がりにより、用紙6
2と接触する可能性があるため、ノズルプレート23を
後述するカバープレート44の底壁44bに設けた孔4
4aに収容すると共に、カバープレート44の厚みをノ
ズルプレート23より厚く形成して、ノズルプレート2
3の開放側がカバープレート44の表面よりも内側にな
るよう構成している。
【0035】圧電アクチュエータ30は、特開平4−3
41851号公報に記載のものとほぼ同様に、圧電シー
トに、各圧力室28と対応した複数の電圧印加用電極を
形成した構成で、各圧力室28と対応した複数の圧力発
生部を選択的に駆動して圧力室28に圧力を印加しノズ
ル22からインクを吐出する。
【0036】また、圧電式インクジェットヘッド6の前
面(図2上側)には、この圧電式インクジェットヘッド
6を覆うように、弾性のある薄金属板製のカバープレー
ト44が固定されている。カバープレート44は、ノズ
ル22を外部に臨ませるようにノズルプレート23を収
容する孔44aを有する底壁44bと、その底壁44b
の周囲から立ち上がった側壁44cとからなる箱状に形
成され、その箱の開口部外周即ち側壁44cの底壁44
bとは反対側の側面に、フランジ44dが突出して形成
されている。
【0037】フランジ44dは、カバープレート44の
側壁44cの変形を規制するものである。即ち、カバー
プレート44は圧電式インクジェットヘッド6を被包す
べく底壁44bの反対面は開放されており、さらにカバ
ープレート44は薄金属板製であるため、カバープレー
ト44の側壁44cは力が加わると容易に変形してしま
う。この側壁44cが変形することにより、その側壁4
4cに連接した底壁44bも変形し、底壁44bの表面
に凹凸が生じる。この凹凸は、底壁44bに沿ってワイ
パ部材86(図1参照)が移動して余分のインクを拭う
ワイプ処理時の障害となり、また圧電式インクジェット
ヘッド6との間に隙間を生じさせるものである。そこ
で、側壁44cの変形をフランジ44dにより規制する
ことにより、底壁44bを平面状に保つことができ、ワ
イプ処理時において効率よくインクを拭うことができ
る。
【0038】また、フランジ44dは、側壁44cの端
部に沿って全周に形成されているので、いずれの方向に
生ずるか予測不可能な側壁44cの変形を効率よく吸収
でき、更に、プレス抜きによりカバープレート44とフ
ランジ44dとを一体に形成できると共に、フランジ4
4dの幅を高精度に製造できる。
【0039】本体フレーム1には、カバープレート44
の側壁44c及びフランジ44dを挿入する溝50,5
1が設けられる。即ち、底板5の対向する両側面とそれ
ぞれ間隔を置いて立ち上がったリブ52,52が本体フ
レーム1に形成され、その底板5の側面とリブ52との
間に溝50が形成され、また、それらの側面と隣接する
底板5の1つの側面に沿って本体フレーム1に溝51が
形成されている。溝50,50,51は、底板5の3辺
に沿ってほぼU字状をなす。リブ52に沿う溝50,5
0の端部(溝51とは反対側の端部)は、底板5の側面
部5aに接続している。
【0040】支持部8の端部に対応する溝51の底部に
は、隣接した2つの連通部10a、10b及び10c、
10dの間に対応して、シリコーン樹脂等の充填剤46
を注入するための注入口12,12が形成されている。
その各注入口12は、本体フレーム1を貫通してカバー
プレート44が覆設される側とは反対側、即ち、インク
カートリッジの搭載部3側に開口している。また、その
端部と反対側の支持部8の端部の底板5の側面部5aに
は、排出口13a(図3、図10)が複数形成されてい
る。その各排出口13aは、本体フレーム1を貫通して
カバープレートが覆設される側とは反対側、即ち、イン
クカートリッジの搭載部3側に開口している。なお、嵌
合溝11は、注入口12と対応する位置を壁11aで閉
鎖され、2つの連通部10a、10b(10c、10
d)に対応する位置で溝51と連通する開口11b、1
1bを有する。
【0041】さらに、各支持部8の中央部には、溝50
と平行に延びる溝53が形成され、その溝53の一端
は、連通部10a、10b及び10c、10dの間の位
置で嵌合溝11と連通して溝50と平行に延び、他端は
底板5の側面部5aに接続している。また、各支持部8
には、本体フレーム1を貫通してインクカートリッジの
搭載部3側に開口した複数の排出口13bが点在して形
成されている。
【0042】底板5の上記の側面部5aと連続する側の
本体フレーム1の側面には、その側面に沿って延びるフ
レキシブルフラットケーブル40を覆う蓋板54(図
2)が固着されている。フレキシブルフラットケーブル
40は、圧電アクチュエータ30を駆動するための駆動
回路のチップ55を有し、そのチップ55が蓋板54に
接触するよう、本体フレーム1の側面に固定したゴムま
たはスポンジ状の弾性体56により押圧されている。そ
れによって、チップ55は、駆動にともなう発熱を蓋板
54を放熱板として放出する。
【0043】次に、圧電式インクジェットヘッド6を本
体フレーム1に組み付けてヘッドユニット63を製造す
る方法について説明する。なお、図10は、圧電式イン
クジェットヘッド6が収容される内部空間15内へ充填
剤46が充填される前の状態を、図11及び図12は、
充填剤46が充填された後の状態を示している。
【0044】ヘッドユニット63の組み立てにおいて
は、まず、2つの圧電式インクジェットヘッド6,6を
相対的に位置決めした後、本体フレーム1へ固定させ
る。即ち、図4に示すように、治具(図示せず)の当接
面上へカバープレート44をその前面を下向きにして置
く。そして、2つの圧電式インクジェットヘッド6、6
を、そのノズルプレート23をカバープレート44の孔
44aに対応させ、かつノズル22の開放面(キャビテ
ィプレート20の下面(図7及び図8下側))を下向き
にして、ノズル22の列が平行状で所定間隔に配置され
るように治具で位置決めして圧電式インクジェットヘッ
ド6,6をカバープレート44上に載置する。この時、
圧電式インクジェットヘッド6とカバープレート44と
の間には、接着剤を兼用したシール剤を介装し両者を接
着させる。
【0045】次いで、この圧電式インクジェットヘッド
6、6の上方から本体フレーム1を被せる。そのとき、
各支持部8に各圧電式インクジェットヘッド6が対応す
るようにセットし、次いで、本体フレーム1の上面側か
ら各空所9a,9bに速硬化性の接着剤としての変性ア
クリル樹脂系接着剤の粘性のあるUV接着剤7を図12
の矢印Xのごとく落とし込み充填し、次いで、本体フレ
ーム1上から各空所9a,9bに向かって紫外線を照射
する。すると、UV接着剤7は短時間(数十秒以内)で
固化するのである。
【0046】各圧電式インクジェットヘッド6を各支持
部8にセットしたとき、ヘッド6の各供給口21は、そ
の周囲をパッキン47に接触させて連通部10a〜10
dと一致して配置されている。また、この時、各支持部
8とフレキシブルフラットケーブル40や圧電アクチュ
エータ30、さらにはキャビティプレート20の裏面と
の間に若干の隙間14が形成され、UV接着剤7はこの
隙間14に侵入した状態で秒単位で固化するので、本体
フレーム1で圧電式インクジェットヘッド6のいずれの
箇所も押さえ付ける余分な外力が作用しない状態の元で
両者を固定するすることができる。なお、カバープレー
ト44は2つの圧電式インクジェットヘッド6、6を不
動に保持するほどの剛性はない。したがって、2つの圧
電式インクジェットヘッド6のキャビティプレート20
の前面が治具の当接面と平行状を保ち、ノズル22,2
2列の相互の関係も正確に維持することができる。
【0047】また、空所9a,9bを例えば、平面視矩
形状の圧電式インクジェットヘッド6の四隅近傍に配置
することにより、UV接着剤7の固化時に、当該接着剤
の収縮歪みに伴う圧電式インクジェットヘッド6の位置
ずれを極力少なくすることができる。そして、圧電式イ
ンクジェットヘッド6の四隅近傍を固化することで、後
に圧電式インクジェットヘッド6をプリンタに搭載した
状態での不使用時に、ノズル22部分の乾燥を防止すべ
くゴム製等のキャップ85(図1参照)でキャビティプ
レート10の前面を密接すべく押圧したときにこのキャ
ビティプレート10の平面が歪むような変形が起こり難
くなるという利点を有する。
【0048】更に、空所9aは、図12に示すように、
並列させた圧電式インクジェットヘッド6、6の隣接す
る辺に跨がるように広幅に形成されている。よって、1
箇所の空所9aにUV接着剤7を充填し、紫外線照射す
ることにより、2つのユニット6、6を一度に固化で
き、作業速度の短縮及び製造効率の大幅向上に寄与でき
る。なお、速硬化性の接着剤としては、前記UV接着剤
7と成分が類似する湿気硬化型接着剤等も使用できる。
また、圧電式インクジェットヘッド6とカバープレート
44とは、両者が接着剤により固着された後、本体フレ
ーム1へ固着されたが、先に圧電式インクジェットヘッ
ド6のみを本体フレーム1へ固着し、その後、カバープ
レート44を圧電式インクジェットヘッド6へ固着させ
ても良い。
【0049】次に、互いに固着された本体フレーム1
と、圧電式インクジェットヘッド6と、カバープレート
44とを、図2のように、ノズル22が上向きになるよ
うに置き、カバープレート44の周囲を封止する。即
ち、上記のように、本体フレーム1を圧電式インクジェ
ットヘッド6に被せつけたとき、カバープレート44の
3辺の側壁44c及びフランジ44dは、底板5の周囲
の溝50,51に挿入されており、シール剤45を、図
10〜図12に示すように、フランジ44dの上に載せ
るようにして側壁44cと溝50,51の内面との間に
注入する。
【0050】ここで、封止しなけばならない隙間は、本
体フレーム1とカバープレート44とに被包された内部
と外部との境界面である。即ち、本実施例の場合には、
カバープレート44のフランジ44dが、カバープレー
ト44の側壁44cの底壁44bとは反対側に突出され
ているため、封止しなければならない隙間は、溝50、
51の内面とカバープレート44のフランジ44dの端
部との水平方向(溝50、51の深さ方向と垂直な方
向)に生じた隙間である。従って、シール剤45をカバ
ープレート44のフランジ44dの上に載せるように充
填して、少なくともカバープレート44のフランジ44
dの端部が見えなくなる程度にシール剤45を注入すれ
ば、溝50、51の側面とカバープレート44のフラン
ジ44dとの隙間が封止されたことになる。
【0051】また、フレキシブルフラットケーブル40
を覆うように、蓋板54を本体フレーム1の側面に固着
する。このとき、蓋板54と本体フレーム1との合わせ
目も同様にシール剤で封止する。また、カバープレート
44の残った1辺と蓋板54との間も、上記シール剤4
5による封止に連続して同様に封止する。
【0052】本体フレーム1とカバープレート44との
合わせ目部分を封止した後は、充填工程に移行し、これ
ら本体フレーム1とカバープレート44との間に形成さ
れる内部空間15内へ充填剤46を充填する。即ち、図
10に示すように、搭載部3側から注入口12へ充填剤
を注入する(矢印Y方向)。注入された充填剤46は、
内部空間15内のエアーを排出口13a、13bから押
し出しつつその内部空間15内を流動する。充填剤46
は、主として溝51から溝50に沿う流路、及び、溝5
1から溝53に沿う流路を流動し、前者の流路において
溝51、50に対応するカバープレート44の側壁44
c内面と底板5の側面との間を充填する。また、後者の
流路においては、まず、嵌合溝11を充填し、キャビテ
ィプレート20の供給口21と連通部10a〜10dの
周囲をパッキン47とともに封止する。続いて、溝53
内を圧電式インクジェットヘッド6の上面に沿って流動
する。
【0053】溝50,53に沿って流動する充填剤46
は、その流動方向から横へ、即ち、圧電式インクジェッ
トヘッド6と支持部8との間の狭い隙間にも侵入する。
更に、充填剤46は、溝50,53の端から底板5の側
面部5aとカバープレート44の側壁44c内面との間
を充填する。これにより圧電式インクジェットヘッド6
の周囲は、充填剤46によって封止され、その結果、イ
ンクが内部空間15に侵入して、UV接着剤17を侵し
たり、圧電アクチュエータ30とフレキシブルフラット
ケーブル40の電気的接続箇所の短絡事故を起こすこと
が防止される。
【0054】このように、充填剤46が流動する際、注
入口12から最も離れた排出口13a、及び、溝50,
53から離れた位置で圧電式インクジェットヘッド6と
支持部8との間の狭い隙間に対応する排出口13bか
ら、空間15内のエアーを押し出すので、内部空間15
内にエアーが残留することを防止し、空間15を充填剤
46によりほぼ完全に充填することができる。
【0055】また、これら各排出口13a,13bは、
それぞれ異なる内径に設定されており、本実施例では、
注入口12からの離間距離が遠くなるほど大きな内径と
されている。充填剤46を長時間排出する排出口(注入
口12に近い排出口)ほど内径を小さく設定することに
より、各排出口から排出される充填剤46の排出量を抑
制することができ、内部空間15を充塞するために使用
される充填剤46の総使用量を低減することができるの
である。
【0056】以上説明したように、本実施例のカラーイ
ンクジェットプリンタ100によれば、本体フレーム1
とカバープレート44との内部を充填剤により充填する
工程の前にカバープレート44と本体フレームの溝5
0、51との周囲をシール剤により封止する場合におい
ては、封止しなければならない隙間は、溝50、51の
内面とカバープレート44のフランジ44dの端部との
水平方向(溝50、51の深さ方向と垂直な方向)に生
じた隙間である。従って、シール剤45をカバープレー
ト44のフランジ44dの上に載せるように充填して、
少なくともカバープレート44のフランジ44dの端部
が見えなくなる程度にシール剤45を注入すれば、溝5
0、51の側面とカバープレート44のフランジ44d
との隙間が封止されたことになり、目視によっても容易
にシール剤の充填状況を確認することができる。
【0057】また、カバープレート44の側壁44cの
変形は規制され、それに伴い、カバープレート44の底
壁44bを平面状に保つことができるので、圧電式イン
クジェットヘッド6と隙間なく接着することができると
ともに、ワイプ処理時において効率よくインクを拭うこ
とができる。
【0058】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0059】本実施形態のカバープレート44は、本体
フレーム1側を開放した略箱状であって、その開口部の
端部に沿ってフランジ44dが形成されているが、カバ
ープレート44の形状は四角形の略箱状には限定され
ず、圧電式インクジェットヘッド6を被包できる形状で
あれば、例えば略円筒状、多角形状であっても良い。
【0060】また、本実施形態のカバープレート44
は、側壁44cの端部に沿ってフランジ44dを設け、
側壁44cの変形を抑制するものであるが、フランジ4
4dの位置は側板44bの端部には限定されず、例え
ば、側壁44bの途中であっても良い。
【0061】また、本実施形態においては、カバープレ
ート44とフランジ44dとは一体に形成されている
が、カバープレート44の側壁44cの変形を規制する
ことができれば、カバープレート44の側壁44cに別
途、カバープレート44の側壁44cの変形を規制する
規制部材を取り付るように構成しても良い。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載のインクジェット記録装置
によれば、カバープレートの側壁及びフランジを本体フ
レームの溝に挿入し、インクジェットヘッドが被包され
ているカバープレートと本体フレームとの内部と外部と
の境界面をシール剤により充填する場合に、カバープレ
ートのフランジはカバープレートの側壁の底壁とは反対
側の側面に突出して形成されているので、その境界面は
溝の内面とフランジの端部との水平方向(溝の深さ方向
と垂直な方向)の隙間である。よって、溝内にシール剤
をフランジ上に載せて充填すれば、その境界面を容易に
シールすることができ、カバープレート周囲からのイン
クや紙粉の侵入を確実に防止することができる。
【0063】請求項2記載のインクジェット記録装置に
よれば、請求項1に記載のインクジェット記録装置の奏
する効果に加え、箱状に形成されたカバープレートの側
壁には、その側壁の端部に沿って周囲にフランジが形成
されているので、そのフランジによって、カバープレー
トの側壁の変形を規制することができる。側壁の変形を
フランジにより規制することにより、カバープレートの
底壁を平面状に保つことができ、インクジェットヘッド
との隙間をなくすことができるとともに、ワイプ処理時
において効率よくインクを拭うことができるという効果
がある。
【0064】また、カバープレートのフランジは、金属
板からプレス抜きによりカバープレートとフランジとを
一体に形成できるので、フランジを設けることによって
製造工程や部品点数が増加することはなく、更に、プレ
ス抜きによりフランジの大きさを高精度に製造すること
ができるので、フランジを挿入する溝を所望の幅で構成
できインクジェットヘッドの大型化を抑制することがで
きる。
【0065】請求項3記載のインクジェット記録装置に
よれば、請求項1又は2に記載のインクジェット記録装
置の奏する効果に加え、ノズルプレートの表面はカバー
プレートの表面よりも内側に形成されるので、カバープ
レートによりノズルプレートを保護することができる。
例えば、印字時においは記録紙の浮き上がりにより記録
用紙がノズルプレートに接触することがあっても記録用
紙はカバープレートの表面に接触するため、記録紙がノ
ズルプレートに接触することによりノズルプレートが損
傷することを防ぐことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置としての実施
形態の1つであるカラーインクジェットプリンタを示す
斜視図である。
【図2】ヘッドユニットの斜視図である。
【図3】各構成部材毎に分解された状態におけるヘッド
ユニットの斜視図である。
【図4】各構成部材毎に分解された状態におけるヘッド
ユニットの斜視図である。
【図5】本体フレーム1の上面図である。
【図6】圧電式インクジェットヘッドの分解斜視図であ
る。
【図7】キャビティプレートの分解斜視図である。
【図8】キャビティプレートの一部を拡大した分解斜視
図である。
【図9】本体フレームの下面図である。
【図10】図9のX−X線における断面図である。
【図11】図5のXI−XI線における断面図である。
【図12】図5のXII−XII線における断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体フレーム 5 底板 6 圧電式インクジェットヘッド(イン
クジェットヘッド) 12 注入口 13a,13b 排出口 15 内部空間 20 キャビティプレート 22 ノズル 23 ノズルプレート 28 圧力室 30 圧電アクチュエータ(圧力発生部) 44 カバープレート 44a 孔(ノズルプレート収容開口) 44b カバープレートの底壁 44c カバープレートの側壁 44d フランジ 45 シール剤 46 充填剤 50,51 溝 52 リブ 100 カラーインクジェットプリンタ(イ
ンクジェット記録装置)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字面にインクを吐出する複数のノズル
    と、その複数のノズルに対応してそれぞれ設けらる複数
    の圧力室と、その複数の圧力室に前記インクを前記ノズ
    ルから吐出させるための圧力をそれぞれ与える複数の圧
    力発生部とを有するインクジェットヘッドと、そのイン
    クジェットヘッドを前記複数のノズルを除いて被包する
    カバープレートと、前記インクジェットヘッド及びカバ
    ープレートを支持する本体フレームとを備えるインクジ
    ェット記録装置において、 前記カバープレートは、前記インクジェットヘッドに当
    接する底壁と、その底壁の周縁から立ち上がった側壁
    と、その側壁の底壁とは反対側の側面に突出したフラン
    ジとを備え、 前記本体フレームは、前記カバープレートの底壁との間
    に前記インクジェットヘッドを収容する空間を形成し、
    前記カバープレートの側壁とフランジとを挿入する溝を
    有し、 前記溝内にシール剤を前記フランジ上に載せて充填した
    ことを特徴とするインクジェト記録装置。
  2. 【請求項2】 前記カバープレートは、前記本体フレー
    ム側を開放した箱状に形成され、前記フランジは、前記
    側壁の端部に沿って周囲に形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インクジェットヘッドは、前記圧力
    室が形成されたキャビティプレートと、前記ノズルが形
    成されたノズルプレートとを備え、前記ノズルプレート
    がキャビティプレートよりも平面視において小さく形成
    されて、そのキャビティプレートに凸状に固着され、 前記カバープレートの底壁は、前記ノズルプレートを収
    容する開口を有し、前記ノズルプレートよりも厚く形成
    され、前記ノズルプレート周囲の前記キャビティプレー
    トが固着されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のインクジェット記録装置。
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