JP4032227B2 - インクジェットプリンタヘッドの製造方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電式等のインクジェットプリンタヘッド及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
先行技術のオンディマンド型の圧電式等のインクジェットプリンタヘッドにおいて、印字方向に対してノズル列を直交方向に配置したインクジェットヘッドユニット(以下単にヘッドユニットという)は、複数個のノズルとのそのノズル毎にそれぞれ形成された圧力室と、その複数の圧力室にインクを供給する共通インク室(マニホールド室)を備えたキャビティプレートと、該キャビティプレートの背面側に設けて前記圧力室のそれぞれの駆動部を有する圧電アクチュエータと、該圧電アクチュエータに電気的信号を送信するフレキシブルフラットケーブルとから構成されている。
【0003】
このヘッドユニットを、ヘッドホルダの底板に固定する手段として、本出願人は、先に、特願2000−260616号において開示し、図11に示すように、ヘッドホルダの底板101には、ヘッドユニット102の側縁及び保護カバー103の裏面に露出する接着剤流し込み孔104a,104bを穿設し、前記底板101の下面側に複数のヘッドユニット102を並列状に配列し、筒状の注入針105を介して前記各接着剤流し込み孔から光硬化型接着剤としてのUV接着剤107を注入して、このUV接着剤107に対して前記底板101の上面側から前記接着剤流し込み孔104a,104bを介して紫外線を照射照射させて前記底板101に対してヘッドユニット102及び保護カバー103を短時間で接着固定する一方、保護カバー103の周囲を前記底板101に対してシール剤106にて接着固定することを提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記UV接着剤107は、その製作ロットや環境温度等により、粘度が大きくばらつくので、従来の技術では、筒状注入針105の先端を上記のように圧電アクチュエータが裏面(上面)に配置されたヘッドユニット102の上面から上方へ所定距離おいた位置まで挿入した状態で、粘度が高くても保護カバー103の裏面までUV接着剤107が届くように、相当大きな圧力にてUV接着剤107を注入していた。その結果、注入されたUV接着剤107の一部は、各接着剤流し込み孔104a,104bの下端の外周の底板101下面とヘッドユニット102の裏面(上面)との薄い隙間108(図11参照)に大きく侵入する場合があった。
【0005】
しかしながら、前記隙間108の奥側のように、前記紫外線の照射が前記隙間108に届かない箇所のUV接着剤107は未硬化状態のままとなり、その未硬化部分がヘッドユニット102の裏面における圧電アクチュエータ109やフレキシブルフラットケーブル110等の導電性を有する電極部分等に接触すると、ヘッドユニット102の駆動中に前記未硬化部を介して微弱電流が流れ続け、電気的短絡事故が発生するという問題があった。
【0006】
このような未硬化部を発生させないようにするためには、紫外線照射の時間が長く掛かり、製造コストが高くなるなどの問題もあった。さらに、前記UV接着剤107によるヘッドユニット102や保護カバー103とヘッドホルダの底板101との固化(接着)箇所は部分的であり、その他の箇所はシリコーンなどによるシール剤106にてインクが侵入しないようにシールしているが、このシール剤106と前記固化していないUV接着剤107との接触部(混在部)があると、その箇所でUV接着剤107の硬化もシール剤106の固化も達成できず、前記のような電気的短絡事故が発生する問題及びシールの不完全箇所の発生を解消できないのであった。
【0007】
本発明は、前記従来の問題点を解決すべくなされたものであり、光硬化型接着剤を固定すべき所定の箇所に確実に届くように充填させ、且つ前記所定箇所以外の箇所に前記接着剤が侵入しないようにした、インクジェットプリンタヘッドの製造方法を提供することを技術的課題とするものである。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記技術的課題を達成するため、請求項に記載の発明のインクジェットプリンタヘッドの製造方法は、前面に列状に配置された複数個のノズルを有するとともに裏面にアクチュエータが配置されたヘッドユニットを、ヘッドホルダの底板に光硬化型接着剤を介して固定してなるインクジェットプリンタヘッドの製造方法において、前記底板に、前記ヘッドユニットの側縁に対向するとともに光硬化型接着剤の注入手段によって接着剤が流し込まれる接着剤流し込み孔を有する前記ヘッドホルダを製作する工程と、前記ヘッドユニットの側縁に、前記接着剤流し込み孔の位置に対応させて前記注入手段の先端の外径よりも大きい内径の切欠き部を有する前記ヘッドユニットを製作する工程と、前記ヘッドユニットのノズル列を囲むような開口窓を有する保護カバーを、その裏面を前記ヘッドユニットの前面に配置する工程と、前記ヘッドユニットを前記ヘッドホルダに、前記切欠き部を前記接着剤流し込み孔に対向させて配置する工程と、前記光硬化型接着剤の注入手段の先端を、前記接着剤流し込み孔から前記切欠き部の内径部内に接近させ、前記保護カバーの裏面に向かって前記光硬化型接着剤を注入する工程とからなることを特徴とするものである。
【0012】
そして、請求項に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法において、前記注入手段により前記光硬化型接着剤を注入する工程は、前記接着剤流し込み孔と前記切欠き部と前記保護カバーの裏面とに前記光硬化型接着剤を接触させるものである。
【0013】
さらに、請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法において、前記ヘッドユニットを前記ヘッドホルダに配置する工程は、複数個のヘッドユニットを前記切欠き部が互いに対向するように、その側縁を互いに対向させて配置するものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法において、前記底板には、前記接着剤流し込み孔の外周からヘッドユニットの裏面に向けて突出する近接部を設け、この近接部とヘッドユニットの裏面との間に隙間が形成されているものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。図1は本発明のインクジェット記録装置としての実施形態の1つであるカラーインクジェットプリンタを示す斜視図、図2〜図4は、本発明の実施の形態による圧電式のインクジェットプリンタヘッドの斜視図を示し、図5(a)は要部平面図、図5(b)は要部拡大断面図である。
【0015】
本発明に係るカラーインクジェットプリンタ100は、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のカラーインクがそれぞれ充填されたインクカートリッジ61と、用紙(被記録媒体)62に印字するためのインクジェットヘッドユニット(以下単にヘッドユニットという)6を備えたインクジェットプリンタヘッド63と、前記インクカートリッジ61とインクジェットプリンタヘッド63が搭載されるキャリッジ64と、このキャリッジ64を前記用紙62の搬送方向と直交する方向に往復移動させる駆動ユニット65、キャリッジ64の往復移動方向に延び、前記ヘッドユニット6と対向配置されたプラテンローラ66と、パージ装置67とを備えている。
【0016】
駆動ユニット65は、キャリッジ64の下端部に配置され、プラテンローラ66と平行に延びるキャリッジ軸71と、キャリッジ64の上端部に配置されてキャリッジ軸71と平行に延びるガイド板72と、キャリッジ軸71とガイド板72との間にあって、キャリッジ軸71の両端部に配置される2つのプーリ73、74とこの両プーリ73、74に巻き掛けしたタイミングベルト75とからなる。
【0017】
モータ76の駆動に従って回転する一方のプーリ73からの駆動力によりタイミングベルト75に接合されているキャリッジ64が前記キャリッジ軸71とガイド板72に支持されて直線往復移動できる。
【0018】
図示しない給紙部から矢印方向に搬送される用紙62は前記プラテンローラ66とヘッドユニット6との間に導入されて、後述するようにヘッドユニット6から吐出されるインクにより所定の印字がなされ、その後排紙される。
【0019】
パージ装置67はプラテンローラ66の側方に設けられ、プリンタヘッド63がリセット位置にある時に、ヘッドユニット6に対向するように配置されている。このパージ装置67は、ヘッドユニット6の後述する複数のノズル11aを覆うように当該ノズルの開口面に対して当接するパージキャップ81と、ポンプ82及びカム83と、インク貯留部84とを備えている。プリンタヘッド63がリセット位置にあるときに、ヘッドユニット6の内部に溜まる気泡等を含んだ不良インクを、カム83の駆動によりポンプ82によって吸引することにより、ヘッドユニット6の回復を図るようにしている。なお、吸引された不良インクはインク貯留部84に貯められる。
【0020】
パージ装置67におけるプラテンローラ66側の位置には、パージ装置67に隣接してワイパ部材86が配置されている。このワイパ部材86はへら状に形成されており、キャリッジ64の移動に伴って、ヘッドユニット6のノズル形成面を拭くものである。ノズル形成面を拭く場合に、ワイパ部材86は上方に突出され、ノズル形成面を拭かない場合には下方に後退している。
【0021】
キャップ85は、インクの乾燥を防止するため、印字が終了するとリセット位置に戻されるキャリッジ64に搭載されたヘッドユニット6の複数のノズル11aを覆うものである。
【0022】
インクジェットプリンタヘッド63は、図 2〜図4に示すように、ヘッドホルダ1と、その底板5の下面側に並設した2つのヘッドユニット6、6と、その各ヘッドユニット6の表面のノズル列が露出するようにした開口窓44a、44aが下板44bに設けられて、ヘッドユニット6、6の表面及び前記ヘッドホルダ1に固定する箱状の保護カバー44とにより構成されている。
【0023】
ヘッドホルダ1は、図2〜図5に示すように、ポリプロエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂材の射出形成品で、上面開放状(図 3参照)の略箱状に形成されている。この開放部には、その上方からインク供給源としての4つのインクカートリッジ61を着脱自在に装着できる搭載部3を有し、該搭載部3の一側部位には、前記各インクカートリッジ2のインク放出部(図示せず)に接続できるインク供給通路4a,4b,4c,4dがヘッドホルダ1の底板5の下面まで連通するように穿設されている(図 3参照)。なお、各インク供給通路4a,4b,4c,4dの外周には、各インクカートリッジ61のインク放出部と密接できるようにしたゴム製のパッキン(図示せず)が配置されている。
【0024】
前記底板5はヘッドユニット6を配設するためのものであり、ヘッドホルダ1の下面(図4にて上面側)から1段突出するようにして水平状に形成されている。この底板5の下面側には、後に詳述するヘッドユニット6を2つ並列させて当接するための2つの支持部8、8が形成されている。該各支持部8には、ヘッドユニット6及び保護カバー44の下板44bを光硬化型接着剤の一例としての紫外線照射により急速硬化するUV接着剤7にて固定するための複数の接着剤流し込み孔9a,9bが搭載部3側へ貫通するように形成されている。この複数の接着剤流し込み孔9a,9bは1つのヘッドユニット6に対してその長辺部を適宜間隔にて固定する箇所に形成されている。実施形態では、2つの支持部8、8の一辺(長辺)が隣接する箇所の接着剤流し込み孔9aは、並設する2つのヘッドユニット6、6の裏面に跨がるように形成されている。
【0025】
前記各支持部8の一側部位には、図4に示すように、前記各インク供給通路4a,4b,4c,4dに連通する開口部50が設けられている。その各開口部50毎の外周を囲繞するように略環状の嵌合溝46が凹み形成されている。そして、前記各嵌合溝46に、軟質のゴム製等のシール性の良好なリング状のパッキン47が嵌合されている。
【0026】
各ヘッドユニット6が前記底板5の下面に対して後述するようにUV接着剤7にて固定された場合に、前記パッキン47の先端がヘッドユニット6おけるインク供給口19a(図7参照)の外周に押圧され、インク供給口19aとの当接箇所が密閉されてインク漏れを防止できるものである。
【0027】
その前にまず、ヘッドユニット6及びその各構成部品の詳細について説明する。ヘッドユニット6は、図7〜図10に示すように、複数枚の金属板製の積層型のキャビティープレート10と、該キャビティプレート10に対して接着剤または接着シート41(図10参照)を介して接着・積層されるプレート型の圧電アクチュエータ20と、その上面に外部機器との電気的接続のために重ね接合されたフレキシブルフラットケーブル40とにより構成されている。
【0028】
また、後述するように、ヘッドユニット6の裏面側であって、最上層のベースプレート14の一端部に穿設されたインク供給口19aの上面には、その上方のインクカートリッジ61から供給されるインク中の塵除去のためのフィルタ29が予め接着剤にて固定されている(図7、図8参照)。キャビティープレート10をヘッドホルダ1に組み付けたとき、インク供給口19aはその周囲を前記パッキン47に押圧する。
【0029】
前記キャビティープレート10は、図8及び図9に示すように構成されている。すなわち、ノズルプレート11、二枚のマニホールドプレート12、スペーサプレート13及びベースプレート14の5枚の薄い金属板をそれぞれ接着剤にて重ね接合した構造であり、実施形態では、ノズルプレート11を除く各プレートは、42%ニッケル合金鋼板製で、50μm〜150μm程度の厚さを有する。
【0030】
前記下側のマニホールドプレート12にはノズルプレート11が接着され、ノズル11aに連通する多数の貫通路17が、上下両マニホールドプレート12及びスペーサプレート13の各々の第1の方向(長辺方向)に沿って2列の千鳥配列状に一定ピッチで設けられている。そして、前記二枚のマニホールドプレート12には、インク通路12a、12bが、前記貫通孔17の列の両側に沿って延びるように穿設されている。但し、下側のマニホールドプレート12におけるインク通路12bは、当該マニホールドプレート12の上側にのみ開放するように凹み形成されている(図9参照)。このインク通路12a、12bは、上側のマニホールドプレート12に対する前記スペーサプレート13の積層により密閉される構造になっている。
【0031】
また、前記ベースプレート14には、その長辺(前記第1の方向)に沿う中心線に対して直交する第2の方向(短辺方向)に延びる細幅の圧力室16の多数個が穿設されている。そして、前記中心線を挟んで左右両側にて平行状の長手基準線14a、14bを設定すると、前記中心線より左側の圧力室16の先端16aは前記右側の長手基準線14a上に位置し、逆に前記長手中心線より右側の圧力室16の先端16aは左側の長手基準線14b上に位置し、且つこの左右の圧力室16の先端16aが交互に配置されているので、左右両側の圧力室16は一つおきに互いに逆方向に延びるように交互に配置されていることになる。
【0032】
この各圧力室16の先端16aは、前記スペーサプレート13及び両マニホールドプレート12に同じく千鳥状配列にて穿設されている貫通路17、17、17を介して連通している。一方、前記各圧力室16の他端16bは、前記スペーサプレート13における左右両側部位に穿設された貫通孔18を介して、前記両マニホールドプレート12におけるインク通路12a、12bに連通している。前記各圧力室16の他端16bは、図9、図10に示すように、ベースプレート14の下面側にのみ開口するように凹み形成されているものである。
【0033】
これにより、前記前記ベースプレート14及びスペーサプレート13の一端部に穿設のインク供給口19a,19bから前記インク通路12a、12b内に流入したインクは、このインク通路12aから前記各貫通孔18を通って前記各圧力室16内に分配されたのち、この各圧力室16内から前記貫通路17、17、17を通って、当該圧力室16に対応するノズル11aに至るという構成になっている(図9及び図10参照)。
【0034】
なお、図3、図4、図5(a)及び図7に示すように、キャビティプレート10における左右両長辺(ノズル11aの列と平行状の辺)には、後述するようにUV接着剤7の注入手段としての筒状注入針56a,56bの先端を接近させるための切欠き部57が、ノズル11aの列が延びる方向に沿い、且つ前記各接着剤流し込み孔9a,9bの長手方向の略中央位置に対応するような所定間隔にて形成されている。この各切欠き部57は、図5(a)に示す実施形態では、前記各接着剤流し込み孔9a,9bの短辺方向の寸法に略等しいか若干短い径(または若干大きい径であっても良い)の平面視略円弧状であるが、平面視形状は扇状、略半楕円状等の任意に形成でき、各切欠き部57は、キャビティプレート10の厚さ方向に貫通するものであることが好ましい。また、各切欠き部57は、二枚のマニホールドプレート12、スペーサプレート13及びベースプレート14が各々単独状態にあるときに予め形成しても良いし、キャビティプレート10に積層した状態で形成しても良い。
【0035】
一方、前記圧電アクチュエータ20は、図10に示すように、複数枚の圧電シート21を積層した構造で、特開平4−341851号公報に記載のように、前記各圧電シート21のうち最下段の圧電シート21とそれから上方へ数えて奇数番目の圧電シート21の上面(広幅面)には、前記キャビティープレート10における各圧力室16の箇所ごとに細幅の個別電極(図示せず)が形成されている。下から偶数段目の圧電シート21の上面(広幅面)には、複数個の圧力室16に対して共通のコモン電極(図示せず)が形成されている。前記最上段のトップシートの上面には、その長辺の端縁部に沿って、前記各個別電極の各々に対して電気的に接続した表面電極30と、前記コモン電極に対して電気的に接続した表面電極31とが設けられている(図7参照)。
【0036】
そして、このような構成のプレート型の圧電アクチュエータ20は、前記キャビティープレート10に対して、当該圧電アクチュエータ20における各個別電極が前記キャビティープレート10における各圧力室16の各々に対応するように積層固定される。また、この圧電アクチュエータ20における上側の表面には、前記フレキシブルフラットケーブル40が重ね押圧されることにより、このフレキシブルフラットケーブル40における各種の配線パターン(図示せず)が、前記各表面電極30、31に電気的に接合される。
【0037】
この構成において、前記圧電アクチュエータ20における各個別電極のうち任意の個別電極と、コモン電極との間に電圧を印加することにより、圧電シートのうち前記電圧を印加した個別電極に対応した部分に圧電による積層方向の歪みが発生し、この歪みにて前記各個別電極に対応する圧力室16の内容積が縮小されることにより、この圧力室16内のインクが、ノズル11aから液滴状に噴出して(図10参照)、所定の印字が行われる。
【0038】
次に、ヘッドユニット6及び保護カバー44をヘッドホルダ1に、光硬化型接着剤としての紫外線の照射にて速硬化性を有する変性アクリル樹脂系接着剤等の粘性のあるUV接着剤7により固定する方法について説明する。
【0039】
まず、上述のように、各ヘッドユニット6における左右両長辺としてのキャビティプレート10の左右両長辺には所定の間隔にて所定の径の切欠き部57を形成しておく。
【0040】
次いで、上述のように構成された2つの並設させるヘッドユニット6、6と保護カバー44とを、UV接着剤7にてヘッドホルダ1の底板5に対して同時に固定するか、もしくは、保護カバー44は後に固定するようにしても良い。
【0041】
ヘッドユニット6をヘッドホルダ1に固定するに際して、図8に示すように、例えばノズルプレート11のノズル11aの列の延長方向に隔てられた2つの位置決め孔54a、54aを予め形成しておく。
【0042】
平坦な治具の上面に保護カバー44の下板44bをセットし、さらに、2個のノズルプレート11が保護カバー44の下板44bに穿設された開口窓44a、44aから露出するように配置すると共に、前記各ノズルプレート11における位置決め孔54a、54aを前記治具の上面に突設した位置決めピン(図示せず)に嵌め入れる。この場合、保護カバー44の下板44bの厚さはノズルプレート11よりもわずかに厚いことが望ましい。
【0043】
このようにして、両ヘッドユニット6、6におけるノズル11aの列の間隔が一定で且つ平行状となるようにセットする。それらの上に、ヘッドホルダ1を被せ、ヘッドユニット6、6を支持部8、8の所定位置に対応させると、接着剤流し込み孔9a,9bの長手方向の略中央部の下方に前記各切欠き部57が配置される。この状態で、底板5の上面、すなわち搭載部3側から各接着剤流し込み孔9a,9bを介して筒状注入針56a,56bを差し込み、当該各筒状注入針56a,56bの先端が前記各切欠き部57の内径部内であって、ヘッドユニット6(キャビティプレート10)の下面に近い側まで臨ませる。図6の実施形態では、保護カバー44の底板44aに接近する位置まで差し込む。
【0044】
この状態で、各筒状注入針56a,56bを介して小さい圧力にてUV接着剤7を注入する。このようにすると、注入されたUV接着剤7は、下板44aとキャビティプレート10の側縁における切欠き部57の内径部及び前記各接着剤流し込み孔9a,9bの内径部に充填されるが、前記接着剤流し込み孔9a,9bより外周から下方に突出した近接部5aと、キャビティプレート10の裏面との小さい隙間には、UV接着剤7が侵入しない。
【0045】
次いで、前記底板5の上面から接着剤流し込み孔9a,9bの内部方向に紫外線を照射してUV接着剤7を急速に硬化させ、2個のヘッドユニット6、6及び保護カバー44を一度に底板5に固定するのである。その場合、前記各切欠き部57の内径部及び前記各接着剤流し込み孔9a,9bの内径部に充填されたUV接着剤7が確実に硬化するので、ヘッドユニット6の側縁である、キャビティプレート10の側縁のうち切欠き部57に近い部位と、底板5と、保護カバー44の下板44aとを一体的に強固に固定できるのである。
【0046】
そして、上述のように固定すれば、筒状注入針56a,56bからUV接着剤7を小さい圧力にて注入できるから、粘性を有するUV接着剤7が前記近接部5aとキャビティプレート10の裏面との隙間から圧電アクチュエータ20の側縁側に接近するような大きな拡散・漏出を確実に防止できる。なお、キャビティプレート10と近接部5aとの隙間は、ノズル列の位置を高精度に維持するために、ゼロにはできないが、圧電アクチュエータ20の厚さよりも十分に小さくして、圧電アクチュエータ20に向かってのUV接着剤7の流し込みをできるだけ抑えることが望ましい。その結果、底板5の上面側から接着剤流し込み孔9a,9bを介して照射された紫外線が当たり難い箇所がなくなり、UV接着剤7の未硬化部分の発生も防止できる。また、紫外線の照射が不十分でUV接着剤7が未硬化状態のまま残存することも防止できる。従って、UV接着剤7の未硬化部分が導電性を有する圧電アクチュエータ20の電極部58(図5(b)参照)等の箇所に接触して電気的短絡事故が起こる等の不都合も解消できるのである。
【0047】
なお、各ヘッドユニット6との前面と保護カバー44の下板44bの裏面とを図示しない接着剤にて予め接着固定しておいても良いし、保護カバー44のみを後に接着・固定しても良い。また、前記箱状の保護カバー44の四周の内面とヘッドホルダ1の底板5の段部との間等には、図6に示すように、シリコーン等のシール剤55a、55bを注入してシールし、印刷時や、前記ワイパ部材86によるワイプ時のインクがヘッドユニット6と保護カバー44との隙間に侵入するのを防止する。
【0048】
このように構成すれば、前記圧電アクチュエータ20及びフレキシブルフラットケーブル40の裏面を覆うために注入されたシール剤55a、55bとUV接着剤7の未硬化部分との接触、混合のおそれもなくなるという効果を奏する。
【0049】
なお、例えば、平面視矩形状のヘッドユニット6の四隅近傍に前記流し込み孔9a,9bを配置することにより、UV接着剤7の固化時に、当該接着剤の収縮歪みに伴うヘッドユニット6の位置ずれを極力少なくすることができる。並列させたヘッドユニット6、6の隣接する辺に跨がって流し込み孔9aが広幅で形成されていると、1箇所の流し込み孔9aにUV接着剤7を充填し、紫外線照射で、2つのユニット6、6を一度に固化でき、作業時間の短縮及び製造効率の大幅向上に寄与できる。
【0050】
前記の並列すべきヘッドユニット6の個数は2〜4と任意に構成することができ、ヘッドユニット6におけるキャビティプレート10は金属材料の他、セラミックス材であっても良い。さらに、本発明のインクジェットプリンタの駆動手段は、上記のプレート状の圧電アクチュエータ20の他の形式であっても良いし、静電気により、圧力室の背面を覆う振動板を振動させてインクをノズル11aから吐出させる構成であっても良い。
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【発明の作用・効果】
以上に説明したように、 請求項1に記載の発明のインクジェットプリンタヘッドの製造方法は、前面に列状に配置された複数個のノズルを有するとともに裏面にアクチュエータが配置されたヘッドユニットを、ヘッドホルダの底板に光硬化型接着剤を介して固定してなるインクジェットプリンタヘッドの製造方法において、前記底板に、前記ヘッドユニットの側縁に対向するとともに光硬化型接着剤の注入手段によって接着剤が流し込まれる接着剤流し込み孔を有する前記ヘッドホルダを製作する工程と、前記ヘッドユニットの側縁に、前記接着剤流し込み孔の位置に対応させて前記注入手段の先端の外径よりも大きい内径の切欠き部を有する前記ヘッドユニットを製作する工程と、前記ヘッドユニットのノズル列を囲むような開口窓を有する保護カバーを、その裏面を前記ヘッドユニットの前面に配置する工程と、前記ヘッドユニットを前記ヘッドホルダに、前記切欠き部を前記接着剤流し込み孔に対向させて配置する工程と、前記光硬化型接着剤の注入手段の先端を、前記接着剤流し込み孔から前記切欠き部の内径部内に接近させ、前記保護カバーの裏面に向かって前記光硬化型接着剤を注入する工程とからなることを特徴とするものである。
【0056】
従って、ヘッドユニットの側縁における切欠き部の内径部及び前記各接着剤流し込み孔の内径部に対して光硬化型接着剤が確実に充填するために注入手段から小さい圧力にて光硬化型接着剤を注入することができ、前記接着剤流し込み孔より外周であって底板とヘッドユニットとの間の隙間の小さい箇所には、小さい圧力で粘性を有する光硬化型接着剤が侵入しないようにすることができる。その結果、底板の上面側から接着剤流し込み孔を介して照射された光線が当たり難い箇所がなくなり、光硬化型接着剤の未硬化部分の発生も防止できる。また、光線の照射が不十分で光硬化型接着剤が未硬化状態のまま残存することも防止できる。従って、この種の接着剤の未硬化部分がヘッドユニットにおける導電性を有する部分に接触して電気的短絡事故が起こる等の不都合も解消できるのである。
【0057】
そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法において、前記ヘッドユニットのノズル列を囲むような開口窓を有する保護カバーを、その裏面を前記ヘッドユニットの前面に配置する工程をさらに有し、前記注入手段により前記光硬化型接着剤を注入する工程は、前記接着剤流し込み孔と前記切欠き部と前記保護カバーの裏面とに前記光硬化型接着剤を接触させるものであるから、請求項1に記載の発明による効果に加えて、ヘッドユニットと保護カバーとを同時に固定できるという効果を奏する。
【0058】
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法において、前記ヘッドユニットを前記ヘッドホルダに配置する工程は、複数個のヘッドユニットを前記切欠き部が互いに対向するように、その側縁を互いに対向させて配置するものであるから、隣接するヘッドユニットの対向する切欠き部に対して1つの筒状注入針を差し込んで光硬化型接着剤を注入すれば、一挙に2カ所の切欠き部箇所での注入ができ、作業能率がさらに向上するという効果を奏する。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法において、前記底板には、前記接着剤流し込み孔の外周からヘッドユニットの裏面に向けて突出する近接部を設け、この近接部とヘッドユニットの裏面との間に隙間が形成されているものである。
このようにすると、注入された光硬化型接着剤(UV接着剤)は、切欠き部の内径部及び前記各接着剤流し込み孔の内径部に充填されるが、前記接着剤流し込み孔より外周から下方に突出した近接部と、ヘッドユニットの裏面との小さい隙間には、光硬化型接着剤が侵入しない。即ち、粘性を有する光硬化型接着剤が前記近接部とヘッドユニットの裏面との隙間からアクチュエータの側縁側に接近するような大きな拡散・漏出を確実に防止できる。なお、ヘッドユニットと近接部との隙間は、ノズル列の位置を高精度に維持するために、ゼロにはできないが、アクチュエータの厚さよりも十分に小さくして、アクチュエータに向かっての光硬化型接着剤の流し込みをできるだけ抑えることが望ましい。その結果、底板の上面側から接着剤流し込み孔を介して照射された紫外線が当たり難い箇所がなくなり、光硬化型接着剤の未硬化部分の発生も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用するインクジェットプリンタの斜視図である。
【図2】 インクジェットプリンタヘッドのノズル側を上にした斜視図である。
【図3】 第1実施形態におけるインクジェットプリンタヘッドの部品の分解斜視図である。
【図4】 第1実施形態におけるヘッドホルダの上方から見たインクジェットプリンタヘッドの部品の分解斜視図である。
【図5】 (a)は底板の下面側の拡大平面図、(b)は図5(a)のVb−Vb線矢視拡大断面図である。
【図6】 図5(a)のV−V線矢視断面図である。
【図7】 ヘッドユニットの各部品の斜視図である。
【図8】 キャビティープレートの各部品の斜視図である。
【図9】 キャビティープレートの部分拡大斜視図である。
【図10】 ヘッドユニットの拡大側断面図である。
【図11】 従来の技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドホルダ
5 底板
5a 近接部
6 ヘッドユニット
7 UV接着剤
8 支持部
9a,9b 接着剤流し込み孔
10 キャビティープレート
11 ノズルプレート
11a ノズル
20 圧電アクチュエータ
40 フレキシブルケーブル
44 保護カバー
44a 開口窓
56a,56b 筒状注入針
57 切欠き部

Claims (4)

  1. 前面に列状に配置された複数個のノズルを有するとともに裏面にアクチュエータが配置されたヘッドユニットを、ヘッドホルダの底板に光硬化型接着剤を介して固定してなるインクジェットプリンタヘッドの製造方法において、
    前記底板に、前記ヘッドユニットの側縁に対向するとともに光硬化型接着剤の注入手段によって接着剤が流し込まれる接着剤流し込み孔を有する前記ヘッドホルダを製作する工程と、
    前記ヘッドユニットの側縁に、前記接着剤流し込み孔の位置に対応させて前記注入手段の先端の外径よりも大きい内径の切欠き部を有する前記ヘッドユニットを製作する工程と、
    前記ヘッドユニットのノズル列を囲むような開口窓を有する保護カバーを、その裏面を前記ヘッドユニットの前面に配置する工程と、
    前記ヘッドユニットを前記ヘッドホルダに、前記切欠き部を前記接着剤流し込み孔に対向させて配置する工程と、
    前記光硬化型接着剤の注入手段の先端を、前記接着剤流し込み孔から前記切欠き部の内径部内に接近させ、前記保護カバーの裏面に向かって前記光硬化型接着剤を注入する工程と
    からなることを特徴とするインクジェットプリンタヘッドの製造方法。
  2. 前記注入手段により前記光硬化型接着剤を注入する工程は、前記接着剤流し込み孔と前記切欠き部と前記保護カバーの裏面とに前記光硬化型接着剤を接触させることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法。
  3. 前記ヘッドユニットを前記ヘッドホルダに配置する工程は、複数個のヘッドユニットを前記切欠き部が互いに対向するように、その側縁を互いに対向させて配置することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法。
  4. 前記底板には、前記接着剤流し込み孔の外周からヘッドユニットの裏面に向けて突出する近接部を設け、この近接部とヘッドユニットの裏面との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法。
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