JP4257489B2 - インクジェットプリンタヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電式等のインクジェットプリンタヘッドの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
先行技術のオンディマンド型の圧電式等のインクジェットプリンタヘッドにおいて、印字方向に対してノズル列を直交方向に配置したインクジェットヘッドユニット(以下単にヘッドユニットという)は、複数個のノズルとのそのノズル毎にそれぞれ形成された圧力室と、その複数の圧力室にインクを供給する共通インク室(マニホールド室)等を備えたキャビティユニットと、該キャビティユニットの背面側に設けて前記圧力室のそれぞれに対応する駆動部を有する圧電アクチュエータと、該圧電アクチュエータに電気的信号を送信するフレキシブルフラットケーブルとから構成されていた。このヘッドユニットを、ヘッドホルダの底板に固定する方法として、本出願人は、先に、特許文献1において、ヘッドホルダの底板には、前記ヘッドユニットの側縁及び保護カバーの裏面に露出する接着剤流し込み孔を穿設し、前記底板の下面側に複数のヘッドユニットを並列状に配列し、前記接着剤流し込み孔から光硬化型接着剤、例えばUV接着剤を垂らして、前記底板に対してヘッドユニット及び保護カバーを接着固定する一方、保護カバーの周囲を前記底板に対してシール剤にて接着固定することを提案した。
【0003】
また、このインクジェットプリンタヘッドは、前記ノズル、圧力室、共通インク室及びそれらを連通する開口をそれぞれ形成した複数のプレートを積層してキャビティユニットを構成している。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−144590号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術のように、キャビティユニットを、薄い厚さのプレートであって平面視形状が同じものを複数枚積層した形態を採用すると、キャビティユニットの周囲縁であって厚さ方向の端面が同一面上になるから、この端面部分に接着剤を介してヘッドホルダの底板等に接着固定すると、当該接着面積が不足して接着強度が弱くなるという問題があった。
【0006】
【0007】
【0008】
本発明は、前記従来の問題点を解決すべくなされたものであり、積層したキャビティユニットと他の部品との接着強度を向上させ、また電気的導通を確実にできるようにしたインクジェットプリンタヘッドを提供することを技術的課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記技術的課題を達成するため、請求項1に記載の発明のインクジェットプリンタヘッドは、前面に列状に配置された複数個のノズルと該各ノズル毎の圧力室とそれらに連通するインク流通路とを有した複数枚のプレートを積層してなるキャビティユニットと、前記圧力室毎に選択的に駆動可能な活性部を有してインクを吐出させるアクチュエータとを積層させてなるインクジェットプリンタヘッドにおいて、所定の底板を有し、当該底板に、前記キャビティユニットの積層方向における前記前面と反対側の裏面が対向して固定されるヘッドホルダを有し、前記キャビティユニットは、前記積層方向と直交する方向における側縁部には、積層の下層側のプレートの裏面が順次露出するような段差部を有し、前記キャビティユニットの前記裏面のうち前記段差部を有する側縁部を、その段差部の全域を覆う接着剤を介して前記底板に固定したことを特徴とするものである。
【0010】
そして、請求項2に記載の発明のインクジェットプリンタヘッドは、前面に列状に配置された複数個のノズルと該各ノズル毎の圧力室とそれらに連通するインク流通路とを有した複数枚のプレートを積層してなるキャビティユニットと、前記圧力室毎に選択的に駆動可能な活性部を有してインクを吐出させるアクチュエータとを積層させてなるインクジェットプリンタヘッドにおいて、所定の底板を有し、当該底板に、前記キャビティユニットの積層方向における前記前面と反対側の裏面が対向して固定されるヘッドホルダを有し、前記キャビティユニットは、前記裏面、又は、前記積層方向と直交する方向における側縁部には、積層の下層側のプレートの裏面が順次露出するような段差部を有する切欠き部または孔部を設け、前記キャビティユニットの前記裏面のうち前記段差部を有す る切欠き部または前記段差部を有する孔部を、前記段差部の全域を覆う接着剤を介して前記底板に固定したことを特徴とするものである。
【0011】
【0012】
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記底板には、前記キャビティユニットにおける前記段差部を有する側縁部、または前記段差部を有する切欠き部もしくは前記段差部を有する孔部に対向する接着剤流し込み孔を穿設したものである。
【0013】
さらに、請求項に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記キャビティユニットのノズル列を囲むような開口窓を有する保護カバーを、前記キャビティユニットの前面に配置し、前記キャビティユニット及び保護カバーを前記接着剤にて固定するものである。
【0014】
請求項に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記段差部を有する側縁部、または段差部を有する前記切欠き部もしくは前記段差部を有する前記孔部を有する複数枚のプレートは、前記圧力室が列状に形成されたベースプレートと、該ベースプレートにおける各圧力室にインクを供給するインク流通路及び各圧力室と最外面のノズルプレートにおける各ノズルとをつなぐインク流路を備えたスペーサプレートと、インク供給源からのインクを前記スペーサプレートを介して全ての圧力室にインクを補充するためのマニホールドを備えたマニホールドプレートとを順次積層したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。図1は本発明のインクジェット記録装置としての実施形態の1つであるカラーインクジェットプリンタをを示す斜視図、図2〜図4は、本発明の実施の形態による圧電式のインクジェットプリンタヘッドの斜視図を示し、図5はヘッドユニットとヘッドホルダとの接着・固定図を示す側断面図、図6は要部拡大断面図、図7はヘッドユニットの拡大断面図、図8はキャビティユニットの要素の分解斜視図、図9はキャビティユニットの要部を示す拡大斜視図である。
【0016】
本発明に係るカラーインクジェットプリンタ100は、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のカラーインクがそれぞれ充填されたインクカートリッジ61と、用紙(被記録媒体)62に印字するためのインクジェットヘッドユニット(以下単にヘッドユニットという)6を備えたインクジェットプリンタヘッド63と、前記インクカートリッジ61とインクジェットプリンタヘッド63が搭載されるキャリッジ64と、このキャリッジ64を前記用紙62の搬送方向と直交する方向に往復移動させる駆動ユニット65、キャリッジ64の往復移動方向に延び、前記ヘッドユニット6と対向配置されたプラテンローラ66と、パージ装置67とを備えている。
【0017】
駆動ユニット65は、キャリッジ64の下端部に配置され、プラテンローラ66と平行に延びるキャリッジ軸71と、キャリッジ64の上端部に配置されてキャリッジ軸71と平行に延びるガイド板72と、キャリッジ軸71とガイド板72との間にあって、キャリッジ軸71の両端部に配置される2つのプーリ73、74とこの両プーリ73、74に巻き掛けしたタイミングベルト75とからなる。
【0018】
モータ76の駆動に従って回転する一方のプーリ73からの駆動力によりタイミングベルト75に接合されているキャリッジ64が前記キャリッジ軸71とガイド板72に支持されて直線往復移動できる。
【0019】
図示しない給紙部から矢印方向に搬送される用紙62は前記プラテンローラ66とヘッドユニット6との間に導入されて、後述するようにヘッドユニット6から吐出されるインクにより所定の印字がなされ、その後排紙される。
【0020】
パージ装置67はプラテンローラ66の側方に設けられ、プリンタヘッド63がリセット位置にある時に、ヘッドユニット6に対向するように配置されている。このパージ装置67は、ヘッドユニット6の後述する複数のノズル11aを覆うように当該ノズルの開口面に対して当接するパージキャップ81と、ポンプ82及びカム83と、インク貯留部84とを備えている。プリンタヘッド63がリセット位置にあるときに、ヘッドユニット6の内部に溜まる気泡等を含んだ不良インクを、カム83の駆動によりポンプ82によって吸引することにより、ヘッドユニット6の回復を図るようにしている。なお、吸引された不良インクはインク貯留部84に貯められる。
【0021】
パージ装置67におけるプラテンローラ66側の位置には、パージ装置67に隣接してワイパ部材86が配置されている。このワイパ部材86はへら状に形成されており、キャリッジ64の移動に伴って、ヘッドユニット6のノズル開口面を拭くものである。ノズル開口面を拭く場合に、ワイパ部材86は上方に突出され、ノズル開口面を拭かない場合には下方に後退している。
【0022】
キャップ85は、インクの乾燥を防止するため、印字が終了するとリセット位置に戻されるキャリッジ64に搭載されたヘッドユニット6の複数のノズル11aを覆うものである。
【0023】
インクジェットプリンタヘッド63の第1 実施形態は、図 2及び図 3に示すように、ヘッドホルダ1と、その底板5の下面側に並設した2つのヘッドユニット6、6と、その各ヘッドユニット6の表面のノズル列が露出するようにした開口窓44a、44aが下板44bに設けられて、ヘッドユニット6、6の表面及び前記ヘッドホルダ1に固定した箱状の保護カバー44とにより構成されている。
【0024】
第1実施形態におけるヘッドホルダ1は、図2〜図5に示すように、ポリプロエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂材の射出形成品で、上面開放状(図 3参照)の略箱状に形成されている。この開放部には、その上方からインク供給源としての4つのインクカートリッジ61を着脱自在に装着できる搭載部3を有し、該搭載部3の一側部位には、前記各インクカートリッジ61のインク放出部(図示せず)に接続できるインク供給通路4a,4b,4c,4dがヘッドホルダ1の底板5の下面まで連通するように穿設されている(図3参照)。なお、各インク供給通路4a,4b,4c,4dの外周には、各インクカートリッジ61をインク放出部と密接できるようにしたゴム製のパッキン(図示せず)が配置されている。
【0025】
前記底板5はヘッドユニット6を配設するためのものであり、ヘッドホルダ1の下面(図4にて上面側)から1段突出するようにして水平状に形成されている。この底板5の下面側には、後に詳述するヘッドユニット6を2つ並列させて支持するための2つの支持部8、8が形成されている。該各支持部8には、ヘッドユニット6をUV接着剤7にて固定するための複数の接着剤流し込み孔9a,9bが搭載部3側へ貫通するように形成されている。この複数の接着剤流し込み孔9a,9bは1つのヘッドユニット6に対してその長辺部を適宜間隔にて固定する箇所に形成されている。実施形態では、2つの支持部8、8の一辺(長辺)が隣接する箇所の接着剤流し込み孔9aは、並設する2つのヘッドユニット6、6の裏面に跨がるように広幅に形成されている。
【0026】
前記各支持部8の一側部位には、図4に示すように、前記各インク供給通路4a,4b,4c,4dに連通する開口部50が設けられている。その各開口部50毎の外周を囲繞するように略環状の嵌合溝46が凹み形成されている。そして、前記各嵌合溝46に、軟質のゴム製等のシール性の良好なリング状のパッキン47が嵌合されている。
【0027】
各ヘッドユニット6が前記底板5の下面に対して後述するようにUV接着剤7にて固定された場合に、前記パッキン47の先端がヘッドユニット6おけるインク供給口19a(図8参照)の外周に押圧され、インク供給口19aとの当接箇所が密閉されてインク漏れを防止できるものである。
【0028】
その前にまず、ヘッドユニット6及びその各構成部品の詳細について説明する。ヘッドユニット6は、図7〜図9に示すように、複数枚の金属板製の積層型のキャビティユニット10と、該キャビティユニット10に対してインク非浸透性の接着剤または接着シート41(図7参照)を介して接着・積層されるプレート型の圧電アクチュエータ20と、その上面に外部機器との電気的接続のために重ね接合されたフレキシブルフラットケーブル40とにより構成されている。
【0029】
また、ヘッドユニット6の裏面側であって、最上層のベースプレート14の一端部に穿設されたインク供給口19aの上面には、その上方のインクカートリッジ61から供給されるインク中の塵除去のためのフィルタ29が予め接着剤にて固定されている(図8参照)。キャビティユニット10をヘッドホルダ1に組み付けたとき、インク供給口19aはその周囲を前記パッキン47に押圧する。
【0030】
前記キャビティユニット10は、図8及び図9に示すように構成されている。すなわち、ノズルプレート11、二枚のマニホールドプレート12、スペーサプレート13及びベースプレート14の5枚の薄い金属板をそれぞれ接着剤にて重ね接合した構造であり、実施形態では、ノズルプレート11を除く各プレートは、42%ニッケル合金鋼板製で、50μm〜150μm程度の厚さを有する。
【0031】
前記ノズルプレート11には、複数のノズル11aがその長辺方向(第1の方向)に沿って2列の千鳥状に配列して穿設されている。前記ベースプレート14には、前記ノズル11aの配列に対応して複数の圧力室16が2列の千鳥状に配列して穿設されている。各圧力室16は長手方向の平行な基準線14a、14bからそれぞれベースプレート14の短辺方向に延びている。ベースプレート14の短辺方向中央寄りに位置する各圧力室16の先端16a は、スペーサプレート13及びマニホールドプレート12、12に穿設されたインク流通路としての貫通孔17を介して対応する各ノズル11aに連通している。
【0032】
各圧力室16の他端16bは、図7、図9に示すように、ベースプレート14の下面側に開口するように凹み形成され、スペーサプレート13に穿設された貫通孔18を介してマニホールドプレート12、12の共通インク室(マニホールド室)12a,12bに連通している。共通インク室12a,12bは、2列の圧力室16の各列に対応してそれぞれの列方向に長く形成され、一端をベースプレート14及びスペーサプレート13に穿設されたインク供給口19a,19bに連通している。各共通インク室12a,12bは、上側のマニホールドプレート12に貫通形成された開口12aと下側のマニホールドプレート12に形成された凹部12bとを重ねて形成され、上面がスペーサプレート13で覆われている(図7参照)。
【0033】
これにより、前記インク供給口19a,19bから前記共通インク室12a、12b内に流入したインクは、この共通インク室12a、12bから前記各貫通孔18を通って前記各圧力室16内に分配されたのち、この各圧力室16内から前記貫通孔17、17、17を通って、当該圧力室16に対応するノズル11aに至るという構成になっている(図7及び図9参照)。
【0034】
そして、図8に示すように、前記各プレートの幅方向(ノズル11aの列と直交する方向、短辺方向)の寸法を、前記ベースプレート14の寸法D1、スペーサプレート13の寸法D2(=D1+Δd)、上側のマニホールドプレート12の寸法D3(=D2+Δd)、下側のマニホールドプレート12の寸法D3(=D3+Δd)のごとく、ベースプレート14で最も幅寸法を小さく、下側のマニホールドプレート12の幅寸法を最も広くなるように設定し、このキャビティユニット10に積層するにあたり、各プレート12、12、13、14の一対の長辺部分が下層位置から上層位置に行くに従って階段状になるように重ねた段差部43aを形成するのである(図7及び図6参照)。換言すると、前記キャビティユニット10はその側縁部で下層側のプレートの上面(裏面ともいう)が順次露出するような段差部43aが形成されているものである。
【0035】
一方、前記圧電アクチュエータ20は、特開2001−162796号公報に記載したものと同様の構成であって、複数枚の圧電シート21を積層した構造で、前記各圧電シート21のうち1層おきの所定枚数の圧電シート21の上面(広幅面)には、前記キャビティユニット10における各圧力室16の箇所ごとに細幅の個別電極(図示せず)が印刷形成されている。そのシートと交互に積層される圧電ート21の上面(広幅面、裏面ともいう)には、複数個の圧力室16に対して共通のコモン電極(図示せず)が同じく印刷形成されている。各個別電極及びコモン電極は、圧電アクチュエータ20の側面に沿って延びる側面電極32、33を介して最上段のトップシート23の上面に形成された接続端子(図示せず)に電気的に接続されている。
【0036】
そして、このような構成のプレート型の圧電アクチュエータ20は、前記キャビティユニット10に対して、当該圧電アクチュエータ20における各個別電極が前記キャビティユニット10における各圧力室16の各々に対応するように積層固定される。また、この圧電アクチュエータ20における上側の表面には、前記フレキシブルフラットケーブル40が重ね接合されることにより、このフレキシブルフラットケーブル40における各種の配線パターン(図示せず)が、前記各接続端子に電気的に接合される(図7参照)。
【0037】
この構成において、前記圧電アクチュエータ20における個別電極と、コモン電極との間は、電圧を印加することにより、積層方向の歪みが発生するという圧電素子の活性部に形成されている。この活性部に選択的に歪みを発生することにより、圧力室16の内容積が縮小され、この圧力室16内のインクが、ノズル11aから液滴状に噴出して、所定の印字が行われる。
【0038】
次に、ヘッドユニット6をヘッドホルダ1に対して強固に固定する方法について説明する。この固定に使用する接着剤は、光硬化型接着剤、例えば、紫外線の照射にて速硬化性を有する接着剤としての変性アクリル樹脂系接着剤等の粘性のあるUV接着剤7である。図5及び図6に示すように、2つの並設させるヘッドユニット6、6と保護カバー44とを、UV接着剤7にてヘッドホルダ1の底板5に対して同時に固定するか、もしくは、保護カバー44は後に固定するようにしても良い。
【0039】
ヘッドユニット6をヘッドホルダ1に固定する方法については、例えばノズルプレート11のノズル11aの列の延長方向に隔てられた2つの位置決め孔54a、54aを予め形成しておく(図8参照)。
【0040】
平坦な治具の上面に保護カバー44の下板44bをセットし、さらに、2個のノズルプレート11を保護カバー44の下板44bに穿設された開口窓44a、44aから露出するように配置すると共に、前記各ノズルプレート11における位置決め孔54a、54aを前記治具の上面に突設した位置決めピン(図示せず)に嵌め入れる。この場合、保護カバー44の下板44bの厚さはノズルプレート11よりもわずかに厚いことが望ましい。
【0041】
このようにして、両ヘッドユニット6、6におけるノズル11aの列の間隔が一定で且つ平行状となるようにセットする。それらの上に、ヘッドホルダ1を被せ、ヘッドユニット6、6を支持部8、8の所定位置に対応させてから、底板5の上面、すなわち搭載部3側から接着剤流し込み孔9a,9bにUV接着剤7を流し込み、その後直ちに前記底板5の上面から接着剤流し込み孔9a,9bの内部方向に紫外線を照射してUV接着剤7を急速に硬化させ、2個のヘッドユニット6、6の相互の固定すると共に、ヘッドユニット6、6と保護カバー44と、ヘッドホルダ1とを一度に固定するのである。
【0042】
その場合、各ヘッドユニット6におけるキャビティユニット10の長辺の側端部が段付き状の段差部43aに形成されているから(図6、図7参照)、UV接着剤7との接着面積が大きくなり、この部分の接着強度を大幅に向上させることができる。
【0043】
なお、各ヘッドユニット6との前面と保護カバー44の下板44bの裏面とを図示しない接着剤にて予め接着固定しておいても良いし、保護カバー44のみを後に接着・固定しても良い。また、前記箱状の保護カバー44の四周の内面とヘッドホルダ1の底板5の段部との間等には、図5に示すように、シリコーン等のシール剤55a、55bを注入してシールし、印刷時や、前記ワイパ部材86によるワイプ時のインクがヘッドユニット6と保護カバー44との隙間に侵入するのを防止する。
【0044】
なお、圧電アクチュエータ20の長辺側の側面に形成された側面電極32、33が金属等の導電性を有するキャビティユニット10の裏面と直接接触して短絡しないように、キャビティユニット10の裏面に、前記側面電極32(33)の下端と空間を形成するための絶縁溝95が凹み形成されている。また、図6に示すように、前記各ヘッドユニット6におけるキャビティユニット10の裏面であって圧電アクチュエータ20の外周縁(実施形態では長辺側の縁)より外周寄り部位には、前記接着剤流し込み孔9a,9bの位置よりも内周側に、前記UV接着剤7の流れをせき止めるための溜まり溝93が1条乃至複数条凹み形成されている。
【0045】
他方、前記底板5の下面のうち前記接着剤流し込み孔9a,9bの外周近傍部位を前記ヘッドユニット6(実施形態ではキャビティユニット10)の裏面に対して隙間の小さい近接部5aが形成されているので、前記溜まり溝93は前記近接部5aと対面するように配置する。この構成により、前記接着剤流し込み孔から9a,9bに注入された粘性を有するUV接着剤7が、前記近接部5aにおける1条ないし複数状の溜まり溝93に溜まるから、ヘッドユニット6の裏面側において圧電アクチュエータ20の側縁にUV接着剤7の未硬化部分が接近するような大きな拡散・漏出を確実に防止できる。また、前記溜まり溝93は前記接着剤流し込み孔9a,9bの外周近傍部位にあるから、その溜まり溝93に溜まったUV接着剤7に対して紫外線が当たり易くなり、硬化の促進が図れ、UV接着剤7の未硬化部分の発生を生じ難くすることができる。
【0046】
なお、例えば、平面視矩形状のヘッドユニット6の四隅近傍に前記流し込み孔9a,9bを配置することにより、UV接着剤7の固化時に、当該接着剤の収縮歪みに伴うヘッドユニット6の位置ずれを極力少なくすることができる。並列させたヘッドユニット6、6の隣接する辺に跨がって流し込み孔9aが広幅で形成されていると、1箇所の流し込み孔9aにUV接着剤7を充填し、紫外線照射で、2つのユニット6、6を一度に固化でき、作業時間の短縮及び製造効率の大幅向上に寄与できる。
【0047】
また、前記複数(単数)のキャビティユニット10と保護カバー44とを重ねた状態で、キャビティユニット10に設けた段差部43aの一部分、例えば前記UV接着剤7による接着箇所から離れた箇所に、その厚さ方向の全体を覆うように導電性接着剤96を垂らしてキャビティユニット10と保護カバー44とが同電位になるように電気的に接続させる(図10参照)。あるいは、UV接着剤に代えて導電性接着剤によりキャビティユニット10と保護カバー44とをヘッドホルダ1に固定させる。これにより、キャビティユニット10における金属製の各プレート12、12、13、14間の接着剤が前記段差部43aの一部(付け根部)にはみ出していても、各プレート12、12、13、14の側端面(各プレートの厚さ方向の部分)には前記接着剤のはみ出し部分によるコーティングをされていないので、当該各プレートの側端面の金属の表面を直接前記導電性接着剤が電気的に接続するごとくに覆うことができ、接地(グランド)作業を確実に且つ簡単に行うことができる。なお、保護カバー44は図示しない導電性部材を介してフレキシブルフラットケーブル40のグランド電位線に接続される。キャビティユニット10に設ける段差部43aは、長辺側でなく短辺側に設けるようにしても良いのである。
【0048】
図11は、段差部の第2実施形態を示し、前記プレート12、12、13、14の側縁部には、下層側のプレートの上面が順次露出するような段差を有する切欠き部43bを設ける。この実施形態は、換言すると、下層側のプレートにおける切欠き部43bの領域が小さく、上層のプレート12→13→14に行くに従って切欠き部43bの領域が大きくなるように形成されているものである。なお、この実施形態においては、平面視において、段差を有する切欠き部43bの下層のプレートの上面の一部、例えば、下層のプレートが平面視でL字状に見えるようなものや1つの辺のみ見えるものであっても良く、更に切欠き部43bの平面視形状は四角形ばかりでなく、三角形等の多角状や円弧等の湾曲状であっても良い。最下層のプレートのみ切欠きを省略しても良い。
【0049】
図12に示す段差部の第3実施形態では、キャビティユニット10の積層されたプレート12、12、13、14の広幅面(平面部)に四角形状等の平面視任意形状の孔部43cであって、この孔部43cは、積層の下層側のプレートの上面(裏面ともいう)が順次露出しているように形成されているものである。
【0050】
第2及び第3実施形態の段差を有する切欠き部43bや孔部43cは、接着剤流し込み孔9a,9bと対向する位置に形成される。これにより、各プレートの平面積を増大させることなく、接着剤との接着面積を大幅に増大させることができて、接着強度を強化できるという効果を奏する。また、キャビティユニット10を局部的に強く接着させたい場合に好適な手段となる。
【0051】
前記の並列すべきヘッドユニット6の個数は2〜4と任意に構成することができ、ヘッドユニット6におけるキャビティユニット10は金属材料の他、セラミックス材であっても良い。さらに、本発明のインクジェットプリンタの駆動手段は、上記のプレート状の圧電アクチュエータ20の他の形式であっても良いし、静電気により、圧力室の背面を覆う振動板を振動させてインクをノズル11aから吐出させる構成であっても良い。
【0052】
【発明の作用・効果】
以上に説明したように、請求項1に記載の発明のインクジェットプリンタヘッドは、前面に列状に配置された複数個のノズルと該各ノズル毎の圧力室とそれらに連通するインク流通路とを有した複数枚のプレートを積層してなるキャビティユニットと、前記圧力室毎に選択的に駆動可能な活性部を有してインクを吐出させるアクチュエータとを積層させてなるインクジェットプリンタヘッドにおいて、所定の底板を有し、当該底板に、前記キャビティユニットの積層方向における前記前面と反対側の裏面が対向して固定されるヘッドホルダを有し、前記キャビティユニットは、前記積層方向と直交する方向における側縁部には、積層の下層側のプレートの裏面が順次露出するような段差部を有し、前記キャビティユニットの前記裏面のうち前記段差部を有する側縁部を、その段差部の全域を覆う接着剤を介して前記底板に固定したことを特徴とするものである。
【0053】
このように構成すれば、インクジェットプリンタヘッドを接着剤により固定するとき、キャビティユニットと接着剤との接触面積が増大し、接着強度が増大する。また、各プレートの広幅面を接着剤を介して積層固定した場合に、接着剤が各プレートの端部からはみ出しても、各プレートの側端面をその接着剤にてコーティングしてしまことがないから、各プレートを導電性材料にて形成した場合に、その段差部に導電性接着剤を付着させると、キャビティユニットをグランド電位に確実に接続することが簡単にできる。
【0054】
そして、請求項2に記載の発明のインクジェットプリンタヘッドは、前面に列状に配置された複数個のノズルと該各ノズル毎の圧力室とそれらに連通するインク流通路とを有した複数枚のプレートを積層してなるキャビティユニットと、前記圧力室毎に選択的に駆動可能な活性部を有してインクを吐出させるアクチュエータとを積層させてなるインクジェットプリンタヘッドにおいて、所定の底板を有し、当該底板に、前記キャビティユニットの積層方向における前記前面と反対側の裏面が対向して固定されるヘッドホルダを有し、前記キャビティユニットは、前記裏面、又は、前記積層方向と直交する方向における側縁部には、積層の下層側のプレートの裏面が順次露出するような段差部を有する切欠き部または孔部を設け、前記キャビティユニットの前記裏面のうち前記段差部を有する切欠き部または前記段差部を有する孔部を、前記段差部の全域を覆う接着剤を介して前記底板に固定したことを特徴とするものである。
【0055】
このように構成すれば、請求項1に記載の発明による効果と同様の効果を奏する。
【0056】
【0057】
また、請求項1または2に記載の発明によれば、前記の段差部を有する側縁部や、前記段差部を有する切欠き部もしくは前記段差部を有する孔部は、複数枚のプレートの厚さ方向の側端面が同一面である場合よりも、段差部による横平面の分だけ面積が広くなり、従って、ヘッドホルダの底板とキャビティユニットとを接着剤を介して接着・固定するときの接着剤との接触面積が増大し、接着強度が大きくなるので、強固に固定できるという効果を奏する。そして、キャビティユニットの適宜位置に前記切欠き部もしくは孔部を設けることにより、局部的に接着力を強化させることができるという効果も奏する。
【0058】
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記底板には、前記キャビティユニットにおける前記段差部を有する側縁部、または前記段差部を有する切欠き部もしくは前記段差部を有する孔部に対向する接着剤流し込み孔を穿設したものである。
【0059】
従って、底板に穿設された接着剤流し込み孔側から見ると、前記段差部分が各積層のプレートの階段状の平面部分(上面)が見えることになり、この接着剤流し込み孔側から接着剤を流し込むと、前記階段状の段差部、切欠き部、孔部における平面部と側端面部分の全体に接着剤が確実に接触して接着面積が確実に増大し、もって接着強度を確実に大きくできるという効果を奏する。
【0060】
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記キャビティユニットのノズル列を囲むような開口窓を有する保護カバーを、前記キャビティユニットの前面に配置し、前記キャビティユニット及び保護カバーを前記接着剤にて固定するものであるから、請求項1〜4に記載の発明による効果に加えて、キャビティユニットにおける段差を有する側縁部、切欠き部、孔部に対する接着剤の固定を介して保護カバーとを底板に対して強固に固定できるという効果を奏する。また、ヘッドホルダの底板に対してキャビティユニット及び保護カバーを一挙に同時に固定できるという効果を奏する。
【0061】
請求項に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記段差部を有する側縁部、または段差部を有する前記切欠き部もしくは前記段差部を有する前記孔部を有する複数枚のプレートは、前記圧力室が列状に形成されたベースプレートと、該ベースプレートにおける各圧力室にインクを供給するインク流通路及び各圧力室と最外面のノズルプレートにおける各ノズルとをつなぐインク流路を備えたスペーサプレートと、インク供給源からのインクを前記スペーサプレートを介して全ての圧力室にインクを補充するためのマニホールドを備えたマニホールドプレートとを順次積層したものである。従って、各プレートを積層した平坦で厚さの薄いキャビティユニットを提供することができるとともに、これらのプレートの外周を利用して前記段差部を容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用するインクジェットプリンタの斜視図である。
【図2】 インクジェットプリンタヘッドのノズル側を上にした斜視図である。
【図3】 インクジェットプリンタヘッドの部品の分解斜視図である。
【図4】 ヘッドホルダの上方から見たインクジェットプリンタヘッドの部品の分解斜視図である。
【図5】 要部側断面図である。
【図6】 図5の要部拡大断面図である。
【図7】 ヘッドユニットの拡大側断面図である。
【図8】 キャビティユニットの各部品の斜視図である。
【図9】 キャビティユニットの部分拡大斜視図である。
【図10】 保護カバーに対してキャビティユニットを導電性接着剤にて接着した状態の断面図である。
【図11】 段差を有する切欠き部を示す斜視図である。
【図12】 段差を有する孔部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ヘッドホルダ
5 底板
5a 近接部
6 ヘッドユニット
7 UV接着剤
8 支持部
9a,9b 接着剤流し込み孔
10 キャビティユニット
11 ノズルプレート
11a ノズル
12 マニホールドプレート
13 スペーサプレート
14 ベースプレート
20 圧電アクチュエータ
40 フレキシブルケーブル
43a 段差部
43b 段差を有する切欠き部
43c 段差を有する孔部
44 保護カバー
44a 開口窓

Claims (5)

  1. 前面に列状に配置された複数個のノズルと該各ノズル毎の圧力室とそれらに連通するインク流通路とを有した複数枚のプレートを積層してなるキャビティユニットと、前記圧力室毎に選択的に駆動可能な活性部を有してインクを吐出させるアクチュエータとを積層させてなるインクジェットプリンタヘッドにおいて、
    所定の底板を有し、当該底板に、前記キャビティユニットの積層方向における前記前面と反対側の裏面が対向して固定されるヘッドホルダを有し、
    前記キャビティユニットは、前記積層方向と直交する方向における側縁部には、積層の下層側のプレートの裏面が順次露出するような段差部を有し、
    前記キャビティユニットの前記裏面のうち前記段差部を有する側縁部を、その段差部の全域を覆う接着剤を介して前記底板に固定したことを特徴とするインクジェットプリンタヘッド。
  2. 前面に列状に配置された複数個のノズルと該各ノズル毎の圧力室とそれらに連通するインク流通路とを有した複数枚のプレートを積層してなるキャビティユニットと、前記圧力室毎に選択的に駆動可能な活性部を有してインクを吐出させるアクチュエータとを積層させてなるインクジェットプリンタヘッドにおいて、
    所定の底板を有し、当該底板に、前記キャビティユニットの積層方向における前記前面と反対側の裏面が対向して固定されるヘッドホルダを有し、
    前記キャビティユニットは、前記裏面、又は、前記積層方向と直交する方向における側縁部には、積層の下層側のプレートの裏面が順次露出するような段差部を有する切欠き部または孔部を設け、
    前記キャビティユニットの前記裏面のうち前記段差部を有する切欠き部または前記段差部を有する孔部を、前記段差部の全域を覆う接着剤を介して前記底板に固定したことを特徴とするインクジェットプリンタヘッド。
  3. 前記底板には、前記キャビティユニットにおける前記段差部を有する側縁部、または前記段差部を有する切欠き部もしくは前記段差部を有する孔部に対向する接着剤流し込み孔を穿設したことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットプリンタヘッド。
  4. 前記キャビティユニットのノズル列を囲むような開口窓を有する保護カバーを、前記キャビティユニットの前面に配置し、前記キャビティユニット及び保護カバーを前記接着剤にて固定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッド。
  5. 前記段差部を有する側縁部、または段差部を有する前記切欠き部もしくは前記段差部を有する前記孔部を有する複数枚のプレートは、前記圧力室が列状に形成されたベースプレートと、該ベースプレートにおける各圧力室にインクを供給するインク流通路及び各圧力室と最外面のノズルプレートにおける各ノズルとをつなぐインク流路を備えたスペーサプレートと、インク供給源からのインクを前記スペーサプレートを介して全ての圧力室にインクを補充するためのマニホールドを備えたマニホールドプレートとを順次積層したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェットプリンタヘッド。
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