JP2002144537A - ブランケット胴清掃装置 - Google Patents

ブランケット胴清掃装置

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JP2002144537A
JP2002144537A JP2000350888A JP2000350888A JP2002144537A JP 2002144537 A JP2002144537 A JP 2002144537A JP 2000350888 A JP2000350888 A JP 2000350888A JP 2000350888 A JP2000350888 A JP 2000350888A JP 2002144537 A JP2002144537 A JP 2002144537A
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tray
cassette
blanket cylinder
cleaning sheet
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JP2000350888A
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Hiroyuki Aoki
宏之 青木
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Shimizu Seisaku KK
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Shimizu Seisaku KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブランケット胴を清掃する清掃用シートSの
交換を容易にできるブランケット胴清掃装置11を提供す
る。 【解決手段】 印刷機に対して着脱されるカセット12
に、清掃用シートSに洗浄液を供給する受皿51、および
受皿51内に清掃用シートSを導くガイド体52を配置す
る。開閉手段54により、受皿51を上下方向に移動させて
ガイド体52との間を開閉させる。カセット12を印刷機か
ら外すことなく、受皿51とガイド体52との間を開放させ
ることができて、清掃用シートSの交換を容易にでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブランケット胴を
清掃するブランケット胴清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷機のブランケット胴を清掃す
るブランケット胴清掃装置では、例えば、特開平7−3
2928号公報に記載されているように、清掃ヘッドに
より洗浄液を含んだ清掃用シートを回転するブランケッ
ト胴に押し付け、ブランケット胴の表面に付着している
インクや紙粉などの汚れを取り除いている。
【0003】このようなブランケット胴清掃装置では、
印刷機に対して着脱可能とするカセット式を採用してお
り、このカセットには、清掃用シートに洗浄液を供給す
る受皿、この受皿内に清掃用シートを導くガイド体、ブ
ランケット胴に押し付けるための清掃ヘッド、および清
掃ヘッドの部分から排出される清掃済みの清掃用シート
を巻き取る巻取軸などが配設されている。これら、受
皿、ガイド体、清掃ヘッドは、カセットに対してボルト
などで固定されている。
【0004】清掃用シートは、長尺の帯状でかつロール
軸に巻回したロール状態でカセットに装着され、清掃作
業時には、清掃用シートが、受皿とガイド体との間、お
よび清掃ヘッドを経て、巻取軸に巻き取られる。
【0005】また、清掃作業に伴って、カセットに装着
されている清掃用シートを使い終わった場合には、清掃
用シートを交換する。この清掃用シートの交換では、受
皿内にガイド体が進入していて、この状態の受皿とガイ
ド体との間に交換しようとする新しい清掃用シートの先
端を通すことが困難であるため、および、カセットを印
刷機に装着した状態では受皿またはガイド体をカセット
に固定しているボルトを外すことが困難であるため、カ
セットを印刷機から一旦取り外して作業をするようにし
ている。
【0006】すなわち、カセットを印刷機から取り外
し、巻取軸に巻き取られた使用済みの清掃用シートを外
し、受皿またはガイド体をカセットに固定しているボル
トを外してこれら受皿とガイド体との間を開き、次に、
新しい清掃用シートをカセットに装着し、清掃用シート
の先端を開いた受皿とガイド体との間、および清掃ヘッ
ドを経て、巻取軸に連結し、次に、受皿またはガイド体
をカセットに対して元の位置に戻してボルトで固定した
後、カセットを印刷機に装着している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ブランケット胴清掃装置では、清掃用シートを交換する
場合、カセットを印刷機から一旦取り外し、受皿または
ガイド体をカセットに固定しているボルトを外してこれ
ら受皿とガイド体との間を開かなければならず、また、
逆の手順で、カセットを印刷機に戻さなければならず、
清掃用シートの交換に手間がかかる問題がある。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、清掃用シートの交換を容易にできるブランケット
胴清掃装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のブランケ
ット胴清掃装置は、ブランケット胴を清掃する清掃用シ
ートに洗浄液を供給する受皿と、この受皿内に清掃用シ
ートを導くガイド体と、前記受皿とガイド体との間を開
閉させる開閉手段とを具備しているものである。
【0010】そして、開閉手段により受皿とガイド体と
の間を開閉させることができるため、受皿とガイド体と
の間を開放させることで、清掃用シートの交換が容易に
なる。
【0011】請求項2記載のブランケット胴清掃装置
は、印刷機に対して着脱されるカセットと、このカセッ
トに配置され、印刷機のブランケット胴を清掃する清掃
用シートに洗浄液を供給する受皿と、前記カセットに配
置され、前記受皿内に清掃用シートを導くガイド体と、
前記カセットに配置され、前記受皿を上下方向に移動さ
せてガイド体との間を開閉させる開閉手段とを具備して
いるものである。
【0012】そして、開閉手段により受皿を上下させて
ガイド体との間を開閉させることができるため、カセッ
トを印刷機から外すことなく、受皿とガイド体との間を
開放させることができて、清掃用シートの交換が容易に
なる。
【0013】請求項3記載のブランケット胴清掃装置
は、請求項2記載のブランケット胴清掃装置において、
開閉手段は、受皿に連結された連結部、この連結部に設
けられ受皿の上昇位置で清掃装置本体側に係止するフッ
ク、およびこのフックを清掃装置本体側に対して係脱さ
せる操作部を有しているものである。
【0014】そして、開閉手段の操作部によりフックを
清掃装置本体側に対して係脱させるため、連結部を介し
て受皿を容易に上下させることが可能となるとともに、
フックを清掃装置本体側に係止させることで受皿とガイ
ド体との閉状態を確実に維持可能とする。
【0015】請求項4記載のブランケット胴清掃装置
は、請求項1ないし3いずれか記載のブランケット胴清
掃装置において、開閉手段は、受皿とガイド体との閉方
向に付勢する付勢手段を備えているものである。
【0016】そして、開閉手段の付勢手段により、受皿
とガイド体との閉方向に付勢するため、受皿とガイド体
との間を開閉可能な構造としても、受皿とガイド体との
閉状態を確実に維持可能とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0018】図2および図3において、ブランケット胴
清掃装置11は、ブランケット胴Bを備えた印刷機に設置
されて、清掃用シートSを用いてブランケット胴Bを清
掃するもので、清掃装置本体としてのカセット12を備え
るとともに、このカセット12の両端を印刷機側に支持し
てブランケット胴Bの周面に接近(以後、前進と呼び、
この前進方向をカセット12の前側とする)および離反
(以後、後退と呼び、この後退方向をカセット12の後側
とする)移動つまり進退移動させる進退機構13を備えて
いる。
【0019】清掃用シートSは、例えば、不織布など
で、ブランケット胴Bの幅に対応して幅広で帯状に形成
され、円筒状の紙管16にロール状に巻き付けられてい
る。紙管16の両端は清掃用シートSの両縁より突出され
ている。
【0020】また、カセット12は、ブランケット胴Bの
幅方向に横長に形成され、その両端に一対のカセットフ
レーム21を備え、これら両カセットフレーム21が断面略
L字形の支持体22および図示しない複数の連結軸によっ
て一体的に連結されている。
【0021】両端のカセットフレーム21の後部側には、
清掃用シートSの紙管16が装着される紙管受溝25が形成
され、この紙管受溝25の下側でカセットフレーム21間に
紙管16にロール状に巻き付けられた清掃用シートSの周
面が載置される断面略円弧状の清掃用シート受台26が配
設されている。紙管受溝25は、清掃用シート受台26に載
置されるロール状の清掃用シートSの径に応じて紙管16
が移動可能に長溝状に形成され、その紙管受溝25の開口
部分には紙管16を押える紙管押え27が配設されている。
紙管押え27は、紙管受溝25に対する紙管16の着脱を許容
するとともに、図示しないスプリングによる付勢によっ
て紙管受溝25に装着された紙管16を清掃用シート受台26
側に押えるように作用する。
【0022】両端のカセットフレーム21の間には、清掃
用シート受台26に載置されたロール状の清掃用シートS
の前側に位置して、清掃用シート受台26の部分から引き
出されて清掃に用いられた清掃用シートSを巻き取る円
筒状の巻取軸28が回転自在に取り付けられている。巻取
軸28の両端には各カセットフレーム21に対して巻取軸28
を回転自在に支持する軸受29が配置され、巻取軸28の周
面には軸方向に沿って溝部30が形成されている。
【0023】両端のカセットフレーム21の間には、巻取
軸28の近傍に位置してレール31が架設され、このレール
31に沿ってカッタ32がスライド可能に取り付けられてい
る。そして、カッタ32の先端を巻取軸28の溝部30に進入
させ、カッタ32をレール31に沿ってスライドさせること
により、巻取軸28に巻き取られた清掃用シートSを幅方
向に全域にわたって半径方向に切断し、巻取軸28から清
掃用シートSを取り除くことができる。なお、シート切
断時以外には、カッタ32は巻取軸28の溝部30から退避さ
れ、巻取軸28の回動が許容されている。
【0024】また、支持体22の前面には、清掃用シート
Sの横幅より幅広の清掃ヘッド41が取り付けられてい
る。この清掃ヘッド41は、支持体22に取り付けられるベ
ース42を有し、このベース42の前面に両面接着テープ43
によって例えばスポンジなどの軟質材のパッド44が取り
付けられている。パッド44の前面には、例えば、フッ素
化合物などで、非粘着性、低摩擦性、耐磨耗性、および
化学的安定性などの特性に優れた柔軟なフィルム45が配
置されている。このフィルム45は、パッド44の幅と略同
幅に形成されており、上下縁がベース42の上下面にボル
ト止めされる押え部材46で挟持されて取り付けられてい
る。
【0025】また、支持体22の下側には、清掃用シート
Sの横幅より幅広に形成された受皿51およびこの受皿51
内に清掃用シートSを導くガイド体52が配設されてい
る。
【0026】受皿51は、上面に凹部53が形成されてお
り、開閉手段54によりカセットフレーム21に対して上下
動可能に支持されている。
【0027】ガイド体52は、支持体22の下面に取り付け
られ、内部に液溜り空間55が形成され、この液溜り空間
55にカプラ56からチューブ57を通じて洗浄液が供給され
る。カプラ56には、洗浄液を供給する図示しない洗浄液
供給部が接続される。ガイド体52の液溜り空間55に供給
された洗浄液は、ガイド体52に形成された図示しない複
数の小孔から外部に流出し、受皿51内に受け入れられ、
清掃用シートSに含浸される。
【0028】開閉手段54は、両端のカセットフレーム21
の外側に配設され、受皿51をカセットフレーム21に対し
て上下方向に移動させて、ガイド体52との間を開閉す
る。受皿51は、図示しない移動機構によりカセットフレ
ーム21に対して上下動し、この移動機構は、例えば、カ
セットフレーム21に上下方向に沿って長溝を設け、この
長溝に沿って受皿51を上下方向に移動させたり、あるい
は、カセットフレーム21に上下方向に沿ってガイドレー
ルを設け、このガイドレールに沿って受皿51を上下方向
に移動させるように構成する。
【0029】図1に示すように、開閉手段54は、カセッ
トフレーム21の外面に対して図示しないガイドにより上
下方向に移動可能に配設された連結部としての連結レバ
ー58を有し、この連結レバー58の下端に受皿51を支持す
る受皿支持部59が連結されている。つまり、受皿支持部
59は、両端が両端のカセットフレーム21の外側に配設さ
れた連結レバー58で支持され、これら連結レバー58と一
体的に上下方向に移動される。受皿支持部59上には、受
皿51を上方に付勢してガイド体52に押し付ける付勢手段
としての板ばね60が配設されている。
【0030】連結レバー58の上端には馬蹄形のフック61
が連結ピン62を介して回動可能に連結され、このフック
61が両端のカセットフレーム21の外面から突設された引
掛部63に係脱される。フック61の先端にはフック61を引
掛部63に対して係脱させる操作部64が突設されている。
そして、フック61を引掛部63に引っ掛けた状態で、受皿
51が上昇し、ガイド体52との間が閉状態となって、清掃
用シートSに洗浄液を供給する定位置に位置される。
【0031】また、図3に示すように、進退機構13は、
印刷機側に固定的に取り付けられる両端の固定フレーム
71、およびカセット12の両端を支持して各固定フレーム
71に対して前後方向にスライド可能に取り付けられる移
動フレーム72を有している。
【0032】各固定フレーム71は、相対向して設けられ
る固定板73を有し、これら固定板73の相対する内面に断
面略V字状の溝を周面に有する複数のローラ74が上下前
後位置にそれぞれ回転自在に取り付けられている。
【0033】各移動フレーム72は、上下縁が断面略V字
状に突出形成されて各固定フレーム71の上下のローラ74
間に前後方向にスライド自在に取り付けられたスライド
板75を有し、これら各スライド板75にはカセット12の各
カセットフレーム21が着脱可能に取り付けられる連結板
76が取り付けられている。
【0034】各固定フレーム71の固定板73の後縁部に、
略L字状のブラケット77を介して、進退駆動手段として
のエアシリンダ78が取り付けられ、このエアシリンダ78
の作動によって前後方向に進退するロッド79が各移動フ
レーム72のスライド板75に連結されている。そして、エ
アシリンダ78の作動によって、カセット12を、清掃ヘッ
ド41がブランケット胴Bに接触する前進位置(清掃位
置)と離反する後退位置(退避位置)との間で進退移動
される。
【0035】また、カセット12の一端側には、カセット
12の進退移動に連動して巻取軸28を清掃用シートSの巻
取方向に回動させる連動手段81が配設されている。この
連動手段81は、図4に示すように、カセット12の一端側
のカセットフレーム21の外面に支持ピン82を介して中間
部が揺動可能に軸支された連動レバー83を有し、この連
動レバー83の一端に固定側連結体84の一端が連結ピン85
を介して回動可能に連結され、この固定側連結体84の他
端が固定フレーム71から突設された固定ピン86に回動可
能に連結されている。
【0036】巻取軸28の一端の軸受29の内部には回動体
87が巻取軸28と同軸に回動可能に配設され、この回動体
87から突出するレバー部88に連動レバー83の他端が連結
ピン89を介して遊動可能に連結される長孔90が形成され
ている。回動体87と巻取軸28との間にはワンウェイクラ
ッチ91が介在され、このワンウェイクラッチ91により巻
取軸28の巻取方向へのみ回動体87から巻取軸28に回動力
を伝達するように構成されている。
【0037】次に、ブラケット胴清掃装置11の作用を説
明する。
【0038】まず、カセット12が進退機構13つまり印刷
機側に装着された装着状態での、清掃用シートSの装着
について説明する。
【0039】清掃用シートSをロール状に巻き付けた紙
管16の両端をカセット12の紙管受溝25に挿入するととも
に、ロール状の清掃用シートSを清掃用シート受台26に
載置し、紙管16の両端を紙管押え27で押える。
【0040】清掃用シート受台26の箇所から、清掃用シ
ートSの先端を、受皿51とガイド体52との間、および清
掃ヘッド41の前側を通じて、巻取軸28に導き、巻取軸28
の溝部30に差し込む。この状態で、巻取軸28を巻取方向
に回動させて清掃用シートSを巻き付けることにより、
清掃用シートSを巻取軸28に連結する。このとき、巻取
軸28を巻取方向に回動は、ワンウェイクラッチ91によっ
て許容されている。
【0041】清掃用シートSの先端を、受皿51とガイド
体52との間に通す際には、カセット12の両端に配設され
ている開閉手段54によって受皿51をガイド体52に対して
下降させ、受皿51とガイド体52との間の間隙を広く開け
る。すなわち、図1(a)に示すように、フック61を引掛
部63に引っ掛けた状態では、受皿51が上昇し、ガイド体
52との間が閉状態となって清掃用シートSに洗浄液を供
給可能とする定位置に位置しているが、図1(b)に示す
ように、操作部64により、フック61を引掛部63から外す
ことにより、連結レバー58および受皿支持部59とともに
受皿51が下降し、受皿51とガイド体52との間の間隙が広
く開く。このように、受皿51とガイド体52との間の間隙
を広く開けることにより、受皿51とガイド体52との間隙
に、清掃用シートSを通しやすいとともに、清掃用シー
トSを操作する手が入りやすく、清掃用シートSを簡単
に通すことができる。
【0042】清掃用シートSを巻取軸28に連結した後、
操作部64を引き上げながら、フック61を引掛部63に引っ
掛けることにより、連結レバー58および受皿支持部59と
ともに受皿51が上昇し、ガイド体52との間が閉状態とな
って清掃用シートSに洗浄液を供給可能とする定位置に
復帰する。受皿支持部59の板ばね60によって受皿51を上
方に付勢してガイド体52に押し付ける。
【0043】次に、ブランケット胴Bの清掃動作につい
て説明する。
【0044】清掃待機状態すなわち印刷許容状態では、
各エアシリンダ78によって各移動フレーム72を介してカ
セット12が後方の後退位置に移動していて、図4(a)に
示すように、カセット12の清掃ヘッド41がブランケット
胴Bの周面に対して離反している。
【0045】そして、ブランケット胴Bを清掃するに
は、洗浄液供給部からカプラ56およびチューブ57を通じ
てガイド体52の液溜り空間55に洗浄液を供給し、液溜り
空間55から多数の小孔を通じてガイド体52の外部に洗浄
液を噴出させて、洗浄液を受皿51内で清掃用シートSに
含浸させる。
【0046】図4(b)に示すように、各エアシリンダ78
を作動させて各移動フレーム72を介してカセット12を前
進させ、清掃ヘッド41によりフィルム45を介して清掃用
シートSをブランケット胴Bの周面に圧接させる。印刷
機の駆動機構によりブランケット胴Bを図4(b)矢印方
向に回転させる。これにより、洗浄液を含浸した清掃用
シートSによってブランケット胴Bの周面を擦りながら
清掃し、ブランケット胴Bの周面に付着しているインキ
や紙粉などの汚れを除去する。
【0047】カセット12を後退位置から前進位置に移動
させることにより、連動手段81を介して巻取軸28が巻取
方向に回動し、清掃用シートSを所定量分巻き取る。す
なわち、カセット12がブランケット胴Bに向けて前進し
ても、固定側連結体84が固定ピン86を介して固定フレー
ム71に連結されていて、この固定側連結体84で連動レバ
ー83の一端の前進移動が規制されるので、カセット12の
前進に伴って連動レバー83が支持ピン82を中心として図
4(a)の状態から図4(b)の状態に時計回り方向に回動
し、この連動レバー83の他端で回動体87のレバー部88が
図4反時計回り方向つまり巻取方向に回動し、この回動
体87の反時計回り方向への回動により、ワンウェイクラ
ッチ91を介して巻取軸28が巻取方向に回動し、巻取軸28
で清掃用シートSを所定量分巻き取る。
【0048】カセット12が前進位置から後退位置に移動
する場合には、図4(b)において、連動レバー83が反時
計回り方向に回動して、回動体87が時計回り方向つまり
反巻取方向に回動するが、ワンウェイクラッチ91を介し
て、巻取軸28が反巻取方向に回動することはない。
【0049】そして、清掃動作中は、エアシリンダ78の
駆動によりカセット12の進退を繰り返し、巻取軸28が巻
取方向に順次回動する。この巻取軸28の巻取方向への回
動により、清掃ヘッド41で清掃に使用された部分を巻き
取り、使用されていない部分を清掃ヘッド41の部分に送
って清掃に使用し、ブランケット胴Bを清掃する。
【0050】そして、ブランケット胴Bの清掃が完了し
たら、カセット12を後退位置に移動させ、ブランケット
胴Bの回転を停止させる。
【0051】また、紙管16に巻回された清掃用シートS
を使用し終われば、カッタ32により巻取軸28の使用済み
の清掃用シートSを切断して取り外し、新しい清掃用シ
ートSに交換する。
【0052】すなわち、巻取軸28の溝部30がカッタ32の
位置に対応するように位置合わせし、カッタ32を巻取軸
28の溝部30の一端側に進入させるとともに、カッタ32を
巻取軸28の軸方向に沿って他端方向へ移動させること
で、カッタ32で清掃用シートSをシート幅方向の全域に
わたって半径方向に切断し、この切断した清掃用シート
Sを巻取軸28の周囲から外して排除する。紙管受溝25に
残っている紙管16を紙管受溝25から外して排除する。
【0053】使用済みの清掃用シートSおよび紙管16を
排除したら、上述したように、新しい清掃用シートSを
装着する。
【0054】以上のように、開閉手段54により受皿51を
上下させてガイド体52との間を開閉させることができる
ため、カセット12を印刷機から外すことなく、受皿51と
ガイド体52との間を開放させることができて、清掃用シ
ートSの交換を容易にできる。
【0055】また、開閉手段54の操作部64によりフック
61をカセット12の引掛部63に対して係脱させることによ
り、受皿51を容易に上下させることができるとともに、
フック61をカセット12の引掛部63に係止させることで受
皿51とガイド体52との閉状態を確実に維持できる。
【0056】また、開閉手段54の板ばね60により、受皿
51とガイド体52との閉方向に付勢するため、受皿51とガ
イド体52との間を開閉可能な構造としても、受皿51とガ
イド体52との閉状態を確実に維持できる。
【0057】なお、開閉手段54は、ガイド体52を移動さ
せて、あるいは受皿51およびガイド体52の両方を移動さ
せて、受皿51とガイド体52との間を開閉させるようにし
てもよく、同様の作用効果が得られる。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載のブランケット胴清掃装置
によれば、開閉手段により受皿とガイド体との間を開閉
させることができるため、受皿とガイド体との間を開放
させることで、清掃用シートの交換を容易にできる。
【0059】請求項2記載のブランケット胴清掃装置に
よれば、開閉手段により受皿を上下させてガイド体との
間を開閉させることができるため、カセットを印刷機か
ら外すことなく、受皿とガイド体との間を開放させるこ
とができて、清掃用シートの交換を容易にできる。
【0060】請求項3記載のブランケット胴清掃装置に
よれば、請求項2記載のブランケット胴清掃装置の効果
に加えて、開閉手段の操作部によりフックを清掃装置本
体側に対して係脱させるため、連結部を介して受皿を容
易に上下させることができるとともに、フックを清掃装
置本体側に係止させることで受皿とガイド体との閉状態
を確実に維持できる。
【0061】請求項4記載のブランケット胴清掃装置に
よれば、請求項1ないし3いずれか記載のブランケット
胴清掃装置の効果に加えて、開閉手段の付勢手段によ
り、受皿とガイド体との閉方向に付勢するため、受皿と
ガイド体との間を開閉可能な構造としても、受皿とガイ
ド体との閉状態を確実に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブランケット胴清掃装置の一実施の形
態を示し、(a)は通常状態の概略の側面図、(b)は清掃用
シートの交換時の概略の側面図である。
【図2】同上ブランケット胴清掃装置の断面図である。
【図3】同上ブランケット胴清掃装置の平面図である。
【図4】同上ブランケット胴清掃装置を示し、(a)は後
退状態での概略の側面図、(b)は進出状態での概略の側
面図である。
【符号の説明】
11 ブランケット胴清掃装置 12 清掃装置本体としてのカセット 51 受皿 52 ガイド体 54 開閉手段 58 連結部としての連結レバー 60 付勢手段としての板ばね 61 フック 64 操作部 B ブランケット胴 S 清掃用シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブランケット胴を清掃する清掃用シート
    に洗浄液を供給する受皿と、 この受皿内に清掃用シートを導くガイド体と、 前記受皿とガイド体との間を開閉させる開閉手段とを具
    備していることを特徴とするブランケット胴清掃装置。
  2. 【請求項2】 印刷機に対して着脱されるカセットと、 このカセットに配置され、印刷機のブランケット胴を清
    掃する清掃用シートに洗浄液を供給する受皿と、 前記カセットに配置され、前記受皿内に清掃用シートを
    導くガイド体と、 前記カセットに配置され、前記受皿を上下方向に移動さ
    せてガイド体との間を開閉させる開閉手段とを具備して
    いることを特徴とするブランケット胴清掃装置。
  3. 【請求項3】 開閉手段は、受皿に連結された連結部、
    この連結部に設けられ受皿の上昇位置で清掃装置本体側
    に係止するフック、およびこのフックを清掃装置本体側
    に対して係脱させる操作部を有していることを特徴とす
    る請求項2記載のブランケット胴清掃装置。
  4. 【請求項4】 開閉手段は、受皿とガイド体との閉方向
    に付勢する付勢手段を備えていることを特徴とする請求
    項1ないし3いずれか記載のブランケット胴清掃装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103331279A (zh) * 2013-06-21 2013-10-02 重庆太初新能源有限公司 车载清洁系统

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