JP2002144322A - コンクリート構造物の吊下・取付用インサート取付装置 - Google Patents

コンクリート構造物の吊下・取付用インサート取付装置

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JP2002144322A JP2000347152A JP2000347152A JP2002144322A JP 2002144322 A JP2002144322 A JP 2002144322A JP 2000347152 A JP2000347152 A JP 2000347152A JP 2000347152 A JP2000347152 A JP 2000347152A JP 2002144322 A JP2002144322 A JP 2002144322A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンクリート構造物に埋め込まれる締付型の
インサートを、成型用金型の所定の位置に容易かつ確実
に固定できるコンクリート構造物の吊下・取付用インサ
ート取付装置を提供する。 【解決手段】 吊下・取付用インサート10の外径より
も大きい直径を有するインサート挿入孔5に着脱可能に
取り付けられる固定具20を備え、この固定具20は、
外枠1に設けたインサート挿入孔5の雌ネジと噛み合う
雄ネジを外周面に形成した固定具本体と、インサート本
体の中心孔内に形成した雌ネジと噛み合う螺合部22
と、この螺合部22側とは反対側にフランジ部24とを
有し、固定具本体に形成した雄ネジと、インサート本体
の内周面に形成した雌ネジが同一ピッチである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物の吊下・取付用インサート取付装置に関し、特に、コ
ンクリート構造物の壁面に吊下・取付用の締付金具等の
金具類を取り付けるための締付型のインサートを所定の
位置に正確に取付けるために使用されるコンクリート構
造物の締付型吊下・取付用インサート取付装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】地下ケーブル敷設用の地下構造物、ある
いは建築パーツ等の多くのコンクリート構造物の製造
は、構造物の形状に構成された型枠を開き、その型内に
配筋を配置し、ついで構造物自体を吊上げまたは吊下
げ、もしくは備品を取り付けるためのインサートを型枠
内面に取り付け、コンクリート固化後の型枠取り外しを
容易にするための剥離剤を型枠の内側に塗布した後に型
枠内に生コンクリートを流し込むという工程で行われて
いる。
【0003】このような吊下・取付用の締付型インサー
トは一般に、先端にアンカー部を有し、内周面に雌ネジ
を設けた有底円筒状のもので、コンクリート構造物の内
部に、その解放端面がコンクリート構造物の外側面と一
致するように埋設される。このコンクリート構造物を吊
り下げる場合には、この締付型インサートに、その雌ネ
ジと螺合する雄ネジを有する吊下・取付用の締付金具が
取り付けられるようになっている。このような締付型吊
下・取付用インサートは、例えば特開平11−3480
24号公報等に開示されている。
【0004】従来、この締付型吊下・取付用インサート
を、上記のようなコンクリート構造物の所定の位置に取
り付ける作業は、コンクリート構造物の成型用金型の内
枠と外枠との間の所定の位置に配筋をセットした後、外
枠の所定の位置に設けられている取付孔の位置に合わせ
て締付型吊下・取付用インサートを保持し、外枠の外側
から取付孔を貫通して挿入された取付ボルトを締付型吊
下・取付用インサートの雌ネジに螺合させることによ
り、締付型吊下・取付用インサートを所定の位置に固定
するという手順で行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような方法でコ
ンクリート構造物を製造する場合、成型用金型内の所定
の位置に締付型吊下・取付用インサートを固定するため
には、外枠の内側に作業員が入り、所定の位置に締付型
吊下・取付用インサートを保持し、外枠の外側にいる別
の作業員が、外枠に設けた取付孔を貫通して固定部材を
締付型吊下・取付用インサートに螺合させることが必要
である。また製造しようとするコンクリート構造物の構
造やサイズによっては、外枠の内側に作業員が入れない
場合、配筋が障害となり外枠内側の作業員が手を入れる
ことができないこともあり、このような場合には、成型
用金型のインサート取付位置近辺を一旦切開いたり、全
体を外しスライドさせてインサートを取付けた後、成型
用金型を再びもとの状態に戻す必要があった。
【0006】このような従来の作業手順では、締付型の
吊下・取付用インサートの取付作業に長時間を要するこ
とは避けられず、また成型用金型である外枠が組立てら
れた状態から一旦開いて吊下・取付用インサートを取付
ける場合には、取付位置の微調整が困難となるため、吊
下・取付用インサートを所定の位置まで挿入するのに配
筋が邪魔になり、正しい位置もしくは角度に吊下・取付
用インサートを保持できない、さらには、吊下・取付用
インサートが当たる部分の鉄筋を切断除去せざるを得
ず、コンクリート構造物の強度、安全性に影響を与える
等の不都合があった。
【0007】本発明の目的は、従来のコンクリート構造
物のインサート取付作業に伴う上記のような不都合をな
くし、成型用金型のサイズや形状に影響されることな
く、締付型の吊下・取付用インサートを所定の位置で成
型用金型に容易に固定できるようにしたコンクリート構
造物のインサート取付装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るコンクリート構造物の吊下・取付用イ
ンサート取付装置は、コンクリート構造物を成型するた
めの成型用金型の外枠に、一端が開口し内周面に雌ネジ
が形成された中心孔を有する有底円筒状のインサート本
体からなる締付型の吊下・取付用インサートを取り付け
るための装置であって;外枠に形成されるか、又は外枠
とこの外枠の外面に固定された補強板とに形成された吊
下・取付用インサートの外径よりも大きい直径を有する
インサート挿入孔と、このインサート挿入孔に着脱可能
に取り付けられる固定具とを備え;この固定具は;イン
サート挿入孔の所定部分における内周面に形成した雌ネ
ジと噛み合う雄ネジを外周面に形成した固定具本体と;
この固定具本体と一体的に設けられ、インサート本体の
前記中心孔内に形成した雌ネジと噛み合う螺合部と;固
定具本体の軸方向における螺合部側と反対側の固定具本
体の外側の面には、固定具本体と同一軸心を有するよう
に固定具本体と一体的に設けられ固定具本体よりも大き
い直径を有する円板状又は固定具本体よりも大きい直径
の内接円を有する正六角形板状のフランジ部とを有し;
固定具本体に形成した雄ネジとインサート本体の中心孔
内周面に形成した雌ネジが同一ピッチであることを特徴
とする。
【0009】このようなインサート取付装置において、
固定具本体の軸方向における螺合部側と反対側の前記フ
ランジ部の外側の面からさらに外側に延びる操作部が、
手で把持可能な形状又はレンチと嵌合可能な形状に固定
具本体と一体に形成されていることが好適である。さら
に、外枠にインサート挿入孔が形成され、インサート挿
入孔の内周面にはインサート挿入孔の軸方向全長にわた
って雌ネジが形成されていることが好ましく、又は、イ
ンサート挿入孔は、外枠とこの外枠の外面に固定された
前記補強板とを貫通して形成され、インサート挿入孔の
内周面にはインサート挿入孔の軸方向全長にわたって雌
ネジが形成されていることが好適であり、又は、インサ
ート挿入孔は、外枠とこの外枠の外面に固定された補強
板とを貫通して形成され、インサート挿入孔の補強板部
分における内周面に雌ネジが形成されていても良い。
【0010】さらに、上記の吊下・取付用インサート取
付装置では、固定具は、螺合部の先端から同軸的に延び
るように固定具本体と一体に形成され、インサート本体
の中心孔よりも小径の案内部を備えていることが好まし
く、また、固定具は、固定具本体と螺合部との境界面が
螺合部から固定具本体の外周面に向けて延びるテーパ状
に形成されていることが好適である。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形
態にかかるコンクリート構造物の吊下・取付用インサー
ト取付装置を用いて、コンクリート構造物の成型用金型
に締付型の吊下・取付用インサートを取り付けた状態を
示す断面図である。
【0012】図1において、符号1は、コンクリート構
造物を成型するための成型用金型の外枠を示している。
この外枠1は、図の左側に位置する内枠(図示せず)と
の間に型腔2を形成し、この型腔2内に必要に応じて筋
金がセットされ、ついで生コンクリートが注入されるよ
うになっている。
【0013】また外枠1の外面の適当な箇所には、補強
板3が溶接4等の適当な手段で固定されされており、こ
の補強板3および外枠1を貫通して、吊下・取付用イン
サート10を挿入するためのインサート挿入孔5が形成
されている。このインサート挿入孔5の内周面には、イ
ンサート挿入孔5の軸方向全長にわたって雌ネジが設け
てある。この開口5の直径をAとする。なお、このよう
な、内面に雌ネジを設けたインサート挿入孔5をあらか
じめ別に製造しておき、これを外枠1に溶接、ネジ止め
により固定しても良い。また、場合によっては、補強板
3を用いずに外枠1に直接インサート挿入孔5を設け、
雌ねじを切っても良い。
【0014】一方、締付型の吊下・取付用インサート1
0は、一端に開口する中心孔12を有する有底円筒状の
インサート本体11と、このインサート本体11の底部
に設けられたアンカー部13とからなり、中心孔12の
周面には、インサート挿入孔5に形成された雌ネジと同
一ピッチの雌ネジが形成されている。ここで、吊下・取
付用インサート10のアンカー部13の直径aは、前述
のインサート挿入孔5の開口直径Aよりも小さい。な
お、締付型の吊下・取付用インサートとして、アンカー
部13を有せずインサート本体11からなる吊下・取付
用インサートに適用する場合には、インサート挿入孔5
の開口直径Aはインサート本体の外径を超えていれば良
い。
【0015】本発明では、この締付型の吊下・取付用イ
ンサート10を外枠1の所定の箇所に固定するために、
固定具20を用いる。この固定具20は、外枠1に設け
たインサート挿入孔5に形成されている雌ネジと噛み合
う雄ネジを形成した固定具本体21と、この固定具本体
21と一体的に設けられた螺合部22と、この螺合部2
2の先端から同軸的に延びる、インサート本体11の中
心孔12の内径よりも小さい外径を有する案内部23と
を有する。また固定具本体21の軸方向螺合部22側と
反対側の固定具本体21の外側の面には、固定具本体2
1よりも大きい直径を有する円板状のフランジ部24
と、このフランジ部24からさらに外側に設けられた操
作部25とが一体的に形成されている。
【0016】なお、一実施の形態として図1に示された
取付装置の固定具20においては、固定具本体21の螺
合部22との境界面が固定具本体の軸心線と直交する平
面で形成されているが、螺合部22から固定具本体21
の外周面に向けたテーパ状に形成されても良い。固定具
本体21の螺合部22との境界面を螺合部22から固定
具本体21の外周面に向けて延びるテーパ状に形成する
ことによって、外枠1の内側に生コンクリートが注入さ
れ、固化、養生の後、固定具20を取り外して形成され
たコンクリート構造物において、吊下・取付用インサー
ト10の中心孔12の開口部分周辺がコンクリート構造
物表面からテーパ状に凹んだ凹部を有して形成される。
このテーパ状の凹部は、コンクリート構造物に化粧を施
す際に利用することができる。
【0017】この操作部25は、固定具20を外枠1に
対して所定の位置に保持し、またインサート挿入孔5内
にねじ込む際及び取り外す際の六角レンチなどの工具の
受けの役割をなすもので、好ましくは正六角形板状をな
している。この操作部25は、工具を用いずに手で固定
具20を回転させることができるような、例えば手で把
持可能な棒状のハンドルの形態のものであっても良い。
あるいは、操作部25を設けることなく、フランジ部2
4自体を正六角形板状の形状とし、さらにフランジ部2
4の外側面にドライバー先端が挿入できる一文字形、十
字形の溝を設けても良い。固定具20の螺合部22と案
内部23の軸方向の長さの合計は、インサート本体11
の中心孔12の軸方向長さ未満、例えば2/3程度の長
さが好適である。
【0018】なお符号26は、必要に応じて補強板3と
固定具本体21との間で、フランジ部24と接するよう
に固定具本体21の外周に嵌挿されたゴムのOリングを
示す。このOリング26は、型枠内に注入された生コン
クリートが外枠1と固定具本体21との間の僅かな空隙
を通って外部に漏れ出すのを防止し、さらには、漏出し
固着したコンクリートによって固定具の取り外しが困難
となることを避けるためのものである。
【0019】このように構成された固定具20を用い
て、吊下・取付用インサート10を外枠1の内側の所定
の位置に配置、固定する際には、まず固定具20の一端
に設けられている案内部23および螺合部22を、イン
サート本体11の中心孔12内に挿入する。この固定具
20の螺合部22に形成されている雄ネジと、インサー
ト本体11の中心孔12内に形成されている雌ネジとは
同一ピッチであるので、吊下・取付用インサート10に
対して固定具20を所定の方向に回転させることにより
両者を螺合させ、これにより螺合部22および案内部2
3はインサート本体11の中心孔12内に収容される。
案内部23は、吊下・取付用インサート10に対する固
定具20の位置決めと、ねじ込みの最初の操作を容易に
する。
【0020】ついで、螺合により結合された締付型の吊
下・取付用インサート10および固定具20は、コンク
リート構造物を成型するための成型用金型の外枠1に形
成されているインサート挿入孔5内に、締付型の吊下・
取付用インサート10を前方にした状態で挿入する。こ
の時、固定具本体21の外周雄ねじ部分及びインサート
挿入孔5の内周面雌ねじ部分には、グリース又はシール
剤が塗布される。外枠1の内側には、配筋がセットされ
ている場合もあるが、このインサート挿入孔5の内側は
空間となっている。この挿入の過程で、固定具本体21
がインサート挿入孔5の一端に達した後には、固定具2
0を所定の方向に回転させて、インサート挿入孔5の雌
ネジと固定具本体21の雄ネジとを螺合させ、フランジ
部24が補強板3に接触した位置に達した状態で、また
Oリングを設けた場合には、フランジ部24がOリング
を介して補強板3に接触する位置に達した状態で取付作
業は完了する。このように、外枠が組立てられた状態
で、吊下・取付用インサート10を外枠の外側から容易
に取付けることができ、しかも、吊下・取付用インサー
ト10の先端部分が配筋に当たることのないように取付
位置を微調整することが可能である。
【0021】この状態で、コンクリート固化後における
外枠の取り外しを容易にするため、剥離剤が外枠の内側
に(固定具本体21の螺合部との境界面の一部露出面を
含めて)塗布された後、外枠の内側に成型用金型内に生
コンクリートが注入され、固化、養生後に形成されたコ
ンクリート構造物には、締付型の吊下・取付用インサー
ト10がその一端開口面を表面に露出した状態で埋設さ
れる。その後、外枠1を取り外す前に、固定具20を取
付時とは反対方向に回転させて、締付型の吊下・取付用
インサート10から引き抜く。この固定具20は、その
螺合部22の雄ネジでインサート本体11の中心孔12
の雌ネジと螺合していると同時に、固定具本体21の外
周面に形成した雄ネジで外枠1および補強板3に設けた
インサート挿入孔5内面の雌ネジと螺合しているが、こ
れらのネジピッチは同一であるので、固定具20を取付
時とは反対方向に回転させることにより、締付型の吊下
・取付用インサート10をコンクリート構造物の中に残
したままで取り外すことができる。
【0022】図2は、本発明の他の実施の形態による締
付型の吊下・取付用インサート取付装置を示す。この実
施の形態では、外枠1のインサート挿入孔5の内周面2
1aには雌ネジを形成せず、固定具本体21は、補強板
3のインサート挿入孔5の内周面に設けた雌ネジのみと
螺合している。この他の形状、取付形態、取付方法は図
1に示した一実施の形態と同様であり、この実施形態に
おいても、固定具20の案内部23、フランジ部24、
操作部25等の形状、また、固定具本体21と螺合部2
2との境界面をテーパ状に形成するなどの変形形態も当
然可能である。
【0023】以上の説明から明らかなように、成型用金
型の外枠1に固定する際にも、コンクリート構造物の硬
化後に固定具20を取り外す際にも、吊下・取付用イン
サート10及び固定具20には過大な力が作用すること
はない。したがって固定具20を構成する材料として、
従来から使用されている鋼鉄等の金属ばかりでなく、耐
食性は良好であるが強度の低い金属、合成樹脂、あるい
はPET、発泡ポリスチロール等の合成樹脂の再生材料
も使用することができる。なお、固定具本体21の螺合
部22との境界面がテーパ状に形成されている場合に
は、より小さな力で容易に取り外すことが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のコンクリー
ト構造物の吊下・取付用インサート取付装置によれば、
締付型の吊下・取付用インサートを成型用金型の外枠の
外部から型内に挿入し、所定の位置に強固に取付固定で
きる。このため、成型用金型の内部に作業員が入れない
場合はもちろん、配筋等の障害物があっても、吊下・取
付用インサートの挿入、固定の作業を、型枠の組み立て
後に容易に行うことが可能であり、この作業の正確性を
能率が著しく向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるコンクリート構造
物の吊下・取付用インサート取付装置を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施の形態によるコンクリート構
造物の吊下・取付用インサート取付装置を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 外枠 2 型腔 3 補強板 4 溶接 5 インサート挿入孔 10 吊下・取付用インサート 11 インサート本体 12 中心孔 13 アンカー部 20 固定具 21 固定具本体 22 螺合部 23 案内部 24 フランジ部 25 操作部 26 Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/41 502

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート構造物を成型するための成
    型用金型の外枠に、一端が開口し内周面に雌ネジが形成
    された中心孔を有する有底円筒状のインサート本体から
    なる締付型の吊下・取付用インサートを取り付けるため
    の装置であって、 前記外枠に形成されるか、又は外枠とこの外枠の外面に
    固定された補強板とに形成された前記吊下・取付用イン
    サートの外径よりも大きい直径を有するインサート挿入
    孔と、このインサート挿入孔に着脱可能に取り付けられ
    る固定具とを備え、 この固定具は、 インサート挿入孔の所定部分における内周面に形成した
    雌ネジと噛み合う雄ネジを外周面に形成した固定具本体
    と、 この固定具本体と一体的に設けられ、前記インサート本
    体の前記中心孔内に形成した雌ネジと噛み合う螺合部
    と、 前記固定具本体の軸方向における螺合部側と反対側の固
    定具本体の外側の面には、固定具本体と同一軸心を有す
    るように固定具本体と一体的に設けられ固定具本体より
    も大きい直径を有する円板状又は固定具本体よりも大き
    い直径の内接円を有する正六角形板状のフランジ部とを
    有し、 前記固定具本体に形成した雄ネジと前記インサート本体
    の中心孔内周面に形成した雌ネジが同一ピッチであるこ
    とを特徴とするコンクリート構造物の吊下・取付用イン
    サート取付装置。
  2. 【請求項2】 前記固定具本体の軸方向における螺合部
    側と反対側の前記フランジ部の外側の面からさらに外側
    に延びる操作部が、手で把持可能な形状又はレンチと嵌
    合可能な形状に前記固定具本体と一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート構造物
    の吊下・取付用インサート取付装置。
  3. 【請求項3】 前記外枠にインサート挿入孔が形成さ
    れ、インサート挿入孔の内周面にはインサート挿入孔の
    軸方向全長にわたって雌ネジが形成されていることを特
    徴とする請求項1又は2に記載のコンクリート構造物の
    吊下・取付用インサート取付装置。
  4. 【請求項4】 前記インサート挿入孔は、前記外枠とこ
    の外枠の外面に固定された前記補強板とを貫通して形成
    され、インサート挿入孔の内周面にはインサート挿入孔
    の軸方向全長にわたって雌ネジが形成されていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリート構造物
    の吊下・取付用インサート取付装置。
  5. 【請求項5】 前記インサート挿入孔は、前記外枠とこ
    の外枠の外面に固定された前記補強板とを貫通して形成
    され、インサート挿入孔の補強板部分における内周面に
    雌ネジが形成されていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のコンクリート構造物の吊下・取付用インサー
    ト取付装置。
  6. 【請求項6】 前記固定具は、前記螺合部の先端から同
    軸的に延びるように前記固定具本体と一体に形成され、
    前記インサート本体の中心孔よりも小径の案内部を備え
    ていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載のコンクリート構造物の吊下・取付用インサート取付
    装置。
  7. 【請求項7】 前記固定具は、固定具本体と螺合部との
    境界面が螺合部から固定具本体の外周面に向けて延びる
    テーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至6のいずれかに記載のコンクリート構造物の吊下・取
    付用インサート取付装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3182737U (ja) * 2013-01-16 2013-04-11 株式会社三門 構築用インサート及びその仮止具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3182737U (ja) * 2013-01-16 2013-04-11 株式会社三門 構築用インサート及びその仮止具

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