JP2002144271A - ワーク切り出し具 - Google Patents

ワーク切り出し具

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JP2002144271A
JP2002144271A JP2000346231A JP2000346231A JP2002144271A JP 2002144271 A JP2002144271 A JP 2002144271A JP 2000346231 A JP2000346231 A JP 2000346231A JP 2000346231 A JP2000346231 A JP 2000346231A JP 2002144271 A JP2002144271 A JP 2002144271A
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magnetic
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Yoshiaki Okimoto
義明 沖本
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MAI SYSTEMS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピックアップ時にワークの吸着の有無を確認
して1個ずつ確実にワークをピックアップし、附帯機器
の低コスト化も図れるワーク切り出し具を提供する。 【解決手段】 永久磁石11,12のS極,N極間にワ
ークWを架け渡し状態で吸着するので、複数のワークW
を同時に吸着せず、確実に1個ずつワークWをピックア
ップできる。ホール素子18,19を有しているので、
ワークWのピックアップの有無を確認できる。結果、ワ
ークWの空送りがなくなる。また、永久磁石11,12
を採用したので、電磁石を制御する高価なコントローラ
が不要となり、ワーク切り出し具10の附帯機器の低コ
スト化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はワーク切り出し
具、詳しくは、磁性を有するワークのピックアップを確
認した後、ワークを1本ずつ切り出すワーク切り出し具
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車工場の組み立てラインな
どでは、鉄製の小さなブラケットが多用される。このブ
ラケットは、いったんストッカに山積状態で貯留され、
その後、ワーク切り出し具により1本ずつピックアップ
されて使用される。図3に従来のワーク切り出し具を示
す。図3は、従来手段に係るワーク切り出し具の使用状
態を示す正面図である。図3に示すように、従来のワー
ク切り出し具100は、電磁力を利用してワーク(ブラ
ケット)Wをピックアップしている。具体的には、ロボ
ットハンド101の先端に電磁石102が固着され、こ
の電磁石102の電磁コイルに電流を流して、電磁石1
02の下面から突出した1本の吸着棒103をN極また
はS極に磁化し、ワークWを吸着する。この吸着棒10
3は、電磁石102の鉄心と一体的に連結されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ワーク切り出し具には、以下の欠点があった。 (1) ストッカに山積みにされたワークWをピックアップ
する際、ワークWを吸着するのは1本の吸着棒103だ
けであった。すなわち、吸着棒103の先端は、N極ま
たはS極の自由磁極である。自由磁極からは、磁力線が
高密度で外部へ放射(N極)されたり、この放射された
磁力線が集束(S極)されたりしている。この磁力線の
影響で、ワークWが軽量の場合、複数個のワークWが数
珠つなぎになる現象が発生していた。そのため、確実に
1個ずつワークWをピックアップするのは、現実的には
むずかしかった。また、従来では、このようにワークW
をピックアップする磁石として電磁石102を使ってい
る。その結果、附帯機器として、電磁石102を制御す
るコントローラが必要となり、その分だけ設備コストが
高くなっていた。さらに、この従来技術では、ワークW
が吸着棒103に吸着された状態を検出する手段が講じ
られていなかった。そのため、ピックアップ時のワーク
Wの吸着の有無が確認できず、ワークWを吸着しないま
ま所定位置まで移送する空送りが起きていた。
【0004】(2) ところで、従来のワーク切り出し具1
00は、ロボットハンド101の先端に固定されてい
た。そのため、ワークWのピックアップ時、ワーク切り
出し具100には移動の自由がほとんどなかった。よっ
て、例えばストッカ内のワークWの数が少なくなったと
き、ロボットハンド101の位置制御が正確に行なわれ
なければ、ワークWを確実にピックアップすることがで
きなかった。 (3) さらに、ピックアップ後、移送先でワークWを吸着
棒103から離間するときには、電磁コイルに、吸着時
とは反対向きの電流を流す方法が採用されていた。この
方法は、吸着棒103の磁極をN極からS極へ、または
S極からN極へ変更することにより、吸着棒103の磁
極を、残留磁気によるワークWの磁極と同じとし、磁極
同士の反発力を利用してワークWを吸着棒103から離
間するものである。しかしながら、この方法によれば、
ワークWが軽量物の場合には、ワークWの磁化が瞬時に
行なわれるために、この残留磁気を利用した吸着棒10
3からのワークWの離間が行なわれないことも多々あっ
た。
【0005】
【発明の目的】この発明は、ピックアップ時にワークの
吸着の有無を確認することができ、しかも1個ずつ確実
にワークをピックアップすることができ、さらに附帯機
器の低コスト化も図れるワーク切り出し具を提供するこ
とを、その目的としている。また、この発明は、電磁セ
ンサを低コスト化することができるワーク切り出し具を
提供することを、その目的としている。さらに、この発
明は、ピックアップ時における切り出し具本体の位置制
御がしやすいワーク切り出し具を提供することを、その
目的としている。さらに、この発明は、ワークの重さに
かかわりなく、確実にワークを切り出し具本体から離間
させることができるワーク切り出し具を提供すること
を、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、永久磁石の磁力により磁性を有するワークを1個ず
つピックアップするワーク切り出し具において、永久磁
石が取り付けられる切り出し具本体と、この切り出し具
本体のワーク吸着面側に、互いに離間配置される上記永
久磁石のS極およびN極と、このS極およびN極間にワ
ークが吸着された状態を検出する磁気センサとを備えた
ワーク切り出し具である。この発明に係るワーク切り出
し具は、多様な用途でのワークの切り出しに利用するこ
とができる。取り扱われるワークの素材、用途、大きさ
などは限定されない。要は、その一部または全部が磁性
体により構成されていればよい。ワークの素材として
は、例えば鉄、ニッケル、コバルト、それらの合金など
が挙げられる。また、ワークの形状も限定されない。例
えば、真っ直ぐな棒形状でもよいし、L字形やU字形な
どの屈曲形状でもよい。
【0007】永久磁石の素材は限定されない。例えば、
フェライト,ネオジウムを採用することができる。永久
磁石は1個(例えば馬蹄形またはU字形の磁石)でもよ
いし、2個以上でもよい。要は、切り出し具本体のワー
ク吸着面側に、異なる磁極であるS極とN極とが存在す
ればよい。永久磁石の形状、大きさなどは限定されな
い。形状としては、例えば上記馬蹄形やU字形の他、真
っ直ぐな棒形状、平らなボタン形状などでもよい。S極
とN極との離間距離は限定されない。要は、ワークが両
極間で架け渡し状態になれる距離であればよい。
【0008】永久磁石の磁力の強さは限定されない。要
は、ピックアップ時、両極間にワークが架け渡されたと
きに、1個だけワークを吸着することができる強さであ
ればよい。例えば2000〜3000ガウスである。磁
気センサの種類は限定されない。例えば、電流磁気を利
用したホール素子(請求項2),磁気抵抗素子のほか、
電磁誘導を利用した起電力素子でもよいし、磁気吸引反
発を利用したリードスイッチなどでもよい。ワーク切り
出し具に、ワークのピックアップ動作を行なわせるワー
ク移動手段は限定されない。例えば、ロボットハンドで
もよいし、ワイヤを導出させたり巻き上げたりしてワー
ク切り出し具を昇降させるウインチ式の昇降装置などで
もよい。
【0009】請求項2に記載の発明は、上記磁気センサ
がホール素子である請求項1に記載のワーク切り出し具
である。ホール素子の使用個数は限定されない。
【0010】請求項3に記載の発明は、上記切り出し具
本体が、吊下部材により吊り下げられる請求項1または
請求項2に記載のワーク切り出し具である。吊下部材の
種類は限定されない。例えば、ワイヤ、ロープ、ピアノ
線などの剛体ではない湾曲自在な部材を採用することが
できる。その他、棒材または板材のような剛体を採用し
てもよい。ただし、この際には、1箇所または複数箇所
に配置された回動軸を中心にして回動自在にする必要が
ある。
【0011】請求項4に記載の発明は、上記切り出し具
本体のワーク吸着面に吸着されたワークを、上記ワーク
吸着面から離間させるワーク離間手段を備えた請求項1
〜請求項3のうち、何れか1項に記載のワーク切り出し
具である。ワーク離間手段の種類は限定されない。要
は、ワーク吸着面に吸着されたワークおよびまたは永久
磁石を互いの離間方向へ移動させて、永久磁石の磁界か
らワークを離脱できればよい。すなわち、ワーク離間手
段は、ワークを移動させてもよいし、永久磁石を移動さ
せてもよい。さらには、両者を移動させてもよい。この
うち、ワークを移動させる場合には、切り出し具本体の
永久磁石を含まないワーク吸着面側の部分を、永久磁石
から離間する方向へ移動させてもよい。ワーク離間手段
は手動式でもよいし、自動式でもよい。この自動式の場
合、例えば送りねじ機構、クランク機構などを採用する
ことができる。それ以外にも、例えば各種のアクチュエ
ータを採用することができる。
【0012】
【作用】この発明によれば、S極とN極との間にワーク
が架け渡し状態で吸着されると、永久磁石の自由磁極が
なくなる。これにより、永久磁石の磁力がほとんどゼロ
となり、従来の1つの磁極によるピックアップの場合の
ように、複数のワークが数珠つなぎで吸着されるおそれ
が解消される。このために、確実に1個ずつワークをピ
ックアップすることができる。また、ワーク吸着時、磁
気センサを利用して両磁極間でワークが吸着されている
状態を検出する。例えば、磁気センサがホール素子(請
求項2)の場合には、切り出し具本体に設けられたホー
ル素子(半導体)に、永久磁石の磁界中で電流を流すこ
とでホール素子の端面に電荷が発生し、起電力が生じ
る。このようなホール効果を利用して、ワークの吸着の
有無を検出する。
【0013】すなわち、起電力が生じていればワークは
ピックアップされていない。反対に起電力がほとんどゼ
ロの場合には、ワークがピックアップされている。以上
のことから、ピックアップ時、磁気センサを用いてワー
クのピックアップの有無を確認することができる。これ
により、ワークの空送りを解消することができる。ま
た、磁石として、従来の電磁石に変えて永久磁石を採用
したので、電磁石を制御する高価なコントローラが不要
となり、ワーク切り出し具の附帯機器の低コスト化が図
れる。また、請求項2の場合には、ホール素子を用いる
ことで、電磁センサを低コスト化することができる。
【0014】特に、請求項3の発明によれば、ピックア
ップ時、吊下部材を所定方向へ可動(例えば導出または
巻き取り)させて、切り出し具本体を昇降させることで
ワークのピックアップを行なう。この場合、切り出し具
本体がワークに接近したとき、N極およびS極にワーク
が引き寄せられる一方、吊下部材を介して、切り出し具
本体もワーク側へ移動する。これにより、ピックアップ
時における切り出し具本体の位置制御がしやすくなる。
【0015】そして、請求項4に記載の発明によれば、
ワークが永久磁石の磁界から離脱する位置まで、ワーク
離間手段によってワークおよびまたは永久磁石を移動さ
せる。これにより、磁界の影響がなくなり、ワークがそ
の自重でワーク吸着面から離間する。このように、ワー
クの磁界からの機械的な離脱方法を採用したので、ワー
クの重さにかかわりなく、確実にワークを切り出し具本
体から離間させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
参照して説明する。ここでは、鉄製のブラケットを1本
ずつ切り出すワーク切り出し具について説明する。図1
は、この発明の一実施例に係るワーク切り出し具の使用
状態を示す斜視図である。図2(a)は、この発明の一
実施例に係るワーク切り出し具のワークを吸着していな
い状態を示す説明図である。図2(b)は、この発明の
一実施例に係るワーク切り出し具のワークを吸着した状
態を示す説明図である。
【0017】図1および図2において、10はワーク切
り出し具であり、このワーク切り出し具10は、1対の
永久磁石11,12の磁力により鉄製の軽量なワーク
(ここでは屈曲片であるブラケット)Wを1個ずつピッ
クアップする。これらの永久磁石11,12は、密閉型
のシリンダ20に収納されたピストン(切り出し具本
体)13に埋設されている。以下、上記各部品を詳細に
説明する。
【0018】シリンダ20は、ピストン13の約2倍の
長さを有するステンレス製の円筒ボックスである。シリ
ンダ20の直径は、ピックアップ時に両永久磁石11,
12の各磁極が、ワークWに同時に吸着される寸法にな
っている。シリンダ20は、下端面が底板により密閉さ
れ、上端面が上板により閉蓋されている。ただし、上板
の中心部には、ピストン13の上端面の中央部から突出
したピストンロッド14の遊挿孔20aが形成されてい
る。シリンダ20の上部空間には、ピストンロッド14
に外挿されたコイルばねCが収納されている。このコイ
ルばねCのばね力により、ピストン13は、常時、シリ
ンダ20の底板に押しつけられている。
【0019】ピストン13はプラスチック製である。ピ
ストンロッド14の上端面の中心部には、細い圧縮空気
の供給口14aが形成されている。この供給口14aに
は、外設された圧縮空気発生装置(ワーク離間手段)1
5により発生した圧縮空気をピストン13の内部を通過
してシリンダ20の下部内に噴射するエアホース16が
連結されている。一方、ピストン13とピストンロッド
14との内部には、一連に細い圧縮空気供給路17が形
成されている。この圧縮空気供給路17は、ピストンロ
ッド14からピストン13の元部までの上流部が直線形
状であり、それ以降の下流部は2本に分岐している。そ
れぞれの分岐部分は、ピストン13の下面の両端部分に
形成された1対の圧縮空気吹出口13a,13aに連通
されている。
【0020】ピストンロッド14の上端部には、細いロ
ープ(吊下部材)30の先端が連結されている。このロ
ープ30は、多数のワークWを収納したストッカ31の
上方に移動自在に配置されたウインチ33のドラム34
に巻回されている。このウインチ33は、図示しない水
平移動手段により水平方向へ移動自在な移動台32に搭
載されている。昇降モータ35によりドラム34を回転
させることで、ロープ30を介して、ワーク切り出し具
10が昇降し、ワーク切り出し具10によりワークWが
ピックアップされる。ピックアップ後は、水平移動手段
により移動台32を水平移動させて、吸着されたワーク
Wを所定の移送位置まで移送する。
【0021】このピストン13の内部には、ピストン1
3の軸線に対して平行で、しかも互いに離間した状態
で、上記一対の永久磁石11,12が埋め込まれてい
る。これらの永久磁石11,12は、直径6mmまたは
直径10mmのネオジウム製の短尺な丸棒である。永久
磁石11,12は、そのワーク吸着面の面積を小さくす
ることで、複数個のワークWが同時に吸着されるのを防
ぐことができる。その磁力は3000ガウス程度であ
る。一方の永久磁石11は、N極がピストン13の下端
面近傍に配置されている。また、他方の永久磁石12
は、S極がピストン13の下端面近傍に配置されてい
る。両N極とS極との離間距離は0.5mmに設計され
ている。この離間距離は、可能な限り短くした方が複数
個のワークWの同時吸着を防ぐことができて好ましい。
なお、重量、形状、表面積が異なる他のワークに対応す
るに際には、これらの永久磁石11,12の大きさ、磁
力、離間距離を適宜変更する必要がある。
【0022】また、ピストン13の外周部のうち、両永
久磁石11,12との対向部分には、それぞれインジウ
ム・アンチモン製の半導体からなる正面視して矩形状を
したホール素子18,19が一対埋設されている。これ
らのホール素子18,19は、永久磁石11のN極およ
び永久磁石12のS極間にワークWが吸着された状態を
検出する磁気センサである。ホール素子18,19に、
永久磁石11,12の磁界中で電流を流すことで、これ
らのホール素子18,19の端面に電荷が発生し、起電
力が生じる。この起電力の有無から、ワークWのピック
アップの有無を判断する。この実施例では、各永久磁石
11,12に対してそれぞれ1個ずつ、対応するホール
素子18,19を配したので、ワークWのピックアップ
の有無の判断の正確さが増す。
【0023】次に、このワーク切り出し具10の作動を
説明する。図1および図2に示すように、昇降モータ3
5によりドラム34を回転させてロープ30を徐々にド
ラム34から導出する。これにより、ワーク切り出し具
10が徐々に吊り下ろされ、ストッカ31の内部に達し
て、ワーク切り出し具10、具体的にはシリンダ20の
底板の下面(ワーク吸着面)に、ワークWが吸着され
る。この際、ロープ30が湾曲自在であるので、ワーク
切り出し具10がワークWに接近したとき、永久磁石1
1にワークWが引き寄せられる一方、ワーク切り出し具
10もワークW側へ移動する。これにより、ピックアッ
プ時におけるワーク切り出し具10の位置制御がしやす
くなる。
【0024】前述したように、シリンダ20は、両永久
磁石11,12の各磁極がワークWに同時に吸着される
寸法に設計されている。したがって、ほとんどの場合、
ワークWの吸着時には、永久磁石11のN極と、永久磁
石12のS極との間にワークSが架け渡し状態になる。
そのため、永久磁石11,12のワーク吸着側では自由
磁極がなくなる(図2(b))。これにより、永久磁石
11,12の磁力がほとんどゼロとなる。その結果、従
来の1本の吸着棒によるピックアップの場合のように、
複数のワークが数珠つなぎで吸着されるおそれが解消さ
れる。よって、確実に1個ずつワークWをピックアップ
することができる。
【0025】また、このワーク吸着時は、両ホール素子
18,19により両永久磁石11,12間にワークWが
吸着されているか否かを検出する。すなわち、ホール素
子18,19に永久磁石11,12の磁界中で電流を流
した際、起電力が生じていればワークWのピックアップ
は行われていない(図2(a))。一方、起電力がほと
んどない場合には、ワークWがピックアップされている
(図2(b))。以上のことから、ピックアップ時、ホ
ール素子18,19を用いてワークWのピックアップの
有無を確認することができる。その結果、ワークWの空
送りを解消することができる。このように、磁石とし
て、従来の電磁石に変えて永久磁石11,12を採用し
たので、電磁石を制御する高価なコントローラが不要と
なり、ワーク切り出し具10の附帯機器の低コスト化が
図れる。
【0026】その後、昇降モータ35によりドラム34
を先程とは反対方向へ回転させ、ワーク切り出し具10
を引き上げてワークWをピックアップする。それから、
図示しない水平移動手段により移動台32を水平移動さ
せて、吸着されたワークWを所定の移送位置まで移送す
る。そこで、ウインチ33によりワーク切り出し具10
を下降させて、ワークWの切り離しを行なう。具体的に
は、圧縮空気発生装置15から圧縮空気をエアホース1
6、圧縮空気供給路17を介して、ピストン13の下端
面とシリンダ20の底板の上面との間の隙間に噴射す
る。これにより、シリンダ20の下部空間に圧縮空気が
供給され、コイルばねCのばね力に抗してピストン13
が上方へ押し上げられる。その結果、シリンダ20の底
板の下面にワークWが接触状態のまま、永久磁石11,
12がシリンダ20の底板から徐々に離間する。よっ
て、ワークWが永久磁石11,12の磁界から離脱す
る。なお、ワークWの切り出しを終了した後は、シリン
ダ20内への圧縮空気の供給を中止すれば、コイルばね
Cのばね力により、ピストン13がシリンダ20の底板
側へ押し込まれる。これにより、シリンダ20の下部内
の空気は、シリンダ20の内周面とピストン13の外周
面との隙間を通過してシリンダ20の上部空間へ流れ込
む。そして、ピストンロッド14と遊挿孔20aとの隙
間から外部に排出される。
【0027】このように、シリンダ20を利用したワー
クWの磁界からの離脱方法を採用したので、従来の電磁
石の残留磁気による場合の欠点であった、ワークWが軽
量物の場合にワークWが吸着棒103から離間ができな
という不都合が解消される。したがって、ワークWの重
さにかかわりなく、確実にワークWをワーク切り出し具
10から離間させることができる。また、ホール素子1
8,19を用いたので、電磁センサを低コスト化するこ
とができる。特に、この一実施例では、シリンダ20の
内部に圧縮空気を供給して、コイルばねCのばね力に抗
してピストン13をワークWの吸着面から離間する方向
へ移動させ、これにより永久磁石11,12の磁界から
ワークWを離脱させるように構成したので、例えばワー
ク切り出し具にピストン13を移動させるエアシリンダ
を設けた場合に比べて、ウインチ33により吊下される
ワーク切り出し具10の重量が軽くなる。その結果、ワ
ーク吸着時における、ロープ30を利用したワーク切り
出し具10の横移動の幅が大きくなる。よって、下降位
置を中心としたワーク切り出し具10によるワークWの
吸着範囲が広がる。しかも、ワーク切り出し具10が軽
量であるので、昇降モータ35として、出力が小さくて
低コストのものを採用することができる。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、永久磁石のS極とN
極との間にワークを架け渡し状態で吸着するので、従来
の1つの磁極でピックアップしたときのように、複数の
ワークが数珠つなぎで吸着されるおそれがなく、確実に
1個ずつワークをピックアップすることができる。ま
た、磁気センサを有しているので、ワークのピックアッ
プの有無を確認することができる。これにより、ワーク
の空送りがなくなる。さらに、従来の電磁石に変えて永
久磁石を採用したので、電磁石を制御する高価なコント
ローラが不要となり、ワーク切り出し具の附帯機器の低
コスト化が図れる。
【0029】特に、請求項2の発明によれば、電磁セン
サとしてホール素子を採用したので、電磁センサの低コ
スト化が図れる。
【0030】請求項3の発明によれば、吊下部材により
切り出し具本体を吊り下げているので、ピックアップ時
における切り出し具本体の位置制御がしやすい。
【0031】また、請求項4に記載の発明によれば、ワ
ークを磁界から離脱させる際、ワーク離間手段によって
機械的にワークを離脱させるので、ワークの重さにかか
わりなく、確実にワークを切り出し具本体から離間させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るワーク切り出し具の
使用状態を示す斜視図である。
【図2】(a)は、この発明の一実施例に係るワーク切
り出し具のワークを吸着していない状態を示す説明図で
ある。(b)は、この発明の一実施例に係るワーク切り
出し具のワークを吸着した状態を示す説明図である。
【図3】従来手段に係るワーク切り出し具の使用状態の
正面図である。
【符号の説明】
10 ワーク切り出し具、 11,12 永久磁石、 13 ピストン(切り出し具本体)、 18,19 ホール素子(磁気センサ)、 20 シリンダ、 30 ロープ(吊下部材)、 W ワーク。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石の磁力により磁性を有するワー
    クを1個ずつピックアップするワーク切り出し具におい
    て、 永久磁石が取り付けられる切り出し具本体と、 この切り出し具本体のワーク吸着面側に、互いに離間配
    置される上記永久磁石のS極およびN極と、 このS極およびN極間にワークが吸着された状態を検出
    する磁気センサとを備えたワーク切り出し具。
  2. 【請求項2】 上記磁気センサがホール素子である請求
    項1に記載のワーク切り出し具。
  3. 【請求項3】 上記切り出し具本体が、吊下部材により
    吊り下げられる請求項1または請求項2に記載のワーク
    切り出し具。
  4. 【請求項4】 上記切り出し具本体のワーク吸着面に吸
    着されたワークを、上記ワーク吸着面から離間させるワ
    ーク離間手段を備えた請求項1〜請求項3のうち、何れ
    か1項に記載のワーク切り出し具。
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