JP2002143939A - パンチプレス - Google Patents

パンチプレス

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JP2002143939A
JP2002143939A JP2000337732A JP2000337732A JP2002143939A JP 2002143939 A JP2002143939 A JP 2002143939A JP 2000337732 A JP2000337732 A JP 2000337732A JP 2000337732 A JP2000337732 A JP 2000337732A JP 2002143939 A JP2002143939 A JP 2002143939A
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Japan
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punch
die
plate
cylinder
press
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JP2000337732A
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English (en)
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Junichi Asami
淳一 浅見
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 加工時にワークの材質、板厚、パンチのサイ
ズ等の加工条件に対応した加圧力でワークを押さえて加
工することのできるパンチプレスを提供する。 【解決手段】 上部フレームに上下動自在の上部主軸に
設けられているチャック装置にパンチが着脱自在に装着
されており、加工時には、このパンチに対して上下動自
在に設けられている板押え89を流体圧シリンダ69に
より下圧してワークを押さえる。この際に、加工すべき
ワークの材質、板厚および使用するパンチのサイズに対
応した加圧力を得るために、制御装置25がデータテー
ブル195に従って圧力制御弁191を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板押えによりワ
ークを押さえてパンチとダイの協働によりワークにパン
チング加工を行うパンチプレスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12には、従来より良く知られている
パンチプレスとしてのタレットパンチプレス501が示
されている。このタレットパンチプレス501は、中央
にギャップ部Gを有するフレーム503が立設されてお
り、ギャップ部Gには上部フレーム503Uに回転割出
し自在に支持され、複数個のパンチPを装着した上部タ
レット505Uが設けられている。また、この上部タレ
ット505Uに対向して複数個のダイを装着した下部タ
レット505Lが、下部フレーム503Lに回転割出し
自在に設けられている。上部タレット505Uおよび下
部タレット505Lは、モータ507により回転される
ベルト509等の駆動機構により、同期して回転され
る。
【0003】また、ギャップ部Gには、ワークWを移動
自在に支持する加工テーブル511が設けられている。
この加工テーブル511の上には、Y軸モータ513がY
軸ボールネジ515を回転させることにより、Y軸ボー
ルナット517を介してY軸方向へ移動位置決め自在の
キャレッジベース519が設けられている。このキャレ
ッジベース519にはX軸方向へ移動位置決め自在のX
キャレッジ521が設けられており、このXキャレッジ
521にはワークWを把持するワーククランパ523が
間隔調整自在に設けられている。
【0004】なお、タレットパンチプレス501の近傍
には、駆動装置を駆動するための油圧ユニット525
や、ワークWの位置決めや上部タレット505Uおよび
下部タレット505Lの回転割出しを制御し、あるいは
油圧ユニット525を制御するためのNCコンソール5
27等が設けられている。
【0005】上記構成により、上部タレット505Uお
よび下部タレット505Lを回転して使用するパンチP
およびダイを加工位置Kに割り出し、キャレッジベース
519をY軸方向へ移動させると共にXキャレッジ52
1をX軸方向へ移動させて、ワーククランパ523によ
り把持されているワークWの加工点を加工位置Kに割り
出す。そして、図示省略の駆動装置によりパンチPを打
圧して、パンチPとダイとの協働によりパンチング加工
を行う。
【0006】このようなタレットパンチプレス501に
おいては、パンチPには板押え部材が設けられ、この板
押え部材はパンチPに設けたストリッピングスプリング
のスプリング力によってワークWを押さえている。ま
た、例えば特開平8−174093号公報に示されてい
るように、駆動装置であるラムの下側でパンチの周囲に
環状の専用シリンダを設け、この専用シリンダにより板
押え部材を所定位置まで下降させ、ラムの下降に伴って
板押え部材がダイとの間にワークを挟むようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように板押え部材がダイとの間にワークWを挟む圧力
はラムの下降によるものであり、ワークの板厚や材質や
パンチのサイズ等を考慮していないため、必ずしも適正
な加圧力でワークを押さえることができない場合がある
という問題がある。
【0008】この発明の目的は、以上のような従来の技
術の問題点に着目してなされたものであり、加工時にワ
ークの材質、板厚、パンチのサイズ等の加工条件に対応
した加圧力でワークを押さえて加工することのできるパ
ンチプレスを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明のパンチプレスは、パンチプ
レスにおける上部フレームに、パンチを着脱自在のチャ
ック装置を備えた上部主軸を上下動自在に設けると共
に、上記パンチに上下動自在に備えた板押えを加圧自在
の流体圧シリンダを設け、この流体圧シリンダに供給さ
れる作動流体の圧力を制御自在の圧力制御弁を設けると
共に、当該圧力制御弁を制御するための制御装置を設
け、加工すべきワークの材質、板厚および使用するパン
チのサイズに対応して前記作動流体の圧力を制御するた
めのデータテーブルを上記制御装置に備えたこと、を特
徴とするものである。
【0010】従って、上部フレームに上下動自在の上部
主軸に設けられているチャック装置にパンチが着脱自在
に装着されており、加工時には、このパンチに対して上
下動自在に設けられている板押えを流体圧シリンダによ
り加圧してワークを押さえる。この際に、加工すべきワ
ークの材質、板厚および使用するパンチのサイズに対応
した加圧力を得るために、制御装置がデータテーブルに
従って圧力制御弁を制御する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1および図2には、この発明に係るパン
チプレス1が示されている。このパンチプレス1では、
門型形状をしたフレーム3の中央部における上部フレー
ム5と下部フレーム7の間にギャップGを備えている。
このギャップGにおける加工位置Kには、パンチPが上
部フレーム5に上下動自在に支持されると共に、ダイD
が下部フレーム7に上下動自在に支持されている。
【0013】一方、ギャップGには、加工されるワーク
Wを支持して位置決めするワーク移動位置決め装置9が
設けられている。このワーク移動位置決め装置9では、
加工テーブル11が、Y軸方向(図1において左右方
向)に設けられている1対のガイドレール13に沿って
移動すべく、加工テーブル11の図1における右端部に
はキャレッジベース15が設けられており、このキャレ
ッジベース15はY軸モータ(図示省略)によりY軸方
向へ移動・位置決め自在となっている。また、前記キャ
レッジベース15には、ワークWを把持する複数のワー
ククランパ17を備えてX軸方向(図2中上下方向)へ
移動・位置決め自在のXキャレッジ19を有している。
【0014】上記構成により、ワークWをワーククラン
パ17により把持して、Xキャレッジ19をX軸方向
へ、またキャレッジベース15をY軸方向へ移動させ
て、ワークWを加工位置Kに位置決めする。そして、駆
動装置によりパンチPを打圧して、パンチPとダイDと
の協働によりワークWにパンチング加工を行う。
【0015】一方、パンチプレス1の図1における左側
には、多数のパンチPおよびダイDを収納する金型収納
装置21が設けられている。この金型収納装置21とパ
ンチプレス1との間には、使用済みの金型をパンチプレ
ス1から搬出して金型収納装置21へ収納したり次に使
用する新しい金型をパンチプレス1へ搬入するための金
型交換装置23を有している。また、パンチプレス1の
右側には、ワークWの位置決めや後述する油圧回路等を
制御するためのNC装置のような制御装置25が設けら
れている。
【0016】図3から図5には、パンチPを支持するパ
ンチ支持部27およびダイDを支持するダイ支持部29
が示されている。
【0017】図3を参照するに、パンチ支持部27の段
差を有する円筒形状の支持ボディ31は上部フレーム5
に固定されており、支持ボディ31の中心部空間にはラ
ムシリンダ33が設けられていて、上方へ延びる上ピス
トンロッド35Uの上端部にはインデックス用ギヤ37
が装着されて設けられている。
【0018】このインデックス用ギヤ37はスプライン
部39により上ピストンロッド35Uと一体的に回転し
且つ相対的に上下動自在するように連結されており、イ
ンデックス用モータ(図示省略)によりギヤ(図示省
略)を介して回転駆動されてパンチPを回転させる。
【0019】図4および図5を併せて参照するに、ラム
シリンダ33から下方へ延びる下ピストンロッド35L
の下端部には上部主軸としてのプレスラム部41が設け
られており、ラムシリンダ33の作用により加工高さ位
置および金型交換高さ位置に位置決め可能となってい
る。このプレスラム部41の内側にはパンチPを把持し
てロックするチャック装置としてのロック機構43が設
けられている。
【0020】ロック機構43はロック外筒45を有し、
このロック外筒45はプレスラム部41の内側に設けら
れ、ロック外筒45の内側に設けられロック外筒45の
内側の空間はシール47を備えた仕切り49が設けられ
ていて、上部空間51と下部空間53に分かれている。
上部空間51にはロック用シリンダ55が設けられてお
り、このロック用シリンダ55のピストンロッド57は
仕切り49を貫通して下部空間53に延びていて、下部
空間53におけるピストンロッド57の下端部にはプレ
ート59および複数のロック爪61(コレットチャッ
ク)が開閉自在に設けられている。
【0021】このロック爪61の先端部には球状部分6
3が設けられており、このロック爪61が上下移動する
下部空間53は下端部が広くなるようにロック外筒45
の下部内側に段差65が設けられている。なお、ロック
外筒45の内面下端部には、下方へ広がるテーパ孔67
が設けられている。
【0022】従って、ロック用シリンダ55の上室55
Uに圧油を供給して下降させると、ロック爪61の球状
部分63が段差65の下側に移動するので開いてアンロ
ック状態となる(図5に示されている状態)。一方、ロ
ック用シリンダ55の下室55Lに圧油を供給して上昇
させると、ロック爪61の球状部分63が上昇して段差
65により内側に移動されるので、ロック爪61は閉じ
てロック状態となる(図4に示されている状態)。
【0023】図6を参照するに、支持ボディ31の下端
部には流体圧シリンダとしての板押え上下用シリンダ6
9が4個所設けられており、この板押え上下用シリンダ
69のピストン71はスプリング73により上方へ付勢
されており、ワークWの板厚に応じて板押え上下用シリ
ンダ69により押圧力を調整することができるようにな
っている。
【0024】また、ピストンロッド75の下端部には板
押え支持部材のうちの上板押え支持ブロック77Uが上
下動可能に取り付けられており、しかもこの上板押え支
持ブロック77Uの下部には下板押え支持ブロック77
Lが上下動且つ回転可能に取り付けられており、この下
板押え支持ブロック77Lの外側下部には止め部材79
が設けられている。この止め部材79は上板押え支持ブ
ロック77Uの下端部に設けられているストッパ81に
当接されるようになっている。
【0025】また、下板押え支持ブロック77Lにはエ
アシリンダ83が内側に向けて取り付けられており、ピ
ストンロッド85の先端が下板押え支持ブロック77L
の凹部87に嵌合することにより下板押え支持ブロック
77Lの回転を所定位置に止めるようになっている。
【0026】下板押え支持ブロック77Lには、前記止
め部材79を介してパンチPの金型装着部としての板押
え89を保持するために左右(図4および図5において
左右)の係止部としての一対のパンチ保持爪91が設け
られている。また、下板押え支持ブロック77Lには、
潤滑油供給用の油路93が設けられている。前記止め部
材79の内部にはボルトBTが設けられており、このボ
ルトBTに設けられたスプリング94の付勢力により、
止め部材79が常時上方へ付勢されている。
【0027】従って、板押え89の上面と下板押え支持
ブロック77Lの下面との隙間をわずかにあけるべく、
前記ストッパ81の高さを調整することにより調整され
る。前記ロック外筒45の下部における図6において前
後には、パンチPの交換時に後述するパンチPのプルス
タッド141との干渉を回避する切欠きCが2点鎖線で
示すように設けられている。
【0028】一方、図3を参照するに、ダイ支持部29
では、円筒形状をした上下支持ボディ95U、95Lが
ボルト97により一体的に結合されて、且つ下部フレー
ム7に固定されている。
【0029】下支持ボディ95Lの内周面にはネジ部9
9が形成されており、このネジ部99に螺合して下支持
ボディ95Lに対して相対的に上下動自在の昇降部材1
01が設けられている。この昇降部材101の下端部に
は、スプライン部103を介して昇降用ギヤ105が昇
降部材101に対して相対的に上下動自在且つ一体的に
回転するように設けられており、昇降用ギヤ105は定
位置において回転する。この昇降用ギヤ105は、ギヤ
107等を介して昇降用モータ109により回転され
る。
【0030】従って、昇降用モータ109がギヤ107
等を介して昇降用ギヤ105を回転すると、昇降部材1
01はネジ部99の作用により下支持ボディ95Lに沿
って上下動して、加工時のダイDの上面がパスラインに
位置する加工高さ位置(図4に示されている状態)、あ
るいはダイDを交換するための交換高さ位置(図5に示
されている状態)に位置決めされる。
【0031】図4および図5を併せて参照するに、昇降
部材101の上側には、上支持ボディ95Uの内周面に
沿って上下動自在の下部主軸としての支持台111が設
けられており、加工高さ位置と金型交換高さ位置が選択
的に位置決め可能となっている。この支持台111の上
端部には流体圧シリンダとしての成形シリンダ113が
設けられている。この成形シリンダ113のピストンロ
ッド部材115の中央部は中空状となった空間117が
上下に設けられており、パンチング時に生じる抜きカス
を落下させて排出することができるようになっている。
【0032】前記ピストンロッド部材115の上部外周
面にはスプライン部119を介してインデックス用ギヤ
121がピストンロッド部材115に対して相対的に上
下動自在且つ一体的に回転するように設けられており、
インデックス用モータ123により定位置で回転する。
【0033】また、インデックス用ギヤ121の上側に
は金型装着部としてのダイ支持ブロック125が設けら
れており、このダイ支持ブロック125はインデックス
用ギヤ121を貫通して常時スプリング127により下
方へ付勢されているがピン129の上端のネジ部129
Uがねじ込まれてインデックス用ギヤ121と一体的に
回転するようになっている(図4参照)。
【0034】なお、図5に示されているように、支持台
111を下降させるとインデックス用ギヤ121も一体
的に下降するためピン129も下降するが、ピン129
の下端部は上支持ボディ95Uの上端部に当接してそれ
以上下降できないため相対的に押し上げられる。
【0035】このピン129により、ダイ支持ブロック
125が相対的に押し上げられるので、ダイDの下面が
ピストンロッド部材115の上端面から離れてアンロッ
ク状態となる。このダイ支持ブロック125には、ダイ
Dを保持するために左右(図4および図5において左
右)係止部材としての一対のダイ保持爪131が設けら
れている。
【0036】従って、支持台111を下降させたアンロ
ック状態で、インデックス用モータ123によりインデ
ックス用ギヤ121を回転させることによりダイ保持爪
131も一体的に回転するので、ダイ保持爪131に保
持されたダイDの回転割出しを行うことができる。そし
て、支持台111を上昇させてスプリング127の付勢
力によりダイDの下面にピストンロッド部材115の上
面を押し付けてロック状態とする(図4参照)。
【0037】次に、パンチプレス用金型装置を構成する
パンチPおよびダイDについて説明する。
【0038】図7(A)、(B)を併せて参照するに、
パンチPでは、パンチ刃部133の周囲に板押え89が
相対的に上下動自在に設けられており、パンチ刃部13
3の上側にはベースプレートとしてのパンチ上部135
が取り付けられている。このパンチ上部135は種々の
パンチPについて使用することができる共通部品であ
り、パンチ上部135が板押え89の凹部に引っかかる
までパンチ刃部133は下降自在となっている。
【0039】また、パンチ上部135の上面中央部に
は、上方へ突出した突出係合部137が設けられてお
り、上方が狭くなるようなテーパ部139(例えば2度
程度)が設けられている。このテーパ部139は、前述
したロック外筒45の内面下端部に設けられているテー
パ孔67に嵌合するようになっている(図4、図5参
照)。
【0040】従って、パンチPのテーパ部139がロッ
ク外筒45のテーパ孔67に嵌合すると共に、ロック外
筒45の底面がパンチ上部135の上面に当接すること
により2面が位置決め・拘束されるので、容易に且つ確
実にパンチPの位置決めおよび高さ決めを行うことがで
きる。
【0041】パンチ刃部133の上面には、前述のロッ
ク機構43によりロックされるプルスタッド141がボ
ルト143により上方へ取り付けられており、パンチ上
部135はこのプルスタッド141を介してパンチ刃部
133に一体的に取り付けられている。
【0042】また、板押え89の外周面には、上側(図
7(B)において上側)に板押え支持ブロック77のワ
ーク支持爪91により保持されるための第1の被係止部
としての一対の平行なパンチ装着用溝145が設けられ
ており、その下側には段違いでパンチ装着用溝145に
交差する方向(ここでは直交する方向、図7(A)にお
いて左右方向)にパンチ交換時に保持されるための第2
の被係止部としての一対の平行なパンチ交換用溝147
が設けられている。
【0043】このため、パンチ装着用溝145に沿って
パンチPを移動することにより、容易に取り外すことが
でき、且つ容易に装着することができるので、パンチ交
換時間を大幅に短縮することができる。また、板押え8
9の内部には、板押え89とパンチ刃部133との摺動
面に潤滑油を供給するための潤滑油供給路151が4個
所設けられている。
【0044】なお、図7(A)、(B)においては、前
述のパンチ装着用溝145およびパンチ交換用溝147
は、凹んでいる溝である場合を示しているが、溝ではな
く突出している突条であっても良い。
【0045】また、板押え89の下面89L中央部に
は、パンチ刃部133の上下動をガイドするためのガイ
ド部149(図8(A)〜(C)参照)が設けられてお
り、パンチ刃部133と板押え89の内面との摩擦力を
低下するために、板押え89の内部に、板押え89とパ
ンチ刃部133との摺動面に潤滑油を供給するための潤
滑油供給路151が設けられている。この潤滑油供給路
151は、前述の板押え支持ブロック77に設けられて
いる油路93に接続されている。
【0046】なお、図8(A)〜(C)には、パンチ刃
部133のサイズBが異なる例を示している。ここで、
パンチPの構成は共通なので、共通の部位には同一の符
号を付しこととして、重複する説明は省略するが、パン
チ刃部133のサイズBに対応して前述のガイド部14
9が設けられている。
【0047】図9(A)、(B)を併せて参照するに、
ダイDでは、ダイ刃部153がダイホルダ155に支持
されている。ダイホルダ155の外周面には、下側(図
9(B)において下側)にダイ支持ブロック125のダ
イ保持爪131により保持されるための第1の被係止部
としての一対の平行なダイ装着用溝157が設けられて
おり、その上側の段違いの位置にはダイ装着用溝157
に交差する方向(ここでは直交する方向、図9(A)に
おいて上下方向)にダイ交換時に保持されるための第2
の被係止部としての一対の平行なダイ交換用溝159が
設けられている。
【0048】このため、ダイ装着用溝157に沿ってダ
イDを移動することにより、容易に取り外すことがで
き、且つ容易に装着することができるので、ダイ交換時
間を大幅に短縮することができる。
【0049】なお、図9(A)、(B)においては、前
述のダイ装着用溝157およびダイ交換用溝159は、
凹んでいる溝である場合を示しているが、溝ではなく突
出している突条であっても良い。
【0050】図10には、前述の4個の板押え上下用シ
リンダ69を制御する油圧回路161が示されている。
すなわち、各板押え上下用シリンダ69の上シリンダ室
69Uは油路163および油路165から油路167に
導かれ、下シリンダ室69Lは油路169および油路1
71から油路173に導かれており、各油路173およ
び油路167は、各々電磁切換え弁175のAポートま
たはBポートに接続されている。また、油路167は途
中から油路177に分岐して、シーケンス弁179を介
してタンクTに接続されている。
【0051】前記電磁切換え弁175のPポートは減圧
弁181および油圧ポンプ183を介してタンクTへ接
続され、Rポートは前述の油路177と合流して油路1
85によりタンクTに接続されている。前記シーケンス
弁179および減圧弁181のパイロット圧を制御すべ
くパイロット信号187、189を発する圧力制御弁と
しての電磁比例リリーフ弁191が設けられており、こ
の電磁比例リリーフ弁191は前述の制御装置25によ
り制御される。
【0052】制御装置25は記憶装置193を有してお
り、この記憶装置193には、ワークWの板厚、材質、
パンチPのサイズ等に対応して板押え89の加圧力を決
定すべく板押え上下用シリンダ69の加圧力を設定する
ためのデータテーブル195が記憶されている。
【0053】図11を参照するに、データテーブル19
5Aには、例えば、ワークWの材質1について各板厚T
1、T2、T3、……におけるパンチPのサイズP1、
P2、P3、……に対する板押え上下用シリンダ69の
加圧力A1、A2、A3、……が設定されている。この
際、板押え上下用シリンダ69の加圧力が近い値のもの
はまとめて同じ値を用いるようにすることもできる(図
11中材質1の表参照)。
【0054】また、例えば、「標準」の加圧力をデジタ
ル量で設定しておき、「大」の加圧力を「標準」の加圧
力の1.5倍とし、「小」の加圧力を「標準」の1/
1.5のように設定することもできる。
【0055】同様にして、データテーブル195B、…
…では、ワークWの他の材質2、……についても各々板
押え上下用シリンダ69の加圧力B1、B2、B3、…
…が設定されている。なお、データテーブル195の作
成に当たっては、材質別に作成する場合に限られず、板
押え89の作動パターン別(Vパターンや固定等)やパ
ンチPのサイズ別等種々の場合が考えられる。
【0056】なお、説明は省略するが、ラムシリンダ3
3には別の油圧回路197が設けられており、ロック用
シリンダ55にも別の油圧回路199が設けられている
(図10参照)。
【0057】従って、制御装置25は、入力されるワー
クWの材質、板厚、パンチPのサイズ等から板押え89
による適正な圧力を決定し、電磁比例リリーフ弁191
を制御して、板押え上下用シリンダ69を作動させて板
押え89を下降させ、ワークWを加圧する。
【0058】以上の結果から、制御装置25がデータテ
ーブル195に従って電磁比例リリーフ弁191から減
圧弁181に発せられるパイロット信号を制御するの
で、加工すべきワークWの材質、板厚および使用するパ
ンチPのサイズ等に対応した適切な加圧力で板押え89
をワークWに押し付けることができ、誤った加圧力で板
押え89を押し付けて破損するのを防止することができ
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よるパンチプレスでは、上部フレームに上下動自在の上
部主軸に設けられているチャック装置にパンチが着脱自
在に装着されており、加工時には、このパンチに対して
上下動自在に設けられている板押えを流体圧シリンダに
より加圧してワークを押さえるが、この際に、制御装置
が記憶しているデータテーブルに従って圧力制御弁を制
御するので、加工すべきワークの材質、板厚および使用
するパンチのサイズに対応した圧力を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパンチプレスの全体を示す正面
図である。
【図2】図1中II方向から見た平面図である。
【図3】パンチ支持部およびダイ支持部を示す断面図で
ある。
【図4】加工時におけるパンチ支持部およびダイ支持部
を示す断面図である。
【図5】金型交換時におけるパンチ支持部およびダイ支
持部を示す断面図である。
【図6】パンチ支持部および板押えを示す断面図であ
る。
【図7】(A)(B)は、パンチの平面図および断面図で
ある。
【図8】(A)〜(C)は、種々のサイズのパンチを示
す断面図である。
【図9】(A)(B)は、ダイの平面図および断面図であ
る。
【図10】板押え上下用シリンダの油圧回路図である。
【図11】データテーブルの一例を示す表である。
【図12】従来より一般的なタレットパンチプレスを示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 パンチプレス 5 上部フレーム 25 制御装置 41 プレスラム部(上部主軸) 43 ロック機構(チャック装置) 69 板押え上下用シリンダ(流体圧シリンダ) 89 板押え 191 電磁比例リリーフ弁(圧力制御弁) 195 データテーブル P パンチ D ダイ W ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチプレスにおける上部フレームに、
    パンチを着脱自在のチャック装置を備えた上部主軸を上
    下動自在に設けると共に、上記パンチに上下動自在に備
    えた板押えを加圧自在の流体圧シリンダを設け、この流
    体圧シリンダに供給される作動流体の圧力を制御自在の
    圧力制御弁を設けると共に、当該圧力制御弁を制御する
    ための制御装置を設け、加工すべきワークの材質、板厚
    および使用するパンチのサイズに対応して前記作動流体
    の圧力を制御するためのデータテーブルを上記制御装置
    に備えたこと、を特徴とするパンチプレス。
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