JP2002143479A - パチンコ遊技機の貯留球通出規制部材 - Google Patents

パチンコ遊技機の貯留球通出規制部材

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JP2002143479A JP2000339620A JP2000339620A JP2002143479A JP 2002143479 A JP2002143479 A JP 2002143479A JP 2000339620 A JP2000339620 A JP 2000339620A JP 2000339620 A JP2000339620 A JP 2000339620A JP 2002143479 A JP2002143479 A JP 2002143479A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球払出装置を機構セット盤から取外した際
に、球貯留排出経路部に一時的に貯留されている貯留球
が球送出口から通出しないように規制する。 【解決手段】 貯留球通出規制部材60は、貯留球を通
過させる寸法の球通過口64(65)を開設した規制板部
61を、球送出路部材26に設けた挿通口47に挿通し
て球送出路24a,24bと交差した状態に配設され
る。そして規制板部61は、球送出路24a,24bの
貯留球の通出を許容する貯留球通出許容位置と、貯留球
の通出を規制する貯留球通出規制位置との間を、球送出
路24a,24bと交差する方向に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
の貯留球通出規制部材に関し、更に詳細には、遊技媒体
としてパチンコ球を使用するパチンコ遊技機において、
球貯留排出経路部と球払出装置との間に配設され、この
球貯留排出経路部内に一時的に貯留された賞球および貸
球として払い出される貯留球の通出を規制する貯留球通
出規制部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やアレンジボール機に代表さ
れるこの種のパチンコ遊技機は、遊技ホール内の設置枠
台(通称「島」)に縦向きの姿勢で設置されて遊技に供さ
れ、そして機内の遊技盤内で展開されるパチンコゲーム
中に成立した入賞(例えばセーフ球の発生や図柄組合わ
せによる得点)に対し、機裏側の機構セット盤に形成配
置した球タンクや整流路および球送出路等から構成され
る球貯留排出経路部内に貯留されたパチンコ球(貯留球)
を、前記球送出路の球送出口の下方に配設した球払出装
置の作動制御のもとに、所定数の賞球として機前側の上
球皿または下球皿側へ給出するようになっている。一
方、貸球用のカードおよびカードユニットを利用して貯
留球を貸出し得るタイプの遊技機(一般に「カード式パ
チンコ遊技機」ともいう)では、前述した賞球払出しと
は別に、遊技者による適正な球貸し操作に応答して前記
球払出装置または別途設置された別の球払出装置が作動
されることにより、所定数の貸球として上球皿側へ給出
されるようになっている。
【0003】前記球貯留供給経路部内には、遊技盤内で
のパチンコゲームにおいて所謂「大当り」の特別遊技状
態が発生しても円滑に賞球を払出し得るように、機外の
球補給設備から適時にパチンコ球を補充投入して常に一
定量以上のパチンコ球が貯留されている。このため、例
えば前記球貯留排出経路部の点検や修理、殊に前記球払
出装置の取外し点検や新品交換に際しては、該球貯留排
出経路部内の貯留球を所定位置で一時的に球止め(通出
規制)し得ることが望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの種のパチン
コ遊技機にあっては、貯留球の球止めに係る一般的な技
術として、例えば前記球貯留排出経路部の下流部上方
(球送出路部)に鈎形状をなす回動式の貯留球通出規制部
材が配設されており、球払出装置の取外しに先立つ球止
め時には、この規制部材を通常の通出許容位置(第1位
置)から通出規制位置(第2位置)に回動変位させて、そ
の爪部で球貯留排出経路部内の貯留球を受止め、規制位
置から上流側の球容器に至る貯留球を通出規制(阻止)し
得るようになっている。しかしながら、このような通出
規制技術では、貯留球通出規制部材の通出規制位置から
下流に貯留された貯留球の通出規制を図り得ないため、
前記球払出装置を取外した際には、相当数をやむなく通
出落下させざるを得ない。また、点検・修理済みの球払
出装置の組付けセット後に、球詰まりまたは球切り状態
が不十分である場合には、同装置の再度の取外し点検に
伴って再び相当数が通出落下する結果を招来してしまっ
ていた。
【0005】更に、前記カード式パチンコ遊技機におい
ては、前記球送出路部が貸球用の球送出路(第1球送出
路)と、賞球用の球送出路(第2球送出路)とから構成さ
れている。しかしながら従来のカード式パチンコ遊技機
では、これら第1球送出路および第2球送出路に、単独
操作される専用の前記貯留球通出規制部材を個別に配設
するようになっていた。このため、球貯留排出経路部内
における第1球送出路内および第2球送出路内の夫々の
貯留球に対する通出規制および通出許容に関しては、各
貯留球通出規制部材を別々に操作する必要があり、繁雑
で面倒な作業を伴う欠点を有していた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、球払出装置を機構セット盤から取
外した際に、球貯留排出経路部に一時的に貯留されてい
る貯留球が球送出口から通出しないように規制すると共
に、貸球用の球送出路および賞球用の球送出路に対する
通出規制を同時になし得るよう構成したパチンコ遊技機
の貯留球通出規制部材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、パチンコ遊
技機の裏側に設けられた球貯留排出経路部を構成する球
送出路部の球送出路に臨んで配設され、該球送出路内の
貯留球の通出規制を行なうパチンコ遊技機の貯留球通出
規制部材であって、前記球送出路の球送出口に近接した
位置を、該球送出路と交差する方向に移動可能な規制板
部と、前記規制板部に開設され、前記貯留球を通過させ
得る寸法に設定した球通過口とからなり、前記球通過口
と前記球送出口とが全面的に連通する第1位置に前記規
制板部を到来させることで、前記球送出路内の貯留球が
球送出口から通出されるのを許容し、前記球送出口に対
して球通過口が変位する第2位置に前記規制板部を移動
することで、前記球送出路内の貯留球が球送出口から通
出されるのを規制するよう構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】貯留球通出規制部材の規制板部を第1位置に到
来させると、該規制板部に形成した球通過口と球送出路
の球送出口とが全面的に連通し、球送出路内の貯留球が
球送出口から通出されるのは許容される。一方、規制板
部を第2位置へ移動すると、球送出口に対して球通過口
が変位し、球送出路内の貯留球が球送出口から通出され
るのは規制される。また球送出路部が、第1球払出装置
に整合連通する貸球用の第1球送出路と、この第1球送
出路と並行に延在して第2球払出装置に整合連通する賞
球用の第2球送出路とを有する構成では、第1球送出路
の第1球送出口と全面的に連通可能な第1球通過口およ
び第2球送出路の第2球送出口と全面的に連通可能な第
2球通過口が開設された規制板部を、第1位置と第2位
置との間を移動することで、前記第1球送出路および第
2球送出路内の各貯留球に対する通出許容および通出規
制を同時に行なうことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技
機の貯留球通出規制部材につき、好適な実施例を挙げ、
添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお本実
施例では、貸球用のカードおよびカードユニットを利用
して貯留球を貸出し得るカード式パチンコ機を例とし、
後述する機構セット盤における球貯留排出経路部の下流
側に、ユニット化された球払出装置が設置された形式を
主に示す。
【0010】(パチンコ機)そこで、先ず本実施例の貯留
球通出規制部材が実施されるパチンコ機について、図1
2および図13を参照して要約説明する。本実施例のパ
チンコ機Pは、その基本的な概略構成として、外枠Aの
開口前面側に対して前枠Bが、連結支持手段および施錠
手段を利用して着脱および開放可能に組付けられてい
る。そして前枠Bの内外部分には、横開き式のガラス扉
Dを組付けた窓枠Cと、ガラス扉Dの下部において前枠
Bに対して着脱および開放可能に組付けられる開閉セッ
ト板の前側に上球皿Eが組付けられると共に、該開閉セ
ット板の後側に電動式の球送り装置(図示せず)等がセッ
トされている。また、前記前枠Bの下部に下球皿Fおよ
び打球発射装置H等が設置されると共に、裏側に機構セ
ット盤G等が装備され、更に該前枠Bの後側に設けた保
持枠10の正面内部に、所要の遊技領域Jaを構成した
遊技盤Jが着脱交換可能にセットされる。一方、貸球の
払出し制御に必要とされる球貸しユニット(カバー式)K
が、パチンコ機Pの側方(外枠Aの隣接部位)に設置され
て各電子制御部と接続されている。
【0011】(機構セット盤)前記機構セット盤Gは、前
枠B裏側に位置する前記遊技盤Jセット用の保持枠10
の裏側に着脱可能に装備され、該保持枠10に対応し得
る方形サイズに樹脂成形された本体11の中央部に遊技
盤裏面の点検用の窓口12が開口され、これに裏カバー
部材13が開閉および着脱可能に取着されており、この
窓口12の上部から右側部に亘る外周囲部に球貯留排出
経路部14等が配設されている。また、この球貯留排出
経路部14の下側に、カセット形態とされる電動制御式
の球払出装置L1,L2が設置される一方、これら球払出
装置L1,L2の下方に該装置L1,L2から払出された貸球
および賞球を前記上球皿Eまたは下球皿Fへ排出する球
排出経路(図示せず)が形成されており、前記球貯留排出
経路部14に貯留された所定数のパチンコ球(貯留球)
が、球払出装置L1,L2の作動により貸球または賞球と
して払出されるようになっている。
【0012】なお、機構セット盤Gのその他の構成とし
て、前記窓口12の下方に、アウト球およびセーフ球を
機外へ排出する球通出経路が形成される他に、球抜き装
置,セーフ球検出処理装置,賞球満杯検出装置および貸球
用の検出スイッチ(何れも図示せず)等が夫々設置され、
そして本体11の上方隅端部にターミナル基盤(集中基
盤ともいう)15が設置されている。また前記窓口12
の下方背面には、パチンコ機Pを全体的に制御するメイ
ン基板を収容した主制御装置16や、前記打球発射装置
Hを制御する発射制御基板を収容した発射制御装置1
7、前記球払出装置L1,L2を制御する払出制御基板を
収容した払出制御装置18、前記遊技盤Jでのパチンコ
ゲームに応じた効果音を発生制御する音制御基板を収容
した音制御装置19、球貸しユニットKと接続して各種
データの入力および出力を行なうためのコネクタを備え
たインターフェース20等が所要位置に設置固定される
一方、前記裏カバー部材13の背面に電源基板21が設
置固定されている。
【0013】(球貯留排出経路部)前記球貯留排出経路部
14は、機構セット盤Gの上部に上方開口状態で設置さ
れる球容器(「球タンク」ともいう)22と、この球容器
22底面の下流端に開口された球出口に合わせた下部に
取着される斜状レール形の整流路部23と、左右蛇行状
に形成されて前記整流路部23の下流端に連絡するよう
に取着される球送出路部24とから構成され、相当量
(例えば500個程度)のパチンコ球を貯留球として一時
的に貯留し得るようになっている。そして実施例のパチ
ンコ機Pでは、前記球送出路部24が、図2に示す如く
上側の第1球送出路部材25と下側の第2球送出路部材
26とに2分割されており、この第2球送出路部材26
に後述する貯留球通出規制部材60や貯留球通出切換部
材75等が設置されるようになっている。
【0014】なお実施例の整流路部23は、図2および
図3に示すように、幅方向中央部で上方へ突出しかつ長
手方向へ延在する仕切板27により、貯留球を2列整列
状態で球送出路部24へ送出案内する第1整流路23a
および第2整流路23bとを並設した「4条タイプ」が
例とされ、例えば第1整流路23aを貸球用、第2整流
路23bを賞球用として実施に供される。また前記球送
出路部24は、貯留球を1列整列状態で通出案内する
「2条タイプ」として、前記第1球送出路部材25内か
ら第2球送出路部材26内に亘り、第1球送出路(球送
出路)24aおよび第2球送出路(球送出路)24bがパ
チンコ機Pの前後方向へ並列的に画成され、この第1球
送出路24aが前記第1整流路23aに整合連通すると
共に第2球送出路24bが前記第2整流路23bに整合
連通している。すなわち、第1整流路23aおよび第2
整流路23bを夫々流下した貯留球は、その出口部で2
列から1列に整列されながら対応の第1球送出路24a
および第2球送出路24b内へ流入する。
【0015】(球払出装置)本実施例のパチンコ機Pで
は、貸球の払出し専用に実施される第1球払出装置L1
と、賞球の払出し専用に実施される第2球払出装置L2
とを有し、機構セット盤Gの設置部28に対して、前後
に整合セットした第1球払出装置L1および第2球払出
装置L2をビス着することで、両球払出装置L1,L2を前
後2段に装着するようになっている(図9)。なお第1球
払出装置L1および第2球払出装置L2は、全く同一タイ
プとされている。
【0016】(第2球送出路部材)次に、本実施例の貯留
球通出規制部材60が装着される前記第2球送出路部材
26につき説明する。この第2球送出路部材26は、図
1および図4等に示す如く、前記第1球送出路部材25
と、設置部28に装着される前記夫々の球払出装置L1,
2との上下間にビス着される。そしてその内部には、
前述した如く、第1球払出装置L1へ供給される貸球を
通出案内する蛇行状の前記第1球送出路24aと、第2
球払出装置L2へ供給される賞球を通出案内する蛇行状
の前記第2球送出路24bと、これら第1球送出路24
aおよび第2球送出路24bから分岐形成されて前記機
構セット盤Gに設けた球排出路29に整合連通する球抜
路30が夫々画成され、全体が単一ユニット部材として
構成されている。すなわち第2球送出路部材26は、前
後方向へ互いに組付け可能に合成樹脂成形された第1基
材31および第2基材32からなり、本実施例の貯留球
通出規制部材60および貯留球通出切換部材75を、そ
の所要位置に摺動自在に装着し得るようになっている。
【0017】(第1基材)前記第1基材31は、図5およ
び図6に示す如く、機構セット盤Gに接触する矩形状の
台座部33と、この台座部33に蛇行状に形成されて前
記第1球送出路24aの一部を画成する第1壁部34
と、この第1壁部34に段差を以て一体形成されて両球
送出路24a,24bの間に延在するようになる仕切壁
部35とが一体的に成形されている。そして、第1球送
出路24aの第1球送出口(球送出口)24cに隣接する
部位には、前記貯留球通出規制部材60の挿通および摺
動変位を許容する横長矩形状の第1挿通口36が開口形
成されると共に、該第1球送出路24aと球抜路30と
の分岐部に対応する部位には、前記貯留球通出切換部材
75の挿通および摺動変位を許容する略J字形状の第2
挿通口37が開口形成されている。また、前記第1挿通
口36の右上端縁部には、前記貯留球通出規制部材60
に係合して該通出規制部材60の抜止めを図る第1フッ
ク片(係合片)38が立設形成されていると共に、前記第
2挿通口37の右上端縁部には、前記貯留球通出切換部
材75に係合して該切換部材75の抜止めを図る第2フ
ック片39が立設形成されている。なお台座部33の略
中央には、第2基材32との組付用のビス54が螺着さ
れるボス40が立設形成されていると共に、左端中央部
や下端中央部および右上隅角部等には、当該第1基材3
1を機構セット盤Gに組付けるためのビス53(図3)の
挿通を許容する挿通口41が開設されている。
【0018】(第2基材)前記第2基材32は、図5およ
び図6に示す如く、前記第1基材31の台座部33に端
部密着して整合する矩形箱状の外郭壁部42に、外側へ
蛇行状に突出形成されて前記第2球送出路24bを画成
する第2壁部43と、同じく外側へ突出形成されて前記
球抜路30を画成する第3壁部44が一体的に成形され
ている。また前記外郭壁部42の内側には、前記第1球
送出路24aを画成する第4壁部45および前記球抜路
30を画成する第5壁部46が形成されている。そして
第2球送出路24bの第2球送出口(球送出口)24dに
対応する部位には、前記貯留球通出規制部材60の挿通
および摺動変位を許容する横長矩形状の第1挿通口47
が開口形成されると共に、該第2球送出路24bと球抜
路30との分岐点に対応する部位には、前記貯留球通出
切換部材75の挿通および摺動変位を許容する略J字形
状の第2挿通口48が開口形成されている。そして、前
記第1挿通口47に隣接した正面右側に、貯留球通出規
制部材60の係合フック片(係合片)69の挿通および係
合を許容する第1開口部(係合部)49が開設されると共
に、前記第2挿通口48に隣接した上側に、貯留球通出
切換部材75の係合フック片81の挿通および係合を許
容する第2開口部50が開設されている。なお、外郭壁
部42の略中央には、第1基材31に立設した前記ボス
40に整合する挿通口51が開設されていると共に、左
端中央部や下端中央部および右上隅角部等には、前記ビ
ス53(図3)の挿通を許容する挿通口52が開設されて
いる。
【0019】前記第1基材31および第2基材32から
構成される第2球送出路部材26は、これら第1基材3
1および第2基材32をビス54で組付けることによ
り、前記第1壁部34と第4壁部45等により前記第1
球送出路24aが画成されると共に前記第2壁部43で
前記第2球送出路24bが画成され、また第3壁部44
および第5壁部46で前記球抜路30が画成される。そ
して、前記第1球送出路24aおよび第2球送出路24
bの間に前記仕切壁部35が延在するようになり、第1
球送出路24aと第2球送出路24bとは、パチンコ機
Pの前後方向へ所要間隔を以て並行的に延在している。
なお、第2球送出路部材26の下面には、第1球送出路
24aの第1球送出口24cと第2球送出路24bの第
2球送出口24dが開口している(図7(c))。また、第
1基材31および第2基材32に形成した前記各第1挿
通口36,47の間には、前記貯留球通出規制部材60
を摺動自在に案内するガイド溝55が、前記第1球送出
路24aおよび第2球送出路24bと交差する方向に延
在形成されている(図9)。
【0020】(貯留球通出規制部材について)本実施例の
貯留球通出規制部材60は、図7〜図9に示す如く、前
記夫々の第1挿通口36,47および前記ガイド溝55
により、第1球送出路24aおよび第2球送出路24b
に交差し、かつ夫々の球送出口24c,24dに臨んで
形成された収容設置部56に装着され、第1球送出路2
4a内の貸球および第2球送出路24b内の賞球に対す
る通出規制を同時に図るものである。この貯留球通出規
制部材60は、一方端部に把持片62を一体的に設けて
前記収容設置部56に挿通される細長シャッター状を呈
する規制板部61と、この把持片62の側面に一体的に
形成されて前記規制板部61の側方に沿設される姿勢保
持部63とから構成され、全体が合成樹脂製の一体成形
品である。前記規制板部61には、貯留球(貸球)の通過
を許容するように矩形状に形成されて前記第1球送出路
24aに整合可能な第1球通過口(球通過口)64と、同
じく貯留球(賞球)の通過を許容するように矩形状に形成
されて前記第2球送出路24bに整合可能な第2球通過
口(球通過口)65とが、前記第1球送出路24aと第2
球送出路24bとの配設間隔と同一間隔で形成されてい
る。また、各球通過口64,65の側方(前記把持片62
側と対向する方向)には、傾斜面に形成された球規制片
部66,67が夫々の球通過口64,65に隣設され、後
述する如く、夫々の球送出口24c,24dを貯留球の
直径よりも幅狭に開口させて該貯留球の通過を規制する
ようになっている。
【0021】(姿勢保持部)前記姿勢保持部63は、前記
把持片62から立設した支持片68を中心に揺動可能な
レバー状を呈しており、該支持片68から前方へ延出し
て前記第1開口部49に係脱可能に係合する係合フック
片69と、該支持片68から後方へ突出して前記把持片
62の側方へ臨む操作片70とから構成されている。こ
の姿勢保持部63は、図7に示す如く、常には前記規制
板部61と略平行に延在しており、指先操作により前記
操作片70を前記把持片62側へ押圧操作すると、前記
支持片68を中心として前記係合フック片69が反対側
(規制板部61から離間する方向)へ弾性的に変位し、前
記規制板部61に対して適宜傾斜するようになってい
る。そして、前記収容設置部56に設置された前記貯留
球通出規制部材60は、前記姿勢保持部63の係合フッ
ク片69を前記第1開口部49に係合させると、前記規
制板部61が第2球送出路部材26へ完全に挿入された
第1位置(貯留球の通出許容位置)に位置決めされ、該係
合フック片69と該第1開口部49との係合を解除させ
て引張ると、該規制板部61が第2球送出路部材26か
ら適宜露出して第2位置(貯留球の通出規制位置)に位置
決めされ得るようになっている。
【0022】(貯留球通出規制部材の第1位置)そして、
前記貯留球通出規制部材60の規制板部61が前記第1
位置に到来した際には(図7(c)および図8(b))、前記
第1球通過口64が第1球送出路24aの第1球送出口
24cに全面的に整合(連通)すると共に、前記第2球通
過口65が第2球送出路24bの第2球送出口24dに
全面的に整合(連通)するように設定されている。すなわ
ち、貯留球通出規制部材60を第1位置に到来させる
と、第1球送出路24a内に貯留されている貸球として
の貯留球および第2球送出路24b内に貯留されている
賞球としての貯留球の夫々の通出を許容する貯留球通出
許容状態とされ、前記第1球払出装置L1および第2球
払出装置L2に対して、第1球送出路24aおよび第2
球送出路24b内の夫々の貯留球が通出可能とされる。
【0023】(貯留球通出規制部材の第2位置)一方、前
記貯留球通出規制部材60の規制板部61が前記第2位
置に到来した際には(図7(a)および図8(a))、前記第
1球通過口64が第1球送出路24aの第1球送出口2
4cに対して変位して該球送出口24cに前記球規制片
部66が到来して、これら第1球通過口64と第1球送
出口24cが部分的(貯留球の直径よりも幅狭)にのみ連
通すると共に、前記第2球通過口65が第2球送出路2
4bの第2球送出口24dに対して変位して該球送出口
24dに前記球規制片部67が到来して、これら第2球
通過口65と第2球送出口24dが部分的(貯留球の直
径よりも幅狭)にのみ連通するように設定されている。
すなわち、貯留球通出規制部材60を第2位置に到来さ
せると、第1球送出路24a内に貯留されている貸球と
しての貯留球および第2球送出路24b内に貯留されて
いる賞球としての貯留球の夫々の通出を規制する貯留球
通出規制状態とされ、前記第1球払出装置L1および第
2球払出装置L2に対して、第1球送出路24aおよび
第2球送出路24b内の夫々の貯留球が通出不能とされ
る。
【0024】(脱落防止構造)また、前記規制板部61の
側端に切欠部71が形成され、これにより該規制板部6
1の側端奥側に係合片(係合部)72が形成されている。
この切欠部71には、前記収容設置部56に当該の貯留
球通出規制部材60を装着した際に、前記第1基材31
に立設形成した前記第1フック片38の鈎部が臨むよう
に設定されている。しかも、前記貯留球通出規制部材6
0が前記第2位置に到来した際には、前記第1フック片
38の鈎部と前記係合片72の端部とが係合するように
なっており(図7(a)および図8(a))、これにより該貯
留球通出規制部材60の脱落防止が図られる。すなわち
前記貯留球通出規制部材60は、第1位置(通出許容位
置)に到来している場合では、前記姿勢保持部63の係
合フック片69が第1開口部49に係合して第2球送出
路部材26からの脱落が防止され、また第2位置(通出
規制位置)に到来している場合では、前記第1フック片
38が係合片72に係合して第2球送出路部材26から
の脱落が防止されるようになっている。
【0025】なお、前記貯留球通出規制部材60が第2
位置にある場合には、前述した如く、第1フック片38
と係合片72との係合により脱落防止が図られる一方、
前記係合フック片69の先端が前記第1開口部49側方
の壁面に当接するようになっている(図7(a))。従っ
て、第2位置に到来している貯留球通出規制部材60
は、第1位置側へのスライド変移が規制され、この第2
位置で好適に姿勢保持される。これにより実施例の貯留
球通出規制部材60は、第1位置および第2位置の何れ
の位置でも姿勢保持されるので、当該パチンコ機Pの振
動等により通出許容状態から通出規制状態への不意の変
移や、通出規制状態から通出許容状態への不意の変移が
好適に防止される。
【0026】(貯留球通出切換部材について)前記貯留球
通出切換部材75は、図4に示す如く、前記夫々の第2
挿通口37,48を利用して前記第1球送出路24aお
よび第2球送出路24bと前記球抜路30との分岐点に
摺動自在に収容設置され、第1球送出路24a内の貸球
としての貯留球および第2球送出路24b内の賞球とし
ての貯留球の前記球抜路30に対する通出許容および通
出規制を図るものである。この貯留球通出切換部材75
は、前記貯留球通出規制部材60と基本構成が同一であ
って、一方端部に把持片78を一体的に設けて第2挿通
口37,48に挿入される細長シャッター状を呈する規
制板部76と、この把持片78の側面に一体的に形成さ
れて前記規制板部76の側方に沿設される姿勢保持部7
7とから構成されている。前記規制板部76には、前記
第1球送出路24aに整合可能な第1球通過口79と、
前記第2球送出路24bに整合可能な第2球通過口80
が形成されている。また前記姿勢保持部77は、前記第
2開口部50に係脱可能に係合する係合フック片81と
操作片82から構成され、該操作片82を押圧操作する
ことで規制板部76に対して変形可能となっている。
【0027】(貯留球通出切換部材の第1位置)前記分岐
部に設置された貯留球通出切換部材75が、前記姿勢保
持部77の係合フック片81が第2開口部50に係合し
た第1位置に到来した場合は、その第1球通過口79が
第1球送出路24aに部分的(貯留球の直径よりも幅狭)
にのみ連通すると共に、前記第2球通過口80が第2球
送出路24bに部分的(貯留球の直径よりも幅狭)にのみ
連通するように設定されている。すなわち、貯留球通出
切換部材75を第1位置に到来させると、第1球送出路
24a内に貯留されている貸球としての貯留球および第
2球送出路24b内に貯留されている賞球としての貯留
球の球抜きを規制する状態とされ、第1球送出路24a
および第2球送出路24b内の夫々の貯留球は、前記第
1球払出装置L1および第2球払出装置L2側へ通出案内
されるようになる(図10(a),(b))。
【0028】(貯留球通出切換部材の第2位置)また、前
記分岐部に設置された貯留球通出切換部材75が、前記
係合フック片81と第2開口部50との係合を解除して
第2位置に到来した場合は、その第1球通過口79が第
1球送出路24aに全面的に整合(連通)すると共に、前
記第2球通過口80が第2球送出路24bに全面的に整
合(連通)するように設定されている。すなわち、貯留球
通出切換部材75を第2位置に到来させると、第1球送
出路24a内に貯留されている貸球としての貯留球およ
び第2球送出路24b内に貯留されている賞球としての
貯留球の球抜きを許容する状態とされ、第1球送出路2
4aおよび第2球送出路24b内の夫々の貯留球は、夫
々の球通過口79,80を介して球抜路30側へ流出し
た後、球排出路29から機外へ排出され得る(図11)。
【0029】
【実施例の作用】次に、前述のように構成された本実施
例に係るパチンコ遊技機の貯留球通出規制部材の作用に
つき説明する。
【0030】(貯留球通出規制部材等の装着)本実施例の
パチンコ機Pでは、前記第1基材31と第2基材32と
を前記ビス54を締付けて第2球送出路部材26を組立
てた後、前記貯留球通出規制部材60を前記第1挿通口
47を介して前記収容設置部56内に収容セットすると
共に前記貯留球通出切換部材75を前記第2挿通口48
を介して分岐点に収容セットすることで、単一ユニット
部材として構成される。なお貯留球通出規制部材60
は、前記把持片62および操作片70を指先で強めに摘
みながら前記規制板部61を収容設置部56へ挿入すれ
ば、前記姿勢保持部63の係合フック片69が第1開口
部49から第2球送出路部材26内へ進入する(図7
(b))。また貯留球通出切換部材75は、前記把持片7
8および操作片82を指先で強めに摘みながら前記規制
板部76を第2挿通口48へ挿入すれば、前記姿勢保持
部77の係合フック片81が第2開口部50から第2球
送出路部材26内へ進入する。
【0031】このように、貯留球通出案内部材60およ
び貯留球通出切換部材75を装着した第2球送出路部材
26を前記機構セット盤Gにビス53で組付けることに
より、第1球送出路24aおよび第2球送出路24bが
前記第1球送出路部材25の第1球送出路および第2球
送出路に整合連通し、前記第1球送出路24aの第1球
送出口24cは前記第1球払出装置L1の球流入口に整
合すると共に第2球送出路24bの第2球送出口24d
は前記第2球払出装置L2の球流入口に整合連通する。
【0032】(パチンコ球の供給)前記パチンコ機Pを、
遊技ホール内の設置枠台(通称「島」)に縦向きの姿勢で
設置した後、機外の球補給設備から球貯留排出経路部1
4における前記球容器22内へパチンコ球が供給され
る。これによりパチンコ球は、球容器22から整流路部
23の第1整流路23aまたは第2整流路23bへ流入
し、第1整流路23a内へ流入したパチンコ球は、球送
出路部24における第1球送出路部材25の第1球送出
路から第2球送出路部材26の第1球送出路24a内へ
流入し、第2整流路23bに内へ流入したパチンコ球は
第1球送出路部材25の第2球送出路から第2球送出路
部材26の第2球送出路24b内へ流入する。このと
き、前記貯留球通出規制部材60および貯留球通出切換
部材75を夫々第1位置に到来させているので、第1球
送出路24a内へ通入したパチンコ球は第1球払出装置
1へ到来して貸球用の貯留球として順次貯留され、第
2球送出路24b内へ進入したパチンコ球は第2払出装
置L2へ到来して賞球用の貯留球として順次貯留され
る。
【0033】そして貯留球が正常に貯留された状態にお
いて、当該パチンコ機Pでのパチンコ遊技に先立ち、遊
技者が前記貸球用のカードおよび球貸しユニットKを利
用して適正な球貸し操作をした場合には、この操作に応
答して前記第1球払出装置L 1が作動制御されることに
より、第1球送出路24a内の所定数の貯留球が貸球と
して前記上球皿E側へ給出される(図10(a))。このと
き第1球送出路24a内の貯留球は、前記貯留球通出規
制部材60の第1球通過口64を通過した後、第1球送
出口24cから第1球払出装置L1へ順次通出される。
【0034】前記貸球を遊技球として前記遊技盤J内で
パチンコゲームが展開されている途中で入賞球が発生し
た場合には、これに応答して前記第2球払出装置L2
作動制御されることにより、第2球送出路24b内の所
定数の貯留球が賞球として前記上球皿E側へ給出される
(図10(a))。このとき第2球送出路24b内の貯留球
は、前記貯留球通出規制部材60の第2球通過口65を
通過した後、第2球送出口24dから第2球払出装置L
2へ順次通出される。なお、第1位置に到来している貯
留球通出規制部材60では、前記姿勢保持部63の係合
フック片69が第1開口部49に係合して位置決め保持
され、パチンコ機Pの振動等により通出許容状態から通
出規制状態への不意の変移は好適に防止されている。
【0035】(貯留球の通出規制)そして、当該パチンコ
機Pが遊技に供されている期間において、例えば前記第
1球払出装置L1または第2球払出装置L2の取外し点検
や新品交換等の必要が発生した際には、第1位置に姿勢
保持してある前記貯留球通出規制部材60を第2位置へ
姿勢変位させる。すなわち、前記把持片62および操作
片70を指先で押圧操作して姿勢保持部63の係合フッ
ク片69と前記第1開口部49との係合を解除したもと
で、貯留球通出規制部材60を手前側へ引張ることによ
り、該貯留球通出規制部材60の規制板部61は球送出
路24a,24bと交差する方向に摺動移動して第2位
置へ変位し、前記夫々の球規制片部66,67が対応の
第1球送出路24aおよび第2球送出路24bへ臨むよ
うになる(図7(a)および図9(a))。これにより夫々の
第1球送出口24cおよび第2球送出口24dは、パチ
ンコ球の直径よりも幅狭で部分的にのみ開口するため貯
留球の通出が規制される。これにより、図9(b)および
図10(b)に示す如く、前記第2球払出装置L2を取外
しても、第2球送出路24b内に一時的に貯留された賞
球用の貯留球の通出落下が好適に規制される。またこれ
と同様に、前記第1球払出装置L1を取外しても、第1
球送出路24a内に一時的に貯留された貸球用の貯留球
の通出落下が好適に規制される。なお、この時、第1フ
ック片38に係合片72が係合するので、貯留球通出規
制部材60が第2球送出路部材26から脱落することも
ない。
【0036】(貯留球の球抜き)なお、前記貯留球通出切
換部材75を第2位置に姿勢変位させた場合には、図1
1に示す如く、第1球送出路24aと第1球通過口79
が全面的に整合(連通)すると共に第2球送出路24bと
第2球通過口80が全面的に整合(連通)し、第1球送出
路24aおよび第2球送出路24b内の夫々の貯留球
は、前記各球通過口79,80を介して球抜路30側へ
順次通出され、前記球排出路29を介して機外へ排出さ
れる。すなわち実施例のパチンコ機Pでは、第1球払出
装置L1および第2球払出装置L2へ到来する前の貯留球
を機外へ排出することが可能となっており、これら第1
および第2の各球払出装置L1,L2を作動させることな
く球抜き作業を行ない得る。
【0037】このように実施例では、貸球用の貯留球を
通出案内する第1球送出路24aおよび賞球用の貯留球
を通出案内する第2球送出路24bの夫々の球送出口2
4c,24dに近接して臨む位置に、両球送出路24a,
24b内の貯留球の通出規制を行なう貯留球通出規制部
材60を摺動自在に装着するようにしたので、該貯留球
通出規制部材60を第2位置(遊技球通出規制状態)に到
来させて前記第1球払出装置L1または第2球払出装置
2を取外しても、第1球送出路24aおよび第2球送
出路24b内の貯留球が1球も通出落下することがな
い。
【0038】また実施例の貯留球通出規制部材60は、
第1球送出路24a内および第2球送出路24b内の両
方の貯留球に対する通出規制を、ワンタッチ操作で同時
に行なうことができ、貯留球の通出規制および規制解除
に係る操作が簡単かつ迅速に行ない得る。これにより、
前記球貯留排出経路部14の点検や修理、前記第1球払
出装置L1および第2球払出装置L2の取外し点検や新品
交換に、煩わしい作業が伴わない。
【0039】なお実施例では、貸球用および賞球用の2
列の球送出路24a,24bを有するパチンコ機Pを前
提として、これら球送出路24a,24bにおける夫々
の球送出口24c,24dの通出規制および規制解除を
行なう場合で説明したが、貸球用および賞球用を1列の
球送出路で兼用するパチンコ機の場合には、前記規制板
部61に1つの球通過口を開設して、1列の球送出路に
おける球送出口の通出規制および規制解除を行なうよう
にすればよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ遊技機の貯留球通出規制部材では、貯留球を通出案内
する球送出路の球送出口に近接した位置に、該球送出路
内の貯留球の通出規制を行なう貯留球通出規制部材を装
着するようにしたので、該貯留球通出規制部材を第2位
置(遊技球通出規制状態)に到来させれば、球送出路内の
貯留球が1球も通出落下しない利点がある。また、貸球
用の貯留球を通出案内する第1球送出路と、賞球用の貯
留球を通出案内する第2球送出路を有する場合には、夫
々の球送出路における各球送出口に対応する球通過口を
開設した貯留球通出規制部材を装着することで、この貯
留球通出規制部材により両球送出路内の夫々の貯留球に
対する通出規制を同時に行なうことができ、貯留球の通
出規制および規制解除に係る操作を簡単かつ迅速に行な
い得る利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る貯留球通出規制部材が装
着された球送出路部および球払出装置を示す正面図であ
る。
【図2】機構セット盤に配設された球貯留排出経路部を
示す斜視図である。
【図3】機構セット盤に配設される球貯留排出経路部に
おいて、球送出部を構成する第2球送出路部材および貯
留球通出規制部材を組付ける状態を示す斜視図である。
【図4】球送出路部を構成する第2球送出路部材と、こ
の部材に装着される貯留球通出規制部材および貯留球通
出切換部材を示す斜視図である。
【図5】第2球送出路部材を構成する第1基材および第
2基材を、一部破断して背面側から視た分解斜視図であ
る。
【図6】第2球送出路部材を構成する第1基材および第
2基材を、正面側から視た分解斜視図である。
【図7】第2球送出路部材に装着した貯留球通出規制部
材の各状態を示す底面図であって、(a)は、貯留球通出
規制部材が第2位置に到来している状態、(b)は、第2
位置から第1位置へ移動している状態、(c)は、第1位
置へ到来した状態を示している。
【図8】(a)は、第2位置に到来している貯留球通出規
制部材の斜視図、(b)は、第1位置に到来している貯留
球通出規制部材の斜視図である。
【図9】(a)は、貯留球通出規制部材が第1位置に到来
していることで、各球送出路内の貯留球の通出が許容さ
れた状態を示す一部破断側面図、(b)は、貯留球通出規
制部材が第2位置に到来していることで、各球送出路内
の貯留球の通出が規制された状態を示す一部破断側面図
である。
【図10】(a)は、貯留球通出規制部材が第1位置に到
来していることで、球送出路内の貯留球の通出が許容さ
れた状態を破断して示す正面図、(b)は、貯留球通出規
制部材が第2位置に到来していることで、球送出路内の
貯留球の通出が規制された状態を破断して示す正面図で
ある。
【図11】貯留球通出切換部材が第2位置に到来するこ
とで、球通路内の貯留球が球抜路側へ通出される球抜き
状態を破断して示す正面図である。
【図12】本実施例の貯留球通出規制部材が実施される
カード式パチンコ機の正面図である。
【図13】図12に示したカード式パチンコ機の背面図
である。
【符号の説明】
14 球貯留排出経路部 24 球送出路部 24a 第1球送出路(球送出路) 24b 第2球送出路(球送出路) 24c 第1球送出口(球送出口) 24d 第2球送出口(球送出口) 61 規制板部 64 第1球通過口(球通過口) 65 第2球通過口(球通過口) L1 第1球払出装置 L2 第2球払出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土師 正樹 愛知県名古屋市中村区烏森町3丁目56番地 株式会社ニューギン内 (72)発明者 小川 誠 愛知県名古屋市中村区烏森町3丁目56番地 株式会社ニューギン内 Fターム(参考) 2C088 BA35 BA79 BA82

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ遊技機の裏側に設けられた球貯
    留排出経路部(14)を構成する球送出路部(24)の球送出路
    (24a,24b)に臨んで配設され、該球送出路(24a,24b)内の
    貯留球の通出規制を行なうパチンコ遊技機の貯留球通出
    規制部材であって、 前記球送出路(24a,24b)の球送出口(24c,24d)に近接した
    位置を、該球送出路(24a,24b)と交差する方向に移動可
    能な規制板部(61)と、 前記規制板部(61)に開設され、前記貯留球を通過させ得
    る寸法に設定した球通過口(64,65)とからなり、 前記球通過口(64,65)と前記球送出口(24c,24d)とが全面
    的に連通する第1位置に前記規制板部(61)を到来させる
    ことで、前記球送出路(24a,24b)内の貯留球が球送出口
    (24c,24d)から通出されるのを許容し、前記球送出口(24
    c,24d)に対して球通過口(64,65)が変位する第2位置に
    前記規制板部(61)を移動することで、前記球送出路(24
    a,24b)内の貯留球が球送出口(24c,24d)から通出される
    のを規制するよう構成したことを特徴とするパチンコ遊
    技機の貯留球通出規制部材。
  2. 【請求項2】 前記球送出路部(24)は、第1球払出装置
    (L1)に整合連通する貸球用の第1球送出路(24a)と、こ
    の第1球送出路(24a)と並行に延在して第2球払出装置
    (L2)に整合連通する賞球用の第2球送出路(24b)とを有
    し、 前記規制板部(61)には、前記第1位置において、第1球
    送出路(24a)の第1球送出口(24c)と全面的に連通する第
    1球通過口(64)および第2球送出路(24b)の第2球送出
    口(24d)と全面的に連通する第2球通過口(65)が開設さ
    れ、 前記規制板部(61)を前記第2位置に移動することで、前
    記第1球送出路(24a)および第2球送出路(24b)内の各貯
    留球に対する通出規制を同時に行ない得るよう構成した
    請求項1記載のパチンコ遊技機の貯留球通出規制部材。
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