JP2002143293A - 医療用多層チューブ - Google Patents

医療用多層チューブ

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JP2002143293A
JP2002143293A JP2000349013A JP2000349013A JP2002143293A JP 2002143293 A JP2002143293 A JP 2002143293A JP 2000349013 A JP2000349013 A JP 2000349013A JP 2000349013 A JP2000349013 A JP 2000349013A JP 2002143293 A JP2002143293 A JP 2002143293A
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JP2000349013A
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Hiroshi Mera
博 米良
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Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 様々な使用条件に好適な耐熱性、柔軟性、お
よび耐キンク性をバランス良く設定された医療用チュー
ブ、あるいはオートクレーブ滅菌などの高温滅菌に耐
え、かつ、耐キンク性の向上した医療用チューブを提供
する。 【構成】 外層、内層、および中層を有するチューブで
あって、該外層は該チューブの外面を形成し、該内層は
該チューブにルーメンを形成し、該中層は該外層と該内
層の間にあり少なくとも1の層からなり、該外層および
該内層はそれぞれスチレン系ブロック共重合体樹脂から
なり、該中層はポリオレフィン系樹脂からなり、該外層
樹脂および該内層樹脂からなるチューブの105℃20
分間のオートクレーブ処理における収縮率が5%未満で
あり、該ポリオレフィン系樹脂の曲げ弾性率が1000
kg/cm2以下、軟化温度が50℃以上であり、該チ
ューブの長さ方向に垂直な断面における((該中層の断
面積)/(該外層断面積+該内層断面積))の式で表さ
れる中層比が、9.0〜0.95であることを特徴とす
る医療用チューブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、医療用のチュー
ブに関する。さらに、本発明は、オートクレーブ滅菌な
どの高温滅菌に耐える医療用チューブに関する。また、
本発明は、オートクレーブ滅菌などの高温滅菌に耐え、
かつ、耐キンク性の向上した医療用チューブに関する。
【0002】
【従来の技術】 医療用チューブには、輸液や血液を容
器からヒトに投与するときの輸液セットや輸血セット、
血液透析や人工心肺などを用いる時に血液を体外循環す
る際使用する回路類、その他、経腸栄養・中心静脈栄養
等のシステム,胃管・吸引カテーテル等の排液・灌流シ
ステム,導尿バッグなど尿管理システム,腹膜透析シス
テム等に使用される医療用チューブ等の非常に多くの医
療器類に使用されている。それらの大部分は、軟質ポリ
塩化ビニル製のものであり、成形性の良さ、原料および
製造コストが安価、チューブとしての柔軟な物性が適
当、医療器などに組み立てるときの加工性が良いなどの
理由により使用されてきた。これらの塩ビ(塩化ビニ
ル)製の医療用チューブは、オートクレーブ滅菌を行っ
ても皺よりや過度の寸法変化が発生せず優れた特性を有
する。
【0003】しかしながら、近年塩ビ製製品は、廃棄に
際して他のプラスチックや紙製の医療廃棄物との分別が
求められている。
【0004】一方、エチレン−酢酸ビニルコポリマーや
低密度ポリエチレンなどの軟質オレフィン系のチューブ
も一部に使用されているが、耐熱特性、耐キンク特性が
劣り、化学架橋や放射線架橋による特性の向上が可能で
あるが、複雑な工程が必要となる。
【0005】また、オートクレーブ滅菌特性に優れるシ
リコーン製やポリウレタン製のエラストマーチューブ
は、塩ビ製に較べて高価であり、さらに押出成形性が悪
く、他の部材との融着・接着など、製品への加工組立性
に劣る。
【0006】さらに、室温で優れた柔軟性を示す熱可塑
性エラストマーとして、スチレン及びエチレンからなる
群から選ばれた少なくとも1種を主成分とする部分と、
ブタジエン及びイソプレン及びそれらの水素添加物から
なる群から選ばれた少なくとも1種からなる部分から構
成されたブロック共重合体製のチューブについても検討
されているが、様々な使用条件に好適な耐熱性、柔軟
性、および耐キンク性をバランス良く設定することは困
難であった。また、これらの熱可塑性エラストマーは、
高価であり、感染予防の為に使い捨てられる医療器には
不向きである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は、上
記問題を解決したオートクレーブ滅菌などの高温滅菌に
耐える医療用チューブを提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、オートクレー
ブ滅菌などの高温滅菌に耐え、かつ、耐キンク性の向上
した医療用チューブを提供することにある。
【0009】さらに、本発明の他の目的は、様々な使用
条件に好適な耐熱性、柔軟性、および耐キンク性をバラ
ンス良く設定された医療用チューブを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】 これらの目的および詳
細に述べられていないその他の目的は、下記の本発明に
より達成される。
【0011】(1) 外層、内層、および中層を有する
チューブであって、該外層は該チューブの外面を形成
し、該内層は該チューブにルーメンを形成し、該中層は
該外層と該内層の間にあり少なくとも1の層からなり、
該外層および該内層はそれぞれスチレン系ブロック共重
合体樹脂からなり、該中層はポリオレフィン系樹脂から
なり、該外層樹脂および該内層樹脂からなるチューブの
105℃20分間のオートクレーブ処理における収縮率
が5%未満であり、該ポリオレフィン系樹脂の曲げ弾性
率が1000kg/cm2以下、軟化温度が50℃以上
であり、該チューブの長さ方向に垂直な断面における
((該中層の断面積)/(該外層断面積+該内層断面
積))の式で表される中層比が、9.0〜0.95であ
ることを特徴とする医療用チューブ。
【0012】(2) 上記オートクレーブ処理が、11
5℃、20分間であるを特徴とする上記(1)に記載の
医療用チューブ。
【0013】(3) 105℃20分間のオートクレー
ブ処理に耐え得ることを特徴とする特徴とする上記
(1)または(2)に記載の医療用チューブ。
【0014】(4) 上記医療用チューブの長さ方向に
垂直な断面の外形状が、5角以上の多角形、または変雲
多角形から選ばれることを特徴とする上記(1)ないし
(3)に記載の医療用チューブ。
【0015】(5) 上記医療用チューブの長さ方向に
垂直な断面のルーメン形状が、5角以上の多角形、また
は変雲多角形から選ばれることを特徴とする上記(1)
ないし(4)に記載の医療用チューブ。
【0016】本発明の外層および内層に用いられるスチ
レン系ブロック共重合体は、通常スチレン系エラストマ
ー、スチレンブタジエンゴムあるいはそれらの水素添加
タイプスチレン系エラストマーとして知られているもの
である。さらに具体的に述べると、スチレン系エラスト
マーとして、SBS(スチレン/ブタジエン/スチレ
ン)、SIS(スチレン/イソプレン/スチレン)等、
水素添加タイプスチレン系エラストマーとして、SEB
S(スチレン/エチレン/ブチレン/スチレン)、SE
PS(スチレン/エチレン/プロピレン/スチレン)、
SEEPS(スチレン/エチレン/エチレン・プロピレ
ンランダム共重合体/スチレン)と表現されるブロック
共重合体、およびこれらの共重合体のコンパウンドを用
いることができる。これらの製造法は特に問わないが、
二重結合を残した重合すなわちブタジエンやイソプレン
を重合した後、水素添加して得る製造方法も有益であ
る。これらの共重合体は、シェル化学のクレイトンG、
カリフレックス、日本合成ゴムのJSR−TR、JSR
−SIS、ダイナロン、アロン化成のアロンAR、クラ
レのセプトン及びハイブラー、住友化学工業の住友TP
Eなどとして入手可能である。
【0017】さらに好ましくは、SEBS,SEPS,
SEEPS等の水素添加タイプスチレン系エラストマー
群の中から選定することができる。これらのエラストマ
ーは、ポリスチレンブロック部と柔軟なポリオレフィン
ブロック部から成っている。このエラストマーは、加硫
加工無しで 加硫ゴムに匹敵する高弾性を示し、耐熱性
及び低温特性の双方に優れ、中層に用いるオレフィン系
ポリマーとの親和性が良好で、多層界面が強固であり、
耐薬品性及び安全性に優れ、医療器での使用実績も多
く、軟質ポリオレフィンとの共押出性に優れるという特
性により、本発明の外層、内層として好適である。
【0018】本発明の医療用多層チューブを、オートク
レーブなどの高温滅菌に適用するためには、本発明の外
層と内層に用いる樹脂は、単体樹脂からなるチューブと
して105℃、20分間のオートクレーブ処理に耐え得
ることが必要である。105℃、20分間のオートクレ
ーブ処理に耐え得ない樹脂では、内層、中層、外層を有
する医療用チューブとしたとき、高温滅菌に対する好適
な特性を発現できない。好ましくは本発明の外層と内層
に用いる樹脂は、115℃、20分間のオートクレーブ
処理に耐え得る樹脂である。
【0019】また、本発明の医療用多層チューブは、1
05℃20分間のオートクレーブ処理後、樹脂外観に皺
が形成されないことや、寸法変化が5%未満であれば、
オートクレーブ処理によっても医療用チューブの所定の
機能を損なうことはなく、使用することができるので、
該条件のオートクレーブ処理に耐え得るといえる。
【0020】また、上記スチレン系エラストマーは、ポ
リウレタン系・ポリエステル系・ポリアミド系・シリコ
ン系などの他のエラストマーに較べ、融点が高く、中層
に用いるポリオレフィン系ポリマーの融点との差異が大
きく、多層押出をする場合には押出温度が余りにもギャ
ップが大きくなり、安定押出が困難となる。また、前記
の通り、中層に用いるポリオレフィン系ポリマーとの親
和性が他のエラストマーに比し優れているので、各層間
の層間剥離が生じ難い。
【0021】本発明の中層は、該外層と該内層の間にあ
り少なくとも1の層からなり、ポリオレフィン系の軟質
樹脂からなる。該ポリオレフィン系樹脂の曲げ弾性率が
1000kg/cm2以下であり、かつ、その軟化温度
が50℃以上である。これにより、より軟質の樹脂を用
いることができ、医療用チューブ全体として、より柔ら
かく、かつ耐熱性に優れる医療用チューブを提供するこ
とができるのである。また、医療用に広く使用されるチ
ューブは、柔軟性を求められることが多く、曲げ弾性率
が1000kg/cm2を超えると、医療用チューブと
しては細径のものであっても固過ぎることが多い。この
際、チューブの肉厚を薄くして曲げ剛性を低下させる方
法もあるが、耐キンク特性が劣ることが多い。さらに好
ましい曲げ弾性率は、800kg/cm2である。
【0022】代表的には、低密度ポリエチレン、超低密
度ポリエチレン、軟質共重合ポリプロピレン、エチレン
−プロピレンエラストマー、エチレン−スチレンコポリ
マー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、1,2−ポリ
ブタジエン等である。 更に上記樹脂を組み合わせたコ
ンパウンド樹脂を使用できる。
【0023】本発明の医療用チューブの構成に於いて、
オートクレーブ滅菌に耐え得るために、該ポリオレフィ
ン系樹脂は、軟化温度が50℃以上であることが必要で
ある。本発明においては、該ポリオレフィン系樹脂単体
ではオートクレーブ滅菌条件で、収縮や変形して、該滅
菌に耐え得るものでなくても、該外層と該内層とにオー
トクレーブ滅菌に耐え得る樹脂を用いて、はさみ込むこ
とにより、チューブ全体としてオートクレーブ滅菌に耐
え得る特性が得られるのである。該軟化温度が50℃に
満たない樹脂では、上記の外層と内層によりはさみ込ん
で、多層チューブとしたとしても、オートクレーブ滅菌
条件に耐えられず、チューブの収縮、変形、皺などが発
生する。
【0024】本発明の医療用チューブの中層は、一層で
構成しても良いし、該中層を幾つかの層で構成してもよ
い。この際、特性の異なる数種の上記ポリオレフィン系
樹脂層を重ねて中層とすることができる。実施態様の一
つとして、外層側により軟らかい樹脂を、内層側に外層
側よりは固い樹脂を選ぶことにより、チューブの耐キン
ク特性がさらに向上する。
【0025】また、各層間の密着性、接着性をさらに向
上させるために、各層間に、接着層を介在させてもよ
い。
【0026】さらに、軟化温度が内層あるいは外層の樹
脂材料よりも高い樹脂を中層に用いて、耐キンク性、ト
ルク伝達性や他の特性を幅広く設定することができる。
また、本発明の医療用チューブには、X線造影性を付与
するバリウム等の金属や金属塩を有するストライプを設
けることができる。
【0027】本発明の医療用チューブは、上記の通り外
層、内層、少なくとも1の層からなる中層を有する多層
チューブである。多層チューブを構成する各層の容積比
率は、チューブ全体の柔軟性、耐キンク性、耐熱性に影
響を与える。各層の容積比率は、チューブの長さ方向に
垂直な断面における各層の占有面積の比率により表現さ
れる。本発明の医療用チューブは、その長さ方向に垂直
な断面における((該中層の断面積)/(該外層断面積
+該内層断面積))の式で表される中層比が、9〜0.
95であることを特徴とする。該中層比が9より大きい
場合、耐熱性の低い中層の特性の影響が大きくなり、医
療用チューブとしてオートクレーブ滅菌に耐えられなく
なってしまう。また、0.95よりも小さい場合、スチ
レン系ブロック共重合体の使用量が増え、コスト抑制効
果が無くなる。また、該中層樹脂による柔軟性、耐キン
ク性の調節効果も少なくなってしまう。
【0028】本発明の医療用チューブは、外層および内
層を耐熱性を有するスチレン系ブロック共重合体樹脂か
らとし、その間の中層に柔軟性を有するポリオレフィン
系樹脂を配し、耐熱性の不充分な樹脂であっても、耐熱
性および中層との親和性が良好な樹脂で内外層からはさ
み込むことによって、中層樹脂の有する柔軟性生かす事
を可能とするものである。従って、外層の外側や内層の
内側に別の材料の層を設けることを排除していない。例
えば、該外層の外側に光沢や模様を与えるプリント層、
摺動特性を向上させる滑面被覆、チューブ間の固着を防
止する剥離層等を設けることもできる。また、該内層の
内側に薬剤吸着、タンパク吸着等を防止する被覆層、他
部材との接着性を付与するための介在層などを設けるこ
とができる。また、外層の外側や内層の内側にエチレン
−酢酸ビニル共重合体などの高周波融着可能な樹脂層を
設けて、融着性を付与することも可能である。
【0029】本発明の医療用チューブの内外径や肉厚
は、特に限定されるものではないが、医療用として使用
しやすい内外径が適当である。即ち、内径は、0.8m
mから8mm、外径では、1.6mmから12mm。肉
厚は、0.4mmから2mmが好ましい。また、本発明
の医療用チューブは、その各層が同心円状に形成するこ
とが、最も容易であるが、これに限定するものではな
い。各層の中心が一致せず、各層の肉厚が部分により異
なるものでも良いし、さらに複数のルーメンを有してい
てもよい。外径が比較的大きなチューブ、例えば 8mm
以上であって、且つ、比較的肉薄になると耐キンク性が
減少する傾向にある。 かかる場合には 例えば スト
ライプ層を設けるなどの工夫を加えて、製品に必要な耐
キンク性をアップさせることが可能でる。
【0030】本発明の医療用チューブの長さ方向に垂直
な断面におけるチューブ外形状およびルーメン形状は、
特に限定されるものではない。楕円形状を含む、通常の
円形形状で実施できることは、言うまでもない。例え
ば、該チューブ外形状を5角以上の多角形や変雲多角形
とすることにより、チューブ触感を柔軟にすることがで
きるので、曲げ弾性率の高い樹脂を使用することができ
る。耐熱性を有する樹脂グレードは、曲げ弾性率が高い
ことが多いので、柔軟な触感を維持しながら耐熱性の向
上を図ることができる。
【0031】また、該ルーメン形状を、5角以上の多角
形や変雲多角形等の異形とすることにより、円形形状よ
り耐キンク性が向上し、また、円形形状では、チューブ
が外力によって屈曲した場合、ルーメンが閉塞してしま
うが、ルーメン形状を上記異形とすることで、チューブ
が屈曲してもルーメンが閉塞しづらいので、液体が流れ
る液体流通路を確保することができる。
【0032】ここで、5角以上の多角形とは、図2(2
4)、図3(32)に示すような、全ての頂点の内角が
180°未満であり、頂点を5個以上有する形状を指す
が、各頂点は適当なRを有する。また、各辺について
も、直線である必要はない。樹脂が軟質であるため、押
出し成形の過程において、変形、あるいは収縮量の部分
的な差異により、直線にならない場合が多い。実質的に
多角形であれば、所望の効果を得ることができる。ま
た、変雲多角形とは、図4(44)、図5(52)(5
4)に示すような形状であり、具体的には、図6に示す
ように、上記多角形の1つ(61)を作図し、その各頂
点(65)を中心に円弧(66)を作成し、隣接する2
つの頂点の円弧の接近部分を、該円弧の外側に中心を有
する円弧(67)により接続した形状を指す。上記多角
形と同様、各部は正確な円弧である必要はない。
【0033】本発明の医療用チューブの製造方法は、特
に限定されるものではないが、該中層樹脂であるポリオ
レフィン系樹脂と該外層、該内層のスチレン系ブロック
共重合体樹脂の同時押出によって成形する共押出成形が
最も好ましい。多層(真円)押出ダイは汎く使用されてい
る。また、異形断面を形成する異形ダイも、公知であ
る。ダイから押出吐出したチューブ状メルトを水槽で冷
却・固化させる。 この水槽に 真空などのサイジング
を施して、所望の断面形状とチューブサイズ精度を好ま
しく確保することが可能である。
【0034】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を説
明する。本発明の医療用チューブは、外層、内層、およ
び中層を有するチューブであって、該外層は該チューブ
の外面を形成し、該内層は該チューブにルーメンを形成
し、該中層は該外層と該内層の間にあり少なくとも1の
層からなり、該外層および該内層はそれぞれスチレン系
ブロック共重合体樹脂からなり、該中層はポリオレフィ
ン系樹脂からなり、該外層樹脂および該内層樹脂からな
るチューブの105℃20分間のオートクレーブ処理に
おける収縮率が5%未満であり、該ポリオレフィン系樹
脂の曲げ弾性率が1000kg/cm2以下、軟化温度
が50℃以上であり、該チューブの長さ方向に垂直な断
面における((該中層の断面積)/(該外層断面積+該
内層断面積))の式で表される中層比が、9.0〜0.
95であることを特徴とする医療用チューブである。
【0035】外層と内層は、上記SEBSやSEPS等
のスチレン系ブロック共重合体を用いる。外層に用いる
樹脂と内層に用いる樹脂は同一の樹脂でも異なる樹脂で
もよい。中層はポリオレフィン系樹脂を用いる。樹脂特
性は上記の通りである。
【0036】また、形状による機能付加のためには、上
記医療用チューブの長さ方向に垂直な断面の外形状が、
5角以上の多角形、または変雲多角形から選ばれること
が必要であり、また、上記医療用チューブの長さ方向に
垂直な断面のルーメン形状が、5角以上の多角形、また
は変雲多角形から選ばれることが必要である。
【0037】オートクレーブ処理に耐え得る耐熱性を評
価する方法は、以下の通りである。医療用チューブ全体
として評価する場合、長さ1800mmにチューブを切
断し、長さ方向長さ、チューブ肉厚を0.1mmの単位
まで測定し、オートクレーブ装置により、少なくとも1
0分の加熱および冷却時間をもって、105℃20分間
または115℃20分間の熱処理を行う。オートクレー
ブから取り出した後、外観観測を行う。外観観測によ
り、チューブ表面に皺が発生しているもの、明らかな変
形が見られるものは、また、処理後の長さ方向長さ、お
よびチューブ肉厚を測定する。処理前の寸法を基準に、
オートクレーブ処理による変化率を求める。変化率が5
%以上である場合、オートクレーブ処理に耐えることは
できない。処理温度115℃条件において収縮する場合
の該変化率を熱収縮インデックスとする。
【0038】本発明の外層樹脂および内層樹脂は、10
5℃20分間のオートクレーブ処理における収縮率が5
%未満である。より好ましくは該オートクレーブ処理
が、115℃、20分間である。試験方法は、上記に準
じ行うことができる。また、熱機械分析(TMA)で行
うこともできる。
【0039】外層、中層、内層の評価は、押出し成形に
供する外側樹脂、中層樹脂、内側樹脂のみにより外径
3.5mm、内径2.4mmのチューブを成形し、医療
用チューブ全体での評価と同様に評価を行う。
【0040】
【実施例】(実施例1)外層樹脂として、スチレン系ブ
ロック共重合体としてSEBSとポリプロピレンを主体
とするコンパウンド樹脂(商品名;ラバロン、比重=
0.90,MI=1.8;JIS K6758、熱収縮
インデックス;1.8%)を用いた。
【0041】中層樹脂として、エチレン−スチレン イ
ンターポリマー(比重=0.87,曲げ弾性率=210
kg/cm2,MI=1.0 軟化温度 62℃;A
STM−D1525)を用いた。内層樹脂として、上記
外層樹脂と同じものを使用した。
【0042】上記の組み合わせの原料を用い、第1図に
示す断面が真円三層の共押出チューブを製造した。チュ
ーブサイズは 外径4.0mmφ、内径2.6mmφで
あった。中層比は、1.8であった。
【0043】上記で得たチューブを長さ1800mmに
切断し、オートクレイブ処理特性を評価した。 昇温時
間15分、115℃×20分のオートクレイブ処理、冷
却時間10分の後、取り出したチューブの長さを測定
し、変化率を測定した。その結果、1.8%。断面形
状、外表面の皺等の変形は観察されなかった。
【0044】また、同様の資料を、昇温時間15分、1
05℃×20分のオートクレイブ処理、冷却時間10分
の後、取り出したチューブの長さを測定し、変化率を測
定した。その結果、1.1%収縮した。断面形状、外表
面の皺等の変形は観察されなかった。
【0045】(比較例1)実施例1で中層樹脂として用
いた、エチレン−スチレン インターポリマー(比重=
0.87,曲げ弾性率=210kg/cm2,MI=
1.0 軟化温度62℃;ASTM−D1525)を
用いて、単層の押出チューブを製造した。チューブサイ
ズは 外径4.0mmφ、内径3.0mmφであった。
【0046】上記で得たチューブを長さ1800mmに
切断し、のオートクレイブ処理特性を評価した。
【0047】昇温時間15分、115℃×20分のオー
トクレイブ処理、冷却時間10分の後、取り出したチュ
ーブの長さを測定し、変化率を測定した。その結果、1
1.2%収縮した。また、断面形状は変形し異形を呈
し、外表面に極度の皺が観察された。
【0048】また、同様の試料を、昇温時間15分、1
05℃×20分のオートクレイブ処理、冷却時間10分
の後、取り出したチューブの長さを測定し、変化率を測
定した。その結果、8.6%収縮した。また、断面形状
は変形し異形を呈し、外表面に極度の皺が観察された。
【0049】(参考例1)実施例1で外層樹脂として用い
た、スチレン系ブロック共重合体としてSEBSとポリ
プロピレンを主体とするコンパウンド樹脂を用いて、単
層の押出チューブを製造した。チューブサイズは、外径
4.0mmφ、内径3.0mmφであった。
【0050】上記で得たチューブを長さ1800mmに
切断し、のオートクレイブ滅菌特性を評価した。昇温時
間15分、105℃×20分のオートクレイブ処理、冷
却時間10分の後、取り出したチューブの長さを測定
し、変化率を測定した。その結果、1.8%収縮した。
また、断面形状、外表面の皺等の変形は観察されなかっ
た。
【0051】(実施例2)外層樹脂として、スチレン系
ブロック共重合体としてSEBSとポリプロピレンを主
体とするコンパウンド樹脂(商品名;ラバロン、比重=
0.90,MI=1.8;JIS K6758、熱収縮
インデックス;1.8%)を用いた。
【0052】中層樹脂として、エチレン−スチレン イ
ンターポリマー(比重=0.87,曲げ弾性率=210
kg/cm2,MI=1.0 軟化温度 62℃;A
STM−D1525)を用いた。
【0053】内層樹脂として、上記外層樹脂と同じもの
を使用した。
【0054】上記の組み合わせの原料を用い、第4図に
示すルーメンの断面形状が5つの頂点を有する変雲多角
形、チューブ外形状が真円の三層の共押出チューブを製
造した。チューブサイズは 外径4.0mmφ、内径
は、最短部2.6mmであり、最長部3.0mm、外層
平均肉厚0.1mm、内層平均肉厚0.1mmであっ
た。中層比は、2.4であった。
【0055】上記で得たチューブを長さ1800mmに
切断し、のオートクレイブ滅菌特性を評価した。昇温時
間15分、115℃×20分のオートクレイブ処理、冷
却時間10分の後、取り出したチューブの長さを測定
し、変化率を測定した。その結果、1.8%収縮した。
断面形状、外表面の皺等の変形は観察されなかった。
【0056】(比較例2)外層樹脂として、スチレン系
ブロック共重合体としてSEBSとポリプロピレンを主
体とするコンパウンド樹脂(商品名;ラバロン、比重=
0.90,MI=1.8;JIS K6758、熱収縮
インデックス;1.8%)を用いた。
【0057】中層樹脂として、エチレン−酢酸ビニル共
重合体 EVA樹脂(商品名;ウルトラセン、比重=
0.94,曲げ弾性率=200kg/cm2,軟化温度
40℃;ASTM−D1525) 内層樹脂として、上記外層樹脂と同じものを使用した。
【0058】上記の組み合わせの原料を用い、第4図に
示すルーメンの断面形状が5つの頂点を有する変雲多角
形、チューブ外形状が真円の三層の共押出チューブを製
造した。チューブサイズは、外径4.0mmφ、内径
は、最短部2.6mmであり、最長部3.0mm、外層
平均肉厚0.1mm、内層平均肉厚0.1mmであっ
た。中層比は、2.4であった。
【0059】上記で得たチューブを長さ1800mmに
切断し、オートクレイブ滅菌特性を評価した。
【0060】昇温時間15分、105℃×20分のオー
トクレイブ処理、冷却時間10分の後、取り出したチュ
ーブの長さを測定し、変化率を測定した。その結果、断
面形状の歪みと熱収縮に加えて、該処理中チューブ同士
が接触していた個所が融着し、最早チューブとしての形
状を保持しなかった。
【0061】
【発明の効果】本発明の医療用チューブは、単層チュー
ブでは オートクレイブ滅菌に耐えない樹脂であって
も、本発明に規定した高機能熱可塑性エラストマー(S
EBS,SEPS等)を最外層及び最内層に熱的な支持
層として構成することにより、オートクレイブ滅菌特性
を付与することが出来るものである。
【0062】また、本発明は、外層、内層、および中層
を有するチューブであって、該外層は該チューブの外面
を形成し、該内層は該チューブにルーメンを形成し、該
中層は該外層と該内層の間にあり少なくとも1の層から
なり、該外層および該内層はそれぞれスチレン系ブロッ
ク共重合体樹脂からなり、該中層はポリオレフィン系樹
脂からなり、該外層樹脂および該内層樹脂からなるチュ
ーブの105℃20分間のオートクレーブ処理における
収縮率が5%未満であり、該ポリオレフィン系樹脂の曲
げ弾性率が1000kg/cm2以下、軟化温度が50
℃以上であり、該チューブの長さ方向に垂直な断面にお
ける((該中層の断面積)/(該外層断面積+該内層断
面積))の式で表される中層比が、9.0〜0.95で
ある医療用チューブであるので、このような構成をとる
ことにより、高価なスチレン系ブロック共重合体樹脂の
使用量を低減させ、かつ、様々な使用条件に好適な耐熱
性、柔軟性、および耐キンク性をバランス良く設定する
ことができる。また、オートクレーブ滅菌などの高温滅
菌に耐える医療用チューブを提供することができる。様
々な使用条件に好適な耐熱性、柔軟性、および耐キンク
性をバランス良く設定することができる。
【0063】また、本発明は、上記医療用チューブの長
さ方向に垂直な断面の外形状が、5角以上の多角形、ま
たは変雲多角形から選ばれるので、オートクレーブ滅菌
などの高温滅菌に耐え、かつ、さらに柔軟性、および耐
キンク性をバランス良く設定された医療用チューブを提
供することができる。
【0064】また、本発明は、上記医療用チューブの長
さ方向に垂直な断面のルーメン形状が、5角以上の多角
形、または変雲多角形から選ばれる医療用チューブであ
るので、さらに耐キンク性の向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる医療用チューブであって、外
層、内層ともほぼ真円の円形を有する医療用チューブの
長さ方向に垂直な断面図である。
【図2】 本発明に係わる医療用チューブであって、外
層は円形形状、内層は5角形のルーメンを形成する医療
用チューブの長さ方向に垂直な断面図である。
【図3】 本発明に係わる医療用チューブであって、外
層は5角形形状、内層は円形を有する医療用チューブの
長さ方向に垂直な断面図である。
【図4】 本発明に係わる医療用チューブであって、外
層は円形形状、内層は変雲5角形のルーメンを形成する
医療用チューブの長さ方向に垂直な断面図である。
【図5】 本発明に係わる医療用チューブであって、外
層、内層ともに変雲5角形の形状を有する医療用チュー
ブの長さ方向に垂直な断面図である。
【図6】 変雲多角形の作図の一例である。
【符号の説明】
1,21,31,41,51 医療用チューブ 2,22,32,42,52 外層 3,23,33,43,53 中層 4,24,34,44,54 内層 61 多角形 65 頂点 66 円弧 67 円弧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 27/30 B32B 27/30 B 27/32 27/32 C F16L 11/04 F16L 11/04 Fターム(参考) 3H111 AA02 BA15 CB04 CB13 CB19 DA11 DA20 DB21 EA04 EA12 4C077 AA02 AA05 AA11 DD21 EE01 EE02 EE03 EE04 KK21 PP08 PP19 PP26 4C081 AC07 AC08 AC09 BB03 BB07 BB08 CA021 CA031 CB011 DA03 DC04 DC06 4C167 AA01 BB13 CC07 CC08 CC20 CC23 CC26 CC28 GG02 GG06 GG31 GG35 GG36 HH04 4F100 AK03C AK04 AK07 AK12A AK12B AL02A AL02B AL05 BA03 BA06 BA10A BA10B BA25 DA02 EH20 EH202 GB66 JA05C JC00 JJ03 JK04C JK07C YY00C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外層、内層、および中層を有するチュー
    ブであって、該外層は該チューブの外面を形成し、該内
    層は該チューブにルーメンを形成し、該中層は該外層と
    該内層の間にあり少なくとも1の層からなり、該外層お
    よび該内層はそれぞれスチレン系ブロック共重合体樹脂
    からなり、該中層はポリオレフィン系樹脂からなり、該
    外層樹脂および該内層樹脂からなるチューブの105℃
    20分間のオートクレーブ処理における収縮率が5%未
    満であり、該ポリオレフィン系樹脂の曲げ弾性率が10
    00kg/cm2以下、軟化温度が50℃以上であり、
    該チューブの長さ方向に垂直な断面における((該中層
    の断面積)/(該外層断面積+該内層断面積))の式で
    表される中層比が、9.0〜0.95であることを特徴
    とする医療用チューブ。
  2. 【請求項2】 上記オートクレーブ処理が、115℃、
    20分間であるを特徴とする請求項1に記載の医療用チ
    ューブ。
  3. 【請求項3】 105℃20分間のオートクレーブ処理
    に耐え得ることを特徴とする請求項1または2に記載の
    医療用チューブ。
  4. 【請求項4】 上記医療用チューブの長さ方向に垂直な
    断面の外形状が、5角以上の多角形、または変雲多角形
    から選ばれることを特徴とする請求項1ないし3に記載
    の医療用チューブ。
  5. 【請求項5】 上記医療用チューブの長さ方向に垂直な
    断面のルーメン形状が、5角以上の多角形、または変雲
    多角形から選ばれることを特徴とする請求項1ないし4
    に記載の医療用チューブ。
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