JP2002143238A - 床擦れ防止装置 - Google Patents

床擦れ防止装置

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JP2002143238A JP2001250811A JP2001250811A JP2002143238A JP 2002143238 A JP2002143238 A JP 2002143238A JP 2001250811 A JP2001250811 A JP 2001250811A JP 2001250811 A JP2001250811 A JP 2001250811A JP 2002143238 A JP2002143238 A JP 2002143238A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床に寝ている人の汗や尿による皮膚の濡れを
検出することができないため、汗や尿により皮膚が床擦
れしていた。 【解決手段】 床に寝ている人の皮膚や床が濡れると濡
れを感知する感知部と、感知部による濡れ感知を検出す
る検出部と、検出部による濡れ検出を外部に報知する報
知部がある。感知部は一対の電極が水溶性或は吸水性の
ある絶縁シートにより絶縁され、絶縁シートに感知感度
が高まり消毒作用のある薬剤を含ませた。絶縁シートが
濡れて電極が導通すると検知部が電気的に作動し、報知
部が作動して皮膚の濡れを外部に報知できるようにし
た。電極をフィルム又はシート状とした。報知部に点滅
球と点滅球のフリッカー電流を有線又は無線で伝送して
音として報知する音報知器を設けた。報知部を振動体と
した。報知部をアニメのキャラクターの形状にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は寝たきりの患者や老
人の床擦れ防止装置に関し、患者や老人の皮膚や床が汗
や尿で濡れたことを速やかに検知し、それを介護人とか
看護婦に自動的に知らせて下着やシーツ等を早めに交換
して、患者や老人の皮膚を清潔に保って床擦れを予防で
きる様にしたものである。
【0002】
【従来の技術】寝たきりの患者や老人は長期間ベッドや
布団に寝ていると、どうしても汗とか尿で皮膚が濡れて
床擦れしてしまう。特に背中での発汗によりあせもがで
きると、皮膚が炎症を起して細菌が発生し、床擦れを誘
発する。そこで、床擦れ防止のために、従来は、ベッド
のマットの構造や形状を工夫して、寝ている人の体位
(姿勢)を変え易くしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】マットの構造や形状を
工夫して姿勢を変え易くしても、寝ている人の皮膚の濡
れを感知することはできないため、汗や尿で濡れた布団
やシーツが寝ている人の皮膚に触れたままとなりがちで
あり、汗や尿に起因する床擦れを予防することはできな
かった。
【0004】従来は、布団やシーツの濡れを自動的に感
知して外部に報知できるようにした感知器は開発されて
いるが、それは、あくまでも、シーツの下や布団の中に
セットして床の濡れを感知するものであるため、床の濡
れが感知されたときは、それまでに皮膚が汗や尿でかな
り濡れてしまっており、感知が遅れて床擦れを予防する
ことは難しかった。このような現況において、汗や尿に
よる皮膚の濡れを早期に検出できる装置の開発が望まれ
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、感知部
を小型、薄型化して身体に直接あてがったり、身体の近
くにセットしたりできるようにして、汗や尿による皮膚
の濡れをいち早く感知し、皮膚の手入れや下着の着替
え、シーツの交換等を速やかに行って、皮膚を清潔に保
ち、床擦れの発生を未然に防止(予防)できるようにし
た床擦れ防止装置を提供することにある。
【0006】本発明の請求項1の床擦れ防止装置は、床
に寝ている人の皮膚や床が濡れると導通状態となって濡
れを感知する感知部1と、感知部1による濡れ感知を電
気的に検出する検出部2と、検出部2による濡れ検出を
外部に報知する報知部3を備え、感知部1は一対の電極
4が水溶性或は吸水性のある絶縁シート5により絶縁さ
れており、絶縁シート5にビタミンC或いはクエン酸等
の感知感度が高まり消毒効果もある薬剤が含まれてお
り、電極4から絶縁シート5の外側に引き出されたリー
ド線6が感知部1に着脱可能に接続され、皮膚の濡れに
より絶縁シート5が濡れて一対の電極4が導通状態とな
ると検知部2が電気的に作動し、報知部3が作動して皮
膚の濡れが外部に報知されるものである。
【0007】本発明の請求項2の床擦れ防止装置は、床
に寝ている人の皮膚や床が濡れると導通状態となって濡
れを感知する感知部1と、感知部1による濡れ感知を電
気的に検出する検出部2と、検出部2による濡れ検出を
外部に報知する報知部3を備え、感知部1は一対の電極
4が水溶性或は吸水性のある絶縁シート5で絶縁されて
おり、電極4がフィルム又はシート状であり、電極4か
ら絶縁シート5の外側に引き出されたリード線6が感知
部1に着脱可能に接続され、皮膚の濡れにより絶縁シー
ト5が濡れて一対の電極4が導通状態となると検知部2
が電気的に作動し、報知部3が作動して皮膚の濡れが外
部に報知されるものである。
【0008】本発明の請求項3の床擦れ防止装置は、床
に寝ている人の皮膚や床の濡れを感知する感知部1と、
感知部1による濡れ感知を電気的に検出する検出部2
と、検出部2による濡れ検出を外部に報知する報知部3
を備え、感知部1は一対の電極4が水溶性或は吸水性の
ある絶縁シート5で絶縁されており、絶縁シート5にビ
タミンC或いはクエン酸等の感知感度が高まり消毒効果
もある薬剤が含まれており、電極4がフィルム又はシー
ト状であり、電極4から絶縁シート5の外側に引き出さ
れたリード線6が感知部1に着脱可能に接続され、皮膚
の濡れにより絶縁シート5が濡れて一対の電極4が導通
状態となると検知部2が電気的に作動し、報知部3が作
動して皮膚の濡れが外部に報知されるものである。
【0009】本発明の請求項4の床擦れ防止装置は、前
記床擦れ防止装置において、報知部3に点滅球7と、そ
の点滅球の点滅時のフリッカー電流を有線又は無線で伝
送して音として報知可能な音報知器8とを備えたもので
ある。
【0010】本発明の請求項5の床擦れ防止装置は、前
記床擦れ防止装置において、報知部3を表示灯または点
滅球7としたものである。
【0011】本発明の請求項6の床擦れ防止装置は、前
記床擦れ防止装置において、報知部3を、人体が感知可
能な強さの振動をする振動体としたものである。
【0012】本発明の請求項7の床擦れ防止装置は、前
記床擦れ防止装置において、報知部3を、アニメのキャ
ラクターの形状とし、キャラクターの目の部分を点滅球
としたものである。
【0013】本発明の請求項8の床擦れ防止装置は、前
記床擦れ防止装置において、報知部3をアニメのキャラ
クターの形状とし、且つそのキャラクターがキャラクタ
ー固有の音声または他の音楽を発するものとしてある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の床擦れ防止装置の実施形
態の一例を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。この
床擦れ防止装置は、床に寝ている人の皮膚や床の濡れを
感知する感知部1と、感知部1による濡れ感知を電気的
に検出する検出部2と、検出部2による濡れ検出を外部
に報知する報知部3を備えている。
【0015】感知部1は一対の電極4を水溶性或は吸水
性のある絶縁シート5を挟んで対向させて配置し、電極
4の外側を絶縁シート10で被覆してある。この絶縁シ
ート10も水溶性或は吸水性のあるものが望ましい。電
極4は導通性の有るものであればどのような形状、サイ
ズのものでも使用可能であるが、一例としては図2
(b)に示すように、厚さ数ミクロン程度のアルミ箔製
のフィルム11の片面に絶縁膜12を被覆した薄片13
を2枚用意し、両薄片13のアルミ箔製フィルム11間
に水溶性或は吸水性のある絶縁シート5を挟んだものが
適する。この場合、絶縁シート5も厚さ数ミクロン程度
として、感知部1全体の厚さを数ミクロン程度とすれ
ば、それを身体にあてがっても違和感が無く、痛くも無
い。
【0016】水溶性の絶縁シート5には濡れると溶けた
り、破れたりするものとか、濡れると電気抵抗が小さく
なって、それを挟んで配置されている電極4同士が導通
状態になるようなものを使用する。それらの一例として
は紙、オブラート、ガーゼ、吸水性のある不織布等があ
る。絶縁シート5にはビタミンCやクエン酸等の薬剤を
含ませておくのが好ましい。それら薬剤を含ませるには
例えば絶縁シート5をビタミンC或いはクエン酸を溶か
した水溶液に浸漬したり、絶縁シート5にその水溶液を
噴霧したりする。それら薬剤は電気抵抗が小さく導通性
に優れているため、それらを含ませておくと感知部1の
感知感度が向上する。また、殺菌性、抗菌性にも優れて
いるため皮膚が消毒され炎症の防止や殺菌に有効であ
る。
【0017】電極4にはリード線6が接続され、その一
端側が絶縁シート5の外側まで引き出されている。リー
ド線6には金属導体の外周を樹脂とか他の絶縁剤で被覆
した径の細い被覆線とか、他のものを使用することがで
きる。例えば図3のように電極4として使用した方形の
アルミ箔製のフィルム11を細いテープ状にして外部ま
で引き出したものでもよい。この場合は引き出したアル
ミ箔製のリード線6の外周を絶縁しておく。
【0018】図示した感知部1はシート状にしてある
が、感知部1は使用箇所に合わせて他の形状、例えば、
パンツ、オムツ、シャツ等の形状にすることもできる。
図1では感知部1を2個用意してあるが、感知部1の数
は湿潤状態を感知したい箇所の数に合わせて用意する。
例えば、寝ている人の背中にあてがうもの、腰や尻にあ
てがうもの、股間にあてがうもの、といったように用意
する。
【0019】図1の検知部2は逆特性のトランジスタ2
1、22、バイアス用の電池23、安定抵抗器24、自
在接続端子(ターミナル)25を備えている。図1では
電源23の負極をトランジスタ22のベースBに、正極
をトランジスタ21のベースBに印加してある。ターミ
ナル25には感知部1のリード線6が脱着可能である。
前記電源23の電圧は寝ている人の糜爛した皮膚に電痛
を感じることが無い様にする必要があり、そのためには
10Vの電圧でも刺激が大き過ぎるので3V程度とする
のがよい。
【0020】検知部2の出力側には報知部3が接続され
ている。図1では報知部3に発光体30と音報知器(ス
ピーカ)8が使用されている。発光体30には発光ダイ
オードや電球を使用することができる。それらは点滅式
のものでも点灯式のものでも使用可能であるが、点滅式
の方が周囲の人が気が付き易い。図1では発光体30に
点滅球7が使用され、音報知器8にスピーカが使用され
ている。スピーカ8は結合コンデンサCを介してトラン
ジスタの出力側に接続されている。発光体30は介護人
や看護婦が気の付き易い場所、例えば患者のベッドとか
室内の天井等に取り付けておくのが良い。スピーカ8は
看護婦や他の人が常駐することの多い管理人室とか、人
に聞こえ易い談話室といった箇所に設置して置くのがよ
い。スピーカは管理室や他の箇所にある既設のものを利
用することもできる。音報知器8にはトランジスタの出
力側から無線で信号を伝送することもできる。
【0021】図1において、床に寝ている人が発汗した
り、排尿したりして、感知部1の絶縁シート5が溶けた
り、吸水したりすると二つの電極4間が導通状態にな
り、自在接続端子6間の抵抗値が変化(数百kΩ〜数十
Ω程度まで変化)する。図1では電源23の負極がトラ
ンジスタ22のベースBに、正極がトランジスタ21の
ベースBに印加されているため、トランジスタ21のエ
ミッタEとベースBとの間にトランジスタ21、22特
有の拡散静電容量により生ずる電位(浮遊電圧)が誘起
され、それによる数十μA程度の微弱電流が安定抵抗器
24を介してトランジスタ21のエミッタE−ベースB
間に通電している。この状態で寝ている人が発汗した
り、排尿したりすると、感知部1の絶縁シート5が溶け
たり、吸水したりして二つの電極4間の抵抗値が変化し
て導通状態になり、前記微弱電流がトランジスタ22の
コレクタC−ベースB間に大きな電流となって(増幅さ
れて)現れ、この電流が発光体(例えば、発光ダイオー
ド)30に通電して発光体30が点灯する。この場合、
自在接続端子25間の抵抗値が発汗や排尿の量により変
化し、また、発汗や排尿の場所によって数百kΩ〜数十
Ω程度まで変化する。ちなみに、腰部股間部の排尿で1
00kΩ程度、背中の発汗で数百Ω程度となる。この様
に幅広く変化する抵抗値に対応してトランジスタ21、
22の増幅が変化し、発光体30の明るさも変化する。
この場合、二以上の感知部1を寝ている人の異なる二箇
所以上にあてがっておけば、どの発光体30が点灯或は
点滅するかにより濡れた箇所を知ることができ、点灯或
は点滅の明るさがどの程度かによって皮膚がどの程度濡
れているかを知ることもできる。
【0022】発光体30がフリッカー点灯球の場合は、
その点滅音(クリック音)がケーブル35でスピーカ8
に送られて外部に流される。この場合、発光体30のク
リック音は再度増幅してからスピーカ8に送ることもで
きる。また、クリック音を有線ではなく無線で(電波
で)スピーカ8に送ることもできる。そのためにはトラ
ンジスタ21、22の出力側に、増幅電流が出力された
ときに作動する電気回路を接続しておき、その電気回路
からクリック音の信号を電波に変換して伝送し、それを
ラジオ受信機で受信してそのスピーカ8から流すとか、
他の専用の受信機で受信してスピーカ8から流すとかす
る。
【0023】汗や尿を一度感知した感知部1は、リード
線6を自在接続端子25から取外して新しい感知部1と
交換し、新しい感知部1を身体の腰、尻、股間等にあて
がう。外した感知部1は使い捨てにすることができる。
【0024】図1では感知部1と検出部2を二組設けた
場合の例であるが、それらは一組でも良い。検出部2の
回路構成は、微弱電流を増幅できるものであれば、図示
した以外の構成であってもよい。
【0025】報知部3は点滅球7ではなく、点灯を継続
する通常の電球、即ち、表示灯とすることもできる。表
示灯の色も任意に選択することができる。報知部3は図
4のように、人体が感知可能な強さの振動をするバイブ
レータのような振動体9とすることもできる。図4の振
動体9は検知部2の出力端に接続されたり、着脱可能と
してあり、出力端から信号が出力されると、超小形のモ
ータMが回転し、モータMの回転軸に偏心して取り付け
られた回転子40が回転して振動するようにしてある。
報知部3はアニメのキャラクターの形状にし、キャラク
ターの目の部分に点滅球を設けて、汗や尿が検出された
ときに、その点滅球が点滅するようにすることもでき
る。また、キャラクターにキャラクター固有の音声を発
する音声発生装置を内蔵しておいて、汗や尿が検出され
たときに、その音声発生装置から音声が発生されるよう
にしたり、キャラクターに音楽再生装置を内蔵してお
き、それから音楽が流れるようにしたりすることもでき
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1の床擦れ防止装置は次
のような効果が有る。 1.感知部と、検知部と、報知部を備えているため、寝
ている人が発汗したり排尿したりすると、すぐに感知部
が通電状態となり、発汗や排尿されたことをリアルタイ
ムで看護人や看護婦に報知することができ、皮膚につい
た汗や尿を速やかに拭いて皮膚を清潔にしたり、濡れた
シーツや下着を交換したりすることができ、床擦れの発
生を未然に防止(予防)することができる。 2.人手の多い昼間は、看護婦が患者の病室を見回ると
きの監視と、中央看護室とか管理室に居ながらにしての
監視とで二重にチェックすることができるため、患者の
身体の湿潤状態を見落とすことなく監視可能となり、患
者の床擦れを防ぐことができる。人手の不足しがちな夜
間でも、看護婦が中央看護室に居ながらにして一括監視
することができるため、床擦れを未然に防ぐことができ
る。 3.絶縁シートに感知感度が高まり消毒効果もある薬剤
が含まれているため、皮膚がわずかに濡れただけでも、
その濡れが感知され、より早く皮膚を清潔にしたり、濡
れたシーツや下着を交換したりすることができ、床擦れ
の予防効果が格段と高まる。 4.使用後の感知部はリード線ごと使い捨てにすること
ができ、新しい感知部との交換が容易になる。
【0027】本発明の請求項2の床擦れ防止装置は、感
知部の電極もフィルム又はシート状であるため、感知部
を小型、薄型化することができ、身体にあてがっても違
和感が無く、身体が痛くなることもないため、身体にあ
てがって皮膚の濡れを迅速に感知することができ、床擦
れ予防効果がより一層向上する。
【0028】本発明の請求項3の床擦れ防止装置は、感
知部と、検知部と、報知部を備え、絶縁シートに薬剤が
含まれ、感知部の電極がフィルム又はシート状であるた
め、前記1、2の床擦れ防止装置の効果を合わせ備えた
ものとなる。
【0029】本発明の請求項4の床擦れ防止装置は、フ
リッカー点灯球とスピーカとにより報知できるので次の
様な効果もある。 1.遠隔地に居る人に報知することもできるため、現場
に人が看護人が居なくとも、遠隔地で報知を確認した看
護人が戻り次第、遅くならないうちに皮膚を掃除して清
潔にすることができ、床擦れ予防効果が確保される。 2.フリッカー点灯球の点滅によるフリッカー音をその
ままスピーカで拡大して流すことができるため、別途、
増幅器を用意する必要も無く、フリッカー音を有効活用
できる。
【0030】本発明の請求項5の床擦れ防止装置は、報
知部3を表示灯としたので、寝ている人の発汗や排尿が
感知体で感知されると表示灯が点灯したままとなり、発
汗や排尿を外部に報知することができる。
【0031】本発明の請求項6の床擦れ防止装置は、報
知部3を人体が感知可能な強さの振動をする振動体とし
たので、本人や介護者が目や耳の不自由な人であって
も、発汗や排尿を外部に報知することができる。また、
周囲の人に知られることもないため、患者や寝ている人
が恥ずかしくもない。
【0032】本発明の請求項7の床擦れ防止装置は、報
知部3をアニメのキャラクターの形状にしたので、報知
部が報知装置のイメージではなく、患者や寝ている人の
室内装飾のイメージとなり、室内を明るい良好な雰囲気
にすることができる。しかもキャラクターの目の部分が
点滅するので、発汗や排尿を確実に外部に報知すること
ができる。
【0033】本発明の請求項8の床擦れ防止装置は、報
知部3をアニメのキャラクターの形状にし、且つそのキ
ャラクターがキャラクター固有の音声や音楽が出力され
るようにしたので、発汗や排尿をの報知を、楽しく、明
るい音声や音で報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床擦れ防止装置の一例を示す説明図。
【図2】(a)は本発明の床擦れ防止装置の感知部の斜
視図、(b)は感知部の電極の断面図。
【図3】本発明の床擦れ防止装置におけるリード線の他
例を示す平面図。
【図4】本発明の床擦れ防止装置における報知部が振動
体の場合の例を示す説明図。
【符号の説明】
1 感知部 2 検知部 3 報知部 4 電極 5 絶縁シート 6 リード線 7 点滅球 8 音報知器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B029 BE04 BE06 CB19 4C040 AA01 AA17 GG15 GG20 4C098 FF01 4C341 LL10 LL30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床に寝ている人の皮膚や床が濡れると導通
    状態となって濡れを感知する感知部(1)と、感知部
    (1)による濡れ感知を電気的に検出する検出部(2)
    と、検出部(2)による濡れ検出を外部に報知する報知
    部(3)を備え、感知部(1)は一対の電極(4)が水
    溶性或は吸水性のある絶縁シート(5)により絶縁され
    ており、絶縁シート(5)にビタミンC或いはクエン酸
    等の感知感度が高まり消毒効果もある薬剤が含まれてお
    り、電極(4)から絶縁シート(5)の外側に引き出さ
    れたリード線(6)が感知部(1)に着脱可能であり、
    皮膚の濡れにより絶縁シート(5)が濡れて一対の電極
    (4)が導通状態となると検知部(2)が電気的に作動
    して皮膚や床の濡れを検知し、検知部(2)からの出力
    により報知部(3)が作動して皮膚の濡れが外部に報知
    されることを特徴とする床擦れ防止装置。
  2. 【請求項2】床に寝ている人の皮膚や床が濡れると導通
    状態となって濡れを感知する感知部(1)と、感知部
    (1)による濡れ感知を電気的に検出する検出部(2)
    と、検出部(2)による濡れ検出を外部に報知する報知
    部(3)を備え、感知部(1)は一対の電極(4)が水
    溶性或は吸水性のある絶縁シート(5)により絶縁され
    ており、電極(4)がフィルム又はシート状であり、電
    極(4)から絶縁シート(5)の外側に引き出されたリ
    ード線(6)が感知部(1)に着脱可能に接続され、皮
    膚の濡れにより絶縁シート(5)が濡れて一対の電極
    (4)が導通状態となると検知部(2)が電気的に作動
    して皮膚や床の濡れを検知し、検知部(2)からの出力
    により報知部(3)が作動して皮膚の濡れが外部に報知
    されることを特徴とする床擦れ防止装置。
  3. 【請求項3】床に寝ている人の皮膚や床の濡れを感知す
    る感知部(1)と、感知部(1)による濡れ感知を電気
    的に検出する検出部(2)と、検出部(2)による濡れ
    検出を外部に報知する報知部(3)を備え、感知部
    (1)は一対の電極(4)が水溶性或は吸水性のある絶
    縁シート(5)により絶縁されており、絶縁シート
    (5)にビタミンC或いはクエン酸等の感知感度が高ま
    り消毒効果もある薬剤が含まれており、電極(4)がフ
    ィルム又はシート状であり、電極(4)から絶縁シート
    (5)の外側に引き出されたリード線(6)が感知部
    (1)に着脱可能に接続され、皮膚の濡れにより絶縁シ
    ート(5)が濡れて一対の電極(4)が導通状態となる
    と検知部(2)が電気的に作動して皮膚や床の濡れを検
    知し、検知部(2)からの出力により報知部(3)が作
    動して皮膚の濡れが外部に報知されることを特徴とする
    床擦れ防止装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    床擦れ防止装置において、報知部(3)が点滅球(7)
    であり、点滅球(7)の点滅時のフリッカー電流を有線
    又は無線で伝送して音として報知可能な音報知器(8)
    とを備えたことを特徴とする床擦れ防止装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    床擦れ防止装置において、報知部(3)が表示灯または
    点滅球(7)であることを特徴とする床擦れ防止装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
    床擦れ防止装置において、報知部(3)が人体が感知可
    能な強さの振動をする振動体であることを特徴とする床
    擦れ防止装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
    床擦れ防止装置において、報知部(3)がアニメのキャ
    ラクターの形状であり、キャラクターの目の部分が点滅
    球であることを特徴とする床擦れ防止装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の
    床擦れ防止装置において、報知部(3)がアニメのキャ
    ラクターの形状であり、且つそのキャラクターがキャラ
    クター固有の音声または音楽を発することを特徴とする
    床擦れ防止装置。
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