JP3049361U

JP3049361U - 電話機の着信報知用マスコット

Info

Publication number: JP3049361U
Application number: JP1997009333U
Authority: JP
Inventors: 哲真三村
Original assignee: 哲真三村
Priority date: 1997-10-21
Filing date: 1997-10-21
Publication date: 1998-06-09
Anticipated expiration: 2003-10-21

Abstract

(57)【要約】【課題】電話機より独立しており、マスコット或は置
物として用いることのできる、電話機の着信報知用マス
コットを提供する。【解決手段】電話機外へ設置され電話機より独立した
電源、或は電話機の電源で駆動される着信報知用マスコ
ットであって、内部に電話機端子へ接続される着信信号
を検出する着信信号検出回路と、この着信信号検出回路
からの出力信号により音声を合成する音声合成回路と、
この音声合成回路からの出力信号を増幅する音声増幅回
路と、この音声増幅回路からの出力信号を出力するスピ
ーカーと、前記着信信号検出回路からの出力信号により
ＯＮされる点灯回路或は点滅回路と、この点灯回路或は
点滅回路によって点灯或は点滅させられるランプとを備
える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は電話機への着信を音声や点灯或は点滅で知らせる電話機の着信報知用マスコットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、着信呼出信号を普及型の電話機に予め設置してあるリンガー音等の呼出音によらず、独自の音声やメロディー等で知らせる種々の構成の電話機の着信報知装置が公知である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これらの従来公知の着信報知装置は、画一的なリンガー音等の報知手段によらず、個性的なものとなるので、利用者に興趣を涌かしむる効果を有するが、最初より着信報知回路を電話機の中に組み込んだものがほとんどであることから、これを使用しようとすればそのために電話機を新たに購入しなくてはならないという問題があり、利用者に負担をかけることから普及のネックとなっている。

【０００４】これらの着信報知装置を電話機より分離して独立させたものがあるが、いずれもその機能だけを具現化したものであり、人の情緒に訴えるものではなく、おもしろ味に欠けるきらいがある。近年、電話利用者の好みは多様化しており、このこの嗜好の多様化に答えることもまた大切なことである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案の目的は、電話機より独立しており、マスコット或は置物として用いることのできる、電話機の着信報知用マスコットを提供せんとするにある。

【０００６】上述した目的を達成するためにこの考案は、電話機外へ設置され電話機より独立した電源で駆動される着信報知用マスコットであって、内部に電話機端子へ接続される着信信号を検出する着信信号検出回路と、この着信信号検出回路からの出力信号により音声を合成する音声合成回路と、この音声合成回路からの出力信号を増幅する音声増幅回路と、この音声増幅回路からの出力信号を出力するスピーカーとを備えたことを特徴とする。

【０００７】この発明はまた、前記音声発生手段に替えて、或はこの音声発生手段とともにランプの点灯或は点滅手段をマスコットに設けることができる。

【０００８】さらにこの発明は、電源として電話機の電源を用いることができる。

【０００９】そして、マスコットはこれをキャラクター商品を形どったものとすることができる。

【００１０】

【考案の実施の形態】

図面はこの考案の一実施の形態を示し、図１において、１は例えばキャラクター商品としての動物人形を形どったマスコット或は置物であり、このマスコット１の内部に、図２のブロック図に示す着信報知手段２が収納設置されている。尚、マスコット１は、実施の形態のものに限定されず、人形、その他の動物人形やキャラクター商品等さまざまなものが考えられる。３は商用電源に接続されるプラグであり、必要に応じて電圧降下及び整流回路機能付きとする。４は電話機５の電話機端子Ｌ₁，Ｌ₂へ接続されるコードである。

【００１１】図２において、着信報知手段２は、着信信号検出回路６と音声発生手段７と発光手段８から成る。音声発生手段７は、音声合成回路９と、音声増幅回路１０と、スピーカー１１とから成り、発光手段８は点灯或は点滅回路１２とランプ１３とから成る。

【００１２】電話機５の着信信号受け入れ用の電話機端子Ｌ₁，Ｌ₂へ着信信号の入力があると、コード４を介して着信信号検出回路８が着信信号を検出し、音声合成回路７で音声を合成し、さらに音声増幅回路１０で合成された音声を増幅し、マスコット１内に設置したスピーカー１１へ出力する。これにより、着信信号の入力と同時にスピーカー１１より、例えば「ピェッ・ピェッ」という鳥の鳴き声で着信を報知するものである。

【００１３】また、着信信号検出回路６による着信信号の検出により、点灯或は点滅回路１２をＯＮさせ、ランプ１３を点灯或は点滅させて着信を報知するものである。

【００１４】尚、このランプ１２の点灯或は点滅とスピーカー１１による音声の出力は、その一方或は双方を任意に選択できるようにするか、いずれか一方だけにすることは任意である。ランプ１３にはＬＥＤランプ、白熱灯、蛍光ランプ、ネオンランプ、点滅ランプ等さまざまな公知の光源を選択できる。

【００１５】さらに、着信報知手段２の駆動電源としては、商用電源、電話回線からの電源、或は電池電源を用いることができ、商用電源或は電池電源を用いた場合には、例えばフォトカプラーのような停電或は電池切れを検出して電話回線からの電源或は通常のリンガー音発生回路へ切り換える切換回路を設置することができる。

【００１６】

【考案の効果】

この考案は以上のように構成したので、全ての請求項ともに、既存の電話機をそのままにして、これに本件考案に係るマスコットを接続するだけで、マスコットとしての機能を発揮しつつ、既存の電話機にはない音声或は光を用いた着信信号の報知手段として用いることができるので、利用者に負担をかけることなく設置が容易であり、かつ利用者の興趣を涌かしめ、その情緒に訴えることができるという効果を奏し得る。

【００１７】その中でさらに、請求項１のように構成すると、音声だけの報知となり、請求項２のように構成すると、ランプの点灯或は点滅だけの報知となるが、騒音の激しいところでは有効な報知手段となる。また、請求項３のように構成すると、音声とランプの点灯或は点滅による報知となり、請求項１乃至３のものはいずれも独自の電源を持つので、さまざまな音声や点灯或は点滅による報知が可能となる。

【００１８】次に、請求項４乃至６は電源として電話機の電源を使用するので、安価に製造でき、メンテナンスも楽であるという利点を有する。そして、請求項４は音声だけの報知を、請求項５はランプの点灯或は点滅だけの報知を、請求項６は音声とランプの点灯或は点滅の両方の手段による報知を行うことができる。

【００１９】請求項７のものは、請求項１乃至６と同じ効果を奏した上で、使用者の気にいっているキャラクター商品の持つ親近感が使用者の心の緊張感をほぐし、より一層その情緒に訴える効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る電話機の着信報知用マスコット
の一実施の形態を説明する説明図である。

【図２】この考案に係る電話機の着信報知用マスコット
に内蔵された着信報知手段のブロック図である。

【符号の説明】

Ｌ₁，Ｌ₂ 電話機端子１マスコット２着信報知手段５電話機６音声発生手段７発光手段８着信信号検出回路９音声合成回路１０音声増幅回路１１スピーカー１２点灯・点滅回路１３ランプ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】電話機外へ設置され電話機より独立した電
源で駆動される着信報知用マスコットであって、内部に
電話機端子へ接続される着信信号を検出する着信信号検
出回路と、この着信信号検出回路からの出力信号により
音声を合成する音声合成回路と、この音声合成回路から
の出力信号を増幅する音声増幅回路と、この音声増幅回
路からの出力信号を出力するスピーカーとを備えたこと
を特徴とする、電話機の着信報知用マスコット。
【請求項２】電話機外へ設置され電話機より独立した電
源で駆動される着信報知用マスコットであって、内部に
電話機端子へ接続される着信信号を検出する着信信号検
出回路と、この着信信号検出回路からの出力信号により
ＯＮされる点灯回路或は点滅回路と、この点灯回路或は
点滅回路によって点灯或は点滅させられるランプとを備
えたことを特徴とする、電話機の着信報知用マスコッ
ト。
【請求項３】電話機外へ設置され電話機より独立した電
源で駆動される着信報知用マスコットであって、内部に
電話機端子へ接続される着信信号を検出する着信信号検
出回路と、この着信信号検出回路からの出力信号により
音声を合成する音声合成回路と、この音声合成回路から
の出力信号を増幅する音声増幅回路と、この音声増幅回
路からの出力信号を出力するスピーカーと、前記着信信
号検出回路からの出力信号によりＯＮされる点灯回路或
は点滅回路と、この点灯回路或は点滅回路によって点灯
或は点滅させられるランプとを備えたことを特徴とす
る、電話機の着信報知用マスコット。
【請求項４】電話機外へ設置され電話機の電源で駆動さ
れる着信報知用マスコットであって、内部に電話機端子
へ接続される着信信号を検出する着信信号検出回路と、
この着信信号検出回路からの出力信号により音声を合成
する音声合成回路と、この音声合成回路からの出力信号
を増幅する音声増幅回路と、この音声増幅回路からの出
力信号を出力するスピーカーとを備えたことを特徴とす
る、電話機の着信報知用マスコット。
【請求項５】電話機外へ設置され電話機の電源で駆動さ
れる着信報知用マスコットであって、内部に電話機端子
へ接続される着信信号を検出する着信信号検出回路と、
この着信信号検出回路からの出力信号によりＯＮされる
点灯回路或は点滅回路と、この点灯回路点滅回路によっ
て点灯或は点滅させられるランプとを備えたことを特徴
とする、電話機の着信報知用マスコット。
【請求項６】電話機外へ設置され電話機の電源で駆動さ
れる着信報知用マスコットであって、内部に電話機端子
へ接続される着信信号を検出する着信信号検出回路と、
この着信信号検出回路からの出力信号により音声を合成
する音声合成回路と、この音声合成回路からの出力信号
を増幅する音声増幅回路と、この音声増幅回路からの出
力信号を出力するスピーカーと、前記着信信号検出回路
からの出力信号によりＯＮされる点灯回路或は点滅回路
と、この点灯回路或は点滅回路によって点灯或は点滅さ
せられるランプとを備えたことを特徴とする、電話機の
着信報知用マスコット。
【請求項７】前記マスコットがキャラクター商品である
ことを特徴とする、請求項１乃至６のいずれかに記載の
電話機の着信報知用マスコット。