JP3314924B2 - 音声発生機能付き物品用のサービス提供機械 - Google Patents

音声発生機能付き物品用のサービス提供機械

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JP3314924B2
JP3314924B2 JP32551299A JP32551299A JP3314924B2 JP 3314924 B2 JP3314924 B2 JP 3314924B2 JP 32551299 A JP32551299 A JP 32551299A JP 32551299 A JP32551299 A JP 32551299A JP 3314924 B2 JP3314924 B2 JP 3314924B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、商品を購入したり、
ゲーム等を行い景品を獲得したりすることのできるサー
ビス提供機械であって、音声発生機能を有する商品や景
品等の各種物品を取り扱うのに相応しいものに関し、サ
ービス提供機械とは、自動販売機や遊戯機等の、金銭等
を投入することにより各種商品を自動的に購入したり、
ゲーム等を行って、景品等を獲得することのできる機械
を意味するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、利用者が硬貨や紙幣等を機械に投
入し或いは挿入して動作を開始する自動販売機や遊戯機
等の各種サービス提供機械においては、販売される商品
や、獲得できる景品等のサンプルが、物品展示部内に展
示されている。或いは、クレーン式に物品を獲得する物
品獲得遊戯機等においては、特に物品展示部等は設けら
れておらず、単に外部から中を見通せる物品収納部内
に、獲得可能な各種の景品が収納されている。この物品
展示部や物品収納部は、通常ガラス張り又は透明の合成
樹脂板でその前面又はその外側面が被覆されており、そ
の商品又は景品等の外観を外部から利用者が視認するこ
とができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のサービス提
供機械においては、展示又は収納されている物品の外観
や、その動き等を視認することは可能であるが、その物
品が音声を発する機能を有していたとしても、その音声
が明瞭に利用者に聞こえるようになっていない。つま
り、従来の自動販売機や遊戯機等のサービス提供機械に
おいては、展示又は収納されている物品に音声を発する
機能が付加されていたとしても、その物品自体が発する
音声を機械の外部の利用者によく聞こえるように構成さ
れてはいなかった。これは、展示物品や収納物品が、通
常、利用者とガラス板或いは透明アクリル板等により外
部と隔絶されているからである。
【0004】物品自体の発する音声を聞き取り易くする
のであれば、前記ガラス板や透明アクリル板に多数の貫
通穴を開ける等することによって解決することもでき
る。しかし、このような解決方法では、善意の利用者で
あればともかく、昨今問題となっている、機械内部の物
品や金銭の盗難等の自動販売機荒らし等の恰好のターゲ
ットとなってしまう。他方、遊戯機等においては、上記
の問題とは別に、周囲の音の環境の問題もある。即ち、
通常、ゲームコーナー等の遊戯場においては、遊戯機を
1台のみ設置するということはなく、各種の多数の遊戯
機が設置されており、これらの殆どがその音響効果のた
めに、大きな音声を発しており、極めて騒々しい状況に
あるのが普通である。従って、小さい音では、よく聞き
取れないという状況がある。
【0005】そして、最近では続々と音声発生機能付き
の玩具が出て来ている。つまり、動きながら話をする縫
いぐるみや、歌を歌う人形等である。これらの物品を物
品払出機能付き遊戯機(物品展示部、ルーレットやスロ
ット等の遊戯機能部、物品払出機能部等を具備した遊戯
機)や、物品つかみ取り遊戯機(クレーンを模した移動
体を操作することにより物品を掴んで所定の位置まで運
べたら、物品を獲得できるような遊戯機)に展示又は収
納しようとする場合、物品自ら動作する動き自体は、ガ
ラス越しに視認することができるが、その動作に伴って
発生する音声(言葉や歌等)を明瞭に聞き取ることが難
しいというのが現状である。音声を発することがセール
スポイントであるこれらの物品を展示又は収納していた
場合、この音声が聞き取り難いということは、その販売
又は利用促進効果に悪影響を及ぼすこととなる。
【0006】そこで、本願発明においては、言葉を喋っ
たり、歌を歌ったり、各種の音声を発する人形や縫いぐ
るみ等の場合や、オルゴール等の音声発生機能を有する
物品に相応しい物品展示部や物品収納部を有するサービ
ス提供機械を提供することがその課題である。また、現
在においては、人間の声に反応してお喋りをする商品も
出回っており、この種の商品にも対応できる物品展示部
又は物品収納部を備えたサービス提供機械を提供するこ
とも本願発明の課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願の第1の発明は、金銭等を投入することにより
商品の購入や景品等を獲得することができる自動販売機
や遊戯機等の各種サービス提供機械において、外部から
隔絶され、その内部を見通すことができる物品展示部又
は物品収納部の内部に集音手段を設けると共に、物品展
示部又は物品収納部内の物品の作動開始をさせて、その
音声が発せられるように構成し、上記の集音手段を介し
て、上記の物品が発生する音声をサービス提供機械に具
備された音声発生手段から外部に発生させることができ
ることを特徴とする音声発生機能付き物品用のサービス
提供機械を提供するものである。
【0008】ここでいう金銭等とは、各種の模擬コイン
等をも含む意味である。この発明により、サービス提供
機械の物品展示部又は物品収納部に展示又は収納された
物品について、利用者は、その外観や動きと共に、それ
が発する音声等を機械に具備された音声発生手段から明
瞭に聞き取ることができることとなる。これにより、展
示される物品が音声発生機能を備えたものであっても、
その物品を機械の物品展示部又は物品収納部の内部に展
示又は収納して、利用者にその物品が発する音声等を予
じめ認識させることができることとなるのである。
【0009】本願発明の第2のものは、上記第1の発明
において、物品展示部又は物品収納部の内部に音声発生
手段を設け、機械の適宜位置に設けられた集音手段を介
して物品展示部又は物品収納部の内部に利用者が発する
音声を発生させることができるようにしたことを特徴と
する音声発生機能付き物品用のサービス提供機械であ
る。この発明においては、物品展示部又は物品収納部の
内部に音声発生手段を設けたため、機械の適宜位置に設
けられた集音手段を通じて、物品展示部又は物品収納部
の内部に利用者の発する音声が発生され、人間の声等に
反応する物品が展示又は収納されていた場合に、利用者
の声等に反応して、展示物品又は収納物品が反応する音
声を聞き取ることができ、これら物品の音声発生機能を
より明確に認識することが可能となるのである。
【0010】本願発明の第3のものは、上記第1又は第
2の発明において、物品展示部に展示された音声発生機
能を有する物品と機械本体との電源を接続して、適宜物
品の電源のオン・オフを行うことができることを特徴と
する音声発生機能付き物品用のサービス提供機械であ
る。これにより、展示物品について、電源の断続を行う
ことができ、それの有する音声を選択的に聞き取ること
が可能となるのである。
【0011】本願発明の第4のものは、上記それぞれの
発明において、集音手段及び音声発生手段が、それぞれ
マイクロフォン等及びスピーカー等から成ることを特徴
とする音声発生機能付き物品用のサービス提供機械であ
る。この発明により、集音された音声は、適宜拡声され
ることが可能となり、より明瞭に音声が伝達されうるこ
ととなるのである。以上のように、本願発明において
は、各種のサービス提供機械において、展示又は収納さ
れる物品が音声を発生するものであっても、その音声を
機械の外部に明瞭に伝達することができることとなり、
また、人の声等に反応して音声を発生することができる
物品に関しても、その人の声等を展示又は収納されてい
る物品に伝達し、それに反応する物品の音声をも聞き取
ることができ、これによって、音声発生機能を備える各
種物品に関してこのサービス提供機械は対応することが
できるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面と共に本願発明
の実施の形態について説明する。添付図面は、全て本願
発明の実施形態を図示している。図1は、先ず本願発明
に係るサービス提供機械の一実施形態として、音声を発
生する機能を有する異なる3種類の縫いぐるみA,B,
Cが展示され、これらの商品を自動的に販売することの
できる自動販売機10の全体斜視説明図を図示してい
る。
【0013】縫いぐるみA,B,Cが展示されている物
品展示部11のそれぞれは、自動販売機10の前面上方
部に横一列に配置され、その前面が透明アクリル板によ
って外部から隔絶され、その内部を見通すことができ
る。この物品展示部11の内部に商品のサンプルである
異なる3種類の縫いぐるみA,B,Cが展示されてい
る。この商品サンプルは、実際に販売される商品と同一
のもので、同一の機能を有しているものである。そし
て、この縫いぐるみA,B,Cは、それぞれの動作に伴
って、各種の言葉を喋ったり、歌を歌ったり、或いは泣
き声や笑い声等を発することができるような各種の音声
発生機能を有しているものである。
【0014】ここで、音声発生機能を有するこれらの縫
いぐるみA,B,Cは、通常、何個かの乾電池を電源と
して、その電源スイッチを入れることにより作動を開始
し、音声を発生するように構成されている。このような
物品が本願発明に係るサービス提供機械の物品展示部1
1に展示される場合には、その物品の電源スイッチを入
れる手段が必要となる。そこで、このような物品を本願
発明に係るサービス提供機械に展示するに際しては、乾
電池を使用せずに、予じめサービス提供機械からその電
源を取れるようにアダプター等を用いて結線をしてお
き、サービス提供機械に例えばコインが投入されたとき
に機械に電源が投入され、それと同時に、順次、展示物
品に電源スイッチが一定時間毎に(例えば30秒毎に)
投入されるように構成することができる。
【0015】或いは、コイン投入後、機械が作動し、機
械に具備されている試聴ボタン等を押すことによって、
それに対応する物品に一定時間の間電源スイッチが投入
されるように構成することもできる。更には、コインを
機械に投入する以前に、商品選択ボタン等を押すことに
より、それに対応する展示物品に一定時間電源スイッチ
が入るように構成することも可能である。尚、本願発明
においては、このように展示物品の電源を自動販売機自
体から取るように構成しなくとも実施可能であり、乾電
池を取り付けた物品をそのまま物品展示部に展示し、電
源を入れた状態のままにしておくことも可能である。
【0016】12が商品の在庫切れ等を表示できる液晶
表示部を、13が商品選択ボタンを、15が硬貨投入口
を、16が紙幣挿入口を、17が投入金額及び釣り銭切
れの液晶表示部を、18が釣り銭取出口を、19が商品
取出口を、20がスピーカーを示している。一般的に、
自動販売機においては、機械を制御するCPU部分、金
銭の投入口(硬貨や紙幣などを受入れ、識別する機
能)、商品を展示する物品展示部、商品選択ボタン、商
品をストックする商品ストッカー、商品を払い出す物品
払出機構、釣り銭の払出機構、その他各種表示機能(釣
り銭切れ、商品切れ、現在の投入金額表示機能など)、
及びスピーカー等から構成されている。
【0017】これらの点に関しては、本願発明に係る自
動販売機においても同様である。そして、本願発明に係
る自動販売機においては、これらの構成に加えて、それ
ぞれの物品展示部11の内部に小型のコンデンサマイク
21を装備している。即ち、本願発明においては、物品
展示部11の内部に展示される物品は、音声を発する
物、つまりは言葉を喋る縫いぐるみや歌を歌う人形、オ
ルゴール等の玩具を対象とするものであるために、これ
らの物品が発する音声を、物品展示部11の内部に設け
た少なくとも1つのマイクロフォンによって集音できる
ようにするのである。マイクロフォンは、小型のコンデ
ンサマイク等が設置に当たってスペースをとらないので
望ましいが、特にこれに限定されるものではない。
【0018】ここで集音された音声は、マイクアンプに
よりラインレベルまで増幅され、ボリュームを通ってミ
キサー回路に入力される。マイクロフォンは、展示され
ている異なる縫いぐるみA,B,Cと同数の3個それぞ
れの物品展示部11の内部に設置されることとなるが、
ミキサー回路によって一つの音声信号にまとめられる。
音声信号は、更に、内蔵音声と物品展示部の音声との切
替え手段へ入力され、ここを経てメインアンプから外部
のスピーカーへとつながっている。
【0019】内蔵音声とは、自動販売機自体に予じめ記
憶された各種の音声のことを意味し、例えば、金銭が投
入されると、「いらっしゃいませ。」とか、商品の購入
後に「ありがとうございました。」というような利用者
に対するサービス用の言葉、或いは、広告宣伝用のお薦
め商品等の紹介等の音声を意味するものであり、機械に
予じめ内蔵されているROM内にデジタルデータとして
記憶させているものである。これらの内蔵音声と物品展
示部11の音声との音声切替え手段は、マイクロフォン
等で集音した物品展示部11内の音声を外部に拡声して
発生させるか否かを切り替えることが可能な手段であ
る。
【0020】これを設けた理由は、内蔵音声の方で何か
メッセージを利用者に伝えている(「おつりをお取り下
さい。」「ありがとうございました。」等)時に、同時
に物品展示部11内の音声が聞こえてしまうと、聞き取
りにくくなるからである。内蔵音声によるアナウンス等
を行っている時は、物品展示部11内の音声を出さない
ように、切り替える訳である。但し、音声を利用してメ
ッセージを伝えることをしない形式の自動販売機では、
特にこの手段は設けなくともよい。また、音声切替え手
段自体は、この他に、例えば3種類の音声を発する物品
が、個別に展示されていたとして、そのそれぞれを選択
的に切り替えるということも可能である。全く別の無関
係の音声が3つ同時に聞こえてくるのでは判別すること
も不能となるため、例えば30秒おきに切り替わるよう
に設定しておけば、一つ一つが聞こえて、聞き取り易い
からである。
【0021】物品展示部からの集音方法は、必ずしもマ
イクロフォンによらなくてもよい。物品自体に音声の外
部出力端子がある場合には、通常、すでに音声信号は、
ラインレベルになっているので、物品展示部内に外部入
力端子を設けておき、両者を接続することによって、マ
イクアンプを通さずに直接ボリュームを通してミキサー
回路でミキシングしてやればよい。スピーカーの内蔵さ
れた玩具等であれば、その物品を少し改造して、玩具内
のスピーカーへつながっている端子を直接、物品展示部
内の外部入力端子に入力することも可能である。
【0022】以上の構成からなる自動販売機の利用法は
以下の通りである。物品展示部11に展示された縫いぐ
るみA,B,Cのそれぞれの動きや音声は、利用者が金
銭をこの自動販売機に投入した後に、一定時間毎に、例
えば30秒毎に順次縫いぐるみA,縫いぐるみB,縫い
ぐるみCというような順番で連続的に作動又は発生させ
るようにすることができる。或いはまた、例えば、試聴
ボタン25a,25b,25cをそれぞれの物品展示部
11の下方に設けて、利用者が金銭を投入した後に、こ
れらの試聴ボタンを押すことにより、即ち、例えば試聴
ボタン25aを押すことにより、これに対応する商品で
ある縫いぐるみAの音声が、コンデンサマイク21を通
して、スピーカー20から発生するように設定すること
も可能である。
【0023】更には、コインを投入する前に、商品選択
ボタン13を押すことにより、これに対応する展示物品
の音声を聞き取るように設定することもできる。このよ
うにして、利用者は、商品を購入する前に、それぞれの
縫いぐるみA,B,Cの音声を聞き取り、確認した上
で、自己が欲する商品に対応する商品選択ボタン13を
押すことによって、その求める商品が商品取出口19に
送り出され、その商品を購入することができる。投入金
額が商品の価格以上の場合には、釣り銭が釣り銭取出口
18に送り出されるのである。
【0024】図2は、上記実施形態に係る自動販売機の
機能部を説明する概略ブロック図である。30がCPU
(中央処理装置)を示し、自動販売機部インターフェイ
ス31を介して、各種表示部、商品選択ボタン、物品払
出機構、釣り銭払出機構、及び景品払出機構等の各種機
能部32に接続する。各種表示部としては、販売可能表
示ランプ、売り切れ表示ランプ、釣り銭切れ表示ラン
プ、投入金額表示部等が挙げられる。また、CPU30
には、自動販売機の作動プログラムを搭載したROM3
4、及び、自動販売機制御用データ、売上データ、販売
数量データ、各種商品在庫管理データ等が記憶されるR
AM35が接続し、更に、内蔵音声デジタルデータ記憶
装置36が接続する。
【0025】更に、本願発明においては、物品展示部1
1の内部にコンデンサマイク21を設けているのである
が、このブロック図においては、物品展示部11の内部
に展示される縫いぐるみCに関して、音声外部出力端子
が設けられている場合には、この音声外部出力端子と接
続可能な音声外部入力端子26を設けてもよい。このよ
うに展示される物品に音声外部出力端子がある場合に
は、集音手段は、必ずしもマイクロフォンによらなくと
もよく、物品展示部11内に音声外部入力端子26を設
けておき、これらの両者を接続して、マイクアンプを通
さずに直接ボリュームを介してミキサー回路でミキシン
グすることができる。
【0026】前記コンデンサマイク21は、マイクアン
プ22及びボリュームを介してミキサー回路23でミキ
シングされる。更にミキサー回路23から内蔵音声と物
品展示部の音声との切替え手段24に接続される。他
方、内蔵音声デジタルデータ記憶装置36とCPU30
の作用により必要な内蔵音声が構成され、内蔵音声アナ
ログ変換出力手段37により適宜必要な音声に形成され
る。内蔵音声アナログ変換出力手段37は、前記内蔵音
声と物品展示部の音声との切替え手段24に接続され、
適宜CPU30の指令に基づき、これら両音声が切り替
えられ、メインアンプ38を介して、機械に内蔵されて
いるスピーカー20から、物品展示部11内の音声又は
内蔵音声の何れかが外部に拡声されるのである。
【0027】図3は、本願発明に係る自動販売機の機能
部の他の実施形態を図示する概略ブロック図である。こ
の実施形態においては、自動販売機の前面の適宜位置に
試聴ボタン25a,25b,25cを設けており、これ
らの試聴ボタン25a,25b,25cの何れかを押す
ことによって、これに対応する物品展示部11、11、
11内に展示された縫いぐるみA,B,Cの何れかが、
動作を開始すると共に音声を発生し、その音声をスピー
カー20から聞き取ることができるものである。即ち、
試聴ボタンの何れかを利用者が押すことにより、CPU
30の指令に基づき、物品展示部11内の対応する物品
が作動開始し、その音声が選択的にスピーカー20から
発せられるように構成したものである。その他の点に関
しては、上記図2に示したものと同様である。
【0028】図4は、本願発明に係る自動販売機の機能
部の他の実施形態を図示する概略ブロック図である。こ
の実施形態においては、それぞれの物品展示部11の内
部に内部スピーカー28を設けており、自動販売機の適
宜位置に設備された外部マイクロフォン29を介して、
利用者の声をそれぞれの物品展示部11の内部に選択的
に発生させることができるように構成している。その他
の構成は、図2に図示したものと同様である。
【0029】音声を発する物品の中には、単に各種の音
声を発するのみでなく、人間の言葉やその他の音等を感
知し、反応する物品が存在する。ちょっとした会話のよ
うなものができる縫いぐるみ等である。こうした音に反
応する物品を展示する場合、今度は外部の、つまり利用
者の音声を物品展示部の中に発生させる必要がある。こ
の場合には、上記のように物品展示部11のそれぞれに
内部スピーカー28を設け、外部からの音をクリアに内
部に伝えられるようにする。ブロック図では、外部マイ
クロフォン29は1つのみで、この外部マイクロフォン
29に話し掛けると、個々の物品展示部内に設置された
スピーカー28から声が出るようにすることができる。
或いは、これに限定されるものではなく、物品のそれぞ
れに対して1個のマイクロフォン、増幅回路、スピーカ
ーを設けてもよい。
【0030】これにより、展示された物品が、人間が発
する言葉等に反応してお喋りをしたり、声を出したりす
る人形や縫いぐるみであっても、人の発する音声を物品
展示部11内に伝達させることができ、展示物品が反応
して発する音声を利用者が聞き取ることができることと
なる。具体的には、前記図3に示した実施形態にあるよ
うな試聴ボタンを押しながら、外部マイクロフォン29
に向かって利用者が話し掛けることによって、その試聴
ボタンに対応した物品展示部11内にその利用者の声等
が伝達され、これに反応した展示物品の発する音声を利
用者が聞き取ることができることとなるのである。
【0031】以上のようにして、本願発明に係るサービ
ス提供機械は、例えば自動販売機として、物品展示部内
にマイクロフォン等を設置して、その内部に展示された
物品の発する音声を明瞭に聞き取ることができ、更に
は、その物品展示部内に内部スピーカー等を設け、外部
マイクロフォン等を介して利用者の声等を物品展示部内
に伝達することによって、人の声等に反応して音声を発
生する機能を有する物品が展示された場合にも、人の声
に反応して発する展示物品の音声をも明瞭に聞き取るこ
とができるものである。
【0032】他の種類のサービス提供機械としては、各
種の遊戯機が挙げられるが、例えば、ルーレットゲーム
をして物品展示部内に展示されている景品の何れかを当
てて、獲得することができるもの等が挙げられるが、こ
のような景品を獲得できる遊戯機においても、上記の自
動販売機と全く同様に、その物品展示部に展示されてい
る物品の動作と共に、特にその物品が発する音声を明瞭
に聞き取ることができるようにすることが可能となるの
である。
【0033】或いは、クレーン式に物品を吊り上げるこ
とによりその物品を獲得できる物品獲得遊戯機等におい
ては、特別に物品展示部というようなものは設けられて
いないが、獲得できる物品が収納されている物品収納部
の内部の適宜位置にマイクロフォン等の集音手段を設け
ることにより、上記のものと同様に、物品収納部内部に
収納されている物品の音声を聞き取ることができ、他
方、物品収納部内部にスピーカー等の音声発生手段を設
けることにより、外部からの利用者の音声を物品収納部
内部に発生させることができ、この利用者の音声に反応
して音声を発する各種の物品の音声をサービス提供機械
の外部に発生させることができるのである。勿論、この
クレーン式の遊戯機においても、上記の自動販売機や遊
戯機のような物品展示部を設けることも可能で、その場
合には、上記のものと全く同様に、物品展示部内にマイ
クロフォン等や内部スピーカー等を設けることができ
る。
【0034】以上、実施の形態について説明したが、本
願発明は、自動販売機或いは遊戯機等のサービス提供機
械であって、購入又は獲得できる物品を展示する物品展
示部が設けられているようなタイプのもの、或いは、獲
得できる物品を見通すことのできる物品収納部が設けら
れているタイプの如何なるものにも適用することができ
るものである。物品展示部の数は、全く自由に設定する
ことができる。そして、その物品展示部又は物品収納部
の内部にマイクロフォン等の各種の集音手段が設けられ
ていればよい。他方、物品展示部や物品収納部の内部に
設置する音声発生手段も小型の各種のスピーカーを採用
することができる。
【0035】また、集音手段及び音声発生手段として
は、マイクロフォン等やスピーカー等を用いるものでは
なく、単に、物品展示部から機械の外部に通じる空気の
通路を形成し、この空気の通路を通過して音声が伝達さ
れるような構造のものとすることも可能である。この場
合には、空気の通路の入口が集音手段となり、空気の通
路の出口が音声発生手段となる。この空気の通路の入口
及び出口というのは、音源のある側が通路の入口とな
り、その反対側が出口となり、それぞれ相対的なものと
なる。即ち、例えば自動販売機においては、音声発生機
能付きの物品が音声を発しているときには、物品展示部
の側が空気の通路の入口となり、その反対側が出口とな
る。他方、利用者が声を発しているときには、利用者の
側が空気の通路の入口となり、その反対側が通路の出口
となるのである。
【0036】但し、ゲームセンターの騒音を考慮する
と、マイク等とスピーカー等の方が、拡声機能を有して
いる関係上、より好ましい実施形態となる。更には、展
示する物品のそれぞれの音声を予じめ機械自体に録音し
ておき、それを再生することにより利用者に展示物品の
音声を伝えることも可能であるが、通常、物品の音声と
動作とは切り離すことができないため、上記のように展
示物品から直接音声を拾った方が、より好ましいものと
なる。物品展示部から視認できる動作と合致した音声を
マイク等を通して聞き取ることができるからであり、物
品が発する音声も多種多様だからである。
【0037】
【発明の効果】本願の第1の発明においては、サービス
提供機械の物品展示部又は物品収納部に展示又は収納さ
れた物品について、利用者は、その外観や動きと共に、
それが発する音声等を機械に備え付けられた音声発生手
段から明瞭に聞き取ることができることとなる。これに
より、展示される物品が音声発生機能を備えたものであ
っても、その物品を機械の物品展示部又は物品収納部の
内部に展示又は収納して、利用者にその物品が発する音
声等を予じめ認識させることができることとなるのであ
る。
【0038】本願の第2の発明においては、物品展示部
又は物品収納部の内部に音声発生手段を設けたため、機
械の適宜位置に設けられた集音手段を通じて、物品展示
部又は物品収納部内に利用者の発する音声が伝達され、
人間の声等に反応する物品が展示又は収納されていた場
合に、利用者の声等に反応して、展示物品又は収納物品
が反応する音声を聞き取ることができ、展示又は収納さ
れた物品の音声発生機能を明確に認識することが可能と
なるのである。本願の第3の発明においては、展示物品
について、電源の断続を行うことができ、その物品の有
する音声を選択的に聞き取ることが可能となる。本願の
第4の発明においては、マイクロフォン等により集音さ
れた音声が、スピーカー等から適宜拡声されて発生され
るため、より明瞭に音声が伝達されうることとなるので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態に係る自動販売機の全体斜
視説明図である。
【図2】本願発明に係る自動販売機の機能部を示す概略
ブロック図である。
【図3】本願発明に係る自動販売機の機能部の他の実施
形態を示す概略ブロック図である。
【図4】本願発明に係る自動販売機の機能部の他の実施
形態を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
A,B,C…縫いぐるみ(物品)、10…自動販売機、
11…物品展示部、13…商品選択ボタン、15…硬貨
投入口、16…紙幣挿入口、18…釣り銭取出口、19
…商品取出口、20…スピーカー、21…コンデンサマ
イク、25a,25b,25c…試聴ボタン、28…内
部スピーカー、29…外部マイクロフォン

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金銭等を投入することにより商品の購入や
    景品等を獲得することができる自動販売機や遊戯機等の
    各種サービス提供機械において、外部から隔絶され、その内部を見通すことができる 物品
    展示部又は物品収納部の内部に集音手段を設けると共
    に、物品展示部又は物品収納部内の物品の作動開始をさ
    せて、その音声が発せられるように構成し、 上記 の集音手段を介して、上記の物品が発生する音声を
    サービス提供機械に具備された音声発生手段から外部に
    発生させることができることを特徴とする音声発生機能
    付き物品用のサービス提供機械。
  2. 【請求項2】物品展示部又は物品収納部の内部に音声発
    生手段を設け、機械の適宜位置に設けられた集音手段を
    介して物品展示部又は物品収納部の内部に利用者が発す
    る音声を発生させることができることを特徴とする請求
    項1に記載の音声発生機能付き物品用のサービス提供機
    械。
  3. 【請求項3】物品展示部に展示された音声発生機能を有
    する物品と機械本体との電源を接続して、適宜物品の電
    源のオン・オフを行うことができることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の音声発生機能付き物品用のサービ
    ス提供機械。
  4. 【請求項4】集音手段及び音声発生手段が、それぞれマ
    イクロフォン等及びスピーカー等から成ることを特徴と
    する請求項1乃至3の何れかに記載の音声発生機能付き
    物品用のサービス提供機械。
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