JPH05180800A - 水分検知器及び水分センサー付きオムツ並びにオムツ濡 れ報知装置 - Google Patents

水分検知器及び水分センサー付きオムツ並びにオムツ濡 れ報知装置

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JPH05180800A
JPH05180800A JP4038891A JP3889192A JPH05180800A JP H05180800 A JPH05180800 A JP H05180800A JP 4038891 A JP4038891 A JP 4038891A JP 3889192 A JP3889192 A JP 3889192A JP H05180800 A JPH05180800 A JP H05180800A
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JP
Japan
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diaper
water
metal foil
zone
radio wave
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Application number
JP4038891A
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English (en)
Inventor
Osao Miyazaki
長生 宮崎
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NDK Inc
Original Assignee
Nihon Denshi Kogyo KK
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/42Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators with wetness indicator or alarm

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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 外部電源勢力を必要とすることなく、水分検
知時自己発報できる簡易な水分検知器を安価に提供する
ことを目的とする。 〔構成〕 平板状の可撓性吸水基材1の片面に金属箔か
らなる正電極2を、他面に金属箔からなる負電極3を配
設し、両電極2,3間に警報器6を着脱自在に接続し
て、上記可撓性吸水基材1の吸水により両電極2,3間
に起電力を発生させ、その起電力で警報器6を作動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、排尿,排便を自己処
理できない赤児や病人等に着用させ、汚物排出があった
ことを自動的に報知できる水分検知器及び水分センサー
付きオムツ並びにオムツ濡れ報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オムツ(おしめ)の素材としては繊維質
の織布材が一般的であったが、近時化学技術の発達によ
り不織布などが開発され、化学不織布、綿状パルプを素
材とした紙オムツが多用されるようになり、この紙オム
ツは防水ゾーン(外皮)の内面中心部に吸水ゾーン(内
皮)を設けた構成で、吸水性に富み且つ安価であるため
通称「パンパース」と呼ばれ使い捨て紙オムツとして排
尿・排便を自己処理できない赤児や病人等に簡便なオム
ツとして使用されている。ところがこの紙オムツは単に
排尿・排便の水分を吸水し外部に漏らさないだけである
ため、排尿・排便の有無が外から判別できず、アンモニ
ア等による肌の炎症等を阻止するために、母親又は看護
人が適宜時間間隔を設定して紙オムツの中味を点検する
か、紙オムツを取り替える必要があり、管理が煩雑であ
った。特に病院等で多数の病人を少数の看護婦で看病す
る場合は、どの病人が排尿又は排便したかが自動的に表
示されるオムツの開発が希求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の問題点に
鑚み本願発明は、排尿・排便の有無を外部に自動的に報
知でき、管理が容易なオムツを提供することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される請求項1に記載の本発明は、平板状の可撓
性吸水基材の片面に金属箔からなる正電極を他面に金属
箔からなる負電極を配設するかもしくは同一面に金属箔
からなる正電極と負電極とを所要間隔をおいて配設する
か、或は可撓性吸水基材の両面もしくは同一面に金属箔
からなる一対の導電片を分離させて配設し、該両電極間
或は一対の導電片間に警報器を接続し、上記可撓性吸水
基材の吸水により、両電極間に起電力を発生させその起
電力或は一対の導電片を短絡導通させそのスイッチング
で警報器が作動するように構成されている。
【0005】請求項2に記載の本発明は、上記警報器
が、電波発信器であり、上記可撓性吸水基材の吸水によ
り電波発信器から電波が発振されるように構成されてい
る。
【0006】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の水分検知器を、布,不織布などからなる防水
性オムツカバーの内面に配設しておしっこ吸水ゾーンを
形成した構成とされている。
【0007】請求項4に記載の本発明は、平板状の可撓
性吸水基材の片面に金属箔からなる正電極を配設し、他
面に金属箔からなる負電極を配設するかもしくは同一面
に金属箔からなる正電極と負電極とを所要間隔をおいて
配設し、該両電極間に電波発信器を着脱自在に接続する
ようにした可撓性水分検知器を、防水オシメカバーの内
面に配置して水分センサー付きオムツを構成し、該水分
センサー付きオムツを病室のベッドなどに寝ている人体
の汚物排出部分に装着し、該可撓性水分検知器が水分を
吸水することにより起電力が自動的に発生し、その起電
力で電波発信器から電波が自動的に発射され、該電波を
監視室に配置した電波受信器で受信させ、受信電波信号
により表示灯を表示させるようにした構成とされてい
る。
【0008】請求項5に記載の本発明は、防水性オムツ
カバーの内面中央に平板状の可撓性吸水基材を配設して
吸水ゾーンと防水ゾーンとを区分形成し、該吸水ゾーン
に金属箔からなる一対の導電片を分離させて配設すると
共に、防水ゾーンに金属箔からなるループコイルを、配
設し、その始端と終端とに上記一対の導電片を格別に接
続して、該可撓性吸水基材の吸水により一対の導電片を
短絡させ吸水ゾーンがスイッチ作用として機能しループ
コイルを導通させる構成とされている。
【0009】請求項6に記載の本発明は、磁力線を発生
するコイルと該コイルに流れる電力を表示する表示器と
をベッド又はベッド近傍に配設しベッドに寝ている人体
に、請求項5に記載の水分センサー付きオムツを装着
し、人体が排出する排尿・排便により可撓性吸水基材が
吸水すると、その吸水により一対の導電片を短絡させ吸
水ゾーンがスイッチ作用として機能しループコイルを導
通させ、該ループコイルの導通により磁力線発生コイル
に作用し磁力変化により該コイルに流れている電力を変
化させ、その電力変化を表示器により表示する構成とさ
れている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明では、可撓性吸水基材
の吸水により、該可撓性吸水基材が電解質の役目となっ
て金属箔からなる正電極及び負電極とであたかも一時電
池の機能を発揮して、両電極間に起電力を自動的に発生
させ、該起電力により警報器を作動し或は可撓性吸水基
材の吸水により一対の導電片が短絡導通して、スイッチ
ング作用として機能し警報器を作動して、水分の発生を
検知する。
【0011】請求項2に記載の本発明では、可撓性吸水
基材の吸水により、両電極間に起電力を発生させ、その
起電力により電波発信器を作動して電波を発射させ水分
の発生を検知する。
【0012】請求項3に記載の本発明では、水分センサ
ー付きオムツを人体に装着し、排尿・排便などによる水
分を吸水ゾーンが吸水すると、該吸水ゾーンの両電極間
に起電力が発生し、その起電力により警報器又は電波発
信器が自動的に作動して排尿・排便によりオムツが濡れ
たことを自動的の報知する。
【0013】請求項4に記載の本発明は、電波発信器の
発信周波数を異なりしめた水分センサー付きオムツを病
室のベッドなどに寝ている複数の人体に各別に装着して
おくことにより、排尿・排便があるとその水分により当
該排尿・排便のあった水分センサー付きオムツの電波発
信器から自動的の電波が発射され、監視室に設置された
複数個の電波受信器の中上記電波発信器と同調させた電
波受信器で該発射電波を受波して、当該電波受信器が受
波したことを表示させ、看視人にどの病室のどのベッド
の人のオムツが濡れたかを報知できる。
【0014】請求項5に記載の本発明では、吸水ゾーン
の可撓性吸水基材が排尿・排便による水分を吸水する
と、その吸水によって一対の導電片が短絡され、吸水ゾ
ーンがスイッチ作用として機能し防水ゾーンに配設され
ているループコイルの始端と終端とが吸水ゾーンによっ
て接続され、該ループコイルが導通状態に変化する。ル
ープコイルの近傍に別置された磁力線発生コイル等に該
導通ループコイルを作用させて、水分検知を表示させる
ことができる。
【0015】請求項6に記載の本発明では、水分センサ
ー付きオムツの吸水ゾーンが排尿・排便による水分を吸
水すると、その吸水により該吸水ゾーンがスイッチ作用
として機能し防水ゾーンに配設されたループコイルを導
通させる、このループコイルの導通によってベッド又は
その近傍に配置されている磁力線発生コイルに該ループ
コイルが作用して磁力変化により磁力線発生コイルに流
れる電力を変化させ、その電力変化が表示器に表示さ
れ、オムツが濡れたことを報知できる。この発明では、
吸水ゾーンの一対の導電片と防水ゾーンのループコイル
とを同一金属箔で蒸着等により同時にパターン形成が可
能であり、しかもオムツに警報器等の堅くて嵩ばる部品
を配設することなく水分センサー付きオムツを構成でき
る利点がある。
【0016】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は請求項1に記載した本発明の水分検知器の
基本的構成例を示したもので、図において、Aは水分検
知器で綿状パルプ・綿布・不織布材等からなる平板状の
可撓性吸水基材1の片面に銅箔からなる正電極2を他面
にアルミ箔からなる負電極3を粘着又は蒸着などにより
配設し、両電極2、3間にリード線4及び5を介して発
光素子(LED)などからなる表示灯,ブザー等の警報
器6を着脱自在に接続した構成である。ここで水分検知
器Aの可撓性吸水基材1が水分を吸湿すると、該可撓性
吸水基材1が電解質の役目となって正電極2−可撓性吸
水基材1−負電極3とが かも化学電池(一次電池)の
構成を発揮して、正電極2と負電極3との間に起電力が
発生し、その起電力によって警報器6が自動的に作動
し、水分が検知されたことを警報器6がブザーの場合は
聴覚により、又警報器6が表示灯の場合は視覚により水
分を検知したことを報知できる。なお正電極に銅箔(C
l)を負電極にアルミ箔(Al)を用いた実施例を示し
たが、これに限定されるものではなく、正電極としてP
bO,HgO,MnO,AgO,CuF,S,O
等の金属箔を又負電極としてPb,Cd,Zn,Fe,
Mg,Li,H,等の金属箔を用いてもよい。
【0017】又上記実施例では、正電極2と負電極3と
を可撓性吸水基材1の表裏面に一条宛対向させて配設し
たものを示したが、図2及び図3に示すように複数の櫛
刃片2a〜2cを共通口出片2dで連結した櫛刃型正電
極2’とこれと同一形状とした櫛刃型負電極3’とを可
撓性吸水基板1の表裏面に対向配置するか、或は第4図
示のように櫛刃型負電極3’の櫛刃片3a〜3cを櫛刃
型正電極2’の櫛刃片2aと2b及び2bと2c間に配
列する千鳥状に配設して、大きな起電力が得られるよう
にしてもよい。又、図5に示すように複数の櫛刃片2a
〜2cを共通口出片2dで連結した櫛刃型正電極2’と
これと同一形状とした櫛刃型負電極3’とを可撓性吸水
基材1の同一面に櫛刃片2aと3a,2bと3b,2c
と3cとを所要間隔をおいて交互に平面状配列されるよ
う配設した構成としてもよい。この場合は製造が容易で
取扱が簡便となる利点がある。
【0018】図6は請求項3に記載した本発明の水分セ
ンサー付きオムツBの構成例を示したもので、図に於い
て10は化学不織布,綿状パルプ素材等に防水加工を施
した平板状の可撓性防水ゾーンで、長手方向の両側線に
人体に装着した際太股に馴染み易いように凹状ギザ1
1,11を形成し、内面中央部長手方向に図1に示した
水分検知器Aをリード線4,5が可撓性防水ゾーン10
より露出するよう装着し吸水ゾーン12を形成したもの
である。13,13は人体へ装着した場合緊定するため
のマジックテープである。上記構成の水分センサー付き
オムツを、排尿・排便を自己処理できない赤児や病人に
装着しておくと、排尿又は排便によりその水分を吸水ゾ
ーン12の可撓性吸水基材1が吸水することによって、
該水分検知器Aがあたかも一次電池として機能し両電極
2,3間に起電力が発生して、その起電力で両電極間に
リード線を介して接続されている警報器6を作動させ、
オムツが濡れたことを報知することができる。
【0019】上記警報器6にブザーを使用すれば、聴覚
によりオムツ濡れを報知でき、又表示灯を使用すれば視
覚によりオムツ濡れを報知できて、排尿又は排便の直後
にオムツ濡れがあることを看護人に報知できる。なお図
6の鎖線示のようにリード線4,5に電波発信器6’を
並列に挿入するか、又は警報器6の代わりに電波発信器
6’を使用すれば、吸水ゾーン12の吸水により電波発
信器6’を自動的に作動させて電波を発射し、該電波に
より遠隔地(同一建物内)に設置した電波受信器(不図
示)で受波させ、遠隔地に居る看護人へオムツ濡れを報
知することもできる。上記実施例の吸水ゾーン12に図
1に示した水分検知器Aを使用する代わりに図2〜図5
に示した水分検知器を使用してもよいのは勿論である。
【0020】図7は、請求項4に記載した本発明のオム
ツ濡れ報知装置Cの構成例を示したもので、図に於いて
20は入院患者の病室30と看護詰所などの看視室40
とが同一建物内で隔離された病院棟で、病室30のベッ
ト31には排尿・排便が自己処理できず看護を必要とす
る人体32が、電波発信器6’を具備した水分センサー
付きオムツBを装着して寝ている。この水分センサー付
きオムツBを装着した病人は、同一病室30内に複数人
入室している場合や、複数の個室に入室している場合と
があり、何れの場合も各水分センサー付きオムツB毎に
夫々発振周波数を異ならしめ、どの電波発信器から電波
が発射されたかを判別できるようになっている。看視室
40には上記電波発信器6’からの電波を受波する電波
受信機41と発光ダイオード(LED)などの表示灯4
2とからなる複数個の監視器d1〜dnを有する監視盤
Dが壁面などに設置されている。Pは監視盤Dの作動の
有無を表示する作動灯である。
【0021】上記構成のオムツ濡れ報知装置によれば、
病室30に寝ている人体32が排尿又は排便すると、該
人体が装着している水分センサー付きオムツBが水分を
吸湿検知し、その吸湿により該水分センサー付きオムツ
Bがあたかも一次電池の機能をなって起電力を発生し、
その起電力により電波発信器6’が自動的に作動して電
波が発射される。すると遠隔地の看視室40に設置され
ている監視盤Dの当該発射電波と同調させた監視器例え
ばd1の電波受信器41が電波を受波し、これと対をな
す表示灯42が点灯する。この表示灯の点灯により看視
室に居る看護婦等の看視人は病室30の特定の人体(入
院患者)32が排尿又は排便によりオムツが濡れたこと
を知ることができ、入院患者のオムツ濡れに迅速に対応
できる。なお、上記実施例では監視器d1〜dnとし
て、受信周波数を異なしめた複数個の電波受信器41と
複数個の表示灯42とを組み合わせたものを例示した
が、表示灯の代わりにブザーを使用して聴覚によってオ
ムツ濡れを報知するようにしてもよいし、又は表示灯と
ブザーとを組合せ視覚と聴覚の両方で報知するようにし
てもよい。
【0022】図8は請求項5に記載の本発明の水分セン
サー付きオムツB’の構成例を示したもので、図に於て
50は化学不織布、綿状パルプ素材等に防水加工を施し
た防水性オムツカバーで、その内面中央に綿状パルプ素
材等からなる平板状の可撓性吸水基材1を配設して吸水
ゾーン51と防水ゾーン52とを区分形成し、該吸水ゾ
ーン51に鋼、アルミ等の金属箔からなる一対の導電片
53a,53bを間隔を置いて分離配置するとともに、
防水ゾーン52に鋼、アルミ等の金属箔からなるループ
コイル54を配設し、その始端54aを上記導電片53
aに終端54bを導電片53bに接続して、水分センサ
ー部Sを形成し、水分センサー付きオムツB’を構成す
る。上記構成の水分センサー付きオムツを、人体に装着
適用すると、排尿・排便によりその水分を吸水ゾーン5
1の可撓性吸水基材1が吸水し、その吸水により導電片
53a,53bが短絡して該吸水ゾーン51があたかも
スイッチとして作用し防水ゾーン52のループコイル5
4が導通される。このループコイル54の導通によって
該水分センサー付きオムツの近傍に別設した表示器(不
図示)等のコイル電流を変化させ、その変化を検知表示
させることにより、水分センサー付きオムツが濡れたこ
とを報知できるものである。
【0023】図9は、請求項6に記載の本発明のオムツ
濡れ報知装置の構成例を示したもので、図に於て60は
商用電源61の供給によって磁力線を発生するコイル6
2を内蔵し、そのコイルに流れる電流変化を表示する表
示器63を側面に配置したベッドで、該ベッドには排尿
・排便を自己処理できない病人等の人体64が、請求項
5に記載した水分センサー付きオムツB’を装着して寝
てオムツ濡れ報知装置を構成している。上記構成のオム
ツ濡れ報知装置によれば、ベッド60には商用電源61
から所定の一定電流がコイル62に供給され該コイル6
2から磁力線を発生して磁界バリヤが形成され、この磁
界バリヤ内に水分センサー付きオムツB’が配置されて
いるので、人体64の排尿・排便によりその水分を吸水
ゾーン51の可撓性吸水基材1が吸水すると、その吸水
により導電片53a,53bが短絡して該吸水ゾーンが
あたかもスイッチとして作用し防水ゾーン52に配設し
たループコイル54を導通させる。この導通によって該
ループコイル54が磁力線発生コイル62の磁力に作用
して該コイル62に流れる電流を変化させ、その変化量
が表示器63に表示される。この表示器63の変化量表
示によってオムツが濡れたことを検知報知できるもので
ある。この実施例では表示器63として電流計の例を示
したが、電流計の代わりにブザーや表示灯などを用いて
もよく、又磁力線発生コイル62をベッドに内蔵するこ
となくループコイル54が作用する範囲内のベッド近傍
に設置してもよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、可撓
性吸水基材自体が吸水によりあたかも一次電池となり、
或はスイッチとなり警報器を自動発報させることがで
き、外部電源勢力を必要としない水分検知器を簡易安価
に得ることができ、しかも吸水時のみ起電力を発生する
から自己放電が殆どなく取扱も頗る簡単である。請求項
2に記載の本発明によれば、水分の吸水により電波発信
器を作動させ電波を自動的に発射して、水分を検知した
ことを遠隔地に報知することができる。請求項3に記載
の本発明によれば、オムツ自体に水分センサー及び警報
器を備えているので、排尿又は排便によりオムツの吸水
ゾーンが濡れると、その吸水を検知すると共に起電力を
発生して警報器を自動的に発報させオムツが濡れたこと
を外部に自動報知でき、言語表現の不自由な赤児や排尿
・排便を自己処理できない病人等に装着適用することに
より排尿又は排便によるオムツ濡れを保護者或は看護人
に報知し、濡れたオムツを迅速に取替えオムツ濡れによ
るお尻タダレ等の肌の損傷を防止できる優れた効果を有
し、又紙オムツに適用することにより水分センサー付き
オムツを簡単にしかも安価に得ることができる。請求項
4に記載の本発明によれば、病室又は個室の個々の人体
(入院患者)に装着した水分センサー付きオムツに接続
された電波発信器からの発射電波を、遠隔地の監視室に
設置した監視盤に配設した上記電波発信器に対応した電
波受信器で受波し表示灯を点灯させ、病室の特定の病人
が排尿又は排便いよるオムツ濡れがあったことを看視人
に報知できるので、看視人は遠隔地に居ながらどの病室
の何人のオムツ濡れがあったかを適確に知ることがで
き、オムツ取替を迅速に行なうことができ効果がある。
【0025】請求項5に記載の本発明によれば、吸水ゾ
ーンが吸水によりスイッチとして作用し防水ゾーンに配
置したループコイルを導通させ、その導通コイルによっ
て、別置された表示又は警報機構を作動させ得るので、
オムツ自体に表示や警報のための機器又はその電子部品
等の堅くて嵩む部品を配置する必要がなく、人体に馴染
み易くしかも取扱い易い水分センサー付きオムツを簡易
に構成できる。請求項6に記載の本発明によれば、ベッ
ドに寝ている人体に装着した水分センサー付きオムツの
ループコイルが排尿・排便による吸水によって自動的に
導通し、その導通コイルが別置された磁力線発生コイル
に作用して、該磁力線発生コイルに流れる電力を変化さ
せ、その変化量を検知表示でき、水分検知及び表示のた
めのリード線や表示器をオムツに設けることなく、磁界
変化によってオムツ濡れを簡便に報知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】、請求項1に記載の水分検知器の基本的構成例
を示す断面図。
【図2】、水分検知器の電極配置を示す斜視図。
【図3】、図2のX−X線に於ける断面図。
【図4】、水分検知器の電極配置の異なる実施例を示す
断面図。
【図5】、水分検知器の電極配置の異なる他の実施例を
示す平面図。
【図6】、請求項3に記載の水分センサー付きオムツの
構成例を示す平面図。
【図7】、請求項4に記載のオムツ濡れ報知装置の概略
構成を示す構成図。
【図8】、請求項5に記載の水分センサー付きオムツの
構成例を示す平面図。
【図9】、請求項6に記載のオムツ濡れ報知装置の概略
構成を示す斜視図。
【符号の説明】
A 水分検知器 1 可撓性吸水基材 2 正電極 3 負電極 6 警報器 6’ 電波発信器 B 水分センサー付きオムツ 10 可撓性防水ゾーン 12 吸水ゾーン 20 病院棟 30 病室 31 ベッド 32 人体 40 看視室 D 監視盤 d1〜dn 監視器 41 電波受信器 42 表示灯 51 吸水ゾーン 52 防水ゾーン 53a,53b 導電片 54 ループコイル B’ 水分センサー付きオムツ 60 ベッド 62 磁力線発生コイル 63 表示器 64 人体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08B 21/00 A 7319−5G 2119−3B A41B 13/02 Q 7235−2J G01N 27/46 341 G

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状の可撓性吸水基材の片面に金属箔か
    らなる正電極を他面に金属箔からなる負電極を配設する
    か、もしくは同一面に金属箔からなる正電極と負電極と
    を所要間隔をおいて配設するか、或は可撓性吸水基材の
    両面もしくは同一面に金属箔からなる一対の導電片を分
    離させて配設し、該両電極間或は一対の導電片間に警報
    器を接続して、上記可撓性吸水基材の吸水により、両電
    極間に起電力を発生させ、その起電力或は一対の導電片
    を短絡導通させそのスイッチングにより警報器が作動す
    るようにしたことを特徴とする水分検知器。
  2. 【請求項2】上記警報器が電波発信器であり、上記可撓
    性吸水基材の吸水により電波発信器から電波が発射され
    るようにした請求項1に記載の水分検知器。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の水分検知器を、
    布,不織布などからなる防水性オムツカバーの内面に配
    設しておしっこ吸水ゾーンを形成したことを特徴とする
    水分センサー付きオムツ
  4. 【請求項4】平板状の可撓性吸水基材の片面に金属箔か
    らなる正電極を配設し、他面に金属箔からなる負電極を
    配設するか、もしくは同一面に金属箔からなる正電極と
    負電極とを所要間隔をおいて配設し、該両電極間に電波
    発信器を着脱自在に接続するようにした可撓性水分検知
    器を、防水性オシメカバーの内面に配置して水分センサ
    ー付きオムツを構成し、該水分センサー付きオムツを病
    室のベッド等に寝ている人体の汚物排出部分に装着し、
    該可撓性水分検知器が水分を吸水することにより起電力
    が自動的に発生し、その起電力で電波発信器から電波を
    自動的に発射させ、該電波を監視室に設置した電波受信
    機で受波して、受信電波信号による監視器を作動させる
    ようにしたことを特徴とするオムツ濡れ報知装置。
  5. 【請求項5】防水性オムツカバーの内面中央に平板状の
    可撓性吸水基材を配設して吸水ゾーンと防水ゾーンとを
    区分形成し、該吸水ゾーンに金属箔からなる一対の同電
    片を分離させて配設すると共に、防水ゾーンに金属箔か
    らなるループコイルを配設し、該ループコイルの始端と
    終端とに上記一対の導電片を格別に接続して、該可撓性
    吸水基材の吸水により一対の導電片を短絡させ吸水ゾー
    ンがスイッチ作用として機能しループコイルを導通させ
    るようにしたことを特徴とする水分センサー付きオム
    ツ。
  6. 【請求項6】ベッド又はベッド近傍に磁力線を発生する
    コイルと該コイルに流れる電力を表示する表示器とを配
    設し、防水性オムツカバーの内面中央に平板状の可撓性
    吸水基材を配設して吸水ゾーンと防水ゾーンとを区分形
    成し、該吸水ゾーンに金属箔からなる一対の導電片を分
    離させて配設すると共に、防水ゾーンに金属箔からなる
    ループコイルを配設し、該ループコイルの始端と終端と
    に上記一対の導電片を格別に接続構成した水分センサー
    付きオムツをベッドに寝ている人体に装着し、人体が排
    出する排尿・排便により上記可撓性吸水基材が吸水する
    と、その吸水により一対の導電片を短絡させ吸水ゾーン
    がスイッチ作用として機能しループコイルを導通させ、
    該ループコイルの導通により上記磁力線発生コイルに作
    用し該コイルに流れている電力を変化させ、その電力変
    化を表示器により表示して、オムツが濡れたことを報知
    するようにしたことを特徴とするオムツ濡れ報知装置。
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