JP2002141800A - 位相同期発振器 - Google Patents

位相同期発振器

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JP2002141800A
JP2002141800A JP2000337043A JP2000337043A JP2002141800A JP 2002141800 A JP2002141800 A JP 2002141800A JP 2000337043 A JP2000337043 A JP 2000337043A JP 2000337043 A JP2000337043 A JP 2000337043A JP 2002141800 A JP2002141800 A JP 2002141800A
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上位階層の交換機で使用される周波数安定度
を持ったVCOと下位階層の交換機で使用され周波数安
定度を持ったVCOとをPLOに使用することによって
全階層の交換機で同一のPLOが搭載でき、外部から基
準クロック信号が入力されない場合でも安定度の高いク
ロック信号を生成することができる技術を提供するこ
と。 【解決手段】 外部から入力される基準クロック信号と
VCOから発振されるクロック信号とを分周器により分
周し、分周されて各々のクロック信号の位相を比較して
比較結果に応じた位相比較データを出力する位相比較器
と、この位相比較データによりVCOを制御する制御デ
ータを出力し、外部から基準クロック信号が入力されな
い場合、VCOからクロック信号を発振できるように制
御データを送信する制御手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は位相同期発振器(P
LO)に関し、特に、網同期方式の位相同期発振器から
のクロック信号の位相が外部から入力される基準クロッ
ク信号の位相に同期できる範囲を拡大し、更に、マスタ
ー局の障害等により基準クロック信号が入力されない場
合、マスター局と同程度の周波数安定度をもつクロック
信号を出力するPLOに関する。
【従来技術】従来、図11に示すように従属同期方式で
は、各階層ごとにPLO(位相同期発振器)から出力さ
れるクロック信号の周波数の安定度度が決められている
為、各階層の交換機に合ったPLOを搭載しなければな
らなかった。又、PLOからのクロック信号の位相が外
部から入力される基準クロック信号の位相に同期できる
範囲は電圧制御発振器(VCO)により発振されるクロ
ック信号の周波数の安定度と関連しており、PLOから
のクロック信号の位相が外部から入力される基準クロッ
ク信号の位相に同期できる範囲を拡大すると、VCOに
より発振されるクロック信号の周波数安定度が低くなる
という欠点があった。又、下位局の交換機では、PLO
からのクロック信号の位相が外部から入力される基準ク
ロック信号の位相に同期できる範囲を拡大する必要があ
ることから、クロック信号の周波数安定度の低いVCO
を使用したPLOが搭載されていた。その為、マスター
局の障害等で基準クロック信号が入力されない場合に
は、周波数安定度の低いVCOからクロック信号が発振
されるので、下位局の交換機では周波数安定度の低いク
ロック信号しか得られない欠点があった。
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述
のように各階層ごとに異なるVCOを使用したPLOを
搭載する方法では、網構成の設計が煩雑になり、マスタ
ー局の障害等により基準クロック信号が入力されなくな
った場合、下位階層の交換機では周波数安定度の低いク
ロック信号しか得られないことになる。本発明はかかる
点に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようと
する課題は、上位階層の交換機で使用されるVCOと下
位階層の交換機で使用されるVCOとを使用したPLO
を搭載することによって全階層の交換機で同一のPLO
が搭載でき、基準クロック信号が入力されない場合で
も、上位階層の交換機で使用されるVCOと同程度の周
波数安定度をもったVCOで発振することができるPL
Oを提供することにある。
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決する第1の
発明は、位相同期発振器であって、入力された基準クロ
ック信号に基づいてクロック信号を生成する第1のクロ
ック信号生成手段と、同期範囲は前記第1のクロック信
号生成手段における同期範囲よりも広く、周波数安定度
は前記第1のクロック信号生成手段における周波数安定
度より低い周波数安定度を持つ第2のクロック信号生成
手段とを有し、前記第1のクロック信号生成手段と前記
第2のクロック信号生成手段とを直列に接続して、前記
第1のクロック信号生成手段で生成されたクロック信号
を前記第2のクロック信号生成手段に入力し、入力され
たクロック信号を前記第2のクロック信号生成手段の基
準クロック信号とすることを特徴とする。また、上記課
題を解決する第2の発明は、位相同期発振器であって、
入力された基準クロック信号に基づいてクロック信号を
生成する第1のクロック信号生成手段と、同期範囲は前
記第1のクロック信号生成手段における同期範囲よりも
広く、周波数安定度は前記第1のクロック信号生成手段
における周波数安定度より低い周波数安定度を持つ第2
のクロック信号生成手段と、前記基準クロック信号の周
波数が前記第1のクロック信号生成手段における同期範
囲内に対応する場合には、前記基準クロック信号に同期
したクロック信号を前記第1のクロック信号生成手段で
生成させ、前記基準クロック信号の周波数が前記第1の
クロック信号生成手段における同期範囲内に対応しない
場合には、前記第2のクロック信号生成手段に基準クロ
ック信号に同期したクロック信号を生成させる為のクロ
ック信号を前記第1のクロック信号生成手段に生成さ
せ、前記第1のクロック信号生成手段からのクロック信
号に基づいて基準クロック信号に同期したクロック信号
を前記第2のクロック信号生成手段に生成させる制御手
段とを有することを特徴とする。また、上記課題を解決
する第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、
前記第1のクロック信号生成手段は、発振周波数制御電
圧により制御されてクロック信号を発振する電圧制御発
振器と、前記電圧制御発振器で発振されたクロック信号
の周波数に応じて分周比を可変設定でき、分周されたク
ロック信号を出力する第1の分周器と、前記基準クロッ
ク信号の周波数に応じて分周比を可変設定でき、分周さ
れたクロック信号を出力する第2の分周器と、前記第1
の分周器からのクロック信号の位相と前記第2の分周器
からのクロック信号の位相とを比較する位相比較器とを
有することを特徴とする。また、上記課題を解決する第
4の発明は、上記第1〜第3のいずれかの発明におい
て、前記第2のクロック信号生成手段は、前記第1のク
ロック信号生成手段で生成されたクロック信号の周波数
に応じて分周比を可変設定でき、分周されたクロック信
号を出力する第1の分周器と、周波数安定度は前記第1
のクロック信号生成手段における電圧制御発振器の周波
数安定度よりも低いが、同期範囲は前記第1のクロック
信号生成手段における電圧制御発振器の同期範囲よりも
広い同期範囲を持ち、発振周波数制御電圧により制御さ
れてクロック信号を発振する電圧制御発振器と、前記電
圧制御発振器で発振されたクロック信号の周波数に応じ
て分周比を可変設定でき、分周されたクロック信号を出
力する第2の分周器と、前記第1の分周器からのクロッ
ク信号の位相と前記第2の分周器からのクロック信号の
位相とを比較する位相比較器とを有することを特徴とす
る。また、上記課題を解決する第5の発明は、上記第1
〜第4のいずれかの発明において、前記第1のクロック
信号生成手段における第2の分周器は、外部からの基準
クロック信号の遮断を検出できるように構成されている
ことを特徴とする。また、上記課題を解決する第6の発
明は、上記第1〜第5のいずれかの発明において、前記
制御手段は、前記第1のクロック信号生成手段における
第2の分周器が基準クロック信号の遮断を検出すると、
前記第1のクロック信号生成手段における電圧制御発振
器に対して所定の周波数のクロック信号を出力させるよ
うに構成されていることを特徴とする。また、上記課題
を解決する第7の発明は、上記第1〜第6のいずれかの
発明において、前記制御手段は、前記第1のクロック信
号生成手段における位相比較器からの比較結果が前記第
1のクロック信号生成手段における電圧制御発振器の同
期範囲内に対応するか否かを判断し、前記範囲内に対応
する場合には、前記第1のクロック信号生成手段におけ
る電圧制御発振器にクロック信号を発振させるよう発振
周波数制御電圧を制御し、前記範囲内に対応しない場合
には、前記第2のクロック信号生成手段における位相比
較器からの比較結果が前記第2のクロック信号生成手段
における電圧制御発振器の同期範囲内に対応するか否か
を判断し、前記範囲内に対応する場合には、前記第2の
クロック信号生成手段における電圧制御発振器にクロッ
ク信号を発振させるよう発振周波数制御電圧を制御する
ことを特徴とする。また、上記課題を解決する第8の発
明は、上記第1〜第7のいずれかの発明において、前記
位相同期発振器は、前記第1のクロック信号生成手段に
おける電圧制御発振器の同期範囲が記憶されている記憶
手段を有し、前記制御手段は、前記第1のクロック信号
生成手段における位相比較器からの比較結果が前記記憶
手段に記憶されている同期範囲内に対応しない場合、前
記位相比較器からの比較結果が前記第1のクロック信号
生成手段における電圧制御発振器の同期範囲内に対応す
るように前記第1のクロック信号生成手段における第2
の分周器からのクロック信号の周波数を変化させる制御
信号を出力し、前記第2の分周器からのクロック信号の
周波数を変化させた分だけ元に戻すように前記第2のク
ロック信号生成手段における第1の分周器からのクロッ
ク信号の周波数を変化させる制御信号を出力するよう構
成されていることを特徴とする。また、上記課題を解決
する第9の発明は、上記第1〜第8のいずれかの発明に
おいて、前記制御手段は、基準クロック信号の周波数に
より前記第1のクロック信号生成手段における第2の分
周器の分周比を変化させるための制御信号を出力するこ
とを特徴とする。また、上記課題を解決する第10の発
明は、上記第1〜第9のいずれかの発明において、前記
第1のクロック信号生成手段における第1の分周器及び
/又は第2の分周器は、前記制御手段からの制御信号に
より分周比が変化するように構成されていることを特徴
とする。また、上記課題を解決する第11の発明は、上
記第1〜第10のいずれかの発明において、前記第2の
クロック信号生成手段における第1の分周器及び/又は
第2の分周器は、前記制御手段からの制御信号により分
周比が変化するように構成されていることを特徴とす
る。
【発明の実施の形態】本発明による実施の形態について
図1から図10を用いて説明する。図1はPLOのブロ
ック図である。図2は分周器4の内部構成のブロック図
である。図3は基準クロック信号を分周する動作につい
て説明する為の図である。図4は位相比較器5の内部構
成のブロック図である。図5は位相データについて説明
する為の図である。図6は分周器6の内部構成のブロッ
ク図である。図7は位相比較器8の内部構成のブロック
図である。図8は分周器4の分周比を変更する動作を説
明する為の図である。図9は基準クロック信号が入力さ
れている場合のフローチャートである。図10は基準ク
ロック信号が入力されない場合のフローチャート図であ
る。図1中、1はVCOであり、例えば水晶発振器であ
る。VCO1は、発振周波数制御電圧により制御されて
クロック信号を発振し、かつ上位階層の交換機で使用で
きる高い周波数安定度を持っている。ここで、周波数安
定度とは、VCO1対して特定の発振周波数制御電圧を
加えた場合に発振されるクロック信号の周波数のふれを
意味する。例えば、発振周波数制御電圧2[V]をVCO
1に加えた場合、VCO1から発振するクロック信号の
周波数が18[MHz]±0.1[ppm]ふれることであ
る。又、発振周波数制御電圧とは、VCO1から発振さ
れるクロック信号の周波数を変化させる為の制御電圧で
ある。2はVCO(電圧制御発振器)である。VCO2
の周波数安定度は、VCO1における周波数安定度より
も低いが、VCO2の同期範囲はVCO1における同期
範囲より広い同期範囲をもち、発振周波数制御電圧によ
り制御されてクロック信号を発振する。ここで、同期範
囲とは、VCO2から発振されるクロック信号の周波数
が基準クロック信号の周波数に追従できる範囲を意味す
る。3は分周器である。分周器3はVCO1で出力され
たクロック信号の周波数をN(Nは整数)の分周比で分
周する。例えば、VCO1で発振されたクロック信号の
周波数が18MHzであり、分周比N=2250である
場合、分周器2からのクロック信号の周波数は、18M
Hz×(1/2250)=8KHzとなる。なお、VC
O1で発振するクロック信号の周波数帯域が固定されて
いる場合には、分周器3の分周比は固定される。4は分
周器である。分周器4は基準クロック信号の周波数をM
(Mは整数)の分周比で分周する。例えば、基準クロッ
ク信号の周波数が8MHzであり、分周比M=2000
である場合、分周器3からのクロック信号の周波数は、
8MHz×(1/2000)=4KHzとなる。なお、
VCO1からのクロック信号の位相が基準クロック信号
の位相に同期できる場合には、分周器4の分周比は固定
される。次に、図2を用いて分周器4の内部構成につい
て説明する。41は分周回路である。分周回路41は、
基準クロック信号を分周してカウンタ43のロード信号
を生成させる為のクロック信号を生成する。42は微分
回路である。微分回路42は、分周回路41からのクロ
ック信号の立ち上がりを検出し、この立ち上がりをロー
ド信号としてカウンタ43に送信する。ここで、ロード
信号とは、後述する制御手段10から送信されるカウン
タ制御信号Xで示されるカウント値をレジスタ43Aに
セットするタイミングを計る為の信号である。43はカ
ウンタである。カウンタ43は、VCO1からのクロッ
ク信号をカウンタ43の動作クロック信号とし、レジス
タ43Aに設定されているカウント値までカウントアッ
プして基準クロック信号を分周したクロック信号を生成
する。例えば、図3に示すが如く、カウント値として4
が設定されている場合、基準クロック信号(波形1)が
入力されると、カウンタ43は、基準クロック信号の立
ち上がりをカウントアップしていき、カウント値が4
(T→T→T→T →T)になったときにカウ
ンタ43からのクロック信号(波形2)の周期が1周期
(T〜T)になるようにクロック信号を生成する。
そして、カウンタ43は、カウント値が4になるとカウ
ントアップした値をリセットして、再びカウントアップ
を始め同様にクロック信号を生成する。又、基準クロッ
ク信号の位相とVCO1で生成されるクロック信号の位
相とが同期でない場合、基準クロック信号の位相とVC
O1で生成されるクロック信号の位相とが同期できるよ
うに後述する制御手段10からのカウンタ制御信号Xに
よりレジスタ43Aに新たなカウント値を設定して分周
比を変更する。ここで、制御手段10からのカウンタ制
御信号Xによってレジスタ43Aの値を変更するタイミ
ングは、微分回路42からのロード信号がカウンタ43
に入力された時点である。43Aはレジスタである。レ
ジスタ43Aは、基準クロック信号の周波数を分周する
ためのカウント値が記憶されている。なお、本実施の形
態では、レジスタ43A内のカウント値まで基準クロッ
ク信号の立ち上がりをカウントアップしてく方法につい
て説明したが、レジスタに設定されているカウント値を
カウントダウンすることによって、基準クロック信号を
分周したクロック信号を生成することも可能である。4
4は基準クロック信号断検出回路である。基準クロック
信号断検出回路44は、外部から入力される基準クロッ
ク信号が遮断されたことを検出して、この遮断の検出結
果を制御手段10に送信する。5は位相比較器であり、
位相比較器5は分周器3らのクロック信号の位相と分周
器4からのクロック信号の位相との差をカウンタ53で
カウントし、カウントした結果を位相比較データとして
出力する。次に、図4を用いて位相比較器5の内部構成
について説明する。51は微分回路である。微分回路5
1は、カウンタ53のカウントを開始するスタート信号
を生成するために分周器4からのクロック信号の立ち上
がりを検出する。微分回路52は、カウンタ53のカウ
ントを終了させるストップ信号を生成する為に分周器3
からのクロック信号の立ち上がりを検出する。カウンタ
53は、VCO1で生成されたクロック信号をカウンタ
53の動作クロック信号とし、微分回路51からのスタ
ート信号によりカウントを開始し、微分回路52からの
ストップ信号を受信するとカウントを終了する。そし
て、カウンタ53でカウントされたカウント値を位相比
較データとして出力する。ここで、カウント値とは、分
周器3からのクロック信号の立ち上がりと分周器4から
のクロック信号の立ち上がりとの間に存在するVCO1
で生成されたクロック信号の立ち上がりの数をいう。例
えば、図5で示すが如く、分周器4からのクロック信号
(波形3)の周波数が4KHz、分周器3からのクロッ
ク信号(波形4)の周波数が8KHz、VCO1で生成
されるクロック信号(波形5)の周波数が18MHzで
あり、分周器3からのクロック信号の位相が分周器4か
らのクロック信号の位相よりπ/8遅れである場合、分
周器4からのクロック信号の周期(t)は250n
s、VCO1からのクロック信号の周期(t)は0.
0556nsであることから、VCO1からのクロック
信号の立ち上がりの数は、 (t/8)/t=(250/8)/0.0556≒
562 となり、カウンタ53でカウントされるカウンタ値は5
62となる。6は分周器である。分周器6は、VCO1
で発振されたクロック信号の周波数をK(Kは整数)の
分周比で分周したクロック信号を出力する。例えば、V
CO1で発振されたクロック信号の周波数が18MHz
であり、分周比(K)がK=4500である場合、分周
器7からのクロック信号の周波数は、18MHz×(1
/4500)=4KHzとなる。なお、VCO1からの
クロック信号の位相が基準クロック信号の位相に同期で
きる場合には、分周器6の分周比は固定される。次に、
図6を用いて分周部6の内部構成について説明する。6
1は分周回路である。分周回路61は、カウンタ63の
ロード信号を生成する為に基準クロック信号を分周す
る。62は微分回路である。微分回路62は、分周回路
61からのクロック信号の立ち上がりを検出し、後述す
る制御手段10からのカウンタ制御信号Yで示されるカ
ウント値をレジスタ63Aにセットするタイミングを計
る為のロード信号を生成する。63はカウンタである。
カウンタ63は、VCO1からのクロック信号をカウン
タ63の動作クロック信号とし、レジスタ63Aに設定
されているカウント値になるまでカウントアップして基
準クロック信号を分周したクロック信号を生成する。
又、基準クロック信号の位相とVCO1で生成されるク
ロック信号の位相とが同期でない場合、後述する制御手
段10からのカウンタ制御信号Yで示されるカウント値
にレジスタ63Aのカウント値を変更する。63Aはレ
ジスタである。レジスタ63Aは、VCO1で発振され
るクロック信号の周波数を分周するためのカウント値が
記憶されている。7は分周器であり、分周器7はVCO
2からのクロック信号の周波数をK(Kは整数)の分周
比で分周する。例えば、VCO2で発振されたクロック
信号の周波数が18MHzであり、分周比K=2250
である場合、分周器7からのクロック信号の周波数は、
18MHz×(1/2250)=8KHzとなる。な
お、VCO2から発振されるクロック信号の周波数帯域
が固定されている場合には、分周器4の分周比も固定さ
れる。8は位相比較器であり、位相比較器8は分周器6
からのクロック信号の位相と分周器7からのクロック信
号の位相との差をカウンタ83でカウントし、カウント
された結果を位相比較データとして出力する。次に、図
7を用いて位相比較器8の内部構成について説明する。
81は微分回路である。微分回路81は、カウンタ83
のカウントを開始するスタート信号を生成する為に分周
器6からのクロック信号の立ち上がりを検出する。微分
回路82は、カウンタ83のカウントを終了させるスト
ップ信号を生成する為に分周器7からのクロック信号の
立ち上がりを検出する。カウンタ83は、VCO2で生
成されたクロック信号をカウンタ83の動作クロック信
号とし、微分回路81からのスタート信号によりカウン
トを開始し、微分回路82からのストップ信号でカウン
トを終了する。そして、カウンタ83でカウントされた
カウント値を位相比較データとして出力する。ここで、
カウント値とは、分周器6からのクロック信号の立ち上
がりと分周器7からのクロック信号の立ち上がりとの間
に存在するVCO2で生成されたクロック信号の立ち上
がりの数をいう。9はMEM(記憶手段)であり、例え
ばICメモリである。MEM9には分周器3からのクロ
ック信号の位相が分周器4からのクロック信号の位相と
同期できる範囲をカウント値で表した値と、分周器7か
らのクロック信号の位相が分周器6からのクロック信号
の位相と同期できる範囲をカウント値で表した値とが記
憶されている。例えば、分周器3からのクロック信号の
位相が分周器4からのクロック信号の位相と同期できる
範囲を0〜1/8πとし、分周器3からのクロック信号
の周波数が8KHz、分周器4からのクロック信号の周
波数が4KHz(周期t=250ns)、VCO1か
らのクロック信号が18MHz(周期t=0.055
6ns)とした場合、分周器3からのクロック信号の位
相と分周器4からのクロック信号の位相との差が1/8
πのときのカウント値は(t/8)/t≒562で
あることからMEM9に記憶されるカウント値の範囲は
0〜562となる。10は制御手段であり、例えばMP
U(Micro ProcessingUnit)であ
る。制御手段10は、位相比較器5からの位相比較デー
タがMEM9に記憶さているカウント値の範囲内に対応
するか否かを判断し、前記範囲内に対応する場合には、
VCO1からクロック信号を発振させる為の制御データ
を出力する。そして、前記範囲内に対応しない場合に
は、位相比較器5からの位相比較データが前記範囲内に
対応するように制御手段10は、分周器4からのクロッ
ク信号の周波数を変更するカウンタ制御信号Xを分周器
4に送信し、分周器4からのクロック信号の周波数を変
更した分だけ分周器6からのクロック信号の周波数を元
に戻す為に、カウンタ制御信号Yを分周器6に送信す
る。例えば、分周器4からのクロック信号の周波数を4
KHzから3.2KHzに変更するクロック制御信号X
が分周器4に送信された場合、分周器6からのクロック
信号の周波数を4KHzから4.8KHzに変更するよ
うなクロック制御信号Yを分周器6に送信する。更に具
体的に説明すると、図8に示すが如く、分周器3からの
クロック信号の位相が分周器4からのクロック信号の位
相と同期できる範囲を0〜1/8π(MEM9に記憶さ
れているカウント値の範囲は0〜562)とし、分周器
3からのクロック信号(波形6)の位相と分周器4から
のクロック信号(波形7)の位相との差が3/8π(位
相比較データで示されるカウント値=(3×t/8)
/t≒1687)である場合、分周器3からのクロッ
ク信号(波形6)の位相と分周器4からのクロック信号
(波形7)の位相との差を1/8πにするようにレジス
タ43Aのカウント値を2000から2500に設定し
て分周器4からのクロック信号の周波数を4KHzから
3.2KHzに変更する。そして、分周器4からのクロ
ック信号の周波数を変更した分だけ元に戻す為に、分周
器6からのクロック信号を4KHzから4.8KHzに
変更するよう制御手段10からのクロック制御信号Yに
よりレジスタ82Aのカウント値を4500から375
0に設定する。なお、レジスタ43Aにカウント値を設
定するタイミングは、微分回路42からのロード信号が
カウンタ43に入力される時点であり、レジスタ83A
にカウント値を設定するタイミングは、微分回路82か
らのロード信号がカウンタ83に入力された時点であ
る。更に、制御手段10は、位相比較器8からの位相比
較データがMEM9に記憶されているカウント値の範囲
内に対応するか否かを判断し、前記範囲内対応する場合
には、VCO2からクロック信号を発振させる為の制御
データを出力する。前記範囲内に対応しない場合には、
VCO2からのクロック信号の周波数が最大又は最小に
なるような制御データを出力する。11,12はD/A
変換器(Digital Analog Conver
ter)である。D/A変換器11,12は制御手段1
0からの制御データであるディジタル信号を発振周波数
制御電圧であるアナログ信号に変換するものである。な
お、分周器4.6の分周比を制御手段10により変更さ
せることで外部から入力される基準クロック信号の周波
数帯域の変化に対応することができる。又、分周器3,
7の分周比を制御手段10により変更させることでVC
O1、2からのクロック信号の周波数帯域の変化に対応
することができる。次に、上記構成における動作につい
て説明する。まず、外部から基準クロック信号が入力さ
れている場合について図9のフローチャートを用いて説
明する。分周器4は、レジスタ43Aの設定されている
カウント値に従って外部から入力された基準クロック信
号を分周する。例えば、分周器4からのクロック信号の
周波数を4KHzにする為に、外部から入力される基準
クロック信号の周波数が8MHzである場合には、レジ
スタ43Aにカウント値として2000が設定され、外
部から入力された基準クロック信号の周波数が2MHz
である場合には、レジスタ43Aにカウント値として5
00が設定される(Step101)。分周器3は、V
CO1からのクロック信号を分周器3の分周比に従って
分周する(Step102)。分周器3からのクロック
信号の位相と分周器4からのクロック信号の位相との差
を位相比較器5のカウンタ53でカウントし、カウント
した値を位相比較データとして出力する(Step10
3)。制御手段10は、位相比較データがMEM9に記
憶されているカウント値の範囲内に対応するか否かを判
断し(Step104)、前記範囲内に対応しない場合
には、位相比較データがMEM9に記憶されているカウ
ント値の範囲内に対応するようレジスタ43Aのカウン
ト値を変更させるカウンタ制御信号Xを制御手段10か
ら送信する(Step105)。制御手段10は、分周
器4からのクロック信号の周波数を変更した分だけ分周
器6からのクロック信号の周波数を元に戻す為に、レジ
スタ63Aのカウンタ値を変更させるようカウンタ制御
信号Yを送信し(Step106)、分周器3からのク
ロック信号の位相が分周器4からのクロック信号の位相
と同期するように制御データを出力する(Step10
7)。一方、前記範囲内に対応する場合には、分周器3
からのクロック信号の位相が分周器4からのクロック信
号の位相と同期するように制御データを出力する(St
ep108)。D/A変換器11は、制御手段10から
送られてきた制御データであるディジタル信号を発振周
波数制御電圧であるアナログ信号に変換し(Step1
09)する。VCO1は、アナログ信号に変換された発
振周波数制御電圧に従ってクロック信号を発振する(S
tep110)。分周手段6は、レジスタ63Aに設定
されているカウント値に従ってVCO1から発振された
クロック信号の周波数を分周する。例えば、分周器6か
らのクロック信号の周波数を4KHzにする為に、VC
O1からのクロック信号の周波数が18MHzである場
合には、レジスタ63Aにカウント値として4500が
設定される(Step111)。分周器7は、VCO2
からのクロック信号の周波数を分周器7の分周比に従っ
て分周する(Step112)。位相比較器8は、分周
器6からのクロック信号の位相と分周器7からのクロッ
ク信号の位相との差をカウンタ83でカウントし、この
カウント値を位相比較データとして制御手段10に送信
する(Step113)。制御手段10は、位相比較器
8から送信された位相比較データが、MEM9に記憶さ
れているカウント値の範囲内に対応するか否かを判断
し、範囲内に対応する場合には、分周器6からのクロッ
ク信号の位相が分周器7からのクロック信号の位相と同
期するように制御データを出力する(Step11
4)。D/A変換器12は、制御手段10から送信され
た制御データであるディジタル信号を発振周波数制御電
圧であるアナログ信号に変換する(Step115)。
VCO2は、アナログ信号に変換された発振周波数制御
電圧に従ってクロック信号を発振する(Step11
6)。一方、範囲外である場合には、VCO2から発振
されるクロック信号の周波数が最大又は最小になるよう
な制御データを出力する。次に、外部から基準クロック
信号が入力さない場合について図10のフローチャート
を用いて説明する。分周器3からのクロック信号の位相
が分周器3からのクロック信号の位相と同期していた場
合に、制御手段10から出力された制御データを制御手
段10はMEM9に記憶させる(Step201)。外
部から基準クロック信号が入力されなくなると、制御手
段10は、MEM9に記憶されていた制御データをD/
A変換器11に送信する(Step202)。D/A変
換器11は、制御手段10から送信された制御データで
あるディジタル信号を発振周波数制御電圧であるアナロ
グ信号に変換する(Step203)。VCO1は、ア
ナログ信号に変換された発振周波数制御電圧に従ってク
ロック信号を発振する(Step204)。分周器6
は、レジスタ83Aに設定されているカウント値に基づ
いてVCO1から発振されたクロック信号の周波数を分
周する(Step205)。分周器7は、VCO2から
のクロック信号の周波数を分周器7の分周比に従って分
周する(Step206)。位相比較器8は、分周器6
からのクロック信号の位相と分周器7からのクロック信
号の位相との差をカウンタ83でカウントし、このカウ
ント値を位相比較データとして制御手段10に送信する
(Step207)。制御手段10は、位相比較器8か
ら送信された位相比較データが、MEM9に記憶されて
いるカウント値の範囲内に対応するか否かを判断し、範
囲内に対応する場合には、分周器7からのクロック信号
の位相が分周器6からのクロック信号の位相と同期する
ように制御データを出力する(Step208)。D/
A変換器12は、制御手段10から送信された制御デー
タであるディジタル信号を発振周波数制御電圧であるア
ナログ信号に変換する(Step209)。VCO2
は、アナログ信号に変換された発振周波数制御電圧に従
ってクロック信号を発振する(Step210)。一
方、範囲内に対応しない場合には、VCO2から発振さ
れるクロック信号の周波数が最大又は最小になるような
制御データを出力する。なお、最初から基準クロック信
号が入力されない場合には、制御手段10は、D/A変
換器11からVCO1に送信される発振周波数制御電圧
がVCO1を制御できる発振周波数制御電圧の範囲の中
間値になるように制御データを出力する。例えば、VC
O1で制御可能な発振周波数制御電圧の範囲が1[V]〜
5[V]である場合、D/A変換器11からVCO1に送
信される発振周波数制御電圧が2.5[V]になるように
制御データが制御手段10から出力される。
【効果】同期範囲が異なるVCOを使用することで、V
COからのクロック信号の位相から入力される基準クロ
ック信号の位相に同期できる範囲を拡大することがで
き、又、VCOからのクロック信号の周波数を分周器で
分周することで、VCOの発振周波数の帯域を変更させ
た合でも、PLOの構成を変更させることなく、VCO
の発振周波数の帯域変更に対応できる。更に、上段で周
波数安定度の高いVCOを直列に接続しておくことで、
外部から入力された基準クロック信号が遮断された場合
でも位相のずれを発生させることなく周波数安定度の高
いクロック信号を発振することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PLOのブロック図である。
【図2】分周器4の内部構成のブロック図である。
【図3】基準クロック信号を分周する動作について説明
する為の図である。
【図4】位相比較器5の内部構成のブロック図である。
【図5】位相データについて説明する為の図である。
【図6】分周器6の内部構成のブロック図である。
【図7】位相比較器8の内部構成のブロック図である。
【図8】分周器4の分周比を変更する動作を説明するた
めの図である。
【図9】基準クロック信号が入力されている場合のフロ
ーチャートである。
【図10】基準クロック信号が入力されない場合のフロ
ーチャート図である。
【図11】従属同期方式を説明する為の図である。
【符号の説明】
VCO 分周器 位相比較器 9 MEM 10 制御手段 11、12 D/A変換器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相同期発振器であって、 入力された基準クロック信号に基づいてクロック信号を
    生成する第1のクロック信号生成手段と、 同期範囲は前記第1のクロック信号生成手段における同
    期範囲よりも広く、周波数安定度は前記第1のクロック
    信号生成手段における周波数安定度より低い周波数安定
    度を持つ第2のクロック信号生成手段とを有し、 前記第1のクロック信号生成手段と前記第2のクロック
    信号生成手段とを直列に接続して、前記第1のクロック
    信号生成手段で生成されたクロック信号を前記第2のク
    ロック信号生成手段に入力し、入力されたクロック信号
    を前記第2のクロック信号生成手段の基準クロック信号
    とすることを特徴とする位相同期発振器。
  2. 【請求項2】 位相同期発振器であって、 入力された基準クロック信号に基づいてクロック信号を
    生成する第1のクロック信号生成手段と、 同期範囲は前記第1のクロック信号生成手段における同
    期範囲よりも広く、周波数安定度は前記第1のクロック
    信号生成手段における周波数安定度より低い周波数安定
    度を持つ第2のクロック信号生成手段と、 前記基準クロック信号の周波数が前記第1のクロック信
    号生成手段における同期範囲内に対応する場合には、前
    記基準クロック信号に同期したクロック信号を前記第1
    のクロック信号生成手段で生成させ、前記基準クロック
    信号の周波数が前記第1のクロック信号生成手段におけ
    る同期範囲内に対応しない場合には、前記第2のクロッ
    ク信号生成手段に基準クロック信号に同期したクロック
    信号を生成させる為のクロック信号を前記第1のクロッ
    ク信号生成手段に生成させ、前記第1のクロック信号生
    成手段からのクロック信号に基づいて基準クロック信号
    に同期したクロック信号を前記第2のクロック信号生成
    手段に生成させる制御手段とを有することを特徴とする
    位相同期発振器。
  3. 【請求項3】 前記第1のクロック信号生成手段は、 発振周波数制御電圧により制御されてクロック信号を発
    振する電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器で発振されたクロック信号の周波数
    に応じて分周比を可変設定でき、分周されたクロック信
    号を出力する第1の分周器と、 前記基準クロック信号の周波数に応じて分周比を可変設
    定でき、分周されたクロック信号を出力する第2の分周
    器と、 前記第1の分周器からのクロック信号の位相と前記第2
    の分周器からのクロック信号の位相とを比較する位相比
    較器とを有することを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の位相同期発振器。
  4. 【請求項4】 前記第2のクロック信号生成手段は、 前記第1のクロック信号生成手段で生成されたクロック
    信号の周波数に応じて分周比を可変設定でき、分周され
    たクロック信号を出力する第1の分周器と、 周波数安定度は前記第1のクロック信号生成手段におけ
    る電圧制御発振器の周波数安定度よりも低いが、同期範
    囲は前記第1のクロック信号生成手段における電圧制御
    発振器の同期範囲よりも広い同期範囲を持ち、発振周波
    数制御電圧により制御されてクロック信号を発振する電
    圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器で発振されたクロック信号の周波数
    に応じて分周比を可変設定でき、分周されたクロック信
    号を出力する第2の分周器と、 前記第1の分周器からのクロック信号の位相と前記第2
    の分周器からのクロック信号の位相とを比較する位相比
    較器とを有することを特徴とする請求項1〜請求項3の
    いずれかに記載の位相同期発振器。
  5. 【請求項5】 前記第1のクロック信号生成手段におけ
    る第2の分周器は、 外部からの基準クロック信号の遮断を検出できるように
    構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4の
    いずれかに記載の位相同期発振器。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、 前記第1のクロック信号生成手段における第2の分周器
    が基準クロック信号の遮断を検出すると、前記第1のク
    ロック信号生成手段における電圧制御発振器に対して所
    定の周波数のクロック信号を出力させるように構成され
    ていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか
    に記載の位相同期発振器。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、 前記第1のクロック信号生成手段における位相比較器か
    らの比較結果が前記第1のクロック信号生成手段におけ
    る電圧制御発振器の同期範囲内に対応するか否かを判断
    し、前記範囲内に対応する場合には、前記第1のクロッ
    ク信号生成手段における電圧制御発振器にクロック信号
    を発振させるよう発振周波数制御電圧を制御し、前記範
    囲内に対応しない場合には、前記第2のクロック信号生
    成手段における位相比較器からの比較結果が前記第2の
    クロック信号生成手段における電圧制御発振器の同期範
    囲内に対応するか否かを判断し、前記範囲内に対応する
    場合には、前記第2のクロック信号生成手段における電
    圧制御発振器にクロック信号を発振させるよう発振周波
    数制御電圧を制御することを特徴とする請求項1〜請求
    項6のいずれかに記載の位相同期発振器。
  8. 【請求項8】 前記位相同期発振器は、 前記第1のクロック信号生成手段における電圧制御発振
    器の同期範囲が記憶されている記憶手段を有し、 前記制御手段は、 前記第1のクロック信号生成手段における位相比較器か
    らの比較結果が前記記憶手段に記憶されている同期範囲
    内に対応しない場合、前記位相比較器からの比較結果が
    前記第1のクロック信号生成手段における電圧制御発振
    器の同期範囲内に対応するように前記第1のクロック信
    号生成手段における第2の分周器からのクロック信号の
    周波数を変化させる制御信号を出力し、前記第2の分周
    器からのクロック信号の周波数を変化させた分だけ元に
    戻すように前記第2のクロック信号生成手段における第
    1の分周器からのクロック信号の周波数を変化させる制
    御信号を出力するよう構成されていることを特徴とする
    請求項1〜請求項7のいずれかに記載の位相同期発振
    器。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、 基準クロック信号の周波数により前記第1のクロック信
    号生成手段における第2の分周器の分周比を変化させる
    ための制御信号を出力することを特徴とする請求項1〜
    請求項8のいずれかに記載の位相同期発振器。
  10. 【請求項10】 前記第1のクロック信号生成手段にお
    ける第1の分周器及び/又は第2の分周器は、 前記制御手段からの制御信号により分周比が変化するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項
    9のいずれかに記載の位相同期発振器。
  11. 【請求項11】 前記第2のクロック信号生成手段にお
    ける第1の分周器及び/又は第2の分周器は、 前記制御手段からの制御信号により分周比が変化するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項
    10のいずれかに記載の位相同期発振器。
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