JP2002140674A - データキャリア半導体装置 - Google Patents
データキャリア半導体装置Info
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
Abstract
載した場合であっても、信頼性の高い動作を期待できる
データキャリア半導体装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 複数の異なる構成の誤り補正回路B1
4,B15を備え、外部からの無線入力信号から生成さ
れる入力コマンド信号に応じて内部回路B12に供給さ
れる誤り検出結果を選別するので、誤った動作モード、
特にテストモード等、通常使用時に使用してほしくない
動作モードでの動作を防止できる。
Description
対して非接触動作または接触状態で読み書きが実行され
るデータキャリア半導体装置に関するものである。
触動作装置に変わり、半導体装置を搭載し情報処理を行
うICカード及びIC−TAG等のデータキャリア半導
体装置が利用されるようになってきた。
ロックを示す。電波送受信アンテナA13で外部から受
信した入力信号は、ノード20を介して入力信号復調回
路B11に伝達される。入力信号復調回路B11で生成
された入力コマンド信号は、ノード22を介して通信時
の誤り補正回路B14と内部回路B12に伝達される。
誤り補正回路B14で生成された通信時の誤り検出信号
はノード25を介して内部回路B12に伝達される。
ナA13で取り込まれ、入力コマンド信号が通信時の誤
り補正回路B14と内部回路B12にそれぞれ伝達され
ると、誤り補正回路B14は誤り検出動作をはじめ、内
部回路B12は入力コマンド信号に従った動作の準備を
開始する。
した信号をもとに計算した誤り補正信号を送信する。信
号終了時に内部回路B12は、無線通信が正常に行われ
たかを確認するために、通信時の誤り補正回路B14の
出力である前記ノード25の通信時の誤り検出信号を確
認するように構成されている。
て、通信が正しいと判定した場合には、内部回路B12
がその回の入力コマンド信号に従った動作を完了して次
の入力コマンド信号の待機状態になるよう構成されてい
る。
る。電波送受信アンテナA13から入力された信号がノ
ード22に伝わるまでを図4に示す。図4(a)はノー
ド20の無線信号波形、図4(b)(c)は入力信号復
調回路B11の動作を示しており、具体的にはAM復調
回路で構成されている入力信号復調回路B11は、図4
(a)に示した無線信号波形を振幅の大小に基づいて図
4(b)に示すように1と0に変換する。この変換信号
は図4(c)に示すように1と0の変化点を示す信号に
復調されてノード22に出力されている。
マットで送信されている。無線信号は、SOF信号(ST
ART OF FRAME信号)と一般に呼ばれている信号送信開
始信号と、信号を受信したシステムに対しての動作指定
信号(コマンド信号)と、書き込みコマンド等で必要と
なるコマンドごとに可変長の信号(パラメータ信号)で
構成される入力コマンド信号と、信号が正しく受信され
たかを確認するための誤り検出信号(CRC信号)、お
よびEOF信号(END OF FRAME信号)と一般に呼ばれ
ている信号送信終了信号とで構成されている。
送信データ(コマンド,データ信号)を一つのシリアル
なデータと考えて、特定の生成多項式で演算した結果で
ある。ハードごとに決められた式で送信側と受信側が計
算することで、送信したデータが正しいか判断する材料
とする。
づいて説明する。回路は複数の排他的論理和とシフトレ
ジスタで構成されており、ここではシフトレジスタ0〜
15の内容がノード25に出力される。
とデータ信号とCRC信号が入力される。(SOFから
EOFは信号開始終了識別信号なので入力されない。)
ここで送信されるCRC信号について説明する。
のシリアル信号と考える。これを、特定の多項式(生成
多項式といいシステムごとに決定されている。例えば、
X16+X12+X5+1)で割った結果をCRC信号
とし、EOF信号の前に付加する。
回路で構成されており、最終的に16個のシフトレジス
タの値が、特定の値になることで入力された信号が正し
いと判定する。
は、内部回路B12の内部に設けられていて書き換えら
れると困るシステム情報などを記憶させている記憶素子
に対しては、製品完成までに必ず書き込みを実行しなけ
ればならず、現在ではウエハー検査などの段階でシステ
ム領域への書き込みが行われている。
書き込みが出来るように、任意に内容を書き換えること
のできるようなテストコマンドを搭載することによっ
て、汎用性などを高めることが出来る反面、誤ってもし
くは不正な行為として内容を書き換えるためテストコマ
ンドを外部より与えられた場合には、そのコマンドを受
け付けてしまう問題が発生する。
できるようなテストコマンドを搭載した場合であって
も、従来よりも信頼性の高い動作を期待できるデータキ
ャリア半導体装置を提供することを目的とする。
半導体装置は、通常モードのコマンド信号の処理判定に
使用される第1の誤り補正回路とは別にテストモードの
コマンド信号の処理判定に使用される第2の誤り補正回
路を設けたことを特徴とし、外部からの入力信号により
誤り補正回路の出力信号を選択して誤動作や故意のテス
トモード状態への移行を防止し、かつ製造過程での非接
触動作試験において、安定してテストモード状態に移る
ことができる、優れたデータキャリア半導体装置を実現
できる。
ャリア半導体装置は、外部からの無線入力信号を復調し
てコマンド信号と誤り検出信号を検出し、検出した誤り
検出信号が正常と判定した場合に前記コマンド信号で指
示された動作を内部回路で実行し、検出した誤り検出信
号が異常と判定した場合に前記コマンド信号で指示され
た動作を内部回路で実行しないよう構成されたデータキ
ャリア半導体装置において、通常モードのコマンド信号
の処理判定に使用される第1の誤り補正回路とは別にテ
ストモードのコマンド信号の処理判定に使用される第2
の誤り補正回路を設け、外部からの無線入力信号を復調
して通常モードのコマンド信号と通常モードの生成多項
式に基づく誤り検出信号を検出して前記第1の誤り補正
回路で誤り検出信号が正常と判定した場合に前記コマン
ド信号で指示された動作を内部回路で実行し、外部から
の無線入力信号を復調してテストモードのコマンド信号
と通常モードの生成多項式に基づく誤り検出信号を検出
して前記第1の誤り補正回路で誤り検出信号が異常と判
定した場合に前記コマンド信号で指示された動作を内部
回路で実行しないよう構成するとともに、外部からの無
線入力信号を復調してテストモードのコマンド信号とテ
ストモードの生成多項式に基づく誤り検出信号を検出し
て前記第2の誤り補正回路で誤り検出信号が正常と判定
した場合に前記コマンド信号で指示された動作を内部回
路で実行するように構成したことを特徴とする。
導体装置は、請求項1において、前記内部回路を検出し
たコマンド信号が通常モードのコマンド信号かテストモ
ードのコマンド信号かを判別して誤り補正回路の選択信
号を出力するように構成するとともに、第1の誤り補正
回路の判定出力と第2の誤り補正回路の判定出力を選択
して内部回路に出力するセレクタを設け、内部回路の出
力する前記選択信号で前記セレクタの出力を選択して第
1,第2の誤り補正回路の一方の判定出力を前記内部回
路に入力することを特徴とする。
を図1と図2および図7に基づいて説明する。なお、従
来例を示す図3と同様の作用を成すものには同一の符号
を付けて説明する。
を示し、第1,第2の誤り補正回路B14,B15との
複数の誤り補正回路が設けられている点が図3に示した
従来例とは異なっている。
した入力信号は、ノード20を介して入力信号復調回路
B11に伝達される。入力信号復調回路B11で生成さ
れた入力コマンド信号は、ノード22を介して通信時の
第1の誤り補正回路B14と第2の誤り補正回路B15
および内部回路B12に伝達される。第1,第2の誤り
補正回路B14,B15で生成された通信時の誤り検出
信号はそれぞれノード25,26を介してセレクタB1
6に入力され、ノード25,26の何れかの信号はセレ
クタB16の出力からノード27を介して内部回路B1
2に伝達される。また、内部回路B12はノード22か
ら検出したコマンド信号の種類を判別してノード28を
介してセレクタB16にノード25,26の何れかの信
号をノード27に出力するかを指定している。
ナA13で取り込まれ、入力コマンド信号が内部回路B
12に伝達されると、内部回路B12は入力コマンド信
号に従った動作を開始する。
は、無線通信が正常に行われたかを確認するために、ノ
ード27から入力される通信時の誤り検出信号を確認す
るように構成されている。
て、通信が正しいと判定した場合には、内部回路B12
がその回の入力コマンド信号に従った動作を完了して次
の入力コマンド信号の待機状態になるよう構成されてい
る。
コマンド通信時の誤り補正回路、第2の誤り補正回路B
15はテストモードコマンド通信時の誤り補正回路であ
って、第1,第2の誤り補正回路B14,B15の具体
例を以下に説明する。
導体装置の動作をタイミングチャートで示したものであ
る。図2で使用しているノード名は、図1と同じであ
る。入力信号がA13よりノード20を介して入力信号
復調回路B11の入力回路に伝達され、入力コマンド信
号を受けて第1,第2の誤り補正回路B14,B15
は、それぞれの検出方式で誤り補正演算を実施し、ノー
ド25には通常コマンド通信時の誤り検出信号、ノード
26にはテストモードコマンド通信時の誤り検出信号が
それぞれ出力される。
では、通常動作コマンドとテストモードコマンドのどち
らが入力されたかを判別して、テストモード時はノード
28にテストモード検出信号を出力する。
トモードのコマンド入力時とでは、付加されるCRC信
号が異なっており、通常モードのコマンド入力時に付加
される正規のCRC信号に対応して第1の誤り補正回路
B14は、例えば図7(a)に示すように特定の生成多
項式(X16+X12+X5+1)に基づいて構成され
ており、シフトレジスタ0〜15の内容がノード25に
出力される。
項式は第1の誤り補正回路B14のそれとは異なり、例
えば図7(b)に示すように(X16+X15+X2+
1)に基づいて構成されており、シフトレジスタ0〜1
5の内容がノード26に出力される。
マンドを送信する際には、生成多項式(X16+X12
+X5+1)に基づくCRC信号を付加して無線送信す
ると、第1の誤り補正回路B14で正常であると判定さ
れてセレクタB16を介して内部回路B12に判定結果
(演算結果)が入力され、内部回路B12がノード22
から検出したコマンドが実行されて次のコマンド待ちの
状態になる。
は、具体的には、内部回路B12の内部に設けられてい
ている記憶素子に書き込まれているシステム情報の書き
換えを指示するシステム更新コマンドを送信する際に
は、生成多項式(X16+X15+X2+1)に基づく
CRC信号を付加して無線送信すると、第2の誤り補正
回路B15で正常であると判定されてセレクタB16を
介して内部回路B12に判定結果(演算結果)が入力さ
れ、内部回路B12がノード22から検出したコマンド
が実行されて次のコマンド待ちの状態になる。
に、テストモード専用の生成多項式(X16+X15+
X2+1)を知らない第三者が、通常モードの生成多項
式(X16+X12+X5+1)に基づくCRC信号を
付加して無線送信しても、第1の誤り補正回路B14で
正常であると判定されても第2の誤り補正回路B15で
異常であると判定され、テストモードのコマンドである
と内部回路B12が認識してセレクタB16を第2の誤
り補正回路B15の側に切り換えられている状態では、
ノード27を介して内部回路B12に通信異常であると
知らされるため、内部回路B12はその回のテストコマ
ンドを実行しない。
いないとテストコマンドには入れなくなり、さらに、テ
ストモード用のCRC演算回路の構成のシフトレジスタ
の数を増やすことにより、誤ってテストモードに入るこ
とも防止できる。故意に内容を書き換えられる事を防止
できる。
導体装置によると、通常モードのコマンド信号の処理判
定に使用される第1の誤り補正回路とは別にテストモー
ドのコマンド信号の処理判定に使用される第2の誤り補
正回路を設けたので、外部からの入力信号によりコマン
ドのモードに応じて異なる方式の通信誤り補正回路を選
択して内部回路動作を確定するので、任意に内容を書き
換えることのできるようなテストコマンドを搭載した場
合であっても、誤動作や故意のテストモード状態への移
行を防止し、かつ製造過程に安定してテストモード状態
に移ることができ、優れたデータキャリア半導体装置を
実現できる。
置の構成図
説明図
6)
ットで送信されている。無線信号は、SOF信号(STAR
T OF FRAME信号)と一般に呼ばれている信号送信開始信
号と、信号を受信したシステムに対しての動作指定信号
(コマンド信号)と、書き込みコマンド等で必要となる
コマンドごとに可変長の信号(パラメータ信号)で構成
される入力コマンド信号と、信号が正しく受信されたか
を確認するための誤り検出信号(CRC信号)、および
EOF信号(END OF FRAME信号)と一般に呼ばれている
信号送信終了信号とで構成されている。
Claims (2)
- 【請求項1】外部からの無線入力信号を復調してコマン
ド信号と誤り検出信号を検出し、検出した誤り検出信号
が正常と判定した場合に前記コマンド信号で指示された
動作を内部回路で実行し、検出した誤り検出信号が異常
と判定した場合に前記コマンド信号で指示された動作を
内部回路で実行しないよう構成されたデータキャリア半
導体装置において、 通常モードのコマンド信号の処理判定に使用される第1
の誤り補正回路とは別にテストモードのコマンド信号の
処理判定に使用される第2の誤り補正回路を設け、 外部からの無線入力信号を復調して通常モードのコマン
ド信号と通常モードの生成多項式に基づく誤り検出信号
を検出して前記第1の誤り補正回路で誤り検出信号が正
常と判定した場合に前記コマンド信号で指示された動作
を内部回路で実行し、 外部からの無線入力信号を復調してテストモードのコマ
ンド信号と通常モードの生成多項式に基づく誤り検出信
号を検出して前記第1の誤り補正回路で誤り検出信号が
異常と判定した場合に前記コマンド信号で指示された動
作を内部回路で実行しないよう構成するとともに、 外部からの無線入力信号を復調してテストモードのコマ
ンド信号とテストモードの生成多項式に基づく誤り検出
信号を検出して前記第2の誤り補正回路で誤り検出信号
が正常と判定した場合に前記コマンド信号で指示された
動作を内部回路で実行するように構成したデータキャリ
ア半導体装置。 - 【請求項2】前記内部回路を検出したコマンド信号が通
常モードのコマンド信号かテストモードのコマンド信号
かを判別して誤り補正回路の選択信号を出力するように
構成するとともに、 第1の誤り補正回路の判定出力と第2の誤り補正回路の
判定出力を選択して内部回路に出力するセレクタを設
け、 内部回路の出力する前記選択信号で前記セレクタの出力
を選択して第1,第2の誤り補正回路の一方の判定出力
を前記内部回路に入力する請求項1記載のデータキャリ
ア半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000335287A JP3580770B2 (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | データキャリア半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000335287A JP3580770B2 (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | データキャリア半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002140674A true JP2002140674A (ja) | 2002-05-17 |
JP3580770B2 JP3580770B2 (ja) | 2004-10-27 |
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011041106A (ja) * | 2009-08-14 | 2011-02-24 | Anritsu Corp | 移動体通信用デバイス試験システム及び試験方法 |
-
2000
- 2000-11-02 JP JP2000335287A patent/JP3580770B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011041106A (ja) * | 2009-08-14 | 2011-02-24 | Anritsu Corp | 移動体通信用デバイス試験システム及び試験方法 |
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