JP2015121939A - Rfidリーダライタおよび診断処理プログラム - Google Patents

Rfidリーダライタおよび診断処理プログラム Download PDF

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八尋 肥塚
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Abstract

【課題】RFIDリーダライタとRFタグとの交信に関する正確な診断情報を出力するRFIDリーダライタおよび診断処理プログラムを提供する。【解決手段】RFIDリーダライタ200は、RFタグ300と交信する通信部と、交信に成功した場合に、当該交信を診断するための交信診断手段と、備え、交信診断手段は、RFタグとの交信信号から、交信に関する特性を取得するための特性取得手段と、取得した特性が示す値と、交信の余裕度を判定するための閾値とを比較する比較手段と、比較結果から、交信の余裕度に関する情報を出力部に出力させる出力制御手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency Identification)リーダライタおよび診断処理プログラムに関し、特に、RF((Radio Frequency)タグとの無線通信に関する診断機能を有するRFIDリーダライタおよび診断処理プログラムに関する。
従来のRFIDリーダライタおよびRFIDタグを備える通信システムにおいて、通信に関する各種の診断機能が提案されている。例えば、特許文献1には、リーダライタに内蔵された検査用RFタグチップと通信できるよう「スイッチ」を設けたリーダライタが開示される。このリーダライタは、タグと交信する前に、検査用タグチップと交信し、リーダライタ本体に異常が無いことを診断することができる。
また、特許文献2では、RFタグチップは、リーダライタから送信された電波強度を測定し、その測定値をリーダライタへ返信する機能を有する。これにより、リーダライタ自身が送出する電力がどの程度RFタグに到達しているのかを知ることができる。
また、特許文献3では、CPUがRFタグリーダライタ装置に異常があるのか、もしくはRFタグに対する無線通信状態に異常があるのかを診断する。また、特許文献4では、リーダライタアンテナに内蔵、もしくはアンテナ外部に設置された“基準タグ”の動作電力を測定する。測定時は、リーダライタ送信電力を段階的に変化させ、基準タグからの正常応答があるリーダライタ最小出力電力を記憶する。
特開2010−79616号公報 特開2006−148670号公報 特開2005−322029号公報 特開2011−138373号公報
特許文献1に開示される構成では、リーダライタ本体の異常有無を診断して、ユーザに知らせることで、RFタグとの交信失敗時に、「リーダライタ本体に異常があるのか、RFタグとの交信に異常があるのか」を区別することができるものの、RFタグとの交信異常があった場合は、その原因究明が困難である。
また、特許文献2に開示される構成では、RFタグチップに、上述した特殊機能を搭載させる必要があり、そのためにはRFタグチップ製造原価が高くなってしまう。また、RFID交信の成否を判断するためのパラメータとしては、リーダライタからの送出電力がRFタグへどの程度到達しているのかと、それ以外に、RFタグからリーダライタへの返信電力量、また周辺ノイズ量それぞれを知る必要がある。しかしながら、特許文献1の構成では、パラメータが少ないために、RFID交信成否の正確な判断はできない。
また、特許文献3に開示の構成でも、またRFID交信成否の正確な判断はできない。つまり、リーダライタ本体の異常有無を診断して、ユーザに知らせることで、RFタグとの交信失敗時に、「リーダライタ本体に異常があるのか、RFタグとの交信に異常があるのか」を区別することができるものの、RFタグとの交信異常があった場合は、その原因究明など正確な判断が困難である。
特許文献4の構成では、リーダライタ装置の異常状態を診断することができるが、RFタグとの交信時の異常状態・異常内容・異常原因を知り得ることができないため、RFIDが使われる現場で発生する交信異常の原因を知り、対処することが困難である。
それゆえにこの発明の目的は、RFIDリーダライタとRFタグとの交信に関する正確な診断情報を出力するRFIDリーダライタおよび診断処理プログラムを提供することである。
この発明のある局面に従うRFIDリーダライタは、RFタグと交信する通信手段と、交信に成功した場合に、当該交信を診断するための交信診断手段と、備える。交信診断手段は、RFタグとの交信信号から、交信信号に関する特性を取得するための特性取得手段と、取得した特性値から、予め定めた基準に基づき交信の余裕度を判定する手段と、判定の結果から、交信の余裕度に関する情報を出力部に出力させる出力制御手段と、を備える。
好ましくは、判定する手段は、取得した特性値と、予め定めた閾値とを比較する比較手段を含み、出力制御手段は、比較結果から、交信の余裕度に関する情報を出力部に出力させる。
好ましくは、特性は、RFIDリーダライタ周辺に発生しているノイズ量を含み、特性取得手段は、RFIDリーダライタの周辺に発生しているノイズ量を取得するノイズ取得手段と、受信信号から受信電力を取得する受信電力測定手段を含む。
好ましくは、特性は、受信信号のS/N比を含み、特性取得手段は、受信信号の電力とノイズ量からS/N比を算出するS/N比取得手段を含む。
好ましくは、特性は、受信電力を含み、特性取得手段は、受信信号から受信電力を取得する受信電力取得手段を含む。
好ましくは、特性は、予め定めたレベルの送信電力を示す場合の応答信号の受信を示し、予め定めた基準は、受信に成功するか否かを示し、判定する手段は、予め定めたレベルの送信電力を示す場合の応答信号の受信に成功するか否かに基づき、交信の余裕度を判定する。
好ましくは、予め定めたレベルの送信電力は、RFIDリーダライタが安定して交信できると判断可能な微弱送信電力を示す。
好ましくは、予め定めたレベルの送信電力は、RFIDリーダライタが安定して交信できると判断可能な微弱送信電力から最大電力までを複数に区分したときの各区分に相当するレベルを含む。
好ましくは、出力部に出力される情報は、特性に基づく通知と、交信の余裕度を高くするための対処事項とを含む。
好ましくは、RFIDリーダライタは、交信診断手段による診断機能を有効化または無効化する手段を、さらに備える。
この発明の他の局面に従う、RFタグとの交信を診断処理するコンピュータで実行される診断処理プログラムは、コンピュータを、交信に成功した場合に、RFタグとの交信信号から、交信に関する特性を取得するための特性取得手段と、取得した特性値から、予め定めた基準に基づき交信の余裕度を判定する手段と、判定の結果から、交信の余裕度に関する情報を出力部に出力させる出力制御手段と、して機能させる。
本発明によれば、RFIDリーダライタはRFIDタグとの交信を診断し、診断内容から交信余裕度の情報を出力して、交信に関する正確な診断情報を出力する。
この発明の実施の形態に係るシステムの構成図である。 この発明の実施の形態に従う上位機器100の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係るRFIDリーダライタ200の構成図である。 本発明の実施の形態に係るRFタグ300の構成図である。 本発明の実施の形態に係るRFIDリーダライタ200の機能構成図である。 本発明の実施の形態に係る交信診断処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る通常更交信処理(ステップT1)を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るノイズ診断処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るノイズ診断処理を説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態に係るS/N比(Signal-to-Noise ratio)診断処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るS/N比診断処理を説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態に係る受信電力診断処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る受信電力診断処理を説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態に係る送信電力診断処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る送信電力と交信距離の関係を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る送信電力診断処理の他のフローチャートである。 送信電力の段階的に切り替えるために参照されるテーブルTBを示す図である。 本発明の実施の形態に係るテーブルMTを説明する図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については統一符号を付してその説明は繰り返さない。
<実施の形態>
(システム構成)
図1はこの発明の実施の形態に係るシステムの構成図である。システムは、コンピュータに相当するPLC(Programmable logic controller)等の上位機器100、RFIDリーダライタ200およびメモリを備えたRFタグ300を備える。上位機器100は、LAN(Local Area Network)などの通信媒体(有線または無線)によりRFIDリーダライタ200と通信し、RFタグ300は、無線によりRFIDリーダライタ200と通信する。
本実施の形態では、RFIDリーダライタ200の通信は、RFタグ300との交信を含む。交信では、RFタグ300のメモリに対する情報の読み書きを行うために、両者間でクエリ等のコマンドおよび応答(データ)を送受信する。
図1のシステムは、例えば、荷物の管理現場や工場の組立ラインなどに備えられる。RFタグ300は、ライン上を搬送される物品に取り付けられて、種々の情報が書き込まれた記憶媒体を有する。RFIDリーダライタ200は、RFタグ300との無線通信によって、記憶媒体に情報を非接触で読み書きし、RFタグ300との通信に関する情報を上位機器100に送信する。上位機器100はRFIDリーダライタ200から受信した情報を処理する。ユーザは、RFIDリーダライタ200または上位機器100等からRFタグ300の読み書き結果を確認することができる。
図1のシステムのRFタグ300とRFIDリーダライタ200は、一般に、種々の機器が設置された環境に導入されるので、両者の無線通信による交信領域には種々のノイズが混入し、交信エラーが生じるおそれがある。このため、図1のシステムでは、交信状態を診断する交信診断機能が提供されている。
(上位機器100の構成)
図2は、この発明の実施の形態に従う上位機器100の概略構成図である。図2を参照して、上位機器100は、演算処理部であるCPU(Central Processing Unit)110と、記憶部としてのメモリ112およびハードディスク114と、時間を計時し計時データをCPU110に出力するタイマ113と、入力インターフェイス118と、表示コントローラ120と、通信インターフェイス124と、データリーダ/ライタ126とを含む。これらの各部は、バス128を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU110は、ハードディスク114に格納されたプログラム(コード)を実行することで、各種の演算を実施する。メモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置であり、ハードディスク114から読み出されたプログラム・データに加えて、RFIDリーダライタ200から受信したデータ、およびワークデータなどが格納される。
入力インターフェイス118は、CPU110とキーボード104、マウス(図示せず)103、タッチパネル(図示せず)などの入力装置との間のデータ伝送を仲介する。すなわち、入力インターフェイス118は、ユーザが入力装置を操作することで与えられる操作命令を受付ける。
表示コントローラ120は、表示装置の典型例であるディスプレイ102と接続され、CPU110における処理の結果などを表示することでユーザに通知する。
通信インターフェイス124は、LANを介してCPU110とRFIDリーダライタ200と間のデータ伝送を仲介する。データリーダ/ライタ126は、CPU110と記録媒体であるメモリカード106との間のデータ伝送を仲介する。
また、上位機器100には、必要に応じて、プリンタなどの他の出力装置が接続されてもよい。
(RFIDリーダライタ200とRFタグ300の構成)
図3は、本発明の実施の形態に係るRFIDリーダライタ200の構成図である。図4は、本発明の実施の形態に係るRFタグ300の構成図である。図3と図4を参照して、RFIDリーダライタ200およびその交信対象のRFタグ300の構成を説明する。この実施の形態では、図4のRFタグ300は、電源を内蔵せず、RFIDリーダライタ200からの送信波により生じた誘導起電力によって動作する、いわゆるパッシブタイプのもので、制御部331および半導体メモリ332を含むタグIC回路330および通信部を備える。通信部は、アンテナコイル310および共振周波数調整回路320(コンデンサ等)を含む。なお、制御部331はコンピュータのほか、RFIDリーダライタ200との通信信号を変調または復調するためのモデム回路等も含む。なお、適用されるRFタグ300はパッシブタイプに限定されず、電源を内蔵するタイプであってもよい。
図3を参照してRFIDリーダライタ200は、RFタグと交信を含む通信を行うための通信部と、受信電圧/ノイズレベル測定回路230、CPU(Central Processing Unit)241を含む制御部240、上位機器100と通信するための通信モジュールである上位インターフェイス260、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等の揮発性または不揮発性の記憶媒体である記憶部270、数値表示器や複数の表示灯(LED:Light Emitting Diode)等を含む表示部280、外部ネットワークと通信するための通信インターフェイス290、およびインターフェイス291を備える。
通信部は、アンテナコイル211、送信回路210、受信回路220、および発振回路250を含む。
インターフェイス291は、CPU241と記録媒体であるメモリカード292との間のデータ伝送を仲介する。すなわち、メモリカード292には、RFIDリーダライタ200で実行されるプログラムなどが格納された状態で流通し、インターフェイス291は、メモリカード292からプログラムを読み出す。また、インターフェイス291は、CPU241の内部命令に応答して、上位機器100またはRFタグ300との通信に関する処理結果などをメモリカード292へ書き込む。なお、メモリカード292は、CF(Compact Flash)、SD(Secure Digital)などの汎用的な半導体記憶デバイスや、フレキシブルディスク(Flexible Disk)などの磁気記憶媒体や、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体等を含む。
制御部240はコンピュータに相当する機能を有する。具体的には、CPU241は、記憶部270等のメモリに格納されたプログラムに基づき、上位機器100との通信処、RFタグ300との交信処理、および後述する交信診断処理を含む各種のデータ処理を実行する。また、制御部240は、RFタグ300との交信処理に関し発振回路250からのパルス信号に基づき、搬送波(キャリア)の元となるパルス信号を出力する。また、RFタグ300との交信時には、コマンドを表すパルス信号を出力する(以下、この出力信号を「コマンド信号」ともいう)。
記憶部270は、各種データ処理のためのプログラムおよびデータを格納する。このデータには、交信診断処理を実施する場合にCPU241により参照(検索)されるテーブルTBおよび診断結果を報知(出力)するために参照(検索)されるテーブルMTを含む。
送信回路210は、ドライブ回路218、変調回路217、可変の増幅率を有する増幅回路216、Z変換回路212と214、LPF(ローパスフィルタ)回路213、および上記の増幅率を変更するための増幅率調整回路215を備える。
受信回路220は、BPF(バンドパスフィルタ)回路221、検波回路222、増幅回路223、および復調回路224を備える。
受信電圧/ノイズレベル測定回路230は、受信回路220の受信信号のレベルをデジタルデータにして取り出すためにピークホールド回路231およびA/D(Analog/Digital変換)回路232を備える。
(交信動作)
図3と図4に示すRFIDリーダライタ200と300の交信動作において、RFタグ300はRFIDリーダライタ200から情報を読み出す場合、書き込む場合のいずれにおいても、上位機器100から受信したコマンドをRFタグ300に送信し、RFタグ300からそのコマンドに対するレスポンス(応答)を受信すると、受信した応答内容を上位機器100へ送信する。また、交信時には、RFタグ300は内部電源を持たないことから、アンテナコイル211からの送信波によりRFタグ300側のアンテナコイル310に誘導起電力を発生させて、RFタグ300内の制御回路を駆動するようにしている。
交信において、RFIDリーダライタ200の制御部240は、発振回路250の出力信号をもとに13.56MHzのキャリア信号を発振しながら、適宜、所定ビット数のコマンド信号を出力する。キャリア信号は、ドライブ回路218により搬送波に変換された後に、増幅回路216で増幅されてZ変換回路214,212によるインピーダンスの整合処理およびLPF回路213によるフィルタ処理を経て、アンテナコイル211に供給され、アンテナコイル211から電磁波として送出される。また変調回路217がコマンド信号に基づき搬送波を振幅変調することによって、コマンド信号が搬送波に重畳される。なお、交信周波数は、13.56MHzに限定されない。
上記の動作によりアンテナコイル211から搬送波が送出されると、この搬送波により交信領域内のRFタグ300に誘導起電力が生じ、RFタグ300側の制御部331が起動する。この状態下でアンテナコイル211からコマンド信号が重畳された搬送波が送信されると、RFタグ300の制御部331は、コマンド信号が表すコマンドを解読して指示された処理を実行した後に、応答データを表すレスポンス(応答信号)を生成し、RFIDリーダライタ200に返信する。
RFIDリーダライタ200の受信回路220は、RFタグ300から返信を受信する。受信信号からBPF回路221によりノイズが除去された後に、検波回路222により応答信号が抽出される、抽出された応答信号は、増幅回路223で増幅された後に、復調回路224によりデジタルデータに変換されて制御部240に出力される。CPU241は復調回路224からのをデジタルデータからRFタグ300の応答内容を解読し、この解読データを含む交信結果データを出力する。例えば、上位機器100に送信し、または記憶部270に格納し、または表示部280に表示し、またはLEDを点灯などする。
また、増幅回路223から出力された受信信号は、受信電圧/ノイズレベル測定回路230に出力される。受信電圧/ノイズレベル測定回路230では、受信した応答信号はピークホールド回路231により検波処理される。具体的には、ピークホールド回路231は、応答信号の各振幅のピーク値である電圧レベルの変化を表す信号(包絡線信号)を生成する。A/D回路232は、ピークホールド回路231からの包絡線信号をデジタル変換してデータを制御部240に出力する。
本実施形態ではRFタグ300に電源を内蔵しないパッシブタグを使用しているため、RFIDリーダライタ200とRFタグ300との間の通信方式は半二重方式であり、アンテナを送信用と受信用とで共用し、送信信号と受信信号を分離している。
(機能構成)
図5は、本発明の実施の形態に係るRFIDリーダライタ200の機能構成図である。図5を参照して、RFIDリーダライタ200は、通信部によるRFタグ300との交信に成功した場合に、当該交信を診断するための交信診断部242を備える。交信診断部242は、RFタグ300との交信に関する特性を取得するための特性取得部243と、取得した特性が示す値と、安定した交信動作を保障するための閾値とを比較する比較部247と、比較結果から、この閾値をどの程度上回っているか(または下回っているか)示す交信余裕度を出力部に出力させる出力制御部248と、を備える。交信余裕度は、安定した交信動作が可能か否かに関する情報を示す。
特性取得部243は、搬送波のみを送出してRFIDリーダライタ200周辺のノイズ量を取得するノイズ取得部244、受信信号の電力とノイズ量からS/N比を算出することによる取得するS/N比取得部245、および受信電圧/ノイズレベル測定回路230の出力から受信電力を取得する受信電力取得部246を含む。
図5に示す各部は、CPU241が実行するプログラムにより、またはプログラムと回路の組合わせにより実現される。
(交信診断処理)
交信診断部242が実施する交信診断処理について説明する。本実施の形態では、交信に関する特性値であるノイズ量、S/N比、受信電力および送信電力をもとに以下の診断機能を有する。これら特性値は交信性能に影響し得るパラメータでもあるが、診断に用いる特性値の種類はこれらに限定されない。
<ノイズ診断>
RFIDリーダライタ200、RFタグ300およびRFタグ300周辺に発生するノイズ(スイッチング電源やモーター、インバーター、他のRFIDリーダライタが発振する電波など)量が、予め定めた閾値に対してどの程度存在するかを判定する。
<S/N比診断>
RFタグ300がRFIDリーダライタ200へ返信する電波(電力)量に対するノイズ量が、予め定めた閾値に対してどの程度あるかを判定する。
<受信電力診断>
RFタグ300がRFIDリーダライタ200へ返信する電波(電力)が、予め定めた閾値をもとにRFIDリーダライタ200にどの程度到達しているかを判定する。
<送信電力診断>
RFIDリーダライタ200が送信する電波(電力)が、どの程度RFタグ300に到達しているかを判定する。
(概略処理フロー)
図6は、本発明の実施の形態に係る交信診断処理のフローチャートである。ここでは、RFタグ300はRFIDリーダライタ200と通常交信が可能な距離に位置すると想定する。図6を参照して、まず、RFIDリーダライタ200がRFタグ300に対してコマンドを送信し、RFタグ300から応答信号を受信するための通常交信処理が実施される(ステップT1)。
RFIDリーダライタ200の制御部240(より特定的にはCPU241)は、受信した応答信号に基づき通常交信処理による交信が失敗したか否かを判定する(ステップT3)。例えば、応答信号をA/D変換して得られたデータに含まれた誤り検出符号であるCRC(Cyclic Redundancy Check)の値からデータの不完全性(データ誤り)検出を実施する。
検出結果に基づき“交信失敗”と判定されると(ステップT3で“交信失敗”)、“異常終了”が出力される(ステップT4)。一方、チェック結果に基づき“交信成功”と判定されると(ステップT3で“交信成功”)、以下の交信診断部による診断処理が実施される。なお、交信成功/失敗の判定は、CRCを用いる方法に限定されず、応答信号を受信できない(タイムアウト)、またはエラーレスポンスに基づき判定してもよい。
診断処理では、まず、制御部240は、通常交信処理でノイズ取得部244が取得したノイズ量に基づき後述するノイズ診断処理(ステップT5)を実施する。診断結果、 “NG”と判定すると(ステップT7で“診断NG”)“正常終了(注意)”を出力するが“OK”と判定すると(ステップT7で“診断OK”)、S/N比取得部245が取得したS/N比から後述するS/N比診断処理を実施する(ステップT9)。診断結果、“NG”と判定すると(“ステップT11で“診断NG”)、“正常終了(注意)”を出力するが、“OK”と判定すると(ステップT11で“診断OK”)、受信電力取得部246が取得した受信電力から後述する受信電力診断処理を実施する(ステップT13)。診断結果、“NG”と判定すると(ステップT15で“診断NG”)、“正常終了(注意)”を出力し、“OK”と判定すると(ステップT15で“診断OK”)、送信電力取得部が取得した送信電力から後述する送信電力診断処理(ステップT17)を実施する。診断結果、“NG”と判定すると(ステップT19で“診断NG”)、“正常終了(注意)”を出力するが、“OK”と判定すると(ステップT19で“診断OK”)、“正常終了”を出力する。
なお、上記の診断結果(正常終了(注意)、正常終了)は交信余裕度を示す。ここでは、正常終了(注意)は正常終了よりも交信余裕度が低いことを表す。出力としては、出力制御部248による上位機器100への送信、または記憶部270への格納、または表示部280への表示(LED点灯)等により実施される。LEDによる場合は、例えば、異常終了は“赤色”で点灯/点滅、正常終了(注意)は“黄色”で点灯/点滅し、正常終了は“緑色”で点灯/点滅させる。したがって、ユーザは、上位機器100のディスプレイ102の表示により、または表示部20の表示により、またはLED点灯により、または記憶部270のデータ読み出しにより、診断された交信余裕度を確認することができる。
(通常交信処理)
図7は、本発明の実施の形態に係る通常交信処理(ステップT1)を説明するための図である。図7では、縦軸に予め定めた最大電力で発振が実施された場合の送信信号の電波のレベルがとられ、横軸に経過時間がとられている。図7を参照して、まず、制御部240は、発振回路250を制御し、送信回路210からコマンドなどの送信データ信号が重畳されていないキャリア信号のみを送信するときに、ノイズ量を測定する(ステップS1)。
具体的には、ノイズ取得部244は、受信電圧/ノイズレベル測定回路230により受信信号から抽出された信号のレベルからノイズ量(電圧)を測定する。このとき、搬送波は常時出力されており、RFタグ300と交信を行っていない場合の受信信号のレベル変化は、周辺のノイズを反映したものとなる。受信電圧/ノイズレベル測定回路230は受信信号が高い方にシフトしたときのレベルを抽出するようなピークホールドの動作することにより、ノイズの大きさを反映したレベル(これを、「ノイズレベル」ともいう)を検出する。検出されたノイズレベルをサンプリングする処理を複数回実行し、これらのサンプリング値の平均値を算出し、記憶部270に格納する。算出された平均値はノイズ量を示す。
このようにRFタグ300と交信に先だってノイズ量が測定されると、制御部240は、RFタグ300へコマンド信号を送信するように送信回路210を制御する(ステップS3)。
制御部240は、RFタグ300からコマンド信号に対する応答信号を受信し(ステップS5)、受信電力取得部246は受信電力を測定する(ステップS7)具体的には、受信電圧/ノイズレベル測定回路230からの入力信号が示す電圧値を用いて受信電力を計測する。RFタグ300側のインピーダンスの変化により生じた受信信号の振幅の大きな部分のピーク電圧の平均値を算出し、記憶部270に格納する。ここでは、算出された電圧平均値は受信電力を示す。受信電力が測定されると通常交信処理は終了する。
(ノイズ診断処理)
図8は、本発明の実施の形態に係るノイズ診断処理のフローチャートである。ノイズ診断処理が開始されると、交信診断部242は、測定されているノイズ量と予め定め閾値とを比較し、(測定ノイズ量≧閾値)の条件が成立するか否かを判定する(ステップS9)。条件式から閾値未満であると判定すると(ステップS9で“ノイズレベル閾値未満”)、“診断OK(ノイズ正常)”と出力する(ステップS11)が、条件式から閾値以上であると判定すると(ステップS9で“ノイズレベル閾値以上”)、“診断NG(ノイズ過多)”と出力する(ステップS13)。
図9は、本発明の実施の形態に係るノイズ診断処理を説明するためのグラフである。グラフは実験による取得されて、縦軸に受信信号(受信電圧:単位V)がとられ、横軸にRFIDリーダライタ200とRFタグ300の間の距離である交信距離がとられている。図示されるように、交信距離が大きくなるほど、RFタグ300からの受信信号が示す受信電圧L1は低下する。本実施の形態では、ステップT3において交信成功と判定される最大ノイズレベル値V0を設定した場合に、値V0から予め定めたマージン(余裕)を持たせたノイズレベル閾値TH1を設定する。したがって、受信電圧が閾値TH1〜最大ノイズレベルV0の範囲に該当すると判定されたとき(ステップS9で“ノイズレベル閾値以上”)、“診断NG(ノイズ過多)”と出力され、閾値TH1未満に該当すると判定されたとき、“診断OK”と出力される。
したがって、“診断OK”と出力された場合には周辺ノイズ量に関して交信余裕度は高い旨を出力することができる。また、例えばノイズが多い使用環境によって“診断NG(ノイズ過多)”と出力された場合には、交信は成功するけれども、交信余裕度は低い旨を出力することができる。
(S/N比診断処理)
図10は、本発明の実施の形態に係るS/N比(Signal-to-Noise ratio)診断処理のフローチャートである。ここで、“S”はステップS7で測定した受信信号(受信電圧)を示し、“N”はステップS1で測定した周囲のノイズ量(電圧)を示す。
処理が開始されると、S/N比取得部245は、測定値に基づきS/N比を算出する。交信診断部242は、算出したS/N比の値と、予め定めた閾値とを比較し、(S/N比≧閾値)の条件が成立するか否かを判定する(ステップS15)。条件が成立すると判定すると(S15で“S/N比閾値以上”)、“診断OK(S/N比正常)”を出力する(ステップS17)。一方、当該条件が成立しないと判定すると(S15で“S/N比閾値未満”)、“診断NG(S/N比不足)”を出力する(ステップS19)。
図11は、本発明の実施の形態に係るS/N比診断処理を説明するためのグラフである。グラフは実験により取得されて、縦軸にRFタグ300からの受信信号の電圧がとられ、横軸に交信距離がとられている。RFタグ300からの受信信号が示す受信電圧L3のグラフと、S/N比不足となるノイズレベルの変化を示すグラフL4が示される。図11では、最大ノイズレベル値V0から予め定めたマージンを示すノイズ量から算出される領域E2をステップS15の閾値として用いる。したがって、領域E2未満のS/N比を示す領域E1に該当するS/N比が測定される場合には、ステップSS19で“診断OK(S/N比正常)”と出力され、領域E2に該当するS/N比が測定される場合には、“診断NG(S/N比不足)”と出力される。
したがって、“診断OK”と出力された場合にはS/N比に関して交信余裕度は高い旨を出力することができる。また、例えばノイズ量の多い使用環境に起因して“診断NG(S/N比不足)”と出力された場合には、交信は成功するけれども交信余裕度は低い旨を出力することができる。
(受信電力診断処理)
図12は、本発明の実施の形態に係る受信電力診断処理のフローチャートである。受信電力診断処理が開始されると、交信診断部242は、ステップS5の受信時に取得した受信電力と予め定め閾値とを比較し、(受信電力≧閾値)の条件が成立するか否かを判定する(ステップS21)。条件式から閾値以上であると判定すると(ステップS21で“受信電力閾値以上”)、“診断OK(受信電力正常)”と出力する(ステップS23)が、条件式から閾値未満であると判定すると(ステップS21で“ノイズレベル閾値未満”)、“診断NG(受信電力不足)”と出力する(ステップS25)。
図13は、本発明の実施の形態に係る受信電力診断処理を説明するためのグラフである。縦軸にRFタグ300からの受信信号による受信電力がとられ、横軸に交信距離がとられる。また、実験により取得された受信電力のグラフL5が示される。受信電力を判定するための予め定めた閾値TH2を設定した場合、例えば交信距離が長くなって受信電力が閾値TH2未満となる場合、ステップS21で“受信電力閾値TH2未満”と判定されて、制御部240は“診断NG(受信電力不足)”と出力され、交信距離が短くステップS21で“受信電力閾値TH2以上”と判定される場合には、制御部240は“診断OK(受信電力正常)”と出力される。
したがって、“診断OK”と出力された場合には受信電力に関して交信余裕度は高い旨を出力することができる。また、“診断NG(受信電力不足)”と出力された場合には、交信は成功するけれども、受信電力に関しては、交信余裕度は低い旨を出力することができる。
上述した各診断処理の閾値は実験等により取得した値であって、記憶部270に予め格納されている。また、この閾値は設定を変更することができる。
また、上記の診断処理では“正常”と“注意”の2段階の判定であったが、閾値を複数個設けて、3段階以上の判定を実施するようにしてもよい。
(送信電力診断処理)
上述の各診断処理では、交信信号、とりわけ受信信号から取得した特性値(ノイズ量、S/N比、受信電力)から、予め定めた基準(上述の各閾値)に基づき交信の余裕度を判定した。これに対し、送信電力診断処理では、当該基準は、予め定めた送信電力で送信したときにRFタグ300からの応答信号の受信に成功するか否かを示す。
図14は、本発明の実施の形態に係る送信電力診断処理のフローチャートである。通常交信時(ステップS3)は、送信電力は“最大”と設定されているが、送信電力診断処理が開始されると、交信診断部242は、RFIDリーダライタ200が安定して交信できると判断可能な微弱送信電力を示す“最小”に変更してキャリア信号を送信する(ステップS27)。その後、RFタグ300にデータ送信し交信する(ステップS29)。制御部240は、RFタグ300からの応答信号(エラー信号を含む)を受信できたときは ステップS31で“交信成功”と判定し、“診断OK(送信電力正常)”と出力する(ステップS33)。一方、応答信号を受信できないときは ステップS31で“交信失敗”と判定し、“診断NG(送信電力不足)”と出力する(ステップS35)。
図15は、本発明の実施の形態に係る送信電力と交信距離の関係が模式的に示される。図15では、RFIDリーダライタ200(より特定的にはアンテナコイル211)から電波が放射される方向にRFタグ300が位置する場合を示す。微弱送信電力である最小で交信する場合には、領域E3内にRFタグ300が位置する場合には交信成功と判定される。送信電力最大で交信する場合には、領域E3を含む領域E4内に位置するRFタグ300とは交信成功と判定されるが、微弱送信電力である最小〜電力最大までの領域E5にRFタグ300が位置する場合には、送信電力診断処理において“診断NG(送信電力不足)”と判定される。
したがって、“診断OK”と出力された場合には送信電力に関して交信余裕度は高い旨を出力することができる。また“診断NG(送信電力不足)”と出力された場合には、交信は成功するけれども、送信電力に関しては、交信余裕度が低い旨を出力することができる。
(送信電力診断処理の変形例)
上述した送信電力診断処理の変形例を図16と図17を参照して説明する。上述した送信電力診断処理では、発振のための電源電圧を調整して送信電力を最小と最大の2段階に分けて診断したが、変形例では、より詳細に診断するために3段階以上に区分して診断する。
図16は、本発明の実施の形態に係る送信電力診断処理の他のフローチャートである。図17は、送信電力の段階的に切り替えるために参照されるテーブルTBを示す図である。テーブルTBは記憶部270に予め格納されて、送信電力を最小(N)〜最大(N+9)までの10段階に区分したデータが登録されている。
図16を参照して、まず、交信診断部242は、テーブルTBを検索して送信電力を“最小(N)”に変更しキャリア信号の発振を開始し(ステップS37)、RFタグ300と交信する(ステップS39)。
RFタグ300からの応答信号に基づき交信成功/失敗を判定する(ステップS41)。交信に“失敗”と判定すると(ステップS41で“交信失敗”)、ステップS45に移行するが、“成功”と判定すると(ステップS41で“交信成功”)、“診断OK(送信電力正常)”を出力する(ステップS43)。
ステップS45では、交信診断部242はテーブルTBの次位に登録されたデータ“N+1”を読み出し、読み出した値が示す大きさ送信電力に切換えて発振する(ステップS45)。切換後の送信電力に基づき、RFタグ300とデータを交信する(ステップS47)。切換後の送信電力に基づく交信において受信する応答信号に基づき交信成功/失敗を判定する(ステップS49)。交信に“失敗”と判定すると(ステップS49で“交信失敗”)、ステップS45に戻る。
ステップS45では、交信診断部242はテーブルTBの次位に登録されたデータ“N+2”を読み出し、読み出した値が示す大きさの送信電力に切換えて発振する(ステップS45)。以降、ステップS47とS49の処理が前述と同様に実行される。このように、“交信失敗”と判定される間は、テーブルTBから読み出す次位のデータが示す送信電力に切り換えて、すなわち送信電力が徐々に大きくなるように切り替えながら交信が実施されて、交信成功と判定される送信電力を検出することができる。なお、ここでは説明を簡単にするためにテーブルTBのいずれかの値で交信成功と判定されると想定している。
“成功”と判定すると(ステップS49で“交信成功”)、“診断NG(送信電力不足)”を出力するとともに、交信成功に必要な最小電力(すなわち、直前にテーブルTBから読み出した最小電力)のデータを記憶部270に格納する(ステップS51)。したがって、ステップS45,S47およびS49の処理が実行されることで、“交信成功”と判定される最小の送信電力値を示すデータを検出して、記憶することができる。
図17のテーブルTBには送信電力を10段階で区分したデータを登録したが、区分数は10段階に限定されない。変形例では、区分数が10個と比較的に少ないことから制御部240はテーブルTBを逐次探索方式で検索しているが、2分探索方式を採用してもよい。区分数が多い場合には、2分探索方式を採用することで逐次探索方式に比べて“交信成功”と判定される最小電力(Nの値)に速やかに辿り着くことが可能となる。
(出力情報の例示)
図18は、本発明の実施の形態に係るテーブルMTを説明する図である。テーブルMTは、上述した交信診断処理の結果である通知事項MTAと、各通知事項に対応したメッセージ内容MTBとが予め登録される。メッセージ内容MTBは、診断結果の詳細と、診断により“注意”と出力された場合における、交信余裕度を高めて安定交信動作を可能にするための対処事項を示すガイダンス情報を含む。対処事項としては、交信距離の調整、ノイズ源の除去等を含む。
図18では、通知事項MTAは、送信電力不足(ステップS35、S51)、受信電力不足(ステップS25)、S/N比不足(ステップS19)、ノイズ過多(ステップS13)が含まれる。制御部240のCPU241は、これらステップにおいて、該当する診断結果に基づきテーブルMTを検索し、対応する通知事項MTAに対応して登録されているメッセージ内容MTBを読み出し出力する。出力態様としては、上位機器100への送信、または記憶部270への格納、または表示部280への表示等により実施される。したがって、ユーザは、上位機器100のディスプレイ102の表示により、または表示部20の表示により、または記憶部270のデータ読み出しにより、交信診断結果を表すメッセージ内容MTBを確認することができる。
変形例として、上位機器100のメモリ112にテーブルMTを格納しておき、CPU110がRFIDリーダライタ200から受信した診断結果に基づきテーブルMTを検索して、上述のメッセージを、ディスプレイ102に表示するようにしてもよい。
(交信診断機能の有効化/無効化)
上述した診断処理の各フローチャートはプログラムとして予め記憶部270に格納されており、CPU241が記憶部270から当該プログラムを読み出し実行することにより交信診断処理が実現される。本実施の形態では当該プログラムの実行の許可/禁止を切替えることができる。具体的には、RFIDリーダライタ200は、上位機器100から受信した命令に基づき、許可命令を受信する時は当該プログラムを実行し(有効化設定)、禁止命令を受信する時は当該プログラムを実行しない(無効化設定)。
「交信診断機能」が無効化設定されたRFIDリーダライタ200は、上位機器100からRFタグ300と交信する命令を受け付けると、(一般的な)RFID無線交信処理を行い、応答信号に基づく正常/異常のレスポンスを上位機器100へ返す。また正常/異常を動作表示灯(LED)による報知する。
具体的には、正常時は、交信処理が正常に完了した旨を示すコード(正常コード)を上位機器100へ返す。また、上位機器100から受け付けた命令が「読み取り命令」であった場合は、RFタグ300から読み取ったデータも併せて上位機器100へ返す。動作表示灯へは、“正常”を示す色(緑色等)を点灯させる。異常時は、異常内容を判断し、その異常コード(RFタグ300不在エラー、交信エラー等)を上位機器100へ返す。動作表示灯へは、“異常”を示す色(赤色等)を点灯させる。
「交信診断機能」が有効化設定されたRFIDリーダライタ200は、上位機器100からRFタグ300と交信する命令を受け付けると、(一般的な)RFID無線交信処理に加えて、上述した「交信診断」処理を同時に実行する。そして、その結果を正常/注意/異常のいずれかで表現したレスポンスを上位機器100へ返す。また正常/注意/異常を表示部280の動作表示灯(LED)の点灯により報知する。
具体的には、正常時は、交信処理が正常に完了した旨を示すコード(正常コード)を上位機器100へ返す。また、上位機器100から受け付けた命令が「読み取り命令」であった場合は、RFタグ300から読み取ったデータも併せて上位機器100へ返す。動作表示灯へは、“正常”を示す色(緑色等)を点灯させる。
注意時は、交信処理は正常に完了したものの、「交信余裕度」が低下している旨を示すコード(注意コード)を上位機器100へ返す。また、上位機器100から受け付けた命令が「読み取り命令」であった場合は、RFタグ300から読み取ったデータも併せて上位機器100へ返す。動作表示灯へは、“注意”を示す色(黄色等)を点灯させる。
また、異常時は、異常内容を示す診断結果を示す異常コード(テーブルMTの通知事項MTA、RFタグ300不在エラー、交信エラー等)と対応のメッセージ内容MTBを上位機器100へ返す。動作表示灯へは、“異常”を示す色(赤色等)を点灯させる。
(交信診断処理の順番)
図6のフローチャートによれば、ノイズ診断、S/N比診断、受信電力診断、および送信電力診断の順番に実施されたが、実施する順はこれに限定されず、可変であってよい。ユーザは、上位機器100を操作して順番設定の命令をRFIDリーダライタ200に送信すると、CPU241は受信命令に基づき各診断の実行順番を変更する。また、図6に示す診断処理の全てを実行し、その実行結果(各診断処理の診断結果)を取得して、出力するようにしてもよい。ユーザは、上位機器100を操作して全ての種類の診断処理が実行されるような命令をRFIDリーダライタ200に送信することもでき、また、選択指定した1種類以上の診断処理が実行されるような命令をRFIDリーダライタ200に送信することもできる。CPU241は、上位機器100から受信した命令に基づき、全ての診断処理、または選択指定された1種類以上の診断処理を実行する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 上位機器、200 RFIDリーダライタ、300 RFタグ、20,280 表示部、210 送信回路、211,310 アンテナコイル、240,331 制御部、242 交信診断部、243 特性取得部、244 ノイズ取得部、245 S/N比取得部、246 受信電力取得部、247 比較部、248 出力制御部。

Claims (10)

  1. RFタグと交信する通信手段と、
    交信に成功した場合に、当該交信を診断するための交信診断手段と、備え、
    前記交信診断手段は、
    前記RFタグとの交信信号から、交信信号に関する特性を取得するための特性取得手段と、
    取得した特性値から、予め定めた基準に基づき交信の余裕度を判定する手段と、
    判定の結果から、交信の余裕度に関する情報を出力部に出力させる出力制御手段と、を備える、RFIDリーダライタ。
  2. 前記判定する手段は、
    取得した特性値と、予め定めた閾値とを比較する比較手段を含み、
    前記出力制御手段は、
    比較結果から、交信の余裕度に関する情報を出力部に出力させる、請求項1に記載のRFIDリーダライタ。
  3. 前記特性は、RFIDリーダライタ周辺に発生しているノイズ量を含み、
    前記特性取得手段は、
    前記RFIDリーダライタの周辺に発生しているノイズ量を取得するノイズ取得手段と、
    受信信号から受信電力を取得する受信電力測定手段を含む、請求項1または2に記載のRFIDリーダライタ。
  4. 前記特性は、受信信号のS/N比を含み、
    前記特性取得手段は、
    前記受信信号の電力とノイズ量から前記S/N比を算出するS/N比取得手段を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載のRFIDリーダライタ。
  5. 前記特性は、予め定めたレベルの送信電力を示す場合の応答信号の受信を示し、
    前記予め定めた基準は、受信に成功するか否かを示し、
    前記判定する手段は、予め定めたレベルの送信電力を示す場合の応答信号の受信に成功するか否かに基づき、前記交信の余裕度を判定する、請求項1から4のいずれか1項に記載のRFIDリーダライタ。
  6. 前記予め定めたレベルの送信電力は、前記RFIDリーダライタが安定して交信できると判断可能な微弱送信電力を示す、請求項5に記載のRFIDリーダライタ。
  7. 前記予め定めたレベルの送信電力は、前記RFIDリーダライタが安定して交信できると判断可能な微弱送信電力から最大電力までを複数に区分したときの各区分に相当するレベルを示す、請求項5に記載のRFIDリーダライタ。
  8. 前記出力部に出力される情報は、
    前記特性に基づく通知と、交信の余裕度を高くするための対処事項とを含む、請求項1から7のいずれか1項に記載のRFIDリーダライタ。
  9. 前記交信診断手段による診断機能を有効化または無効化する手段を、さらに備える、請求項1から8のいずれか1項に記載のRFIDリーダライタ。
  10. RFタグとの交信を診断処理するコンピュータで実行される診断処理プログラムであって、
    前記診断処理プログラムは、前記コンピュータを、
    交信に成功した場合に、前記RFタグとの交信信号から、交信に関する特性を取得するための特性取得手段と、
    取得した特性値から、予め定めた基準に基づき交信の余裕度を判定する手段と、
    判定の結果から、交信の余裕度に関する情報を出力部に出力させる出力制御手段と、して機能させる、診断処理プログラム。
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