JP2002139853A - 感光体塗工装置および方法 - Google Patents

感光体塗工装置および方法

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JP2002139853A JP2000331948A JP2000331948A JP2002139853A JP 2002139853 A JP2002139853 A JP 2002139853A JP 2000331948 A JP2000331948 A JP 2000331948A JP 2000331948 A JP2000331948 A JP 2000331948A JP 2002139853 A JP2002139853 A JP 2002139853A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用いられる塗工液の量を省液治具により少な
く抑えつつ、感光体用基体の外面に塗布される塗工液の
膜厚のムラの発生を防止する。 【解決手段】 本感光体塗工装置では、省液治具5が用
いられつつ、把持部7により把持された基体6が下方
(矢印D3の向き)に移動されて塗工タンク1内の塗工
液に浸漬され、塗工後の基体6が上方に移動されて塗工
タンク1内の塗工液から引き上げられる。特に、可動部
材8の下方への移動により、ワイヤ接続部81近傍のワ
イヤ141が下方に引っ張られ、エアシリンダ15が上
昇され、基体6内側の空間100内の空気が、エアチュ
ーブ13内を矢印D5の向きに流されエア室160に排
出される。また、基体6の上方への移動により上記とは
逆の向きにエアチューブ13内を空気が流されるよう
に、エアシリンダ15が動作される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体用基体を上
方の液外から下方の塗工槽内の塗工液に浸漬させて引き
上げ、感光体用基体の外面に塗工液を塗布する感光体の
浸漬塗工技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機等の感光体ドラムの製
造に際し、ドラムを塗工液に浸漬させることによってド
ラム外面に塗工液を塗布する、浸漬塗工の技術が知られ
ている。
【0003】図5は感光体ドラムの浸漬塗工を行うため
の従来の塗工装置の構成を示す図である。
【0004】従来の塗工装置では、上端が密閉された基
体(ドラム)305が、下方(矢印A1の向き)に移動
されることにより、塗工タンク301内に蓄えられた塗
工液に浸漬される。基体305の浸漬により塗工タンク
301からあふれ出た塗工液はオーバーフロー槽302
に回収され循環槽303に送られ、循環槽303では塗
工液の粘度等が均質化されて塗工液が調製され、調製さ
れた塗工液がポンプ304により塗工タンク301に戻
される。
【0005】これらの塗工装置では、基体305は把持
部306により上端が密閉されて塗工液中に浸漬される
ため、塗工液を、基体305内面に付着させることなく
簡便に基体305外面に塗布することができる。
【0006】本件特許出願の発明者らは、特願2000
−270528号において、上記のような従来の塗工装
置に対する次に示すような改良を提案している。
【0007】図6は改良の施された塗工装置を用いての
浸漬塗工を説明するための図である。
【0008】この改良塗工装置では、省液治具311が
用いられ、さらに、可動部材312によりエアシリンダ
320のピストンシャフト321の移動が基体305の
移動に伴われ、基体305の移動に伴い基体305の内
側に形成される空間(把持部306下面、基体305内
面、基体305直下の塗工液面および省液治具311に
より形成される空間)とエアシリンダ320のエア室3
23とがエアチューブ313により接続される。
【0009】基体305の下方への移動にはピストン3
22の下方への移動が伴われ、基体305の内側に形成
される空間の空気(および塗工液の蒸気等、以下、空気
は塗工液の蒸気等を含むことがある)が、エアチューブ
313内を矢印A3の向きに流されてエアシリンダ32
0のエア室323に排出され、また、基体305の上方
への移動にはピストン322の上方への移動が伴われ、
エア室323内に排出された空気が、エアチューブ31
3内を矢印A4の向きに流されて基体305の内側に形
成される空間に吸入される。
【0010】すなわち、これらの改良塗工装置では、省
液治具311により、塗工タンク301中にて塗工液の
占有する容積が減少され、塗工タンク301の小容量
化、循環される塗工液の低減等が図られており、さら
に、これらの改良塗工装置では、エアシリンダ320、
エアチューブ313等により、基体305の下方への移
動時の基体305内側の空間からの気泡の発生、基体3
05の上方への移動時の(基体305内側の空間の気圧
低下による一時的な塗工液面の上昇に基づく)塗工液の
急激な流出等の省液治具311を用いる場合の不具合が
防止されることとなっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような改良塗工装置では、ピストンシャフトおよび基体
の接続された可動部材の上下への移動方向とシリンダの
延びる方向とを厳密に一致させる必要があり、ピストン
シャフトの移動方向がシリンダに対して斜めに傾くこと
によって、ピストンがシリンダ内を移動するときに振動
が生じ、基体外面に塗布される塗工液の膜厚にムラが生
ずることとなる。
【0012】本発明はこれらに着眼してなされたもので
あり、その目的は、用いられる塗工液の量を省液治具に
より少なく抑えつつ、感光体用基体の外面に塗布される
塗工液の膜厚のムラの発生を防止することのできる感光
体塗工装置および方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係る感光体塗工装置は、筒状の感光体用基
体の上端を把持部により密閉しつつ把持し、把持された
感光体用基体を下方、上方に移動させることによって所
定の塗工槽内の塗工液に感光体用基体を浸漬させて引き
上げ、感光体用基体の外面に塗工液を塗布する感光体塗
工装置である。
【0014】本感光体塗工装置には、感光体用基体の下
方への移動に伴って感光体用基体の内部に挿入される塗
工槽内の挿入部材と、所定の可動部の移動により容積を
変化させつつ、気体を収容する気体収容器と、把持部側
と可動部側とを(1または2以上の)滑車を介して接続
し、感光体用基体の下方への移動に伴い気体収容器の容
積を増大させ、感光体用基体の上方への移動に伴い気体
収容器の容積を減少させるように、可動部の移動を感光
体用基体の移動に伴わせるひも状部材と、感光体用基体
の移動に伴い把持部、感光体用基体内面、塗工液面およ
び挿入部材により感光体用基体内側に形成される空間と
気体収容器との間で気体の流れを誘導する管路とが設け
られる。
【0015】これらの感光体塗工装置では、前記気体収
容器は、可動部であるシリンダがピストンに対し移動す
ることによりエア室の容積が増減されるエアシリンダで
あるものとすることができ、さらに、感光体用基体の上
方への移動に伴ってひも状部材に制限されつつシリンダ
が自重にて降下するものとすることができる。
【0016】また、エアシリンダが用いられるこれらの
感光体塗工装置では、前記滑車はシリンダに取り付けら
れる動滑車を含むものとすることができる。
【0017】上記の目的を達成するための本発明に係る
感光体塗工方法は、筒状の感光体用基体の上端を把持部
により密閉しつつ把持し、把持された感光体用基体を下
方、上方に移動させることによって所定の塗工槽内の塗
工液に感光体用基体を浸漬させて引き上げ、感光体用基
体の外面に塗工液を塗布する感光体塗工方法である。
【0018】本感光体塗工方法では、塗工槽内に設けら
れる挿入部材が、感光体用基体の下方への移動に伴って
感光体用基体の内部に挿入され、感光体用基体の下方へ
の移動に伴い感光体用基体と所定の気体収容器の可動部
とを接続するひも状部材を介して可動部を上昇させるこ
とによって、気体収容器の容積が増大され、把持部、感
光体用基体内面、塗工液面および挿入部材により感光体
用基体内側に形成される空間と気体収容器とを接続する
管路を介して前記空間から排出される気体が収容され、
感光体用基体の上方への移動に伴いひも状部材に制限さ
せつつ可動部を降下させることによって、気体収容器の
容積が減少され、管路を介して前記収容されている気体
が前記空間に吸入される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明の
実施の形態の1つである感光体塗工装置について説明す
る。
【0020】図1は本発明の実施の形態の1つである感
光体塗工装置の全体構成を示す図である。
【0021】本感光体塗工装置は、塗工液を蓄えるため
の円筒形の塗工タンク1と、基体6の浸漬により塗工タ
ンク1からあふれ出た塗工液を回収するための、塗工タ
ンク1上端部に接するようドーナツ状に形成されたオー
バーフロー槽2と、オーバーフロー槽2にて回収された
塗工液の粘度等を均質化し塗工液を調製するための循環
槽3と、循環槽3内の塗工液を塗工タンク1に戻すため
のポンプ4と、塗工タンク1の容積を低減させるための
円柱状の省液治具5(基体6のドラム形状に合わせた形
状)とを有している。
【0022】また、本感光体塗工装置は、基体6を上下
に移動させるために、基体6の上端を密閉しつつ把持す
る把持部7と、把持部7に接続され、ボールねじ10の
雄ねじにはまり合う雌ねじの形成された可動部材8と、
可動部材8を上下に移動可能に支持する支持部9と、回
転により可動部材8を上下に移動させるためのボールね
じ10と、ボールねじ10を回転させるモータ11と、
所定の入力に応じてモータ11の回転を制御するための
モータ制御装置12とを有している。
【0023】より詳細には、把持部7は、耐溶媒性のO
リング72を挟み合う第1部材71と第2部材73とを
含んでおり、第1部材71と第2部材73とには、Oリ
ング72に接触する部分にテーパが形成されている。O
リング72は、第1部材71と第2部材73とが近接す
ることによって押し広げられて基体6の内面に密着し、
基体6は、上端が密閉された状態で把持部7に把持され
ることとなる。
【0024】上記のような構成の把持部7により把持さ
れた基体6は、モータ11の(矢印D1の向きへの)回
転により下方(矢印D3の向き)に移動され、塗工タン
ク1内に蓄えられた塗工液に浸漬され、塗工後の基体6
が、モータ11の(矢印D2の向きへの)回転により上
方(矢印D4の向き)に移動され、塗工タンク1内の塗
工液から引き上げられる。
【0025】さらに、これらのような基体6の上下への
移動に伴って基体6の内側に形成される空間(後述する
図2の空間100)から空気を抜き出しまたこの空間に
空気を送り込むために、本感光体塗工装置は、エアシリ
ンダ15のエア室160と基体6の内側の空間との間で
空気の流れを誘導するエアチューブ13と、昇降移動を
ガイドしつつエアシリンダ15を保持するシリンダ保持
部14と、シリンダ保持部14に固定されているピスト
ンシャフト153に対して昇降することにより空気を吸
い込みまた吐き出すエアシリンダ15とを含んでおり、
把持部7の第1部材71、第2部材73には、それぞ
れ、エアチューブ13に接続される空気孔74、75が
設けられる。
【0026】より詳しくは、可動部材8のワイヤ接続部
81に一端が接続されているワイヤ141が定滑車14
2、143および動滑車151、152(エアシリンダ
15に取り付けられている)に導かれ、他端がシリンダ
保持部14のワイヤ接続部146に接続されており、シ
リンダ保持部14上を上下に延びる2本のスライドレー
ル144およびスライドレール145(図中でスライド
レール144に重なっている)により、滑り車154、
155および滑り車156、157の取り付けられてい
るエアシリンダ15の昇降がガイドされる。
【0027】特に、このワイヤ141の長さは、基体6
の下方への移動に際し、基体6が塗工液面に着液する直
前から、エアシリンダ15に向かって空気が流入される
ように調整されている。
【0028】実際、本感光体塗工装置では、次に示すよ
うなエアシリンダ15の動作が基体6に対する塗工液の
塗布に伴われる。
【0029】図2は基体6の下方への移動に伴うエアシ
リンダ15の動作を説明するための図である。
【0030】可動部材8の下方(矢印D3の向き)への
移動により、ワイヤ接続部81近傍のワイヤ141が下
方に引っ張られ、エアシリンダ15が上昇される。エア
シリンダ15が上昇されると、シリンダ内面158とピ
ストン159とにより形成されているエア室160の容
積が増大され、基体6内側の空間100(把持部7下
面、基体6内面、基体6直下の塗工液面120および省
液治具5によって形成される空間)内の空気が、エアチ
ューブ13内を矢印D5の向きに流されエア室160に
排出されることとなる。
【0031】また、図3は基体6の上方への移動に伴う
エアシリンダ15の動作を説明するための図である。
【0032】可動部材8の上方(矢印D4の向き)への
移動に伴って、エアシリンダ15は自重により降下す
る。エアシリンダ15が降下すると、エア室160の容
積が減少され、上記のようにして排出されたエア室16
0内の空気が、エアチューブ13内を矢印D6の向きに
流され基体6内側の空間100内に吸入されることとな
る。
【0033】すなわち、本感光体塗工装置では、用いら
れる塗工液の量が省液治具により少なく抑えられてお
り、さらに、基体内側に形成される空間から空気を排出
させまたこの空間に空気を吸入させるために、(滑車に
より誘導され張力を伝達する)ワイヤを介して基体に接
続されるエアシリンダが用いられているので、ピストン
シャフトに対するエアシリンダの水平方向への移動が制
限されることがない。特にこれらにより、本感光体塗工
装置では、従来の感光体塗工装置のように可動部材に接
続されるピストンシャフトとエアシリンダとの間で厳密
な取り付け精度が要求されることがなくなり、簡素な構
成にてピストンおよびシリンダの振動を抑止しエアシリ
ンダの動作を安定させ、基体外面に塗布される塗工液の
膜厚にムラが生じることを防止することができる。
【0034】これらに加え、特に、本感光体塗工装置で
は、動滑車によって静止しているピストンに対してエア
シリンダが移動されるため、移動ストロークを小さくし
て取り付けるスペースを小さくすることができ、また、
移動速度を小さくして振動をより完全に抑止することが
できる。
【0035】続いて、本発明の他の実施の形態の感光体
塗工装置について説明する。図4は本発明の他の実施の
形態の感光体塗工装置の全体構成を示す図である。(こ
こでは、上述の感光体塗工装置と同様の部分に同一の付
合を付すものとして、これらの部分の動作等についての
説明を省略する。) 基体6の上下への移動に伴って形成される基体6内側の
空間(前述の図2の空間100と同様の空間)から空気
を抜き出しまたこの空間に空気を送り込むために、本感
光体塗工装置は、エアシリンダ515のエア室660と
基体6内側の空間との間で空気の流れを誘導するエアチ
ューブ513と、昇降移動をガイドしつつエアシリンダ
515を保持するシリンダ保持部514と、シリンダ保
持部514に固定されているピストンシャフト653に
対して昇降することにより空気を吸い込みまた吐き出す
エアシリンダ515とを含んでいる。
【0036】より詳しくは、可動部材8のワイヤ接続部
81に一端が接続されているワイヤ641が定滑車64
2、643に導かれて、他端がエアシリンダ515のワ
イヤ接続部646に接続されており、シリンダ保持部5
14を上下に延びるスライドレール644およびスライ
ドレール645により、滑り車654、655および滑
り車656、657の取り付けられているエアシリンダ
515の昇降がガイドされる。
【0037】これらのような動滑車を用いない感光体塗
工装置によっても、前述の動滑車を用いる感光体塗工装
置と同様、図2、図3に示すようなエアシリンダの動作
を行わせることができ、これらにより、簡素な構成にて
ピストンおよびシリンダの振動が抑止され、基体外面に
塗布される塗工液の膜厚にムラが生じることが防止され
ている。
【0038】なお、上記の実施の形態の感光体塗工装置
では、エアシリンダは特に自重により降下するものとし
たが、ばね等の弾力性を有する物体を用いまたエアシリ
ンダに接続されたおもりを用いることにより降下を行わ
せるものとすることができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の感光体塗工装置による
と、挿入部材(省液治具)が用いられつつ、感光体用基
体の下方への移動の際、ひも状部材および(1または2
以上の)滑車により気体収容器の可動部の移動が伴われ
て気体収容器の容積の増大され、感光体用基体内側の空
間内の気体が気体収容器に排出され、また、感光体用基
体の上方への移動の際、ひも状部材および滑車により可
動部の移動が伴われて気体収容器の容積の減少され、気
体収容器内の気体が感光体用基体内側の空間に吸入され
る。
【0040】すなわち、これらによると、用いられる塗
工液の量が挿入部材により少なく抑えられているとい
え、さらに、基体内側に形成される空間から空気を排出
させまたこの空間に空気を吸入させるために、ひも状部
材および滑車が用いられているので、従来気体収容器内
で生じていた振動を防止し、感光体用基体の外面に塗布
される塗工液の膜厚のムラの発生を防止することができ
る。
【0041】請求項2に記載の感光体塗工装置では、気
体収容器としてエアシリンダが用いられ、ピストンに対
するシリンダの水平方向への移動が制限されなくなるた
め、従来エアシリンダ内で生じていた振動を簡素な構成
により防止し、感光体用基体の外面に塗布される塗工液
の膜厚のムラの発生を防止することができる。
【0042】請求項3に記載の感光体塗工装置では、感
光体用基体の上方への移動に伴いシリンダが自重にて降
下されるため、より簡素な構成により上記の効果が達成
されるものといえる。
【0043】請求項4に記載の感光体塗工装置による
と、動滑車が用いられてシリンダが移動されるため、従
来より移動速度を小さくして振動をより完全に抑止する
ことができる。
【0044】請求項5に記載の感光体塗工方法による
と、挿入部材が用いられつつ、感光体用基体の下方への
移動に伴いひも状部材を介して可動部を上昇させること
により、感光体用基体内側の空間から排出される気体が
気体収容器に収容され、感光体用基体の上方への移動に
伴いひも状部材に制限させつつ可動部を降下させること
により、前記収容されている気体が感光体用基体内側の
空間に吸入される。
【0045】これらによると、用いられる塗工液の量を
挿入部材により少なく抑えつつ、感光体用基体の外面に
塗布される塗工液の膜厚のムラの発生を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つである感光体塗工装
置の全体構成を示す図である。
【図2】基体6の下方への移動に伴うエアシリンダ15
の動作を説明するための図である。
【図3】基体6の上方への移動に伴うエアシリンダ15
の動作を説明するための図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の感光体塗工装置の全
体構成を示す図である。
【図5】感光体ドラムの浸漬塗工を行うための従来の塗
工装置の構成を示す図である。
【図6】改良の施された塗工装置を用いての浸漬塗工を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 塗工タンク 2 オーバーフロー槽 3 循環槽 4 ポンプ 5 省液治具 6 基体 7 把持部 8 可動部材 9 支持部 10 ボールねじ 11 モータ 12 モータ制御装置 13 エアチューブ 14 シリンダ保持部 15 エアシリンダ 71 第1部材 72 Oリング 73 第2部材 74、75 空気孔 81 ワイヤ接続部 141 ワイヤ 142、143 定滑車 144、145 スライドレール 146 ワイヤ接続部 151、152 動滑車 153 ピストンシャフト 154〜157 滑り車 158 シリンダ内面 159 ピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堺 博亮 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 Fターム(参考) 2H068 AA21 AA26 EA16 4D075 AB02 AB12 AB41 AB43 AB56 AB60 CA47 DA15 DB02 DC24 DC27 EA45 4F040 AA07 AB06 BA47 CC02 CC08 CC14 CC15 CC19 CC20 DA02 DA04 4F042 AA03 BA02 BA08 BA09 CA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の感光体用基体の上端を把持部によ
    り密閉しつつ把持し、把持された感光体用基体を下方、
    上方に移動させることによって所定の塗工槽内の塗工液
    に感光体用基体を浸漬させて引き上げ、感光体用基体の
    外面に塗工液を塗布する感光体塗工装置であって、 感光体用基体の下方への移動に伴って感光体用基体の内
    部に挿入される塗工槽内の挿入部材と、 所定の可動部の移動により容積を変化させつつ、気体を
    収容する気体収容器と、 把持部側と可動部側とを滑車を介して接続し、感光体用
    基体の下方への移動に伴い気体収容器の容積を増大さ
    せ、感光体用基体の上方への移動に伴い気体収容器の容
    積を減少させるように、可動部の移動を感光体用基体の
    移動に伴わせるひも状部材と、 感光体用基体の移動に伴い把持部、感光体用基体内面、
    塗工液面および挿入部材により感光体用基体内側に形成
    される空間と気体収容器との間で気体の流れを導く管路
    とを有することを特徴とする感光体塗工装置。
  2. 【請求項2】 前記気体収容器は、可動部であるシリン
    ダがピストンに対し移動することによりエア室の容積が
    増減されるエアシリンダである請求項1に記載の感光体
    塗工装置。
  3. 【請求項3】 感光体用基体の上方への移動に伴ってひ
    も状部材に制限されつつシリンダが自重にて降下する請
    求項2に記載の感光体塗工装置。
  4. 【請求項4】 前記滑車は、シリンダに取り付けられる
    動滑車を含む請求項2または請求項3に記載の感光体塗
    工装置。
  5. 【請求項5】 筒状の感光体用基体の上端を把持部によ
    り密閉しつつ把持し、把持された感光体用基体を下方、
    上方に移動させることによって所定の塗工槽内の塗工液
    に感光体用基体を浸漬させて引き上げ、感光体用基体の
    外面に塗工液を塗布する感光体塗工方法であって、 塗工槽内に設けられる挿入部材を、感光体用基体の下方
    への移動に伴って感光体用基体の内部に挿入し、 感光体用基体の下方への移動に伴い感光体用基体と所定
    の気体収容器の可動部とを接続するひも状部材を介して
    可動部を上昇させることによって、気体収容器の容積を
    増大させ、把持部、感光体用基体内面、塗工液面および
    挿入部材により感光体用基体内側に形成される空間と気
    体収容器とを接続する管路を介して前記空間から排出さ
    れる気体を収容し、 感光体用基体の上方への移動に伴いひも状部材に制限さ
    せつつ可動部を降下させることによって、気体収容器の
    容積を減少させ、管路を介して前記収容されている気体
    を前記空間に吸入することを特徴とする感光体塗工方
    法。
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