JP2002139686A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002139686A
JP2002139686A JP2000331677A JP2000331677A JP2002139686A JP 2002139686 A JP2002139686 A JP 2002139686A JP 2000331677 A JP2000331677 A JP 2000331677A JP 2000331677 A JP2000331677 A JP 2000331677A JP 2002139686 A JP2002139686 A JP 2002139686A
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laser beam
detection sensor
sensor
synchronization
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JP2000331677A
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Satoshi Omiya
智 大宮
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は同期検知センサの位置調整を行って、
レーザ光源から出射されるレーザビームの同期検知を高
精度に行う画像形成装置を提供する。 【解決手段】画像形成装置は、同期検知センサ86が走
査光学系のハウジングに対して副走査方向に移動可能に
取り付けられた可動ステージに取り付けられており、可
動ステージは、自動調整機構が可動ステージ制御部10
5により駆動制御されることで、副走査方向に移動す
る。画像形成装置は、同期検知センサ86の出力するセ
ンサ検出信号Saのローレベル時間を同期検知制御部1
04で測定し、この測定結果に基づいて可動ステージ制
御部105が可動ステージを副走査方向に移動させて、
同期検知センサ86の位置制御を行う。したがって、走
査光学系ユニットを構成する部品の要求仕様を高精度な
ものとすることなく、同期検知信号Sbを安定して高精
度に検出することができ、安価に高品質な画像形成を行
うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、詳細には、同期検知センサの位置調整を行ってレー
ザ光源から出射されるレーザビームの同期検知を高精度
に行い、高品質な画像形成を行う画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機、デジタルプリンタ及び
デジタルファクシミリ装置等の画像形成装置にあって
は、高品質の画像を高速に記録することができることか
ら、半導体レーザ等のレーザ光源から出射されたレーザ
光を利用して画像形成する電子写真方式の画像形成装置
が普及している。
【0003】このような画像形成装置は、さらなる高速
化、画像の高精細化の要求が高まっており、この要求に
応えるためには、光学系を構成する回転多面鏡やミラ
ー、レンズなどの回転数、反射率、透過率の仕様が厳し
く要求され、回転多面鏡(ポリゴンミラー)の回転数
は、モータ部の軸受け材質により限界があり、また、複
数のミラーやレンズを配置して構成する光学系では、各
々のレンズが反射率や透過率の仕様を満足していても、
光学系ハウジングの歪みやミラー、レンズの組付け誤差
により光学系全体としての反射率、透過率の仕様を達成
するのは困難である。そのため、各レンズ、ミラーの仕
様が厳しくなり、コストが増加するという問題がある。
【0004】また、電子写真方式の画像形成装置におい
ては、潜像形成体である感光体への画像の書き出し位
置、すなわち、感光体へのレーザビームの照射開始位置
を同期検知信号に基づいて行っており、画像の高精細化
を実現させるためには、潜像形成体である感光体への画
像の書き出し位置を決定する同期信号を作成する部分が
非常に重要となる。この同期検知信号の検出タイミング
に乱れが生じると、記録紙に出力される画像の各ライン
毎に書き出し位置が乱れ、縦線揺らぎという画像品質に
対して重要な不具合が発生する。
【0005】そこで、従来、レーザ光源から出射された
レーザ光を回転多面鏡により偏向して被走査面上をレー
ザ光により走査させ、さらにレーザ光の一部を光電素子
に導いて走査開始位置を決めるレーザ走査光学装置にお
いて、前記光電素子に入射するレーザ光源の光量を検知
する同期出力検知手段と、前記レーザ光の出力を可変制
御する出力調整手段と、前記被走査面上における有効走
査範囲外のレーザ光の光量を検知する像面出力検知手段
と、現像手段に印加するバイアスを調整する現像バイア
ス調整手段と、前記同期出力検知手段の検知出力及び前
記像面出力検知手段の検知出力が正常になるように前記
出力調整手段を制御するとともに、前記出力調整手段の
制御において前記同期出力検知手段の検知出力が正常で
あっても前記像面出力検知手段の検知出力が異常になる
場合には、被走査面上の画像が正常となるように前記現
像バイアス調整手段を制御する制御手段とを備えたレー
ザ走査光学装置及び前記光電素子に導かれるレーザ光の
出力を画情報のレーザ光の出力よりも高くなるように、
レーザ光源の出力を任意に制御することを可能とする制
御手段を備えたレーザ走査光学装置が提案されている
(特開平11−64770号公報参照)。
【0006】すなわち、このレーザ走査光学装置は、同
期検知信号の異常を検知し、異常があればレーザ光の出
力パワーを調整することで、同期検知信号を正常な状態
にしている。また、前記同期検知信号を検出する受光素
子に導かれるレーザ光の光量を画情報のレーザ光の光量
よりも高くなるように、レーザ光源の出力パワーを任意
に制御している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来技術にあっては、制御手段が複雑な制御を
行うため、制御回路が複雑で、大規模化し、故障の原因
となるとともに、コストが高くなるおそれがある。ま
た、同期検知信号を検出する受光素子に導かれるレーザ
光の光量を画情報のレーザ光の光量よりも高くなるよう
に、レーザ光源の出力パワーを任意に制御しているた
め、レーザ光源の寿命を短くするおそれがある。
【0008】さらに、同期検知信号生成部分を高い精度
の部品構成で形成することで、同期信号の検出タイミン
グに乱れが生じないようにすることもできる。
【0009】しかしながら、この場合、走査光学系ユニ
ットを構成する各々の部品の反射率、透過率などの光学
的要求仕様が厳しくなり、単一部品コストが増加して、
コストが高くなるという問題がある。
【0010】また、走査光学系ユニット全体として要求
されるレーザビームの光路、即ちレーザビーム出射部か
ら同期検知信号受光部及び感光体上に走査するまでのレ
ーザ光路が、ユニットの箱となる光学系ハウジングの歪
みやミラー、レンズの組付け位置誤差、部品仕様のバラ
ツキなどにより、要求精度を達成するには難があり、光
学的な要求仕様だけでなく、形状などの機械的仕様も厳
しくなり、走査光学系ユニット全体でのコストがさらに
増加するという問題がある。
【0011】そこで、請求項1記載の発明は、レーザ光
源から出射されるレーザビームを回転多面鏡で偏向させ
て、潜像担持体上に照射して当該潜像担持体上に静電潜
像を形成する走査光学系を有し、回転多面鏡で反射され
たレーザビームを同期検知信号出力手段の同期検知セン
サで検出して潜像担持体上への潜像の主走査方向の書出
開始位置を検知するに際して、同期検知センサを、所定
のハウジングに取り付け、同期検知信号出力手段が、セ
ンサ調整手段で、同期検知センサをハウジングに対して
副走査方向に相対移動させて、入射される同期検知用の
レーザビームに対する位置調整を行うことにより、走査
光学系ユニットを構成する部品の要求仕様を高精度なも
のとすることなく、同期検知信号を安定して高精度に検
出するとともに、レーザビームの出力を同期検知信号を
検出する箇所のみ高くすることなく均一にし、レーザビ
ームの寿命を延長することのできる安価で画像品質の良
好な画像形成装置を提供することを目的としている。
【0012】請求項2記載の発明は、センサ調整手段
が、同期検知センサを当該同期検知センサに入射される
レーザビームに対して中央位置に自動的に位置調整する
ことにより、手動という人の手を介することなく、同期
検知信号を安定でかつ高精度に検出し、同期検知検出部
分のみレーザパワーを上げることなく均一にし、レーザ
ビームの寿命を延長することのできる安価かつ利用性が
良好で画像品質の良好な画像形成装置を提供することを
目的としている。
【0013】請求項3記載の発明は、センサ調整手段
て、同期検知センサの出力信号に基づいて、当該同期検
知センサを当該同期検知センサに入射されるレーザビー
ムに対して中央位置に自動的に位置調整することによ
り、光学系ユニットの構成部品の特性公差を含んだ上
で、安定かつ高精度な同期検知信号を検出し、特性公差
の厳しい高価な構成部品を使用せずに、各ユニットにお
いて個別に最適な同期検知検出をして、安価かつ利用性
が良好で画像品質の良好な画像形成装置を提供すること
を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像形成装置は、レーザ光源から出射されるレーザビーム
を回転多面鏡で偏向させて、潜像担持体上に照射して当
該潜像担持体上に静電潜像を形成する走査光学系を有
し、前記回転多面鏡で反射されたレーザビームを同期検
知センサで検出して前記潜像担持体上への潜像の主走査
方向の書出開始位置を検知する同期検知信号出力手段を
備えた画像形成装置において、前記同期検知センサは、
所定のハウジングに取り付けられ、前記同期検知信号出
力手段は、前記ハウジングに対して当該同期検知センサ
を副走査方向に相対移動させて前記入射される同期検知
用のレーザビームに対する位置調整を行うセンサ調整手
段を備えることにより、上記目的を達成している。
【0015】上記構成によれば、レーザ光源から出射さ
れるレーザビームを回転多面鏡で偏向させて、走査光学
系を通して潜像担持体上に照射して当該潜像担持体上に
静電潜像を形成するとともに、回転多面鏡で反射された
レーザビームを同期検知信号出力手段の同期検知センサ
で検出して潜像担持体上への潜像の主走査方向の書出開
始位置を検知するに際して、同期検知センサを、所定の
ハウジングに取り付け、同期検知信号出力手段が、セン
サ調整手段で、同期検知センサをハウジングに対して副
走査方向に相対移動させて、入射される同期検知用のレ
ーザビームに対する位置調整を行うので、走査光学系ユ
ニットを構成する部品の要求仕様を高精度なものとする
ことなく、同期検知信号を安定して高精度に検出するこ
とができるとともに、レーザビームの出力を同期検知信
号を検出する箇所のみ高くすることなく均一にすること
ができ、レーザビームの寿命を延長することができると
ともに、安価かつ画像品質を向上させることができる。
【0016】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記センサ調整手段は、前記同期検知センサを当
該同期検知センサに入射される前記レーザビームに対し
て中央位置に自動的に位置調整するものであってもよ
い。
【0017】上記構成によれば、センサ調整手段が、同
期検知センサを当該同期検知センサに入射されるレーザ
ビームに対して中央位置に自動的に位置調整するので、
手動という人の手を介することなく、同期検知信号を安
定でかつ高精度に検出することができるとともに、同期
検知検出部分のみレーザパワーを上げることなく均一に
することができ、レーザビームの寿命を延長することが
できるとともに、安価で、利用性を向上させることがで
き、かつ画像品質を向上させることができる。
【0018】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記センサ調整手段は、前記同期検知センサの出力
信号に基づいて、当該同期検知センサを当該同期検知セ
ンサに入射される前記レーザビームに対して中央位置に
自動的に位置調整するものであってもよ。
【0019】上記構成によれば、センサ調整手段て、同
期検知センサの出力信号に基づいて、当該同期検知セン
サを当該同期検知センサに入射されるレーザビームに対
して中央位置に自動的に位置調整するので、光学系ユニ
ットの構成部品の特性公差を含んだ上で、安定かつ高精
度な同期検知信号を検出することができ、特性公差の厳
しい高価な構成部品を使用せずに、各ユニットにおいて
個別に最適な同期検知検出をして、安価で、利用性を向
上させることができ、かつ画像品質を向上させることが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0021】図1〜図9は、本発明の画像形成装置の一
実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の画像形成
装置の一実施の形態を適用した画像形成装置1のシング
ルビームの走査光学系の概略斜視図である。
【0022】図1において、画像形成装置1は、LD
(レーザダイオード)ユニット2、第1ミラー・レンズ
群3、光偏光器4、第2ミラー・レンズ群5、感光体ド
ラム6及び同期検知群7等を備えており、画像の記録を
行うレーザビームプリンタ等に適用される。
【0023】LDユニット2は、内部にレーザ光源とな
るLD21(図3参照)とLD21から出射された発散
性レーザビームを平行性レーザビームに変換するコリメ
ートレンズとが一体化されたものである。
【0024】第1ミラー・レンズ群3は、第1シリンド
リカルレンズ31、第1ミラー32及び結像レンズ33
等を備えており、LDユニット2のLD21から出射さ
れたレーザビームが第1シリンドリカルレンズ31に入
射される。第1シリンドリカルレンズ31は、副走査方
向に定まった屈折率を有しており、LDユニット2のL
D21から入射される平行性レーザビームを副走査方向
に集光して第1ミラー32に入射させる。第1ミラー3
2は、第1シリンドリカルレンズ31から入射されるレ
ーザビームを結像レンズ33に反射し、結像レンズ33
は、第1ミラー32で反射された平行性レーザビームを
収束性レーザビームに変換して、光偏光器4に入射させ
る。
【0025】光偏光器4は、平板型モータ41及び平板
型モータ41により図1の矢印A方向に高速回転駆動さ
れる回転多面鏡であるポリゴンミラー42等を備えてお
り、ポリゴンミラー42の反射面42aに結像レンズ3
3からレーザビームが入射される。光偏光器4は、平板
型モータ41によりポリゴンミラー42を高速回転させ
て、ポリゴンミラー42の反射面42aに入射されるレ
ーザビームを主走査方向に偏向させて、第2ミラー・レ
ンズ群5に反射させる。
【0026】第2ミラー・レンズ群5は、第2ミラー5
1と第2シリンドリカルレンズ52等を備えており、第
2ミラー51は、ポリゴンミラー42で反射偏向された
レーザビームを第2シリンドリカルレンズ52方向に反
射する。第2シリンドリカルレンズ52は、第2ミラー
51で反射されたレーザビームを潜像担持体である感光
体ドラム6上に結像させる。
【0027】同期検知群7は、第3ミラー71、集光レ
ンズ72及び同期検知部73等を備えており、第3ミラ
ー71は、ポリゴンミラー42で反射偏向されたレーザ
ビームの感光体ドラム6上への走査領域外の位置であっ
て、ポリゴンミラー42で反射偏向されたレーザビーム
の入射される位置に配設されている。第3ミラー71
は、ポリゴンミラー42で反射偏向されて入射されるレ
ーザビームを同期検知部73に向けて反射し、集光レン
ズ72は、第3ミラー71から入射されるレーザビーム
を同期検知部73に集光する。
【0028】同期検知部73は、図2に示すように、角
柱状部品81、同期検知板82、可動ステージ83、光
学ハウジング84及び自動調整機構85等を備えてお
り、同期検知板82の集光レンズ72側の面には、同期
検知センサ86(図3参照)が取り付けられている。こ
の光学ハウジング84は、上記第1ミラー・レンズ群3
や第2ミラー・レンズ群5等の走査光学系の取り付けら
れたハウジングである。
【0029】同期検知センサ86は、フォトダイオード
等の受光素子で構成され、入射されるレーザビームを光
電変換して、画像を感光体ドラム6上に書込む主走査方
向の開始位置を一定に保つための電気的なセンサ検出信
号Sa(図3参照)に変換する。
【0030】集光レンズ72は、第3ミラー71から入
射されるレーザビームの形状を主走査方向及び副走査方
向に補正し、同期検知基板82上に取り付けられた同期
検知センサ86に集光させる。
【0031】角柱状部品81は、集光レンズ72と同期
検知基板82の間に挿入・固定され、集光レンズ72と
同期検知基板82の相対位置を一定に固定して、集光レ
ンズ72に入射したレーザビーム全体が同期検知センサ
86の受光面に全て結像可能なように集光距離を設定す
る。
【0032】集光レンズ72の固定された同期検知基板
82は、可動ステージ83に固定され、可動ステージ8
3は、略長方形の板状部材で、その両側面にそれぞれ当
該側面方向に突出したガイド突起83aが形成されてい
る。
【0033】光学ハウジング84には、その主走査方向
の両側壁面に、副走査方向に所定長さの一対のガイド溝
84aが形成されており、可動ステージ83は、一対の
ガイド突起83aが光学ハウジング84のガイド溝84
aに挿入されることで、光学ハウジング84に取り付け
られるとともに、ガイド突起83aがガイド溝84aに
内を副走査方向に移動することで、可動ステージ83
は、光学ハウジング84に対して副走査方向の位置調整
が可能に支持される。
【0034】したがって、集光レンズ72、角柱状部品
81、同期検知基板82、可動ステージ83を一体の同
期検知検出部品87とすると、同期検知検出部品87が
一体として、光学ハウジング84に対して、副走査方向
に相対位置が調整可能となる。
【0035】上記光学ハウジング84には、ガイド溝8
4aの形成された側壁面の一方側の外面に、自動調整機
構85が取り付けられており、自動調整機構85は、回
転モータ及び当該回転モータにより副走査方向に移動す
る可動アーム等を備えている。この自動調整機構85の
可動アームには、可動ステージ83が光学ハウジング8
4に取り付けられる際に自動調整機構85側のガイド溝
84aに挿入されるガイド突起83aが連結され、自動
調整機構85は、回転モータが回転して可動アームを副
走査方向に移動させることで、当該可動アームに連結さ
れたガイド突起83aを副走査方向に移動させて、可動
ステージ83、ひいては、同期検知検出部品87を副走
査方向に移動させる。この自動調整機構85は、後述す
るように、同期検知センサ86の同期検知信号を制御信
号として処理して、回転モータをフィードバック制御す
ることでその動作が制御され、可動ステージ83、ひい
ては、同期検知検出部品87の位置調整を制御する。
【0036】画像形成装置1は、図3に示すように、中
央演算処理部101、画像処理部102、LD制御部1
03、同期検知制御部104及び可動ステージ制御部1
05等を備えているとともに、上記LD21、ポリゴン
ミラー42及び同期検知板82に取り付けられた同期検
知センサ86等を備えている。
【0037】中央演算処理部101は、画像形成装置1
の各部を制御して、画像形成装置1としてのシーケンス
を実行するとともに、画像の解像度に基づくLD21の
発光制御処理及び可動ステージ制御部105を介して自
動調整機構85の動作を制御して、同期検知センサ86
の位置調整制御処理を行う。
【0038】画像処理部102は、中央演算処理部10
1から入力される画像データに各種画像処理を施して、
LD制御部103に画素クロック、画像データ及び制御
信号を出力する。
【0039】LD制御部103には、上記画像処理部1
02から画素クロック、画像データ及び制御信号が入力
されるとともに、同期検知制御部104から同期検知信
号Sbが入力され、LD制御部103は、画像データの
種類に応じて変調処理を行うとともに、入力される同期
検知信号Sbのタイミングに同期して、画像データ、制
御信号に応じてLD21を点灯、消灯動作させる。
【0040】LD21から出射されたレーザビームは、
第1シリンドリカルレンズ31、第1ミラー32及び結
像レンズ33を介して光偏光器4のポリゴンミラー42
に入射され、ポリゴンミラー42で反射されて、感光体
6上に偏向走査される。その際、ポリゴンミラー42の
各ミラー面先端部において反射されるレーザビームが同
期検知センサ86に同期検知検出のために入射される。
【0041】同期検知センサ86は、入射されるレーザ
ビームを光電変換してセンサ検出信号Saを同期検知制
御部104へ出力し、同期検知制御部104は、センサ
検出信号Saに波形整形処理を施して同期検知信号Sb
としてLD制御部103に出力する。
【0042】また、同期検知制御部104には、中央演
算処理部101からクロック信号Scが供給され、この
クロック信号Scは、センサ検出信号Saが後述する波
形整形処理のスレッシュホルドレベルVthを下回る時間
tp をカウントするためのものである。すなわち、同期
検知制御部104は、中央演算処理部101から入力さ
れるクロック信号Scにより、センサ検出信号Saが波
形整形処理のローレベルを満足する時間tp をカウント
し、カウント値tpx(x=0、1、2、…)を可動ス
テージ制御部105に出力する。可動ステージ制御部1
05は、同期検知制御部104から入力されるカウント
値tpxに基づいて自動調整機構85の回転モータの駆
動を制御して、可動ステージ83の副走査方向の位置制
御を行う。
【0043】上記自動調整機構85、同期検知センサ8
6を含む同期検知検出部品87、同期検知制御部104
及び可動ステージ制御部105は、全体として同期検知
信号出力手段として機能し、上記同期検知制御部10
4、可動ステージ制御部105及び自動調整機構85
は、全体としてセンサ調整手段として機能している。
【0044】次に、本実施の形態の作用を説明する。画
像形成装置1は、同期検知センサ86に入力される同期
検知用のレーザビームに基づいて同期検知センサ86の
副走査方向の位置制御を行って、正確な同期検知を行う
ところにその特徴がある。
【0045】すなわち、画像形成装置1は、画像処理部
102が、中央演算処理部101から入力される画像デ
ータに各種画像処理を施して、LD制御部103に画素
クロック、画像データ及び制御信号を出力し、LD制御
部103が、画像データの種類に応じて変調処理を行う
とともに、入力される同期検知信号Sbのタイミングに
同期して、画像データ、制御信号に応じてLD21を点
灯、消灯動作させる。LD21から出射されたレーザビ
ームは、第1シリンドリカルレンズ31、第1ミラー3
2及び結像レンズ33を介して光偏光器4のポリゴンミ
ラー42に入射され、ポリゴンミラー42で反射され
て、感光体6上に偏向走査される。その際、ポリゴンミ
ラー42の各ミラー面先端部において反射されるレーザ
ビームが同期検知センサ86に同期検知検出のために入
射される。
【0046】同期検知センサ86は、入射されるレーザ
ビームを光電変換してセンサ検出信号Saを同期検知制
御部104へ出力し、同期検知制御部104は、センサ
検出信号Saに波形整形処理を施して、上記同期検知信
号SbとしてLD制御部103に出力する。
【0047】そして、同期検知センサ86には、図2に
示したように、集光レンズ72を通してポリゴンミラー
42で主走査方向に走査されたレーザビームが入射され
る。この際、図4に示すように、入射レーザビームの副
走査方向への中央位置が、集光レンズ72の中央位置と
一致している場合には、集光レンズ72で集光されたビ
ーム光束は、全て同期検知センサ86に入射される。
【0048】ところが、図5に示すように、入射レーザ
ビームの中央位置と集光レンズ72の中央位置が一致し
ていない場合には、集光レンズ72でレーザビームの一
部が蹴られ、同期検知センサ86に入射されるレーザビ
ームが減少する。
【0049】このレーザビームの蹴られる範囲が大きく
なると、同期検知センサ86がビーム光を検知しにくく
なり、不安定になる。集光レンズ72でレーザビームの
蹴られる範囲がさらに大きくなって、同期検知センサ8
6に入射するビーム光量が、同期検知センサ86自身が
ビーム光を検知することのできる最小ビーム光量以下に
なると、同期検知センサ86がセンサ検出信号Saを出
力できなくなり、同期検知制御部104が同期検知信号
Saを出力できなくなる。
【0050】このような現象は、画像形成装置1の走査
光学系ユニットを構成する部品の特性バラツキにより同
期検知検出部品87に入射されるビーム位置が各々の部
品や部品の組合せにより変化するために生じる。すなわ
ち、部品特性にバラツキの大きい低価格のミラーやレン
ズにより構成された光学系ユニットでは、同期検知検出
部品87を光学ハウジング84に定められた位置に固定
した場合、図5に示したような位置ズレが発生して、高
精度な同期検知の検出を行うことができなくなる。
【0051】ところが、本実施の形態の画像形成装置1
は、図2に示したように、同期検知検出部品87を光学
ハウジング84に対して、副走査方向に移動可能に取り
付け、入射レーザビームと集光レンズ72の中央位置と
の間に位置ズレが発生すると、位置ズレを補正する方向
に同期検知検出部品87を位置調整して、入射ビームの
副走査方向への中央位置と集光レンズ72の中央位置を
一致させ、高精度な同期検知検出を行う。例えば、図5
に示したような位置ズレが発生すると、同期検知検出部
品87を副走査方向の正方向(図2の下方向)へ調整す
ることで、入射ビームの副走査方向への中央位置と集光
レンズ72の中央位置を一致させる。
【0052】すなわち、同期検知センサ86の出力する
センサ検出信号Saは、図6〜図8に示すように、同期
検知センサ86にレーザビームが入射していないときに
は、ハイレベルとなり、レーザビームが同期検知センサ
86に入射すると、ローレベルに変化する。センサ検出
信号Saの変化には、図6〜図8に示すように、上昇時
間、下降時間を有し、変化に時間を要する。そこで、こ
のセンサ検出信号Saの波形を同期検知制御部104で
波形整形処理して、変化の鋭い波形に変換し、同期検知
信号Sbとして使用する。図6〜図8には、同期検知制
御部104で波形整形処理を行う際のハイレベルとロー
レベルの境界であるスレッシュホルドレベルVthを点線
で示しており、同期検知センサ86からのセンサ検出信
号Saの出力波形がスレッシュホルドレベルVthよりも
下回っている時間、すなわち、受光素子である同期検知
センサ86にビーム光が入射して、同期検知センサ86
が入射光を検知した出力がローレベルを満足している時
間(ローレベル時間)をtp とすると、同期検知制御部
104は、センサ検出信号Saがスレッシュホルドレベ
ルVthを下回っている時間(ローレベル時間)tp をカ
ウントして、カウント値tpx(x=0、1、2、…)
を可動ステージ制御部105に出力する。可動ステージ
制御部105は、同期検知制御部104からのカウント
値tpxに基づいて、自動調整機構85の回転モータの
駆動を制御して、可動ステージ83の副走査方向の位置
制御を行う。
【0053】なお、同期検知制御部104で、センサ検
出信号Saを波形整形処理せずに、図6から図8に示し
たような変化点の不明な波形を同期検知信号Sbとして
使用すると、高精度な同期検知検出を行うことができ
ず、主走査方向への画像書き出し開始位置が乱れ、縦線
揺らぎの画像品質が劣化する。
【0054】すなわち、センサ検出信号Saがスレッシ
ュホルドレベルVthを下回っている時間tp の長さは、
図6〜図8から分かるように、同期検知センサ86に入
射する光量が多ければ多いほど長くなり、図6は、集光
レンズ72に入射するレーザビームの中央位置と集光レ
ンズ72の中央位置が一致している場合であって、図4
と同様の場合である。この場合には、集光レンズ72に
入射したレーザビームの光束の全てが同期検知センサ8
6に入射し、同期検知センサ86は、図6に示すよう
に、長い時間ローレベルの継続するセンサ検出信号Sa
を出力する。したがって、センサ検出信号Saは、スレ
ッシュホルドレベルVthを下回っている時間tp が長
く、安定した高精度な同期検知検出を行うことができ
る。
【0055】ところが、図7及び図8は、入射するレー
ザビームの中央位置と集光レンズ72の中央位置が一致
せずズレが生じている場合であって、入射ビーム形状の
斜線で示されている範囲が集光レンズ72で蹴られたビ
ーム範囲である。
【0056】そして、図7では、同期検知センサ86の
出力するセンサ検出信号Saの波形が、スレッシュホル
ドレベルVthを下回る時間tp があり、同期検知検出は
可能であるが、十分余裕があるとは言えない。これに対
して、図8では、集光レンズ72により蹴られたビーム
範囲が多く、スレッシュホルドレベルVthを満たす時間
tp が限りなく少く、この状態では、同期検知検出部分
から波形整形する回路部までの信号線の配い回しなどで
影響される外乱に弱く、安定して高精度な同期検知検出
を行うことができない。
【0057】そこで、本実施の形態の画像形成装置1
は、図7及び図8に示したような場合には、自動調整機
構85を可動ステージ制御部105で制御して、同期検
知検出部品87の組付け位置の副走査方向位置を調整し
ている。
【0058】すなわち、画像形成装置1は、図9に示す
ように、まず、可動ステージ制御部105が、同期検知
検出部品87の構成部品である可動ステージ83が可動
調整可能範囲の中央位置に位置させ(ステップS10
1)、この状態で、同期検知制御部104が、同期検知
センサ86から入力されるセンサ検出信号Saがスレッ
シュホルドレベルVthよりも下回っている時間(ローレ
ベル時間)tp0を測定して、可動ステージ制御部105
が、このローレベル時間tp0を記憶する(ステップS1
02)。
【0059】次に、可動ステージ制御部105は、可動
ステージ83を副走査方向の正方向(図2の下方向)へ
微小変位移動させ(ステップS103)、このときの同
期検知センサ86から入力されるセンサ検出信号Saが
スレッシュホルドレベルVthよりも下回っている時間
(ローレベル時間)tp1を同期検知制御部104で測定
する(ステップS104)。
【0060】そして、可動ステージ制御部105は、ロ
ーレベル時間tp0とローレベル時間tp1の大小を比較し
(ステップS105)、tp0<tp1であると、ステップ
S103に戻って、可動ステージ83を副走査方向の正
方向へさらに微小変位させて(ステップS103)、再
度、同期検知制御部104が、ローレベル時間tp1を測
定して(ステップS104)、可動ステージ制御部10
5が、ローレベル時間tp0とローレベル時間tp1の大小
を比較する(ステップS105)。
【0061】画像形成装置1は、上記ステップS103
からステップS105の処理を、tp0>tp1を満足する
まで繰り返し行い、ステップS105で、tp0>tp1とな
ると、可動ステージ制御部105が、直前に可動ステー
ジ83を変位させた分だけ元の位置に戻し、この状態
で、同期検知制御部104が、同期検知センサ86から
入力されるセンサ検出信号Saがスレッシュホルドレベ
ルVthよりも下回っている時間(ローレベル時間)tp2
を測定して、可動ステージ制御部105が、ローレベル
時間tp2を記憶する(ステップS106)。
【0062】次に、可動ステージ制御部105が、可動
ステージ83を副走査方向の負方向(図2の上方向)に
微小変位させ(ステップS107)、同期検知制御部1
04が、同期検知センサ86から入力されるセンサ検出
信号SaがスレッシュホルドレベルVthよりも下回って
いる時間(ローレベル時間)tp3を測定する(ステップ
S108)。
【0063】可動ステージ制御部105が、ローレベル
時間tp2とローレベル時間tp3を比較し(ステップS1
09)、tp2<tp3であると、ステップS107に戻っ
て、可動ステージ83を副走査方向の負方向へさらに微
小変位させて(ステップS107)、再度、同期検知制
御部104が、ローレベル時間tp3を測定して(ステッ
プS108)、可動ステージ制御部105が、ローレベ
ル時間tp2とローレベル時間tp3の大小を比較する(ス
テップS109)。
【0064】画像形成装置1は、上記ステップS107
からステップS109の処理を、tp2>tp3を満足するま
で繰り返し行い、ステップS109で、tp2>tp3となる
と、可動ステージ制御部105が、直前に可動ステージ
83を変位させた分だけ元の位置へ移動させた後、可動
ステージ83を固定する。
【0065】以上の処理で、ローレベル時間tpを最大
にする位置、すなわち、同期検知センサ86に入射する
ビームパワーが最大で、最も安定にかつ高精度に同期検
知検出することのできる位置に可動ステージ83、すな
わち、同期検知センサ86を位置調整することができ
る。
【0066】このように、本実施の形態の画像形成装置
1は、LDユニット2から出射されるレーザビームをポ
リゴンミラー42で偏向させて、感光体ドラム6上に照
射して当該感光体ドラム6上に静電潜像を形成する走査
光学系を有し、ポリゴンミラー42で反射されたレーザ
ビームを同期検知センサ86で検出して感光体ドラム6
上への潜像の主走査方向の書出開始位置を検知するに際
して、同期検知センサ86を、可動ステージ83を介し
て光学ハウジング84に取り付け、可動ステージ制御部
105が自動調整機構85の駆動を制御して、同期検知
センサ86の取り付けられている可動ステージ83を光
学ハウジング84に対して副走査方向に相対移動させ
て、入射される同期検知用のレーザビームに対する同期
検知センサ86の位置調整を行っている。
【0067】したがって、走査光学系ユニットを構成す
る部品の要求仕様を高精度なものとすることなく、同期
検知信号Sbを安定して高精度に検出することができる
とともに、レーザビームの出力を同期検知信号Sbを検
出する箇所のみ高くすることなく均一にすることがで
き、レーザビームの寿命を延長することができるととも
に、安価かつ画像品質を向上させることができる。
【0068】また、本実施の形態の画像形成装置1は、
可動ステージ制御部105が、自動調整機構85を駆動
させて、同期検知センサ86を当該同期検知センサ86
に入射されるレーザビームに対して中央位置に自動的に
位置調整している。
【0069】したがって、手動という人の手を介するこ
となく、同期検知信号Sbを安定でかつ高精度に検出す
ることができるとともに、同期検知検出部分のみレーザ
パワーを上げることなく均一にすることができ、レーザ
ビームの寿命を延長することができるとともに、安価
で、利用性を向上させることができ、かつ画像品質を向
上させることができる。
【0070】さらに、本実施の形態の画像形成装置1
は、可動ステージ制御部105が、同期検知制御部10
4の測定した同期検知センサ86の出力信号であるセン
サ検出信号Saのローレベル時間tp に基づいて、当該
同期検知センサ86を当該同期検知センサ86に入射さ
れるレーザビームに対して中央位置に自動的に位置調整
している。
【0071】したがって、光学系ユニットの構成部品の
特性公差を含んだ上で、安定かつ高精度な同期検知信号
Sbを検出することができ、特性公差の厳しい高価な構
成部品を使用せずに、各ユニットにおいて個別に最適な
同期検知検出をして、安価で、利用性を向上させること
ができ、かつ画像品質を向上させることができる。
【0072】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0073】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像形成装置によ
れば、レーザ光源から出射されるレーザビームを回転多
面鏡で偏向させて、走査光学系を通して潜像担持体上に
照射して当該潜像担持体上に静電潜像を形成するととも
に、回転多面鏡で反射されたレーザビームを同期検知信
号出力手段の同期検知センサで検出して潜像担持体上へ
の潜像の主走査方向の書出開始位置を検知するに際し
て、同期検知センサを、所定のハウジングに取り付け、
同期検知信号出力手段が、センサ調整手段で、同期検知
センサをハウジングに対して副走査方向に相対移動させ
て、入射される同期検知用のレーザビームに対する位置
調整を行うので、走査光学系ユニットを構成する部品の
要求仕様を高精度なものとすることなく、同期検知信号
を安定して高精度に検出することができるとともに、レ
ーザビームの出力を同期検知信号を検出する箇所のみ高
くすることなく均一にすることができ、レーザビームの
寿命を延長することができるとともに、安価かつ画像品
質を向上させることができる。
【0074】請求項2記載の発明の画像形成装置によれ
ば、センサ調整手段が、同期検知センサを当該同期検知
センサに入射されるレーザビームに対して中央位置に自
動的に位置調整するので、手動という人の手を介するこ
となく、同期検知信号を安定でかつ高精度に検出するこ
とができるとともに、同期検知検出部分のみレーザパワ
ーを上げることなく均一にすることができ、レーザビー
ムの寿命を延長することができるとともに、安価で、利
用性を向上させることができ、かつ画像品質を向上させ
ることができる。
【0075】請求項3記載の発明の画像形成装置によれ
ば、センサ調整手段て、同期検知センサの出力信号に基
づいて、当該同期検知センサを当該同期検知センサに入
射されるレーザビームに対して中央位置に自動的に位置
調整するので、光学系ユニットの構成部品の特性公差を
含んだ上で、安定かつ高精度な同期検知信号を検出する
ことができ、特性公差の厳しい高価な構成部品を使用せ
ずに、各ユニットにおいて個別に最適な同期検知検出を
して、安価で、利用性を向上させることができ、かつ画
像品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施の形態を適用し
た画像形成装置の走査光学系の概略斜視図。
【図2】図1の同期検知部の分解斜視図。
【図3】図1の画像形成装置の要部回路ブロック構成
図。
【図4】図2の同期検知部の集光レンズへの入射レーザ
ビームの副走査方向の中央位置が集光レンズの中央位置
と一致している場合の集光レンズと同期検知センサ部分
の拡大正面図。
【図5】図2の同期検知部の集光レンズへの入射レーザ
ビームの副走査方向の中央位置が集光レンズの中央位置
と位置ズレしている場合の集光レンズと同期検知センサ
部分の拡大正面図。
【図6】図2の同期検知部の集光レンズへの入射レーザ
ビームの副走査方向の中央位置が集光レンズの中央位置
と一致している場合の集光レンズと同期検知センサ部分
の拡大斜視図と同期検知センサの出力するセンサ検出信
号の波形図。
【図7】図2の同期検知部の集光レンズへの入射レーザ
ビームの副走査方向の中央位置が集光レンズの中央位置
と位置ズレしている場合の集光レンズと同期検知センサ
部分の拡大斜視図と同期検知センサの出力するセンサ検
出信号の波形図。
【図8】図2の同期検知部の集光レンズへの入射レーザ
ビームの副走査方向の中央位置が集光レンズの中央位置
と大きく位置ズレしている場合の集光レンズと同期検知
センサ部分の拡大斜視図と同期検知センサの出力するセ
ンサ検出信号の波形図。
【図9】図3の同期検知制御部及び可動ステージ制御部
による同期検知センサの位置調整処理を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 LDユニット 3 第1ミラー・レンズ群 4 光偏光器 5 第2ミラー・レンズ群 6 感光体ドラム 7 同期検知群 21 LD 31 第1シリンドリカルレンズ 32 第1ミラー 33 結像レンズ 41 平板型モータ 42 ポリゴンミラー 42a 反射面 51 第2ミラー 52 第2シリンドリカルレンズ 71 第3ミラー 72 集光レンズ 73 同期検知部 81 角柱状部品 82 同期検知板 83 可動ステージ 83a ガイド突起 84 光学ハウジング 84a ガイド溝 85 自動調整機構 86 同期検知センサ 87 同期検知検出部品 101 中央演算処理部 102 画像処理部 103 LD制御部 104 同期検知制御部 105 可動ステージ制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光源から出射されるレーザビームを
    回転多面鏡で偏向させて、潜像担持体上に照射して当該
    潜像担持体上に静電潜像を形成する走査光学系を有し、
    前記回転多面鏡で反射されたレーザビームを同期検知セ
    ンサで検出して前記潜像担持体上への潜像の主走査方向
    の書出開始位置を検知する同期検知信号出力手段を備え
    た画像形成装置において、前記同期検知センサは、所定
    のハウジングに取り付けられ、前記同期検知信号出力手
    段は、前記ハウジングに対して当該同期検知センサを副
    走査方向に相対移動させて前記入射される同期検知用の
    レーザビームに対する位置調整を行うセンサ調整手段を
    備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記センサ調整手段は、前記同期検知セン
    サを当該同期検知センサに入射される前記レーザビーム
    に対して中央位置に自動的に位置調整することを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記センサ調整手段は、前記同期検知セン
    サの出力信号に基づいて、当該同期検知センサを当該同
    期検知センサに入射される前記レーザビームに対して中
    央位置に自動的に位置調整することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
JP2000331677A 2000-10-31 2000-10-31 画像形成装置 Pending JP2002139686A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320130A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP2016033538A (ja) * 2014-07-30 2016-03-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置およびこれを備える画像形成装置

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