JPH06308412A - 走査光学装置 - Google Patents
走査光学装置Info
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- JPH06308412A JPH06308412A JP12208793A JP12208793A JPH06308412A JP H06308412 A JPH06308412 A JP H06308412A JP 12208793 A JP12208793 A JP 12208793A JP 12208793 A JP12208793 A JP 12208793A JP H06308412 A JPH06308412 A JP H06308412A
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- piezoelectric element
- focusing position
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 同軸調整及び焦点位置調整が容易にでき、か
つ焦点位置を調整しても同軸度がずれない焦点位置調整
機構を有する走査光学装置を提供することにある。 【構成】 1個の圧電素子7は光軸上であって、LD1
の後方に、調整ネジ19と共に配置されている。LD保
持板24の変位部24aは光軸に対して点対称に形成さ
れている。このため、前記圧電素子7に制御電圧を印加
した時、光軸に対して平行に移動する。また、コリメー
トレンズユニットに関係なくLDユニットの焦点位置調
整機構が機能するので、初期調整時や、プリンタ動作中
の焦点位置調整時でコリメートレンズとLDの光軸の同
軸度が狂うことがない。
つ焦点位置を調整しても同軸度がずれない焦点位置調整
機構を有する走査光学装置を提供することにある。 【構成】 1個の圧電素子7は光軸上であって、LD1
の後方に、調整ネジ19と共に配置されている。LD保
持板24の変位部24aは光軸に対して点対称に形成さ
れている。このため、前記圧電素子7に制御電圧を印加
した時、光軸に対して平行に移動する。また、コリメー
トレンズユニットに関係なくLDユニットの焦点位置調
整機構が機能するので、初期調整時や、プリンタ動作中
の焦点位置調整時でコリメートレンズとLDの光軸の同
軸度が狂うことがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光源から発したレー
ザ光束を偏向器およびレンズ等を介して被走査面に結像
し、かつ走査する走査光学装置に関し、特に温度等の環
境変化に起因する被走査面上のレーザ光束の結像スポッ
トの焦点位置ずれを検出して調整する機構を備えた走査
光学装置に関する。
ザ光束を偏向器およびレンズ等を介して被走査面に結像
し、かつ走査する走査光学装置に関し、特に温度等の環
境変化に起因する被走査面上のレーザ光束の結像スポッ
トの焦点位置ずれを検出して調整する機構を備えた走査
光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】走査光学装置は、画像信号に応じて変調
されたレーザ光を偏向器で偏向させ、走査集光レンズ系
によって被走査面上にスポット像を結像して走査し記録
を行うものであり、例えば、レーザビームプリンタ等に
一般的に使用されている。
されたレーザ光を偏向器で偏向させ、走査集光レンズ系
によって被走査面上にスポット像を結像して走査し記録
を行うものであり、例えば、レーザビームプリンタ等に
一般的に使用されている。
【0003】この様な走査光学装置では、温度等の環境
変化に起因してレンズ系及び光源装置等を構成する各部
材が熱変形等を起こし、被走査面上のレーザ光の収束位
置がずれることによりビーム径が変化して画質が低下す
るという問題があった。
変化に起因してレンズ系及び光源装置等を構成する各部
材が熱変形等を起こし、被走査面上のレーザ光の収束位
置がずれることによりビーム径が変化して画質が低下す
るという問題があった。
【0004】従来は、この問題を解決するために、被走
査面上を走査するレーザ光の一部を受光して焦点位置ず
れを検出する検出手段と、焦点位置ずれを調整するため
に、レーザダイオード(以下、LD)またはコリメート
レンズを動かすための移動装置とを設けたレーザプリン
タが提案されている。この種のレーザプリンタは、例え
ば、特開昭59−116603号公報、特開昭62−1
12123号公報、及び特開平2−250022号公報
等に開示されている。
査面上を走査するレーザ光の一部を受光して焦点位置ず
れを検出する検出手段と、焦点位置ずれを調整するため
に、レーザダイオード(以下、LD)またはコリメート
レンズを動かすための移動装置とを設けたレーザプリン
タが提案されている。この種のレーザプリンタは、例え
ば、特開昭59−116603号公報、特開昭62−1
12123号公報、及び特開平2−250022号公報
等に開示されている。
【0005】前記特開昭59−116603号公報で
は、図4(a),(b)に示されているように、平板状
のバネからなるLD1の支持板24に複数個の圧電素子
7を固着し、これらに電圧を印加して生ずる歪みを利用
してLD1が発したレーザ光の焦点位置ずれを調整して
いる。なお、調整ネジ19によって焦点位置ずれを粗調
整する。ここに、図4(b)は同図(a)のX−X断面
図である。
は、図4(a),(b)に示されているように、平板状
のバネからなるLD1の支持板24に複数個の圧電素子
7を固着し、これらに電圧を印加して生ずる歪みを利用
してLD1が発したレーザ光の焦点位置ずれを調整して
いる。なお、調整ネジ19によって焦点位置ずれを粗調
整する。ここに、図4(b)は同図(a)のX−X断面
図である。
【0006】前記特開平2−250022号公報では、
図5に示されているように、ステッピングモータ30と
その回転軸に設けられたリードネジ31、コリメートレ
ンズ2に形成された雌ネジによってコリメートレンズ2
を矢印Cの方向へ駆動し、LD1が発したレーザ光の焦
点位置ずれの調整を行っている。
図5に示されているように、ステッピングモータ30と
その回転軸に設けられたリードネジ31、コリメートレ
ンズ2に形成された雌ネジによってコリメートレンズ2
を矢印Cの方向へ駆動し、LD1が発したレーザ光の焦
点位置ずれの調整を行っている。
【0007】前記特開昭62−112123号公報で
は、図6に示されているように、LD1の光軸方向の移
動量を大きくするために圧電素子7を積層型とし、これ
に電圧を印加してLD1の位置を光軸方向に移動させ、
その移動量によって焦点位置ずれの調整を行っている。
なお、コリメートレンズ2によって、平行光に変換され
たレーザ光は、f−θレンズ4により被走査面5(感光
ドラム)上に結像される。
は、図6に示されているように、LD1の光軸方向の移
動量を大きくするために圧電素子7を積層型とし、これ
に電圧を印加してLD1の位置を光軸方向に移動させ、
その移動量によって焦点位置ずれの調整を行っている。
なお、コリメートレンズ2によって、平行光に変換され
たレーザ光は、f−θレンズ4により被走査面5(感光
ドラム)上に結像される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
下記に示すような問題点がある。前記図4の光源装置で
は、LD1を光軸方向に移動させるために、複数個の圧
電素子7が使用されている。そのため、該圧電素子7の
個々の特性のばらつきによってLD1の位置や方向がず
れ、LD1とコリメートレンズ2との光軸の同軸度が狂
ってしまうという問題点がある。
下記に示すような問題点がある。前記図4の光源装置で
は、LD1を光軸方向に移動させるために、複数個の圧
電素子7が使用されている。そのため、該圧電素子7の
個々の特性のばらつきによってLD1の位置や方向がず
れ、LD1とコリメートレンズ2との光軸の同軸度が狂
ってしまうという問題点がある。
【0009】前記図5の光源装置では、ステッピングモ
ータ30、リードネジ31及びコリメートレンズ2に形
成された雌ネジによって該コリメートレンズ2を動かす
ことにより、前記焦点位置ずれの調整をしている。この
時、該リードネジ31とコリメートレンズ2に形成され
た雌ネジとの間にバックラッシュが生じ、これをなくす
ることができず、微調整ができないという問題点があ
る。また、構造が複雑になりコストが高くなるという問
題もある。
ータ30、リードネジ31及びコリメートレンズ2に形
成された雌ネジによって該コリメートレンズ2を動かす
ことにより、前記焦点位置ずれの調整をしている。この
時、該リードネジ31とコリメートレンズ2に形成され
た雌ネジとの間にバックラッシュが生じ、これをなくす
ることができず、微調整ができないという問題点があ
る。また、構造が複雑になりコストが高くなるという問
題もある。
【0010】前記図6の光源装置では、複数個の圧電素
子7が積み重ねられている。一般に、個々の圧電素子は
その特性に違いがあるため、このような積層された圧電
素子7に電圧を印加すると、個々の変形量や変形々状の
違いが積み重なり増幅されることになる。このため積層
された該圧電素子7は光軸方向に正しく伸縮せず、これ
に取付けられたLD1が光軸上から外れる。ゆえに、光
軸の同軸度が狂いやすいという問題点がある。また、圧
電素子7を複数個使用するため、コストが高くなるとい
う問題点もある。
子7が積み重ねられている。一般に、個々の圧電素子は
その特性に違いがあるため、このような積層された圧電
素子7に電圧を印加すると、個々の変形量や変形々状の
違いが積み重なり増幅されることになる。このため積層
された該圧電素子7は光軸方向に正しく伸縮せず、これ
に取付けられたLD1が光軸上から外れる。ゆえに、光
軸の同軸度が狂いやすいという問題点がある。また、圧
電素子7を複数個使用するため、コストが高くなるとい
う問題点もある。
【0011】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、同軸度調整及び焦点位置調整が容易にで
き、かつ焦点位置を調整しても同軸度がずれない焦点位
置調整機構を有する走査光学装置を提供することにあ
る。
点を解決し、同軸度調整及び焦点位置調整が容易にで
き、かつ焦点位置を調整しても同軸度がずれない焦点位
置調整機構を有する走査光学装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、画像情報によって変調されたレーザ光を
被走査面上に収束し、かつ走査する走査光学装置におい
て、光軸上に置かれ、制御電圧を印加された時に該光軸
方向に伸縮する圧電変位手段と、光軸に対し点対称に形
成された弾性部材(変位部)によってレーザ光源を光軸
上に保持するレーザ光源保持手段と、該圧電変位手段の
変位を前記レーザ光源保持手段の弾性部材に伝える光軸
に対して点対称な間隔部材とを具備し、該圧電変位手段
に制御電圧を印加することにより、該レーザ光の被走査
面上における焦点位置を補正するようにしたことに特徴
がある。
に、本発明は、画像情報によって変調されたレーザ光を
被走査面上に収束し、かつ走査する走査光学装置におい
て、光軸上に置かれ、制御電圧を印加された時に該光軸
方向に伸縮する圧電変位手段と、光軸に対し点対称に形
成された弾性部材(変位部)によってレーザ光源を光軸
上に保持するレーザ光源保持手段と、該圧電変位手段の
変位を前記レーザ光源保持手段の弾性部材に伝える光軸
に対して点対称な間隔部材とを具備し、該圧電変位手段
に制御電圧を印加することにより、該レーザ光の被走査
面上における焦点位置を補正するようにしたことに特徴
がある。
【0013】
【作用】本発明によれば、LDユニットの組立て後に、
調整ネジによって、レーザ光の焦点の粗調整(初期調
整)が行われる。ここで、弾性体で形成されているLD
保持板の変位部及び間隔部材は、光軸に対して点対称に
形成されており、圧電素子やLDと共に一体的に光軸方
向に向かって平行移動して、粗調整が行われる。また、
前記LD保持板の弾性力による適度な力が前記圧電素
子、LD及び間隔部材に印加されるため、調整ネジによ
るバックラッシュの影響がなくなり、高精度な調整を行
うことができる。
調整ネジによって、レーザ光の焦点の粗調整(初期調
整)が行われる。ここで、弾性体で形成されているLD
保持板の変位部及び間隔部材は、光軸に対して点対称に
形成されており、圧電素子やLDと共に一体的に光軸方
向に向かって平行移動して、粗調整が行われる。また、
前記LD保持板の弾性力による適度な力が前記圧電素
子、LD及び間隔部材に印加されるため、調整ネジによ
るバックラッシュの影響がなくなり、高精度な調整を行
うことができる。
【0014】次に、プリンタ動作時等の光源装置の作動
中には、制御部から出力された制御電圧は、信号線を介
して圧電変位手段である圧電素子に印加される。これに
より、該圧電素子は光軸方向に伸縮され、レーザ光源は
同じ方向に微動する。この結果、該レーザ光の被走査面
上における焦点位置ずれが補正される。本発明によれ
ば、前記圧電素子が最低1個あれば、LDの焦点位置調
整機構を構成できるため、安価に構成でき、また複数個
の圧電素子を使用した時に起こる個々の特性のばらつき
の影響を受けることがなくなる。
中には、制御部から出力された制御電圧は、信号線を介
して圧電変位手段である圧電素子に印加される。これに
より、該圧電素子は光軸方向に伸縮され、レーザ光源は
同じ方向に微動する。この結果、該レーザ光の被走査面
上における焦点位置ずれが補正される。本発明によれ
ば、前記圧電素子が最低1個あれば、LDの焦点位置調
整機構を構成できるため、安価に構成でき、また複数個
の圧電素子を使用した時に起こる個々の特性のばらつき
の影響を受けることがなくなる。
【0015】また、該焦点位置調整機構がLDユニット
単独で機能するので、焦点位置ずれを補正してもコリメ
ートレンズとLDの同軸度が狂わない。このため、設計
通りに焦点位置ずれ補正をすることができる。
単独で機能するので、焦点位置ずれを補正してもコリメ
ートレンズとLDの同軸度が狂わない。このため、設計
通りに焦点位置ずれ補正をすることができる。
【0016】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明の一実施例
を詳細に説明する。図1は本実施例の走査光学装置の構
成を示す概略図である。図において、レーザダイオード
1(以下、LD)はレーザドライバ8にLD信号線12
を介して接続されており、画像処理部9から出力される
画像信号に基づいてレーザ光L1を発光する。コリメー
トレンズ2は前記LD1から発したレーザ光L1を平行
なレーザ光束L2に変換する。回転多面鏡3は前記レー
ザ光束L2を偏向する偏向器である。
を詳細に説明する。図1は本実施例の走査光学装置の構
成を示す概略図である。図において、レーザダイオード
1(以下、LD)はレーザドライバ8にLD信号線12
を介して接続されており、画像処理部9から出力される
画像信号に基づいてレーザ光L1を発光する。コリメー
トレンズ2は前記LD1から発したレーザ光L1を平行
なレーザ光束L2に変換する。回転多面鏡3は前記レー
ザ光束L2を偏向する偏向器である。
【0017】f−θレンズ群4a,4b,4cは、前記
回転多面鏡3のレーザ光束L2の進行側に設けられてい
る。該回転多面鏡3によって偏向されたレーザ光束L2
は該f−θレンズ群4a,4b,4cで収束されてレー
ザ光束L3となり、被走査面に結像される。この時、前
記f−θレンズ群4a,4b,4cは、前記レーザ光束
L3の被走査面すなわち感光ドラム5上において、走査
速度が等速度になるように走査すると共に、該感光ドラ
ム5上と回転多面鏡3の反射面との距離が走査線上の位
置によって起きる焦点位置ずれを修正する。
回転多面鏡3のレーザ光束L2の進行側に設けられてい
る。該回転多面鏡3によって偏向されたレーザ光束L2
は該f−θレンズ群4a,4b,4cで収束されてレー
ザ光束L3となり、被走査面に結像される。この時、前
記f−θレンズ群4a,4b,4cは、前記レーザ光束
L3の被走査面すなわち感光ドラム5上において、走査
速度が等速度になるように走査すると共に、該感光ドラ
ム5上と回転多面鏡3の反射面との距離が走査線上の位
置によって起きる焦点位置ずれを修正する。
【0018】光検出素子6はレーザ光束L3の収束状態
を検出する光検出手段である。該光検出素子6は、例え
ば格子状チャートを透過するレーザ光束L3を受光す
る。前記光検出素子6は検出されたレーザ光束L3の収
束状態に応じた検出信号を制御部10に出力する。
を検出する光検出手段である。該光検出素子6は、例え
ば格子状チャートを透過するレーザ光束L3を受光す
る。前記光検出素子6は検出されたレーザ光束L3の収
束状態に応じた検出信号を制御部10に出力する。
【0019】前記制御部10は光検出素子6からの信号
に基づいてコントラストの大小からレーザ光束L3の収
束状態を検出し、焦点位置ずれを補正する制御電圧を生
成する。そしてこの制御電圧を信号線11を介して、圧
電変位手段である圧電素子7に印加する。前記制御電圧
の大きさに応じて圧電素子7は歪むので、この歪みを利
用して前記LD1の光軸方向の位置調整、すなわち前記
被走査面上のレーザ光束L2の焦点位置の微調整が行わ
れる。
に基づいてコントラストの大小からレーザ光束L3の収
束状態を検出し、焦点位置ずれを補正する制御電圧を生
成する。そしてこの制御電圧を信号線11を介して、圧
電変位手段である圧電素子7に印加する。前記制御電圧
の大きさに応じて圧電素子7は歪むので、この歪みを利
用して前記LD1の光軸方向の位置調整、すなわち前記
被走査面上のレーザ光束L2の焦点位置の微調整が行わ
れる。
【0020】前記感光ドラム5の周辺部には、図示され
ていない現像器、帯電器、定着器、クリーナ等が配置さ
れ、該感光ドラム5の表面に形成された静電潜像を周知
の技術によって転写材に転写する構成になっている。
ていない現像器、帯電器、定着器、クリーナ等が配置さ
れ、該感光ドラム5の表面に形成された静電潜像を周知
の技術によって転写材に転写する構成になっている。
【0021】図2は図1の光源装置の分解斜視図であ
り、図3(a),(b)は図2を組立てて完成した光源
装置の背面図及びそのG−G断面図である。図2,3に
おいて、光源装置はLDユニットAとコリメートレンズ
ユニットBから構成されている。
り、図3(a),(b)は図2を組立てて完成した光源
装置の背面図及びそのG−G断面図である。図2,3に
おいて、光源装置はLDユニットAとコリメートレンズ
ユニットBから構成されている。
【0022】前記LDユニットAは、LD1の保持部
と、LD1の光軸方向の位置調整部から構成されてい
る。LD1の保持部は、LD保持板24、位置決め板2
5、固定スプリング14等から構成されている。LD保
持板24は弾性体で形成され、その中央部に変位部24
aが配置されている。該変位部24aにLD1が、位置
決め板25及び固定スプリング14と共に固定ネジ15
によって固定される。前記変位部24aは光軸に対して
点対称に形成されている。前記光軸方向の位置調整部
は、圧電素子7、間隔部材17、調整ネジ19等から構
成されている。
と、LD1の光軸方向の位置調整部から構成されてい
る。LD1の保持部は、LD保持板24、位置決め板2
5、固定スプリング14等から構成されている。LD保
持板24は弾性体で形成され、その中央部に変位部24
aが配置されている。該変位部24aにLD1が、位置
決め板25及び固定スプリング14と共に固定ネジ15
によって固定される。前記変位部24aは光軸に対して
点対称に形成されている。前記光軸方向の位置調整部
は、圧電素子7、間隔部材17、調整ネジ19等から構
成されている。
【0023】前記間隔部材17は光軸に対して点対称に
形成されており、前記変位部24aに固定ネジ22で固
定される。前記圧電素子7は調整ネジ19と前記間隔部
材17に挟まれるように配置されている。この調整ネジ
19は、保持板24に固定ネジ21で固定された調整ネ
ジ保持部材18に取付けられている。
形成されており、前記変位部24aに固定ネジ22で固
定される。前記圧電素子7は調整ネジ19と前記間隔部
材17に挟まれるように配置されている。この調整ネジ
19は、保持板24に固定ネジ21で固定された調整ネ
ジ保持部材18に取付けられている。
【0024】前記コリメートレンズユニットBは固定ネ
ジ20で光学シャーシ23に固定されている。前記LD
ユニットAのLD保持板24は、上下左右に動かされて
光軸の同軸度を調整され、その後に固定ネジ13でコリ
メートレンズユニットBに固定される。なお、LD保持
板24に形成された前記固定ネジ13と対応する孔は、
少し大きめに作られている。
ジ20で光学シャーシ23に固定されている。前記LD
ユニットAのLD保持板24は、上下左右に動かされて
光軸の同軸度を調整され、その後に固定ネジ13でコリ
メートレンズユニットBに固定される。なお、LD保持
板24に形成された前記固定ネジ13と対応する孔は、
少し大きめに作られている。
【0025】LDユニットAの組立て後に、前記調整ネ
ジ19によって、レーザ光L1の焦点の粗調整(初期調
整)が行われる。この時、圧電素子7、LD1、間隔部
材17及び変位部24aは一体的に光軸方向に向かって
平行移動する。一方、微調整は、プリンタ動作時等の光
源装置の作動中に行われる。すなわち、前記制御部42
から出力された制御電圧を信号線11を介して圧電素子
7に印加し、該圧電素子7を変形させることによって微
調整する。
ジ19によって、レーザ光L1の焦点の粗調整(初期調
整)が行われる。この時、圧電素子7、LD1、間隔部
材17及び変位部24aは一体的に光軸方向に向かって
平行移動する。一方、微調整は、プリンタ動作時等の光
源装置の作動中に行われる。すなわち、前記制御部42
から出力された制御電圧を信号線11を介して圧電素子
7に印加し、該圧電素子7を変形させることによって微
調整する。
【0026】本実施例では、前記LDユニットAとコリ
メートレンズユニットBとの同軸度を調整後、前記調整
ネジ19によって、該LDユニットAの組立て時にレー
ザ光L1の焦点の粗調整を行い、次いで被走査面でのレ
ーザ光束L3の収束状態を検出し、その結果によって前
記圧電素子7に制御電圧を印加して該LD1の焦点位置
の微調整を行う。
メートレンズユニットBとの同軸度を調整後、前記調整
ネジ19によって、該LDユニットAの組立て時にレー
ザ光L1の焦点の粗調整を行い、次いで被走査面でのレ
ーザ光束L3の収束状態を検出し、その結果によって前
記圧電素子7に制御電圧を印加して該LD1の焦点位置
の微調整を行う。
【0027】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、1個の圧電素子7は光軸上であって、LD1
の後方に配置され、かつLD保持板24の変位部24a
が光軸に対して点対称に形成されているので、該圧電素
子7に制御電圧が印加された時に、LD1は光軸に対し
て平行に移動し、同軸度がずれることはない。また、コ
リメートレンズユニットBに関係なくLDユニットAの
焦点位置調整機構が機能するので、初期調整時やプリン
タ動作中の焦点位置調整時に、コリメートレンズ2とL
D1の光軸の同軸度が狂うことがなく、当初の設計通り
に焦点位置調整が容易に行える。
によれば、1個の圧電素子7は光軸上であって、LD1
の後方に配置され、かつLD保持板24の変位部24a
が光軸に対して点対称に形成されているので、該圧電素
子7に制御電圧が印加された時に、LD1は光軸に対し
て平行に移動し、同軸度がずれることはない。また、コ
リメートレンズユニットBに関係なくLDユニットAの
焦点位置調整機構が機能するので、初期調整時やプリン
タ動作中の焦点位置調整時に、コリメートレンズ2とL
D1の光軸の同軸度が狂うことがなく、当初の設計通り
に焦点位置調整が容易に行える。
【0028】また、本実施例によれば、1個の圧電素子
が使用されているので、複数個の圧電素子を使用したこ
とによるばらつきの影響やその形状の制限がない。この
ため低コストの焦点位置調整機構を有する走査光学装置
を提供することができる。
が使用されているので、複数個の圧電素子を使用したこ
とによるばらつきの影響やその形状の制限がない。この
ため低コストの焦点位置調整機構を有する走査光学装置
を提供することができる。
【0029】なお、本実施例は、前記LD保持板24に
形成された変位部24a及び間隔部材17は光軸に対し
て点対称であったが、本発明はこれに限定されず、該変
位部24a及び間隔部材17が、圧電素子7とLD1共
に一体的に光軸方向に向かって平行移動するものであれ
ば、他の構成であってもよい。
形成された変位部24a及び間隔部材17は光軸に対し
て点対称であったが、本発明はこれに限定されず、該変
位部24a及び間隔部材17が、圧電素子7とLD1共
に一体的に光軸方向に向かって平行移動するものであれ
ば、他の構成であってもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、圧電素子が最低1個あ
れば、LDの焦点位置調整機構を構成できる。このた
め、複数個の圧電素子を使用した時に起こる個々の特性
のばらつきの影響を受けず、また、形状の制限もなく低
コストで焦点位置調整機構を提供することができる。
れば、LDの焦点位置調整機構を構成できる。このた
め、複数個の圧電素子を使用した時に起こる個々の特性
のばらつきの影響を受けず、また、形状の制限もなく低
コストで焦点位置調整機構を提供することができる。
【0031】LD保持板を弾性体で形成し、さらに該L
D保持板の変位部及び間隔部材を光軸に対して点対称に
形成したことによって、前記圧電素子、LD、間隔部材
及び変位部は一体的に光軸方向に向かって平行移動す
る。このため、圧電素子に制御電圧を印加して、LDの
焦点位置の微調整をしても、LDの同軸度がずれること
がない。
D保持板の変位部及び間隔部材を光軸に対して点対称に
形成したことによって、前記圧電素子、LD、間隔部材
及び変位部は一体的に光軸方向に向かって平行移動す
る。このため、圧電素子に制御電圧を印加して、LDの
焦点位置の微調整をしても、LDの同軸度がずれること
がない。
【0032】また、前記LD保持板の弾性力による適度
な力が前記圧電素子、LD及び間隔部材に印加されるた
め、従来装置のように調整ネジによるバックラッシュの
影響がなく、高精度な調整をすることができる。
な力が前記圧電素子、LD及び間隔部材に印加されるた
め、従来装置のように調整ネジによるバックラッシュの
影響がなく、高精度な調整をすることができる。
【図1】 本発明の一実施例の走査光学装置の構成を示
す概略図である。
す概略図である。
【図2】 本実施例の光源装置の分解斜視図である。
【図3】 光源装置の背面図及びそのG−G断面図であ
る。
る。
【図4】 第1の従来例の光源装置の断面図である。
【図5】 第2の従来例の光源装置の側面図である。
【図6】 第3の従来例の走査光学装置の概念図であ
る。
る。
1…レーザダイオード(LD)、2…コリメートレン
ズ、3…回転多面鏡、4a,4b,4c…f−θレンズ
群、5…感光ドラム、6…光検出素子、7…圧電素子、
8…レーザドライバ、9…画像処理部、10…制御部、
11…信号線、12…LD信号線、13…LDユニット
固定ネジ、14…LD固定スプリング、15…LD固定
ネジ、17…間隔部材、18…調整ネジ保持部材、19
…調整ネジ、20…コリメートレンズユニット固定ネ
ジ、21…調整ネジ保持部材固定ネジ、22…間隔部材
固定ネジ、23…光学シャーシ、24…LD保持板、2
4a…変位部、25…LD位置決め板、30…ステッピ
ングモータ、31…リードネジ、A…LDユニット、B
…コリメートレンズユニット、L1…レーザ光、L2,
L3…レーザ光束。
ズ、3…回転多面鏡、4a,4b,4c…f−θレンズ
群、5…感光ドラム、6…光検出素子、7…圧電素子、
8…レーザドライバ、9…画像処理部、10…制御部、
11…信号線、12…LD信号線、13…LDユニット
固定ネジ、14…LD固定スプリング、15…LD固定
ネジ、17…間隔部材、18…調整ネジ保持部材、19
…調整ネジ、20…コリメートレンズユニット固定ネ
ジ、21…調整ネジ保持部材固定ネジ、22…間隔部材
固定ネジ、23…光学シャーシ、24…LD保持板、2
4a…変位部、25…LD位置決め板、30…ステッピ
ングモータ、31…リードネジ、A…LDユニット、B
…コリメートレンズユニット、L1…レーザ光、L2,
L3…レーザ光束。
Claims (1)
- 【請求項1】画像情報によって変調されたレーザ光を被
走査面上に収束し、かつ走査する走査光学装置におい
て、 光軸上に置かれ、制御電圧を印加された時に該光軸方向
に伸縮する圧電変位手段と、 光軸に対し点対称に形成された弾性部材によってレーザ
光源を光軸上に保持するレーザ光源保持手段と、 前記圧電変位手段の変位を前記レーザ光源保持手段の弾
性部材に伝える光軸に対して点対称な間隔部材とを具備
し、 前記圧電変位手段に制御電圧を印加することにより、前
記レーザ光の被走査面上における焦点位置を補正するよ
うにしたことを特徴とする走査光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12208793A JPH06308412A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 走査光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12208793A JPH06308412A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 走査光学装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06308412A true JPH06308412A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=14827336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12208793A Pending JPH06308412A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 走査光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06308412A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114459390A (zh) * | 2022-02-23 | 2022-05-10 | 南京航空航天大学 | 一种车床尾座同轴度精密检测装置及检测方法 |
CN117655525A (zh) * | 2023-12-29 | 2024-03-08 | 惠州市振邦精密五金有限公司 | 一种动力电池连接片的自动焊接方法及其装置 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP12208793A patent/JPH06308412A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114459390A (zh) * | 2022-02-23 | 2022-05-10 | 南京航空航天大学 | 一种车床尾座同轴度精密检测装置及检测方法 |
CN114459390B (zh) * | 2022-02-23 | 2023-02-03 | 南京航空航天大学 | 一种车床尾座同轴度精密检测装置及检测方法 |
CN117655525A (zh) * | 2023-12-29 | 2024-03-08 | 惠州市振邦精密五金有限公司 | 一种动力电池连接片的自动焊接方法及其装置 |
CN117655525B (zh) * | 2023-12-29 | 2024-05-24 | 惠州市振邦精密五金有限公司 | 一种动力电池连接片的自动焊接方法及其装置 |
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