JP2002139547A - 電気的特性検査装置におけるプロービング装置およびプロービングシート構造並びに角錐バンプ付プリント配線基板の製造方法 - Google Patents

電気的特性検査装置におけるプロービング装置およびプロービングシート構造並びに角錐バンプ付プリント配線基板の製造方法

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JP2002139547A
JP2002139547A JP2000331107A JP2000331107A JP2002139547A JP 2002139547 A JP2002139547 A JP 2002139547A JP 2000331107 A JP2000331107 A JP 2000331107A JP 2000331107 A JP2000331107 A JP 2000331107A JP 2002139547 A JP2002139547 A JP 2002139547A
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probe sheet
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Masaru Sakaguchi
勝 坂口
Nobuyuki Ushifusa
信之 牛房
Terutaka Mori
照享 森
Yuji Fujita
勇次 藤田
Hirokimi Okajima
大仁 岡島
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Hitachi Ltd
Hitachi Media Electronics Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Media Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SAWフィルタなどの電子部品に対する高周
波特性の損失を少なくした高精度なプローブ測定が可能
となる電気的特性検査装置におけるプロービング装置お
よびプロービングシート構造を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、スルーホール48a、48b
で接続された表裏配線パターン48(60a、62
a)、46(60b、62b)を有し、裏面パターン上
に信号用とグランド用の角錐バンプ(50a、50b)
を形成し、信号用角錐バンプおよびグランド用角錐バン
プを、それぞれ対応する裏面パターン、スルーホール、
表面パターンを径由して、信号入出力用の同軸コネクタ
34に接続したプリント配線基板42を備えて構成した
プローブシート構造30を備えたプロービング装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波信号を扱う
SAWフィルタなどの電子部品の特性検査を行うための
電気的特性検査装置におけるプロービング装置およびプ
ロービングシート構造並びにはんだ角錐バンプ付プリン
ト配線基板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品の電気特性を測定するプローブ
端子として、カンチレバーを用いた構造のものが多く用
いられている。カンチレバー方式のプローブ端子の構造
に関しては、例えば、特開平09―281142号公報
において知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】SAWフィルタなどの
電子部品に対する高周波特性の測定では、信号ピンとグ
ランドエリアを隔離させないことが重要である。ところ
が、上記従来のカンチレバー方式では細線の同軸プロー
ブピンを形成することが困難であるため、グランド効果
が大幅に低下するという課題があった。
【0004】また、狭ピッチ、微細パターンの測定には
複数のプローブピン先端の位置と高さを正確に制御する
ことが必要であるが、カンチレバー方式ではこの作業が
非常に難しくなってきている。また、カンチレバー方式
では、特性測定時にプローブピン先端がウエハの電極に
接触した後、電極上を若干スライドしひっかくことにな
るため、電極上を損傷して次工程のワイヤボンディング
に支障をきたす。また、スライドによって電極上のAl
等の金属がプローブピン先端に付着するため、プローブ
ピン先端を定期的に清掃する工程が必要になる等の課題
があった。
【0005】本発明の目的は、上記課題を解決すべく、
SAWフィルタなどの電子部品に対する高周波特性の損
失を少なくした高精度なプローブ測定が可能となる電気
的特性検査装置におけるプロービング装置およびプロー
ビングシート構造を提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、角錐バンプを
被検査対象物の電極に垂直に接触させるため、電極に損
傷を与えることが無く、また角錐バンプ先端が電極上を
スライドしないため角錐バンプ先端に汚れが発生しにく
く、検査効率を大幅に向上できる電気的特性検査装置に
おけるプロービング装置およびプロービングシート構造
を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、プローブシー
ト構造として基板ホルダに取付けられるプリント配線基
板に信号用とグランド用として接近して配置する角錐バ
ンプをホトマスクを用いた薄膜形成技術を使って形成で
きるため、狭ピッチ、微細パターンのプローブ端子が実
現でき、先端の位置精度と高さ精度を容易に高度に実現
できる角錐バンプ付プリント配線基板の製造方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、スルーホールで接続された表裏配線パタ
ーンを有し、裏面パターン上に信号用とグランド用の角
錐バンプを形成し、信号用角錐バンプおよびグランド用
角錐バンプを、それぞれ対応する裏面パターン、スルー
ホール、表面パターンを径由して、信号入出力用の同軸
コネクタに接続したプリント配線基板を備えて構成した
プローブシート構造を備えたプロービング装置である。
【0009】また、本発明は、スルーホールで接続され
た表裏配線パターンを有し、裏面パターン上に信号用と
グランド用の角錐バンプを形成して、信号用角錐バンプ
およびグランド用角錐バンプを、それぞれ対応する裏面
パターン、スルーホール、表面パターンを径由して、信
号入出力用の同軸セミリジットケーブルに接続したプリ
ント配線基板を備えて構成したプローブシート構造を備
えたプロービング装置である。
【0010】また、本発明は、被検査対象物の電気的特
性を検査する電気的特性検査装置における本体特性測定
装置に対して複数の同軸ケーブルで接続されるプロービ
ング装置において、前記被検査対象物を載置するステー
ジ機構と、該ステージ機構に対向するように支柱に支持
されるプローブシート保持具と、該プローブシート保持
具に保持され、スルーホールで接続された表面側および
裏面側の配線パターンを有し、該裏面側の配線パターン
における複数の信号線用パターンの各々に信号線用角錐
バンプを設け、前記裏面側の配線パターンにおけるグラ
ンド用パターンに複数のグランド用角錐バンプを設け、
表面側の配線パターンにおける複数の信号線用パターン
の各々を前記各同軸ケーブルの接続部(同軸コネクタ若
しくは同軸セミリジットケーブル)の信号線部と接続
し、表面側の配線パターンにおけるグランド用パターン
を前記各同軸ケーブルの接続部(同軸コネクタ若しくは
同軸セミリジットケーブル)のグランド線部と接続して
構成されるプリント配線基板を備えて構成したプローブ
シート構造とを備え、該プローブシート構造におけるプ
リント配線基板の裏面側に設けられた複数の信号線用角
錐バンプおよび複数のグランド用角錐バンプを、前記ス
テージ機構上に載置された被検査対象物上に配置された
電極と相対的に位置決めして所望の接触圧で接触させて
被検査対象物に対して電気的特性検査用の信号の授受を
行って電気的特性検査を行うように構成したことを特徴
とする。
【0011】なお、前記プローブシート構造としては、
中央を開口させた基板ホルダを設け、該基板ホルダの枠
に複数の同軸ケーブルの接続部(同軸コネクタ若しくは
同軸セミリジッドケーブル)を固定し、この基板ホルダ
に前記プリント配線基板を取付けてもよい。
【0012】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造におけるプリント配線基板におい
て、表面側の配線パターンにおける複数の信号線用パタ
ーンの各々を、各同軸ケーブルの接続部の信号線とはん
だ接続して構成し、表面側の配線パターンにおけるグラ
ンド用パターンを、各同軸ケーブルの接続部のグランド
線部とはんだ接続して構成することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造における各同軸ケーブルの接続部
を、同軸セミリジットケーブルで構成したことを特徴と
する。
【0014】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造における各同軸ケーブルの接続部
を、同軸コネクタで構成したことを特徴とする。
【0015】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造におけるプリント配線基板におい
て、角錐バンプをはんだ材料で形成したことを特徴とす
る。
【0016】また、本発明は、前記プロービング装置の
はんだ角錐バンプの表面を、Ni、ロジューム、イリジ
ュームを主成分とする材料で被覆したことを特徴とす
る。
【0017】また、本発明は、前記プロービング装置の
はんだ角錐バンプの先端には平坦部を有することを特徴
とする。
【0018】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造におけるプリント配線基板におい
て、角錐バンプをAu、Cu、NiおよびAuとSnの
合金を主成分とする材料で形成したことを特徴とする。
【0019】また、本発明は、前記プロービング装置の
角錐バンプの表面を、Ni、ロジューム、イリジューム
を主成分とする材料で被覆したことを特徴とする。
【0020】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造におけるプリント配線基板におい
て、角錐バンプをスルーホール直下に形成したことを特
徴とする。
【0021】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造におけるプリント配線基板におい
て、角錐バンプをスルーホールと繋がるパッド上に形成
したことを特徴とする。
【0022】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造におけるプリント配線基板におい
て、角錐バンプとして、複数の角錐突起を有することを
特徴とする。
【0023】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造におけるプリント配線基板におい
て、角錐バンプとして、先端に平坦な部分を有すること
を特徴とする。
【0024】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造におけるプリント配線基板におい
て、角錐バンプとして、該角錐バンプより硬度の小さい
台座を有することを特徴とする。
【0025】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造におけるプリント配線基板におい
て、被検査対象物における電極の高さの変化に対応させ
て角錐バンプの先端の高さを変化させて構成したことを
特徴とする。
【0026】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造におけるプリント配線基板を、内部
に配線パターンを形成した金属板を有するメタルコアー
配線基板で構成し、前記金属板をグランドパターンにし
たことを特徴とする。
【0027】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造におけるプリント配線基板におい
て、角錐バンプ形成エリア部を周辺部の基材に比べて厚
肉化して構成したことを特徴とする。
【0028】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造におけるプリント配線基板におい
て、角錐バンプ形成エリア部を、小形基板を積層するこ
とによって周辺部に比べて厚肉化して構成したことを特
徴とする。
【0029】また、本発明は、前記プロービング装置の
プローブシート構造におけるプリント配線基板におい
て、角錐バンプ形成エリア部を被検査対象物に対して凸
状になるように周辺部を変形させて構成したことを特徴
とする。
【0030】また、本発明は、被検査対象物の電気的特
性を検査する電気的特性検査装置における本体特性測定
装置に対して複数の同軸ケーブルで接続されるプロービ
ング装置において、前記被検査対象物を載置するステー
ジ機構と、該ステージ機構に対向するように支柱に支持
されるプローブシート保持具と、該プローブシート保持
具に保持され、スルーホールで接続された表面側および
裏面側の配線パターンを有し、該表面側の配線パターン
における複数の信号線用パターンの各々に裏面側から接
続させて裏面側に穿設された凹部内に信号線用角錐バン
プを設け、前記裏面側の配線パターンにおけるグランド
用パターンに複数のグランド用角錐バンプを設け、表面
側の配線パターンにおける複数の信号線用パターンの各
々を前記各同軸ケーブルの接続部の信号線部と接続し、
表面側の配線パターンにおけるグランド用パターンを前
記各同軸ケーブルの接続部のグランド線部と接続して構
成されるプリント配線基板を備えて構成したプローブシ
ート構造とを備え、該プローブシート構造におけるプリ
ント配線基板の裏面側に設けられた複数の信号線用角錐
バンプおよび複数のグランド用角錐バンプを、前記ステ
ージ機構上に載置された被検査対象物上に配置された電
極と相対的に位置決めして所望の接触圧で接触させて被
検査対象物に対して電気的特性検査用の信号の授受を行
って電気的特性検査を行うように構成したことを特徴と
する。
【0031】また、本発明は、スルーホールで接続され
た表面側および裏面側の配線パターンを有し、該裏面側
の配線パターンにおける複数の信号線用パターンの各々
に信号線用角錐バンプを設け、前記裏面側の配線パター
ンにおけるグランド用パターンに複数のグランド用角錐
バンプを設け、表面側の配線パターンにおける複数の信
号線用パターンの各々を複数の同軸ケーブルの各々の接
続部の信号線部と接続し、表面側の配線パターンにおけ
るグランド用パターンを前記複数の同軸ケーブルの各々
の接続部のグランド線部と接続して構成されるプリント
配線基板を備えて構成することを特徴とするプローブシ
ート構造である。
【0032】また、本発明は、スルーホールを介して表
裏の配線パターン同士を接続したプリント配線基板を製
造するプリント基板製造工程と、Si基板を選択エッチ
ングをして複数の信号用角ピットおよび複数のグランド
用角ピットを形成する角ピット形成工程と、該角ピット
形成工程で形成されたSi基板の複数の信号用角ピット
および複数のグランド用角ピットの各々にはんだホール
を搭載するはんだボール搭載工程と、該はんだボール搭
載工程でSi基板の複数の信号用角ピットおよび複数の
グランド用角ピットの各々に搭載されたはんだボール
と、前記プリント配線基板製造工程で製造されたプリン
ト配線基板の裏面配線パターンにおける複数の信号パタ
ーンおよびグランドパターンとを、相対的に位置合わせ
をして加熱することにより各はんだボールを溶融して、
プリント配線基板側では裏面配線パターンと接続し、更
にSi基板側では角ピットの形状に倣って角錐バンプを
形成し、該形成されたはんだ角錐バンプを冷却・硬化さ
せた後、Si基板を取り外すことによって複数の信号用
はんだ角錐バンプおよび複数のグランド用はんだ角錐バ
ンプが転写されたプリント配線基板を得るバンプ形成工
程とを有することを特徴とする角錐バンプ付プリント配
線基板の製造方法である。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0034】まず、本発明に係るSAWフィルタなどの
電子部品の検査装置の実施例について図1〜図5を用い
て説明する。図1は本発明に係るSAWフィルタなどの
電子部品の検査装置の一実施例を示す外観図である。
SAWフィルタ等のチップを多数配列されて形成された
被検査対象のウエハ40は、ウエハ保持ステージ20上
に載置される。ウエハ保持ステージ20を固定したXテ
ーブル12、Yテーブル14、Zテーブル16、および
θテーブル18は、架台10上に設置される。そして、
それぞれのテーブル12、14、16、18は、コント
ローラ22によって駆動制御されることによって、被検
査対象のウエハ40をプローブシート構造30に対して
X方向、Y方向、Z方向、およびθ(回転)方向に位置
決めできるように構成されている。
【0035】そして、上記プローブシート構造30は、
架台10上に設置された支柱24に組み込まれたプロー
ブシート保持具26に固定される。更に、プローブシー
ト構造30には、同軸ケーブル32と着脱可能な同軸コ
ネクタ34が取り付けられる。この同軸ケーブル32の
他端は、ウエハに配列されたチップ(電子部品)の電気
的特性を測定する本体特性測定装置36に接続されてい
る。
【0036】テーブル12にはプローブシート構造30
に設けられた端子50a、50bなどの画像を撮像する
カメラ38が取り付けられ、架台10にはウエハ40の
各チップに形成されたパッド(電極)の画像を撮像する
カメラ39が取り付けられている。
【0037】従って、コントローラ22が、カメラ38
で撮像される画像と、カメラ39で撮像される画像とに
基づいて、Xテーブル12、Yテーブル14、およびθ
テーブル18を駆動制御することにより、ウエハ40の
各チップに形成されたパッド(電極)を、プローブシー
ト構造30に設けられた端子50a、50bなどに対し
てX−Y平面内において相対的に位置決めすることを可
能にしている。
【0038】更に、コントローラ22による例えばZス
テージ16の駆動制御は、ウエハ40の各チップに形成
されたパッド(電極)がプローブシート構造30に設け
られた端子50a、50bに接触した際、所望の接触圧
が得られるように行われる。即ち、コントローラ22
は、ウエハ40の各チップに形成されたパッド(電極)
がプローブシート構造30に設けられたプローブ端子
(角錐バンプ)50a、50bに接触した際の接触圧を
任意に設定できるように構成されている。
【0039】次に、本発明に係るプローブシート構造3
0の実施例について図2〜図5を用いて説明する。図2
は本発明に係るプローブシート構造30の一実施例を示
す断面図である。
【0040】プローブシート構造30は、プローブシー
ト保持具26に取り付けられる中央に開口を形成した長
方形の枠状(額縁状)の基板ホルダ52と、基板ホルダ
52の下面に固定されるプリント配線基板42とによっ
て構成される。基板ホルダ52に形成された開口は、同
軸コネクタ34もしくは同軸セミリジットケーブル35
が、斜め方向からプリント配線基板42の表面に導ける
ように、上方に向かって拡開して(傾斜面53を有し
て)形成されている。そして、プリント配線基板42
は、厚さが0.4〜1.5mm程度のガラスエポキシ基
板で形成される。このプリント配線基板42の表面に
は、信号パターン60とグランドパターン62とからな
るCuなどの導体表面パターン44が形成され、プリン
ト配線基板42の裏面には信号パターン60とグランド
パターン62とからなるCuなどの導体裏面パターン4
6が形成され、表面パターン44と裏面パターン46と
はスルーホール48でつながって形成される。更に裏面
パターン46上の信号パターン60およびグランドパタ
ーン62の各々には、ウエハ40の各チップに形成され
たパッド(電極)と接触接続するための角錐バンプ50
が形成されている。
【0041】同軸コネクタのセミリジットケーブル35
をつなげた同軸コネクタ34は、断面が三角形状をした
コネクタホルダ54を介して基板ホルダ52に傾斜させ
て固定されている。同軸ケーブル32のプローブシート
側が着脱自在に接続される接続部である同軸コネクタ3
4若しくは同軸コネクタにつながる同軸セミリジットケ
ーブル35の信号線部66およびグランド線部68の各
々は、はんだ56a、56bによってプリント配線基板
42の表面パターン44の信号パターン60aおよびグ
ランドパターン62aの各々と接続されている。即ち、
同軸コネクタ34若しくは同軸コネクタ34につながっ
た同軸セミリジットケーブル35の信号線部66は、表
面パターン44の信号パターン60aとはんだ56aに
よって接続される。同軸コネクタ34若しくは同軸コネ
クタにつながった同軸セミリジットケーブル35のグラ
ンド線部68は、表面パターン44のグランドパターン
62aとはんだ56bによって接続される。
【0042】図3は本発明に係るプローブシート構造3
0の断面図詳細、図4は角錐バンプ配置部の平面図、図
5は同軸コネクタ取り付け部の平面図である。これらの
図において、図2と同一符号の要素は同一内容を示す。
【0043】角錐バンプ50aは、信号用の角錐バンプ
で、裏面パターン46の信号パターン60b上に設けら
れ、スルーホール48aを介して表面パターン44の信
号パターン60aにつながる。この表面パターン44の
信号パターン60aは、さらにはんだ56aによって同
軸コネクタ34若しくは同軸コネクタにつながった同軸
セミリジットケーブル35の信号線部66につながって
いる。なお、同軸ケーブル32のプローブシート側の接
続部が着脱自在に挿着される同軸コネクタ34は、同軸
セミリジットケーブル35をつなげており、コネクタホ
ルダ54を介して基板ホルダ52に傾斜させて固定され
る。
【0044】角錐バンプ50bは、グランド用角錐バン
プで、同様に裏面パターン46のグランドパターン62
b上に設けられ、スルーホール48bを介してグランド
パターン62aにつながり、さらにはんだ56bによっ
て、同軸ケーブル32の接続部である同軸コネクタ34
若しくは同軸コネクタにつながった同軸セミリジットケ
ーブル35のグランド線部68につながっている。
【0045】以上説明したように、プリント配線基板4
2の表面パターン44とウエハに配列されたチップ(電
子部品)の電気的特性を測定する本体特性測定装置36
との間を、高周波信号特性に対して影響を受け難い同軸
ケーブル32で接続するように構成した。そして、同軸
ケーブル32の接続部である同軸コネクタ34若しくは
同軸セミリジットケーブル35の信号線部66をはんだ
接続する表面の信号パターン60aから裏面の信号用の
角錐バンプ50aまでの距離を、スルーホール48aを
介してできるだけ短くし、しかも、同軸ケーブル32の
接続部である同軸コネクタ34若しくは同軸セミリジッ
トケーブル35のグランド線部68をはんだ接続する表
面のグランドパターン62aからスルーホール48bを
介して裏面のグランド用角錐バンプ50bまで、上記表
面の信号パターン60aおよび裏面の信号パターン60
bの周囲を囲むように形成して高周波信号特性に対して
影響を受けないように構成した。この結果、グランド効
果を低下させることなく、SAWフィルタ等の電気的特
性を高精度に測定することを可能にした。
【0046】次に、本発明に係る検査装置の動作の概略
について図1〜図5を用いて説明する。本体特性測定装
置36との間を、同軸ケーブル32が挿着される同軸コ
ネクタ34に対して同軸セミリジッドケーブル35で接
続されたプローブシート構造30は、予めプローブシー
ト保持具26に固定されている。
【0047】そして、特性検査を行うウエハ40は、ウ
エハ保持ステージ20上に設置され、真空にて吸着保持
される。この状態で、コントローラ22からの制御によ
りXテーブル12を駆動させて、カメラ38によってプ
ローブシート構造30裏面に形成された位置あわせマー
ク(図示せず)を読み取り、同時にカメラ39によって
ウエハ40上に形成された位置あわせマーク(図示せ
ず)を読み取る。この結果をもとに、コントローラ22
にて制御処理を行い、ウエハ40上の電極を、プローブ
シート構造30上の角錐バンプ50aおよび50bに位
置合わせされる。この状態で、Zテーブル16を駆動さ
せてウエハ40を上昇させ、ウエハ40の電極が角錐バ
ンプ50aおよび50bの先端と接触したときから、Z
テーブル16を所望の微量上昇させることによって、角
錐バンプ50aおよび50bは、ウエハ40の電極に対
して所望の接触圧を得て電気的に接続される。このよう
に、角錐バンプ50aおよび50bのウエハ40上の電
極に対する接触圧力は、プリント配線基板42の僅かな
撓みによって得ることが可能となる。特に、図4および
図5に示すように、対なる角錐バンプ50aの中心軸を
基準に、信号パターン60aおよび60b並びにはんだ
接続される同軸セミリジッドケーブル35が、軸対称に
配置されているので、対なる角錐バンプ50aおよび5
0bの各々は、ウエハ40上の電極に対して均一な接触
圧力を得ることが可能となる。更に、対なる角錐バンプ
50aおよび50bの各々の先端が、ウエハ40上の電
極に接触した際、基本的に横方向には微動しないので、
電極の損傷を防止することも可能となる。
【0048】このように、角錐バンプ50aおよび50
bがウエハ40上の電極と接続されると、本体特性測定
装置36は、同軸ケーブル32および該同軸ケーブル3
2の接続部が挿着された同軸コネクタ35につながった
同軸セミリジッドケーブル35を通してウエハ40上の
所望のチップに信号を送信し、受信される信号に基づい
て上記チップの電気的特性の測定を実行する。
【0049】本体特性測定装置36による測定は、ウエ
ハ上の1個または複数個のチップを1動作で行うが、こ
の1動作終了後に、コントローラ22は、Zテーブル1
6を下降させるように制御し、更にXテーブル12およ
びYテーブル14を駆動制御してウエハ40を他のチッ
プの位置に移動させ、本体特性測定装置36は、先ほど
と同じ動作で次のチップの特性測定を行う。
【0050】次に、本体特性測定装置36による特性測
定時の信号経路について説明する。まず、信号パターン
60aにスルーホール48aを介して接続された角錐バ
ンプ50aは、ウエハ40上の信号用の電極に接触し、
グランドパターン62aにスルーホール48bを介して
接続された角錐バンプ50bは、同じくウエハ上のグラ
ンド電極と接触する。本体特性測定装置36から2本の
同軸ケーブル32により送られてきた2つの電気信号
(入力信号)の各々は、各々同軸コネクタ34を径由し
て同軸セミリジットケーブル35の信号線部66を通
り、各信号パターン60およびスルーホール48aから
各角錐バンプ50aを径由して、測定対象物であるウエ
ハ上におけるチップの2つの入力電極に送信され、チッ
プ内に伝達される。チップ内回路からの2つの戻り信号
(出力信号)の各々は、各角錐バンプ50bから各グラ
ンドパターン62およびスルーホール48bを通って、
各同軸セミリジットケーブル35のグランド線部68、
同軸コネクタ34を通り本体特性測定装置36に戻り、
電気的特性が測定される。
【0051】本実施例は、SAWフィルタなどの高周波
用チップの特性測定を対象としているため、プリント配
線基板42の表面および裏面における信号パータン60
とグランドパターン62を極力近づけて配置し、高周波
信号の損失を小さく押さえている。また、角錐バンプ5
0と配線パターン60をホトリソ工程で製作することに
よって角錐バンプ50および信号パターン60のサイズ
を小さくし、良好な高周波特性を得ている。
【0052】なお、以上の説明では、チップ毎にプロー
ビングをすることにより(錐バンプを電極に接触させて
接続することにより)、信号の授受を行って高周波電気
特性を測定して検査を行うことについて説明したが、複
数チップについて同時にプロービングをすることにより
(同軸ケーブル32、該同軸ケーブル32を接続する同
軸コネクタ34、該同軸コネクタ34から導かれる同軸
セミリジットケーブル35、プリント配線基板上の配線
パターン、および裏面に設ける角錐パッドを設けること
によって、複数チップに対して同時に角錐バンプを電極
に接触させて接続することにより)、複数チップに亘っ
て同時に信号の授受を行って一括して高周波電気特性を
測定して検査を行っても良い。
【0053】次に、角錐バンプ50の形成方法の実施例
について、図6および図7を用いて説明する。まず、図
6(a)に示すように、Si基板70の上面に塗布、硬
化したエッチング用レジスト膜72面にホトマスク74
の角ピットパターン75を露光、焼き付けする。図6
(b)には、焼き付け後現像処理を行った後のレジスト
膜72を示している。この状態で、Si基板70をエッ
チングすることによって図6(c)に示すように、角ピ
ット76をSi基板70に形成する。その後、レジスト
膜72を剥離することによって、図6(d)に示す如
く、角ピット76が形成されたSi基板70が完成す
る。角ピットの形状は、Si基板70のエッチング面を
選択することによって決定される。本実施例では、エッ
チング面を111面にすることにより四角錐の角ピット
76を形成している。実作業ではSi基板70の裏面の
エッチングを防止するため、裏面にもエッチングレジス
ト膜を施す処理、さらには角ピット76形成後に角ピッ
ト76内部およびSi基板70表面を金属に塗れにくく
するための酸化Si膜形成処理を行う。
【0054】次に、上記Si基板70を鋳型としてプリ
ント配線基板42に角錐バンプを形成する工程につい
て、図7(a)〜(c)を用いて説明する。まず、図7
(a)に示すように、Si基板70の角ピット76部に
フラックス80を塗布し、はんだボール82を搭載す
る。ついで、図7(b)に示すように、プリント配線基
板42の裏面パターン46とはんだボール82とを位置
合わせし、加熱することによってはんだボール82を溶
融して、プリント配線基板42側では裏面パターン46
と接続し、Si基板70側では角ピット76の形状に倣
って角錐バンプを形成する。Si基板70面にははんだ
がぬれない処理が施されているため、はんだを冷却、硬
化させた後、Si基板70を取り外すことによって、図
7(c)に示す如く、角錐バンプ50が転写されたプリ
ント配線基板42を完成させることが可能となる。この
ように、角錐バンプ50をはんだボール82を用いて形
成することにより、角ピット76の形状に倣って転写す
ることができると共にプリント配線基板の裏面パターン
46への接続を同時に行うことができるメリットを有す
る。更に、角錐バンプ50の先端の摩耗を防止するため
に、角錐バンプ50の表面に、硬質Niめっき等の処理
を施して硬度を上げれば良い。
【0055】本実施例では、Au−20Sn組成のはん
だボール82を用いたが、特にこの組成に限定するもの
ではない。
【0056】また、本実施例では角錐バンプ50の形成
にAu−20Snのはんだボール82を用いたが、角ピ
ット76に、めっき、蒸着あるいは印刷等の手法によっ
て金属(例えば、Au、Cu、Ni若しくはAuとSn
の合金を主成分とする金属)を充填し、この金属をプリ
ント配線基板42の裏面パターン46に転写して結合さ
せて角錐バンプ50を形成する方法も有効である。即
ち、図6(a)〜図6(d)で出来上がったSi基板7
0の各ピッ76を含む上面に、めっき用導電金属膜をス
パッタ等によって成膜し、その上にめっきレジスト膜を
塗布して硬化し、角ピット76に対応するパターンを有
するホトマスクを用いて露光・現像して角ピット76上
のめっきレジスト膜を除去してめっき用導電金属膜を露
出し、該露出されためっき用導電金属膜を用いてこの部
分(角錐ピット76内)にめっきによって、導電金属
(例えば、Au、Cu、Ni若しくはAuとSnの合金
を主成分とする金属)を充填し、その後、角錐ピット7
6の外側のめっきレジスト膜およびめっき用導電金属を
剥離することによって、図7(a)に示すような、Si
基板70の角錐ピット76上にめっき導電金属が充填さ
れた角錐バンプが形成されることになる。そこで、つづ
いて、図7(b)に示すように、プリント配線基板42
の裏面パターン46とめっき導電金属が充填された角錐
バンプとを位置合わせし、加熱圧着することによってめ
っき導電金属が充填された角錐バンプを、プリント配線
基板42側では裏面パターン46と接続し、Si基板7
0側では角ピット76の形状に倣って角錐バンプを形成
する。その後、Si基板70を取り外すことによって、
図7(c)に示す如く、角錐バンプ50が転写されたプ
リント配線基板42を完成させることが可能となる。
【0057】なお、例えば、Au、Cu、Ni若しくは
AuとSnの合金を主成分とする金属からなる角錐バン
プ50の表面に、Ni、ロジューム、イリジュームを主
成分とする材料でコーテイングすることによって角錐バ
ンプ50の先端の摩耗を低減することが可能となる。
【0058】次に、角錐バンプ50の形状の実施例につ
いて、図8〜図13を用いて説明する。図8〜図11に
は、(a)に角錐バンプ50の断面を、(b)に角錐バ
ンプ50の斜視図を示し、図12、および図13には、
角錐バンプ50の斜視図のみを示す。図8は先端が鋭角
に形成されたもの、図9は先端の一部を平坦化し、角フ
ラット面92としたもの、図10は1個の角錐バンプに
複数個の小突起92を形成したもの、図11は図10の
先端を平坦化し、小フラット面96を有するもの、図1
2は先端を線状に形成し、稜線部98を有するもの、図
13は先端の平坦部を矩形状にした矩形フラット面10
0を有するものである。
【0059】これらの形状は、被検査対象の電極の形
状、寸法、性状等によって使い分けることにより効率的
な測定が可能となる。また、これらの角錐バンプ50の
形状は、Si基板70に角ピット76を形成する時に角
ピットパターン形状を変えることによって作成しておく
ことが効率的であるが、図9、図11、および図13に
示す先端を平坦化する処理は、角錐バンプ50を形成後
に先端をつぶすことによって平坦化することも可能であ
る。
【0060】以上説明したように、角錐バンプ50の形
状としては、作り易さの点から、図9に示す如く、先端
を平坦にしたものが耐摩耗性を考慮して最も好ましいこ
とになる。
【0061】次に、プリント配線基板42上の角錐バン
プ50形成位置の実施例について、図14および図15
を用いて説明する。図14は、スルーホール48(48
a、48b)につながる裏面パターン46(60b、6
2b)の上に角錐バンプ50(50a、50b)を形成
したものである。これに対し、図15は、スルーホール
48(48a、48b)の直下に角錐バンプ50(50
a、50b)を形成したものである。このように、角錐
バンプ50(50a、50b)をスルーホール48(4
8a、48b)の直下に形成することにより、バンプが
形成されている配線パターンの電気容量を小さくするこ
とができ、その結果高周波に有利な構造となる。
【0062】本発明に係る検査装置においては、角錐バ
ンプ50が常に一定荷重で被検査対象の電極に接触する
ことが重要である。この目的を果たす構造の実施例を図
16〜図18を用いて説明する。
【0063】第1の構造は、図16に示すように、プリ
ント配線基板42の角錐バンプ50(2つの信号用角錐
バンプ50a、および2つのグランド用角錐バンプ50
b)の配置エリア部を1.5mm〜3mm程度に厚くし
て板厚部120を形成し、基板ホルダ52の開口内にお
いて板厚部120の周囲を0.4mm〜1mm程度に薄
くして板薄部122を形成したものである。この第1の
構造は、角錐バンプ50部を厚くすることによって板厚
部120に剛性を持たせ、良好な平坦度を保持できるよ
うにするとともに、板薄部122を軟構造とすることに
よってばね性を持たせ、測定端子(角錐バンプ)50か
らウエハ上の電極に対して常に一定荷重がかけられるよ
うに構成している。
【0064】第2の構造は、図17に示すように、角錐
バンプ50(2つの信号用角錐バンプ50a、および2
つのグランド用角錐バンプ50b)を形成した0.2m
m〜1mm程度の厚さで、基板ホルダ52の開口よりも
小さくした小基板110と、電気配線に必要な裏面パタ
ーン46(60b、62b)、スルーホール48(48
a、48b)、表面パターン44(60a、62a)を
有する0.4mm〜1.5mm程度の厚さのプリント配
線基板42とを電気的に接続した積層構造で、図16に
示す構造と同じ効果が得られる。なお、小基板110
も、図4および図5に示すプリント配線基板42と同様
に、表面パターン114、スルーホール112(112
a、112b)、および裏面パターン116を、信号用
とグランド用とに分けて形成している。更に、角錐バン
プ50は測定の繰り返しによって先端が摩耗、変形する
ため、所定回数測定を行った後で交換することが必要に
なるが、図17に示す積層構造では小基板110とプリ
ント配線基板42とをはんだ等で接続することにより、
小基板110のみの交換が容易に行えるという効果があ
る。
【0065】第3の構造は、図18に示すように、0.
4mm〜1.5mm程度の厚さのプリント配線基板42
の基材を、角錐バンプ50を配列した領域の周囲におい
て変形させてばね性を持たせることによって、荷重の均
一化を図ることが可能な構造である。
【0066】次に、角錐バンプの形成の実施例を図19
〜図21を用いて説明する。角錐バンプの形成の第1の
実施例は、図19に示すように、プリント配線基板42
の裏面パターン46(60b、62b)上にあらかじめ
Auバンプ130を形成した後に、その上に角錐バンプ
50(50a、50b)を形成したものである。Auバ
ンプ130は、Au線を用いたスタッドバンプ方式が有
効であるが、めっき、印刷等で形成してもよい。Auバ
ンプ130は柔らかく、しかも角錐バンプ50にAu−
20Snなどのはんだを用いると、特性測定時の角錐バ
ンプ50先端に作用する衝撃荷重を軽減し、被検査対象
物40の電極および角錐バンプ50先端の損傷を防止す
るのに効果がある。このため本実施例ではAuを用いた
が、Auに限らず銅、錫、ニッケル等の導電金属なども
十分適用可能である。
【0067】角錐バンプの形成の第2の実施例は、図2
0に示すように、プリント配線基板42’の裏面パター
ン46と絶縁基材140の一部を除去した凹部142を
形成して表面パターン44の内特に信号パターン60a
の裏面を露出させておき、この凹部142部の表面パタ
ーン44の内特に信号パターン60aの裏面に角錐バン
プ50aを取付け、裏面パターン46の内特にグランド
パターン62bの表面に角錐バンプ50bを取付けた構
造である。このように、信号用角錐バンプ50aをプリ
ント配線基板42’の表面の信号パターン60aに直接
接続することによって、スルーホール48aや裏面の信
号パターン60bを設けることなく、同軸セミリジッド
ケーブル35の信号線部66と最短距離で接続すること
が可能となる。さらに、本構造においては、凹部142
を機械的あるいは化学的な簡単な処理で形成することが
可能であり、プリント配線基板42’を低コストで作成
することが出来るという効果も得られる。また凹部14
2と裏面パターン46では接続部に段差が生じている
が、角錐バンプ50a、50b転写時のはんだ量の調節
によって、凹部142には厚い台座144を形成でき、
裏面パターン46部には薄い台座146を形成でき、そ
の結果角錐バンプ50a、50bの先端は両者共同じ高
さに形成することが可能となる。
【0068】角錐バンプの形成の第3の実施例は、図2
1に示すように、光モジュール等の電極位置に段差を有
する被検査対象物に適した角錐バンプ構造である。高い
位置にある電極152aと低い位置にある電極152b
を有する段差チップ150に対し、それぞれの電極に同
時に接触できるバンプ高さの低い角錐バンプ158aと
バンプ高さの高い角錐バンプ158bをプリント配線基
板42に形成している。先端高さの異なる角錐バンプ
は、鋳型となるSi基板の角ピットのパターン寸法を異
ならせることによって簡単に形成することが可能であ
る。
【0069】次に、本発明に係るプローブシート構造3
0の他の実施例について、図22、および図23を用い
て説明する。このプローブシート構造30の他の実施例
において、図2〜図5に示す実施例と相違する点は、角
錐バンプ50a、50bがウエハ40のチップに形成さ
れた電極と接触した際、プリント配線基板42をできる
だけ変形しやすくすることによって接触荷重を低減し、
しかも均一な接触荷重が得られるように、基板ホルダ5
2の開口を大きくし、この開口の大きさに合わせてプリ
ント配線基板42の平面的な大きさも大きくして形成し
たものである。プリント配線基板42を変形しやすくす
るためには、プリント配線基板42を例えば0.4mm
以下に薄くすれば可能となるが、逆に強度の問題が生じ
ることになる。そこで、基板ホルダ52の開口を大きく
し、この開口の大きさに合わせて、厚さが0.4〜1.
5mm程度のガラスエポキシ基板で形成されるプリント
配線基板42の平面的な大きさも大きくすることによっ
て、プリント配線基板42を変形しやすくして、角錐バ
ンプ50a、50bのウエハ40上の電極への接触荷重
を低減し、しかも均一な接触荷重を得られるように構成
した。
【0070】即ち、図2〜図3、図5に示す同軸セミリ
ジットケーブル35の代りに、プリント配線基板42の
表面の信号パターン60aを長くすることによって構成
した。その結果、角錐バンプ形成エリアから同軸コネク
タ34の取付け部までの距離を大きく取れることから、
プリント配線基板42の弾力性を利用して特性測定時に
被検査対象物の電極部への衝撃を軽減することが出来る
構造となる。
【0071】ところが、プリント配線基板42の表面に
おいて、信号パターン60aの長さが長くなるので、こ
の信号パターン60aを、極力近づけるべく囲むように
グランドパターン62aを形成した。これによって、高
周波信号の損失を抑えることを可能にした。
【0072】また、図23に示すように、プリント配線
基板42の内部に配線パターンを形成した金属板160
を配置し、この金属板160をグランド層とすることに
より、よりグランドエリアを信号層の近くまで配置する
ことを可能にして、高周波特性の測定精度の向上を図る
ことが可能となる。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、プローブシート構造と
して基板ホルダに取付けられるプリント配線基板に信号
用の角錐バンプとグランド用の角錐バンプを接近して配
置することが出来るため、グランドの効果を十分に発揮
して、SAWフィルタなどの電子部品に対する高周波特
性の損失を少なくした高精度なプローブ測定が可能とな
る効果を奏する。
【0074】また、本発明によれば、角錐バンプを被検
査対象物の電極に垂直に接触させるため、電極に損傷を
与えることが無く、また角錐バンプ先端が電極上をスラ
イドしないため角錐バンプ先端に汚れが発生しにくく、
検査効率を大幅に向上できる効果を奏する。
【0075】また、本発明によれば、プローブシート構
造として基板ホルダに取付けられるプリント配線基板に
信号用とグランド用として接近して配置する角錐バンプ
をホトマスクを用いた薄膜形成技術を使って形成できる
ため、狭ピッチ、微細パターンのプローブ端子が実現で
き、先端の位置精度と高さ精度を容易に高度に実現する
ことができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の検査装置の一実施例を
示す外観構成図である。
【図2】本発明に係るプローブシート構造の第1の実施
例を示す断面図である。
【図3】本発明に係るプローブシート構造の第1の実施
例を示す詳細断面図である。
【図4】本発明に係るプローブシート構造の第1の実施
例である角錐バンプ形成部を示す裏面図である。
【図5】本発明に係るプローブシート構造の第1の実施
例である同軸コネクタ取り付け部を示す平面図である。
【図6】本発明に係る角錐バンプの形成工程の内、Si
基板に角錐ピットを形成する前半の工程を説明するため
の図である。
【図7】本発明に係る角錐バンプの形成工程の内、プリ
ント配線基板に角錐バンプを形成する後半の工程を説明
するための図である。
【図8】本発明に係る角錐バンプの形状の第1の実施例
を示す断面および斜視図である。
【図9】本発明に係る角錐バンプの形状の第2の実施例
を示す断面および斜視図である。
【図10】本発明に係る角錐バンプの形状の第3の実施
例を示す断面および斜視図である。
【図11】本発明に係る角錐バンプの形状の第4の実施
例を示す断面および斜視図である。
【図12】本発明に係る角錐バンプの形状の第5の実施
例を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る角錐バンプの形状の第5の実施
例を示す斜視図である。
【図14】本発明に係る角錐バンプの第1の形成位置を
示す断面図である。
【図15】本発明に係る角錐バンプの第2の形成位置を
示す断面図である。
【図16】本発明に係るプローブシートの第1の構造の
実施例を示す詳細断面図である。
【図17】本発明に係るプローブシートの第2の構造の
実施例を示す詳細断面図である。
【図18】本発明に係るプローブシートの第3の構造の
実施例を示す詳細断面図である。
【図19】本発明に係る角錐バンプ部の他の実施例を示
す断面図である。
【図20】本発明に係る角錐バンプ部の更に他の実施例
を示す断面図である。
【図21】本発明に係る角錐バンプ部の更に他の実施例
を示す断面図である。
【図22】本発明に係るプローブシート構造の実施例を
示す平面図、断面図、および裏面図である。
【図23】本発明に係るプローブシート構造の実施例を
示す平面図、断面図、および裏面図である。
【符号の説明】
10…架台、12…Xテーブル、14…Yテーブル、1
6…Zテーブル、18…θテーブル、20…ウエハ保持
ステージ、22…コントローラ、24…支柱、26…プ
ローブシート保持具、30…プローブシート構造、32
…同軸ケーブル、34…同軸コネクタ、35…同軸セミ
リジットケーブル、36…本体特性測定装置、38…カ
メラ、39…カメラ、40…ウエハ、42…プリント配
線基板、44…表面パターン、46…裏面パターン、4
8…スルーホール、48a、112a…信号スルーホー
ル、48b、112b…グランドスルーホール、50…
角錐バンプ、50a…信号角錐バンプ、50b…グラン
ド角錐バンプ、52…基板ホルダ、53…開口傾斜面、
54…コネクタホルダ、56…はんだ、60…信号パタ
ーン、60a…表面信号パターン、60b…裏面信号パ
ターン、62…グランドパターン、62a…表面グラン
ドパターン、62b…裏面グランドパターン、64…絶
縁エリア、66…信号線部、68…グランド線部、70
…Si基板、72…レジスト膜、74…ホトマスク、7
6…角ピット、80…フラックス、82…はんだボー
ル、92…角フラット、94…小凸起、96…小フラッ
ト面、98…稜線、100…矩形フラット面、110…
小基板、114…小基板表面パターン、116…小基板
裏面パターン、120…板厚部、140…絶縁基材、1
42…凹部、144…厚い台座、146…薄い台座、1
52a、152b…電極、160…金属板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/02 H05K 1/02 B 3/34 505A 3/34 505 G01R 31/28 K (72)発明者 牛房 信之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 森 照享 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 藤田 勇次 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内 (72)発明者 岡島 大仁 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内 Fターム(参考) 2G011 AA09 AA12 AA21 AC02 AC14 AC32 AE01 AF07 2G032 AF02 AL03 AL07 4M106 AA04 BA01 DD03 DD10 5E319 AA03 AB05 AC01 AC16 AC17 BB04 CD04 CD26 CD51 GG15 5E338 AA02 AA03 AA05 AA20 BB65 BB75 CC01 CC06 CD24 EE31

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査対象物の電気的特性を検査する電気
    的特性検査装置における本体特性測定装置に対して複数
    の同軸ケーブルで接続されるプロービング装置におい
    て、 前記被検査対象物を載置するステージ機構と、 該ステージ機構に対向するように支柱に支持されるプロ
    ーブシート保持具と、 該プローブシート保持具に保持され、スルーホールで接
    続された表面側および裏面側の配線パターンを有し、該
    裏面側の配線パターンにおける複数の信号線用パターン
    の各々に信号線用角錐バンプを設け、前記裏面側の配線
    パターンにおけるグランド用パターンに複数のグランド
    用角錐バンプを設け、表面側の配線パターンにおける複
    数の信号線用パターンの各々を前記各同軸ケーブルの接
    続部の信号線部と接続し、表面側の配線パターンにおけ
    るグランド用パターンを前記各同軸ケーブルの接続部の
    グランド線部と接続して構成されるプリント配線基板を
    備えて構成されるプローブシート構造とを備え、 該プローブシート構造におけるプリント配線基板の裏面
    側に設けられた複数の信号線用角錐バンプおよび複数の
    グランド用角錐バンプを、前記ステージ機構上に載置さ
    れた被検査対象物上に配置された電極と相対的に位置決
    めして所望の接触圧で接触させて被検査対象物に対して
    電気的特性検査用の信号の授受を行って電気的特性検査
    を行うように構成したことを特徴とする電気的特性検査
    装置におけるプロービング装置。
  2. 【請求項2】前記プローブシート構造におけるプリント
    配線基板において、表面側の配線パターンにおける複数
    の信号線用パターンの各々を、各同軸ケーブルの接続部
    の信号線とはんだ接続して構成し、表面側の配線パター
    ンにおけるグランド用パターンを、各同軸ケーブルの接
    続部のグランド線部とはんだ接続して構成することを特
    徴とする請求項1記載の電気的特性検査装置におけるプ
    ロービング装置。
  3. 【請求項3】前記プローブシート構造における同軸ケー
    ブルの接続部を、同軸セミリジットケーブルで構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の電気的特性検査装置に
    おけるプロービング装置。
  4. 【請求項4】前記プローブシート構造における同軸ケー
    ブルの接続部を、同軸コネクタで構成したことを特徴と
    する請求項1記載の電気的特性検査装置におけるプロー
    ビング装置。
  5. 【請求項5】前記プローブシート構造におけるプリント
    配線基板において、角錐バンプをはんだ材料で形成した
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の電気
    的特性検査装置におけるプロービング装置。
  6. 【請求項6】前記はんだ角錐バンプの表面を、Ni、ロ
    ジューム、イリジュームを主成分とする材料で被覆した
    ことを特徴とする請求項5記載の電気的特性検査装置に
    おけるプロービング装置。
  7. 【請求項7】前記はんだ角錐バンプの先端には平坦部を
    有することを特徴とする請求項5記載の電気的特性検査
    装置におけるプロービング装置。
  8. 【請求項8】前記プローブシート構造におけるプリント
    配線基板において、角錐バンプをAu、Cu、Niおよ
    びAuとSnの合金を主成分とする材料で形成したこと
    を特徴とする請求項1、2、3または4記載の電気的特
    性検査装置におけるプロービング装置。
  9. 【請求項9】前記角錐バンプの表面を、Ni、ロジュー
    ム、イリジュームを主成分とする材料で被覆したことを
    特徴とする請求項8記載の電気的特性検査装置における
    プロービング装置。
  10. 【請求項10】前記プローブシート構造におけるプリン
    ト配線基板において、角錐バンプをスルーホール直下に
    形成したことを特徴とする請求項1〜9の何れか一つに
    記載の電気的特性検査装置におけるプロービング装置。
  11. 【請求項11】前記プローブシート構造におけるプリン
    ト配線基板において、角錐バンプをスルーホールと繋が
    るパッド上に形成したことを特徴とする請求項1〜9の
    何れか一つに記載の電気的特性検査装置におけるプロー
    ビング装置。
  12. 【請求項12】前記プローブシート構造におけるプリン
    ト配線基板において、角錐バンプとして、複数の角錐突
    起を有することを特徴とする請求項1〜9の何れか一つ
    に記載の電気的特性検査装置におけるプロービング装
    置。
  13. 【請求項13】前記プローブシート構造におけるプリン
    ト配線基板において、角錐バンプとして、先端に平坦な
    部分を有することを特徴とする請求項8または9記載の
    電気的特性検査装置におけるプロービング装置。
  14. 【請求項14】前記プローブシート構造におけるプリン
    ト配線基板において、角錐バンプとして、該角錐バンプ
    より硬度の小さい台座を有することを特徴とする請求項
    1〜9の何れか一つに記載の電気的特性検査装置におけ
    るプロービング装置。
  15. 【請求項15】前記プローブシート構造におけるプリン
    ト配線基板において、被検査対象物における電極の高さ
    の変化に対応させて角錐バンプの先端の高さを変化させ
    て構成したことを特徴とする請求項1〜9の何れか一つ
    に記載の電気的特性検査装置におけるプロービング装
    置。
  16. 【請求項16】前記プローブシート構造におけるプリン
    ト配線基板を、内部に配線パターンを形成した金属板を
    有するメタルコアー配線基板で構成し、前記金属板をグ
    ランドパターンにしたことを特徴とする請求項1〜15
    の何れか一つに記載の電気的特性検査装置におけるプロ
    ービング装置。
  17. 【請求項17】前記プローブシート構造におけるプリン
    ト配線基板において、角錐バンプ形成エリア部を周辺部
    の基材に比べて厚肉化して構成したことを特徴とする請
    求項1〜15の何れか一つに記載の電気的特性検査装置
    におけるプロービング装置。
  18. 【請求項18】前記プローブシート構造におけるプリン
    ト配線基板において、角錐バンプ形成エリア部を、小形
    基板を積層することによって周辺部に比べて厚肉化して
    構成したことを特徴とする請求項1〜15の何れか一つ
    に記載の電気的特性検査装置におけるプロービング装
    置。
  19. 【請求項19】前記プローブシート構造におけるプリン
    ト配線基板において、角錐バンプ形成エリア部を被検査
    対象物に対して凸状になるように周辺部を変形させて構
    成したことを特徴とする請求項1〜15の何れか一つに
    記載の電気的特性検査装置におけるプロービング装置。
  20. 【請求項20】被検査対象物の電気的特性を検査する電
    気的特性検査装置における本体特性測定装置に対して複
    数の同軸ケーブルで接続されるプロービング装置におい
    て、 前記被検査対象物を載置するステージ機構と、 該ステージ機構に対向するように支柱に支持されるプロ
    ーブシート保持具と、 該プローブシート保持具に保持され、スルーホールで接
    続された表面側および裏面側の配線パターンを有し、該
    表面側の配線パターンにおける複数の信号線用パターン
    の各々に裏面側から接続させて裏面側に穿設された凹部
    内に信号線用角錐バンプを設け、前記裏面側の配線パタ
    ーンにおけるグランド用パターンに複数のグランド用角
    錐バンプを設け、表面側の配線パターンにおける複数の
    信号線用パターンの各々を前記各同軸ケーブルの接続部
    の信号線部と接続し、表面側の配線パターンにおけるグ
    ランド用パターンを前記各同軸ケーブルの接続部のグラ
    ンド線部と接続して構成されるプリント配線基板を備え
    て構成されるプローブシート構造とを備え、該プローブ
    シート構造におけるプリント配線基板の裏面側に設けら
    れた複数の信号線用角錐バンプおよび複数のグランド用
    角錐バンプを、前記ステージ機構上に載置された被検査
    対象物上に配置された電極と相対的に位置決めして所望
    の接触圧で接触させて被検査対象物に対して電気的特性
    検査用の信号の授受を行って電気的特性検査を行うよう
    に構成したことを特徴とする電気的特性検査装置におけ
    るプロービング装置。
  21. 【請求項21】スルーホールで接続された表面側および
    裏面側の配線パターンを有し、該裏面側の配線パターン
    における複数の信号線用パターンの各々に信号線用角錐
    バンプを設け、前記裏面側の配線パターンにおけるグラ
    ンド用パターンに複数のグランド用角錐バンプを設け、
    表面側の配線パターンにおける複数の信号線用パターン
    の各々を複数の同軸ケーブルの各々の接続部の信号線部
    と接続し、表面側の配線パターンにおけるグランド用パ
    ターンを前記複数の同軸ケーブルの各々の接続部のグラ
    ンド線部と接続して構成されるプリント配線基板を備え
    て構成することを特徴とするプローブシート構造。
  22. 【請求項22】スルーホールを介して表裏の配線パター
    ン同士を接続したプリント配線基板を製造するプリント
    基板製造工程と、 Si基板を選択エッチングをして複数の信号用角ピット
    および複数のグランド用角ピットを形成する角ピット形
    成工程と、 該角ピット形成工程で形成されたSi基板の複数の信号
    用角ピットおよび複数のグランド用角ピットの各々には
    んだホールを搭載するはんだボール搭載工程と、 該はんだボール搭載工程でSi基板の複数の信号用角ピ
    ットおよび複数のグランド用角ピットの各々に搭載され
    たはんだボールと、前記プリント配線基板製造工程で製
    造されたプリント配線基板の裏面配線パターンにおける
    複数の信号パターンおよびグランドパターンとを、相対
    的に位置合わせをして加熱することにより各はんだボー
    ルを溶融して、プリント配線基板側では裏面配線パター
    ンと接続し、更にSi基板側では角ピットの形状に倣っ
    て角錐バンプを形成し、該形成されたはんだ角錐バンプ
    を冷却・硬化させた後、Si基板を取り外すことによっ
    て複数の信号用はんだ角錐バンプおよび複数のグランド
    用はんだ角錐バンプが転写されたプリント配線基板を得
    るバンプ形成工程とを有することを特徴とする角錐バン
    プ付プリント配線基板の製造方法。
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