JP2002138906A - エマルション燃料供給システム - Google Patents

エマルション燃料供給システム

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JP2002138906A
JP2002138906A JP2000332243A JP2000332243A JP2002138906A JP 2002138906 A JP2002138906 A JP 2002138906A JP 2000332243 A JP2000332243 A JP 2000332243A JP 2000332243 A JP2000332243 A JP 2000332243A JP 2002138906 A JP2002138906 A JP 2002138906A
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櫻井眞一郎
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気浄化を促進するエマルション燃料の水比
率を、エンジン・コントロールユニットからの信号を用
いることなく、最適に調整できるようにする。 【構成】燃料タンク4、水タンク5、乳化剤カートリッ
ジ6からそれぞれの可変流量制御弁11〜13で水比率
を調整されミキサ15でエマルション燃料とされて燃料
噴射弁22にアプライ通路45を介して供給される。ア
プライ通路45中にはアプライ流量センサ20を設けて
検出した流量信号がエマルション・コントローラ16へ
送られ、この流量に基づいて水比率を決定して可変流量
制御弁11〜13を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジンの
燃焼室へエマルション燃料を供給して燃焼させること
で、排気ガス中の窒素酸化物の生成を抑制するようにし
たエマルション燃料供給システムに関する。
【0002】
【従来技術】ディゼルエンジンの排気ガス中の窒素酸化
物(NOx)を低減する技術として、燃料に水及び乳化
剤を加えてエマルション燃料として燃料噴射弁から燃焼
室へ噴射・燃焼させることで、燃焼温度を下げNOxの
生成を抑えるものが知られている(たとえば、特開平7
−166962号公報、特開平8−200163号公報
に記載のもの)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記エマルション燃料
を用いる場合、燃料に対する水比率を常に一定にするこ
とは、エンジンの幅広い稼働範囲にあっては最適な動力
性能や排気浄化性能を得ることができなかった。そこ
で、動力性能と排気浄化性能をエンジンの幅広い稼働範
囲にわたって最適にするべく、エンジン稼働状況に応じ
て水比率を可変にすることが考えられる。しかしなが
ら、この水比率をコントロールするにあたっては、エン
ジン側の稼働状況を表す信号が必要であるが、既販売車
に新しくエマルション燃料供給装置を追加しようとする
と、既販売車についていたエンジン・コントロールユニ
ットからの信号、プロトコル等が各社で異なっているた
め、ここからエンジン稼働状況に関する信号を受けてエ
マルション燃料をコントロールするのは非常に困難とな
る。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、上記問題点を解決し、
ディーゼルエンジン・コントロールユニットから信号を
もらわなくてもエマルション燃料に最適な水比率を決定
できるようにしたエマルション燃料供給システムを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の実施態様による
エマルション燃料供給システムにあっては、望ましく
は、燃料を供給可能な燃料供給装置と、水を供給可能な
水供給装置と、乳化剤を供給可能な乳化剤供給装置と、
を備えている。燃料供給装置、水供給装置、及び乳化剤
供給装置から供給される燃料、水、乳化剤が各供給比率
となるように調整する比率調整装置が設けられて、ここ
で比率調整された燃料、水、乳化剤を混ぜ合わせてエマ
ルション燃料を作り出すミキサに接続される。ミキサか
らエマルション燃料を燃料噴射弁へ導くサプライ通路が
設けられ、このエマルション燃料のうち燃料噴射弁から
燃焼室へ噴射した残りをリザーバタンクへ導くリターン
通路が設けられて、戻り燃料としてリターンリザーバに
蓄えることができるようにする。このリターンリザーバ
からはサプライ通路へ戻り燃料を供給可能な戻り燃料供
給装置が設けられ、戻り燃料を再利用可能とする。一
方、サプライ通路を流れるエマルション燃料の流量を計
測するサプライ流量センサを設ける。このサプライ流量
センサで検出したエマルション燃料の供給流量に基づき
燃料に対する水の比率をエマルション・コントローラに
て決定し比率調整装置を制御するように構成してある。
【0006】上記エマルション燃料供給システムにあっ
ては、望ましくは、水の比率を、サプライ流量センサで
検出した供給流量に加えて、このサプライ流量センサで
検出したエマルション燃料の供給流量からリターン通路
に設けたリターン流量センサで検出した戻り燃料の流量
を減算して得た流量差にも基づいて決定するようにす
る。上記エマルション燃料供給システムにあっては、望
ましくは、水の比率を、サプライ流量センサで検出した
エマルション燃料の供給流量が多くなると高くなるよう
にする。上記エマルション燃料供給システムにあって
は、望ましくは、水の比率を、同じ供給流量にあっても
流量差が大きい場合には流量差が小さい場合より低くな
るようにする。
【0007】燃料供給装置からの燃料、水供給装置から
の水、乳化剤供給装置からの乳化剤が比率調整装置でそ
れぞれの比率が調整されてミキサへ供給される。ミキサ
では、これらを混ぜ合わせることでエマルション燃料を
作り出す。なお、エマルション燃料としては、水が分散
質となる油中水滴型(W/O型)のエマルション燃料と
するのが望ましい。このエマルション燃料は、サプライ
通路を介して燃料噴射弁へ送られ、一部がディーゼルエ
ンジンの燃焼室へ噴射されて燃焼する。この燃焼は、水
が入ったエマルション燃料であるため、燃焼温度の高温
化が抑えられ、NOxの生成が抑制される。上記燃料噴
射弁にサプライ通路を介して供給されたエマルション燃
料の残りは、燃料噴射弁からドレインされリターン通路
を経てリターンリザーバへ戻されここに蓄えられる。リ
ターンリザーバ内に蓄積された戻り燃料は、戻り燃料供
給装置によりサプライ通路へ再び戻される。この場合、
通常は上記燃料供給装置、水供給装置、乳化剤供給装置
からも燃料、水、乳化剤が供給されて戻り燃料と合流し
最適な水比率のエマルション燃料としてサプライ通路へ
供給される。一方、サプライ通路にはサプライ流量セン
サが設けられてここを流れるエマルション燃料の流量を
計測している。ディーゼルエンジンでは、アクセルペダ
ルの踏み込み量に応じて燃料ポンプが燃料を吸込み圧縮
して燃料噴射弁から燃焼室へ噴射するようになっている
ので、このサプライ通路を介して燃料噴射弁へ流れ込む
燃料流量は、アクセルペダル踏み込み量に関係する。こ
のため、サプライ流量センサで供給流量を検出すれば、
エンジン・コントロールユニットからアクセルペダル踏
み込み量に関係する信号を受けなくても、アクセルペダ
ル踏み込み量相当の信号が得られ、このセンサ信号に基
づき水比率等をエマルション・コントローラで決定し
て、比率調整装置で燃料、水、乳化剤の供給量を各比率
ごとに調整することが可能となる。したがって、各社で
プロトコルや信号が異なるエンジン・コントロールユニ
ットを備えた既発売車にも簡単に適用でき、排気浄化を
促進できる。
【0008】上記水比率の決定は、サプライ流量センサ
で検出したエマルション燃料の流量だけに基づき、水の
比率が、サプライ流量センサで検出した流量が多いほど
増大させる。この結果、アクセルペダル踏み込み量が大
きくなるほど、エンジンが発生するパワーも上昇するの
で、水比率を増やすことで、動力性能と両立させながら
排気浄化を促進できる。また、この場合、1個の流量セ
ンサを用いるだけで済み、コストも安くできる。また、
水の比率を、サプライ通路中の上記供給流量に加えて、
同じくサプライ流量センサで検出したエマルション燃料
の流量から、リターン通路に設けたリターン流量センサ
で検出した戻り燃料の流量を減算して流量差を得て、こ
の流量差をも併せて利用することで決定するようにす
る。この流量差は、エンジンの燃焼室で燃焼させた燃料
量であるので、同じ供給流量であっても、この流量差が
大きい場合は流量差が小さい場合に比べ水比率を小さく
するようにする。すなわち、流量差が大きいときは登坂
時などでエンジン回転速度が遅くなり大きなトルクが必
要なとき等にあたり、後者ではエンジン高回転で小さな
トルクで済む平坦路高速巡航時などにあたるので、上記
のように水比率を細かく制御すればよりより走行状況に
あった動力性能と排気ガス浄化とを最適に両立させるこ
とが可能となる。
【0009】
【実施態様】本実施態様によるエマルション燃料供給シ
ステムを備えたディーゼルエンジン・システムは、大き
く分けて、燃料、水、乳化剤を混合してエマルション燃
料を作り出すエマルション燃料供給システム1と、この
エマルション燃料供給システム1で作られ供給されたエ
マルション燃料を燃焼することで駆動出力を得るディー
ゼルエンジン2と、ディーゼルエンジン2から排出され
た排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置システム3とを
有する。以下、これらにつき、より詳細に説明してい
く。
【0010】エマルション燃料供給システム1は、燃料
としての軽油を蓄える軽油タンク4、水を蓄える水タン
ク5、及び乳化剤を蓄える乳化剤カートリッジ6を有す
る。軽油タンク4、水タンク5、及び乳化剤カートリッ
ジ6にはそれぞれ電気モータで駆動される燃料ポンプ
7、水ポンプ8、乳化剤ポンプ9の吸い込み口が接続さ
れ、これらのポンプ7〜9の駆動がエマルション・コン
トローラ16により各々独立して制御される。各ポンプ
7〜9の吐出し口は、それぞれ可変流量制御弁(比率調
整装置)11〜13を通過した後、合流されて静止型ミ
キサ15の入口に流入するようにしてある。これらの可
変流量制御弁11〜13は、エマルション・コントロー
ラ16によりそれぞれの流路面積が独立して制御される
ようにしてある。静止型ミキサ15の出口は、噴射ポン
プ23の吸込み口に接続される。噴射ポンプ23の吐出
し口は燃料噴射弁22に接続され、燃料噴射弁22の噴
射をコントロールする。なお、燃料、水の各タンク4、
5及び乳化剤カートリッジ6から燃料噴射弁22までの
通路はサプライ通路45を構成する。このサプライ通路
45中には、サプライ流量センサ20が設けられ、静止
型ミキサ15から噴射ポンプ23へ供給されるエマルシ
ョン燃料の流量が絶えず検出され、この流量信号がエマ
ルション・コントローラ16へ送られる。ここで、軽油
タンク4、燃料ポンプ7、サプライ通路45は燃料供給
装置を、水タンク5、水ポンプ8と、サプライ通路45
は水供給装置を、また乳化剤カートリッジ6、乳化剤ポ
ンプ9、サプライ通路45は乳化剤供給装置を、それぞ
れ構成する。なお、水ポンプ8と乳化剤ポンプ9とは、
必ずしも必要ではなく、吸引するようにしてもよい。
【0011】31はリターンリザーバであり、燃料噴射
弁22からドレインされた戻り燃料がリターン通路46
を介して導かれて、ここに蓄えられる。リターンリザー
バ31には、電気モータ駆動によるリターンポンプ10
の吸込み口が再供給通路47を介して接続され、リター
ンリザーバ31内の戻り燃料を吸い出し可能となってい
る。リターンポンプ10は、この吐出し口が可変流量制
御弁(比率調整装置)14を介して静止型ミキサ15の
入口へつながれている。したがって、リターンリザーバ
31内の戻り燃料は、再度、静止型ミキサ15へ戻る
が、このとき、軽油タンク4からの軽油、水タンク5か
らの水、乳化剤カートリッジ6からの乳化剤の少なくと
もいずれかが一緒に静止型ミキサ15に供給可能とされ
ている。また、高速巡航を続けるときなど水比率が実質
的に変化しない場合は、戻り燃料単独で静止型ミキサ1
5に供給可能とされている。なお、上記リターンポンプ
10と再供給通路47は、戻り燃料供給装置を構成す
る。また、リターン通路46中には、リターン流量セン
サ21が設けられ、燃料噴射弁22からドレインされて
くる戻り燃料の流量を計測し、この信号をエマルション
・コントローラ16へ送るようにしてある。リターンリ
ザーバ31には、この中の戻り燃料の水比率(軽油に対
する水の比率)を測定する液比重測定センサ32が設け
られて、ここで検出した水比重信号(水比率信号)をエ
マルション・コントローラ16へ入力させるようにして
ある。なお、水比率を測定するには、この液比重測定セ
ンサによる他、液の視覚的濃さを光学的に測定するセン
サを用いるなどしてもよい。また、リターンリザーバ3
1には、この中の戻り燃料を撹拌可能な撹拌器44が取
付られて、この撹拌器44の駆動がエマルション・コン
トローラ16で制御される。なお、軽油タンク4、水タ
ンク5、乳化剤カートリッジ6、リターンリザーバ31
には、それぞれ残量センサ17、18、19、33が設
けられて、逐一、各残量信号をエマルション・コントロ
ーラ16に送られて、残量警告を発したり、残量に応じ
て目標水比率を変更することができるようにしてある。
【0012】噴射ポンプ23の吐出し口が燃料噴射弁2
2に接続され、燃料噴射弁22が、この噴射時期、噴射
期間等につきエンジン・コントロール・ユニット38で
制御される。燃料噴射弁22は、シリンダヘッド42に
取付られて、その噴射口がディーゼルエンジンのシリン
ダ25とピストン24とで形成される燃焼室41に臨
み、エマルション燃料を吹き込み可能にしている。シリ
ンダヘッド42には吸入空気導入のための吸入ポート2
7と排気ガス排出のための排気ポート28が設けられ、
それぞれ吸気バルブ29と排気バルブ30とで燃焼室4
1と各ポート27、28間を開閉するようになってい
る。シリンダ25には冷却水通路が設けられており、こ
の冷却水路の水温を検出する冷却水温度センサ26が取
付られて、冷却水温度信号をエンジン・コントロール・
ユニット38へ送るようになっている。エンジン・コン
トロール・ユニット38には、アクセル開度センサ3
9、エンジン回転数センサ40等からそれぞれアクセル
開度信号、エンジン回転数信号等が入力され、ディーゼ
ルエンジンの運転に必要な噴射時期、噴射期間等を決定
するようにしてある。
【0013】排気ガス浄化装置システム3では、ディー
ゼルエンジンの排出ポート28がエクゾーストパイプを
介して排気ガス浄化装置としてのDPF(ディーゼル・
パーティキュレート・フィルタ)34に接続されてい
る。なお、排気ポート28には燃焼温度センサ35が設
けられ、ディゼルエンジンから排出された排気ガスの温
度を検出して、この温度信号をエマルション・コントロ
ーラ16へ送るようにしてある。上記DPFは、上流側
の酸化触媒反応室34aと下流側の灰分蓄積室34bか
ら構成されている。酸化触媒反応室34aは、ニッケル
などを用いて排気ガス中の粒子状物質(主に炭素C)を
酸化させる触媒を有し、内部に配置した電気ヒータ43
にて酸化触媒反応室34a内を加熱可能である。この電
気ヒータ43は、プレヒータ・コントローラ37により
制御される。酸化触媒反応室34aには、さらにこの室
内温度を検出する反応室温度センサ36が設けられ、こ
れで検出した反応室温度信号がプレヒータ・コントロー
ラ37とエマルション・コントローラ16へ送られるよ
うにしてある。
【0014】次に、上記構成になるエマルション燃料供
給システムの作用につき、説明する。まず、エンジンを
始動には、スタータスイッチをONにしてスタータを回
転しディーゼルエンジンに回転力を与える。この始動時
にあっては、反応室温度センサ36からの温度信号及び
燃焼温度センサ35からの排気ガス温度信号が、エマル
ション・コントローラ16に送られ、前者が酸化触媒活
性化温度より低いこと、後者が通常運転時の排気ガス温
度より低いことが判断され、エマルション・コントロー
ラ16により、水タンク5用、乳化剤カートリッジ6
用、及びリターンリザーバ31用の各可変流量制御弁1
2、13、14が閉じられ、軽油タンク4用の可変流量
制御弁11のみがアイドル運転に必要な量の流路面積分
だけ開くとともに、燃料ポンプ7のみが駆動され、その
他のポンプ8〜10は停止したままにされている。
【0015】また、始動とともに、リターンリザーバ3
1に設けられた撹拌器44を回転駆動させることで、始
動までしばらくエンジン停止してリターンリザ―バ31
内の戻りエマルション燃料が分離していたとしても、再
度かき混ぜることでエマルション化させる。したがっ
て、この目的で、始動前のエンジン停止から今回の始動
までの経過時間、温度等がエマルション・コントローラ
16に入力される。そして、停止後、間もない始動の場
合など、分離が生じている心配のない場合の始動時は、
撹拌器44を駆動しないようにすることもできる。
【0016】始動に伴って、上記可変流量制御弁11か
ら静止型ミキサ15に供給された軽油だけの燃料は、サ
プライ通路45を介して噴射ポンプ23に送られる。噴
射ポンプ23は、エンジン・コントロール・ユニット3
8で制御されて、あらかじめ吸気ポート27から空気が
吸入されている燃焼室41内に、上記軽油を最適な噴射
タイミングで最適な噴射時間だけ噴射する。吸気弁2
9、排気弁30が吸気ポート27、排気ポート28をそ
れぞれ閉じた状態の中をピストン24が上昇し、この圧
縮熱により軽油が着火され、この燃焼によるガス膨張で
ピストン24を押し下げ、エンジンを回転駆動すること
ができるようになる。この始動にあっては、燃料は軽油
100%であり、水は入っていないので、通常のディー
ゼルエンジンと同様に始動することが可能となる。この
とき、エンジンは冷えており、またアイドル運転状態に
あることから、エンジンから排出される排気ガス中のN
Oxの発生量は少ないものの、PM、HC、COは増大
する。しかしながら、DPF34の反応室温度センサ3
6における検出温度が酸化触媒活性化温度より低いの
で、プレヒータ・コントローラ37は、電気ヒータ43
を急速に加熱する。また、軽油100%の燃焼とするこ
とで、エマルション燃料供給時よりも排気ガスの温度を
高くでき、電気ヒータ43とでできるだけ早くDPF3
4を温め、エンジンから排出されたPM、HC、COを
DPF34の酸化触媒反応室34aで酸化し、排気ガス
を浄化する。
【0017】ここで、エンジンの暖機が終了し車両を走
行させるべく、アクセルペダルを踏み込む。エマルショ
ン・コントローラ16は、サプライ流量センサ20、燃
焼温度センサ35、反応室温度センサ36等からそれぞ
れ信号を受け、エマルション燃料における最適な水比率
等を決定する。この水比率の決定は以下のように実行さ
れる。燃料噴射弁22による噴射は、アクセルペダルの
踏み込み量に応じて噴射ポンプ23で燃料を燃料噴射ポ
ンプ23に送ることで行われ、この結果、サプライ通路
45にはアクセルペダルの踏み込み量に応じた量の燃料
が流れることになる。このサプライ通路45を流れる燃
料の流量をサプライ流量センサ20で計測して、この信
号をエマルション・コントローラ16へ送る。エマルシ
ョン・コントローラ16は、サプライ流量センサ20で
計測した流量に基づき最適な水比率を決定し、この水比
率のエマルション燃料を作り出すべく、ポンプ7〜10
を駆動し、可変流量制御弁11〜14をこれらの開口面
積がそれぞれ最適流路面積になるように開口制御する。
この結果、軽油タンク4、水タンク5、乳化剤カートリ
ッジ6、リターンリザーバ31からそれぞれ軽油、水、
乳化剤、戻り燃料が上記の水比率を得るのに必要な量に
調整されて、静止型ミキサ15に供給される。
【0018】なお、ここで、始動時などリターンリザー
バ31内の戻り燃料が十分撹拌されエマルションが安定
化するまでは、ポンプ10が停止され、可変流量制御弁
14は閉じられたままとされ、軽油タンク4、水タンク
5、乳化剤カートリッジ6から供給されて新しいエマル
ション燃料が作られるようにする。しかし上記以外は、
リターンリザーバ31内の戻り燃料を基本的には優先し
て静止型ミキサ15へ供給し、足りない分を軽油タンク
4、水タンク5、乳化剤カートリッジ6から供給するこ
とで、静止型ミキサ15で噴射ポンプ23へ供給するエ
マルション燃料を作り出すようにする。これにより、一
度エマルション化した燃料が時間経過により分離して不
安定になる前に再利用できるので、エマルション燃料の
安定供給、分離した戻り燃料をまた撹拌することも不要
となる。なお、燃料噴射弁22からドレインされてリタ
ーンリザーバ31へ導かれる戻り燃料の量は、燃料噴射
弁22で噴射されるエマルション燃料の2倍〜4倍程度
にもなるので、できるだけ早く再利用することは、望ま
しい。なお、走行中の車体の揺れによってサスペンショ
ン45によりリターンリザーバ31が揺動され、内部の
戻り燃料が撹拌されるので、燃料と水の分離が抑えら
れ、エマルション化も促進される。
【0019】この場合、リターンリザーバ31内の戻り
燃料の水比率を、液比重測定センサ(水比率センサ)3
2で検出してエマルション・コントローラ16へ送り、
ここで得たこの水比率の情報及び戻り燃料の再供給量を
考慮して、戻り燃料の量、軽油タンク4・水タンク5・
乳化剤カートリッジ6からそれぞれ供給する軽油・水・
乳化剤の量を決定して、ポンプ7〜10と可変流量制御
弁11〜14を制御して最適な水比率のエマルション燃
料を作り出せるようにする。なお、上記戻り燃料の供給
量は、ポンプ10の能力と可変流量制御弁14の開口面
積から決定するが、さらに測定オーダーを上げたいとき
は、リターンリザーバ31と可変流量制御弁14の出口
との間の途中に流量測定センサを設ければ良い。
【0020】静止型ミキサ15は、供給される軽油、
水、乳化剤、戻り燃料を混ぜ合わせることで油中水滴型
(W/O型)のエマルション燃料を作り、これを噴射ポ
ンプ23へ送る。このときのエマルション燃料の噴射ポ
ンプ23への供給流量は、供給流量センサ20でモニタ
ーされ、エマルション・コントローラ16へ送られるこ
とで、最適なエマルション燃料を作り出すのにフィード
バックされる。上記のように、負荷、排気ガス温度温度
等を元に最適化された水比率のエマルション燃料は、噴
射ポンプ23へ供給され、エンジン・コントロール・ユ
ニット38で制御されながら、燃料噴射弁22から最適
噴射時期に最適噴射期間、燃焼室41へ噴射される。噴
射に伴い、燃料噴射弁22からドレインされたエマルシ
ョン燃料は、リターン流量センサ21でその量を検出さ
れながら、リターンリザーバ31へ送られる。
【0021】上記最適な水比率の決定は、以下のように
行われる。なお、ここで水比率は、体積比率を指すが、
質量比率でもほとんど変わらない。また、乳化剤は、親
水性と親油性との釣り合いを表すHLBが6程度であ
り、その供給量は燃料と水との質量の1.2%程度(体
積では1.5%程度)とするのが望ましい。水比率は、
基本的には、走行負荷、したがってアクセルペダルの踏
み込み量をベースにしてなされる。この目的でサプライ
流量センサ20を用い、アクセルペダルの踏み込み量の
代わりに用いる。すなわち、通常走行時にあっては、軽
油:水がほぼ95:5〜80:20の範囲で上記サプラ
イ通路45の流量が大きくなるほど、水比率が高まる方
へ制御する。なお、エンジンや燃焼条件によっては、8
0:20までではなく70:30まで水を増やすことも
実用上可能である。この結果、エマルション燃料により
エンジン内での燃焼温度が抑えられ、N0xの発生が大
きく低減される。また、W/O型エマルション燃料をう
まく調整して作っておくことで、水によるミクロ爆発等
も期待でき、燃料消費率が良くなることも実験で確認さ
れている。ただし、上記流量が小さいときには、水を添
加しないときよりもPMが増加する。しかしながら、排
気ガス中のPMは、DPF34に入り、ここの酸化触媒
反応室34a内の酸化触媒により酸化されてCOに変
えられる。また、排気ガス中のHCも同様に、DPF3
4の酸化触媒反応室34aでCOとHOとに変えら
れる。なお、燃え残った灰分は、酸化触媒反応室34a
下流の灰分蓄積室で捕集され、外には排出されない。た
だし、この灰分の量は少ない。
【0022】上記のように、エマルション燃料の水比率
の最適化は、基本的にはサプライ通路45の流量に応じ
てなされるが、下記のような環境条件、運転条件にある
ときは、負荷で決めた最適目標水比率を修正する。その
修正に影響を与えるものの一つに、反応室温度センサ3
6からの測定温度がある。反応室温度センサ36で検出
した排気ガス温度が酸化触媒活性化温度(たとえば約4
00℃)より低温側にあるときは、軽油:水がほぼ9
5:5となる方向へ水比率を下げ、上記排気ガス温度が
酸化触媒活性化温度以上の高温側にあるときは軽油:水
がほぼ80:20となる方向へ水比率を上げるように、
上記負荷に基づき決定した水比率を修正する。上記修正
量は、各エンジンの特性等によって決定する。なお、上
記反応室温度センサ36に代えて燃焼温度センサ35を
用いることもできるが、この場合、このセンサ位置での
温度と酸化触媒反応室34aでの温度との関係を考慮す
る必要がある。
【0023】また、走行条件によっては、水比率を下記
のように設定する。高速巡航走行であるときは、基本的
には軽油:水をほぼ80:20と水比率を多くする。こ
れにより、NOxは大きく低減され、PM、HCもDP
F34で処理される。この高速巡航走行であることは、
サプライ流量センサ20からの供給流量信号に加え、該
信号とリターン流量センサ21からの戻り流量信号とか
ら流量差(燃料噴射弁22から燃焼室へ吹き込んだ燃料
に相当)を求めて、これら両者から次にように判断可能
である。すなわち、供給流量が大きいときは、アクセル
ペダルの踏み込み量が大きく大きいパワーを発揮してい
る状態と判断する。一方、同じ供給流量であっても登坂
等で大きいトルクが必要なときは、高速平坦路を高速巡
航しているときより流量差が大きくなる。したがって、
供給流量が増えれば基本的に水比率を高めるが、同じ供
給量であっても流量差が大きいときは流量差が小さいと
きに比べて水比率を下げるようにする。このように細か
く制御することで、動力性能と排気ガス浄化性能とを走
行状態に合わせて最適に両立させることができる。しか
も、この場合、エンジン・コントロールユニットからの
信号は必ずしも必要ではない。
【0024】急加速時にあっては、追い越し時の安全確
保のためなど、加速性能を重視せざるを得ないので、軽
油:水がほぼ90:10〜95:5程度の水比率になる
ように、水比率を下げる。この場合、NOxは悪化する
が、急加速の時間は短いのが普通であるから、NOxの
発生総量はそんなに多くはならない。しかも、最低でも
水が軽油95に対し5程度の比率で入っているので、水
が無い時に比べ、加速性能を犠牲にすることなくNOx
の発生量を抑えることが可能となる。なお、この場合、
PMの発生量は低下するので、DPF34の負担は小さ
くなる。
【0025】一方、DPF34の酸化触媒反応室34a
の温度が約100℃以上〜約400℃より低いの範囲に
あると検出されたときは、軽油:水がほぼ90:10と
なる水比率となるように、酸化触媒反応室34aの温度
が約100℃より低い場合に比べて水比率を若干増加す
るように制御する。また、酸化触媒反応室34aの温度
が約400℃以上のときは、さらに水比率を増やすが、
通常は軽油:水が85:15程度までに抑えておいた方
がよい。したがって、この場合も、渋滞でのエンジンの
安定性を確保しながら、NOx、PMの低減が可能とな
る。
【0026】サプライ通路45の流量がエンジン・アイ
ドリング状態にある時は、軽油:水がほぼ95:5〜1
00:0の範囲となるようにする。これにより、エンジ
ンの安定運転性を確保できる。また、水比率が少なくな
る結果PMの発生が低減する(DPF34でも燃焼され
る)が、NOxの発生が水比率大の場合に比べて増える
ものの、水が入っている場合は若干のNOxの発生低減
が可能であり、またアイドリング運転であることからそ
の発生総量自体は少ない。
【0027】エンジン停止時は、水、乳化剤、戻り燃料
の静止型ミキサ15への供給を断ち、軽油100%の燃
料を燃料噴射弁22から噴射してから、エンジンの回転
を停止する。これにより、停止後、水やエマルション燃
料が燃料噴射弁22や噴射ポンプ23等に残らないの
で、これら燃料噴射系が錆びたりする虞はない。また、
エンジン停止後もプレヒータ・コントローラ3で電気ヒ
ータ43を所定時間、加熱してDPF34等の排気系を
約100℃以上に保ち、水蒸気のまま排気系から排出す
る。この停止時にあっては、水無しの軽油を燃焼させる
ので、温度が高くなった排気ガスによっても、排気系が
温められる。したがって、排気系の中にある水蒸気が冷
えて水となりHC等と反応してできた酸性液が、排気系
に残りこれを錆びさせるのを防ぐことができる。なお、
エンジン停止のためのキーオフに代えて、駐車ブレーキ
が引かれたとき、あるいは所定時間以上アイドリング運
転状態が続いたときも、この停止制御に切り替えるよう
にすることも可能である。
【0028】図2は、上記エマルション燃料供給システ
ム1に用いる制御フローチャートを示す。スッテプS0
でスタートし、ステップS1で初期化する。次いで、ス
テップS2で始動制御を行い、水なしの軽油100%の
燃料供給となる。すなわち、燃料の可変流量制御弁11
だけが開いてその流量を制御されてサプライ通路46へ
軽油が供給されるのに対し、水、乳化剤、戻り燃料の可
変流量制御弁12〜14はすべて閉じられる。暖機する
まで、DPFの反応室温度が所定温度以上になるまで始
動制御が継続され、これが終了したらステップS3に進
む。ステップS3では、サプライ流量センサ20からサ
プライ通路45への供給燃料量に関する信号を読み込
む。ステップS4では、この供給流量信号に基づいて水
比率マップから対応する水比率を読み込む。この水比率
マップは、図3に実線で示すように供給流量が増えれば
水比率を増やすように設定してある。続いて、ステップ
S5にてリターン流量センサ21からも戻り流量に関す
る信号を読み込む。スッテプS6で供給流量信号から戻
り流量信号を減算して流量差を求める。次いで、ステッ
プS7で水比率マップからこの流量差に対応する水比率
減算分を求め、ステップS8で供給流量に基づき求めた
対応水比率から水比率減算分を引く。その結果、図3に
点線で示すような水比率が得られる。ステップS9でこ
のように修正して得た制御水比率に基づき、燃料、水、
乳化剤、戻り燃料の各可変流量制御弁11〜14を制御
する。次いでS10にてリターンする。なお、上記水比
率マップは最適値を実験で求めておく。なお、図3のマ
ップでの水比率と供給流量の関係は、エンジン特性等に
よっても異なり、図3のような折れ線でなく単なる直
線、曲線、階段線でもよい。図3の点線の傾斜も実線よ
り勾配が小さく右肩上がりにした方がよいときもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施態様によるエマルション燃料供
給システムを備えたディーゼルエンジン・システムを表
す図である。
【図2】 図1のエマルション燃料供給システムに用い
る制御フローチャートを示す図である。
【図3】 水比率を決定するマップを示す図である。
【符号の説明】
1 エマルション燃料供給システム 2 ディーゼルエンジン 3 排気ガス浄化装置システム 4 軽油タンク(燃料供給装置) 5 水タンク(水供給装置) 6 乳化剤カートリッジ(乳化剤供給装置) 11〜14 可変流量制御弁(比率調整装置) 15 静止型ミキサ(ミキサ) 16 エマルション・コントローラ 20 サプライ流量センサ 21 リターン流量センサ 22 燃料噴射弁 23 噴射ポンプ 26 冷却水温度センサ 27 吸入ポート 28 排気ポート 31 リターンリザーバ 32 液比重計 34 DPF 35 燃焼温度センサ 36 反応室温度センサ 37 プレヒータ・コントロール 38 エンジン・コントロール・ユニット 43 電気ヒータ 44 撹拌器 45 サプライ通路 46 リターン通路 47 再供給通路
フロントページの続き (72)発明者 篠田智博 神奈川県横浜市港北区新吉田町3219番5号 株式会社エス・アンド・エスエンジニア リング内 Fターム(参考) 3G092 AA02 AA06 AB03 AB15 AB17 BB01 BB06 BB20 DC11 DE03S DE04S DE05S DE06S DE12S DE13S DE14S DE15S DE18S DF03 DF06 EA01 EA02 EA17 FA17 GA01 GA04 GA10 GA12 GB03 GB08 HB01X HB01Z HB05X HB05Z HB09Z HD02Z HE01Z HE08Z HF08Z HF25Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料を供給可能な燃料供給装置と、 水を供給可能な水供給装置と、 乳化剤を供給可能な乳化剤供給装置と、 前記燃料供給装置から供給される燃料と前記水供給装置
    から供給される水と前記乳化剤供給装置から供給される
    乳化剤との各供給比率を調整する比率調整装置と、 該比率調整装置から供給された燃料、水、乳化剤からエ
    マルション燃料を作り出すミキサと、 該ミキサから前記エマルション燃料を燃料噴射弁へ導く
    サプライ通路と、 前記燃料噴射弁から燃焼室へ噴射した残りを戻り燃料と
    して蓄えるリターンリザーバと、 前記燃料噴射弁と前記リターンリザーバとの間を接続し
    前記戻り燃料を流すリターン通路と、 前記リターンリザーバから前記サプライ通路へ前記戻り
    燃料を供給する戻り燃料供給装置と、 前記サプライ通路を流れるエマルション燃料の流量を計
    測するサプライ流量センサと、 該サプライ流量センサで検出したエマルション燃料の供
    給流量に基づき燃料に対する水の比率を決定して前記比
    率調整装置を制御するエマルション・コントローラと、
    を備えたこと、 を特徴とするエマルション燃料供給システム。
  2. 【請求項2】前記水の比率は、前記サプライ流量センサ
    で検出した供給流量に加えて、該サプライ流量センサで
    検出したエマルション燃料の供給流量から前記リターン
    通路に設けたリターン流量センサで検出した戻り燃料の
    流量を減算して得た流量差にも基づいて決定するように
    したこと、を特徴とする請求項1に記載のエマルション
    燃料供給システム。
  3. 【請求項3】前記水の比率は、前記サプライ流量センサ
    で検出したエマルション燃料の供給流量が多くなると高
    くなるようにしたこと、を特徴とする請求項1又は2の
    いずれかに記載のエマルション燃料供給システム。
  4. 【請求項4】前記水の比率は、同じ供給流量にあっても
    前記流量差が大きい場合には流量差が小さい場合より低
    くなるようにしたこと、を特徴とする請求項2又は3の
    いずれかに記載のエマルション燃料供給システム。
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