JP2002138667A - 設備工事計画立案装置 - Google Patents

設備工事計画立案装置

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JP2002138667A
JP2002138667A JP2000332074A JP2000332074A JP2002138667A JP 2002138667 A JP2002138667 A JP 2002138667A JP 2000332074 A JP2000332074 A JP 2000332074A JP 2000332074 A JP2000332074 A JP 2000332074A JP 2002138667 A JP2002138667 A JP 2002138667A
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JP2000332074A
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Yoichi Shinozuka
洋市 篠塚
Takuo Kodama
宅郎 児玉
Harumi Suzumura
晴美 鈴村
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 大規模で複雑な設備工事に対して、無理なく
実行可能な同時並行作業を含む工事計画が立案できる技
術を提案する。 【解決手段】 総合コンピュータと複数の施工側コンピ
ュータがコンピュータネットワークを介して接続されて
設備工事計画立案装置が構成される。総合コンピュータ
には、CAD画面の特定位置を指定したときに指定され
た位置を含む工区を特定し、特定された工区に対応づけ
て工事計画ファイルに記憶されている記憶内容を表示す
る工事計画画面の部分的表示装置と、工事計画画面の特
定タスクを指定したときに指定されたタスクの工区に対
応づけてCADデータファイルに記憶されている記憶内
容を表示するCAD画面の部分的表示装置が用意されて
いる。総合コンピュータの工事計画ファイルは、コンピ
ュータネットワークを介して施工側コンピュータから収
集される工事種別別工事計画ファイルに基づいて作成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、無理無駄のない
設備工事計画を立案するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】 生産設備を建設するためには、建物を
建築し、電気工事、空調工事、配管工事、信号線工事等
の各種工事を実施する。工期を短縮化するには各種工事
を同時並行的に実施することが求められる。しかしなが
ら、不用意に同時並行工事を計画すると、実施不能とな
ることがある。例えば、梁に電気配線を張り渡す工事
と、高圧空気の供給配管を張り渡す工事が、同一時期に
同一工区で実施される計画が立てられていれば、計画さ
れた工事を実施することができない。現状では望ましく
ない同時並行工事が計画されているのか否を検証する有
効な技術がない。また、仮に何らかの形で好ましくない
同時並行工事が予定されていることが分かっても、それ
をどう変更すれば良いかを判断する技術がない。工事計
画の一部を部分的に修正することで新たな問題が生じる
のか、問題なく修正できるかを判断する手法がない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 本発明では、大規模
で複雑な設備工事に対して、無理なく実行可能な同時並
行作業を含む工事計画が立案できる技術を提案する。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用と効果】本発明で実
現される一つの設備工事計画立案装置は、タスク実施工
区特定データとタスク実施時期特定データの組合せをタ
スク毎に記憶している工事計画ファイルと、その工事計
画ファイルの記憶内容を表示する工事計画画面表示装置
と、工区特定データに対応づけてその工区内の工事完成
画面データを記憶しているCADデータファイルと、C
ADデータファイルの記憶内容を表示するCAD画面表
示装置と、CAD画面の特定位置を指定したときに指定
された位置を含む工区を特定して特定された工区のタス
ク実施時期を表示する実施時期重ね表示装置を有する。
ここでいうタスクとは、工事種別が同じで同一工区内で
実施される工事単位をいい、例えば、工区x、yの照明
設備工事が一つのタスクであり、工区x、y+ の照明
設備工事もまた他の一つのタスクである。
【0005】工事計画ファイルには、タスクの実施工区
と実施時期が、タスク毎に記憶されている。CADデー
タファイルには、工事完成画面を作成するのに必要なデ
ータが記憶されている。ここで特徴的なのは、工区特定
データに対応づけてその工区内の工事完成画面を作成す
るのに必要なデータが記憶されていることであり、工区
ごとの工事完成画面を重ね表示することで、全体の工事
完成画面が得られることである。CADデータは、工区
ごとに用意されている。ここでいう工区は、通常は工事
種別ごとに用意されており、例えば、照明設備工事であ
れば、照明設備範囲を複数に区画することで工区が決定
される。タスクが一日を単位とする工事作業単位で用意
されていれば、1日で作業できる大きさで工区が定義さ
れる。分割工事できない場合には、分割工事できない範
囲が一つの工区とされる。
【0006】この設備工事計画立案装置では、CADデ
ータファイルの記憶内容に基づいてCAD画面表示をし
ているときにCAD画面の特定位置を指定すると、指定
された位置を含む工区が特定されてその工区のタスク実
施時期が表示される。例えば、CAD画面で特定の照明
設備を指定する(例えばクリックする)と、その照明設
備を含む工区の照明設備工事の実施時期が表示されるの
である。このために、工事計画の立案者は、工事完成画
面を見ながら、関心のある、あるいは問題のありそうな
設備の工事実施時期を簡単に知ることができ、無理無駄
のない工事計画が立てやすくなる。
【0007】本発明で実現される他の一つの設備工事計
画立案装置は、タスク実施工区特定データとタスク実施
時期特定データの組合せをタスク毎に記憶している工事
計画ファイルと、工区特定データに対応づけてその工区
内の工事完成画面データを記憶しているCADデータフ
ァイルと、タスク実施時期特定データを入力する手段
と、入力されたタスク実施時期特定データを有するタス
クを工事計画ファイルから検索して検索されたタスクの
工区特定データに対応づけて記憶されている工区内工事
完成画面を表示する手段を有する。
【0008】この設備工事計画立案装置によると、関心
のある、あるいは問題のありそうな時期を入力すること
で、その時期に実施される工事内容を工事完成画面で知
ることができ、無理無駄のない工事計画が立てやすくな
る。
【0009】本発明で実現される他の一つの設備工事計
画立案装置は、タスク実施工区特定データとタスク実施
時期特定データの組合せをタスク毎に記憶している工事
計画ファイルと、工区特定データに対応づけてその工区
内の工事完成画面データを記憶しているCADデータフ
ァイルと、特定期間内にタスク実施時期を有するタスク
群を工事計画ファイルから検索してそのタスク群の工区
特定データに対応づけて記憶されている工区内工事完成
画面群を重ね表示する手段を有する。
【0010】この装置によると、関心のある、あるいは
問題のありそうな期間内に実施される工事内容を工事完
成画面で知ることができ、無理無駄のない工事計画が立
てやすくなる。この機能を活用することで、工事開始日
から関心時までに進行する工事内容を視覚を通して把握
しやすくなる。
【0011】本発明で実現される他の一つの設備工事計
画立案装置は、タスク実施工区特定データとタスク実施
時期特定データの組合せをタスク毎に記憶している工事
計画ファイルと、その工事計画ファイルの記憶内容を表
示する工事計画画面表示装置と、工区特定データに対応
づけてその工区内の工事完成画面データを記憶している
CADデータファイルと、CADデータファイルの記憶
内容を表示するCAD画面表示装置と、CAD画面の特
定位置を指定したときに指定された位置を含む工区を特
定し、特定された工区に対応づけて工事計画ファイルに
記憶されている記憶内容を表示する工事計画画面の部分
的表示装置と、工事計画画面の特定タスクを指定したと
きに指定されたタスクの工区に対応づけてCADデータ
ファイルに記憶されている記憶内容を表示するCAD画
面の部分的表示装置を有する。
【0012】この装置によると、工事計画画面を見なが
ら、関心のある、あるいは問題のありそうなタスクを指
定することでそのタスク内容をCDA画面から視覚を通
して把握することが可能となり、逆にCAD画面を見な
がら関心のある、あるいは問題のありそうな位置を指定
することでその位置の工事実施時期等を知ることがで
き、工事内容と工事時期の両情報を同時に把握しながら
無理無駄のない工事計画に修正していくことができる。
【0013】本発明で実現される他の一つの設備工事計
画立案装置は、総合コンピュータと複数の施工側コンピ
ュータがコンピュータネットワークを介して接続されて
構成される。総合コンピュータには、(1)タスク種別特
定データとタスク実施工区特定データとタスク実施時期
特定データの組合せをタスク毎に記憶している工事計画
ファイルと、(2)その工事計画ファイルの記憶内容を表
示する工事計画画面表示装置と、(3)工区特定データに
対応づけてその工区内の工事完成画面データを記憶して
いるCADデータファイルと、(4)CADデータファイ
ルの記憶内容を表示するCAD画面表示装置と、(5)C
AD画面の特定位置を指定したときに指定された位置を
含む工区を特定し、特定された工区に対応づけて工事計
画ファイルに記憶されている記憶内容を表示する工事計
画画面の部分的表示装置と、(6)工事計画画面の特定タ
スクを指定したときに指定されたタスクの工区に対応づ
けてCADデータファイルに記憶されている記憶内容を
表示するCAD画面の部分的表示装置が用意されてい
る。施工側コンピュータには、(6)コンピュータネット
ワークを介して総合コンピュータのCADデータファイ
ルにアクセスする手段と、(7)同一工事種別に属するタ
スク群のタスク実施工区特定データとタスク実施時期特
定データの組合せをタスク毎に記憶している工事種別別
工事計画ファイルとが用意されている。そして、総合コ
ンピュータの工事計画ファイルは、コンピュータネット
ワークを介して施工側コンピュータから収集される工事
種別別工事計画ファイルに基づいて作成される。
【0014】この設備工事計画立案装置は、施主又は工
事の総合責任者と、工事施工業者群によって共同的に使
用され、関係者の共同作業によって工事計画が立案され
る。工事施工業者は、総合コンピュータのCADデータ
ファイルにアクセスして工事内容を知ることができる。
そこで、自分が専門とする工事種別に関する工事内容を
知ることができる。そこで、自己が実施する工事計画を
立てることができる。即ち、CADデータファイルには
工事種別ごとに工区が記録されていることからその工区
に対するタスクを何時開始して何時終了するかの計画を
立てることができる。このようにして、第一次的には、
工事施工業者によって工事種別ごとに、その工事種別の
ための工事計画が立案される。立案された工事種別ごと
の工事計画は、コンピュータネットワークを介して総合
コンピュータの工事計画ファイルに集積される。工事計
画ファイルに全部の工事種別の工事計画が集積される
と、工事計画画面を見ながら関心のあるタスクを指定す
ることでそのタスク内容をCDA画面から視覚を通して
把握することが可能となる。逆にCAD画面を見ながら
関心のある位置を指定することでその位置の工事実施時
期等を知ることがでる。工事内容と工事時期の両情報を
同時に把握しながら無理無駄のない工事計画に修正して
いくことができる。この計画修正過程に工事施工業者が
参加することもでき、他の工事施工業者と干渉しない範
囲内で、自己に好適な工事計画を立案することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】 図1は、総合コンピュータに記
憶されている工事計画ファイルの記憶内容を図式的に示
す工事計画画面と、CADデータファイルの記憶内容を
図式的に示すCAD画面と、CADデータファイルに記
憶されているCADデータのデータ構造を模式的に示
す。
【0016】CADデータには、工事種別(例えば、建
築工事、空調工事、水道工事、エア配管工事、電力工
事、照明設備工事、信号線敷設工事等々)ごとに、工事
完成画面を作成するのに必要なデータが記憶されてい
る。工事完成画面は、工区ごとに用意されている。CA
D画面は工区ごとに得られ、例えば、図中に1月3日と
示す画面には、1月3日に予定されている電力ケーブル
用ダクトの工区の工事完成画面がハッチ付き(実際の画
面では赤色で表示される)で表示されていることを例示
している。工区ごとの工事完成画面を重ね表示すること
で、全体工事の完成画面が得られるように、各工区ごと
のデータには、それが全体のなかのどこに位置している
ものであるのかを示すエリアデータが記憶されている。
エリアデータは工区の境界線を記述するデータである。
このエリア情報を用いることで、隣接する2つの工区の
2つの工事完成画面を連続した工事完成画面として表示
することができる。全工区の工事完成画面を連続して重
ね表示することで、工事完成画面の全体画面を表示させ
ることができる。
【0017】CAD画面には、任意のCADデータに対
応する工事完成画面を表示することができ、例えば、一
つの工事種別の一つの工区の工事完成画面を表示するこ
ともできれば、一つの工事種別の全工区の工事完成画面
を連続して重ね表示することもできれば、全工事種別の
全工区の工事完成画面を連続して重ね表示することもで
きる。最後のケースでは、すべての工事を完了したとき
の完成図面が得られる。実際画面では、工事種別が理解
しやすいように、工事種別ごとに異なる色で表示され
る。水道管の完成画面と電力ケーブルの完成画面が重ね
表示された状態で、どちらが水道管でどちらが電力ケー
ブルなのかが視覚的に把握可能となっている。
【0018】工事計画ファイルには、タスク単位で工事
計画データが記憶されている。ここで、タスクとは、工
事種別ごとに用意されている工区に対する工事をいう。
例えば、電力ケーブルの工区34−21に対するケーブ
ル敷設工事は、1月2日に開始されて1月2日に完了す
る計画であり、そのタスク番号は524であり、タスク
名称はX007であるといったデータが記憶されてい
る。工事計画ファイルには、このようなタスクを単位と
して数十万にも及ぶタスクの計画が記憶されている。
【0019】工事計画ファイルの工区特定データと、C
ADデータファイルの工区特定データは同一であり、相
互にリンクしている。例えば工事計画画面が表示されて
いる状態で特定のタスクを指定すると、指定されたタス
クの工区特定データが読出され、読み出された工区特定
データをキーとしてCADデータが参照され、その工区
特定データに対応するCADデータが読み出されて対応
する工事完成画面が表示される。このようにして、工事
計画立案者は、工事計画画面を見ながら、関心のあるタ
スクの工事内容を視覚的に把握することができる。
【0020】同様に、工事計画立案者は、CAD画面を
見ながら、関心のある工区を指定することで、その工区
に対するタスク計画の詳細を知ることができ、何時工事
が実施される計画であるかを直ちに知ることができる。
【0021】工事計画立案者は、関心のある時期を指定
することもできる。時期が指定されると、その時期に工
事されるタスクが工事計画ファイルから抽出されて表示
される。また、抽出されたタスクの工区データを持つC
ADデータが検索され、検索されたCADデータに基づ
いて工事完成画面が表示される。1月1日と入力する
と、1月1日に行なわれるタスクリストと、1月1日に
計画されているタスク群によって完成する画面が表示さ
れる。即ち、1月1日の工事内容を視覚的に把握するこ
とができる。
【0022】工事計画立案者は、関心のある期間を指定
することもできる。期間が指定されると、その期間内に
工事されるタスク群が工事計画ファイルから抽出されて
表示される。また、抽出されたタスクの工区データを持
つCADデータが検索され、検索されたCADデータに
基づいて工事完成画面が表示される。1月1日から1月
10日と入力すると、その間に行なわれるタスク群リス
トと、その間に計画されているタスク群によって完成す
る画面が表示される。
【0023】工事開始日から特定日までの期間指定する
こともでき、そう指定すると、特定日までに完成する図
面を表示することもできる。この場合には、CAD画面
には完成分が実線で表示され、未完成部が破線で示され
る。また、特定日の1日分が赤で表示される。図1のC
AD画面には、特定日を、1月1日、1月2日、1月3
日と変化させていった場合に表示されるCAD画面を例
示しており、1月3日のCAD画面には、1月2日まで
に計画されている部分が実線で示され、1月3日に計画
されている部分が赤色でしめされ(ここではハッチで代
用している)、1月4日以降に計画されている部分が破
線で示される。CAD画面は三次元で表示され、拡大・
縮小・視点の回転等が自在である。
【0024】特定日を、1月1日、1月2日、1月3日
と変化させていくと(自動的に変化させることもでき
る)、建築工事現場を撮影したVTRを早回して再生す
るような画面群が得られる。ここでは、現に工事する部
分が赤色表示されるために、同時並行作業が危険あるい
は困難な計画が立案されていれば直ちに発見することが
できる。1月3日のCAD画面には、1月3日に計画さ
れている電力ケーブルダクト工事と、空調ダクト工事が
極めて接近した工区で計画されており、何らかの修正又
は対策が必要とされることが直ちに理解されることを模
式的に示している。
【0025】計画の問題が発見された場合、計画修正に
有効な各種情報がCAD画面から参照できる。例えば、
問題のある工区に隣接する工区を指定すると、その隣接
工区の工事計画がCAD画面に重ね表示され、計画を1
日早めるか遅らせるかによって問題が解消指されるのか
否かといったことを知ることができる。
【0026】この実施例の設備工事計画立案装置は、タ
スク実施工区特定データとタスク実施時期特定データの
組合せをタスク毎に記憶している工事計画ファイルと、
その工事計画ファイルの記憶内容を表示する工事計画画
面表示装置と、工区特定データに対応づけてその工区内
の工事完成画面データを記憶しているCADデータファ
イルと、CADデータファイルの記憶内容を表示するC
AD画面表示装置と、CAD画面の特定位置を指定した
ときに指定された位置を含む工区を特定して特定された
工区のタスク実施時期を表示する実施時期重ね表示装置
を有することから、工事計画に何らかの問題が発見され
たときに、問題解消のために有用なデータを得ることが
でき、計画修正がやりやすくなっている。
【0027】また、タスク実施時期特定データを入力す
る手段と、入力されたタスク実施時期特定データを有す
るタスクを工事計画ファイルから検索してそのタスクの
工区特定データに対応づけて記憶されている工区内工事
完成画面を表示する手段を有することから、ある時期に
同時並行作業が可能か否かを視覚を通して直ちに知るこ
とができる。
【0028】あるいは、特定期間内にタスク実施時期を
有するタスク群を工事計画ファイルから検索してそのタ
スク群の工区特定データに対応づけて記憶されている工
区内工事完成画面群を重ね表示する手段を有することか
ら、工事の進捗情景を視覚的に把握することができる。
同時並行作業の問題点も用意に発見できる。
【0029】さらに、工事計画ファイルと、工事計画画
面表示装置と、CADデータファイルと、CAD画面表
示装置を備えた上に、CAD画面の特定位置を指定した
ときに指定された位置を含む工区を特定して特定された
工区に対応づけて工事計画ファイルに記憶されている記
憶内容を表示する工事計画画面の部分的表示装置と、工
事計画画面の特定タスクを指定したときに指定されたタ
スクの工区に対応づけてCADデータファイルに記憶さ
れている記憶内容を表示するCAD画面の部分的表示装
置を有することから、空間的な関係と時間的な関係を総
合的に把握し易すくなっている。
【0030】総合コンピュータには、図2に示すよう
に、コンピュータネットワークを介して複数の施工側コ
ンピュータが接続されている。総合コンピュータは施主
または工事の総合管理者によって管理され、施工側コン
ピュータは技術分野別の専門施工業者によって管理され
る。施工側コンピュータは、コンピュータネットワーク
を介して総合コンピュータのCADデータファイルにア
クセスする手段を持ち、自己が施工する種別の工事に必
要なデータをダウンロードする。ダウンロードされたC
ADデータでは工事を実際に実施にするには不十分であ
れば、専門工事施工業者の側で工事施工のために必要な
詳細CADデータを補充する。専門工事施工業者は自己
が実施する工事内容を正確に知ることができる。専門工
事施工業者は工事内容を工区を単位とするタスク単位に
分解し、各タスクを何時開始して何時終了するかの工事
計画を立てる。タスク単位で工事計画を立案する過程を
支援する市販のソフトが販売されており、その市販ソフ
トを利用することで、工事計画の作成作業が容易化され
る。例えば一工区に一日を必要とする仕事が複数工区に
必要な場合、最初の工区に対する実施日を決め、以下順
に工区を変えて毎日工事する旨のデータを指定すること
で、複数工区に対するタスクを一括して入力することが
できる。
【0031】このようにして、各工事施工業者によっ
て、各自の工事種別ごとの工事計画ファイルが作成され
る。この工事計画ファイルには、工事種別が記憶されて
おり、さらに、タスク実施工区特定データとタスク実施
時期特定データの組合せがタスク毎に記憶されている。
このようにして工事種別ごとに用意される工事計画ファ
イルは、コンピュータネットワークを介して総合コンピ
ュータの工事計画ファイルに集積される。図1を参照し
て説明した工事計画ファイルはこのようにして作成され
ている。
【0032】インターネットを利用して複数の工事施工
業者と施主(又は工事総合管理者)がデータの送受信が
できるために、関係者が協力して、無理無駄のない工事
計画を立案することができる。
【0033】図3に示すように、最初にCADデータが
完成して総合コンピュータのCADデータファイルに記
憶される(S31)。ここでは、先に説明したように、
CADデータが、工事種別・工区ごとに分割された状態
で記憶される。そこで、施主は総合コンピュータのCA
Dデータファイルをホームページに掲載してコンピュー
タネットワークを介して外部コンピュータからアクセス
可能とする(S32)。このために、工事施工業者は工
事内容を知ることができ、自己が実施する種別のための
詳細CADデータを作成し、その工事種別のための工事
計画を作成する(S32)。工事施工業者によって作成
された工事種別ごとの詳細CADデータと工事計画デー
タはインターネットを通して総合コンピュータのCAD
データファイルと工事計画ファイルに集積される(S3
3)。このようにして集積された工事計画の一例が図4
に示されている。ここでは工事開始日の順に整理されて
いる。タスク番号とタスク名称しか表示されていない
が、データの上では各タスクに対応づけて工区を特定す
るデータも記憶されている。総合コンピュータにデータ
が集積されると、工事の管理者は工事進捗画面を表示す
る(S34)。工事開始日から特定日までに実施される
タスクによって完成する部分がCAD画面に実線で表示
され、特定日の1日分が赤で表示され、未完成部が破線
で示される。図5がその一例を示し、天井を構成する鉄
骨の梁上に多種類の配管とケーブルが張り渡される。枠
50に示す部分が実際には赤色で示され、本日のタスク
でこの部分が完成することがわかる。工事の管理者は、
特定日を1月1日、1月2日、1月3日と変化させてな
がら、工事の進捗状況を把握する。図6は特定日を工事
完了日としたCAD図面であり、最終的な完成図に対応
する。図5では赤色で示されていた部分が完成済みに変
化している。
【0034】工事の管理者が、特定日を1月1日、1月
2日、1月3日と変化させてながらCAD図面を検討
し、最終的な完成図に至るまで問題なく進めば、計画さ
れた工事計画を本計画とする(S38)。問題が生じれ
ば(S35でYESならば)、まず対策可能か否かを検
討する(S40)。例えば、2種の工事が上下に分かれ
て同一位置で実施されることが計画されており、通常な
ら危険であって工事すべきではないが、上下の作業箇所
の間に落下防止ネットを張ることで危険を避けることが
できるであれば、その安全対策工事を追加してそれ以降
の計画の妥当性をチェックする(S36)。対策できな
い場合には、工事計画を修正する(S41)。この場
合、CAD画面と工事計画画面が工区を介してリンクさ
れており、CAD図面を見ながら工事実施日を知った
り、工事計画画面を見ながら工事内容を視覚的に確認し
たりすることができ、新たな問題を引起さない修正計画
を立案しやすい。
【0035】工事の計画修正は、インターネットを介し
て工事施工業者側コンピュータで作成することも可能で
あり、関係者が共同して修正作業をすることができる。
計画は問題が無くなるまで修正される。修正された計画
はインターネットを介して工事施工業者に開放され、最
終的には工事施工業者が計画の修正に対応できるか否か
を検討する(S44)。対応できなければ計画を再度修
正し、対応できればそれ以降の計画の妥当性を検討する
(S36)。この工事計画立案装置によると、計画立案
作業を関係者が共同して実行することができ、しかも、
空間的情報と時間的情報を総合して考慮しやすい環境が
提供され、無理無駄のない工事計画を短時間で立案する
ことができる。この実施例では、CAD画面では未完成
部分を破線で示すが、半透明の仮想線で表示することも
できる。また、特定日の工事内容を赤色で表示するが、
赤色に限定されるものでなく、他の実施時期の工事内容
と区別できるものであれば良い。例えば点滅して表示す
るような態様であっても良い。
【0036】
【発明の効果】 本発明の工事計画立案装置によると、
空間的情報と時間的情報を総合して考慮しやすい環境が
提供され、無理無駄のない工事計画を短時間で立案する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 総合コンピュータで表示される工事計画画面
と、CAD画面と、CADデータのデータ構造を模式的
に示す図。
【図2】 総合コンピュータと施工業者コンピュータが
コンピュータネットワークを介して接続されて関係者が
共同して工事計画を立案できる装置を構成することを示
す図。
【図3】 関係者が共同して工事計画を作成する手順を
示す図。
【図4】 計画画面の一例。
【図5】 工事の中間段階の日を入力することで出力さ
れるCAD画面の一例。
【図6】 工事完了日を入力することで出力されるCA
D画面の一例(工事完了画面)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴村 晴美 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5B046 AA03 BA08 CA06 GA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タスク実施工区特定データとタスク実施
    時期特定データの組合せをタスク毎に記憶している工事
    計画ファイルと、 その工事計画ファイルの記憶内容を表示する工事計画画
    面表示装置と、 工区特定データに対応づけてその工区内の工事完成画面
    データを記憶しているCADデータファイルと、 CADデータファイルの記憶内容を表示するCAD画面
    表示装置と、 CAD画面の特定位置を指定したときに指定された位置
    を含む工区を特定し、特定された工区のタスク実施時期
    を表示する実施時期重ね表示装置、を有することを特徴
    とする設備工事計画立案装置。
  2. 【請求項2】 タスク実施工区特定データとタスク実施
    時期特定データの組合せをタスク毎に記憶している工事
    計画ファイルと、 工区特定データに対応づけてその工区内の工事完成画面
    データを記憶しているCADデータファイルと、 タスク実施時期特定データを入力する手段と、 入力されたタスク実施時期特定データを有するタスクを
    工事計画ファイルから検索し、検索されたタスクの工区
    特定データに対応づけて記憶されている工区内工事完成
    画面を表示する手段、を有することを特徴とする設備工
    事計画立案装置。
  3. 【請求項3】 タスク実施工区特定データとタスク実施
    時期特定データの組合せをタスク毎に記憶している工事
    計画ファイルと、 工区特定データに対応づけてその工区内の工事完成画面
    データを記憶しているCADデータファイルと、 特定期間内にタスク実施時期を有するタスク群を工事計
    画ファイルから検索し、検索されたタスク群の工区特定
    データに対応づけて記憶されている工区内工事完成画面
    群を重ね表示する手段、を有することを特徴とする設備
    工事計画立案装置。
  4. 【請求項4】 タスク実施工区特定データとタスク実施
    時期特定データの組合せをタスク毎に記憶している工事
    計画ファイルと、 その工事計画ファイルの記憶内容を表示する工事計画画
    面表示装置と、 工区特定データに対応づけてその工区内の工事完成画面
    データを記憶しているCADデータファイルと、 CADデータファイルの記憶内容を表示するCAD画面
    表示装置と、 CAD画面の特定位置を指定したときに指定された位置
    を含む工区を特定し、特定された工区に対応づけて工事
    計画ファイルに記憶されている記憶内容を表示する工事
    計画画面の部分的表示装置と、 工事計画画面の特定タスクを指定したときに指定された
    タスクの工区に対応づけてCADデータファイルに記憶
    されている記憶内容を表示するCAD画面の部分的表示
    装置、を有することを特徴とする設備工事計画立案装
    置。
  5. 【請求項5】 総合コンピュータと複数の施工側コンピ
    ュータがコンピュータネットワークを介して接続されて
    おり、 総合コンピュータには、 タスク種別特定データとタスク実施工区特定データとタ
    スク実施時期特定データの組合せをタスク毎に記憶して
    いる工事計画ファイルと、 その工事計画ファイルの記憶内容を表示する工事計画画
    面表示装置と、 工区特定データに対応づけてその工区内の工事完成画面
    データを記憶しているCADデータファイルと、 CADデータファイルの記憶内容を表示するCAD画面
    表示装置と、 CAD画面の特定位置を指定したときに指定された位置
    を含む工区を特定し、特定された工区に対応づけて工事
    計画ファイルに記憶されている記憶内容を表示する工事
    計画画面の部分的表示装置と、 工事計画画面の特定タスクを指定したときに指定された
    タスクの工区に対応づけてCADデータファイルに記憶
    されている記憶内容を表示するCAD画面の部分的表示
    装置が用意されており、 施工側コンピュータには、コンピュータネットワークを
    介して総合コンピュータのCADデータファイルにアク
    セスする手段と、同一工事種別に属するタスク群のタス
    ク実施工区特定データとタスク実施時期特定データの組
    合せをタスク毎に記憶している工事種別別工事計画ファ
    イルとが用意されており、 前記総合コンピュータの工事計画ファイルは、コンピュ
    ータネットワークを介して施工側コンピュータから収集
    される工事種別別工事計画ファイルに基づいて作成され
    ていることを特徴とする設備工事計画立案装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007011763A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Fujitsu Ltd Cadデータの管理システム、その方法及びそのプログラム
JP2007094494A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Ricoh Co Ltd 生産計画支援システム、生産計画支援方法及びプログラム
JP2020095390A (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 株式会社フジタ 不安全場所抽出システム

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