JP2002138239A - 固形描画材 - Google Patents

固形描画材

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JP2002138239A
JP2002138239A JP2000333677A JP2000333677A JP2002138239A JP 2002138239 A JP2002138239 A JP 2002138239A JP 2000333677 A JP2000333677 A JP 2000333677A JP 2000333677 A JP2000333677 A JP 2000333677A JP 2002138239 A JP2002138239 A JP 2002138239A
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JP
Japan
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black
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red
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JP2000333677A
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English (en)
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Yuichi Miyahara
雄一 宮原
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用強度を有しながら発色性が良好な固形描
画材を提供する。 【解決手段】 板状酸化チタン含有することを特徴とす
る固形描画材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレヨン、パステ
ル、固形修正具、色鉛筆芯など、着色剤を結合剤、体質
材などと混練、成形して得られる、描画対象物に擦られ
ることによって自己が摩耗して描画対象物に着色剤を付
着させて描画跡を形成する固形描画材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にクレヨン、パステル、固形修正
具、色鉛筆芯などの固形描画材には、有機系顔料、無機
系顔料などの着色剤、粘土、有機ベントナイト、カルボ
キシメチルセルロース、ポリエチレン樹脂などの結合
剤、タルク、マイカ、炭酸カルシウム等の体質材、およ
びカルナバワックス、ポリエチレンワックス、油脂類を
混練、必要に応じて水、メチルエチルケトン(MEK)
等の溶剤を使用し成形して得られている。
【0003】また色鉛筆芯で特にシャープペンシル用の
焼成タイプの色鉛筆芯として、ベントナイト、カオリ
ン、クレーなどの粘土質結合材と、タルク、窒化ホウ素
などの体質材と、塩化ビニル樹脂やポリビニルアルコー
ル樹脂、フラン樹脂などの合成樹脂と、必要に応じて有
機溶剤や可塑剤とを使用して混練して芯に成形後、不活
性雰囲気中で熱処理して合成樹脂が炭化した炭化物の芯
体を得、その後、この芯体を酸化雰囲気中で熱処理して
芯体中の炭化した樹脂分を除去して白色の芯体を得、更
に、この芯体を有機染料中に浸して着色させて得られる
白色焼結芯体において、染料に浸す前の白色の芯体を、
ペルヒドロポリシラザンのキシレン溶液中に数回浸漬し
て熱処理することにより、樹脂が炭化した炭化物が除去
された気孔中に窒化ケイ素骨格を幾重にも生成させ強度
を向上させるといった色鉛筆芯も得られている。
【0004】このような固形描画材は、固形描画材自身
が紙面に対して摩耗により付着もしくは定着させて発色
させるもので、着色粉をより多く固形描画材から摩耗さ
せれば良好な発色が得られるが、摩耗を促進する事は成
形品としての強度(折れ強度)が弱くなるという問題を
抱えるものであった。例えば、色鉛筆芯で発色性を向上
させる方法としては、樹脂やワックスの使用量を抑え色
鉛筆芯自身を軟らかく摩耗し易くする方法が知られてい
るが、得られる色鉛筆芯の発色性は向上しても、強度が
弱くなり折れ易くなると同時に、修正具などでの使用の
場合には、特に固形修正具の場合に修正面の再筆記時に
おいてインキのハジキが発生してしまうという現象が生
ずる。
【0005】固形描画材の強度(折れ強度)を損ねるこ
となく発色性を備える固形描画材を得るためには、着色
成分である顔料の使用量を如何にして抑えることに技術
的課題があり、タルクやマイカのような板状結晶を有
し、更に、一種着色材としても作用するような体質顔料
が熱望されている。しかしながら、従来、体質顔料とし
て使用されている炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
硫酸バリウム、酸化亜鉛、窒化ホウ素などは透明性が高
く、それ自身着色性が低くいものであった。
【0006】一方、特許第2858258号公報には、
体質顔料の一部に着色効果のある繊維状の酸化チタンを
使用する開示がある。これは色鉛筆芯などの押し出し成
型時の配向性を利用して、これら繊維状物を芯の長手方
向に配向させて折れ難い強度を有した芯体を得るもので
あるが、このような色鉛筆芯は、長手方向に配向した繊
維状物が筆記時に紙面の繊維に絡まり摩耗するので筆記
カスが多く発生してしまい、結果として紙面に定着する
着色粉が少なくなるため発色性が低下してしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、強度と
発色性とを共に向上させることは極めて困難であり、実
用的に十分な強度を有しながら良好な発色性を示す固形
描画材が得られないという問題があった。そこで本発明
は、実用強度を有しながら発色性が良好な固形描画材を
提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、少なく
とも着色材を使用する固形描画材において、板状酸化チ
タンを使用することを特徴とする固形描画材を要旨とす
る。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いられる板状酸化チタンの製造方法は、乾式、湿式製
法など特に限定はされないが、酸化チタンを均一に分散
した溶液中に、金属製円柱ドラムを低速で回転させなが
ら液面に接触させ、ドラム表面に薄膜の酸化チタン層を
形成させ有機溶剤を乾燥させながら液面に接触させて厚
みを0.1〜1.0μmまで積層させた後、そのドラム
表面から積層した酸化チタンを剥離して、粉砕処理を施
し平均粒子径を4〜10μmに調整する湿式法で得られ
ているもので、必要に応じて粒子表面にシリカ処理や各
種カップリング剤などで表面処理をしている
【0010】上記製法で得られる板状酸化チタンは、朝
日化学工業(株)より商品名ルクセレンシリーズとして上
市されており、ルチル型のルクセレンシルクD及びH、
アナタ−ゼ型のルクセレンシルクUV、ルクセレンPC
がある。これら板状酸化チタンのクレヨン、パステル、
色鉛筆芯においての使用量は、揮発溶剤分を除く固形描
画材全量に対して2〜30重量%で、より好ましくは5
〜20重量%が用いられる。使用量が2重量%未満のと
きは、実用強度は得られるものの発色性が得られなかっ
たり、また、30重量%を超えたときは、発色性は得ら
れるものの、強度の低下が大きかったりする場合があ
る。
【0011】またこれら板状酸化チタンは、既存粒子状
酸化チタン同様の隠蔽性を有しており固形状、液状各種
修正具用酸化チタンの代替えとしての用途展開にも十分
効果を発揮する。特に、固形状修正具としては、板状物
であるため劈開性を有しているので、摩耗の為のワック
ス、油脂類の使用量を抑えながら重ね塗りが可能な塗布
面を有するので描画硬度が大きく、その面に筆記した場
合の水性、油性インキのはじきなどがなく、再筆記性能
を格段に向上させる特長を有する。この場合の使用量
は、併用するワックス、油脂類などの種類によっても異
なるが、本発明の課題とする実用強度を損なわず塗布面
の再筆記性が共に良好な使用量を考慮に入れると、揮発
溶剤分を除く固形描画材全量に対して概ね20〜80重
量%が好ましい。20重量%未満の場合は強度を有する
が、発色性と再筆記性が劣り、80重量%を越える使用
量では発色性と再筆記性を有するが、強度が著しく低下
してしまう場合がある。
【0012】本発明で使用する固形描画材の材料として
は、板状酸化チタンの他に、賦形させるための樹脂など
の結合剤、タルク、マイカ等の体質剤、着色剤などと紙
面に塗布するための各種ワックス、ステアリン酸などの
油脂類を配合し使用することができる。
【0013】本発明に用いられる結合剤としては特に限
定されず、具体的には、硝化綿、ポリスチレン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリブタジエ
ン、ポリメチルペンテン、ポリスチレンブタジエン、ポ
リ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルアクリレー
ト、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニリデン、
ポリテトラフルオロエチレン、アクリル−スチレン樹
脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、エチレ
ン−テトラフルオロエチレン共重合体、ニトロセルロー
ス、エチルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニ
ルエーテル、マレイン酸重合物、ポリエステルポリオー
ル樹脂、ポリエステルポリエーテル樹脂、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等が挙げ
られる。これらは単独で用いても、2種以上を併用して
も構わない。
【0014】本発明に用いられる体質材としては特に限
定されず、タルク、マイカ、カオリンクレー、ベントナ
イト、Nε-ラウロイルリジン、N−ラウロイル−β−
アラニンの各種金属塩などを任意に使用でき、これらは
単独で用いても、2種以上を併用しても構わない。また
本発明の効果を損なわない範囲であるならば、従来公知
の体質顔料の炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸
マグネシウム、窒化ホウ素や繊維状物としてチタン酸カ
リウムウィスカー、炭酸カルシウムウィスカー、二酸化
チタンウィスカー、硫酸マグネシウムウィスカー、硫酸
カルシウムウィスカー、硫酸アルミニウムウィスカー等
を併用しても何ら差し支えない。
【0015】本発明に用いられる着色剤としては、特に
限定されず、天然系、合成系各種染料や無機系、有機系
各種顔料を任意に使用することができる。染料として
は、ジャパノールファストブラックDコンク(C.I.
ダイレクトブラック17)、ウォーターブラック100
L(同19)、ウォーターブラック200−L(同1
9)、ウォーターブラック♯7(同19)、カヤセット
ブラックW9(同19)、ダイレクトファストブラック
B(同22)、ダイレクトファストブラックAB(同3
2)、ダイレクトディープブラックEX(同38)、ダ
イレクトディープブラック(同38類似品)、ダイレク
トファストブラックコンク(同51)、カヤラススプラ
グレイVGN(同71)、カヤクダイレクトブリリアン
トエローG(C.I.ダイレクトエロー)、ダイレクト
ファストエロー5GL(同26)、アイゼンプリムラエ
ローGCLH(同44)、ダイレクトファストエローR
(同50)、アイゼンダイレクトファストレッドFH
(C.I.ダイレクトレッド1)、ニッポンファストス
カーレットGSX(同4)、ダイレクトファストスカー
レット4BS(同23)、アイゼンダイレクトデュリン
BH(同31)、ダイレクトスカーレットB(同3
7)、カヤクダイレクトスカーレット3B(同39)、
アイゼンプリムラビンコンク2BLH(同75)、スミ
ライトレッドF3B(同80)、アイゼンプリムラレッ
ド4BH(同81)、カヤラススプラルビンBL(同8
3)、カヤラスライトレッドF5G(同225)、カヤ
ラスライトレッドF5B(同226)、カヤラスライト
ローズFR(同227)、ダイレクトスカイブルー6B
(C.I.ダイレクトブルー1)、ダイレクトスカイブ
ルー5B(同15)、ベンゾブリリアントスカイブルー
8GS(同41)、スミライトスプラブルーBRRコン
ク(同71)、ダイボーゲンターコイズブルーS(同8
6)、ウォーターブルー♯3(同86)、カヤラスター
コイズブルーGL(同86)、ダイワブルー215H
(同87)、カヤラススプラルブルーFFRL(同10
8)、カヤラススプラルブルーFF2GL(同10
6)、カヤラススプラクターコイズブルーFBL(同1
99)等の直接染料やアシッドブルーブラック10B
(C.I.アシッドブラック1)、ニグロシン(同
2)、ウォーターブラックR455(同2)、ウォータ
ーブラックR510(同2)、スミノールミリングブラ
ック8BX(同24)、カヤノールミリングブラックV
LG(同26)、カヤノールミリングブラックBRコン
ク(同31)、ミツイナイロンブラックGL(同5
2)、アイゼンオパールブラックWHエクストラコンク
(同52)、スミランブラックWA(同52)、ラウニ
ルブラックBGエクストラコンク(同107)、カヤノ
ールミリングブラックTLB(同109)、スミノール
ミリングブラックB(同109)、カヤノールミリング
ブラックTLR(同110)、アイゼンオパールブラッ
クニューコンク(同119)、ウォーターブラック18
7−L(同154)、アシッドイエロー♯10(C.
I.アシッドエロー1)、カヤクアシッドブリリアント
フラビンFF(同7:1)、カヤシルエローCG(同1
7)、キシレンライトエロー2G140%(同17)、
スミノールレベリングエローNR(同19)、ウォータ
ーイエロー♯1(同23)、ダイワダートラジン(同2
5)、カヤクタートラジン(同23)、スミノールファ
ストエローR(同25)、ダイアシッドライトエロー2
GP(同29)、スミノールミリングエロー0(同3
8)、スミノールミリングエローMR(同42)、ウォ
ーターイエロー♯6(同42)、カヤノールエローNF
G(同49)、スミノールミリングエロー3G(同7
2)、スミノールファストエローG(同61)、スミノ
ールミリングエローG(同78)、カヤノールエローN
5G(同110)、スミノールミリングエロー4G20
0%(同141)、カヤノールエローNG(同13
5)、カヤノールミリングエロー5GW(同127)、
カヤノールミリングエロー6GW(同142)、スミト
モファストスカーレットA(C.I.アシッドレッド
8)、カヤクシルクスカーレット(同9)、ソーラール
ビンエクストラ(同14)、ダイワニューコクシン(同
18)、ウオータースカーレット(同18)、ダイワ赤
色102号(同18)、アイゼンボンソーRH(同2
6)、ダイワ赤色2号(同27)、スミノールレベリン
グブリリアントレッドS3B(同35)、カヤシルルビ
ノール3GS(同37)、アイゼンエリスロシン(同5
1)、カヤクアシッドローダミンFB(同52)、ダイ
ワ赤色106号(同52)、スミノールレベリングルビ
ノール3GP(同57)、ダイアシッドアリザリンルビ
ノールF3G200%(同82)、アリザリンルビノー
ル5G(同83)、アイゼネオシンGH(同87)、ウ
オーターレッド♯2(同87)、ダイワ赤色103WB
(同87)、ウオーターピンク♯2(同92)、アイゼン
アシッドフロキシンPB(同92)、ダイワ赤色104
号(同92)、ローズベンガル(同94)、カヤノール
ミリングスカーレットFGW(同111)、カヤノール
ミリングルビン3BW(同129)、スミノールミリン
グブリリアントレッド3BNコンク(同131)、スミ
ノールミリングブリリアントレッドBS(同138)、
アイゼンオパールピンクBH(同186)、スミノール
ミリングブリリアントレッドBコンク(同249)、カ
ヤクアシッドブリリアントレッド3BL(同254)、
カヤクアシッドブリリアントレッドBL(同265)、
カヤノールミリングレッドGW(同276)、ミツイア
シッドバイオレット6BN(同17)、ウォーターバイ
オレット♯1(同49)、インキバイオレットL10
(同49)、スミトモパテントピュアブルーVX(C.
I.アシッドブルー1)、ウォーターブルー♯106
(同1)、パテントブルーAF(同7)、ウォーターブ
ルー♯9(同9)、ダイワ青色1号(同9)、インキブ
ルーL20(同9)、スプラノールブルーB(同1
5)、ウォーターブルー♯116(同15)、オリエン
トスルブルブルーOBX(同22)、スミノールレベリ
ングブルー4GL(同23)、ミツイナイロンファスト
ブルーG(同25)、カヤシルブルーAGG(同4
0)、カヤシルブルーBR(同41)、ミツイアリザリ
ンサフィロールSE(同43)、スミノールレベリング
スカイブルーRエクストラコンク(同62)、ミツイナ
イロンファストスカイブルーR(同78)、スミトモブ
リリアントインドシアニン6Bh/e(同83)、サン
ドランシアニンN−6B350%(同90)、ウォータ
ーブルー♯105(同90)、オリエントソルブルブル
ーOBB(同93)、スプラノールシアニン7BF(同
100)、スミトモブリリアントブルー5G(同10
3)、アシッドブルー(同103)、アシランブリリア
ントブルーFFR(同104)、カヤノールミリングウ
ルトラスカイSE(同112)、カヤノールミリングシ
アニン5R(同113)、アイゼンオパールシアニン2
GLH(同158)、ダイワギニアグリーンB(C.
I.アシッドグリーン3)、アッシッドブリリアントミ
リンググリーン(同9)、ダイワグリーン♯70(同1
6)、カヤノールシアニングリーンG(同25)、スミ
ノールミリンググリーンG(同27)、ウォーターオレ
ンジ♯17(C.I.アシッドオレンジ56)等の酸性
染料、ウオーターイエロー♯2(C.I.フードエロー
3)、食品用黄色5号(C.I.フードエロー3)、食
品用赤色3号(C.I.フードレッド14)、食品用青
色2号(C.I.アシッドブルー74)、食品用緑色2
号(C.I.アシッドグリーン5)等の食用染料、マラ
カイトグリーン(C.I.42000)、ビクトリアブ
ルーFB(C.I.44045)、メチルバイオレット
FN(C.I.42535)、ローダミンF4G(C.
I.45160)、ローダミン6GCP(C.I.45
160)等の塩基性染料が挙げられる。
【0016】顔料としてはSpecial Black
6、同S170、同S610、同5、同4、同4A、同
550、同35、同250、同100、Printex
150T、同U、同V、同140U、同140V、同
95、同90、同85、同80、同75、同55、同4
5、同P、同XE2、同L6、同L、同300、同3
0、同3、同35、同25、同200、同A、同G(以
上、デグサ・ジャパン(株)製)、♯2400B、#2
350、#2300、#2200B、#1000、#9
50、#850、#MCF88、MA600、MA10
0、MA7、MA11、#50、#52、#45、#4
4、#33、#32、#30、CF9、#20B、#4
000B(以上、三菱化成(株)製)、MONARCH
1300、同1100、同1000、同900、同8
80、同800、同700、MOGUL L、REGA
L 400R、同660R、同500R、同330R、
同300R、同99R、ELFTEX 8、同12、B
LACK PERALS 2000(以上、米国、キャ
ボットCo.LTD製)、Raven7000、同57
50、同5250、同5000、同3500、同200
0、同1500、同1255、同1250、同120
0、同1170、同1060、同1040、同103
5、同1020、同1000、同890H、同890、
同850、同790、同780、同760、同500、
同450、同430、同420、同410、同22、同
16、同14、同825Oil Beads、同H2
0、同C、Conductex 975、同900、同
SC(以上、コロンビヤン・カーボン日本(株)製)な
どのカーボンブラック、KA−10、同10P、同1
5、同20、同30、同35、同60、同80、同9
0、KR−310、同380、同460、同480(以
上、チタン工業(株)製)、P25(日本アエロジル
(株)製)などの粒子状酸化チタン、BS−605、同
607(以上、東洋アルミ(株)製)、ブロンズパウダ
ーP−555、同P−777(以上、中島金属箔工業
(株)製)、ブロンズパウダー3L5、同3L7(以
上、福田金属箔工業(株)製)などの金属粉顔料、ま
た、黒色酸化鉄、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、群青、紺
青、コバルトブルー、クロムグリーン、酸化クロム等の
無機顔料、ハンザエロー−10G、同5G、同3G、同
4、同GR、同A、ベンジジンエロー、パーマネントエ
ローNCCG、タートラジンレーキ、キノリンエロー、
スダーン1、パーマネントオレンジ、インダスレンブリ
リアントオレンジGN、パーマネントブラウンFG、パ
ラブラウン、ファイヤーレッド、ブリリアントカーミン
6B、ボルドー5B、チオインジゴレッド、ファストバ
イオレットB、ジオキサンバイオレット、アルカリブル
ーレーキ、フタロシアニンブルー、インジゴ、アシッド
グリーンレーキ、フタロシアニングリーン等の有機顔料
などが挙げられる。また、この他に硫化亜鉛、珪酸亜
鉛、硫酸亜鉛カドミウム、硫化カルシウム、硫化ストロ
ンチウム、タングステン酸カルシウム等の無機蛍光顔料
が挙げられる。
【0017】本発明においては、上記の他にカルナバワ
ックス、密ろう、木ろう等の天然系ワックス群、ポリエ
チレンワックス、モンタンワックス、パラフィンワック
ス、ジンクステアリルケトン、マイクロクリスタリンワ
ックス等の合成系ワックス群、ステアリン酸、ステアリ
ン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステア
リン酸カルシウム等のステアリン酸各種金属塩や、必要
に応じてフタル酸ジアリル、フタル酸ジメチル、ブチル
フタリルブチルグリコレート、プロピレンカーボネート
等の可塑剤類などを使用することができる。
【0018】本発明において、上記材料を固形描画材と
して成形するに際して、これら配合材料を任意に配合
し、使用する結合剤の特性によっては水、MEK、アル
コール等の極性溶剤や、トルエン等の無極性溶剤を任意
に使用しながら、ヘンシルミキサー、ボールミル、ロー
ルミル等の攪拌、粉砕、分散機により混練を行い、クレ
ヨンやパス等は加熱溶融しながら型入れした後、冷却し
成形する方法が採用できる。更に、色鉛筆芯などの場合
には、若干溶剤分を残存させた材料を縦型押し出し機用
のシリンダーに装填し、油圧ピストンでシリンダー内材
料を押し出し成形し、含まれる有機溶剤については乾燥
機を利用して強制乾燥する等、既存の方法を採用するこ
とができる。
【0019】本物件で使用される板状酸化チタンは、一
般の粒状酸化チタンと同等の屈折率を有しているので、
着色材としての効果も十分に備えており、別途新たに着
色材を添加することなく色調を制御でき、賦形材である
樹脂や高融点ワックスの重量割合を下げることがない。
また、押し出し成型時には、押し出される方向に粒子が
並ぶ配向効果により曲げ強さを得、筆記した際には繊維
状物とは異なり紙面に対して点ではなく面で均一に接触
して摩耗するのでカス出が発生せず、筆跡の発色性も良
好な固型描画材を得ることができるものである。
【0020】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を説明するが、
本発明は実施例のみに限定されるものではない。
【0021】 <実施例1> ニトロセルロース(樹脂) 18重量部 Nε-ラウロイルリジン(体質材) 20重量部 板状酸化チタン(体質顔料、朝日化学工業(株)製ルクセンシルクH、平均粒子 径;7〜8μm、厚さ0.7〜0.8μm) 20重量部 ステアリン酸(滑材) 3重量部 モンタンワックス(ワックス) 10重量部 プロピレンカーボネート(可塑剤) 3重量部 フタロシアニングリーン(着色剤) 26重量部 MEK(溶剤) 100重量部
【0022】上記材料を配合して、ヘンシルミキサーで
分散後、3本ロールで混練およびさらなる分散を行い、
溶剤分を調整しながら縦型押し出し機で成形後、残存溶
剤分を完全に除くため80℃で8時間乾燥して、呼び径
2.0の緑色の色鉛筆芯を得た。
【0023】<実施例2〜10>実施例1において板状
酸化チタンの使用量を1、2、5、10、22、25、
38、40、45重量部に変更した以外は実施例1と同
様の操作を行い、緑色の色鉛筆芯を得た。
【0024】<比較例1、2>実施例1において板状酸
化チタンを繊維状酸化チタン(FTL200:短繊維平
均粒子径;0.05〜0.15μm、長繊維平均粒子
径;4〜12μm、石原産業(株)製)、粒子状酸化チタ
ン(R−7E:平均粒子径;0.2〜0.3μm、堺化
学工業(株)製)に各々変更した以外は、実施例1と同様
の操作を行い、緑色の色鉛筆芯を得た。
【0025】 <実施例11> 窒化ホウ素(体質材) 40重量部 板状酸化チタン(体質顔料、朝日化学工業(株)製ルクセンシルクD、平均粒子 径;4〜5μm、厚さ0.4〜0.5μm) 8重量部 塩化ビニル樹脂(樹脂) 40重量部 ジオクチルフタレート(可塑剤) 14重量部 ステアリン酸亜鉛(滑材) 1重量部
【0026】上記配合組成物をヘンシルミキサーで混合
分散し、ロ−ルで混練した後、細線状に押し出し成形
し、空気中で180℃で熱処理し、残留する可塑剤を除
去し、更に窒素雰囲気中で1000℃で処理して、樹脂
成分が炭化した焼成芯体(ア)を得た。
【0027】この焼成芯体(ア)を空気中で700℃で
熱処理して、残留している炭化した樹脂成分を除去して
白色の焼成芯体(イ)(気孔率47.8%)を得た。こ
の焼成芯体(イ)をペルヒドロポリシラザン含有溶液中
に浸漬させ、更にこの焼成芯体(イ)を窒素雰囲気で5
00℃で焼成して焼成芯体(ウ)を得た。更にこの焼成
芯体(ウ)を、再度ペルヒドロポリシラザン含有溶液中
に含浸させ、その後、窒素雰囲気中で500℃で焼成し
て焼成芯体(エ)を得た。得られた焼成芯体(エ)を、
円筒状のアルミナ容器に充填して窒素雰囲気で1250
℃で熱処理し、直径0.57mmの白色の焼成芯体
(オ)(気孔率21.3%)を得た。白色の焼成芯体
(オ)において、樹脂の炭化物を除去した際に生成した
気孔中に、ペルヒドロポリシラザン含有液により生成し
た窒化ケイ素は、比重換算で約26.5gであった。次
いで、赤色インク中に焼成芯体(オ)を浸し、70℃で
24時間静置したのちアルコールで洗浄して、直径0.
57mmの赤色の色鉛筆芯を得た。
【0028】<実施例12〜20>実施例11において
板状酸化チタンの使用量を1、1.5、3.6、8、1
6、17、28、29、33重量部に変更した以外は実
施例11と同様の操作を行い、赤色の色鉛筆芯を得た。
【0029】<比較例3、4>実施例11において板状
酸化チタンを比較例1、2で使用した繊維状酸化チタ
ン、粒子状酸化チタンに各々変更した以外は実施例11
と同様の操作を行い、赤色の色鉛筆芯を得た。
【0030】 <実施例21> 板状酸化チタン(体質顔料、朝日化学工業(株)製ルクセンシルクD、平均粒子 径;4〜5μm、厚さ0.4〜0.5μm) 50重量部 130°Fパラフィンワックス(ワックス) 18重量部 アルコール可溶性変性ポリアミド(樹脂) 12重量部 ステアリン酸(滑材) 3重量部 炭酸カルシウム(体質材) 27重量部
【0031】上記配合組成物を加熱二本ロールで混練分
散を行い型に流し込んで冷却し直径が約4mmで長さが
100mmの白色棒状の固形修正具を得た。
【0032】<実施例22〜27>実施例21において
板状酸化チタンの使用量を、10、13、25、80、
190、210重量部に変更した以外は実施例21と同
様の操作を行い、固形修正具を得た。
【0033】<比較例5>実施例21において板状酸化
チタンを比較例2で使用した粒子状酸化チタンに変更し
た以外は、実施例21と同様の操作を行い、固形修正具
を得た。
【0034】以上の実施例および比較例において、実施
例1〜27、比較例1〜4で得られた色鉛筆芯及び固形
修正具の曲げ強さ(単位;MPa)と発色性の代用特性
としての濃度(単位;D)とをJIS S 6005に
基づいて測定した。更に、実施例21〜27と比較例5
については、塗布後の再筆記時評価として筆跡ハジキ試
験を行った。結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】筆跡ハジキ試験:得られた固形修正具によ
り塗りつぶした試験片(上質紙に市販の黒色サインペン
(S−520、ぺんてる(株)製)で文字を書き、固形修
正具を用いて完全に隠蔽したもの)の修正面に、上記水
性サインペンを用い100gの筆記荷重で直線を筆記
し、その筆跡を目視にて評価する。 ◎:紙面に筆記した筆跡に近い筆跡。 ○:ハジキのほとんど無い筆跡。 △:筆跡の一部にハジキがある。 ×:ハジキの多い筆跡である。
【発明の効果】以上のように、本発明の板状酸化チタン
を使用することにより、強度の低下が少なく発色性を向
上させた固形描画材を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも着色材を使用する固形描画材
    において、板状酸化チタンを使用することを特徴とする
    固形描画材。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004189951A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Pilot Precision Co Ltd 固形筆記体
JP2006206734A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Pentel Corp 固形描画材
JP2013035166A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Mitsubishi Pencil Co Ltd 固形描画具
JP2013035906A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Mitsubishi Pencil Co Ltd 固形描画材
JP2016030786A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 ぺんてる株式会社 焼成鉛筆芯及びその製造方法

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