JP2002138030A - 皮膚化粧料 - Google Patents
皮膚化粧料Info
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Abstract
の上から塗布してもファンデーションのよれを生じず、
かつ経時でのうるおい感の優れた皮膚化粧料を提供す
る。 【解決手段】 ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸無
機塩、非極性炭化水素油、エステル油および非イオン性
界面活性剤からなるジェル組成物を化粧料全量に対して
0.1〜10.0重量%配合する。
Description
特にローションまたはクリームの形態で、メーキャップ
を施したファンデーションの上から使用して肌に潤いを
与える皮膚化粧料に関する。
来、朝、メーキャップを一度施した女性たちが日中に乾
燥しがちな目元や口元をケアする場合、従来の保湿用化
粧料では、メーキャップを施した顔の上から保湿液を塗
布するとファンデーションがよれてしまうという欠点が
あった。このため、メーキャップを一度全て落とし、次
いで保湿液を顔に塗布した後、再度メーキャップを施す
という手順をとるのが一般的であり、手間がかかり、煩
雑であるという不満があった。このようなことから、メ
ーキャップを施した上からでもファンデーションがよれ
ずに使用できる保湿液の開発が望まれていた。
処してなされたもので、メーキャップを施した顔の上か
ら塗布して使用することができ、かつ皮膚に対し潤いを
与える安定性に優れた皮膚化粧料を提供することを目的
とする。
アミド、ポリアクリル酸無機塩、非極性炭化水素油、エ
ステル油および非イオン性界面活性剤からなるジェル組
成物を化粧料全量に対して0.1〜10.0重量%配合
した皮膚化粧料であって、メーキャップを施したファン
デーションの上から使用することを特徴とする皮膚化粧
料である。
発明で使用されるジェル組成物は、ポリアクリルアミ
ド、ポリアクリル酸無機塩、非極性炭化水素油、エステ
ル油および非イオン性界面活性剤からなるものである。
このジェル組成物を用いた技術としては、このジェル組
成物を増粘剤として化粧料中に配合したものが知られて
いるが(米国特許明細書第5,232,688号参
照)、メーキャップを施した顔の上からの使用専用の皮
膚化粧料として用いたものは知られていない。
ミドは、分子量1,000〜5,000,000のもの
が使用できる。ポリアクリルアミドの配合量は、ジェル
組成物中、1.0〜50.0重量%が好ましく、特に
3.0〜30.0重量%が好ましい。
ウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、
アルミニウム塩、硫酸カリウム塩、硫酸マグネシウム塩
又は硫酸アルミニウム塩が好ましく、特にその中でも、
ナトリウム塩が好ましい。ポリアクリル酸無機塩の配合
量は、ジェル組成物中、1.0〜20.0重量%が好ま
しく、特に3.0〜10.0重量%が好ましい。
動パラフィン、ワセリン、パラフィン、セレシン、マイ
クロクリスタリンワックス、スクワランなどが配合でき
る。これらの中で、特に、C4〜20 の軽質イソパラフィ
ンを使うことが好ましい。炭化水素油の配合量は、1
0.0〜50.0重量%が好ましく、特に20.0〜4
0.0重量%が好ましい。
酸ジイソブチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン
酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジ−2−ヘキシ
ルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、イ
ソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソ
プロピル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸
オクチルドデシル、イソステアリン酸ブチル、イソステ
アリン酸ヘキシル、イソステアリン酸2−ヘキシルデシ
ル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソノニ
ル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸−2−
エチルヘキシル、イソパルミチン酸オクチル、2−エチ
ルヘキサン酸イソステアリル、2−エチルヘキサン酸イ
ソステアリル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、
オクタン酸イソセチル、オクタン酸オクチルドデシル、
オレイン酸イソデシル、オレイン酸エチル、オレイン酸
オレイル、オレイン酸デシル、カプリン酸セチル、カプ
リン酸モノグリセリル、コハク酸ジ−2−エチルヘキシ
ル、サリチル酸オクチル、サリチル酸ミリスチル、ジメ
チルオクタン酸オクチルドデシル、ステアリン酸イソセ
チル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸オクチル、ダ
イマー酸ジイソプロピル、テトライソステアリン酸ペン
タエリスリット、2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリ
ット、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリッ
ト、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソステア
リン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸
ポリグリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、ト
リ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリオクタン酸
トリメチロールプロパン、トリ(カプリル・カプリン
酸)グリセリン、パルミチン酸イソステアリル、パルミ
チン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、パルミチ
ン酸−2−ヘキシルデシル、ヒドロキシステアリン酸イ
ソステアリル、ヒドロキシステアリン酸イソセチル、ヒ
ドロキシステアリン酸−2−エチルヘキシル、ヒドロキ
システアリン酸オクチルドデシル、ビバリン酸イソステ
アリル、ビバリン酸イソデシル、ビバリン酸−2−オク
チルドデシル、ヒマシ油脂肪酸メチル、プロピオン酸ア
ラキル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸イ
ソセチル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸
イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリス
チン酸デシル、ミリスチン酸ブチル、ミンク油脂肪酸エ
チル、ラウリン酸イソステアリル、ラウリン酸ヘキシル
等が挙げられる。エステル油の配合量は、ジェル組成物
中、5.0〜40.0%が好ましく、特に好ましい配合
量は10.0〜30.0重量%である。
ば、POEソルビタンモノステアレート、POEソルビ
タンモノオレエート、POEソルビタンテトラオレエー
ト等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソル
ビットモノラウレート、POEソルビットモノオレエー
ト、POEソルビット、ペンタオレエート、POEソル
ビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エ
ステル類、POEグリセリンモノステアレート、POE
グリセリンモノイソステアレート、POEグリセリント
リイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステ
ル類、POEモノオレエート、POEジステアレート、
POEジオレエート、POEジステアリン酸エチレング
リコール等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリル
エーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリル
エーテル、POEベへニルエーテル、POE2−オクチ
ルドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等
のPOEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニル
エーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジノ
ニルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエー
テル類、プルロニック等のプルロニック型類、POE・
POPセチルエーテル、POE・POP2−デシルテト
ラデシルエーテル、POE・POPモノブチルエーテ
ル、POE・POPグリセリンエーテル等のPOE・P
OPアルキルエーテル類、テトロニック等のテトラPO
E・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類、POEヒ
マシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノ
イソステアレート、POE硬化ヒマシ油トリイソステア
レート、POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノ
イソステアリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ油マレ
イン酸等のPOE硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビッ
トミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ
油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノー
ルアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノ
ールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ
糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアミド
縮合物、トリオレイルリン酸等が挙げられる。これらの
中で、特にPOEC12〜24アルキルエーテルを使うこと
が好ましい。非イオン性界面活性剤の配合量は、ジェル
組成物中、0.1〜20.0重量%が好ましく、特に
0.1〜10.0重量%が好ましい。
例えばセピゲル−502(SEPIGEL−502,S
EPIC社製商品名)が挙げられる。また、ジェル組成
物の皮膚化粧料に対する配合量は、ジェル組成物の効果
を十分発揮するためには、皮膚化粧料全体の0.1〜1
0.0重量%であり、好ましくは、1.0〜5.0重量
%配合するのがよい。0.1重量%未満では、粘度が低
くなってしまい、10.0重量%を越えると、粘度が高
くなり過ぎ、さらには、メーキャップを施した顔に使用
すると、ファンデーションがよれてしまい本発明の機能
を満足しない。
水溶性多価アルコールおよび/または非還元糖を組み合
わせて配合したならば、メーキャップを施した顔の上か
ら塗布してもファンデーションがよれず、かつ皮膚に対
し保湿効果を付与する効果を一層高めることができる。
アルコールは、例えば、グリセリン、エチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、1,2−プロピレングリ
コール、1,3−プロピレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトー
ル、マンニトール、1,2−ペンタンジオール、2−メ
チル−1,3−プロパンジオール、1,2,3−ブタン
トリオール、1,2,4−ブタントリオール、へキシレ
ングリコール、イソプレングリコール等が挙げられる。
ールの配合量は、0.1〜5.0重量%が好ましく、更
に好ましくは0.5〜3.0重量%である。0.1重量
%より少ないと、塗布時の伸び、保湿効果の点で不足す
る場合があり、5.0重量%を越えるとメーキャップし
たファンデーションのよれを生じるので好ましくない。
リルアミド、ポリアクリル酸無機塩、非極性炭化水素
油、エステル油および非イオン性界面活性剤からなるジ
ェル組成物を化粧料全量に対して0.1〜10.0重量
%と、非還元糖とを配合したことを特徴とする皮膚化粧
料が提供される。
デーションの上から使用する皮膚化粧料に限定されず、
保湿効果を有する基礎化粧料や下地化粧料、あるいはフ
ァンデーションとしての使用も可能である。
ば、トレハロース、エリスリトール、マルチトール、キ
シリトール、ソルビトール等が挙げられる。還元糖では
安定性の点で問題を生じるため好ましくない。
0.1〜10.0重量%が好ましく、更に0.5〜5.
0重量%が好ましい。0.1重量%より少ないと、本発
明の効果である保湿効果が十分に得られない場合があ
り、10.0重量%を越えると使用性の面で重さ、べた
つきを生じるようになり好ましくない。
成分の他に、目的に応じて本発明の効果を損なわない量
的質的範囲内で、油脂類、ロウ類、脂肪酸類、アルコー
ル類、エステル類、シリコーン油、保湿剤、紫外線吸収
剤、紫外線散乱剤、メチルセルロースなどの増粘剤、界
面活性剤、酸化防止剤、防腐剤、消炎剤、ビタミン、ホ
ルモンなどの薬剤、香料などの通常化粧品に配合される
他の成分を配合することが可能である。
る。なお、本発明は以下の実施例のみに限定されるもの
ではないことは言うまでもない。配合量は、全て重量%
である。
法で皮膚化粧料を調製した。ここで、セピゲル−502
(SEPIGEL−502;Sepic,Inc.,Fairfield,New
Jersey)とは、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸
ナトリウム、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソル
ビタン、C13〜C14イソパラフィン、イソステアリン酸
イソステアリル、精製水の6成分からなるものである。
得られた皮膚化粧料について、安定性試験および効果試
験を以下の方法で評価した。その結果を併せて表1,表
2に示す。
分を順次溶解し、最後にセピゲル−502を添加し、高
速ミキサーにて均一に混合する。脱泡・濾過し、皮膚化
粧料とする。
定性の評価を行った。 ◎:3ケ月間以上分離・離しょうすることなく安定であ
った。 ○:1ケ月間以上分離・離しょうすることなく安定であ
った。 △:2週間以上分離・離しょうすることなく安定であっ
た。 ×:分離・離しょうすることなく安定であるのが2週間
未満だった。
にまんべんなく各タイプのファンデーションを塗ってお
き、次いで得られた皮膚化粧料を塗布し、塗布時のファ
ンデーションのよれおよび塗布2時間後のうるおい感に
ついて、自己申告によって評価した。
ないと答えた。 ○:美容技術者の60%以上,80%未満がファンデー
ションがよれないと答えた。 △:美容技術者の40%以上,60%未満がファンデー
ションがよれないと答えた。 ×:美容技術者の40%未満がファンデーションがよれ
ないと答えた。
た。 ○:美容技術者の60%以上,80%未満がうるおい感
があると答えた。 △:美容技術者の40%以上,60%未満がうるおい感
があると答えた。 ×:美容技術者の40%未満がうるおい感があると答え
た。
は安定性・塗布時のファンデーションのよれ、塗布2時
間後のうるおい感についていずれも優れたものである。
し、最後にセピゲル−502を添加し、高速ミキサーに
て均一に混合する。脱泡・濾過し、皮膚化粧料とする。
得られた皮膚化粧料は、安定性に優れ、塗布時のファン
デーションのよれがなく、かつうるおい感のあるもので
あった。
し、最後にセピゲル−502を添加し、高速ミキサーに
て均一に混合する。脱泡・濾過し、皮膚化粧料とする。
得られた皮膚化粧料は、安定性に優れ、塗布時のファン
デーションのよれがなく、かつうるおい感のあるもので
あった。
る。次いで、(2)、(9)、(12)を添加する。(1)に(6)を加
え、50〜55℃で加熱溶解し、これに(8)、(10)を加
える。先に調製した水相を撹拌しながらこれを徐々に添
加する。最後にアルカリ水溶液を添加し、中和のため十
分に撹拌する。
料は、長期安定性に優れ、メーキャップを施した顔の上
から塗布してもファンデーションのよれを生じず、かつ
経時でのうるおい感の優れるものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸無
機塩、非極性炭化水素油、エステル油および非イオン性
界面活性剤からなるジェル組成物を化粧料全量に対して
0.1〜10.0重量%配合した皮膚化粧料であって、
メーキャップを施したファンデーションの上から使用す
ることを特徴とする皮膚化粧料。 - 【請求項2】 二価以上の水溶性多価アルコールがさら
に配合されている請求項1記載の皮膚化粧料。 - 【請求項3】 ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸無
機塩、非極性炭化水素油、エステル油および非イオン性
界面活性剤からなるジェル組成物を化粧料全量に対して
0.1〜10.0重量%と、非還元糖とを配合したこと
を特徴とする皮膚化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000331293A JP4034509B2 (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | 皮膚化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP2002138030A true JP2002138030A (ja) | 2002-05-14 |
JP4034509B2 JP4034509B2 (ja) | 2008-01-16 |
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ID=18807657
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020175398A1 (ja) | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 株式会社コーセー | 多層型メイクアップ保護化粧料 |
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2000
- 2000-10-30 JP JP2000331293A patent/JP4034509B2/ja not_active Expired - Lifetime
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KR20210133205A (ko) | 2019-02-27 | 2021-11-05 | 가부시키가이샤 코세 | 다층형 메이크업 보호 화장료 |
KR20220158855A (ko) | 2019-02-27 | 2022-12-01 | 가부시키가이샤 코세 | 다층형 메이크업 보호 화장료 |
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---|---|
JP4034509B2 (ja) | 2008-01-16 |
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