JP2002136754A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2002136754A
JP2002136754A JP2000335893A JP2000335893A JP2002136754A JP 2002136754 A JP2002136754 A JP 2002136754A JP 2000335893 A JP2000335893 A JP 2000335893A JP 2000335893 A JP2000335893 A JP 2000335893A JP 2002136754 A JP2002136754 A JP 2002136754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
control
board
power supply
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000335893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Adachi
祐二 足立
Masaki Takatsu
巨樹 高津
Isao Iwamoto
勲 岩本
Kazunori Yanagisawa
一徳 柳澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP2000335893A priority Critical patent/JP2002136754A/ja
Publication of JP2002136754A publication Critical patent/JP2002136754A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源供給の開始時において遊技機の遊技状態
を正確に制御することができる遊技機を提供することに
ある。 【解決手段】 電源ACの復電時には、主基板15の起
動開始を遅延時間Tだけ払出し制御基板16及びサブ基
板17の起動開始よりも遅延させる。即ち、前記両基板
16,17が主基板15から出力される制御信号に基づ
き遊技機における各種構成部材の作動制御を実行できる
状態となった後に、前記主基板15が前記両基板16,
17に対し制御信号を出力するように前記主基板15の
起動開始を遅延させる。従って、両基板16,17では
主基板15が出力した制御信号に基づき前記構成部材の
作動制御を行い、遊技状態を正確に制御することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技状態を制御す
る主制御手段が出力した各種制御信号に基づきサブ制御
手段が遊技機の各種構成部材を作動制御する遊技機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、パチンコ遊技機など
の各種遊技機では、遊技状態を制御する主制御手段がサ
ブ制御手段(例えば、パチンコ遊技機の場合、払出し制
御手段、ランプ制御手段や音声制御手段など)に対し各
種制御信号を出力している。そして、前記制御信号を入
力したサブ制御手段では、当該制御信号に基づき遊技機
の各種構成部材(例えば、パチンコ遊技機の場合、球払
出装置、ランプなどの表示部材やスピーカなど)を作動
制御するようになっている。このような遊技機では、例
えば、遊技店の営業開始に伴い前記遊技機に電源電圧
(例えば、AC24V)が供給されると、前記主制御手
段及び前記サブ制御手段の起動を開始し、前記各制御手
段は所定の制御が実行できる状態とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の遊技
機では、電源電圧の供給に基づき前記主制御手段及びサ
ブ制御手段が同時に起動を開始するようになっていた。
そのため、例えば、コネクタの接続不良による電源供給
の遅延などが原因で前記サブ制御手段の起動が前記主制
御手段の起動よりも遅延した場合には、遊技機の遊技状
態を正確に制御できない恐れがあった。即ち、前記主制
御手段が前記制御信号を出力しても前記サブ制御手段が
各種構成部材の作動制御を実行できる状態となっていな
い場合、前記サブ制御手段では前記制御信号を入力する
ことができず、当該制御信号に基づき前記構成部材を正
確に作動制御させることができなかった。
【0004】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであり、その目的
は、電源供給の開始時において遊技機の遊技状態を正確
に制御することができる遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、遊技状態を制御するために各種制御信
号を出力する主制御手段と、前記主制御手段からの制御
信号に基づき遊技機の各種構成部材を作動制御するサブ
制御手段とを備えた遊技機において、電源供給の開始
時、前記主制御手段の起動を前記サブ制御手段の起動よ
りも所定の遅延時間だけ遅延させる遅延手段とを備えて
いる。
【0006】また、前記遅延時間は、前記サブ制御手段
が前記制御信号に基づき前記構成部材の作動制御を実行
できる状態となった後に、前記主制御手段が前記サブ制
御手段に対し前記制御信号を出力するように決定されて
いる。
【0007】また、前記遅延手段は、前記主制御手段に
対しその起動を規制する規制信号を用いて前記主制御手
段の起動を遅延させるようになっている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を遊技機の一種であ
るパチンコ遊技機(以下、「遊技機」という。)に具体
化した一実施形態を図1〜図6に基づき詳細に説明す
る。
【0009】最初に、図1を用いて遊技機の機内部に配
設された各種制御基板の構成について詳細に説明する
と、遊技場の電源AC(本実施形態ではAC24V)は
電源基板10に供給されている。そして、前記電源基板
10には、供給された前記電源ACを遊技機への供給電
圧として電源電圧V1(本実施形態ではDC30V)に
変換処理する電源回路11が備えられている。また、前
記電源回路11には、後述する主制御手段としての主基
板15、所定のサブ制御手段としての払出し制御基板1
6及びサブ制御手段としてのサブ基板17が接続されて
いる。そして、前記電源回路11は、前記電源電圧V1
を前記各基板15〜17に各別に対応する供給すべき電
源電圧V2〜V4に変換処理し、前記各基板15〜17
に供給するようになっている。
【0010】また、前記電源回路11には電源監視回路
12が接続されており、当該電源監視回路12には前記
電源回路11からの前記電源電圧V1が供給されると共
に、当該電源電圧V1の電圧値を監視している。即ち、
前記電源監視回路12は前記電源電圧V1が電源電圧V
(例えば、20V)に降下したか否かを判定している。
また、前記電源監視回路12にはリセット信号回路13
が接続されており、前記電源監視回路12における判定
結果が肯定である場合に前記電源電圧V1が電源電圧V
に降下したことを示す電源断信号Sが入力されるように
なっている。そして、前記リセット信号回路13には、
電源供給の開始時、即ち、電源投入時または復電時に前
記リセット信号回路13の動作可能電圧V5(本実施形
態では5V)が前記電源回路11から供給された場合、
あるいは、前記電源断信号Sを入力すると、前記各基板
15〜17に対し規制信号としてのリセット信号Reを
出力するようになっている。また、前記電源基板10に
は、例えば、電気二重層コンデンサからなるバックアッ
プ用電源14が配設されている。
【0011】そして、前記主基板15は、遊技機におけ
る遊技状態制御のために各種制御信号を前記各基板1
6、17などに出力する制御基板であって、前記主基板
15にはCPU15aが備えられている。また、前記C
PU15aには遊技状態(大当たり状態、リーチ状態、
図柄変動状態など)に応じて逐次変更される制御情報を
記憶するためのRAM15bが接続されている。なお、
前記制御情報としてRAM15bには、例えば、始動保
留球数及び普通図柄保留球数の記憶値、始動入賞口への
遊技球の入賞に伴い抽出された各種乱数(大当たり、リ
ーチ、表示図柄に関する。)に基づく各種制御信号(例
えば、表示図柄に関する制御信号)などが記憶されてい
る。また、前記RAM15bには、遊技盤に配設された
各入賞口への遊技球の入賞に伴い当該入賞口に各別に対
応する賞球数を合算した主基板用賞球総数が記憶されて
いる。そして、前記RAM15bには前記電源基板10
のバックアップ用電源14が接続されており、前記電源
電圧V1(電源AC)の遮断時において前記バックアッ
プ用電源14から供給された電源VBに基づき前記制御
情報を記憶保持できるようになっている。
【0012】また、前記CPU15aには前記電源基板
10の電源監視回路12が接続されており、当該電源監
視回路12の判定結果が肯定である場合に前記電源断信
号Sが入力されるようになっている。そして、前記電源
断信号Sを入力した前記CPU15aは、前記RAM1
5bに記憶された各種制御情報を前記電源ACの遮断後
に記憶保持するためのバックアップ処理を実行するよう
になっている。また、前記CPU15aにはリセット入
力回路15cが接続されており、前記リセット信号回路
13から入力した前記リセット信号Reを所定時間(後
述する起動待機時間T1+遅延時間T)の間だけ前記C
PU15aに継続して出力するようになっている。そし
て、前記CPU15aは、前記リセット入力回路15c
を介して入力された前記リセット信号Reによりその動
作(主基板15の起動や遊技機の遊技状態制御など)が
規制されるようになっている。
【0013】また、前記払出し制御基板16は、前記主
基板15からの制御信号(例えば、賞球制御信号)に基
づき図示しない球払出装置(遊技機の各種構成部材)を
作動制御するための制御基板であって、前記払出し制御
基板16にはCPU16aが備えられている。なお、前
記賞球制御信号は、前記賞球数に各別に対応する制御信
号である。また、前記CPU16aには遊技球の払出し
状態に応じて逐次変更される制御情報を記憶するための
RAM16bが接続されている。そして、前記制御情報
としてRAM16bには、前記主基板15から入力した
前記賞球制御信号に対応した賞球数を逐次加算し、前記
球払出装置の駆動制御回数に対応する賞球数を合算した
払出し制御基板用賞球総数が記憶されている。さらに、
前記RAM16bには前記電源基板10のバックアップ
用電源14が接続されており、前記電源電圧V1の遮断
時において前記バックアップ用電源14から供給された
電源VBに基づき前記制御情報を記憶保持できるように
なっている。
【0014】また、前記CPU16aには前記電源基板
10の電源監視回路12が接続されており、当該電源監
視回路12の判定結果が肯定である場合に前記電源断信
号Sが入力されるようになっている。そして、前記電源
断信号Sを入力した前記CPU16aは、前記RAM1
6bに記憶された各種制御情報を前記電源ACの遮断後
に記憶保持するためのバックアップ処理を実行するよう
になっている。また、前記CPU16aにはリセット入
力回路16cが接続されており、前記リセット信号回路
13から入力した前記リセット信号Reを所定時間(起
動待機時間T1)の間、前記CPU16aに継続して出
力するようになっている。そして、前記CPU16a
は、前記リセット入力回路16cを介して入力された前
記リセット信号Reによりその動作(払出し制御基板1
6の起動や前記球払出装置の作動制御など)が規制され
るようになっている。
【0015】また、前記サブ基板17は前記主基板15
からの制御信号に基づき遊技機の各種構成部材(例え
ば、特別図柄表示装置、ランプなどの表示部材、スピー
カなど)を作動制御するための制御基板であって、前記
サブ基板17にはCPU17aが備えられている。そし
て、遊技機には前記サブ基板17として、例えば、特別
図柄表示基板、ランプ制御基板や音声制御基板などが配
設されている。また、前記CPU17aにはリセット入
力回路17bが接続されており、前記リセット信号回路
13から入力した前記リセット信号Reを所定時間(起
動待機時間T1)の間、前記CPU17aに継続して出
力するようになっている。そして、前記CPU17a
は、前記リセット入力回路17bを介して入力された前
記リセット信号Reによりその動作(サブ基板17の起
動や遊技機の各種構成部材の作動制御など)が規制され
るようになっている。
【0016】次に、このように構成された遊技機におい
て、前記電源ACの遮断後に復電した場合の各基板15
〜17における動作態様を図2(a)に示すタイミング
チャートに基づき説明する。
【0017】通常時、前記電源基板10には遊技場の電
源ACが供給されると共に、各基板15〜17には前記
電源ACに基づく電源電圧V2〜V4が供給されてい
る。このとき、通常処理として前記主基板15では遊技
機の遊技状態制御(各基板16,17に対する制御信号
の出力処理を含む)が、前記払出し制御基板16では遊
技球の払出し制御が、前記サブ基板17では前記制御信
号に基づく遊技機の各種構成部材の作動制御が行われて
いる。そして、前記電源監視回路12により前記電源電
圧V1が電源電圧Vに降下したことが検出されると、前
記電源監視回路12は前記電源基板10のリセット信号
回路13及び前記各基板15,16に対し前記電源断信
号Sを出力する。その結果、前記主基板15及び払出し
制御基板16では、前記各RAM15b,16bに記憶
された各種制御情報を電源ACの遮断後に記憶保持する
ためのバックアップ処理を実行する。その後、前記電源
ACが完全に遮断されると、前記各RAM15b,16
bに記憶された前記制御情報は前記バックアップ用電源
14からの電源VBにより記憶保持される。
【0018】そして、前記電源ACが復電されると、前
記リセット信号回路13には電源ACに基づく電圧が徐
々に供給され、当該電圧が前記リセット信号回路13の
動作可能電圧V5になると、前記リセット信号回路13
は前記各基板15〜17に対しリセット信号Reを出力
する。このとき、前記リセット信号Reを入力した前記
各リセット入力回路15c,16c,17bでは、前記
各基板15〜17の各CPU15a〜17aに対し起動
待機時間T1(例えば、400ms〜1800ms)の
間だけ前記リセット信号Reを継続して出力する。従っ
て、前記各CPU15a〜17aは、前記リセット信号
Reにより前記各基板15〜17の起動が規制され待機
状態となる。なお、前記起動待機時間T1は、遊技機に
供給される電源ACに基づく電源電圧V1が安定して供
給されるまで各基板15〜17の起動を待機させる時間
である。即ち、前記電源電圧V1が安定して供給されて
いない場合、前記各基板15〜17を正常に起動・動作
させることができない。
【0019】そして、前記起動待機時間T1が経過する
と、前記払出し制御基板16のリセット入力回路16c
及びサブ基板17のリセット入力回路17bは、前記C
PU16a,17aに対しリセット信号Reの出力を停
止する。従って、前記払出し制御基板16のCPU16
aは、前記リセット信号ReがON状態からOFF状態
になったことで前記払出し制御基板16の起動を開始す
る。即ち、前記CPU16aは、最初に、払出し制御基
板16の不正処理状態を検査する動作チェックをチェッ
ク時間T2だけ実行する。そして、前記動作チェックが
完了した後、前記CPU16aは初期設定、即ち、前記
RAM16bに記憶保持された制御情報の設定、あるい
は、遊技を再開させるために必要な各種設定を起動時間
T4の間に実行する。その結果、前記払出し制御基板1
6は、通常処理として前記主基板15からの制御信号を
入力し、当該制御信号に基づき球払出装置の作動制御や
前記払出し制御基板用賞球総数の書き換えなどが実行で
きる状態となる。
【0020】また、前記サブ基板17のCPU17aで
も同様に、前記リセット信号ReがON状態からOFF
状態になったことで前記サブ基板17の起動を開始す
る。即ち、前記CPU17aは、レジスタやスタックポ
インタなどの初期設定を起動時間T5の間に実行する。
その結果、前記サブ基板17は、通常処理として前記主
基板15からの制御信号を入力し、当該制御信号に基づ
き遊技機における各種構成部材の作動制御などが実行で
きる状態となる。
【0021】これに対し、前記主基板15のリセット入
力回路15cは、前記起動待機時間T1が経過し前記各
基板16,17の起動が開始しても、さらに遅延時間T
の間だけ前記CPU15aに対しリセット信号Reを継
続して出力する。従って、前記CPU15aは、前記リ
セット信号Reの入力により主基板15の起動が規制さ
れる。そして、前記遅延時間Tが経過すると、前記リセ
ット入力回路15cは、前記CPU15aに対しリセッ
ト信号Reの出力を停止する。従って、前記CPU15
aは、前記リセット信号ReがON状態からOFF状態
になったことで前記主基板15の起動を開始する。
【0022】即ち、前記CPU15aは、最初に、主基
板15の不正処理状態を検査する動作チェックをチェッ
ク時間T2だけ実行する。そして、前記動作チェックが
完了した後、前記CPU15aは初期設定、即ち、前記
RAM15bに記憶保持された制御情報の設定、あるい
は、遊技を再開させるために必要な各種設定を起動時間
T3の間に実行する。そして、前記初期設定を開始した
前記CPU15aでは、前記各基板16,17に対し各
種制御信号を出力する。即ち、図2(a)に示すよう
に、前記遅延時間Tは、前記各基板16,17が通常処
理を開始した後に、前記主基板15の初期設定が開始
(制御信号の出力開始)するように決定されている。従
って、前記各基板16,17では、主基板15が初期設
定時に出力した制御信号の入力ができるようになってい
る。そして、起動時間T3が経過すると、前記主基板1
5は、遊技状態を制御するための通常処理を実行する。
【0023】次に、前記電源ACの投入時または復電時
に前記主基板15及び払出し制御基板16で実行される
初期設定の処理プログラムを図3〜図6に示すフローチ
ャートに基づきさらに詳細に説明する。
【0024】最初に、図3,図4に基づき主基板15の
処理プログラムを説明すると、前記CPU15aは、通
常処理として遊技中、所定周期毎に実行される主基板用
遊技プログラムの割込みを禁止に設定する(ステップM
1)。即ち、前記遊技プログラムの実行を待機状態とす
る。なお、前記CPU15aは前記遊技プログラムの実
行により、例えば、入賞検知信号や球払出し信号などの
入力、あるいは、賞球制御信号などの出力に関する処
理、各種乱数の処理、特別図柄/普通図柄の処理、大入
賞口や普通電動役物の動作処理、あるいは、エラー処理
などを行うようになっている。そして、前記CPU15
aは、レジスタ、ウォッチドックタイマ、あるいは、ポ
ートなどの各種デバイスの初期設定を行う(ステップM
2)。また、前記CPU15aは、RAM15bに記憶
保持された前記制御情報を人為的にクリアするためのR
AMクリアスイッチがON状態に設定されているか否か
を判定する(ステップM3)。そして、この判定結果が
肯定の場合、前記CPU15aは、前記RAM15bに
記憶保持された前記制御情報を全てクリアする(ステッ
プM4)。
【0025】次に、前記CPU15aは、遊技を再開さ
せるために遊技状態に係る制御情報として前記RAM1
5bに初期値を設定すると共に(ステップM5)、スタ
ックポインタを初期設定する(ステップM6)。そし
て、前記CPU15aは、前記RAM15bに記憶した
前記初期値に基づく各種制御信号を各基板16,17に
対し出力する(ステップM7)。即ち、具体的に例示す
れば、前記払出し制御基板16に対し遊技球の払出し停
止を解除するための制御信号を、前記サブ基板17に対
し音声出力を停止するための制御信号や初期状態(図柄
組み合わせゲームが開始されていない状態)において表
示部材(ランプ)などを点灯・消灯させるための制御信
号などを出力する。このとき、前記各基板16,17で
は、通常処理が実行できる状態となっているため、前記
制御信号を入力し遊技機における各種構成部材の作動制
御を実行することができる。
【0026】また、前記CPU15aは、前記遊技プロ
グラムの実行周期(例えば、2ms)を設定する(ステ
ップM8)。そして、前記CPU15aは、前記ステッ
プM1で禁止した前記遊技プログラムの割込みを許可に
設定する(ステップM9)。また、前記CPU15a
は、大当たりに直接関与しない乱数(例えば、リーチ振
分け乱数やはずれ図柄乱数など)の更新を実行し(ステ
ップM10)、前記ステップM9に移行する。そして、
前記CPU15aは、前記遊技プログラムの割込みが発
生するまで前記ステップM9及びステップM10を繰り
返し実行する。
【0027】一方、前記ステップM3の判定結果が否
定、即ち、前記RAMクリアスイッチがOFF状態であ
る場合、前記CPU15aはRAM15bに記憶保持さ
れた制御情報が異常であるか否かを判定する(ステップ
M11)。なお、前記CPU15aは、前記バックアッ
プ処理においてRAM15bに設定(記憶)されたバッ
クアップフラグ(制御情報)が正常な情報となっている
か否かを判定している。そして、その判定結果が肯定、
即ち、制御情報に異常がある場合、前記CPU15aは
RAM15bに記憶保持された前記主基板用賞球総数に
関する制御情報を除いて前記RAM15bに記憶保持さ
れた各種制御情報をクリアする(ステップM12)。そ
の後、前記CPU15aは前記ステップM5に移行し、
RAM15bに初期値を設定する。なお、このとき、前
記賞球総数を除く制御情報として初期値が設定される
が、遊技機においては前記賞球総数に基づき遊技球の払
出しが再開される。
【0028】そして、前記ステップM11の判定結果が
否定、即ち、制御情報が正常である場合、前記CPU1
5aは前記制御情報として記憶保持されたスタックポイ
ンタを復帰設定する(ステップM13)。また、前記C
PU15aは、RAM15bに記憶保持された前記バッ
クアップフラグをクリアする(ステップM14)。そし
て、前記CPU15aは、遊技機のエラー中における電
源断であったか否かを判定する(ステップM15)。な
お、前記CPU15aは、エラー発生に伴い前記RAM
15bに設定(記憶)されるフラグ(制御情報)に基づ
きその判定処理を行っている。そして、この判定結果が
肯定、即ち、エラー中の電源断であった場合、前記CP
U15aは前記サブ基板17(音声制御基板)に対しエ
ラー音を出力するための制御信号(エラー音声コマン
ド)を出力する(ステップM16)。このとき、前記サ
ブ基板17(音声制御基板)は通常処理が実行できる状
態となっているため、前記制御信号を入力しエラー音を
外部に出力させることができる。また、前記ステップM
15の判定結果が否定、即ち、通常遊技中(エラーでは
ない遊技状態)である場合、前記CPU15aは前記払
出し制御基板16に対し遊技球の払出し停止を解除する
ための制御信号(払出し停止解除コマンド)を出力する
(ステップM17)。このとき、前記払出し制御基板1
6は通常処理が実行できる状態となっているため、前記
制御信号を入力し前記球払出装置の作動制御による遊技
球の払出しを再開させることができる。
【0029】次に、前記CPU15aは、前記RAM1
5bに記憶保持された制御情報に基づき前記サブ基板1
7に対し復電用の制御信号を出力する(ステップM1
8)。即ち、具体的に例示すれば、前記サブ基板17
(ランプ表示基板)に対し始動保留球数や普通図柄保留
球数の記憶値に基づき各表示部材(ランプ)を点灯させ
るための制御信号を出力する。また、サブ基板17(特
別図柄表示基板)に対し表示図柄に関する制御信号(例
えば、表示図柄の指定に係る制御信号)を出力する。
【0030】次に、前記CPU15aは、特別図柄の変
動中における電源断であったか否かを判定する(ステッ
プM19)。なお、前記CPU15aは、特別図柄の変
動開始に伴い前記RAM15bに設定(記憶)されるフ
ラグ(制御情報)に基づきその判定処理を行っている。
そして、この判定結果が否定、即ち、特別図柄の変動が
行われていない場合、前記CPU15aは前記サブ基板
17(特別図柄表示基板)に対し全図柄を停止するため
の制御信号(全図柄停止コマンド)を出力する(ステッ
プM20)。このとき、前記サブ基板17では通常処理
が実行できる状態となっているため、前記制御信号を入
力し特別図柄表示装置の作動制御に基づき全図柄を停止
させることができる。また、前記ステップM19の判定
結果が肯定である場合、前記CPU15aはステップM
21に移行する。
【0031】次に、前記CPU15aは、前記主基板用
賞球総数の値が前記RAM15bに記憶保持されている
か否かを判定する(ステップM21)。即ち、前記CP
U15aは、前記主基板用賞球総数の値に基づき払出す
べき遊技球があるか否かを判定する。そして、この判定
結果が肯定、即ち、遊技球の払出しがある場合、前記C
PU15aは、前記サブ基板17(ランプ制御基板)に
対し賞球LED(表示部材)を点灯するための制御信号
(賞球LED点灯コマンド)を出力する(ステップM2
2)。また、前記ステップM21の判定結果が否定、即
ち、遊技球の払出しがない場合(主基板用賞球総数=
0)、前記CPU15aは、前記サブ基板17(ランプ
制御基板)に対し前記賞球LEDを消灯するための制御
信号(賞球LED消灯コマンド)を出力する。このと
き、前記サブ基板17は通常処理が実行できる状態とな
っているため、前記制御信号を入力し表示部材の作動制
御(点灯・消灯)を行うことができる。
【0032】次に、前記CPU15aは、前記遊技プロ
グラムの実行周期(例えば、2ms)を設定する(ステ
ップM24)。また、前記CPU15aは、遊技球の払
出しに係る制御信号のポート出力を復帰させる(ステッ
プM25)。即ち、前記CPU15aは、前記払出し制
御基板16に出力していない前記賞球制御信号がRAM
15bに記憶保持されている場合、前記払出し制御基板
16に対し前記賞球制御信号を出力する。このとき、前
記払出し制御基板16は通常処理が実行できる状態とな
っているため、前記制御信号を入力しRAM16bに記
憶された払出し制御基板用賞球総数の値を書き換えるこ
とができる。そして、前記CPU15aは、前記RAM
15bに記憶保持された制御情報に基づきレジスタを復
帰する(ステップM26)。
【0033】次に、前記CPU15aは、球払出装置を
構成する球計数センサにおける遊技球の検出動作中に電
源断があったか否かを判定する(ステップM27)。な
お、前記CPU15aは、遊技球の検出動作の開始(遊
技球の払出し開始)に伴い前記RAM15bに設定(記
憶)されるフラグ(制御情報)に基づきその判定処理を
行っている。そして、この判定結果が肯定の場合、前記
CPU15aは、前記遊技プログラムの戻り番地(復帰
番地)を球計数センサにおける遊技球の検出動作処理後
として設定する(ステップM28)。また、前記ステッ
プM27の判定結果が否定の場合、前記CPU15a
は、前記遊技プログラムの戻り番地としてRAM15b
に記憶保持された制御情報に基づき電源断前の戻り番地
を設定する(ステップM29)。そして、前記CPU1
5aは、前記ステップM28、あるいは、ステップM2
9で設定された戻り番地に基づき前記遊技プログラムを
再開させると共に主基板15の処理プログラムを終了
し、以降は前記遊技プログラムに基づき遊技機の遊技状
態を制御する。
【0034】次に、図5,図6に基づき払出し制御基板
16の処理プログラムを説明すると、前記CPU16a
は通常処理として遊技中、所定周期毎に実行される払出
し制御基板用遊技プログラムの割込みを禁止に設定する
(ステップS1)。即ち、前記遊技プログラムの実行を
待機状態とする。なお、前記CPU16aは、前記遊技
プログラムの実行により、例えば、賞球制御信号や球払
出し信号(球計数センサが出力する)などの入力、ある
いは、遊技球の払出しに係る制御信号の出力に関する処
理、遊技球(賞球用/払出し用)の払出し制御に関する
処理、あるいは、エラー処理などを行うようになってい
る。そして、前記CPU16aは、レジスタ、ウォッチ
ドックタイマ、あるいは、ポートなどの各種デバイスの
初期設定を行う(ステップS2)。また、前記CPU1
6aは、前記RAMクリアスイッチがON状態に設定さ
れているか否かを判定する(ステップS3)。そして、
この判定結果が肯定の場合、前記CPU15aは、前記
RAM15bに記憶保持された前記制御情報を全てクリ
アする(ステップS4)。
【0035】次に、前記CPU16aは遊技を再開させ
るために、例えば、球払出装置の作動制御に係る制御情
報として前記RAM16bに初期値を設定すると共に
(ステップS5)、スタックポインタを初期設定する
(ステップS6)。そして、前記CPU16aは、前記
遊技プログラムの実行周期(例えば、1ms)を設定す
る(ステップS7)。そして、前記CPU16aは、前
記遊技プログラムの実行中に割込まれるコマンド割込み
処理の実行を許可に設定する(ステップS8)。なお、
前記CPU16aは、前記コマンド割込み処理の実行に
より主基板15が出力した各種制御信号(例えば、賞球
制御信号、遊技球の払出しを開始・停止する制御信号)
を入力し、当該制御信号に基づき払出し制御基板用賞球
総数の書き換えや球払出装置の作動制御を行うようにな
っている。そして、前記CPU16aは、前記ステップ
S1で禁止した前記遊技プログラムの割込みを許可に設
定する(ステップS9)。そして、前記CPU16a
は、前記遊技プログラムあるいはコマンド割込み処理が
開始されるまで前記ステップS9を繰り返し実行する。
【0036】一方、前記ステップS3の判定結果が否
定、即ち、前記RAMクリアスイッチがOFF状態であ
る場合、前記CPU16aはRAM16bに記憶保持さ
れた制御情報が異常であるか否かを判定する(ステップ
S10)。なお、前記CPU16aは、前記バックアッ
プ処理においてRAM16bに設定(記憶)されたバッ
クアップフラグ(制御情報)が正常な情報となっている
か否かを判定している。そして、その判定結果が肯定、
即ち、制御情報に異常がある場合、前記CPU16aは
RAM16bに記憶保持された前記払出し制御基板用賞
球総数に関する制御情報を除いて前記RAM16bに記
憶保持された各種制御情報をクリアする(ステップS1
1)。そして、前記CPU16aは、球払出装置の作動
制御に基づく遊技球の払出しを許可状態とする(ステッ
プS12)。その後、前記CPU16aは前記ステップ
S5に移行し、RAM16bに初期値を設定する。な
お、このとき、前記賞球総数を除く制御情報として初期
値が設定されるが、前記CPU16aは前記賞球総数に
基づき球払出装置の作動制御を行い遊技球の払出しを再
開させる。
【0037】そして、前記ステップS10の判定結果が
否定、即ち、制御情報が正常である場合、前記CPU1
6aは前記制御情報として記憶保持されたスタックポイ
ンタを復帰設定する(ステップS13)。また、前記C
PU16aは、RAM16bに記憶保持された前記バッ
クアップフラグをクリアする(ステップS14)。そし
て、前記CPU16aは、RAM16bに記憶保持され
たエラーフラグをクリアする(ステップS15)。即
ち、前記遊技プログラムのエラー処理で検出される球払
出装置のエラーに関する制御情報(エラーフラグ)をク
リアする。
【0038】次に、前記CPU16aは、コマンド割込
み処理中における電源断であったか否かを判定する(ス
テップS16)。なお、前記CPU16aは、コマンド
割込み処理の開始に伴い前記RAM16bに設定(記
憶)されるフラグ(制御信号)に基づきその判定処理を
行っている。そして、この判定結果が否定、即ち、コマ
ンド割込み処理が実行されていない場合、前記CPU1
6aは、主基板15のバックアップ処理中に出力され、
前記RAM16bに記憶保持した制御信号を処理する
(ステップS17)。即ち、例えば、賞球制御信号が記
憶保持されている場合は、当該制御信号に基づき払出し
制御基板用賞球総数の書き換えを行う。また、前記ステ
ップS16の判定結果が肯定である場合、前記CPU1
6aはステップS18に移行する。
【0039】次に、前記CPU16aは、前記遊技プロ
グラムの実行周期(例えば、1ms)を設定する(ステ
ップS18)。また、前記CPU16aは、前記コマン
ド割込み処理の実行を許可に設定する(ステップS1
9)。そして、前記CPU16aは、前記球計数センサ
における遊技球の検出動作中に電源断があったか否かを
判定する(ステップS20)。なお、前記CPU16a
は、遊技球の検出動作の開始に伴い前記RAM16bに
設定(記憶)されるフラグ(制御情報)に基づきその判
定処理を行っている。そして、この判定結果が肯定の場
合、前記CPU16aは、前記RAM16bに記憶保持
された制御情報に基づき裏レジスタの復帰(ステップS
21)、レジスタの交換・復帰(ステップS22、ステ
ップS23)を行う。また、前記CPU16aは、前記
遊技プログラムの戻り番地を球計数センサにおける遊技
球の検出動作処理後として設定する(ステップS2
4)。
【0040】一方、前記ステップS20の判定結果が否
定の場合、前記CPU16aは、前記RAM16bに記
憶保持された制御情報に基づき裏レジスタの復帰(ステ
ップS25)、レジスタの交換・復帰(ステップS2
6、ステップS27)を行う。また、前記CPU16a
は、前記遊技プログラムの割込み許可状態中の電源断で
あったか否かを判定する(ステップS28)。そして、
この判定結果が肯定の場合、前記CPU16aは前記ス
テップS1で禁止された前記遊技プログラムの割込みを
許可する(ステップS29)。また、前記ステップS2
8の判定結果が否定の場合、前記CPU16aはステッ
プS30に移行する。そして、前記CPU16aは、前
記遊技プログラムの戻り番地として前記RAM16bに
記憶保持された制御情報に基づき電源断前の戻り番地を
設定する(ステップS30)。その後、前記CPU16
aは、前記ステップS24、あるいは、ステップS30
で設定された戻り番地から遊技プログラムを再開させる
と共に払出し制御基板16の処理プログラムを終了し、
以降は前記遊技プログラムに基づき遊技機の遊技状態を
制御する。
【0041】従って、本実施形態によれば、以下に示す
効果を得ることができる。 (1)復電時、主基板15の起動開始を払出し制御基板
16及びサブ基板17の起動開始に比して遅延時間Tだ
け遅延させている。そのため、主基板15の初期設定に
伴い出力される各種制御信号を前記各基板16,17に
おいて入力することができ、前記各基板16,17では
当該制御信号に基づき遊技機における各種構成部材の作
動制御を実行することができる。従って、遊技機の遊技
状態を正確に制御することができ、電源断前と同じ遊技
状態で遊技を再開させることができる。
【0042】(2)また、前記遅延時間Tは、各基板1
6,17の通常処理が実行できる状態となった後に、前
記主基板15の起動が開始されるように設定されてい
る。そのため、例えば、コネクタの接続不良による電源
供給の遅延、あるいは、CPU16a,17aに対する
水晶発振器からの発信信号不良(周波数変動)などによ
り各基板16,17の起動時間が延長しても、主基板1
5が制御信号を出力する前に各基板16,17が通常処
理を開始することができる。即ち、前記各基板16,1
7が起動するまでに遅延時間T分だけ余裕を持たせるこ
とができる。従って、遊技機の遊技状態を正確に制御す
ることができる。
【0043】(3)主基板15のCPU15aに対しリ
セット信号Reを継続して出力することで遅延時間Tを
確保している。そのため、CPU15aの起動特性とし
て起動時にオンオフ入力するリセット信号Reを遅延時
間Tの確保のために有効に利用することができる。従っ
て、遅延時間Tを確保するために新規な構成を追加する
ことなく容易に対応することができる。
【0044】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ・前記実施形態では、払出し制御基板16における通常
処理の開始後に主基板15が起動を開始するように遅延
時間Tを決定しているが、例えば、図2(b)に示すよ
うに、払出し制御基板16の動作チェック中あるいは初
期設定中に前記主基板15の起動を開始するように遅延
時間Tを決定しても良い。即ち、前記遅延時間Tは、各
基板16,17における通常処理が開始した後に、主基
板15の初期設定が開始(即ち、制御信号の出力開始)
されるように決定されれば良い。
【0045】・前記実施形態では、払出し制御基板16
の起動時間(T2+T4)に基づき遅延時間Tが決定さ
れているが、サブ基板17の起動時間に基づき遅延時間
Tを決定しても良い。即ち、遅延時間Tは、最も起動時
間を要する基板16,17に基づき決定されるものであ
り、例えば、サブ基板17である特別図柄表示基板が最
も起動時間を要するのであれば、当該基板に併せて遅延
時間Tは決定される。
【0046】・前記実施形態では、各リセット入力回路
15c,16c,17bがリセット信号Reを所定時間
(例えば、起動待機時間T1)だけ継続して出力するこ
とで、各CPU15a〜17aの起動開始を規制してい
るが、その規制の仕方は任意に変更可能である。例え
ば、リセット入力回路15c,16c,17bにタイマ
(計数手段)を設け、リセット信号回路13から入力し
たリセット信号Reを対応するCPU15a〜17aに
出力するタイミングを計数しても良い。即ち、リセット
入力回路15cでは起動待機時間T1+遅延時間Tを、
リセット入力回路16c,17bでは起動待機時間T1
を計数した後に各CPU15a〜17aにリセット信号
Reを出力しても良い。この場合、前記リセット信号回
路13側にタイマを設けても良い。また、前記リセット
信号回路13側に2種類の異なる時間を計数するタイマ
を設け、起動待機時間T1を計数すると前記リセット入
力回路16c,17bにリセット信号Reを出力し、起
動待機時間T1+遅延時間Tを計数すると前記リセット
入力回路15cにリセット信号Reを出力しても良い。
【0047】・前記実施形態では、電源ACの遮断後に
復電した場合の各基板15〜17の動作態様を説明した
が、例えば、遊技店の営業開始に伴い前記遊技機に電源
ACが供給、即ち、電源投入時において主基板15の起
動を払出し制御基板16及びサブ基板17に対し遅延時
間Tだけ遅延させる場合でも前記実施形態と同様に適用
することができる。
【0048】・前記実施形態では、各CPU15a〜1
7aがリセット信号ReのON→OFFに基づきその動
作を開始しているが、リセット信号Reの入力(ON)
に基づきその動作を開始するタイプのCPUであっても
良い。即ち、リセット信号Reを主基板15のCPUに
出力するタイミングを遅延時間Tだけ遅延させれば良
い。そして、このようなCPUでも前記リセット信号R
eによりその動作が規制されていることになる。
【0049】・前記実施形態で記載した各時間や電圧
値、RAM15b,16bに記憶保持される制御情報
は、実施形態に記載した内容に限定されるものではな
い。即ち、これらの数値や制御情報は、遊技機や遊技機
の各種構成部材の仕様などに基づき遊技機メーカーが適
宜決定するものである。
【0050】・前記実施形態では、パチンコ遊技機に適
用した場合を説明したが、パチンコ遊技機以外の遊技機
(例えば、アレンジボール遊技機やスロットマシン遊技
機など)にも前記実施形態と同様に適用することができ
る。
【0051】次に上記実施形態及び別例から把握できる
請求項に記載した以外の技術的思想について以下に記載
する。 (イ)前記遅延手段は、前記遅延時間の間、前記主制御
手段に対し前記規制信号を継続して出力する請求項3に
記載の遊技機。
【0052】(ロ)前記遅延手段には、前記主制御手段
に対し前記規制信号を出力するタイミングを計数するた
めの計数手段が設けられている請求項3に記載の遊技
機。 (ハ)遊技状態を制御するために各種制御信号を出力す
る主制御手段と、前記主制御手段からの制御信号に基づ
き遊技機の各種構成部材を作動制御するサブ制御手段と
を備え、前記主制御手段及び所定のサブ制御手段が、遊
技機に供給される電源電圧の遮断時には遊技機の遊技状
態に係る各種制御情報を記憶保持し、復電時には記憶保
持した前記制御情報に基づき遊技を再開させる遊技機に
おいて、復電時、前記主制御手段の起動を前記サブ制御
手段の起動よりも所定の遅延時間だけ遅延させる遅延手
段とを備えた遊技機。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、電源供給の開始時にお
いて遊技機の遊技状態を正確に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技機に配設された各種基板の接続態様を示
すブロック図。
【図2】 復電時における各種基板の動作態様を示すタ
イミングチャート。
【図3】 電源投入時または復電時に主基板で実行され
る初期設定の処理プログラムを示すフローチャート。
【図4】 同じく、主基板で実行される初期設定の処理
プログラムを示すフローチャート。
【図5】 電源投入時または復電時に払出し制御基板で
実行される初期設定の処理プログラムを示すフローチャ
ート。
【図6】 同じく、払出し制御基板で実行される初期設
定の処理プログラムを示すフローチャート。
【符号の説明】
Re…リセット信号(規制信号)、15…主基板(主制
御手段)、15c…リセット入力回路(遅延手段)、1
6…払出し制御基板(所定のサブ制御手段)、17…サ
ブ基板(サブ制御手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 勲 名古屋市中村区烏森町3丁目56番地 株式 会社ニューギン内 (72)発明者 柳澤 一徳 名古屋市中村区烏森町3丁目56番地 株式 会社ニューギン内 Fターム(参考) 2C088 BC56 BC58 BC60 CA13 DA23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技状態を制御するために各種制御信号
    を出力する主制御手段と、前記主制御手段からの制御信
    号に基づき遊技機の各種構成部材を作動制御するサブ制
    御手段とを備えた遊技機において、 電源供給の開始時、前記主制御手段の起動を前記サブ制
    御手段の起動よりも所定の遅延時間だけ遅延させる遅延
    手段とを備えた遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遅延時間は、前記サブ制御手段が前
    記制御信号に基づき前記構成部材の作動制御を実行でき
    る状態となった後に、前記主制御手段が前記サブ制御手
    段に対し前記制御信号を出力するように決定されている
    請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遅延手段は、前記主制御手段に対し
    その起動を規制する規制信号を用いて前記主制御手段の
    起動を遅延させる請求項1又は請求項2に記載の遊技
    機。
JP2000335893A 2000-11-02 2000-11-02 遊技機 Pending JP2002136754A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000335893A JP2002136754A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000335893A JP2002136754A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002136754A true JP2002136754A (ja) 2002-05-14

Family

ID=18811563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000335893A Pending JP2002136754A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002136754A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005198992A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2006333950A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Newgin Corp 遊技機
JP2007054259A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Newgin Corp 遊技機
JP2011254984A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2011254983A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2013128828A (ja) * 2013-04-02 2013-07-04 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2014204917A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 京楽産業.株式会社 遊技機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005198992A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2006333950A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Newgin Corp 遊技機
JP4732803B2 (ja) * 2005-05-31 2011-07-27 株式会社ニューギン 遊技機
JP2007054259A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Newgin Corp 遊技機
JP2011254984A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2011254983A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2013128828A (ja) * 2013-04-02 2013-07-04 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2014204917A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 京楽産業.株式会社 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002000878A (ja) 遊技機
JP4656110B2 (ja) 遊技機
JP2003205161A (ja) 遊技機
JPH11299968A (ja) パチンコ機
JP2002136754A (ja) 遊技機
JP2002085656A (ja) 遊技機
JP2001340606A (ja) 遊技機
JP2007054404A (ja) パチンコ機
JP2001327666A (ja) 遊技機
JP4577337B2 (ja) 遊技機
JP4370445B2 (ja) 遊技機
JP2008086789A (ja) 遊技機
JP2003236093A (ja) 弾球遊技機
JP4023767B2 (ja) 遊技機
JP2001198329A (ja) 遊技機
JP3604330B2 (ja) パチンコ機
JP2009119284A (ja) 遊技機
JP2002306702A (ja) 遊技機
JP2002045478A (ja) 遊技機
JP3604331B2 (ja) パチンコ機
JP2009061345A (ja) 遊技機
JP2009061348A (ja) 遊技機
JP2009061347A (ja) 遊技機
JP2009061344A (ja) 遊技機
JP2009061346A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070801

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080602

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080606

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080815