JP2002045478A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002045478A JP2000236884A JP2000236884A JP2002045478A JP 2002045478 A JP2002045478 A JP 2002045478A JP 2000236884 A JP2000236884 A JP 2000236884A JP 2000236884 A JP2000236884 A JP 2000236884A JP 2002045478 A JP2002045478 A JP 2002045478A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部電源と遊技機との通電が遮断された状態
が所定時間継続したときに出力される停電信号の受信に
より停電処理を行う制御部を備えた遊技機において、停
電処理に要する時間を短くすることができる遊技機を提
供する。 【解決手段】 電源部120に停電信号が出力される前
の所定のタイミングで、制御部100、200に向かっ
て停電予告信号を出力する停電予告信号出力部130を
設ける。これにより、制御部100、200は停電信号
を受信する前に予め停電処理の準備を行うことができ、
停電処理に要する時間を短くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は外部電源から遊技
機への通電が遮断された時に所要の情報を保存し、その
保存した情報に基づいて通電回復後に中断された処理を
再開する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】 例えば、パチンコ機のように高度に電
装化された遊技機には、遊技機に設けられた各種電装装
置(パチンコ機の場合では、特別図柄を変動表示する図
柄表示器、賞球を払出す賞球払出装置等)を制御する制
御装置が備えられる。この制御装置は、遊技機に接続さ
れた外部電源から供給される電力により作動するため、
突発的な停電や不意に電源オフがなされた場合(外部電
源と遊技機との通電が遮断された場合)には、制御装置
に電力が供給されなくなり、制御装置において行われて
いる処理が中断されることとなる。このため、この種の
遊技機においても停電等の通電遮断時に実行途中の処理
に関する情報を一旦記憶装置に記憶し、通電回復後にこ
の記憶装置に記憶した情報に基づいて中断された処理を
再開する機能(情報の保存機能)を備えることが望まれ
ている。そこで、遊技機に停電(外部電源と遊技機との
通電遮断)を検知すると停電信号を出力する停電検出部
を設け、その停電検出部から出力された停電信号を契機
に制御装置が所要の情報を保存し(停電処理)、停電復
帰後はその保存した情報に基づいて遊技を再開する(復
電処理)ことができる遊技機の開発が検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 かかる遊技機におい
ては、外部電源との通電遮断後に制御装置が停電処理を
行う必要があるため、通電遮断後に制御装置に対して少
なくとも停電処理が行われる間電力を供給するよう制御
電源を構成する必要がある。その反面停電時に制御電源
の保持能力を高めることは回路規模の増大につながりコ
スト等の観点からできるだけ小さくすることが好まし
い。したがって、外部電源との通電が遮断されてから停
電処理が完了するまでの時間はできるだけ短くすること
が望まれている。一方、遊技機が設置される遊技店には
多くの電源設備が設置され、その影響で遊技機に瞬間的
な通電遮断が生じる場合がある。このため、このような
瞬間的な通電遮断により停電処理が開始されないために
は、停電検出部は外部電源と遊技機との通電が遮断され
た状態が所定時間継続した場合に停電信号を出力するよ
うに構成する必要がある。したがって、外部電源との通
電が遮断されてから停電処理が完了するまでの時間を短
くするためには、停電処理自体の時間を短くすることが
要求されるが、高度に電装化された遊技機においては停
電処理に要する時間を短くすることは困難であった。
【0004】本発明は上述した実情に鑑みなされたもの
であり、その目的は、停電信号に先だって停電予告信号
を出力することで、停電処理に要する時間を短くするこ
とができる遊技機を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】 上記課題を解
決するため請求項1に記載の遊技機は、外部電源から遊
技機への通電が遮断された状態が所定時間継続したとき
に停電信号を出力する停電検出部と、その停電検出部か
ら出力された停電信号を受信すると所要の情報を保存
し、その保存した情報に基づいて通電回復後に遊技を再
開する制御部を備えた遊技機において、前記停電検出部
から停電信号が出力される前の所定のタイミングで、前
記制御部に向かって停電予告信号を出力する停電予告信
号出力部を設けた。上記遊技機においては、停電信号が
出力される前に予め停電予告信号が制御部に対して出力
されるため、制御部は停電処理のための準備を予め行う
ことができる。したがって、停電信号受信後の処理時間
を短くすることが可能となる。ここで、上記「停電予告
信号出力部」は、例えば、停電検出部と同様、外部電源
から遊技機への通電が遮断された状態が所定時間(停電
検出部よりも短く設定された時間)継続した場合に停電
予告信号を出力するように構成することができる。ま
た、上記「停電予告信号出力部」から停電予告信号を出
力するタイミングは、制御部における停電処理の準備に
要する時間に応じて適宜決定すれば良い。
【0006】請求項1に記載の遊技機においては、制御
部が、遊技機の状態に応じてコマンドの作成及び送信を
行う第1の制御装置と、その第1の制御装置から送信さ
れたコマンドに基づいて所定の処理を行う第2の制御装
置を有する場合がある。このような場合、前記第1の制
御装置は、前記停電予告信号を受信する受信手段が設け
られ、かつ、その受信手段に停電予告信号を受信してか
ら通電が回復するまでの間、コマンドの作成及び/又は
送信を行わないよう構成されていることが好ましい(請
求項2)。上記遊技機では、停電予告信号を受信してか
ら通電が回復するまでの間は、第1の制御装置において
コマンドの作成及び/又は送信が行われない。このた
め、第1の制御装置から第2の制御装置へのコマンド送
信処理中に停電信号が出力され、この送信処理が完了す
るまで停電処理が開始されなくて停電信号出力後の処理
時間が長くなるという不具合を防止することができる。
なお、上述した請求項2に記載の遊技機において、第1
の制御装置がコマンドの作成のみを行わないよう構成さ
れている場合には、停電予告信号受信時に既に作成され
ているコマンドについては第2の制御装置に送信される
場合が生じ得る。したがって、このような場合には、停
電予告信号が出力されるタイミングをコマンドの送受信
処理に要する時間を考慮して決定することで、停電信号
が出力される時にコマンドが送信されていない状態とす
ることができる。これにより、停電信号出力後即座に停
電処理が開始されても、第1の制御装置のコマンド送信
処理が中断され、第2の制御装置においてコマンドの受
信ミス等が生じることは無い。
【0007】請求項2に記載の遊技機においては、前記
第1の制御装置は、さらに、その第1の制御装置に入力
される入力情報を記憶可能な記憶装置が設けられるとと
もに、前記受信手段に停電予告信号を受信してから通電
が回復するまでの間に受信する入力情報を記憶装置に格
納し、その格納した入力情報を通電が回復するまでの間
保持するように構成されていることが好ましい(請求項
3)。このような構成によれば、停電予告信号を受信し
てから通電が回復するまでの間に受信する入力情報が記
憶装置に格納されて保持されるため、通電が回復した後
はその保持した情報に基づいて遊技を再開することがで
きる。
【0008】また、同様に、請求項1に記載の遊技機に
おいて、制御部が、遊技機の状態に応じてコマンドの作
成及び送信を行う第1の制御装置と、その第1の制御装
置から送信されたコマンドに基づいて所定の処理を行う
第2の制御装置を有する場合は、前記第2の制御装置
は、前記停電予告信号を受信する受信手段が設けられ、
かつ、その受信手段に停電予告信号を受信してから通電
が回復するまでの間、前記第1の制御装置から送信され
たコマンドに基づいて新たな処理を行わないように構成
されていることが好ましい(請求項4)。上記遊技機で
は、停電予告信号を受信してから通電が回復するまでの
間は、第2の制御装置は、第1の制御装置から送信され
たコマンドに基づいて新たな処理が行われない。したが
って、第2の制御装置が新たな処理を開始している最中
に停電信号が出力され、この処理を完了するまで停電処
理が開始されないという不具合を防止することができ
る。ここで、上記「新たな処理」とは、第1の制御装置
から送信されたコマンドを新たに解析することや、その
解析結果に基づいて制御データ等を作成したり設定する
ことをいい、第1の制御装置から送信されたコマンドの
受信処理や、各種信号の入力処理は含まれ無い。
【0009】また、前記第2の制御装置は、さらに、そ
の第2の制御装置に入力される入力情報及び/又はコマ
ンドを記憶可能な記憶装置が設けられるとともに、前記
受信手段に停電予告信号を受信してから通電が回復する
までの間に受信する入力情報及び/又はコマンドを記憶
装置に格納し、その格納した入力情報及び/又はコマン
ドを通電が回復するまでの間保持するように構成されて
いることを特徴とする(請求項5)。このような構成に
よれば、停電予告信号を受信してから通電が回復するま
での間に受信する入力情報及びコマンドが記憶装置に格
納されて保持されるため、通電が回復した後はその保持
した情報に基づいて遊技を再開することができる。
【0010】なお、上述した請求項2乃至4のいずれか
一つに記載の遊技機においては、一つの停電検出部から
両制御装置に停電信号を出力するようにすることが好ま
しい。このように構成すれば、両制御装置における停電
処理を同期して開始することができる。また、停電予告
信号出力部についても、一つの停電予告信号出力部から
両制御装置に信号を出力するようにしても良いし、制御
装置毎に停電予告信号出力部を設けても良い。また、停
電予告信号出力部から出力される停電予告信号も、各制
御装置毎の準備処理に要する時間に応じて各制御装置に
異なるタイミングで信号が入力するようにしても良い
し、両制御装置に同時に入力するようにしても良い。
【0011】また、上記各請求項に記載の遊技機におい
ては、前記第1の制御装置を遊技機全体の制御を行う主
制御装置とし、前記第2の制御装置をその主制御装置か
ら出力されるコマンドに基づいて遊技者に遊技媒体を払
出す払出装置の制御を行うサブ制御装置とすることが可
能である。このような構成によれば、遊技者に特典(遊
技媒体の払出し)を行う払出装置が正しく(コマンドの
取込みミス等を起こすことなく)制御(停電処理及び復
帰処理)されるため、遊技者に損失(未払いの遊技媒
体)を与えることが防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】 本発明を第1種パチンコ機にお
けるメイン制御部(請求項にいう第1の制御装置に相当
する。)及び払出装置を制御する賞球制御部(請求項に
いう第2の制御装置に相当する。)における停電処理及
び復帰処理に本発明を適用した一実施の形態について図
1乃至図15を用いて説明する。ここで、図1は本実施
の形態に係るパチンコ機の裏面側に配備される裏セット
板11およびその付属物(払出装置30等)を示す背面
図であり、図2は図1に示すパチンコ機の制御部の構成
を示すブロック図であり、図3は電源部120の構成を
説明するための図であり、図4は停電検出部130の構
成を説明するための図であり、図5は停電検出部130
から出力される停電予告信号と停電信号の出力タイミン
グを説明するためのタイムチャートであり、図6〜10
はメイン制御部における処理のフローチャートであり、
図11〜図15は賞球制御部における処理のフローチャ
ートである。
【0013】まず、パチンコ機10に設けられる払出装
置30について説明する。図1に示すように、払出装置
30は、パチンコ機10の裏面側に取付けられた裏セッ
ト板11に配設される。この裏セット板11には、払出
装置30の他に、パチンコ球を多数貯留するための球貯
留タンク13、この球貯留タンク13に貯留されたパチ
ンコ球を払出装置30に誘導する誘導レール14が設け
られている。なお、上記誘導レール14は、図示してい
ないが内外に2つの球通路が並列に形成されている。
【0014】また、払出装置30は、図1に示すよう
に、誘導レール14に連通する上部球誘導路31aと、
この上部球誘導路31aの下流側開口部近くに設けられ
た回転球受け体34と、この回転球受け体34の下方に
配置される二つの下部球誘導路31bとを有している。
これら上部球誘導路31a、回転球受け体34および下
部球誘導路31bも、誘導レール14が2列に形成され
ていることに応じて、それぞれ内外に1対相互に隣接し
て設けられている。上記回転球受け体34は、一つのパ
チンコ球を一時的に受け得る凹部(球受け部)34aが
いくつも形成され(図では6カ所)、この球受け部34
aに上部球誘導路31aを通行してきたパチンコ球が一
球ずつ受け入れられる。この回転球受け体34は、モー
タ25(図示せず:ただし、図2に表示)により回転駆
動される。このため、モータ25が回転することによっ
て、球受け部34aに受け入れられたパチンコ球を一球
ずつ規則的に下部球誘導路31bに落入させることがで
きる。なお、既に述べたように回転球受け体34は2列
(内外)に形成されているため、内外それぞれの回転球
受け体34からパチンコ球が下部誘導路31bに排出さ
れる。この内と外の2つの回転球受け体34からパチン
コ球が排出されるタイミングは、両回転球受け体34よ
りパチンコ球が同時に排出されないように調整されてい
る。すなわち、内と外に設けた回転球受け体34が所定
の角度だけ位相がずれて設けられることで、パチンコ球
の排出タイミングがずれるように構成されている。回転
球受け体34から排出されたパチンコ球が落入する下部
球誘導路31bの上流側部分は、賞球用球誘導路32a
と貸し球用球誘導路32bとの二つに分かれている。そ
して、回転球受け体34の回転方向に応じて球受け部3
4aから排出・落下するパチンコ球が賞球用球誘導路3
2aに落入するか或いは貸し球用球誘導路32bに落入
するかが決定される。
【0015】かかる構成の結果、球貯留タンク13に貯
留するパチンコ球は、球貯留タンク13の底部から誘導
レール14および上部球誘導路31aを通って回転球受
け体34に至る。そして、モータ25が回転駆動される
ことによって回転球受け体34が回転し、その結果、パ
チンコ球は1球ずつ下部球誘導路31b(賞球用球誘導
路32a又は貸し球用球誘導路32b)に送出(落入)
される。すなわち、遊技者に賞球を払出すときは回転球
受け体34が反時計回りに回転することで、回転球受け
体34から排出されたパチンコ球は賞球用球誘導路32
aに落入する。一方、パチンコ球を貸し球として払い出
すときは回転球受け体34が時計回りに回転すること
で、回転球受け体34から排出されたパチンコ球は貸し
球用球誘導路32bに落入する。そして、これら賞球用
球誘導路32a、貸し球用誘導路32bに落入したパチ
ンコ球は払出用球誘導路35に流れ、パチンコ機10の
前面に設けられた図示しない上皿(又は下皿)に排出さ
れる。
【0016】また、払出装置30には、上述した回転球
受け体34に隣接してフォト検出器(フォトカプラ)よ
り成る回転検出センサ29が備えられており、これによ
って回転球受け体34の回転を検出する。すなわち、回
転球受け体34には回転球受け体34と一体となって回
転する図示しない円盤状の位置検出板が付設されてお
り、この位置検出板の周縁部には、上記複数の球受け部
34aそれぞれに対応する複数のスリットが一定の間隔
(角度)をあけて設けられている。また、上記回転検出
センサ29は、位置検出板が回転する際において位置検
出板のスリットの通過を検出し得る所定の位置に配設さ
れる。したがって、位置検出板のスリットの一つが回転
検出センサ29の検出位置を通過する度に、回転検出セ
ンサ29がオンとなり、回転検出信号が後述する賞球制
御部200に出力される。つまり、球受け部34aから
一球のパチンコ球が排出され得る回転角度(即ち上記6
カ所の球受け部34aを有する本実施形態に係る回転球
受け体34では60度)の回転毎に一回の回転検出信号
が賞球制御部200に出力される。なお、かかるフォト
検出器の機構自体は従来のパチンコ機(例えば特開平9
−155035号公報参照)に装備されるものと同様で
あればよく、本発明を特徴付けるものでもないのでこれ
以上の詳細な説明は省略する。
【0017】さらに、払出装置30の賞球用球誘導路3
2aには、当該誘導路を通行するパチンコ球を検出する
賞球検出センサ27(典型的には近接スイッチ)が設け
られている。この賞球検出センサ27は、内と外に2列
に設けられた賞球用球誘導路32aのそれぞれに設けら
れている。そして、当該賞球用球誘導路32aをパチン
コ球が通行した際に、賞球検出信号を後述するメイン制
御部100及び賞球制御部200に出力する。同様に、
貸し球用球誘導路32bにも、当該誘導路を通行するパ
チンコ球を検出する貸し球検出センサ28(典型的には
近接スイッチ)が設けられている。この貸し球検出セン
サ28も、内と外に2列に設けられた貸し球用球誘導路
32bのそれぞれに設けられている。そして、貸し球用
球誘導路32bをパチンコ球が通行した際に、貸し球検
出信号を後述するメイン制御部100及び賞球制御部2
00に出力する。なお、上述した球貯留タンク13に
は、球貯留タンクにパチンコ球が貯留されていない球切
れ状態を検出するための球切れ検出センサが設けられて
いる。また、払出装置30から払出されたパチンコ球を
受ける受皿(パチンコ機10の前面に設けられた上皿、
下皿)には、これらの受皿にパチンコ球が満タンに貯留
されている満タン状態を検出するための球満タン検出セ
ンサが設けられている。
【0018】次に、上述のように構成される払出装置3
0を制御する制御系の構成について、図2〜4を参照し
て説明する。払出装置30を制御する制御系は、図2に
示すように、パチンコ機10全体を制御するメイン制御
部100と、メイン制御部100と電気的に接続された
賞球制御部200により構成される。これらメイン制御
部100及び賞球制御部200は電源部120と電気的
に接続され、この電源部120からメイン制御部100
及び賞球制御部200に電力が供給されるように構成さ
れている。
【0019】電源部120は、外部電源から供給される
AC24V電源を本パチンコ機10に装備された各電装
品それぞれに応じた電圧の直流供給電源に整流・平滑化
する電圧変圧部140と、停電その他の理由によって外
部電源からの通電が遮断されたときに本パチンコ機10
の各制御部(メイン制御部100、賞球制御部200
等)に向かって停電予告信号及び停電信号を出力する停
電検出部130(請求項にいう停電検出部と停電予告信
号出力部に相当する。)とを備える。電圧変圧部140
は、図3に示すようにAC24V電源の波形を整流する
整流回路142a,142bと、整流回路142a,1
42bにより整流された脈流波形を平滑化する平滑回路
(ダイオードD1,D2,D3,D4とコンデンサC
1,C2,C3,C4で構成)と、平滑回路により平滑
化された波形を定電圧化する定電圧回路IC1、IC
2、IC3とで構成される。このような電圧変圧部14
0において通常時には、定電圧回路IC1により生成さ
れる+5Vの信号がメイン制御部100及び賞球制御部
200に対して供給される。また、停電等の通電遮断時
においては、コンデンサC1に通電中に備蓄した電力
が、メイン制御部100及び賞球制御部200に対して
供給され、これにより各制御部100、200は通電遮
断後の処理を行うことが可能となる。したがって、停電
時にはコンデンサC1が制御部が停電処理を行う間、電
圧を保持する機能を果たすこととなる。さらに、定電圧
回路IC1から出力される+5Vの信号は、並列に分離
されてダイオードD5およびコンデンサC5を介して情
報保存用出力端子VBBに接続される。そして、このコ
ンデンサC5に備蓄した電力は、停電等の通電遮断時に
おいてメイン制御部100及び賞球制御部200のRA
M106、206に供給され、RAM106、206に
記憶された情報が保持される。したがって、コンデンサ
C5が情報保存用の電源となる。
【0020】停電検出部130は、図4に示すように、
3端子レギュレータIC4(図3参照)から供給された
電圧(+12V)を停電検出部130に設けられた各回
路を動作させるための電圧に変換する電源回路300を
有し、電源回路300で変圧された電圧はスタート回路
302を介して比較回路304、ラッチ解除信号発生回
路306、発振回路308、分周回路310、分周回路
320、ラッチ回路312、遅延回路314に供給され
る。スタート回路302は、電源投入時又は電源復旧時
において、電源回路300で調整された電圧を各回路に
供給するタイミングを制御するものであり、具体的に
は、まずラッチ回路312、遅延回路314に供給し、
しかる後、発振回路308、分周回路310、分周回路
320、比較回路304、ラッチ解除信号発生回路30
6の順に供給するように制御する。また、比較回路30
4は、交流電源ACと接続されて交流電源ACの半波を
検出する回路であり、交流電源ACの半波を検出してい
る間クロック信号を分周回路310及び分周回路320
に出力する。また、この比較回路304は、交流電源A
Cの半波を検出していない状態から交流電源ACの半波
を検出した場合には、ラッチ解除信号発生回路306に
信号を出力する。そして、このラッチ解除信号発生回路
306は、比較回路304から出力された信号が入力す
ると、所定時間後にラッチ回路312のラッチ状態を解
除するための信号をラッチ回路312に出力する。ま
た、分周回路310は、発振回路308で生成される5
0kHzの信号を分周する回路である。すなわち、比較
回路304から出力されるクロック信号が入力される毎
にリセットされ、比較回路304からクロック信号が入
力されない状態(交流電源ACの波形が途絶えた状態)
では発振回路308から出力される信号を分周し続け、
8192分周したときにラッチ回路312に信号を出力
する。このラッチ回路312は、分周回路310から出
力された信号が入力すると、その信号を上述したラッチ
解除信号が入力されるまでラッチ(ON)する。このた
め、ラッチ回路312がONされることで、トランジス
タ316がONされ、同様に遅延回路314を介してト
ランジスタ318がONされる。したがって、トランジ
スタ316がONされるタイミングで停電信号が出力さ
れ、その停電信号が出力されてから所定時間遅れて電圧
コントロール信号が出力されることとなる。この電圧コ
ントロール信号は、電源部120の定電圧回路IC1、
IC2、IC3に入力し、これらの定電圧回路IC1、
IC2、IC3を制御する。すなわち、停電時には各制
御部が確実にリセットされるよう電圧コントロール信号
により定電圧回路IC1の出力を停止させるとともに、
故障を誘発させないよう入力処理回路や出力処理回路に
用いられる定電圧回路IC2、IC3の出力も同時にこ
の電圧コントロール信号により出力を停止するよう制御
される。また、分周回路320は、分周回路310と同
様、発振回路308で生成される50kHzの信号を分
周する回路であり、比較回路304から出力されるクロ
ック信号が入力される毎にリセットされ、比較回路30
4からクロック信号が入力されない状態(交流電源AC
の波形が途絶えた状態)では分周し続ける。そして、発
振回路308で生成される信号を4096分周したとき
にトランジスタ322に信号を出力する。この信号によ
りトランジスタ322がONされると、停電予告信号が
出力されることとなる。
【0021】したがって、上述のように構成される停電
検出部130は、図5に示す出力タイミングで停電予告
信号及び停電信号を出力する。すなわち、図5(a)に
示すように、交流電源ACの波形が途絶えた状態(比較
回路304からクロック信号が出力されない状態)とな
ると、その時から4096分周時に停電予告信号が出力
(ON)される。そして、停電予告信号が出力されてか
らさらに4096分周されたとき(停電発生から819
2分周されたとき)に停電信号が出力(ON)され、同
時に停電予告信号はOFFされる。したがって、本パチ
ンコ機10では、交流電源AC(外部電源)との通電が
遮断されてから所定時間後(4096分周後)に停電予
告信号が出力され、さらに所定時間経過後(4096分
周後)に停電信号が出力されることとなる。なお、図5
(b)に示すように、停電予告信号が出力されてから所
定時間(4096分周)経過する前に通電が回復した場
合(交流電源ACの波形が比較回路304に入力される
場合)には、比較回路304から信号が出力され分周回
路310及び分周回路320がリセットされる。このた
め、停電信号は出力されず、また、出力されている停電
予告信号もOFFされる。
【0022】次に、上記停電予告信号及び停電信号が入
力する制御部(メイン制御部100、賞球制御部20
0)の構成について説明する。メイン制御部100は、
本パチンコ機10の各装置(電装品)の動作を統括する
制御装置であり、賞球制御部200の他に、遊技盤中央
に配置された図柄表示器(図示せず)の図柄変動処理を
行う図柄表示制御部、スピーカから効果音やBGMを発
生させるための処理を行う音制御部、遊技盤の内外に装
着されたランプの点灯駆動処理を行うランプ制御部等が
電気的に接続されている。これら各制御部の機構は、従
来のパチンコ機におけるものと同様であり、ここではそ
の説明を省略する。このメイン制御部100は、図2に
示すように、CPU102と、CPU102とバス11
4を介して接続されるROM104、RAM106、入
力処理回路108、通信制御回路112等を備えた1チ
ップ化されたマイクロコンピュータである。CPU10
2は、ROM104に格納されている遊技制御プログラ
ムを実行してパチンコ機10を制御する。この遊技制御
プログラムには、賞球制御部200等に送信する各種コ
マンドの作成や、その作成したコマンドを各制御部に送
信するための制御プログラムが含まれる。RAM106
には、各種データや入出力信号が格納される。入力処理
回路108は、各種入賞口に入賞したパチンコ球を検出
する一般入賞口センサ54、特定入賞口センサ56等の
センサ(典型的には近接スイッチ)から出力された信号
を受けて、メイン制御部100内で処理可能なデータ形
式に変換する機能を有する。この入力処理回路108に
は、前述した停電検出部130から出力される停電予告
信号や停電信号、払出装置30に設けた賞球検出センサ
27、貸し球検出センサ28から出力される検出信号も
入力するようになっている。通信制御回路112は、C
PUの出力ポートのコマンド等を賞球制御部200等に
送信するための回路(汎用ロジックIC、PIO、トラ
ンジスタアレイ等で構成される)である。
【0023】賞球制御部200は、上述したメイン制御
部100から送信されたコマンドに基づいて払出装置3
0の動作を制御する制御装置であり、基本的にはメイン
制御部100と同様、CPU202と、CPU202と
バス214を介して接続されるROM204、RAM2
06、入力処理回路210、通信制御回路208、出力
処理回路212等を備えた1チップ化されたマイクロコ
ンピュータである。CPU202は、ROM204に格
納されている制御プログラムに従って払出装置30の賞
球制御等を行う。RAM206には、各種データや入出
力信号が格納される。入力処理回路210は、払出装置
30に設けられた回転検出センサ29、貸し球検出セン
サ28、賞球検出センサ27から出力された検出信号を
受信して、賞球制御部200内で処理可能なデータ形式
に変換する機能を有する。また、この入力処理回路21
0にも、前述した停電検出部130から出力された停電
予告信号や停電信号が入力するようになっている。ま
た、出力処理回路212は、モータ25を駆動するため
の駆動信号を出力する回路であり、通信制御回路208
は、メイン制御部100から送信されたコマンドを受信
するための回路である。
【0024】次に、上述したように構成されるメイン制
御部100及び賞球制御部200で行われる処理につい
て説明する。最初にパチンコ機10への電源投入時(通
電時を含む)における処理について説明する。
【0025】(1)電源投入時の処理(メイン制御部) 電源投入されると、電源部120から上記各制御部10
0、200に通電が開始される。そして、各制御部10
0、200に印可される電圧が所定の電圧となると、各
制御部100、200は次に説明する処理を開始する。
まず、メイン制御部100の処理について、図6、図7
に基づいて説明する。なお、メイン制御部100におい
ては、入賞口に入賞したパチンコ球を検出する入賞検出
処理や、その入賞検出処理により検出した入賞に基づい
て作成した賞球コマンドを賞球制御部200に送信する
ための賞球コマンド送信処理や、払出装置30から払出
されたパチンコ球を検出する賞球検出処理等のようなコ
マンドや信号の入出力処理は、通常の処理とは別にメイ
ン制御部100に設けたCTCカウンタによる所定周期
(本実施の形態では、4ms)毎の割込み処理により行
われる。そこで、まずはメイン制御部100における通
常の処理について図6を参照して先に説明し、次いでC
TCカウンタによる割込み処理(以下、単にCTC割込
み処理という)について図7を参照して説明する。
【0026】図6に示すように、メイン制御部100で
は、まず初期化処理が行われ(S01)、次いでRAM
消去スイッチがON(出力)されたかどうかが判断され
る(S02)。ここで、RAM消去スイッチとは、電源
遮断時において保存した情報を消去するために操作され
るスイッチである。すなわち、保存した情報を利用して
遊技を再開する必要がないとき(例えば、営業終了によ
り電源OFFした翌日の営業開始時等)に操作されるス
イッチであり、パチンコ機10への電源投入時に操作さ
れ、これによりメイン制御部100及び賞球制御部20
0に信号が出力される。したがって、ステップS02で
は、RAM消去スイッチを操作することにより出力され
た信号をメイン制御部100において受信されたか否か
が判断される。RAM消去スイッチが操作されていた場
合〔ステップS02でYES〕にはステップS04に進
み、RAM消去スイッチが操作されていない場合〔ステ
ップS02でNOの場合〕には、次ぎにRAM106に
異常があるかないかを判断する(S03)。すなわち、
RAM106に保存した情報が何らかの原因で破壊され
ていた場合には、その情報を利用して処理を再開するこ
とができないので、まずRAM106の情報が利用でき
るか否かを判断する。具体的な方法としては、チェック
サム値(RAM106の各レジスタの値を加算した加算
値)が正常値と一致するか否かで判断する。RAM10
6に異常があった場合〔ステップS03でYESの場
合〕にはステップS04に進み、RAM106に異常が
無かった場合〔ステップS03でNOの場合〕には保存
した情報に基づいて処理を再開する復電処理に移行する
(S18)。なお、復電処理の内容については後で説明
する。ステップS04に進むと、メイン制御部100は
RAM106に記憶した情報をクリアする(S04)。
これらの処理が終了した後、メイン制御部100は以下
に説明するメイン処理に移行する。
【0027】メイン処理では、まず、停電予告信号がO
Nされているか否かを判断する(S05)。具体的に
は、メイン制御部100の入力ポート(通常の受信ポー
ト)に停電予告信号を受信しているか否かを判断する。
停電予告信号を受信している場合〔ステップS05でY
ESの場合〕はステップS15に進む。一方、停電予告
信号を受信していない場合〔ステップS05でNOの場
合〕はステップS06に進み、停電予告フラグをOFF
する(S06)。停電予告フラグがOFFされると、次
に、停電ステータスチェック処理が行われる(S0
7)。この停電ステータスチェック処理は、ステップS
18の復電処理により復電ステータスフラグがONされ
たときにのみ行われる処理であるので、後で詳述する復
電処理において説明する。ステップS07が終了する
と、次に、スイッチ入力取込処理が行われる(S0
9)。具体的には、後述するCTC割込み処理において
入力ポートに取り込んだ入力情報(一般入賞口センサ5
4、特定入賞口センサ56、賞球検出センサ27等から
出力された信号)を、RAM106の所定のレジスタに
取り込む処理を行う。ステップS09が終了すると、次
に、出力データ作成処理を行う(S10)。この出力デ
ータ作成処理では、上述したステップ09のスイッチ入
力取込処理により取り込まれた情報(一般入賞センサ5
4、特定入賞センサ56等から出力された検出信号)に
基づいて遊技盤の前面に設けられた図示しない大入賞口
等の電動役物を動作させるための出力データ(駆動デー
タ)の作成を行う。この作成された出力データは、CT
C割込み処理により各電装装置に出力される。出力デー
タ作成処理が終了すると、次にコマンド作成処理を行う
(S11)。このコマンド作成処理では、上述したステ
ップ09のスイッチ入力取込処理により取り込まれた情
報(一般入賞センサ54、特定入賞センサ56、賞球検
出センサ27等から出力された検出信号)や、ステップ
S08の賞球可能か否かの情報に基づいて、賞球制御部
200、図柄制御部、音制御部、ランプ制御部等の各サ
ブ制御部に送信するコマンドを作成する。例えば、賞球
制御部200には賞球の払出を命じる賞球コマンドを作
成し、図柄制御部に対しては特別図柄の変動を命じる図
柄変動コマンドを作成し、音制御部には効果音の発音を
命じる効果音コマンドを作成し、ランプ制御部にはラン
プ装飾を命じるランプ点灯コマンドを作成する。ステッ
プS11で作成されたコマンドは、CTC割込み処理に
より各制御部に送信される。コマンド作成処理が終了す
ると、次いで外部情報作成処理を行う(S12)。この
外部情報作成処理では、大当り回数、確率変動中等のパ
チンコ機10の状態を外部コンピュータに報知するため
の情報作成を行う。この作成された情報も、CTC割込
み処理によりメイン制御部100より出力される。次ぎ
に、ステップS13に進み、初期値乱数の作成・更新や
ハズレ図柄の作成・更新を行う(S13)。最後に、球
貯留タンク13の球切れ状態や、上皿・下皿の満タン状
態等を遊技者やホール店員等に報知するため、図柄表示
装置、ランプ、スピーカ等を駆動するエラー処理を行う
(S14)。このステップS14のエラー処理が終わる
と、ステップS05の処理に戻ってステップS05から
ステップS14までの処理を繰り返すこととなる。
【0028】一方、停電予告信号がONされている場合
〔ステップS05でYESの場合〕は、まず停電予告フ
ラグをONする(S15)。しかる後、上述したステッ
プS09及びステップS14の処理と同様の処理である
スイッチ入力取込処理(S16)及びエラー処理(S1
7)のみを行う。そして、ステップS05の処理に戻っ
てステップS05からステップS17までの処理を繰り
返すこととなる。したがって、停電予告信号がONされ
るとステップS06〜ステップS08の処理(賞球が可
能か否かを判断する処理)、及び、ステップS10〜ス
テップS13の処理(メイン制御部100から他の制御
部等に出力される情報を作成する処理)が行われないこ
ととなる。
【0029】次ぎに、図7に基づいてCTC割込み処理
について説明する。CTC割込み処理では、図7に示す
ように、まずスイッチ入力処理が行われる(S19)。
このスイッチ入力処理は、一般入賞口センサ54、特定
入賞口センサ56、賞球検出センサ27等から出力され
た信号をメイン制御部100の入力ポートに取り込む処
理である。この取り込まれた信号は、上述したステップ
S09、ステップS16のスイッチ入力取込処理により
RAM106の所定の領域に格納されることとなる。し
たがって、停電予告信号受信後においても、例えば発射
済みのパチンコ球に関して一般入賞口センサ54等から
出力されメイン制御部100に入力する入力情報(検出
信号)があれば、この情報はRAM106の所定の領域
に格納されることとなり、通電回復時にはこの情報をも
とに遊技が再開される。スイッチ入力処理が終わると、
大当り乱数(大入賞口が開放される大当り状態となるか
否かを抽選するための乱数)を更新する処理を行い(S
20)、次いで出力データの出力処理を行う(S2
1)。出力データの出力処理では、上述したステップS
10(図6参照)の処理で作成した出力データが電装装
置(ソレノイド等)に出力される。ステップS21が終
了すると、次に停電予告フラグがONとなっているか否
かが判断される(S22)。停電予告フラグがONとな
っている場合〔ステップS22でYESの場合〕にはス
テップS24の処理に進み、停電予告フラグがOFFと
なっている場合〔ステップS22でNOの場合〕にはタ
イマ更新処理が行われる(S23)。このタイマ更新処
理では、メイン制御部100で行われる各処理に使用さ
れるソフトタイマの更新が行われる。したがって、停電
予告フラグがOFFとなっているときのみ、ソフトタイ
マが更新され新たな処理が行われることとなる。これら
の処理が終了しステップS24に進むと、各制御部(賞
球制御部200、図柄制御部等)にコマンドを送信する
コマンド送信処理が行われる(S24)。このコマンド
送信処理は、従来の遊技機におけるコマンド送信処理と
同様に出力ポートに送信するコマンドを設定し、しかる
後メイン制御部100からライト信号を出力することに
より送信される。
【0030】以上、説明したことから明らかなように、
メイン制御部100は、CTC割込み処理により各種セ
ンサ等から出力された検出信号等を入力ポートに取り込
む。この入力ポートに取り込まれた信号は、通常のメイ
ン処理においてRAM106に格納され、この格納され
た情報に基づいて賞球制御部200に送信する賞球コマ
ンドの作成等が行われる。そして、作成された賞球コマ
ンド等は、CTC割込み処理において賞球制御部200
に送信されることとなる。また、メイン制御部100に
おいては、停電予告フラグがONの状態(停電予告信号
を受信している状態)では、他の制御部や外部機器に出
力される情報(コマンド)の作成が行われない。したが
って、停電予告フラグがONとなった後は、既に作成さ
れているコマンドだけがCTC割込み処理によってメイ
ン制御部100から出力されることとなる。
【0031】(2)電源投入時の処理(賞球制御部) 次ぎに、賞球制御部200の動作について、図11〜1
3に基づいて説明する。なお、賞球制御部200におい
ても、メイン制御部100と同様、通常の処理とは別に
行われるCTCカウンタによる割込み処理によって払出
装置30のモータ25を駆動するための駆動信号を出力
する処理や、回転検出センサ29、賞球検出センサ27
等のセンサから出力された検出信号を入力ポートに取り
込む処理が行われ、また、メイン制御部100から出力
されたライト信号(INT端子入力)による割込み処理
によってコマンド受信処理が行われる。そこで、まずは
賞球制御部200における通常の処理について図11を
参照して先に説明し、次いでコマンド受信処理やCTC
カウンタによる割込み処理について図12、図13を参
照して説明する。
【0032】図11に示すように、賞球制御部200に
おいても、メイン制御部100と同様、まず初期化処理
が行われ(S40)、次いでRAM消去スイッチがON
(出力)されたかどうかが判断される(S41)。RA
M消去スイッチがONされている場合〔ステップS41
でYES〕にはステップS43に進み、RAM消去スイ
ッチがONされていない場合〔ステップS41でNOの
場合〕には、次ぎにRAM206に異常があるかないか
を判断する(S42)。そして、RAM206に異常が
あった場合〔ステップS42でYESの場合〕にはステ
ップS43に進み、RAM206に異常が無かった場合
〔ステップS42でNOの場合〕には保存した情報に基
づいて処理を再開する復電処理に移行する(S53)。
この賞球制御部200における復電処理については、メ
イン制御部100と同様に後で詳述する。ステップS4
3で、賞球制御部200はRAM206に記憶した情報
をクリアし(S43)、以下に説明するメイン処理に移
行する。
【0033】メイン処理では、まず、停電予告信号がO
Nされているか否かを判断する(S44)。具体的に
は、賞球制御部200の入力ポート(通常の受信ポー
ト)に停電予告信号を受信しているか否かで判断する。
停電予告信号を受信している場合〔ステップS44でY
ESの場合〕はステップS50に進み、停電予告信号を
受信していない場合〔ステップS44でNOの場合〕は
ステップS45に進んで、停電予告フラグをOFFする
(S45)。停電予告フラグをOFFすると、次に、ス
イッチ入力取込処理が行われる(S46)。具体的に
は、CTC割込み処理(図13のステップS56の処
理)により入力ポート(通常の受信ポート)に取り込ん
だ入力情報(回転検出センサ29、貸球検出センサ2
8、賞球検出センサ27等から出力された信号)を、R
AM206の所定のレジスタに取り込む処理を行う。ス
テップS46が終了すると、メイン制御部100から送
信されたコマンド(図12のコマンド受信処理で受信し
たコマンド)の解析処理を行う(S31)。すなわち、
メイン制御部100から送信されたコマンドがどの種類
のコマンド(例えば、賞球の開始を許可する賞球可コマ
ンド、又は、球切れ・満タン等の原因により賞球を禁止
する賞球不可コマンド、又は、所定の球数の払出を命じ
る賞球コマンド等)であるかを解析する。このコマンド
解析処理が終了すると、次に、モータ25を駆動するた
めの駆動データの作成処理を行う(S48)。すなわ
ち、ステップS47のコマンド解析処理により解析した
コマンド(賞球コマンド)や、ステップS46で取り込
んだ各種センサ27の情報(払出数に関する情報)に基
づいて、適正なパチンコ球数を払出すようモータ25を
駆動するための駆動データを作成する。駆動データの作
成処理が終了すると、次いで、エラー処理が行われる
(S49)。このエラー処理は、何らかの異常(例え
ば、払出装置30から賞球を払出しすぎた場合等)があ
る場合に、その異常をホール店員等に知らせる処理であ
る。このエラー処理が行われると、再びステップS44
に戻って、S44からの処理を繰り返すこととなる。
【0034】一方、停電予告信号を受信している場合
〔ステップS44でYESの場合〕は、まず停電予告フ
ラグをONする(S15)。しかる後、上述したステッ
プS46及びステップS49の処理と同様の処理である
スイッチ入力取込処理(S51)及びエラー処理(S5
2)のみを行う。ステップS52が終了すると、ステッ
プS44の処理に戻ってステップS44からの処理を繰
り返すこととなる。したがって、停電予告信号がONさ
れると賞球制御部200ではステップS47、ステップ
S48の処理(コマンド解析処理、駆動データ作成処
理)が行われないこととなる。
【0035】次ぎに、図12に基づいてメイン制御部1
00から送信されたコマンドを受信するコマンド受信処
理を説明し、図13に基づいてCTC割込み処理につい
て説明する。図12に示すコマンド受信処理では、まず
賞球制御部200の入力ポートにメイン制御部100か
ら送信されたコマンドを受信したか否か、すなわちメイ
ン制御部100がコマンドを送信したか否かを確認する
(S54)。具体的には、メイン制御部100が送信状
態にあるか否かをメイン制御部100から出力されたセ
レクト信号により確認する。メイン制御部100が送信
状態である場合〔ステップS54でYESの場合〕に
は、入力ポートに受信しているコマンドをコマンドバッ
ファに格納し(S55)、コマンド受信処理を終了す
る。一方、メイン制御部100が送信状態で無い場合
〔ステップS54でNOの場合〕にはそのままコマンド
受信処理を終了する。また、図13に示すCTC割込処
理では、まず、払出装置30に設けられた各種センサか
ら出力された信号を入力ポートに取り込むスイッチ入力
処理が行われる(S19)。具体的には、賞球検出セン
サ27、貸球検出センサ28、回転検出センサ29から
出力された検出信号を入力ポートに取り込む処理が行わ
れる。このスイッチ入力処理が終了すると、次に、上述
した図11のステップS48で作成したモータ25を駆
動するための払出モータ駆動データを出力する処理を行
う(S57)。これにより、モータ25が駆動され、所
定個数のパチンコ球が払出される。
【0036】以上、説明したことから明らかなように、
賞球制御部200では、メイン制御部100から出力さ
れたライト信号による割込み処理(INT端子入力)に
より図12に示すコマンド受信処理を行い、その受信し
たコマンドは図11に示す通常の処理において解析さ
れ、駆動データが作成される。そして、この駆動データ
は、図13に示すCTC割込み処理によりモータ25に
出力され払出装置30から所定個数のパチンコ球が払出
される。なお、停電予告信号を受信すると賞球制御部2
00では、各種センサ27、28、29から出力された
検出信号の入力及びRAM206への取込や、メイン制
御部100から送信されたコマンドの受信処理のみが行
われ、その取り込んだ情報や受信したコマンドに基づい
てはコマンド解析処理や駆動データ作成処理は行われな
い。ただし、停電予告信号を受信する前に作成されてい
た駆動データについては、停電予告信号受信後のCTC
割込み処理によりモータ25の駆動制御が行われる。し
かしながら、停電予告信号受信後であっても払出しが行
われたパチンコ球に関する賞球検出センサ27若しくは
貸球検出センサ28からの入力情報(検出信号)があれ
ば、この情報はRAM106の所定の領域に格納される
こととなり、通電回復時にはこの情報をもとに遊技が再
開される。
【0037】(3)電源遮断時の処理(メイン制御部、
賞球制御部) 次に、停電や不意の電源OFFによりパチンコ機10へ
の電源供給が遮断された時のパチンコ機10の動作をメ
イン制御部100、賞球制御部200の処理を中心に説
明する。外部電源からパチンコ機10への電源供給が遮
断されると、まず、電源部120に設けた停電検出部1
30からメイン制御部100及び賞球制御部200に停
電予告信号が出力される。停電検出部130から出力さ
れた停電予告信号は、メイン制御部100及び賞球制御
部200の入力ポート(通常の受信ポート)に入力す
る。停電予告信号が各制御部100、200で受信され
ると、既に説明したようにメイン制御部100ではスイ
ッチ入力取込処理(図6のステップS16)及びエラー
処理(図6のステップS17)等のみが行われる。同様
に、賞球制御部200においても、既に説明したように
各種センサ27、28、29から出力された検出信号の
RAM206への取込処理や、メイン制御部100から
送信されたコマンドの受信処理のみが行われる。そし
て、停電予告信号が出力されてから所定時間経過する
と、停電検出部130から停電信号が出力される。この
停電信号はメイン制御部100及び賞球制御部200の
NMI端子(ノンマスカラブルインタラプト端子)で受
信され、これにより各制御部100、200では以下に
説明する停電処理が行われる。なお、AC交流電源との
通電遮断から停電信号出力後の所定時間(停電処理を行
うために必要となる時間)までのあいだメイン制御部1
00及び賞球制御部200に対して供給される電力は、
既に述べたように電源部120のコンデンサC1に通電
時に蓄えられた電力により賄われる。
【0038】まず、停電信号を受信したメイン制御部1
00において行われる処理について図8に基づいて説明
する。図8に示すように、NMI端子に停電信号を受信
したメイン制御部100は、まず、通電回復時に中断さ
れた処理を再開するためにCPU102のレジスタの情
報及びスタックポインタの情報をRAM106の所定の
領域に記憶する(S25)。そして、ワーク情報やこれ
らの情報が書き換えられないようRAM106へのアク
セスを禁止する(S27)。これにより電源遮断時にお
けるメイン制御部100の処理が終了する。なお、通電
遮断時においては、RAM106に別途電源部120に
設けた情報保存用電源(コンデンサC5により構成)か
ら電力が供給され、RAM106に記憶した情報が所定
時間保持される。
【0039】また、図14に示すように、停電信号を受
信した賞球制御部200も、メイン制御部100と同
様、まず、通電回復時に中断された処理を再開するため
にCPU202のレジスタの情報及びスタックポインタ
の情報をRAM106の所定の領域に記憶する(S5
8)。そして、ワーク情報やこれらの情報が書き換えら
れないようRAM206へのアクセスが禁止される(S
60)。これにより電源遮断時における賞球制御部20
0の処理が終了する。
【0040】上述したことから明らかなように、メイン
制御部100は停電予告信号を受信すると、賞球制御部
200や外部機器に出力される情報(コマンド)の作成
が行われず、また、賞球制御部200ではモータ25の
駆動データの作成等が行われない。したがって、停電信
号を受信するときにはメイン制御部100及び賞球制御
部200では他の処理が行われていないため、停電信号
をNMI端子で受信して即座に停電信号受信後の処理を
行うことができる。また、停電信号受信後の処理も、例
えば、コマンド送信中に停電した場合には少なくとも送
信されているコマンドを受信するまで処理を行ったり、
払出モータ25の駆動中の時では既に払出されたかもし
れないパチンコ球の監視処理を行う等の必要がないた
め、復電処理に必要な情報をRAM106、206の所
定の領域に保存して、RAM106、206へのアクセ
スを禁止するだけで良いので短時間に終了することがで
きる。
【0041】(4)通電回復時の処理(メイン制御部、
賞球制御部) 次に、上述した電源遮断時における処理によりRAM1
06、206等に保存した情報を利用して処理を再開す
る際のメイン制御部100及び賞球制御部200の処理
について、図9、図10、図15を参照して説明する。
なお、本パチンコ機10において保存した情報を利用し
て電源遮断時の状態から遊技を再開する場合には、RA
M消去スイッチを操作することなくパチンコ機10への
電源投入を行う。
【0042】まず、メイン制御部100における処理に
ついて説明する。メイン制御部100は、図6に示すよ
うに、電源供給が開始されるとまず初期化処理が行われ
(S01)、次ぎにRAM消去スイッチがONされてい
るか否か(S02)、RAM106に異常が発生してい
るか否かが判断される(S03)。しかる後、電源遮断
時の状態から遊技を開始するための復電処理が開始され
る(S18)。このメイン制御部100における復電処
理について図9に基づいて説明する。図9に示すよう
に、メイン制御部100は、まず電源遮断時の処理(図
8に示すステップS25の処理)により保存したスタッ
クポインタの情報をCPU102に復帰させる(S2
8)。次ぎに、ステップS28と同様、電源遮断時の処
理(図8に示すステップS25の処理)により保存した
レジスタの内容をCPU102の各レジスタに復帰させ
る(S29)。しかる後、復電ステータスフラグをON
して(S30)、復電処理が終了する。したがって、復
電処理終了後はメイン制御部100のCPU102の状
態とRAM106のワークエリアは、電源遮断時の状態
に戻っているため電源遮断されたときからの処理を再開
することができる。なお、図6に示すステップS05〜
S14のいずれかの処理を再開したメイン制御部100
では、賞球制御部200にコマンドを送信する前に、ス
テップS07の復電ステータスチェック処理が行われる
(S07)。すなわち、復電ステータスフラグがONさ
れているときは、CTC割込処理におけるコマンド送信
処理(図7のステップS24の処理)が行われないよう
プログラムされているため、まずはステップS07の復
電ステータスチェック処理が行われてから賞球制御部2
00にコマンドの送信が行われる。
【0043】この復電ステータスチェック処理につい
て、図10を参照して説明する。復電ステータスチェッ
ク処理では、まず、復電ステータスフラグがONされて
いるか否かを判断する(S31)。復電ステータスフラ
グがONされていない場合〔ステップS31でNOの場
合〕にはそのまま復電ステータスチェック処理を終了
し、復電ステータスフラグがONされている場合〔ステ
ップS31でYESの場合〕にはステップS32に進ん
で、球切れセンサ、満タンセンサの両者が共にOFFと
なっているか否かを判断する(S32)。すなわち、球
貯留タンク13が球切れ状態になっているか否か、及
び、上皿や下皿が満タン状態になっているか否かを判断
することで、払出装置30から賞球の払出が可能か否か
を判断する。そして、球切れセンサ及び満タンセンサが
共にOFFとなっている場合〔ステップS32でYES
の場合〕には、賞球可能な状態であるので賞球可コマン
ドをコマンド送信バッファに格納する(S35)。一
方、球切れセンサ及び満タンセンサが共にOFFとなっ
ていない場合〔ステップS32でNOの場合〕には、賞
球不可能な状態であるので賞球不可コマンドをコマンド
送信バッファに格納する(S33)。そして、これらス
テップS33又はステップS35の処理が終了すると、
復電ステータスフラグがOFFされて(S34)、復電
ステータスチェック処理が終了する。したがって、球切
れ状態及び/又は満タン状態の場合には、賞球不可コマ
ンドが賞球制御部200に送信されるため、払出装置3
0から賞球が払出されることは無い。復電ステータスチ
ェック処理が終了すると、復電フラグはOFFされてい
るため、既に説明した通常処理と同様の処理がメイン制
御部100で行われる。
【0044】一方、賞球制御部200における復電処理
は、メイン制御部100と略同様、図11に示すよう
に、初期化処理が行われ(S40)、次いでRAM消去
スイッチがONされたか否か(S41)、RAM206
に異常があるか否かが判断される(S42)。しかる
後、賞球制御部200は復電処理を開始する(S5
3)。復電処理では、図15に示すように、電源遮断時
の処理(図15のステップS58の処理)で記憶したス
タックポインタを復帰させ(S61)、次いで電源遮断
時の処理(図15のステップS58の処理)で記憶した
全てのレジスタを回復し(S62)、復電処理を終了す
る。したがって、スタックポインタ及びレジスタの内容
が電源遮断時の状態に回復され、賞球制御部200は電
源遮断時からの処理が再開される。なお、賞球制御部2
00は、メイン制御部100から賞球可コマンドが送信
されるまでは、モータ25を駆動するための駆動データ
を出力しないように構成されている。
【0045】上述したことから明らかなように、本実施
の形態に係るパチンコ機10では、停電信号が出力され
る前に停電予告信号が予め出力されるようになっている
ため、メイン制御部100及び賞球制御部200は予め
停電信号の受信に備えて準備をすることができる。特
に、本実施の形態では、停電予告信号受信後はメイン制
御部100においては新たなコマンドの作成が行われ
ず、また、賞球制御部200においては受信したコマン
ドの解析やモータ25を駆動するための駆動データの作
成が行われない。このため、停電信号受信時において
は、メイン制御部100がコマンド送信処理中であった
り、賞球制御部200がモータ25を駆動する駆動デー
タ出力処理中であることがなく、NMI端子で停電信号
を受信して即座に停電処理を行うことができる。また、
予め各制御部100、200において停電信号の受信に
備えて準備を行っているため、停電信号受信後の各制御
部100、200が行う処理を短くすることができ、結
果として通電遮断時から停電処理完了までの時間を短く
することができる。これにより、各制御部100、20
0に通電遮断後に電力を供給するバックアップ電源(コ
ンデンサC1)の容量を小さくすることができる。な
お、本実施の形態に係るパチンコ機10では、復電時に
おいてメイン制御部100が球切れ状態及び満タン状態
でないことを確認してから賞球制御部200にコマンド
が送信されるようになっている。したがって、賞球制御
部200は賞球可能状態か否かが確認された後でのみ賞
球が開始されるため、復電時において正常に賞球処理が
行われる。
【0046】以上、本発明の好適な一実施の形態につい
て説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られる
ことなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を
施した形態で実施することができる。
【0047】例えば、上述した実施の形態においては、
メイン制御部100及び賞球制御部200に本発明を適
用した例であったが、当然のことながら本発明の技術
は、他の制御部(特別図柄の変動表示する図柄表示器を
制御する図柄制御部、効果音を発生するスピーカを制御
する音制御部、効果光を発光するランプ制御部等)にお
いて停電処理を行う場合にも適用することができる。
【0048】なお、上述した実施の形態は本発明をパチ
ンコ機に適用した例であったが、本発明はこの他にも、
例えば、アレンジホール機(一定数の鋼球を遊技盤上に
射出して所定の当たり状態を成立させるもの)、スロッ
トマシン、雀球遊技機、パチスロ機等の各種遊技機にも
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係るパチンコ機の裏面側に配
備される裏セット板11およびその付属物(払出装置3
0等)を示す背面図。
【図2】 図1に示すパチンコ機の制御部の構成を示す
ブロック図。
【図3】 電源部120の構成を説明するための図。
【図4】 停電検出部130の構成を説明するための
図。
【図5】 停電検出部130から出力される停電予告信
号と停電信号の出力タイミングを示すタイムチャート
【図6】 メイン制御部における処理を示すフローチャ
ート。
【図7】 メイン制御部における処理を示すフローチャ
ート。
【図8】 メイン制御部における処理を示すフローチャ
ート。
【図9】 メイン制御部における処理を示すフローチャ
ート。
【図10】 メイン制御部における処理を示すフローチ
ャート。
【図11】 賞球制御部における処理を示すフローチャ
ート。
【図12】 賞球制御部における処理を示すフローチャ
ート。
【図13】 賞球制御部における処理を示すフローチャ
ート。
【図14】 賞球制御部における処理を示すフローチャ
ート。
【図15】 賞球制御部における処理を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
10・・パチンコ機 27・・賞球検出センサ 29・・回転検出センサ 30・・払出装置 34・・回転球受け体 100・・メイン制御部 120・・電源部 130・・停電検出部 200・・賞球制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部電源と遊技機との通電が遮断された
    状態が所定時間継続したときに停電信号を出力する停電
    検出部と、その停電検出部から出力された停電信号を受
    信すると所要の情報を保存し、その保存した情報に基づ
    いて通電回復後に遊技を再開する制御部を備えた遊技機
    において、 前記停電検出部から停電信号が出力される前の所定のタ
    イミングで、前記制御部に向かって停電予告信号を出力
    する停電予告信号出力部を設けたことを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、遊技機の状態に応じてコ
    マンドの作成及び送信を行う第1の制御装置と、その第
    1の制御装置から送信されたコマンドに基づいて所定の
    処理を行う第2の制御装置を有し、 前記第1の制御装置は、前記停電予告信号を受信する受
    信手段が設けられ、かつ、その受信手段に停電予告信号
    を受信してから通電が回復するまでの間、コマンドの作
    成及び/又は送信を行わないように構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記第1の制御装置は、さらに、その第
    1の制御装置に入力される入力情報を記憶可能な記憶装
    置が設けられるとともに、前記受信手段に停電予告信号
    を受信してから通電が回復するまでの間に受信する入力
    情報を該記憶装置に格納し、その格納した入力情報を通
    電が回復するまでの間保持するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、遊技機の状態に応じてコ
    マンドの作成及び送信を行う第1の制御装置と、その第
    1の制御装置から送信されたコマンドに基づいて所定の
    処理を行う第2の制御装置を有し、 前記第2の制御装置は、前記停電予告信号を受信する受
    信手段が設けられ、かつ、その受信手段に停電予告信号
    を受信してから通電が回復するまでの間、前記第1の制
    御装置から送信されたコマンドに基づいて新たな処理を
    行わないように構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記第2の制御装置は、さらに、その第
    2の制御装置に入力される入力情報及び/又はコマンド
    を記憶可能な記憶装置が設けられるとともに、前記受信
    手段に停電予告信号を受信してから通電が回復するまで
    の間に受信する入力情報及び/又はコマンドを該記憶装
    置に格納し、その格納した入力情報及び/又はコマンド
    を通電が回復するまでの間保持するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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