JP2001340603A - 遊技機及び遊技機における通電遮断時の情報保存方法 - Google Patents
遊技機及び遊技機における通電遮断時の情報保存方法Info
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Abstract
御する制御装置と、払出装置から払出された遊技媒体を
検出する検出装置とを有する遊技機において、通電回復
時に余分に遊技媒体を払出てしまうことを防止する遊技
機を提供する。 【解決手段】 制御装置200は、検出装置27から出
力された検出信号を受信する手段210と、受信手段2
10で受信した検出信号に基づいて払出数に関する情報
を記憶する記憶手段206と、外部電源ACからの通電
が遮断されたときに停電検出装置120から出力される
停電信号を受信する手段210とを備える。そして、制
御装置200は、停電信号受信手段210に停電信号を
受信してから所定期間の間に受信手段210に検出装置
27から出力された検出信号を受信した場合には、その
検出信号に基づいて記憶手段206に記憶されている情
報を更新し、所定期間経過後は記憶手段206に記憶さ
れている情報を変更不能に保持する。
Description
しくは、遊技者に遊技媒体を払出す払出装置と、その払
出装置を制御する制御装置を有する遊技機に関する。
い、所定の条件となったとき遊技者に遊技媒体を払出す
ように構成された遊技機としては、例えばパチンコ機が
良く知られている。すなわち、パチンコ機では、遊技媒
体(パチンコ球)が入賞装置等に入賞すると、入賞した
パチンコ球が入賞検出装置により検出され、その入賞検
出装置から制御装置に向かって検出信号が出力される。
そして、検出信号を受信した制御装置では、この検出信
号に基づいて払出数を算出し、この算出した払出数だけ
払出装置からパチンコ球を遊技者に払出す処理を行って
いた。
パチンコ機のような遊技機において突発的な停電や不意
の電源オフがなされた場合等には、上述した払出処理が
中断され、払出されるべき遊技媒体が払出されないとい
う不具合が生じ得る。このため、上述した遊技機におい
ては、停電等の通電遮断時に実行途中の払出処理の情報
を記憶装置に記憶させ、通電回復後に中断された払出処
理を再開する情報の保存機能を持たすことが考えられて
いる。一方、上述した遊技機においては、遊技中(通電
時)に遊技者に払出した遊技媒体の数を検出し管理する
ことで、未払いの遊技媒体が生じないようにすることも
望まれている。このため、払出装置から払出された遊技
媒体を検出する検出装置を新たに設け、遊技媒体の払出
数が球誘導路内での球づまり等で払出装置に指示した払
出数より少ない場合に未払いの遊技媒体を再度払出す未
払い防止機能を持たすことが考えられている。
能を持たせた遊技機においてさらに上述した未払い防止
機能を持たせた場合には、停電復帰時において払出装置
から余分に遊技媒体が払出される事態を生じる場合があ
る。すなわち、払出装置に払出指示(払出信号)を出力
した直後に停電等が生じた場合には、通電が遮断されて
も遊技媒体を払出す駆動源が慣性により暫く動きつづけ
て遊技媒体が払出されてしまうことが生じ得る。このよ
うな場合等に払出された遊技媒体を検出装出で検出して
も、制御装置が既に情報保存処理(記憶装置への書込み
禁止処理)に入っていると、検出装置で検出されたこと
が記憶装置に書込めないこととなる。したがって、通電
回復時においては払出指示した払出数と、実際に払出し
た払出数が相違することとなり、既に払出した遊技媒体
を再度払出すこととなる。
であり、その目的は、情報保存処理を開始するタイミン
グを所定期間遅らせることにより、通電回復時に余分に
遊技媒体が払出されてしまうことを防止できる遊技機を
提供することである。
決するため請求項1に記載の遊技機は、遊技者に遊技媒
体を払出す払出装置と、その払出装置を制御する制御装
置と、前記払出装置から払出された遊技媒体を検出する
検出装置とを有する遊技機において、前記制御装置は、
前記検出装置から出力された検出信号を受信する手段
と、その検出信号受信手段で受信した検出信号に基づい
て払出数に関する情報を記憶する記憶手段と、外部電源
からの通電が遮断されたときに停電検出装置から出力さ
れる停電信号を受信する手段と、その停電信号受信手段
に停電信号を受信してから所定期間の間に前記検出信号
受信手段に検出信号を受信した場合には、その検出信号
に基づいて前記記憶手段に記憶されている情報を更新
し、前記所定期間経過後は前記記憶手段に記憶されてい
る情報を変更不能に保持する処理を行う処理手段を備え
た。上記遊技機においては、停電信号を受信してから所
定期間の間は記憶手段に記憶されている情報が変更不能
に保持されず、この間に検出装置から検出信号を受信し
た場合にはその検出信号に基づいて記憶手段の情報が更
新される。したがって、通電が遮断する直前(停電信号
が出力される直前)に払出装置に払出指示が出力され、
停電信号が出力された後に検出装置で遊技媒体を検出す
るような場合においても、検出装置からの検出信号に基
づいて記憶手段の情報が更新される。このため、実際に
払出装置から払出された払出数が記憶手段に記憶・保持
されるため、通電回復時において余分に遊技媒体が払出
されることが防止される。ここで、上記「払出数に関す
る情報」とは、払出装置から払出された遊技媒体の払出
数を特定するための情報をいい、記憶手段への保存形態
等はどのようなものであっても良い。したがって、例え
ば、検出信号そのものを保存するような形態でも良い
し、検出信号をカウントして払出数として保存するよう
な形態でも良い。また、上記「所定期間」は、払出装置
の機械的特性に基づいて適宜決定することが好ましい。
すなわち、払出装置の駆動源の機械的特性によって決ま
る時間(払出信号を出力してから検出装置で遊技媒体を
検出するまでの時間)を考慮して決定すれば良い。
前記制御装置には、通電が回復したときに前記記憶手段
に記憶されている情報に基づき未払いの遊技媒体の数を
求め、その求めた未払数だけ遊技媒体を前記払出装置か
ら払出す処理を行う処理手段が設けられていることが好
ましい(請求項2)。このような構成によれば、払出装
置から実際に払出た遊技媒体の払出数に基づいて未払数
が算出されるため、過不足無く遊技媒体が遊技者に払い
戻される。
ては、例えば、前記制御装置は、前記所定期間を規定す
るための情報を記憶する期間情報記憶手段と、その期間
情報記憶手段に記憶されている情報により規定される時
間だけ計時する計時手段とを備え、前記処理手段は、停
電信号を受信すると前記計時手段を作動させ、その計時
手段が作動している間に前記検出信号受信手段に検出信
号を受信した場合には、その検出信号に基づいて前記記
憶手段に記憶されている情報を更新し、前記計時手段の
計時が終了した後は前記記憶手段に記憶されている情報
を変更不能に保持するように構成されていても良い。こ
のような構成では、停電信号を受信すると期間情報記憶
手段に記憶された情報で規定される時間だけ計時手段を
作動させ、これにより記憶手段に記憶されている情報を
変更不能に保持する処理を開始するまでの時間を決め
る。したがって、機種等が異なり払出装置の機械的特性
が変わった場合においても、期間情報記憶手段の情報の
み変更するだけで良く、制御装置のハード構成自体は変
更する必要が無い。
は、前記制御装置は、遊技機全体を制御する主制御装置
と、その主制御装置から出力されるコマンドに基づいて
前記払出装置を制御するサブ制御装置とを含んで構成す
ることができる。このような構成によれば、払出装置を
制御する制御装置が、主制御装置と、サブ制御装置によ
り構成されるため、主制御装置の制御的な負荷を小さく
することができる。
保存方法は、遊技媒体を検出する検出装置と、その検出
装置から出力された検出信号を記憶する記憶装置と、そ
の記憶装置に記憶した情報に基づいて電装装置を制御す
る制御装置と、外部電源からの通電が遮断されたときに
その制御装置に停電信号を出力する停電検出装置を備え
た遊技機において、停電信号を受信した前記制御装置が
前記記憶装置に所要の情報を保存する情報保存方法であ
って、停電信号を受信後の所定期間のあいだ前記検出装
置から出力される検出信号を監視し、検出信号を受信し
た場合にはその検出信号を前記記憶装置に記憶する工程
と、前記工程の終了後、前記記憶装置に記憶した情報を
変更不能にする工程とを含む。上記情報保存方法によれ
ば、停電信号受信後の所定期間のあいだは検出装置から
出力される検出信号が監視され記憶装置に記憶されるた
め、停電信号が出力された後に検出装置で遊技媒体が検
出される場合であっても、その検出情報が記憶装置に保
存される。
出装置に適用した一実施の形態について図1乃至図11
を用いて説明する。ここで、図1は本実施の形態に係る
パチンコ機の裏面側に配備される裏セット板11および
その付属物(払出装置30等)を示す背面図であり、図
2は図1に示すパチンコ機の制御部の構成を示すブロッ
ク図であり、図3は電源部120の構成を説明するため
の図面であり、図4、図5はメイン制御部における処理
のフローチャートであり、図6、図7は賞球制御部にお
ける処理のフローチャートであり、図8はメイン制御部
における電源遮断時の処理のフローチャートであり、図
9は賞球制御部における電源遮断時の処理のフローチャ
ートであり、図10は電源遮断時における各種信号のタ
イミングチャートであり、図11は通電回復時における
主制御部、及び、賞球制御部における処理のフローチャ
ートである。
置30について説明する。図1に示すように、払出装置
30は、パチンコ機10の裏面側に取付けられた裏セッ
ト板11に配設されている。この裏セット板11には、
払出装置30の他に、パチンコ球を多数貯留するための
球貯留タンク13、この球貯留タンク13に貯留された
パチンコ球を払出装置30に誘導する誘導レール14が
設けられている。なお、上記誘導レール14は、図示し
ていないが内外に2つの球通路が並列に形成されてい
る。
レール14に連通する上部球誘導路31aと、この上部
球誘導路31aの下流側開口部近くに設けられた回転球
受け体34と、この回転球受け体34の下方に配置され
る二つの下部球誘導路31bとを有している。これら上
部球誘導路31a、回転球受け体34および下部球誘導
路31bも、誘導レール14が2列に形成されているこ
とに応じて、それぞれ内外に1対相互に隣接して設けら
れている。上記回転球受け体34は、一つのパチンコ球
を一時的に受け得る凹部(球受け部)34aがいくつも
形成され(図では6カ所)、この球受け部34aに上部
球誘導路31aを通行してきたパチンコ球が一球ずつ受
け入れられる。この回転球受け体34は、モータ25
(図示せず:ただし、図2に表示)により回転駆動され
る。このため、モータ25が回転することによって、球
受け部34aに受け入れられたパチンコ球を一球ずつ規
則的に下部球誘導路31bに落入させることができる。
なお、既に述べたように回転球受け体34は2列(内
外)に形成されているため、内外それぞれの回転球受け
体34からパチンコ球が下部誘導路31bに排出され
る。この内と外の2つの回転球受け体34からパチンコ
球が排出されるタイミングは、両回転球受け体34より
パチンコ球が同時に排出されないように調整されてい
る。すなわち、内と外に設けた回転球受け体34が所定
の角度だけ位相がずれて設けられることで、パチンコ球
の排出タイミングがずれるように構成されている。回転
球受け体34から排出されたパチンコ球が落入する下部
球誘導路31bの上流側部分は、賞球用球誘導路32a
と貸し球用球誘導路32bとの二つに分かれている。そ
して、回転球受け体34の回転方向に応じて球受け部3
4aから排出・落下するパチンコ球が賞球用球誘導路3
2aに落入するか或いは貸し球用球誘導路32bに落入
するかが決定される。
留するパチンコ球は、球貯留タンク13の底部から誘導
レール14および上部球誘導路31aを通って回転球受
け体34に至る。そして、モータ25が回転駆動される
ことによって回転球受け体34が回転し、その結果、パ
チンコ球は1球ずつ下部球誘導路31b(賞球用球誘導
路32a又は貸し球用球誘導路32b)に送出(落入)
される。すなわち、遊技者に賞球を払出すときは回転球
受け体34が反時計回りに回転することで、回転球受け
体34から排出されたパチンコ球は賞球用球誘導路32
aに落入する。一方、パチンコ球を貸し球として払い出
すときは回転球受け体34が時計回りに回転すること
で、回転球受け体34から排出されたパチンコ球は貸し
球用球誘導路32bに落入する。そして、これら賞球用
球誘導路32a、貸し球用誘導路32bに落入したパチ
ンコ球は払出用球誘導路35に流れ、パチンコ機10の
前面に設けられた図示しない上皿に排出される。
受け体34に隣接してフォト検出器(フォトカプラ)よ
り成る回転検出センサ29が備えられており、これによ
って回転球受け体34の回転を検出する。すなわち、回
転球受け体34には回転球受け体34と一体となって回
転する図示しない円盤状の位置検出板が付設されてお
り、この位置検出板の周縁部には、上記複数の球受け部
34aそれぞれに対応する複数のスリットが一定の間隔
(角度)をあけて設けられている。また、上記回転検出
センサ29は、位置検出板が回転する際において位置検
出板のスリットの通過を検出し得る所定の位置に配設さ
れる。したがって、位置検出板のスリットの一つが回転
検出センサ29の検出位置を通過する度に、回転検出セ
ンサ29がオンとなり、回転検出信号が後述する賞球制
御部200に出力される。つまり、球受け部34aから
一球のパチンコ球が排出され得る回転角度(即ち上記6
カ所の球受け部34aを有する本実施形態に係る回転球
受け体34では60度)の回転毎に一回の回転検出信号
が賞球制御部200に出力される。なお、かかるフォト
検出器の機構自体は従来のパチンコ機(例えば特開平9
−155035号公報参照)に装備されるものと同様で
あればよく、本発明を特徴付けるものでもないのでこれ
以上の詳細な説明は省略する。
路32aには、当該誘導路を通行するパチンコ球を検出
する賞球検出センサ27(典型的には近接スイッチ)が
設けられている。この賞球検出センサ27は、内と外に
2列に設けられた賞球用球誘導路32aのそれぞれに設
けられている。そして、当該賞球用球誘導路32aをパ
チンコ球が通行した際に、賞球検出信号を後述するメイ
ン制御部100及び賞球制御部200に出力する。同様
に、貸し球用球誘導路32bにも、当該誘導路を通行す
るパチンコ球を検出する貸し球検出センサ28(典型的
には近接スイッチ)が設けられている。この貸し球検出
センサ28も、内と外に2列に設けられた貸し球用球誘
導路32bのそれぞれに設けられている。そして、貸し
球用球誘導路32bをパチンコ球が通行した際に、貸し
球検出信号を後述するメイン制御部100及び賞球制御
部200に出力する。
0を制御する制御系の構成について、図2,図3を参照
して説明する。払出装置30を制御する制御系は、図2
に示すように、パチンコ機10全体を制御するメイン制
御部100と、メイン制御部100と電気的に接続され
た賞球制御部100により構成される。これらメイン制
御部100及び賞球制御部200は電源部120と電気
的に接続され、この電源部120からメイン制御部10
0及び賞球制御部200に電力が供給されるように構成
されている。
AC24V電源を本パチンコ機10に装備された各電装
品それぞれに応じた電圧の直流供給電源に整流・平滑化
する電圧変圧部140と、停電その他の理由によって外
部電源からの通電が遮断されたときに本パチンコ機10
の各制御部(メイン制御部100、賞球制御部200
等)に向けて停電信号を出力する停電検出部130とを
備える。電圧変圧部140は、図3に示すようにAC2
4V電源の波形を整流する整流回路142a,142b
と、整流回路142a,142bにより整流された脈流
波形を平滑化する平滑回路(ダイオードD1,D2,D
3,D4とコンデンサC1,C2,C3,C4で構成)
と、平滑回路により平滑化された波形を定電圧化する定
電圧回路IC1、IC2、IC3とで構成される。この
ような電圧変圧部140において通常時には、定電圧回
路IC1により生成される+5Vの信号がメイン制御部
100及び賞球制御部200に対して供給される。ま
た、停電等の通電遮断時においては、コンデンサC1に
通電中に備蓄した電力が、メイン制御部100及び賞球
制御部200に対して供給され、これにより各制御部1
00、200は通電遮断後の処理を行うことが可能とな
る。さらに、定電圧回路IC1から出力される+5Vの
信号は、並列に分離されてダイオードD5およびコンデ
ンサC5を介して情報保存用出力端子VBBに接続され
る。そして、このコンデンサC5に備蓄した電力は、停
電等の通電遮断時においてメイン制御部100及び賞球
制御部200のRAMに供給され、RAMに記憶された
情報が保持される。
の各装置(電装品)の動作を統括する制御装置であり、
賞球制御部200の他に、遊技盤中央に配置された図柄
表示器(図示せず)の図柄変動処理を行う図柄表示制御
部、スピーカから効果音やBGMを発生させるための処
理を行う音制御部、遊技盤の内外に装着されたランプの
点灯駆動処理を行うランプ制御部等が電気的に接続され
ている。これら各制御部の機構は、従来のパチンコ機に
おけるものと同様であり、ここではその説明を省略す
る。このメイン制御部100は、図2に示すように、C
PU102と、CPU102とバス114を介して接続
されるROM104、RAM106、入力処理回路10
8、通信制御回路112等を有する。CPU102は、
ROM104に格納されている遊技制御プログラムを実
行してパチンコ機10を制御する。この遊技制御プログ
ラムには、賞球制御部200等の各制御部に送信するた
めの各種コマンドデータの作成や各制御部へコマンドデ
ータの送信を行うための制御プログラムが含まれる。R
AM106には、各種データや入出力信号が格納され
る。このRAM106には、後で説明するように、遊技
盤の表側に設けられた各種入賞口に入賞したパチンコ球
の数をカウントするための入賞個数カウンタ、この入賞
個数カウンタに基づいて作成した賞球制御部200に送
信するコマンド、このコマンドに基づいて賞球制御部2
00に払出しを命じたパチンコ球の数を積算する送信球
数カウンタが記憶される。入力処理回路108は、各種
入賞口に入賞したパチンコ球を検出する一般入賞口セン
サ54、特定入賞口センサ56等のセンサ(典型的には
近接スイッチ)から出力された信号を受けて、メイン制
御部100内で処理可能なデータ形式に変換する機能を
有する。この入力処理回路108には、前述した停電検
出部130から出力された停電信号や、払出装置30に
設けた賞球検出センサ27、貸し球検出センサ28から
出力される検出信号も入力するようになっている。通信
制御回路112は、賞球制御部200等の各制御部にコ
マンドデータを送信するための回路である。
部100から送信されたコマンドに基づいて払出装置3
0の動作を制御する制御装置であり、基本的にはメイン
制御部100と同様、CPU202と、CPU202と
バス214を介して接続されるROM204、RAM2
06、入力処理回路210、通信制御回路208、出力
処理回路212等を有する。CPU202は、ROM2
04に格納されている制御プログラムに従って払出装置
30の賞球制御等を行う。RAM206には、各種デー
タや入出力信号が格納される。このRAM206には、
後で説明するように、メイン制御部100から送信され
たコマンドを賞球数に変換して積算する賞球積算カウン
タと、賞球積算カウンタと同様にメイン制御部100か
ら送信されたコマンドを賞球数に変換して積算し、回転
検出センサ29から出力された検出信号を受信すると1
減算する賞球加減カウンタと、賞球検出センサ27から
出力された検出信号を受信し、その受信した検出信号の
数を積算する払出積算カウンタが記憶される。入力処理
回路210は、払出装置30に設けられた回転検出セン
サ29、貸し球検出センサ28、賞球検出センサ27か
ら出力された検出信号を受信して、賞球制御部200内
で処理可能なデータ形式に変換する機能を有する。ま
た、この入力処理回路210にも、前述した停電検出部
130から出力された停電信号が入力するようになって
いる。また、出力処理回路212は、払出装置30のモ
ータ25を駆動するための駆動信号を出力する回路であ
り、通信制御回路208は、メイン制御部100から送
信されたコマンドデータを受信するための回路である。
御部100及び賞球制御部200の処理について説明す
る。最初にパチンコ機10への電源投入時における上記
各制御部の処理について説明する。
電が開始され、各制御部に印可される電圧が所定の電圧
となると次に説明する処理を開始する。まず、メイン制
御部100の処理について、図4及び図5に基づいて説
明する。なお、メイン制御部100では、入賞口に入賞
したパチンコ球を検出する入賞検出処理、その入賞検出
処理により検出した入賞に基づいて作成した賞球コマン
ドを賞球制御部200に送信するための賞球コマンド送
信処理、及び、払出装置30から払出されたパチンコ球
を検出する賞球検出処理等のようなコマンドや信号等の
入出力処理は、メイン制御部100における通常の処理
とは別に、メイン制御部100に設けたCTCカウンタ
による所定周期(本実施の形態では、4ms)毎の割込
み処理により行われる。そこで、まずはメイン制御部1
00の通常の処理について図4を参照して先に説明し、
次いでCTCカウンタによる割込み処理(以下、単にC
TC割込み処理という)について図5を参照して説明す
る。
は、まず初期化処理が行われ(S01)、次いでRAM
消去スイッチがON(出力)されたかどうかを判断する
(S02)。ここで、RAM消去スイッチとは、電源遮
断時において保存した情報を消去するために操作される
スイッチである。すなわち、保存した情報を利用して遊
技を再開する必要がないとき(例えば、営業終了により
電源OFFした翌日の営業開始時等)に操作されるスイ
ッチであり、パチンコ機10への電源投入時に操作さ
れ、メイン制御部100及び賞球制御部200に信号を
出力する。したがって、ステップS02でメイン制御部
100は、RAM消去スイッチを操作することで出力さ
れた信号を受信したかどうかを判断する。RAM消去ス
イッチが操作されていた場合〔ステップS02でYE
S〕にはステップS04に進み、RAM消去スイッチが
操作されていない場合〔ステップS02でNOの場合〕
には、次ぎにRAM106に異常があるかないかを判断
する(S04)。すなわち、RAM106に保存した情
報が何らかの原因で破壊されていた場合には、その情報
を利用して処理を再開することができないので、まずR
AM106の情報が利用できるか否かを判断する。具体
的な方法としては、チェックサム値(RAM106の各
レジスタの値を加算した加算値)が正常値と一致するか
否かで判断する。RAM106に異常があった場合〔ス
テップS03でYESの場合〕にはステップS04に進
み、RAM106に異常が無かった場合〔ステップS0
3でNOの場合〕には保存した情報に基づいて処理を再
開する復電処理に移行する(S10)。なお、復電処理
の内容については後で説明する。ステップS04に進む
と、メイン制御部100はRAM106に記憶した情報
をクリアする。これによりメイン制御部100は、以下
に説明するメイン処理に移行する。
理を行う(S05)。この出力データ作成処理では、パ
チンコ機に装備された各種センサ(一般入賞センサ5
4、特定入賞センサ56、始動口センサ等)から出力さ
れた検出信号に基づいて遊技盤の前面に設けられた図示
しない大入賞口等の電動役物を動作させるための出力デ
ータ(駆動データ)の作成を行う。この作成された出力
データは、前述したCTC割込み処理により各電装装置
に出力される。出力データ作成処理が終了すると、次い
でコマンド作成処理を行う(S06)。コマンド作成処
理では、パチンコ機に装備された各種センサ(一般入賞
センサ54、特定入賞センサ56、始動口センサ等)か
ら出力された検出信号に基づいて、賞球制御部200、
図柄制御部、音制御部、ランプ制御部等のサブ制御部に
送信するコマンドを作成する。例えば、賞球制御部20
0には賞球の払出を命じる賞球コマンドを作成し、図柄
制御部に対しては特別図柄の変動を命じる図柄変動コマ
ンドを作成し、音制御部には効果音の発音を命じる効果
音コマンドを作成し、ランプ制御部にはランプ装飾を命
じるランプ点灯コマンドを作成する。ステップS06で
作成されたコマンドは、CTC割込み処理により各制御
部に送信される。なお、この各制御部へのコマンドの送
信処理については、賞球制御部200へのコマンド送信
を例に後で説明する。コマンド作成処理が終了すると、
次いで外部情報作成処理を行う(S07)。この外部情
報作成処理では、大当り回数や確率変動中、球切れ報知
等を遊技者、ホール店員等に報知するために報知装置
(図柄表示装置、ランプ、スピーカ、外部コンピュータ
等)に出力する情報の作成を行う。この作成された情報
も、CTC割込み処理によりメイン制御部100より出
力される。次ぎに、ステップS08では乱数更新処理を
行う。この乱数更新処理では、初期値乱数の作成・更新
やハズレ図柄の作成・更新を行う。このステップS08
の処理が終わると、ステップS05の処理に戻ってステ
ップS05からステップS08までの処理を繰り返す。
について説明する。なお、以下の説明では払出装置30
を制御する際に行われる処理(入賞検出処理、賞球コマ
ンド送信処理、賞球検出処理)のみを説明する。図5
(a)に示す入賞検出処理では、メイン制御部100
は、まず入賞検出したか否かを判断する(S31)。具
体的には、メイン制御部100の入力処理回路108に
一般入賞口センサ54・特定入賞口センサ56から出力
された信号を受信したか否かで判断する。これらの各セ
ンサ54、56から出力された検出信号を受信していな
い場合〔ステップS31でNOの場合〕には入賞検出処
理を終了し、検出信号を受信している場合〔ステップS
31でYESの場合〕には入賞個数カウンタにその入賞
を記憶し(S32)、入賞検出処理を終了する。
は、メイン制御部100は、まず入賞個数カウンタに記
憶値があるか否かを判断する(S33)。入賞個数カウ
ンタに記憶値がない場合〔ステップS33がNOの場
合〕には賞球コマンド送信処理を終了し、入賞個数カウ
ンタに記憶値がある場合〔ステップS33がYESの場
合〕には賞球制御部200に対して賞球を払出すよう賞
球コマンドの送信を行う(S34)。賞球コマンドの送
信が行われると、次ぎに送信球積算カウンタに送信球数
を積算し(S35)、さらに入賞個数カウンタから減算
を行って(S36)、賞球コマンド送信処理を終了す
る。したがって、入賞個数カウンタに記憶値がある場合
には、その記憶値が0となるまで賞球コマンドが賞球制
御部200に送信され、同時に、その送信によって賞球
制御部200に命じた払出数が送信球積算カウンタに加
算されることとなる。
ン制御部100は、まず払出装置30に設けた賞球検出
センサ27でパチンコ球を検出したか否かを判断する
(S37)。具体的には、賞球検出センサ27から出力
された検出信号を受信したか否かで判断する。賞球検出
センサ27で賞球を検出していない場合〔ステップS3
7でNOの場合〕には賞球検出処理を終了し、賞球検出
センサ27で賞球を検出している場合〔ステップS37
でYESの場合〕には送信球数積算カウンタより検出し
たパチンコ球の数を減算する(S38)。そして、その
送信球積算カウンタの値が0以上か否かを判断する(S
39)。送信球数カウンタの値が0以上である場合〔ス
テップS39がYESの場合〕には賞球検出処理を終了
する。一方、送信球数カウンタの値が0以上でない場合
〔ステップS39がNOの場合〕には、払出装置30よ
り余分にパチンコ球が払出されている異常な事態である
ため、異常ランプを点灯することによりホール店員等に
異常を報知する(S40)。
メイン制御部100では、CTC割込み処理により入賞
検出を行い、その入賞検出に基づいて通常のメイン処理
において賞球制御部200に送信する賞球コマンドの作
成が行われる。作成された賞球コマンドは、CTC割込
み処理において賞球制御部200に送信されることとな
る。また、メイン制御部100では、賞球制御部200
に賞球コマンドを送信する毎に送信球数積算カウンタに
送信球数を積算し、払出装置30に設けた賞球検出セン
サ27から出力された検出信号を受信する毎に送信球数
積算カウンタから払出球数を減算する。そして、この送
信積算カウンタの値により、送信球数より多くの払出球
数が払出される異常な場合(例えば、払出装置30の故
障)を判断することとしている。
7に基づいて説明する。なお、賞球制御部200におい
ては、メイン制御部100から出力されたライト信号に
よる割込み処理によりメイン制御部100から送信され
たコマンドを受信するコマンド受信処理が行われ、ま
た、駆動モータ25を駆動するための駆動信号を出力す
る処理や、回転検出センサ29、賞球検出センサ27等
のセンサから出力された検出信号を受信する処理等のよ
うな信号の入出力処理は、賞球制御部200に設けたC
TCカウンタによる所定周期(本実施の形態では、4m
s)毎の割込み処理により行われる。そこで、まずは賞
球制御部200における通常の処理について図6を参照
して先に説明し、次いでコマンド受信処理やCTCカウ
ンタによる割込み処理(以下、単にCTC割込み処理と
いう)について図7を参照して説明する。
いても、メイン制御部100と同様、まず初期化処理が
行われ(S50)、次いでRAM消去スイッチがON
(出力)されたかどうかを判断する(S51)。RAM
消去スイッチがONされている場合〔ステップS51で
YES〕にはステップS53に進み、RAM消去スイッ
チがONされていない場合〔ステップS51でNOの場
合〕には、次ぎにRAM206に異常があるかないかを
判断する(S52)。そして、RAM206に異常があ
った場合〔ステップS52でYESの場合〕にはステッ
プS04に進み、RAM206に異常が無かった場合
〔ステップS52でNOの場合〕には保存した情報に基
づいて処理を再開する復電処理に移行する(S60)。
ステップS53では、賞球制御部200はRAM206
に記憶した情報をクリアし、以下に説明するメインの処
理に移行する。
御部100から送信されたコマンドの解析処理を行う
(S05)。すなわち、メイン制御部100から送信さ
れたコマンドがどの種類のコマンド(例えば、賞球の開
始を許可する賞球可コマンド、球切れ等の原因により賞
球を禁止する賞球不可コマンド、所定の球数の払出を命
じる賞球コマンド等)であるかを解析する。コマンド解
析処理の結果、受信したコマンドが賞球コマンドであっ
た場合には、そのコマンドによって遊技者に払出すパチ
ンコ球の数を賞球積算カウンタに加算し(S55)、同
様にそのコマンドによって遊技者に払出すパチンコ球の
数を賞球加減カウンタに加算する(S56)。次いで、
上述した賞球加減カウンタに記憶された払出なければな
らないパチンコ球の数に基づいて、払出装置30に設け
たモータ25を駆動するための駆動データを作成する
(S57)。次いで、何らかの異常(例えば、払出装置
30から賞球を払出しすぎた場合等)が場合には、その
異常をホール店員等に知らせるエラー処理が行われる
(S58)。このエラー処理が行われると、賞球制御部
200はステップS54に戻って、S54からの処理を
繰り返すこととなる。
におけるコマンド受信処理、入出力処理について説明す
る。図7(a)に示すコマンド受信処理では、賞球制御
部200は、まずメイン制御部100から送信されたコ
マンドを受信したか否かを判断する(S61)。具体的
には、賞球制御部200の通信制御回路208にメイン
制御部100から送信されたコマンドを受信したか否か
で判断する。メイン制御部100から送信されたコマン
ドを受信していない場合〔ステップS61でNOの場
合〕にはコマンド受信処理を終了し、コマンドを受信し
ている場合〔ステップS61でYESの場合〕には通信
制御回路208のコマンドバッファにコマンドを記憶し
(S62)、コマンド受信処理を終了する。
6に示すステップS57の駆動データ作成処理により作
成された駆動データを、払出装置30のモータ25に出
力する(S65)。具体的には、出力処理回路212を
介して駆動信号をモータ25に出力する。駆動信号を出
力すると、次に払出装置30からパチンコ球が払出され
たか否かを判断する(S66)。具体的には、賞球検出
センサ27でパチンコ球を検出することにより出力され
る検出信号を、賞球制御部200で受信したか否かで判
断する。検出信号を受信していない場合〔ステップS6
6でNOの場合〕にはステップS68に進み、検出信号
を受信している場合〔ステップS66でYESの場合〕
には、払出積算カウンタに検出したパチンコ球数を加算
する(S67)。次ぎに、賞球制御部200は、払出装
置30の回転球受け体34が所定角度回転したか否かを
判断する(S68)。具体的には、払出装置30に設け
た回転検出センサ29から出力された検出信号を賞球制
御部200が受信したか否かで判断する。回転検出セン
サ29から出力された検出信号を賞球制御部200で受
信した場合〔ステップS68でYESの場合〕には賞球
加減カウンタから1減算し(S69)、次に賞球加減カ
ウンタが0以上か否かを判断する(S70)。賞球加減
カウンタが0より大きい場合〔ステップS70でYES
の場合〕には、払出すべき賞球がまだ払出されていない
ので、ステップS65に戻ってステップS65からの処
理を繰り返す。逆に、賞球加減カウンタが0以下の場合
〔ステップS70でNOの場合〕には、ステップS71
に進む。一方、ステップS68の処理で回転検出センサ
29から出力された検出信号を賞球制御部200が受信
していない場合〔ステップS68でNOの場合〕には、
ステップS65の駆動信号を出力してから所定時間が経
過したか否かが判断される(S75)。所定時間経過し
ていない場合〔ステップS75でNOの場合〕には、ス
テップS65に戻り、所定時間が経過するまでステップ
S68までの処理を繰り返す。逆に、所定時間が経過し
ている場合〔ステップS75でYESの場合〕には、球
ガミ処理を行う(S76)。すなわち、ステップS65
で駆動信号を出力してから所定時間経過しても回転検出
センサ29から出力される検出信号を受信できない場合
は、何らかの原因でパチンコ球が噛み込んで回転球受け
体34が回転できない状態であると考えられる。このた
め、モータ25を交互に回転する処理(球ガミ処理)を
行うことで球ガミ状態を解消する。球ガミ処理が終わる
と、再度ステップS65に戻って上述した処理を繰り返
す。
ンタの値が0か否かが判断される(S71)。賞球加減
カウンタの値が0でない場合、すなわち賞球加減カウン
タの値が0より小さい場合〔ステップS71でNOの場
合〕には、払出装置30から賞球を払出しすぎている状
態(異常状態)であるため入出力処理を終了する。な
お、この異常状態は、図6に示すステップS58のエラ
ー処理で店員等に報知される。賞球加減カウンタの値が
0の場合〔ステップS71でYESの場合〕には、モー
タ25を停止させ(S72)、賞球積算カウンタの値と
払出積算カウンタの値が一致するか否かを判断する(S
73)。賞球積算カウンタの値と払出積算カウンタの値
が一致する場合〔ステップS73でYESの場合〕には
入出力処理を終了し、賞球積算カウンタの値と払出積算
カウンタの値が不一致の場合〔ステップS73でNOの
場合〕には、払出すべき賞球が実際には払出されていな
い状態なので、賞球積算カウンタの値と払出積算カウン
タの値が一致するまで賞球を払出す処理(リトライ処
理)を行う(S74)。
賞球制御部200では、メイン制御部100から出力さ
れたライト信号による割込み処理により図7(a)に示
すコマンド受信処理を行い、その受信したコマンドによ
り図6に示す通常の処理において解析され駆動データが
作成される。そして、この駆動データは、図7(b)に
示すCTC割込み処理による入出力処理によりモータ2
5に出力され払出装置30から所定個数のパチンコ球が
払出される。また、賞球制御部200では、メイン制御
部100から送信されたコマンドにより規定される払出
球数を賞球加減カウンタに加算する。そして、回転検出
センサ29から出力された検出信号を受信する毎に賞球
加減カウンタの値を減算し、賞球加減カウンタの値が0
となるまで払出装置30のモータ25を駆動する。これ
により、メイン制御部100から送信されたコマンドに
より規定される賞球数だけパチンコ球が払出されるよう
払出装置30のモータ25が回転される。さらに、賞球
制御部200では、メイン制御部100から送信された
コマンドにより規定される払出球数を賞球積算カウンタ
に加算し、一方、払出装置30から払出されたパチンコ
球を賞球検出センサ27で検出し、その検出信号を払出
積算カウンタに積算する。そして、賞球積算カウンタと
払出積算カウンタの値が一致するまで、払出装置30か
らパチンコ球が払出されるように制御する(図7(b)
のリトライ処理)。したがって、何らかの原因で回転球
受け体34が回転したにもかかわらず、パチンコ球が払
出されないことによって未払い状態となることを防止す
ることができる。
賞球制御部) 次に、停電等や不意の電源OFFによりパチンコ機10
への電源供給が遮断された時のパチンコ機10の動作を
メイン制御部100、賞球制御部200の処理を中心に
説明する。外部電源からパチンコ機10への電源供給が
遮断されると、電源部120に設けた停電検出部130
からメイン制御部100及び賞球制御部200に停電信
号が出力される。停電検出部130から出力された停電
信号は、メイン制御部100及び賞球制御部200のN
MI端子(ノンマスカラブルインタラプト端子)に入力
し、これらの制御部では以下に説明する停電処理が行わ
れる。なお、停電信号出力後の所定時間(停電処理を行
うために必要となる時間)のあいだメイン制御部100
及び賞球制御部200に対して供給される電力は、既に
述べたように電源部120のコンデンサC1に通電時に
蓄えられた電力により賄われる。
00において行われる処理について図8に基づいて説明
する。図8に示すように、メイン制御部100はRAM
106のレジスタ及びスタックポインタをRAM106
の所定の領域に記憶させる(S20)。次ぎに、停電信
号出力後に賞球検出センサ27から出力される検出信号
を監視する時間を規定するカウント値をRAM106の
所定のレジスタにセットし(S22)、このセットした
カウント値だけカウントダウンを開始する。なお、ステ
ップS22でセットされるカウント値により規定される
時間は、払出装置30の機械的特性、すなわち、モータ
25に駆動信号を出力してから、賞球検出センサ27で
パチンコ球を検出するまでに要する時間を考慮して決め
られている。カウントが開始されると、次ぎに内側の賞
球用球誘導路32aに設けた賞球センサ27から出力さ
れた検出信号を賞球制御部200が受信したか否かを判
断する(S23)。検出信号を受信している場合〔ステ
ップS23でYESの場合〕には送信球数積算カウンタ
の値を1減算し(S24)、検出信号を受信していない
場合〔ステップS23でNOの場合〕にはステップS2
5に進む。ステップS25では、外側の賞球用球誘導路
32aに設けた賞球センサ27から出力された検出信号
を賞球制御部200が受信したか否かを判断する(S2
5)。検出信号を受信している場合〔ステップS25で
YESの場合〕には送信球数積算カウンタの値を1減算
し(S26)、検出信号を受信していない場合〔ステッ
プS23でNOの場合〕にはステップS27に進む。ス
テップS27では、停電信号を受信してから所定の時間
が経過したか否かが判断される(S27)。具体的に
は、上記ステップS22でカウントを開始したカウント
値が所定の値(本実施形態では、カウント値が0)とな
ったか否かで判断する。そして、所定時間が経過してい
ない場合〔ステップS27でNOの場合〕には、ステッ
プS23の処理に戻りステップS23からの処理を繰り
返す。逆に、所定時間が経過している場合〔ステップS
27でYESの場合〕には、ステップS28に進み、チ
ェックサム値を算出する(S28)。すなわち、RAM
106の各レジスタの値を加算することでチェックサム
値を求める。チェックサム値が算出されると、そのチェ
ックサム値がRAM106の所定のアドレスに記憶され
(S29)、RAM106へのアクセスが禁止される
(S30)。これにより電源遮断時におけるメイン制御
部100の処理が終了する。なお、通電遮断時において
はRAM106には、別途電源部120に設けた情報保
存用電源(コンデンサC5により構成)から電力が供給
され、RAM106に記憶した情報が所定時間保持され
る。
部200における処理について図9を参照して説明す
る。図9から明らかなように、賞球制御部200におけ
る処理も、基本的には図8に示すメイン制御部100に
おける処理と同様の処理が行われる。すなわち、予め設
定された時間だけタイマを作動させることにより賞球検
出センサ27から出力される検出信号を監視する。そし
て、監視時間が経過すると、チェックサムを算出・記憶
してRAM206へのアクセスを禁止する。
制御部100及び賞球制御部200は、停電信号を受信
すると予め設定された時間だけタイマを作動させ、この
タイマが作動している間、賞球検出センサ27から出力
される検出信号を監視する。したがって、停電検出部1
30から停電信号が出力される直前に、賞球制御部20
0からモータ25に駆動信号が出力されるような場合に
おいても、払出装置30から払出されるパチンコ球をメ
イン制御部100及び賞球制御部200において確実に
カウントすることができる。このことを図10のタイミ
ングチャートに基づいて具体的に説明する。図10に
は、上から順に、外部電源から供給される交流電源、停
電信号、モータ25への駆動信号、外側の賞球用球誘導
路32aに設けた賞球検出センサ27の出力、内側の賞
球用球誘導路32aに設けた賞球検出センサ27の出力
を示している。なお、図10に示す例では、停電信号が
出力される直前(略同時)に賞球用球誘導路32aに球
受け回転体34からパチンコ球が落入した例を示してい
る。図10に示すように、外部からの電源供給が遮断さ
れてから所定期間(本実施の形態では交流波形4周期)
が経過したときに停電信号が出力される。停電信号を受
信した賞球制御部200は、すぐに上述した電源遮断時
の処理に移行するため、払出装置30のモータ25に出
力される駆動信号がOFFとなる。そして、モータ25
の駆動信号がOFFされる直前に球受け回転体34から
賞球用球誘導路32aに落入したパチンコ球は、停電処
理が開始された後で賞球検出センサ27で検出される。
ここで、本実施の形態に係るメイン制御部100及び賞
球制御部200では、停電信号受信後ただちにRAM1
06、206へのアクセス禁止処理を行うことなく、停
電信号を受信してから所定時間の間は、賞球検出センサ
27から検出信号が出力されるか否かを監視する。この
ため、図10に示すように停電信号がONされた後で賞
球検出センサ27から出力される検出信号をメイン制御
部100及び賞球制御部200で受信し計数することが
できる。
賞球制御部) 次に、上述した電源遮断時における処理によりRAM1
06、206に保存した情報を利用して処理を再開する
際のメイン制御部100及び賞球制御部200の処理に
ついて説明する。本実施の形態に係るパチンコ機10に
おいては、保存した情報を利用して電源遮断時の状態か
ら遊技を再開する場合には、既に説明したRAM消去ス
イッチを操作することなくパチンコ機10への電源投入
を行う。
ついて説明する。メイン制御部100は、図4に示すよ
うに、電源供給が開始されるとまず初期化処理を行い
(S01)、次ぎにRAM消去スイッチがONされてい
るか否か(S02)、RAM106に異常が発生してい
るか否かが判断される(S03)。しかる後、電源遮断
時の状態から遊技を開始するための復電処理が開始され
る(S10)。このメイン制御部100における復電処
理について図11(a)に基づいて説明する。図11
(a)に示すように、メイン制御部100は、まずスタ
ックポインタを復帰させる(S11)。具体的には、図
8に示すステップS20の処理によりRAM106の所
定の領域に記憶したスタックポインタを元の領域に復帰
させる。次ぎに、復電時コマンド送信処理を行う(S1
2)。この復電時コマンド送信処理は、停電信号を受信
する直前に賞球制御部200に送信されたコマンド(賞
球制御部200で受信できなかった可能性のあるコマン
ド)を再度賞球制御部200に送信するための処理であ
る。そして、図8に示すステップS20の処理により記
憶した全てのレジスタの内容を復帰する(S13)。し
たがって、スタックポインタ及びレジスタの内容が電源
遮断時の状態に回復されるため、メイン制御部100は
電源遮断時から処理を開始する。このため、電源遮断時
が払出処理の途中であった場合等においても、送信球数
積算カウンタの値は停電信号の出力後に払出されたパチ
ンコ球の数を計数した値となっているため、正しく賞球
することができる。
制御部100と同様に、図6に示すように、初期化処理
が行われ(S50)、次いでRAM消去スイッチがON
されたか否か(S51)、RAM206に異常があるか
否かが判断される(S52)。しかる後、賞球制御部2
00は復電処理を開始する(S60)。この復電処理で
は、図11(b)に示すように、スタックポインタの復
帰処理を行い(S90)、次いで全てのレジスタの回復
を行う(S91)。したがって、スタックポインタ及び
レジスタの内容が電源遮断時の状態に回復されるため、
賞球制御部200は電源遮断時から処理が開始する。こ
のため、電源遮断時が払出処理の途中であった場合等に
おいては、賞球加減カウンタが0となるまでモータ25
が駆動され、また、賞球積算カウンタ及び払出積算カウ
ンタが一致するまでリトライ処理が繰り返される。これ
により未払いのパチンコ球が遊技者に払い戻される。こ
の際、払出積算カウンタの値は停電信号出力後に払出さ
れたパチンコ球を計数した値となっているため、遊技者
には過不足無くパチンコ球が払出されることとなる。
の形態におけるパチンコ機10においては、賞球制御部
200は、停電信号出力後に賞球検出センサ27から出
力された検出信号に基づいて払出積算カウンタの値が更
新(積算)される。したがって、上述した復電処理にお
いて回復したRAM206に記憶されている払出積算カ
ウンタの値は、停電信号出力後に賞球検出センサ27か
ら出力された検出信号を計数した値となっているため、
既に払出した賞球について再度払出されることは無い。
なお、上述した説明は本実施の形態に係るパチンコ機に
おいて賞球払出処理中に停電等の通電が遮断された場合
の例であったが、当然のことながら本実施の形態に係る
パチンコ機によれば、貸し球の払出処理中に通電が遮断
された場合においても正しくパチンコ球が払出される。
て説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られる
ことなく、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変
更、改良を施した形態で実施することができる。
賞球制御部200は、賞球積算カウンタの値及び払出積
算カウンタの値により、払出装置30から払出される賞
球に未払いのパチンコ球が生じないように制御している
が、このような形態に限られず種々の形態で実施するこ
とができる。例えば、賞球検出センサ27から出力され
た検出信号を受信する毎に、賞球積算カウンタの値から
1減算し、賞球積算カウンタの値が0となるようにリト
ライ処理をするようにしても良い。要は、賞球検出セン
サ27から出力された検出信号に基づいて払出装置30
から実際に払出されたパチンコ球を管理(計数)し、こ
の払出されたパチンコ球がメイン制御部100から送信
されたコマンドにより払出すべきパチンコ球の数と一致
するようにできれば、どのような形態で実施しても良
い。
発明に係る情報保存処理技術を賞球検出センサから出力
される検出信号の情報を保存する場合に適用した例であ
った。しかしながら、本発明の情報保存処理技術は、上
述した実施の形態に限られず、例えば、パチンコ機に設
けた入賞口に入賞したパチンコ球を検出する検出装置
(上述した実施の形態における入賞口センサ54、56
が相当)から出力された検出信号の情報を保存する場合
にも適用することができる。このような場合には、停電
信号が出力される直前又は直後に入賞口に入賞したパチ
ンコ球を検出した入賞信号の情報が保存されるため、通
電回復後に遊技者にその入賞に基づいて賞球を払出すこ
とができる。
ンコ機の払出装置に適用した例であったが、本発明はこ
の他にも、例えば、アレンジホール機(一定数の鋼球を
遊技盤上に射出して所定の当たり状態を成立させるも
の)、雀球遊技機、パチスロ機等の各種遊技機にも適用
することができる。
備される裏セット板およびその付属物を示す背面図
ブロック図
るフローチャート
るフローチャート
フローチャート
フローチャート
明するフローチャート
するフローチャート
チャート
制御部の処理を説明するフローチャート
Claims (3)
- 【請求項1】 遊技者に遊技媒体を払出す払出装置と、
その払出装置を制御する制御装置と、前記払出装置から
払出された遊技媒体を検出する検出装置とを有する遊技
機において、 前記制御装置は、前記検出装置から出力された検出信号
を受信する手段と、 その検出信号受信手段で受信した検出信号に基づいて払
出数に関する情報を記憶する記憶手段と、 外部電源からの通電が遮断されたときに停電検出装置か
ら出力される停電信号を受信する手段と、 その停電信号受信手段に停電信号を受信してから所定期
間の間に前記検出信号受信手段に検出信号を受信した場
合には、その検出信号に基づいて前記記憶手段に記憶さ
れている情報を更新し、前記所定期間経過後は前記記憶
手段に記憶されている情報を変更不能に保持する処理を
行う処理手段を備えた遊技機。 - 【請求項2】 前記制御装置には、通電が回復したとき
に前記記憶手段に記憶されている情報に基づき未払いの
遊技媒体の数を求め、その求めた未払数だけ遊技媒体を
前記払出装置から払出す処理を行う処理手段が設けられ
ている請求項1に記載の遊技機。 - 【請求項3】 遊技媒体を検出する検出装置と、その検
出装置から出力された検出信号を記憶する記憶装置と、
その記憶装置に記憶した情報に基づいて電装装置を制御
する制御装置と、外部電源からの通電が遮断されたとき
にその制御装置に停電信号を出力する停電検出装置を備
えた遊技機において、停電信号を受信した前記制御装置
が前記記憶装置に所要の情報を保存する情報保存方法で
あって、 停電信号を受信後の所定期間のあいだ前記検出装置から
出力される検出信号を監視し、検出信号を受信した場合
にはその検出信号を前記記憶装置に記憶する工程と、 前記工程の終了後、前記記憶装置に記憶した情報を変更
不能にする工程と、を含む遊技機における通電遮断時の
情報保存方法。
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