JP4462590B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機に関し、特に、パチンコ遊技機における賞球の払出制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機では、遊技球が所定の入賞口に入ったときに、賞球の払出しが行われる。かかる賞球の払出しを行う賞球払出機構部は、遊技盤の裏側に設けられている。
【0003】
図12は従来のパチンコ遊技機における賞球払出機構部の概略構成図、図13はそのパチンコ遊技機の賞球払出に係る制御系の概略ブロック図である。
【0004】
賞球払出機構部210は、図12及び図13に示すように、賞球路と、賞球路球切れスイッチ211と、スプロケット212と、賞球払出ソレノイド213と、賞球計数スイッチ214とを備える。この賞球払出機構部210の上側には、賞球補給タンクから賞球を補給するための賞球補給路が設けられている。賞球路は、賞球補給路とスプロケット212とを結ぶ経路である。この賞球路の前半部は緩やかなスロープになっており、その後半部は略鉛直に形成されている。
【0005】
スプロケット212は、賞球を一個ずつ払い出すためのものであり、回転自在に軸支されている。また、賞球払出ソレノイド213は、スプロケット212を回転自在な状態と回転停止状態とに切り替えるものである。この賞球払出ソレノイド213は、払出制御基板230により制御される。スプロケット212を回転自在な状態にすると、賞球路内の賞球はその自重で落下してスプロケット212を回転することにより払い出される。
【0006】
賞球路球切れスイッチ211は、賞球路の前半部と後半部とが連結する位置の近傍に設けられ、当該連結する位置に賞球があるか否かを検出するものである。一般に、図12に示すような賞球払出機構部210では、賞球路の後半部において、賞球が一時的に離れた状態になることがある。当該賞球がこの離れた状態のままスプロケット212に達すると、正確な払出しが行えなくなる。例えば、当該賞球がスプロケット212の刃先に当たったり、球詰まりを起こすことがある。したがって、賞球路内では、賞球を連続的に繋がった状態にしておく必要がある。このため、賞球路球切れスイッチ211を用いて、賞球路の所定位置において賞球が有るか否か、すなわち、一時的に離散的になった賞球の有無を検出することにより、スプロケット212において賞球が離散的になる可能性を予め判断することにしている。賞球路球切れスイッチ211からの信号は主基板220に送られる。主基板220は、賞球路球切れスイッチ211からの信号に基づいてエラー制御を行う。
【0007】
賞球計数スイッチ214は、スプロケット212を通過して払い出された賞球を検出するものである。賞球は一個ずつ賞球排出路に落下するので、賞球計数スイッチ214からの検出信号をカウントすることにより、実際に払い出された賞球の数を知ることができる。賞球計数スイッチ214からの信号は、主基板220と払出制御基板230の両方に送られる。払出制御基板230は、賞球計数スイッチ214からの信号に基づいて、払い出された賞球の数を認識して、賞球払出ソレノイド213を制御する。
【0008】
主基板220は、主に遊技内容を制御するものである。具体的には、入賞球を検出したときに、当該入賞球に応じた賞球数を払い出す旨の賞球指示コマンドを払出制御基板230に出力したり、賞球路球切れスイッチ211からの信号に基づいて球切れエラーが発生したことを検出したときに、エラー信号を払出制御基板230に出力したりする。また、払出制御基板230は、主基板220からの賞球指示コマンドを受けたときに、現在の賞球払出残数に当該賞球指示コマンドに対応する賞球数を加算し、その加算後の賞球払出残数だけ賞球を連続的に払い出すように賞球払出機構部210を制御する。
【0009】
次に、従来のパチンコ遊技機における賞球払出動作について説明する。図14は従来のパチンコ遊技機における賞球払出動作のタイミングチャートの一例を示す図である。
【0010】
図14の例では、当初、賞球路球切れスイッチ211からの信号はオン(球有り)状態であり、払出制御基板120は、賞球払出ソレノイド213をオンし続けることにより、賞球は連続的に払い出されている。
【0011】
いま、▲1▼の時点で、賞球路球切れスイッチ211からの信号がオンからオフ(球無し)に変化した。主基板210は、球無し状態が50ms継続した時点(▲2▼)で、球切れエラーが発生したことを認識し、遊技者にエラーを報知すると共に、払出制御基板230にエラー信号を送信する。払出制御基板230は、かかるエラー信号を受けると、賞球払出ソレノイド213をオフにし、賞球払出動作を停止する。
【0012】
その後、主基板220は、▲3▼の時点で、賞球路球切れスイッチ211からの信号がオンに変化してから球有り状態が1s継続したことを検出すると、球切れエラー状態が解除されたと判断し、エラー信号をオフにする。これにより、払出制御基板230は、払出動作の停止を解除し、賞球の払出しを再開する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来は、賞球路球切れスイッチにより球無し状態が50ms継続したことが検出されたときに、球切れエラーが発生したとして、賞球払出動作を停止していた。しかしながら、図12に示すような賞球払出機構部の機構上、球が一時的に離散的になってしまうのは避けることができない。このため、遊技中に、エラー報知が頻繁に出されることになり、遊技者は遊技の興趣をそがれてしまうという問題があった。しかも、入賞球が連続して発生した場合等には、賞球払出動作が頻繁に停止し、全体的な賞球の払出速度が低下するという問題もあった。
【0014】
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、賞球をスムーズに払い出すことができるパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、入賞球を検出したときに当該入賞球に応じた賞球数を払い出す旨の賞球指示コマンドを出力する主基板と、前記主基板からの賞球指示コマンドを受けたときに、現在の賞球払出残数に当該賞球指示コマンドに対応する賞球数を加算し、その加算後の賞球払出残数だけ賞球を連続的に払い出すように賞球払出機構を制御する払出制御基板とを備えるパチンコ遊技機において、前記賞球払出機構における賞球路の所定位置に設けられた、当該位置における賞球の有無を検出する第一の球切れ検出手段を有し、前記払出制御基板は、前記第一の球切れ検出手段からの信号に基づいて、球無し状態が第一の基準時間以上継続していることを検出したときに、賞球を連続的に払い出す連続払出モードから、賞球を一個払い出す度に賞球払出動作を一定の期間だけ停止する単発払出モードに切り替えて、賞球の払出しを行い、一方、前記単発払出モードで賞球の払出しを行っている場合、前記第一の球切れ検出手段からの信号に基づいて、球有り状態が第二の基準時間以上継続していることを検出したときに、前記単発払出モードから前記連続払出モードに切り替えて、賞球の払出しを行うことを特徴とするものである。
【0016】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のパチンコ遊技機において、前記第一の球切れ検出手段と略同じ位置に設けられた、当該位置における賞球の有無を検出する第二の球切れ検出手段を有し、前記主基板は、前記第二の球切れ検出手段からの信号に基づいて、球無し状態が、前記第一の基準時間よりも長い第三の基準時間以上継続していることを検出したときに、球切れエラーが発生した旨のエラー発生コマンドを前記払出制御基板に出力し、一方、前記球切れエラー状態にある場合、前記第二の球切れ検出手段からの信号に基づいて、球有り状態が第四の基準時間以上継続していることを検出したときに、前記球切れエラーが解除された旨のエラー解除コマンドを前記払出制御基板に出力し、前記払出制御基板は、前記主基板から前記エラー発生コマンドを受けたときに、賞球の払出し動作を停止し、一方、前記主基板から前記エラー解除コマンドを受けたときに、賞球の払出し動作を再開することを特徴とするものである。
【0017】
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のパチンコ遊技機において、前記賞球払出機構は、賞球を一個ずつ払い出すための回転自在な払出部材と、前記払出部材を回転自在な状態と回転停止状態とに切り替えるソレノイドとを備え、前記払出部材が回転自在な状態にあるときに、賞球路内の賞球がその自重で落下して前記払出部材を回転することにより払い出されるように構成されたものであり、前記払出制御基板は、前記連続払出モードにあっては、前記払出部材が回転自在な状態を維持するように前記ソレノイドを制御し、一方、前記単発払出モードにあっては、前記払出部材を回転自在な状態にして賞球を一個払い出す度に、前記払出部材を一定の期間だけ回転停止状態に維持するように前記ソレノイドを制御することを特徴とするものである。
【0018】
更に、請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載のパチンコ遊技機において、前記賞球払出機構は、賞球を一個ずつ払い出すための回転可能な払出部材と、前記払出部材を回転駆動するモータとを有し、前記払出制御基板は、前記連続払出モードにあっては、前記モータを駆動して前記払出部材を一定の回転速度で回転させ、一方、前記単発払出モードにあっては、前記払出部材を回転させて賞球を一個払い出す度に、前記モータの駆動を一定の期間だけ停止させることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態であるパチンコ遊技機の概略制御ブロック図、図2(a)はそのパチンコ遊技機の賞球払出機構部の概略構成図、図2(b)はその賞球払出機構部のスプロケットの概略正面図、図3はそのパチンコ遊技機において主基板が払出制御基板に送信するコマンドを説明するための図である。
【0020】
本実施形態のパチンコ遊技機は、図1に示すように、遊技盤10と、下皿満タンスイッチ20と、スピーカ30と、賞球払出機構部40と、貸出球払出機構部50と、プリペイドカードユニット60と、枠用外部端子板70と、主基板110と、払出制御基板120と、ランプ制御基板130と、音声制御基板140とを備える。ここで、図1では、本実施形態のパチンコ遊技機に係わる制御系のうち、特に賞球、貸出に関するものだけを示している。
【0021】
遊技盤10には、複数の入賞口スイッチ11a,11b,・・・ と、賞球状態エラー表示灯12と、賞球払出エラー表示灯13とが設けられている。遊技盤10上には、複数の入賞口が設けられている。かかる入賞口に遊技球が入ると、所定数の賞球が払い出される。各入賞口スイッチ11a,11b,・・・ はそれぞれ、所定の入賞口の内部に設けられており、当該入賞口に遊技球が入ったことを検出するものである。各入賞口スイッチ11a,11b,・・・ からの検出信号は、主基板110に送られる。これにより、主基板110はどの入賞口に遊技球が入ったのかを認識することができる。
【0022】
賞球状態エラー表示灯12は、例えば、賞球払出機構部40の賞球路において球切れ状態が10s以上継続したときに、球切れエラーを報知するための表示灯である。また、賞球払出エラー表示灯13は、賞球の払出しが正常に行われなかったときに、払出エラーを報知するための表示灯である。ここで、「賞球の払出しが正常に行われなかった」とは、例えば、賞球払出残数がまだあるにもかかわらず、所定時間、賞球の払出しが行われていない場合とか、所定の賞球払出数よりも超過して払出したような場合である。
【0023】
また、遊技盤の下方には、払い出された賞球や貸出球を貯留するとともに図示しない発射装置へそれらの球を誘導する上皿と、上皿が満杯のときに払い出された賞球を貯留する下皿とが設けられている。下皿満タンスイッチ20は、賞球が下皿に満タンに貯留されていることを検出するものである。下皿満タンスイッチ20からの検出信号は主基板110に送られる。大当たり状態になると、多数の賞球が払い出されて下皿に溜まってくる。この貯留状態をそのまま放置しておくと、賞球が下皿から賞球払出機構部40のスプロケットまで繋がってしまう。すると、パチンコ遊技機が誤動作したり、場合によっては機械が壊れてしまうことがある。このため、主基板110は、下皿満タンスイッチ20からの信号に基づいて、賞球が下皿にある程度溜まったことを検出したときには、賞球の払出しを停止することにしている。
【0024】
枠用外部端子板70には、主基板110から賞球情報が送られ、払出制御基板120から球貸し情報が送られる。これらの情報は、遊技場の全体を管理するホールコンピュータに出力される。ここで、賞球情報には、当該パチンコ遊技機の遊技状態や遊技結果等が含まれる。
【0025】
賞球払出機構部40は、図1及び図2に示すように、賞球路と、賞球補給スイッチ41と、賞球振動モータ42と、第一の賞球路球切れスイッチ43と、第二の賞球路球切れスイッチ44と、スプロケット(払出部材)45と、可動爪部46と、賞球払出ソレノイド47と、賞球計数スイッチ48とを備える。
【0026】
この賞球払出機構部40の上側には、賞球補給タンクから賞球払出機構部40に賞球を補給するための賞球補給路が設けられている。その賞球補給路とスプロケット45とを結ぶ経路が賞球路である。この賞球路の前半部は緩やかなスロープになっており、また、その後半部は略鉛直に形成されている。賞球路の後半部は、賞球が一個ずつ流通するようになっている。図2(a)には、賞球が賞球路に十分貯留されている状態を示している。賞球路の略鉛直な部分には、例えば27個の賞球を溜めておくことができる。
【0027】
スプロケット45は、賞球払出動作時にあっては賞球路内に貯留された賞球を一個ずつ賞球排出路に排出し、一方、賞球払出動作の停止時にあっては賞球路内の賞球が賞球排出路へ落下しないようにするものである。ここで、賞球排出路から排出された払出球は、上皿へ供給されるが、上皿が満杯のときは下皿へ溢れ出るようになっている。図2(b)に示すように、スプロケット45の外周には複数の凸部45aが設けられ、その中心部には爪車45bが設けられている。このスプロケット45は、凸部45aが賞球路内に突出するようにして、回転自在に軸支されている。賞球は、隣り合う凸部45間における凹部に入り込むことになる。賞球払出動作時には、賞球がその自重で落下することによってスプロケット45は時計回り方向に回転する。これにより、賞球が一個ずつ等間隔で賞球排出路に排出される。
【0028】
可動爪部46は、軸46aの回りに回動可能に構成されている。可動爪部46の右端はバネ46bにより反時計回り方向に付勢され、これにより、可動爪部46の左端は爪車45bと係合している。かかる係合状態にあるときには、スプロケット45は回転停止状態にあり、賞球は賞球排出路に流出することができない。
【0029】
賞球払出ソレノイド47は、可動爪部46の左端を上方に移動させることにより、可動爪部46と爪車45bとの係合状態を解除するものである。すなわち、賞球払出ソレノイド47をオンすると、可動爪部46の左端はバネ46bの付勢力に抗して上方に持ち上げられ、可動爪部46と爪車45bとの係合状態が解かれる。これにより、スプロケット45は回転自在な状態になり、賞球の払出動作が行われる。一方、賞球払出ソレノイド47をオフにすると、可動爪部46はバネ46bの付勢力により爪車45bと係合する。これにより、スプロケット45は回転停止状態になり、賞球の払出動作は停止される。
【0030】
第一及び第二の賞球路球切れスイッチ43,44は、賞球路の前半部と後半部とが連結する位置の近傍に設けられ、当該連結する位置に賞球があるか否かを検出するものである。かかる第一及び第二の賞球路球切れスイッチ43,44は、メカニカルなセンサである。各賞球路球切れスイッチ43,44は、扇状の可動レバーと、フォトセンサとからなる。扇状の可動レバーは、両賞球路球切れスイッチ43,44に共通に用いられ、その端部は賞球路内に突出している。可動レバーに対応する位置を賞球が通過すると、可動レバーは一時的に倒れる。また、賞球払出の動作停止時に賞球が賞球路の当該位置まで貯留していたり、賞球払出動作時に賞球が隙間なく連続して流れていたりしていれば、可動レバーは倒れた状態をそのまま維持する。各賞球路球切れスイッチ43,44のフォトセンサは、かかる可動レバーの動きを検出することにより、可動レバーに対応する位置における賞球の有無を検出することができる。
【0031】
第一の賞球路球切れスイッチ43からの信号は払出制御基板120に送られ、第二の賞球路球切れスイッチ44からの信号は主基板110に送られる。当然、各賞球路球切れスイッチ43,44からの信号の内容は同じである。後述するように、主基板110は、第二の賞球路球切れスイッチ44からの信号に基づいてエラー制御を行い、一方、払出制御基板110は、第一の賞球路球切れスイッチ43からの信号に基づいて賞球の払出モードの切り替え制御を行う。
【0032】
賞球計数スイッチ48は、スプロケット45を通過して払い出された賞球を検出するものである。この賞球計数スイッチ48としては、例えば、フォトセンサを用いる。賞球は一個ずつ賞球排出路に落下するので、賞球計数スイッチ48からの検出信号をカウントすることにより、実際に払い出された賞球の数を知ることができる。賞球計数スイッチ48からの信号は、中継基板を介して、主基板110と払出制御基板120の両方に送られる。払出制御基板120は、賞球計数スイッチ48からの信号に基づいて、払い出された賞球の数を認識して、賞球払出ソレノイド47のオン・オフを制御する。一方、主基板110にも、賞球計数スイッチ48からの信号を送ることにしているのは、次の理由による。すなわち、主基板110は全体を管理する役割を果たすものである。この主基板110は払出制御基板120に対して賞球指示コマンドを送るが、かかるコマンドを受けた払出制御基板120が所定数の賞球を払い出しているか否かを監視するためである。
【0033】
賞球補給スイッチ41は、賞球路の上流側に賞球が有るか否かを検出するものである。この賞球補給スイッチ41は、図2(a)に示すように、賞球路の前半部においてスロープになっているところの左側に設けられており、例えば、賞球路球切れスイッチ43,44と同様に、可動レバーとフォトセンサとを組み合わせたものが用いられる。賞球補給スイッチ41からの信号は、払出制御基板120に送られる。また、賞球補給スイッチ41と第一及び第二の賞球路球切れスイッチ43,44との中間における賞球路の近傍には、賞球振動モータ42が設けられている。かかる賞球振動モータ42を駆動することにより、振動を発生させることができる。
【0034】
この賞球補給スイッチ41は、主に球詰まりの検出に利用される。具体的には、払出制御基板120は、賞球補給スイッチ41からの信号に基づいて賞球路の上流側に球が有ることを検出すると共に、第一の賞球路球切れスイッチ43からの信号に基づいて球が無いことを検出すると、賞球路で球詰まりが発生したことを認識する。このとき、払出制御基板120は、賞球振動モータ42に信号を送り、賞球振動モータ42を駆動することにより、球詰まり状態を解除することができる。
【0035】
プリペイドカードユニット60は、投入されたカードを認識すると共に、遊技者が操作ボタンにより入力した命令を認識して、カード処理を行ったり、入力に基づいた貸出命令を払出制御基板120に送ったりするものである。貸出球払出機構部50は、図1に示すように、貸出球補給スイッチ51と、貸出球振動モータ52と、貸出路球切れスイッチ53と、貸出球払出ソレノイド57と、貸出球計数スイッチ58とを備える。かかる貸出球払出機構部50は、プリペードカードユニット60の操作に基づいて貸し出された球を上皿に払い出すものである。貸出球払出機構部50は、球を払い出すという点で賞球払出機構部50と同様の機能を有し、実際、賞球払出機構部40と略同じように構成されている。したがって、貸出球払出機構部50は、賞球払出機構部40の各構成要素に対応する構成要素をほとんど備えている。このため、ここでは、貸出球払出機構部50の各部についての詳細な説明を省略する。尚、貸出球払出機構部50と賞球払出機構部40とは、二段に併設されており、同一の補給タンクに接続されている。
【0036】
また、貸出球払出機構部50が賞球払出機構部40と構成上異なる点は、第二の賞球路球切れスイッチ44に対応するスイッチが設けられていない点、貸出球計数スイッチ54からの信号が主基板110には送られず、払出制御基板120だけに送られる点である。これは、払出制御基板120が球の貸出を制御するからである。
【0037】
主基板110、払出制御基板120、ランプ制御基板130及び音声制御基板140は、遊技盤10の裏側に取り付けられている。払出制御基板120、ランプ制御基板130及び音声制御基板140は、主基板110と通信ケーブル線を介して接続されている。これらの各基板110,120,130,140には、ROM、RAM、CPU等が組み込まれている。
【0038】
ランプ制御基板130は、遊技の演出として、遊技盤10に配設された電飾を制御したり、エラー報知として、賞球状態エラー表示灯12や賞球払出エラー表示灯13を制御したりするものである。また、音声制御基板140は、遊技の演出として、スピーカ30からの音声出力を制御するものである。ランプ制御基板130及び音声制御基板140は、主基板110からのコマンドを受けて、所定の処理を実行する。尚、音声制御基板140は、主基板110からエラーコマンドが送られたときに、音声でエラー報知を行うようにしてもよい。
【0039】
主基板110は、主に遊技内容の制御を行うものである。具体的には、主基板110は、各入賞口スイッチ11a,11b,・・・ からの信号に基づいて入賞状況を認識し、その入賞状況に応じて、払出制御基板120に賞球の払出しを指示したり、ランプ制御基板130及び音声制御基板140に遊技の演出の内容を指示したりする。また、主基板110は、第二の賞球路球切れスイッチ44からの信号に基づいて球切れエラーが発生したことを検出したときには、所定のエラー制御を行う。
【0040】
かかる主基板110は、各スイッチ11a,11b,・・・ ,20,43からの信号に基づいて、払出制御基板120、ランプ制御基板130、音声制御基板140にコマンドを出力する。ここで、コマンドとしては、例えば、1コマンド1バイトで構成されるものを用いる。また、コマンドの伝送方式としては、例えば、8ビットの伝送データ線と1ビットの割込信号線とにより送信するパラレル伝送方式を用いる。尚、一般には、コマンドの伝送方式はどのようなものでもよく、例えばシリアル伝送方式であってもよい。
【0041】
具体的に、主基板110が払出制御基板120に送信するコマンドとしては、図3に示すように、15種類の賞球指示コマンド“01H”,“02H”,・・・ ,“0FH”と、賞球路球切れエラー解除コマンド“90H”と、賞球路球切れエラー発生コマンド“91H”、下皿満タン解除コマンド“A0H”と、下皿満タン発生コマンド“A1H”とがある。ここで、各コマンドは16進で表記している。
【0042】
賞球指示コマンド“01H”,“02H”,・・・ ,“0FH”はそれぞれ、1個、2個、・・・ 、15個の賞球を払い出すことを指示するコマンドである。通常、賞球の数は各入賞口毎に決められている。主基板110は、各入賞口スイッチ11a,11b,・・・ からの信号を受けたときに、当該入賞口に応じた賞球指示コマンドを払出制御基板120に出力する。
【0043】
主基板110及び払出制御基板120は、賞球路で球切れエラーが発生したか否かを、「賞球路球切れエラーフラグ」で管理している。賞球路球切れエラー解除コマンド“90H”は、賞球路球切れエラーフラグをクリアすることを指示するコマンドであり、賞球路球切れエラー発生コマンド“91H”は、賞球路球切れエラーフラグをセットすることを指示するコマンドである。主基板110は、第二の賞球路球切れスイッチ44からの信号がオン(球有り)からオフ(球無し)に変化し、その球無し状態が、一定の時間(第三の基準時間)、例えば10s以上継続したときに、球切れエラーが発生したと認識して、賞球路球切れエラー発生コマンド“91H”を出力する。一方、主基板110は、球切れエラー状態にあるときに、第二の賞球路球切れスイッチ44からの信号がオフからオンに変化し、球有り状態が、一定の時間(第四の基準時間)、例えば5s以上継続したときに、球切れエラーが解除されたと認識して、賞球路球切れエラー解除コマンド“90H”を出力する。
【0044】
また、主基板110及び払出制御基板120は、下皿が満タンか否かを「下皿満タンフラグ」で管理している。下皿満タン解除コマンド“A0H”は、下皿満タンフラグをクリアすることを指示するコマンドであり、下皿満タン発生コマンド“A1H”は、下皿満タンフラグをセットすることを指示するコマンドである。主基板110は、下皿満タンスイッチ20からの信号がオン(下皿満タン状態)からオフ(下皿非満タン状態)に切り替わったときに、下皿満タン解除コマンド“A0H”を出力し、一方、下皿満タンスイッチ20からの信号がオフからオンに切り替わったときに、下皿満タン発生コマンド“A1H”を出力する。
【0045】
払出制御基板120は、賞球や貸出球の払出しの制御を行うものである。具体的には、主基板110からの賞球指示コマンドを受けたときに、現在の賞球払出残数に当該賞球指示コマンドに対応する賞球数を加算する。そして、その加算後の賞球払出残数だけ賞球を払い出すように、賞球払出機構部40の賞球払出ソレノイド47を制御する。また、プリペイドカードユニット60からの信号を受けたときには、貸出球払出機構部50の貸出球払出ソレノイド57を制御することにより、貸出球の払出し動作を実行する。更に、上述したように、賞球補給スイッチ41及び第一の賞球路球切れスイッチ43からの信号に基づいて、賞球路における球詰まり状態を検出したときに、賞球振動モータ42を制御することにより、球詰まりを解消する。貸出球の球詰まりについても同様である。
【0046】
ところで、本実施形態では、賞球払出動作に関して、二つの払出モードを設けている。払出制御基板120は、状況に応じて、払出モードを切り替えながら、賞球の払出しを行う。かかる二つの払出モードは、連続払出モードと単発払出モードである。図4(a)は連続払出モードのタイミングチャートの一例を示す図、図4(b)は単発払出モードのタイミングチャートの一例を示す図である。
【0047】
連続払出モードとは、図4(a)に示すように、賞球払出ソレノイド47をオンし続けることにより、その間、所定数の賞球を連続的に払い出すモードのことである。この連続払出モードにおいては、払出制御基板120は、賞球払出ソレノイド47をオンにしている間、賞球計数スイッチ48からの信号に基づいて、払い出された賞球の数をカウントしている。そして、払い出すべき賞球の数がゼロになったところで、賞球払出ソレノイド47をオフにする。図4(a)の例では、連続払出モードにおいて賞球を17個払出した例を示している。
【0048】
単発払出モードとは、図4(b)に示すように、賞球払出ソレノイド47をオンにして賞球を一個払出した後、一定の期間、例えば500msの間、賞球払出ソレノイド47をオフにしておく動作を繰り返すことにより、賞球を一個ずつ払い出すモードのことである。すなわち、払出制御基板120は、賞球払出ソレノイド47をオンにした後、賞球計数スイッチ48からの信号がオンからオフに変化したことを検出すると、賞球払出ソレノイド47をオフに切り替える。これにより、賞球は一個だけ払い出されることになる。そして、賞球払出ソレノイド47を、500msの期間、オフにし続けた後、賞球払出ソレノイド47をオンにする。払出制御基板120は、この制御を繰り返す。ここで、単発払出モードにおいて賞球払出ソレノイドをオフにしておく期間のことを、インターバル期間とも称することにする。
【0049】
払出制御基板120は、第一の賞球路球切れスイッチ43からの信号がオン(球有り)からオフ(球無し)に変化し、球無し状態が一定の時間(第一の基準時間)、例えば50ms以上継続したときに、連続払出モードから単発払出モードに切り替える。一方、第一の賞球路球切れスイッチ43からの信号がオフからオンに変化し、球有り状態が一定の時間(第二の基準時間)、例えば1s以上継続したときに、単発払出モードから連続払出モードに切り替える。このように、連続払出モードと単発払出モードを切り替えることにより、賞球を払い出す速度をコントロールすることができる。払出制御基板120は、連続払出モードと単発払出モードの切り替えを「単発払出モードフラグ」により管理している。尚、賞球払出動作の開始時には、連続払出モードで賞球の払出しが行われる。
【0050】
ところで、球無し状態になる原因の一つとしては、賞球路球切れスイッチ43,44に対応する部分で賞球が一時的に離れてしまったことが考えられる。かかる一時的に離れた賞球は、もし下の賞球がすべて払い出された後にスプロケット45に達するならば、スプロケット45の凹部に正しく入らず、変なかみ合わせになる可能性がある。このため、一時的に離れた賞球は、スプロケット45に達する前に、下の賞球と連続的に繋がるようにする必要がある。また、賞球路の後半部において既に繋がっている賞球は離散的になることはない。本実施形態では、単発払出モードにおけるインターバル期間を、例えば500msとしているが、この500msというインターバル期間は、一時的に離れた賞球が、当該期間が経過するまでに必ず下の賞球に連続的に繋がるような期間として設定されたものである。
【0051】
また、単発払出モードから連続払出モードに切り替える第二の基準時間としての1sは、単発払出モードでの払出動作中に賞球が賞球路内に十分溜まり、連続払出モードに切り替えても、しばらくの間は、賞球が離散的にならないような時間として設定されたものである。
【0052】
次に、本実施形態のパチンコ遊技機における賞球払出動作を詳しく説明する。図5は賞球払出動作のタイミングチャートの一例を示す図である。このタイミングチャートでは、第一及び第二の賞球路球切れスイッチ43,44からの信号、エラー信号、賞球払出ソレノイド47からの信号、賞球計数スイッチ48からの信号を示している。エラー信号とは、実際は、主基板110が払出制御基板120に出力する賞球路球切れエラー発生コマンドのことであるが、ここでは説明を簡単にするため、オン・オフ信号で表している。
【0053】
図5の例では、当初、連続払出モードで賞球の払出しが行われている。このとき、第一及び第二の賞球路球切れスイッチ43,44からの信号はオン(球有り)状態であり、払出制御基板120は、賞球払出ソレノイド47をオンし続けることにより、賞球計数スイッチ48からの信号は、短い間隔でオン・オフが切り替わっている。すなわち、賞球は連続的に払い出されている。
【0054】
いま、▲1▼の時点で、第一の賞球路球切れスイッチ43からの信号がオンからオフに変化した。そして、球無し状態が50ms以上継続した時点(▲2▼)で、払出制御基板120は、連続払出モードから単発払出モードに切り替え、賞球払出ソレノイド47をオンから一旦、オフにする。その後、賞球払出ソレノイド47のオフ状態が500ms経過したときに、賞球払出ソレノイド47を再びオンにする。払出制御基板120は、賞球計数スイッチ48からの信号に基づいて、賞球が一個払い出されたことを検出すると、賞球払出ソレノイド47を再び、500msの間、オフにする。
【0055】
一方、▲3▼の時点で、第一の賞球路球切れスイッチ43からの信号がオフからオンに変化している。払出制御基板120は、球有り状態が1s以上継続した時点(▲4▼)で、単発払出モードから連続払出モードに切り替える。この例では、当該単発払出モードでは、二回のインターバルが入り、その間に賞球が一個払い出されている。また、この例では、再び、連続払出モードに切り替わったときには、まだ、単発払出モードの500msのインターバル期間内である。このような場合、払出制御基板120は、直ぐには、賞球払出ソレノイド47をオンにしない。すなわち、単発払出モードから連続払出モードに切り替わる際には、500msのインターバル期間を優先させることにしている。払出制御基板120は、かかる500msのインターバル期間が経過したときに、連続払出モードか単発払出モードかを再度判断し、連続払出モードであれば、賞球払出ソレノイド47をオンにする。
【0056】
こうして、連続払出モードになり、賞球が短い間隔で連続的に払い出される。その後、▲5▼の時点で、第一の賞球路球切れスイッチ43がオンからオフに変化した。そして、その球無し状態が50ms以上継続した時点(▲6▼)で、払出制御基板120は、単発払出モードに切り替え、賞球を一個ずつ払い出している。一方、主基板110は、▲7▼の時点で、第二の賞球路球切れスイッチ44からの信号に基づいて当該球無し状態が10s以上継続したことを検出する。これにより、主基板110は、球切れエラーが発生したと認識し、払出制御基板120に対して、エラー信号を出力する。払出制御基板120は、かかるエラー信号がオンになっている間は、賞球払出ソレノイド47をオンにせず、オフのまま維持する。すなわち、エラー信号がオンになっている状態は、賞球払出動作の停止中であり、球切れエラー状態である。かかる球切れエラー状態にある場合には、払出制御基板120は、▲8▼の時点で、第一の賞球路球切れスイッチ43からの信号がオンに変化してからオン状態が1s以上継続したことを検出しても、賞球払出ソレノイド47を直ちにオンにしない。これは、主基板110がエラーの管理を行うようにしたためである。このとき、払出制御基板120は、内部的には、連続払出モードに切り替えているが、主基板110からの指示がない間は、賞球払出動作を停止したままにする。すなわち、球切れエラー状態と、連続払出モード・単発払出モードの切り替えとは独立である。主基板110からのエラー信号(コマンド)によって、払出し禁止の方が優先されている。
【0057】
その後、主基板110は、▲9▼の時点で、第二の賞球路球切れスイッチ44からの信号がオンに変化してから球有り状態が5s以上継続したことを検出すると、球切れエラー状態が解除されたと判断し、エラー信号をオフにする。これにより、払出制御基板120は、払出動作の停止を解除し、連続払出モードで賞球の払出しを再開する。ここで、球有り状態が5s以上継続したということは賞球路に球が十分溜まったということであるから、いきなり連続払出モードで賞球払出動作を再開しても何ら問題はない。
【0058】
このように、本実施形態のパチンコ遊技機では、球切れエラーの検出方法が従来のものと異なる。従来は、球切れ状態が一定時間(例えば50ms)継続したときに、球切れエラーが発生したと認識していた。実際、球切れ状態が50ms継続する原因としては、球の補給がなくなり本当に球切れエラーが発生したことの他に、賞球路において球同士が一時的に離れてしまったということも考えられる。球同士が一時的に少し離れるということは、図2に示すような賞球払出機構部40の構造上、よく生じる現象である。このため、かかる現象をエラーと認識したのでは、遊技の興趣をそぐと共に、遊技者に不信感を抱かせる原因となる。しかも、この現象は、例えば賞球の払出し速度を遅くすることにより、球の離散状態を解消して、正常な連続状態に回復させることができるものである。すなわち、球の一時的な離散状態は、本当の意味でのエラーではない。
【0059】
したがって、本実施形態では、球切れ状態が50ms以上継続したときに、連続払出モードから単発払出モードに切り替え、賞球を一個ずつ一定時間間隔をあけて払い出すことにより、球が一時的に離れたために球切れしたのであれば、この単発払出モードの間に、球の離散状態を解消して、正常が連続状態に回復することができる。一方、球切れ状態が10s以上継続したときには、球切れエラーが発生したと判断して、賞球払出動作を停止する。このように、本実施形態では、一時的に球が離れただけなのか、本当に球がなくなったのかを正しく認識して、エラーの検出をすることができる。しかも、賞球の払出モードを切り替えて、賞球の払出し速度をコントロールすることにより、従来のように頻繁に払出動作を停止しなくともよいので、賞球をスムーズに払い出すことができる。
【0060】
次に、本実施形態のパチンコ遊技機における主基板110及び払出制御基板120の処理について説明する。図6は主基板110の全体的な処理フローを示す図、図7は払出制御基板120の全体的な処理フローを示す図である。
【0061】
主基板110には、割り込み信号が同一周期Tで繰り返し入力されるような構成になっている。そして、主基板110は、割り込み信号が送られる度に、図6の処理フローに示される各処理、すなわち、入出力処理、ゲーム処理、賞球払出処理、表示制御処理、音声制御処理、ランプ制御処理をこの順序で繰り返し実行する。各処理は、独立した処理モジュール(サブルーチン)になっており、パラメータの入力に対してなんらかの出力を行う。また、各処理のプログラムは、この一連の処理を時間T内で実行することができるように作成されている。このため、かかる繰り返しの周期信号の数をタイマとすることができる。したがって、かかる処理方式では、ソフトウエアタイマを沢山設けることができるという利点がある。
【0062】
また、時間Tを複数の時間に区分し、その区分した各時間をそれぞれ、上記の各処理に振り分けている。これにより、各処理は、割り込み信号により一定周期T毎に繰り返し実行される。このように、パチンコ遊技機の全体処理は完全に時分割の並列処理になっている。
【0063】
一方、払出制御基板120も、主基板110と同じように、図7(a)の処理フローに示される各処理、すなわち、入出力処理、賞球払出球処理、賞球払出処理、貸出球払出球処理、貸出球払出処理をこの順序で繰り返し実行する。また、払出制御基板120は、図7(a)の処理とは独立に、主基板110からコマンドを受信したときに、図7(b)に示すコマンド受信処理を実行する。
【0064】
次に、本実施形態のパチンコ遊技機における賞球払出に関する処理について説明する。図8は主基板110が行う賞球払出処理を説明するためのフローチャート、図9は払出制御基板120が行うコマンド受信処理を説明するためのフローチャート、図10は払出制御基板120が行う賞球払出球処理を説明するためのフローチャート、図11は払出制御基板120が行う賞球払出処理を説明するためのフローチャートである。ここで、図8の賞球払出処理は、図6における賞球払出処理に対応する。図9のコマンド受信処理は、図7(b)におけるコマンド受信処理に対応する。また、図10の賞球払出球処理は、図7(a)における賞球払出球処理に対応し、図11の賞球払出処理は、図7(a)における賞球払出処理に対応する。
【0065】
最初に、主基板110による賞球払出処理について図8を参照して説明する。かかる賞球払出処理が開始されると、主基板110は、まず、入賞記憶が有るか否かを判断する(S11)。入賞記憶とは、例えば、各入賞口毎に入賞した遊技球の数を記憶したもの、あるいは、各入賞口に対応した賞球数毎に、当該入賞した遊技球の数を記憶したものである。この入賞記憶についての処理は、図6における入出力処理のサブルーチンで実行される。その入出力処理では、主基板110は、入賞口スイッチ11a,11b,・・・ からの信号に基づいて、どの入賞口にいくつ遊技球が入ったかを検出する。このステップS11では、上記入力処理での結果を参照して、入賞記憶の有無が判断される。
【0066】
主基板110は、入賞記憶があると判断すると、入賞口に応じた賞球指示コマンドを払出制御基板120に出力する(S12)。各入賞口毎に賞球の数が決まっているので、例えば、賞球数が10個である入賞口に応じた賞球指示コマンドとしては、“0AH”が出力される。そして、主基板110は、出力した賞球指示コマンドに対応する入賞記憶を消去する(S13)。その後、ステップS11に移行する。こうして、主基板110は、入賞記憶がなくなるまで、ステップS12,S13の処理を繰り返す。これにより、同時入賞がいくつかあれば、複数の賞球指示コマンドが払出制御基板120に送られる。
【0067】
一方、ステップS11において入賞記憶がないと判断すると、ステップS14に移行する。ステップS14では、主基板110は、下皿満タンフラグがセットされているか否かを判断する。主基板110は、下皿満タンフラグがセットされていないときには、下皿満タンスイッチ20からの信号に基づいて、下皿が満タンか否かを判断する(S15)。具体的には、下皿満タンスイッチ20からの信号が500ms以上継続してオンであれば、下皿が満タン状態であると判断する。したがって、振動等の影響により、下皿満タンスイッチ20からの信号が一瞬だけオンしても、下皿満タン状態であるとは判断しない。これにより、下皿満タンか否かを正確に判断することができる。下皿が満タンでない場合には、ステップS19に移行する。一方、下皿が満タンである場合には、主基板110は、下皿満タン発生コマンド“A1H”を払出制御基板120に出力すると共に、下皿満タンフラグをセットする(S16)。その後、ステップS19に移行する。
【0068】
また、ステップS14において、下皿満タンフラグがセットされていると判断すると、主基板110は、下皿満タンスイッチ20からの信号が500ms以上継続してオンであるか否かを判断する(S17)。ステップS17の判断が肯定的であれば、下皿が満タンであると判断し、ステップS19に移行する。ステップS17の判断が否定的であれば、下皿が満タンでないと判断し、主基板110は、下皿満タン解除コマンド“A0H”を払出制御基板120に出力すると共に、下皿満タンフラグをクリアする(S18)。その後は、ステップS19に移行する。
【0069】
ステップS19では、主基板110は、賞球路球切れエラーフラグがセットされているか否かを判断する。主基板110は、賞球路球切れエラーフラグがセットされていないとき、すなわち、正常状態であるときには、第二の賞球路球切れスイッチ44からの信号に基づいて、球無し状態が10s以上継続しているか否かを判断する(S20)。球無し状態が10s以上継続していない場合には、この賞球払出処理を終了する。球無し状態が10s以上継続している場合には、主基板110は、球切れエラーが発生したと判断し、賞球路球切れエラー発生コマンド“91H”を払出制御基板120に出力すると共に、賞球路球切れエラーフラグをセットする(S21)。その後、この賞球払出処理を終了する。
【0070】
また、ステップS19において、賞球路球切れエラーフラグがセットされていると判断すると、主基板110は、第二の賞球路球切れスイッチ44からの信号に基づいて、球有り状態が5s以上継続しているか否かを判断する(S22)。球有り状態が5s以上継続していない場合には、この賞球払出処理を終了する。球有り状態が5s以上継続している場合には、主基板110は、球切れエラーが解除されたと判断し、賞球路球切れエラー解除コマンド“90H”を払出制御基板120に出力すると共に、賞球路球切れエラーフラグをクリアする(S23)。その後、この賞球払出処理を終了する。
【0071】
尚、主基板110は、ステップS20の処理において、賞球路球切れエラーの発生を検出すると、ランプ制御基板130に賞球路球切れエラー発生コマンドを出力する。ランプ制御基板130は、賞球状態エラー表示灯12を点灯させ、これにより、遊技者に球切れエラーが発生したことを報知することができる。
【0072】
次に、払出制御基板120によるコマンド受信処理について図9を参照して説明する。払出制御基板120は、主基板110からコマンドを受信すると、この図9のサブルーチンを実行する。
【0073】
まず、払出制御基板120は、主基板110からのコマンドを受信すると、その内容を読み取り、当該コマンドが下皿満タン発生コマンドであるか否かを判断する(S31)。下皿満タン発生コマンドであれば、払出制御基板120は、下皿満タンフラグをセットし(S32)、このコマンド受信処理を終了する。一方、ステップS31において、下皿満タン発生コマンドでないと判断すると、払出制御基板120は、当該コマンドが下皿満タン解除コマンドであるか否かを判断する(S33)。下皿満タン解除コマンドであれば、払出制御基板120は、下皿満タンフラグをクリアし(S34)、このコマンド受信処理を終了する。
【0074】
一方、ステップS33において、下皿満タン解除コマンドでないと判断すると、払出制御基板120は、当該コマンドが賞球路球切れエラー発生コマンドであるか否かを判断する(S35)。賞球路球切れエラー発生コマンドであれば、払出制御基板120は、賞球路球切れエラーフラグをセットし(S36)、このコマンド受信処理を終了する。一方、ステップS35において、賞球路球切れエラー発生コマンドでないと判断すると、払出制御基板120は、当該コマンドが賞球路球切れエラー解除コマンドであるか否かを判断する(S37)。賞球路球切れエラー解除コマンドであれば、払出制御基板120は、賞球路球切れエラーフラグをクリアし(S38)、このコマンド受信処理を終了する。
【0075】
また、ステップS37において、賞球路球切れエラー解除コマンドでないと判断すると、払出制御基板120は、当該コマンドが賞球指示コマンドであるか否かを判断する(S39)。賞球指示コマンドでなければ、このコマンド受信処理を終了する。一方、賞球指示コマンドであれば、払出制御基板120は、当該賞球指示コマンドに応じた賞球数を賞球払出残数に加算する(S40)。その後、このコマンド受信処理を終了する。
【0076】
次に、払出制御基板120による賞球払出球処理について図10を参照して説明する。
【0077】
まず、払出制御基板120は、賞球計数スイッチ48からの信号に基づいて、当該信号がオフからオンに切り替わったか否か、すなわち賞球払出球が検出されたか否かを判断する(S51)。賞球払出球が検出されないと、この賞球払出球処理は終了する。一方、賞球払出球が検出されると、払出制御基板120は、賞球払出残数から1だけ減算する(S52)。そして、払出制御基板120は、その減算後の賞球払出残数がゼロであるか否かを判断する(S53)。賞球払出残数がゼロであれば、ステップS59に移行する。
【0078】
ステップS53において賞球払出残数がゼロでなければ、払出制御基板120は、単発払出モードフラグがセットされているか否かを判断する(S54)。払出制御基板120は、単発払出モードフラグがセットされていないとき、すなわち、連続払出モードであるときには、第一の賞球路球切れスイッチ43からの信号に基づいて、球無し状態が50ms以上継続しているか否かを判断する(S55)。球無し状態が50ms以上継続していない場合には、この賞球払出球処理を終了する。一方、球無し状態が50ms以上継続している場合には、払出制御基板120は、単発払出モードフラグをセットする(S56)。これにより、連続払出モードから単発払出モードに切り替わる。その後は、ステップS59に移行する。
【0079】
また、ステップS54において、単発払出モードフラグがセットされていると判断すると、払出制御基板120は、第一の賞球路球切れスイッチ43からの信号に基づいて、球有り状態が1s以上継続しているか否かを判断する(S57)。球有り状態が1s以上継続していない場合には、ステップS59に移行する。球有り状態が1s以上継続している場合には、払出制御基板120は、単発払出モードフラグをクリアする(S58)。これにより、単発払出モードから連続払出モードに切り替わる。その後、この賞球払出球処理を終了する。
【0080】
ステップS59では、払出制御基板120は、インターバルタイマを500msにセットする。このステップS59の処理は単発払出モードフラグがセットされているときに行われるので、単発払出モードにおいては、賞球を一個払い出す度に500msのインターバル期間が設定される。また、このステップS59の処理は、賞球払出残数がゼロであるとき、すなわち最後の賞球が払い出された直後のときにも実行される。これは、賞球路における球切れ状態を確実に解消するためである。
【0081】
次に、払出制御基板120による賞球払出処理について図11を参照して説明する。
【0082】
まず、払出制御基板120は、下皿満タンフラグがセットされているか否かを判断する(S71)。下皿満タンフラグがセットされている場合には、払出制御基板120は、賞球払出ソレノイド47をオフし(S76)、この賞球払出処理を終了する。一方、下皿満タンフラグがセットされていなければ、賞球路球切れエラーフラグがセットされているか否かを判断する(S72)。賞球路球切れエラーフラグがセットされている場合には、賞球払出ソレノイド47をオフし(S76)、この賞球払出処理を終了する。
【0083】
また、ステップS72において賞球路球切れエラーフラグがセットされていなければ、払出制御基板120は、賞球払出残数が有るか否かを判断する(S73)。賞球払出残数がなければ、賞球払出ソレノイド47をオフし(S76)、この賞球払出処理を終了する。一方、賞球払出残数があれば、払出制御基板120は、図10のステップS59で設定したインターバルタイマをチェックし、現在、インターバル期間(500ms)中であるか否かを判断する(S74)。インターバル期間中であれば、賞球払出ソレノイド47をオフにする(S76)。これにより、インターバル期間中に賞球は払い出されない。また、インターバル期間が経過していれば、払出制御基板120は、賞球払出ソレノイド47をオンにする(S75)。このように、賞球払出しのための諸条件が満たされるときに、賞球払出ソレノイド47がオンになり、賞球の払出しが行われる。その後は、この賞球払出処理を終了する。
【0084】
本実施形態のパチンコ遊技機では、払出制御基板は、第一の賞球路球切れスイッチからの信号に基づいて、球無し状態が一定の時間以上継続していることを検出したときに、連続払出モードから単発払出モードに切り替えて賞球の払出しを行う。これにより、賞球が一時的に離れたために球切れしたのであれば、この単発払出モードの間に、球の離散状態を解消して、球を連続的に繋がった状態に回復させることができる。また、払出制御基板は、単発払出モードで賞球の払出しを行っている場合、第一の賞球路球切れスイッチからの信号に基づいて、球有り状態が一定の時間以上継続していることを検出したときに、単発払出モードから連続払出モードに切り替えて賞球の払出しを行う。これにより、球の連続的に繋がった状態に回復したときには、連続払出モードに切り替え、賞球を迅速に払い出すことができる。このように、賞球路における賞球の状態の応じて適切な払出モードに切り替えることができるので、賞球をスムーズに払い出すことができる。
【0085】
また、本実施形態では、第一及び第二の賞球路球切れスイッチを設け、払出制御基板は第一の賞球路球切れスイッチからの信号に基づいて賞球の払出モードを切り替え、一方、主基板は第二の賞球路球切れスイッチからの信号に基づいて球切れエラーを検出する。これにより、主基板は賞球払出制御に関与せず、主基板と払出制御基板の機能を完全に分離することができるので、主基板の負荷を軽減することができる。尚、二つの賞球路球切れスイッチを設けるという考え方を従来例に適用すれば、従来の賞球払出制御を行う場合にも、主基板の負荷を軽減することができる。
【0086】
尚、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
【0087】
上記の実施形態では、第一及び第二の賞球路球切れスイッチとして、フォトセンサを用いた場合について説明したが、例えば、近接スイッチを用いてもよい。
【0088】
また、上記の実施形態では、賞球払出機構部のスプロケットの駆動源としてソレノイドを用いた場合について説明したが、例えば、スプロケットをモータで駆動するようにしてもよい。この場合、払出制御基板は、連続払出モードでの払出時には、モータを駆動してスプロケットを一定の回転速度で回転させ、一方、単発払出モードでの払出時には、スプロケットを回転させて賞球を一個払い出す度に、モータの駆動を一定のインターバル期間だけ停止させるようにする。
【0089】
更に、上記の実施形態において、本発明に係る賞球の払出制御を、貸出球払出機構部における貸出球の払出制御に適用するようにしてもよい。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のパチンコ遊技機によれば、払出制御基板は、第一の球切れスイッチからの信号に基づいて、球無し状態が一定の時間以上継続していることを検出したときに、連続払出モードから単発払出モードに切り替えて賞球の払出しを行う。これにより、球が一時的に離れたために球切れしたのであれば、この単発払出モードの間に、球の離散状態を解消して、球を連続的に繋がった状態に回復させることができる。また、払出制御基板は、単発払出モードで賞球の払出しを行っている場合、第一の球切れスイッチからの信号に基づいて、球有り状態が一定の時間以上継続していることを検出したときに、単発払出モードから連続払出モードに切り替えて賞球の払出しを行う。これにより、球の連続的に繋がった状態に回復したときには、連続払出モードに切り替え、賞球を迅速に払い出すことができる。このように、賞球路における賞球の状態の応じて適切な払出モードに切り替えることができるので、賞球をスムーズに払い出すことができる。
【0091】
また、第一及び第二の球切れスイッチを設け、払出制御基板は第一の球切れスイッチからの信号に基づいて払出モードを切り替え、一方、主基板は第二の球切れスイッチからの信号に基づいて球切れエラーを検出することにより、主基板は賞球払出制御に関与せず、主基板と払出制御基板の機能を完全に分離することができるので、主基板の負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるパチンコ遊技機の概略制御ブロック図である。
【図2】(a)はそのパチンコ遊技機の賞球払出機構部の概略構成図、(b)はその賞球払出機構部のスプロケットの概略正面図である。
【図3】そのパチンコ遊技機において主基板が払出制御基板に送信するコマンドを説明するための図である。
【図4】(a)は連続払出モードのタイミングチャートの一例を示す図、(b)は単発払出モードのタイミングチャートの一例を示す図である。
【図5】賞球払出動作のタイミングチャートの一例を示す図である。
【図6】主基板の全体的な処理フローを示す図である。
【図7】払出制御基板の全体的な処理フローを示す図である。
【図8】主基板が行う賞球払出処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】払出制御基板が行うコマンド受信処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】払出制御基板が行う賞球払出球処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】払出制御基板が行う賞球払出処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】従来のパチンコ遊技機における賞球払出機構部の概略構成図である。
【図13】そのパチンコ遊技機の賞球払出に係る制御系の概略ブロック図である。
【図14】そのパチンコ遊技機における賞球払出動作のタイミングチャートの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 遊技盤
11a,11b,・・・ 入賞口スイッチ
12 賞球状態エラー表示灯
13 賞球払出エラー表示灯
20 下皿満タンスイッチ
30 スピーカ
40 賞球払出機構部
41 賞球補給スイッチ
42 賞球振動モータ
43 第一の賞球路球切れスイッチ
44 第二の賞球路球切れスイッチ
45 スプロケット
45a 凸部
45b 爪車
46 可動爪部
46a 軸
46b バネ
47 賞球払出ソレノイド
48 賞球計数スイッチ
50 貸出球払出機構部
51 貸出球補給スイッチ
52 貸出球振動モータ
53 貸出路球切れスイッチ
57 貸出球払出ソレノイド
58 貸出球計数スイッチ
60 プリペイドカードユニット
70 枠用外部端子板
110 主基板
120 払出制御基板
130 ランプ制御基板
140 音声制御基板

Claims (4)

  1. 入賞球を検出したときに当該入賞球に応じた賞球数を払い出す旨の賞球指示コマンドを出力する主基板と、前記主基板からの賞球指示コマンドを受けたときに、現在の賞球払出残数に当該賞球指示コマンドに対応する賞球数を加算し、その加算後の賞球払出残数だけ賞球を連続的に払い出すように賞球払出機構を制御する払出制御基板とを備えるパチンコ遊技機において、
    前記賞球払出機構における賞球路の所定位置に設けられた、当該位置における賞球の有無を検出する第一の球切れ検出手段を有し、
    前記払出制御基板は、前記第一の球切れ検出手段からの信号に基づいて、球無し状態が第一の基準時間以上継続していることを検出したときに、賞球を連続的に払い出す連続払出モードから、賞球を一個払い出す度に賞球払出動作を一定の期間だけ停止する単発払出モードに切り替えて、賞球の払出しを行い、一方、前記単発払出モードで賞球の払出しを行っている場合、前記第一の球切れ検出手段からの信号に基づいて、球有り状態が第二の基準時間以上継続していることを検出したときに、前記単発払出モードから前記連続払出モードに切り替えて、賞球の払出しを行うことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記第一の球切れ検出手段と略同じ位置に設けられた、当該位置における賞球の有無を検出する第二の球切れ検出手段を有し、
    前記主基板は、前記第二の球切れ検出手段からの信号に基づいて、球無し状態が、前記第一の基準時間よりも長い第三の基準時間以上継続していることを検出したときに、球切れエラーが発生した旨のエラー発生コマンドを前記払出制御基板に出力し、一方、前記球切れエラー状態にある場合、前記第二の球切れ検出手段からの信号に基づいて、球有り状態が第四の基準時間以上継続していることを検出したときに、前記球切れエラーが解除された旨のエラー解除コマンドを前記払出制御基板に出力し、
    前記払出制御基板は、前記主基板から前記エラー発生コマンドを受けたときに、賞球の払出し動作を停止し、一方、前記主基板から前記エラー解除コマンドを受けたときに、賞球の払出し動作を再開することを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記賞球払出機構は、賞球を一個ずつ払い出すための回転自在な払出部材と、前記払出部材を回転自在な状態と回転停止状態とに切り替えるソレノイドとを備え、前記払出部材が回転自在な状態にあるときに、賞球路内の賞球がその自重で落下して前記払出部材を回転することにより払い出されるように構成されたものであり、
    前記払出制御基板は、前記連続払出モードにあっては、前記払出部材が回転自在な状態を維持するように前記ソレノイドを制御し、一方、前記単発払出モードにあっては、前記払出部材を回転自在な状態にして賞球を一個払い出す度に、前記払出部材を一定の期間だけ回転停止状態に維持するように前記ソレノイドを制御することを特徴とする請求項1又は2記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記賞球払出機構は、賞球を一個ずつ払い出すための回転可能な払出部材と、前記払出部材を回転駆動するモータとを有し、
    前記払出制御基板は、前記連続払出モードにあっては、前記モータを駆動して前記払出部材を一定の回転速度で回転させ、一方、前記単発払出モードにあっては、前記払出部材を回転させて賞球を一個払い出す度に、前記モータの駆動を一定の期間だけ停止させることを特徴とする請求項1又は2記載のパチンコ遊技機。
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