JP2002135802A - 信号処理装置、撮像装置、信号処理方法および記憶媒体 - Google Patents

信号処理装置、撮像装置、信号処理方法および記憶媒体

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JP2002135802A
JP2002135802A JP2000319205A JP2000319205A JP2002135802A JP 2002135802 A JP2002135802 A JP 2002135802A JP 2000319205 A JP2000319205 A JP 2000319205A JP 2000319205 A JP2000319205 A JP 2000319205A JP 2002135802 A JP2002135802 A JP 2002135802A
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balance control
color
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Yoshitaka Takeuchi
義尊 竹内
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確なホワイトバランス調整のためのホワイ
トバランス制御値を求めることのできる撮像装置を提供
する。 【解決手段】 不図示の撮像素子からの色信号を、白判
別演算102により色度座標上に展開し、その展開結果
が、色度座標上で白色と判別される、色温度の異なる複
数の白判別領域に含まれるかを白判定103により判定
し、白判別領域のそれぞれにおける評価結果よりそれぞ
れのホワイトバランス制御値と評価指数を求め、その評
価指数の割合にもとづいてそれぞれのホワイトバランス
制御値よりホワイトバランス調整を行なうためのホワイ
トバランス制御値を求め、ホワイトバランス調整を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置に関し、
特にそのホワイトバランス制御に関するものである。
【0002】
【関連の技術】図9は、複数の色フィルタを備える撮像
手段により撮影された画像に対してホワイトバランス制
御を行うための、ホワイトバランス制御値算出装置の構
成を示すブロック図である。
【0003】複数の色フィルタは、例えば図11に示さ
れるような、Mg(マゼンタ)、Gr(グリーン)、C
y(シアン)、Ye(イエロー)の配列を持つ補色フィ
ルタであるとして、この色フィルタを持つ撮像素子によ
り撮影されて、A/D変換されたデジタル色成分データ
は、ホワイトバランス調整を行うためのホワイトバラン
ス制御値を求めるために、図9に示される撮像データ入
力1001に入力される。
【0004】入力されたデジタル色成分データは、図1
1に示される色配列のMg、Gr、Cy、Yeの2×2
画素(円弧で囲まれた組)を一組として、白判別演算1
002において次式で示されるようなX、Yが算出さ
れ、これらは、X,Y2次元軸で表される色度座標上に
表されて、白判定1003に用いられる。
【0005】 X=(Cy−Ye)/Yi (1) Y=(Mg−Gr)/Yi (2) Yiは、例えばMg、Gr、Cy、Yeの平均値などで
表される色信号の輝度レベルに相当する値であり、この
Yiで正規化することで、白判定が輝度レベルに依存す
ることがなくなる。なお前記組を複数組のブロック単位
で集めて、各色毎に求めた画素成分の平均値を組み合わ
せて演算を行い、演算結果を色度座標に展開する形で実
施してもよい。
【0006】図10は、式(1)、(2)のX、Yで表
される色度座標上の白色と判別される評価領域1〜5
(702〜706)を示す(以下白判別領域と呼ぶ)。
この領域は、理想的な黒体輻射の色度に近似した曲線7
01の付近の領域に設けられたもので、色温度別に領域
が分割されている。
【0007】前記(1)、(2)の演算式で求められた
X,Y座標が、例えば図10の色度座標上の白判別領域
2(703)の中に入ったとき、この演算に用いられた
一組の色成分データは、該当する白判別領域2データ積
分1005に送られ、色成分毎にデータ値が加算され
る。
【0008】以上の白判別演算、白判別、白判別領域1
〜5の加算積分を一画面内の各色成分データについて行
う。
【0009】このとき白判別領域1〜5は、撮影条件に
よってホワイトバランス調整での使用の可否が分類され
る。
【0010】例えば、撮影画像がAPEX値でEv=1
5であったならば、色温度が4000K以下の光源の画
像であることは大変少ないと考えられるので、図10で
色温度が4000K以下である白判別領域5(706)
をホワイトバランス演算の対象から除外する。このよう
な撮影条件を入力するのが撮影条件1010で、白判別
領域を選択するのが白判別1009である。
【0011】このような手法によって、より精度の高い
ホワイトバランス演算での白判別を行なおうとしてい
る。
【0012】白判別領域選択1009で選択された白判
定領域1〜5の各色成分の積分値は、WB演算1011
に送られてさらに各色成分毎に加算される。
【0013】Mg成分の積分値をSumMg、Gr成分
の積分値をSumGr、Cy成分の積分値をSumC
y、Ye成分の積分値をSumYeとすると、各色成分
毎のホワイトバランス制御値WBMg、WBGr、WB
Cy、WBYeは次式で求められる。 WBMg=(SumMg+SumGr+SumCy+SumYe)/SumMg (3) WBGr=(SumMg+SumGr+SumCy+SumYe)/SumGr (4) WBCy=(SumMg+SumGr+SumCy+SumYe)/SumCy (5) WBYe=(SumMg+SumGr+SumCy+SumYe)/SumYe (6) 以上のようにして求められたホワイトバランス制御値
は、WB制御値出力1012より出力されて、撮影画像
の各色成分データに対してホワイトバランス調整が行な
われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述の関連技術例のよ
うにホワイトバランス制御値の演算を行なったとき、撮
影条件によって反映されない白判別領域が現れる場合が
ある。例えば前述のように、撮影画像がEv=15より
明るいときは、白判別領域選択条件が色温度4000K
以下の白判別領域5(706)をホワイトバランス演算
の対象から除外することになる。
【0015】この場合、通常の屋外光源下では高い精度
でホワイトバランスの白判別を行うことができると考え
られるが、例えば、室内の窓際での撮影のように、屋外
光と室内の電球光とのミックス光源などの場合、屋外光
である比較的高い色温度(5500K程度)の光源の白
判別は反映されるが、屋内の電球光の低い色温度(30
00K程度)の光源の白判別は除外されてしまい、ホワ
イトバランス調整に電球光源の色温度が反映されなくな
り、正確なホワイトバランス演算が行なわれなくなると
いった問題がある。
【0016】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、正確なホワイトバランス調整のためのホワイ
トバランス制御値を求めることのできる撮像装置を提供
することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、複数の色フィルタを有する撮像手段よ
り出力されデジタル信号に変換された色信号が白色であ
ると判別される評価領域を複数有し、該複数の評価領域
のうちいずれかに含まれるか否かを判定する白判定手段
と、前記複数の評価領域において、白色であると判別さ
れた色信号に基づいてホワイトバランス制御値、および
前記複数の評価領域の評価指数をそれぞれ求め、該評価
指数にもとづいて前記複数の評価領域に置いて求められ
たそれぞれのホワイトバランス制御値の重み付け加算を
行うことによりホワイトバランス調整を行うためのホワ
イトバランス制御値を演算する演算手段とを有する信号
処理装置を提供する。
【0018】また、複数の色フィルタを有する撮像手段
より出力されデジタル信号に変換された色信号が白色で
あると判別される評価領域を複数有し、該複数の評価領
域のうちいずれかに含まれるか否かを判定する白判定ス
テップと、前記複数の評価領域において、白色であると
判別された色信号に基づいてホワイトバランス制御値、
および前記複数の評価領域の評価指数をそれぞれ求め、
該評価指数にもとづいて前記複数の評価領域に置いて求
められたそれぞれのホワイトバランス制御値の重み付け
加算を行うことによりホワイトバランス調整を行うため
のホワイトバランス制御値を演算する演算ステップとを
有する信号処理方法を提供する。
【0019】また、複数の色フィルタを有する撮像手段
より出力されデジタル信号に変換された色信号が白色で
あると判別される評価領域を複数有し、該複数の評価領
域のうちいずれかに含まれるか否かを判定する白判定ス
テップと、前記複数の評価領域において、白色であると
判別された色信号に基づいてホワイトバランス制御値、
および前記複数の評価領域の評価指数をそれぞれ求め、
該評価指数にもとづいて前記複数の評価領域に置いて求
められたそれぞれのホワイトバランス制御値の重み付け
加算を行うことによりホワイトバランス調整を行うため
のホワイトバランス制御値を演算する演算ステップとを
有するモジュールを有する記憶媒体を提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を撮像装
置の例により詳しく説明する。なお、本発明は、装置の
形に限らず、実施形態例の説明に裏付けられた方法の形
で、更にはこの方法を実現するためのプログラムを格納
したCD−ROM等の記憶媒体の形で実施することがで
きる。
【0021】(第1の実施の形態)図1は、第1の実施
の形態である“撮像装置”の要部(ホワイトバランス制
御値演算装置)構成を示すブロック図である。この要部
以外の撮像装置の構成は、公知の適宜の構成でよいの
で、ここでの説明を省略している。 本実施例にかかる
複数の色フィルタは、例えば図11に示されるような、
Mg(マゼンタ)、Gr(グリーン)、Cy(シア
ン)、Ye(イエロー)の配列を持つ補色フィルタであ
り、この色フィルタを持つ撮像素子により撮影されて、
A/D変換されたデジタル色成分データは、ホワイトバ
ランス調整を行うためのホワイトバランス制御値を求め
るために図1に示される撮像データ入力101に入力さ
れる。
【0022】入力されたデジタル色成分データは、図1
1に示される色配列のMg、Gr、Cy、Yeの2×2
画素(円弧で囲まれた組)を一組として、白判別演算1
02において次式で示されるようなX,Yが算出され、
これらは、X,Y2次元軸で表される色度座標上に表さ
れて、白判定103に用いられる。
【0023】 X=(Cy−Ye)/Yi (7) Y=(Mg−Gr)/Yi (8) Yiは、例えばMg、Gr、Cy、Yeの平均値などで
表される撮像信号の輝度レベルに相当する値であり、こ
のYiで正規化することで、白判定が輝度レベルに依存
することがなくなる。
【0024】図2は、式(7)、(8)のX,Yで表さ
れる色度座標上の白判別領域を高色温度側502と低色
温度側503に分けたものを示している。この領域は、
理想的な黒体輻射の色度に近似した曲線501の付近の
領域に設けられたもので、色温度4000K相当の色度
で領域が分割されている。
【0025】以上までは前述の関連技術例と同様の手法
である。次に本実施例の特徴である2つの白判別領域の
結果を用いる手法の説明をする。
【0026】前記(7)、(8)の演算式で求められた
X,Y座標が、例えば図2の色度座標上の白判別領域の
高色温度側の領域502中に入ったとき、白判別の指示
信号114が高色温度側データ積分109に送られ、こ
の指示によって高色温度側データ積分109に送られて
いた演算に用いられた一組の色成分データ115は、高
色温度側データ積分109で色成分毎にデータ値が加算
される。
【0027】またこれと同時に白判別の指示信号113
が高色温度側カウント105に送られ、白判定カウント
が1カウント増やされる。
【0028】同様に、前記(7)、(8)の演算式で求
められたX,Y座標が、図2の色度座標上の白判別領域
の低色温度側の領域503中に入ったとき、白判別の指
示信号114が低色温度側データ積分107に送られ、
この指示によって低色温度側データ積分107に送られ
ていた演算に用いられた一組の色成分データ115は、
低色温度側データ積分107で色成分毎にデータ値が加
算され、これと同時に白判別の指示信号113が低色温
度側カウント104に送られ、白判定カウントが1カウ
ント増やされる。
【0029】以上の白判別演算、白判別、2つの白判別
領域の加算積分、2つの白判別領域のカウントを一画面
内の各色成分データについて行う。
【0030】求められた低色温度側データ積分値118
の色成分毎のデータSumMgLo、SumGrLo、
SumCyLo、SumYeLoは、それぞれ低色温度
側WB演算108に送られ、ホワイトバランス制御値W
BMgLo、WBGrLo、WBCyLo、WBYeL
oが次式ように求められる。
【0031】 WBMgLo=(SumMgLo+SumGrLo+SumCyLo+ SumYeLo)/SumMgLo (9) WBGrLo=(SumMgLo+SumGrLo+SumCyLo+ SumYeLo)/SumGrLo (10) WBCyLo=(SumMgLo+SumGrLo+SumCyLo+ SumYeLo)/SumCyLo (11) WBYeLo=(SumMgLo+SumGrLo+SumCyLo+ SumYeLo)/SumYeLo (12) 同様に、求められた高色温度側データ積分値119の色
成分毎のデータSumMgHi、SumGrHi、Su
mCyHi、SumYeHiは、それぞれ高色温度側W
B演算110に送られ、ホワイトバランス制御値WBM
gHi、WBGrHi、WBCyHi、WBYeHiが
次式ように求められる。
【0032】 WBMgHi=(SumMgHi+SumGrHi+SumCyHi+ SumYeHi)/SumMgHi (13) WBGrHi=(SumMgHi+SumGrHi+SumCyHi+ SumYeHi)/SumGrHi (14) WBCyHi=(SumMgHi+SumGrHi+SumCyHi+ SumYeHi)/SumCyHi (15) WBYeHi=(SumMgHi+SumGrHi+SumCyHi+ SumYeHi)/SumYeHi (16) 次に、求められた低温度側カウント値116と高色温度
側カウント値117を、混合比算出106に送り、低色
温度側WB制御値と高色温度側WB制御値の混合比を求
める。例えば、低色温度側カウント値が15,000
組、高色温度側カウント値が35,000組であったな
らば、低色温度側WB制御値と高色温度側WB制御値の
混合比MixLo:MixHiを MixLo:MixHi=15,000:35,000=3:7 とする。
【0033】このようにして求められた混合比MixL
o:MixHiに応じて、WB混合加算処理111にお
いて次式のように各色信号毎のホワイトバランス制御値
を求める。
【0034】 WBMg={MixLo/(MixLo+MixHi)}WBMgLo+ {MixHi/(MixLo+MixHi)}WBMgHi (17) WBGr={MixLo/(MixLo+MixHi)}WBGrLo+ {MixHi/(MixLo+MixHi)}WBGrHi (18) WBCy={MixLo/(MixLo+MixHi)}WBCyLo+ {MixHi/(MixLo+MixHi)}WBCyHi (19) WBYe={MixLo/(MixLo+MixHi)}WBYeLo+ {MixHi/(MixLo+MixHi)}WBYeHi (20) このようにして求められたホワイトバランス制御値をW
B制御値出力112より出力し、撮影された画像のホワ
イトバランス調整に用いる。
【0035】以上のように、複数に分割された白判別領
域毎に求められたホワイトバランス制御値に対して、そ
れぞれの白判別カウント値によって混合比を決めて、混
合比に応じてホワイトバランス制御値を混合加算して出
力することによって、ミックス光源などの撮像データに
対して、画面中に色温度別に光源の占める割合が判明
し、その求められた適切なミックス比に対応したホワイ
トバランス制御値を求めることができる。
【0036】(第2の実施の形態)図3は、第2の実施
の形態である“撮像装置”の要部(ホワイトバランス制
御値演算装置)構成を示すブロック図である。この要部
以外の撮像装置の構成は、公知の適宜の構成でよいの
で、ここでの説明を省略している。 複数の色フィルタ
を備える撮像素子によって撮像された画像データの、白
判別領域502および503を用いて求めたときの、低
色温度側WB演算208による低色温度側ホワイトバラ
ンス制御値と高色温度側WB演算210による高色温度
側ホワイトバランス制御値、および低色温度側カウント
値216と高色温度側カウント値217は、実施例1の
制御値およびカウント値と同様なので、実施例1の説明
を援用しここでの説明を省略する。
【0037】本実施例の特徴は、低色温度側カウント値
216と高色温度側カウント値217よりホワイトバラ
ンス制御値を求める際の混合比を求める前に、低色温度
カウント値216に対して閾値との比較220を行うこ
とである。
【0038】例えば、閾値thがth=20,000組
と設定されていて、閾値比較220に送られる低色温度
カウント値216がCLo=50,000組であるとし
た場合のように、低色温度側カウント値が閾値を上回っ
ているとき、撮像画面の光源は低色温度側の光源による
ものと決定し、混合比MixLo:MixHiを1:0
とする。同様に、高色温度側に、閾値比較を設け、高色
温度カウント値が閾値を下回っているとき、撮像画面の
光源は低色温度側の光源によるものと決定し、混合比M
ixLo:MixHiを1:0としてもよい。
【0039】また、例えば閾値thがth=20,00
0組と設定されていて、閾値比較220に送られる低色
温度カウント値CLo216がCLo=15,000組
であるとした場合のように、低色温度側カウント値が閾
値を下回っているとき、低色温度側の光源が撮像画面の
色温度に関与している度合いが少ないと判断して、閾値
thと0の間で内分した数を高色温度側ホワイトバラン
ス制御値との混合比とする。すなわち、 MixLo:MixHi={CLo/th}:{(th−CLo)/th} ={15,000/20,000}:{(20,000−15,000) /20,000}=3:1 (21) また、例えば閾値thを白判定された全組数の30%
(th=0.3)と設定されていて、低色温度側カウン
ト値CLo=15,000組、高色温度側カウント値C
Hi=70,000組であったとき、閾値比較220に
送られる低色温度カウント値CLo216CLo=1
5,000組は、白判定された全組数の15,000/
(70,000+15,000)×100=17.6%
であり、低色温度側カウント値が閾値を下回っていると
き、閾値th=0.3と0の間で内分した数を高色温度
側ホワイトバランス制御値との混合比としてもよい。す
なわち、 MixLo:MixHi={CLo/(CHi+CLo)}:{th−(CLo /(CHi+CLo)) ={15,000/(70,000+15,000)}:{0.3 −(15,000/(70,000+15,000))} =17.6:12.4 (22) このようにして求められた低色温度側と高色温度側の混
合比は、WB混合加算処理211に送られて、求められ
た撮像データのホワイトバランス調整のためのホワイト
バランス制御値は、実施例1と同様にWB制御値出力2
12より出力される。
【0040】以上のように、閾値比較220を低色温度
カウント値に対して設けることで、低色温度側のホワイ
トバランス制御値に重み付けを行うことができる。この
閾値比較は、高色温度側に設けても、また、低色温度
側、高色温度側両側に設けてもよい。
【0041】以上のように、複数に分割された白判別領
域毎に求められたホワイトバランス制御値に対して、そ
れぞれの白判別カウント値に閾値を用いて重み付けを行
い、そのカウント値によって混合比を決めて、混合比に
応じてホワイトバランス制御値を混合加算して出力する
ことによって、夕陽などの低色温度の光源と昼白色蛍光
灯などのような高色温度の光源によるミックス光源など
の撮像データに対して、画面中に色温度別に光源の占め
る割合をより正確に判別し、その求められた適切なミッ
クス比に対応したホワイトバランス制御値を求めること
ができる。
【0042】(第3の実施の形態)図4は、第3の実施
の形態である“撮像装置”の要部(ホワイトバランス制
御値演算装置)構成を示すブロック図である。この要部
以外の撮像装置の構成は、公知の適宜の構成でよいの
で、ここでの説明を省略している。 複数の色フィルタ
を備える撮像素子によって撮像された画像データの、白
判別領域502および503を用いて求めたときの、低
色温度側WB演算308による低色温度側ホワイトバラ
ンス制御値と高色温度側WB演算310による高色温度
側ホワイトバランス制御値、および低色温度側カウント
値316と高色温度側カウント値317は、実施例1の
制御値およびカウント値と同様なので実施例1の説明を
援用しここでの説明を省略する。
【0043】本実施例の特徴は、低色温度側カウント値
316と高色温度側カウント値317よりホワイトバラ
ンス制御値を求める際の混合比を求める前に、低色温度
カウント値316に対して閾値比較320を行う際の閾
値に撮影条件を反映させたり、各白判別領域からのカウ
ント値に撮影条件によって重みづけを行なったりするこ
とである。
【0044】図4では、撮影条件321を低色温度側カ
ウント値の閾値比較320、混合比算出306に送って
いる。
【0045】例えば、撮影画像が暗いときは、低色温度
側の光源が撮影画像の色温度に影響を及ぼしやすいと考
えられるので、Ev=7以下では、実施例2で述べられ
ている閾値thを白判定された全組数の30%(th=
0.3)と設定し、Ev=9以下では閾値thを白判定
された全組数の10%(th=0.3)と設定し、Ev
が7から9の間は30%から10%の間を線形に変化さ
せるようにする。
【0046】例えば、撮影された画像がEv=8で、低
色温度側カウント値CLo=15,000組、高色温度
側カウント値CHi=70,000組であったとき、閾
値thはth=0.2となり、閾値比較320に送られ
る低色温度カウント値CLo216CLo=15,00
0組は、白判定された全組数の15,000/(70,
000+15,000)×100=17.6%であり、
低色温度側カウント値が閾値を下回っているとき、閾値
th=0.2と0の間で内分した数を高色温度側ホワイ
トバランス制御値との混合比とする。すなわち、 MixLo:MixHi={CLo/(CHi+CLo)}:{th−(CLo /(CHi+CLo))} ={15,000/(70,000+15,000)}:{0.2 −(15,000/(70,000+15,000))} =17.6:2.4 (23) さらにまた、この求められた混合比に対して、撮影条件
によってさらに重み付けを行なってもよい。
【0047】例えば、Ev=9以下ではさらにEvが1
減る毎に10%低色温度側の混合比を増やしていくよう
に設定する。すると、前記(23)で算出された混合比
に対してさらに重み付けが施されて、求める混合比は、
MixLo:MixHi=19.4:2.4となる。
【0048】このようにして求められた低色温度側と高
色温度側の混合比は、WB混合加算処理311に送られ
て、求められた撮像データのホワイトバランス調整のた
めのホワイトバランス制御値は、WB制御値出力312
より出力される。
【0049】以上のように、閾値比較320や混合比算
出306に対して撮影条件321を設けて反映させるこ
とで、低色温度側のホワイトバランス制御値に適切に重
み付けを行うことができる。この閾値比較は、高色温度
側に設けても、低色温度側高色温度側両側に設けてもよ
く、また撮影条件を閾値比較や混合比算出に反映させる
のは高色温度側でも、低色温度側高色温度側両側でもよ
い。
【0050】以上のように、複数に分割された白判別領
域毎に求められたホワイトバランス制御値に対して、そ
れぞれの白判別カウント値に閾値や撮影条件を用いて重
み付けを行い、そのカウント値によって混合比を決め
て、混合比に応じてホワイトバランス制御値を混合加算
して出力することによって、夕陽などの低色温度の光源
と昼白色蛍光灯などのような高色温度の光源によるミッ
クス光源などの撮像データに対して、画面中に色温度別
に光源の占める割合をより正確に判別し、その求められ
た適切なミックス比に対応したホワイトバランス制御値
を求めることができる。
【0051】(第4の実施の形態)図5は、第4の実施
の形態である“撮像装置”の要部(ホワイトバランス制
御値演算装置)構成を示すブロック図である。この要部
以外の撮像装置の構成は、公知の適宜の構成でよいの
で、ここでの説明を省略している。なお本実施例の構成
は請求項13、14の構成に直接的に対応している。
【0052】複数の色フィルタを備える撮像素子によっ
て撮像された画像データは、実施例1と同様に白判別演
算402によって、式(7)、(8)によって得られた
X,Yの色度座標空間上に展開され、図6に示される白
判別領域1〜N(Nは正の整数)602〜606によっ
て白判定403が行なわれる。なお領域1側より領域N
側の方がより高色温度の領域である。
【0053】ここで求められた、白判別領域1WB演算
408による白判別領域1WB制御値428から白判別
領域N WB演算425による白判別領域N WB制御
値430と、白判別領域1カウント値416から白判別
カウント値426は、実施例1におけるWB演算値とカ
ウント値と同様であるのでその説明を援用しここでの説
明を省略する。
【0054】本実施の形態の特徴は、色温度方向に分割
された各白判別領域の白判別されたカウント値416〜
426よりホワイトバランス制御値を求める際の混合比
を求める前に、必要な白判別領域に対して閾値との比較
420、421を行い、その閾値に撮影条件を反映させ
たり、また、必要な白判別領域のカウント値に撮影条件
によって重みづけを行なったりすることである。
【0055】例えば、図6で示される白判別領域1〜N
(602〜606)が設定されていて、さらに図6に示
すように白判別領域2〜N(603〜606)に閾値比
較(420〜421)が設定されている場合に、撮影条
件422でEv=7〜12で各白判別領域のカウント値
に対する重み付けを変化させる。
【0056】各Ev値に対して各白判別領域カウント値
に対する閾値を全白カウント数の%で表したテーブルを
図7に示す。図7は、色温度軸方向で高色温度側を重視
し、さらに撮影画像が明るいときほど高色温度側領域に
重みをかけているテーブルである。
【0057】図7のテーブルの閾値により重み付けされ
たカウント値により、各白判別領域より得られたホワイ
トバランス制御値を混合すると、高色温度の屋外の自然
光を重視し、室内の電球光などを軽視した設定になる。
この設定を用いると、屋外光を重点的に補正されるが、
電球光の赤みが残るので、より人間の視覚に近い自然な
ホワイトバランス調整が施されることになる。
【0058】また、撮影条件にストロボ光を光源とした
撮影であることを入力すると、図8のテーブルに示され
るような、撮影画像が暗いほどストロボ光の光源による
影響が強くなる設定に切り換えられる。
【0059】以上のようなテーブルによって得られた閾
値により各白判別カウント数に重み付けを行い、結果の
カウント数に応じて各白判別領域のホワイトバランス制
御値の混合比とする。
【0060】また、カウント値に対する重み付けは前記
のようなテーブルではなく、Evに比例した係数と各白
判別領域毎に与えた重み付け定数を乗じたものを用いる
など規定の演算によって求めてもよい。
【0061】このようにして求められた各白判別領域の
ホワイトバランス制御値の混合比は、WB混合加算処理
411に送られて、求められた撮像データのホワイトバ
ランス調整のためのホワイトバランス制御値は、WB制
御値出力412より出力される。
【0062】以上のように、閾値比較420〜421や
混合比算出406に対して撮影条件422を設けて反映
させることで、低色温度側のホワイトバランス制御値に
適切に重み付けを行うことができる。この閾値比較は全
白判別領域の結果に設けてもよい。
【0063】以上のように、多数に分割された白判別領
域毎に求められたホワイトバランス制御値に対して、そ
れぞれの白判別カウント値に閾値や撮影条件を用いて重
み付けを行い、そのカウント値によって混合比を決め
て、混合比に応じてホワイトバランス制御値を混合加算
して出力することによって、夕陽などの低色温度の光源
と、昼白色蛍光灯やストロボ光などのような高色温度の
光源によるミックス光源などの撮像データに対して、一
画面中で色温度別に光源の占める割合をより正確に判別
し、その求められた適切なミックス比に対応したホワイ
トバランス制御値を求めることができる。
【0064】(実施の形態の変形例)以上の各実施例で
は、撮像素子の色フィルタに補色フィルタを用いた例を
挙げたが、図12に示されるような原色フィルタなどの
色フィルタを用いる例でも有効である。
【0065】また、混合比や閾値を決める撮影条件に、
撮影画像の明るさを示すEv値を用いて説明したが、実
施例4で述べたようなストロボ光源を用いているという
信号や、撮影レンズの絞り値、フォーカスの距離、シャ
ッター速度などのカメラの撮影情報や、ポートレートモ
ード・風景モード・夜景モードなどの被写体画像の様子
を示す情報などを用いることも、ホワイトバランス調整
には有効な手段である。
【0066】白判別領域のカウント数を白判別評価での
評価指数としたが、別に取り付けられた色温度測定用の
センサーからの出力を評価指数に加えたり、そのまま評
価指数の一部としたり、撮影情報として閾値や混合比の
重み付けに用いる手法も有効である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
正確なホワイトバランス調整のためのホワイトバランス
制御値を求めることのできる撮像装置を提供することが
できる。
【0068】詳しくは、ミックス光源などの撮像データ
に対して、画面中に色温度別に光源の占める割合が判明
し、その求められた適切なミックス比に対応したホワイ
トバランス制御値を求めることができる。また、夕陽な
どの低色温度の光源と昼白色蛍光灯などのような高色温
度の光源によるミックス光源などの撮像データに対し
て、画面中に色温度別に光源の占める割合をより正確に
判別し、その求められた適切なミックス比に対応したホ
ワイトバランス制御値を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の要部構成を示すブロック
【図2】 第1の実施の形態で用いる白判別領域を示す
【図3】 第2の実施の形態の要部構成を示すブロック
【図4】 第3の実施の形態の要部構成を示すブロック
【図5】 第4の実施の形態の要部構成を示すブロック
【図6】 第4の実施の形態で用いる白判別領域を示す
図。
【図7】 第4の実施の形態で用いる閾値のテーブルを
示す図
【図8】 第4の実施の形態で用いる閾値のテーブルを
示す図
【図9】 関連技術例の構成を示すブロック図
【図10】 関連技術例で用いる白判別領域を示す図
【図11】 撮像素子の補色フィルタ配列を示す図
【図12】 撮像素子の原色フィルタ配列を示す図
【符号の説明】
102 白判別演算 103 白判定 106 混合比算出 108 低色温度側WB演算 110 高色温度側WB演算

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色フィルタを有する撮像手段より
    出力されデジタル信号に変換された色信号が白色である
    と判別される評価領域を複数有し、該複数の評価領域の
    うちいずれかに含まれるか否かを判定する白判定手段
    と、 前記複数の評価領域において、白色であると判別された
    色信号に基づいてホワイトバランス制御値、および前記
    複数の評価領域の評価指数をそれぞれ求め、 該評価指数にもとづいて前記複数の評価領域に置いて求
    められたそれぞれのホワイトバランス制御値の重み付け
    加算を行うことによりホワイトバランス調整を行うため
    のホワイトバランス制御値を演算する演算手段とを有す
    ることを特徴とする信号処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記白判定手段は、
    各色信号の異なる成分の隣接する1画素分ずつを抽出し
    て組み合わせて演算を行い、色度座標に展開された色信
    号の白判別を行うことを特徴とする信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記白判定手段は、
    各色信号の異なる成分の隣接する1画素分ずつを抽出し
    て組み合わせたものを複数組のブロック単位で集めて、
    各色毎に求めた画素成分の平均値を組み合わせて演算を
    行い、色度座標に展開された色信号の白判別を行うこと
    を特徴とする信号処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記演算手段は、前
    記複数の評価領域のそれぞれにおいて、前記白判定手段
    によって前記評価領域に含まれると判定された色信号を
    その成分毎に加算積分を行い、その積分結果に基いて前
    記各評価領域におけるホワイトバランス制御値を求める
    ことを特徴とする信号処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、前記評価指数は、前
    記白判定手段によって白判別される色信号を生成する画
    素の組み合せを1組とし、前記白判定手段によって前記
    評価領域に含まれると判定された組数を前記評価領域毎
    に計数した計数値であり、 前記演算手段は、各評価領域の計数値を比較し、その比
    較にもとづいて前記各評価領域によって得られたホワイ
    トバランス制御値の重み付けを行うことによりホワイト
    バランス調整のためのホワイトバランス制御値を求める
    ことを特徴とする信号処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記白判定手段にお
    ける複数の評価領域は、色温度により第一の色温度側と
    第二の色温度側の2つの領域に分割されており、 前記演算手段は、前記第一の色温度側または第二の色温
    度側の評価領域で計数された評価指数と閾値との大小関
    係に応じ各評価領域の計数値に重み付けを行い、この重
    み付けに基づいて各評価領域のホワイトバランス制御値
    を重み付け加算することによって、ホワイトバランス調
    整のためのホワイトバランス制御値を求めることを特徴
    とする信号処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記演算手段は、前
    記第一の色温度側の評価領域で計数された評価指数が閾
    値よりも大きいときは、第二の色温度側の評価指数を無
    視することを特徴とする信号処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記演算手段は、前
    記第二の色温度側の評価領域で計数された評価指数が閾
    値よりも小さいときは、第二の色温度側の評価指数を無
    視することを特徴とする信号処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項6において、前記閾値は、撮影条
    件によって決定されることを特徴とする信号処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、さらに撮影条件を
    考慮して前記各評価領域のホワイトバランス制御値を重
    み付け加算することを特徴とする信号処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項5において、前記白判定手段に
    おける複数の評価領域は、色温度により第一から第Nの
    評価領域(Nは2以上の整数)に分割されており、 前記演算手段は、前記第一から第Mの評価領域(Mは2
    以上の整数でM<=N)で計数された評価指数とそれぞ
    れ第一から第Mの閾値との大小関係に応じて各評価領域
    の計数値に重み付けを行い、この重み付けに基づいて各
    評価領域のホワイトバランス制御値を重み付け加算する
    ことによって、ホワイトバランス調整のためのホワイト
    バランス制御値を求めることを特徴とする信号処理装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記閾値は撮影
    条件により決定されることを特徴とする信号処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項1において、前記演算手段は、
    撮像条件に基づいて前記評価指数を求めることを特徴と
    する信号処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記撮像条件は
    露光条件であることを特徴とする信号処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし請求項14において、
    前記信号処理装置が前記撮像手段を有することを特徴と
    する撮像装置。
  16. 【請求項16】 複数の色フィルタを有する撮像手段よ
    り出力されデジタル信号に変換された色信号が白色であ
    ると判別される評価領域を複数有し、該複数の評価領域
    のうちいずれかに含まれるか否かを判定する白判定ステ
    ップと、 前記複数の評価領域において、白色であると判別された
    色信号に基づいてホワイトバランス制御値、および前記
    複数の評価領域の評価指数をそれぞれ求め、 該評価指数にもとづいて前記複数の評価領域に置いて求
    められたそれぞれのホワイトバランス制御値の重み付け
    加算を行うことによりホワイトバランス調整を行うため
    のホワイトバランス制御値を演算する演算ステップとを
    有することを特徴とする信号処理方法。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記白判定ステ
    ップは、各色信号の異なる成分の隣接する1画素分ずつ
    を抽出して組み合わせて演算を行い、色度座標に展開さ
    れた色信号の白判別を行うことを特徴とする信号処理方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項16において、前記白判定ステ
    ップは、各色信号の異なる成分の隣接する1画素分ずつ
    を抽出して組み合わせたものを複数組のブロック単位で
    集めて、各色毎に求めた画素成分の平均値を組み合わせ
    て演算を行い、色度座標に展開された色信号の白判別を
    行うことを特徴とする信号処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項16において、前記演算ステッ
    プは、前記複数の評価領域のそれぞれにおいて、前記白
    判定ステップによって前記評価領域に含まれると判定さ
    れた色信号をその成分毎に加算積分を行い、その積分結
    果基前記各評価領域におけるホワイトバランス制御値を
    求めることを特徴とする信号処理方法。
  20. 【請求項20】 請求項17において、前記評価指数
    は、前記白判定ステップによって白判別される色信号を
    生成する画素の組み合せを1組とし、前記白判定ステッ
    プによって前記評価領域に含まれると判定された組数を
    前記評価領域毎に計数した計数値であり、 前記演算ステップは、各評価領域の計数値を比較し、そ
    の比較にもとづいて前記各評価領域によって得られたホ
    ワイトバランス制御値の重み付けを行うことによりホワ
    イトバランス調整のためのホワイトバランス制御値を求
    めることを特徴とする信号処理方法。
  21. 【請求項21】 請求項20において、前記白判定ステ
    ップにおける複数の評価領域は、色温度により第一の色
    温度側と第二の色温度側の2つの領域に分割されてお
    り、 前記演算ステップは、前記第一の色温度側または第二の
    色温度側の評価領域で計数された評価指数と閾値との大
    小関係に応じ各評価領域の計数値に重み付けを行い、こ
    の重み付けに基づいて各評価領域のホワイトバランス制
    御値を重み付け加算することによって、ホワイトバラン
    ス調整のためのホワイトバランス制御値を求めることを
    特徴とする信号処理方法。
  22. 【請求項22】 請求項21において、前記演算ステッ
    プは、前記第一の色温度側の評価領域で計数された評価
    指数が閾値よりも大きいときは、第二の色温度側の評価
    指数を無視することを特徴とする信号処理方法。
  23. 【請求項23】 請求項21において、前記演算ステッ
    プは、前記第二の色温度側の評価領域で計数された評価
    指数が閾値よりも小さいときは、第二の色温度側の評価
    指数を無視することを特徴とする信号処理方法。
  24. 【請求項24】 請求項21において、前記閾値は、撮
    影条件によって決定されることを特徴とする信号処理方
    法。
  25. 【請求項25】 請求項24において、さらに撮影条件
    を考慮して前記各評価領域のホワイトバランス制御値を
    重み付け加算することを特徴とする信号処理方法。
  26. 【請求項26】 請求項20において、前記白判定ステ
    ップにおける複数の評価領域は、色温度により第一から
    第Nの評価領域(Nは2以上の整数)に分割されてお
    り、 前記演算ステップは、前記第一から第Mの評価領域(M
    は2以上の整数でM<=N)で計数された評価指数とそ
    れぞれ第一から第Mの閾値との大小関係に応じて各評価
    領域の計数値に重み付けを行い、この重み付けに基づい
    て各評価領域のホワイトバランス制御値を重み付け加算
    することによって、ホワイトバランス調整のためのホワ
    イトバランス制御値を求めることを特徴とする信号処理
    方法。
  27. 【請求項27】 請求項26において、前記閾値は撮影
    条件により決定されることを特徴とする信号処理方法。
  28. 【請求項28】 請求項16において、前記演算手段
    は、撮像条件に基づいて前記評価指数を求めることを特
    徴とする信号処理方法。
  29. 【請求項29】 請求項28において、前記撮像条件は
    露光条件であることを特徴とする信号処理方法。
  30. 【請求項30】 複数の色フィルタを有する撮像手段よ
    り出力されデジタル信号に変換された色信号が白色であ
    ると判別される評価領域を複数有し、該複数の評価領域
    のうちいずれかに含まれるか否かを判定する白判定ステ
    ップと、 前記複数の評価領域において、白色であると判別された
    色信号に基づいてホワイトバランス制御値、および前記
    複数の評価領域の評価指数をそれぞれ求め、 該評価指数にもとづいて前記複数の評価領域に置いて求
    められたそれぞれのホワイトバランス制御値の重み付け
    加算を行うことによりホワイトバランス調整を行うため
    のホワイトバランス制御値を演算する演算ステップとを
    有するモジュールを有する記憶媒体。
  31. 【請求項31】 請求項30において、前記白判定ステ
    ップは、各色信号の異なる成分の隣接する1画素分ずつ
    を抽出して組み合わせて演算を行い、色度座標に展開さ
    れた色信号の白判別を行うことを特徴とする記憶媒体。
  32. 【請求項32】 請求項30において、前記白判定ステ
    ップは、各色信号の異なる成分の隣接する1画素分ずつ
    を抽出して組み合わせたものを複数組のブロック単位で
    集めて、各色毎に求めた画素成分の平均値を組み合わせ
    て演算を行い、色度座標に展開された色信号の白判別を
    行うことを特徴とする記憶媒体。
  33. 【請求項33】 請求項30において、前記演算ステッ
    プは、前記複数の評価領域のそれぞれにおいて、前記白
    判定ステップによって前記評価領域に含まれると判定さ
    れた色信号をその成分毎に加算積分を行い、その積分結
    果基前記各評価領域におけるホワイトバランス制御値を
    求めることを特徴とする記憶媒体。
  34. 【請求項34】 請求項31において、前記評価指数
    は、前記白判定ステップによって白判別される色信号を
    生成する画素の組み合せを1組とし、前記白判定ステッ
    プによって前記評価領域に含まれると判定された組数を
    前記評価領域毎に計数した計数値であり、 前記演算ステップは、各評価領域の計数値を比較し、そ
    の比較にもとづいて前記各評価領域によって得られたホ
    ワイトバランス制御値の重み付けを行うことによりホワ
    イトバランス調整のためのホワイトバランス制御値を求
    めることを特徴とする記憶媒体。
  35. 【請求項35】 請求項34において、前記白判定ステ
    ップにおける複数の評価領域は、色温度により第一の色
    温度側と第二の色温度側の2つの領域に分割されてお
    り、 前記演算ステップは、前記第一の色温度側または第二の
    色温度側の評価領域で計数された評価指数と閾値との大
    小関係に応じ各評価領域の計数値に重み付けを行い、こ
    の重み付けに基づいて各評価領域のホワイトバランス制
    御値を重み付け加算することによって、ホワイトバラン
    ス調整のためのホワイトバランス制御値を求めることを
    特徴とする記憶媒体。
  36. 【請求項36】 請求項35において、前記演算ステッ
    プは、前記第一の色温度側の評価領域で計数された評価
    指数が閾値よりも大きいときは、第二の色温度側の評価
    指数を無視することを特徴とする記憶媒体。
  37. 【請求項37】 請求項35において、前記演算ステッ
    プは、前記第二の色温度側の評価領域で計数された評価
    指数が閾値よりも小さいときは、第二の色温度側の評価
    指数を無視することを特徴とする記憶媒体。
  38. 【請求項38】 請求項35において、前記閾値は、撮
    影条件によって決定されることを特徴とする記憶媒体。
  39. 【請求項39】 請求項38において、さらに撮影条件
    を考慮して前記各評価領域のホワイトバランス制御値を
    重み付け加算することを特徴とする記憶媒体。
  40. 【請求項40】 請求項34において、前記白判定ステ
    ップにおける複数の評価領域は、色温度により第一から
    第Nの評価領域(Nは2以上の整数)に分割されてお
    り、 前記演算ステップは、前記第一から第Mの評価領域(M
    は2以上の整数でM<=N)で計数された評価指数とそ
    れぞれ第一から第Mの閾値との大小関係に応じて各評価
    領域の計数値に重み付けを行い、この重み付けに基づい
    て各評価領域のホワイトバランス制御値を重み付け加算
    することによって、ホワイトバランス調整のためのホワ
    イトバランス制御値を求めることを特徴とする記憶媒
    体。
  41. 【請求項41】 請求項40において、前記閾値は撮影
    条件により決定されることを特徴とする記憶媒体。
  42. 【請求項42】 請求項30において、前記演算手段
    は、撮像条件に基づいて前記評価指数を求めることを特
    徴とする記憶媒体。
  43. 【請求項43】 請求項42において、前記撮像条件は
    露光条件であることを特徴とする記憶媒体。
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