JP3821729B2 - デジタルカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影画像のホワイトバランスを自動調整する機能を備えたデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、撮影シーンが屋外のシーンであるか屋内のシーンであるかを判別する機能を備えたデジタルカメラにおいては、被写体の色相(RGB情報)に基づいて撮影シーンを判別し、その判別結果に応じてホワイトバランスを自動調整していた。
【0003】
しかし、被写体の色相だけに基づいて撮影シーンの判別を行ったのでは、被写体の色温度分布が不均一の場合や、被写体が単一色あるいは同系色の物体の場合に、撮影シーンの誤判別が生じ易く、ホワイトバランスを誤調整してしまうことが多かった。その結果、ホワイトバランスずれによるカラーフェリアが生じていた。
【0004】
そこで、特開2000−224608号公報記載の発明においては、被写体の色相と明度とに基づいて、撮影シーンが屋外のシーンであるか屋内のシーンであるかを判別することにより、撮影シーンの誤判別とホワイトバランスずれを防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開2000−224608号公報記載の発明では、比較的明るい場所での撮影の場合には撮影シーンを正確に判別することができるが、暗い場所での撮影の場合には、撮影シーンを誤判別してしまうことがある。たとえば、外光があまり差し込まない暗い森や林の中で緑の草木を背景にして撮影を行った場合、屋外の撮影シーンであるにもかかわらず、屋内の撮影シーンと誤判別されてしまう。このような撮影シーンの誤判別は、草木の葉など植物の緑と屋内照明に使用されるの白色蛍光灯の発光色の色温度(明度、色相)が近いことに起因して生じる。
【0006】
その結果、屋外撮影であるにもかかわらず、屋内撮影に適したホワイトバランス調整がなされる。これは緑の葉などをグレーにホワイトバランス調整してしまうことを意味する。このようにホワイトバランスがずれた状態で緑色植物を背景にして人物の撮影を行うと、緑色植物の色はグレーじみた色になり、肌色はマゼンタじみた色になって、色の再現性が非常に悪くなる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、暗い森や林の中など、撮影シーンが実際には屋外のシーンであるにもかかわらず屋内のシーンであると誤判別するおそれのある場合においても、ホワイトバランスを適切に自動調整することが可能なデジタルカメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被写体の明度を検出する明度検出手段と、前記被写体の画像を複数のエリアに分割して各エリアの色相を検出する色相検出手段と、前記明度検出手段により得られた明度データと前記色相検出手段により得られた各エリアの色相データとに基づいて撮影シーンが屋外のシーンであるか屋内のシーンであるかを判別する屋外屋内判別手段と、前記屋外屋内判別手段により屋内のシーンと判別された場合に、前記明度データと前記色相データとに基づいて前記被写体の色温度を判別する色温度判別手段と、前記色温度判別手段により白色蛍光灯の発光色の色温度と判別された場合に、前記各エリアの色相データのR/G−B/G座標上における分布に応じて、前記被写体の色相が緑であるか否かを判別する緑判別手段と、前記緑判別手段により前記被写体の色相が緑であると判別された場合に、前記ホワイトバランス調整手段によるホワイトバランス調整の度合いを弱くするホワイトバランスずれ補正手段と、を備えたデジタルカメラを提供する。
【0009】
ここで、R/GはR(赤)成分の信号強度とG(緑)成分の信号強度との比、B/GはB(青)成分の信号強度とG(緑)成分の信号強度との比である。R/G−B/G座標は、R/Gをx軸(横軸)、B/Gをy軸(縦軸)にとった座標である。
【0010】
上記のように構成した本発明のデジタルカメラは、屋外屋内判別手段により撮影シーンが屋内のシーンであると判別された場合、色温度判別手段により被写体の色温度を判別する。その結果、被写体の色温度が白色蛍光灯の発光色に近い色温度(4000度付近)であると判別された場合、緑判別手段によりその被写体の色相が緑であるか否かを判別する。その結果、緑であると判別された場合、ホワイトバランスずれ補正手段によりホワイトバランス調整の度合いを弱くする。例えば、被写体の色温度が白色蛍光灯の発光色と植物の緑との中間の色温度と判別された場合に、その被写体の色相が緑であるか否かを判別し、植物の緑であると判別された場合には、屋内撮影に適したホワイトバランスよりも弱くし、屋外撮影における適切なホワイトバランス調整を行うようにする。
【0011】
これにより、撮影シーンが実際には屋外のシーンであるにもかかわらず屋内のシーンであると誤判別してしまうおそれがある場合でも、ホワイトバランスを適切に自動調整することが可能であり、撮影画像の色再現性が悪化してしまうことを防げる。
【0012】
また、前記緑判別手段は、前記色相検出手段により得られた各エリアの色相データからR/G−B/G座標上における色相分布近似直線の傾きを求め、その傾きに基づいて前記被写体の色相が緑であるか否かを判別することが望ましい。
【0013】
上記構成では、緑判別手段において、各エリアの色相データからR/G−B/G座標上における色相分布近似直線の傾きによって、例えば傾きが正(右上がり)の場合は緑であり、負(右下がり)の場合は白色蛍光灯の発光色であると判別する。これにより、暗い屋外での植物の緑など、色相の判別を誤り易いものであっても正確に判別が可能である。
【0014】
また、前記緑判別手段は、前記色相検出手段により得られた各エリアの色相データを彩度データに変換し、緑の彩度分布の範囲を示す緑検出領域に入るデータの個数から前記被写体の彩度を判定し、その判定結果と前記傾きとに基づいて前記被写体の色相が緑であるか否かを判別することが望ましい。
【0015】
前述のR/G−B/G座標上における色相分布近似直線の傾きに基づいて被写体の色相が緑であるか否かを判別するのみでは、緑色の光源(水銀灯など)の下で撮影を行った場合に、被写体の色相を全て緑であると誤判別してしまう可能性がある。そこで、緑判別手段において、各エリアの色相データを彩度データ(Lab空間データ、YCrCb空間データなど)に変換し、緑の彩度分布の範囲を示す緑検出領域に入るエリアの色相データの個数から被写体の彩度を判定し、この判定結果と前記傾きとに基づいて、被写体の色相が緑であるか否かを判別する。これにより、暗い屋外での植物の緑と水銀灯などの緑色光源下での灰色など、色相の判別を誤り易いものであっても彩度の違いによってさらに正確に判別すること可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るデジタルカメラの機能的構成を例示するブロック図である。
【0017】
本実施の形態のデジタルカメラにおいて、撮影レンズ11及び絞り12を介して固体撮像装置(CCD)13の受光面に結像された被写体像は、固体撮像装置(CCD)13の各素子で光の入射光量に応じた量の信号電荷に変換され蓄積される。各素子に蓄積された信号電荷は、CCD駆動回路14から与えられるリードゲートパルスによってシフトレジスタに読み出され、レジスタ転送パルスによって信号電荷に応じた電圧信号として順次読み出される。CCD13は、蓄積した信号電荷をシャッタゲートパルスによって掃き出すことができ、これにより電荷の蓄積時間(シャッタスピード)を制御する、いわゆる電子シャッタ機能を有している。
【0018】
CCD13から順次読み出された電圧信号は、相関二重サンプリング回路(CDS回路)15に送られ、ここで各画素ごとのR、G、B信号がサンプリングホールドされ、A/D変換器16に送られる。A/D変換器16は、CDS回路15から順次与えられるR、G、B信号を10ビット(0〜1023)のデジタルのR、G、B信号に変換して出力する。なお、CCD駆動回路14、CDS回路15及びA/D変換器16は、タイミング発生回路17から与えられるタイミング信号によって同期して駆動されるようになっている。
【0019】
A/D変換器16から出力されたR、G、B信号は、積算回路35を経てCPU19へ送られるとともに、一旦メモリ18に格納された後、デジタル信号処理回路20および明度・色相検出回路50に送られる。積算回路35とCPU19との間には乗算器536R、36G、36Bが設けられており、乗算器536R、36G、36Bには、機器のバラツキを調整するための調整ゲイン値が入力されるようになっている。
【0020】
デジタル信号処理回路20は、同時化回路21、ホワイトバランス調整回路22、ガンマ補正回路23、YC信号作成回路24およびメモリ25を備えて構成されている。同時化回路21は、メモリ18から読み出された点順次のR、G、B信号を同時式に変換し、R、G、B信号を同時にホワイトバランス調整回路22に出力する。
【0021】
ホワイトバランス調整回路22は、R、G、B信号のデジタル値をそれぞれ増減するための乗算器22R、22G、22Bから構成されており、R、G、B信号は、それぞれ乗算器22R、22G、22Bに加えられる。乗算器22R、22G、22Bの他の入力には、ホワイトバランスずれ補正回路30からゲイン値Rg、Gg、Bgが加えられており、乗算器22R、22G、22Bはそれぞれ2入力を乗算し、この乗算によってホワイトバランス調整されたR'、G'、B'信号をガンマ補正回路23に出力する。
【0022】
ガンマ補正回路23は、ホワイトバランス調整されたR'、G'、B'信号が所望のガンマ特性となるように入出力特性を変更し、また、10ビットの信号が8ビットの信号となるように変更し、YC信号作成回路24に出力する。YC信号作成回路24は、ガンマ補正されたR、G、B信号から明度信号Yとクロマ信号Cr、Cbとを作成する。これらの明度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(YC信号)は、メモリ25に格納される。撮影時にメモリ25に格納されたYC信号は、図示しない圧縮回路によって所定のフォーマットに圧縮されたのち、メモリカードなどの記録媒体に記録される。
【0023】
明度・色相検出回路50は、メモリ18から読み出されたR、G、B信号から被写体画像を複数エリアに小分割(ここでは64×64分割とする。)した各エリアの色相データ(R、G、B)および明度データ(Y)を作成して屋外屋内判別回路70に与える。
【0024】
屋外屋内判別回路70は、明度・色相検出回路50からの色相データ(R、G、B)および明度データ(Y)に基づいて、撮影シーンが屋外のシーンであるか屋内のシーンであるかを判別し、その判別結果(撮影シーン判別結果)をホワイトバランスずれ補正回路30および色温度判別回路60に与える。色温度判別回路60へは、撮影シーン判別結果とともに明度・色相検出回路50からの色相データ(R、G、B)および明度データ(Y)が与えられる。
【0025】
色温度判別回路60は、屋外屋内判別回路70により撮影シーンが屋内のシーンであると判別された場合に、色相データ(R、G、B)および明度データ(Y)に基づいて被写体の色温度を7000から2000度の範囲で判別し、その結果を緑判別回路40に送る。
【0026】
緑判別回路40は、色温度判別回路60により、被写体の色温度が白色蛍光灯の発光色と植物の緑との中間の色温度(4000度付近)と判別された場合に、明度・色相検出回路50により得られた被写体画像の各エリアの色相データに基づいて、被写体の色相が植物の緑であるか否かを判別する。緑判別回路40における判別処理および彩度データ作成処理の内容については後で詳しく説明する。
【0027】
ホワイトバランスずれ補正回路30には、屋内屋外判別回路70から撮影シーンが屋外のシーンであるか屋内のシーンであるかの判別結果が入力されるとともに、緑判別回路40から撮影シーン判別結果に応じた補正値が入力される。ホワイトバランスずれ補正回路30は、撮影シーン判別結果に応じてゲイン値Rg、Gg、Bgを決定し、そのゲイン値Rg、Gg、Bgを緑判別回路40から与えられた補正値に応じて補正した後、ホワイトバランス調整回路22に与える。補正値は、撮影シーンが屋内のシーンであると判別された場合におけるゲイン値Rg、Gg、Bgの補正の度合いを示す。撮影シーンが屋外のシーンであると判別された場合の補正値は0である。したがって、その場合は、撮影シーン判別結果に応じて決定されたゲイン値Rg、Gg、Bgがそのままホワイトバランス調整回路22に与えられる。
【0028】
緑判別回路40は、第1判別処理部41、第2判別処理部42および最終判定部45を有している。第1判別処理部41は、色温度判別回路60によって色温度が4000度付近と判断された被写体画像に対して、各エリアの色相データ(RGB)から図3に示すR/G−B/G座標上における色相分布近似直線の傾きを求め、得られた傾きに基づいて、被写体の色相が植物の緑であるか否かを判別し、その判別結果を最終判定部45に送る。
【0029】
その際、緑判別回路40は、まず、被写体画像を小分割した64×64個の色相データ(RGB)のうちの何個が図3のR/G−B/G座標上の緑検出枠81に入るかを調べ、所定数以上であれば、被写体の色相が緑であると判別する。そして、最小2乗法を用いてR/G−B/G座標上における64×64個の色相データ(RGB)の分布近似直線の傾きを求め、分布例D1のように傾きが正であれば被写体の色相が植物の緑であると判別し、分布例D2のように傾きが負であれば白色蛍光灯の発光色であると判別する。
【0030】
撮影シーンが実際には屋外のシーンであるにもかかわらず屋内のシーンであると誤判別されるようなシーンは多くの場合青味の強い色相データ(RGB)を多く含んでいるので、色相データ(RGB)はR/G−B/G座標上のB/G値の大きいところからR/G値、B/G値がともに小さいところに分布する。したがって、このような撮影シーンの誤判別が起こるケースでは、色相分布近似直線の傾きは正になる。一方、撮影シーンが屋内のシーンである場合、光源に使用される白色蛍光灯の発光色は黄色味が非常に強いので、色相データ(RGB)は緑検出枠81内からR/G値が1に近くB/G値が非常に小さいところまで分布する傾向がある。したがって、この場合は色相分布近似直線の傾きは負になる。このように、色相分布近似直線の傾きから、被写体の色相が植物の緑であるか白色蛍光灯の発光色であるかを判別することができる。
【0031】
第2判別処理部42は、図2に示すように、Lab変換部43と領域判定部44とを有している。Lab変換部43は、色温度判別回路60から送られてきた色相データ(RGB)を彩度データ(Lab)に変換して領域判定部44に与える。領域判定部44は、図4に示すLab空間座標上の植物の緑の彩度分布の範囲を示す緑検出領域82に入った彩度データ(Lab)の個数すなわちエリアの個数から被写体の彩度を求め、その結果を最終判定部45に送る。
【0032】
最終判定部45は、第1判別処理部41による被写体の色相が植物の緑であるか否かの判別結果と、第2判別処理部42により求められた被写体の彩度とに基づいて、被写体の色相が植物の緑であるか否かを最終的に判断し、被写体の彩度に応じた補正値をホワイトバランスずれ補正回路30に与える。
【0033】
図4に示すように、Lab空間座標上の植物の緑の彩度分布の範囲を示す緑検出領域82は彩度が低めのA領域と彩度が高めのB領域とからなる。領域判定部44から最終判定部45へは、被写体の彩度に関する情報としてA領域、B領域、それ以外の領域のそれぞれに入った彩度データ(Lab)の個数情報が送られる。最終判定部45は、A領域、B領域、それ以外の領域のそれぞれに入った彩度データ(Lab)の個数の割合に応じて補正値を決定する。すなわち、A領域に所定数以上入った場合にはその数に比例してホワイトバランス調整の度合いを強めるように補正値を決定し、B領域に所定数以上入った場合にはその数に比例してホワイトバランス調整の度合いを弱めるように補正値を決定する。
【0034】
CPU19は、シャッタボタン等を含むカメラ操作部31からの入力に基づいて各回路を統括制御し、オートフォーカス制御、自動露光制御などの一連の制御を実行してこのデジタルカメラの撮影動作を制御する。
【0035】
カメラ操作部31には撮影モード選択ダイヤルが設けられている。撮影モード選択ダイヤルを操作することにより、撮影シーンをデジタルカメラが自動判別して撮影を行うシーン自動判別モードと、撮影シーンをユーザが自分で設定して撮影を行うマニュアル撮影モードのいずれか一方を選択できるようになっている。マニュアル撮影モードでは、さらに山のシーンの撮影に適した山モードを選択できるようになっている。山モードではあらかじめ植物の緑をきれいに見せることができるように設定されたゲイン値Rg、Gg、BgがCPU19からホワイトバランス調整回路22に与えられるため、カラーフェリア現象が起こることはない。
【0036】
次に、上記のように構成されたデジタルカメラの動作について図5のフローチャートに従って説明する。
【0037】
この実施の形態のデジタルカメラは、シーン自動判別モードで撮影操作がなされると、撮影を実行するとともに(ステップS1)、屋外屋内判別回路70にて撮影シーンが屋外のシーンであるか屋内のシーンであるかを判別する(ステップS2)。撮影シーン判別結果はホワイトバランス制御回路30と色温度判別回路60とに送られる。屋外のシーンであると判別された場合(ステップS2でYes)、色温度判別回路60は色温度判別を行わず、屋外屋内判別回路70から受け取った撮影シーン判別結果を緑判別回路40に渡す。撮影シーン判別結果を受け取った緑判別回路40は補正値0を示す信号をホワイトバランス制御回路30に与える。その結果、ホワイトバランス制御回路30内で屋外撮影シーン用に生成されたゲイン値Rg、Gg、Bgがそのままホワイトバランス調整回路22に与えられる。この場合、撮影された被写体画像はホワイトバランス調整回路22にて屋外撮影シーン用のホワイトバランス調整がなされた後(ステップS3)、ガンマ補正回路23、YC信号作成回路24およびメモリ25を経て、メモリカードなどの記録媒体に記録される(ステップS10)。
【0038】
撮影シーンが屋内のシーンであると判別された場合は(ステップS2でNo)、色温度判別回路60にて被写体の色温度が判別される(ステップS4)。その結果、被写体の色温度が白色蛍光灯の発光色と植物の緑との中間の色温度(4000度付近)ではないと判別された場合(ステップS4でNo)、緑判別回路40は判別処理を行わず、補正値0を示す信号をホワイトバランス制御回路30に与える。この場合、撮影された被写体画像はホワイトバランス調整回路22にて屋内撮影シーン用のホワイトバランス調整がなされた後(ステップS5)、ガンマ補正回路23、YC信号作成回路24およびメモリ25を経て、メモリカードなどの記録媒体に記録される(ステップS10)。
【0039】
被写体の色温度が白色蛍光灯の発光色と植物の緑との中間の色温度(4000度付近)であると判別された場合(ステップS4でYes)、緑判別回路40は第1判別処理部41にて、R/G−B/G座標上における色相分布近似直線の傾きの正負から被写体の色相が植物の緑であるか否かを判別するとともに(ステップS6)、第2判別処理部42にて、緑検出領域82(ステップ図4)のA領域、B領域、それ以外の領域のそれぞれに入った彩度データ(Lab)の個数を求める彩度判別処理を行い(ステップS7)、それぞれの結果を最終判定部45に与える。
【0040】
最終判定部45は、第1判別処理部41にて植物の緑と判別されなかった場合、すなわち色相分布近似直線の傾きが負であると判別された場合には(ステップS8でNo)、被写体の色相が植物の緑ではないと最終的に判断し、補正値0を示す信号をホワイトバランス制御回路30に与える。この場合、撮影された被写体画像はホワイトバランス調整回路22にて屋内撮影シーン用のホワイトバランス調整がなされた後(ステップS5)、ガンマ補正回路23、YC信号作成回路24およびメモリ25を経て、メモリカードなどの記録媒体に記録される(ステップS10)。
【0041】
第1判別処理部41にて植物の緑と判別された場合、すなわち色相分布近似直線の傾きが正であると判別された場合(ステップS6でYes)、判断部45は、彩度判別処理(ステップS7)の結果に基づいて被写体の色相が植物の緑であるか否かを最終的に判断する(ステップS8)。ここで被写体の色相が植物の緑ではないと最終的に判断された場合も(ステップS8でNo)、判断部45から補正値0を示す信号がホワイトバランス制御回路30に与えられる。そして、撮影された被写体画像はホワイトバランス調整回路22にて屋内撮影シーン用のホワイトバランス調整がなされた後(ステップS5)、ガンマ補正回路23、YC信号作成回路24およびメモリ25を経て、メモリカードなどの記録媒体に記録される(ステップS10)。
【0042】
最終判定部45は、被写体の色相が植物の緑であると最終的に判断した場合(ステップS8でYes)、被写体の彩度に応じた補正値をホワイトバランスずれ補正回路30に与える。この補正値は、被写体の彩度が大きいほど、すなわち被写体の色相が植物の緑である可能性が高く、緑色の光源の発光色である可能性が低いほど、ホワイトバランス調整の度合いを弱めるよう決定される。
【0043】
ホワイトバランスずれ補正回路30は、まず屋内撮影シーン用のゲイン値Rg、Gg、Bgを生成し、そのゲイン値Rg、Gg、Bgを緑判別回路40の最終判定部45から受け取った補正値に応じて補正した後、ホワイトバランス調整回路22に与える。すなわち、この場合、撮影された被写体画像に対して、ホワイトバランス調整回路22にて屋内撮影シーン用のホワイトバランス調整がなされるが、その際、緑判別回路40から受け取った補正値に応じて、被写体の色相が植物の緑である可能性が高く、水銀灯の発光色である可能性が低いほど、ホワイトバランス調整の度合いを弱めるように、ゲイン値Rg、Gg、Bgが補正される。そして、補正されたゲイン値Rg、Gg、Bgに応じてホワイトバランス調整回路22にて屋内撮影シーン用のホワイトバランス調整(彩度に応じたホワイトバランス調整)がなされた後(ステップS9)、ガンマ補正回路23、YC信号作成回路24およびメモリ25を経て、メモリカードなどの記録媒体に記録される(ステップS10)。
【0044】
このように上記実施の形態では、屋外屋内判別回路70にて撮影シーンが屋内であると判別された場合であっても、色温度判別回路60にて被写体の色温度が白色蛍光灯の発光色と植物の緑との中間の色温度(4000度付近)であると判別された場合には、緑判別回路40にてその被写体の色相が植物の緑であるか否かを更に判別し、その結果、植物の緑であると判別された場合、ホワイトバランスずれ補正回路30によってホワイトバランス調整の度合いを屋内撮影用のホワイトバランス調整の度合いよりも弱くするようにした。これにより、撮影シーンが実際には屋外のシーンであるにもかかわらず屋内のシーンであると誤判別してしまった場合でも、屋外の植物の緑を屋内照明に使用される白色蛍光灯の発光色と誤認することを防止でき、色の再現性を悪化させないようにホワイトバランスを自動調整して撮影を行うことができる。
【0045】
よって、撮影シーンが屋外のシーンであるか屋内のシーンであるかを判別してその判別結果に応じてホワイトバランスを自動調整する場合に、屋外の植物の緑のシーンを屋内のシーンであると誤判別したことに起因するカラーフェリアを防止できる。
【0046】
しかも、上記実施の形態では、緑判別回路40内の第1判定処理部41にて被写体の各エリアの色相データから求めたR/G−B/G座標上における色相分布近似直線の傾きに基づいて被写体の色相が植物の緑であるか否かを判定するとともに、第2判定処理部42にて被写体の彩度を求め、両判定処理部41、42の判定結果に基づいて、最終判定部45にて被写体の色相が植物の緑であるか否かを最終的に判断するようにしたので、緑色の光源の発光色を植物の緑であると誤判別してしまうのを防止できる。
【0047】
さらに、上記実施の形態では、被写体の色相が植物の緑である可能性が高く、水銀灯の発光色である可能性が低いほど、ホワイトバランス調整の度合いを弱めるようにしたので、極めて良好な色再現性を実現できる。
【0048】
なお、上記の実施の形態のデジタルカメラは、カラーフェリア現象の発生を防止するための専用の回路、すなわちホワイトバランスずれ補正回路30、緑判別回路40、明度・色相検出回路50、色温度判別回路60および屋外屋内判別回路70を備えているが、これらの回路の機能をCPU19によって実現するようにしてもよい。
【0049】
また、緑色の光源下で撮影が行われることを考慮しないならば、緑判別回路40内の第2判定処理部42および最終判定部45は省略してもよい。すなわち、緑判別回路40に第1判定処理部41の機能だけを持たせるようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、暗い森や林の中など、撮影シーンが実際には屋外のシーンであるにもかかわらず屋内のシーンであると誤判別するおそれのある場合においても、ホワイトバランスを適切に自動調整することが可能なデジタルカメラを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るデジタルカメラの機能的構成を例示するブロック図である。
【図2】図1中の第2判別処理部の構成例を示すブロック図である。
【図3】R/G−B/G座標上における各種光源の発光色や各種被写体の色相検出枠を示した図である。
【図4】色の彩度を示すLab空間座標上における緑検出領域を示した図である。
【図5】図1のデジタルカメラの動作内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
18 メモリ
19 CPU
20 デジタル信号処理回路
22 ホワイトバランス調整回路
30 ホワイトバランスずれ補正回路
35 積算回路
40 緑判別回路
41 第1判別処理部
42 第2判別処理部
45 最終判定部
43 Lab変換部
44 領域判定部
50 明度・色相検出回路
60 色温度判別回路
70 屋外屋内判別回路
81 緑検出枠
82 緑検出領域

Claims (3)

  1. 被写体の明度を検出する明度検出手段と、
    前記被写体の画像を複数のエリアに分割して各エリアの色相を検出する色相検出手段と、
    前記明度検出手段により得られた明度データと前記色相検出手段により得られた各エリアの色相データとに基づいて撮影シーンが屋外のシーンであるか屋内のシーンであるかを判別する屋外屋内判別手段と、
    前記屋外屋内判別手段により屋内のシーンと判別された場合に、前記明度データと前記色相データとに基づいて前記被写体の色温度を判別する色温度判別手段と、
    前記色温度判別手段により白色蛍光灯の発光色の色温度と判別された場合に、前記各エリアの色相データのR/G−B/G座標上における分布に応じて、前記被写体の色相が緑であるか否かを判別する緑判別手段と、
    前記緑判別手段により前記被写体の色相が緑であると判別された場合に、前記ホワイトバランス調整手段によるホワイトバランス調整の度合いを弱くするホワイトバランスずれ補正手段と、
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記緑判別手段は、前記色相検出手段により得られた各エリアの色相データからR/G−B/G座標上における色相分布近似直線の傾きを求め、その傾きに基づいて前記被写体の色相が緑であるか否かを判別することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 前記緑判別手段は、前記色相検出手段により得られた各エリアの色相データを彩度データに変換し、緑の彩度分布の範囲を示す緑検出領域に入るデータの個数から前記被写体の彩度を判定し、その判定結果と前記傾きとに基づいて前記被写体の色相が緑であるか否かを判別することを特徴とする請求項1または2に記載のデジタルカメラ。
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