JP5178170B2 - ホワイトバランス調整装置及びホワイトバランス調整方法 - Google Patents

ホワイトバランス調整装置及びホワイトバランス調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、固体撮像素子を有するデジタルカメラやビデオカメラ等に好適なホワイトバランス調整装置及びホワイトバランス調整方法に関する。
一般にデジタルカメラやビデオカメラでは、白色光源の色が無彩色となるようにカラーバランスを自動補正するオートホワイトバランス制御機能が備わる。これにより、人間の視覚系での色順応の効果を撮影後の画像データに擬似的に加味することにより、違和感のない色調の画像を取得することが可能となる。
従来のホワイトバランス制御は、カメラの撮像素子とは別に測光センサの出力を用いて白を測定する方法と、撮像素子の出力する画像データから直接白を検出する方法とがある。
上記前者の測光センサを用いる方法は、本来の撮像系とは異なる別部品を必要とするためにコストが高くなることに加え、撮像範囲と測光範囲とが視差により必ずしも一致しないために誤差を発生するなど不具合を有する。そのため、一般的には上記後者の撮像素子の出力する画像データから直接白を検出する方法が主流である。
撮像した画像データから白を検出する場合には、黒体放射軌跡の色に近い色を白として検出するのが普通であるが、その際、例えば昼光下の人間の肌の色や昼光下の植物の葉の色に代表されるように、有彩色の物体色で黒体放射軌跡の色に近い色も多く存在する。
そのため、これら有彩色の色を白と誤検出してしまい、その結果間違ったホワイトバランス係数で補正を行ない、結果として有彩色の被写体の色が多く欠落するという不具合が生じることが多い。
そこで、黒体放射軌跡に近い光源エリアと共にそれとは少し離れた肌色エリア及び緑色エリアを設け、該エリアに属する分布の個数または分布の方向から蛍光灯シーンか有彩色の被写体シーンかを判別し、同時に撮影時の露出条件より定まる被写界輝度を基に屋外シーンか室内シーンかを判別することで、有彩色被写体を光源と誤検出して過補正されるのを抑制する技術が考えられている。(特許文献1)
またこれとは別に、画像全体の色分布の分散から画像がカラーチャートか否かを判別して、カラーチャートと通常シーンとの区別を行なう技術も開示されている。(特許文献2)。
特開2003−264850号公報 特開平04−371088号公報
上記特許文献1の技術は、ある程度彩度の高い緑色や肌色であれば、高い精度で光源と被写体との区別が可能である反面、例えば屋外の「枯れた葉」の色など、より黒体放射軌跡に近い有彩色の場合には、分離して検出することが困難である。また被写体輝度を用いたとしても、ある輝度範囲では屋外と室内とを区別できないこともある。
また上記特許文献2の技術は、カラーチャートのように様々な色が存在する画像には有効であるが、例えば上述した屋外の「枯れた葉」の色が画面一杯に写っているような画像に対しては、画像全体の分散が小さくなってしまうために区別が困難となる。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、任意の有彩色被写体の色について光源色と有彩色の区別を行ない、より精度の高いホワイトバランス調整が可能なホワイトバランス調整装置及びホワイトバランス調整方法を提供することにある。
本発明の一態様は、画像データから複数の画素位置での色信号値を取得する評価値取得手段と、上記色信号値から上記複数の画素位置に対する色度値を求める色度値算出手段と、上記色信号値のうち明度成分を表す信号値を明度値として抽出し、該明度値より定まる重み係数を上記複数の画素位置に対して求める重み係数算出手段と、上記各画素位置での色度値と重み係数に基づいて算出される2次元色度空間の重み付けヒストグラムについて、上記ヒストグラムの色温度領域毎に度数分布を参照し導出される上記ヒストグラムの中心位置、該中心位置の近傍区間のヒストグラム積算値及該中心位置の近傍区間のヒストグラム分散値を色温度毎に求めるヒストグラム解析手段と、上記ヒストグラム積算値及びヒストグラム分散値に基づいて色温度毎の光源出現度を求める光源出現度算出手段と、上記色温度毎の光源出現度及び上記色温度毎のヒストグラム中心位置に基づいてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数算出手段と、上記ホワイトバランス係数算出手段で算出したホワイトバランス係数を用いて上記画像データに対するホワイトバランス演算を行なうホワイトバランス演算手段とを具備したことを特徴とする。
また本発明の他の一態様は、画像データから複数の画素位置での色信号値を取得する評価値取得手段と、上記色信号値から上記複数の画素位置に対する色度値を求める色度値算出手段と、上記色信号値のうち明度成分を表す信号値を明度値として抽出し、上記複数の画素位置に対する明度値の平均値を求める明度平均値算出手段と、上記色信号値のうち明度成分を表す信号値を明度値として抽出し、上記明度値の平均値に対する各画素位置の明度値の比に基づいて定まる重み係数を上記複数の画素位置に対して求める重み係数算出手段と、上記各画素位置での色度値と重み係数に基づき算出される2次元色度空間での重み付けヒストグラムについて、上記ヒストグラムの色温度領域毎に度数分布を参照し導出される上記ヒストグラムの中心位置と、該中心位置の近傍区間のヒストグラム積算値を上記2次元色度空間での色温度毎に求めるヒストグラム解析手段と、上記ヒストグラム積算値に基づき色温度毎の光源出現度を求める光源出現度算出手段と、上記色温度毎の光源出現度及び上記色温度毎のヒストグラム中心位置に基づいてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数算出手段と、上記ホワイトバランス係数算出手段で算出したホワイトバランス係数を用いて上記画像データに対するホワイトバランス演算を行なうホワイトバランス演算手段とを具備したことを特徴とする。
また本発明の他の一態様は、画像データから複数の画素位置での色信号値を取得する評価値取得手段と、上記色信号値から上記複数の画素位置に対する色度値を求める色度値算出手段と、上記各画素位置での色度値に基づき算出される2次元色度空間のヒストグラムについて、上記ヒストグラムの色温度領域毎に度数分布を参照し導出される上記ヒストグラムの中心位置、該中心位置の近傍区間でのヒストグラム積算値及該中心位置の近傍区間のヒストグラム分散値を上記2次元色度空間での色温度毎に求めるヒストグラム解析手段と、上記ヒストグラム積算値及びヒストグラム分散値に基づいて色温度毎の光源出現度を求める光源出現度算出手段と、上記色温度毎の光源出現度及び上記色温度毎のヒストグラム中心位置に基づいてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数算出手段と、上記ホワイトバランス係数算出手段で算出したホワイトバランス係数を用いて上記画像データに対するホワイトバランス演算を行なうホワイトバランス演算手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、任意の有彩色被写体の色について光源色と有彩色の区別を行ない、より精度の高いホワイトバランス調整が可能となる。
(第1の実施形態)
以下本発明をデジタルカメラ用のホワイトバランス調整装置に適用した場合の第1の実施形態について図1〜図8を参照して説明する。
図1は本実施形態に係るホワイトバランス調整装置10全体の構成を示す図である。同図において、レンズ光学系OLにより集光され、開口絞り等の露出制御部ECを介して透過光量を制御された光像が、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)等の撮像素子IS上に結像される。
そして、この撮像素子ISでの光電変換により得られる画像信号が、図示しないAGC(Automatic Gain Control:自動利得制御)アンプ及びA/D変換器を介して一定レベルのデジタル値の画像データに変換された後、本ホワイトバランス調整装置10を構成するホワイトバランス(WB)係数算出部11及びホワイトバランス係数乗算部12に供給される。
ホワイトバランス係数算出部11は、ホワイトバランス評価値取得部111、色度ヒストグラム作成部112、光源出限度算出部113、ホワイトバランス係数合成部114、及び光源出限確率算出部115からなる。
ホワイトバランス評価値取得部111は、撮像素子ISからの画像データによりホワイトバランス係数算出の基となる評価値を取得する。色度ヒストグラム作成部112は、該評価値を基に色度平面上にヒストグラムを作成する。光源出限度算出部113は、該ヒストグラムを基に各色温度光源の出現度及び出現位置を求める。
一方光源出限確率算出部115は、上記露出制御部ECでの動作情報を基に各色温度光源の撮影輝度から求まる出現確率を計算する。ホワイトバランス係数合成部114は、光源出限確率算出部115で算出した各色温度光源の出現確率と、上記光源出限度算出部113で算出した各色温度光源の出現度及び出現位置とを基にホワイトバランス係数を算出し、上記ホワイトバランス係数乗算部12へ出力する。
上記ホワイトバランス評価値取得部111では、撮像素子ISより得られる画像データからある程度多数の画素位置での色信号値(R,G,B値)を取得するものである。取得する画素位置は任意で構わないが、例えば画像データからある一定間隔でサンプリングして(間引いて)取得してもよいし、一定区間毎に区間積分して取得してきてもよい。いずれの場合も、処理時間を鑑みて効率的に評価値を取得することができる。
また処理時間の影響を考慮する必要がない場合には、撮像素子ISでの撮像により得られる全画素位置、例えば撮像素子ISの解像度が縦3000画素×横4000画素であれば、全1200万画素分の色信号値を取得してもよく、画像全体の画素を有効に活用して正確な評価値を得ることができる。
図2は、上記色度ヒストグラム作成部112の詳細な構成を示す図である。
色度ヒストグラム作成部112では、まず平均値・最大値算出部112aにて、ホワイトバランス評価値取得部111で所得した色信号のうち明度成分を表すG成分値を抜き出し、全画素位置のG成分の値から平均値Gave及び最大値Gmaxを算出する。
次に明度重み係数算出部112bでは、同じくホワイトバランス評価値取得部111で所得した各画素位置のG成分値と、上記平均値・最大値算出部112aで算出したG成分の平均値Gave及び最大値Gmaxとを基に、各画素位置の明度成分により定まる明度重み係数を算出する。
図3は、明度重み係数算出部112bで算出する明度重み係数を例示するものである。同図に示すように明度重み係数は、上記G成分の平均値Gaveに対する各画素位置のG成分の比G/Gaveを求め、この比に応じて明度重み係数を定める。このような比に応じて明度重み係数を求めることで、撮影時の露出条件の変化による明度の値の変化を吸収した明度重み係数を求めることができる。
またこのとき、図3に示すように該比が、ある所定値(1<Const.)よりも小さい場合には、該比に応じて比が大きいほど大きな重みとすることにより、明度が高い画素の評価値ほど高い重み付けをする。
これは、明度成分が高いほどより光源色らしいと評価し、明度成分が低いほど光源色らしくない(すなわち有彩色被写体らしい)と評価することを意味している。また、該比がある所定値(1<Const.)よりも大きい場合には、該比に応じて比が大きいほど小さい重みとする。これは画素の信号値が飽和付近の場合には、その評価値を信頼しないようにすることを意味している。
次の色度値算出部112cは、ホワイトバランス評価値取得部111で所得した色信号(R,G,B値)を基に明度値とは独立な成分である色度値(R/G,B/G)を計算する。
以上のように算出した各画素位置の評価値毎の重み係数、及び色度値を基にヒストグラム格納部112dが色度ヒストグラムを作成する。
図4(A)は、ここでヒストグラム格納部112dが作成する色度ヒストグラムを例示するものである。同色度ヒストグラムCHは、R/G,B/Gの色度空間上で黒体放射軌跡に沿った色温度毎に、黒体放射軌跡CRに対して偏差方向に一定の区間幅で設定された2次元ヒストグラムとして定義される。図4(A)のヒストグラムを整列させると、図4(B)のように、黒体放射軌跡CRは直線上に並び、ヒストグラム座標系が色温度軸と偏差軸とで表されるようになる。
このように設定されたヒストグラム区間に対して、評価値毎の色度値を基に度数分布を作成する。このとき明度成分に対する重み係数を考慮し、ある評価値の重みが2倍であれば度数を2としてヒストグラムに格納することになる。
以上により、各評価値の明度成分を考慮した重み付けヒストグラムが作成される。
次に図5を用いて光源出限度算出部113の詳細な構成について説明する。
光源出限度算出部113は、ヒストグラム中心座標算出部113a、ヒストグラム積算値算出部113b、ヒストグラム分散値算出部113c、光源出現度算出部113d、及びホワイトバランス係数算出部113eを第1色温度領域〜第N色温度領域までN組備えた構成となっている。該色温度領域は、上記色度ヒストグラムにて作成された2次元ヒストグラムの色温度軸方向に分割した区分数Nと対応している。
以下各々の色温度領域でのヒストグラム中心座標算出部113a、ヒストグラム積算値算出部113b、ヒストグラム分散値算出部113c、光源出現度算出部113d、及びホワイトバランス係数算出部113eの詳細を説明する。
ヒストグラム中心座標算出部113aは、対応する色温度軸において偏差方向のヒストグラム(度数分布)を参照し、ヒストグラムの中心位置を導出する。ヒストグラムの中心位置としては、ヒストグラムの度数分布から平均位置を求める方法、ヒストグラムの最大度数となる位置を検索する方法、ヒストグラム中央値を求める方法のいずれでもよい。
導出したヒストグラムの中心位置は、後段のヒストグラム積算値算出部113b、ヒストグラム分散値算出部113c、及びホワイトバランス係数算出部113eへ出力する。
ヒストグラム積算値算出部113bは、上記ヒストグラム中心座標算出部113aからのヒストグラム中心位置から所定の近傍区間でのヒストグラムの度数積分値を算出して光源出現度算出部113dへ出力する。
ヒストグラム分散値算出部113cは、上記ヒストグラム中心座標算出部113aからのヒストグラム中心位置から所定の近傍区間でのヒストグラム度数分布の分散値を算出して光源出現度算出部113dに出力する。
最後に光源出現度算出部113dでは、光源出現度を算出する。光源出現度は、撮像素子より得られる画像データ中に色温度pの光源の成分がどの程度存在するかを表すものである。例えば、ヒストグラムの積算値及び分散値に基づいて光源出現度を算出する。ここで色温度pでのヒストグラムの積算値をS(p)、分散値をD(p)とすると、光源出現度I(p)は、例えば以下のように計算される。
Figure 0005178170
上記(1)式に示すように、光源出現度は、積算値が大きくなるに従って出現度も大きくなる一方で、分散値が大きくなるに従って出現度が小さくなる。これにより、色分布に広がりをもつ評価値は光源らしくなく、有彩色被写体であるものと評価し、白検出の際の重みを減らすことができる。
ホワイトバランス係数算出部113eでは、該ヒストグラム中心座標算出部113aにより導出されたヒストグラム中心位置から、該ヒストグラムの中心位置に対応する色度座標(R/G、B/G)に基づいてホワイトバランス係数「1/(R/G)」「1/(B/G)」を色温度毎に算出する。
以上により、色温度領域毎にホワイトバランス係数算出部113e及び光源出現度算出部113dで算出した色温度毎のホワイトバランス係数及び光源出現度をN組算出し、ホワイトバランス係数合成部114へ出力する。
次に図6により光源出限確率算出部115の詳細を説明する。
光源出限確率算出部115は、露出制御部ECで得た露出条件から被写界輝度値を算出する被写界輝度算出部115aと、この被写界輝度値に基づいて色温度毎の光源出現確率を算出する、第1色温度領域〜第N色温度領域に対応したN組の光源出現確率算出部115bとにより構成する。
上記被写界輝度算出部115aは、被写界輝度値(BV)を算出する。被写界輝度値(BV)は、撮像されたシーンの絶対輝度を表すものである。例えば、露出条件としてISO感度値(SV)、絞り値(AV)、シャッター速度値(TV)が与えられると、(2)式により被写界輝度値を算出する。
BV=SV+AV+TV …(2)
次に各色温度領域での光源出現確率算出部115bでは、算出した被写界輝度値(BV)を元に、各々の色温度領域に対応した光源出現確率を計算する。光源出現確率は、撮像されたシーンに色温度pの光源がある確率を表すものである。
図7(A)〜図7(D)に、光源出現確率を算出するときの各色温度領域に対応した関数を例示する。
図7(A)は日陰に対応する色温度領域(1〜k1)の光源出現確率、図7(B)は曇りに対応する色温度領域(k1〜k2)、図7(C)は昼光(晴れ)に対応する色温度領域(k2〜k3)、そして図7(D)は蛍光灯及び電球に対応する色温度領域(k3〜N)をそれぞれ示す。
このように光源としての日陰、曇り、蛍光灯及び電球に対応する色温度領域の光現出現確率は、被写界輝度値がある程度にまで大きくなると確率が非常に低くなる一方で、昼光に対応する色温度領域の光現出現確率は、全ての被写界輝度範囲において確率が一定であるように設定する。
これにより被写界輝度値を利用して屋外のシーンでの光源を蛍光灯や電球下に誤判定してしまうのを防ぐことができる。以上により算出された色温度毎の光源出現確率を、ホワイトバランス係数合成部114へ出力する。
次に図8を参照してホワイトバランス係数合成部114の詳細な構成を説明する。
ホワイトバランス係数合成部114では、上記各色温度領域毎に、上記光源出現度算出部113d及び該光源出現確率算出部115bで算出した色温度毎の光源出現度と光源出現確率を乗算器114aで乗算し、その積を乗算器114b及び出現度積分部114cへ出力する。
乗算器114bは、乗算器114aの積と各色温度領域毎のホワイトバランス係数とを乗算し、その積をホワイトバランス係数積分部114dへ出力する。
上記出現度積分部114cは、色温度領域毎の乗算器114aの積を入力して積分加算を行ない、出限度積分値を算出して除算部114eへ送出する。
一方、ホワイトバランス係数積分部114dは、色温度領域毎の上記乗算器114bの積を入力して全色温度について積分加算を行ない、ホワイトバランス係数積分値を算出して除算部114eへ出力する。
除算部114eは、ホワイトバランス係数積分部114dからのホワイトバランス係数積分値を上記出現度積分部114cからの出現度積分値で除算して最終的なホワイトバランス係数を得、次段の上記ホワイトバランス係数乗算部12へ出力する。
ホワイトバランス係数乗算部12は、最終的に算出されたWB係数に基づき、撮像素子ISより得られる画像データの複数の色成分、例えばR及びBに対してホワイトバランス係数算出部11から得たホワイトバランス係数を乗算することで、ホワイトバランスを調整した画像を出力する。
上記した各回路構成の本実施形態によれば、入力した画像データから取得した評価値を基に、各評価値の明るさ及び評価値の分散を考慮して、より光源色らしいものに重み付けを行なって評価を行なうことでホワイトバランス係数を求めるものとしたので、画像中の任意の有彩色の影響を排除してより正確なホワイトバランス調整が実現できる。
(第2の実施形態)
以下本発明をデジタルカメラ用のホワイトバランス調整装置に適用した場合の第2の実施形態について図9を参照して説明する。
なお、本実施形態に係るホワイトバランス調整装置10A全体の構成に関しては、上記図1に示したものと光源出限度算出部113内の構成を除いて、基本的に同様であるものとし、同一部分には同一符号を用いてその図示と説明とを省略する。
図9は、上記図1の光源出限度算出部113に代わる、本実施形態の光源出限度算出部113Aの詳細な回路構成を示す図である。
この光源出限度算出部113Aでは、ヒストグラム中心座標算出部113a、ヒストグラム積算値算出部113b、ヒストグラム分散値算出部113c、及び光源出現度算出部113dを第1色温度領域〜第N色温度領域に対応したN組備えた構成となっている。該色温度領域は、上記色度ヒストグラムにて作成された2次元ヒストグラムの色温度軸方向に分割した区分数Nと対応している。
また、上記図5で色温度領域毎に設けられたN個のホワイトバランス係数算出部113eに代えて、第1乃至第k1(k1<N)の色温度領域では共有のホワイトバランス係数算出部113m及び光源出限度算出部113nを設け、最終の色温度領域である第N色温度領域にのみ領域専用のホワイトバランス係数算出部113oを設けるものとする。
第1色温度領域〜第k1色温度領域の各領域の各ヒストグラム中心座標算出部113aが算出したヒストグラム中心座標がホワイトバランス係数算出部113mに与えられる。ヒストグラム中心座標算出部113aが算出したヒストグラム中心座標がホワイトバランス係数算出部113mに与えられる。同温度領域の各光源出現度算出部113dが算出した光源出現度が光源出限度算出部113nに与えられる。
また、第N色温度領域のヒストグラム中心座標算出部113aが算出したヒストグラム中心座標がホワイトバランス係数算出部113oに与えられる。同色温度領域の光源出現度算出部113dが算出した光源出現度が直接次段の上記114に出力される。
上記のような回路構成にあって、第1〜第k1色温度領域で共有する光源出限度算出部113nでは、前段の第1〜第k1色温度領域の各光源出現度算出部113dから得た色温度毎の光源出現度から、第1〜第k1色温度領域までの出現度分布を作成し、該出現度分布の分散値を算出することで、第1〜第k1色温度領域までの光源出現度に該分散値に基づく重みを加えて、あらたに1〜k色温度領域光源出現度として計算する。
このとき、1〜k色温度領域光源出現度をI1〜k1、第1〜第k1色温度領域の各光源出現度をI(p)、第1〜第k1色温度領域の出現度分布の分散値をD1〜k1とすれば、I1〜k1は以下のように計算できる。すなわち、
Figure 0005178170
また、1〜k1ホワイトバランス係数算出部113mでは、前段の第1〜第k1色温度領域の光源出現度算出部113d及びヒストグラム中心座標算出部113aで得た色温度毎の光源出現度とヒストグラム中心位置に基づき、該出現度の重み付け加算によるヒストグラム重心位置Qを以下の式により算出し、該ヒストグラムの重心位置Qに対応する色度値(R/G,B/G)から第1〜第k1色温度領域のホワイトバランス係数値(1/(R/G)、1/(B/G))を算出する。すなわち、
Figure 0005178170
(但し、q(p):第1〜第k1色温度領域の色温度毎のヒストグラム中心位置。)
上記(4)式により算出した第1〜第k1色温度領域のホワイトバランス係数値及び光源出現度をホワイトバランス係数合成部114へ出力し、最終的なホワイトバランス係数を求める。
上記のように本実施形態によれば、上記第1の実施形態で説明した作用効果に加えて、高色温度側の光源評価値に関して、色温度方向の分散を考慮した重み付けを行なうことで、一般的に青色系の被写体の分散が色温度方向に広がることが多いのに対し、高色温度光源色と青色系被写体色との区別を付けることが可能となる。
(第3の実施形態)
以下本発明をデジタルカメラ用のホワイトバランス調整装置に適用した場合の第3の実施形態について図10〜図12を参照して説明する。
なお、本実施形態に係るホワイトバランス調整装置10B全体の構成に関しては、上記図1に示したものと光源出限度算出部113内及びホワイトバランス係数合成部114内の構成を除いて、基本的に同様であるものとし、同一部分には同一符号を用いてその図示と説明とを省略する。
図10は、本実施形態に係る光源出限度算出部113Bの詳細な回路構成を示す図である。同図に示すように光源出限度算出部113Bは、上記図5で説明したヒストグラム中心座標算出部113a、ヒストグラム積算値算出部113b、ヒストグラム分散値算出部113c、光源出現度算出部113d、及びホワイトバランス係数算出部113eを第1色温度領域〜第N色温度領域までN組備えた構成に加えて、第1〜第G緑色領域のヒストグラム中心座標算出部113p、ヒストグラム積算値算出部113q、ヒストグラム分散値算出部113r、被写体出現度算出部113s、及びホワイトバランス係数設定部113tが追加された構成となっている。
ここで、第1〜第G緑色領域は、色温度のヒストグラム座標上で設定された緑色領域を複数Gに分割した各領域を示す。
ヒストグラム中心座標算出部113pは、対応する色温度軸において偏差方向のヒストグラム(度数分布)を参照し、ヒストグラムの中心座標を導出する。ヒストグラムの中心座標としては、ヒストグラムの度数分布から座標位置を求める方法、ヒストグラムの最大度数となる座標を検索する方法、ヒストグラム中央座標を求める方法のいずれでもよい。
導出したヒストグラムの中心座標は、後段のヒストグラム積算値算出部113q、及びヒストグラム分散値算出部113rへ出力する。
ヒストグラム積算値算出部113qは、上記ヒストグラム中心座標算出部113pからのヒストグラム中心座標から所定の近傍区間でのヒストグラムの度数積分値を算出して被写体出現度算出部113sへ出力する。
ヒストグラム分散値算出部113rは、上記ヒストグラム中心座標算出部113pからのヒストグラム中心座標から所定の近傍区間でのヒストグラム度数分布の分散値を算出して被写体出現度算出部113sに出力する。
被写体出現度算出部113sでは、該ヒストグラムの積算値及び分散値から被写体出現度を算出する。一方、上記ホワイトバランス係数設定部113tには緑色領域毎のホワイトバランス係数が予め固定的に設定されており、その設定内容であるホワイトバランス係数は直接ホワイトバランス係数合成部114へ送出される。
次に、図11により本実施形態に係るホワイトバランス係数合成部114Bの詳細な回路構成を説明する。
ホワイトバランス係数合成部114Bでは、第1〜第Nの色温度領域毎に、上記光源出現度算出部113d及び該光源出現確率算出部115bで算出した色温度毎の光源出現度と光源出現確率を乗算器114aで乗算し、その積を乗算器114b及び出現度積分部114cへ出力する。
乗算器114bは、乗算器114aの積と色温度領域毎のホワイトバランス係数とを乗算し、その積をホワイトバランス係数積分部114dへ出力する。
さらに、上記第1〜第Gの緑色領域毎に、上記被写体出現度算出部113sの出力が乗算器114fに与えられる他、上記出現度積分部114cに直接与えられる。乗算器114fは、上記被写体出現度算出部113sの出力する被写体出現度と、上記ホワイトバランス係数設定部113tの出力するホワイトバランス係数とを乗算してその積を上記ホワイトバランス係数積分部114dへ出力する。
上記出現度積分部114cは、色温度領域毎の乗算器114aの積と、緑色領域毎の被写体出現度とを入力して積分加算を行ない、出限度積分値を算出して除算部114eへ送出する。
一方、ホワイトバランス係数積分部114dは、色温度領域毎の上記乗算器114bの積と、緑色領域毎の上記乗算器114fの積とを入力して全色温度領域と全緑色領域について積分加算を行ない、ホワイトバランス係数積分値を算出して除算部114eへ出力する。
除算部114eは、ホワイトバランス係数積分部114dからのホワイトバランス係数積分値を上記出現度積分部114cからの出現度積分値で除算して最終的なホワイトバランス係数を得、次段の上記ホワイトバランス係数乗算部12へ出力する。
上記のような回路構成にあって、その動作について説明する。
図12(A)は、上記図10の各ヒストグラム中心座標算出部113pが取扱う、ヒストグラム座標上で設定された緑色領域GAを示したものである。ここで各緑色領域GAでのヒストグラム中心位置算出部は、図12(A)に示すような各色温度での緑色領域GAのヒストグラム度数分布に対して、ヒストグラムの中心位置を導出する。
ヒストグラムの中心位置としては、前述したようにヒストグラムの度数分布から平均位置を求めてもよいし、ヒストグラムの最大度数となる位置を検索してもよいし、ヒストグラム中央値を求めてもよい。
次に、緑色領域GA毎のヒストグラム積算値算出部113qでは、該ヒストグラム中心座標算出部113pにて導出されたヒストグラム中心位置から所定の近傍区間でのヒストグラムの度数積分値を算出する。
次に、緑色領域GA毎のヒストグラム分散値算出部113rでは、該ヒストグラム中心座標算出部113pにて導出されたヒストグラム中心座標から所定の近傍区間でのヒストグラム度数分布の分散値を算出する。
最後に緑色領域GA毎の被写体出現度算出部113sでは、該ヒストグラムの積算値及び分散値をもとに被写体出現度を算出する。
ここで第g番目(g:1〜Gの自然数)の緑色領域GAでのヒストグラムの積算値をSG(g)、分散値をDG(g)とすると、被写体出現度G(g)は以下のように計算される。すなわち、
G(g)=SG(g)・DG(g) …(5)
上記(5)式に示すように、被写体出現度は積算値が大きくなるのに従って出現度も大きくなると共に、分散値が大きくなるのに従って出現度が大きくなる傾向を有する。
これにより、色分布に広がりをもつ評価値を有彩色被写体らしいとして被写体出現度を算出できる。
緑色領域GA毎のホワイトバランス係数設定部113tでは、各緑色領域GAに対応して推定されるホワイトバランス係数を所定のホワイトバランス係数として予め設定する。
以上により、緑色領域GA毎のホワイトバランス係数設定部113t及び被写体出現度算出部113sで算出した緑色領域毎のホワイトバランス係数及び被写体出現度をG組分算出し、上記ホワイトバランス係数合成部114へ出力する。
上記のような動作を行なうことにより、画像データから得られる評価値より光源色を精度よく検出してホワイトバランス係数を算出することが可能となると共に、緑色の評価値も利用してホワイトバランス係数を求めることができる。これにより画像中に光源色がない場合でも、屋外の葉等の緑色の分布を利用することで、より正確なホワイトバランス調整を行なうことができる。
また、緑色の評価値としては他に、明度値及び分散値を考慮して重み付けを行なうことにより、光源色との区別をつけて緑色の分布を利用できる。すなわち、光源推定に利用する緑色の分布領域を広げることができ、例えば「枯れた葉」などの淡い緑色もしくはベージュ色まで考慮して光源の推定に利用することができ、より正確性の高いホワイトバランス調整が達成できる。
(第4の実施形態)
以下本発明をデジタルカメラ用のホワイトバランス調整装置に適用した場合の第4の実施形態について図12〜図14を参照して説明する。
なお、本実施形態に係るホワイトバランス調整装置10C全体の構成に関しては、上記図1に示したものと光源出限度算出部113内及びホワイトバランス係数合成部114内の構成を除いて、基本的に同様であるものとし、同一部分には同一符号を用いてその図示と説明とを省略する。
図13は、本実施形態に係る光源出限度算出部113Cの詳細な回路構成を示す図である。同図に示すように光源出限度算出部113Cは、上記図5で説明したヒストグラム中心座標算出部113a、ヒストグラム積算値算出部113b、ヒストグラム分散値算出部113c、光源出現度算出部113d、及びホワイトバランス係数算出部113eを第1色温度領域〜第N色温度領域までN組備えた構成に加えて、第1〜第H肌色領域のヒストグラム中心座標算出部113u、ヒストグラム積算値算出部113v、ヒストグラム分散値算出部113w、被写体出現度算出部113x、及びホワイトバランス係数設定部113yが追加された構成となっている。
ここで、第1〜第H緑色領域は、色温度のヒストグラム座標上で設定された肌色領域を複数Hに分割した各領域を示す。
ヒストグラム中心座標算出部113uは、対応する色温度軸において偏差方向のヒストグラム(度数分布)を参照し、ヒストグラムの中心座標を導出する。ヒストグラムの中心座標としては、ヒストグラムの度数分布から座標位置を求める方法、ヒストグラムの最大度数となる座標を検索する方法、ヒストグラム中央座標を求める方法のいずれでもよい。
導出したヒストグラムの中心座標は、後段のヒストグラム積算値算出部113v、及びヒストグラム分散値算出部113wへ出力する。
ヒストグラム積算値算出部113vは、上記ヒストグラム中心座標算出部113uからのヒストグラム中心座標から所定の近傍区間でのヒストグラムの度数積分値を算出して被写体出現度算出部113xへ出力する。
ヒストグラム分散値算出部113wは、上記ヒストグラム中心座標算出部113uからのヒストグラム中心座標から所定の近傍区間でのヒストグラム度数分布の分散値を算出して被写体出現度算出部113xに出力する。
被写体出現度算出部113xでは、該ヒストグラムの積算値及び分散値から被写体出現度を算出する。一方、上記ホワイトバランス係数設定部113yには各肌色領域毎のホワイトバランス係数が予め固定的に設定されており、その設定内容であるホワイトバランス係数は直接ホワイトバランス係数合成部114へ送出される。
次に、図14により本実施形態に係るホワイトバランス係数合成部114Cの詳細な回路構成を説明する。
ホワイトバランス係数合成部114Cでは、第1〜第Nの色温度領域毎に、上記光源出現度算出部113d及び該光源出現確率算出部115bで算出した色温度毎の光源出現度と光源出現確率を乗算器114aで乗算し、その積を乗算器114b及び出現度積分部114cへ出力する。
乗算器114bは、乗算器114aの積と色温度領域毎のホワイトバランス係数とを乗算し、その積をホワイトバランス係数積分部114dへ出力する。
さらに、上記第1〜第Hの緑色領域毎に、上記被写体出現度算出部113xの出力が乗算器114gに与えられる他、上記出現度積分部114cに直接与えられる。乗算器114gは、上記被写体出現度算出部113xの出力する光源出現度と、上記ホワイトバランス係数設定部113yの出力するホワイトバランス係数とを乗算してその積を上記ホワイトバランス係数積分部114dへ出力する。
上記出現度積分部114cは、各色温度領域毎の乗算器114aの積と、肌色領域毎の被写体出現度とを入力して積分加算を行ない、出限度積分値を算出して除算部114eへ送出する。
一方、ホワイトバランス係数積分部114dは、色温度領域毎の上記乗算器114bの積と、肌色領域毎の上記乗算器114gの積とを入力して全色温度領域と全肌色領域について積分加算を行ない、ホワイトバランス係数積分値を算出して除算部114eへ出力する。
除算部114eは、ホワイトバランス係数積分部114dからのホワイトバランス係数積分値を上記出現度積分部114cからの出現度積分値で除算して最終的なホワイトバランス係数を得、次段の上記ホワイトバランス係数乗算部12へ出力する。
上記のような回路構成にあって、その動作について説明する。
図12(B)は、上記図13の各ヒストグラム中心座標算出部113uが取扱う、ヒストグラム座標上で設定された肌色領域HAを示したものである。ここで各肌色領域HAでのヒストグラム中心位置算出部は、図12(B)に示すような各色温度での肌色領域HAのヒストグラム度数分布に対して、ヒストグラムの中心位置を導出する。
ヒストグラムの中心位置としては、前述したようにヒストグラムの度数分布から平均位置を求めてもよいし、ヒストグラムの最大度数となる位置を検索してもよいし、ヒストグラム中央値を求めてもよい。
次に、肌色領域HA毎のヒストグラム積算値算出部113vでは、該ヒストグラム中心座標算出部113uにて導出されたヒストグラム中心位置から所定の近傍区間でのヒストグラムの度数積分値を算出する。
次に、肌色領域HA毎のヒストグラム分散値算出部113wでは、該ヒストグラム中心座標算出部113uにて導出されたヒストグラム中心座標から所定の近傍区間でのヒストグラム度数分布の分散値を算出する。
最後に肌色領域HA毎の被写体出現度算出部113xでは、該ヒストグラムの積算値及び分散値をもとに被写体出現度を算出する。
ここで第h番目(h:1〜Hの自然数)の肌色領域HAでのヒストグラムの積算値をSH(h)、分散値をDH(h)とすると、被写体出現度H(h)は以下のように計算される。すなわち、
H(h)=SH(h)・DH(h) …(6)
上記(6)式に示すように、被写体出現度は積算値が大きくなるのに従って出現度も大きくなると共に、分散値が大きくなるのに従って出現度が大きくなる傾向を有する。
これにより、色分布に広がりをもつ評価値を有彩色被写体らしいとして被写体出現度を算出できる。
肌色領域HA毎のホワイトバランス係数設定部113yでは、各肌色領域HAに対応して推定されるホワイトバランス係数を所定のホワイトバランス係数として予め設定する。
以上により、各肌色領域HA毎のホワイトバランス係数設定部113y及び光源出現度算出部113xで算出した肌色領域HA毎のホワイトバランス係数及び被写体出現度をH組分算出し、上記ホワイトバランス係数合成部114へ出力する。
上記のような動作を行なうことにより、画像データから得られる評価値より光源色を精度よく検出してホワイトバランス係数を算出することが可能となると共に、肌色の評価値も利用してホワイトバランス係数を求めることができる。これにより画像中に光源色がない場合でも、人物の肌色の分布を利用することで、より正確なホワイトバランス調整を行なうことができる。
また、肌色の評価値としては他に、明度値及び分散値を考慮して重み付けを行なうことにより、光源色との区別をつけて肌色の分布を利用できる。すなわち、光源推定に利用する肌色の分布領域を広げることができ、例えば「化粧を施した肌」「白色人種の肌」などの淡い肌色まで考慮して光源の推定に利用することができ、より正確性の高いホワイトバランス調整が達成できる。
なお、上記第1乃至第4の実施形態はいずれも、本発明をハードウェア回路により実現した場合について説明したものであるが、本発明はこれに限らず、コンピュータが読取り可能なプログラムを実行することで同様の作用効果を得るソフトウェア処理によるものとしてもよい。
また、本発明は固体撮像素子を有する撮像装置で取得した画像データを記録媒体に記録する前にホワイトバランス調整を施す装置のみならず、何らかの手段で取得された画像データに対するホワイトバランス調整を行なう、より一般的な画像処理、例えばレタッチ用のアプリケーションソフトウェア等にも同様に適用し得る。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組合わせて実施してもよい。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件により適宜の組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係るホワイトバランス調整装置全体の構成を示すブロック図。 同実施形態に係る図1の色度ヒストグラム作成部の詳細構成を示すブロック図。 同実施形態に係る図2の明度重み係数算出部にて算出される重み係数と明度値との関係を示す図。 同実施形態に係る図1の色度ヒストグラム作成部で作成されるヒストグラムの概念を示す図。 同実施形態に係る図1の光源出現度算出部の詳細な構成を示すブロック図。 同実施形態に係る図1の光源出現確率算出部の詳細な構成を示すブロック図。 同実施形態に係る図6の色温度領域毎の光源出現確率算出部で使用される関数を例示する図。 同実施形態に係る図1のホワイトバランス(WB)係数合成部の詳細な構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施形態に係るホワイトバランス調整装置の光源出現度算出部の詳細な構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態に係るホワイトバランス調整装置の光源出現度算出部の詳細な構成を示すブロック図。 同実施形態に係るホワイトバランス調整装置のホワイトバランス係数合成部の詳細な構成を示すブロック図。 本発明の第3及び第4の実施形態に係る緑色領域と肌色領域の概念図を示す図。 本発明の第4の実施形態に係るホワイトバランス調整装置の光源出現度算出部の詳細な構成を示すブロック図。 同実施形態に係るホワイトバランス係数合成部の詳細な構成を示すブロック図。
符号の説明
10…ホワイトバランス調整装置、11…ホワイトバランス(WB)係数算出部、12…ホワイトバランス(WB)係数乗算部、111…ホワイトバランス(WB)評価値取得部、112…色度ヒストグラム作成部、112a…平均値・最大値算出部、112b…明度重み係数算出部、112c…色度値算出部、112d…ヒストグラム格納部、113,113A,113B,113C…光源出限度算出部、113a…第x色温度領域ヒストグラム中心座標算出部、113b…第x色温度領域ヒストグラム積算値算出部、113c…第x色温度領域ヒストグラム分散値算出部、113d…第x色温度領域光源出現度算出部、113e…第x色温度領域ホワイトバランス(WB)係数算出部、113m…1〜k1ホワイトバランス係数算出部、113n…1〜k1光源出限度算出部、113o…第N色温度領域ホワイトバランス係数算出部、113p…ヒストグラム中心座標算出部、113q…ヒストグラム積算値算出部、113r…ヒストグラム分散値算出部、113s…被写体出現度算出部、113t…ホワイトバランス(WB)係数設定部、113u…ヒストグラム中心座標算出部、113v…ヒストグラム積算値算出部、113w…ヒストグラム分散値算出部、113x…被写体出現度算出部、113y…ホワイトバランス係数設定部、114,114B,114C…ホワイトバランス(WB)係数合成部、114a,114b…乗算器、114c…出現度積分部、114d…ホワイトバランス(WB)係数積分部、114e…除算部、114f,114g…乗算器、115…光源出限確率算出部、CH…色度ヒストグラム、CR…黒体放射軌跡、EC…露出制御部、GA…緑色領域、HA…肌色領域、IS…撮像素子、OL…レンズ光学系。

Claims (19)

  1. 画像データから複数の画素位置での色信号値を取得する評価値取得手段と、
    上記色信号値から上記複数の画素位置に対する色度値を求める色度値算出手段と、
    上記色信号値のうち明度成分を表す信号値を明度値として抽出し、該明度値より定まる重み係数を上記複数の画素位置に対して求める重み係数算出手段と、
    上記各画素位置での色度値と重み係数に基づいて算出される2次元色度空間の重み付けヒストグラムについて、上記ヒストグラムの色温度領域毎に度数分布を参照し導出される上記ヒストグラムの中心位置、該中心位置の近傍区間のヒストグラム積算値及該中心位置の近傍区間のヒストグラム分散値を色温度毎に求めるヒストグラム解析手段と、
    上記ヒストグラム積算値及びヒストグラム分散値に基づいて色温度毎の光源出現度を求める光源出現度算出手段と、
    上記色温度毎の光源出現度及び上記色温度毎のヒストグラム中心位置に基づいてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数算出手段と、
    上記ホワイトバランス係数算出手段で算出したホワイトバランス係数を用いて上記画像データに対するホワイトバランス演算を行なうホワイトバランス演算手段と
    を具備したことを特徴とするホワイトバランス調整装置。
  2. 上記複数の画素位置に対する明度値の平均値を求める明度平均値算出部をさらに具備し、
    上記重み係数算出手段は、上記明度値の平均値に対する各画素位置の明度値の比に基づいて上記重み係数を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載のホワイトバランス調整装置。
  3. 上記重み係数算出手段は、上記明度値の平均値に対する各画素位置の明度値の比に基づき、1よりも大きい所定値より上記比が小さい場合には上記比が大きいほど大きくなる重み係数を算出し、上記比が上記所定値より大きい場合には上記比が大きいほど小さくなる重み係数を算出することを特徴とする請求項2記載のホワイトバランス調整装置。
  4. 上記光源出現度算出手段は、上記色温度毎のヒストグラム積算値が大きいほど出現度を大きく、上記色温度毎のヒストグラム分散値が小さいほど出現度を大きくすることを特徴とする請求項1記載のホワイトバランス調整装置。
  5. 撮影時の露出条件に基づいた被写界輝度を算出する被写界輝度算出手段と、
    上記被写界輝度に基づいて色温度毎の光源出現確率を算出する光源出現確率算出手段とをさらに具備し、
    上記ホワイトバランス係数算出手段は、上記色温度毎の光源出現確率及び光源出現度の積を用いてホワイトバランス係数を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載のホワイトバランス調整装置。
  6. 上記評価値取得手段は、各画素位置での所定近傍領域の画素を積算した色信号値を取得することを特徴とする請求項1記載のホワイトバランス調整装置。
  7. 上記色度空間の所定の色温度範囲でのヒストグラム積算値及び分散値に基づいて有彩色被写体の出現度を算出する有彩色被写体出現度算出手段と、
    上記有彩色被写体に対応するホワイトバランス係数を設定する有彩色被写体用ホワイトバランス係数設定手段とをさらに具備し、
    上記有彩色被写体出現度算出手段は、上記ヒストグラム積算値が大きいほど出現度を大きく、上記ヒストグラム分散値が大きいほど出現度を大きく算出し、
    上記ホワイトバランス係数算出手段は、上記有彩色被写体出現度と上記有彩色被写体に対応するホワイトバランス係数を加味してホワイトバランス係数を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載のホワイトバランス調整装置。
  8. 画像データから複数の画素位置での色信号値を取得する評価値取得手段と、
    上記色信号値から上記複数の画素位置に対する色度値を求める色度値算出手段と、
    上記色信号値のうち明度成分を表す信号値を明度値として抽出し、上記複数の画素位置に対する明度値の平均値を求める明度平均値算出手段と、
    上記色信号値のうち明度成分を表す信号値を明度値として抽出し、上記明度値の平均値に対する各画素位置の明度値の比に基づいて定まる重み係数を上記複数の画素位置に対して求める重み係数算出手段と、
    上記各画素位置での色度値と重み係数に基づき算出される2次元色度空間での重み付けヒストグラムについて、上記ヒストグラムの色温度領域毎に度数分布を参照し導出される上記ヒストグラムの中心位置と、該中心位置の近傍区間のヒストグラム積算値を上記2次元色度空間での色温度毎に求めるヒストグラム解析手段と、
    上記ヒストグラム積算値に基づき色温度毎の光源出現度を求める光源出現度算出手段と、
    上記色温度毎の光源出現度及び上記色温度毎のヒストグラム中心位置に基づいてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数算出手段と、
    上記ホワイトバランス係数算出手段で算出したホワイトバランス係数を用いて上記画像データに対するホワイトバランス演算を行なうホワイトバランス演算手段と
    を具備したことを特徴とするホワイトバランス調整装置。
  9. 上記重み係数算出手段は、上記明度値の平均値に対する各画素位置の明度値の比に基づき、1よりも大きい所定値より上記比が小さい場合には上記比が大きいほど大きくなる重み係数を算出し、上記比が上記所定値より大きい場合には上記比が大きいほど小さくなる重み係数を算出することを特徴とする請求項8記載のホワイトバランス調整装置。
  10. 撮影時の露出条件に基づいた被写界輝度を算出する被写界輝度算出手段と、
    上記被写界輝度に基づいて色温度毎の光源出現確率を算出する光源出現確率算出手段とをさらに具備し、
    上記ホワイトバランス係数算出手段は、上記色温度毎の光源出現確率及び光源出現度の積を用いてホワイトバランス係数を算出する
    ことを特徴とする請求項8記載のホワイトバランス係数算出装置。
  11. 上記評価値取得手段は、各画素位置での所定近傍領域の画素を積算した色信号値を取得することを特徴とする請求項8記載のホワイトバランス調整装置。
  12. 画像データから複数の画素位置での色信号値を取得する評価値取得手段と、
    上記色信号値から上記複数の画素位置に対する色度値を求める色度値算出手段と、
    上記各画素位置での色度値に基づき算出される2次元色度空間のヒストグラムについて、上記ヒストグラムの色温度領域毎に度数分布を参照し導出される上記ヒストグラムの中心位置、該中心位置の近傍区間でのヒストグラム積算値及該中心位置の近傍区間のヒストグラム分散値を上記2次元色度空間での色温度毎に求めるヒストグラム解析手段と、
    上記ヒストグラム積算値及びヒストグラム分散値に基づいて色温度毎の光源出現度を求める光源出現度算出手段と、
    上記色温度毎の光源出現度及び上記色温度毎のヒストグラム中心位置に基づいてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数算出手段と、
    上記ホワイトバランス係数算出手段で算出したホワイトバランス係数を用いて上記画像データに対するホワイトバランス演算を行なうホワイトバランス演算手段と
    を具備したことを特徴とするホワイトバランス調整装置。
  13. 上記光源出現度算出手段は、上記色温度毎のヒストグラム積算値が大きいほど出現度を大きく、上記色温度毎のヒストグラム分散値が小さいほど出現度を大きくすることを特徴とする請求項12記載のホワイトバランス調整装置。
  14. 撮影時の露出条件を基づいた被写界輝度を算出する被写界輝度算出手段と、
    上記被写界輝度に基づき色温度毎の光源出現確率を算出する光源出現確率算出手段とをさらに具備し、
    上記ホワイトバランス係数算出手段は、上記色温度毎の光源出現確率及び光源出現度の積を用いてホワイトバランス係数を算出することを特徴とする請求項12記載のホワイトバランス調整装置。
  15. 上記評価値取得手段は、各画素位置の所定近傍領域の画素を積算した色信号値を取得することを特徴とする請求項12記載のホワイトバランス調整装置。
  16. 上記色度空間の所定の色温度範囲でのヒストグラム積算値及び分散値に基づいて有彩色被写体出現度を算出する有彩色被写体出現度算出手段と、
    上記有彩色被写体に対応するホワイトバランス係数を設定する有彩色被写体用ホワイトバランス係数設定手段とをさらに具備し、
    上記有彩色被写体出現度算出手段は、上記ヒストグラム積算値が大きいほど出現度を大きく、上記ヒストグラム分散値が大きいほど出現度が大きく算出し、
    上記ホワイトバランス係数算出手段は、上記有彩色被写体出現度と上記有彩色被写体に対応するホワイトバランス係数を加味してホワイトバランス係数を算出する
    ことを特徴とする請求項12記載のホワイトバランス調整装置。
  17. 画像データから複数の画素位置での色信号値を取得する評価値取得ステップと、
    上記色信号値から上記複数の画素位置に対する色度値を求める色度値算出ステップと、
    上記色信号値のうち明度成分を表す信号値を明度値として抽出し、該明度値より定まる重み係数を上記複数の画素位置に対して求める重み係数算出ステップと、
    上記各画素位置での色度値と重み係数に基づいて算出される2次元色度空間の重み付けヒストグラムについて、上記ヒストグラムの色温度領域毎に度数分布を参照し導出される上記ヒストグラムの中心位置、該中心位置の近傍区間のヒストグラム積算値及該中心位置の近傍区間のヒストグラム分散値を色温度毎に求めるヒストグラム解析ステップと、
    上記ヒストグラム積算値及びヒストグラム分散値に基づいて色温度毎の光源出現度を求める光源出現度算出ステップと、
    上記色温度毎の光源出現度及び上記色温度毎のヒストグラム中心位置に基づいてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数算出ステップと、
    上記ホワイトバランス係数算出ステップで算出したホワイトバランス係数を用いて上記画像データに対するホワイトバランス演算を行なうホワイトバランス演算ステップと
    を有したことを特徴とするホワイトバランス調整方法。
  18. 画像データから複数の画素位置での色信号値を取得する評価値取得ステップと、
    上記色信号値から上記複数の画素位置に対する色度値を求める色度値算出ステップと、
    上記色信号値のうち明度成分を表す信号値を明度値として抽出し、上記複数の画素位置に対する明度値の平均値を求める明度平均値算出ステップと、
    上記色信号値のうち明度成分を表す信号値を明度値として抽出し、上記明度値の平均値に対する各画素位置の明度値の比に基づいて定まる重み係数を上記複数の画素位置に対して求める重み係数算出ステップと、
    上記各画素位置での色度値と重み係数に基づき算出される2次元色度空間での重み付けヒストグラムについて、上記ヒストグラムの色温度領域毎に度数分布を参照し導出される上記ヒストグラムの中心位置と、該中心位置の近傍区間のヒストグラム積算値を上記2次元色度空間での色温度毎に求めるヒストグラム解析ステップと、
    上記ヒストグラム積算値に基づいて色温度毎の光源出現度を求める光源出現度算出ステップと、
    上記色温度毎の光源出現度及び上記色温度毎のヒストグラム中心位置に基づいてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数算出ステップと、
    上記ホワイトバランス係数算出ステップで算出したホワイトバランス係数を用いて上記画像データに対するホワイトバランス演算を行なうホワイトバランス演算ステップと
    を有したことを特徴とするホワイトバランス調整方法。
  19. 画像データから複数の画素位置での色信号値を取得する評価値取得ステップと、
    上記色信号値から上記複数の画素位置に対する色度値を求める色度値算出ステップと、
    上記各画素位置での色度値に基づき算出される2次元色度空間のヒストグラムについて、上記ヒストグラムの色温度領域毎に度数分布を参照し導出される上記ヒストグラムの中心位置、該中心位置の近傍区間でのヒストグラム積算値及該中心位置の近傍区間のヒストグラム分散値を上記2次元色度空間での色温度毎に求めるヒストグラム解析ステップと、
    上記ヒストグラム積算値及びヒストグラム分散値に基づいて色温度毎の光源出現度を求める光源出現度算出ステップと、
    上記色温度毎の光源出現度及び上記色温度毎のヒストグラム中心位置に基づいてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数算出ステップと、
    上記ホワイトバランス係数算出ステップで算出したホワイトバランス係数を用いて上記画像データに対するホワイトバランス演算を行なうホワイトバランス演算ステップと
    を有したことを特徴とするホワイトバランス調整方法。
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