JP2651960B2 - 光源推定装置および色調整装置 - Google Patents

光源推定装置および色調整装置

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JP2651960B2
JP2651960B2 JP3148715A JP14871591A JP2651960B2 JP 2651960 B2 JP2651960 B2 JP 2651960B2 JP 3148715 A JP3148715 A JP 3148715A JP 14871591 A JP14871591 A JP 14871591A JP 2651960 B2 JP2651960 B2 JP 2651960B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラなどにお
ける正しい色調を再現させるための光源推定装置および
色調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラの普及にともなっ
て、美しい色を得るために撮影条件に追従する手段がま
すます重要になってきている。そのなかにあって、撮影
時の光源を的確に推定することは、色再現の上から非常
に重要である。
【0003】従来から撮影光源を推定するための手段と
して、異なるスペクトル特性を持った複数の光感応素子
を用いて推定を行なう手段と、画像処理を通して推定を
行なう手段とが知られている。一般に、光源推定装置
は、デザイン、コストなどの観点から制約のある光感応
素子を用いた手段に代わって、画像信号を処理して光源
を推定する手段へと移行してきている。
【0004】画像処理に基づいて光源を推定する手法の
根拠は、画面中の被写体の色を混合平均するとその色は
無彩色になるという仮定すなわちグレイ・ワールド・ア
ンサンプション(以下、GWAと略す。)にある。この
仮定に基づいて色調整を行なう手法としては、特開昭5
6−36291号公報に記載されたものが知られてい
る。さらに、この仮定に立脚したいくつかの工夫のひと
つに、白い部分は高輝度であるという仮定を付加した特
開平2−50592号公報などに記載された手法も考え
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のGWAに基づいた手法は、いくつかの工夫はあっ
ても、画面全体の色の単純な加算平均が無彩色になると
いう仮定の下で処理が行なわれていたので、画面上で特
定の色が占める面積が大きい場合には上記仮定が成立し
ないため、しばしば光源推定を間違えるという問題があ
った。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、画面に特定の色が占める面積が大きい場
合などにおいても、光源推定を有効に行なうことのでき
る光源推定装置およびこの光源推定装置を用いた色調整
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光源推定装置は、色分離された画像信号か
ら光源推定に適した画像データを得るサンプリング回路
と、サンプリングされた画像データから光源を推定する
光源推定部と、撮像した画像についてGWAが成立して
いるか否かを画像データの分布の総計量から判定するG
WA判定部と、光源推定部からの1次光源推定結果とG
WA判定部からのGWA判定結果とを受けて総合的に光
源推定を行なう総合判定部と、総合判定部からGWA判
定不能という2次光源推定結果が出力された場合には内
部に保持する光源推定結果を出力し、GWA判定可能の
場合には総合判定部の出力である2次光源推定結果を出
力するとともに内部に保持する光源推定結果を2次光源
推定結果とする光源推定結果保持部とを備えたものであ
る。
【0008】本発明はまた、このような光源推定装置
を、ビデオカメラや電子スチルカメラ等の電子撮像カメ
ラやこれらを再生するVTR等の再生装置の色調整装置
に用いたものである。
【0009】
【作用】本発明は、上記構成によって、光源推定の誤り
の多くなるGWAが成立しない場合には光源推定を実行
しないように制御することができるようになり、その結
果として、光源推定結果の誤り率が減少し、従来より光
源推定の誤りの少ない光源推定装置を実現することがで
きる。また、このような光源推定装置をビデオカメラや
VTRなどの色調整装置に用いることにより、ホワイト
バランスのとれた美しい正しい色調を再現することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明するが、まずその前に本発明の原理およびそ
れに基づく考察について述べる。
【0011】GWAを可能とするものの本質は、混色は
色の彩度を落とすという現象にある。そして、この現象
について考えを進めれば、十分に多くの色を全て混ぜ合
わせると、色は無彩色すなわちグレイ(白)になる。こ
れに基づいて、GWAでは以下のような予想の下に処理
が行なわれる。
【0012】もし、画面に入る被写体が十分多くの色を
含んでいるのであれば、被写体の色の全平均をとると、
それは無彩色になっているはずである。被写体の色が無
彩色であれば、画面の色は光源色をそのまま反映する。
すなわち、画面全体の平均色をみれば、光源を推定でき
る。したがって、画面全体の平均色を無彩色するように
色再現系を調整すれば、光源の演色性を補正することが
でき、ホワイトバランスの調整が実現される。
【0013】ここで、注意を喚起しておきたいことは、
普通はあまり強調されないことではあるが、「十分多く
の色を含んでいる・・・」の表現に暗に示されているよ
うに、GWAは(一画面に対する)統計的手法であると
いうことである。GWAが統計的手法であることの本質
は、GWAの限界に関してよく議論される「赤い光源に
照らされた白い壁と白い光源に照らされた赤い壁を区別
できるか?」という話に集約されている。よく知られて
いるように、統計的手法が適用できるためには、対象が
統計的な議論を許すに足りるだけのものでなければなら
ない。上の設定は、対象が統計的手法が適用できない場
合を取り上げている訳であるから、GWAによってただ
しく光源が推定できるはずはない。はっきり言えば、上
の設問はGWA適用限界を越えた議論であって、意味は
ない。
【0014】GWAを前提に考える場合には、このよう
に統計的に無意味な条件について論じるのではなく、G
WAの適用限界を把握することが重要である。そして、
GWAの実施において、光源推定を適用限界内にとどめ
ておくことが推定精度確保の上で最も重要である。した
がって、GWAの適用限界を把握するにあたって、サン
プリングされた画像データの分布の特徴からGWAが成
立しているか否かを判定することが本発明の基本であ
り、それが以下の実施例1に述べられている。
【0015】次に、色度は2次元であるから、データの
分布を記述する分散軸は2つ存在する。数学的にいえ
ば、その軸はどのようにとっても構わない。しかしなが
ら、ホワイトバランスの問題では、色度空間にあって、
黒体輻射によって発せられる光の色が黒体の温度にした
がって描く黒体輻射曲線が、図11に示すように特別の
意味を持つために、方向の等価性は成り立たない。実
際、データをみるにつけ、黒体輻射曲線の接線方向の分
散(水平分散)とそれに垂直な方向の分散(垂直分散)
には顕著な違いが見られる。接線方向の分散は、普通、
垂直分散に比べて大きく、また、屋外撮影において、画
面に空が入るかどうかだけで分散の大きさは大きく変化
するといった性質がある。ちなにみ、図11に示す色度
空間において空色の領域を四角で囲んで示してある。一
方、垂直分散にはこのような現象は見られない。したが
って、さまざまな被写体に対して、垂直分散は安定して
意味を持つ。そこで、以下の実施例2では、垂直分布を
計算する基本となる軸を黒体輻射曲線に近似させた光源
ラインにとり、実施例3および4では分散が近接する部
分の黒体輻射曲線そのものの方向を求めている。簡易な
方法としては、黒体輻射曲線を予め複数の領域に分割
し、その領域における軸方向を定めるようにすることが
できる。(以下、垂直分散を単に分散と呼ぶことがあ
る。また、垂直分散の軸方向を記述するパラメータを軸
パラメータと呼ぶ。)
【0016】さて、GWAは画面に入る被写体の色分布
が統計的に自然な分布(例えば、無彩色を中心とした正
規分布)であり、少なくともどんな被写体であっても色
分布は変わらないことを、「十分多くの色」という表現
の内に暗に仮定している。この仮定は、屋外で遠景を撮
影した場合などにおいては、かなりの精度で成立してい
ると思われるが、色分布を不変とするような仮定が常に
成立していないことは、屋外の遠景に対して彩度の高い
服を着た人のバストショット等を考えれば明らかであ
る。
【0017】このような彩度の高い服を着た人のバスト
ショット等、GWAの仮定の崩れた被写体では、単純加
算で求められる画面全体の平均の色は服等の色に強く引
かれてしまう。これが、光源の推定を誤る原因となって
いる。
【0018】また、一方で、バストショットのような画
像では、ブロック平均データのいくつかの彩度が比較的
高くなり、色相平面でのデータが広く分布する。これ
は、データの分散の増大となって現れる。この現象は、
画面をいくつかのブロックに分割し、そのそれぞれのブ
ロックで平均操作を行なったブロック平均データにおい
て顕著に見られる。このように、データの分布の特徴を
抽出することにより、GWAの判定を行なうことができ
る。
【0019】データ分布の特徴の一つである垂直分散が
大きい場合は、GWAの仮定が成立していない場合が多
く、垂直分散は誤りに関する指標として有効である。し
たがって、垂直分散を用いて次のような処理を行なう
と、光源推定の誤り率を減少させることが可能となる。
すなわち、GWAの適用限界を示す指標の一つである垂
直分散が、ある設定値より大きくなった場合には、処理
対象の画像においてGWAの仮定が成立していないと予
想される。この場合には光源推定を実行せず、現在の光
源推定結果を保持することで、誤りの発生を抑制する。
以下の各実施例では、このような処理を行なっている。
【0020】上に述べた考察に対して、分散が大きくて
も、画面全体の平均の色が無彩色になり、光源が正しく
推定できる場合があるのではないかとの主張もあろう。
しかしながら、このような場合というのは、画面のかな
りの部分を占める色が互いに補色関係にある場合に偶然
生じることであって、GWAの仮定に基づいてのホワイ
トバランス処理には本来想定されていないことである。
もちろん、このような被写体が数多く存在するのであれ
ば、積極的に対応する必要があるが、これまでにそのよ
うな傾向は見られない。
【0021】このように、光源推定をGWAの成立範囲
にとどめる方法によって、推定精度を向上させることが
できるが、これとは別に、画像処理に基づく光源推定で
あっても、光源推定に当たってGWAを必要としない場
合がある。その典型的な例が、図11における空色分布
領域の切り出しである。空は、自然界には少ない青色で
あり、かつ極めて輝度が高いという特徴がある。そし
て、空が画面に入っているという場合は、光源は屋外で
あると考えて差し支えない。こうした光源についての情
報を持つ特定の色を切り出してGWAの光源推定を補助
することは、光源推定精度をより向上させる上で有効で
ある。このような特定色の切り出しについては以下の実
施例5で述べられており、また、どのような場合にGW
A判定を必要とし、どのような場合に特定色切り出しを
使うかの判定は難しいため、この判定に神経回路網模擬
手段を使った例が実施例6で述べられている。
【0022】最後に、分散を用いる処理の想定しうる副
作用とその解決法について述べる。想定しうる副作用と
して、光源推定を誤った状態で立ち上がった場合の回復
性の低下が考えられる。初期推定においては、どういう
条件においても光源を推定する必要がある。したがっ
て、立ち上がり画面がクローズアップなどであった場
合、誤った判断を下し易く、かつ分散による安定化効果
が強く現われると考えられる。このような状況は、統計
的手法の限界の範囲外であるため、回復自体が偶然によ
るところが大きいことを考慮しても、従来法に比べて発
生する可能性が高いと考えられる。しかしながら、この
ような副作用については、立ち上がってから少なくとも
一度、垂直分散が閾値以下になるまで分散によるGWA
判定を行なわないようにすることにより、回避すること
ができる。
【0023】以下、上記考察に基づいた本発明の各実施
例について図面を参照しながら説明する。
【0024】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
における光源推定装置の概略構成を示すブロック図であ
る。図1において、11は色分離された画像信号から光
源推定に適した画像データを得るためのサンプリング回
路、12はサンプリングされた画像データを受けて光源
を推定する光源推定部、13はサンプリングされた画像
データを受けて画像データの分布の特徴からGWAの成
立を判定するGWA判定部、14は光源推定部12とG
WA判定部13からそれぞれ1次光源推定結果S1 とG
WA判定信号Jを受け、GWA判定信号Jに基づいて1
次光源推定結果S1 を処理して2次光源推定結果S2 を
出力する総合判定部、15は総合判定部14からの2次
光源推定結果を保持する光源推定結果保持部である。
【0025】以上のように構成された光源推定装置にお
いて、以下その動作を説明する。まず、画像信号は、適
切なサンプリング手法に従ってサンプリング回路11に
よりサンプリングされ、光源推定部12とGWA判定部
13に入力される。光源推定部12は、従来のような単
純な平均または画面の中から白と思われる部分を切り出
して平均するなどのアルゴリズムに従って光源を推定
し、1次光源推定結果S1 を出力する。一方、GWA判
定部13は、入力した画像データの分布の特徴から判断
して、 GWA成立のとき、J=GWA成立(OK) その他の場合には、J=GWA不成立(NO) (ただし、立ち上がってから少なくとも一度、J=OK
となるまでは、J=NOであっても特にJ=OK)とし
て、GWA判定信号Jを出力する。総合判定部14は、
光源推定部12からの光源推定結果S1 とGWA判定部
13からのGWA判定信号Jを受け、 J=OKのとき S2 =S1 J=NOのとき S2 =判定不能 として、2次光源推定結果S2 を出力する。光源推定結
果保持部15は、総合判定部14からの2次光源推定結
果S2 を受け、 S2 ≠判定不能のとき S f =S2 S buf=S2 S2 =判定不能のとき S f =S buf S buf=S buf として、2次光源推定結果をS bufに保持するととも
に、最終光源推定結果S fを出力する。
【0026】このように、上記第1の実施例によれば、
サンプリングされた画像データの分布の特徴からGWA
の成立を判定することにより、光源推定を誤り易いGW
A不成立時の光源判定が破棄されるため、全体として誤
りの少ない光源推定装置を実現することができる。
【0027】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について説明する。図2は本発明の第2の実施例におけ
る光源推定装置の構成を示すブロック図である。図2に
おいて、21は色分離された画像信号から光源推定に適
した画像データを得るためのサンプリング回路、22は
サンプリングされた画像データを受けて光源を推定する
光源推定部である。23は画像データを受けてGWAの
成立を判定するGWA判定部であり、画像データの色信
号の分散を計算する分散計算部24と、分散計算部24
からの色分散信号を受けて内部に設定された閾値と比較
して、分散が閾値より小さい場合にはGWA成立を、そ
の他の場合には不成立を出力する閾値処理部25とを備
えている。26は光源推定部22とGWA判定部23と
からそれぞれ1次光源推定結果S1 とGWA判定信号J
を受け、GWA判定信号Jに基づいて1次光源推定結果
S1 を処理して2次光源推定結果S2 を出力する総合判
定部であり、27は総合判定部26からの2次光源推定
結果S2 を保持する光源推定結果保持部である。
【0028】以上ように構成された光源推定装置につい
て、以下その動作を説明する。まず、CCD等の撮像素
子を通じて色分離回路から出力された画像信号が、適当
なサンプリング規則に従ってサンプリング回路21によ
り取り込まれ、光源推定部22とGWA判定部23の分
散計算部24とに送られる。光源推定部22は、入力さ
れた画像データIS((RGB)、(Y,R−Y,B−
Y)など)を受けて、場合によってはデータの評価を行
ないながら、例えば画像データ平均IS aveを計算し、
内部に蓄えられた光源色とIS aveの比較を行ない、最
も近い光源を推定結果として、1次光源推定結果S1 を
出力する。また、GWA判定部23の分散計算部24
は、入力された画像データIS((RGB)、(Y,R
−Y,B−Y)など)を受けて、場合によってはデータ
の評価を行いながら、色度空間例えば図11に示すよう
な(R−Y)/Y,(B−Y)/Yで示される色度空間
における光源ラインに対する垂直分散である画像データ
分散SGMを次式から計算する。
【0029】
【数1】
【0030】一方、閾値処理部25は、分散計算部24
からの画像データ分散SGMを受けて、内部に蓄えられ
た閾値θと比較し、 SGM<θのとき、J=GWA成立(OK) その他の場合には、J=GWA不成立(NO) (ただし、立ち上がってから、少なくとも一度、SGM
<θとなるまでは、特にJ=OK)として、GWA判定
信号Jを出力する。総合判定部26は、光源推定部22
からの1次光源推定結果S1 と閾値処理部25からのG
WA判定信号Jを受け、 J=OKのとき S2 =S1 J=NOのとき S2 =判定不能 として、2次光源推定結果S2 を出力する。光源推定結
果保持部27は、総合判定部26からの2次光源推定結
果S2 を受け、 S2 ≠判定不能のとき S f =S2 S buf=S2 S2 =判定不能のとき S f =S buf S buf=S buf として、2次光源推定結果をS bufに保持するととも
に、最終光源推定結果S fを出力する。
【0031】このように、上記第2の実施例によれば、
画像データの光源ラインに対する垂直分散に基づいてG
WAの成立を判定することにより、光源推定を誤り易い
GWA不成立時の光源判定が破棄されるために、全体と
して誤りの少ない光源推定装置を実現することができ
る。
【0032】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について説明する。図3は本発明の第3の実施例におけ
る光源推定装置の構成を示すブロック図である。図3に
おいて、31は色分離された画像信号から光源推定に適
した画像データを得るためのサンプリング回路、32は
画像データを受けて光源を推定する光源推定部である。
33は画像データを受けてGWAの成立を判定するGW
A判定部であり、画像データから分散軸方向を定める軸
パラメータ計算部34と、画像データと軸パラメータ計
算部34から図11の黒体輻射曲線の方向に関する信号
を受けて色信号の垂直分散を計算する分散計算部35
と、分散計算部35からの色分散信号を受けて内部に設
定された閾値と比較して、分散が閾値より小さい場合に
はGWA成立を、その他の場合には不成立を出力する閾
値処理部36とを備えている。37は光源推定部32と
GWA判定部33とからそれぞれ1次光源推定結果S1
とGWA判定信号Jを受け、GWA判定信号Jに基づい
て1次光源推定結果S1 を処理して2次光源推定結果S
2 を出力する総合判定部であり、38は総合判定部37
からの2次光源推定結果S2 を保持する光源推定結果保
持部である。
【0033】以上ように構成された光源推定装置につい
て、以下その動作を説明する。まず、CCD等の撮像素
子を通じて色分離回路から出力された画像信号が適当な
サンプリング規則に従ってサンプリング回路31により
取り込まれ、光源推定部32とGWA判定部33の軸パ
ラメータ計算部34および分散計算部35に送られる。
光源推定部32は、入力された画像データIS((RG
B)、(Y,R−Y,B−Y)など)を受けて、場合に
よってはデータの評価を行ないながら、例えば、画像デ
ータ平均IS aveを計算し、内部に蓄えられた光源色と
IS aveの比較を行ない、最も近い光源を推定結果とし
て、光源推定結果S1 を出力する。また、GWA判定部
33の軸パラメータ計算部34は、画像信号を受けて画
像データ平均値IS aveなどに基づいて黒体輻射曲線に
おける分散軸方向を決め、軸パラメータを出力する。分
散計算部35は、軸パラメータ計算部34からの軸パラ
メータと入力された画像データIS((RGB)、
(Y,R−Y,B−Y)など)を受けて、場合によって
はデータの評価を行ないながら、そのデータの色度空間
における黒体輻射曲線に対する垂直分散である画像デー
タ分散SGMを計算する。閾値処理手段36は、分散計
算部35からの画像データ分散SGMを受けて、内部に
蓄えられた閾値θと比較し、 SGM<θのとき、J=GWA成立(OK) その他の場合には、J=GWA不成立(NO) (ただし、立ち上がってから、少なくとも一度、SGM
<θとなるまでは、特にJ=OK)として、GWA判定
信号Jを出力する。総合判定部37は、光源推定部32
からの光源推定結果S1 と閾値処理部36からのGWA
判定信号Jを受け、 J=OKのとき S2 =S1 J=NOのとき S2 =判定不能 として、2次光源推定結果S2 を出力する。光源推定結
果保持部38は、総合判定部37からの2次光源推定結
果S2 を受け、 S2 ≠判定不能のとき S f =S2 S buf=S2 S2 =判定不能のとき S f =S buf S buf=S buf として、2次光源推定結果をS bufに保持するととも
に、最終光源推定結果S fを出力する。
【0034】このように、上記第3の実施例によれば、
軸パラメータ計算部34が色度空間の黒体輻射曲線にお
ける分散軸方向を求めるので、垂直分数の計算の精度が
高くなる。そして、画像データの垂直分散に基づいてG
WAの成立を判定することにより、光源推定を誤り易い
GWA不成立時の光源判定が破棄されるために、全体と
して、より誤りの少ない光源推定装置を実現することが
できる。
【0035】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
について説明する。図4は本発明の第4の実施例におけ
る光源推定装置の構成を示すブロック図である。図4に
おいて、41は色分離された画像信号から光源推定に適
した画像データを得るためのサンプリング回路、42は
画像データを受けて画像データの平均IS aveを計算す
る平均計算部、43は平均計算部42の画像データ平均
IS aveを受けて光源を推定する平均光源推定部であ
る。44は平均計算部42からの画像データ平均IS a
veを受けてGWAの成立を判定するGWA判定部であ
り、画像データ平均IS aveから分散軸方向を定める軸
パラメータ計算部45と、サンプリングされた画像デー
タと軸パラメータ計算部45とから黒体輻射曲線の方向
に関する信号を受けて色信号の垂直分散を計算する分散
計算部46と、分散計算部46からの色分散信号を受け
て内部に設定された閾値と比較して、分散が閾値より小
さい場合にはGWA成立を、その他の場合には不成立を
出力する閾値処理部47とを備えている。48は平均光
源推定部43とGWA判定部44からそれぞれ1次光源
推定結果S1とGWA判定信号Jを受け、GWA判定信
号Jに基づいて1次光源推定結果S1を処理して2次光
源推定結果S2 を出力する総合判定部であり、49は総
合判定部48からの2次光源推定結果S2 を保持する光
源推定結果保持部である。
【0036】以上ように構成された光源推定装置につい
て、以下その動作を説明する。まず、CCD等の撮像素
子を通じて色分離回路から出力された画像信号が、適当
なサンプリング規則に従ってサンプリング回路41によ
り取り込まれ、平均計算部42に送られる。平均計算部
42は、入力された画像データIS((RGB)、
(Y,R−Y,B−Y)など)を受けて、場合によって
はデータの評価を行ないながら、画像データ平均IS a
veを計算する。平均光源推定部43は、平均計算部42
からの画像データ平均IS aveを受けて、内部に蓄えら
れた光源色とIS aveの比較を行ない、最も近い光源を
推定結果として光源推定結果S1 を出力する。また、G
WA判定部44の軸パラメータ計算部45は、平均計算
部42からの画像データ平均IS aveから最も近い黒体
輻射曲線上の点を求め、その点の法線方向を垂直分散軸
とするように、軸パラメータを出力する。分散計算部4
6は、軸パラメータ計算部45からの軸パラメータと入
力された画像データIS((RGB)、(Y,R−Y,
B−Y)など)を受けて、場合によってはデータの評価
を行ないながら、そのデータの色度空間における黒体輻
射曲線の法線に対する垂直分散である画像データ分散S
GMを計算する。その後の処理は、上記第3の実施例と
同様である。
【0037】このように、上記第4の実施例によれば、
軸パラメータ計算部45が、画像データ平均IS aveか
ら最も近い黒体輻射曲線上の点を求め、その点の法線方
向を垂直分散軸として軸パラメータを出力するので、よ
り正確な垂直分散データを得ることができる。そして画
像データの垂直分散に基づいてGWAの成立を判定する
ことにより、光源推定を誤り易いGWA不成立時の光源
判定が破棄されるために、全体として、より誤りの少な
い光源推定装置を実現することができる。
【0038】なお、上記第3および第4の実施例におい
て、軸パラメータ計算部34,45の処理は、かなり計
算負荷の大きいものなので、精度は落ちるが、色度空間
を適当な領域に分割し、各領域ごと軸パラメータを割り
振っておき、画像データ平均がどの領域に入ったかを算
出することにより軸パラメータを定めるという簡便な手
段を採ることができる。
【0039】(実施例5) 次に、本発明の第5の実施例について説明する。図5は
本発明の第5の実施例における光源推定装置の構成を示
すブロック図である。図5において、51は色分離され
た画像信号から光源推定に適した画像データを得るため
のサンプリング回路、52は画像データを受けて光源を
推定する光源推定部である。53は画像データを受けて
GWAの成立を判定するGWA判定部であり、画像デー
タ受けて色信号の分散を計算する分散計算部54と、分
散計算部54からの色分散信号を受けて内部に設定され
た閾値と比較して、分散が閾値より小さい場合にはGW
A成立を、その他の場合には不成立を出力する閾値処理
部55とを備えている。56は画像データから光源を直
接推定できるような特定色を切り出すための特定色切り
出し部である。57は総合判定部であり、光源推定部5
2、GWA判定部53および特定色切り出し部56から
それぞれ1次光源推定結果S1、GWA判定信号Jおよ
び特定色判断信号Eを受け、GWA判定信号Jおよび特
定色判断信号Eに基づき1次光源推定結果S1を処理し
て2次光源推定結果S2を出力する。56は総合判定部
57からの2次光源推定結果S2を保持する光源推定結
果保持部である。
【0040】以上のように構成された光源推定装置につ
いて、以下その動作を説明する。まず、CCD等の撮像
素子を通じて色分離回路から出力された画像信号が適当
なサンプリング規則に従ってサンプリング回路51によ
り取り込まれ、光源推定部52とGWA判定部53の分
散計算部54と特定色切り出し部56に送られる。光源
推定部52は、入力された画像データIS((RG
B)、(Y,R−Y,B−Y)など)を受けて、場合に
よってはデータの評価を行ないながら、例えば画像デー
タ平均IS aveを計算し、内部に蓄えられた光源色とI
S aveの比較を行ない、最も近い光源を推定結果として
光源推定結果S1 を出力する。また、GWA判定部53
の分散計算部54は、入力した画像データIS((RG
B)、(Y,R−Y,B−Y)など)を受けて、場合に
よってはデータの評価を行ないながら、色度空間例えば
図11に示す(R−Y)/Y,(B−Y)/Yで示され
る色度空間における光源ラインに対する垂直分散である
画像データ分散SGMを計算する。閾値処理部55は、
分散計算部54からの画像データ分散SGMを受けて、
内部に蓄えられた閾値θと比較し、 SGM<θのとき、J=GWA成立(OK) その他の場合には、J=GWA不成立(NO) (ただし、立ち上がってから、少なくとも一度、SGM
<θとなるまでは、特にJ=OK)として、GWA判定
信号Jを出力する。
【0041】一方、特定色切り出し部56は、サンプリ
ング回路51からのサンプリングされた画像データを受
けて画面の中の光源を直接推定できる特定色、例えば図
11に示した空色領域に含まれる画像データの有無を判
定し、特定色Cごとに次のような特定色判定信号E
(C)を出力する。 特定色Cが存在するとき、E(C)=存在 その他の場合、 E(C)=なし
【0042】そして、総合判定部57は、光源推定部5
2からの光源推定結果S1 と閾値処理部55からのGW
A判定信号Jと特定色切り出し部56からの特定色判定
信号E(C)を受け、 E(C)=なしの場合、 J=OKのとき S2 =S1 J=NOのとき S2 =判定不能 E(C)=存在の場合、 S1 と(E(C)=存在)矛盾するとき、 J=OKのとき S2 =S1 J=NOのとき S2 =判定不能 S1 と(E(C)=存在)矛盾しないとき、 J=OKのとき S2 =S1 J=NOのとき S2 =S1 として2次光源推定結果S2 を出力する。光源推定結果
保持部58は、総合判定部57からの2次光源推定結果
S2 を受け、 S2 ≠判定不能のとき、 S f =S2 S buf=S2 S2 =判定不能のとき、 S f =S buf S buf=S buf として、2次光源推定結果をS bufに保持するととも
に、最終光源推定結果S fを出力する。
【0043】このように、上記第5の実施例によれば、
画像データから光源を直接推定できるような特定色切り
出し部56を設けたので、たとえ総合判定部57の結果
がGWA不成立の場合であっても、切り出した空色の特
定色から光源を推定することができる。そして画像デー
タの垂直分散に基づいてGWAの成立を判定することに
より、光源推定を誤り易いGWA不成立時の光源判定が
破棄されるために、全体として、より誤りの少ない光源
推定装置を実現することができる。
【0044】なお、本実施例では、総合判定部57での
処理をGWA光源推定優先の処理としているが、特定色
判断優先の処理として構成しても構わない。
【0045】(実施例6) 次に、本発明の第6の実施例について説明する。図6は
本発明の第6の実施例における光源推定装置の構成を示
すブロック図である。図6において、61は色分離され
た画像信号から光源推定に適した画像データを得るため
のサンプリング回路、62はサンプリングされた画像デ
ータを受けて光源を推定する光源推定部である。63は
画像データを受けてGWAの成立を判定するGWA判定
部であり、画像データから分散軸方向を定める軸パラメ
ータ計算部64と、画像データと軸パラメータ計算部6
4から黒体輻射曲線の方向に関する信号とを受けて色信
号の垂直分散を計算する分散計算部65と、分散計算部
65からの色分散信号を受けて内部に設定された閾値と
比較して、分散が閾値より小さい場合にはGWA成立
を、その他の場合には不成立を出力する閾値処理部66
とを備えている。67は画像データから光源を直接推定
できるような特定色を切り出す特定色切り出し部であ
る。68は神経回路網模擬手段を用いた総合判定部であ
り、光源推定部62、GWA判定部63および特定色切
り出し部67からそれぞれ1次光源推定結果S1、GW
A判定信号Jおよび特定色判断信号Eを受け、GWA判
定信号Jおよび特定色判断信号Eに基づいて1次光源推
定結果S1を処理して2次光源推定結果S2を出力す
る。69は総合判定部68からの2次光源推定結果S2
を保持する光源推定結果保持部である。
【0046】以上のように構成された光源推定装置につ
いて、以下その動作を説明する。まず、CCD等の撮像
素子を通じて色分離回路から出力された画像信号が、適
当なサンプリング規則に従ってサンプリング回路61に
より取り込まれ、光源推定部62、GWA判定部63の
軸パラメータ計算部64および分散計算部65ならびに
特定色切り出し部67に送られる。光源推定部62は、
入力された画像データIS((RGB)、(Y,R−
Y,B−Y)など)を受けて、場合によってはデータの
評価を行ないながら、例えば画像データ平均IS aveを
計算し、内部に蓄えられた光源色とIS aveの比較を行
ない、最も近い光源を推定結果として1次光源推定結果
S1 を出力する。また、GWA判定部63の軸パラメー
タ計算部64は、画像データを受けて画像データ平均I
S aveなどに基づいて黒体輻射曲線における分散軸方向
を決め、軸パラメータを出力する。さらに、GWA判定
部63の分散計算部65は、軸パラメータ計算部64か
らの軸パラメータと入力された画像データIS((RG
B)、(Y,R−Y,B−Y)など)を受けて、場合に
よってはデータの評価を行ないながら、色度空間、例え
ば(R−Y)/Y,(B−Y)/Yで示される色度空間
におけるそのデータの黒体輻射曲線に対する垂直分散に
相当する画像データ分散SGMを計算する。閾値処理部
66は、分散計算部65からの画像データ分散SGMを
受けて、内部に蓄えられた閾値θと比較し、 SGM<θのとき、J=GWA成立(OK) その他の場合には、J=GWA不成立(NO) (ただし、立ち上がってから、少なくとも一度、SGM
<θとなるまでは、特にJ=OK)として、GWA判定
信号Jを出力する。
【0047】ところで、総合判定部68の処理手続き
は、GWA判断と特定色判断のいずれを優先した方がよ
り優れているかは微妙なところがある。おそらく最も優
れているのは、状況に応じてふたつの優先順位を変える
ようにすることであろうが、これをルールで記述するこ
とは容易ではない。そこで、このような場合に有効なも
のとして、本実施例では総合判定部68として神経回路
網模擬手段を用いている。
【0048】総合判定部68に神経回路網模擬手段を用
いるために、特定色切り出し部67は、画像データを受
けて画面の中の光源を直接推定できる特定色Cの判定信
号Eとして面積値S(C)を出力するように構成されて
いる。
【0049】図7は本実施例における総合判定部68の
構成を示すブロック図である。図7において、71は神
経回路網模擬手段をもって構成された総合判定処理部で
あり、光源推定部62、GWA判定部63および特定色
切り出し部67から、それぞれ1次光源推定結果S1 、
GWA判定信号Jおよび特定色の面積を表わす特定色判
定信号Eを受けて、光源を総合的に判断する。72は総
合判定処理部71からアナログ出力として与えられた総
合光源推定結果を比較処理や閾値処理などを行って、デ
ジタル的な光源推定結果、例えば光源=蛍光灯、光源=
判定不能などを出力する光源固定部である。
【0050】神経回路網模擬手段としては、3層もしく
は4層の多層パーセプトロンを用い、その学習アルゴリ
ズムとしては誤差逆伝播法を用いるとよい。多層パーセ
プトロンと誤差逆伝播法については、文献(PDPモデ
ル、D.E.ラメルハート他2名、甘利俊一監訳、19
89年)に詳しいので、ここでは深く言及しない。
【0051】総合判定部68の総合判定処理部71を構
成する神経回路網模擬手段は、図8にその概略を示した
ように、神経回路網模擬81に、特定色切り出し部67
からの特定色の面積信号E、GWA判定部63からのG
WA判定信号Jおよび光源推定部62からの1次光源推
定結果S1 が入力されると、神経回路網模擬81が、そ
れぞれの光源についてイエスかノーかを1、0(実際は
0.9、0.1程度の値が用いられる。)で表現したも
のを出力するように構成されている。すなわち、神経回
路網模擬81に入力された光源推定部62からの1次光
源推定結果S1などに対して、その画像を撮影した時の
光源を教師信号として与えて、その推定結果が正しいか
正しくないかを学習させ、正しくない場合にはそれが教
師信号Tからどの位の誤差があるかを誤差計算部82で
計算させて神経回路網模擬81に教えてやることによ
り、神経回路網模擬81は、特定色とGWA判断とのバ
ランスを経験的に身に付け、人間が行なうような多角的
判断ができるようになる。
【0052】しかしながら、このような神経回路網模擬
手段用いた総合判断処理部71においては、神経回路網
模擬手段の出力がシグモイド関数を使用しているため
に、各光源についての推定出力がそれぞれ0から1のア
ナログ値で、具体的には、 光源は屋外晴=0.2 光源は蛍光灯=0.7 光源は白熱灯=0.4 といったように与えられるので、このままでは、上記実
施例に記載したような2次光源推定結果S2 としては必
ずしも適切な表現となっていない。そこで、光源固定部
72において、総合判定処理部71の出力の整形を行な
う。出力の整形の一例としては、 (1)最大値を持つ出力を見い出す。 ・上記の例では、光源は蛍光灯=0.7 (2)その値が閾値以上であるかどうかで、信号精度を
判定する。 ・上記の例では、0.7>(閾値)かどうかを判定す
る。 (3)閾値以上の場合、その光源を推定結果として出力
する。 ・上記例で、(閾値)=0.5とした場合に「光源は蛍
光灯」が出力される。 (4)その他の場合、「判定不能」を出力する。 という処理を考えることができる。この他に、最大値と
2番目に大きな値との差が一定値以上開いているか否か
の判定を入れるなどしてもよい。
【0053】そしてこのように整形された出力が、総合
判定部68から2次光源推定結果S2 として出力される
と、光源推定結果保持部69は、 S2 ≠判定不能のとき S f =S2 S buf=S2 S2 =判定不能のとき S f =S buf S buf=S buf として、2次光源推定結果をS bufに保持するととも
に、最終光源推定結果S fを出力する。
【0054】このように、神経回路網を模擬した総合判
断処理部71と光源固定部72とから総合判断部68を
構成することにより、上記第5の実施例のようなルール
では記述しにくかったGWAの成立判断と特定色からの
判断を微妙に判断できる優れた光源推定装置を実現する
ことができる。このような神経回路網模擬手段は、上記
した実施例1から5における総合判定部にも使用するこ
とができる。
【0055】なお、光源推定装置に総合判断処理部71
を組み込む場合には、通常学習機能は必要ないので、学
習済みの神経回路網模擬手段の学習機能にかかる部分を
省略したものを用いれば十分である。
【0056】以上のように、上記第6の実施例によれ
ば、総合判定部68に神経回路網模擬手段を用いてGW
A判定結果と特定色切り出し結果のいずれを優先させる
かを状況に応じて判断するようにしたので、微妙な判定
を容易に行なうことができる。そして画像データの垂直
分散に基づいてGWAの成立を判定することにより、光
源推定を誤り易いGWA不成立時の光源判定が破棄され
るため、全体として光源推定の誤りが少くなるととも
に、特定色に基づく光源推定が加味されるため、誤りが
より少なくかつ適用範囲のより広い優れた光源推定装置
を実現することができる。
【0057】なお、上記各実施例は、画像処理によって
光源推定を行なう部分についてのものであるから、その
他の光源推定手段、例えば、非常に明るい場合は屋外晴
であると推定するなどといった、カメラの絞り情報など
に基づいた光源推定系を付加することを制限するもので
はない。
【0058】(実施例7)次に、上記した光源推定装置
を用いた本発明の第7の実施例であるビデオカメラのホ
ワイトバランス調整装置について説明する。図9は本発
明の第7の実施例における光源推定装置を用いたビデオ
カメラのホワイトバランス調整装置の構成を示すブロッ
ク図である。図9において、91はCCD等の撮像素子
であり、92は撮像素子91によって得られた画像信号
を適当な色信号、例えばRGB信号などに変換する色分
離回路であり、93,94はホワイトバランスを調整す
るゲイン調整アンプであり、95は色信号にγ補正など
カメラプロセス処理を施し、さらに輝度信号Yと色差信
号(R−Y)、(B−Y)に変換するプロセス/マトリ
ックス回路であり、96はビデオ信号を作成するエンコ
ーダであり、97は上記した第1から第6までの実施例
のいずれも適用可能な光源推定装置であり、98は光源
推定装置97の出力によりゲイン調整アンプ93,94
のゲインを調整するゲイン調整回路である。
【0059】以上のように構成されたビデオカメラのホ
ワイトバランス調整装置について、以下その動作を説明
する。まず、撮像素子91は、その表面に結ばれた光学
的映像を電気信号に光電変換し、色分離回路92に出力
する。色分離回路92は、撮像素子91によって光電変
換された映像信号を色分離信号に変換する。色分離回路
92によって作られた色分離信号は、光源推定装置97
とホワイトバランス調整用のゲイン調整アンプ93,9
4を経てプロセス/マトリックス回路95とに送られ
る。光源推定装置97では、上記した各手続きにしたが
って色分離回路92から送られてくる色分離信号をサン
プリングして、光源を推定し、それをゲイン調整回路9
8に送る。ゲイン調整回路98は、推定された光源にし
たがって、ゲイン調整アンプ93,94のゲインを調整
する。こうして、ホワイトバランス調整用のゲイン調整
アンプ93,94の利得は、光源による色偏移を打ち消
すようなゲインA1 、A2 になり、プロセス/マトリッ
クス回路95に出力される。プロセス/マトリックス回
路95は、色分離信号にγ補正などカメラプロセス処理
を施してエンコーダ96に出力し、エンコーダ96から
はビデオ信号が出力される。
【0060】なお、必要な場合にはプロセス/マトリッ
クス回路95から出力された信号は、エンコーダ96に
よってコンポジットビデオ信号に変換される。また、ゲ
イン調整回路98は、光源推定装置97から判定不能の
信号が入力されたときは、ゲイン調整アンプ93,94
を変化させないように構成されている。
【0061】以上のように、上記第7の実施例によれ
ば、上記した各光源推定装置を用いてホワイトバランス
調整装置を構成することにより、従来の手法においては
調整困難であった画面に特定の色が占める面積が大きい
場合においても、正しい色調を再現することのできるホ
ワイトバランス調整装置を実現することができる。
【0062】なお、本実施例は、ビデオカメラのホワイ
トバランス調整装置について説明したが、この構成は、
電子スチルカメラなど、光電変換を利用した電子撮像カ
メラ一般に応用することができる。
【0063】(実施例8)次に、本発明の第8の実施例
である上記光源推定装置を用いたVTRの色調整装置に
ついて説明する。図10は本発明の第8の実施例におけ
るVTRの色調整装置の構成を示すブロック図である。
図10において、101はビデオ信号から輝度信号Yと
色差信号(R−Y)、(B−Y)に変換するデコーダで
あり、102,103は色を調整するゲイン調整アンプ
であり、104は上記した第1から第6までの実施例の
いずれも適用可能な光源推定装置であり、105は光源
推定装置104の出力によりゲイン調整アンプ102,
103のゲインを調整するゲイン調整回路である。
【0064】以上のように構成された色調整装置につい
て、以下その動作を説明する。まず、デコーダ101
は、テープに記録されたビデオ信号をレベルがSY、S
(R−Y)、S(B−Y)の輝度信号Yと色差信号(R
−Y)、(B−Y)に変換し、光源推定装置104と色
調整用のゲイン調整アンプ102,103とTV(図示
せず)とに送られる。光源推定装置104は、設定され
た手続きにしたがってデコーダ101から送られてくる
NTSC信号をサンプリングして、光源を正しく推定
し、それをゲイン調整回路105に送る。ゲイン調整回
路105は、推定された光源にしたがって、ゲイン調整
アンプ102,103のゲインを調整する。こうして、
色調整用のゲイン調整アンプ102,103の利得は、
光源による色偏移を打ち消すようなゲインA(R−
Y)、A(BーY)に調整され、NTSC信号のレベル
はそれぞれY、A(RーY)・S(R−Y)、A(B−
Y)・S(B−Y)となる。ゲイン調整回路105は光
源推定装置105から判定不能の信号が入力されたとき
は、ゲイン調整アンプ102,103を変化させないよ
うな信号を出力する。
【0065】このように、上記第8の実施例によれば、
上記した光源推定装置を用いてVTRの色調整装置を構
成することにより、従来の手法においては調整困難であ
った画面に特定の色が占める面積が大きい場合において
も、正しい色調を再現することのできる色調整装置を実
現することができる。
【0066】なお、本実施例はVTRの色調整について
説明したが、この構成は、電子スチルカメラの再生装置
など、電気的処理を含む電子撮像カメラ再生装置一般に
応用できる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明は、色分離された画
像信号から光源推定に適した画像データを得るサンプリ
ング回路と、サンプリングされた画像データから光源を
推定する光源推定部と、撮像された画像においてGWA
が成立しているか否かを画像データの分布の特徴から判
定するGWA判定部と、光源推定部からの1次光源推定
結果とGWA判定部からのGWA判定結果とを受けて総
合的に光源推定を行なう総合判定部と、総合判定部から
の2次光源推定結果を受けてそれが判定不能の場合には
内部に保持する光源推定結果を出力し、その他の場合に
は2次光源推定結果を出力するとともに内部に保持する
光源推定結果を2次光源推定結果とする光源推定結果保
持部とを備えているので、画像データの分布の特徴に基
づいてGWAの成立の判定が可能となり、また光源推定
を誤り易いGWA不成立時の光源判定が破棄されるた
め、全体として誤りの少ない光源推定装置を実現するこ
とができる。
【0068】本発明はまた、GWA判定部に、分散計算
部および閾値処理部を設けたので、画像データの分布の
特徴を、黒体輻射曲線に近似させた光源ラインに垂直な
方向の分散として抽出することができ、光源推定をより
的確に行なうことができる。
【0069】本発明はまた、GWA判定部に、黒体輻射
曲線そのものに対する垂直分散を計算するための軸を定
める軸パラメータ計算部を設けたので、光源推定をより
的確に行なうことができる。
【0070】本発明はまた、GWA判定部に、画像デー
タから光源を直接推定できるような特定色切り出し部を
設けたので、たとえ総合判定の結果がGWA不成立の場
合であっても、切り出した特定色を参照することによ
り、光源推定をより的確に行なうことができる。
【0071】本発明はまた、総合判定部に神経回路網模
擬手段を用いたので、GWA判定結果と特定色切り出し
結果等のように、いずれかを優先させるか判断が微妙な
場合に、入力されたデータから容易に判断することがで
き、光源推定をより的確に行なうことができる。
【0072】本発明はまた、上記光源推定装置をビデオ
カメラやVTR等の色調整装置に用いたので、従来では
調整困難であった画像の特定の色が占める面積が大きい
場合であっても、正しい色調を再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光源推定装置の
構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における光源推定装置の
構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施例における光源推定装置の
構成を示すブロック図
【図4】本発明の第4の実施例における光源推定装置の
構成を示すブロック図
【図5】本発明の第5の実施例における光源推定装置の
構成を示すブロック図
【図6】本発明の第6の実施例における光源推定装置の
構成を示すブロック図
【図7】図6における総合判定部の構成を示すブロック
【図8】図7における総合判定処理部の構成を示すブロ
ック図
【図9】本発明の第7の実施例におけるビデオカメラの
色調整装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の第8の実施例におけるVTRの色調
整装置の構成を示すブロック図
【図11】色度空間における黒体輻射曲線と光源ライン
を示す概念図
【符号の説明】
11 サンプリング回路 12 光源推定部 13 GWA判定部 14 総合判定部 15 光源推定結果保持部 21 サンプリング回路 22 光源推定部 23 GWA判定部 24 分散計算部 25 閾値処理部 26 総合判定部 27 光源推定結果保持部 31 サンプリング回路 32 光源推定部 33 GWA判定部 34 軸パラメータ計算部 35 分散計算部 36 閾値処理部 37 総合判定部 38 光源推定結果保持部 41 サンプリング回路 42 平均計算部 43 平均光源推定部 44 GWA判定部 45 軸パラメータ計算部 46 分散計算部 47 閾値処理部 48 総合判定部 49 光源推定結果保持部 51 サンプリング回路 52 光源推定部 53 GWA判定部 54 分散計算部 55 閾値処理部 56 特定色切り出し部 57 総合判定部 58 光源推定結果保持部 61 サンプリング回路 62 光源推定部 63 GWA判定部 64 軸パラメータ計算部 65 分散計算部 66 閾値処理部 67 特定色切り出し部 68 総合判定部(神経回路網模擬手段) 69 光源推定結果保持部 71 総合判定処理部 72 光源固定部 81 神経回路網模擬 82 誤差信号計算部 91 撮像素子 92 色分離回路 93,94 ゲイン調整アンプ 95 プロセス/マトリクス回路 96 エンコーダ 97 光源推定装置 98 ゲイン調整回路 101 デコーダ 102,103 ゲイン調整アンプ 104 光源推定装置 105 ゲイン調整回路

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色分離された画像信号から光源推定に適
    した画像データを得るサンプリング回路と、サンプリン
    グされた画像データから光源を推定する光源推定部と、
    撮像した画像についてGWAが成立しているか否かを画
    像データの分布の総計量から判定するGWA判定部と、
    光源推定部からの1次光源推定結果とGWA判定部から
    のGWA判定結果とを受けて総合的に光源推定を行なう
    総合判定部と、総合判定部からGWA判定不能という2
    次光源推定結果が出力された場合には内部に保持する光
    源推定結果を出力し、GWA判定可能の場合には総合判
    定部の出力である2次光源推定結果を出力するとともに
    内部に保持する光源推定結果を2次光源推定結果とする
    光源推定結果保持部とを備えた光源推定装置。
  2. 【請求項2】 GWA判定部が、画像データの色度空間
    における光源ラインに対する垂直分散を計算する分散計
    算部と、分散計算部から出力された分散が設定値より小
    さい場合にGWA成立とし、その他の場合にはGWA不
    成立とする閾値処理部とを備えた請求項1記載の光源推
    定装置。
  3. 【請求項3】 GWA判定部が、画像データの色度空間
    における黒体輻射曲線に対する垂直分散を計算するため
    の軸の方向を定める軸パラメータ計算部を備えた請求項
    1記載の光源推定装置。
  4. 【請求項4】 色分離された画像信号から光源推定に適
    した画像データを得るサンプリング回路と、サンプリン
    グされた画像データから画像データ平均値を計算する平
    均計算部と、平均計算部から出力された画像データ平均
    に基づいて光源を推定する平均光源推定部と、平均計算
    部から出力された画像データ平均からそのデータの色度
    空間における黒体輻射曲線に対する垂直分散を計算する
    ための軸の方向を定める軸パラメータ計算部と、画像デ
    ータと軸パラメータ計算部から出力された軸パラメータ
    とを用いて色空間での分散を計算する分散計算部と、分
    散計算部から出力された分散が設定値より小さい場合に
    GWA成立とし、その他の場合にはGWA不成立とする
    閾値処理部と、光源推定部からの1次光源推定結果と閾
    値処理部からのGWA判定結果とを受けて総合的に光源
    推定を行なう総合判定部と、総合判定部からの2次光源
    推定結果を受けてそれが判定不能の場合には内部に保持
    する光源推定結果を出力し、その他の場合には2次光源
    推定結果を出力するとともに内部に保持する光源推定結
    果を2次光源推定結果とする光源推定結果保持部とを備
    えた光源推定装置。
  5. 【請求項5】 軸パラメータ計算部の代わりに、画像デ
    ータの色度空間を黒体輻射曲線に沿った複数の領域に分
    割し、各領域ごとに軸パラメータを割り振り、画像デー
    タ平均がどの領域に入ったかにより軸パラメータを定め
    る手段を備えた請求項3または4記載の光源推定装置。
  6. 【請求項6】 画像データから光源を直接推定できるよ
    うな特定色を切り出す特定色切り出し部を設け、総合判
    定部は、光源推定部からの1次光源推定結果とGWA判
    定部からのGWA判定結果と特定色切り出し部からの特
    定色判定結果とを受けて総合的に光源推定を行ない、光
    源推定結果保持部は、総合判定の結果、GWA判定が不
    能であり、且つ特定色判定結果が特定色なしかまたは特
    定色が存在してもこの特定色が1次光源推定結果と矛盾
    する場合には内部に保持する光源推定結果を出力する一
    方、GWA判定が不能であっても、特定色判定の結果特
    定色が存在し且つこの特定色が1次光源推定結果と矛盾
    しない場合には総合判定部の出力である2次光源推定結
    果を出力するとともに内部に保持する光源推定結果を2
    次光源推定結果とすることを特徴とする請求項1から5
    までのいずれかに記載の光源推定装置。
  7. 【請求項7】 特定色切り出し部は、少なくとも空の色
    または人工光源色のいずれか1つを切り出すことができ
    る請求項6記載の光源推定装置。
  8. 【請求項8】 総合判断部は、神経回路網模擬手段によ
    って構成されている請求項1から7までのいずれかに記
    載の光源推定装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8までのいずれかに記載の
    光源推定装置を用いた電子撮像カメラの色調整装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から8までのいずれかに記載
    の光源推定装置を用いた電子撮像カメラ再生装置の色調
    整装置。
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