JP2008278408A - 撮像装置、画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび当該プログラムを記憶する記憶媒体 - Google Patents
撮像装置、画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび当該プログラムを記憶する記憶媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】手動モードにおけるユーザの撮影の傾向等をユーザに提供し、撮影技術の向上を促すことが可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】撮像装置1は、被写体像に関する撮影画像を取得する撮像部101と、撮影画像を取得するときに使用者によって設定された撮影条件を取得し、撮影画像についての最適撮影条件を取得して、撮影条件と最適撮影条件とを比較する撮影条件解析部105と、順次に取得された複数の撮影画像各々についての比較結果を記憶する記憶部106と、複数の撮影画像についての各比較結果に基づいて使用者の撮影技術に関する撮影評価を行う評価値算出部107と、撮影評価を出力する情報出力部110とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】撮像装置1は、被写体像に関する撮影画像を取得する撮像部101と、撮影画像を取得するときに使用者によって設定された撮影条件を取得し、撮影画像についての最適撮影条件を取得して、撮影条件と最適撮影条件とを比較する撮影条件解析部105と、順次に取得された複数の撮影画像各々についての比較結果を記憶する記憶部106と、複数の撮影画像についての各比較結果に基づいて使用者の撮影技術に関する撮影評価を行う評価値算出部107と、撮影評価を出力する情報出力部110とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、使用者の撮影技術を評価する評価技術に関する。
撮像装置には、自動で撮影条件を設定する自動モードの他に、手動で撮影条件を設定可能な手動モードが設けられているものがある。このような撮像装置においては、ユーザは、好みに応じていずれかのモードを選択して撮影を行うことができる。例えば、手動モードを選択した場合は、長秒時露光を行って夜景を撮影したり、露出量(露光量)を調整して被写体の露出を最適にしたポートレート撮影を行うことができる。
しかし、このような手動モードにおいて適切な撮影条件を設定することは非常に難しく、例えば、手動モードを利用し始めた人は、手動モードを選択しても撮影条件を適切に設定することができず、所望の撮影画像を取得することができない。また、一般ユーザにとっては、自分の撮影画像を評価される機会がほとんどないために、適切な撮影条件を設定できているか否かが分からず、ユーザ特有の癖などが撮影画像に出てしまう。
手動モードにおいて、ユーザによって設定された撮影条件の良否を判定する技術としては、設定された撮影条件が適正であるか否かを判断し、不適正な撮影条件であった場合は、撮影後に警告を発する技術が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に係る撮像装置では、1回の撮影ごとに撮影条件の良否判定を行い、当該1回の撮影についての良否をユーザに提供しているため、ユーザは手動モードにおける撮影の傾向および癖等を把握することができず、本質的なユーザの撮影技術の向上にはつながらない。
そこで、本発明は、手動モードにおけるユーザの撮影の傾向等をユーザに提供し、撮影技術の向上を促すことが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、撮像装置であって、使用者の操作によって撮影条件を設定する撮影条件設定手段と、被写体像に関する撮影画像を取得する撮像素子と、前記撮影画像を取得する際の前記撮影条件を取得する撮影条件取得手段と、前記撮影画像についての最適撮影条件を求める最適条件演算手段と、前記撮影条件と前記最適撮影条件とを比較する比較手段と、前記撮像素子で複数回にわたって取得された複数の撮影画像各々についての前記比較手段による比較結果を記憶する記憶手段と、前記複数の撮影画像についての前記比較結果それぞれに基づいて前記使用者の撮影技術に関する撮影評価を行う撮影評価手段と、前記撮影評価を出力する情報出力手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の第2の側面は、画像処理装置であって、撮影画像を取得する取得手段と、前記撮影画像が撮影された際に、使用者によって設定されていた撮影条件を取得する撮影条件取得手段と、前記撮影画像についての最適撮影条件を求める最適条件演算手段と、前記撮影条件と前記最適撮影条件とを比較する比較手段と、複数回にわたって撮影された複数の撮影画像各々についての前記比較手段による比較結果を記憶する記憶手段と、前記複数の撮影画像についての前記比較結果それぞれに基づいて前記使用者の撮影技術に関する撮影評価を行う撮影評価手段と、前記撮影評価を出力する情報出力手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の第3の側面は、画像処理方法であって、a)撮影画像を取得する工程と、b)前記撮影画像が撮影された際に、使用者によって設定されていた撮影条件を取得する工程と、c)前記撮影画像についての最適撮影条件を求める工程と、d)前記撮影条件と前記最適撮影条件とを比較する工程と、e)複数回にわたって撮影された複数の撮影画像各々についての前記d)工程による比較結果を記憶する工程と、f)前記複数の撮影画像についての前記比較結果それぞれに基づいて前記使用者の撮影技術に関する撮影評価を行う工程と、g)前記撮影評価を出力する工程とを備えることを特徴とする。
また、本発明の第4の側面は、コンピュータにおいて実行可能なプログラムであって、前記コンピュータに、a)撮影画像を取得する工程と、b)前記撮影画像が撮影された際に、使用者によって設定されていた撮影条件を取得する工程と、c)前記撮影画像についての最適撮影条件を求める工程と、d)前記撮影条件と前記最適撮影条件とを比較する工程と、e)複数回にわたって撮影された複数の撮影画像各々についての前記d)工程による比較結果を記憶する工程と、f)前記複数の撮影画像についての前記比較結果それぞれに基づいて前記使用者の撮影技術に関する撮影評価を行う工程と、g)前記撮影評価を出力する工程とを実行させることを特徴とする。
また、本発明の第5の側面は、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラムは、前記コンピュータに、a)撮影画像を取得する工程と、b)前記撮影画像が撮影された際に、使用者によって設定されていた撮影条件を取得する工程と、c)前記撮影画像についての最適撮影条件を求める工程と、d)前記撮影条件と前記最適撮影条件とを比較する工程と、e)複数回にわたって撮影された複数の撮影画像各々についての前記d)工程による比較結果を記憶する工程と、f)前記複数の撮影画像についての前記比較結果それぞれに基づいて前記使用者の撮影技術に関する撮影評価を行う工程と、g)前記撮影評価を出力する工程とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、複数回にわたって取得された複数の撮影画像各々について、使用者の操作によって設定された撮影画像を取得する際の撮影条件と、撮影画像についての最適撮影条件とを比較して記憶する。そして、複数の撮影画像についての比較結果それぞれに基づいて使用者の撮影技術に関する撮影評価を行い、撮影評価を出力するので、ユーザの撮影の傾向または癖をユーザに提供することが可能になり、ユーザの撮影技術の向上を促すことが可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成>
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1の外観構成を示す図である。ここで、図1は、撮像装置1の正面外観図であり、図2は、撮像装置1の背面外観図である。
<1−1.構成>
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1の外観構成を示す図である。ここで、図1は、撮像装置1の正面外観図であり、図2は、撮像装置1の背面外観図である。
撮像装置1は、例えばデジタルカメラとして構成されており、その前面(図1参照)において撮影レンズ3を有している。
撮影レンズ3は、主として、レンズ群及び絞り等によって構成される。レンズ群には、光軸方向に移動することによって焦点位置を変更するフォーカスレンズ等が含まれている。
また、撮像装置1は、その上面において露光開始を指示するためのレリーズボタン11とフラッシュ4とを備えている。
レリーズボタン11は、半押し状態(S1状態)と全押し状態(S2状態)の2つの状態を検出可能な2段階検出ボタンである。レリーズボタン11が半押しされS1状態になると、被写体に関する記録用静止画像(本撮影画像)を取得するための準備動作(例えば、位相差による自動合焦(AF)制御動作および自動露出(AE)制御動作等)が行われる。また、レリーズボタン11がさらに押し込まれてS2状態になると、当該本撮影画像の撮影動作(撮像素子(後述)を用いて被写体像に関する露光動作を行い、その露光動作によって得られた画像信号に所定の画像処理を施す一連の動作)が行われる。
また、撮像装置1は、その背面(図2参照)において、モニタ12とファインダ窓10とメインスイッチ15と評価モード設定ボタン16と方向選択キー17と撮影モード設定キー18とを備えている。
より詳細には、撮像装置1の背面の略中央には、モニタ12が設けられている。モニタ12は、例えばカラー液晶ディスプレイ(LCD)として構成される。モニタ12は、撮影条件等を設定するためのメニュー画面を表示したり、再生モードにおいてメモリカード(不図示)に記録された撮影画像を再生表示したりすることができる。
モニタ12の上部には、ファインダ窓10が設けられている。ファインダ窓10には、被写体像が導かれ、撮影者(「使用者」または「ユーザ」とも称する)は、ファインダ窓10を覗くことによって、被写体像を視認し、構図決めを行うことが可能である。
モニタ12の左上部にはメインスイッチ(電源SW)15が設けられている。メインスイッチ15は2点スライドスイッチからなり、接点を左方の「OFF」位置に設定すると、電源がオフになり、接点を右方の「ON」位置に設定すると、電源がオンになる。
モニタ12の右側には方向選択キー(カーソルキー)17が設けられている。この方向選択キー17は円形の操作ボタンを有し、この操作ボタンにおける上下左右の4方向の押圧操作が、検出されるようになっている。なお、方向選択キー17は、上記4方向の押圧操作とは別に、中央部のプッシュボタンの押圧操作も検出されるようになっている。
モニタ12の左側には、撮影モード設定キー18が設けられている。撮影モード設定キー18と方向選択キー17との協働操作によって、ユーザは、モニタ12に表示されたモード設定画面上で、手動で撮影条件を設定可能な手動撮影モードと自動で撮影条件を設定する自動撮影モードとの切替設定を行うことができる。具体的には、絞り優先またはシャッタースピード優先等の自動露出(AE)モードとマニュアル露出モードとの切替、オートホワイトバランス(AWB)モードとマニュアルWBモードとの切替、オートフォーカスモードとマニュアルフォーカスモードとの切替等の各種撮影モードの設定が行われる。
モニタ12の右上部には、評価モード設定ボタン16が設けられている。評価モード設定ボタン16の操作により評価モードがON(オン)状態になると、ユーザの撮影技術(「撮影技量」とも称する)に関する評価情報がモニタ12等に出力される。
次に、撮像装置1の機能について説明する。図3は、撮像装置1の機能構成を示すブロック図である。図4は、撮影条件解析部105の詳細を示すブロック図である。
図3に示すように、撮像装置1は、撮像部101と操作部102と画像データ取得部103と画像データ記憶部104と撮影条件解析部105と設定精度情報記憶部106と評価値算出部107とアドバイス情報記憶部108と制御部109と情報出力部110とを備えている。
撮像部101は、撮像素子(CCDまたはCMOS)等の光学センサを備えて構成される。撮像素子は、受光面に結像された被写体像の露光(光電変換による電荷蓄積)を行い、当該被写体像に関する画像信号を生成する。具体的には、撮像素子は、フォトダイオードを有して構成される複数の画素がマトリクス状に2次元配置され、各画素の受光面にR(赤)、G(緑)、B(青)の原色透過フィルターが市松状に配設されてなるベイヤー配列のカラーセンサ(例えば、CCD)として構成される。そして、撮像素子は、結像された被写体の光像をR(赤)、G(緑)、B(青)各色成分のアナログの電気信号に変換し、画像信号を生成する。
操作部102は、レリーズボタン11、撮影モード設定キー18(図1および図2参照)を含む各種ボタンおよびスイッチ等を備えて構成される。操作部102は、ユーザの各種命令を撮像装置1に入力する機能を有している。例えば、レリーズボタン11の全押し状態が検出されると、本撮影画像の撮影動作が実行される。
画像データ取得部103は、操作部102の操作、例えばレリーズボタン11の押下操作に応じて撮像部101から画像信号を取得し、所定の画像処理を施して撮影画像に関する画像データを取得する機能を有している。
画像データ記憶部104は、不揮発性メモリによって構成され、画像データ取得部103で取得された画像データを記憶し、撮影条件解析部105からの指示信号に応じて画像データを出力する機能を有している。
撮影条件解析部(「設定精度解析部」とも称する)105は、画像データ記憶部104に記憶された画像データ等に基づいてユーザによって設定された撮影条件(「設定撮影条件」とも称する)の解析を行い、露出(露光)情報、色情報(ホワイトバランス情報)およびフォーカス情報に関する設定精度情報を算出する。詳細には、図4に示されるように、撮影条件解析部105は、撮影条件取得部201と最適撮影条件取得部202と比較値算出部203と撮影シーン判別部204とを有している。
撮影条件取得部201は、撮影の際のユーザ操作に基づいて、ユーザが撮影時において設定した撮影条件(「撮影情報」とも称する)を取得する。撮影条件としては、例えば、露出に関する設定条件(露出情報)、ホワイトバランス(WB)に関する設定条件(WB情報)、フォーカスに関する設定条件(フォーカス情報)が挙げられる。露出情報としては、ユーザによって設定された絞り値(F値)、シャッタースピードおよびISO感度から算出される露出量(露光量)が用いられる。ホワイトバランス情報(WB情報)としては、ユーザによって設定された色温度の設定値(「色温度設定値」または「WB調整値」とも称する)が用いられる。フォーカス情報としては、ユーザによって設定されたフォーカスレンズのレンズ位置(フォーカスレンズ位置)が用いられる。なお、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、色温度およびフォーカスレンズ位置は、例えばモニタ12に表示されるメニュー画面を利用した方向選択キー17等のボタン操作によって設定される。また、フォーカスレンズの位置は、レンズ位置検出部によって検出され、レンズ位置検出部(不図示)から出力されるフォーカスレンズの位置を示すデータに基づいて取得される。
最適撮影条件取得部202は、画像データ等に基づいて撮影条件取得部201において取得された撮影情報に関する最適撮影条件(最適撮影情報)を算出(演算)する。最適撮影条件は、自動撮影モードにおいてレリーズボタン11のS1状態検出によって動作する不図示の自動露出(AE)制御部、自動合焦(AF)制御部、S2状態検出によって動作する自動ホワイトバランス(AWB)制御部が有する各機能を用いて取得される。このようにして取得される最適撮影条件は、撮像装置1が有する撮影条件の自動設定機能によって演算により取得されることから算出撮影条件とも称される。
比較値算出部203は、撮影条件取得部201で取得された撮影条件と、最適撮影条件取得部202で算出された最適撮影条件とを比較して、比較値を算出する。
撮影シーン判別部204は、最適撮影条件に基づいて取得された画像データの撮影シーンを判別する機能を有している。
このように撮影条件解析部105は、画像データ取得時の撮影条件に関する比較値と撮影シーンとを取得し、撮影シーンと比較値とを互いに関連づけて設定精度情報として出力する。
設定精度情報記憶部106(図3)は、不揮発性メモリで構成され、撮影条件解析部105から出力された設定精度情報を記憶する。詳細には、撮影シーンごとに比較値が分類されて記憶される。そして、設定精度情報記憶部106は、評価値算出部107からの指示信号に応じて設定精度情報を出力する。
評価値算出部107は、設定精度情報記憶部106に記憶された複数の画像データに関する設定精度情報に基づいて、ユーザの撮影レベルを判断するための撮影評価値を算出する。
アドバイス情報記憶部108は、不揮発性メモリで構成され、各撮影評価値に対応するアドバイス情報を記憶している。
制御部109は、評価値算出部107によって算出された撮影評価値に基づいて、情報出力部110(次述)に対して所定の出力処理を行う機能を有している。具体的には、制御部109は、撮影評価値に対応するアドバイス情報をアドバイス情報記憶部108から取得し、情報出力部110に出力する。また、制御部109は、評価値算出部107から取得した撮影評価値をアドバイス情報記憶部108に記憶させる機能をも有している。
情報出力部110は、ユーザインターフェースとして機能し、ユーザに各種の情報を出力(提供)する。本実施形態では、情報出力部110は、モニタ12または音声出力部等によって構成されるが、ユーザに各種情報(アドバイス情報等)を提供できるものであればこれらに限定されない。
<1−2.動作>
<1−2−1.全体動作>
次に、本実施形態における撮像装置1の動作について説明する。図5は、撮像装置1の動作を示すフローチャートである。
<1−2−1.全体動作>
次に、本実施形態における撮像装置1の動作について説明する。図5は、撮像装置1の動作を示すフローチャートである。
図5に示されるように、ステップSP1では、レリーズボタン11の半押し状態が検出されると、測光素子または撮像素子によって被写体像に関する光量データ、および位相差検出センサ(不図示)から被写体の測距情報が取得される。そして、レリーズボタン11の全押し状態の検出に応答して本撮影画像の画像データが取得される。このようにして取得された画像データ、光量データおよび測距情報は、画像データ記憶部104に記憶される。
ステップSP2では、撮影条件解析部105で画像データ等の解析が行われ、設定精度情報が取得される。詳細は、後述する。
ステップSP3では、設定精度情報が設定精度情報記憶部106に記憶される。
ステップSP4では、所定数の画像データ(例えば30枚の画像データ)の設定精度情報が蓄積されたか否かが判断される。所定数の画像データの設定精度情報が蓄積されていない場合は、ステップSP1に移行し、所定数の画像データの設定精度情報が蓄積されるまで、ステップSP1〜SP4の処理が繰り返し実行される。
一方、所定数の画像データの設定精度情報が蓄積された場合は、ステップSP5へと移行する。
ステップSP5では、評価モード設定ボタン16の操作により評価モードがON状態であるか否かが判定される。評価モードがON状態であった場合は、ステップSP6へと移行し、オンでない場合は、ステップSP1へと移行する。
ステップSP6では、設定精度情報記憶部106に記憶されている設定精度情報に基づいて撮影評価値が評価値算出部107で算出される。詳細は、後述する。
ステップSP7では、撮影評価値に対応するアドバイス情報がアドバイス情報記憶部108から取得される。
ステップSP8では、撮影評価値および/またはアドバイス情報が情報出力部110に出力される。詳細は、後述する。
<1−2−2.撮影条件の解析について>
次に、ステップSP2において実行される撮影条件解析動作について詳述する。図6は、撮影条件解析動作の詳細なフローチャートを示す図である。
次に、ステップSP2において実行される撮影条件解析動作について詳述する。図6は、撮影条件解析動作の詳細なフローチャートを示す図である。
図6に示されるように、ステップSP21では、マニュアル露出モードに設定されているか否かが判断される。マニュアル露出モードに設定されていない場合は、ステップSP24へ移行し、マニュアル露出モードに設定されている場合は、ステップSP22へと移行する。
ステップSP22では、撮影時の露出量(「露出値(EV)」とも称する)が算出される。露出量は、ユーザによって設定された撮影時の絞り値、シャッタースピードおよびISO感度から算出される。
ステップSP23では、レリーズボタン11の半押し状態を検出した際に取得された光量データに基づいて最適(適正)露出量が算出される。
ステップSP24では、マニュアルWBモードに設定されているか否かが判断される。マニュアルWBモードに設定されていない場合は、ステップSP27へ移行し、マニュアルWBモードに設定されている場合は、ステップSP25へと移行する。
ステップSP25では、撮影時においてユーザによって設定された色温度の設定値(例えば、4000K)がWB設定値として取得される。
ステップSP26では、AWB制御部の機能を用いて画像データを解析することによって最適色温度が取得される。
ステップSP27では、マニュアルフォーカスモードに設定されているか否かが判断される。マニュアルフォーカスモードに設定されていない場合は、ステップSP30へ移行し、マニュアルAFモードに設定されている場合は、ステップSP28へと移行する。
ステップSP28では、ユーザによって設定されたフォーカスレンズのレンズ位置が取得される。
ステップSP29では、位相差検出センサによって取得された被写体の測距情報に基づいて、被写体の合焦状態が実現される位置(フォーカスレンズの合焦位置)が、最適レンズ位置として算出される。
ステップSP30では、ユーザによって設定された撮影条件と最適撮影条件とが比較値算出部203で比較されて比較値が算出される。比較値としては、例えば、手動で設定された撮影条件と最適撮影条件とにおいて、対応する要素同士の差の値を採用することができる。具体的には、手動で設定された露出量が「9EV」であり、最適撮影条件として算出された露出量が「10EV」であった場合は、露出情報に関する比較値は、「−1EV」となる。また、手動で設定された色温度の設定値が「5500K」であり、最適撮影条件として算出された最適色温度が「6500K」であった場合は、WB情報に関する比較値は、「−1000K」となる。また、最適撮影条件として算出されたフォーカスレンズの最適レンズ位置と、手動で設定されたフォーカスレンズのレンズ位置とを比較したデフォーカス量が「2」であった場合は、フォーカス情報に関する比較値は、「2」となる。なお、本実施形態では、対応する要素同士の差を比較値として用いていたが、対応する要素同士を除算することによって取得される値を比較値として用いてもよい。
このように、比較値は、最適撮影条件を基準にして算出されるので、ユーザによって設定された撮影条件の最適撮影条件からの乖離の程度(「乖離度合い」または「ズレ度合い」とも称する)を表しているとも表現することができる。例えば、比較値が比較的小さい場合は、手動で設定された撮影条件が最適撮影条件に近い、換言すれば手動による撮影条件の設定が良好であったことを表している。
ステップSP31では、取得された画像データの撮影シーンが判別される。具体的には、被写体を撮影する際の撮影倍率、焦点距離、被写体の輝度(明るさ)、測距情報等の撮影条件に基づいて、複数の撮影シーンの中から1の撮影シーンが自動的に選択される。複数の撮影シーンとしては、例えば、「ポートレート撮影」、「スポーツ撮影」、「風景撮影」等があり、撮影条件と撮影シーンとが対応づけられたデータテーブルを参照することによって、撮影条件に適した1の撮影シーンが選択される。
<1−2−3.評価値の算出について>
次に、ステップSP6において実行される評価値算出動作について詳述する。図7は、評価値算出動作の詳細なフローチャートを示す図である。図8は、F値と重み係数Wfとの関係を示す図である。図9は、シャッタースピードPEと重み係数Weとの関係を示す図である。図10は、シャッタースピードPEと重み係数Whとの関係を示す図である。図11は、平均比較値CVjおよび標準偏差CHjと評価値とが対応づけられたデータテーブルを示す図である。
次に、ステップSP6において実行される評価値算出動作について詳述する。図7は、評価値算出動作の詳細なフローチャートを示す図である。図8は、F値と重み係数Wfとの関係を示す図である。図9は、シャッタースピードPEと重み係数Weとの関係を示す図である。図10は、シャッタースピードPEと重み係数Whとの関係を示す図である。図11は、平均比較値CVjおよび標準偏差CHjと評価値とが対応づけられたデータテーブルを示す図である。
図7に示されるように、ステップSP51では、複数枚(例えば30枚)の撮影画像についての設定精度情報が取得され、撮影シーンごとに比較値が分類される。
ステップSP52では、撮影シーンごとに比較値が平均化され、平均比較値が算出される。平均比較値は、同一の撮影シーンとして分類された各画像データの比較値の単純平均でもよいが、本実施形態では、比較値相互間の重みを規定する重み付け係数(単に、「重み係数」とも称する)Wjiを用いて平均比較値を算出する場合について例示する。
具体的には、平均比較値CVjは、重み係数Wjと比較値Cjとを用いて式(1)のように表される。
なお、式(1)中の添字jは撮影情報の種類を表し、nは同一種類の撮影情報についての比較値の数を表している。
ここで、重み係数Wjについて説明する。本実施形態では、重み係数Wjは、撮影条件を設定する際の難易度に影響を与える所定の要素に応じて適宜の値に変更させて取得される。
具体的には、フォーカス情報に関する比較値Cfは、絞り値(F値)に応じて変化する重み係数Wfを用いて平均化される。
F値が小さい、すなわち開放側の絞りでは、焦点深度が小さく(浅く)なるため、合焦状態として許容される光軸方向のレンズ位置幅が狭くなり、手動によるフォーカスレンズの合焦位置の特定が困難になる。そこで、図8に示されるようにF値に応じて重み係数Wfを変化させる、より詳細には、F値の増加とともに小さくなるように重み係数Wfを設定する。これによれば、フォーカスレンズの合焦位置をユーザが設定する場合において、設定の難易度を考慮した平均比較値CVfを取得することが可能になる。例えば、F値が比較的小さいときには、手動合焦の難易度が比較的高くなる。この場合は、重み係数Wfが比較的大きな値に設定され、難易度の高い状態において行われるユーザの設定が平均比較値CVfの値に大きな影響を及ぼすことになる。すなわち、重み係数Wfを用いて算出された平均比較値CVfにおいては、難易度の高い状態において行われるユーザの設定が、高く評価されることになる。
また、露出情報に関する比較値Ceは、シャッタースピードPEに応じて変化する重み係数Weを用いて平均化される。
動体を被写体とした動体撮影では、シャッタースピードPEを速く設定して撮影動作が実行されるが、動体を撮影する際には、その撮影タイミングが一瞬であるため、露出量を設定する時間が限られ露出量を或る程度予想して撮影することになる。このため、動体撮影では、手動による露出量の設定が比較的困難であるといえる。そこで、図9に示されるようにシャッタースピードPEに応じて重み係数Weを変化させる。より詳細には、シャッタースピードPEが速くなるとともに重み係数Weが大きくなるように設定する。これによれば、露出量をユーザが設定する場合において、設定の難易度を考慮した平均比較値CVeを取得することが可能になる。例えば、シャッタースピードPEが比較的速いときには、手動によって露出量を調整する際の調整難易度が比較的高くなる。この場合は、重み係数Weが比較的大きな値に設定され、難易度の高い状態において行われるユーザの設定が平均比較値の値に大きな影響を及ぼすことになる。すなわち、重み係数Weを用いて算出された平均比較値CVeにおいては、難易度の高い状態において行われるユーザの設定が、高く評価されることになる。
また、WB情報に関する比較値Chは、撮影画像における最大輝度差が所定の値以上である場合に、シャッタースピードPEに応じて変化する重み係数Whを用いて平均化される。
日向と日陰とが存在する状況で動体を撮影する場合は、主被写体となる動体が日向か日陰かいずれに存在するかを瞬時に判断してWB調整値を変更することになる。このため、日向と日陰とが存在する状況における動体撮影では、手動によるWB調整値の設定が困難となる。そこで、撮影画像における最大輝度差が所定の値以上である場合は、図10に示されるようにシャッタースピードPEに応じて重み係数Whを変化させる。より詳細には、シャッタースピードPEが速くなるとともに重み係数Whが大きくなるように設定する。これによれば、WB調整値をユーザが設定する場合において、設定の難易度を考慮した平均比較値CVhを取得することが可能になる。例えば、撮影画像において輝度差が存在する状況において、シャッタースピードPEが比較的速いときには、手動によってWB調整値を調整する際の調整難易度が比較的高くなる。この場合は、重み係数Whが比較的大きな値に設定され、難易度の高い状態において行われるユーザの設定が平均比較値CVhの値に大きな影響を及ぼすことになる。すなわち、重み係数Whを用いて算出された平均比較値CVhにおいては、難易度の高い状態において行われるユーザの設定が、高く評価されることになる。
次のステップSP53(図7)では、算出された平均比較値CVjに基づいて、撮影シーンごとに比較値の偏差情報が算出される。本実施形態では、偏差情報として、標準偏差CHjを算出する場合について例示するが、他の如何なる偏差情報であってもよい。
標準偏差CHjは、平均比較値CVjと比較値Cjと重み係数Wjとを用いて式(2)のように表される。
なお、式(2)中の添字jは撮影情報の種類を表し、nは同一種類の撮影情報についての比較値の数を表している。
このように、複数枚の撮影画像の画像データを用いて、撮影情報に関する平均比較値CVjと標準偏差CHjとを取得することによれば、ユーザが行う撮影条件の設定に関する傾向等を把握することが可能になる。
ステップSP54では、撮影シーンごとに算出された平均比較値CVjと標準偏差CHjとに基づいて、評価値Ljが算出される。評価値の算出手法としては、平均比較値CVjおよび/または標準偏差CHjと、評価値とが対応づけられたデータテーブルを参照することによって、評価値を取得する手法を採用することができる。
例えば、図11に示されるようなデータテーブルを用いて、15段階に区分けされた評価値の中から露出情報に関する評価値Leを決定する場合について説明する。この場合、平均比較値CVeの絶対値が0.05EVであり、かつ標準偏差CHjが0.08である場合は、評価値Leは「15」となる。また、平均比較値CVeの絶対値が0.45EVであり、かつ標準偏差CHjが0.15である場合は、評価値Leは「13」となる。
ここでは、露出情報に関する評価値Leを決定する場合について例示したが、WB情報,フォーカス情報に関する評価値Lh,Lfについても、それぞれ対応するデータテーブルを用いることによって同様の手法により決定することができる。
このように、撮影シーンごとに評価値Ljを算出することによれば、ユーザにとって苦手なシーンまたは得意なシーンをそれぞれ分析して情報を出力することができるため、ユーザの撮影技術の向上を促すことが可能となる。
<1−2−4.情報出力について>
ここで、ステップSP8において実行される情報出力動作について詳述する。図12および図13は、モニタ12に表示される情報出力例を示す図である。
ここで、ステップSP8において実行される情報出力動作について詳述する。図12および図13は、モニタ12に表示される情報出力例を示す図である。
上述のように、ユーザ操作によって評価モードがON状態になると、ユーザの撮影技術に関する評価情報がモニタ12に表示される。
情報出力例EA1(図12参照)では、ポートレート撮影におけるユーザの撮影技術に関する評価情報が出力されている。具体的には、図12中の領域AR1においては、ポートレート撮影における露出情報、色情報、フォーカス情報に関する評価値が15段階で表示されている。このように、撮影シーンごとに評価値を表示することによれば、ユーザは自分の不得手な撮影シーンを容易に把握することが可能となる。
また、領域AR2においては、アドバイス情報が表示される。このように、評価値に基づいてアドバイス情報を表示することによれば、撮影時の傾向または癖をユーザに的確に伝えることが可能になり、ユーザの撮影技術の向上を促すことが可能になる。
また、領域AR2の下部には、ポートレート撮影における撮影情報に関する各評価値の傾向を表す代表的な画像GRが表示される。このように、評価値およびアドバイス情報とともに、実例となる画像GRを表示することで、ユーザの理解度をさらに向上させることが可能になる。
モニタ12に表示する第2の情報出力例EA2(図13参照)では、図13中の左部において蓄積された各画像データについての比較値がヒストグラムとして表示されている。このように、蓄積された複数の画像データについての比較値を直接表示することによれば、ユーザは、撮影時の傾向を把握することが可能になる。
また、図13中の右部においては、評価値の経時変化がグラフ化されている。このように過去の評価値と現在の評価値とをグラフ化して表示することによれば、ユーザは、自己の撮影技術の進歩を把握することができるので、ユーザに対して更なる撮影技術の向上を促すことが可能になる。
以上のように、第1実施形態に係る撮像装置1は、撮像素子で複数回にわたって取得された複数の撮影画像各々について、手動設定モードにおいて使用者の操作によって設定された撮影画像を取得する際の撮影条件と、撮影画像についての最適撮影条件とを比較して記憶する。そして、複数の撮影画像についての比較結果それぞれに基づいて使用者の撮影技術に関する撮影評価を行い、撮影評価を出力する。これによれば、手動モードにおけるユーザの撮影の傾向または癖をユーザに提供することが可能になり、ユーザの撮影技術の向上を促すことが可能になる。
なお、上記説明において示されたフローチャートの各処理工程は、撮像装置のROM(不図示)に記憶されているプログラムに基づいて撮像装置1が各機能を果たすことによって実現される。
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態においては、撮像装置1において撮影条件の解析等の全ての処理を実行していたが、第2実施形態では、撮影された画像データ等を入力情報NDとして画像処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯情報端末)50に入力し、当該画像処理装置50において撮影条件の解析等の各処理を実行する。図14は、第2実施形態に係る画像処理装置50の機能構成を示すブロック図である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態においては、撮像装置1において撮影条件の解析等の全ての処理を実行していたが、第2実施形態では、撮影された画像データ等を入力情報NDとして画像処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯情報端末)50に入力し、当該画像処理装置50において撮影条件の解析等の各処理を実行する。図14は、第2実施形態に係る画像処理装置50の機能構成を示すブロック図である。
第2実施形態に係る画像処理装置50は、第1実施形態に係る撮像装置1とほぼ同様の機能を有しており、共通する機能については同じ符号を付して説明を省略する。
具体的には、図14に示されるように、画像処理装置50は、データ取得部501とデータ記憶部502と撮影条件解析部105と設定精度情報記憶部106と評価値算出部107とアドバイス情報記憶部108と制御部109と情報出力部110とを備えている。
画像処理装置50は、データ取得部501において撮像装置等によって取得された画像データと当該画像データに関連する情報(関連情報)とを入力情報NDとして取得する。そして、取得された入力情報NDはデータ記憶部502に記憶され、記憶された入力情報NDに基づいて、設定条件の解析等の各処理(図5のステップSP2〜SP8)が実行される。
なお、関連情報には、入力される画像データの撮影条件が含まれ、当該撮影条件は、画像データに例えばExif情報として付属されている。Exif情報に含まれない撮影条件は、撮影画像の情報等を記載できるメーカ独自のメーカノート等に記憶されて画像処理装置50に入力される。
なお、上記説明において示されたフローチャートの各処理工程は、画像処理装置50のROM(不図示)に記憶されているプログラムに基づいて画像処理装置50が各機能を果たすことによって実現されるが、CD−ROMなどの記録媒体に記録されたプログラムが画像処理装置50に読み込まれ、画像処理装置50が各機能を果たすことによって実現されてもよい。更に、記録媒体に記録されたプログラムは、上記フローチャートの全てを画像処理装置50に実現させるものではなく、その一部を実現させるプログラムであってもよい。既に画像処理装置50に読み込まれたプログラムと連携して動作しても上記フローチャートは実現できるからである。
<3.変形例>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は、上記に説明した内容に限定されるものではない。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は、上記に説明した内容に限定されるものではない。
例えば、上記各実施形態では、露出情報として、ステップSP22において撮影時の絞り値、シャッタースピードおよびISO感度から露出量を算出していたがこれに限定されない。例えば、ポートレート撮影の場合は、撮影後の画像データを用いて顔検出を行い、被写体の肌色輝度値を露出情報として用いてもよい。肌色輝度値は、撮影後の画像データに基づいて取得されるので、撮影前の情報(絞り値、シャッタースピードおよびISO感度)から算出される露出量よりも正確な露出情報である。したがって、肌色輝度値を露出情報として用いることによれば、ステップSP30において、より正確な露出情報に関する比較値を取得することが可能となる。
また、上記各実施形態では、露出情報、WB情報およびフォーカス情報に関する評価値を算出していたがこれに限定されない。具体的には、撮像素子のダイナミックレンジを予め取得し、撮影画像における各画素の画素値のダイナミックレンジからのズレ量に基づいて評価値を算出してもよい。ダイナミックレンジからのズレ量は、例えば、撮影画像を構成する全画素に対する白つぶれおよび黒つぶれ状態となった画素の割合(換言すれば、白つぶれおよび黒つぶれ状態の画素の全画素に占める面積率)を用いて表すことができる。なお、撮影画像において画素のグレーレベルを8ビットで表現した場合は、白つぶれ状態の画素の画素値は「255」となり、黒つぶれ状態の画素の画素値は「0」となる。
また、上記第1実施形態では、撮像装置1が位相差方式のAF機能を有する場合について説明したが、位相差方式のAF機能に代えてコントラスト方式のAF機能を有していてもよい。この場合は、レリーズボタン11の半押し状態が検出されると、フォーカスレンズが駆動されて、コントラストが最も高くなるフォーカスレンズ位置が特定される。そして、コントラストが最も高くなるフォーカスレンズ位置が合焦位置として、画像データ記憶部104に記憶され、ステップSP29において最適レンズ位置として取得される。
上記各実施形態のステップSP52では、各撮影画像における撮影間隔と各撮影画像の設定精度情報に基づいて重み係数Wjiを変更して平均比較値を算出してもよい。例えば、連続して撮影された2枚の撮影画像の撮影間隔が短く、2枚の撮影画像の設定精度情報から判断してこれら2枚の撮影画像が同じような撮影条件で撮影された画像であると推定される場合は、同一のシーンが連続して撮影されている可能性が高くなる。したがって、このような場合は、平均比較値を算出する際に当該2枚の撮影画像についての重み係数を小さく設定してもよい。これによれば、ユーザの撮影技術に対する適正な評価を行うことが可能となる。
1 撮像装置
3 撮影レンズ
4 フラッシュ
10 ファインダ窓
11 レリーズボタン
12 モニタ
15 メインスイッチ
16 評価モード設定ボタン
18 撮影モード設定キー
Wf 重み係数
We 重み係数
Wh 重み係数
3 撮影レンズ
4 フラッシュ
10 ファインダ窓
11 レリーズボタン
12 モニタ
15 メインスイッチ
16 評価モード設定ボタン
18 撮影モード設定キー
Wf 重み係数
We 重み係数
Wh 重み係数
Claims (13)
- 撮像装置であって、
使用者の操作によって撮影条件を設定する撮影条件設定手段と、
被写体像に関する撮影画像を取得する撮像素子と、
前記撮影画像を取得する際の前記撮影条件を取得する撮影条件取得手段と、
前記撮影画像についての最適撮影条件を求める最適条件演算手段と、
前記撮影条件と前記最適撮影条件とを比較する比較手段と、
前記撮像素子で複数回にわたって取得された複数の撮影画像各々についての前記比較手段による比較結果を記憶する記憶手段と、
前記複数の撮影画像についての前記比較結果それぞれに基づいて前記使用者の撮影技術に関する撮影評価を行う撮影評価手段と、
前記撮影評価を出力する情報出力手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記最適撮影条件に基づいて前記撮影画像の撮影シーンを判別するシーン判別手段、
をさらに備え、
前記記憶手段は、前記撮影シーンごとに前記比較結果を記憶し、
前記撮影評価手段は、前記撮影シーンごとに前記撮影評価を行うことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記比較手段は、前記撮影条件と前記最適撮影条件とのズレ度合いを表す比較値を算出し、
前記撮影評価手段は、前記複数の撮影画像についての前記比較値を平均化した平均比較値に基づいて前記撮影評価を行うことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記比較手段は、前記撮影条件と前記最適撮影条件とのズレ度合いを表す比較値を算出し、
前記撮影評価手段は、前記複数の撮影画像についての前記比較値相互間の重みを規定する重み係数を用いて平均比較値を算出し、当該平均比較値に基づいて前記撮影評価を行うことを特徴とする撮像装置。 - 請求項4に記載の撮像装置において、
前記重み係数は、特定の撮影条件を設定する際の難易度に影響を与える所定の要素に応じて変更されることを特徴とする撮像装置。 - 請求項5に記載の撮像装置において、
前記特定の撮影条件は、フォーカスに関する設定条件であり、
前記所定の要素は、絞り値であることを特徴とする撮像装置。 - 請求項5に記載の撮像装置において、
前記特定の撮影条件は、露出に関する設定条件であり、
前記所定の要素は、シャッタースピードであることを特徴とする撮像装置。 - 請求項5に記載の撮像装置において、
前記特定の撮影条件は、ホワイトバランスに関する設定条件であり、
前記所定の要素は、シャッタースピードであり、
前記重み係数は、前記撮影画像における最大輝度差が所定の値以上である場合に、前記シャッタースピードに応じて変更されることを特徴とする撮像装置。 - 請求項3に記載の撮像装置において、
前記撮影評価手段は、前記比較値に関する標準偏差を算出し、前記平均比較値と前記標準偏差とに基づいて前記撮影評価を行うことを特徴とする撮像装置。 - 画像処理装置であって、
撮影画像を取得する取得手段と、
前記撮影画像が撮影された際に、使用者によって設定されていた撮影条件を取得する撮影条件取得手段と、
前記撮影画像についての最適撮影条件を求める最適条件演算手段と、
前記撮影条件と前記最適撮影条件とを比較する比較手段と、
複数回にわたって撮影された複数の撮影画像各々についての前記比較手段による比較結果を記憶する記憶手段と、
前記複数の撮影画像についての前記比較結果それぞれに基づいて前記使用者の撮影技術に関する撮影評価を行う撮影評価手段と、
前記撮影評価を出力する情報出力手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 画像処理方法であって、
a)撮影画像を取得する工程と、
b)前記撮影画像が撮影された際に、使用者によって設定されていた撮影条件を取得する工程と、
c)前記撮影画像についての最適撮影条件を求める工程と、
d)前記撮影条件と前記最適撮影条件とを比較する工程と、
e)複数回にわたって撮影された複数の撮影画像各々についての前記d)工程による比較結果を記憶する工程と、
f)前記複数の撮影画像についての前記比較結果それぞれに基づいて前記使用者の撮影技術に関する撮影評価を行う工程と、
g)前記撮影評価を出力する工程と、
を備えることを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータにおいて実行可能なプログラムであって、
前記コンピュータに、
a)撮影画像を取得する工程と、
b)前記撮影画像が撮影された際に、使用者によって設定されていた撮影条件を取得する工程と、
c)前記撮影画像についての最適撮影条件を求める工程と、
d)前記撮影条件と前記最適撮影条件とを比較する工程と、
e)複数回にわたって撮影された複数の撮影画像各々についての前記d)工程による比較結果を記憶する工程と、
f)前記複数の撮影画像についての前記比較結果それぞれに基づいて前記使用者の撮影技術に関する撮影評価を行う工程と、
g)前記撮影評価を出力する工程と、
を実行させることを特徴とするプログラム。 - プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記プログラムは、前記コンピュータに、
a)撮影画像を取得する工程と、
b)前記撮影画像が撮影された際に、使用者によって設定されていた撮影条件を取得する工程と、
c)前記撮影画像についての最適撮影条件を求める工程と、
d)前記撮影条件と前記最適撮影条件とを比較する工程と、
e)複数回にわたって撮影された複数の撮影画像各々についての前記d)工程による比較結果を記憶する工程と、
f)前記複数の撮影画像についての前記比較結果それぞれに基づいて前記使用者の撮影技術に関する撮影評価を行う工程と、
g)前記撮影評価を出力する工程と、
を実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007122324A JP2008278408A (ja) | 2007-05-07 | 2007-05-07 | 撮像装置、画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび当該プログラムを記憶する記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family
ID=40055789
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2008278408A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011041042A (ja) * | 2009-08-12 | 2011-02-24 | Nikon Corp | デジタルカメラ |
JP2011188318A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Casio Computer Co Ltd | カメラ、カメラ制御プログラム及び撮影教示方法 |
JP2015201876A (ja) * | 2015-06-09 | 2015-11-12 | リコーイメージング株式会社 | 撮像装置、情報機器、情報処理システム及びコンピュータプログラム |
JP2016537912A (ja) * | 2013-10-30 | 2016-12-01 | インテル コーポレイション | 画像キャプチャフィードバック |
-
2007
- 2007-05-07 JP JP2007122324A patent/JP2008278408A/ja active Pending
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