JP5515852B2 - 撮像装置及び画像生成プログラム - Google Patents

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本発明は、例えばデジタルスチルカメラ等の撮像装置及び画像生成プログラムに関する。
従来から、暗部と明部を有する同一の被写体を異なる露出条件で撮影して得られた複数の撮像画像を合成することにより、暗部が黒くつぶれたり明部が白く飛んだりしていない一つの合成画像を生成可能とするハイダイナミックレンジ(以下、「HDR」という。)撮影技法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、こうした従来のHDR撮影技法では、例えば露出条件の異なる2つの撮像画像を得る場合に通常の露出条件から高露出側(短秒側)と低露出側(長秒側)に露出段数を各々異ならせた高露出側の露出条件と低露出側の露出条件で撮影された2つの撮像画像を合成することにより一つの合成画像を生成していた。
特開2003−319240号公報
ところで、撮像装置には、通常、露出値(露出条件)の設定範囲を制限するために定められた露出連動範囲(露出条件設定範囲)が設定されているため、被写体の明部の輝度が非常に高い場合には、その輝度に応じて設定される高露出側(短秒側)の露出条件が露出連動範囲の上限で制限されてしまうことがありえた。このため、そうした場合には被写体の明部に対して最適な高露出側(短秒側)の露出値が設定されず、露出オーバーとなって撮像画像の明部が白く飛んでしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、暗部と明部とを有する被写体を最適露出条件でハイダイナミックレンジ撮影することができる撮像装置及び画像生成プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮像素子の受光面に結像した被写体画像を測光して輝度値を検出する輝度値検出手段と、該輝度値検出手段により検出された輝度値に基づき被写体を撮像する際の露出条件を演算する露出条件演算手段と、該露出条件演算手段が、被写体を異なる露出条件下で各々撮像するための相対的に高露出側の第1露出条件及び相対的に低露出側の第2露出条件を各々演算する場合には、露出条件の設定範囲を制限するために自動露出の際に露出条件を決定する要素が連動する範囲として定められた露出条件設定範囲における少なくとも高露出側の制限を解除する制限解除手段と、該制限解除手段によって前記露出条件設定範囲の制限が解除された場合には、そのような制限が解除された状態において前記露出条件演算手段の演算結果に基づき前記第1露出条件及び前記第2露出条件を設定する露出条件設定手段と、該露出条件設定手段により設定された前記第1露出条件及び前記第2露出条件に従って各々撮像された撮像画像を合成して一つの合成画像を生成する合成画像生成手段とを備えたことを要旨とする。
また、本発明の撮像装置において、前記露出条件演算手段は、前記輝度値検出手段により検出された輝度値よりも高輝度の第1輝度値に基づき第1露出条件を演算すると共に、前記検出された輝度値よりも低輝度の第2輝度値に基づき第2露出条件を演算することを要旨とする。
また、本発明の撮像装置において、前記輝度値検出手段は、前記撮像素子の受光面に結像した前記被写体画像を複数の分割領域毎に測光して領域毎の輝度値を検出し、前記露出条件演算手段は、前記輝度値検出手段により検出された各輝度値のうちの最大輝度値を含む一群の高輝度値中の一つの輝度値を第1輝度値として、該第1輝度値に基づき前記第1露出条件を演算すると共に、前記各輝度値のうちの最小輝度値を含む一群の低輝度値中の一つの輝度値を第2輝度値として、該第2輝度値に基づき前記第2露出条件を演算することを要旨とする。
また、本発明の撮像装置において、前記第1輝度値は前記一群の高輝度値中の前記最大輝度値であり、前記第2輝度値は前記一群の低輝度値中の前記最小輝度値であることを要旨とする。
また、本発明の画像生成プログラムは、コンピュータに、撮像素子の受光面に結像した被写体画像を測光して輝度値を検出する輝度値検出手順と、該輝度値検出手順により検出された輝度値に基づき被写体を撮像する際の露出条件を演算する露出条件演算手順と、該露出条件演算手順において明部と暗部とを有する被写体を異なる露出条件下で各々撮像するための相対的に高露出側の第1露出条件及び相対的に低露出側の第2露出条件を各々演算する場合には、露出条件の設定範囲を制限するために自動露出の際に露出条件を決定する要素が連動する範囲として定められた露出条件設定範囲における少なくとも高露出側の制限を解除する制限解除手順と、該制限解除手順によって前記露出条件設定範囲の制限が解除された場合には、そのような制限が解除された状態において前記露出条件演算手順での演算結果に基づき前記第1露出条件及び前記第2露出条件を設定する露出条件設定手順と、該露出条件設定手順で設定された前記第1露出条件及び前記第2露出条件に従って各々撮像された撮像画像を合成して一つの合成画像を生成する合成画像生成手順とを実行させることを要旨とする。
本発明によれば、暗部と明部とを有する被写体を最適露出条件でハイダイナミックレンジ撮影することができる。
本実施形態のデジタルスチルカメラの概略構成を示すブロック図。 領域毎測光のために複数領域に分割された被写体画像の画面図。 HDR撮影処理ルーチンのフローチャート。 本実施形態のデジタルスチルカメラにおける露出値(電子シャッター速度)と輝度値との関係を示すグラフ。
以下、本発明を撮像装置としてのデジタルスチルカメラ(以下、「カメラ」という。)及びこのカメラを用いて被写体をハイダイナミックレンジ(HDR)撮影する場合の撮像方法に具体化した実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、カメラ11は、ズームレンズなどの複数のレンズからなるレンズ部12(図1では図面の簡略化のため1つのレンズのみ図示)と、レンズ部12を通過した被写体光の光量を調整する絞り13と、その絞り13を通過した被写体光を撮像面となる入射側の受光面14aに結像させる撮像素子14とを有している。そして、撮像素子14の出力側には、AFE(Analog Front End)15と画像処理回路16とが接続されると共に、その画像処理回路16に対してMPU(Micro Processing Unit)17がデータバス18を介して接続されている。
また、MPU17には、カメラ11の制御プログラムを記憶した不揮発性メモリ19、バッファメモリとして機能するRAM20、表示手段として機能する液晶表示のモニタ21、及び記録媒体であるメモリカード22を挿脱可能なカードI/F(Inter-Face)23がデータバス18を介して接続されている。さらに、カメラ本体(図示略)には、そのカメラ11の使用者により操作されるモード切り替えボタンやレリーズボタン等からなる操作部材24が、MPU17に対して各々の操作信号(モード切替信号や半押し操作信号など)をデータ通信可能に設けられている。
撮像素子14は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、又はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサからなり、電子シャッター機能を有すると共に、その受光面14aには多数の受光素子(図示略)が二次元的に配列されている。そして、撮像素子14は、その受光面14aに結像した被写体像に対応した信号電荷を蓄積し、その蓄積した信号電荷を画像データの元となる画素信号と呼ばれるアナログ信号でAFE15に出力する。
AFE15は、撮像素子14から入力したアナログ信号の画素信号を所定のタイミングでサンプリング(相関二重サンプリング)し、例えばISO感度に基づく所定信号レベルとなるように増幅する信号処理部(図示略)と、その増幅後の画素信号をデジタル信号に変換するA/D変換部(図示略)とを有している。そして、AFE15は、アナログ信号の画素信号をA/D変換部でデジタル化することにより生成した画像データを画像処理回路16に出力する。
画像処理回路16は、AFE15から入力した画像データに対して、MPU17からの制御信号に基づき各種の画像処理を施す。そして、画像処理回路16は、そのように画像処理を施した画像データを、RAM20に一旦記憶させると共に、モニタ21にスルー画像として表示させる。なお、後述するHDR撮影モードで合成画像を生成する際には、RAM20に記憶した複数の画像を読み出して合成し、再度RAM20に記憶する。また、レリーズボタンが全押し操作された場合は、そのときの画像データと対応する画像をモニタ21に確認用画像として表示させる一方、例えばJPEG圧縮のためのフォーマット処理等の所定の画像処理を施した後に、メモリカード22に画像ファイルとして記録させる。
不揮発性メモリ19には、カメラ11の制御プログラム、カメラ11における露出条件である露出値(本実施形態では電子シャッター速度)の設定範囲を制限するために定められた露出連動範囲(露出条件設定範囲)の上限値RJ及び下限値RK、及び後述する異常閾値が記憶されている(図4参照)。
MPU17は、不揮発性メモリ19に記憶された画像生成プログラムなどの制御プログラムに基づきカメラ11における各種の処理動作(例えばHDR撮影処理等)を統括的に制御する。そして、データバス18は、そうしたMPU17の制御に伴う各種データの伝送路として機能する。また、操作部材24におけるモード切り替えボタンは、カメラ11の動作モードを切り替える場合に操作されるボタンであって、例えば撮影モードを通常撮影モードとHDR撮影モードとの間で切り替える場合に操作される。一方、レリーズボタンは、カメラ11の動作モードが撮影モードである場合において被写体を撮影するときに押し下げ操作される。
そして、このカメラ11では、通常撮影モードにおいて操作部材24のレリーズボタンが半押し操作された段階で被写体に対する焦点合わせのためのAF(Auto Focus)処理と露出調整のためのAE(Auto Exposure)処理が実行され、その後にレリーズボタンが全押し操作された段階で画像の生成処理が実行されるようになっている。一方、このカメラ11では、HDR撮影モードにおいて操作部材24のレリーズボタンが半押し操作されたときは、通常撮影モードの場合のAE処理及び合成画像生成処理とは異なるHDR撮影用のAE処理及び合成画像生成処理が実行されるようになっている。
すなわち、HDR撮影モードの場合には、図2に示す画像25における被写体のように暗部と明部とを有する同一の被写体をHDR撮影する際に必要な高露出側の第1露出条件と低露出側の第2露出条件を決定するためのAE処理が実行される。因みに、図2の画像25は、太陽26が山27の左側上方に位置しているために山麓にある湖28の湖面が湖畔の立木29の日陰になって暗くなった風景を被写体とするものである。そのため、この画像25では、明るい太陽26が領域内に位置する領域Aと領域Eは明部になる一方、湖面が日陰の湖28が領域内に位置する領域Pと太陽26を背にした立木29が領域内に位置する領域Lは暗部となる。
なお、図2に示す画像25の被写体からの光を領域A〜P毎に測光して領域A〜P毎の輝度値を検出した場合は、左上隅の領域A内に太陽26の大半が位置しているため、この左上隅の領域Aの輝度値が最大輝度値となる。そして、その領域Aの直ぐ下の領域E内には太陽26の一部分が位置しているため、この領域Eの輝度値は最大輝度値に準じる高輝度の輝度値となる。したがって、この画像25内の被写体では、領域Aの輝度値と領域Eの輝度値により最大輝度値を含む一群の高輝度値が構成されている。
その一方、右下隅の領域P内には日陰で湖面が暗い湖28が位置しているため、この右下隅の領域Pの輝度値が最小輝度値となる。そして、この領域Pの直ぐ上の領域L内には湖畔の立木29が太陽26からの光を背にした(具体的には左側後方から受けた)状態で位置しているため、この領域Lの輝度値は最小輝度値に準じる低輝度の輝度値となる。したがって、この画像25内の被写体では、領域Pの輝度値と領域Lの輝度値により最小輝度値を含む一群の低輝度値が構成されている。
そして、本実施形態の場合は、暗部と明部とを有する被写体画像における領域A〜P毎の輝度値に基づき第1露出条件と第2露出条件が決定されると、その暗部(領域P,L)と明部(領域A,E)とを有する同一の被写体が第1露出条件と第2露出条件とで連続撮影されるようになっている。因みに、本実施形態の場合は、撮像素子14の電子シャッター速度が調整されることによりHDR撮影用のAE処理が実行される。具体的には、連続撮影のための電子シャッター速度として、第1露出条件となる相対的に高速側の第1シャッター速度と、第2露出条件となる相対的に低速側の第2シャッター速度が設定されるようになっている。
そして、その後にレリーズボタンが全押し操作されたときには、暗部(領域P,L)と明部(領域A,E)とを有する同一の被写体を第1シャッター速度(第1露出条件)と第2シャッター速度(第2露出条件)とで連続撮影して得た2つの撮像画像を合成することによって一つの合成画像が生成されるようになっている。
そこで次に、このカメラ11を用いて暗部と明部とを有する被写体をHDR撮影する際にMPU17が実行するHDR撮影処理ルーチン(画像生成プログラム)の概要について、図3のフローチャートを参照しながら以下説明する。
さて、MPU17は、カメラ11の動作モードが撮影モードである場合において、操作部材24のモード切り替えボタンが操作されることにより、撮影モードが通常撮影モードからHDR撮影モードに切り替えられると、図3のフローチャートに示すHDR撮影処理ルーチンを開始する。
そして先ず、ステップS11において、MPU17は、操作部材24のレリーズボタンが半押しされたか否かを判定する。ステップS11の判定結果が否定判定(ステップS11=NO)である場合、MPU17は、このステップS11の判定を周期的に繰り返す。そして、このステップS11の判定結果が肯定判定(ステップS11=YES)になると、MPU17は、その処理を次のステップS12に移行する。
そして、次のステップS12において、MPU17は、その時点でモニタ21にスルー画像として表示されている被写体画像における領域A〜P毎の輝度値を検出する。具体的には、撮像素子14で得られたR,G,Bの画像データから輝度信号Yと色差信号Cr,Cbとを分離した上で、その輝度信号Yを領域A〜P毎に積算することにより領域A〜P毎の輝度値を検出する。この点で、MPU17は、輝度値検出手順を実行する輝度値検出手段として機能する。そして、全ての領域A〜Pにおける輝度値を検出すると、MPU17は、検出した各輝度値を領域A〜P毎に対応させてRAM20に一時記憶させた後、その処理を次のステップS13に移行する。
そして、次のステップS13において、MPU17は、先のステップS12で検出した領域A〜P毎の各輝度値の中に異常値があるか否かを判定する。具体的には、検出された全ての輝度値の平均値を算出すると共に、その平均値との数値差が予め不揮発性メモリ19に記憶した異常閾値を超える輝度値(異常値)があるか否かを判定する。そして、ステップS13の判定結果が肯定判定(ステップS13=YES)である場合、MPU17は、その処理を次のステップS14に移行する。
そして、次のステップS14において、MPU17は、先のステップS12で検出した領域A〜P毎の各輝度値の中からステップS13で異常値と判定された輝度値を除外し、その処理を次のステップS15に移行する。一方、ステップS13の判定結果が否定判定(ステップS13=NO)である場合、MPU17は、ステップS14を経由することなく、その処理をステップS15に直接移行する。
そして、次のステップS15において、MPU17は、先のステップS14で除外された後の残りの各輝度値の中から第1露出条件と第2露出条件とを決定するための輝度値となる第1輝度値と第2輝度値とを選択する。本実施形態の場合は、先のステップS14で異常値が除外された後の残りの各輝度値のうち輝度が最大の一つの高輝度値が第1輝度値に選択されると共に、残りの各輝度値のうち輝度が最小の一つの低輝度値が第2輝度値に選択される。その後、MPU17は、これらの第1輝度値及び第2輝度値をRAM20に一時記憶させた後、その処理を次のステップS16に移行する。
そして、次のステップS16において、MPU17は、第1輝度値(例えば、領域Aの最大輝度値)及び第2輝度値(例えば、領域Pの最小輝度値)に基づき第1露出条件及び第2露出条件を演算する。この点で、MPU17は、露出条件演算手順を実行する露出条件演算手段として機能する。そして、このステップS16の処理が終了すると、MPU17は、その処理を次のステップS17に移行する。
そして、次のステップS17において、MPU17は、通常撮影モードの時に設定される露出連動範囲の制限を解除する。この点で、MPU17は、制限解除手順を実行する制限解除手段として機能する。そして、このステップS17の処理が終了すると、MPU17は、その処理を次のステップS18に移行する。
そして、次のステップS18において、MPU17は、第1露出条件としての露出値となる第1シャッター速度と第2露出条件としての露出値となる第2シャッター速度とを連続撮影時における撮像素子14における電子シャッター速度として設定する。この点で、MPU17は、露出条件設定手順を実行する露出条件設定手段として機能する。
ここで、露出条件の設定範囲を制限する露出連動範囲が設定されていると、例えば、図4に示すように、ある輝度値Tに対応して演算される最適な露出値RXが露出連動範囲の上限値RJを超える場合には、その露出連動範囲の制限を受けることで、該輝度値Tに対応する露出値として露出連動範囲の上限値RJが設定される。このため、実際の輝度値に対応して演算された最適な露出値RXと露出連動範囲の上限値RJとの差分だけ露出オーバーとなってしまう。
この点、本実施形態では、MPU17が高露出側の第1露出条件及び低露出側の第2露出条件を演算する場合(すなわち、HDR撮影モードの場合)には、露出連動範囲の制限が解除されるため、第1輝度値及び第2輝度値に基づいた最適な第1露出条件(第1シャッター速度)及び第2露出条件(第2シャッター速度)がHDR撮影用にそれぞれ設定される。そして、このステップS18の処理が終了すると、MPU17は、その処理を次のステップS19に移行する。
そして、次のステップS19において、MPU17は、操作部材24のレリーズボタンが全押しされたか否かを判定する。ステップS19の判定結果が否定判定(ステップS19=NO)である場合、MPU17は、このステップS19の判定を周期的に繰り返す。そして、ステップS19の判定結果が肯定判定(ステップS19=YES)になると、MPU17は、その処理を次のステップS20に移行する。
そして、次のステップS20において、MPU17は、撮像素子14の電子シャッター機能により被写体を第1シャッター速度と第2シャッター速度とで連続撮影して得られた2つの撮像画像の画像データを画像処理回路16において合成させることにより一つの合成画像を生成する。この点で、MPU17と画像処理回路16は、合成画像生成手順を実行する合成画像生成手段として機能する。
ここで、例えば、先のステップS18において設定された第1シャッター速度(露出値)が露出連動範囲の上限値RJを超えていた場合には、露出連動範囲内に設定される場合に比べて、該第1シャッター速度(露出値)の精度が低下してしまう。しかしながら、この第1シャッター速度(露出値)の精度の低下分は、2つの撮像画像の画像データを画像処理回路16において合成させる際に補われるため、合成画像の画質に悪影響を与えることはない。
そして、こうした画像処理により生成した合成画像をモニタ21に確認用画像として表示させた後、その画像の画像データをファイル化してメモリカード22に記憶させると、MPU17は、以上のHDR撮影処理ルーチンを終了する。
なお、HDR撮影モードで複数の画像の合成を行なう際には、合成する画像間のズレを検出し、被写体像が一致するように少なくとも一枚の画像をシフトさせて合成させる。画像間のズレは、例えば、画像間の動きベクトルを解析して検出してもよく、その他の方法を用いてもよい。
次に、以上のように構成された本実施形態のカメラ11の作用について、特に、暗部と明部とを有する被写体をHDR撮影する場合の撮像方法に着目して以下説明する。
なお、説明の前提として、この場合にカメラ11で撮影する画像は図2に示す風景の画像25であって、既述したように、その画像25における被写体画像は暗部と明部とを有しているものとする。そして、その被写体画像を16個の領域A〜Pに分割した場合における領域A〜P毎の輝度値については、領域内に太陽26の大半が位置する左上隅の領域Aの輝度値が最大輝度値である一方、領域内に日陰で湖面が暗い湖28が位置する右下隅の領域Pの輝度値が最小輝度値であるものとする。さらに、操作部材24におけるモード切り替えボタンが操作されたことにより撮影モードは通常撮影モードからHDR撮影モードに切り替えられているものとする。
さて、以上のような前提の下、カメラ11のレンズ部12を被写体となる山27の方向に向けると、山麓に湖28と立木29がある山27の稜線の左側上方に太陽26が昇った状態にある風景がスルー画像としてモニタ21に表示される。そして、その状態で、カメラ11の使用者により、レリーズボタンが半押しされると、AF処理が実行されると共に、HDR撮影用のAE処理として電子シャッター機能を有する撮像素子14における連続撮影時のシャッター速度が設定される。
すなわち、被写体画像における各領域A〜Pの輝度値のうち領域Aの輝度値である最大輝度値に基づき高速側の第1シャッター速度(高露出側の第1露出条件)が設定される。この場合、領域Aの輝度値が非常に高輝度であったとしても、カメラ11が有する電子シャッター速度の限界付近までを利用して(露出連動範囲を無視して)第1シャッター速度が設定される。また、被写体画像における各領域A〜Pの輝度値のうち領域Pの輝度値である最小輝度値に基づき低速側の第2シャッター速度(低露出側の第2露出条件)が設定される。
また、シャッター速度(露出条件)の算出基礎となる各領域A〜Pの輝度値に関して、全領域の平均輝度値との数値差が異常閾値を超える輝度値を検出したときには、その領域の輝度値はHDR撮影に用いるシャッター速度の算出基礎には不適な異常値であるとして除外される。そして、こうした異常値を除外した残りの各輝度値に基づき第1シャッター速度及び第2シャッター速度が設定される。
そして、このように第1シャッター速度及び第2シャッター速度が設定された後において、カメラ11のレリーズボタンが全押しされると、被写体画像が第1シャッター速度と第2シャッター速度で連続撮影される。その際、第1シャッター速度は、その被写体画像では明部となる領域Aの輝度値(最大輝度値)に適合した露出条件となるシャッター速度であるため、かかる第1シャッター速度で撮影された第1撮像画像には白とびの発生もほとんど無い。同様に、第2シャッター速度は、その被写体画像で暗部となる領域Pの輝度値(最小輝度値)に適合した露出条件となるシャッター速度であるため、かかる第2シャッター速度で撮影された第2撮像画像には黒つぶれの発生もほとんど無い。
そして、そのような連続撮影により得られた第1撮像画像と第2撮影画像が合成された一つの合成画像がMPU17の制御に基づき画像処理回路16において生成される。すると、暗部が黒つぶれすることなく、また、明部が白飛びしていない一つの合成画像が生成され、その合成画像がメモリカード22に記憶保存される。
以上のような本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)明部と暗部とを有する被写体を異なる露出条件下で各々撮像するための高速側(高露出側)の第1シャッター速度(第1露出条件)及び低速側(低露出側)の第2シャッター速度(第2露出条件)を演算する場合、すなわちHDR撮影をする場合には、電子シャッター速度の設定範囲を制限する露出連動範囲の制限が解除される。そのため、カメラ11が有する電子シャッター速度の限界付近までを利用して(露出連動範囲を無視して)、特に第1露出条件として高速側の第1シャッター速度を設定することができる。したがって、暗部と明部とを有する被写体における特に明部が非常に高輝度である場合でも、その明部の輝度(明るさ)に応じた最適露出条件でHDR撮影することができる。
(2)被写体の画像における実際の輝度値(第1輝度値及び第2輝度値)に基づきHDR撮影用の各露出条件として高速側の第1シャッター速度及び低速側の第2シャッター速度を設定しているので、暗部と明部とを有する被写体を暗部と明部との明暗比に応じた最適露出条件でHDR撮影することができる。
(3)暗部(領域P)と明部(領域A)とを有する被写体の画像における複数の分割領域A〜P毎の輝度値を検出した上で、明部の輝度値に基づき高露出用の第1露出条件を設定すると共に、暗部の輝度値に基づき低露出用の第2露出条件を設定している。そのため、暗部と明部とを有する被写体を暗部と明部との実際の明暗比に応じた最適露出条件で、より一層好適にHDR撮影することができる。
(4)高露出側の第1露出条件の算出基礎となる第1輝度値として最も明るい領域Aの輝度値である最大輝度値を用いると共に、低露出側の第2露出条件の算出基礎となる第2輝度値として最も暗い領域Pの輝度値である最小輝度値を用いるようにしている。そのため、明暗比に応じた露出条件の設定を簡便に行なうことができる。
(5)領域A〜P毎の輝度値を検出した場合において、平均輝度値から大きく乖離した異常値の輝度値がある場合には、そうした異常な輝度値を除外し、残りの各輝度値中から第1及び第2露出条件の算出基礎となる第1及び第2輝度値を選択するようにしている。そのため、異常な露出条件を設定してしまう虞を抑制することができる。
(6)本実施形態では、露出条件である露出値を決定する場合の三要素であるシャッター速度、絞り値及びISO感度のうちシャッター速度で露出段数を設定するようにしている。そのため、絞り値やISO感度で露出条件を設定する場合との対比において、被写界深度が変わったり色かけが生じたりする虞を抑制しつつ簡単に露出条件を設定することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・第1露出条件及び第2露出条件は、被写体画像の平均輝度値に対応する露出段数(露出値)に対して予め設定した露出段数分だけ加算及び減算した各露出段数にそれぞれ対応させて設定するようにしてもよい。すなわち、被写体画像の暗部及び明部のそれぞれの輝度値を実測することなく、被写体画像の平均輝度値に基づいて該被写体画像の暗部及び明部の露出段数をそれぞれ機械的に算出し、その算出した各露出段数に基づき第1露出条件及び第2露出条件をそれぞれ設定するようにしてもよい。
・第1露出条件及び第2露出条件を設定する場合の基礎値となる第1輝度値及び第2輝度値としては、最大輝度値及び最小輝度値以外の高輝度値及び低輝度値を用いてもよい。例えば、第1輝度値としては明部のうちで2番目に明るい領域Eの輝度値(高輝度値)を用いると共に、第2輝度値としては暗部のうちで2番目に暗い領域Lの輝度値(低輝度値)を用いるようにしてもよい。要は、最大輝度値を含む一群の高輝度値中の一つの輝度値を第1輝度値にすると共に、最小輝度値を含む一群の低輝度値中の一つの輝度値を第2輝度値として、高露出側の第1露出条件及び低露出側の第2露出条件を設定するようにしてもよい。
・被写体画像の領域A〜P毎に検出された各輝度値のうちに異常な輝度値があるか否かを異常閾値との対比により判別する工程を省略してもよい。すなわち、HDR撮影処理ルーチンにおいて、ステップS13及びステップS14を省略してもよい。
・HDR撮影処理ルーチンのステップS17において、露出連動範囲は、必ずしも下限側の制限を解除する必要はない。すなわち、露出連動範囲は、上限側の制限及び下限側の制限のうち少なくとも上限側の制限が解除されればよい。
・HDR撮影処理ルーチンのステップS17において、露出連動範囲は、先のステップS16で演算した第1露出条件及び第2露出条件のうち高露出側の第1露出条件として演算した露出値RXが露出連動範囲の上限値RJを超えている場合に、その少なくとも上限側の制限を解除するものであってもよい。
・HDR撮影処理ルーチンのステップS17は、先のステップS16で高露出側の第1露出条件及び低露出側の第2露出条件が演算されることを停止条件として露出連動範囲の制限を解除する場合に限定されず、被写体をHDR撮影するためにカメラ11のモードがHDR撮影モードになったことを停止条件として露出連動範囲の制限を解除してもよい。
・被写体画像を任意の数の分割領域に分割し、その分割した分割領域毎に輝度値を検出するようにしてもよい。すなわち、例えば、被写体画像を全く分割することなく輝度値を検出するようにしてもよい。
・露出条件を決定する場合、シャッター速度以外に絞り13の絞り値やISO感度により露出条件を設定するようにしてもよい。すなわち、シャッター速度、絞り値及びISO感度のうちの少なくとも一つにより露出条件を設定可能である。
・画像生成プログラムを予めメモリカードなどの外部記憶媒体に記憶させておき、該外部記憶媒体をカメラに装着した際に、外部記憶媒体からカメラに画像生成プログラムが取り込まれるようにしてもよい。
・上記実施形態においては、撮像装置の一種であるデジタルスチルカメラに具体化したが、例えばデジタルビデオカメラやカメラ機能付き携帯電話などの他の撮像装置及びそれらを用いた撮像方法に具体化してもよい。
11…カメラ(撮像装置)、14…撮像素子(輝度値検出手段)、14a…受光面、16…画像処理回路(合成画像生成手段)、17…MPU(輝度値検出手段、露出条件演算手段、制限解除手段、露出条件設定手段、合成画像生成手段、コンピュータ)、A〜P…領域。

Claims (5)

  1. 撮像素子の受光面に結像した被写体画像を測光して輝度値を検出する輝度値検出手段と、
    該輝度値検出手段により検出された輝度値に基づき被写体を撮像する際の露出条件を演算する露出条件演算手段と、
    該露出条件演算手段が、被写体を異なる露出条件下で各々撮像するための相対的に高露出側の第1露出条件及び相対的に低露出側の第2露出条件を各々演算する場合には、露出条件の設定範囲を制限するために自動露出の際に露出条件を決定する要素が連動する範囲として定められた露出条件設定範囲における少なくとも高露出側の制限を解除する制限解除手段と、
    該制限解除手段によって前記露出条件設定範囲の制限が解除された場合には、そのような制限が解除された状態において前記露出条件演算手段の演算結果に基づき前記第1露出条件及び前記第2露出条件を設定する露出条件設定手段と、
    該露出条件設定手段により設定された前記第1露出条件及び前記第2露出条件に従って各々撮像された撮像画像を合成して一つの合成画像を生成する合成画像生成手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記露出条件演算手段は、前記輝度値検出手段により検出された輝度値よりも高輝度の第1輝度値に基づき第1露出条件を演算すると共に、前記検出された輝度値よりも低輝度の第2輝度値に基づき第2露出条件を演算することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記輝度値検出手段は、前記撮像素子の受光面に結像した前記被写体画像を複数の分割領域毎に測光して領域毎の輝度値を検出し、
    前記露出条件演算手段は、前記輝度値検出手段により検出された各輝度値のうちの最大輝度値を含む一群の高輝度値中の一つの輝度値を第1輝度値として、該第1輝度値に基づき前記第1露出条件を演算すると共に、前記各輝度値のうちの最小輝度値を含む一群の低輝度値中の一つの輝度値を第2輝度値として、該第2輝度値に基づき前記第2露出条件を演算することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1輝度値は前記一群の高輝度値中の前記最大輝度値であり、前記第2輝度値は前記一群の低輝度値中の前記最小輝度値であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. コンピュータに、
    撮像素子の受光面に結像した被写体画像を測光して輝度値を検出する輝度値検出手順と、
    該輝度値検出手順により検出された輝度値に基づき被写体を撮像する際の露出条件を演算する露出条件演算手順と、
    該露出条件演算手順において明部と暗部とを有する被写体を異なる露出条件下で各々撮像するための相対的に高露出側の第1露出条件及び相対的に低露出側の第2露出条件を各々演算する場合には、露出条件の設定範囲を制限するために自動露出の際に露出条件を決定する要素が連動する範囲として定められた露出条件設定範囲における少なくとも高露出側の制限を解除する制限解除手順と、
    該制限解除手順によって前記露出条件設定範囲の制限が解除された場合には、そのような制限が解除された状態において前記露出条件演算手順での演算結果に基づき前記第1露出条件及び前記第2露出条件を設定する露出条件設定手順と、
    該露出条件設定手順で設定された前記第1露出条件及び前記第2露出条件に従って各々撮像された撮像画像を合成して一つの合成画像を生成する合成画像生成手順とを実行させるための画像生成プログラム。
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