JP2002134731A - 光電変換素子および固体撮像素子 - Google Patents

光電変換素子および固体撮像素子

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JP2002134731A JP2000321343A JP2000321343A JP2002134731A JP 2002134731 A JP2002134731 A JP 2002134731A JP 2000321343 A JP2000321343 A JP 2000321343A JP 2000321343 A JP2000321343 A JP 2000321343A JP 2002134731 A JP2002134731 A JP 2002134731A
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真之 寺井
Akito Tanabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバーフローバリア領域が深く配置され、
素子寸法が縮小化された構成において、残像を発生させ
ずに読み出しゲート電圧および引き抜き電圧の増大を抑
制する。 【解決手段】 縦型オーバーフロードレイン方式の光電
変換素子において、第1導電型半導体基板と、第1導電
型半導体基板にオーバーフローバリアとして形成された
第2導電型半導体領域と、第1導電型半導体基板上に形
成された真性または第1導電型または第2導電型の半導
体エピタキシャル層と、前記半導体エピタキシャル層に
形成された第1導電型高濃度層および受光部を有し、前
記第1導電型高濃度層の不純物濃度が前記半導体エピタ
キシャル層の不純物濃度よりも高い構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換素子およ
び固体撮像素子に関し、特に、残像を発生させずに読み
出しゲート電圧および引き抜き電圧の増大が抑制された
CCD固体撮像素子に関する。
【0002】
【従来の技術】光電変換素子として、受光部での余剰電
荷を基板側に排出するようにした、いわゆる縦型オーバ
ーフロードレイン方式の光電変換素子が知られている。
【0003】この縦型オーバーフロードレイン方式の光
電変換素子を用いた固体撮像素子において、オーバーフ
ローバリアを深く形成して感度を向上させる目的で、第
1導電型半導体基板に、オーバーフローバリア領域とな
る第2導電型半導体領域を形成し、その後第1導電型半
導体基板上に所望の波長域の光が十分吸収され得る厚さ
で真性または第1導電型または第2導電型の半導体エピ
タキシャル層を形成し、この半導体エピタキシャル層に
受光部を形成した構成が特開平9−331058に開示
されている。
【0004】以下に図を用いて従来構造について説明す
る。図11に従来の光電変換素子の受光部の断面図を示
す。n型半導体基板2にp型不純物によるオーバーフロ
ーバリア領域3が形成され、n型半導体基板2上にここ
では低濃度でn型の半導体エピタキシャル層4が形成さ
れている。さらに、半導体エピタキシャル層4には、隣
接画素への信号電荷の流出を防ぐ高濃度のp型のチャネ
ルストップ領域6、並びに電荷蓄積領域7及び高濃度の
p型半導体領域8からなる受光部1が形成されている。
また、基板表面の受光部1を除く領域には遮光膜10が
形成され、半導体エピタキシャル層4と遮光膜10の間
には絶縁膜9が形成されている。なお、図中には示して
いないが、受光部1には隣接して、受光部1の蓄積電荷
を出力部もしくは電荷転送部に読み出すための読み出し
ゲートが形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、素子寸法の縮小
とともにチャネルストップ領域6の間隔Wは狭まってお
り、また長波長領域の感度を向上させるため、半導体エ
ピタキシャル層4の膜厚を厚くする傾向にある。
【0006】図12は、図11のc−c’断面における
深さ方向の電位分布(ポテンシャル分布)を示したもの
である。図12(a)は基板電圧が小さい場合、(b)
は蓄積電荷を基板に引き抜くために基板電圧を大きくし
た場合を示す。また、図中の実線11は、Wが縮小され
た場合の電子の感じるポテンシャルを示し、破線12は
Wが大きい場合の電子の感じるポテンシャルを示す。
【0007】図12(a)に示されるように、従来構造
を用いた場合、Wの縮小により深さ方向のポテンシャル
分布にポテンシャルピーク14が現れる。原因は図11
のチャネルストップ領域6からの横方向の空乏層の広が
りによって電位が低下したためである。このポテンシャ
ルピーク14の電位は、半導体エピタキシャル層4の不
純物濃度が小さいほど低くなり、素子の感度およびブル
ーミング特性が劣化する。また、Wが大きくポテンシャ
ルピーク14が無い場合はオーバーフローバリアピーク
13より浅いところで生成された電荷は蓄積電荷15に
加わるが、これに対してWが小さくポテンシャルピーク
14が存在する場合は、ポテンシャルピーク14とオー
バーフローバリアピーク13との間で生成された電子は
蓄積電荷16に加わる。ポテンシャルピーク14がオー
バーフローバリアピーク13よりも低い場合、ポテンシ
ャルピーク14とオーバーフローバリアピーク13との
間の電荷蓄積領域(蓄積電荷16の領域)に電子が蓄積
され、そのポテンシャルがポテンシャルピーク14と同
電位になるとポテンシャルピーク14とオーバーフロー
バリアピーク13との間で生成された電子も蓄積電荷1
5に加わるようになる。しかし、ポテンシャルピーク1
4があると、受光部の信号電荷を読み出す時に蓄積電荷
16は受光部1に取り残される。よってその分だけ信号
電荷が減少する。また、この取り残された電荷は、熱電
子放出によって時間が経つとともに電荷蓄積領域7に流
入し、再生画面上では残像となって現れる。また、ポテ
ンシャルピーク14を無くすためにエピタキシャル層4
の不純物濃度を高濃度にすると電荷蓄積領域7の空乏化
時の電位が上昇するため、受光部の信号電荷を読み出す
際の読み出しゲート電圧が上昇する。
【0008】一方、Wが大きい場合は、半導体エピタキ
シャル層4の不純物濃度を薄くするに従い基板に蓄積電
荷を引き抜く際の基板電圧は小さくなる傾向がある。し
かし、これに対してWが小さい場合は、図12(b)に
示すように、基板電圧の増大によりオーバーフローバリ
アピークが消えた後でもポテンシャルピーク14が残る
ため残留電荷23が残り、ポテンシャルピーク14を消
すためにより大きい電圧を基板に加える必要がある。そ
のため、Wが大きい場合に比べ引き抜き電圧は増大す
る。また、前述したようにポテンシャルピーク14を無
くすために半導体エピタキシャル層4の不純物濃度を高
濃度にすると受光部の信号電荷を読み出す際の読み出し
ゲート電圧が上昇する。
【0009】そこで本発明の目的は、上記課題に鑑み、
半導体エピタキシャル層を用いてオーバーフローバリア
領域を深く位置するように構成され、素子寸法が縮小化
された光電変換素子及び固体撮像素子において、ポテン
シャルピーク14の発生を効果的に抑制することで、残
像を発生させずに読み出しゲート電圧および引き抜き電
圧の増大を抑制することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1導電型半
導体基板と、第1導電型半導体基板にオーバーフローバ
リアとして形成された第2導電型半導体領域と、第1導
電型半導体基板上に形成された真性または第1導電型ま
たは第2導電型の半導体エピタキシャル層と、前記半導
体エピタキシャル層に形成された第1導電型高濃度層お
よび受光部とを有し、前記第1導電型高濃度層の不純物
濃度が前記半導体エピタキシャル層の不純物濃度よりも
高いことを特徴とするオーバーフロードレイン方式の光
電変換素子に関する。
【0011】また本発明は、第1導電型半導体基板と、
第1導電型半導体基板にオーバーフローバリアとして形
成された第2導電型半導体領域と、第1導電型半導体基
板上に形成された真性または第1導電型または第2導電
型の第1の半導体エピタキシャル層と、第1の半導体エ
ピタキシャル層上に形成された第1導電型の第2の半導
体エピタキシャル層と、第2の半導体エピタキシャル層
に形成された受光部を有し、第2の半導体エピタキシャ
ル層の不純物濃度が第1の半導体エピタキシャル層の不
純物濃度よりも高いことを特徴とするオーバーフロード
レイン方式の光電変換素子に関する。
【0012】また本発明は、第1導電型半導体基板と、
第1導電型半導体基板にオーバーフローバリアとして形
成された第2導電型半導体領域と、第1導電型半導体基
板上に形成された真性または第1導電型または第2導電
型の半導体エピタキシャル層と、前記半導体エピタキシ
ャル層に形成された第1導電型高濃度層および受光部
と、転送電極、前記半導体エピタキシャル層に形成され
た第2導電型ウェル領域および第1導電型転送チャネル
領域を有する転送レジスタ部とを有し、前記第1導電型
高濃度層の不純物濃度が前記半導体エピタキシャル層の
不純物濃度よりも高いことを特徴とするオーバーフロー
ドレイン方式の固体撮像素子に関する。
【0013】また本発明は、第1導電型半導体基板と、
第1導電型半導体基板にオーバーフローバリアとして形
成された第2導電型半導体領域と、第1導電型半導体基
板上に形成された真性または第1導電型または第2導電
型の第1の半導体エピタキシャル層と、第1の半導体エ
ピタキシャル層上に形成された第1導電型の第2の半導
体エピタキシャル層と、第2の半導体エピタキシャル層
に形成された受光部と、転送電極、第2の半導体エピタ
キシャル層に形成された第2導電型ウェル領域および第
1導電型の転送チャネル領域を有する転送レジスタ部と
を有し、第2の半導体エピタキシャル層の不純物濃度が
第1の半導体エピタキシャル層の不純物濃度よりも高い
ことを特徴とするオーバーフロードレイン方式の固体撮
像素子に関する。
【0014】上述した構造にすることにより、チャネル
ストップ領域や第2導電型ウェル領域周辺の第1導電型
の不純物濃度が高まり、チャネルストップ領域や第2導
電型ウェル領域の空乏層の広がりによる電位の低下が抑
えられ、ポテンシャルピークの発生を抑制することがで
きる。これによって、読み出しゲート電圧および引き抜
き電圧の増大を抑制し、残像の発生を抑制することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明
する。図1に、本発明による縦型オーバーフロードレイ
ン構造を持つ光電変換素子の第1の実施の形態の断面構
成図を示す。
【0016】n型半導体基板2にはp型のオーバーフロ
ーバリア領域3が形成され、このn型半導体基板2上に
低濃度でここではn型の半導体エピタキシャル層4が形
成されている。この半導体エピタキシャル層4には、n
型高濃度層5と、チャネルストップ領域6と、高濃度の
p型半導体領域8及び電荷蓄積領域7で構成される受光
部1とが形成されている。また、この半導体エピタキシ
ャル層の表面には絶縁膜9が形成され、この絶縁膜表面
の受光部を除く領域に遮光膜10が形成されている。
【0017】この構成において、n型高濃度層5は、p
型半導体領域8及び電荷蓄積領域7で構成される受光部
1の下方(基板側)に近接配置され、受光部1とともに
チャネルストップ領域6の間に形成されている。また、
n型高濃度層5の不純物濃度は、1×1014cm-3から
1×1015cm-3が好ましく、半導体エピタキシャル層
4の不純物濃度は1×1014cm-3以下であることが好
ましい。
【0018】なお、図中には示していないが、受光部に
は蓄積電荷を電荷転送部もしくは出力部に転送するため
の読み出しゲートが形成されている。
【0019】次に、図2を参照しながら、本発明の光電
変換素子の第1の実施の形態の製造方法を説明する。
【0020】まず、図2(a)に示すように、n型半導
体基板2(ここではn型不純物をドープしたシリコン基
板)に、p型不純物(たとえばホウ素)をイオン注入し
てオーバーフローバリア領域3を形成する。このp型不
純物領域3はオーバーフローバリアを形成し、オーバー
フローバリアの高さは主にそのドーズ量に依存する。基
板電圧が5Vから10Vにおいて、適当な高さのオーバ
ーフローバリアを形成するためのp型不純物のドーズ量
は1×1011cm-2から1×1012cm-2であることが
好ましい。
【0021】オーバーフローバリア領域3の形成後、図
2(b)に示すように、n型半導体基板2全面にシリコ
ンのエピタキシャル成長を行い半導体エピタキシャル層
4を形成する。半導体エピタキシャル層4は、真性、n
型、p型のいすれでもよいがここではn型としている。
半導体エピタキシャル層4の不純物濃度は、電子シャッ
ター機能により蓄積電荷を基板に引き抜く際の基板電
圧、および読み出しゲート電圧に影響を与え、素子特性
の点から1×1014cm-3以下が好ましい。また、半導
体エピタキシャル層4の膜厚は、オーバーフローバリア
領域3のエピタキシャル層4表面からの深さが所望の波
長域の感度が得られるように設定する。
【0022】次に、図2(c)に示すように、半導体エ
ピタキシャル層4上にパターニングされた第1のフォト
レジスト層17を形成し、この第1のフォトレジスト層
17をマスクにして半導体エピタキシャル層4にp型不
純物を注入してチャネルストップ領域6を形成する。チ
ャネルストップ領域6は、隣接画素および受光部1以外
の領域と受光部1を分離する役割をもつ。イオン注入
後、第1のフォトレジスト層17は除去する。
【0023】次に、図2(d)に示すように、半導体エ
ピタキシャル層4上にパターニングされた第2のフォト
レジスト層18を形成し、この第2のフォトレジスト層
18をマスクにして半導体エピタキシャル層4にn型不
純物を高エネルギーでイオン注入してn型高濃度層5を
形成し、次にn型高濃度層5よりも低エネルギーでn型
不純物をイオン注入して電荷蓄積領域7を形成する。さ
らに、第2のフォトレジスト層18をマスクにして、p
型不純物を高ドーズ量注入することにより、高濃度のp
型半導体領域8を形成する。この高濃度のp型半導体領
域8は界面準位に起因した暗電流を低減する役割をも
つ。n型の高濃度層5の不純物濃度は1×1014cm-3
から1×1015cm-3とすることが好ましく、少なくと
も半導体エピタキシャル層4よりも高濃度にする。イオ
ン注入後、第2のフォトレジスト層18は除去する。
【0024】次に、図2(e)に示すように、絶縁膜
9、ここではシリコン酸化膜を成膜し、受光部を除く表
面に遮光膜10を形成する。遮光膜にはタングステンや
アルミニウムなどの金属膜を用いることができる。
【0025】以上の製造方法により、本発明の光電変換
素子の第1の実施の形態の構造を形成することができ
る。
【0026】以上のように形成された本発明の光電変換
素子は、従来構造と異なりチャネルストップ領域6間に
n型の高濃度層5が形成されており、従来構造よりもチ
ャネルストップ領域6周辺のn型不純物領域の濃度が高
くなっている。
【0027】図3に、図1のa−a’断面における深さ
方向の電位分布(ポテンシャル分布)を示す。図3
(a)は基板電圧が小さい場合、(b)は蓄積電荷を基
板に引き抜くために基板電圧を大きくした場合を示す。
図中の実線21は、本発明の構造において電子の感じる
ポテンシャルを示し、破線11は、n型高濃度層5を有
しない従来の構造において電子の感じるポテンシャルを
示す。
【0028】図3(a)に示されるように、チャネルス
トップ領域6の空乏層の広がりによって従来構造(破
線)で発生していたポテンシャルピーク14は、本発明
の構造では消えているのがわかる。そのため、受光部1
への光の入射によりオーバーフローバリアピーク13よ
りも浅いところで生成された電子は全て蓄積電荷22に
加わる。さらに、受光部の信号電荷を読み出す時に、受
光部1の蓄積電荷を電荷蓄積部7に残すことなく読み出
すことができ残像の発生を抑制することができる。
【0029】また、図3(b)に示すように、従来構造
ではWが小さい場合、基板電圧の増大によりオーバーフ
ローバリアピークが消えた後でもポテンシャルピーク1
4が残るために残留電荷23が残り、ポテンシャルピー
ク14を消すためにより大きな基板電圧が必要であっ
た。これに対し、本発明ではポテンシャルピーク14の
発生が抑制されるため、引き抜き電圧は従来構造におい
て必要な電圧より低いものでよい。
【0030】第2の実施の形態 本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明
する。図4に、本発明による縦型オーバーフロードレイ
ン構造を持つ光電変換素子の第2の実施の形態の断面構
成図を示す。
【0031】n型半導体基板2にはp型のオーバーフロ
ーバリア領域3が形成され、このn型半導体基板2上に
低濃度でここではn型の第1の半導体エピタキシャル層
19が形成されている。
【0032】さらに、第1の半導体エピタキシャル層1
9上には、n型で不純物濃度が第1の半導体エピタキシ
ャル層19よりも高濃度の第2の半導体エピタキシャル
層20が形成されている。この第2の半導体エピタキシ
ャル層20には、チャネルストップ領域6と、高濃度の
p型半導体領域8及び電荷蓄積領域7で構成される受光
部1とが形成されている。また、この第2の半導体エピ
タキシャル層の表面には絶縁膜9が形成され、この絶縁
膜表面の受光部を除く領域に遮光膜10が形成されてい
る。
【0033】この構成において、第2の半導体エピタキ
シャル層は、チャネルストップ領域の基板側を完全に覆
っており、その不純物濃度は、1×1014cm-3から1
×1015cm-3が好ましい。また、第1の半導体エピタ
キシャル層の不純物濃度は1×1014cm-3以下である
ことが好ましい。
【0034】次に、図5を参照しながら、本発明の光電
変換素子の第2の実施の形態の製造方法を説明する。
【0035】まず、図5(a)に示すように、n型半導
体基板2にp型不純物をイオン注入してオーバーフロー
バリア領域3を形成する。基板電圧が5Vから10Vに
おいて、適当な高さのオーバーフローバリアを形成する
ためのp型不純物のドーズ量は1×1011cm-2から1
×1012cm-2であることが好ましい。
【0036】次に、図5(b)に示すように、n型半導
体基板2全面にシリコンのエピタキシャル成長を行い、
第1の半導体エピタキシャル層19を形成する。第1の
半導体エピタキシャル層19は、真性、n型、p型のい
ずれでもよいがここではn型としている。第1の半導体
エピタキシャル層19の不純物濃度は1×1014cm -3
以下が好ましい。
【0037】さらに、第1の半導体エピタキシャル層1
9全面にシリコンのエピタキシャル成長を行い第2の半
導体エピタキシャル層20を形成する。第2の半導体エ
ピタキシャル層20は、n型で第1の半導体エピタキシ
ャル層19よりも不純物濃度を高くする。この不純物濃
度の高い第2の半導体エピタキシャル層20は、前述し
た第1の実施の形態のn型の高濃度層5の効果と同様な
効果を示す。第1の半導体エピタキシャル層19と第2
の半導体エピタキシャル層20の膜厚の合計は、オーバ
ーフローバリア領域3の第2の半導体エピタキシャル層
20表面からの深さが所望の波長域の感度が得られるよ
うに設定する。また、第2の半導体エピタキシャル層2
0は、少なくともその一部が後に形成するチャネルスト
ップ領域6間に位置するように、或いはチャネルストッ
プ領域6の下部(基板側)を完全に覆うことができるよ
うにその厚さを設定することが好ましい。
【0038】次に、図5(c)に示すように、第1の実
施の形態の製造方法と同様の方法で第2の半導体エピタ
キシャル層20に、チャネルストップ領域6、電荷蓄積
部7、高濃度のp型半導体領域8、絶縁膜9及び遮光膜
10を形成して本発明の光電変換素子の第2の実施の形
態の構成が形成できる。但し、チャネルストップ領域6
の形成において、その下部(基板側)が第2の半導体エ
ピタキシャル領域に覆われるようにする場合は、第1の
半導体エピタキシャル領域に達しないように形成する。
【0039】第2の実施の形態においても、第1の実施
の形態と同様に、チャネルストップ領域6周辺のn型不
純物濃度が高くなっているため、深さ方向の電位分布に
おいて、図3(a)及び(b)に示されるようにポテン
シャルピークの発生が抑制される。
【0040】第3の実施の形態 本発明の光電変換素子をインターライン転送型CCD固
体撮像素子に用いた場合について図6から図10を用い
て説明する。
【0041】図6に、本発明の固体撮像素子の一実施形
態の構成断面図を示す。n型半導体基板2にはp型のオ
ーバーフローバリア領域3が形成され、このn型半導体
基板2上に低濃度でここではn型の半導体エピタキシャ
ル層4が形成されている。この半導体エピタキシャル層
4には、n型の高濃度層5と、転送電極31及びp型半
導体ウェル領域26及びn型の転送チャネル領域27で
構成される垂直転送レジスタ部24と、n型の電荷蓄積
領域7及び高濃度のp型半導体領域8で構成される受光
部1と、転送電極31及びp型半導体領域28で構成さ
れる、電荷蓄積領域7から垂直転送レジスタ24への電
荷転送を行う読み出しゲート部25と、p型のチャネル
ストップ領域29が形成されている。また、半導体エピ
タキシャル層4の表面にはゲート絶縁膜30が形成さ
れ、その上に転送電極31が形成され、さらに層間絶縁
膜32を介して、光受光部を除く領域に遮光膜10が形
成されている。すなわち、転送電極31と半導体エピタ
キシャル層4の間にはゲート絶縁膜30が、転送電極3
1と遮光膜10の間には層間絶縁膜32が形成されてい
る。
【0042】この構成において、n型高濃度層5は、p
型半導体領域8及び電荷蓄積領域7で構成される受光部
1の下方(基板側)に近接配置され、p型半導体ウェル
領域26の間に形成されている。n型高濃度層5は、p
型半導体ウェル領域内の転送電荷に対するポテンシャル
が最大となる深さに少なくとも配置されてることが好ま
しい。また、n型高濃度層5の不純物濃度は、1×10
14cm-3から1×10 15cm-3が好ましく、半導体エピ
タキシャル層4の不純物濃度は1×1014cm -3以下で
あることが好ましい。
【0043】次に、図7を用いて、本発明の固体撮像素
子の一実施形態の製造方法を説明する。
【0044】まず、図7(a)に示すように、n型半導
体基板2にp型不純物をイオン注入してオーバーフロー
バリア領域3を形成する。基板電圧が5Vから10Vに
おいて、適当な高さのオーバーフローバリアを形成する
ためのp型不純物のドーズ量は1×1011cm-2から1
×1012cm-2であることが好ましい。
【0045】次に、図7(b)に示すように、n型半導
体基板2全面にシリコンのエピタキシャル成長を行い、
半導体エピタキシャル層4を形成する。半導体エピタキ
シャル層4の膜厚、濃度、導電型は第1の実施の形態と
同様である。
【0046】次に、図7(c)に示すように、半導体エ
ピタキシャル層4にパターニングされた第1のフォトレ
ジスト層34を形成し、この第1のフォトレジスト層3
4をマスクにして半導体エピタキシャル層4にp型不純
物をイオン注入することによりp型ウェル領域26を形
成する。さらに、第1のフォトレジスト層34をマスク
にして半導体エピタキシャル層4にn型不純物をイオン
注入することにより転送チャネル領域27を形成する。
イオン注入後、第1のフォトレジスト層34は除去す
る。
【0047】次に、図7(d)に示すように、半導体エ
ピタキシャル層4にパターニングされた第2のフォトレ
ジスト層35を形成し、この第2のフォトレジスト層3
5をマスクにして半導体エピタキシャル層4にn型不純
物をイオン注入してn型高濃度層5を形成する。イオン
注入後、第2のフォトレジスト層35は除去する。
【0048】その後、同様にイオン注入を行って、チャ
ネルストップ領域29、p型半導体領域28、電荷蓄積
領域7、高濃度のp型半導体領域8を形成する。さら
に、常法により、ゲート絶縁膜30、転送電極31、層
間絶縁膜32、遮光膜10を形成して本発明の固体撮像
素子の構成ができる。
【0049】インターライン転送型CCD固体撮像素子
においては、p型ウェル領域26は、水平方向の画素分
離の役割も担っており、画素の縮小化に伴いp型ウェル
領域26間の距離Wは小さくなっている。
【0050】図6のb−b’断面の電位分布を図8に示
す。p型ウェル領域26にはポテンシャルピーク33が
ある。n型高濃度層5の無い従来構造ではp型ウェル領
域26から受光部1への方向、すなわち横方向に延びる
空乏層の広がりにより、ポテンシャルピーク33に引か
れて受光部1周辺のポテンシャルが高くなる。そのた
め、受光部1の深さ方向の電位分布には前述の図3
(a)に示すような電位分布(破線)におけるポテンシ
ャルピーク14が現れ、残像および引き抜き電圧増大の
原因となる。
【0051】本発明では、n型の高濃度層5は、p型ウ
ェル領域26の間において、p型ウェル領域26の転送
電荷に対するポテンシャルが最大となる(ポテンシャル
ピーク33)の深さに少なくとも位置するようにその深
さを含む領域に形成することが好ましい。これにより、
p型ウェル領域26周辺のn型不純物濃度を高くするこ
とができ、前記した空乏層の広がりを抑制することがで
きるため、効果的にポテンシャルピーク14の発生を抑
制できる。
【0052】第4の実施の形態 本発明の固体撮像素子の他の実施形態について説明す
る。図9は、本発明の固体撮像素子の他の実施形態の断
面構成図を示したものである。
【0053】n型半導体基板2にはp型のオーバーフロ
ーバリア領域3が形成され、このn型半導体基板2上に
低濃度でここではn型の第1の半導体エピタキシャル層
19が形成されている。
【0054】さらに、第1の半導体エピタキシャル層1
9上の全面には、n型で不純物濃度が第1の半導体エピ
タキシャル層よりも高濃度の第2の半導体エピタキシャ
ル層20が形成されている。この第2のエピタキシャル
層20には、転送電極31及びp型半導体ウェル領域2
6及びn型の転送チャネル領域27で構成される垂直転
送レジスタ部24と、n型の電荷蓄積領域7及び高濃度
のp型半導体領域8で構成される受光部1と、転送電極
31及びp型半導体領域28で構成される、電荷蓄積領
域7から垂直転送レジスタ24への電荷転送を行う読み
出しゲート部25と、p型のチャネルストップ領域29
が形成されている。また、第2の半導体エピタキシャル
層の表面にはゲート絶縁膜30が形成され、その上に転
送電極31が形成され、さらに層間絶縁膜32を介し
て、光受光部を除く領域に遮光膜10が形成されてい
る。すなわち、転送電極31と第2の半導体エピタキシ
ャル層20の間にはゲート絶縁膜30が、転送電極31
と遮光膜10の間には層間絶縁膜32が形成されてい
る。
【0055】この構成において、第2の半導体エピタキ
シャル層の不純物濃度は、1×10 14cm-3から1×1
15cm-3が好ましく、第1の半導体エピタキシャル層
の不純物濃度は1×1014cm-3以下であることが好ま
しい。また、第2の半導体エピタキシャル層は、図9に
示すようにp型半導体ウェル領域の下部(基板側)を完
全に覆っているか、或いは、p型半導体ウェル領域間に
て、p型半導体ウェル領域内の転送電荷に対するポテン
シャルが最大となる深さに少なくとも位置することが好
ましい。
【0056】次に、図10を用いて、本発明の固体撮像
素子の他の実施形態の製造方法を説明する。
【0057】まず、図10(a)に示すように、n型半
導体基板2にp型不純物をイオン注入してオーバーフロ
ーバリア領域3を形成する。基板電圧が5Vから10V
において、適当な高さのオーバーフローバリアを形成す
るためのp型不純物のドーズ量は1×1011cm-2から
1×1012cm-2であることが好ましい。
【0058】次に、図10(b)に示すように、n型半
導体基板2全面にシリコンのエピタキシャル成長を行
い、第1の半導体エピタキシャル層19を形成する。第
1の半導体エピタキシャル層19の膜厚、濃度、導電型
は第2の実施の形態と同様である。
【0059】さらに、第1の半導体エピタキシャル層1
9全面にシリコンのエピタキシャル成長を行い第2の半
導体エピタキシャル層20を形成する。第1の半導体エ
ピタキシャル層19と第2の半導体エピタキシャル層2
0の膜厚の合計、並びに第2の半導体エピタキシャル層
20の濃度および導電型は第2の実施の形態と同様であ
る。第2の半導体エピタキシャル層20は、後に形成す
るp型ウェル領域26の下部(基板側)を完全に覆う
か、或いは、形成されたp型ウェル領域間にて、p型ウ
ェル領域26内の転送電荷に対するポテンシャルが最大
となる深さに少なくとも位置するようにその厚さを設定
することが好ましい。
【0060】次に、図10(c)に示すように、第3の
実施の形態と同様の方法でp型ウェル領域26、転送チ
ャネル領域27、チャネルストップ領域29、p型半導
体領域28、電荷蓄積領域7、高濃度のp型半導体領域
8を形成する。さらに、同様にして、ゲート絶縁膜3
0、転送電極31、層間絶縁膜32、遮光膜10を形成
して本発明の固体撮像素子の構成ができる。但し、p型
ウェル領域26の形成において、その下部(基板側)が
第2の半導体エピタキシャル領域に覆われるようにする
場合は、第1の半導体エピタキシャル領域に達しないよ
うに形成する。
【0061】本実施の形態においても、p型ウェル領域
26周辺のn型不純物濃度が従来構造よりも高くなって
いるため、ポテンシャルピーク14の発生を効果的に抑
制することができる。
【0062】以上に説明した実施形態では、オーバーフ
ローバリア領域3を用いて基板方向に電荷を引き抜く、
縦型オーバーフロードレイン構造の場合を示したが、本
発明は受光部横にゲートとドレインを設けた横型オーバ
ーフロードレイン構造にも適用できる。また、光電変換
素子をCCDイメージセンサに適用した例を説明した
が、CCDの代わりに読み出し配線が形成されたMOS
型イメージセンサにも適用できる。さらに、信号電荷と
して電子の場合を説明したがp型とn型を入れ替えるこ
とで、正孔の場合にも同様に適用できる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、受光部深さ方向のポテンシャル分布においてチ
ャネルストップ領域や垂直転送レジスタ部のp型ウェル
領域の空乏層の広がりのために発生する電位障壁を無く
すことができるため、オーバーフローバリア領域が深く
配置され、素子寸法が縮小化された構成においても、残
像を発生させずに読み出しゲート電圧および基板引き抜
き電圧の増大を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光電変換素子の一実施形態の断面構成
図である。
【図2】本発明の光電変換素子の一実施形態の製造工程
を示す図である。
【図3】図1のa−a’断面における深さ方向の電位分
布を示す図である。(a)は基板電圧が小さい場合、
(b)は基板電圧が大きい場合を示している。
【図4】本発明の光電変換素子の他の実施形態の断面構
成図である。
【図5】本発明の光電変換素子の他の実施形態の製造工
程を示す図である。
【図6】本発明の固体撮像素子の一実施形態の断面構成
図である。
【図7】本発明の固体撮像素子の一実施形態の製造工程
を示す図である。
【図8】図6のb−b’断面における深さ方向の電位分
布を示す図である。
【図9】本発明の固体撮像素子の他の実施形態の断面構
成図である。
【図10】本発明の固体撮像素子の他の実施形態の製造
工程を示す図である。
【図11】従来の光電変換素子の断面構成図である。
【図12】図11のc−c’断面における深さ方向の電
位分布を示す図である。(a)は基板電圧が小さい場
合、(b)は基板電圧が大きい場合を示している。
【符号の説明】
1 受光部 2 n型半導体基板 3 オーバーフローバリア領域 4 半導体エピタキシャル層 5 n型高濃度層 6 チャネルストップ領域 7 電荷蓄積領域 8 高濃度のp型半導体領域 9 絶縁膜 10 遮光膜 11 電子の感じるポテンシャル(従来構造、Wが小さ
い場合) 12 電子の感じるポテンシャル(従来構造、Wが大き
い場合) 13 オーバーフローバリアピーク 14 ポテンシャルピーク 15 蓄積電荷 16 蓄積電荷 17 第1のフォトレジスト層 18 第2のフォトレジスト層 19 第1の半導体エピタキシャル層 20 第2の半導体エピタキシャル層 21 電子の感じるポテンシャル(本発明) 22 蓄積電荷 23 残留電荷 24 垂直転送レジスタ部 25 読み出しゲート部 26 p型ウェル領域 27 転送チャネル領域 28 p型半導体領域 29 チャネルストップ領域 30 ゲート絶縁膜 31 転送電極 32 層間絶縁膜 33 ポテンシャルピーク 34 第1のフォトレジスト層 35 第2のフォトレジスト層
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Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型半導体基板と、第1導電型半
    導体基板にオーバーフローバリアとして形成された第2
    導電型半導体領域と、第1導電型半導体基板上に形成さ
    れた真性または第1導電型または第2導電型の半導体エ
    ピタキシャル層と、前記半導体エピタキシャル層に形成
    された第1導電型高濃度層および受光部とを有し、前記
    第1導電型高濃度層の不純物濃度が前記半導体エピタキ
    シャル層の不純物濃度よりも高いことを特徴とするオー
    バーフロードレイン方式の光電変換素子。
  2. 【請求項2】 前記第1導電型高濃度層は、前記半導体
    エピタキシャル層に形成された受光部の基板側に近接配
    置されている請求項1記載の光電変換素子。
  3. 【請求項3】 前記半導体エピタキシャル層に、受光部
    分離用の第2導電型のチャネルストップ領域を有し、前
    記チャネルストップ領域間に前記第1導電型高濃度層お
    よび受光部が配置されている請求項1又は2記載の光電
    変換素子。
  4. 【請求項4】 前記第1導電型高濃度層は、前記半導体
    エピタキシャル層に第1導電型の不純物をイオン注入し
    て形成されたものである請求項1、2又は3記載の光電
    変換素子。
  5. 【請求項5】 第1導電型半導体基板と、第1導電型半
    導体基板にオーバーフローバリアとして形成された第2
    導電型半導体領域と、第1導電型半導体基板上に形成さ
    れた真性または第1導電型または第2導電型の第1の半
    導体エピタキシャル層と、第1の半導体エピタキシャル
    層上に形成された第1導電型の第2の半導体エピタキシ
    ャル層と、第2の半導体エピタキシャル層に形成された
    受光部を有し、第2の半導体エピタキシャル層の不純物
    濃度が第1の半導体エピタキシャル層の不純物濃度より
    も高いことを特徴とするオーバーフロードレイン方式の
    光電変換素子。
  6. 【請求項6】 第2の半導体エピタキシャル層に、受光
    部分離用の第2導電型のチャネルストップ領域を有し、
    前記チャネルストップ領域間に第2の半導体エピタキシ
    ャル層の少なくとも一部の領域および受光部が配置され
    ている請求項5記載の光電変換素子。
  7. 【請求項7】 第2の半導体エピタキシャル層は、前記
    チャネルストップ領域の基板側を完全に覆っている請求
    項6記載の光電変換素子。
  8. 【請求項8】 前記半導体エピタキシャル層または第1
    の半導体エピタキシャル層の不純物濃度が1×1014
    -3以下である請求項1〜7のいずれか1項に記載の光
    電変換素子。
  9. 【請求項9】 第1導電型半導体基板と、第1導電型半
    導体基板にオーバーフローバリアとして形成された第2
    導電型半導体領域と、第1導電型半導体基板上に形成さ
    れた真性または第1導電型または第2導電型の半導体エ
    ピタキシャル層と、前記半導体エピタキシャル層に形成
    された第1導電型高濃度層および受光部と、転送電極、
    前記半導体エピタキシャル層に形成された第2導電型ウ
    ェル領域および第1導電型転送チャネル領域を有する転
    送レジスタ部とを有し、前記第1導電型高濃度層の不純
    物濃度が前記半導体エピタキシャル層の不純物濃度より
    も高いことを特徴とするオーバーフロードレイン方式の
    固体撮像素子。
  10. 【請求項10】 前記第1導電型高濃度層は、前記半導
    体エピタキシャル層に形成された受光部の基板側に近接
    配置されている請求項9記載の固体撮像素子。
  11. 【請求項11】 前記第1導電型高濃度層は、前記第2
    導電型ウェル領域間に配置されている請求項9又は10
    記載の固体撮像素子。
  12. 【請求項12】 前記第1導電型高濃度層は、前記第2
    導電型ウェル領域の転送電荷に対するポテンシャルが最
    大となる深さに少なくとも配置されている請求項9、1
    0又は11記載の固体撮像素子。
  13. 【請求項13】 第1導電型半導体基板と、第1導電型
    半導体基板にオーバーフローバリアとして形成された第
    2導電型半導体領域と、第1導電型半導体基板上に形成
    された真性または第1導電型または第2導電型の第1の
    半導体エピタキシャル層と、第1の半導体エピタキシャ
    ル層上に形成された第1導電型の第2の半導体エピタキ
    シャル層と、第2の半導体エピタキシャル層に形成され
    た受光部と、転送電極、第2の半導体エピタキシャル層
    に形成された第2導電型ウェル領域および第1導電型の
    転送チャネル領域を有する転送レジスタ部とを有し、第
    2の半導体エピタキシャル層の不純物濃度が第1の半導
    体エピタキシャル層の不純物濃度よりも高いことを特徴
    とするオーバーフロードレイン方式の固体撮像素子。
  14. 【請求項14】 第2の半導体エピタキシャル層は、前
    記第2導電型ウェル領域間にて、前記第2導電型ウェル
    領域の転送電荷に対するポテンシャルが最大値となる深
    さに少なくとも位置している請求項13記載のオーバー
    フロードレイン方式の固体撮像素子。
  15. 【請求項15】 第2の半導体エピタキシャル層は、前
    記第2導電型ウェル領域の基板側を完全に覆っている請
    求項13記載の固体撮像素子。
  16. 【請求項16】 前記半導体エピタキシャル層または第
    1の半導体エピタキシャル層の不純物濃度が1×1014
    cm-3以下である請求項9〜15のいずれか1項に記載
    の固体撮像素子。
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