JP2002134233A - 露出形モジュラジャック - Google Patents

露出形モジュラジャック

Info

Publication number
JP2002134233A
JP2002134233A JP2000327041A JP2000327041A JP2002134233A JP 2002134233 A JP2002134233 A JP 2002134233A JP 2000327041 A JP2000327041 A JP 2000327041A JP 2000327041 A JP2000327041 A JP 2000327041A JP 2002134233 A JP2002134233 A JP 2002134233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
modular
cables
cover
jack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000327041A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Tanaka
智 田中
Taizo Kawajiri
泰三 川尻
Toshinari Kurinishi
俊成 栗西
Masaharu Kawakatsu
正晴 川勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000327041A priority Critical patent/JP2002134233A/ja
Publication of JP2002134233A publication Critical patent/JP2002134233A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ケーブルの伝送性能を劣化させることなく張力
止めを行える露出形モジュラジャックを提供する。 【解決手段】ボディ2の前面には、下側片6に設けた開
口窓7にプラグ挿入口を臨ませるようにして6個のモジ
ュラブロック30が配設されている。ボディ2の上壁及
び左右両壁には突片9がそれぞれ突設され、各突片9に
はノックアウト部10が形成されており、ノックアウト
部10を切除することによりケーブル挿通孔10aを形
成する。ボディ2の前面における突片9付近の部位に
は、モジュラブロック30に接続されたケーブル60a
〜60fを締め付けない程度の力で保持するケーブル保
持部11が形成される。また、ケーブル60a〜60f
はボディ2の前面と略平行な面内において屈曲されてお
り、ケーブル60a〜60fをガイドするガイド用リブ
19〜21をボディ2の前面に突設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面のような施工
面に露出した形で設置される露出形モジュラジャックに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の露出形モジュラジャックの分解斜
視図を図36に示す。この露出形モジュラジャックは、
器体1の中に4個のモジュラブロック30を収納して構
成される。器体1は、前面側にモジュラブロック30が
装着されるボディ2と、ボディ2及びモジュラブロック
30の前面側を覆う形でボディ2に着脱自在に結合され
るカバー3とにより構成される。
【0003】ボディ2の前面であって図37における上
壁と左右両壁には、それぞれ突片9が突設され、各突片
9には器体1の内側面を凹陥させた形の薄肉のノックア
ウト部10が形成される。このノックアウト部10は切
除可能であって、切除することにより略U字形のケーブ
ル挿通孔(図示せず)を形成することになる。
【0004】各突片9の近傍であってボディ2の前面側
にはそれぞれ張力除去部40が形成される。各張力除去
部40は、ボディ2の前面に突設された一対のボス41
と、両ボス41の間に形成された一対のガイド片42
と、両ガイド片42の間に対応する部位でボディ2の前
面に形成された凹凸面43とを有する。また、3個の張
力除去部40の内の1個には、各ボス41にそれぞれ形
成したボス孔41aに螺合するねじ44によって、張力
止め金具45の両端部がボス41に固定される。各張力
除去部40に設けたガイド片42は、凹凸面43を挟ん
で離間して形成され、凹凸面43からボス41に近付く
ほどボディ2からの突出量を大きくするように傾斜する
傾斜面42aを有している。また、凹凸面43は、両ガ
イド片42を含みねじ44の挿入方向と略直交する方向
において凹凸を繰り返すように形成されている。張力止
め金具45は、中央部が両端部とは段違いになる形状に
屈曲されており、且つ中央部には両端部から中央部が突
出する向きに突出した突部45aが形成されている。こ
の張力止め金具45は、表裏のいずれの向きでもボディ
2に固定することができる。
【0005】カバー3は後面が開放された直方体状に形
成され、モジュラブロック30が装着された状態のボデ
ィ2の前面側を覆う。カバー3の周壁のうち下側片6お
よび突片9に対応する部位にはそれぞれ切欠部3a,3
bが形成されている。モジュラブロック30は、合成樹
脂のような絶縁材料によって形成されたジャック本体3
1を備え、ジャック本体31の一面にはモジュラプラグ
が挿入されるプラグ挿入口32が開口し、ジャック本体
31の他面には8個の圧接端子(図示せず)を備えた端
子部33が露出する。また、ジャック本体31のプラグ
挿入口32内には、ばね材料よりなる互いに独立した8
本の線状ないし細帯状のコンタクト34が保持され、各
圧接端子とコンタクト34とは電気的に接続されてい
る。
【0006】一方、圧接端子は被覆電線を圧入したとき
に絶縁被覆を破って内部導体を接触させる圧接スリット
を備えた略Y字形のものであって周知の形状に形成され
る。また、圧接端子は、モジュラブロック30をボディ
2の嵌合凹部8に嵌合させた状態でジャック本体31の
前面に露出して左右2列に並ぶように配置され、圧接ス
リットはジャック本体31の上面側に臨んで開放され
る。したがって、上述のノックアウト部10を切除して
形成されるケーブル挿通孔を通して器体1の中に導入さ
れたツイストペアケーブルのようなケーブルの各被覆電
線は、圧接端子に接続されることによってコンタクト3
4に接続される。圧接端子に被覆電線を接続した状態で
は、各被覆電線はジャック本体31の各側面から導入さ
れた形になる。ジャック本体31とケーブル挿通孔との
間では、上述した凹凸面43と張力止め金具45との間
にケーブルが挟持されることによって、ケーブルに張力
が作用しても圧接端子との電気的接続状態に影響を与え
ることが防止されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の露出形モジ
ュラジャックでは、モジュラブロック30に接続された
ケーブルを凹凸面43と張力止め金具45との間で挟持
することによって、張力止めを行っているが、張力止め
金具45でケーブルを締め付けると、ツイストペア線に
過度の圧力が加えられて線間容量などが変化し、伝送性
能が劣化するという問題があった。例えばツイストペア
線はその通信速度に応じて等級分けされており、CAT
3、CAT5、CAT5E、CAT6などの情報伝送用
に用いられるツイストペア線ではケーブルに過度の圧力
を加えると(すなわちケーブルを締め付けすぎると)、
伝送性能が劣化してしまい、要求される伝送性能を確保
できない場合がある。
【0008】また、カバー3の前面にはモジュラブロッ
ク30のポート番号(例えば「1」,「2」…)を表示
しているが、ポート番号だけでは各ポートに接続される
モジュラプラグの接続先や用途が判りづらいため、各ポ
ートに接続されるモジュラプラグの接続先や用途などの
情報を表示する表示ラベルをカバー3の前面に貼り付け
ていた。しかしながら、カバー3の前面にはポート番号
が表示されているだけなので、表示ラベルの貼付位置が
分かりにくく、貼付作業の作業性が悪いという問題もあ
った。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、ケーブルの伝送性能
を劣化させることなく張力止めを行える露出形モジュラ
ジャックを提供することにある。さらに、請求項7及び
8の発明の目的とするところは、上記目的に加えて、表
示ラベルの貼付作業の作業性を向上させた露出形モジュ
ラジャックを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、モジュラプラグが挿入される
プラグ挿入口が一面に開口したジャック本体にモジュラ
プラグの接触子と接触するコンタクトが保持されたモジ
ュラブロックと、複数のモジュラブロックを内部に収納
しプラグ挿入口と対向する部位に開口窓が形成された器
体とを備え、器体を、後面が施工面に固定され前面に複
数のモジュラブロックが並べて取り付けられたボディ
と、モジュラブロックを覆うようにしてボディの前面に
被着されるカバーとで構成し、モジュラブロックに接続
されるケーブルを器体内部に挿入するためのケーブル挿
通孔を器体に設け、ケーブル挿通孔付近の器体の部位に
ケーブルを締め付けない程度の力でケーブルを保持する
ケーブル保持手段を設けると共に、器体内部に挿入され
る複数本のケーブルを、ケーブル挿通孔からのケーブル
の挿入方向及び器体の前後方向とそれぞれ交差する方向
において屈曲させた状態でボディに配置し、1本以上の
ケーブルの屈曲された部位をガイドするガイド用リブを
器体に設けたことを特徴とし、複数本のケーブルは、ケ
ーブル挿通孔からのケーブルの挿入方向及び器体の前後
方向とそれぞれ交差する方向において屈曲された状態で
ボディに配置されており、1本以上のケーブルの屈曲さ
れた部位をガイドするガイド用リブが器体に形成されて
いるので、複数本のケーブルに張力が加わった場合に
は、1本以上のケーブルがガイド用リブに押し付けら
れ、ケーブルとガイド用リブとの間に発生する摩擦力に
よって張力止めが行われ、モジュラブロックとケーブル
との接続部位に張力が加わるのを防止できる。しかも、
ガイド用リブはケーブルをガイドしているだけであり、
且つ、ケーブル保持手段はケーブルを締め付けない程度
の力でケーブルを保持しているだけなので、ケーブルに
過大な圧力が加わることはなく、ケーブルの電気的特性
が変化して伝送性能が劣化するのを防止できる。
【0011】請求項2の発明では、モジュラプラグが挿
入されるプラグ挿入口が一面に開口したジャック本体に
モジュラプラグの接触子と接触するコンタクトが保持さ
れたモジュラブロックと、1乃至複数のモジュラブロッ
クを内部に収納しプラグ挿入口と対向する部位に開口窓
が形成された器体とを備え、器体を、後面が施工面に固
定され前面に1乃至複数のモジュラブロックが並べて取
り付けられたボディと、モジュラブロックを覆うように
してボディの前面に被着されるカバーとで構成し、モジ
ュラブロックに接続されるケーブルを器体内部に挿入す
るためのケーブル挿通孔を器体に設け、ケーブル挿通孔
付近の器体の部位にケーブルを締め付けない程度の力で
ケーブルを保持するケーブル保持手段を設けると共に、
器体内部に挿入される1乃至複数本のケーブルを器体の
前後方向において屈曲させる張力止め用のリブを器体に
設けたことを特徴とし、張力止め用のリブにより1乃至
複数本のケーブルが器体の前後方向において屈曲されて
いるので、ケーブルに張力が加わった場合にはケーブル
が張力止め用のリブに押し付けられ、ケーブルとリブと
の間に発生する摩擦力によって張力止めが行われ、モジ
ュラブロックとケーブルとの接続部位に張力が加わるの
を防止することができる。しかも、張力止め用のリブは
ケーブルを前後方向に屈曲させているだけであり、且
つ、ケーブル保持手段はケーブルを締め付けない程度の
力でケーブルを保持しているだけなのでケーブルに過大
な圧力が加わることはなく、ケーブルの電気的特性が変
化して伝送性能が劣化するのを防止できる。
【0012】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、ケーブルの屈曲部位に対応するボディの部位にガ
イド用リブを設けたことを特徴とし、ケーブルに張力が
加わった場合に、ケーブルとガイド用リブとの間に発生
する摩擦力を大きくでき、張力止めの効果を高めること
ができる。
【0013】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、ケーブルと対向するカバーの部位に、ケーブルを
締め付けない程度の力で、ボディとの間にケーブルを挟
持する押さえリブを突設したことを特徴とし、押さえリ
ブによってケーブルがボディとの間に挟持されるので、
張力止めの効果をさらに高めることができる。
【0014】請求項5の発明では、請求項1の発明にお
いて、ボディ及びカバーの接続方向において複数のケー
ブルを重ねて配置し、複数のケーブルの内、ボディ側に
配置されたケーブルを、ケーブル挿通孔とジャック本体
との間の部位でボディ側に屈曲させて成ることを特徴と
し、ボディ側に配置されたケーブルをボディ側に屈曲さ
せることによって、ボディとケーブルとの間に摩擦力を
発生させることができ、ボディとケーブルとの間の摩擦
力によって張力止めの効果を高めることができる。
【0015】請求項6の発明では、請求項1乃至5の発
明において、上記ケーブルは情報伝送用のツイストペア
線であることを特徴とし、ケーブルを締め付けることな
く張力止めを行っているので、ケーブルに過大な圧力が
加わって、ツイストペア線の電気的特性が変化し、伝送
性能が劣化するのを防止できる。
【0016】請求項7の発明では、請求項1乃至5の発
明において、カバーの前面に、モジュラブロックに関わ
る情報を表示する表示ラベルの取付位置を示す位置決め
手段を設けたことを特徴とし、位置決め手段によって表
示ラベルの取付位置を容易に見つけることができ、表示
ラベルの取付作業を容易に行うことができる。
【0017】請求項8の発明では、請求項7の発明にお
いて、位置決め手段は、表示ラベルの周りに沿うような
形でカバーの前面に刻印されたマークからなることを特
徴とし、別途の部材を付加することなく表示ラベルの位
置決めを行うことができ、またカバーの前面にマークを
刻印しているだけなので、カバーの前面に出っ張り等が
できず、カバーの見栄えを良くできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0019】(実施形態1)本実施形態の露出形モジュ
ラジャックを図1乃至図10を参照して説明する。この
露出形モジュラジャックは、器体1の中に6個のモジュ
ラブロック30を収納して構成される。器体1は耐衝撃
性に優れたABS樹脂などを用いて直方体状に形成され
るものであり、壁面等の施工面に背面(図5の下面)を
対向させる形で固定されると共に前面側にモジュラブロ
ック30が装着されるボディ2と、ボディ2及びモジュ
ラブロック30の上面側を覆う形でボディ2に着脱自在
に結合されるカバー3とにより構成される。図1及び図
3に示すように、ボディ2の前面の周縁部には8個の組
立突片4が突設され、各組立突片4の外側面には係合孔
5がそれぞれ形成される。カバー3の内周面には、各組
立突片4の係合孔5に対向する部位に組立爪(図示せ
ず)が突設されており、係合孔5と組立爪とを凹凸係合
させることによって、ボディ2に対してカバー3が着脱
自在に結合される。
【0020】ボディ2の前面には図7における下壁に下
側片6が突設される。下側片6には6個の開口窓7が形
成されており、開口窓7に対応する部位でボディ2の前
面側にはモジュラブロック30の嵌合する嵌合凹部8が
形成されている。そして、モジュラブロック30を嵌合
凹部8に嵌合させた状態では、モジュラブロック30に
モジュラプラグを挿入するプラグ挿入口32が開口窓7
に略一致する。また、隣合う各一対の嵌合凹部8の間
(図1におけるモジュラブロック30の上部間)にはそ
れぞれ筒部17が形成され、各筒部17にはボディ2を
前後に貫通する取付孔18がそれぞれ形成される。
【0021】ボディ2の前面であって図7における上壁
と左右両壁には、それぞれ突片9が突設され、各突片9
には器体1の内側面を凹陥させた形の薄肉のノックアウ
ト部10が形成される。したがって、器体1の外側面は
平坦であって外側からはノックアウト部10の凹陥部分
は見えないようにしてある。このノックアウト部10は
切除可能であって、切除することにより略U字形のケー
ブル挿通孔10aを形成することになる(図1参照)。
【0022】また、ボディ2の前面であって図7におけ
る上壁と嵌合凹部8との間の部位には、左右両側にそれ
ぞれ設けた各3個の嵌合凹部8の間の部位に対応して、
左右方向に沿って走るガイド用のリブ19を上下2列に
突設すると共に、中央に設けた2個の嵌合凹部8の間の
部位に対応してガイド用のリブ20を、下側のリブ19
と同一直線上に突設している。さらに、ボディ2の前面
であって、左右両側にそれぞれ設けたリブ19と上壁と
の間の部位には図7中の左右方向に沿って走るリブ21
を突設している。
【0023】各突片9の近傍であってボディ2の前面側
にはそれぞれケーブル保持部11が形成される。各ケー
ブル保持部11は、ボディ2の前面に突設された一対の
ボス12を有し、3個のケーブル保持部11の内の1個
には、各ボス12にそれぞれ形成したボス孔13に螺合
するタッピングねじのようなねじ14によって、ケーブ
ル保持金具15の両端部がボス12に固定される。ケー
ブル保持金具15は、中央部が両端部とは段違いになる
形状に屈曲され、且つ中央部には両端部から中央部が突
出する向きに突出した突部16が形成されており、表裏
のいずれの向きでもボディ2に固定することができる。
また、ケーブル保持金具15の両端部にはねじ14を挿
通するためのねじ挿通孔15a,15bが形成されてお
り、一方のねじ挿通孔15bは一部が切り欠かれた孔と
なっている。
【0024】カバー3は後面が開放された直方体状に形
成され、モジュラブロック30が装着された状態のボデ
ィ2の前面側を覆っている。カバー3の周壁のうち下側
片6および突片9に対応する部位にはそれぞれ切欠部3
a,3bが形成されている。モジュラブロック30は、
合成樹脂のような絶縁材料によって形成されたジャック
本体31を備え、ジャック本体31の一面にはモジュラ
プラグが挿入されるプラグ挿入口32が開口し、ジャッ
ク本体31の他面には8個の圧接端子(図示せず)を備
えた端子部33が露出する。また、ジャック本体31の
プラグ挿入口32内には、ばね材料よりなる互いに独立
した8本の線状ないし細帯状のコンタクト34が保持さ
れ、各圧接端子とコンタクト34とは電気的に接続され
ている。
【0025】一方、圧接端子は被覆電線を圧入したとき
に絶縁被覆を破って内部導体を接触させる圧接スリット
を備えた略Y字形のものであって周知の形状に形成され
る。また、圧接端子は、モジュラブロック30をボディ
2の嵌合凹部8に嵌合させた状態でジャック本体31の
前面に露出して左右2列に並ぶように配置され、圧接ス
リットはジャック本体31の上面側に臨んで開放され
る。したがって、上述のノックアウト部10を切除して
形成されるケーブル挿通孔を通して器体1の中に導入さ
れたケーブル(ツイストペアケーブルを用いる)60の
各被覆電線は、圧接端子に接続されることによってコン
タクト34に接続される。圧接端子に被覆電線を接続し
た状態では、各被覆電線はジャック本体31の各側面か
ら導入された形になる。
【0026】ジャック本体31において圧接端子が露出
する部位には、電線止め35が嵌着される。電線止め3
5は、ジャック本体31の各側面に沿って配置される一
対の脚片35aを、圧接端子が露出するジャック本体3
1の前面に沿って配置される基片35bを介して連結し
た略コ形に形成され、脚片35aの一部をジャック本体
31に凹凸係合させてジャック本体31に保持されるよ
うになっている。また、ジャック本体に電線止め35を
装着した状態では、圧接スリットに圧入された被覆電線
を電線止め35で押さえることができ、被覆電線の圧接
スリットからの抜け止めを行うようになっている。
【0027】また、ボディ2に形成した下側片6とプラ
グ挿入口32が開口するジャック本体31の一面との間
には、開口窓7を開閉する内蓋板22と外蓋板23とが
保持される。内蓋板22と外蓋板23とは前後方向に移
動し、前後方向における少なくとも一部が重複するよう
に互いに略平行に配置される。内蓋板22の前端縁には
開口窓7を通して外部に露出する操作片22aが突設さ
れ、内蓋板22の後端縁の外側面には左右一対の掛合突
起22bが突設される。一方、外蓋板23の前端縁の内
側面には掛合突起22bに互いに係止される掛合突起2
3aが突設されている(図8参照)。さらに、外蓋板2
3の内側面の左右両側部には内蓋板22の左右両側縁を
案内する案内リブ23bが突設される。また、下側片6
には外蓋板23の前端位置で案内リブ23bの前端縁に
当接する突起(図示せず)が形成されている。さらに内
蓋板22の前端部の左右にはばね受け片22cが突設さ
れ、ボディ2の背面に固着される裏カバー24と各ばね
受け片22cとの間にコイルスプリングよりなるばね体
25が挟持されることによって、内蓋板22が前方に付
勢されるようになっている。
【0028】したがって、内蓋板22および外蓋板23
に外力が作用していない状態では、ばね体25のばね力
によって内蓋板22が前方に移動して操作片22aが開
口窓7の前端縁に当接した位置に保たれる。このとき外
蓋板23は内蓋板22と掛合突起22b,23aが互い
に係止されることによって案内リブ23bを下側片6の
突起に当接させる位置まで前方に移動するから、図5及
び図8に示すように、内蓋板22と外蓋板23とによっ
て開口窓7の前半部と後半部とをそれぞれ閉塞すること
ができるのである。
【0029】一方、開口窓7を開放するには、操作片2
2aに対してばね体25のばね力に抗して後方に移動す
る向きの力を作用させる。内蓋板22の操作片22aが
外蓋板23の前端縁に当接する位置まで後退すると、外
蓋板23は操作片22aに押されて後方に移動し、結果
的に外蓋板23を内蓋板22とともに開くことができる
のである。この状態では、内蓋板22と外蓋板23とは
重複しているから、開口窓7の略半分の寸法で内蓋板2
2及び外蓋板23をボディ2の中に収納することができ
るのであって、結果的に施工面からのボディ2の突出寸
法を比較的小さくすることができる。プラグ挿入口32
にモジュラプラグを挿入していれば、この状態を保つこ
とができるが、モジュラプラグをプラグ挿入口32から
引き抜けば、ばね体25のばね力によって内蓋板22お
よび外蓋板23は開口窓7を自動的に閉塞する。
【0030】ところで、上述した器体1を施工面に固定
する手段は、基本的には2種類が用意されている。すな
わち、木質壁などの施工面に対しては、ボディ2の筒部
17に設けた取付孔18を通して木ねじを施工面に螺合
させるのである。一方、施工面が鉄製である場合(たと
えば、事務机などに取り付ける場合)を考慮して、図6
に示すように、ボディ2の背面にはマグネット26が取
り付けられている。すなわち、ボディ2の背面にはマグ
ネット用凹所27が形成されており、マグネット用凹所
27にマグネット26が収納される。マグネット26は
永久磁石片26aと、断面略コ字形のヨーク26bとか
らなり、ヨーク26bの中央片を永久磁石片26aの一
方の磁極に当接させ、ヨーク26bの両脚片の先端面を
永久磁石片26aの他方の磁極の側方に臨ませた形に形
成されている。したがって、施工面が鉄のような磁性体
であれば、永久磁石片26aとヨーク26bとの間に施
工面を介して閉磁路が形成され、施工面に磁着されるの
である。ここに、マグネット26はマグネット用凹所2
7に圧入されるとともに接着剤を用いてボディ2に固着
される。
【0031】ここで、6個のモジュラブロック30に結
線されたケーブル60a〜60fは、ボディ2の上側壁
に設けたノックアウト部10を切除することにより形成
したケーブル挿通孔10aから器体1内に挿入される。
6本のケーブル60の内、図1中の右から3,4番目の
モジュラブロック30にそれぞれ結線されたケーブル6
0c,60dはボディ2の略中央に設けたリブ20の左
右両側を通り、互いに近付く向きに曲げられて、ケーブ
ル挿通孔10aに導入される。また、同図中右から2,
5番目のモジュラブロック30にそれぞれ結線されたケ
ーブル60b,60eは、ジャック本体31とケーブル
挿通孔10aとの間で互いに近付く向きに曲げられ、上
側のリブ19と下側のリブ19との間の隙間に引き回さ
れる。また、同図中右から1,6番目のモジュラブロッ
ク30にそれぞれ結線されたケーブル60a,60f
は、ジャック本体31とケーブル挿通孔10aとの間で
互いに近付く向きに曲げられ、リブ21と上側のリブ1
9との間の隙間に引き回される。そして、6本のケーブ
ル60a〜60fは、ケーブル挿通孔10aから外部に
引き出され、ジャック本体31とケーブル挿通孔10a
との間では、上述したケーブル保持金具15とボディ2
前面との間でケーブル60a〜60fが保持される。な
お、6本のケーブル60a〜60fの内、右から3〜5
番目のケーブル60c〜60eは他のケーブル60a,
60b,60fに対してボディ2側に配置され、さらに
中間部位がボディ2側に屈曲されている。
【0032】このように、6本のケーブル60a〜60
fは、ジャック本体31とケーブル挿通孔10aとの間
で、ケーブル挿通孔10aからのケーブル60a〜60
fの挿入方向及び器体1の前後方向とそれぞれ交差する
方向に屈曲された状態でボディ2に取り付けられてお
り、ケーブル60a〜60fの屈曲された部位がガイド
用リブ19〜21によってガイドされているので、6本
のケーブル60a〜60fが纏めて引っ張られた場合は
ケーブル60a〜60fの屈曲部位がリブ19〜21に
当たって張力止めが行われる。したがって、ツイストペ
ア線と圧接端子との接続部位に張力が加わることはな
く、電気的接続状態に影響が与えられるのを防止でき
る。また、ケーブル60a〜60fはリブ19〜21に
よってガイドされているだけであり、ケーブル保持金具
15はケーブル60a〜60fを締め付けない程度に保
持しているので、ケーブル60a〜60fのツイストペ
ア線に過大な圧力が加えられることはなく、ケーブル6
0a〜60fの伝送性能が劣化するのを防止できる。
【0033】尚、ケーブル保持金具15は、両端部に対
して中央部が段違いとなるように形成され、かつ中央部
には突部16が形成されているから、ボディ2前面に対
して中央部が離れる形でケーブル保持金具15をボディ
2に取り付ければ、直径の比較的大きいケーブルを保持
することができ、またボディ2前面に突部16を対向さ
せる形でケーブル保持金具15をボディ2に取り付けれ
ば、直径の比較的小さいケーブルを保持することができ
る。つまり、1つのケーブル保持金具15によって、2
種類の直径のケーブルに対応することが可能になる。ま
た、ケーブル保持金具15に設けた2個のねじ挿通孔1
5a,15bの内、一方のねじ挿通孔15bは一部を切
り欠いた形に形成されているので、ねじ挿通孔15bに
挿通されたねじ14を緩めると、ねじ挿通孔15bの形
成された側の端部が外れるから、ねじ14を1本緩める
だけでケーブル60の取り付け又は取り外し作業を行う
ことができ、作業性が向上する。
【0034】ところで、本実施形態ではボディ2の上側
壁に設けたノックアウト部10を切除することによりケ
ーブル挿通孔10aを形成し、このケーブル挿通孔10
aから器体1の内部にケーブル60a〜60fを導入し
ているが、左右両壁に設けたノックアウト部10を切除
することによりケーブル挿通孔10aを形成してケーブ
ル60a〜60fを導入するようにしても良い。
【0035】例えば、図9及び図10に示すように、ボ
ディ2の右側壁に設けたノックアウト部10を削除する
ことにより形成したケーブル挿通孔10aを利用して、
器体1内にケーブル60a〜60fを導入する場合、図
9中の右から3,6番目のモジュラブロック30にそれ
ぞれ結線されたケーブル60c,60fは、モジュラブ
ロック30との接続部位から図中右側に屈曲され、上側
のリブ19とリブ21との間の隙間にケーブル60cを
ボディ2側にして引き回される。また、図9中の右から
2,5番目のモジュラブロック30にそれぞれ結線され
たケーブル60b,60eは、モジュラブロック30と
の接続部位から図中右側に屈曲され、上側のリブ19と
下側のリブ19及びリブ20との間にケーブル60bを
ボディ2側にして引き回される。さらに図9中の右から
1,4番目のモジュラブロック30にそれぞれ結線され
たケーブル60a,60dは、モジュラブロック30と
の接続部位から図中右側に屈曲され、下側のリブ19と
モジュラブロック30との間の空間にケーブル60aを
ボディ2側にして引き回される。そして、ケーブル60
a〜60fはボディ2の右側壁に設けたケーブル挿通孔
10aから外部に引き出され、ジャック本体31とケー
ブル挿通孔10aとの間では、上述したケーブル止め金
具15とボディ2前面との間にケーブル60a〜60f
が保持される。
【0036】このように、6本のケーブル60a〜60
fは、ジャック本体31とケーブル挿通孔10aとの間
で、ケーブル挿通孔10aからのケーブル60a〜60
fの挿入方向及び器体1の前後方向とそれぞれ交差する
方向に屈曲された状態でボディ2に取り付けられてお
り、ケーブル60b,60c,60e,60fの屈曲部
位がリブ19,21によってガイドされているので、6
本のケーブル60a〜60fが纏めて引っ張られた場合
はケーブル60a〜60fの屈曲部位がリブ19,21
に当たって張力止めが為されるので、ツイストペア線と
圧接端子との接続部位に張力が加わることはなく、電気
的接続状態に影響が与えられるのを防止できる。また、
ケーブル60a〜60fはリブ19,21によってガイ
ドされているだけであり、ケーブル保持金具15はケー
ブル60a〜60fを締め付けない程度に保持している
ので、ケーブル60a〜60fのツイストペア線に過大
な圧力が加わることはなく、ケーブル60a〜60fの
伝送性能が劣化するのを防止できる。
【0037】また、カバー3の前面におけるボディ2の
下側片6付近の部位には、表示ラベルの貼付位置を位置
決めするための略コ字型のマーク3eが刻印により形成
されている。表示ラベルは短冊状に形成され、裏面に粘
着テープが貼り付けられており、表示ラベルの表面には
各モジュラブロック30の接続先や用途などの情報が表
示されている。上述のようにカバー3の前面には位置決
め手段としてのマーク3eが刻印により形成されてお
り、このマーク3eに表示ラベルの3辺を沿わせるよう
にして表示ラベルを貼り付ければ、表示ラベルの貼付位
置が大きくずれるのを防止でき、またマーク3eを目印
にして表示ラベルの貼付作業を行うことができるので、
表示ラベルの貼付作業を容易に行うことができる。しか
も、マーク3eはカバー3の前面に刻印により形成され
ているだけなので、別途の部材を付加することなく表示
ラベルの位置決めを行うことができ、またカバーの前面
にマークを刻印しているだけなので、カバーの前面に出
っ張り等ができず、カバーの見栄えを良くできる。
【0038】(実施形態2)本実施形態の露出形モジュ
ラジャックは、図11乃至図20に示すように、器体1
の中に4個のモジュラブロック30を収納して構成され
る。尚、基本的な構成は実施形態1の露出形モジュラジ
ャックと同様であるので、同一の構成要素には同一の符
号を付して、その説明を省略する。
【0039】器体1はボディ2とカバー3とで構成さ
れ、ボディ2の前面の4隅付近には組立突片4が突設さ
れ、各組立突片4の外側面には係合孔5がそれぞれ形成
される。カバー3の内周面には、各組立突片4の係合孔
5に対向する部位に組立爪(図示せず)が突設されてお
り、係合孔5と組立爪とを凹凸係合させることによっ
て、ボディ2に対してカバー3が着脱自在に結合され
る。
【0040】ボディ2の前面には図11(a)における
下壁に下側片6が突設される。下側片6には4個の開口
窓7が形成されており、開口窓7に対応する部位でボデ
ィ2の前面側にはモジュラブロック30の嵌合する嵌合
凹部8が形成されている。そして、モジュラブロック3
0を嵌合凹部8に嵌合させた状態では、モジュラブロッ
ク30にモジュラプラグを挿入するプラグ挿入口32が
開口窓7に略一致する。また、隣合う各一対の嵌合凹部
8の間(図11(a)におけるモジュラブロック30の
上部間)にはそれぞれ筒部17が形成され、各筒部17
にはボディ2を前後に貫通する取付孔18がそれぞれ形
成される。
【0041】ボディ2の前面であって、図11(a)に
おける上壁と嵌合凹部8との間の部位には、左右両側に
それぞれ設けた各2個の嵌合凹部8の間の部位に対応し
て、左右方向に沿って走るガイド用のリブ19を上下2
列に突設すると共に、中央に設けた2個の嵌合凹部8の
間の部位に対応してガイド用のリブ20を、下側のリブ
19と同一直線上に突設している。
【0042】図11(a)(b)に示すように、ボディ
2の上側壁に設けたノックアウト部10を削除すること
により形成したケーブル挿通孔10aを利用して、器体
1内にケーブルを導入する場合、図11(a)中の右か
ら2,3番目のモジュラブロック30にそれぞれ結線さ
れたケーブル60b,60cはリブ20の左右両側を通
り、互いに近付く向きに曲げられて、ケーブル挿通孔1
0aに導入される。また、図11(a)中の右から1,
4番目のモジュラブロック30にそれぞれ結線されたケ
ーブル60a,60dは、モジュラブロック30との接
続部位から互いに近付く向きに曲げられ、上側のリブ1
9と下側のリブ19との間の隙間にケーブル60b,6
0cをボディ2側にして引き回される。そして、4本の
ケーブル60a〜60dはボディ2の上壁に設けたケー
ブル挿通孔10aから外部に引き出され、ジャック本体
31とケーブル挿通孔10aとの間では、上述したケー
ブル止め金具15とボディ2前面との間にケーブル60
a〜60dが保持される。
【0043】ここで、4本のケーブル60a〜60dが
纏めて引っ張られた場合、ケーブル60a,60dの曲
がり部とリブ19とが摺接し、その摩擦力によって張力
止めが行われる。また、図11(b)に示すように、ボ
ディ2の前面におけるケーブル挿通孔10a付近の部位
と、ケーブル60におけるモジュラブロック30との接
続部位との間には段差が設けられており、4本のケーブ
ル60a〜60dの内、下側に配置されたケーブル60
b,60cはモジュラブロック30とケーブル挿通孔1
0aとの間でボディ2側に屈曲された状態で取り付けら
れている。而して、ケーブル60b,60cを屈曲させ
た力により、ケーブル60b,60cがボディ2に押し
付けられて張力止めが行われるから、4本のケーブル6
0a〜60dが撓めて引っ張られた場合にも、ツイスト
ペア線と圧接端子との接続部位に張力が加わることはな
く、電気的接続状態に影響が与えられるのを防止でき
る。なお、ケーブル60a〜60dはリブ19,20に
よってガイドされているだけであり、ケーブル保持金具
15はケーブル60a〜60dを締め付けない程度にケ
ーブル60a〜60dを保持しているので、ケーブル6
0a〜60dのツイストペア線に過大な圧力が加わるこ
とはなく、ケーブル60a〜60dの伝送特性が劣化す
るのを防止できる。
【0044】ところで、4本のケーブル60a〜60d
に張力が加えられた場合、中央の2個のモジュラブロッ
ク30に接続されたケーブル60b,60cがボディ2
前面の略中央に突設されたリブ20と当接し、ケーブル
60b,60cとリブ20との摩擦力によって張力止め
が為されるのであるが、図19に示すように、リブ20
の長さを広げると、張力が加わった際にケーブル60
b,60cとリブ20との接触圧が大きくなり、摩擦力
が増大するので、より大きな張力が加わったとしても、
ツイストペア線と圧接端子の接続部位に張力が加わっ
て、電気的接続状態が変化するのを防止できる。尚、実
施形態1で説明した露出形モジュラジャックにおいて、
上述と同様にリブ20の長さを広げても良く、張力止め
の効果を高めることができる。
【0045】また、中央のモジュラブロック30に接続
されたケーブル60b,60cは、他のケーブル60
a,60dに対してボディ2側に配置されるため、カバ
ー3裏面との間に隙間が生じ、ケーブル60b,60c
の浮き上がりが発生する虞がある。そこで、図20に示
すように、カバー3の裏面におけるケーブル60b,6
0cと対向する部位にケーブル60b,60c側に突出
する押さえリブ3dを突設しても良く、押さえリブ3d
とボディ2前面との間でケーブル60b,60cを挟持
することによって、より大きな張力が加わった場合でも
ツイストペア線と圧接端子の接続部位に張力が加わっ
て、電気的接続状態が変化するのを防止できる。尚、実
施形態1で説明した露出形モジュラジャックにおいて、
上述と同様に、ボディ2側に配置されたケーブルに対向
するカバー3裏面の部位に、ボディ2前面との間でケー
ブルを挟持する押さえリブ3dを突設しても良く、張力
止めの効果をより高めることができる。
【0046】また、本実施形態ではボディ2の上側壁に
設けたノックアウト部10を切除することにより形成し
たケーブル挿通孔10aからケーブル60を器体1内に
挿入しているが、左右両壁に設けたノックアウト部10
を切除することにより形成したケーブル挿通孔からケー
ブル60を器体1内に挿入するようにしても良い。
【0047】例えば、図18(a)(b)に示すよう
に、ボディ2の右側壁に設けたノックアウト部10を削
除して形成したケーブル挿通孔10aを利用し、器体1
内にケーブル60a〜60dを導入する場合、図18
(a)中の右から2,4番目のモジュラブロック30に
それぞれ結線されたケーブル60b,60dはモジュラ
ブロック30との接続部位から図中右側に曲げられ、上
側のリブ19と下側のリブ19との間の隙間にケーブル
60bをボディ2側にして引き回される。また、図18
(a)中の右から1,3番目のモジュラブロック30に
それぞれ結線されたケーブル60a,60cはモジュラ
ブロック30との接続部位から図中右側に曲げられ、下
側のリブ19とモジュラブロック30との間の空間にケ
ーブル60aをボディ2側にして引き回される。そし
て、ケーブル60a〜60dはボディ2の右側壁に設け
たケーブル挿通孔10aから外部に引き出され、ジャッ
ク本体31とケーブル挿通孔10aとの間では、上述し
たケーブル止め金具15とボディ2前面との間にケーブ
ル60a〜60dが保持される。
【0048】ここで、4本のケーブル60a〜60dが
纏めて引っ張られた場合、ケーブル60b,60dの曲
がり部がリブ19に当たり、ケーブル60b,60dと
リブ19との間に発生する摩擦力によって張力止めが為
されるので、ツイストペア線と圧接端子との接続部位に
張力が加わることはなく、電気的接続状態に影響が与え
られるのを防止できる。また、ケーブル60a〜60d
はリブ19によってガイドされているだけであり、ケー
ブル保持金具15はケーブル60a〜60dを締め付け
ない程度にケーブル60a〜60dを保持しているの
で、ケーブル60a〜60dのツイストペア線に過大な
圧力が加わることはなく、ケーブル60a〜60dの伝
送特性が変化するのを防止できる。
【0049】(実施形態3)本実施形態の露出形モジュ
ラジャックは、図21乃至図27に示すように、器体1
の中に2個のモジュラブロック30を収納して構成され
る。尚、基本的な構成は実施形態1の露出形モジュラジ
ャックと同様であるので、同一の構成要素には同一の符
号を付して、その説明を省略する。
【0050】器体1はボディ2とカバー3とで構成さ
れ、ボディ2の前面の4隅付近には組立突片4が突設さ
れ、各組立突片4の外側面には係合孔5がそれぞれ形成
される。カバー3の内周面には、各組立突片4の係合孔
5に対向する部位に組立爪(図示せず)が突設されてお
り、係合孔5と組立爪とを凹凸係合させることによっ
て、ボディ2に対してカバー3が着脱自在に結合され
る。
【0051】ボディ2の前面には図21(a)における
下壁に下側片6が突設される。下側片6には2個の開口
窓7が形成されており、開口窓7に対応する部位でボデ
ィ2の前面側にはモジュラブロック30の嵌合する嵌合
凹部8が形成されている。そして、モジュラブロック3
0を嵌合凹部8に嵌合させた状態では、モジュラブロッ
ク30にモジュラプラグを挿入するプラグ挿入口32が
開口窓7に略一致する。また、一対の嵌合凹部8の両側
部及び一対の嵌合凹部8の間(図26におけるモジュラ
ブロック30の上部間)には筒部17がそれぞれ形成さ
れ、各筒部17にはボディ2を前後に貫通する取付孔1
8がそれぞれ形成される。
【0052】ボディ2の前面であって、図26における
上壁には突片28が突設され、突片28に対応するカバ
ー3の部位にはケーブル挿通用の切欠部3cが形成され
ており、ボディ2とカバー3とを結合すると、切欠部3
cによってボディ2とカバー3との接合面にケーブル挿
通孔10aが形成される。また、ボディ2の前面であっ
て、図26における上壁と嵌合凹部8との間の部位に
は、一対の嵌合凹部8の間の部位に対応して、前面側に
突出する突条部29が左右方向に沿って突設されてい
る。
【0053】さらに、突片28の近傍であってボディ2
の前面側にはケーブル保持部11が形成される。ケーブ
ル保持部11は、ボディ2の前面に突設された一対のボ
ス12を有し、各ボス12にそれぞれ形成したボス孔1
3に螺合するねじ14によって、ケーブル保持金具15
の両端部がボス12に固定される。ケーブル保持金具1
5は、中央部が両端部とは段違いになる形状に屈曲さ
れ、且つ中央部には両端部から中央部が突出する向きに
突出した突部16が形成されており、表裏のいずれの向
きでもボディ2に固定することができる。
【0054】一方、カバー3は後面が開放された直方体
状に形成され、モジュラブロック30が装着された状態
のボディ2の前面側を覆っている。カバー3の周壁のう
ち下側片6および突片28に対応する部位にはそれぞれ
切欠部3a,3cが形成されている。
【0055】ここで、ボディ2とカバー3との接合面に
形成されたケーブル挿通孔10aを利用して、器体1内
にケーブル60a,60bを導入する場合、ケーブル挿
通孔10aとモジュラブロック30との間の部位に突設
された突条部29によって、図21(b)に示すように
ケーブル60a,60bがボディ2(器体1)の前後方
向において屈曲される。そして、2本のケーブル60
a,60bは、器体1の上壁に設けたケーブル挿通孔1
0aから外部に引き出され、ジャック本体31とケーブ
ル挿通孔10aとの間では上述したケーブル止め金具1
5とボディ2前面との間にケーブル60a,60bが保
持される。ここで、ケーブル60a,60bを屈曲させ
る力によって、ケーブル60a,60bがボディ2の突
条部29に押し付けられるから、ケーブル60a,60
bに張力が加わってもケーブル60a,60bと突条部
29との間に発生する摩擦力によって張力止めが為され
て、ツイストペア線と圧接端子との接続部位に張力が加
わることはなく、電気的接続状態に影響を与えることが
防止される。尚、ケーブル保持金具15はケーブル60
a,60bを締め付けない程度にケーブル60a,60
bを保持しているので、ケーブル60a,60bのツイ
ストペア線に過大な圧力が加わることはなく、ケーブル
60a,60bの伝送特性が変化するのを防止できる。
【0056】(実施形態4)本実施形態の露出形モジュ
ラジャックは、図28乃至図35に示すように、器体1
の中に1個のモジュラブロック30を収納して構成され
る。尚、基本的な構成は実施形態1又は3の露出形モジ
ュラジャックと同様であるので、同一の構成要素には同
一の符号を付して、その説明を省略する。
【0057】器体1はボディ2とカバー3とで構成さ
れ、ボディ2の前面の4隅付近には組立突片4が突設さ
れ、各組立突片4の外側面には係合孔5がそれぞれ形成
される。カバー3の内周面には、各組立突片4の係合孔
5に対向する部位に組立爪(図示せず)が突設されてお
り、係合孔5と組立爪とを凹凸係合させることによっ
て、ボディ2に対してカバー3が着脱自在に結合され
る。
【0058】ボディ2の前面には図33における下壁に
下側片6が突設される。下側片6には開口窓7が1個形
成されており、開口窓7に対応する部位でボディ2の前
面側にはモジュラブロック30の嵌合する嵌合凹部8が
形成されている。そして、モジュラブロック30を嵌合
凹部8に嵌合させた状態では、モジュラブロック30に
モジュラプラグを挿入するプラグ挿入口32が開口窓7
に略一致する。また、ボディ2の前面における上壁と嵌
合凹部8との間の部位には筒部17が形成され、筒部1
7にはボディ2を前後に貫通する取付孔18が形成され
る。
【0059】ボディ2の前面であって、図33における
上壁には突片28が突設され、突片28に対応するカバ
ー3の部位にはケーブル挿通用の切欠部3cが形成され
ており、ボディ2とカバー3とを結合すると、切欠部3
cによってボディ2とカバー3との接合面にケーブル挿
通孔10aが形成される。突片28の前面にはケーブル
60の両側部とそれぞれ当接する突起28a,28aが
突設されており、両突起28aの間にケーブル60を通
すことにより、ケーブル60の位置決めが行われる。ま
た、ボディ2の前面であって、図33における上壁と嵌
合凹部8との間の部位には、前面側に突出する突条部2
9が左右方向に沿って突設されている。
【0060】さらに、突片28の近傍であってボディ2
の前面側にはケーブル保持部11が形成される。ケーブ
ル保持部11は、ボディ2の前面に突設された一対のボ
ス12を有し、各ボス12にそれぞれ形成したボス孔1
3に螺合するねじ14によって、ケーブル保持金具15
の両端部がボス12に固定される。ケーブル保持金具1
5は、中央部が両端部とは段違いになる形状に屈曲さ
れ、且つ中央部には両端部から中央部が突出する向きに
突出した突部16が形成されており、表裏のいずれの向
きでもボディ2に固定することができる。ケーブル保持
金具15の両端部にはねじ14を挿通するためのねじ挿
通孔15a,15bが形成されており、実施形態1で説
明したように一方のねじ挿通孔15bは一部が切り欠か
れた孔となっているので、ねじ挿通孔15bに挿通され
たねじ14を緩めると、ねじ挿通孔15bの形成された
側の端部が外れるから(図35参照)、ねじ14を1本
緩めるだけでケーブル60の取り付け又は取り外し作業
を行うことができ、作業性が向上する。
【0061】一方、カバー3は後面が開放された直方体
状に形成され、モジュラブロック30が装着された状態
のボディ2の前面側を覆っている。カバー3の周壁のう
ち下側片6および突片28に対応する部位にはそれぞれ
切欠部3a,3cが形成されている。
【0062】ここで、ボディ2とカバー3との接合面に
形成されたケーブル挿通孔10aを利用して、器体1内
にケーブル60を導入する場合、ケーブル挿通孔10a
とモジュラブロック30との間の部位に突設された突条
部29によって、図28(b)に示すようにケーブル6
0がボディ2の平面方向と略直交する方向において屈曲
される。そして、ケーブル60は器体1の上壁に設けた
ケーブル挿通孔10aから外部に引き出され、ジャック
本体31とケーブル挿通孔10aとの間では上述したケ
ーブル止め金具15とボディ2前面との間にケーブル6
0が保持される。而して、ケーブル60を屈曲させる力
によって、ケーブル60がボディ2の突条部29に押し
付けられるから、ケーブル60に張力が作用してもケー
ブル60と突条部29との摩擦力によって張力止めが為
されて、ツイストペア線と圧接端子との接続部位に張力
が加わることはなく、電気的接続状態に影響を与えるこ
とが防止される。尚、ケーブル保持金具15はケーブル
60を締め付けない程度にケーブル60を保持している
ので、ケーブル60のツイストペア線に過大な圧力が加
わることはなく、ケーブル60の伝送特性が変化するの
を防止できる。
【0063】また、実施形態1で説明したように、ケー
ブル保持金具15に設けた2個のねじ挿通孔15a,1
5bの内、一方のねじ挿通孔15bは一部を切り欠いた
ような形に形成されているので、ねじ挿通孔15bに挿
通されたねじ14を緩めると、ねじ挿通孔15bの形成
された側の端部が外れるから、図34に示すように、ね
じ14を1本緩めるだけでケーブル60の取り付け又は
取り外し作業を行うことができ、作業性が向上する。
【0064】尚、上述の各実施形態では器体1を直方体
状とした例を示したが、円筒状などどの形状であっても
本発明の技術思想は適用可能である。
【0065】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、モジ
ュラプラグが挿入されるプラグ挿入口が一面に開口した
ジャック本体にモジュラプラグの接触子と接触するコン
タクトが保持されたモジュラブロックと、複数のモジュ
ラブロックを内部に収納しプラグ挿入口と対向する部位
に開口窓が形成された器体とを備え、器体を、後面が施
工面に固定され前面に複数のモジュラブロックが並べて
取り付けられたボディと、モジュラブロックを覆うよう
にしてボディの前面に被着されるカバーとで構成し、モ
ジュラブロックに接続されるケーブルを器体内部に挿入
するためのケーブル挿通孔を器体に設け、ケーブル挿通
孔付近の器体の部位にケーブルを締め付けない程度の力
でケーブルを保持するケーブル保持手段を設けると共
に、器体内部に挿入される複数本のケーブルを、ケーブ
ル挿通孔からのケーブルの挿入方向及び器体の前後方向
とそれぞれ交差する方向において屈曲させた状態でボデ
ィに配置し、1本以上のケーブルの屈曲された部位をガ
イドするガイド用リブを器体に設けたことを特徴とし、
複数本のケーブルは、ケーブル挿通孔からのケーブルの
挿入方向及び器体の前後方向とそれぞれ交差する方向に
おいて屈曲された状態でボディに配置されており、1本
以上のケーブルの屈曲された部位をガイドするガイド用
リブが器体に形成されているので、複数本のケーブルに
張力が加わった場合には、1本以上のケーブルがガイド
用リブに押し付けられ、ケーブルとガイド用リブとの間
に発生する摩擦力によって張力止めが行われ、モジュラ
ブロックとケーブルとの接続部位に張力が加わるのを防
止できるという効果がある。しかも、ガイド用リブはケ
ーブルをガイドしているだけであり、且つ、ケーブル保
持手段はケーブルを締め付けない程度の力でケーブルを
保持しているだけなので、ケーブルに過大な圧力が加わ
ることはなく、ケーブルの電気的特性が変化して伝送性
能が劣化するのを防止できるという効果がある。
【0066】請求項2の発明は、モジュラプラグが挿入
されるプラグ挿入口が一面に開口したジャック本体にモ
ジュラプラグの接触子と接触するコンタクトが保持され
たモジュラブロックと、1乃至複数のモジュラブロック
を内部に収納しプラグ挿入口と対向する部位に開口窓が
形成された器体とを備え、器体を、後面が施工面に固定
され前面に1乃至複数のモジュラブロックが並べて取り
付けられたボディと、モジュラブロックを覆うようにし
てボディの前面に被着されるカバーとで構成し、モジュ
ラブロックに接続されるケーブルを器体内部に挿入する
ためのケーブル挿通孔を器体に設け、ケーブル挿通孔付
近の器体の部位にケーブルを締め付けない程度の力でケ
ーブルを保持するケーブル保持手段を設けると共に、器
体内部に挿入される1乃至複数本のケーブルを器体の前
後方向において屈曲させる張力止め用のリブを器体に設
けたことを特徴とし、張力止め用のリブにより1乃至複
数本のケーブルが器体の前後方向において屈曲されてい
るので、ケーブルに張力が加わった場合にはケーブルが
張力止め用のリブに押し付けられ、ケーブルとリブとの
間に発生する摩擦力によって張力止めが行われ、モジュ
ラブロックとケーブルとの接続部位に張力が加わるのを
防止することができるという効果がある。しかも、張力
止め用のリブはケーブルを前後方向に屈曲させているだ
けであり、且つ、ケーブル保持手段はケーブルを締め付
けない程度の力でケーブルを保持しているだけなのでケ
ーブルに過大な圧力が加わることはなく、ケーブルの電
気的特性が変化して伝送性能が劣化するのを防止できる
という効果がある。
【0067】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、ケーブルの屈曲部位に対応するボディの部位にガイ
ド用リブを設けたことを特徴とし、ケーブルに張力が加
わった場合に、ケーブルとガイド用リブとの間に発生す
る摩擦力を大きくでき、張力止めの効果を高めることが
できるという効果がある。
【0068】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、ケーブルと対向するカバーの部位に、ケーブルを締
め付けない程度の力で、ボディとの間にケーブルを挟持
する押さえリブを突設したことを特徴とし、押さえリブ
によってケーブルがボディとの間に挟持されるので、張
力止めの効果をさらに高めることができるという効果が
ある。
【0069】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、ボディ及びカバーの接続方向において複数のケーブ
ルを重ねて配置し、複数のケーブルの内、ボディ側に配
置されたケーブルを、ケーブル挿通孔とジャック本体と
の間の部位でボディ側に屈曲させて成ることを特徴と
し、ボディ側に配置されたケーブルをボディ側に屈曲さ
せることによって、ボディとケーブルとの間に摩擦力を
発生させることができ、ボディとケーブルとの間の摩擦
力によって張力止めの効果を高めることができるという
効果がある。
【0070】請求項6の発明は、請求項1乃至5の発明
において、上記ケーブルは情報伝送用のツイストペア線
であることを特徴とし、ケーブルを締め付けることなく
張力止めを行っているので、ケーブルに過大な圧力が加
わって、ツイストペア線の電気的特性が変化し、伝送性
能が劣化するのを防止できるという効果がある。
【0071】請求項7の発明は、請求項1乃至5の発明
において、カバーの前面に、モジュラブロックに関わる
情報を表示する表示ラベルの取付位置を示す位置決め手
段を設けたことを特徴とし、位置決め手段によって表示
ラベルの取付位置を容易に見つけることができ、表示ラ
ベルの取付作業を容易に行うことができるという効果が
ある。
【0072】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、位置決め手段は、表示ラベルの周りに沿うような形
でカバーの前面に刻印されたマークからなることを特徴
とし、別途の部材を付加することなく表示ラベルの位置
決めを行うことができ、またカバーの前面にマークを刻
印しているだけなので、カバーの前面に出っ張り等がで
きず、カバーの見栄えを良くできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の露出形モジュラジャックの上側壁
に設けたノックアウト部を利用してケーブルを引き出し
た状態を示し、カバーを外した状態の正面図である。
【図2】同上の上側壁に設けたノックアウト部を利用し
てケーブルを引き出した状態を示す一部省略せる側断面
図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】同上の正面図である。
【図5】同上の下面図である。
【図6】同上の一部破断せる背面図である。
【図7】同上のカバーを外した状態の正面図である。
【図8】同上の一部拡大せる側断面図である。
【図9】同上の右側壁に設けたノックアウト部を利用し
てケーブルを引き出した状態を示し、カバーを外した状
態の正面図である。
【図10】同上の右側壁に設けたノックアウト部を利用
してケーブルを引き出した状態を示す一部省略せる側断
面図である。
【図11】実施形態2の露出形モジュラジャックに設け
た上側壁のノックアウト部を利用してケーブルを引き出
した状態を示し、(a)はカバーを外した状態の正面
図、(b)は一部省略せる側断面図である。
【図12】同上の分解斜視図である。
【図13】同上の正面図である。
【図14】同上の下面図である。
【図15】同上の一部破断せる背面図である。
【図16】同上のカバーを外した状態の正面図である。
【図17】同上の一部拡大せる側断面図である。
【図18】同上の右側壁に設けたノックアウト部を利用
してケーブルを引き出した状態を示し、(a)はカバー
を外した状態の正面図、(b)は一部省略せる側断面図
である。
【図19】同上の別の露出形モジュラジャックを示し、
上側壁に設けたノックアウト部を利用してケーブルを引
き出した状態の一部省略せる正面図である。
【図20】同上のまた別の露出形モジュラジャックの一
部省略せる側断面図である。
【図21】実施形態3の露出形モジュラジャックにケー
ブルを接続した状態を示し、(a)はカバーを外した状
態の正面図、(b)は一部省略せる側断面図である。
【図22】同上の分解斜視図である。
【図23】同上の正面図である。
【図24】同上の下面図である。
【図25】同上の一部省略せる背面図である。
【図26】同上のカバーを外した状態の正面図である。
【図27】同上の一部拡大せる側断面図である。
【図28】実施形態4の露出形モジュラジャックにケー
ブルを接続した状態を示し、(a)はカバーを外した状
態の正面図、(b)は一部省略せる側断面図である。
【図29】同上の分解斜視図である。
【図30】同上の正面図である。
【図31】同上の下面図である。
【図32】同上の一部破断せる背面図である。
【図33】同上のカバーを外した状態の正面図である。
【図34】同上の一部拡大せる側断面図である。
【図35】同上のケーブル保持金具を外した状態を示す
一部省略せる正面図である。
【図36】従来の露出形モジュラジャックの分解斜視図
である。
【図37】同上のカバーを外した状態の正面図である。
【符号の説明】
2 ボディ 6 下側片 7 開口窓 9 突片 10 ノックアウト部 10a ケーブル挿通孔 11 ケーブル保持部 19〜21 ガイド用リブ 30 モジュラブロック 60a〜60f ケーブル
フロントページの続き (72)発明者 栗西 俊成 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 川勝 正晴 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA16 FB07 FB15 FC03 FC29 GA05 GA06 GA07 GA08 GB02 JA05 KA02 5E087 HH02 JJ08 JJ09 LL02 LL17 LL29 LL34 MM09 QQ02 RR02 RR13 RR25 5G361 AA02 AC04 AC10 AD01 AD03 AE01 AE02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モジュラプラグが挿入されるプラグ挿入口
    が一面に開口したジャック本体にモジュラプラグの接触
    子と接触するコンタクトが保持されたモジュラブロック
    と、複数のモジュラブロックを内部に収納しプラグ挿入
    口と対向する部位に開口窓が形成された器体とを備え、
    前記器体を、後面が施工面に固定され前面に複数のモジ
    ュラブロックが並べて取り付けられたボディと、モジュ
    ラブロックを覆うようにしてボディの前面に被着される
    カバーとで構成し、モジュラブロックに接続されるケー
    ブルを器体内部に挿入するためのケーブル挿通孔を器体
    に設け、ケーブル挿通孔付近の器体の部位にケーブルを
    締め付けない程度の力でケーブルを保持するケーブル保
    持手段を設けると共に、器体内部に挿入される複数本の
    ケーブルを、ケーブル挿通孔からのケーブルの挿入方向
    及び器体の前後方向とそれぞれ交差する方向において屈
    曲させた状態でボディに配置し、1本以上のケーブルの
    屈曲された部位をガイドするガイド用リブを器体に設け
    たことを特徴とする露出形モジュラジャック。
  2. 【請求項2】モジュラプラグが挿入されるプラグ挿入口
    が一面に開口したジャック本体にモジュラプラグの接触
    子と接触するコンタクトが保持されたモジュラブロック
    と、1乃至複数のモジュラブロックを内部に収納しプラ
    グ挿入口と対向する部位に開口窓が形成された器体とを
    備え、前記器体を、後面が施工面に固定され前面に1乃
    至複数のモジュラブロックが並べて取り付けられたボデ
    ィと、モジュラブロックを覆うようにしてボディの前面
    に被着されるカバーとで構成し、モジュラブロックに接
    続されるケーブルを器体内部に挿入するためのケーブル
    挿通孔を器体に設け、ケーブル挿通孔付近の器体の部位
    にケーブルを締め付けない程度の力でケーブルを保持す
    るケーブル保持手段を設けると共に、器体内部に挿入さ
    れる1乃至複数本のケーブルを器体の前後方向において
    屈曲させる張力止め用のリブを器体に設けたことを特徴
    とする露出形モジュラジャック。
  3. 【請求項3】ケーブルの屈曲部位に対応するボディの部
    位に前記ガイド用リブを設けたことを特徴とする請求項
    1記載の露出形モジュラジャック。
  4. 【請求項4】ケーブルと対向するカバーの部位に、ケー
    ブルを締め付けない程度の力で、ボディとの間にケーブ
    ルを挟持する押さえリブを突設したことを特徴とする請
    求項1記載の露出形モジュラジャック。
  5. 【請求項5】ボディ及びカバーの接続方向において複数
    のケーブルを重ねて配置し、複数のケーブルの内、ボデ
    ィ側に配置されたケーブルを、ケーブル挿通孔とジャッ
    ク本体との間の部位でボディ側に屈曲させて成ることを
    特徴とする請求項1記載の露出形モジュラジャック。
  6. 【請求項6】上記ケーブルは情報伝送用のツイストペア
    線であることを特徴とする請求項1乃至5記載の露出形
    モジュラジャック。
  7. 【請求項7】カバーの前面に、モジュラブロックに関わ
    る情報を表示する表示ラベルの取付位置を示す位置決め
    手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至5記載の露
    出形モジュラジャック。
  8. 【請求項8】前記位置決め手段は、表示ラベルの周りに
    沿うような形でカバーの前面に刻印されたマークからな
    ることを特徴とする請求項7記載の露出形モジュラジャ
    ック。
JP2000327041A 2000-10-26 2000-10-26 露出形モジュラジャック Pending JP2002134233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000327041A JP2002134233A (ja) 2000-10-26 2000-10-26 露出形モジュラジャック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000327041A JP2002134233A (ja) 2000-10-26 2000-10-26 露出形モジュラジャック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002134233A true JP2002134233A (ja) 2002-05-10

Family

ID=18804135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000327041A Pending JP2002134233A (ja) 2000-10-26 2000-10-26 露出形モジュラジャック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002134233A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008010218A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Matsushita Electric Works Ltd モジュラジャック
EP1912301A1 (en) * 2002-12-11 2008-04-16 Hellermanntyton Data Limited Structured cabling system and method
WO2012159961A1 (de) * 2011-05-24 2012-11-29 Weidmüller Interface GmbH & Co. KG Strukturelement für eine steckeinheit zum anschluss elektrischer bauteile und steckeinheit für ein fahrzeug, insbesondere ein schienenfahrzeug
JP2013137252A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Showa Corp 相対角度検出装置および電動パワーステアリング装置
TWI739689B (zh) * 2020-12-07 2021-09-11 佳必琪國際股份有限公司 連接器的固定結構
KR20210114724A (ko) * 2020-03-11 2021-09-24 주식회사 포스코 광 점퍼 코드 안전 장치 및 그를 이용한 전력 계통 시스템

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1912301A1 (en) * 2002-12-11 2008-04-16 Hellermanntyton Data Limited Structured cabling system and method
USRE43221E1 (en) 2002-12-11 2012-03-06 Hellermanntyton Data Limited Structured cabling system and method
JP2008010218A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Matsushita Electric Works Ltd モジュラジャック
WO2012159961A1 (de) * 2011-05-24 2012-11-29 Weidmüller Interface GmbH & Co. KG Strukturelement für eine steckeinheit zum anschluss elektrischer bauteile und steckeinheit für ein fahrzeug, insbesondere ein schienenfahrzeug
JP2013137252A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Showa Corp 相対角度検出装置および電動パワーステアリング装置
KR20210114724A (ko) * 2020-03-11 2021-09-24 주식회사 포스코 광 점퍼 코드 안전 장치 및 그를 이용한 전력 계통 시스템
KR102467191B1 (ko) * 2020-03-11 2022-11-16 주식회사 포스코 광 점퍼 코드 안전 장치 및 그를 이용한 전력 계통 시스템
TWI739689B (zh) * 2020-12-07 2021-09-11 佳必琪國際股份有限公司 連接器的固定結構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002134233A (ja) 露出形モジュラジャック
JP2002134240A (ja) 露出形モジュラジャック
JP2002222670A (ja) スイッチ並びにその製造方法
US2606264A (en) Terminal and contact construction for electric switches
JP2002134230A (ja) 露出形モジュラジャック
JPH1197126A (ja) コンセント
JP2002008766A (ja) コンセント
JPH10144426A (ja) 露出形モジュラジャック
JP2002151172A (ja) 端子装置
JP3091309B2 (ja) モジュラジャック
KR100284568B1 (ko) 테이블탭
JP2826209B2 (ja) 多極型モジュラジャック
JPH1186955A (ja) モジュラジャック
JP4120622B2 (ja) モジュラジャック
JPH11185844A (ja) コンセント
JP2985848B2 (ja) 多極型モジュラジャック
JP2985850B2 (ja) 多極型モジュラジャック
JP2985849B2 (ja) 多極型モジュラジャック
JP2002010436A (ja) 配線器具
JP2985854B2 (ja) 多極型モジュラジャック
JPH10223293A (ja) 多極型モジュラジャック
JP3367701B2 (ja) 露出形モジュラジャック器具
JP3022442B2 (ja) 多極型モジュラジャック
JP3022441B2 (ja) 多極型モジュラジャック
JP2005093389A (ja) 露出形モジュラジャック

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040621

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040831