JP2002133660A - 光情報記録再生装置 - Google Patents

光情報記録再生装置

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JP2002133660A
JP2002133660A JP2000324357A JP2000324357A JP2002133660A JP 2002133660 A JP2002133660 A JP 2002133660A JP 2000324357 A JP2000324357 A JP 2000324357A JP 2000324357 A JP2000324357 A JP 2000324357A JP 2002133660 A JP2002133660 A JP 2002133660A
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Akiyasu Watabe
彰康 渡部
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記録時の温度ドリフトによるオフセット
を正確に除去する。 【解決手段】 LD駆動装置10は、LD2の発光パワ
ーのレベルに対応するモニタ信号のレベルの変化に基づ
いて上記発光パワーが一定になるようにLD2に対する
駆動電流値を制御し、CPU1の制御によって光ディス
クへの記録動作中にLD2を所定時間消灯させ、消灯状
態でLD駆動装置10に生ずるオフセットを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザ光によっ
て光ディスクなどの記録媒体上に情報を記録し、その情
報を再生する光情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディアの普及に伴って音楽用C
D,CD−ROM,DVD−ROMなどの再生専用メデ
ィア(記録媒体)と、その記録媒体上の情報を再生する
光情報再生装置が実用化されている。
【0003】また、色素メディアを用いた追記型光ディ
スクや、光磁気(MO)メディアを用いた書き換え可能
なMOディスクの他に相変化型メディア(記録媒体)も
注目されており、それらの記録媒体に対して情報の記録
及び再生を行う光情報記録再生装置も実用化されてい
る。
【0004】さらに、書き換え可能なDVDメディア
が、次世代のマルチメディア記録媒体及び大容量ストレ
ージ媒体として大いに注目されている。その相変化型メ
ディアは、記録材料を結晶相とアモルファス相とに可逆
的に相変化させて情報を記録する記録媒体であり、MO
メディアなどと異なって外部磁界を必要とせず、半導体
レーザからなる光源(半導体レーザ光源)から発生させ
たレーザ光だけで情報の記録及び再生ができ、且つ情報
の記録と消去をレーザ光によって一度に行うオーバーラ
イト記録が可能である。
【0005】上記のような相変化型メディアに情報を記
録するための一般的な記録波形としては、例えば8−1
6変調コードなどに基づいて生成した単パルスの半導体
レーザ発光波形があるが、その記録波形による単パルス
記録では、畜熱のために記録マークが涙状に歪みを生じ
たり、冷却速度が不足してアモルファス相の形成が不十
分になり、レーザ光に対して低反射の記録マークが得ら
れないなどの問題があった。
【0006】そのため、相変化型メディアに情報を記録
する方式では、図8の(c)に示すように、多段の記録
パワーを用いたレーザ光によって発生させたマルチパル
ス波形の光波形で相変化型メディアにマークを形成する
ことにより、上記のような問題を防止していた。
【0007】そのマルチパルス波形のマーク部は、図8
の(c)に示すように、相変化型メディアの記録膜を融
点以上に十分に予備加熱するための先頭加熱パルスA
と、後続する複数個の連続加熱パルスBと、それらの間
の連続冷却パルスCとからなっており、先頭加熱パルス
A,連続加熱パルスBの発光パワー(ピークパワー)を
Pwとし、連続冷却パルスCの発光パワー(ボトムパワ
ー)をPbとし、リードパワーをPrとすると、それぞ
れの発光パワーは次の数1によって設定することができ
【0008】
【数1】Pw>Pb≒Pr
【0009】また、マルチパルス波形のスペース部は、
図8の(c)に示すように、イレースパルスDからな
り、その発光パワー(イレースパワー)Peは次の数2
によって設定することができる。
【0010】
【数2】Pw>Pe>Pb
【0011】このように、記録波形をマルチパルス発光
波形にすると、相変化型メディアのマーク部は加熱パル
スA,連続加熱パルスB,連続冷却パルスCによる加熱
→冷却の急冷条件によるアモルファス相が形成され、ス
ペース部はイレースパルスDによる加熱のみの徐冷条件
による結晶相が形成されるので、アモルファス相と結晶
相とで十分な反射率差が得られることになる。
【0012】上述したような光ディスクメディア(記録
媒体)に記録/再生を行なう際には、発光パワーの制御
を正しく行なうことが必要である。半導体レーザ光源
(LD)の制御方法として、発光パワーの変動によらず
i一定の電流をLDに駆動する方式をACC(Auto
matic CurrentControl)と呼んで
いる。
【0013】しかし、LDは自己発熱などによる駆動電
流−発光パワー特性が容易に変動してしまうので、発光
パワーを安定化させる手段として一般的にAPC(Au
tomatic Power Control)制御が
行っている。
【0014】そのAPC制御は、LD出射光の一部をフ
ォトディテクタ(PD)に入射させ、LD発光パワーに
比例して発生するモニタ電流を用いてLD駆動電流を制
御するというものである。
【0015】情報再生のみを考慮した場合は、上述のL
D駆動電流にはノイズ抑制のために高周波電流が重畳さ
れるが、DC的には一定電流であるため、比較的低帯域
の帰還ループを構成する事で容易にAPCを実現するこ
とができる。
【0016】一方、記録時にAPCを行なう場合は、マ
ーク/スペースを形成するために記録パワーが高速で変
化するので、制御に工夫が必要である。例えば、CD系
やDVD系の光ディスクメディアでは、記録データのD
SV(digital sum value)がゼロに
なることを利用して、低帯域の帰還ループを構成して平
均パワーによいAPCを行うようにすれば、再生時と同
様に簡易な構成で記録パワーを制御することができる
が、その記録パワーを正確に制御することができなくな
る。
【0017】したがって、記録パワーを正確に制御する
ために、記録波形そのものをサンプルする必要がある。
例えば、相変化メディアに記録を行う場合には、上述し
たようなマルチパルス発光を行うことが望ましく、ピー
クレベルのパワー検出を行うには単純なサンプル/ホー
ルド回路では受光系やその後段の回路で非常に高速な制
御帯域が必要になり、現実的でない。
【0018】そこで、図3の(f)に示すように、ロン
グスペースデータが出力される際(図中のホールド点:
Ho)にサンプルホールドするようにすれば、イレース
パワーの検出を行うことができる。ボトムパワー或いは
ピークパワーを制御するには、記録開始前に予め半導体
レーザ光源の微分効率特性を算出しておき、イレースパ
ワーを駆動する電流に微分効率から算出された電流を加
算/減算すればよい。
【0019】図11は、従来のAPC回路の構成例を示
す機能ブロック図である。このAPC回路は、フォトデ
ィテクタ(PD)1103と、PD1103の出力電流
を電圧に変換するI/Vアンプ1104と、I/Vアン
プ1104の出力に応じてレーザの駆動電流を制御する
LD駆動装置1110等から構成される。
【0020】このAPC回路は、再生時に、スイッチ
(SW)1117をロー“L”に切り換え、バイアスパ
ワー制御回路1109により、再生時目標発光パワーに
応じた目標値電圧1127とI/Vアンプ1104から
の出力をアンプ1105で増幅した電圧が常に等しくな
るようにLD駆動装置1110に電流を供給するので、
LD1102を常に目標発光パワーで発光させることが
できる。
【0021】一方、記録時は、バイアスパワー制御回路
1109によってバイアスレベルの電流を制御し、CP
U1101により制御されたDAC(D/A)112
0,DAC(D/A)1121によってイレースレベル
/ピークレベルで発光するための重畳電流を駆動し、L
D駆動装置1110がバイアス電流にイレース/ピーク
重畳電流を重畳して記録波形を発光させる。
【0022】さらに、SW1117をハイ“H”に切り
換え、ロングスペースデータ出力時にCPU1101か
らイレースレベルサンプル信号を出力し、そのイレース
レベルサンプル信号によってサンプルホールド回路がサ
ンプル/ホールドし、バイアスパワー制御回路1109
には常にイレースレベルに相当する電圧が出力される。
【0023】そして、バイアスパワー制御回路1109
は、記録時目標発光パワーに応じた目標値電圧1128
とサンプルホールド回路の出力が常に等しくなるように
LD駆動装置1110に電流を供給するので、イレース
レベルを常に目標発光パワーで発光させることができ
る。
【0024】PD1103は、受光していない時でもわ
ずかに電流を出力し(暗電流)、回路オフセットにな
る。また、I/Vアンプ1104などは定常的にオフセ
ット電圧を有する。それらの回路のオフセットを除去す
るため、装置の初期化時にオフセット調整を行う。
【0025】すなわち、LD1102を消灯させてお
き、いずれかのアンプの出力と基準電圧(Vref)と
の電圧差がほぼゼロになるようにいずれかのアンプの入
力側にオフセット電圧を加算/減算することによって回
路オフセットを除去することができる。
【0026】ところが、PDの暗電流、及び各アンプの
オフセット電圧は、温度変動により変動する特性を有す
る(「温度ドリフト」と称する)。通常の記録/再生動
作中、すなわちLD1102が点灯している状態では、
温度ドリフトによるオフセット電圧は検知できないの
で、発光パワーが目標パワーに対して変動することにな
る。
【0027】従来、温度ドリフトによるオフセット電圧
が検知できないという問題を解決する手段として、暗電
流温度係数が予め分かっているPDと温度変動検知手段
を具備し、温度変動検知手段によって測定された温度変
動と暗電流温度係数によってオフセット電圧を算出して
いた(例えば、特開平6−215404号公報参照)。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では、温度変動検出手段が必要なので光情
報記録再生装置のコストがアップする上に、PDの暗電
流温度係数が経時的に変化してしまうと正確にオフセッ
ト電圧を算出できないという問題があった。
【0029】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたものであり、従来のAPC回路に特別な付加回路
を施すことなく、情報記録時の温度ドリフトによるオフ
セットを正確に除去することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、記録媒体上に半導体レーザ光源から所定
の発光規則によるパルス発光のレーザ光を照射し、上記
記録媒体上に所定の記録変調方式に基づくチャネルクロ
ック周期の正の整数倍長の発光パルスによって形成され
る情報を記録する光情報記録再生装置であって、上記半
導体レーザ光源の発光パワーのレベルに対応するモニタ
信号のレベルの変化に基づいて上記発光パワーが一定に
なるように上記半導体レーザ光源に対する駆動電流値を
制御する発光パワー制御手段と、上記記録媒体への記録
動作中に上記半導体レーザ光源を所定時間消灯させる消
灯制御手段と、その手段による消灯状態で上記発光パワ
ー制御手段に生ずるオフセットを調整するオフセット調
整手段を備えた光情報記録再生装置を提供する。
【0031】また、上記のような光情報記録再生装置に
おいて、上記発光パワー制御手段を、上記半導体レーザ
光源の発光パワーに対応した電流をモニタ信号として出
力するモニタ信号出力手段と、その手段によって出力さ
れた電流を電圧値に変換する電流/電圧変換手段と、そ
の手段によって変換された電圧値を増幅する少なくとも
1つ以上の増幅手段を含み、上記電流/電圧変換手段か
ら出力された電圧値に対応する駆動電流値の駆動電流を
上記半導体レーザ光源に供給する光源駆動電流供給手段
と、上記電流/電圧変換手段から出力された電圧値又は
上記光源駆動電流供給手段中の何れか1つの増幅手段か
ら出力された電圧値と上記半導体レーザ光源の消灯時に
比較対象になる上記電流/電圧変換手段又は上記増幅手
段が出力すべき電圧値に設定された基準電圧とを比較す
る比較手段とからなるようにするとよい。
【0032】さらに、上記のような光情報記録再生装置
において、上記オフセット調整手段が、上記発光パワー
制御手段のオフセットの調整動作を制御するオフセット
調整動作制御手段と、その手段によって電圧値が制御さ
れたオフセット電圧を上記電流/電圧変換手段又は上記
光源駆動電流供給手段中の何れか1つの増幅手段に対し
て印加するオフセット電圧印加手段とからなり、上記オ
フセット調整動作制御手段によって上記半導体レーザ光
源が消灯状態のときに上記比較手段による比較結果に基
づいて上記発光パワー制御手段に生じるオフセットを打
ち消すように上記オフセット電圧印加手段によるオフセ
ット電圧の電圧値を制御するようにするとよい。
【0033】また、上記のような光情報記録再生装置に
おいて、上記発光パワー制御手段を、上記半導体レーザ
光源の発光パワーに対応した電流をモニタ信号として出
力するモニタ信号出力手段と、その手段によって出力さ
れた電流を電圧値に変換する電流/電圧変換手段と、そ
の手段によって変換された電圧値を増幅する少なくとも
1つ以上の増幅手段を含み、上記電流/電圧変換手段か
ら出力された電圧値に対応する駆動電流値の駆動電流を
上記半導体レーザ光源に供給する光源駆動電流供給手段
と、上記電流/電圧変換手段から出力された電圧値又は
上記光源駆動電流供給手段中の何れか1つの増幅手段か
ら出力された電圧値をアナログ値からデジタル値へ変換
するアナログ/デジタル変換手段とからなるようにする
とよい。
【0034】さらに、上記のような光情報記録再生装置
において、上記オフセット調整手段が、上記発光パワー
制御手段のオフセットの調整動作を制御するオフセット
調整動作制御手段と、そのオフセット調整動作制御手段
によって電圧値が制御されたオフセット電圧を上記電流
/電圧変換手段又は上記光源駆動電流供給手段中の何れ
か1つの増幅手段に対して印加するオフセット電圧印加
手段とからなり、上記オフセット調整動作制御手段によ
って上記半導体レーザ光源が消灯状態のときに前記アナ
ログ/デジタル変換手段でデジタル値に変換された電圧
値に基づいて上記発光パワー制御手段に生じるオフセッ
トを打ち消すように上記オフセット電圧印加手段による
オフセット電圧の電圧値を制御するようにするとよい。
【0035】また、上記光源駆動電流供給手段に、上記
半導体レーザ光源の消灯前の駆動電流値を保持する消灯
前駆動電流値保持手段を設けるとよい。
【0036】さらに、上記のような光情報記録再生装置
において、上記記録媒体に記録する情報が所定長以上の
スペース情報出力期間に上記半導体レーザ光源を消灯状
態にさせるようにするとよい。
【0037】また、上記のような光情報記録再生装置に
おいて、上記記録媒体に記録する情報が所定長以上のマ
ーク情報出力期間に上記半導体レーザ光源を消灯状態に
させるようにするとよい。
【0038】さらに、上記のような光情報記録再生装置
において、上記記録媒体に記録する情報とは無関係に上
記半導体レーザ光源を消灯状態にさせるようにするとよ
い。
【0039】さらにまた、上記のような光情報記録再生
装置において、上記記録媒体への記録動作が所定期間に
わたって連続して行うとき、その所定期間が経過時点で
上記半導体レーザ光源を上記所定期間だけ消灯状態にし
て上記発光パワー制御手段に生じるオフセットを調整す
るようにするとなおよい。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、図7に示す光情
報記録再生装置の光学系の主要部の構成を示す機能ブロ
ック図である。図7は、この発明の一実施形態である光
情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【0041】図3及び図4は、図1に示した光情報記録
再生装置の動作説明に供する各信号のタイミングチャー
ト図である。図4の(a)は、オフセットサンプル切替
信号122の波形であり、図4の(b)は、8−16変
調信号の波形である。
【0042】図4の(c)はイレースレベルサンプル信
号121の波形であり、図4の(d)はLDオン信号1
25の波形であり、図4の(e)は再生時APC用ホー
ルド信号120の波形であり、図4の(f)はオフセッ
トサンプル切替信号122の波形である。
【0043】図4の(g)はDFF12の出力の波形で
あり、図4の(h)は発光波形である。また、図中のA
は初期オフセット調整期間を、Bは再生期間を、Cは記
録期間をそれぞれ示す。
【0044】この光情報記録再生装置は、DVD−RW
等の記録可能な光ディスクメディアに記録/再生を行う
ものであり、記録時にはAPC制御方式を採用してい
る。
【0045】まず、この光情報記録再生装置の再生時に
おける通常のAPC制御動作について簡単に説明する。
図1に示すように、再生時、ライトゲート信号124を
ロー“L”にしており、スイッチ(SW)15,16,
17はロー“L”を選択している。
【0046】LD駆動装置10からLD2に駆動電流を
供給すると、図7に示すように、LD2からレーザ光が
出射されて光ディスク710を照射し、光ディスク71
0上に記録された情報の再生を行う。その際、図1に示
すように、出射光の一部がモニタPD3に入射され、発
光パワーに比例したパワーモニタ電流108がI/Vア
ンプ4に出力される。
【0047】I/Vアンプ4によって電流−電圧変換し
て出力されたパワーモニタ電圧109をアンプ5で増幅
し、スレッシュホールド(S/H)回路6を介してバイ
アス電流制御アンプ9へ出力する。
【0048】バイアス電流制御アンプ9にはCPU1か
らDAC(D/A)22を介して目標再生パワーに応じ
た目標電圧127が印加されており、バイアス電流制御
アンプ9はS/H回路6の出力値と再生パワー目標電圧
127が常に一定になるようバイアスレベル駆動電流信
号107を出力する。
【0049】そして、LD駆動装置10は、バイアスレ
ベル駆動電流信号107に応じて再生パワーの駆動電流
量を決定する。このような構成にすることにより、LD
2を常に目標再生パワーで発光させることができる。
【0050】次に、この実施形態の光情報記録再生装置
の記録時における通常のAPC制御動作について簡単に
説明する。図1に示すように、記録時、ライトゲート信
号124をハイ“H”に切り換え、SW15,16,1
7はハイ“H”を選択している。また、CPU1から出
力したピークレベル/イレースレベル制御信号103,
104によってそれぞれピークレベル電流駆動装置20
とイレースレベル電流駆動装置21の出力電流を設定す
る。
【0051】ピークレベル電流駆動装置20とイレース
レベル電流駆動装置21は具体的にはDACであり、C
PUに1よってデジタル的に設定されたLD駆動電流情
報に基づいてアナログ信号であるピークレベル/イレー
スレベル重畳電流信号105と106をそれぞれ出力す
る。バイアス電流制御アンプ9は、後述する構成によっ
てバイアスレベル駆動電流信号107を出力する。
【0052】そして、LD駆動装置10は、バイアスレ
ベル駆動電流信号107とピークレベル重畳電流信号1
05とイレースレベル重畳電流信号106に応じて、図
9に示すようなバイアスパワーPb,イレースパワーP
e,ピークパワーPpの各駆動電流量を決定する。
【0053】また、CPU1は、記録する情報を、図8
の(b)に示すような8−16変調信号に変換し、更に
図8の(c)に示すようなマルチパルス波形の光波形を
生成し、その光波形に応じてピークパワーイネーブル信
号101,イレースパワーイネーブル信号102をLD
駆動装置10に供給する。
【0054】LD駆動装置10は、ピークパワーイネー
ブル信号101,イレースパワーイネーブル信号102
がそれぞれハイ“H”レベルの時に各レベルのピークレ
ベル重畳電流信号105とイレースレベル重畳電流信号
106をそれぞれバイアスレベル駆動電流信号107に
適宜重畳してLD2に駆動電流を供給する。
【0055】具体的には、図3の(b)と(c)に示し
たように、イレースレベルで発光する場合は、イレース
パワーイネーブル信号101をハイ“H”にし、LD駆
動装置10はバイアスレベル駆動電流信号107にイレ
ースレベル重畳電流信号106を重畳してLD2の駆動
電流にする。
【0056】また、ピークレベルで発光する場合は、ピ
ークパワーイネーブル信号101をハイ“H”にし、L
D駆動装置10はバイアスレベル駆動電流信号107に
ピークレベル重畳電流信号105を重畳してLD2の駆
動電流にする。
【0057】パワーモニタ電流108は、ロングスペー
スデータ出力時(例えば、10T以上連続スペースデー
タ)に、CPU1から出力するイレースレベルサンプル
信号121を、S/H回路8によってハイ“H”→ロー
“L”の期間でサンプル/ホールドし、バイアス電流制
御アンプ9に出力する。
【0058】バイアス電流制御アンプ9は、CPU1に
よってDAC23を介して出力されたイレースパワーに
応じた目標電圧128を入力し、バイアス電流制御アン
プ9は、S/H回路8からの出力電圧とイレースパワー
目標電圧128が常に一定になるようにバイアスレベル
駆動電流信号107を出力する。
【0059】そして、LD駆動装置10は、バイアスレ
ベル駆動電流信号107に応じてバイアスレベルの駆動
電流量を決定する。このような構成にすることにより、
LD2を常に目標イレースパワーで発光させることがで
きる。
【0060】上述のようにして、この実施形態の光情報
記録再生装置は、ロングスペースデータをサンプル/ホ
ールドすることにより、バイアスレベルの駆動電流を制
御している。
【0061】図9は、駆動電流−発光パワー特性を示す
線図である。イレースレベル重畳電流(図9中のΔI
e)、ピークレベル重畳電流(図9中のΔIe+ΔI
p)はCPU1によって制御された一定の電流が重畳さ
れているが、イレースレベルの変動に応じてバイアスレ
ベル電流(図9中のIb)を変化させているので、イレ
ースレベルは常にアナログ的にパワー制御されている。
イレースレベル重畳電流ΔIeとピークレベル重畳電流
ΔIe+ΔIpは、レーザの微分効率特性ηとイレース
レベルとに基づいて求めることができる。
【0062】上記微分効率ηは、図9に示したLD駆動
電流−発光パワー特性の傾きΔP/ΔIとして定義され
る値である。ボトムパワーPb,イレースパワーPe,
ピークパワーPpに対応するLD駆動電流をそれぞれI
b,Ie,Ipとすると、ボトムパワーPbとピークパ
ワーPpはそれぞれ次の数3と数4で求められる。
【0063】
【数3】 Pb=Pe−η×(Ie−Ib) =Pe−η×ΔIe
【0064】
【数4】 Pp=Pe+η×(Ip−Ie) =Pe+η×ΔIp
【0065】上記数3と数4に基づいてイレースレベル
重畳電流ΔIeとピークレベル重畳電流(ΔIe+ΔI
p)はそれぞれ次の数5と数6に基づいて求めることが
できる。
【0066】
【数5】ΔIe=(Pe−Pb)/η
【0067】
【数6】ΔIe+ΔIp=(Pp−Pe)/η
【0068】次に、PD3の暗電流と、I/Vアンプ4
及びアンプ5,7のオフセット電圧を除去するため、こ
の光情報記録再生装置の初期化時にオフセット調整を行
う。まず、再生状態(ライトゲート信号124=ロー
“L”)で、コンパレータ11は、アンプ5からの出力
とLD2の消灯時のアンプ5からの出力電圧と同レベル
の基準電圧(Vref)とを入力し、両電圧の比較結果
の信号126をCPU1へ出力する(その際、SW24
はオフセットサンプル切替信号122によってロー
“L”に切り替わっている)。
【0069】CPU1は、コンパレータ11の出力結果
に応じてDAC(D/A)13の設定値を変化させる。
例えば、アンプ5の出力>基準電圧Vrefの場合は、
アンプ5の出力が減少するようにDAC(D/A)13
を設定する。アンプ5は、DAC(D/A)13の出力
をオフセット電圧として基準電圧Vrefを基準に加算
/減算する。このような動作を、アンプ5の出力が基準
電圧Vrefとほぼ同じ電圧値になるまで何度か繰り返
す。
【0070】次に、ライトゲート信号124をハイ
“H”にして記録状態にし、CPU1からは記録データ
としてイレース一定データ(全てスペースデータ)を出
力する。この状態で、再生時と同様にして、DAC(D
/A)14の値を調整してPD3〜アンプ7の各オフセ
ット電圧を除去する。
【0071】このようにして、初期状態にオフセット調
整を行っているので、動作開始時にはオフセットの影響
はほぼ排除できるが、再生/記録動作を長時間連続して
行うと、光情報記録再生装置内の温度上昇に伴って次第
に温度ドリフトによるオフセットが発生してくる。そし
て、温度ドリフトによるオフセットは、LD2が点灯中
は除去することができない。
【0072】次に、この実施形態の光情報記録再生装置
におけるこの発明に係わる処理について説明する。この
処理では、記録時に所定期間T0で記録動作が連続した
場合、一時的にLD2を消灯してオフセット電圧を除去
する。
【0073】まず、再生動作期間(ライトゲート信号1
24=ロー“L”)中、SW17はハイ“H”に切り換
える。CPU1は、所定期間T0毎にLDオン信号12
5をロー“L”としてLD駆動装置10に対してLD2
の消灯を指示し、アンプ5を消灯時の出力電圧レベルに
する。
【0074】オフセットが発生していると、基準電圧V
refとの電圧差が現れ、コンパレータ11から基準電
圧Vrefとの比較結果を出力する。DFF12は、L
D2の消灯中にオフセットサンプル信号123でコンパ
レータ11の出力をラッチし、CPU1へ出力する。
【0075】CPU1は、初期状態時のオフセット調整
と同様にして、DFF12の出力結果に応じてアンプ7
の出力が基準電圧Vrefにほぼ等しくなるようにDA
C(D/A)13の出力を設定する。
【0076】また、CPU1は、LD2の消灯動作時
に、再生時APC用ホールド信号120をロー“L”に
してSW18をロー“L”(オフ)にし、S/H回路6
でLD2の消灯直前のアンプ5からの出力を保持してお
き、再点灯直前にSW18をハイ“H”(オン)にする
構成にする。
【0077】このようにして、LD2の再点灯後も速や
かにAPC回路を整定させることができる。
【0078】次に、この実施形態の光情報記録再生装置
における記録動作期間中のオフセット除去動作について
説明する。まず、所定期間T0′毎にLDオン信号12
5をロー“L”にしてLD駆動装置10に対してLD2
の消灯を指示する。LD2を消灯する期間は、例えば、
図4に示すようにロングスペース出力時(例えば、10
T以上スペースデータ)にする。
【0079】CPU1は、所定期間T0′の経過後に発
生したロングスペースデータが出力されたら、すぐにL
Dオン信号125をロー“L”にしてLD2を消灯させ
る。すると、アンプ6は消灯時の出力電圧レベルにな
る。そして、再生時と同様にして、消灯中ににオフセッ
トサンプル信号123によってラッチされたDFF12
の出力をCPU1へ出力する。
【0080】CPU1は、初期状態時のオフセット調整
と同様にして、DFF12の出力結果に応じてアンプ7
の出力が基準電圧Vrefにほぼ等しくなるようにDA
C(D/A)14の出力を設定する。
【0081】また、CPU1は、そのロングスペースデ
ータが出力している間にLD2の消灯時のオフセット値
をサンプルし、次のマークデータ出力時前にはLD2を
再点灯させて通常記録状態に復帰させる。
【0082】なお、LD2を消灯させた期間は、当然記
録は行われていないのでデータは欠損状態となるTが、
LD2の消灯動作の間隔を適宜選ぶことでエラー訂正機
能によって再生時には殆ど影響を与えないようにするこ
とができる。
【0083】また、上記構成のようにロングスペースデ
ータが出力している期間内で一回のLD2の消灯動作を
完了させることにより、データの欠損を最小限に押さえ
ることができる。
【0084】CPU1は、LD2の消灯動作中は、イレ
ースレベルサンプル信号121によってSW19をロー
“L”(オフ)にし、S/H回路8でLD2の消灯直前
のアンプ7の出力を保持しておく。このようにして、L
D2の再点灯後も速やかにAPC回路を整定させること
ができる。
【0085】上記LD2を消灯させるタイミングは、図
5に示すように、ロングマークデータの出力時でもよ
い。また、所定期間T0′は、この光情報記録再生装置
内の温度変化勾配とそれに伴う温度ドリフトによるパワ
ー変動によって決定する。例えば、この光情報記録再生
装置内の温度変化が60℃/時であり、パワー変動が温
度変動10℃まで許容できるなら、10分以内に温度ド
リフトオフセットを排除できればよい。
【0086】このようにして、記録動作中に所定期間L
Dを消灯し、消灯期間中にAPC回路のオフセット調整
を行うようにしたので、従来のAPC回路に特別な付加
回路を施すことなく記録中の温度ドリフトによるオフセ
ットを正確に除去することができる。
【0087】また、APC回路は、レーザ光源の発光パ
ワーに対応した電流をモニタ信号として出力するI/V
アンプと、少なくとも1つ以上のアンプを含み、I/V
アンプ出力電圧に対応した駆動電流値の駆動電流をレー
ザ光源に供給する光源電流駆動回路と、I/Vアンプ出
力または光源電流駆動回路中の何れか1つのアンプの出
力電圧とレーザ光源の消灯時の出力電圧に設定された基
準電圧とを比較するコンパレータを備えるようにしたの
で、記録中の温度ドリフトによるオフセットを正確に除
去することができる。
【0088】さらに、オフセット調整手段として、AP
C回路のオフセットの調整動作を制御するデジタル制御
装置と、そのデジタル制御装置によって電圧値が制御さ
れたオフセット電圧をI/Vアンプあるいは光源電流駆
動回路中の何れかのアンプに対して印加するD/Aコン
バータを備え、レーザ光源を消灯させたときのコンパレ
ータ出力に基づいてAPC回路のオフセットを打ち消す
ようにD/Aコンバータによるオフセット電圧の電圧値
をデジタル制御装置によって制御するようにしたので、
記録動作中の温度ドリフトによるオフセットを正確に除
去することができる。
【0089】また、光源電流駆動回路に、消灯前のレー
ザ光源に対する駆動電流値を保持するサンプルホールド
回路を備えるようにしたので、LD再点灯後に通常記録
APC動作に速やかに復帰することができる。
【0090】さらに、レーザ光源を消灯させるタイミン
グを記録情報が所定長以上のマーク情報出力期間にした
ので、LD消灯による記録データの損失を最小限に抑え
ることができる。
【0091】さらにまた、記録動作が所定期間に亘って
連続して行われた場合に、その所定期間経過時点でレー
ザ光源を所定時間だけ消灯させてAPC回路のオフセッ
トを調整するようにしたので、特別な装置を付加するこ
となく、装置内の温度上昇に応じたオフセット除去を正
確に行うことができる。
【0092】次に、この発明の他の実施形態について説
明する。図6は、この発明の他の実施形態の光情報記録
再生装置の構成を示す機能ブロック図であり、図1と共
通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0093】図10は、図6に示した光情報記録再生装
置の動作説明に供する各信号のタイミングチャート図で
ある。図10の(a)は、オフセットサンプル切替信号
122の波形であり、図10の(b)は、8−16変調
信号の波形である。
【0094】図10の(c)はイレースレベルサンプル
信号121の波形であり、図10の(d)はLDオン信
号125の波形であり、図10の(e)は再生時APC
用ホールド信号120の波形であり、図10の(f)は
オフセットサンプル切替信号122の波形である。
【0095】図10の(g)はDFF12の出力の波形
であり、図10の(h)は発光波形である。また、図中
のAは初期オフセット調整期間を、Bは再生期間を、C
は記録期間をそれぞれ示す。
【0096】この光情報記録再生装置は、8−16変調
コードデータを生成する機能をCPU1とは別構成のエ
ンコーダ630によって行う。このような構成にした場
合、CPU1は記録中の記録データ(8−16変調コー
ドデータ)をリアルタイムで認識することができない
し、上述の実施形態の光情報記録再生装置のようにLD
オン信号125をロングスペース/マークデータに同期
させて動作させることができない。
【0097】そこで、この実施形態の光情報記録再生装
置は、図10に示すように、LD2消灯動作は所定期間
TO″毎に記録データとは無関係に行う。こうして、所
定間隔T0″の間隔を適宜選ぶことでエラー訂正機能に
よって再生時には殆ど影響を与えないようにすることが
できる。また、LDオン信号125はTO″期間毎に一
定期間出力すればよいので、制御が簡単になる。
【0098】このようにして、レーザ光源を消灯させる
タイミングを記録情報とは無関係に行われるようにした
ので、LD消灯を制御する装置と記録データ変調装置を
別構成にした場合でも記録動作中の温度ドリフトによる
オフセットを正確に除去することができる。
【0099】次に、この発明のさらに他の実施形態につ
いて説明する。図2は、この発明のさらに他の実施形態
の光情報記録再生装置の構成を示す機能ブロック図であ
り、図1と共通する部分には同一符号を付してその説明
を省略する。
【0100】この光情報記録再生装置は、図1に示した
光情報記録再生装置のアンプ5あるいはアンプ7の出力
をコンパレータ11の代わりにA/Dコンバータ211
を用いる。
【0101】このような構成にすることにより、再生と
記録動作時のドリフトオフセット値を一回のLD消灯動
作で取得することができる。その他の構成と動作につい
ては、上述の実施形態と同様なので、その説明を省略す
る。
【0102】このようにして、I/Vアンプと、少なく
とも1つ以上のアンプを含み、I/Vアンプ出力電圧に
対応した駆動電流値の駆動電流をレーザ光源に供給する
光源電流駆動回路と、I/Vアンプ出力または光源電流
駆動回路中の何れか1つのアンプの出力電圧をA/D変
換するA/Dコンバータを備えるようにしたので、記録
動作中の温度ドリフトによるオフセットを正確、且つ速
やかに除去することができる。
【0103】また、オフセット調整手段として、APC
制御のオフセットの調整動作を制御するデジタル制御装
置と、そのデジタル制御装置により電圧値が制御された
オフセット電圧をI/Vアンプあるいは光源電流駆動回
路中の何れかのアンプに対して印加するD/Aコンバー
タを備え、レーザ光源を消灯させたときのA/Dコンバ
ータの出力に基づいてAPC回路のオフセットを打ち消
すようにD/Aコンバータによるオフセット電圧の電圧
値をデジタル制御装置によって制御するようにしたの
で、記録動作中の温度ドリフトによるオフセットを正
確、且つ速やかに除去することができる。
【0104】さらに、レーザ光源を消灯させるタイミン
グを記録情報が所定長以上のスペース情報出力期間にし
たので、LD消灯による記録データの損失を最小限に抑
えることができる。
【0105】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の光
情報記録再生装置によれば、情報記録時の温度ドリフト
によるオフセットを正確に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図7に示す光情報記録再生装置の光学系の主要
部の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】この発明のさらに他の実施形態の光情報記録再
生装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】図1に示した光情報記録再生装置の動作説明に
供する各信号のタイミングチャート図である。
【図4】同じく図1に示した光情報記録再生装置の動作
説明に供する各信号のタイミングチャート図である。
【図5】同じく図1に示した光情報記録再生装置の動作
説明に供する各信号のタイミングチャート図である。
【図6】この発明の他の実施形態の光情報記録再生装置
の構成を示す機能ブロック図である。
【図7】この発明の一実施形態である光情報記録再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】図1に示した光情報記録再生装置の動作説明に
供する各信号の波形図である。
【図9】駆動電流−発光パワー特性を示す線図である。
【図10】図6に示した光情報記録再生装置の動作説明
に供する各信号のタイミングチャート図である。
【図11】従来のAPC回路の構成例を機能ブロック図
である。
【符号の説明】
1:CPU 2:レーザダイオード(LD) 3:モニタフォトディテクタ(PD) 4:I/Vアンプ 5,7:アンプ 6,8:スレッシュホールド回路 9:バイアス電流制御アンプ 10:LD駆動装置 11:コンパレータ 12:DFF 13,14,22,23:D/Aコンバータ 15,16,17,18,19:スイッチ(SW) 20:イレースレベル電流駆動装置 21:ピークレベル電流駆動装置 211:A/Dコンバータ 630:8−16変調コードエンコーダ 101:ピークパワーイネーブル信号 102:イレースパワーイネーブル信号 103:ピークレベル制御信号 104:イレースレベル制御信号 105:ピークレベル重畳電流信号 106:イレースレベル重畳電流信号 107:バイアスレベル駆動電流信号 108:パワーモニタ電流 109:パワーモニタ信号 120:再生時APC用ホールド信号 121:イレースレベルサンプル信号 122:オフセットサンプル切替信号 123:オフセットサンプル信号 124:ライトゲート信号 125:LDオン信号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に半導体レーザ光源から所定
    の発光規則によるパルス発光のレーザ光を照射し、前記
    記録媒体上に所定の記録変調方式に基づくチャネルクロ
    ック周期の正の整数倍長の発光パルスによって形成され
    る情報を記録する光情報記録再生装置であって、 前記半導体レーザ光源の発光パワーのレベルに対応する
    モニタ信号のレベルの変化に基づいて前記発光パワーが
    一定になるように前記半導体レーザ光源に対する駆動電
    流値を制御する発光パワー制御手段と、 前記記録媒体への記録動作中に前記半導体レーザ光源を
    所定時間消灯させる消灯制御手段と、 該手段による消灯状態で前記発光パワー制御手段に生ず
    るオフセットを調整するオフセット調整手段とを備えた
    ことを特徴とする光情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記発光パワー制御手段が、前記半導体
    レーザ光源の発光パワーに対応した電流をモニタ信号と
    して出力するモニタ信号出力手段と、該手段によって出
    力された電流を電圧値に変換する電流/電圧変換手段
    と、該手段によって変換された電圧値を増幅する少なく
    とも1つ以上の増幅手段を含み、前記電流/電圧変換手
    段から出力された電圧値に対応する駆動電流値の駆動電
    流を前記半導体レーザ光源に供給する光源駆動電流供給
    手段と、前記電流/電圧変換手段から出力された電圧値
    又は前記光源駆動電流供給手段中の何れか1つの増幅手
    段から出力された電圧値と前記半導体レーザ光源の消灯
    時に比較対象になる前記電流/電圧変換手段又は前記増
    幅手段が出力すべき電圧値に設定された基準電圧とを比
    較する比較手段とからなることを特徴とする請求項1記
    載の光情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記オフセット調整手段が、前記発光パ
    ワー制御手段のオフセットの調整動作を制御するオフセ
    ット調整動作制御手段と、該手段によって電圧値が制御
    されたオフセット電圧を前記電流/電圧変換手段又は前
    記光源駆動電流供給手段中の何れか1つの増幅手段に対
    して印加するオフセット電圧印加手段とからなり、前記
    オフセット調整動作制御手段によって前記半導体レーザ
    光源が消灯状態のときに前記比較手段による比較結果に
    基づいて前記発光パワー制御手段に生じるオフセットを
    打ち消すように前記オフセット電圧印加手段によるオフ
    セット電圧の電圧値を制御するようにしたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の光情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記発光パワー制御手段が、前記半導体
    レーザ光源の発光パワーに対応した電流をモニタ信号と
    して出力するモニタ信号出力手段と、該手段によって出
    力された電流を電圧値に変換する電流/電圧変換手段
    と、該手段によって変換された電圧値を増幅する少なく
    とも1つ以上の増幅手段を含み、前記電流/電圧変換手
    段から出力された電圧値に対応する駆動電流値の駆動電
    流を前記半導体レーザ光源に供給する光源駆動電流供給
    手段と、前記電流/電圧変換手段から出力された電圧値
    又は前記光源駆動電流供給手段中の何れか1つの増幅手
    段から出力された電圧値をアナログ値からデジタル値へ
    変換するアナログ/デジタル変換手段とからなることを
    特徴とする請求項1記載の光情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記オフセット調整手段が、前記発光パ
    ワー制御手段のオフセットの調整動作を制御するオフセ
    ット調整動作制御手段と、該手段によって電圧値が制御
    されたオフセット電圧を前記電流/電圧変換手段又は前
    記光源駆動電流供給手段中の何れか1つの増幅手段に対
    して印加するオフセット電圧印加手段とからなり、前記
    オフセット調整動作制御手段によって前記半導体レーザ
    光源が消灯状態のときに前記アナログ/デジタル変換手
    段でデジタル値に変換された電圧値に基づいて前記発光
    パワー制御手段に生じるオフセットを打ち消すように前
    記オフセット電圧印加手段によるオフセット電圧の電圧
    値を制御するようにしたことを特徴とする請求項1又は
    4記載の光情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記光源駆動電流供給手段に、前記半導
    体レーザ光源の消灯前の駆動電流値を保持する消灯前駆
    動電流値保持手段を設けたことを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれか一項に記載の光情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体に記録する情報が所定長以
    上のスペース情報出力期間に前記半導体レーザ光源を消
    灯状態にさせるようにすることを特徴とする請求項1乃
    至6のいずれか一項に記載の光情報記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体に記録する情報が所定長以
    上のマーク情報出力期間に前記半導体レーザ光源を消灯
    状態にさせるようにすることを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれか一項に記載の光情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体に記録する情報とは無関係
    に前記半導体レーザ光源を消灯状態にさせるようにする
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載
    の光情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体への記録動作が所定期間
    にわたって連続して行うとき、その所定期間が経過時点
    で前記半導体レーザ光源を前記所定期間だけ消灯状態に
    して前記発光パワー制御手段に生じるオフセットを調整
    するようにしたことを特徴とする請求項1乃至9のいず
    れか一項に記載の光情報記録再生装置。
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