JPH09171631A - 光ディスク駆動装置のレーザパワー制御装置 - Google Patents

光ディスク駆動装置のレーザパワー制御装置

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JPH09171631A
JPH09171631A JP7349691A JP34969195A JPH09171631A JP H09171631 A JPH09171631 A JP H09171631A JP 7349691 A JP7349691 A JP 7349691A JP 34969195 A JP34969195 A JP 34969195A JP H09171631 A JPH09171631 A JP H09171631A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源から出射される光量を記録周波数より高
い周波数のパルス列として光ディスク上に照射して情報
の記録、消去、初期化を行う光ディスク駆動装置におい
て、安価で簡単な構成で、レーザダイオードの出射光量
を安定化させることにより、情報の信頼性の高い光ディ
スク駆動装置を実現する。 【解決手段】 光源から出射される光量を記録周波数よ
り高い周波数のパルス列として光ディスク上に照射して
情報の記録、消去、初期化を行う光ディスク駆動装置に
おいて、レーザパワー制御装置として、光源を適宜非パ
ルス状に駆動する期間を設定する設定手段と、設定され
た期間中に出射光量検出手段によって検出される出射光
量に基いて光源の光量を調整する光量調整手段を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光源から出射さ
れる光量を記録周波数より高い周波数のパルス列として
光ディスク上に照射して情報の記録、消去、初期化を行
う光ディスク駆動装置に係り、特に、光源のレーザダイ
オード(半導体レーザ)の発光パワーを制御するレーザ
パワー制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】相変化型光ディスクは、高密度記録が可
能なディスクであり、情報の記録方法についても、各種
の方式が提案されている。例えば、ディスク上に非晶質
化マークを形成するために、レーザビームを短い単一ま
たは複数のパルスで照射したり(特開昭63−2666
32号公報)、結晶化するために高い周波数のパルス列
でレーザビームを照射する(特開平1−119921号
公報)などの記録方法が知られている。ここで、相変化
型光ディスクにおける記録方法について、簡単に説明す
る。
【0003】図11は、相変化型光ディスクにおける記
録方法の原理を説明する図で、(1)は記録情報とレーザ
パワーとの関係、(2) は記録情報に対応するトラック上
の記録状態を示す。図において、Ppは非晶質化レベ
ル、Peは結晶化レベル、Prは読み出しレベルを示
す。
【0004】相変化型光ディスクの場合、情報の記録に
際しては、ディスクのトラック上にレーザスポットを照
射して、レーザパワーを記録情報に応じて変化させるこ
とにより、ディスクの記録膜上に結晶化領域と非晶質化
したマークを形成することによって行われる。この状態
を、図11(1) に示しており、記録情報の「0」のレベ
ルに対応して、レーザパワーを結晶化レベル(Pe)と
することにより、記録膜が結晶化されて、結晶化領域が
形成される。
【0005】これに対して、記録情報の「1」のレベル
に対応して、レーザパワーを非晶質化レベル(Pp)と
読み出しレベル(Pr)との間で、パルス状に変化させ
ることにより、記録膜が非晶質化されて、非晶質化マー
クが形成される。このような記録動作によって、図11
(2) に示したように、トラック上に記録情報の「1」の
レベルに対応する非晶質化マークが形成される。ここ
で、3つのレベルの関係は、Pp(非晶質化レベル)>
Pe(結晶化レベル)>Pr(読み出しレベル)であ
る。
【0006】このようにして、相変化型光ディスクに
は、記録情報の「0」のレベルに対応する結晶化領域
と、記録情報の「1」のレベルに対応する非晶質化マー
クとが形成される。そのため、レーザパワーとしては、
記録情報の「0」のレベルに対応する(中間の)結晶化
レベル(Pe)と、記録情報の「1」のレベルを形成す
るための(最高の)非晶質化レベル(Pp)と、(最低
の)読み出しレベル(Pr)、の計3つのレベルで制御
する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】相変化型光ディスクの
ように、レーザスポットを高い周波数のパルス列として
光ディスク上に照射して情報の記録あるいは消去、初期
化を行う光ディスク駆動装置においては、レーザパワー
の変化も高周波である。そのため、検出帯域の限られた
出射光量検出器を使用すると、正確な出射光量を検出す
ることが困難になる。このように不正確に検出された出
射光量に基いて出射光量を調整しても、正確な調整は難
かしいので、安定化させることも困難である。その結
果、情報の記録、消去、初期化等の処理が不完全なもの
になる、というケースが生じる。この発明は、安価で簡
単な構成によって、レーザダイオードの出射光量を安定
化させることにより、情報の信頼性の高い光ディスク駆
動装置を得ることを課題にしている(請求項1から請求
項6の発明)。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の光ディスク駆
動装置では、半導体レーザ等の光源と、光源の駆動回路
と、光源の出射光量を検出する出射光量検出手段とを備
え、光源から出射される光量を記録周波数より高い周波
数のパルス列として光ディスク上に照射して情報の記
録、消去、初期化を行う光ディスク駆動装置において、
レーザパワー制御装置として、光源を適宜、非パルス状
に駆動する期間を設定する期間設定手段と、設定された
期間中に出射光量検出手段によって検出される出射光量
に基いて光源の光量を調整する光量調整手段とを設けて
いる。
【0009】請求項2の光ディスク駆動装置では、半導
体レーザ等の光源と、光源の駆動回路と、光源の出射光
量を検出する出射光量検出手段とを備え、光源から出射
される光量を記録周波数より高い周波数のパルス列とし
て光ディスク上に照射して情報の記録、消去、初期化を
行う光ディスク駆動装置において、レーザパワー制御装
置として、光源に第1レベルの電流を印加する電流印加
手段と、第1レベルの電流に第2レベルの電流を重畳す
る第1電流重畳手段と、第1レベルの電流に第3レベル
の電流を重畳する第2電流重畳手段と、第2レベルの電
流を、記録情報に応じてオン/オフ制御する第1スイッ
チ手段と、第3レベルの電流を、記録情報に応じてパル
ス状にオン/オフ制御する第2スイッチ手段と、第3レ
ベルの電流をオフにする第1制御信号を発生する第1タ
イミング制御手段と、第3レベルの電流を非パルス状に
オンにする第2制御信号を発生する第2タイミング制御
手段と、第1制御信号の発生期間中における出射光量検
出手段の出力を保持する第1サンプルホールド手段と、
第1スイッチ手段がオン期間中における出射光量検出手
段の出力を保持する第2サンプルホールド手段と、第2
制御信号の発生期間中における出射光量検出手段の出力
を保持する第3サンプルホールド手段と、第1サンプル
ホールド手段の出力に応じて第1レベルの電流を調整す
る第1調整手段と、第2サンプルホールド手段の出力に
応じて第2レベルの電流を調整する第2調整手段と、第
3サンプルホールド手段の出力に応じて第3レベルの電
流を調整する第3調整手段を設けている。
【0010】請求項3の光ディスク駆動装置では、請求
項2の光ディスク駆動装置において、第2制御信号の発
生期間を、記録情報の状態に応じた期間内としている。
【0011】請求項4の光ディスク駆動装置では、半導
体レーザ等の光源と、光源の駆動回路と、光源の出射光
量を検出する出射光量検出手段とを備え、光源から出射
される光量を記録周波数より高い周波数のパルス列とし
て光ディスク上に照射して情報の記録、消去、初期化を
行う光ディスク駆動装置において、レーザパワー制御装
置として、光源に第1レベルの電流を印加する電流印加
手段と、第1レベルの電流に第2レベルの電流を重畳す
る第1電流重畳手段と、第1レベルの電流に第3レベル
の電流を重畳する第2電流重畳手段と、第2レベルの電
流を、記録情報に応じてオン/オフ制御する第1スイッ
チ手段と、第3レベルの電流を、記録情報に応じてパル
ス状にオン/オフ制御する第2スイッチ手段と、第3レ
ベルの電流をオフにする第1制御信号を発生する第1タ
イミング制御手段と、第1制御信号の発生期間中におけ
る出射光量検出手段の出力を保持する第1サンプルホー
ルド手段と、第1スイッチ手段がオン期間中における出
射光量検出手段の出力を保持する第2サンプルホールド
手段と、第1サンプルホールド手段の出力に応じて第1
レベルの電流を調整する第1調整手段と、第2サンプル
ホールド手段の出力に応じて第2レベルの電流を調整す
る第2調整手段と、第3レベルの電流が、第2レベルの
電流に比例した値となるように調整する第4調整手段を
設けている。
【0012】請求項5の光ディスク駆動装置では、半導
体レーザ等の光源と、光源の駆動回路と、光源の出射光
量を検出する出射光量検出手段とを備え、光源から出射
される光量を記録周波数より高い周波数のパルス列とし
て光ディスク上に照射して情報の記録、消去、初期化を
行う光ディスク駆動装置において、レーザパワー制御装
置として、光源に第1レベルの電流を印加する電流印加
手段と、第1レベルの電流に第2レベルの電流を重畳す
る第1電流重畳手段と、第1レベルの電流に第3レベル
の電流を重畳する第2電流重畳手段と、第2レベルの電
流を、記録情報に応じてオン/オフ制御する第1スイッ
チ手段と、第3レベルの電流を、記録情報に応じてパル
ス状にオン/オフ制御する第2スイッチ手段と、第3レ
ベルの電流を非パルス状にオンにする第2制御信号を発
生する第2タイミング制御手段と、第1スイッチ手段が
オン期間中における出射光量検出手段の出力を保持する
第2サンプルホールド手段と、第2制御信号の発生期間
中における出射光量検出手段の出力を保持する第3サン
プルホールド手段と、第2サンプルホールド手段の出力
に応じて第2レベルの電流を調整する第2調整手段と、
第3サンプルホールド手段の出力に応じて第3レベルの
電流を調整する第3調整手段と、調整された第2レベル
の電流と、調整された第3レベルの電流との値に応じて
第1レベルの電流を調整する第5調整手段を設けてい
る。
【0013】請求項6の光ディスク駆動装置では、請求
項5の光ディスク駆動装置において、第2制御信号の発
生期間を、記録情報の状態に応じた期間内としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態 この第1の実施の形態は、請求項1の発明に対応してい
るが、請求項2から請求項6の発明にも関連しており、
請求項1の発明が基本発明である。この第1の実施の形
態では、光パワーを制御する点に特徴を有している。
【0015】図1は、この発明の光ディスク駆動装置に
ついて、そのレーザパワー制御装置の要部構成の実施の
形態の一例を示す機能ブロック図である。図において、
1はレーザダイオード、2はフォトディテクタ、3はア
ンプ、4はIpスイッチ、5はIp電流源、6はSp調
整回路、7はSpサンプルホールド回路、8はIeスイ
ッチ、9はIe電流源、10はIe調整回路、11はI
eサンプルホールド回路、12はIr電流源、13はS
r調整回路、14はSrサンプルホールド回路、15は
Ppサンプルタイミング回路、16はPrサンプルタイ
ミング回路、17はIpスイッチ制御回路、18はIe
スイッチ制御回路を示し、Irは読み出しレベル(P
r)の駆動電流、Ieは結晶化レベル(Pe)とするた
めに電流Irに重畳する電流、Ie′は電流Ieがスイ
ッチングされた電流、Ipは非晶質化レベル(Pp)と
するために電流Irに重畳する電流、Ip′は電流Ip
がスイッチングされた電流、Spは非晶質化レベル(P
p)時のパルス信号をサンプリングするサンプル信号、
Srは読み出しレベル(Pr)時のパルス信号をサンプ
リングするサンプル信号、Diは記録情報、DpはIp
スイッチ4のオン/オフ信号、DeはIeスイッチ8の
オン/オフ信号、Vdはアンプ3の出射光量検出電圧を
示す。
【0016】レーザダイオード1の出射光は、レンズに
より集光されてディスク上に照射されるが、この出射光
の一部は、フォトディテクタ2にも照射され、その出力
がアンプ3により増幅されて、出射光量の検出に用いら
れる。このレーザダイオード1には、3つの電流源(I
p電流源5,Ie電流源9,Ir電流源12)からの電
流が印加されるが、その内の2つの電流源(Ip電流源
5,Ie電流源9)からの電流は、Ipスイッチ4とI
eスイッチ8によってオン/オフされる。
【0017】まず、Ir電流源12は、レーザダイオー
ド1に対して、レーザパワーを読み出しレベルPrにす
るために必要な電流Irを印加する(最低のレベル)。
一方、結晶化レベルPeの駆動時には、Ie電流源9か
らの電流Ieが、Ieスイッチ8によってオン/オフ制
御された電流Ie′として、読み出しレベルPrの電流
Irに重畳される形でレーザダイオード1に印加され
る。すなわち、Ieスイッチ8の動作時には、レーザパ
ワーを結晶化レベルPeとするために必要な電流Ir+
Ie′が、レーザダイオード1に印加される(中間のレ
ベル)。
【0018】また、非晶質化レベルPpの駆動時には、
Ip電流源5からの電流が、Ipスイッチ4によってオ
ン/オフ制御されたスイッチング電流Ip′として、読
み出しレベルPrの電流Irに重畳される形でレーザダ
イオード1に印加される。すなわち、Ipスイッチ4の
オン時には、レーザパワーを非晶質化レベルPpとする
ために必要な電流Ir+Ip′が、レーザダイオード1
に印加される(最高のレベル)。
【0019】図2は、図1に示した光ディスク駆動装置
について、その動作を説明するタイミングチャートであ
る。図の各波形に付けられた符号は図1の符号位置に対
応しており、Iは実際にレーザダイオード1に印加され
る電流、Pは電流Iによるレーザパワー、aは記録情報
Diの「0」のレベルの期間、bは記録情報Diの
「1」のレベルの期間、cは読み出しレベルPr時のサ
ンプル信号Srの発生期間、dは非晶質化レベルPp時
のサンプル信号Spの発生期間、とは記録情報Di
が記録されない信号を示す。
【0020】この図2に示したIrは、レーザパワーを
読み出しレベルPrにするために必要な電流Irで、一
定レベルの電流である。結晶化レベルPeの駆動時に
は、Ie′に示すように、Ie電流源9からの電流Ie
がIeスイッチ8によりオン/オフされて、スイッチン
グ電流Ie′が発生される。このような結晶化レベルP
e時のスイッチング動作を行うために、図1のIeスイ
ッチ制御回路18は、情報記録時に、記録情報Diのレ
ベルに応じてIeスイッチ8のオン/オフ信号Deを出
力する。
【0021】このIeスイッチ8のオン/オフ信号De
は、記録情報Diが「0」のとき(図2の期間a)は、
「H」レベルとなるので、Ieスイッチ8がオンにな
り、レーザダイオード1には電流Ir+Ieが印加され
る。他方、記録情報Diが「1」のとき(図2の期間
b)は、Ieスイッチ8のオン/オフ信号Deが「L」
レベルになるので、Ieスイッチ8はオフになる。
【0022】そのため、レーザダイオード1には、図2
にIで示したように、電流Ir+Ieが印加されること
になる。その結果、図2にPで示したように、記録情報
Diが「0」の期間aには、結晶化レベル(Pe)のレ
ーザパワーが得られる。したがって、この期間aには、
先の図11(2) で説明したように、記録膜が結晶化され
て結晶化領域が形成される。
【0023】これに対して、非晶質化レベルPpの駆動
時には、図2のIp′に示したように、Ip電流源5か
らの電流がIpスイッチ4によりオン/オフされて、ス
イッチング電流Ip′が発生される。この非晶質化レベ
ルPp時のスイッチング動作を行うために、Ipスイッ
チ制御回路17は、情報記録時に、記録情報Diのレベ
ルに応じてIpスイッチ4のオン/オフ信号Dpを出力
する。このIpスイッチ4のオン/オフ信号Dpは、記
録情報Diが「0」のとき(図2の期間a)には、
「L」レベルとなり、Ipスイッチ4はオフになる。
【0024】他方、記録情報Diが「1」のとき(図2
の期間b)には、Ipスイッチ4のオン/オフ信号Dp
はパルス状に変化する。そのため、Ipスイッチ4は、
パルス状にオン/オフされることになり、この期間bに
は、レーザダイオード1に、図2にIで示したように、
電流Irと電流Ir+Ieとの間のレベルで変化するパ
ルス状の電流が印加される。したがって、この期間bに
は、先の図11(2) で説明したように、記録情報Diの
「1」に対応する非晶質化マークが形成される。
【0025】以上のように、記録情報Diの「0」レベ
ルに対応して、レーザパワーは結晶化レベル(Pe)と
なり、また、記録情報Diの「1」レベルに対応して、
レーザパワーは非晶質化レベル(Pp)と読み出しレベ
ル(Pr)との間でパルス状に変化する。そして、レー
ザダイオード1の出射光の一部が、フォトディテクタ2
により検出され、その出力がアンプ3によって増幅され
るので、アンプ3の出射光量検出電圧Vdは、レーザパ
ワーに比例した値となる。
【0026】ところが、フォトディテクタ2とアンプ3
の応答帯域が限られているときは、図2のDiに示した
期間bに対応するパルス状発光部では、正確な光量検出
ができない。この状態の波形は、図2のVdに示したよ
うに、小さな波状の変化を繰り返えしている。これに対
して、図2のDiに示した期間aでは、レーザパワーは
結晶化レベル(Pe)で非パルス状であるから、出射光
量検出電圧Vdは、図2のVdに示したように、結晶化
レベルPeに比例した値になる。
【0027】そこで、このレーザパワーが安定したレベ
ル(図2の期間a)のとき、出射光量検出電圧Vdを取
り込んで、レーザパワーの制御を行う。図1の装置で
は、Ieサンプルホールド回路11は、記録情報Diが
「0」で、Ieスイッチ8のオン/オフ信号Deが
「H」レベルのとき(図2の期間a)に、出射光量検出
電圧Vdをサンプリングする。
【0028】そのため、このIeサンプルホールド回路
11の出力には、常に結晶化レベル(Pe)に比例した
検出電圧が得られる。Ie調整回路10は、この検出電
圧に基いて、レーザパワーPを、結晶化レベル(Pe)
の最適な値となるように、Ie電流源9を調整する。以
上が、レーザパワーの結晶化レベル(Pe)の調整動作
である。この第1の実施の形態では、このように、レー
ザパワーが安定した、非パルス状の結晶化レベル(P
e)において、光源の光量を調整する。
【0029】ここで、この発明の光ディスク駆動装置
を、図1の装置と対照すると、次のようになる。半導体
レーザ等の光源(図1のレーザダイオード1)と、光源
の駆動回路(Ipスイッチ4,Ip電流源5)と、光源
の出射光量を検出する出射光量検出手段(フォトディテ
クタ2,アンプ3)とを備え、光源から出射される光量
を記録周波数より高い周波数のパルス列として光ディス
ク上に照射して情報の記録、消去、初期化を行う光ディ
スク駆動装置において、レーザパワー制御装置として、
光源を適宜、非パルス状に駆動する期間を設定する期間
設定手段(Prサンプルタイミング回路16,Ieスイ
ッチ制御回路18)と、設定された期間中に出射光量検
出手段によって検出される出射光量に基いて光源の光量
を調整する光量調整手段(Ieサンプルホールド回路1
1,Ie調整回路10)とを備えている。
【0030】以上のように、この第1の実施の形態で
は、光源が非パルス状に駆動される期間内に、出射光量
の検出を行うので、検出帯域の限られた出射光量検出器
を使用しても、出射光量の正確な検出が可能になる。そ
して、この検出された出射光量に基いて出射光量を最適
値に調整すれば、光源が安定化される。しかも、簡単な
構成であるから、低コストの手段によって、情報の信頼
性の高い装置が得られる。
【0031】第2の実施の形態 この第2の実施の形態は、請求項2の発明に対応してい
る。先の第1の実施の形態では、レーザパワーの結晶化
レベル(Pe)を安定化する場合を説明した。この第2
の実施の形態では、さらに、非晶質化レベル(Pp)と
読み出しレベル(Pr)の安定化を可能にした点に特徴
を有している。ハード構成は、先の図1と同様である。
また、その動作も、図2のタイミングチャートと同じで
ある。
【0032】先の図1との対応によって、その構成を示
すと、次のようになる。半導体レーザ等の光源(図1の
レーザダイオード1)と、光源の駆動回路(Ipスイッ
チ4,Ip電流源5)と、光源の出射光量を検出する出
射光量検出手段(フォトディテクタ2,アンプ3)とを
備え、光源から出射される光量を記録周波数より高い周
波数のパルス列として光ディスク上に照射して情報の記
録、消去、初期化を行う光ディスク駆動装置において、
レーザパワー制御装置として、光源に第1レベルの電流
(Ir)を印加する電流印加手段(Ir電流源12)
と、第1レベルの電流(Ir)に第2レベルの電流(I
e)を重畳する第1電流重畳手段(Ie電流源9)と、
第1レベルの電流(Ir)に第3レベルの電流(Ip)
を重畳する第2電流重畳手段(Ip電流源5)と、第2
レベルの電流(Ie)を、記録情報(Di)に応じてオ
ン/オフ制御する第1スイッチ手段(Ieスイッチ8)
と、第3レベルの電流(Ip)を、記録情報(Di)に
応じてパルス状にオン/オフ制御する第2スイッチ手段
(Ipスイッチ4)と、第3レベルの電流(Ip)をオ
フにする第1制御信号(Sr)を発生する第1タイミン
グ制御手段(Prサンプルタイミング回路16)と、第
3レベルの電流(Ip)を非パルス状にオンにする第2
制御信号(Sp)を発生する第2タイミング制御手段
(Ppサンプルタイミング回路15)と、第1制御信号
(Sr)の発生期間中における出射光量検出手段(フォ
トディテクタ2,アンプ3)の出力(Vd)を保持する
第1サンプルホールド手段(Srサンプルホールド回路
14)と、第1スイッチ手段(Ieスイッチ8)がオン
期間中における出射光量検出手段(フォトディテクタ
2,アンプ3)の出力(Vd)を保持する第2サンプル
ホールド手段(Ieサンプルホールド回路11)と、第
2制御信号(Sp)の発生期間中における出射光量検出
手段(フォトディテクタ2,アンプ3)の出力(Vd)
を保持する第3サンプルホールド手段(Spサンプルホ
ールド回路7)と、第1サンプルホールド手段(Srサ
ンプルホールド回路14)の出力に応じて第1レベルの
電流(Ir)を調整する第1調整手段(Sr調整回路1
3)と、第2サンプルホールド手段(Ieサンプルホー
ルド回路11)の出力に応じて第2レベルの電流(I
e)を調整する第2調整手段(Ie調整回路10)と、
第3サンプルホールド手段(Spサンプルホールド回路
7)の出力に応じて第3レベルの電流(Ip)を調整す
る第3調整手段(Sp調整回路6)とで構成している。
【0033】先の第1の実施の形態では、図1のIeサ
ンプルホールド回路11が、図2のDiに示した期間
a、すなわち、記録情報Diが「0」で、Ieスイッチ
8のオン/オフ信号Deが「H」レベルのときに、出射
光量検出電圧Vdをサンプリングする場合を説明した。
この場合には、Ieサンプルホールド回路11の出力に
は、常に結晶化レベル(Pe)に比例した検出電圧が得
られる。Ie調整回路10は、この検出電圧(Vd)に
基いて、レーザパワーPを、結晶化レベル(Pe)の最
適な値となるように、Ie電流源9を調整する。
【0034】したがって、結晶化レベル(Pe)につい
ては、最適値に調整することができるので、安定化が可
能になる。しかし、非晶質化レベル(Pp)や読み出し
レベル(Pr)については、調整することができない。
この第2の実施の形態では、非晶質化レベル(Pp)や
読み出しレベル(Pr)についても、最適値に調整す
る。
【0035】図1において、Prサンプルタイミング回
路16は、適宜、読み出しレベル(Pr)時のパルス信
号をサンプリングするサンプル信号Srを発生する。例
えば図2のSrに示すように、期間cに、サンプル信号
Srを「H」レベルで発生する。この図2のSrにおい
て、Srの発生期間(「H」レベルの期間c)中、Ie
スイッチ制御回路18とIpスイッチ制御回路17は、
いずれも、記録情報Diのレベルに関係なく、Ieスイ
ッチ8とIpスイッチ4をオフにする。
【0036】そのため、この期間cは、レーザダイオー
ド1には電流Irのみが印加されることになり、図2の
Pに示すように、レーザパワーはPr(読み出しレベ
ル)で、非パルス状となる。このような動作によって、
この期間c中は、先の期間aと異なり、出射光量検出電
圧Vdは、Prに比例した値になる。Srサンプルホー
ルド回路14は、この図2のSrに示すサンプル信号S
rの発生期間(期間c)に、出射光量検出電圧Vdをサ
ンプリングする。したがって、このSrサンプルホール
ド回路14の出力には、常に読み出しレベル(Pr)に
比例した検出電圧が得られる。
【0037】Sr調整回路13は、このSrサンプルホ
ールド回路14から出力される検出電圧に基いて、レー
ザパワーを、読み出しレベル(Pr)の最適な値となる
ように、Ir電流源12を調整する。以上が、レーザパ
ワーの読み出しレベル(Pr)の調整動作である。次
に、レーザパワーの非晶質化レベル(Pp)の調整につ
いて説明する。Ppサンプルタイミング回路15は、図
2のSpに示すように、適宜、Ppサンプル信号Spを
発生する。例えば、図2のSpの期間dに、サンプル信
号Spを「H」レベルで発生する。
【0038】この図2のSpにおいて、Spの発生期間
(「H」レベルの期間d)中、Ipスイッチ制御回路1
7は、記録情報Diのレベルに関係なく、Ipスイッチ
4をオフにする。そのため、この期間dは、レーザダイ
オード1には電流Ir+Ipが印加されることになり、
図2のPに示すように、レーザパワーはPp(非晶質化
レベル)で、非パルス状となる。このような動作によっ
て、この期間d中も、先の期間aと異なり、光量検出電
圧Vdは、非晶質化レベル(Pp)に比例した値にな
る。Spサンプルホールド回路7は、この図2のSpに
示すサンプル信号Spの発生期間(期間d)に、光量検
出電圧Vdをサンプリングするので、このSpサンプル
ホールド回路7の出力には、常に非晶質化レベル(P
p)に比例した検出電圧が得られる。Sp調整回路6
は、このSpサンプルホールド回路7から出力される検
出電圧に基いて、レーザパワーを、非晶質化レベル(P
p)の最適な値となるように、Ip電流源5を調整す
る。
【0039】このような構成によって、結晶化レベル
(Pe)だけでなく、レーザパワーの非晶質化レベル
(Pp)や読み出しレベル(Pr)の安定化も可能にな
る(請求項2の発明)。そして、先の第1の実施例と同
様に、検出帯域の限られた出射光量検出器を使用して
も、出射光量の正確な検出が可能になり、検出された出
射光量に基いて出射光量を最適値に調整すれば、光源が
安定化される。
【0040】第3の実施の形態 この第3の実施の形態は、請求項3の発明に対応してい
るが、請求項2の発明にも関連している。先の第2の実
施の形態で説明した装置では、記録情報Diの状態(レ
ベル)とは関係なく、レーザパワーは、第1制御信号
(Sr)の発生中は読み出しレベル(Pr)に、第2制
御信号(Sp)の発生中は非パルス状に非晶質化レベル
(Pp)となる。そのため、第1または第2制御信号
(SrまたはSp)の発生中は、情報の記録ができなく
なり、光ディスク上に記録可能な情報容量が低下する。
【0041】この第3の実施の形態では、第2制御信号
(Sp)の発生期間を、記録情報Diの状態に応じて非
晶質マークを形成すべき期間と一致させることによっ
て、第2制御信号(Sp)を情報の記録中に発生させる
点に特徴を有している。ハード構成は、先の図1と同様
である。
【0042】図3は、図1に示した光ディスク駆動装置
について、第3の実施の形態によるレーザの駆動動作を
説明するタイミングチャートである。図の各波形に付け
られた符号は図2と同様である。
【0043】この図3に示すように、Ppサンプルタイ
ミング回路15は、記録情報Diの「1」のレベルの期
間(図3の期間d)に限り、適宜、非晶質化レベル(P
p)時のパルス信号をサンプリングするサンプル信号S
pを発生する。この場合、図3のSpの期間dでは、非
パルス状に発生されているが、レーザパワーは、非晶質
化レベルPpとなるので、記録情報Diに対応して非晶
質マークがディスク上に形成される。したがって、この
図3の場合には、期間cでは、情報(の信号)を記録
することができないが、期間dでは、情報の記録が可能
になる。
【0044】すなわち、先の第2の実施の形態(図2の
場合)では、期間cとdには、記録情報Diに対応した
情報(との信号)の記録が行えなかったが、この第
3の実施の形態(図3の場合)によれば、情報(の信
号)を記録することができないのは、期間cのみにな
る。したがって、第1制御信号(Sr)の発生中のみ
が、情報の記録ができない部分となり、光ディスク上に
記録可能な情報容量の低下を減少させることが可能にな
る。
【0045】第4の実施の形態 この第4の実施の形態は、請求項4の発明に対応してい
る。先の第2の実施の形態では、出射光量の検出は、非
晶質化レベル(Pp)、結晶化レベル(Pe)、読み出
しレベル(Pr)の各レベルごとに行っている。この第
4の実施の形態では、重畳電流IpとIeとの比率を、
最適なレーザパワーPp(非晶質化レベル)とPe(結
晶化レベル)とが得られるような値に予め設定してお
き、一方のレーザパワー、例えば、Pe(結晶化レベ
ル)での出射光量を検出して、最適な値に設定すること
により、他方のPp(非晶質化レベル)を最適な値に設
定する重畳電流Ipも安定化させる点に特徴を有してい
る。
【0046】図4は、この発明の光ディスク駆動装置に
ついて、その要部構成の第4の実施の形態の一例を示す
機能ブロック図である。図における符号は図1と同様で
あり、21は増幅回路を示す。
【0047】この図4に示す装置は、先の図1の装置に
比べて、Sp調整回路6とSpサンプルホールド回路
7、Ppサンプルタイミング回路15が省略され、代り
に増幅回路21が付加されている。そして、この増幅回
路21が、Ie調整回路10の出力を一定ゲインで増幅
してIp電流源5を調整する。基本的な構成は先の図1
と同様であり、その動作も、図2と同様である。
【0048】図5は、図4に示した光ディスク駆動装置
について、第4の実施の形態によるレーザの駆動動作を
説明するタイミングチャートである。図の各波形に付け
られた符号は図2と同様であり、図4の符号位置に対応
している。
【0049】この図4の装置でも、Prサンプルタイミ
ング回路16は、適宜、読み出しレベル(Pr)時のパ
ルス信号をサンプリングするサンプル信号Srを発生し
ている。例えば図5のSrに示すように、期間cに、サ
ンプル信号Srを「H」レベルで発生する。この図5の
Srにおいて、Srの発生期間(「H」レベルの期間
c)中、Ieスイッチ制御回路18とIpスイッチ制御
回路17は、いずれも、記録情報Diのレベルに関係な
く、Ieスイッチ8とIpスイッチ4をオフにする。
【0050】そのため、この期間cは、レーザダイオー
ド1には電流Irのみが印加されるので、図5のPに示
すように、レーザパワーはPr(読み出しレベル)で、
非パルス状となる。このような動作によって、この期間
c中は、先の期間aと異なり、光量検出電圧Vdは、P
rに比例した値になる。Srサンプルホールド回路14
は、この図5のSrに示すサンプル信号Srの発生期間
(期間c)に、光量検出電圧Vdをサンプリングする。
したがって、このSrサンプルホールド回路14の出力
には、常に読み出しレベル(Pr)に比例した検出電圧
が得られる。
【0051】Sr調整回路13は、このSrサンプルホ
ールド回路14から出力される検出電圧に基いて、レー
ザパワーを、読み出しレベル(Pr)の最適な値となる
ように、Ir電流源12を調整する。以上が、レーザパ
ワーの読み出しレベル(Pr)の調整動作であり、先の
図1と図2の場合と同様である。すでに述べたように、
この第4の実施の形態では、新たに付加された増幅回路
21が、Ie調整回路10の出力を一定ゲインで増幅し
てIp電流源5を調整する。
【0052】そのため、Ip電流源5からの電流Ipの
値と、Ie電流源9からの電流Ieの値とが、常に一定
の比率に調整される。詳しくいえば、非晶質化レベル
(Pp)とするために電流Irに重畳する電流Ipと、
結晶化レベル(Pe)とするために電流Irに重畳する
電流Ieとの値は、常に一定の比率に調整される。ここ
で、レーザダイオード1の電流I(図5のI)と、レー
ザパワーP(図5のP)との関係を説明する。
【0053】図6は、図4に示した光ディスク駆動装置
について、第4の実施の形態によるレーザダイオード1
の電流IとレーザパワーPとの関係を示す特性図であ
る。図の横軸はレーザダイオード1の電流I、縦軸はレ
ーザパワーPであり、AとBはそれぞれ異なる特性曲
線、Ith1とIth2は電流のしきい値を示す。
【0054】この図6に示すように、レーザダイオード
1の電流IとパワーPの特性は、周囲温度等の影響によ
って、特性曲線AやBのように変化する。しかし、しき
い値電流Ith1,Ith2以上では、ほぼ直線的な特性で
ある。そのため、特性曲線の傾きが変化しても、読み出
しレベル(Pr)の駆動電流Irと、結晶化レベル(P
e)とするために電流Irに重畳する電流Ieとが、そ
れぞれ一定のレベルPr,Peが得られるように調整さ
れており、かつ、非晶質化レベル(Pp)とするために
電流Irに重畳する電流Ipが、結晶化レベル(Pe)
とするために電流Irに重畳する電流Ieに対して一定
の比率に調整されていれば、図4のIpスイッチ4がオ
ンになり、レーザダイオード1に電流Ir+Ipが印加
された場合には、一定のレーザパワーPp(非晶質化レ
ベル)が得られる。
【0055】すなわち、電流IpとIeとの比率を、最
適なレーザパワーPp(非晶質化レベル)とPe(結晶
化レベル)とが得られるような値に予め設定しておけ
ば、非晶質化レベル(Pp)とするために電流Irに重
畳する電流Ipを安定化するだけで、他方の重畳電流I
eも安定化されることになる。以上のように、この第4
の実施の形態では、読み出しレベル(Pr)と結晶化レ
ベル(Pe)とを検出して、駆動電流Irと重畳電流I
eとをそれぞれ最適値に調整することにより、非晶質化
レベル(Pp)とするために電流Irに重畳する電流I
pは、予め設定された重畳電流Ieとの比率(IeとI
pとの比率)から、自動的に最適な値に設定されるの
で、非晶質化レベル(Pp)も最適値になる。また、逆
に、電流Ieに対して、予め決められた最適な比率で、
電流Ipを印加すれば、レーザパワーPp(非晶質化レ
ベル)も最適値に設定される。すなわち、重畳電流Ie
の代りに、駆動電流Irと重畳電流Ipとをそれぞれ最
適値に調整するようにしても、予め設定された重畳電流
Ipとの比率(IpとIeとの比率)から、自動的に最
適なパワーレベルに設定することができる。
【0056】先の図4との対応によって、その構成を示
すと、次のようになる。半導体レーザ等の光源(図4の
レーザダイオード1)と、光源の駆動回路(Ipスイッ
チ4,Ip電流源5)と、光源の出射光量を検出する出
射光量検出手段(フォトディテクタ2,アンプ3)とを
備え、光源から出射される光量を記録周波数より高い周
波数のパルス列として光ディスク上に照射して情報の記
録、消去、初期化を行う光ディスク駆動装置において、
レーザパワー制御装置として、光源に第1レベルの電流
(Ir)を印加する電流印加手段(Ir電流源12)
と、第1レベルの電流(Ir)に第2レベルの電流(I
e)を重畳する第1電流重畳手段(Ie電流源9)と、
第1レベルの電流(Ir)に第3レベルの電流(Ip)
を重畳する第2電流重畳手段(Ip電流源5)と、第2
レベルの電流(Ie)を、記録情報(Di)に応じてオ
ン/オフ制御する第1スイッチ手段(Ieスイッチ8)
と、第3レベルの電流(Ip)を、記録情報(Di)に
応じてパルス状にオン/オフ制御する第2スイッチ手段
(Ipスイッチ4)と、第3レベルの電流(Ip)をオ
フにする第1制御信号(Sr)を発生する第1タイミン
グ制御手段(Prサンプルタイミング回路16)と、第
1制御信号(Sr)の発生期間中における出射光量検出
手段(フォトディテクタ2,アンプ3)の出力(Vd)
を保持する第1サンプルホールド手段(Srサンプルホ
ールド回路14)と、第1スイッチ手段(Ieスイッチ
8)がオン期間中における出射光量検出手段(フォトデ
ィテクタ2,アンプ3)の出力(Vd)を保持する第2
サンプルホールド手段(Ieサンプルホールド回路1
1)と、第1サンプルホールド手段(Srサンプルホー
ルド回路14)の出力に応じて第1レベルの電流(I
r)を調整する第1調整手段(Sr調整回路13)と、
第2サンプルホールド手段(Ieサンプルホールド回路
11)の出力に応じて第2レベルの電流(Ie)を調整
する第2調整手段(Ie調整回路10)と、第3レベル
の電流(Ip)が、第2レベルの電流(Ie)に比例し
た値となるように調整する第4調整手段(増幅回路2
1)とで構成している。
【0057】この第4の実施の形態によれば、先の図1
の装置に比べて、Sp調整回路6やSpサンプルホール
ド回路7、Ppサンプルタイミング回路15が不要にな
るので、より安価な装置が実現される。
【0058】第5の実施の形態 この第5の実施の形態は、請求項5の発明に対応してい
る。先の第4の実施の形態では、非晶質化レベル(P
p)とするために電流Irに重畳する電流Ipについて
は、予め設定された重畳電流Ieとの比率(IeとIp
との比率)から、自動的に最適な値に設定されるように
しているので、読み出しレベル(Pr)と結晶化レベル
(Pe)とを検出して、駆動電流Irと重畳電流Ieと
をそれぞれ最適値に調整することにより、非晶質化レベ
ル(Pp)も最適値になるようにする場合を説明した。
この第5の実施の形態では、予め重畳電流IpとIeの
比率を、最適な駆動電流Irの値が得られるような所定
値に設定しておき、結晶化レベル(Pe)と非晶質化レ
ベル(Pp)とをそれぞれ検出して、最適値に調整する
ことにより、自動的に最適な駆動電流Irの値に設定さ
れて、最適な読み出しレベルPrが得られるようにした
点に特徴を有している。
【0059】図7は、この発明の光ディスク駆動装置に
ついて、その要部構成の第5の実施の形態の一例を示す
機能ブロック図である。図における符号は図4と同様で
あり、31は増幅回路、32は第5の調整回路を示す。
【0060】この図7に示す装置は、先の図1の装置に
比べて、Sr調整回路13とSrサンプルホールド回路
14、Prサンプルタイミング回路16が省略され、代
りに増幅回路31と第5の調整回路32が付加されてい
る。
【0061】図8は、図7に示した光ディスク駆動装置
について、第5の実施の形態によるレーザの駆動動作を
説明するタイミングチャートである。図の各波形に付け
られた符号は図2と同様であり、図7の符号位置に対応
している。
【0062】Ppサンプルタイミング回路15は、図8
のSpに示すように、適宜、Ppサンプル信号Spを発
生する。例えば、図8のSpの期間dに、サンプル信号
Spを「H」レベルで発生する。この図8のSpにおい
て、Spの発生期間(「H」レベルの期間d)中、Ip
スイッチ制御回路17は、記録情報Diのレベルに関係
なく、Ipスイッチ4を非パルス状にオンにする。その
ため、この期間dは、レーザダイオード1には電流Ir
+Ipが印加されるので、図8のPに示すように、レー
ザパワーはPp(非晶質化レベル)で、非パルス状とな
る。
【0063】このような動作によって、この期間d中
も、先の期間aと異なり、光量検出電圧Vdは、非晶質
化レベル(Pp)に比例した値になる。Spサンプルホ
ールド回路7は、この図8のSpに示すサンプル信号S
pの発生期間(期間d)に、光量検出電圧Vdをサンプ
リングするので、このSpサンプルホールド回路7の出
力には、常に非晶質化レベル(Pp)に比例した検出電
圧が得られる。Sp調整回路6は、このSpサンプルホ
ールド回路7から出力される検出電圧に基いて、レーザ
パワーを、非晶質化レベル(Pp)の最適な値となるよ
うに、Ip電流源5を調整する。
【0064】すでに述べたように、この第5の実施の形
態では、新たに付加された増幅回路31と第5の調整回
路32とが、Sp調整回路6とIe調整回路10の出力
によって、重畳電流IpとIeの比率が所定の値となる
ように、Ir電流源12を調整する。具体的にいえば、
所定比率をKとすれば、K×Ie>Ipの場合には、駆
動電流Irを増加させ、K×Ie<Ipの場合には、駆
動電流Irを減少させるように、Ir電流源12を調整
する。この関係を、次の図9によって説明する。
【0065】図9は、図7に示した光ディスク駆動装置
について、第5の実施の形態によるレーザダイオード1
の電流IとレーザパワーPとの関係を示す特性図で、
(1) はK×Ie<Ipの場合、(2) はK×Ie=Ipの
場合、(3) はK×Ie>Ipの場合を示す。図の横軸は
レーザダイオード1の電流I、縦軸はレーザパワーPで
ある。
【0066】この図9(1) 〜(3) には、レーザダイオー
ド1の電流Iに対するレーザパワーPの関係を示してお
り、重畳電流IeとIp×Kの値との大小関係によっ
て、駆動電流Irによる読み出しレベル(Pr)に対し
て、結晶化レベル(Pe)と非晶質化レベル(Pp)と
が変化する状態を示している。なお、先の図8のタイミ
ングチャートにおいて、Diに示したように、記録情報
Diが「0」で、Ieスイッチ8のオン/オフ信号De
が「H」レベルのとき(図8の期間a)に、光量検出電
圧Vdをサンプリングして、レーザーパワーPが結晶化
レベル(Pe)の最適な値となるように、Ie電流源9
を調整し、また、Spに示したように、適宜、Spの発
生期間(「H」レベルの期間d)中に、光量検出電圧V
dをサンプリングして、レーザーパワーPが非晶質化レ
ベル(Pp)の最適な値となるように、Ip電流源5を
調整している。
【0067】重畳電流IeとIpは、いずれも、最適な
結晶化レベル(Pe)と非晶質化レベル(Pp)が得ら
れるような値に調整されているので、図9(1) 〜(3) に
おいては、重畳電流IeとIpは同じレベルになってい
る。そして、図9(2) に示すように、K×Ie=Ipの
場合に、最適なレーザパワーP、すなわち、Pp(非晶
質化レベル)、Pe(結晶化レベル)、Pr(読み出し
レベル)が得られる。一方、図9(3) のように、K×I
e>Ipの場合には、駆動電流Irの値が不足している
ので、Pr(読み出しレベル)は最適値より小さい。こ
のような場合には、図7の増幅回路31と第5の調整回
路32とによってIr電流源12を調整し、駆動電流I
rを増加させるので、各電流値Ie,Ip,Irが最適
値にされ、最終的には、図9(2) に示したような最適な
レーザパワーPが得られる。
【0068】他方、図9(1) のように、K×Ie<Ip
の場合には、駆動電流Irの値が過大であるから、Pr
(読み出しレベル)は最適値より大きい。このような場
合には、逆に、駆動電流Irを減少させて、各電流値I
e,Ip,Irを最適値にするので、最終的には、同様
に、図9(2) に示したような最適なレーザパワーPが得
られる。以上のように、この第5の実施の形態では、結
晶化レベル(Pe)と非晶質化レベル(Pp)とをそれ
ぞれ検出して、最適値に調整する。この場合に、重畳電
流IpとIeの比率を、最適値な駆動電流Irの値が得
られるように、予め所定の値に設定しておく。したがっ
て、結晶化レベル(Pe)と非晶質化レベル(Pp)と
をそれぞれ最適値に調整すれば、自動的に最適値な駆動
電流Irの値に設定され、最適値な読み出しレベルPr
が得られる。
【0069】ここで、先の図7との対応によって、その
構成を示すと、次のようになる。半導体レーザ等の光源
(図7のレーザダイオード1)と、光源の駆動回路(I
pスイッチ4,Ip電流源5)と、光源の出射光量を検
出する出射光量検出手段(フォトディテクタ2,アンプ
3)とを備え、光源から出射される光量を記録周波数よ
り高い周波数のパルス列として光ディスク上に照射して
情報の記録、消去、初期化を行う光ディスク駆動装置に
おいて、レーザパワー制御装置として、光源に第1レベ
ルの電流(Ir)を印加する電流印加手段(Ir電流源
12)と、第1レベルの電流(Ir)に第2レベルの電
流(Ie)を重畳する第1電流重畳手段(Ie電流源
9)と、第1レベルの電流(Ir)に第3レベルの電流
(Ip)を重畳する第2電流重畳手段(Ip電流源5)
と、第2レベルの電流(Ie)を、記録情報(Di)に
応じてオン/オフ制御する第1スイッチ手段(Ieスイ
ッチ8)と、第3レベルの電流(Ip)を、記録情報
(Di)に応じてパルス状にオン/オフ制御する第2ス
イッチ手段(Ipスイッチ4)と、第3レベルの電流
(Ip)を非パルス状にオンにする第2制御信号(S
p)を発生する第2タイミング制御手段(Ppサンプル
タイミング回路15)と、第1スイッチ手段(Ieスイ
ッチ8)がオン期間中における出射光量検出手段(フォ
トディテクタ2,アンプ3)の出力(Vd)を保持する
第2サンプルホールド手段(Ieサンプルホールド回路
11)と、第2制御信号(Sp)の発生期間中における
出射光量検出手段(フォトディテクタ2,アンプ3)の
出力(Vd)を保持する第3サンプルホールド手段(S
pサンプルホールド回路7)と、第1サンプルホールド
手段(Srサンプルホールド回路14)の出力に応じて
第1レベルの電流(Ir)を調整する第1調整手段(S
r調整回路13)と、第2サンプルホールド手段(Ie
サンプルホールド回路11)の出力に応じて第2レベル
の電流(Ie)を調整する第2調整手段(Ie調整回路
10)と、調整された第2レベルの電流(Ie)と、調
整された第3レベルの電流(Ip)との値に応じて第1
レベルの電流(Ir)を調整する第5調整手段(第5の
調整回路32)とで構成している。
【0070】第6の実施の形態 この第6の実施の形態は、請求項6の発明に対応してい
るが、先の請求項5の発明にも関連している。先の第5
の実施の形態では、結晶化レベル(Pe)と非晶質化レ
ベル(Pp)とをそれぞれ検出して、最適値に調整する
ことによって、自動的に最適な読み出しレベルPrを設
定する場合について説明した。ところが、図7に示した
光ディスク駆動装置では、図8のタイミングチャートの
Spに示したように、Diにで示した記録情報Diの
状態(レベル)とは関係なく、適宜、非晶質化レベル
(Pp)時のパルス信号をサンプリングするサンプル信
号Spを発生させている。そのため、図8のSpの発生
期間(「H」レベルの期間d)中は、記録情報Diに対
応した情報を記録することができず(Diのに示す情
報)、光ディスク上に記録可能な情報容量が低下する。
【0071】この第6の実施の形態では、第2制御信号
(Sp)の発生期間を、記録情報Diの状態に応じて非
晶質マークを形成すべき期間と一致させることによっ
て、第2制御信号(Sp)を情報の記録中に発生させる
点に特徴を有している。ハード構成は、先の図7と同様
である。
【0072】図10は、図7に示した光ディスク駆動装
置について、第6の実施の形態によるレーザの駆動動作
を説明するタイミングチャートである。図の各波形に付
けられた符号は図2と同様であり、図7の符号位置に対
応している。
【0073】この第6の実施の形態では、Ppサンプル
タイミング回路15は、記録情報Diの「1」のレベル
の期間(図10の期間d)に限り、適宜、非晶質化レベ
ル(Pp)時のパルス信号をサンプリングするサンプル
信号Spを発生する。この場合、図10のSpの期間d
では、非パルス状に発生されているが、レーザパワー
は、非晶質化レベルPpとなるので、記録情報Diに対
応して非晶質マークがディスク上に形成される。したが
って、この図10の場合には、いずれの期間でも、情報
の記録が可能になる。すなわち、先の第5の実施の形態
(図8の場合)では、期間dには、記録情報Diに対応
した情報の記録が行えなかったが、この第6の実施の形
態(図10の場合)によれば、いずれの期間でも、情報
を記録することが可能になる。その結果、レーザパワー
の調整時においても、光ディスク上に記録可能な情報容
量が低下する、という不都合は生じない。
【0074】
【発明の効果】請求項1の光ディスク駆動装置では、光
源が非パルス状に駆動される期間内に出射光量の検出を
行っている。したがって、検出帯域の限られた出射光量
検出器を使用しても、出射光量の正確な検出が可能にな
る。そして、この検出された出射光量に基いて出射光量
を最適値に調整すれば、光源が安定化される。しかも、
簡単な構成であるから、低コストの手段によって、情報
の信頼性の高い装置が得られる。
【0075】請求項2の光ディスク駆動装置によれば、
請求項1の光ディスク駆動装置による効果に加えて、結
晶化レベル(Pe)だけでなく、レーザパワーの非晶質
化レベル(Pp)や読み出しレベル(Pr)の安定化も
可能になる。
【0076】請求項3の光ディスク駆動装置では、請求
項2の光ディスク駆動装置において、第2制御信号(S
p)の発生期間を、記録情報(Di)の状態に応じて、
非晶質マークを形成すべき期間と一致させているので、
第2制御信号(Sp)の発生が情報の記録中になる。し
たがって、情報の記録が行えない期間は、第1制御信号
(Sr)の発生中だけとなり、請求項2の光ディスク駆
動装置に比べて、光ディスク上に記録可能な情報容量の
低下を減少させることができる。
【0077】請求項4の光ディスク駆動装置によれば、
請求項1の光ディスク駆動装置に比べて、回路構成が簡
略化される。したがって、請求項1の光ディスク駆動装
置による効果に加えて、より安価な装置が得られる。
【0078】請求項5の光ディスク駆動装置では、予め
重畳電流IpとIeの比率を、最適な駆動電流Irの値
が得られるような所定値に設定しておき、結晶化レベル
(Pe)と非晶質化レベル(Pp)とをそれぞれ検出し
て、最適値に調整することにより、自動的に最適な駆動
電流Irの値に設定されて、最適な読み出しレベルPr
が得られるようにしている。したがって、請求項1の光
ディスク駆動装置による効果に加えて、より安価な装置
が得られる。
【0079】請求項6の光ディスク駆動装置では、請求
項5の光ディスク駆動装置において、第2制御信号(S
p)の発生期間を、記録情報(Di)の状態に応じて、
非晶質マークを形成すべき期間と一致させているので、
第2制御信号(Sp)の発生が情報の記録中になる。し
たがって、ディスク上に記録可能な情報容量の低下なし
に、安価な構成で、情報の信頼性の高い装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ディスク駆動装置について、その
レーザパワー制御装置の要部構成の実施の形態の一例を
示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示した光ディスク駆動装置について、そ
の動作を説明するタイミングチャートである。
【図3】図1に示した光ディスク駆動装置について、第
3の実施の形態によるレーザの駆動動作を説明するタイ
ミングチャートである。
【図4】この発明の光ディスク駆動装置について、その
要部構成の第4の実施の形態の一例を示す機能ブロック
図である。
【図5】図4に示した光ディスク駆動装置について、第
4の実施の形態によるレーザの駆動動作を説明するタイ
ミングチャートである。
【図6】図4に示した光ディスク駆動装置について、第
4の実施の形態によるレーザダイオード1の電流Iとレ
ーザパワーPとの関係を示す特性図である。
【図7】この発明の光ディスク駆動装置について、その
要部構成の第5の実施の形態の一例を示す機能ブロック
図である。
【図8】図7に示した光ディスク駆動装置について、第
5の実施の形態によるレーザの駆動動作を説明するタイ
ミングチャートである。
【図9】図7に示した光ディスク駆動装置について、第
5の実施の形態によるレーザダイオード1の電流Iとレ
ーザパワーPとの関係を示す特性図である。
【図10】図7に示した光ディスク駆動装置について、
第6の実施の形態によるレーザの駆動動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図11】相変化型光ディスクにおける記録方法の原理
を説明する図である。
【符号の説明】
1 レーザダイオード 2 フォトディテクタ 3 アンプ 4 Ipスイッチ 5 Ip電流源 6 Sp調整回路 7 Spサンプルホールド回路 8 Ieスイッチ 9 Ie電流源 10 Ie調整回路 11 Ieサンプルホールド回路 12 Ir電流源 13 Sr調整回路 14 Srサンプルホールド回路 15 Ppサンプルタイミング回路 16 Prサンプルタイミング回路 17 Ipスイッチ制御回路 18 Ieスイッチ制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザ等の光源と、前記光源の駆
    動回路と、前記光源の出射光量を検出する出射光量検出
    手段とを備え、前記光源から出射される光量を記録周波
    数より高い周波数のパルス列として光ディスク上に照射
    して情報の記録、消去、初期化を行う光ディスク駆動装
    置において、 レーザパワー制御装置として、 前記光源を適宜、非パルス状に駆動する期間を設定する
    期間設定手段と、 設定された期間中に前記出射光量検出手段によって検出
    される出射光量に基いて光源の光量を調整する光量調整
    手段、とを備えたことを特徴とする光ディスク駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 半導体レーザ等の光源と、前記光源の駆
    動回路と、前記光源の出射光量を検出する出射光量検出
    手段とを備え、前記光源から出射される光量を記録周波
    数より高い周波数のパルス列として光ディスク上に照射
    して情報の記録、消去、初期化を行う光ディスク駆動装
    置において、 レーザパワー制御装置として、 前記光源に第1レベルの電流を印加する電流印加手段
    と、 前記第1レベルの電流に第2レベルの電流を重畳する第
    1電流重畳手段と、 前記第1レベルの電流に第3レベルの電流を重畳する第
    2電流重畳手段と、 前記第2レベルの電流を、記録情報に応じてオン/オフ
    制御する第1スイッチ手段と、 前記第3レベルの電流を、記録情報に応じてパルス状に
    オン/オフ制御する第2スイッチ手段と、 前記第3レベルの電流をオフにする第1制御信号を発生
    する第1タイミング制御手段と、 前記第3レベルの電流を非パルス状にオンにする第2制
    御信号を発生する第2タイミング制御手段と、 前記第1制御信号の発生期間中における前記出射光量検
    出手段の出力を保持する第1サンプルホールド手段と、 前記第1スイッチ手段がオン期間中における前記出射光
    量検出手段の出力を保持する第2サンプルホールド手段
    と、 前記第2制御信号の発生期間中における前記出射光量検
    出手段の出力を保持する第3サンプルホールド手段と、 前記第1サンプルホールド手段の出力に応じて前記第1
    レベルの電流を調整する第1調整手段と、 前記第2サンプルホールド手段の出力に応じて前記第2
    レベルの電流を調整する第2調整手段と、 前記第3サンプルホールド手段の出力に応じて前記第3
    レベルの電流を調整する第3調整手段、 と備えたことを特徴とする光ディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の光ディスク駆動装置におい
    て、 第2制御信号の発生期間を、記録情報の状態に応じた期
    間内とすることを特徴とする光ディスク駆動装置。
  4. 【請求項4】 半導体レーザ等の光源と、前記光源の駆
    動回路と、前記光源の出射光量を検出する出射光量検出
    手段とを備え、前記光源から出射される光量を記録周波
    数より高い周波数のパルス列として光ディスク上に照射
    して情報の記録、消去、初期化を行う光ディスク駆動装
    置において、 レーザパワー制御装置として、 前記光源に第1レベルの電流を印加する電流印加手段
    と、 前記第1レベルの電流に第2レベルの電流を重畳する第
    1電流重畳手段と、 前記第1レベルの電流に第3レベルの電流を重畳する第
    2電流重畳手段と、 前記第2レベルの電流を、記録情報に応じてオン/オフ
    制御する第1スイッチ手段と、 前記第3レベルの電流を、記録情報に応じてパルス状に
    オン/オフ制御する第2スイッチ手段と、 前記第3レベルの電流をオフにする第1制御信号を発生
    する第1タイミング制御手段と、 前記第1制御信号の発生期間中における前記出射光量検
    出手段の出力を保持する第1サンプルホールド手段と、 前記第1スイッチ手段がオン期間中における前記出射光
    量検出手段の出力を保持する第2サンプルホールド手段
    と、 前記第1サンプルホールド手段の出力に応じて前記第1
    レベルの電流を調整する第1調整手段と、 前記第2サンプルホールド手段の出力に応じて前記第2
    レベルの電流を調整する第2調整手段と、 前記第3レベルの電流が、前記第2レベルの電流に比例
    した値となるように調整する第4調整手段、とを備えた
    ことを特徴とする光ディスク駆動装置。
  5. 【請求項5】 半導体レーザ等の光源と、前記光源の駆
    動回路と、前記光源の出射光量を検出する出射光量検出
    手段とを備え、前記光源から出射される光量を記録周波
    数より高い周波数のパルス列として光ディスク上に照射
    して情報の記録、消去、初期化を行う光ディスク駆動装
    置において、 レーザパワー制御装置として、 前記光源に第1レベルの電流を印加する電流印加手段
    と、 前記第1レベルの電流に第2レベルの電流を重畳する第
    1電流重畳手段と、 前記第1レベルの電流に第3レベルの電流を重畳する第
    2電流重畳手段と、 前記第2レベルの電流を、記録情報に応じてオン/オフ
    制御する第1スイッチ手段と、 前記第3レベルの電流を、記録情報に応じてパルス状に
    オン/オフ制御する第2スイッチ手段と、 前記第3レベルの電流を非パルス状にオンにする第2制
    御信号を発生する第2タイミング制御手段と、 前記第1スイッチ手段がオン期間中における前記出射光
    量検出手段の出力を保持する第2サンプルホールド手段
    と、 前記第2制御信号の発生期間中における前記出射光量検
    出手段の出力を保持する第3サンプルホールド手段と、 前記第2サンプルホールド手段の出力に応じて前記第2
    レベルの電流を調整する第2調整手段と、 前記第3サンプルホールド手段の出力に応じて前記第3
    レベルの電流を調整する第3調整手段と、 調整された前記第2レベルの電流と、調整された前記第
    3レベルの電流との値に応じて前記第1レベルの電流を
    調整する第5調整手段、と備えたことを特徴とする光デ
    ィスク駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の光ディスク駆動装置におい
    て、 第2制御信号の発生期間を、記録情報の状態に応じた期
    間内とすることを特徴とする光ディスク駆動装置。
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