JPH09198658A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH09198658A
JPH09198658A JP8026096A JP2609696A JPH09198658A JP H09198658 A JPH09198658 A JP H09198658A JP 8026096 A JP8026096 A JP 8026096A JP 2609696 A JP2609696 A JP 2609696A JP H09198658 A JPH09198658 A JP H09198658A
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/006Overwriting
    • G11B7/0062Overwriting strategies, e.g. recording pulse sequences with erasing level used for phase-change media

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザスポットを記録周波数より高い周波数
のパルス列として光ディスク上に照射して情報の記録、
再生、消去あるいは初期化を行う光ディスク装置におい
ても、安価で簡単な構成によって、レーザダイオードの
出射光量を安定化させると共に、光ディスクの劣化も生
じないようにして、信頼性の高い情報の記録、再生ある
いは消去を行う光ディスク装置を得る。 【解決手段】 光源から出射される光量を記録周波数よ
り高い周波数のパルス列として光ディスク上に照射して
情報の記録、再生、消去あるいは初期化を行う光ディス
ク装置において、光源への電流供給が可変な電流供給手
段と、光源の発光パワー検出手段と、演算手段とを備
え、光源を非パルス状に駆動する期間の光量を通常の記
録に要する発光パワーより低い発光パワーとなる電流を
設定して、パワーの検出および制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光源から出射さ
れる光量を記録周波数より高い周波数のパルス列として
光ディスク上に照射して情報の記録、再生、消去、初期
化を行う光ディスク装置に係り、特に、光源のレーザダ
イオード(半導体レーザ)の発光パワーを制御するレー
ザパワー制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】相変化型光ディスクは、高密度記録が可
能なディスクであり、情報の記録方法についても、各種
の方式が提案されている。例えば、ディスク上に非晶質
化マークを形成するために、レーザビームを短い単一ま
たは複数のパルスで照射したり(特開昭63−2666
32号公報)、結晶化するために高い周波数のパルス列
でレーザビームを照射する(特開平1−119921号
公報)などの記録方法が知られている。ここで、相変化
型光ディスクにおける記録方法について、簡単に説明す
る。
【0003】図10は、相変化型光ディスクにおける記
録方法の原理を説明する図で、(1)は記録情報とレーザ
パワーとの関係、(2) は記録情報に対応するトラック上
の記録状態を示す。図において、Ppは非晶質化レベ
ル、Peは結晶化レベル、Prは読み出しレベルを示
す。
【0004】相変化型光ディスクの場合には、情報の記
録に際しては、ディスクのトラック上にレーザスポット
を照射して、レーザダイオードの発光パワーを記録情報
に応じて変化させることにより、ディスクの記録膜上に
結晶化領域と非晶質化したマークを形成することによっ
て行われる。この状態を、図10(1) に示しており、記
録情報の「0」のレベルに対応して、レーザパワーを結
晶化レベル(Pe)とすることにより、記録膜が結晶化
されて、結晶化領域が形成される。
【0005】これに対して、記録情報の「1」のレベル
に対応して、レーザパワーを非晶質化レベル(Pp)と
読み出しレベル(Pr)との間で、パルス状に変化させ
ることにより、記録膜が非晶質化されて、非晶質化マー
クが形成される。このような記録動作によって、図10
(2) に示したように、トラック上に記録情報の「1」の
レベルに対応する非晶質化マークが形成される。ここ
で、3つのレベルの関係は、Pp(非晶質化レベル)>
Pe(結晶化レベル)>Pr(読み出しレベル)であ
る。
【0006】このようにして、相変化型光ディスクに
は、記録情報の「0」のレベルに対応する結晶化領域
と、記録情報の「1」のレベルに対応する非晶質化マー
クとが形成される。そのため、レーザパワーとしては、
記録情報の「0」のレベルに対応する(中間の)結晶化
レベル(Pe)と、記録情報の「1」のレベルを形成す
るための(最高の)非晶質化レベル(Pp)と、(最低
の)読み出しレベル(Pr)、の計3つのレベルで制御
する必要がある。以下の説明では、非晶質化レベル(P
p)の発光パワーを記録パワー、結晶化レベル(Pe)
の発光パワーを消去パワー、読み出しレベル(Pr)の
発光パワーを再生パワーという。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】相変化型光ディスクの
ように、レーザスポットを高い周波数のパルス列として
光ディスク上に照射して情報の記録あるいは消去、初期
化を行う光ディスク装置においては、レーザパワーの変
化も高周波である。そのため、検出帯域の限られた出射
光量検出器を使用すると、正確な出射光量を検出するこ
とが困難になる。このように不正確に検出された出射光
量に基いて出射光量を調整しても、正確な調整は難かし
いので、安定化させることも困難である。その結果、情
報の記録、消去、初期化等の処理が不完全なものにな
る、というケースが生じる。
【0008】また、正確な出射光量を検出するために、
広帯域の出射光量検出器を使用すると、高価な受光素子
やアンプ等を必要とするのでコストアップになる。この
ような不都合を解決する一つの方法として、この出願人
は、安価で簡単な構成によって、レーザダイオードの出
射光量を安定化させることにより、情報の信頼性の高い
光ディスク駆動装置を提案した(平成7年12月20日
付特許出願の「光ディスク駆動装置のレーザパワー制御
装置」)。この光ディスク駆動装置のレーザパワー制御
装置では、光源を非パルス状に駆動する期間を設け、こ
の期間中にレーザの発光パワーを検出して、発光パワー
を制御するようにしている。このように発光パワーを制
御すれば、検出帯域の限られた出射光量検出器を使用し
ても、正確な出射光量の検出が可能である。
【0009】しかし、レーザダイオードの発光パワーの
検出に、非パルス状の期間のレーザダイオードは記録パ
ワー(前記の非晶質化レベル:Pp)であり、このよう
に高い発光パワーを光ディスクに照射して発光パワーの
制御を行うと、光ディスクが劣化する、という問題があ
る。より詳しくいえば、相変化型光ディスクにおいて
は、非パルス状の光の記録パワーによる照射は、光ディ
スクの特性を著しく劣化させるので、情報の信頼性の高
いデータの記録、再生あるいは消去が行えない、という
問題を生じる。この発明では、このような問題を解決
し、レーザスポットを記録周波数より高い周波数のパル
ス列として光ディスク上に照射して情報の記録、再生、
消去あるいは初期化を行う光ディスク装置においても、
安価で簡単な構成によって、レーザダイオードの出射光
量を安定化させると共に、光ディスクの劣化も生じない
ようにして、信頼性の高い情報の記録、再生あるいは消
去が行う光ディスク装置を得ることを課題にしている
(請求項1から請求項5の発明)。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の光ディスク装
置では、光源から出射される光量を記録周波数より高い
周波数のパルス列として光ディスク上に照射して情報の
記録、再生、消去あるいは初期化を行う光ディスク装置
において、光源への電流供給が可変な電流供給手段と、
光源の発光パワー検出手段と、演算手段とを備え、光源
を非パルス状に駆動する期間の光量を、通常の記録に要
する発光パワーより低い発光パワーとなる電流を設定し
て、パワーの検出および制御を行うようにしている。
【0011】請求項2の光ディスク装置では、光源から
出射される光量を記録周波数より高い周波数のパルス列
として光ディスク上に照射して情報の記録、再生、消去
あるいは初期化を行う光ディスク装置において、光源を
非パルス状に駆動する期間を設定する期間設定手段と、
制御タイミング信号を少なくとも2つ以上発生可能な制
御タイミング信号生成手段とを備え、光源の光量を調整
する場合に、光源を非パルス状に駆動する期間をランダ
ムに発生させるようにしている。
【0012】請求項3の光ディスク装置では、請求項1
または請求項2の光ディスク装置において、温度検出手
段を備え、温度変化に応じて、光源を非パルス状に駆動
してレーザダイオードの発光パワーの検出および制御を
行うようにしている。
【0013】請求項4の光ディスク装置では、請求項1
から請求項3の光ディスク装置であり、かつ、パケット
ライト方式を採用する光ディスク装置において、光源を
非パルス状に駆動する期間は、パケットとパケットの間
のリンキング部分で行うようにしている。
【0014】請求項5の光ディスク装置では、請求項1
から請求項3の光ディスク装置において、特殊記号の書
き込み中は、光源を非パルス状に駆動しないようにして
いる。
【0015】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態 この第1の実施の形態は、請求項1の発明に対応してい
るが、請求項3から請求項5の発明にも関連している。
この第1の実施の形態では、光源を非パルス状に駆動す
る期間の光量を、通常の記録に要する発光パワーより低
い発光パワーとなる電流を設定して、パワーの検出およ
び制御を行うことにより、パワー制御時における光ディ
スクの劣化を抑制する点に特徴を有している。
【0016】図1は、この発明の光ディスク装置につい
て、そのレーザパワー制御部の要部構成の実施の形態の
一例を示す機能ブロック図である。図において、1はレ
ーザダイオード、2は受光素子、3はアンプ、4はIr
電流源、5はIe電流源、6はIeスイッチ、7はIp
電流源、8はIpスイッチ、9はPr制御回路、10は
Prサンプルホールド回路、11はPe制御回路、12
はPeサンプルホールド回路、13はD/A変換器、1
4はCPU、15はA/D変換器、16はPpサンプル
ホールド回路、17はタイミング信号生成回路を示し、
Diは記録信号、Gweは記録/消去の期間を指示するゲ
ート信号、Irは再生パワー(読み出しレベル:Pr)
の駆動電流、Ieは消去パワー(結晶化レベル:Pe)
時の電流、Ie′は電流Ieがスイッチングされた電
流、Ipは記録パワー(非晶質化レベル:Pp)時の電
流、Ip′は電流Ipがスイッチングされた電流、Vd
はアンプ3の出力を示す。
【0017】レーザダイオード1の出射光は、対物レン
ズ(図示されない)により集光されて相変化型ディスク
(図示されない)上に照射される。また、出射光の一部
は、受光素子2にも照射され、その出力がアンプ3によ
り増幅されて、出射光量の検出に使用される。このレー
ザダイオード1には、3つの電流源(Ir電流源4,I
e電流源5,Ip電流源7)から電流が供給されるが、
その内の2つの電流源(Ie電流源5とIp電流源7)
からの電流は、Ieスイッチ6とIpスイッチ8によっ
てオン/オフされる。
【0018】まず、Ir電流源4は、レーザダイオード
1に対して、レーザパワーを再生パワーPrにするため
に必要な電流Irを印加する(最低のレベル)。一方、
消去パワーPeの駆動時には、Ie電流源5からの電流
Ieが、Ieスイッチ6によってオン/オフ制御された
電流Ie′として、再生パワーPrの電流Irに重畳さ
れる形でレーザダイオード1に供給される。すなわち、
Ieスイッチ6の動作時には、レーザパワーを消去パワ
ーPeとするために必要な電流Ir+Ie′が、レーザ
ダイオード1に供給される(中間のレベル)。
【0019】そのため、レーザダイオード1の発光パワ
ーは、消去パワーPeとなり、ディスク上の記録膜を結
晶化させることができる。他方、記録パワーPpの駆動
時には、Ip電流源7からの電流が、Ipスイッチ8に
よってオンオフされたスイッチング電流Ip′として、
再生パワーPrの電流Irに重畳される形でレーザダイ
オード1に供給される。すなわち、Ipスイッチ8のオ
ン時には、レーザパワーを記録パワーPpとするために
必要な電流Ir+Ip′が、レーザダイオード1に供給
される(最高のレベル)。
【0020】その結果、レーザダイオード1の発光パワ
ーは、記録パワーPpとなり、ディスク上の記録膜を非
晶質化させる。タイミング信号生成回路17は、記録信
号Diと、記録あるいは消去の期間を指示するゲート信
号Gweに応じて、Prサンプル信号、Ieスイッチ信
号、Ppサンプル信号、Ipスイッチ信号を出力する。
次に、図1に示した光ディスク装置について、その動作
を説明する。
【0021】図2は、図1に示した光ディスク装置につ
いて、その動作を説明するタイミングチャートである。
図の各波形に付けた符号は図1の符号位置に対応してお
り、Iは実際にレーザダイオード1に供給される電流、
Pは電流Iによるレーザダイオード1の発光パワー、a
は記録信号Diの「0」のレベルの期間、bは記録信号
Diの「1」のレベルの期間、cはPrサンプル信号の
発生期間、dはPpサンプル信号の発生期間、とは
記録信号Diの記録されない信号を示す。
【0022】図1のIeスイッチ6は、次のような動作
を行う。記録信号Diが「L」のとき(図2の期間a)
は、Ieスイッチ信号は「H」になるので、Ieスイッ
チ6が切り替わり、レーザダイオード1には、図2にI
で示したように、電流Ir+Ieが流れる。また、記録
信号Diが「H」のとき(図2の期間b)は、Ieスイ
ッチ信号は「L」になるので、Ieスイッチ6は、レー
ザダイオード1に電流Ieを供給しない。
【0023】次に、Ipスイッチ8は、次のような動作
を行う。記録信号Diが「L」のとき(図2の期間a)
は、Ipスイッチ信号は「L」になるので、Ipスイッ
チ8は、レーザダイオード1に電流Ipを流さない。記
録信号Diが「H」のとき(図2の期間b)は、Ipス
イッチ信号は、パルス状に変化する信号になるので、レ
ーザダイオード1には、図2にIで示したように、パル
ス状の電流Ir+Ipが流れる。その結果、レーザダイ
オード1は、図2にPで示したように、電流IrとIr
+Ipとに応じた発光量で点灯される。
【0024】このような動作により、レーザダイオード
1は、記録信号Diに応じて、再生パワー(読み出しレ
ベル)Pr、記録パワー(非晶質化レベル)Pp、消去
パワー(結晶化レベル)Peでそれぞれ点灯される。こ
の場合に、先に述べたように、レーザダイオード1の発
光パワーは、受光素子2とアンプ3によって検出される
(検出信号Vd)。レーザダイオード1が非パルス状に
点灯している期間(図2の期間aとc)は、正確にパワ
ーの検出が行われる。そこで、この図2の期間aにおい
ては、消去パワーPeを示すアンプ3の信号(検出信号
Vd)を、Peサンプルホールド回路12によってサン
プルホールドし、Pe制御回路11によって消去パワー
Peを制御する。
【0025】また、図2の期間cにおいては、再生パワ
ーPrを示すアンプ3の信号(検出信号Vd)を、Pr
サンプルホールド回路10によってサンプルホールド
し、Pr制御回路9によって再生パワーPrを制御す
る。なお、この図2の期間cは、本来ならば記録パワー
Ppで点灯すべき期間であるが、この発明の光ディスク
装置では、パワー制御のために、タイミング信号生成回
路17からIpスイッチ信号を出力して、再生パワーP
rで点灯するようにIpスイッチ8をコントロールして
いる。
【0026】同様に、図2の期間dにおいても、正確な
発光パワーの検出が可能であるが、この発明の光ディス
ク装置では、CPU14からD/A変換器13に対して
データを設定して、Ip電流源7からレーザダイオード
1へ供給する電流(Ip1)を制御する。ここで、記録
パワー時の電流Ipと、設定された電流Ip1との関係
を、Ip>Ip1のように、実際の記録パワーPpより
低い発光パワーPp1で発光されるように設定する。
【0027】そして、このときの発光パワーを、受光素
子2とアンプ3によって検出し(検出信号Vd)、Pp
サンプルホールド回路16においてPpサンプル信号に
より発光パワーPp1に応じた出力をサンプルホールド
する。サンプルホールドされた信号は、A/D変換器1
5によってデジタル信号に変換されて、CPU14へ与
えられる。
【0028】CPU14では、レーザダイオード1に流
した電流Ip1と検出された発光量(Pp1)とに基い
て、記録パワーPpで発光させるための電流を演算し、
D/A変換器13に対してデータを再設定することによ
り、所望の記録パワーPpが得られるようにパワー制御
を行う。次に、以上に述べた記録パワーPpの制御にお
けるCPU14の動作をフローに示す。
【0029】図3は、この発明の光ディスク装置につい
て、記録パワーPpの制御時における主要な処理の流れ
を示すフローチャートである。図において、#1〜#4
はステップを示す。
【0030】ステップ#1で、D/A変換器13に対し
て、電流Ip1が得られるようにデータを設定する。次
のステップ#2で、A/D変換器15からデータPp1
を読み込む。ステップ#3で、Ip=Ip1*(Pp−
Pr)/(Pp1−Pr)を算出する。
【0031】ステップ#4で、電流の設定データIpを
D/A変換器13に設定する。以上の処理によって、記
録パワーPpの制御が行われ、また、記録パワーPpの
制御時には、記録パワー相当のPpまでは発光パワーを
上げないので、光ディスクの劣化も生じないパワー制御
が実現される。
【0032】第2の実施の形態 この第2の実施の形態は、請求項2の発明に対応してい
るが、請求項3から請求項5の発明にも関連している。
先の第1の実施の形態では、図2のタイミングチャート
に示したように、所定の記録信号Diの全ての期間に、
記録パワーPpの制御を行うので、レーザダイオード1
は、常に電流Ip1(<Ip)が流れて点灯状態にされ
ている。
【0033】この第2の実施の形態では、このレーザダ
イオード1に流す電流Ip1(<Ip)のタイミング
を、記録信号Diのタイミングより短くしたり、遅らせ
たりする種々のパターンで制御期間を設定することによ
って、パワー制御時における光ディスクの劣化を抑制す
る点に特徴を有している。ハード構成は、先の図1と同
様である。また、その動作も、基本的には、図2のタイ
ミングチャートを前提するが、一部の点で異なっている
ので、要部を拡大図で説明する。
【0034】図4は、図2に示した光ディスク装置の動
作を説明するタイミングチャートの要部拡大図と、第2
の実施の形態によるタイミングチャートで、(1) は図2
の要部拡大図、(2) と(3) はそれぞれ第2の実施の形態
によるタイミングチャートである。図の各波形に付けた
符号は図2と同様である。
【0035】図4(1) は、先の図2における期間dの拡
大図で、Ppサンプル信号の発生期間dのタイミングチ
ャートである。この図4(1) では、記録信号Diの記録
されない信号の発生期間と、Ppサンプル信号の発生
期間dとが一致している。したがって、この記録信号D
iが「1」のレベルの期間中、レーザダイオード1が点
灯されることになる。
【0036】これに対して、図4(2) の場合には、Pp
サンプル信号の発生期間dは、記録信号Diの「1」の
発生期間より短くされており、その前半のタイミングに
設定されている。図4(3) の場合に同様であるが、Pp
サンプル信号の発生期間dは、記録信号Diの後半のタ
イミングに設定されている。このように、Ppサンプル
信号の発生期間dを、記録信号Diの「1」の発生期間
より短く設定し、ランダムに非パルス状の光を照射する
ことによって、特に高いレベルの記録パワーによる照射
が、光ディスク上の特定の位置に集中されないようにし
て、その劣化を低減させる。
【0037】なお、図4(2) と(3) には、Ppサンプル
信号の発生期間dを、記録信号Diの「1」の発生期間
の前半と後半の2つに設定する場合を示したが、その発
生期間dは、記録パワーの制御に必要な時間幅が確保で
きれば十分である。そこで、このようなPpサンプル信
号の発生期間dを種々に設定して、ランダムに選択する
ことにより、非パルス状の光が光ディスク上の特定の位
置に集中して照射されないようにすることが可能にな
る。
【0038】第3の実施の形態 この第3の実施の形態は、請求項3の発明に対応してい
るが、請求項1と請求項2の発明にも関連している。先
の第1と第2の実施の形態で説明した装置では、レーザ
ダイオード1の発光パワーの制御について、特に時期の
制限を設けていない。この第3の実施の形態では、可能
な限り光ディスクへの非パルス状の光の照射回数を少な
くすることによって、光ディスクの劣化の押えるように
しており、温度が所定値以上に変化した場合に限って、
発光パワーの制御を行う点に特徴を有している。
【0039】図5は、この発明の光ディスク装置の第3
の実施の形態について、そのレーザパワー制御部の要部
構成の一例を示す機能ブロック図である。図における符
号は図1と同様であり、18は温度センサを示す。
【0040】この図5に示す装置は、先の図1の装置に
温度センサ18が付加されている点が異なっている。こ
の場合にも、CPU14が制御を司る。
【0041】図6は、この発明の光ディスク装置の第3
の実施の形態について、記録パワーPpの制御時におけ
る主要な処理の流れを示すフローチャートである。図に
おいて、#11〜#14はステップを示す。
【0042】ステップ#11で、CPU14が記録パワ
ーの制御を行う(先の図3に示した処理)。ステップ#
12で、CPU14は、温度センサ18からのデータ
(温度データT1)を読み込んで、ワークメモリ等に記
憶する。次のステップ#13で、CPU14は、再度温
度センサ18からのデータ(温度データT2)を読み込
んで、ワークメモリ等に記憶する。
【0043】ステップ#14で、2回の計測による温度
差、すなわち、|T2−T1|が所定の値(ε)を超え
たかどうかチェックする。もし、所定の値(ε)より小
さいときは、再び先のステップ#13へ戻り、同様の処
理を行う。この場合の処理は、所定の時間が経過した後
に行う。
【0044】また、所定の値(ε)より大きいときは、
再び先のステップ#11へ戻り、記録パワーの制御をや
り直す。以上のように、周囲温度が所定の値(ε)を超
えたとき(大きな温度変化があったとき)だけ、記録パ
ワーの制御を行うことによって、不必要なタイミングで
の記録パワーの制御が行われないので、光ディスクの劣
化を抑制することが可能になる。
【0045】第4の実施の形態 この第4の実施の形態は、請求項4の発明に対応してい
るが、請求項1から請求項3の発明にも関連している。
この第4の実施の形態は、パケットライト方式を採用す
る光ディスク装置の場合であり、発光パワーの制御をパ
ケットとパケットの間のリンキング部分で行う点に特徴
を有している。
【0046】図7は、パケットライト方式の光ディスク
について、そのフォーマットの一例を概念的に示す図で
ある。
【0047】この図7には、光ディスクの全周が100
パケットに分割されている場合を示している。そして、
各パケットの間には、例えば、パケット2とパケット3
とパケット4の一部を拡大図で示したように、リンキン
グ部が付加されている。この第4の実施の形態では、先
に第1から第3の実施の形態で述べた記録パワーの制御
のタイミングを、このリンキング部で行う。このリンキ
ング部は、各パケット毎の書き込み位置のズレなどを吸
収するもので、ユーザデータが記録されている領域では
ない。
【0048】したがって、データとしての重要度は低
く、書き込み信号の一部に欠落があっても、メディアの
劣化は許容される領域である。このように、発光パワー
の制御をパケットとパケットの間のリンキング部分で行
うことによって、データ部にはレーザダイオード1の発
光パワーの制御のための非パルス状の光の発光期間が発
生されないので、正確なデータの記録が可能になる。
【0049】第5の実施の形態 この第5の実施の形態は、請求項5の発明に対応してい
るが、請求項1から請求項3の発明にも関連している。
この第5の実施の形態は、特殊記号の書き込み中は、光
源を非パルス状に駆動しない点に特徴を有している。
【0050】図8は、光ディスクのフォーマットの一例
を示す図である。
【0051】図9は、図8に示したフォーマットの説明
を示す図である。
【0052】この図8と図9において、例えばデータと
データの間に埋め込まれた同期信号(図9のSync)
は、再生時の同期を取るための重要な信号である。も
し、この同期信号のように、エラー訂正ができない部分
を使用して書き込み中の記録パワーの制御を行うと、光
ディスクの劣化によってデータ再生それ自体が不能にな
ったりする虞がある。そこで、このような特殊信号の記
録時には、記録パワーの制御を禁止することによって、
特殊信号の書き込みを正確に行うことが可能となり、再
生時の信頼性の高い記録を行うことができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1の光ディスク装置では、光源を
非パルス状に駆動する期間中は、レーザダイオードの発
光パワーを通常の記録を行う発光パワーより低くしてい
る。したがって、光ディスク上に照射して情報の記録、
再生、消去、初期化を行う光ディスク装置において、非
パルス状の光の照射による光ディスクの劣化が減少さ
れ、信頼性の高い情報の記録、再生、消去、初期化を行
うことができる。
【0054】請求項2の光ディスク装置では、非パルス
状の光による照射が、光ディスク上の特定の位置に集中
しないようにしている。したがって、非パルス状の光の
照射による光ディスクの劣化が減少され、請求項1の光
ディスク装置と同様に、信頼性の高い情報の記録、再
生、消去、初期化を行うことができる。
【0055】請求項3の光ディスク装置では、請求項1
または請求項2の光ディスク装置において、温度変化が
生じたときのみ、光源を非パルス状に駆動してレーザダ
イオードの発光パワーの検出および制御を行うようにし
ている。したがって、請求項1または請求項2の光ディ
スク装置の効果に加えて、可能な限りレーザダイオード
の非パルス状の光の光ディスクへの照射の回数を押える
ことができ、劣化が減少される。
【0056】請求項4の光ディスク装置では、請求項1
から請求項3の光ディスク装置であり、かつ、パケット
ライト方式を採用する光ディスク装置において、パケッ
トとパケットの間のリンキング部分で、光源を非パルス
状に駆動している。したがって、請求項1から請求項3
の光ディスク装置の効果に加えて、データ部における非
パルス状の光の照射による光ディスクの劣化が生じる虞
なしに、レーザダイオードの出射光量の制御が可能にな
り、信頼性の高い情報の記録、再生、消去を行うことが
できる。
【0057】請求項5の光ディスク装置では、請求項1
から請求項3の光ディスク装置において、特殊信号の記
録動作中には、光源を非パルス状に駆動しないようにし
ている。したがって、請求項1から請求項3の光ディス
ク装置の効果に加えて、特殊信号の書き込みを正確に行
うことが可能となり、再生時の信頼性の低下を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ディスク装置について、そのレー
ザパワー制御部の要部構成の実施の形態の一例を示す機
能ブロック図である。
【図2】図1に示した光ディスク装置について、その動
作を説明するタイミングチャートである。
【図3】この発明の光ディスク装置について、記録パワ
ーPpの制御時における主要な処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図4】図2に示した光ディスク装置の動作を説明する
タイミングチャートの要部拡大図と、第2の実施の形態
によるタイミングチャートである。
【図5】この発明の光ディスク装置の第3の実施の形態
について、そのレーザパワー制御部の要部構成の一例を
示す機能ブロック図である。
【図6】この発明の光ディスク装置の第3の実施の形態
について、記録パワーPpの制御時における主要な処理
の流れを示すフローチャートである。
【図7】パケットライト方式の光ディスクについて、そ
のフォーマットの一例を概念的に示す図である。
【図8】光ディスクのフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図9】図8に示したフォーマットの説明を示す図であ
る。
【図10】相変化型光ディスクにおける記録方法の原理
を説明する図である。
【符号の説明】
1 レーザダイオード 2 受光素子 3 アンプ 4 Ir電流源 5 Ie電流源 6 Ieスイッチ 7 Ip電流源 8 Ipスイッチ 9 Pr制御回路 10 Prサンプルホールド回路 11 Pe制御回路 12 Peサンプルホールド回路 13 D/A変換器 14 CPU 15 A/D変換器 16 Ppサンプルホールド回路 17 タイミング信号生成回路 18 温度センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射される光量を記録周波数よ
    り高い周波数のパルス列として光ディスク上に照射して
    情報の記録、再生、消去あるいは初期化を行う光ディス
    ク装置において、 光源への電流供給が可変な電流供給手段と、 光源の発光パワー検出手段と、 演算手段、とを備え、 前記光源を非パルス状に駆動する期間の光量を、通常の
    記録に要する発光パワーより低い発光パワーとなる電流
    を設定して、パワーの検出および制御を行うことを特徴
    とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 光源から出射される光量を記録周波数よ
    り高い周波数のパルス列として光ディスク上に照射して
    情報の記録、再生、消去あるいは初期化を行う光ディス
    ク装置において、 前記光源を非パルス状に駆動する期間を設定する期間設
    定手段と、 制御タイミング信号を少なくとも2つ以上発生可能な制
    御タイミング信号生成手段、とを備え、 前記光源の光量を調整する場合に、前記光源を非パルス
    状に駆動する期間をランダムに発生させることを特徴と
    する光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の光ディスク装
    置において、 温度検出手段を備え、 温度変化に応じて、光源を非パルス状に駆動してレーザ
    ダイオードの発光パワーの検出および制御を行うことを
    特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3の光ディスク装置
    であり、かつ、パケットライト方式を採用する光ディス
    ク装置において、 光源を非パルス状に駆動する期間は、パケットとパケッ
    トの間のリンキング部分で行うことを特徴とする光ディ
    スク装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3の光ディスク装置
    において、 特殊記号の書き込み中は、光源を非パルス状に駆動しな
    いことを特徴とする光ディスク装置。
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