JP2002133395A - 画像管理装置、デジタル撮像装置、画像管理方法、記録媒体および画像生成装置 - Google Patents

画像管理装置、デジタル撮像装置、画像管理方法、記録媒体および画像生成装置

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JP2002133395A
JP2002133395A JP2000329137A JP2000329137A JP2002133395A JP 2002133395 A JP2002133395 A JP 2002133395A JP 2000329137 A JP2000329137 A JP 2000329137A JP 2000329137 A JP2000329137 A JP 2000329137A JP 2002133395 A JP2002133395 A JP 2002133395A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明環境の影響が取り除かれた画像データに
相当する物体色成分データの取り扱いを容易とする。 【解決手段】 物体色成分データ自体は画像として表示
することができないため、物体色成分データを保存する
際に、照明環境が画像に与える影響を示す照明成分デー
タを選択し、物体色成分データと照明成分データとを合
成してサムネイル画像のデータ(サムネイルデータ)を
生成する(ステップST119)。サムネイルデータ
は、物体色成分データを格納するファイルのヘッダに格
納される(ステップST120)。画像を再生する際に
は、サムネイルデータに基づいてサムネイル画像の一覧
が表示され、サムネイル画像を選択することにより物体
色成分データの選択を行う。これにより、物体色成分デ
ータが示す被写体を容易に認識することができ、物体色
成分データの取り扱いが容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体の画像に関
するデータをサムネイル画像を用いて管理する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタルカメラ等の画像入力
装置によりデジタルデータとして取得される画像に対
し、画像の色合いや雰囲気を修正する画像処理が行われ
ている。このような処理の代表的なものとして、ホワイ
トバランスに基づく色の修正がある。ホワイトバランス
に基づく修正では、画像の全体的な色のバランスに基づ
いて白い物体が白く見えるように画像を修正し、これに
より、被写体への照明光の色の影響が画像からある程度
取り除かれ、人間の視覚に合った画像へと修正される。
【0003】一方で、被写体を様々な光源にて照明した
際の画像を演算処理にて取得する技術も提案されてい
る。この技術では、被写体の分光反射率におよそ相当す
るデータ(以下、「物体色成分データ」という。)を求
めておき、このデータに照明光のデータを合成すること
により様々な照明環境下における被写体の画像が再生さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、物体色成分
データは通常の画像データと異なり、画像として表示す
ることができないデータであり、照明光のデータと合成
されて初めて被写体を認識することができる画像データ
となる。したがって、物体色成分データを利用する際に
は、ファイル名からどのような画像であったのかを推測
するか、時間を費やして実際に画像を再生する必要があ
る。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、物体色成分データの取り扱いを容易とすることを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、画像に関するデータを管理する画像管理装置であっ
て、照明環境の影響が取り除かれた画像データに相当す
る物体色成分データおよび照明環境が画像に与える影響
を示す照明成分データから前記物体色成分データが示す
被写体を再現したサムネイル画像のデータを生成する手
段と、前記サムネイル画像のデータを前記物体色成分デ
ータに関連付けて保存する手段とを備える。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像管理装置であって、照明成分データの複数の候補
から前記サムネイル画像のデータの生成に用いられる照
明成分データの選択を受け付ける手段をさらに備える。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の画像管理装置であって、前記保存する手段
が、前記物体色成分データを格納するファイルのヘッダ
に前記サムネイル画像のデータを格納する。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の画像管理装置であって、前記サム
ネイル画像のデータを生成する手段が、サムネイル画像
のサイズに合わせて前記物体色成分データを縮小して縮
小データを生成する手段と、前記縮小データに前記照明
成分データを合成する手段とを有する。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の画像管理装置であって、前記保存
する手段が、複数のサムネイル画像のデータと前記物体
色成分データとを関連付けて保存する。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の画像管理装置であって、前記複数のサムネイル画像を
表示する手段と、前記複数のサムネイル画像から一のサ
ムネイル画像の選択を受け付ける手段と、前記一のサム
ネイル画像のデータを生成する際に用いられた照明成分
データと物体色成分データとを合成して画像データを生
成する手段とをさらに備える。
【0012】請求項7に記載の発明は、デジタル撮像装
置であって、被写体の画像データを取得する手段と、照
明環境の影響が取り除かれた画像データに相当する物体
色成分データを前記画像データから生成する手段と、前
記物体色成分データおよび照明環境が画像に与える影響
を示す照明成分データから前記物体色成分データが示す
被写体を再現したサムネイル画像のデータを生成する手
段と、前記サムネイル画像のデータを前記物体色成分デ
ータに関連付けて保存する手段とを備える。
【0013】請求項8に記載の発明は、画像に関するデ
ータを管理する画像管理方法であって、照明環境の影響
が取り除かれた画像データに相当する物体色成分データ
および照明環境が画像に与える影響を示す照明成分デー
タから前記物体色成分データが示す被写体を再現したサ
ムネイル画像のデータを生成する工程と、前記サムネイ
ル画像のデータを前記物体色成分データに関連付けて保
存する工程とを有する。
【0014】請求項9に記載の発明は、コンピュータに
画像に関するデータを管理させるプログラムを記録した
記録媒体であって、前記プログラムのコンピュータによ
る実行は、前記コンピュータに、照明環境の影響が取り
除かれた画像データに相当する物体色成分データおよび
照明環境が画像に与える影響を示す照明成分データから
前記物体色成分データが示す被写体を再現したサムネイ
ル画像のデータを生成する工程と、前記サムネイル画像
のデータを前記物体色成分データに関連付けて保存する
工程とを実行させる。
【0015】請求項10に記載の発明は、サムネイル画
像のデータを生成する画像生成装置であって、照明環境
の影響が取り除かれた画像データに相当する物体色成分
データをサムネイル画像のサイズに合わせて縮小して縮
小データを生成する手段と、照明環境が画像に与える影
響を示す照明成分データと前記縮小データとを合成して
サムネイル画像のデータを生成する手段とを備える。
【0016】請求項11に記載の発明は、コンピュータ
を用いて画像データを生成するプログラムを記録した記
録媒体であって、前記プログラムのコンピュータによる
実行は、前記コンピュータに、複数のサムネイル画像を
表示する工程と、前記複数のサムネイル画像から一のサ
ムネイル画像の選択を受け付ける工程と、前記一のサム
ネイル画像に基づいて、照明環境の影響が取り除かれた
画像データに相当する物体色成分データを特定する工程
と、前記物体色成分データに照明環境が画像に与える影
響を示す照明成分データを合成して画像データを生成す
る工程とを実行させる。
【0017】
【発明の実施の形態】<1. 第1の実施の形態>図1
は本発明の第1の実施の形態に係るデジタル撮像装置で
あるデジタルカメラ1の全体を示す斜視図である。デジ
タルカメラ1は、画像の取得を行うとともに、サムネイ
ル画像の生成や画像の再生等の画像に関するデータの管
理を行う。
【0018】デジタルカメラ1は、撮影を行うレンズユ
ニット11、および、レンズユニット11にてデジタル
データとして取得された画像を処理する本体部12とを
有する。
【0019】レンズユニット11は、複数のレンズを有
するレンズ系111、および、レンズ系111を介して
被写体の像を取得するCCD112を有する。CCD1
12から出力される画像信号は本体部12へと送られ
る。また、レンズユニット11には、使用者が被写体を
捉えるためのファインダ113、測距センサ114等も
配置される。
【0020】本体部12には、フラッシュ121および
シャッタボタン122が設けられ、使用者がファインダ
113を介して被写体を捉え、シャッタボタン122を
操作することにより、CCD112にて電気的に画像が
取得される。このとき、必要に応じてフラッシュ121
が発光する。なお、CCD112は各画素の値として
R,G,Bの各色に関する値を取得する3バンドの撮像
センサとなっている。
【0021】CCD112からの画像信号は本体部12
内部にて後述する処理が行われ、必要に応じて本体部1
2に装着されている外部メモリ123(いわゆる、メモ
リカード)に記憶される。外部メモリ123は本体部1
2下面の蓋を開けて取出ボタン124を操作することに
より本体部12から取り出される。記録媒体である外部
メモリ123に記憶されたデータは別途設けられたコン
ピュータ等の他の装置に渡すことができる。逆に、他の
装置にて外部メモリ123に記憶されたデータをデジタ
ルカメラ1が読み出すことも可能である。
【0022】図2はデジタルカメラ1を背後から見たと
きの様子を示す図である。本体部12の背面の中央には
撮影された画像を表示したり、使用者へのメニューを表
示する液晶のディスプレイ125が設けられ、ディスプ
レイ125の側方にはディスプレイ125に表示される
メニューに従って入力操作を行うための操作ボタン12
6が配置される。これにより、デジタルカメラ1の操
作、撮影条件の設定、外部メモリ123の保守、後述す
る画像の再生等ができるようにされている。操作ボタン
126は上下左右の4つのボタンと中央のボタンとを有
する。
【0023】図3は、デジタルカメラ1の構成のうち、
主として本発明に係る処理を実行するための構成を示す
ブロック図である。
【0024】図3に示す構成のうち、レンズ系111、
CCD112、A/D変換部115、シャッタボタン1
22、CPU21、ROM22およびRAM23により
画像の取得が行われる。すなわち、レンズ系111によ
り被写体の像がCCD112上に結像され、シャッタボ
タン122が押されると、CCD112からの画像信号
がA/D変換部115によりデジタル画像信号へと変換
される。A/D変換部115にて変換されたデジタル画
像信号は本体部12のRAM23に画像データとして記
憶される。なお、これらの処理の制御はCPU21がR
OM22内に記憶されているプログラム221に従って
動作することにより行われる。
【0025】また、本体部12のCPU21、ROM2
2およびRAM23により画像処理も行われる。具体的
には、ROM22に記憶されているプログラム221に
従って、RAM23を作業領域として利用しながらCP
U21が取得された画像データに処理を施す。
【0026】外部メモリ123はRAM23と接続さ
れ、操作ボタン126からの入力操作に基づいて各種デ
ータの受け渡しが行われる。ディスプレイ125はCP
U21からの信号に基づいて画像の表示や使用者への情
報の表示を行う。
【0027】フラッシュ121は発光制御回路121a
を介してCPU21に接続されており、CPU21から
フラッシュ121を点灯する旨の指示を受けた場合に
は、発光制御回路121aがフラッシュ121の発光特
性が撮影ごとにばらつかないように発光制御を行う。こ
れにより、フラッシュ121からの光の分光分布(分光
強度)が一定に保たれる。
【0028】図4は、主としてCPU21、ROM22
およびRAM23により実現される機能の構成を他の構
成とともに示すブロック図であり、図5および図6は撮
影および画像処理の流れを示す図である。図4に示す構
成のうち、差分画像生成部201、物体色成分データ生
成部202、サムネイルデータ生成部203、ファイル
作成部204および照明成分データ生成部205が、C
PU21、ROM22、RAM23等により実現される
機能である。以下、これらの図を参照しながらデジタル
カメラ1の動作について説明する。
【0029】まず、フラッシュがONの状態にて撮影を
行い、フラッシュ光を浴びた被写体の画像(以下、「第
1画像」という。)を得る。すなわち、フラッシュ12
1を点灯するとともにCCD112にて画像を取得し、
得られた画像(正確には、画像信号)がA/D変換部1
15からRAM23へと送られ、第1画像データ231
として記憶される(ステップST101)。
【0030】次に、フラッシュがOFFの状態にて撮影
を行い、フラッシュ光を有しない照明環境下での被写体
の画像(以下、「第2画像」という。)を得る。すなわ
ち、フラッシュを点灯することなくCCD112にて画
像を取得し、得られた画像がA/D変換部115からR
AM23へと送られ、第2画像データ232として記憶
される(ステップST102)。
【0031】これらの2回の撮影は、連写のように迅速
に行われる。したがって、第1画像と第2画像との撮影
範囲は同一となる。また、2回の撮影はシャッタ速度
(CCD112の積分時間)および絞り値が同一の条件
にて行われる。
【0032】ここで、フラッシュ121の発光は、フラ
ッシュ光の分光分布が一定となるように発光制御回路1
21aにより制御される。図7は発光制御回路121a
の動作の流れを示す図である。
【0033】フラッシュONでの撮影の際に、あるい
は、撮影に先立って、まず、発光制御回路121aがフ
ラッシュ121のフラッシュ電源への充電電圧(すなわ
ち、フラッシュ121に与えられる電圧)のモニタを開
始する(ステップST21)。充電電圧が所定の電圧
(例えば、330V)に達したことが確認されると(ス
テップST22)、フラッシュ電源からフラッシュ12
1へと電力を供給して発光を開始する(ステップST2
3)。
【0034】発光の開始と同時に発光制御回路121a
は発光時間のモニタを開始する(ステップST24)。
その後、発光開始から所定の時間が経過したことが確認
されると(ステップST25)、発光が停止される(ス
テップST26)。
【0035】このように、フラッシュ121の発光は一
定の電圧および発光時間となるように制御され、フラッ
シュ121の発光特性が撮影ごとにばらつくことはな
い。すなわち、フラッシュ121の分光分布が上記発光
制御により一定に保たれる。フラッシュ121の分光分
布は予め計測されてRAM23(ROM22等の他のメ
モリでもよい。)にフラッシュ分光データ234として
記憶されている。なお、正確にはフラッシュ光の相対的
な分光分布(最大の分光強度を1として正規化された分
光分布をいい、以下「相対分光分布」という。)がフラ
ッシュ分光データ234として用いられる。
【0036】2回の撮影により、RAM23に第1画像
データ231および第2画像データ232が保存される
と、差分画像生成部201が第1画像データ231から
第2画像データ232を減算して差分画像データ233
を求める。これにより、第1画像の各画素のR,G,B
の値から第2画像の対応する画素のR,G,Bの値がそ
れぞれ減算され、第1画像と第2画像との差分画像が得
られる(図5:ステップST103)。
【0037】次に、物体色成分データ生成部202によ
り差分画像データ233およびフラッシュ分光データ2
34を用いて画像から照明環境の影響を取り除いた成分
が物体色成分データ235として求められ、RAM23
に保存される(ステップST104)。物体色成分デー
タ235は、被写体の分光反射率に実質的に相当するデ
ータである。以下、被写体の分光反射率を求める原理に
ついて説明する。
【0038】まず、被写体を照明する照明光(光源から
の直接的な光および間接的な光を含む照明環境における
照明光いう。)の分光分布をE(λ)とし、この分光分布
E(λ)を3つの基底関数E1(λ),E2(λ),E3(λ)お
よび加重係数ε1,ε2,ε3を用いて、
【0039】
【数1】
【0040】と表し、同様に、ある画素(以下、「対象
画素」という。)に対応する被写体上の位置の分光反射
率をS(λ)を3つの基底関数S1(λ),S2(λ),S
3(λ)および加重係数σ1,σ2,σ3を用いて、
【0041】
【数2】
【0042】と表すと、CCD112上の対象画素に入
射する光I(λ)(レンズユニット11内のフィルタ等を
無視した場合の入射光)は、
【0043】
【数3】
【0044】と表現される。また、対象画素のR,G,
Bのいずれかの色(以下、「対象色」という。)に関す
る値がρcであり、CCD112の対象色の分光感度を
c(λ)とすると、値ρcは、
【0045】
【数4】
【0046】により導かれる。
【0047】ここで、フラッシュONの第1画像の対象
画素の対象色の値がρc1であり、フラッシュOFFの第
2画像の対応する値がρc2である場合、差分画像の対応
する値ρsは、
【0048】
【数5】
【0049】となる。I1(λ)はフラッシュONの際に
対象画素に入射する光であり、ε11,ε12,ε13はフラ
ッシュ光を含む照明光に関する基底関数の加重係数であ
る。同様に、I2(λ)はフラッシュOFFの際に対象画
素に入射する光であり、ε21,ε22,ε23はフラッシュ
光を含まない照明光に関する基底関数の加重係数であ
る。さらに、εsi(i=1,2,3)は(ε1i−ε2i
である。
【0050】数5において、基底関数Ei(λ),Sj(λ)
は予め定められた関数であり、分光感度Rc(λ)は予め
計測により求めることができる関数である。これらの情
報は予めROM22やRAM23に記憶される。一方、
2回の撮影においてシャッタ速度(あるいは、CCD1
12の積分時間)および絞り値が同一に制御され、第1
画像から第2画像を減算した差分画像は、照明環境の変
更のみの影響を受けた画像、すなわち、フラッシュ光の
みを照明光源とする画像に相当することから、加重係数
εsiは後述する手法によりフラッシュ光の相対分光分布
より導くことができる。
【0051】したがって、数5に示す方程式において未
知数は3つの加重係数σ1,σ2,σ 3のみである。ま
た、数5に示す方程式は対象画素におけるR,G,Bの
3つの色のそれぞれに関して求めることができ、これら
3つの方程式を解くことにより3つの加重係数σ1
σ2,σ3を求めることができる。すなわち、対象画素に
対応する被写体上の位置の分光反射率が得られる。
【0052】次に、加重係数εsiを求める手法について
説明する。既述のように差分画像はフラッシュ光のみを
照明光とする画像に相当し、差分画像における照明光の
相対分光分布は既知である。一方で、フラッシュから遠
い被写体上の領域はフラッシュ121に近い領域よりも
フラッシュ光を受ける度合いが小さい。したがって、差
分画像では通常、フラッシュ121から遠い位置ほど暗
く現れる。
【0053】そこで、3つの加重係数εs1,εs2,εs3
の値の相対関係を一定に保ったまま差分画像中の対象画
素(あるいは、対象画素を中心とする領域)の輝度に比
例してこれらの加重係数の値を増減する。すなわち、差
分画像中の対象画素の輝度が小さい場合には加重係数ε
s1,εs2,εs3の値は小さな値として決定され、輝度が
大きい場合には加重係数εs1,εs2,εs3の値は大きな
値として決定される。3つの加重係数εs1,εs2,εs3
の相対関係は3つの基底関数E1(λ),E2(λ),E
3(λ)の加重和がフラッシュ光の分光分布と比例するよ
うに予め求められており、輝度と加重係数εsiとの比例
関係は予め測定により求められる。
【0054】なお、加重係数εsiは対象画素に対応する
被写体上の位置に照射されるフラッシュ光の分光分布を
示す値であり、第1画像および第2画像間におけるフラ
ッシュ121による照明光の変更量の分光分布を示す値
である。したがって、フラッシュ分光データ234より
加重係数εsiを求める処理は、フラッシュ光の相対分光
分布からフラッシュ121による照明環境(照明光)の
分光変更量を求める処理に相当する。
【0055】以上の原理に基づき、デジタルカメラ1の
物体色成分データ生成部202は差分画像データ233
の画素値およびフラッシュ分光データ234を参照しな
がら、各画素に対応する被写体上の位置の分光反射率
(加重係数σ1,σ2,σ3)を求める。被写体の分光反
射率は、照明環境の影響が取り除かれた画像データに相
当し、物体色成分データ235としてRAM23に記憶
される(ステップST104)。
【0056】物体色成分データ235が求められると、
サムネイルデータ生成部203の縮小データ生成部20
31が、後述するサムネイル画像のサイズ(例えば、1
50×100画素の一定の小サイズ)に合わせて物体色
成分データ235を縮小し、縮小データを生成する(ス
テップST105)。物体色成分データ235は各画素
に対する加重係数の集合であり、所定の割合で画素を間
引くことにより、サムネイル画像用の加重係数の集合が
縮小データとして生成される。
【0057】縮小データが生成されると、後述するサム
ネイル画像を生成するために用いられる照明(すなわ
ち、照明成分データ236)の一覧がディスプレイ12
5に表示される(ステップST106)。図8ないし図
11は照明を選択する際のディスプレイ125の画面を
示す図である。図8は照明選択のメニュー画面である。
操作ボタン126の左右のボタンの操作により、「選択
番号」「OK」「Cancel」の項目が仮選択され、「選択
番号」の項目では上下のボタンにより番号が選択され
る。他の項目では中央のボタンにより選択が確定され
る。
【0058】図8において「標準照明」が選択されると
(ステップST111)、図9に示す画面が表示される
(ステップST114)。図9では、予めデジタルカメ
ラ1に標準で記憶されている「D65光源」(一般的な
標準光源)、「D50光源」(印刷関連の標準光源)等
が選択可能とされている。「登録済照明」が選択された
場合には(ステップST111)、図10に示す画面が
表示される(ステップST114)。図10では、使用
者により登録された照明の一覧が示される。照明の登録
方法については後述する。図8において「色温度」が選
択された場合には(ステップST112)、図11に示
す画面が表示される(ステップST115)。図11で
は、2000K〜10000Kの間で1000K間隔に
て色温度が選択可能とされている。図8に示す画面に
て、「撮影時の照明」が選択された場合には(ステップ
ST113)、撮影時の照明下でのサムネイル画像の生
成が行われる。
【0059】図9ないし図11に示す画面にて照明の番
号が選択され(ステップST111,ST112)、さ
らに「OK」が選択された場合(ステップST11
6)、選択番号の照明に相当する照明成分データ236
がRAM23からサムネイルデータ生成部203へと読
み込まされる。照明成分データ236は、サムネイル画
像に特定の照明の影響を与えるために用いられるデータ
であり、被写体に照射される照明光の分光分布のデータ
となっている。
【0060】サムネイルデータ生成部203の合成部2
032は、縮小データと選択された照明成分データ23
6とを合成し、サムネイル画像のデータ(以下、「サム
ネイルデータ」という。)を生成する(ステップST1
19)。照明成分データ236は、数1に示すように、
照明光の分光分布を基底関数の加重和として表現した際
の加重係数ε1,ε2,ε3となっている。そして、縮小
データ内の各画素の加重係数σ1,σ2,σ3と加重係数
ε1,ε2,ε3とを用いて数3にて示す演算を行い入射
光I(λ)を求める。I(λ)は、選択された照明下で被写
体を撮影したと仮定した場合にデジタルカメラ1の画素
(演算対象となっている画素)に入射する光の分光分布
に相当する。
【0061】I(λ)に対して数4にて示す演算を行うこ
とにより、R,G,Bの各色の値がサムネイル画像にお
ける画素値として求められる。この処理により、R,
G,Bの値を用いてディスプレイ125に表示すること
ができるサムネイル画像のサムネイルデータ237が生
成され、RAM23に記憶される。
【0062】一方、図8において「撮影時の照明」が選
択された場合(ステップST113)、照明成分データ
生成部205において数3および数4より第2画像の各
画素のR,G,Bの値に基づいて加重係数ε21,ε22
ε23に関する3つの方程式が求められる。照明成分デー
タ生成部205は、これらの方程式を解くことにより第
2画像における各画素に関する加重係数ε2iを求める。
求められた各画素の加重係数ε2iは第2画像におけるフ
ラッシュ光を含まない照明環境の影響を示す成分とな
る。
【0063】ここで、各画素の加重係数ε2iはそのまま
照明成分データとされてもよいが、およそ均一な照明光
による照明環境の場合には画素ごとの加重係数ε2iのば
らつきは少ない。そこで、加重係数ε21,ε22,ε23
それぞれについて全画素の平均値を求め、求められた3
つの加重係数が照明成分データとされる(基底関数E i
として様々なものが用いられる場合には基底関数Ei
照明成分データに含められてもよい。)(ステップST
117)。これにより、照明成分データは画素の位置に
依存しない値となり、後述するように物体色成分データ
235と合成することで撮影時の照明環境による雰囲気
を他の被写体の画像に取り込むことも可能となる。生成
された照明成分データは、外部メモリ123に保存され
る(ステップST118)。
【0064】新たに生成された照明成分データは外部メ
モリ123に記憶される際に、操作ボタン126を介す
る使用者の入力に基づいて適宜名称が付与される。名称
は任意に決定されてよいが、照明環境により観察者が受
ける感覚(感性)を示す名称を用いることにより、照明
成分データの選択が一層容易となる。
【0065】具体的には、「春らしい」「真夏の」等の
季節感を示す言葉、「夕焼けの」「早朝の」「昼下がり
の」等の時刻から受ける感覚を示す言葉、「寒々とし
た」「カーっと暑い」等の温度感覚を示す言葉、「霞が
かかった」「曇りの」等の天候から受ける感覚を示す言
葉等の名称が利用されてもよい。追加された照明成分デ
ータ236の名称は、次の撮影の際には図10に示す画
面の項目に追加される。
【0066】なお、図4では、フラッシュ分光データ2
34や予め準備されている照明成分データ236はRA
M23に記憶されているが、これらのデータはROM2
2に記憶されてもよく、外部メモリ123に記憶されて
いてもよい。
【0067】撮影時の照明に関する照明成分データが生
成されると縮小データに照明成分データが合成され、撮
影時の照明環境下におけるサムネイル画像のデータが生
成され、サムネイルデータ237としてRAM23に保
存される(ステップST119)。撮影時の照明環境下
におけるサムネイル画像を生成することにより、どのよ
うな照明下で取得された物体色成分データかを把握する
ことが可能となる。
【0068】1つのサムネイル画像のデータが生成され
ると、ディスプレイ125の表示は図8に示したメニュ
ー画面へと戻る(ステップST106)。そして、さら
に照明の選択が行われた場合(ステップST111〜S
T113)、別のサムネイル画像のデータが生成され
る。必要な数のサムネイル画像のデータが生成される
と、図8ないし図11に示す画面にて「Cancel」が選択
され、サムネイルデータ237の生成手続が終了する。
なお、図9ないし図11に示す画面において「戻る」が
選択された場合、図8に示す画面へと戻る。
【0069】サムネイルデータ237が生成されると、
物体色成分データ235およびサムネイルデータ237
がファイル作成部204へと転送され、ファイル作成部
204は、サムネイルデータ237、および、サムネイ
ルデータ237を生成した際に用いられた照明成分デー
タ236を特定する情報(以下、「照明情報」とい
う。)をヘッダに格納し、物体色成分データ235を実
体部分に格納するファイルを生成する。生成されたファ
イル(以下、「被写体ファイル」という。)は外部メモ
リ123に保存される(ステップST120)。
【0070】図12は、被写体ファイル30の構造を例
示する図である。被写体ファイル30のヘッダ31に
は、基本項目として、被写体ファイルであることを示す
識別子、ヘッダサイズ、および、データサイズ(物体色
成分データのサイズ)が格納される。また、サムネイル
データに関する項目として、サムネイル画像の個数、サ
ムネイル画像のサイズ、並びに、少なくとも1つのサム
ネイル画像に対応するサムネイルデータおよび照明情報
がヘッダ31に格納される。さらに、画像を再生する際
に利用される項目として、演算処理の際の波長範囲、お
よび、分光反射率の基底関数Si(λ)が格納される。そ
の他、サムネイルデータの生成の際に用いられた照明成
分データ(加重係数や基底関数)、撮影時のカメラの設
定(シャッタスピードや露出値等)等がヘッダ31に含
まれてもよい。
【0071】ヘッダ31に続く実体部分32には、物体
色成分データ235として基底関数の加重係数群が格納
される。
【0072】次に、以上のようにして外部メモリ123
に保存された被写体ファイル30および予め準備されて
いる照明成分データ236(外部メモリ内の照明成分デ
ータを含む。)を用いて画像を再生する際のデジタルカ
メラ1の動作について説明する。図13および図14は
再生モードにおけるデジタルカメラ1の動作の流れを示
す図である。画像の再生は、図4に示す画像再生部20
6により実行される。
【0073】まず、使用者が操作ボタン126を操作し
てデジタルカメラ1を再生モードへと移行させると、外
部メモリ123内の複数の被写体ファイル30のヘッダ
31に含まれるサムネイルデータに基づいてサムネイル
画像の一覧がディスプレイ125に表示される(ステッ
プST301)。
【0074】図15はサムネイル画像の一覧が表示され
た画面を例示する図である。図15において、サムネイ
ル画像411〜413は同一の被写体を示しており、1
つの被写体ファイル30に含まれる。サムネイル画像4
11〜413は異なる種類の照明成分データ236を用
いて生成された画像であり、例えば、図9に示す画面に
てD65光源、蛍光灯1、太陽光を選択することにより
生成された画像である。サムネイル画像421,431
は、それぞれ異なる被写体ファイル30に含まれる。サ
ムネイル画像441〜444は同一の被写体を示してお
り、1つの被写体ファイル30に含まれる。サムネイル
画像441〜444は、例えば、図11において異なる
4つの色温度に基づいて生成された画像である。
【0075】サムネイル画像の一覧を参照して、使用者
は操作ボタン126を用いて再生すべき画像を選択す
る。すなわち、上下左右のボタンを用いて1つのサムネ
イル画像を仮選択し、中央のボタンを用いて選択を確定
させる。
【0076】中央のボタンを用いた選択として、シング
ルクリックによる選択とダブルクリック(ボタンを連続
して2回押す操作)による選択とがある。シングルクリ
ックによる選択の場合(ステップST302)、図16
に示すように物体色成分データ235に合成すべき照明
成分データ236を選択するための画面がディスプレイ
125に表示される。図16の画面において項目を選択
することにより、図9ないし図11に例示した照明の選
択画面へと移行する(ステップST304)。なお、図
10に示す画面には、撮影の際に登録した照明成分デー
タの項目が追加される。
【0077】照明の選択(すなわち、照明成分データ2
36の選択)をデジタルカメラ1が受け付けることによ
り(ステップST305)、合成する照明成分データ2
36が特定される(または外部メモリ123からRAM
23へと読み出される)(ステップST306)。一
方、ステップST302にて選択されたサムネイル画像
に対応する物体色成分データ235が外部メモリ123
から読み出され(ステップST309)、物体色成分デ
ータ235と照明成分データとが合成されて画像データ
が生成される(ステップST311)。
【0078】合成処理は画像のサイズが異なる点を除い
て、サムネイルデータ237の生成と同様であり、数3
および数4にて示す演算が行われ、各画素のRGB値が
求められる。ディスプレイ125には画像データに従っ
て画像が表示され(ステップST312)、選択された
サムネイル画像と同一の被写体が、選択された照明下の
画像として再生される。
【0079】ダブルクリックにてサムネイル画像の選択
が行われた場合(ステップST303)、選択されたサ
ムネイル画像に対応する照明情報が読み出される(ステ
ップST307)。そして、照明情報に対応する照明成
分データ236(すなわち、選択されたサムネイル画像
のデータを生成する際に用いられた照明成分データ)が
特定される(ステップST308)。その後、選択され
たサムネイル画像に対応する物体色成分データ235が
外部メモリ123から読み出され(ステップST30
9)、特定された照明成分データと合成されることによ
りディスプレイ125に画像が表示される(ステップS
T311,ST312)。これにより、サムネイル画像
と同様の照明環境下の画像が再生される。
【0080】なお、再生された画像は、必要に応じて通
常の画像フォーマット(圧縮されてもよい)にて外部メ
モリ123に保存される。
【0081】以上のように、デジタルカメラ1では、フ
ラッシュONの状態にて撮影された第1画像、フラッシ
ュOFFの状態にて撮影された第2画像、および、フラ
ッシュ光の相対分光分布とから照明環境の影響が取り除
かれた画像データに相当する物体色成分データ235が
求められる。そして、物体色成分データ235が示す被
写体を再現した画像データとしてサムネイルデータ23
7が生成され、物体色成分データ235はサムネイルデ
ータ237とともに外部メモリ123に保存される。
【0082】これにより、画像を再生する際にはサムネ
イル画像を参照することが可能となる。その結果、物体
色成分データ235から時間をかけて画像を再生した
り、物体色成分データのファイルの名称から被写体を類
推したりすることなく、物体色成分データ235がどの
ような被写体を示すデータであるのかを容易かつ迅速に
認識することができる。すなわち、物体色成分データの
取り扱いが容易となり、画像を再生する際の操作性が向
上される。
【0083】画像の再生の際には、物体色成分データ2
35に照明成分データ236の複数の候補から選択され
たものを任意に合成することが可能であり、所望の照明
環境下の所望の被写体の画像を再生することができる。
デジタルカメラ1では物体色成分データ235および第
2画像データから照明成分データを求めらることが可能
であるため、撮影時の照明環境下の画像も容易に再生す
ることができる。
【0084】また、照明成分データ236として図9に
例示するように標準光(D65、D50等)を設けてお
くことで、任意の照明環境にて得られた画像から被写体
の正確な色再現も可能であり、印刷用の画像やインター
ネットショッピング等に用いられる画像として適切な画
像を生成することができる。
【0085】また、サムネイルデータ237は被写体フ
ァイル30のヘッダ31に格納されるため、サムネイル
データ237と物体色成分データ235とは一体的に取
り扱われる。したがって、物体色成分データ235を他
の記録媒体に複写したり、削除する際には、同時に、サ
ムネイルデータ237の複写や削除が行われ、物体色成
分データ235の取り扱いが容易となる。
【0086】サムネイルデータ237の生成においても
複数の照明を選択することが可能とされており、所望の
サムネイル画像のデータを生成することができる。
【0087】さらに、複数のサムネイル画像のデータを
ヘッダ31に格納することにより、照明環境を変更した
複数のサムネイル画像を参照することができる。この場
合、サムネイル画像の選択に際してボタンをダブルクリ
ックすることにより、サムネイルデータ237を生成し
た際の照明成分データ236が自動的に物体色成分デー
タ235に合成されることから、照明成分データ236
の選択手続を省略することも可能となる。
【0088】なお、サムネイルデータ237を生成する
際に、物体色成分データ235を縮小してから照明成分
データを合成するため、物体色成分データ235に照明
成分データを合成してから縮小してサムネイルデータ2
37を生成するよりも演算量の削減が図られている。こ
れにより、サムネイルデータ237の生成が迅速に行わ
れる。
【0089】一方、デジタルカメラ1としては特殊な機
構を有さず、汎用のオンチップフィルタが設けられたC
CDを有するデジタルカメラの簡単な仕様変更により物
体色成分データ235およびサムネイルデータ237を
求めることができる。これにより、物体色成分データ2
35およびサムネイルデータ237を求める動作を汎用
のデジタルカメラ1の特殊モードとして実現することが
でき、新たな生産コストが生じることはない。
【0090】<2. 第2の実施の形態>第1の実施の
形態では、デジタルカメラ内部において画像データの処
理を行うが、画像データの処理をコンピュータにて行う
ことももちろん可能である。図17はコンピュータを用
いて画像の保存および管理を行う場合のデジタルカメラ
1aとコンピュータ5との関係を示す図である。デジタ
ルカメラ1aは、CCDにて取得された画像データをそ
のまま外部メモリに保存し、コンピュータ5は外部メモ
リから画像データを読み出して物体色成分データ、サム
ネイルデータ、照明成分データ等を求める。
【0091】デジタルカメラ1aは、図3と同様の構成
を有し、フラッシュONにて撮影して得られる第1画像
データとフラッシュOFFにて撮影して得られる第2画
像データとフラッシュ光に関するフラッシュ分光データ
とを外部メモリ123に保存する。そして、外部メモリ
123を介してこれらのデータがコンピュータ5に転送
される。すなわち、デジタルカメラ1は画像を取得する
機能のみを有し、物体色成分データ、サムネイルデー
タ、照明成分データを求めたり、被写体ファイルを作成
する機能を有しない。なお、フラッシュ分光データはコ
ンピュータ5に予め準備されてもよい。
【0092】コンピュータ5は、図18に示すように、
各種演算処理を行うCPU501、基本プログラムを記
憶するROM502および各種情報を記憶するRAM5
03をバスラインに接続した一般的なコンピュータシス
テムの構成となっている。バスラインにはさらに、情報
記憶を行う固定ディスク504、各種情報の表示を行う
ディスプレイ505、使用者からの入力を受け付けるキ
ーボード506aおよびマウス506b、光ディスク、
磁気ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体91から情
報の読み取りを行う読取装置507、並びに、外部メモ
リ123から画像データを読み出すカードスロット50
8が、適宜、インターフェイス(I/F)を介する等し
て接続される。
【0093】コンピュータ5には、事前に読取装置50
7を介して記録媒体91からプログラムが読み出され、
固定ディスク504に記憶される。そして、プログラム
がRAM503にコピーされるとともにCPU501が
RAM503内のプログラムに従って演算処理を実行す
ることによりコンピュータ5が画像管理装置としての動
作を行う。
【0094】コンピュータ5内部のCPU501、RO
M502、RAM503等は図4に示す差分画像生成部
201、物体色成分データ生成部202、サムネイルデ
ータ生成部203、ファイル作成部204、照明成分デ
ータ生成部205および画像再生部206として機能
し、第1画像データ、第2画像データおよびフラッシュ
分光データから照明環境の影響を取り除いた画像データ
に相当する物体色成分データ、および、照明環境の成分
に相当する照明成分データ、並びに、サムネイルデータ
237および被写体ファイル30を生成したり、画像の
再生を行う。
【0095】すなわち、コンピュータ5にてステップS
T103〜ST106,ST111〜ST120,S3
01〜ST309,ST311,ST312の動作が行
われる。
【0096】なお、第1の実施の形態と対比した場合、
RAM503がデジタルカメラ1のRAM23に相当
し、キーボード506aおよびマウス506bが操作ボ
タン126に相当し、ディスプレイ505がデジタルカ
メラ1のディスプレイ125に相当する。
【0097】以上のように、第1の実施の形態に係るデ
ジタルカメラ1を、デジタルカメラ1aとコンピュータ
5とを用いて実現することも可能であり、ディスプレイ
505に表示されるサムネイル画像を参照することによ
り、物体色成分データの取り扱いが容易となり、画像を
再生する際の操作性が向上される。
【0098】<3. 変形例>以上、本発明の実施の形
態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に
限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0099】第1の実施の形態では、フラッシュ121
の電源電圧および発光時間を一定に保つことにより、フ
ラッシュ光の分光分布を一定に保つようにしているが、
他の方法によりフラッシュ121の発光特性が一定に保
たれてもよい。例えば、フラッシュ121をパルス状に
発光することにより、フラッシュの発光特性が一定に保
たれてもよい。
【0100】一方、電源電圧および発光時間を計測する
ことによりフラッシュ光の分光分布が求められてもよ
い。例えば、代表的な電源電圧および発光時間に対応し
たフラッシュ光の分光分布を幾つか記憶しておき、これ
らの分光分布を補間することによりフラッシュ光の実際
の分光分布が求められてもよい。代表的な電源電圧およ
び発光時間に対応したフラッシュ光の分光分布をルック
アップテーブルとして記憶しておき、ルックアップテー
ブルの参照のみによりフラッシュ光のおよその分光分布
が特定されてもよい。
【0101】また、上記実施の形態では、フラッシュの
ON/OFFを切り替えつつ2つの画像を取得して物体
色成分データ235を求めるようにしているが、物体色
成分データ235の取得方法としてはどのような手法が
採用されてもよい。
【0102】例えば、デジタルカメラ1にマルチバンド
センサを設け、照明光のおよその分光分布、すなわち、
照明成分データを取得し、画像データと照明成分データ
から物体色成分データ235が求められてもよい。小型
で高分解能のマルチバンドセンサとしては、川越宣和、
他2名による「分光測色計CM−100」、MinoltaTec
hno Report No.5 1988(97〜105頁)に記載されて
いるように、CCD上に階段状に厚みが異なる金属膜干
渉フィルタを設けたものも知られている。このマルチバ
ンドセンサでは、CCDのエリアごとに金属膜干渉フィ
ルタの厚みが変えられており、CCDのエリアごとに所
定の波長帯の光の強度を得ることが実現されている。
【0103】また、モノクロCCDの前に複数のカラー
フィルタを順次位置させて複数の画像を取得し、これら
の画像から物体色成分データ235が求められてもよ
い。例えば、富永昌治、「色恒常性を実現するカメラ系
とアルゴリズム」、信学技報 PRU95-11(1995-05)(77
〜84頁)に記載された手法が採用可能である。
【0104】上記手法の変形として、カラーCCDの前
において、少なくとも1つのフィルタの有無を切り替え
ることにより複数の画像を取得し、物体色成分データ2
35が求められてもよい。
【0105】照明成分データは照明環境が画像に与えて
いる影響を示すデータであればどのようなものであって
もよく、照明環境の影響をある程度示すものであれば足
りる。物体色成分データも画像から照明環境の影響を取
り除いた成分を示すデータであればどのようなものであ
ってもよく、照明環境が与える影響を厳密に取り除いた
成分を示すデータである必要はない。
【0106】また、上記実施の形態では、物体色成分デ
ータや照明成分データが複数の加重係数(および基底関
数)として保存されると説明したが、これらのデータの
保存形式は他の形式であってもよい。例えば、物体色成
分データが分光反射率の特性曲線として保存されてもよ
く、照明成分データが分光分布の特性曲線として保存さ
れてもよい。
【0107】上記実施の形態では、サムネイルデータ2
37が被写体ファイル30のヘッダ31に格納される
が、サムネイルデータ237は物体色成分データ235
と関連付けられて保存されるのであるならば、どのよう
な手法が用いられてもよい。例えば、物体色成分データ
235とサムネイルデータ237とが個別のファイルと
して保存され、これらのファイルに互いにリンク情報が
付加されてもよい。すなわち、少なくともサムネイルデ
ータ237から対応する物体色成分データ235に自動
的にアクセス可能であるならば、サムネイル画像の一覧
表示から1つのサムネイル画像を選択することにより物
体色成分データ235に基づく画像の再生が実現され、
操作性の向上が図られる。
【0108】なお、物体色成分データや照明成分データ
は加重係数と基底関数とが個別に(独立したファイルと
して)保存されてもよい。被写体ファイルのフォーマッ
トも任意に決定されてよい。
【0109】上記実施の形態では複数の色温度に対応し
た照明成分データを使用者が選択するが、図8において
「色温度」が選択された際に複数の色温度に対応した複
数のサムネイル画像が自動的に生成されてもよい。
【0110】上記実施の形態では、撮影時の照明環境を
示す照明成分データが画像データから生成されるが、撮
影時の照明環境を示す照明成分データは予め準備されて
いるもの(例えば、室内の照明環境や太陽光等)から選
択されてもよい。
【0111】また、上記実施の形態では、デジタルカメ
ラ1内のCPU等やコンピュータ5内のCPU等が図4
に示す主要な機能構成をソフトウェア的に実現すると説
明したが、これらの機能構成の全てまたは一部は専用の
電気的回路により実現されてもよい。
【0112】画像の保存および管理に必要な処理も、デ
ジタルカメラ1またはコンピュータ5により全て行われ
る必要はなく、処理の分担は任意に決められてもよい。
例えば、物体色成分データ235の生成までをデジタル
カメラにて行い、サムネイルデータ237および被写体
ファイル30の生成、並びに、画像の再生がコンピュー
タにより行われてもよい。
【0113】
【発明の効果】請求項1ないし9の発明では、サムネイ
ル画像のデータが物体色成分データに関連づけられて保
存されることから、物体色成分データがどのような被写
体を示すデータであるかをサムネイル画像に基づいて容
易に認識することができる。これにより、物体色成分デ
ータの取り扱いが容易となる。
【0114】また、請求項2の発明で、所望の照明環境
を反映したサムネイル画像のデータを生成することがで
きる。
【0115】また、請求項3の発明では、サムネイル画
像のデータと物体色成分データとを一体的に取り扱うこ
とができ、物体色成分データの取り扱いが容易となる。
【0116】また、請求項4の発明では、サムネイル画
像のデータの生成を迅速に行うことができる。
【0117】また、請求項5の発明では、照明環境を変
更した複数のサムネイル画像を参照することができる。
【0118】また、請求項6の発明では、照明成分デー
タの選択手続を省略することができる。
【0119】請求項10の発明では、サムネイル画像の
データの生成を迅速に行うことができる。
【0120】請求項11の発明では、物体色成分データ
がどのような被写体を示すデータであるかをサムネイル
画像に基づいて容易に認識することができ、物体色成分
データを容易に取り扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメ
ラの全体を示す斜視図である。
【図2】図1に示すデジタルカメラの背面図である。
【図3】図1に示すデジタルカメラにおいて本発明に係
る処理を実行するための構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示す構成により実現される機能構成を示
すブロック図である。
【図5】図1に示すデジタルカメラにおいて画像に関す
るデータを取得する際の動作の流れを示す図である。
【図6】図1に示すデジタルカメラにおいて画像に関す
るデータを取得する際の動作の流れを示す図である。
【図7】発光制御回路の動作の流れを示す図である。
【図8】サムネイル画像に対する照明の選択を行う際の
画面の一例を示す図である。
【図9】サムネイル画像に対する照明の選択を行う際の
画面の他の例を示す図である。
【図10】サムネイル画像に対する照明の選択を行う際
の画面のさらに他の例を示す図である。
【図11】サムネイル画像に対する照明の選択を行う際
の画面のさらに他の例を示す図である。
【図12】被写体ファイル内のデータ構造を示す図であ
る。
【図13】画像を再生する際のデジタルカメラの動作の
流れを示す図である。
【図14】画像を再生する際のデジタルカメラの動作の
流れを示す図である。
【図15】サムネイル画像の一覧が表示された様子を示
す図である。
【図16】再生される画像に対する照明の選択を行う際
の画面の一例を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係るデジタルカ
メラおよびコンピュータを示す図である。
【図18】コンピュータの内部構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 5 コンピュータ 21,501 CPU 22,502 ROM 23,503 RAM 30 被写体ファイル 31 ヘッダ 91 記録媒体 112 CCD 125,505 ディスプレイ 126 操作ボタン 202 物体色成分データ生成部 203 サムネイルデータ生成部 204 ファイル作成部 206 画像再生部 235 物体色成分データ 236 照明成分データ 237 サムネイルデータ 506a キーボード 506b マウス 541 プログラム 2031 縮小データ生成部 2032 合成部 ST119,ST120,ST302,ST303,S
T306,ST308,ST311 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 9/04 B 5C066 5/225 9/64 R 5C076 9/04 9/73 G 5C077 9/64 101:00 5C079 9/73 1/40 D 9/79 1/46 Z // H04N 101:00 9/79 G Fターム(参考) 5B050 AA09 BA10 BA15 CA07 DA04 EA09 EA19 FA05 FA13 FA19 5B057 AA20 BA02 BA25 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CD05 CE08 CE17 DA17 DB02 DB06 DB09 DC25 DC32 5C022 AA13 AB15 AC03 AC12 AC32 AC42 AC54 AC77 5C055 AA07 AA08 BA06 BA07 CA03 CA04 CA16 EA05 EA16 GA11 GA44 HA37 5C065 AA03 BB05 BB41 CC01 CC08 CC09 DD02 DD17 EE12 EE18 FF02 FF03 FF05 GG23 GG24 GG30 GG32 GG44 5C066 AA01 AA05 AA11 BA01 CA25 EA13 ED01 ED09 FA02 FA05 GA22 GA32 GB01 HA02 KE03 KE09 KE19 KM02 KM10 KM13 LA02 5C076 AA11 AA12 AA22 BA03 BA06 CB02 5C077 LL16 LL17 MP08 NP05 PP20 PP23 PP32 PP37 PP66 PP71 PQ08 PQ12 PQ22 SS05 SS06 TT09 5C079 LA02 LA31 LA37 LA40 MA02 NA11 NA21 NA27 PA00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像に関するデータを管理する画像管理
    装置であって、 照明環境の影響が取り除かれた画像データに相当する物
    体色成分データおよび照明環境が画像に与える影響を示
    す照明成分データから前記物体色成分データが示す被写
    体を再現したサムネイル画像のデータを生成する手段
    と、 前記サムネイル画像のデータを前記物体色成分データに
    関連付けて保存する手段と、を備えることを特徴とする
    画像管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像管理装置であっ
    て、 照明成分データの複数の候補から前記サムネイル画像の
    データの生成に用いられる照明成分データの選択を受け
    付ける手段、をさらに備えることを特徴とする画像管理
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像管理装置
    であって、 前記保存する手段が、 前記物体色成分データを格納するファイルのヘッダに前
    記サムネイル画像のデータを格納することを特徴とする
    画像管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の画
    像管理装置であって、 前記サムネイル画像のデータを生成する手段が、 サムネイル画像のサイズに合わせて前記物体色成分デー
    タを縮小して縮小データを生成する手段と、 前記縮小データに前記照明成分データを合成する手段
    と、を有することを特徴とする画像管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の画
    像管理装置であって、 前記保存する手段が、複数のサムネイル画像のデータと
    前記物体色成分データとを関連付けて保存することを特
    徴とする画像管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像管理装置であっ
    て、 前記複数のサムネイル画像を表示する手段と、 前記複数のサムネイル画像から一のサムネイル画像の選
    択を受け付ける手段と、 前記一のサムネイル画像のデータを生成する際に用いら
    れた照明成分データと物体色成分データとを合成して画
    像データを生成する手段と、をさらに備えることを特徴
    とする画像管理装置。
  7. 【請求項7】 デジタル撮像装置であって、 被写体の画像データを取得する手段と、 照明環境の影響が取り除かれた画像データに相当する物
    体色成分データを前記画像データから生成する手段と、 前記物体色成分データおよび照明環境が画像に与える影
    響を示す照明成分データから前記物体色成分データが示
    す被写体を再現したサムネイル画像のデータを生成する
    手段と、 前記サムネイル画像のデータを前記物体色成分データに
    関連付けて保存する手段と、を備えることを特徴とする
    デジタル撮像装置。
  8. 【請求項8】 画像に関するデータを管理する画像管理
    方法であって、 照明環境の影響が取り除かれた画像データに相当する物
    体色成分データおよび照明環境が画像に与える影響を示
    す照明成分データから前記物体色成分データが示す被写
    体を再現したサムネイル画像のデータを生成する工程
    と、 前記サムネイル画像のデータを前記物体色成分データに
    関連付けて保存する工程と、を有することを特徴とする
    画像管理方法。
  9. 【請求項9】 コンピュータに画像に関するデータを管
    理させるプログラムを記録した記録媒体であって、前記
    プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュ
    ータに、 照明環境の影響が取り除かれた画像データに相当する物
    体色成分データおよび照明環境が画像に与える影響を示
    す照明成分データから前記物体色成分データが示す被写
    体を再現したサムネイル画像のデータを生成する工程
    と、 前記サムネイル画像のデータを前記物体色成分データに
    関連付けて保存する工程と、を実行させることを特徴と
    する記録媒体。
  10. 【請求項10】 サムネイル画像のデータを生成する画
    像生成装置であって、照明環境の影響が取り除かれた画
    像データに相当する物体色成分データをサムネイル画像
    のサイズに合わせて縮小して縮小データを生成する手段
    と、 照明環境が画像に与える影響を示す照明成分データと前
    記縮小データとを合成してサムネイル画像のデータを生
    成する手段と、を備えることを特徴とする画像生成装
    置。
  11. 【請求項11】 コンピュータを用いて画像データを生
    成するプログラムを記録した記録媒体であって、前記プ
    ログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュー
    タに、 複数のサムネイル画像を表示する工程と、 前記複数のサムネイル画像から一のサムネイル画像の選
    択を受け付ける工程と、 前記一のサムネイル画像に基づいて、照明環境の影響が
    取り除かれた画像データに相当する物体色成分データを
    特定する工程と、 前記物体色成分データに照明環境が画像に与える影響を
    示す照明成分データを合成して画像データを生成する工
    程と、を実行させることを特徴とする記録媒体。
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