JP2002132393A - 情報機器、情報機器の制御方法及び制御方法のプログラム - Google Patents

情報機器、情報機器の制御方法及び制御方法のプログラム

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JP2002132393A JP2001019951A JP2001019951A JP2002132393A JP 2002132393 A JP2002132393 A JP 2002132393A JP 2001019951 A JP2001019951 A JP 2001019951A JP 2001019951 A JP2001019951 A JP 2001019951A JP 2002132393 A JP2002132393 A JP 2002132393A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パソコンや情報家電機器等の情報機器、
その情報機器の制御方法及び制御プログラムを格納した
記録媒体に関し、データ参照等の比較的簡単な処理の迅
速化を図る。 【解決手段】 インタフェース部3−1〜3−nと入出
力装置4とメモリ5と磁気ディスク装置(HDD)6と
表示部7とオーディオ部8とを含み、プロセッサ(CP
U)1とチップセット2を介して接続した情報機器に於
いて、電源オフ状態とサスペンド状態との何れかの状態
からの起動条件に対応して、全体の機能を使用可能とし
て情報処理を実行する通常動作モードと、データ参照等
の場合の一部の機能のみを使用可能としてデータ参照等
の処理を実行する専用動作モードとを選択する構成を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の情報を処理
するとともに、電源オフ状態またはサスペンド状態から
データ参照のみ等の特定の起動条件に従った処理を迅速
に行うことを可能とした情報機器、情報機器の制御方法
及びその制御プログラムを格納した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】デスクトップ型やノート型等のパーソナ
ルコンピュータ(以下パソコンと略称する)やセットト
ップボックス(以下STBと略称する)等の情報家電機
器等の情報機器は、プロセッサと、表示部と各種のイン
ターフェイス部と各種の入出力装置と各種のメモリ等の
機器とを、バス制御機能を有するチップセットにより接
続した構成を有するものである。このようなパソコンや
STBなどの情報機器では、情報処理を行わない場合に
各機能部に対して電源供給を行わずに休止状態とするこ
とが行われる。その休止状態としては、例えば、電源ス
イッチをオフとして情報処理動作を全く行わない電源オ
フ状態と、情報処理を中断または中止している状態で、
その情報処理を再開可能とするためのデータおよびシス
テムやデバイスの設定をメモリなどに保存し、メモリ、
チップセット等以外の動作電源をオフとして省電力化を
図るサスペンド状態とに分けることができる。
【0003】そして、電源オフ状態からの場合は、電源
スイッチをオンにして起動し、またサスペンド状態から
の場合は、プロセッサの周辺機器から起動やレジューム
ボタンを操作することによって、情報処理を開始するこ
とができる。この周辺機器には、キーボードやマウス等
の入力操作機器を含むマンマシンインターフェイスや、
有線回線または赤外線や電波等の無線回線と接続してデ
ータ通信を行う通信機器等が含まれる。またノート型の
パソコンにおいては、電源スイッチをオンとした状態で
表示部をたたむと、サスペンド状態に遷移し、その後、
表示部を開くと、通常動作モードに遷移するように構成
することも可能である。
【0004】前述の情報機器は、例えば、図4に示すよ
うに、電源スイッチをオフにしたOFF状態と、情報処
理を中断または中止しているサスペンド状態(スリープ
状態)と、情報処理を実行するアクティブ状態である通
常動作モードとの動作状態の遷移が行われる。即ち、電
源スイッチをオンとすると、OFF状態から通常動作モ
ードに移行して情報処理の実行が可能となり、その状態
で終了命令を実行するあるいは電源スイッチをオフとす
ると、OFF状態に移行する。また、サスペンド状態に
おいてレジュームボタンや周辺機器からのウェイクアッ
プのイベントにより通常動作モードに移行し、またサス
ペンドボタンが押された場合や所定時間継続して情報処
理を実行しない場合において、通常動作モードからサス
ペンド状態に移行する。
【0005】図5は従来例のレジューム処理及び起動処
理のフローチャートを示し、電源スイッチをオフとして
いるOFF状態(B1)において、電源スイッチをオン
として起動するシステム電源ON(B2)により、また
は情報処理を中断または中止しているサスペンド状態
(B3)において、レジュームイベント発生(B4)に
よりウェイクアップを行う時に、CPU(プロセッサ)
の動作電源をオンとし、且つBIOS(Basic Input/O
utput System)起動を行う(B5)。
【0006】そして、サスペンド状態におけるレジュー
ムイベント発生か否かを判定し(B6)、レジュームイ
ベント発生でない場合は、電源スイッチをオンとした起
動であるから、通常のBIOSの起動シーケンス(B
7)とOS(オペレーションシステム)の起動シーケン
ス(B8)とに従って通常動作状態(B11)に移行す
る。またサスペンド状態におけるレジュームイベント発
生の場合は、通常のBIOSのレジュームシーケンス
(B9)と、OSのレジュームシーケンス(B10)と
に従って、通常動作(B11)に移行する。
【0007】また情報機器において処理したデータや管
理しているデータ等を、個人向け携帯型情報機器(PD
A;Personal Digital Assistants)等の外部機器か
ら参照したり、更新するシステムが知られている。その
場合、コネクタとケーブルとを用いた有線回線で両者を
接続し、あるいは、赤外線や電波を用いた無線回線で両
者を接続し、情報機器のOFF状態からの起動またはサ
スペンド状態からのレジュームイベント発生として、情
報機器を通常動作状態とした後、データの参照または更
新の処理を行うことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】パソコンやSTB等の
情報機器は、電源スイッチをオンしているアクティブ状
態においては、プロセッサをはじめすべての機能部に動
作電源が供給されて、図4に示すような通常動作モード
となって、各種の情報処理を実行することになる。この
通常動作モードにおいては、実際にデータ処理を実行し
ない場合でも、各機能部における電力が消費される。ま
た冷却ファンが回転して騒音を発生する。そこで、所定
時間継続して情報処理を実行しない場合等において、前
述のように、プロセッサ等の消費電力の大きい機能部に
対する動作電源の供給を停止するとともに冷却ファンも
停止し、且つ情報処理動作を再開できるように、状態情
報等を保持するサスペンド状態に移行させることにな
る。
【0009】このサスペンド状態から起動するために
は、レジュームイベントによりウェイクアップさせるこ
とになるが、サスペンド状態前の動作状態に戻す為に、
スリープさせた各機能部をすべてウェイクアップさせる
必要がある。その為に、通常は1分以上の時間を要する
ことになる。また情報機器の機能アップに伴ってスリー
プさせる機能部数も多くなるから、ウェイクアップに要
する時間が更に長くなる問題がある。
【0010】個人向け携帯型機器(PDA)や携帯電話
機あるいは家庭内LANなどにより情報家電等を用い
て、情報機器のデータを参照するだけ等の場合、データ
伝送速度が高速化されていることから、短時間でデータ
の参照が可能である。しかしながら、情報機器のサスペ
ンド状態からウェイクアップに要する時間が非常に長く
なってしまうことにより、データ参照に要する全体の時
間が長くなってしまうという問題がある。
【0011】本発明は、前述の従来例の問題点を解決
し、通常動作モード以外に、レジュームイベントの種別
や電源オフ状態からの起動条件等に対応した専用動作モ
ードを設け、データ参照等の短時間のみの特定のアクセ
スに対する動作モードへの移行時間を短縮することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
情報機器は、電源オフ状態およびサスペンド状態におい
て動作停止中の各部を起動させるためのウェイクアップ
指示が可能なインターフェイス部と、マンマシンインタ
ーフェイスと、メモリと、プロセッサとを、バス制御機
能を含むチップセットにより接続した構成の情報機器で
あって、電源オフ状態とサスペンド状態とのいずれかの
状態から起動した時の動作モードを、マンマシンインタ
ーフェイスを含む全体の機能を使用可能とする通常動作
モードと、電源オフ状態またはサスペンド状態とのいず
れかの状態から起動する際にウェイクアップ指示を行っ
たインターフェイス部、メモリ、プロセッサおよびチッ
プセットを含む一部の機能を使用可能とする専用動作モ
ードとし、通常動作モードと専用動作モードとをウェイ
クアップ指示を行ったインターフェイス部により選択
し、専用動作モード終了時に電源オフ状態またはサスペ
ンド状態のうち起動前の状態に移行することを特徴とし
ている。
【0013】本発明の請求項2に係る情報機器は、イン
ターフェイス部と入出力装置とメモリと表示部とプロセ
ッサとを、バス制御機能を含むチップセットにより接続
した構成の情報機器であって、電源オフ状態とサスペン
ド状態とのいずれかの状態から起動した時の動作モード
を、全体の機能を情報処理機能として使用可能とする通
常動作モードと、一部の機能を情報処理機能として使用
する専用動作モードとし、前記通常動作モードと前記専
用動作モードとを起動条件により選択する構成を有する
ことを特徴としている。
【0014】これを図1を参照して説明すると、インタ
ーフェイス部3−1〜3−nと入出力装置4とメモリ
5,6と表示部7とプロセッサ1とを、バス制御機能を
含むチップセット2により接続した構成の情報機器であ
って、電源オフ状態とサスペンド状態との何れかの状態
から起動した時の動作モードを、全体の機能を情報処理
機能として使用可能とする通常動作モードと、一部の機
能を情報処理機能として使用する専用動作モードとし、
通常動作モードと専用動作モードとを起動条件により選
択する構成を有するものである。また特定のインターフ
ェイス部または入出力装置からの起動時に、専用動作モ
ードに移行して、この専用動作モードにおいて使用する
リソースに対してのみ動作電源供給を行う構成とするこ
とができる。また電源オフ状態とサスペンド状態からの
起動条件に対応して通常動作モードと専用動作モードと
を切替える構成とすることができる。
【0015】また本発明の請求項4に係る情報機器の制
御方法は、電源オフ状態とサスペンド状態とのいずれか
の状態から起動した時の動作モードを、全体の機能を情
報処理機能として使用可能とする通常動作モードと、一
部の機能を情報処理機能として使用する専用動作モード
とに分け、特定のインターフェイス部または入出力装置
からの起動条件によって、前記専用動作モードを選択し
て、該起動条件に従った情報処理を実行する過程を含む
ものである。
【0016】また本発明の請求項5に係るプログラム
は、インターフェイス部と入出力装置とメモリと表示部
とプロセッサとを、バス制御機能を含むチップセットに
より接続した構成の情報機器の制御方法をコンピュータ
に実行させるプログラムであって、情報機器の全体の機
能を情報処理機能として使用可能とする通常動作モード
を実行する手順と、一部の機能を情報処理機能として使
用する専用動作モードを実行する手順と、電源オフ状態
とサスペンド状態とのいずれかの状態から起動した時の
通常の起動条件により前記通常動作モードを選択し、特
定のインターフェイス部または入出力装置からの起動条
件により専用動作モードを選択する手順とを含む情報機
器の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムで
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】〔概要構成〕図1は本発明の1実
施形態が採用される情報機器10の概要構成を示す要部
説明図であり、(A)は通常動作モード時において使用
可能な機能部の構成、(B)は専用動作モード時に使用
可能な機能部の構成を示している。情報機器10は、デ
スクトップ型やノート型などのパソコンやSTBなどの
情報家電機器などを想定できる。
【0018】各機能部は、各部を制御し、且つ情報処理
を行うプロセッサ(CPU)1、各部を接続するととも
にバス制御機能を含むチップセット2、各種の回線や周
辺機器が接続されるインターフェイス部3−1〜3−
n、キーボード,マウス,プリンタ等のマンマシンイン
ターフェイスでなる入出力装置4、半導体集積回路格納
等によるメモリ5、ハードディスクドライブ(HDD)
6、陰極線管や液晶パネル等による表示部7、音楽再生
や通話用のオーディオ部8などを含む構成となってい
る。
【0019】通常動作モードにおいては、(A)に示す
構成として、各部に動作電源を供給して、プロセッサ1
により情報処理を実行する。これに対して、専用動作モ
ードにおいては、(B)に示すように、例えば、インタ
ーフェイス部3−kからのレジュームイベントの場合
に、このインターフェイス部3−kとCPU1とチップ
セット2とメモリ5とHDD6とに動作電源を供給し、
動作させない他の機能部には動作電源を供給しない。従
って、特定のインターフェイス部3−kからの電源オフ
状態からの起動またはサスペンド状態におけるレジュー
ムイベントにより、専用動作モードに遷移する時、CP
U1を含む必要最小限の機能部を動作状態とするもので
あるから、通常動作モードに遷移する場合に比較して著
しく短縮することが可能となる。
【0020】図2は本発明の実施形態の状態遷移説明図
である。ここでは、スイッチをオフとしたOFF状態a
と通常動作モードbとサスペンド状態cとの従来例の動
作状態に対して、単一または複数の専用動作モードd
1,d2,・・・dmを設けている。そして、OFF状
態aから電源スイッチをオンとする通常起動の場合は、
通常動作モードbに遷移し、この通常動作モードbにお
いて終了命令を実行する、あるいは電源スイッチをオフ
とすると、OFF状態aに遷移する。
【0021】また、特定のインターフェイス部または特
定の入出力装置と専用動作モードd1,d2,・・・d
mの種別とを対応させており、OFF状態aにおいて、
このような特定のインターフェイス部または特定の入出
力装置から起動させた場合、対応する専用動作モードd
1〜dmに遷移するように構成される。例えば、図1の
(B)に示す特定のインターフェイス部3−kからの起
動時は、専用動作モードdkに遷移させるように構成で
きる。
【0022】また、情報処理を中断または中止するサス
ペンド状態にする場合には、図2において通常動作モー
ドbからサスペンド状態cに遷移させる。このスリープ
状態cからの起動が通常の起動条件であれば、通常動作
モードbに遷移する。
【0023】これに対して、特定のインターフェイス部
または特定の入出力装置からの起動条件である場合に
は、その起動条件対応の専用動作モードd1,d2,・
・・dmに遷移する。それぞれの専用動作モードd1,
d2,・・・dmによる情報処理が終了すると、元のス
リープ状態bに遷移する。あるいはその遷移条件によっ
てはOFF状態aに遷移させることも可能である。
【0024】図3は本発明の実施の形態のレジューム処
理及び起動処理のフローチャートであり、電源をオフと
したOFF状態(A1)からシステム電源オン(A4)
とした起動の場合、またはサスペンド状態(A2)から
のレジュームイベント発生(A5)の場合、またはサス
ペンド状態(A3)から特定のインターフェイス部また
は特定の入出力装置からの起動(A6)の場合、プロセ
ッサ(CPU)の動作電源をオンとし、BIOS起動を
行う(A7)。
【0025】なお、ステップ(A6)は、特定のインタ
ーフェイス部として、例えば、PDAと無線接続するイ
ンターフェイス部とし、サスペンド状態においては、無
線受信機能のみを動作状態とする構成とし、PDAから
のウェイクアップ信号を受信すると、専用動作モードフ
ラグを設定する。
【0026】プロセッサ(CPU)の動作電源をオンと
した後、専用動作モードによるウェイクアップか否かを
判定する(A8)。即ち、専用動作モードフラグが設定
されているか否かを判定する。そして、ステップ(A
1),(A4)による場合は、専用動作モードフラグが
設定されていないので、サスペンド状態からのレジュー
ムか否かを、サスペンドフラグが設定されているか否か
によって判定し(A9)、OFF状態からの通常起動の
場合、通常のBIOS起動シーケンスを実行し(A1
0)、且つOSの起動シーケンスを実行し(A11)、
通常動作状態(A14)に移行する。
【0027】またステップ(A2),(A5)による場
合、専用動作モードフラグは設定されていないが、サス
ペンドフラグが設定されているので、情報機器の全デバ
イスのコンフィギュレーション(configuration)情報
の書戻しとOSに対するレジュームイベントの通知を行
う通常のBIOSレジュームシーケンスを実行する(A1
2)。そして、OSは、デバイスのレジューム/コンフ
ィギュレーション処理と、システム設定のレジューム/
更新処理と、アプリケーションのレジューム/更新処理
とを含むレジューム処理を実行し(A13)、通常動作
状態(A14)に移行し、サスペンドフラグはクリアす
る。
【0028】またステップ(A3),(A6)による場
合、専用動作モードフラグが設定され、且つサスペンド
フラグが設定されているから、専用動作モード起動シー
ケンスを実行する(A15)。即ち、予め定められたデ
バイスのみを初期化する。例えば、図1の(B)に示す
ように、CPU1と、無線送受信部を有する特定のイン
ターフェイス部3−kと、メモリ5及びHDD6の制御
部とを初期化し、その他のデバイスは、サスペンド状態
のままとする。そして、専用動作モード用OSを起動し
(A16)、専用動作モード状態に移行する(A1
7)。
【0029】この場合、通常動作モード用のOSと、専
用動作モード用の簡易OSとを設けた場合を示し、ステ
ップ(A16)においては、既に、ステップ(A8)に
おいてBIOS処理が終了しており、従って、デバイス
のレジューム/コンフィギュレーション処理と、システ
ム設定のレジューム/更新処理と、アプリケーションの
レジューム/更新処理等を省略することができる。従っ
て、短時間で専用動作モード状態に移行することができ
る。
【0030】また、専用動作モード用の簡易OSは、ア
プリケーションプログラムによるPDAとの間のデータ
の入出力処理を行い、データの更新が生じた場合は、一
時的にHDD6等に保存し、データの更新認識用フラグ
を設定して、専用動作モードによるデータの更新が発生
したことを示すことができる。なお、サスペンド状態か
らの起動が専用動作モードの場合、通常動作モード状態
における動作環境や各種のデータを完全に保存した状態
で簡易OSによる処理を実行し、この処理が終了した時
点で、再びサスペンド状態に移行することになる。
【0031】専用動作モード用の簡易OSは、BIOSと同
様にマザーボード上のROMに格納する構成とすること
が可能であり、図1におけるメモリ5またはHDD6に
格納する構成とすることも可能である。また、通常動作
モード用のOSは図1におけるメモリ5またはHDD6
に格納することができる。このようなマルチOS環境に
おけるOSの選択起動は既に知られており、前述のOS
と簡易OSとの選択起動も、専用動作モードフラグの設
定か否かの条件を基に行うことが可能なる。
【0032】前述のように、例えば、情報機器をノート
型のパソコンとし、標準化が進められているBluetooth
による無線送受信機能を有するインターフェイス部を有
する構成の場合、そのノート型パソコンの液晶パネルに
よる表示部を開いて電源スイッチをオンとし、各種の情
報処理を行い、その状態で、表示部を閉じると、情報処
理の途中の状態情報を保持し、且つメモリ、チップセッ
ト等のみに動作電源を供給するサスペンド状態に遷移す
る。
【0033】この状態で、無線送受信機能を有するPD
A等からデータの参照や更新を行う場合に、PDAから
パソコンに対してウェイクアップ信号を送出する。それ
によって、前述のように、専用動作モードとなり、簡易
OSが起動されて、PDAからのデータ参照要求やデー
タ更新要求に従って、読出されたデータがインターフェ
イス部の無線送受信機能によりPDAに送出され、また
データ更新要求に従って、PDAからのデータがインタ
ーフェイス部の無線送受信機能により受信されて、デー
タの更新が行われる。このデータの更新は、通常動作モ
ードになるまで、一時的に更新データとして保存され
る。
【0034】従って、ノート型のパソコンに対して、デ
ータの参照や更新の要求が発生した時に、その都度、表
示部を開いて通常動作モードに移行することなく、専用
動作モードとして、データの参照,更新を迅速に行うこ
とが可能となる。また携帯電話機をケーブルで特定のイ
ンターフェイス部に接続し、その携帯電話機の自動着信
機能によって、移動通信網を介して遠隔的にデータの参
照,更新を可能とすることもできる。
【0035】〔実施例〕 (A)本発明に係る情報機器の第1実施例について図6
〜図8を用いて説明する。
【0036】この第1実施例では、無線インターフェイ
スであるBluetooth IFを用いて、動作停止中の各機能部
を起動させるためのウェイクアップ指示を行う場合につ
いて考察する。
【0037】この実施例に係る情報機器としてのノート
型パソコン100は、各部を制御するためのCPU10
1、バス制御機能を含むチップセット102、ROMお
よびRAMを含むメモリ105などを内蔵している。ま
た、キーボードやタッチパッド、トラックボール、マウ
スなどのポインティングデバイスなどを含む入出力装置
104、液晶表示装置などで構成される表示装置10
7、スピーカなどのオーディオ装置108などのマンマ
シンインターフェイスがチップセット102に接続され
ている。さらに、各種データを書き込み・読み出しが可
能なハードディスクドライブ(HDD)106がチップ
セット102に接続されている。
【0038】また、電源オフ状態やサスペンド状態から
各機能部に対してウェイクアップ指示を行うことが可能
なインターフェイス部として、無線インターフェイスで
あるBluetooth IF131、LAN用のネットワークインタ
ーフェイス132、ネットワーク網300に対する接続
を可能とするモデム133などがチップセット102に
接続されている。この実施例では、実際にウェイクアッ
プ指示を行うインターフェイス部としてBluetooth IF1
31を用いる場合を考える。
【0039】Bluetooth IFを用いてノート型パソコン1
00との間でデータの送受信を行うPDA200には、
各部を制御するためのCPU201、ROMやRAMを
含むメモリ202、液晶表示装置などからなる表示装置
203、ノート型パソコン100のBluetooth IF131
との間でデータの送受信を行うためのBluetooth IF20
4などを備えている。PDA200はこの他にデータ入
力の入力装置(図示せず)などを備えている。
【0040】ノート型パソコン100は、通常動作モー
ドにおいて各機能部にそれぞれ電源供給がなされてお
り、図6の太線で示すように、CPU101、チップセ
ット102、メモリ105、HDD106の各部と、入
力装置104、表示装置107、オーディオ装置108
などのマンマシンインターフェイスと、Bluetooth IF1
31、LAN用ネットワークインターフェイス132、モ
デム133などの周辺インターフェイスとに対して電源
がフルに供給されている。
【0041】このような通常動作モードにおいては、全
てのマンマシンインターフェイスおよび周辺インターフ
ェイスの使用が可能である。ユーザは、入力装置104
として用意されているキーボードやタッチパッド、トラ
ックボール、マウスなどのポインティングデバイスによ
って操作を行うことで、データの入力や指示入力を行う
ことが可能となる。また、ユーザからの指示やシステム
からの指示に基づいて、表示装置107として用意され
ている液晶パネルにデータの表示や各種画像の表示を行
う。同様に、ユーザからの指示やシステムからの指示に
基づいて音声データのファイルを開くなどの処理を行っ
てオーディオ装置108として用意されているスピーカ
により音を発生させる。さらに、LAN用ネットワークイ
ンターフェイス132、モデム133を通じて、イント
ラネットやインターネットにアクセスしたり、Bluetoot
h IF131を通じて周辺機器と連携することが可能とな
る。
【0042】このノート型パソコン100がサスペンド
状態である場合には、図7の太線で示すように、チップ
セット102、メモリ105およびBluetooth IF131
の一部にのみ電源供給がなされることとなる。このと
き、チップセット102には、リアルタイムクロック機
能、メモリリフレッシュ用クロック提供機能、ウェイク
アップ機能などの最低必要な機能部分のみに電源供給が
なされている。また、メモリ105は、DRAMに対す
るメモリリフレッシュのみが行われている。
【0043】Bluetooth IF131は、PDA200に搭
載されているBluetooth IF204からの信号を受信可能
なRF受信部と、PDA200に搭載されているBluetoot
h IF204からの信号を受けてサスペンド中の他の機能
部をウェイクアップさせるためのウェイクアップ機能部
のみに電源が供給されており、他の機能部はサスペンド
状態となっている。したがって、ノート型パソコン10
0がサスペンド状態であるとき、PDA200のBlueto
oth IF204からの信号をBluetooth IF131のRF受信
部で受信し、これに基づいてウェイクアップ機能部によ
りウェイクアップイベントを発生させるように構成され
ている。
【0044】PDA200からノート型パソコン100
に対してアクセスを行いデータを送受信する場合には、
双方に搭載されているBluetooth IFにより無線でのデー
タの送受信が実行される。図7に示すようなサスペンド
状態にあるノート型パソコン100において、PDA2
00からのBluetooth IFによる信号を受信した場合、Bl
uetooth IF131は、ウェイクアップイベントであるこ
とを示すフラグとPDA200のIDをレジスタにセッ
トした後、チップセット102にウェイクアップイベン
トを送信する。
【0045】Bluetooth IF131からウェイクアップイ
ベントを受信したチップセット102は、自身のレジス
タにウェイクアップイベントのフラグを設定し、CPU
101に対する電源供給を復帰させる。
【0046】電源復帰したCPU101は、BIOSが格納
されているROMにアクセスしてBIOSコードを実行す
る。この起動処理の初期(通常のレジュームイベントの
検出処理やチップセットなどの初期化処理前)におい
て、CPU101はチップセット102のウェイクアッ
プイベントのフラグを検出し、ウェイクアップイベント
を発生したインターフェイス部であるBluetooth IF13
1の初期化を行う。
【0047】さらに、CPU101では、Bluetooth IF
131のレジスタに設定されているウェイクアップイベ
ントのフラグとPDA200のIDとを読み出して、P
DA200からのアクセスである旨を認識し、必要な機
能部について電源供給の復帰を行う。たとえば、PDA
200からのアクセスに必要となる機能部がHDD10
6である場合、HDD106の電源についてのみ復帰す
るように構成する。
【0048】この後、CPU101は、ROM内に格納
されている専用動作モード用OSを起動し、その中で必
要な初期化を行う。専用動作モード用OSは、たとえ
ば、必要な機能のみについてカスタマイズした専用Linu
xで構成することが可能であり、BIOSが格納されている
ROM内に格納しておくことも可能であり、HDD10
6内にインストールしておくことも可能である。
【0049】このように、専用動作モードで起動した場
合のノート型パソコン100は、図8の太線で示すよう
に、CPU101、チップセット102、メモリ10
5、Bluetooth IF131およびHDD106のみに電源
供給がなされている。これは、PDA200からBlueto
oth IF経由で利用する機能部にのみ電源供給を行うこと
により、他の機能部をウェイクアップさせずに、PDA
200からのアクセスを可能とするものである。したが
って、CPU101、チップセット102、メモリ10
5、Bluetooth IF131およびHDD106以外の機能
部については、電源供給がなされず、初期化処理を行う
必要もなくなる。このような専用動作モードでは、メモ
リ105とHDD106の制御と、Bluetooth IF131
の制御だけでよいため、専用動作モード用OSを単純な
構成とすることができる。また、このような専用動作モ
ードでは、使用するリソースが少ないことから瞬時にウ
ェイクアップすることが可能であるとともに、このモー
ドにおける消費電力を低減することが可能となる。
【0050】専用動作モードにおいて、PDA200か
らノート型パソコン100上のデータの参照・更新を行
うためには、専用動作モード用OS上で対応アプリケー
ションソフトを起動し、データの入出力、参照・更新を
実行する。このとき、通常動作モード用OS上のデータ
を直接変更することなく、専用動作モード用OS上のデ
ータとして一時的にHDD106などに保管するととも
に、データの更新・生成・発生などを認識するためのデ
ータ変更認識用フラグを予め定められたHDD106の
領域にセットする。
【0051】専用動作モードにおいて、処理が終了ある
いはデータのアクセスがなくなった時点で、専用動作モ
ード用OSによりノート型パソコン100は再びサスペ
ンド状態に遷移する。
【0052】PDA200からのデータ受信に基づいて
Bluetooth IF131がウェイクアップイベントを発生し
てから専用動作モード用OSによる処理を実行中におい
ては、通常動作モード用OSのために保持されている動
作環境のデータやプログラム用のデータなどが保管され
ているメモリ領域は保護されている。
【0053】通常動作モードにより起動する場合には、
キーボードやタッチパッド、トラックボール、マウスな
どのポインティングデバイスなどの入力装置104から
の入力やレジュームボタンの操作に応じて、サスペンド
状態から通常動作モードへの遷移を行う。液晶ディスプ
レイユニットで構成される表示装置107の開閉に応じ
てサスペンド状態と通常動作モードとを切り換えるリッ
ドスイッチ(Lid Switch)が設定されている場合には、
表示装置107を開くことによりサスペンド状態から通
常動作モードに遷移するように構成することも可能であ
る。このように、サスペンド状態にあるノート型パソコ
ン100を、マンマシンインターフェイスによりサスペ
ンド状態から通常動作モードで起動する場合には、通常
のレジューム処理により保持されている動作環境のデー
タをハードウェアなどに書き戻し、サスペンド状態に移
行する前のハード状態に戻るこの後、専用動作モード時
に更新が行われたデータに関連するアプリケーションソ
フトが起動した際に、専用動作モード用OS上において
設定されたデータ変更認識用フラグを参照し、専用動作
モード用OS上でのデータの更新・作成があった場合に
は、HDD106などに保管されている専用動作モード
用OS上のデータを通常動作モード用OSのデータに変
換してデータのアップデートを行う。
【0054】このような構成とすることにより、Blueto
oth IF131を介して専用動作モードでの起動を行う際
に、サスペンド状態からの起動時間を短縮することが可
能となり、PDA200からのデータ入出力時の時間を
短縮することができる。
【0055】サスペンド状態において、LAN用ネットワ
ークインターフェイス132およびモデム133の少な
くとも受信部とウェイクアップ機能部に電源供給を行う
ことにより、LAN用ネットワークインターフェイス13
2やモデム133からもウェイクアップ指示を行うこと
が可能となる。 (B)本発明に係る情報機器の第2実施例について図9
〜図11を用いて説明する。
【0056】この第2実施例では、ホームサーバとホー
ムネットワーク上に接続される家電製品との連携に適用
した場合について考察する。ホームサーバ400は、通
常のパーソナルコンピュータで構成することが可能であ
り、各部を制御するためのCPU401、バス制御機能
を含むチップセット402、ROMおよびRAMを含む
メモリ405などを内蔵している。また、キーボードや
マウスなどを含む入出力装置404、CRTや液晶表示
装置などで構成される表示装置407、スピーカなどで
構成されるオーディオ装置408などを含むマンマシン
インターフェイスがチップセット402に接続されてい
る。さらに、各種データを書き込み・読み出しが可能な
ハードディスクドライブ(HDD)406がチップセッ
ト402に接続されている。
【0057】また、電源オフ状態やサスペンド状態から
各機能部に対してウェイクアップ指示を行うことが可能
なインターフェイス部として、商用電源のコンセントに
接続された機器とのデータ入出力を可能とする電灯線LA
N用インターフェイス431、IEEE1394に準拠した機器
とのデータ入出力を可能とするIEEE1394用インターフェ
イス432、ネットワーク網300に対する接続を可能
とするモデム433などがチップセット402に接続さ
れている。
【0058】電灯線LAN用インターフェイス431に
は、電灯線250を介してエアコン251,冷蔵庫25
2、電子レンジ253、電子掲示板254などが接続さ
れている。また、IEEE1394用インターフェイス432に
は、IEEE1394に準拠したビデオデッキ261、テレビ2
62などが接続されている。
【0059】ホームサーバ400は、通常動作モードに
おいて各機能部にそれぞれ電源供給がなされており、図
9の太線で示すように、CPU401、チップセット4
02、メモリ405、HDD406の各部と、入力装置
404、表示装置407、オーディオ装置408などの
マンマシンインターフェイスと、電灯線LAN用インター
フェイス431、IEEE1394用インターフェイス432、
モデム433などの周辺インターフェイスとに対して電
源がフルに供給されている。このような通常動作モード
においては、全てのマンマシンインターフェイスおよび
周辺インターフェイスの使用が可能であり、ビデオデッ
キ261によりビデオの編集、エアコン251、冷蔵庫
252、電子レンジ253などの家電製品や電子掲示板
254との連携が可能となっている。
【0060】このホームサーバ400がサスペンド状態
である場合には、図10の太線で示すように、チップセ
ット402、メモリ405および電灯線LAN用インター
フェイス431、IEEE1394用インターフェイス432、
モデム433の一部にのみ電源供給がなされる。このと
き、チップセット402には、リアルタイムクロック機
能、メモリリフレッシュ用クロック提供機能、ウェイク
アップ機能などの最低必要な機能部分のみに電源供給が
なされている。また、メモリ405は、DRAMに対す
るメモリリフレッシュのみが行われている。
【0061】電灯線LAN用インターフェイス431、IEE
E1394用インターフェイス432、モデム433などの
各種インターフェイス部は、外部信号受信部とウェイク
アップ機能部にのみ電源供給がされており、他の機能部
はサスペンド状態となっている。したがって、ホームサ
ーバ400がサスペンド状態であるとき、各家電製品2
51〜253や電子掲示板254、ビデオデッキ261
などの周辺機器から信号やネットワーク網300からの
パケットのアクセスを受信し、これに基づいてウェイク
アップ機能部によりウェイクアップイベントを発生させ
るように構成されている。
【0062】図10に示すようなサスペンド状態にある
ホームサーバ400において、電灯線LAN経由で冷蔵庫
252からアクセスを行う場合について考察する。冷蔵
庫252から電灯線250を介して電灯線LAN信号を受
信した場合、電灯線LAN用インターフェイス431は、
ウェイクアップイベントであることを示すフラグと冷蔵
庫252のIDをレジスタにセットした後、チップセッ
ト402にウェイクアップイベントを送信する。
【0063】電灯線LAN用インターフェイス431から
ウェイクアップイベントを受信したチップセット402
は、自身のレジスタに電灯線LANによるウェイクアップ
イベントのフラグを設定し、CPU401に対する電源
供給を復帰させる。
【0064】電源復帰したCPU401は、BIOSが格納
されているROMにアクセスしてBIOSコードを実行す
る。この起動処理の初期(通常のレジュームイベントの
検出処理やチップセットなどの初期化処理前)におい
て、CPU401はチップセット402のレジスタに保
存されているウェイクアップイベントのフラグを検出
し、ウェイクアップイベントを発生したインターフェイ
ス部である電灯線LAN用インターフェイス431の初期
化を行う。
【0065】さらに、CPU401では、電灯線LAN用
インターフェイス431のレジスタに設定されているウ
ェイクアップイベントのフラグと冷蔵庫252のIDと
を読み出して、冷蔵庫252からのアクセスである旨を
認識し、必要な機能部について電源供給の復帰を行う。
たとえば、冷蔵庫252からのアクセスに必要となる機
能部がHDD406である場合、HDD406の電源に
ついてのみ復帰するように構成する。
【0066】この後、CPU401は、ROM内に格納
されている専用動作モード用OSを起動し、その中で必
要な初期化を行う。専用動作モード用OSは、第1実施
例と同様に、たとえば、必要な機能のみについてカスタ
マイズした専用Linuxで構成することが可能であり、BIO
Sが格納されているROM内に格納しておくことも可能
であり、HDD406内にインストールしておくことも
可能である。
【0067】このように、専用動作モードで起動した場
合のホームサーバ400は、図11の太線で示すよう
に、CPU401、チップセット402、メモリ40
5、電灯線LAN用インターフェイス431、HDD10
6およびIEEE1394用インターフェイス432とモデム4
33の一部にのみ電源供給がなされている。
【0068】このような専用動作モードでは、図9に示
す通常動作モードとは異なり、電灯線LAN経由で冷蔵庫
252から利用する機能部(ここでは、CPU401、
チップセット402、メモリ405、電灯線LAN用イン
ターフェイス431、HDD106)と、IEEE1394用イ
ンターフェイス432とモデム433の一部にのみ電源
供給がなされ、他の機能部については電源供給がなされ
ない。
【0069】このことから、電灯線LANにより冷蔵庫2
52から利用する機能部以外については、初期化処理を
行う必要もなくなる。このような専用動作モードでは、
メモリ405とHDD406の制御と、電灯線LAN用イ
ンターフェイス431の制御だけでよいため、専用動作
モード用OSを単純な構成とすることができる。また、
このような専用動作モードでは、使用するリソースが少
ないことから瞬時にウェイクアップすることが可能であ
るとともに、IEEE1394用インターフェイス432とモデ
ム433に供給する電源はウェイクアップに必要な最小
限のものでよいため、このモードにおける消費電力を低
減することが可能となる。
【0070】専用動作モードにおいて、冷蔵庫252か
らホームサーバ400上のデータの参照・更新を行うた
めには、専用動作モード用OS上で対応アプリケーショ
ンソフトを起動し、データの入出力、参照・更新を実行
する。このとき、通常動作モード用OS上のデータを直
接変更することなく、専用動作モード用OS上のデータ
として一時的にHDD406などに保管するとともに、
データの更新・生成・発生などを認識するためのデータ
変更認識用フラグを予め定められたHDD406の領域
にセットする。
【0071】専用動作モードにおいて、処理が終了ある
いはデータのアクセスがなくなった時点で、専用動作モ
ード用OSによりホームサーバ400は再びサスペンド
状態に遷移する。
【0072】冷蔵庫252からのデータ受信に基づいて
電灯線LAN用インターフェイス431がウェイクアップ
イベントを発生してから専用動作モード用OSによる処
理を実行している間、通常動作モード用OSのために保
持されている動作環境のデータやプログラム用のデータ
などが保管されているメモリ領域は保護されている。
【0073】通常動作モードにより起動する場合には、
キーボードやマウスなどの入力装置404からの入力に
応じて、サスペンド状態から通常動作モードへの遷移を
行う。ホームサーバ400にサスペンド状態と通常動作
モードとを切り換えるレジュームボタンが設定されてい
る場合には、このレジュームボタンが操作されることに
よりサスペンド状態から通常動作モードに遷移するよう
に構成することも可能である。このように、サスペンド
状態にあるホームサーバ400を、マンマシンインター
フェイスによりサスペンド状態から通常動作モードで起
動する場合には、通常のレジューム処理により保持され
ている動作環境のデータをハードウェアなどに書き戻
し、サスペンド状態に移行する前のハード状態に戻るこ
の後、専用動作モード時に更新が行われたデータに関連
するアプリケーションソフトが起動した際に、専用動作
モード用OS上において設定されたデータ変更認識用フ
ラグを参照し、専用動作モード用OS上でのデータの更
新・作成があった場合には、HDD406などに保管さ
れている専用動作モード用OS上のデータを通常動作モ
ード用OSのデータに変換してデータのアップデートを
行う。
【0074】このような構成とすることにより、電灯線
LAN用インターフェイス431を介して専用動作モード
での起動を行う際に、サスペンド状態からの起動時間を
短縮することが可能となり、データ入出力時の時間を短
縮することができる。
【0075】エアコン251、電子レンジ253などの
他の家電製品、電子掲示板254、IEEE1394経由による
ビデオデッキ261からのアクセスがあった場合も同様
に処理が行われる。 (付記1)電源オフ状態およびサスペンド状態において
動作停止中の各機能部を起動させるためのウェイクアッ
プ指示が可能なインターフェイス部と、マンマシンイン
ターフェイスと、メモリと、プロセッサとを、バス制御
機能を含むチップセットにより接続した構成の情報機器
において、電源オフ状態とサスペンド状態とのいずれか
の状態から起動した時の前記各機能部の動作モードを、
前記マンマシンインターフェイスを含む全体の各機能部
を使用可能とする通常動作モードと、電源オフ状態また
はサスペンド状態とのいずれかの状態から起動する際に
ウェイクアップ指示を行ったインターフェイス部、前記
メモリ、前記プロセッサおよびチップセットを含む一部
の機能部を使用可能とする専用動作モードとし、前記通
常動作モードと前記専用動作モードとを前記ウェイクア
ップ指示を行ったインターフェイス部により選択し、前
記専用動作モード終了時に前記電源オフ状態またはサス
ペンド状態のうち起動前の状態に移行することを特徴と
する情報機器。
【0076】(付記2)前記専用動作モードにおいて変
更されたデータおよびデータの変更があった旨を示すデ
ータ変更認識用フラグを、前記通常動作モードにおいて
使用するデータを格納するメモリ領域とは異なる所定の
メモリ領域に格納することを特徴とする、付記1に記載
の情報機器。
【0077】(付記3)インターフェイス部と入出力装
置とメモリと表示部とCPUとを、バス制御機能を含む
チップセットにより接続した構成の情報機器において、
電源オフ状態とサスペンド状態との何れかの状態から起
動した時の動作モードを、全体の機能を情報処理機能と
して使用可能とする通常動作モードと、一部の機能を情
報処理機能として使用する専用動作モードとし、前記通
常動作モードと前記専用動作モードとを起動条件により
選択する構成を有することを特徴とする情報機器。
【0078】(付記4)特定の前記インターフェイス部
または前記入出力装置からの起動時に、前記専用動作モ
ードを選択し、該専用動作モードにおいて使用するリソ
ースに対してのみ、動作電源供給を行って情報処理を行
う構成を有することを特徴とする付記3記載の情報機
器。
【0079】(付記5)前記通常動作モードのオペレー
ションシステムと、前記専用動作モードのオペレーショ
ンシステムとを有し、電源オフ状態とサスペンド状態か
らの起動条件に対応して前記通常動作モード用のオペレ
ーションシステムと前記専用動作モード用のオペレーシ
ョンシステムとを切替える構成を有することを特徴とす
る付記3記載の情報機器。
【0080】(付記6)前記特定のインターフェイス部
は、無線送受信機能を備え、且つサスペンド状態におけ
るウェイクアップ信号受信時に、専用動作モードの簡易
オペレーションシステムの起動処理を行わせる為の専用
動作モードフラグを設定する構成を有することを特徴と
する付記3〜5の何れかに記載の情報機器。
【0081】(付記7)インターフェイス部と入出力装
置とメモリと表示部とCPUとを、バス制御機能を含む
チップセットにより接続した構成の情報機器の制御方法
において、電源オフ状態とサスペンド状態との何れかの
状態から起動した時の動作モードを、全体の機能を情報
処理機能として使用可能とする通常動作モードと、一部
の機能を情報処理機能として使用する専用動作モードと
し、前記通常動作モードと前記専用動作モードとを起動
条件により選択する制御過程を含むことを特徴とする情
報機器の制御方法。
【0082】(付記8)電源オフ状態とサスペンド状態
との何れかの状態から起動した時の動作モードを、全体
の機能を情報処理機能として使用可能とする通常動作モ
ードと、一部の機能を情報処理機能として使用する専用
動作モードとに分け、特定の前記インターフェイス部ま
たは前記入出力装置からの起動条件によって、前記専用
動作モードを選択して、該起動条件に従った情報処理を
実行する過程を含むことを特徴とする付記7記載の情報
機器の制御方法。
【0083】(付記9)前記通常動作モードのオペレー
ションシステムと、前記専用動作モードのオペレーショ
ンシステムとを有し、電源オフ状態とサスペンド状態か
らの起動条件に対応して前記通常動作モード用のオペレ
ーションシステムと前記専用動作モード用のオペレーシ
ョンシステムとを切替制御する過程を含むことを特徴と
する付記7記載の情報機器の制御方法。
【0084】(付記10)インターフェイス部と入出力
装置とメモリと表示部とCPUとを、バス制御機能を含
むチップセットにより接続した構成の情報機器の制御方
法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前
記情報機器の全体の機能を情報処理機能として使用可能
とする通常動作モードを実行する手順と、一部の機能を
情報処理機能として使用する専用動作モードを実行する
手順と、電源オフ状態とサスペンド状態との何れかの状
態から起動した時の通常の起動条件により前記通常動作
モードを選択し、特定の前記インターフェイス部または
前記入出力装置からの起動条件により前記専用動作モー
ドを選択する手順とを含む情報機器の制御方法をコンピ
ュータに実行させるプログラム。
【0085】(付記11)前記専用動作モードは通常動
作モードより起動時間が短くかつ消費電力が少なく、さ
らに、前記専用動作モードと通常動作モードとは選択的
にあるいは排他的に起動することを特徴とする付記1に
記載の情報機器。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、電源オ
フ状態とサスペンド状態との何れかの状態から起動した
時の動作モードを、全体の機能を情報処理機能として使
用可能とする通常動作モードと、一部の機能を情報処理
機能として使用する専用動作モードとに分けて、通常の
起動条件の時に通常動作モードとし、特定のインターフ
ェイス部または入出力装置からの起動条件の時に専用動
作モードとするもので、比較的簡単なデータの参照や更
新等の場合に、ウェイクアップ時間が短い専用動作モー
ドを選択することにより、消費電力を低減し、且つデー
タの参照や更新等に要する時間を短縮することができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の要部説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の状態遷移説明図である。
【図3】本発明の実施の形態のレジューム処理及び起動
処理のフローチャートである。
【図4】従来例の状態遷移説明図である。
【図5】従来例のレジューム処理及び起動処理のフロー
チャートである。
【図6】第1実施例の通常動作モードの動作説明用制御
ブロック図。
【図7】第1実施例のサスペンド状態における動作説明
用制御ブロック図。
【図8】第1実施例の専用動作モードの動作説明用制御
ブロック図。
【図9】第2実施例の通常動作モードの動作説明用制御
ブロック図。
【図10】第2実施例のサスペンド状態における動作説
明用制御ブロック図。
【図11】第2実施例の専用動作モードの動作説明用制
御ブロック図。
【符号の説明】
1 CPU(CPU) 2 チップセット 3−1〜3−n インターフェイス部 4 入出力装置 5 メモリ 6 HDD(HDD) 7 表示部 8 オーディオ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源オフ状態およびサスペンド状態におい
    て動作停止中の各機能部を起動させるためのウェイクア
    ップ指示が可能なインターフェイス部と、マンマシンイ
    ンターフェイスと、メモリと、プロセッサとを、バス制
    御機能を含むチップセットにより接続した構成の情報機
    器において、 電源オフ状態とサスペンド状態とのいずれかの状態から
    起動した時の前記各機能部の動作モードを、前記マンマ
    シンインターフェイスを含む全体の各機能部を使用可能
    とする通常動作モードと、電源オフ状態またはサスペン
    ド状態とのいずれかの状態から起動する際にウェイクア
    ップ指示を行ったインターフェイス部、前記メモリ、前
    記プロセッサおよびチップセットを含む一部の機能部を
    使用可能とする専用動作モードとし、前記通常動作モー
    ドと前記専用動作モードとを前記ウェイクアップ指示を
    行ったインターフェイス部により選択し、前記専用動作
    モード終了時に前記電源オフ状態またはサスペンド状態
    のうち起動前の状態に移行することを特徴とする情報機
    器。
  2. 【請求項2】インターフェイス部と入出力装置とメモリ
    と表示部とプロセッサとを、バス制御機能を含むチップ
    セットにより接続した構成の情報機器において、 電源オフ状態とサスペンド状態とのいずれかの状態から
    起動した時の動作モードを、全体の機能を情報処理機能
    として使用可能とする通常動作モードと、一部の機能を
    情報処理機能として使用する専用動作モードとし、前記
    通常動作モードと前記専用動作モードとを起動条件によ
    り選択する構成を有することを特徴とする情報機器。
  3. 【請求項3】前記通常動作モードのオペレーションシス
    テムと、前記専用動作モードのオペレーションシステム
    とを有し、電源オフ状態とサスペンド状態からの起動条
    件に対応して前記通常動作モード用のオペレーションシ
    ステムと前記専用動作モード用のオペレーションシステ
    ムとを切替える構成を有することを特徴とする請求項2
    に記載の情報機器。
  4. 【請求項4】インターフェイス部と入出力装置とメモリ
    と表示部とプロセッサとを、バス制御機能を含むチップ
    セットにより接続した構成の情報機器の制御方法におい
    て、 電源オフ状態とサスペンド状態とのいずれかの状態から
    起動した時の動作モードを、全体の機能を情報処理機能
    として使用可能とする通常動作モードと、一部の機能を
    情報処理機能として使用する専用動作モードとに分け、
    特定の前記インターフェイス部または前記入出力装置か
    らの起動条件によって、前記専用動作モードを選択し
    て、前記起動条件に従った情報処理を実行する過程を含
    むことを特徴とする情報機器の制御方法。
  5. 【請求項5】インターフェイス部と入出力装置とメモリ
    と表示部とプロセッサとを、バス制御機能を含むチップ
    セットにより接続した構成の情報機器の制御方法をコン
    ピュータに実行させるプログラムであって、 前記情報機器の全体の機能を情報処理機能として使用可
    能とする通常動作モードを実行する手順と、一部の機能
    を情報処理機能として使用する専用動作モードを実行す
    る手順と、電源オフ状態とサスペンド状態とのいずれか
    の状態から起動した時の通常の起動条件により前記通常
    動作モードを選択し、特定の前記インターフェイス部ま
    たは前記入出力装置からの起動条件により前記専用動作
    モードを選択する手順とを含む情報機器の制御方法をコ
    ンピュータに実行させるプログラム。
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