JP2002132055A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002132055A
JP2002132055A JP2000323893A JP2000323893A JP2002132055A JP 2002132055 A JP2002132055 A JP 2002132055A JP 2000323893 A JP2000323893 A JP 2000323893A JP 2000323893 A JP2000323893 A JP 2000323893A JP 2002132055 A JP2002132055 A JP 2002132055A
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belt
image forming
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image
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JP2000323893A
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Satoshi Takahashi
智 高橋
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Konica Minolta Inc
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写搬送ベルトのクリーニングによる廃トナ
ーを廃トナーボックスに溜め、満杯時を予測してその手
前で余裕のある時期に廃トナーボックスを交換したり、
転写搬送ベルトの劣化状態を検知して、画像劣化を来す
以前に交換できる画像形成装置の提供。 【解決手段】 転写材を担持搬送し転写領域で感光体上
のトナー像を前記転写材に転写させる転写搬送ベルト装
置を有する画像形成装置に於いて、前記転写搬送ベルト
装置を構成する転写搬送ベルトの劣化状態を検知する為
の検出手段を設け、該転写搬送ベルトの劣化が規定値を
越えた場合、該転写搬送ベルトの劣化又は交換を表示部
に警告表示する警告表示手段を設け、更に画像形成装置
あるいは転写搬送ベルト装置を停止させる制御手段を設
けた事を特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は転写搬送ベルト装置
で構成される画像形成装置における転写搬送ベルトの劣
化検知と該転写搬送ベルトのクリーニング手段による廃
トナーの回収手段とそれらの交換及び廃棄に関する。
【0002】
【従来の技術】転写搬送ベルト装置は、転写材例えば記
録用紙の全面に画像を転写する際の画像均一性が優れて
いて画質劣化に対して有効な転写手段である。しかし、
転写工程を繰り返す中で転写搬送ベルト表面に付着した
トナーのクリーニングが必要なため、クリーニング後に
廃トナーが発生する。この廃トナーを貯蔵保管する廃ト
ナー容器が設置されている場合、容器の満杯を知らせ交
換する必要があるが検知が不十分であり機内を汚したり
する等のトラブルが絶えなかった。
【0003】また、転写材を搬送するに従って転写搬送
ベルト表面が機械的に劣化し画像欠陥が発生したり、又
はベルト抵抗値が変化し転写不良や転写材の吸着搬送不
良などの不具合が発生する。
【0004】これらの不具合を事前に回避するには、不
具合発生前にベルト自体を交換する必要がある。
【0005】転写搬送ベルト装置に於いては、それを構
成する転写搬送ベルトをクリーニングするとき廃トナー
が発生するが、廃トナーに多量の紙粉が含まれる事、廃
トナー量が少ない等の理由により、トナーを現像系に戻
しリサイクルする事が困難である。
【0006】また、この廃トナーを画像形成装置本体に
設置した廃トナー容器までトナー搬送系によって搬送し
ているが、このトナー搬送系設置によるコストの増加、
転写搬送ベルト装置と画像形成装置本体とのトナー搬送
系ジョイント部からの廃トナー漏れによる機内汚染の問
題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
問題点を回避し、転写搬送ベルトのクリーニングによる
廃トナーを廃トナーボックスに溜め、満杯時を予測して
その手前でまだ余裕のある時期に廃トナーボックスを交
換したり、転写搬送ベルトの劣化状態を検知して、画像
劣化を来す以前に交換したり、その交換時期と廃トナー
ボックスの交換時期を合わせる手段を採り、コスト的に
も安く操作的にも効率的な画像形成装置を提供すること
を課題目的にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は、次の技術手
段(1)〜(7)の何れかによって達成される。
【0009】(1) 転写搬送ベルト装置を有し、該装
置の転写搬送ベルト上に接触付着したトナーが該転写搬
送ベルトから除去されてクリーニングされるようにした
クリーニング手段を有する画像形成装置において、非画
像部に形成された濃度検出用の画像パターンa並びにク
リーニングブレードの捲れ防止に用いる帯状の画像パタ
ーンbのトナー画像の大きさと形成回数とを記録してカ
ウントする積算カウント手段を設けると共に、該積算カ
ウント手段によるカウント数に基づき、前記転写搬送ベ
ルトのクリーニング手段により捕集した廃トナーを収納
保管する廃トナー容器が満杯になる手前で、該廃トナー
容器の満杯又はそれによる交換の警告を表示部に出力し
て表示させると共に画像形成装置又は転写搬送ベルト装
置を停止させる制御手段を設けた事を特徴とする画像形
成装置。
【0010】(2) 転写材を担持搬送し転写領域で感
光体上のトナー像を前記転写材に転写させる転写搬送ベ
ルト装置を有する画像形成装置に於いて、前記転写搬送
ベルト装置を構成する転写搬送ベルトの劣化状態を検知
する為の検知手段を設け、該転写搬送ベルトの劣化が規
定値を越えた場合、該転写搬送ベルトの劣化又は交換を
表示部に表示する警告表示手段を設け、更に画像形成装
置あるいは転写搬送ベルト装置を停止させる制御手段を
設けた事を特徴とする画像形成装置。
【0011】(3) 上記転写搬送ベルトの劣化状態を
検知する検知手段が、前記転写搬送ベルト表面からの光
反射強度を光反射強度検出手段により検出して、規定値
との差を比較検知する手段である事を特徴とする(2)
項に記載の画像形成装置。
【0012】(4) 上記転写搬送ベルトの劣化状態を
検知する検知手段が、前記転写搬送ベルトの電気抵抗を
抵抗検出手段により検出して、規定値との差を比較検知
する手段である事を特徴とする(2)項に記載の画像形
成装置。
【0013】(5) 転写材を担持搬送し転写領域で感
光体上のトナー像を前記転写材に転写させる転写搬送ベ
ルト装置を有する画像形成装置に於いて、前記転写搬送
ベルト装置の内部に該転写搬送ベルト装置を構成する転
写搬送ベルトのクリーニング手段と、該クリーニング手
段によりクリーニングの際に除去された廃トナーが収容
される廃トナー容器とを設け、更に、前記転写搬送ベル
ト装置又はそれを構成する前記転写搬送ベルトの寿命に
よる交換まで前記廃トナーを前記廃トナー容器内に保管
しておき、前記転写搬送ベルト装置又はそれを構成する
前記転写搬送ベルトの交換時に前記廃トナー容器の廃ト
ナーが廃棄処理されるようにした事を特徴とする画像形
成装置。
【0014】(6) 前記寿命による交換の時期は、前
記画像形成装置内に設けられた画像形成の枚数と印字用
紙サイズの積算カウント又は積算印字画素数のカウント
によって警告表示されるようにした事を特徴とする
(5)項に記載の画像形成装置。
【0015】(7) 前記寿命による交換の時期は、前
記画像形成装置内に設けられた前記転写搬送ベルトの表
面反射強度の検出手段の検出値又は前記転写搬送ベルト
の電気抵抗の検出手段の検出値によって得られる事を特
徴とする(5)項に記載の画像形成装置。
【0016】転写搬送ベルト表面に接触付着する画像、
例えばパッチ検に用いる画像パターンa或いはクリーニ
ングブレード捲れ防止のための画像パターンbの大きさ
と形成回数をカウントする手段を有し、専用の満杯検知
センサー等の特別な装置無しに、積算カウント数に基づ
きベルトクリーニング廃トナー容器が満杯になる手前
で、廃トナー容器の満杯及び交換の両方への警告又は何
れか一方への警告を画像形成装置の表示部に出力させた
り、更には画像形成装置や転写搬送ベルトを停止させる
ようにした。
【0017】また、転写搬送ベルト表面からの光反射光
を捉え、光反射強度を検出する検出手段(例えば半導体
光センサー、レーザー素子によるもの)をベルトクリー
ニング設置位置より搬送方向下流に設置し、転写搬送ベ
ルト表面の反射強度(反射率)が規定値を越えた場合、
ベルト劣化及び交換の警告を画像装置表示部に表示させ
たり、又は更に画像形成装置あるいは転写搬送ベルトを
停止させるようにした。
【0018】更に、転写搬送ベルトの電気抵抗値を検出
する事により、ベルト劣化と抵抗値の増加の関係を事前
に調べ、非画像形成時にベルト抵抗値を検出(例えば転
写バイアスローラの印加電圧を印加電流とアース電流と
の差で除し、ベルト抵抗値を検出する)し、抵抗規定値
と比較することで劣化進行を判定する。そして、規定以
上の劣化進行に対しては、前述のものと同様に警告表示
または更に動作停止をさせるようにした。
【0019】また、転写搬送ベルト装置に於いて、ベル
トクリーニング時に廃トナーが発生するが、もともと、
このような廃トナーには多量の紙粉が含まれる事や、廃
トナー量が少ない等の理由により、トナーを現像系に戻
しリサイクルする事は望ましくはない。
【0020】しかし、このような状況下にあっても、今
まで、この廃トナーを画像形成装置本体に設置した廃ト
ナー容器まで搬送しており、トナー搬送系設置によるコ
スト高、転写搬送ベルト装置と画像形成装置本体との間
の廃トナー搬送系ジョイント部からのトナー漏れによる
機内汚染の問題が有った。本発明によりこのような欠陥
は完全に解消された。
【0021】
【発明の実施の形態】先ず、本発明が適用される画像形
成装置の実施の形態について図1の概略構成図により説
明する。
【0022】図1に示す画像形成装置1は、デジタル方
式による画像形成装置であって、画像読取り部A、画像
処理部B、画像形成部C、転写材搬送手段としての転写
材搬送部Dから構成されている。
【0023】画像読取り部Aの上部には原稿を自動搬送
する自動原稿送り手段が設けられていて、原稿載置台1
1上に載置された原稿は原稿搬送ローラ12によって1
枚宛分離搬送され読み取り位置13aにて画像の読み取
りが行われる。原稿読み取りが終了した原稿は原稿搬送
ローラ12によって原稿排紙皿14上に排出される。
【0024】一方、プラテンガラス13上に置かれた場
合の原稿の画像は走査光学系を構成する照明ランプ及び
第1ミラーから成る第1ミラーユニット15の速度vに
よる読み取り動作と、V字状に位置した第2ミラー及び
第3ミラーから成る第2ミラーユニット16の同方向へ
の速度v/2による移動によって読み取られる。
【0025】読み取られた画像は、投影レンズ17を通
してラインセンサである撮像素子CCDの受光面に結像
される。撮像素子CCD上に結像されたライン状の光学
像は順次電気信号(輝度信号)に光電変換されたのちA
/D変換を行い、画像処理部Bにおいて濃度変換、フィ
ルタ処理などの処理が施された後、画像データは一旦メ
モリに記憶される。
【0026】画像形成部Cでは、画像形成ユニットとし
て、像担持体であるドラム状の感光体21と、その外周
に、帯電手段である帯電器22、現像器23、転写手段
である転写搬送ベルト装置45、クリーニング手段26
及び光除電手段としてのPCL(プレチャージランプ)
27が各々動作順に配置されている。感光体21は、光
導電性化合物をドラム基体上に塗布形成したもので、例
えば有機感光体(OPC)が好ましく使用され、図示の
時計方向に駆動回転される。
【0027】回転する感光体21へは帯電器22による
一様帯電がなされた後、像露光手段としての露光光学系
30により画像処理部Bのメモリから呼び出された画像
信号に基づいた像露光が行われる。書き込み手段である
像露光手段としての露光光学系30は図示しないレーザ
ーダイオードを発光光源とし、回転するポリゴンミラー
31、fθレンズ34、シリンドリカルレンズ35を経
て反射ミラー32により光路が曲げられ主走査がなされ
るもので、感光体21に対してAoの位置において像露
光が行われ、感光体21の回転(副走査)によって潜像
が形成される。本実施の形態の一例では文字部に対して
露光を行い潜像を形成する。
【0028】感光体21上の潜像は現像器23によって
反転現像が行われ、感光体21の表面に可視像のトナー
像が形成される。転写材搬送部Dでは、画像形成ユニッ
トの下方に異なるサイズの転写材Pが収納された転写材
収納手段としての給紙ユニット41(A)、41
(B)、41(C)が設けられ、また側方には手差し給
紙を行う手差し給紙ユニット42が設けられていて、そ
れらの何れかから選択された転写材Pは案内ローラ43
によって搬送路40に沿って給紙され、給紙される転写
材Pの傾きと偏りの修正を行うレジストローラ対44に
よって転写材Pは一時停止を行ったのち再給紙が行わ
れ、搬送路40、転写前ローラ43a、給紙経路46及
び進入ガイド板47に案内され、感光体21上のトナー
画像が転写位置Boにおいて転写搬送ベルト装置45の
転写搬送ベルト454に載置搬送されながら転写材Pに
転写され、該転写材Pは感光体21面より分離し、転写
搬送ベルト装置45により定着器50に搬送される。
【0029】定着器50は定着ローラ51と加圧ローラ
52とを有しており、転写材Pを定着ローラ51と加圧
ローラ52との間を通過させることにより、加熱、加圧
によってトナーを熔着させる。トナー画像の定着を終え
た転写材Pは排紙トレイ64上に排出される。
【0030】以上は転写材の片側への画像形成を行う状
態を説明したものであるが、本実施の形態の画像形成装
置1は転写材Pの排出前に反転搬送を行い、転写材Pの
裏面への画像形成も行い両面転写も行えるようにしてあ
るが、この両面転写については本発明に直接関係がない
ので説明を省略する。
【0031】次に本発明に用いる転写搬送ベルト装置の
一例について図3、図4の正面図を用いて説明する。
【0032】転写搬送ベルト装置45の転写搬送ベルト
454はクロロプレン(CR)ゴムやポリウレタンを基
材とし、転写材Pの担持面に低摩擦係数の表面コート層
を有するシームレスのベルトであり、前記ベルト454
は駆動ローラ451、従動ローラ452に張架されてい
て、更に転写バイアス印加ローラ241が前記ベルト4
54の内面に、クリーニングブレード455が外面に当
接して設けられている。
【0033】前記転写搬送ベルト454は該ベルトの長
さ方向に自然長より約4%伸ばした状態にして駆動ロー
ラ451及び従動ローラ452に張架させることによ
り、支持されている前記両ローラとの間のスリップが避
けられて安定した正確な搬送がなされると共に、該ベル
ト及びそのコート面の耐久性も損なわれず良好な状態に
保持することができる。これにより図1に示したテンシ
ョンローラ453を省くことも可能になる。
【0034】転写帯電部では、転写搬送ベルト454の
内側に設置した転写バイアス印加ローラ241で、高圧
電源242からのトナーと逆極性の定電流制御された転
写バイアスが転写搬送ベルト454へ供給される。
【0035】また、クリーニングブレード455は、ウ
レタンゴム製のブレードを前記ベルト454へカウンタ
当接している。
【0036】実施例1 転写搬送ベルト装置45の転写搬送ベルト454でクリ
ーニングされるトナー画像は、図2(a)、(b)の平
面図に示すように、非画像領域である紙間に作成される
画像濃度検知用のパターン画像(パッチ画像ともいう)
(大きさが20*30mm、感光体上の付着量が0.7
mg/cm2)やクリーニングブレード捲れ防止用の帯
状画像(大きさが0.5*313mm、感光体上の付着
量が0.7mg/cm2)に設定され、このようなトナ
ー画像が転写搬送ベルト上に転写される転写率が30%
前後であり、図4に示す転写搬送ベルト装置45のケー
シング562内の廃トナー容器561の容積を300c
3と設定した。また、前記画像パターンaと前記画像
パターンbのトナー画像形成回数をカウントする積算カ
ウンタ563を図5に示すように設けた。そして約25
万コピーの実写テストを行った。
【0037】前記積算カウンタ563の積算カウント数
に基づき計算し廃トナー250cm 3相当で停止させた
時、実際に溜まった廃トナー量は203cm3であり、
約80%であった。
【0038】実際、図5の制御回路図に示すように、前
記積算カウンタ563の積算カウント数情報の入力によ
り制御手段560の計算に基づき廃トナー容器561の
満杯警告表示が表示手段565にディスプレイされ、転
写搬送ベルト装置45の駆動手段566の停止指令が出
され、該廃トナー容器561の交換が必要な事が確認さ
れた。
【0039】実施例2 図3の正面図に示すように、転写搬送ベルト装置45を
構成する転写搬送ベルト454の搬送方向に沿ってクリ
ーニング後から転写前の間に、転写搬送ベルトの劣化状
態を検知する為の検出手段として、光反射強度検出手段
552、具体的には半導体光センサ又はレーザ素子光セ
ンサを設置し、該光反射強度検出手段552の位置に対
向する転写搬送ベルト454面の光反射強度を、画像形
成動作を終了させるシーケンス中において検出した。そ
して事前に調査したベルト劣化−ベルト表面反射率の関
係に基づき、図6の制御回路図に示すように光反射強度
(反射率)が40%を下回った場合、ベルト劣化及び交
換の警告を画像形成表示部の表示手段565に表示させ
るように制御手段550によって制御した。ベルトが新
品に交換され高い反射率の検知信号が新たに入力されな
い間は、警告の表示を維持させるようにしてある。そし
てその警告後1000コピー後に画像形成装置1又は転
写搬送ベルト装置45を停止させるようにした。
【0040】また、本発明で用いた転写搬送ベルト45
4の材料は電子伝導タイプのクロロプレン(CR)ゴム
であり、画像形成の回数が回を重ねて行き、即ち印字枚
数が重なってゆくと、カーボン粒子間の導電チェーンの
破壊が進み、徐々に電気伝導率が下がり抵抗が上がって
ゆく。それを補正するため、図示はしていないが、印字
枚数によって徐々に転写バイアス電圧を上げてゆき、転
写搬送ベルト454の抵抗増加による転写不足を補う必
要が出てくる。これを制御する事で良好な画像を得るこ
とが出来る。しかし、劣化が進み、その制御が利かなく
なると、それを判断して新しいものと交換する必要があ
る。これに対応するために図6の制御回路図に示すよう
に、制御手段550の中に具備された転写搬送ベルト4
54の抵抗検出手段558としての電気抵抗検出器によ
る検出値が所定値以上になったとき、前記表面反射強度
の検出の場合と同様に、ベルト劣化及び交換の警告を画
像形成表示部の表示手段565に表示させるように制御
手段550によって制御した。ベルトNEWの状態の低
い電気抵抗の検知信号が新たに入力されない間は、警告
の表示を維持させるようにしてある。そしてその警告後
1000コピー後に画像形成装置1又は転写搬送ベルト
装置45を停止させるようにした。
【0041】上記の2つの方法で、転写搬送ベルト45
4が原因となる転写材の画像欠陥、転写不良、転写材の
吸着搬送不良を事前に防ぐ事が出来た。
【0042】実施例3 図4の正面図に示したように、転写搬送ベルト装置45
のケーシング562の内部に、転写搬送ベルト454の
クリーニングによる廃トナー容器561を設置した。更
に、転写搬送ベルト454又は転写搬送ベルト装置45
の交換まで、ベルトクリーニングによる廃トナーを保管
しておき、上記転写搬送ベルト454又は転写搬送ベル
ト装置45と共に交換し廃棄処理されるようにした。
【0043】廃トナーの回収経路を削減することによっ
て、画像形成装置1のコストが減少できた。
【0044】また、廃トナー搬送経路ジョイントの削除
により、ジョイント部からの機内汚染が無くなり、清潔
な環境が醸成された。
【0045】
【発明の効果】本発明により、転写搬送ベルトのクリー
ニングによる廃トナーを廃トナーボックスに溜め、満杯
時を予測してその手前でまだ余裕のある時期に廃トナー
ボックスを交換することが可能となった。また従来、画
像形成装置本体に設置した廃トナー容器までのトナー搬
送系が削除でき、このトナー搬送系削除によるコストの
低下がもたらされると共に、転写搬送ベルト装置と画像
形成装置本体との廃トナー搬送系ジョイント部からの廃
トナー漏れによる機内汚染の問題も無くす事ができた。
【0046】また、転写搬送ベルトの劣化状態を検知し
て、画像劣化を来す以前に交換することが可能になり、
画像欠陥のない高画質の画像が常に安定して得られるよ
うになった。
【0047】更に、転写搬送ベルト又は転写搬送ベルト
装置の交換時期と廃トナーボックスの交換時期を合わせ
る手段を採ることによって取り扱い易く効率的な低コス
トの画像形成装置を提供することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の概略構成図である。
【図2】本発明の画像形成装置の感光体上における画像
領域と非画像領域を示す平面図である。
【図3】本発明に用いる転写搬送ベルト装置の実施の形
態の一例の正面図である。
【図4】本発明に用いる転写搬送ベルト装置の実施の形
態の他の一例の正面図である。
【図5】本発明に用いる制御回路図の一例である。
【図6】本発明に用いる制御回路図の他の一例である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 21 感光体 22 帯電器 23 現像器 26 クリーニング手段 30 露光光学系 45 転写搬送ベルト装置 50 定着器 241 転写バイアス印加ローラ 242 高圧電源 244 接地用接触板 451 駆動ローラ 452 従動ローラ 454 転写搬送ベルト 455 クリーニングブレード 550,560 制御手段 552 光反射強度検出手段 558 抵抗検出手段 561 廃トナー容器 563 積算カウンタ 565 表示手段 566 駆動手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写搬送ベルト装置を有し、該装置の転
    写搬送ベルト上に接触付着したトナーが該転写搬送ベル
    トから除去されてクリーニングされるようにしたクリー
    ニング手段を有する画像形成装置において、非画像部に
    形成された濃度検出用の画像パターンa並びにクリーニ
    ングブレードの捲れ防止に用いる帯状の画像パターンb
    のトナー画像の大きさと形成回数とを記録してカウント
    する積算カウント手段を設けると共に、該積算カウント
    手段によるカウント数に基づき、前記転写搬送ベルトの
    クリーニング手段により捕集した廃トナーを収納保管す
    る、廃トナー容器が満杯になる手前で、該廃トナー容器
    の満杯又はそれによる交換の警告を表示部に出力して表
    示させると共に画像形成装置又は転写搬送ベルト装置を
    停止させる制御手段を設けた事を特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 転写材を担持搬送し転写領域で感光体上
    のトナー像を前記転写材に転写させる転写搬送ベルト装
    置を有する画像形成装置に於いて、前記転写搬送ベルト
    装置を構成する転写搬送ベルトの劣化状態を検知する為
    の検知手段を設け、該転写搬送ベルトの劣化が規定値を
    越えた場合、該転写搬送ベルトの劣化又は交換を表示部
    に表示する警告表示手段を設け、更に画像形成装置ある
    いは転写搬送ベルト装置を停止させる制御手段を設けた
    事を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記転写搬送ベルトの劣化状態を検知す
    る検知手段が、前記転写搬送ベルト表面からの光反射強
    度を光反射強度検出手段により検出して、規定値との差
    を比較検知する手段である事を特徴とする請求項2に記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記転写搬送ベルトの劣化状態を検知す
    る検知手段が、前記転写搬送ベルトの電気抵抗を抵抗検
    出手段により検出して、規定値との差を比較検知する手
    段である事を特徴とする請求項2に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 転写材を担持搬送し転写領域で感光体上
    のトナー像を前記転写材に転写させる転写搬送ベルト装
    置を有する画像形成装置に於いて、前記転写搬送ベルト
    装置の内部に該転写搬送ベルト装置を構成する転写搬送
    ベルトのクリーニング手段と、該クリーニング手段によ
    り、クリーニングの際に除去された廃トナーが収容され
    る廃トナー容器とを設け、更に、前記転写搬送ベルト装
    置又はそれを構成する前記転写搬送ベルトの寿命による
    交換まで前記廃トナーを前記廃トナー容器内に保管して
    おき、前記転写搬送ベルト装置又はそれを構成する前記
    転写搬送ベルトの交換時に前記廃トナー容器の廃トナー
    が廃棄処理されるようにした事を特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記寿命による交換の時期は、前記画像
    形成装置内に設けられた画像形成の枚数と印字用紙サイ
    ズの積算カウント又は積算印字画素数のカウントによっ
    て警告表示されるようにした事を特徴とする請求項5に
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記寿命による交換の時期は、前記画像
    形成装置内に設けられた前記転写搬送ベルトの表面反射
    強度の検出手段の検出値又は前記転写搬送ベルトの電気
    抵抗の検出手段の検出値によって得られる事を特徴とす
    る請求項5に記載の画像形成装置。
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